JP2003004102A - 駆動ベルト及び駆動ベルト用のクロスメンバ - Google Patents

駆動ベルト及び駆動ベルト用のクロスメンバ

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JP2003004102A JP2001176391A JP2001176391A JP2003004102A JP 2003004102 A JP2003004102 A JP 2003004102A JP 2001176391 A JP2001176391 A JP 2001176391A JP 2001176391 A JP2001176391 A JP 2001176391A JP 2003004102 A JP2003004102 A JP 2003004102A
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Liempd Jeroen Herman Van
ヘルマン ファン リエンプド イェロエン
Schaik Marco Van
ファン シュハイク マルコ
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とされる強度を満たし、かつコンパクト
なクロスメンバを有する駆動ベルトを提供する。 【解決手段】 クロスメンバ4が装着された場所で互い
に隣接する2組の駆動ベルトユニット5,6からなるキ
ャリアを装備し、各クロスメンバ4は、対向する2つの
切欠き7,8を持っている。クロスメンバ4の第1区分
11は駆動ベルトユニット5,6の下側に、クロスメン
バ4の第2区分12はその中間に、クロスメンバ4の第
3区分13は上側に位置する。各切欠き7,8は、駆動
ベルトユニット側に向いた内面を持っている。第1区分
11は、下部が上部よりも厚さにおいて少なくとも0.
1mm薄くなった突出縁部26をもっている。下縁部2
4の中央部分は突出縁部26と同じ高さかもしくは高く
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個のV型プーリ
を使用した無段変速機における駆動用ベルト及び該駆動
ベルト用のクロスメンバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2個のV型プーリを使用した無段変速機
における駆動ベルトには、クロスメンバ(dwarse
lement/cross member横材)が装着
された隣接する2組の駆動ベルトユニットからなるキャ
リア(dragger/carrier)が装備されて
いる。各クロスメンバには、対向する切欠きが2箇所ず
つ駆動ベルトユニットを収容するように入っており、ク
ロスメンバの第1区分が駆動ベルトユニットの下側にあ
り、第2区分は、2つの駆動ベルトユニットの間に挟ま
れている。第3区分は駆動ベルトユニットの上側に飛び
出している。各切欠きは、その内側の面が駆動ベルトユ
ニット側に向いている。このような駆動ベルトは、EP
−A−0014013として知られているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際には、駆動ベルト
における力が作動中に制限されるように、クロスメンバ
の横断面はできる限り小さくするべきである。それによ
って、駆動ベルトの質量は比較的小さくできる。特に、
クロスメンバがそのクロス方向の水平線まわりに−すな
わち駆動ベルトの幅方向の線のまわりに−回転する時の
クロスメンバの慣性力は、最小限に保たれるはずである
ことは明白である。
【0004】作動中には姿勢が時々刻々変化するクロス
メンバについての方向を述べる場合は、図2における前
面図で示されているように、便宜上、クロスメンバは常
に直立している状態が想定されている。この図では、駆
動ベルトの長手方向(langsrichting/l
engthwise)は図面に直交する。
【0005】この発明のねらいは、必要とされる強度を
満たし、かつコンパクトに製造されたクロスメンバ及び
該クロスメンバをもつ駆動ベルトを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明では、部材の第1区分が水平方向の突出縁部をも
ち、その下方でクロスメンバの厚さが少なくとも上方よ
