JP2003003826A - 排気浄化装置及びその洗浄方法 - Google Patents

排気浄化装置及びその洗浄方法

Info

Publication number
JP2003003826A
JP2003003826A JP2001186249A JP2001186249A JP2003003826A JP 2003003826 A JP2003003826 A JP 2003003826A JP 2001186249 A JP2001186249 A JP 2001186249A JP 2001186249 A JP2001186249 A JP 2001186249A JP 2003003826 A JP2003003826 A JP 2003003826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dpf
cleaning agent
exhaust gas
cleaning
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001186249A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Saito
誠 斉藤
Shigeto Yabaneta
茂人 矢羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001186249A priority Critical patent/JP2003003826A/ja
Publication of JP2003003826A publication Critical patent/JP2003003826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DPF(ディーゼル・パティキュレート・フ
ィルタ)単体またはDPF組立体を車両から取外すこと
なく外部から効率的に洗浄除去すること。 【解決手段】 ディーゼル機関の排気ガス中に含まれる
PM(微粒子物質)を捕集するようケース10内にDP
F20を収納固定したDPF組立体100は、排気ガス
の流出側で排気通路2側と分岐された洗浄剤供給部30
と、排気ガスの流入側で排気通路1側と分岐された洗浄
剤排出部40とを備えている。そこで、DPF20の洗
浄の際、DPF組立体100を排気通路1,2途中に装
着したまま、必要に応じてキャップ部材31,41を取
外し、洗浄剤供給部30側からDPF洗浄剤が供給され
る。これにより、DPF20の排気ガスの流入側に堆積
している燃え残り成分を、DPF20よりも低位置な部
位となる洗浄剤排出部40側にDPF洗浄剤と共に良好
に排出させことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル機関の
排気通路途中で、排気ガス中に含まれるPM(Particul
ate Matter:微粒子物質。本明細書では全体を通して単
に、『PM』という。)を捕集し除去する排気浄化装置
及びその洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼル機関の排気ガス中に含
まれるPMを除去するPM対策として、DPF(Diesel
Particulate Filter:ディーゼル・パティキュレート・
フィルタ。本明細書では全体を通して単に、『DPF』
という。)によりPMを捕集し、DPFに堆積したPM
を所定タイミングにて燃焼除去するDPF再生システム
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、PMを燃焼除去したのちのDPFにあっても、PM
の燃え残り成分が残存する。したがって、車両を長期間
使用すると、DPF内の燃え残り成分の堆積によってD
PFにおける圧損(圧力損失)が徐々に上昇し、ディー
ゼル機関の運転状態に支障をきたすこととなる。このた
め、定期的にDPFからPMの燃え残り成分を除去する
ことで圧損を低レベルに維持する必要がある。
【0004】このDPFにおけるPMの燃え残り成分
は、排気ガスの流入側のDPF壁表面付近に多く堆積す
る傾向にあり、これを効率的に除去するにはDPFの排
気ガスの流出側からDPFの排気ガスの流入側に向けて
DPF洗浄剤を供給する逆洗方式が有効である。しか
し、従来のものでは、DPF単体またはDPF組立体を
車両から取外して洗浄するしかなく、この洗浄方法にお
いては、相当の作業時間や費用がかかるという不具合が
あった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、DPF単体またはDPF組立
体を車両から取外すことなく外部から効率的に洗浄除去
可能な排気浄化装置及びその洗浄方法の提供を課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の排気浄化装置
によれば、ケース内に少なくともDPF(ディーゼル・
パティキュレート・フィルタ)が収納固定されPM(微
粒子物質)を捕集するよう構成されたDPF組立体に
は、排気ガスの流出側に排気通路側と分岐した別経路と
してDPFを洗浄するDPF洗浄剤を供給するための洗
浄剤供給部、排気ガスの流入側に排気通路側と分岐した
別経路としてDPFよりも低位置となる部位にDPF洗
浄剤を排出するための洗浄剤排出部が設けられている。
これにより、ディーゼル機関の排気通路途中にDPF組
立体を装着したまま、必要に応じて洗浄剤供給部から洗
浄剤排出部へDPF洗浄剤を供給することができ、DP
Fの排気ガスの流入側に堆積している燃え残り成分が洗
浄除去される。この際、洗浄剤排出部がDPFよりも低
位置となる部位に設けられているため洗浄後のDPF洗
浄剤が良好に排出される。
【0007】請求項2の排気浄化装置では、DPFに対
してDPF組立体と接続されている上流側及び下流側の
排気通路側の方が高位置となるよう配置されている。こ
れにより、DPFを浸漬するレベルまでDPF洗浄剤を
