JP2003003954A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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JP2003003954A
JP2003003954A JP2001188811A JP2001188811A JP2003003954A JP 2003003954 A JP2003003954 A JP 2003003954A JP 2001188811 A JP2001188811 A JP 2001188811A JP 2001188811 A JP2001188811 A JP 2001188811A JP 2003003954 A JP2003003954 A JP 2003003954A
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JP
Japan
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swash plate
shoe
cylinder
cylinder block
drive shaft
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JP2001188811A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Sagiya
昌敏 鷺谷
Kiyoshi Miyazawa
清 宮沢
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シューが斜板に食い込むおそれの無い斜板式
圧縮機を提供する。 【解決手段】 複数のシリンダボアが形成されたシリン
ダブロックと、シリンダブロックの一方の端面に取り付
けられクランク室を形成するフロントハウジングと、弁
板を介してシリンダブロックの他方の端面に取り付けら
れ吸入室と吐出室とを形成するシリンダヘッドと、クラ
ンク室内で延在しフロントハウジングとシリンダブロッ
クとにより回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同
期して回転するように駆動軸に連結された斜板と、斜板
の周縁部を間に挟んで配設され斜板に摺動可能に当接す
る一対のシューと、シュー保持部を有し斜板の回転に伴
ってシリンダボア内で往復摺動するピストンと、吸入室
からシリンダボアへの冷媒ガスの流れを制御する吸入弁
と、シリンダボアから吐出室への冷媒ガスの流れを制御
する吐出弁とを備える斜板式圧縮機であって、シューの
斜板に当接する平面部とピストンのシュー保持部に当接
する球面部との接合部が円弧で面取り加工されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板式圧縮機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のシリンダボアが形成されたシリン
ダブロックと、シリンダブロックの一方の端面に取り付
けられクランク室を形成するフロントハウジングと、弁
板を介してシリンダブロックの他方の端面に取り付けら
れ吸入室と吐出室とを形成するシリンダヘッドと、クラ
ンク室内で延在しフロントハウジングとシリンダブロッ
クとにより回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同
期して回転するように駆動軸に連結された斜板と、斜板
の周縁部を間に挟んで配設され斜板に摺動可能に当接す
る複数対のシューと、シュー保持部を有し斜板の回転に
伴ってシリンダボア内で往復摺動するピストンと、吸入
室からシリンダボアへの冷媒ガスの流れを制御する吸入
弁と、シリンダボアから吐出室への冷媒ガスの流れを制
御する吐出弁とを備える斜板式圧縮機が自動車空調装置
等に広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斜板式圧縮機において
は、一般に、シューの斜板に当接する平面部とピストン
のシュー保持部に当接する球面部との接合部が直線的に
面取り加工されている。斜板式圧縮機が高速高負荷で運
転されている時に、自動車空調装置の断続使用等によ
り、斜板式圧縮機が断続運転される場合がある。係る場
合、斜板式圧縮機が始動する際に、高い圧縮反力を受け
ているシューの面取り加工部のエッジが斜板に食い込
み、斜板が損傷する可能性がある。本発明は上記問題に
鑑みてなされたものであり、シューが斜板に食い込むお
それの無い斜板式圧縮機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、複数のシリンダボアが形成され
たシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面