りも0.1mm薄くなり、クロスメンバの下縁部中央
を、当該突出縁部と同じかもしくは高い位置即ち突出縁
部よりも低くない位置となるようにすることで、薄い方
の第1区分が2つの部分からなるようにしている。
【0007】クロスメンバを下側に向かって、当該突出
縁部を薄くすることによって、クロスメンバの質量を小
さくすることができる。とはいっても、厚みを減らすこ
とは、部材表面積の大部分を薄くしなければならない場
合は、特に難しいプロセスとなる。クロスメンバの下縁
部中央部分を、当該突出縁部と同じかもしくは高くす
る、つまり当該突出縁部よりも低くない位置にすること
によって、厚みを減らしたクロスメンバの第1区分は、
明らかに薄くなった比較的小さな2要素で構成される。
【0008】また、特にクロスメンバの高さは、クロス
メンバとプーリとが接触する面の高さによって決定され
る。それにかかる力に十分対処できるほどの高さが必要
とされる。
【0009】クロスメンバの質量を小さくするために
は、EP−A−0151396で見られるとおり、前述
の接触面の区間でクロスメンバ下部を完全に凹型とする
ことはすでに示唆した。
【0010】基本モデル(voorkeursuitv
oering/preferential mode
l)では、凹型内面の湾曲は、クロスメンバの第1区分
から第2区分への移行点において、クロスメンバの第1
区分によって形成される内面とクロスメンバの第3区分
によって形成される内面との最小距離の3分の1より長
い半径をもつ。また、クロスメンバの下縁部と前述の凹
型内面との最小距離は、V型プーリに接触するクロスメ
ンバ側面の高さの75%未満である。
【0011】クロスメンバの強度において局部的にマイ
ナスの影響がなく、上述の半径が十分に大きければ、ク
ロスメンバの第1区分の高さはかなり低くすることが可
能であることがわかっている。このことによって、より
大きな半径のためのスペースを十分持てるように、駆動
ベルトの幅が広くなったとしても、それは欠点ではなく
て、下側のクロスメンバの大きさを制限して、作動中ク
ロスメンバ同士が近接した状態の曲線部をつくることは
むしろ大きな長所となる。
【0012】上述の凹型内面の窪みは、クロスメンバの
第1区分から第2区分への移行点でクロスメンバ第1区
分によって形成される内面部と第3区分によって形成さ
れる内面部との間の最小距離の半分よりも大きな半径を
もつことが望ましい。
【0013】基本モデルとしては、半径は0.7mmよ
り大きくするべきであり、さらに0.9mmより大きけ
ればなお望ましい。それに加えて/あるいは、当該距離
はV型プーリに接触して配置されるクロスメンバの側面
高さの65%未満、できれば60%未満とするべきであ
る。基本モデルでは、クロスメンバ下縁部は、ほぼその
全長を通して窪んでいる。
【0014】クロスメンバの下縁部は、完全に凹型とな
るように、横断方向では凸型を持たない方がよく、でき
ればは真直ぐな部分を有していてもよい。下縁部は、全
体にわたって半径が40mm未満、もしくは30mm未
満が望ましい。
【0015】クロスメンバは、プレス加工金属の一体型
であって、クロスメンバの縁部は滑らかにされているか
旋盤で丸面取りされるか、またはその両方が施されるべ
きである。半径が大きければ、プレス加工、部材成形や
旋盤での形削りにおいて製造しやすくなる。
【0016】さらに本発明は、無段変速機用の駆動ベル
トで用いられるためのVプーリ2個の付いたクロスメン
バに関するものである。クロスメンバには、キャリアを
形成する駆動ベルトを収容するように、対向する切欠き
が2箇所ずつ入れられており、クロスメンバの第1区分
が駆動ベルトユニット下側に延出し、第2区分は、2つ
の駆動ベルトユニットに挟まれ、第3区分が、駆動ベル
トユニットの上に突出する。各切欠きは、内面が駆動ベ
ルトユニットに向けられていて、第1区分は水平方向の
延出する突出縁部をもち、その下側は、クロスメンバの
厚さは上側よりも少なくとも0.1mm薄くなっている
べきであり、クロスメンバの下縁部の中央が当該突出縁
部と同じか、もしくはそれより高い。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を説明するために、図を参
照しながら、駆動ベルトの基本モデルに係る実施の形態
について述べる。