注入したとしても排気通路側に流入することが防止され
る。
【0008】請求項3の排気浄化装置では、DPFの洗
浄の際、排気通路側とケース側とを遮断するよう洗浄剤
供給部または洗浄剤排出部に閉塞機構が付加されること
で、洗浄剤供給部または洗浄剤排出部から排気通路側に
DPF洗浄剤が流出することが防止される。これによ
り、DPF洗浄剤の排気通路側への影響が最小限に抑え
られる。
【0009】請求項4の排気浄化装置では、排気ガスの
流入側を排気ガスの流出側よりも低くしてDPFが縦置
き配置とされ、洗浄剤排出部がDPFよりも低位置に配
置されている。これにより、DPFの洗浄の際、高位置
な排気ガスの流出側から低位置な排気ガスの流入側に向
けてDPF洗浄剤を流すことができ、DPFの排気ガス
の流入側に堆積している燃え残り成分がDPF洗浄剤と
共に効率良く洗浄除去される。
【0010】請求項5の排気浄化装置では、排気ガスの
流入側及び排気ガスの流出側を略同じ高さとしてDPF
が横置き配置とされ、排気ガスの流入側でDPFよりも
低位置となる部位に洗浄剤排出部が配置されている。こ
れにより、DPFの洗浄の際、排気ガスの流出側からD
PFよりも低位置な排気ガスの流入側に向けてDPF洗
浄剤を流すことができ、DPFの排気ガスの流入側に堆
積している燃え残り成分がDPF洗浄剤と共に効率良く
洗浄除去される。
【0011】請求項6の排気浄化装置では、洗浄剤供給
部が開口自在な栓構造を有しているため、通常使用状態
から洗浄作業に移行する際には、洗浄剤供給部側の栓構
造を取外すだけでDPF洗浄剤が簡単に注入等される。
【0012】請求項7の排気浄化装置では、洗浄剤排出
部が開口自在な栓構造を有しているため、通常使用状態
から洗浄作業に移行する際には、洗浄剤排出部側の栓構
造を取外すだけでDPF洗浄剤が簡単に排出等される。
【0013】請求項8の排気浄化装置の洗浄方法によれ
ば、ケース内に少なくともDPFが収納固定されたPM
を捕集するよう構成されたDPF組立体には、排気ガス
の流出側に洗浄剤供給部、排気ガスの流入側に洗浄剤排
出部がそれぞれ配置されており、DPFの洗浄の際、洗
浄剤供給部からDPF洗浄剤が供給され、洗浄剤排出部
からDPF洗浄剤が排出される。これにより、ディーゼ
ル機関の排気通路途中にDPF組立体を装着したまま、
必要に応じて洗浄剤供給部から洗浄剤排出部へDPF洗
浄剤を供給することで、DPFの排気ガスの流入側に堆
積している燃え残り成分が洗浄除去される。
【0014】請求項9の排気浄化装置の洗浄方法では、
DPFの洗浄の際、洗浄剤排出部が閉状態で、DPF洗
浄剤がDPF組立体内に充填されたのち、高周波振動付
加機構を用いてDPF洗浄剤に高周波振動が与えられ
る。このように、DPF洗浄剤をDPF組立体内に充填
して高周波振動を与えるだけであるため、少ないDPF
洗浄剤でDPFの排気ガスの流入側に堆積している燃え
残り成分が効率良く洗浄除去される。
【0015】請求項10の排気浄化装置の洗浄方法で
は、洗浄剤供給部及び洗浄剤排出部に対して連結された
ポンプ及びフィルタを有する洗浄剤流動機構により洗浄
剤供給部側または洗浄剤排出部側からDPF洗浄剤が流
動されDPFが洗浄されたのち、洗浄剤排出部からDP
F洗浄剤が排出される。これにより、DPFの排気ガス
の流入側に堆積している燃え残り成分がDPF洗浄剤に
よって素早く効果的に洗浄除去される。
【0016】請求項11の排気浄化装置の洗浄方法で
は、DPF洗浄剤として気体が用いられる。このよう
に、高圧空気等が得易い環境にあっては、簡単にDPF
に堆積している燃え残り成分が除去される。
【0017】請求項12の排気浄化装置の洗浄方法で
は、DPF洗浄剤として液体が用いられる。このよう
に、液体からなるDPF洗浄剤を使用することで、ほぼ
完全にDPFに堆積している燃え残り成分が除去され
る。
【0018】請求項13の排気浄化装置の洗浄方法にお
けるDPF洗浄剤としては、液体であるアルコール系溶
剤またはその水溶液、界面活性剤の水溶液、または水が
用いられる。このように、液体からなるDPF洗浄剤が
周囲環境を考慮して適宜使用でき、ほぼ完全にDPFに
堆積している燃え残り成分が除去される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0020】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる排気浄化装置のディーゼル機関の排
気系への組付状態を示す概略構成図である。
【0021】図1において、100は図示しないディー
ゼル機関からの排気ガス中のPMを捕集する周知の多孔
質セラミックスを用いたウォールフロータイプのフィル
タ構造からなるDPF(ディーゼル・パティキュレート
・フィルタ)20が金属製のケース10内に収納固定さ
れたDPF組立体である。このDPF組立体100は、
ディーゼル機関の排気ポート(図示略)側に接続された
上流側の排気通路1と下流側の排気通路2との途中に装
着されている。そして、DPF組立体100は、ケース
10の下側で斜め上方向に延長され形成された排気ガス
流入開口部11が排気通路1側と接続され、また、ケー
ス10の上側で斜め上方向に延長され形成された排気ガ
ス流出開口部15が排気通路2側と接続されている。
【0022】ここで、ディーゼル機関からの排気ガスの
流れ方向を図1に白抜き矢印で示すように、排気通路1
を通った排気ガスは、排気ガス流入開口部11からDP
F組立体100を通過したのち排気ガス流出開口部15
から排気通路2を通って下流側に排出される。このDP
F組立体100における排気ガスの流れ方向が略鉛直方
向で上向きとなるよう、ケース10の排気ガス流入開口
部11が低位置に配置され排気通路1側と接続され、ケ
ース10の排気ガス流出開口部15が高位置に配置され
排気通路2側と接続されている。
【0023】そして、DPF組立体100のケース10
の排気ガス流入開口部11に接続された排気通路1は、