に取り付けられクランク室を形成するフロントハウジン
グと、弁板を介してシリンダブロックの他方の端面に取
り付けられ吸入室と吐出室とを形成するシリンダヘッド
と、クランク室内で延在しフロントハウジングとシリン
ダブロックとにより回転可能に支持された駆動軸と、駆
動軸に同期して回転するように駆動軸に連結された斜板
と、斜板の周縁部を間に挟んで配設され斜板に摺動可能
に当接する複数対のシューと、シュー保持部を有し斜板
の回転に伴ってシリンダボア内で往復摺動するピストン
と、吸入室からシリンダボアへの冷媒ガスの流れを制御
する吸入弁と、シリンダボアから吐出室への冷媒ガスの
流れを制御する吐出弁とを備える斜板式圧縮機であっ
て、シューの斜板に当接する平面部とピストンのシュー
保持部に当接する球面部との接合部が円弧で面取り加工
されていることを特徴とする斜板式圧縮機を提供する。
【0005】本発明に係る斜板式圧縮機においては、シ
ューの斜板に当接する平面部とピストンのシュー保持部
に当接する球面部との接合部が円弧で面取り加工されて
いるので、シューは斜板に食い込まない。
【0006】本発明の好ましい態様においては、面取り
加工部の円弧の半径は球面半径の5乃至15%である。
面取り加工部の円弧の半径を、球面半径の5%以上とし
ているので、面取り加工部を介してシューの平面部と斜
板との間に十分な潤滑油が取り込まれる。面取り加工部
の円弧の半径を、球面半径の15%以下としているの
で、十分な広さのシュー平面部が残り、シューと斜板と
の当接部の面圧が適正範囲に維持され、当該当接部の磨
耗が抑制される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る斜板式圧縮
機を説明する。図1に示すように、斜板式圧縮機100
は、複数のシリンダボア1が形成されたシリンダブロッ
ク2と、シリンダブロック2の一方の端面に取り付けら
れシリンダブロック2と協働してクランク室3を形成す
るフロントハウジング4と、弁板5を介してシリンダブ
ロック2の他方の端面に取り付けられ、吸入室6と吐出
室7とを形成するシリンダヘッド8とを備えている。吸
入室6は図示しない吸入ポートに連通し、吐出室7は吐
出ポート9に連通している。
【0008】斜板式圧縮機100は更に、クランク室3
内でシリンダボア1の延在方向に平行に延在しフロント
ハウジング4とシリンダブロック2とにより回転可能に
支持された駆動軸10を備えている。駆動軸10の一端
はフロントハウジング4を貫通してフロントハウジング
4外へ延びている。フロントハウジング4には、電磁ク
ラッチ11が取り付けられている。
【0009】クランク室3内に配設された斜板12が駆
動軸10に固定されている。斜板12の周縁部に、斜板
12を挟んで一対のスライディングシュー13が摺動可
能に当接している。複数の一対のスライディングシュー
13が、周方向に互いに間隔を隔てて配設されている。
各一対のスライディングシュー13は、それぞれピスト
ン14のシュー保持部により保持されている。ピストン
14はシリンダボア1に摺動可能に挿通されている。
【0010】図2に示すように、斜板12に当接するシ
ュー13の平面部13aと、ピストン14のシュー保持
部に当接するシュー13の球面部13bとの接合部が、
球面部13bの球面半径Rの5乃至15%の半径rの円
弧で面取り加工されている。シュー13の平面部13a
に環状凹部13cが形成され、球面部13bの頂部に凹
部13dが形成されている。凹部13dの半径r′は球
面部13bの球面半径Rの10乃至30%に設定されて
いる。
【0011】斜板式圧縮機100においては、電磁クラ
ッチ11を介して、図示しない外部駆動源により、駆動
軸10が回転駆動される。駆動軸10の回転に伴って斜
板12が回転する。斜板12の回転に伴ってスライディ
ングシュー13が斜板12の周縁上を摺動しつつ駆動軸
10の延在方向に往復運動し、スライディングシュー1
3を保持するピストン14が、シリンダボア1内をシリ
ンダボア1の延在方向に往復摺動する。
【0012】ピストン14の往復摺動に伴って、図示し
ない吸入ポートから吸入室6へ流入した冷媒ガスが、弁
板5に形成された吸入口と吸入弁とを介してシリンダボ
ア1へ吸引され、シリンダボア1内で圧縮され、弁板5
に形成された吐出孔と吐出弁とを介して吐出室7へ吐出
し、吐出ポート9を通って圧縮機外へ流出する。
【0013】斜板式圧縮機100においては、斜板12
に当接するシュー13の平面部13aと、ピストン14
のシュー保持部に当接するシュー13の球面部13bと
の接合部が円弧で面取り加工されているので、シュー1
3は斜板12に食い込まない。面取り部の円弧の半径r
を、球面部13bの球面半径Rの5%以上としているの
で、円弧状の面取り部を介してシューの平面部13aと
斜板12との間に十分な潤滑油が取り込まれる。面取り