【0018】図1の線図は、駆動ベルト1及びV型プー
リ2,3を表しており、この駆動ベルト1は、2個のプ
ーリ2とプーリ3に巻き掛けられて動く。この状況で
は、左側のプーリ2は、右側のプーリ3よりも回転速度
が速くなっている。プーリ2とプーリ3によって形成さ
れる、2パーツ間の距離を変えることによって、プーリ
2とプーリ3における駆動ベルト1の半径を変えること
が可能となり、2個のV型プーリ2,3における速度の
差が変わる。これは、2本のシャフトの間での回転速度
の差を変える方式としてよく知られている。
【0019】駆動ベルト1は、図1において側面が示さ
れているが、いくつかのクロスメンバ4(図1では、そ
の中の4個が表されている)と2組の駆動ベルトユニッ
ト5と6―そのうちの1組は斜線で陰をつけてある−か
らなる。駆動ベルト1のベルトユニット5,6及びクロ
スメンバ4は、金属製である。クロスメンバ4は、駆動
ベルトユニット5と6の長手方向に遊動が可能であり、
プーリ2,3間の伝動時には、クロスメンバ4が互いに
圧接することで動力が伝わる。そこでは駆動ベルトユニ
ット5と6がクロスメンバ4を保持している。
【0020】基本モデルでは、駆動ベルトユニット5,
6のどちらも図2に示されているが、それぞれ5枚のベ
ルトからなっている。実際には、駆動ベルトユニット
5,6は、より多くのベルト、例えば10枚からなって
いる。図2では、ベルトユニット5,6の厚さはTで表
されており、幅をWで示している。例を挙げれば、1枚
のベルトの厚さは0.2mmで、幅は7mmである。
【0021】駆動ベルトユニット5,6は、プーリ2,
3のパーツが駆動ベルト1の両端に位置しているので、
横にずれることがないことは明らかであろう。図から分
かるように、クロスメンバ4は、駆動ベルトユニット
5,6によって所定の位置に保持できるように成形され
ている。この構造で、2つの切欠き7,8が含まれ、駆
動ベルトユニット5,6が配置されている。
【0022】クロスメンバ4は、駆動ベルトユニット
5,6の下側に突出している第1区分11と、2組の駆
動ベルトユニット5,6に挟まれる第2区分12と、駆
動ベルトユニット5,6の上側にある第3区分13とか
らなっている。
【0023】クロスメンバ4の背面(図4参照)は、第
2区分12以外が全体として平らであり、前面(図2参
照)では、クロスメンバ4は曲線部18が装備されてい
る。側面図(図3)において、曲線部18の上部では、
クロスメンバは概して同一の厚さであり、曲線部18の
下部では、第1区分11は下に向かって細くなってい
る。曲線部18は、実際には、クロスメンバ4の前面に
おいて若干カーブを描いて成形されている。例えば、曲
線部18は半径6mmの丸面縁部となる。曲線部18
は、駆動ベルト1の直線部分及び湾曲部分のいずれにお
いても隣接するクロスメンバ4の平らな背面と接触す
る。この接触は、駆動ベルト1が曲げられプーリに掛け
られている状態中、及び一方のプーリから他方のプーリ
へ移動するベルト1の真直部分のいずれにおいても、生
じる。
【0024】曲線部18の下方で、第1区分11が水平
方向に薄くなって延出する突出縁部26となる。突出縁
部26の下の第1区分11が突出縁部26より上のクロ
スメンバ4の面における厚さよりも0.1mmほど薄い
一定の厚みをもっている。
【0025】図3では、クロスメンバ4の第2区分12
が左側に移動しており(図3)、クロスメンバ4の前面
に凸部14があり、背面に凹部15が表れている。図2
と図4に示されるように、凸部14と凹部15はクロス
メンバ4の第2区分12全体に水平方向(駆動ベルト1
の幅方向または横断方向)に広がっている。凸部14と
凹部15は互いに駆動ベルト1の直線部分で互いにかみ
合っている。これによって、2つの隣接するクロスメン
バ4の垂直方向(駆動ベルト1の厚さ方向)への移動を
防止するのである。
【0026】図2では、窪み部分16は凸部14の中央
にあり、図4では突出部分17が凹部15の中央に位置
していることを示している。これにより、凸部14と凹
部15の区域に、駆動ベルトユニット5と6の配置され
る面が水平線を基準とした角度をなし、さらに駆動ベル
ト1の方向に対して垂直となる部分が形成される。
【0027】上述の角度で、部材が互いに接触するの
で、駆動ベルト1の直線部分では、2つの隣接するクロ
スメンバ4の交差方向への動きを制限したり回避させた