その上流側(ディーゼル機関側)の部位1aがケース1
0内に縦置き配置にて収納されたDPF20よりも高位
置となるよう経路が設定されている。また、DPF組立
体100のケース10の排気ガス流出開口部15に接続
された排気通路2は、その上流側(DPF組立体100
側)の部位2aがケース10内に収納されたDPF20
よりも高位置となるよう経路が設定されている。
【0024】更に、DPF組立体100のケース10の
上端には、排気ガスの流出側である排気ガス流出開口部
15側と分岐され洗浄剤供給部30を構成する洗浄剤供
給開口部16が形成されている。また、DPF組立体1
00のケース10の下端には、排気ガスの流入側である
排気ガス流入開口部11側と分岐され洗浄剤排出部40
を構成する洗浄剤排出開口部12が形成されている。
【0025】なお、洗浄剤供給開口部16及び洗浄剤排
出開口部12がケース10の上下端に形成されているこ
とで後述のDPF20の洗浄作業を効率的に実施するこ
とができる。また、DPF組立体100の通常使用状態
においては、洗浄剤供給部30の洗浄剤供給開口部16
を閉塞するよう栓構造としてのキャップ部材31が嵌着
され、洗浄剤排出部40の洗浄剤排出開口部12を閉塞
するよう栓構造としてのキャップ部材41が嵌着されて
いる。
【0026】次に、その作用について説明する。
【0027】図1に示すように、ディーゼル機関に接続
された排気通路1からの排気ガスは、DPF組立体10
0のケース10の排気ガス流入開口部11を通ってDP
F20の排気ガスの流入側に到達し、その排気ガス中の
PM等がDPF20を通過することで捕集されたのち、
DPF20の排気ガスの流出側からケース10の排気ガ
ス流出開口部15を通って排気通路2側に排出される。
このDPF20にて捕集されたPM等は所定のタイミン
グにて燃焼除去され再生される。
【0028】ところで、前述したように、車両の長期間
使用後においては、PM等が燃焼除去された燃え残り成
分が、DPF20の排気ガスの流入側の壁表面近傍に多
く堆積した状態で存在する。したがって、DPF20の
燃え残り成分の堆積による圧損が所定以上に上昇し、デ
ィーゼル機関の運転状態に支障をきたさないようにする
ためには、定期的なDPF20の洗浄を実施することが
必要となる。
【0029】次に、図1に示すDPF組立体100のケ
ース10内のDPF20の洗浄方法について、図2を参
照して説明する。
【0030】上述したように、DPF20にはPM等が
排気ガス流入側の壁表面近傍に多く堆積しているため、
排気ガス流出側からDPF洗浄剤Wを供給して洗浄する
所謂、逆洗方式が有効である。なお、DPF洗浄剤Wと
して、液体ではアルコール系溶剤またはその水溶液、界
面活性剤の水溶液または水を用いることができ、空気等
の気体を用いることもできる。
【0031】図2に示すように、DPF組立体100の
ケース10内のDPF20の洗浄作業では、車両の排気
通路1,2途中にDPF組立体100を装着したまま、
ケース10の上端に形成されている洗浄剤供給部30の
洗浄剤供給開口部16に嵌着されているキャップ部材3
1及びケース10の下端に形成されている洗浄剤排出部
40の洗浄剤排出開口部12に嵌着されているキャップ
部材41がそれぞれ取外される。次に、ケース10の洗
浄剤供給開口部16側と排気ガス流出開口部15側とを
遮断する閉塞機構として、例えば、円筒形状の閉塞部材
32が挿嵌される。また、ケース10の洗浄剤排出開口
部12側と排気ガス流入開口部11側とを遮断する閉塞
機構として、例えば、円筒形状の閉塞部材42が挿嵌さ
れる。
【0032】そして、ケース10の洗浄剤供給開口部1
6から洗浄剤排出開口部12に向かって所定圧力に調整
されたDPF洗浄剤Wが連続的または間欠的に供給され
る。このDPF20の洗浄作業ののち、ケース10の洗
浄剤供給開口部16側から閉塞部材32、洗浄剤排出開
口部12側から閉塞部材42がそれぞれ取外される。次
に、洗浄剤供給部30の洗浄剤供給開口部16及び洗浄
剤排出部40の洗浄剤排出開口部12にキャップ部材3
1,41が各々嵌着されることでDPF20の洗浄作業
を終了する。
【0033】なお、この洗浄作業において、ケース10
の洗浄剤供給開口部16側に挿嵌されるとした閉塞部材
32、洗浄剤排出開口部12側に挿嵌されるとした閉塞
部材42は必ずしも必要とするものではないが、DPF
洗浄剤Wの排気通路1,2側への影響を最小限に抑える
ことができるという効果がある。
【0034】このように、本実施例の排気浄化装置は、
ディーゼル機関の排気通路1,2途中に装着され、排気
ガス中に含まれるPM(微粒子物質)を捕集するようケ
ース10内に少なくともDPF(ディーゼル・パティキ
ュレート・フィルタ)20を収納固定したDPF組立体
100を有するものにおいて、DPF組立体100が排
気ガスの流出側で排気通路2側と分岐され、DPF20
を洗浄するDPF洗浄剤を供給するための洗浄剤供給部
30と、排気ガスの流入側で排気通路1側と分岐され、
DPF20よりも低位置となる部位にDPF洗浄剤Wを
排出するための洗浄剤排出部40とを具備するものであ
る。
【0035】つまり、ケース10内にDPF20が収納
固定されたDPF組立体100には、排気ガスの流出側
に排気通路2側と分岐した別経路としてDPF20を洗
浄するDPF洗浄剤Wを供給するための洗浄剤供給部3
0、排気ガスの流入側に排気通路1側と分岐した別経路
としてDPF20よりも低位置となる部位にDPF洗浄
剤Wを排出するための洗浄剤排出部40が設けられてい
る。このため、ディーゼル機関の排気通路1,2途中に
DPF組立体100を装着したまま、必要に応じて洗浄
剤供給部30から洗浄剤排出部40へDPF洗浄剤Wを
供給することでDPF20の排気ガスの流入側に堆積し
ている燃え残り成分を洗浄除去することができる。この
際、洗浄剤排出部40がDPF20よりも低位置となる
部位に設けられているため洗浄後のDPF洗浄剤Wを良
好に排出することができる。