部の円弧の半径rを、球面部13bの球面半径Rの15
%以下としているので、十分な広さのシュー平面部13
aが残り、シュー13と斜板12との当接部の面圧が適
正範囲に維持され、当該当接部の磨耗が抑制される。
【0014】斜板式圧縮機100においては、シューの
平面部13aと球面部13bとに凹部13c、13dが
形成されることにより、シュー13が軽量化され、斜板
12の回転に伴って往復運動する部材の慣性力が低減
し、当該部材の往復運動によって惹起される振動が低減
している。
【0015】斜板式圧縮機100においては、シューの
球面部13bに形成する凹部13dの半径r′をシュー
の球面部13bの球面半径Rの30%以下としているの
で、シュー13とピストン14のシュー保持部との間の
適正な接触面積が確保され、保持部での焼付きの発生が
抑制されている。他方、シューの球面部13bに形成す
る凹部13dの半径r′をシューの球面部13bの球面
半径Rの10%以上とすることにより、シュー13の軽
量化の実効が担保されている。
【0016】本発明は可変容量型斜板式圧縮機にも適用
可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る斜板
式圧縮機においては、シューの斜板に当接する平面部と
ピストンのシュー保持部に当接する球面部との接合部が
円弧で面取り加工されているので、シューは斜板に食い
込まない。円弧の半径を、球面半径の5%以上としてい
るので、面取り部を介してシューの平面部と斜板との間
に十分な潤滑油が取り込まれる。円弧の半径を、球面半
径の15%以下としているので、十分な広さのシュー平
面部が残り、シューと斜板との当接部の面圧が適正範囲
に維持され、当該当接部の磨耗が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る斜板式圧縮機の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例に係る斜板式圧縮機が備えるシ
ューの断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダボア 2 シリンダブロック 3 クランク室 4 フロントハウジング 5 弁板 6 吸入室 7 吐出室 8 シリンダヘッド 12 斜板 13 シュー 14 ピストン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダボアが形成されたシリン
    ダブロックと、シリンダブロックの一方の端面に取り付
    けられクランク室を形成するフロントハウジングと、弁
    板を介してシリンダブロックの他方の端面に取り付けら
    れ吸入室と吐出室とを形成するシリンダヘッドと、クラ
    ンク室内で延在しフロントハウジングとシリンダブロッ
    クとにより回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同
    期して回転するように駆動軸に連結された斜板と、斜板
    の周縁部を間に挟んで配設され斜板に摺動可能に当接す
    る複数対のシューと、シュー保持部を有し斜板の回転に
    伴ってシリンダボア内で往復摺動するピストンと、吸入
    室からシリンダボアへの冷媒ガスの流れを制御する吸入
    弁と、シリンダボアから吐出室への冷媒ガスの流れを制
    御する吐出弁とを備える斜板式圧縮機であって、シュー
    の斜板に当接する平面部とピストンのシュー保持部に当
    接する球面部との接合部が円弧で面取り加工されている
    ことを特徴とする斜板式圧縮機
  2. 【請求項2】 面取り加工部の円弧の半径が球面半径の
    5乃至15%であることを特徴とする請求項1に記載の
    斜板式圧縮機
JP2001188811A 2001-06-21 2001-06-21 斜板式圧縮機 Pending JP2003003954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024233A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki 容量可変型斜板式圧縮機

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241980A (ja) * 1985-08-16 1987-02-23 Taiho Kogyo Co Ltd 斜板式コンプレツサ用シユ−
JPH1150960A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Ntn Corp 斜板式コンプレッサ用シュー及びその組込み構造

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