りできるように、突出部分17が窪み部分16に挟まれ
る(または嵌入される)ようになっている。
【0028】以上の図で明らかなように、凸部14と凹
部15は、クロスメンバ4の第2区分12の中に完全に
配置されている。このことによって、クロスメンバ4は
横断方向(水平方向)には限られた大きさの動きしか持
てない。
【0029】各切欠き7,8は、クロスメンバ4の第1
区分11、第2区分12及び第3区分13の部分で形成
される内面から構成される。これらのセクションは、図
5において、21,22及び23で表されている。
【0030】図5は、切欠き7の形状を詳細に示したも
のである。クロスメンバ4の第1区分11の内面21
は、駆動ベルトユニット5に接触するようになる平面か
もしくは若干カーブした部分を持っている。この部分
は、半径R2にあたる凸部分に進入しており、半径R1
のある凹内面にかかり、そこで内面21のセクションが
内面22のセクションと重なる。
【0031】基本モデルの図解では、半径R1は距離B
の半分の長さとほぼ同じであり、距離Bはクロスメンバ
4の第2区分12に近接する切欠き7の凹部分の最長縦
寸法である。第2区分12上の内面22は、縦方向には
真直ぐにできるが、基本モデルでは、内面22は完全に
湾曲していて、半径R1をもつ全円に近い円弧に沿って
いる。
【0032】図5では、切欠き7のスペースの最小縦寸
法がAで表されている。この寸法Aは、できればクロス
メンバ4の第2区分12に近接する切欠き7の最大縦寸
法Bの80%より大きくなくてはならない。
【0033】図5は、角度aを示している。この角度a
は、駆動ベルトユニット5と6が接触する面に対する、
クロスメンバ4の第2区分12によって形成される内面
22における駆動ベルトユニット5の底面の高さとの角
となる。この角度aは、より具体的に例を挙げて説明す
ると、図5において、内面21と駆動ベルトユニット
5,6の下面との接触面に沿って延びる延長面と内面2
2との交差部での湾曲内面22の接線が、前記接触面に
平行であるLによって表される一点鎖線を含む平面に対
して成す角度である。図5で示されるとおり、これは鋭
角であり、できれば85°よりも小さくするべきであ
る。
【0034】実際には、凸部分の半径R2の湾曲は十分
に大きくせねばならず、例えば0.4mm以上にするべ
きだと分かった。もし半径R2が小さすぎると、これは
駆動ベルトユニット5,6のベルト内部の損傷を引き起
こす可能性がある。接合する凹部分の湾曲の半径R1も
また十分に大きくする必要がある。R1を0.7mmよ
り大きくすることによって、クロスメンバ4の破損の危
険性を少なくし、クロスメンバ4の第1区分が小さくで
きるようにし、ひいては軽量化を可能にする。さらに、
クロスメンバ4の下縁部24と内面21,22の間の距
離は、当該湾曲の部位でかなり縮小でき、プーリ2,3
と接触するクロスメンバ4の側面25の高さHよりも更
に小さくできる。このような縮小によってクロスメンバ
の動特性は向上する。できれば、下縁部24は、その全
体にわたって湾曲しているべきである。下縁部24とプ
ーリ2,3に接触する側面25との間には、凸型移行ゾ
ーンが存在するが、これはここでの下縁部の一部ではな
い。
【0035】図6は本発明の他の実施の形態に係るクロ
スメンバの詳細図であり、切欠き8は切欠き7と対称的
に表れて実質的に同じ形状なので切欠き7のみを示して
いる。この実施の形態に係るクロスメンバの切欠き7の
湾曲内面22は、最小距離Aの半分よりも小さく最小距
離Aの1/3よりも大きい半径R1の円弧に沿った凹内
面が上下にあって、これらを繋ぐ中間部分が最小距離A
の半分よりも大きい半径R3の凹内面からなっている。
内面22から内面21,23への移行領域には、半径R
2の凸部分がある。このように、最小距離Aの1/2よ
りも小さな半径R1の湾曲部分は、打ち抜きやパンチン
グによる製造を容易にするために、また例えば小量生産
が可能になる設計の自由度を確保するためにも、好まし
い。
【0036】しかし、最小距離Aの1/3よりも大きい
半径R1が要求されのは、作動中の応力ピークを予防す
るため、クロスメンバ4による駆動ベルトユニット5,
6の損傷を予防するため、並びに図5に示す角度aがク
ロスメンバ4の好ましい設計のための応用において限定