【0036】また、本実施例の排気浄化装置のDPF組
立体100は、その上流側及び下流側でDPF20より
も高位置となる部位を有する排気通路1,2と接続した
ものである。つまり、DPF20に対してDPF組立体
100と接続されている上流側及び下流側の排気通路
1,2側の方が高位置となる。このため、DPF20を
浸漬するレベルまでDPF洗浄剤Wを注入したときにも
DPF洗浄剤Wが排気通路1,2側、特に、ディーゼル
機関側に流入することを防止することができる。
【0037】そして、本実施例の排気浄化装置は、DP
F20の洗浄の際、洗浄剤供給部30または洗浄剤排出
部40に排気通路1,2側とケース10側とを遮断する
閉塞部材32,42を付加するものである。つまり、D
PF20の洗浄の際、排気通路1,2側とケース10側
とを遮断するよう洗浄剤供給部30または洗浄剤排出部
40に閉塞部材32,42が付加されることで、洗浄剤
供給部30または洗浄剤排出部40から排気通路1,2
側にDPF洗浄剤Wが流出することが防止される。この
ため、DPF洗浄剤Wの排気通路1,2側への影響を最
小限に抑えることができる。
【0038】更に、本実施例の排気浄化装置のDPF組
立体100は、排気ガスの流入側が排気ガスの流出側よ
りも低くなるようDPF20を縦置き配置とし、洗浄剤
排出部40をDPF20より低位置に配置するものであ
る。つまり、排気ガスの流入側を排気ガスの流出側より
も低くしてDPF20が縦置き配置とされ、洗浄剤排出
部40がDPF20よりも低位置に配置されている。こ
のため、DPF20の洗浄の際、高位置な排気ガスの流
出側から低位置な排気ガスの流入側に向けてDPF洗浄
剤Wを流すことができ、DPF20の排気ガスの流入側
に堆積している燃え残り成分をDPF洗浄剤Wと共に効
率良く洗浄除去することができる。
【0039】加えて、本実施例の排気浄化装置の洗浄剤
供給部30は、排気ガスの流出側である洗浄剤供給開口
部16に開口自在な栓構造としてのキャップ部材31を
有するものである。つまり、通常使用状態においては、
洗浄剤供給部30の洗浄剤供給開口部16にキャップ部
材31が嵌着されており、洗浄の際には、洗浄剤供給開
口部16からキャップ部材31を取外すだけでDPF洗
浄剤Wを簡単に注入等することができる。
【0040】また、本実施例の排気浄化装置の洗浄剤排
出部40は、排気ガスの流入側である洗浄剤排出開口部
12に開口自在な栓構造としてのキャップ部材41を有
するものである。つまり、通常使用状態においては、洗
浄剤排出部40の洗浄剤排出開口部12にキャップ部材
41が嵌着されており、洗浄の際には、洗浄剤排出開口
部12からキャップ部材41を取外すだけでDPF洗浄
剤Wを簡単に排出等することができる。
【0041】このように、本実施例の排気浄化装置の洗
浄方法は、ディーゼル機関の排気通路1,2途中に装着
され、排気ガス中に含まれるPM(微粒子物質)を捕集
するようケース10内に少なくともDPF(ディーゼル
・パティキュレート・フィルタ)20を収納固定したD
PF組立体100を有するものにあって、DPF組立体
100が排気ガスの流出側に洗浄剤供給部30及び排気
ガスの流入側に洗浄剤排出部40をそれぞれ配置し、D
PF20の洗浄の際、洗浄剤供給部30からDPF洗浄
剤Wを供給し、洗浄剤排出部40からDPF洗浄剤Wを
排出するものである。
【0042】つまり、ケース10内にDPF20が収納
固定されたDPF組立体100には、排気ガスの流出側
に洗浄剤供給部30、排気ガスの流入側に洗浄剤排出部
40がそれぞれ配置されており、DPF20の洗浄の
際、洗浄剤供給部30からDPF洗浄剤Wが供給され、
洗浄剤排出部40からDPF洗浄剤Wが排出される。こ
のため、ディーゼル機関の排気通路1,2途中にDPF
組立体100を装着したまま、必要に応じて洗浄剤供給
部30から洗浄剤排出部40へDPF洗浄剤Wを供給す
ることで、DPF20の排気ガスの流入側に堆積してい
る燃え残り成分を洗浄除去することができる。
【0043】ところで、洗浄作業における洗浄効果を上
昇させるには、図3に示すように、DPF洗浄剤Wに高
周波振動を与えることができる高周波付加機構300を
洗浄剤排出開口部12側に装着することも有効である。
なお、この高周波洗浄では、洗浄剤排出開口部12に嵌
着されているキャップ部材41に替えて、高周波付加機
構300が装着されたのち、洗浄剤供給開口部16に嵌
着されているキャップ部材31が取外され、洗浄剤供給
開口部16からDPF洗浄剤Wがケース10内のDPF
20が浸る程度のレベルとなるよう注入される。本実施
例では、図2に示すような閉塞部材32,42が用いら
れていないため、DPF洗浄剤Wのレベルは、排気通路
1,2の高位置となる部位1a,2aより低く設定され
る。
【0044】上述の高周波付加機構300がDPF洗浄
剤Wの液中に浸漬され高周波振動が与えられることで、
DPF20の排気ガス流入側の壁表面近傍に堆積されて
いるPMの燃え残り成分が効率的に剥離される。このた
め、このDPF20の洗浄作業ののち、洗浄剤排出開口
部12から高周波付加機構300が外されることで、洗
浄剤排出開口部12側から洗浄後のDPF洗浄剤Wが排
出される。そして、洗浄剤供給部30の洗浄剤供給開口
部16及び洗浄剤排出部40の洗浄剤排出開口部12に
キャップ部材31,41が各々嵌着されることでDPF
20の一連の洗浄作業を終了する。
【0045】このように、本実施例の排気浄化装置の洗
浄方法は、DPF20の洗浄の際、洗浄剤排出部40を
閉状態とし、DPF洗浄剤WをDPF組立体100内に
充填したのち、高周波振動付加機構300により高周波
振動を与えるものである。つまり、DPFの洗浄の際、
洗浄剤排出部40が閉状態で、DPF洗浄剤WがDPF
組立体100内に充填されたのち、高周波振動付加機構
300を用いてDPF洗浄剤Wに高周波振動が与えられ
る。このように、DPF洗浄剤WをDPF組立体100
内に充填して高周波振動を与えるだけであるため、少な
いDPF洗浄剤WでDPF20の排気ガスの流入側に堆
積している燃え残り成分を効率良く洗浄除去することが
できる。
【0046】次に、上述の実施例にかかるDPF組立体
100のケース10内のDPF20の他の洗浄方法につ
いて、図4を参照して説明する。
【0047】図4において、DPF組立体100のケー
ス10の上端に形成されている洗浄剤供給部30の洗浄
剤供給開口部16に嵌着されているキャップ部材31及
びケース10の下端に形成されている洗浄剤排出部40
の洗浄剤排出開口部12に嵌着されているキャップ部材
41がそれぞれ取外される。そして、洗浄剤供給開口部
16から洗浄剤排出開口部12の方向にDPF洗浄剤W
を循環させるためのポンプP及びDPF20におけるP
Mの燃え残り成分を捕集するためのフィルタFを有する
洗浄剤流動機構400が装着される。なお、この洗浄作
業中においては、DPF洗浄剤Wが洗浄剤供給開口部1
6側から排気ガス流出開口部15側、または洗浄剤排出
開口部12側から排気ガス流入開口部11側に流出しな
いよう経路を遮断するため、図2と同様の位置に、シー
ル性のよい閉塞部材32,42が予め挿嵌される。
【0048】このDPF20の洗浄作業では、洗浄剤流
動機構400によってDPF洗浄剤Wが洗浄剤供給開口
部16側からDPF20を通って洗浄剤排出開口部12
側へ循環される。このため、DPF20の排気ガス流入
側の壁表面近傍に堆積されているPMの燃え残り成分が
効率的に剥離される。
【0049】このDPF20の洗浄作業ののち、洗浄剤
流動機構400が洗浄剤供給開口部16及び洗浄剤排出
開口部12から取外されると共に、閉塞部材32,42
も取外される。このとき、洗浄剤排出開口部12側から
洗浄後に残っているDPF洗浄剤Wが排出除去される。
そして、洗浄剤供給部30の洗浄剤供給開口部16及び
洗浄剤排出部40の洗浄剤排出開口部12にキャップ部
材31,41が各々嵌着されることでDPF20の一連
の洗浄作業を終了する。
【0050】なお、洗浄剤流動機構400としては、上
述のようにDPF洗浄剤Wを循環するものの他、上下に
分かれた一対の洗浄剤流動機構(図示略)をそれぞれ洗
浄剤供給開口部16及び洗浄剤排出開口部12に接続
し、それら2つの機構間でDPF洗浄剤Wを同期制御に
よって流動させることもできる。このDPF20の洗浄
作業では、洗浄剤流動機構によって交互に周期的にDP
F洗浄剤Wの吐出・吸引が繰返されることで、DPF組
立体100のケース10内に収納されたDPF20の多
孔質壁(図示略)をDPF洗浄剤Wが往復流動される。
このため、DPF20の排気ガス流入側の壁表面近傍に
堆積されているPMの燃え残り成分を効率的に剥離する
ことができる。
【0051】このように、本実施例の排気浄化装置の洗
浄方法は、洗浄剤供給部30及び洗浄剤排出部40に対
してポンプP及びフィルタFを有する洗浄剤流動機構4
00を連結し、洗浄剤流動機構400によって洗浄剤供
給部30側または洗浄剤排出部40側からDPF洗浄剤
Wを流動させDPF20を洗浄し、こののち洗浄剤排出
部40からDPF洗浄剤Wを排出するものである。
【0052】ここで、DPF洗浄剤Wとしては、アルコ
ール系溶剤またはその水溶液、界面活性剤の水溶液、ま
たは水である液体を用いることができる。また、DPF
洗浄剤Wとして、圧縮空気等の気体を用いることもでき
る。
【0053】つまり、洗浄剤供給部30及び洗浄剤排出
部40に対して連結されたポンプP及びフィルタFを有
する洗浄剤流動機構400により洗浄剤供給部30側ま
たは洗浄剤排出部40側からDPF洗浄剤Wが流動され
DPF20が洗浄されたのち、洗浄剤排出部40からD
PF洗浄剤Wが排出される。このため、DPF20の排
気ガスの流入側に堆積している燃え残り成分をDPF洗
浄剤Wによって素早く効果的に洗浄除去することができ
る。この際、DPF洗浄剤Wは環境等に配慮してアルコ
ール系溶剤またはその水溶液、界面活性剤の水溶液、ま
たは水等の液体を用いることができ、更に、圧縮空気等
の気体が手に入り易いときにはそれらを用いることもで
きる。
【0054】〈実施例2〉図5は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかる排気浄化装置のディーゼル機関の排
気系への組付状態を示す概略構成図である。なお、図
中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなる
ものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0055】図5において、200は上述の実施例と同
様のDPF20が金属製のケース10′内に収納固定さ
れたDPF組立体である。このDPF組立体200は、
ディーゼル機関の排気ポート(図示略)側に接続された
上流側の排気通路1′と下流側の排気通路2′との途中
に装着されている。そして、DPF組立体200は、ケ
ース10′の左側で排気ガス流入開口部11′が斜め上
方向に延長され形成された排気通路1′側と接続され、
また、ケース10′の右側で排気ガス流出開口部15′
が斜め上方向に延長され形成された排気通路2′側と接
続されている。
【0056】ここで、ディーゼル機関からの排気ガスの
流れ方向を図5に白抜き矢印で示すように、排気通路
1′を通った排気ガスは、排気ガス流入開口部11′か
らDPF組立体200を通過したのち排気ガス流出開口
部15′から排気通路2′を通って下流側に排出され
る。このDPF組立体200における排気ガスの流入側
及び排気ガスの流出側が略同じ高さとされ排気ガスの流
れ方向が略水平方向となるよう、ケース10′の排気ガ
ス流入開口部11′が排気通路1′側と接続され、ケー
ス10′の排気ガス流出開口部15′が排気通路2′側
と接続されている。
【0057】そして、DPF組立体200のケース1
0′の排気ガス流入開口部11′に接続された排気通路
1′は、その上流側(ディーゼル機関側)の部位1a′
がケース10′内に横置き配置にて収納されたDPF2