される好ましい範囲内になることを実現するためであ
る。図6に示すように、半径R1が、0.33A<R1
<0.50Aの範囲にある場合も、駆動ベルト1の良好
な機能を確保するために、実際にはほとんど常に半径R
2の凸部分が存在している。図6において、湾曲内面2
2の距離Bが距離Aよりも僅かに大きくこれとほぼ等し
い場合もあるが、その場合にも半径R2の凸部分が存在
している。
【0037】ここで述べられている実施形態に係るモデ
ルは、基本モデルである。他にも多くのタイプが可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。クロ
スメンバの厚さが、上部よりも下部が少なくとも0.1
mm薄い第1区分の突出縁部と、クロスメンバの下縁部
の中央部分が当該突出縁部と同じ高さか、もしくは高く
なっていることにより、必要とされる強度を満たし、か
つコンパクトなクロスメンバを有する駆動ベルトを提供
することができる。また、クロスメンバの第1区分によ
って形成される内面とクロスメンバの第3区分によって
形成される内面の間の最小距離Aの1/3よりも大きな
半径R1を持ち、クロスメンバの下縁部と当該切欠きの
湾曲した内面との距離は、V型プーリに対して位置する
クロスメンバの側面の高さの75%よりも小さいことに
より、作動中の応力ピークと、クロスメンバによる駆動
ベルトユニットの損傷とを予防することができ、設計の
自由度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 駆動ベルト及びV型プーリの側面線図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態に係るクロスメンバの前
面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るクロスメンバの側
面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るクロスメンバの背
面図である。
【図5】 図4の詳細図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態に係るクロスメンバ
の詳細図である。
【符号の説明】
1:駆動ベルト、2,3:V型プーリ、4:クロスメン
バ、5,6:駆動ベルトユニット、7,8:切欠き、1
1:第1区分、12:第2区分、13:第3区分、1
4:凸部、15:凹部、16:窪み部分、17:突出部
分、18:曲線部、21,22,23:切欠きの内面、
24:下縁部、25:クロスメンバの側面、26:突出
縁部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハンネス ヘンドリクス ファン リー ス オランダ国、5258 ペーエル ベルリク ム、ニイェステイイン 29 (72)発明者 イェロエン ヘルマン ファン リエンプ ド オランダ国、4854 アールエム バベル、 ドリエホエク 38 (72)発明者 マルコ ファン シュハイク オランダ国、4817 カーツェット ブレ ダ、マリア チェルビナストラット 13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型プーリ(2,3)を使用した無段変
    速機用であって、クロスメンバ(4)が装着されている
    箇所に並設される2組の駆動ベルトユニット(5,6)
    からなるキャリアが装備されており、前記クロスメンバ
    には各々、2つの対向する切欠き(7,8)が前記駆動
    ベルトユニットを収容し、クロスメンバ(4)の第1区
    分(11)が前記駆動ベルトユニットの下に延出し、前
    記クロスメンバの第2区分(12)が前記駆動ベルトユ
    ニットの間に挟まれ、前記クロスメンバの第3区分(1
    3)が前記駆動ベルトユニットの上側に突出するように
    なっていて、各々の前記切欠き(7,8)は、前記駆動
    ベルトユニット側に向いた内面(21,22,23)を
    持っている駆動ベルト(1)において、 前記クロスメンバ(4)の厚さが、上部よりも下部が少
    なくとも0.1mm薄い前記第1区分(11)の突出縁
    部(26)と、前記クロスメンバ(4)の下縁部(2
    4)の中央部分が前記突出縁部(26)よりも低くない