0よりも高位置となるよう経路が設定されている。ま
た、DPF組立体200のケース10′の排気ガス流出
開口部15′に接続された排気通路2′は、その下流側
の部位2a′がケース10′内に収納されたDPF20
よりも高位置となるよう経路が設定されている。
【0058】更に、DPF組立体200のケース10′
の右上端には、排気ガスの流出側である排気ガス流出開
口部15′側と分岐され洗浄剤供給部30′を構成する
洗浄剤供給開口部16′が形成されている。また、DP
F組立体200のケース10′の左下端には、排気ガス
の流入側である排気ガス流入開口部11′側と分岐され
洗浄剤排出部40′を構成する洗浄剤排出開口部12′
が形成されている。なお、洗浄剤供給開口部16′がケ
ース10′の左上端、及び洗浄剤排出開口部12′がケ
ース10′の左下端に形成されていることでDPF20
の洗浄作業を効率的に実施することができる。また、D
PF組立体200の通常使用状態においては、洗浄剤供
給部30′の洗浄剤供給開口部16′を閉塞するよう栓
構造としてのキャップ部材31′が嵌着され、洗浄剤排
出部40′の洗浄剤排出開口部12′を閉塞するよう栓
構造としてのキャップ部材41′が嵌着されている。
【0059】上述したように、DPF20の燃え残り成
分の堆積による圧損が所定以上に上昇し、ディーゼル機
関の運転状態に支障をきたさないようにするためには、
定期的なDPF20の洗浄を実施することが必要とな
る。また、DPF20にはPM等が排気ガス流入側の壁
表面近傍に多く堆積しているため、上述の実施例と同様
に、排気ガス流出側からDPF洗浄剤Wを供給して逆洗
方式による洗浄が実施される。
【0060】ここで、本実施例におけるDPF組立体2
00のケース10′内のDPF20の洗浄方法について
は、図5中の符号及び記号から『′』記号を除けば上述
の実施例の図1中の符号及び記号に対応しており、重複
することとなるため省略する。
【0061】このように、本実施例の排気浄化装置のD
PF組立体200は、排気ガスの流入側及び排気ガスの
流出側が略同じ高さとなるようDPF20を横置きと
し、排気ガスの流入側にDPF20よりも低位置となる
部位を有し、この部位に洗浄剤排出部40′を配置する
ものである。
【0062】つまり、排気ガスの流入側及び排気ガスの
流出側を略同じ高さとしてDPF20が横置き配置とさ
れ、排気ガスの流入側でDPF20よりも低位置となる
部位に洗浄剤排出部40′が配置されている。このた
め、DPF20の洗浄の際、排気ガスの流出側からDP
F20よりも低位置な排気ガスの流入側に向けてDPF
洗浄剤Wを流すことができ、DPF20の排気ガスの流
入側に堆積している燃え残り成分をDPF洗浄剤Wと共
に効率良く洗浄除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる排気浄化装置のディーゼル機関の排気系への組付状
態を示す概略構成図である。
【図2】 図2は図1のDPF組立体におけるDPFの
洗浄方法を示す説明図である。
【図3】 図3は図1のDPF組立体におけるDPFの
洗浄効果を上昇させる洗浄方法を示す説明図である。
【図4】 図4は図1のDPF組立体におけるDPFの
他の洗浄方法を示す説明図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かる排気浄化装置のディーゼル機関の排気系への組付状
態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,2 排気通路 1a,2a (高位置となる)部位 10 ケース 20 DPF 30 洗浄剤供給部 40 洗浄剤排出部 31,41 キャップ部材 32,42 閉塞部材 100,200 DPF組立体 300 高周波付加機構 400 洗浄剤流動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G090 AA01 BA08 CA01 CB00 EA01 4D058 JA32 JB06 MA02 MA12 MA15 MA17 MA52 PA04 SA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関の排気通路途中に装着さ
    れ、排気ガス中に含まれるPM(Particulate Matter:
    微粒子物質)を捕集するようケース内に少なくともDP
    F(Diesel Particulate Filter:ディーゼル・パティキ
    ュレート・フィルタ)を収納固定したDPF組立体を有
    する排気浄化装置において、 前記DPF組立体は、排気ガスの流出側で前記排気通路
    側と分岐され、前記DPFを洗浄するためのDPF洗浄
    剤を供給する洗浄剤供給部と、排気ガスの流入側で前記
    排気通路側と分岐され、前記DPFよりも低位置となる
    部位に前記DPF洗浄剤を排出する洗浄剤排出部とを備
    えることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記DPF組立体は、その上流側及び下
    流側で前記DPFよりも高位置となる部位を有する前記
    排気通路と接続したことを特徴とする請求項1に記載の
    排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記DPFの洗浄の際、前記洗浄剤供給
    部または前記洗浄剤排出部に前記排気通路側と前記ケー
    ス側とを遮断する閉塞機構を付加することを特徴とする
    請求項1に記載の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記DPF組立体は、排気ガスの流入側
    が排気ガスの流出側よりも低くなるよう前記DPFを縦
    置き配置とし、前記洗浄剤排出部を前記DPFより低位