    位置にあることを特徴とする駆動ベルト。
  2. 【請求項2】 前記内面(21,22)の凹面湾曲が、
    前記クロスメンバ(4)の第1区分(11)と第2区分
    (12)間の移行区間において、前記クロスメンバの第
    1区分(11)によって形成される内面(21)と前記
    クロスメンバの第3区分(13)によって形成される内
    面(23)の間の最小距離(A)の1/3よりも大きな
    半径(R1)を持ち、前記クロスメンバ(4)の下縁部
    (24)と前記湾曲における内面(21,22)との隔
    たり距離は、前記V型プーリ(2,3)に対して位置す
    る前記クロスメンバ(4)の前記V型プーリ(2,3)
    に接触する側面(25)の高さ(H)の75%よりも小
    さいことを特徴とする請求項1に記載の駆動ベルト。
  3. 【請求項3】 前記内面(21,22)の凹面湾曲が前
    記クロスメンバ(4)の第1区分(11)から第2区分
    (12)までの区間で、前記クロスメンバの第1区分
    (11)によって形成される内面(21)と前記クロス
    メンバの第3区分(13)によって形成される内面(2
    3)との間の最小距離(A)の半分よりも大きい半径
    (R1)を持っていることを特徴とする請求項2に記載
    の駆動ベルト。
  4. 【請求項4】 前記半径(R1)が0.7mmより大、
    できれば0.9mmより大きいことを特徴とする請求項
    2もしくは3に記載の駆動ベルト。
  5. 【請求項5】 前記隔たり距離がV型プーリ(2,3)
    に対向するクロスメンバ側面の高さ(H)の65%未
    満、できれば60%未満であることを特徴とする請求項
    2〜4のどれか1つに記載の駆動ベルト。
  6. 【請求項6】 前記クロスメンバ(4)の下縁部(2
    4)は横方向には湾曲しないことを特徴とする請求項1
    〜5のどれか1つに記載の駆動ベルト。
  7. 【請求項7】 前記下縁部(24)が主として全長にわ
    たり40mm未満、できでば30mm未満の半径で湾曲
    することを特徴とする請求項1〜6のどれか1つに記載
    の駆動ベルト。
  8. 【請求項8】 前記クロスメンバ(4)の第2区分(1
    2)によって形成される内面(22)がその大部分にお
    いて凹面となっていることを特徴とする請求項1〜7の
    どれか1つに記載の駆動ベルト。
  9. 【請求項9】 前記クロスメンバ(4)はプレス加工金
    属から一体的に製造されることを特徴とする請求項1〜
    8のどれか1つに記載の駆動ベルト。
  10. 【請求項10】 前記クロスメンバ(4)の縁端が滑ら
    かにされるか、旋盤で丸面取りされているか、またはそ
    の両方が施されることを特徴とする請求項1〜8のどれ
    か1つに記載の駆動ベルト。
  11. 【請求項11】 2つのV型プーリ(2,3)を使用し
    た無段変速機用であって、請求項1〜10のどれか1つ
    に記載の駆動ベルト(1)に応用するためのクロスメン
    バにおいて、該クロスメンバ(4)には、キャリアを形
    成する駆動ベルトユニット(5,6)を収容するため
    に、互いに対向する切欠き(7,8)があり、その結
    果、前記クロスメンバ(4)の第1区分(11)が前記
    駆動ベルトユニット(5,6)の下に延出し、前記クロ
    スメンバ(4)の第2区分(12)が前記駆動ベルトユ
    ニット(5,6)の間に位置し、前記クロスメンバ
    (4)の第3区分(13)が前記駆動ベルトユニット
    (5,6)の上側に突出するようになっており、各々の
    前記切欠き(7,8)は、前記駆動ベルトユニット側に
    向いた内面(21,22,23)を持っており、前記ク
    ロスメンバ(4)の厚さが下部では上部よりも最低0.
    1mm薄くなった第1区分(11)の突出縁部(26)
    を有し、前記クロスメンバ(4)の下縁部(24)の中
    央が該突出縁部よりも低くない位置にあることを特徴と
    する駆動ベルト(1)用クロスメンバ。
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