    置に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    何れか1つに記載の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記DPF組立体は、排気ガスの流入側
    及び排気ガスの流出側が略同じ高さとなるよう前記DP
    Fを横置き配置とし、排気ガスの流入側に前記DPFよ
    りも低位置となる部位を有し、この部位に前記洗浄剤排
    出部を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    の何れか1つに記載の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄剤供給部は、排気ガスの流出側
    に開口自在な栓構造を有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項5の何れか1つに記載の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記洗浄剤排出部は、排気ガスの流入側
    に開口自在な栓構造を有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項6の何れか1つに記載の排気浄化装置。
  8. 【請求項8】 ディーゼル機関の排気通路途中に装着さ
    れ、排気ガス中に含まれるPMを捕集するようケース内
    に少なくともDPFを収納固定したDPF組立体を有す
    る排気浄化装置の洗浄方法において、 前記DPF組立体は、排気ガスの流出側に洗浄剤供給部
    及び排気ガスの流入側に洗浄剤排出部をそれぞれ配置
    し、 前記DPFの洗浄の際、前記洗浄剤供給部からDPF洗
    浄剤を供給し、前記洗浄剤排出部から前記DPF洗浄剤
    を排出することを特徴とする排気浄化装置の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記DPFの洗浄の際、前記洗浄剤排出
    部を閉状態とし、前記DPF洗浄剤を前記DPF組立体
    内に充填したのち、高周波振動付加機構により高周波振
    動を与えることを特徴とする請求項8に記載の排気浄化
    装置の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 前記洗浄剤供給部及び前記洗浄剤排出
    部に対してポンプ及びフィルタを有する洗浄剤流動機構
    を連結し、前記洗浄剤流動機構によって前記洗浄剤供給
    部側または前記洗浄剤排出部側から前記DPF洗浄剤を
    流動させ前記DPFを洗浄し、こののち前記洗浄剤排出
    部から前記DPF洗浄剤を排出することを特徴とする請
    求項8に記載の排気浄化装置の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 前記DPF洗浄剤は、気体を用いるこ
    とを特徴とする請求項8または請求項10に記載の排気
    浄化装置の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 前記DPF洗浄剤は、液体を用いるこ
    とを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか1つに
    記載の排気浄化装置の洗浄方法。
  13. 【請求項13】 前記DPF洗浄剤は、アルコール系溶
    剤またはその水溶液、界面活性剤の水溶液、または水を
    用いることを特徴とする請求項12に記載の排気浄化装
    置の洗浄方法。
JP2001186249A 2001-06-20 2001-06-20 排気浄化装置及びその洗浄方法 Pending JP2003003826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186249A JP2003003826A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 排気浄化装置及びその洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186249A JP2003003826A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 排気浄化装置及びその洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003003826A true JP2003003826A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19025712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001186249A Pending JP2003003826A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 排気浄化装置及びその洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003003826A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004270688A (ja) * 2003-02-21 2004-09-30 Hitachi Metals Ltd 排気ガス浄化装置用フィルタの残存物除去方法、及び排気ガス浄化装置用フィルタ残存物用洗浄液
JP2004290817A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ngk Insulators Ltd 逆洗装置
JP2006105150A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Caterpillar Inc フィルタ修理システム
JP2007162636A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Hyundai Motor Co Ltd ディーゼル媒煙フィルターの再生システム及び再生方法
JP2013533414A (ja) * 2010-06-09 2013-08-22 フィルター・センシング・テクノロジーズ・インコーポレイテッド フィルターからろ過残渣を除去する方法及びシステム
KR20180065324A (ko) * 2016-12-07 2018-06-18 주식회사 이드리븐 배기가스 저감장치의 세척방법 및 그 세척장치
JP2018127931A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 いすゞ自動車株式会社 排気系
US10357733B2 (en) 2014-11-13 2019-07-23 Cts Corporation Filter retentate removal system and method
JP2019143561A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 裕之 木元 Dpf洗浄用管体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004270688A (ja) * 2003-02-21 2004-09-30 Hitachi Metals Ltd 排気ガス浄化装置用フィルタの残存物除去方法、及び排気ガス浄化装置用フィルタ残存物用洗浄液
JP2004290817A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ngk Insulators Ltd 逆洗装置
JP2006105150A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Caterpillar Inc フィルタ修理システム
JP2007162636A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Hyundai Motor Co Ltd ディーゼル媒煙フィルターの再生システム及び再生方法
JP4636504B2 (ja) * 2005-12-13 2011-02-23 現代自動車株式会社 ディーゼル媒煙フィルターの再生システム及び再生方法
JP2013533414A (ja) * 2010-06-09 2013-08-22 フィルター・センシング・テクノロジーズ・インコーポレイテッド フィルターからろ過残渣を除去する方法及びシステム
US10357733B2 (en) 2014-11-13 2019-07-23 Cts Corporation Filter retentate removal system and method
KR20180065324A (ko) * 2016-12-07 2018-06-18 주식회사 이드리븐 배기가스 저감장치의 세척방법 및 그 세척장치
JP2018127931A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 いすゞ自動車株式会社 排気系
JP2019143561A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 裕之 木元 Dpf洗浄用管体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102063982B1 (ko) 자동차의 매연저감장치용 세척장치
US20050011357A1 (en) Method and system for flushing ash from a diesel particulate filter
KR101804314B1 (ko) 배기가스 처리용 세정 시스템
JP2003003826A (ja) 排気浄化装置及びその洗浄方法
WO2001026775A3 (en) Self-cleaning fuel oil strainer
JP6458263B2 (ja) 排出ガス浄化ユニットの洗浄装置
KR101900622B1 (ko) 배기 정화 장치
JP2007154782A (ja) パティキュレートフィルタのメンテナンス方法
KR102482802B1 (ko) 엔진 배기가스 또는 공정 장치로부터 미립자 물질의 제거를 위한 방법 및 시스템
KR102151149B1 (ko) 자동차 dpf 세척 시스템
JP2004239072A (ja) パティキュレートフィルタの洗浄方法及び装置
JP2007125479A (ja) 濾過装置
JPH0754632A (ja) 排ガス処理方法
KR100932584B1 (ko) 필터링 챔버내의 필터 요소를 세척하는 방법 및 이 방법을 실행하는 필터
JP2018013048A (ja) エンジンの排気浄化装置
CN112135959B (zh) 固体成分分离机的控制装置、固体成分分离装置、船舶用废气洗涤系统以及船舶用柴油机
JP6899565B2 (ja) マフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法
WO2020258783A1 (zh) 滤芯的冲洗方法、采用该冲洗方法的设备
KR200167876Y1 (ko) 자동역류 필터세척장지
JP6765111B1 (ja) Pm除去ユニット洗浄装置およびpm除去ユニット洗浄方法
JP2003062411A (ja) フィルタエレメントの浄化方法及び浄化装置
KR20190002218A (ko) 요소수 펌프용 필터 구조체
KR102060246B1 (ko) 일체형 배기가스 정화 장치
KR100993358B1 (ko) 배기가스 정화장치
JPH0736885B2 (ja) 排ガスの冷却・浄化方法及び装置