JP6899565B2 - マフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法に関する。より詳細には、マフラーの粒子状物質(Particulate Matter)(以下「PM」という。)を除去するディーゼル粒子状物質除去フィルタ(Diesel Particulate Filter)(以下「DPF」という。)または窒素酸化物(NOx)を浄化する選択触媒還元(Selective Catalytic Reduction)(以下「SCR」という。)システム等を洗浄するマフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法に関する。
従来から、動力を発生させる機械として、エンジンが使用されている。このエンジンの一例として、自動車、トラック、バス、建設機械、発電機等のあらゆる機械機器に、コモンレール式ディーゼルエンジンが使用されている。
ここで、ディーゼルエンジンは、軽油を燃料とする内燃機関である。このディーゼルエンジンの燃焼室では、空気を吸入し、吸入した空気を高温高圧に圧縮する。そして、高温高圧に圧縮された空気に軽油を噴射して燃焼させ、燃焼により生成された排気ガスが、燃焼室内から排出される。この排気ガスの成分は、主に、二酸化炭素および水蒸気であるが、排気ガス中には、その他に、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物、硫黄酸化物、粒子状物質(PM)も含まれる。このPMには、有害な物質が含まれ、人体に被害を引き起こす恐れがある。そのため、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスからPMを除去するためのPM除去装置としてDPFマフラーが用いられている。
しかしながら、DPFマフラーを長時間使用すると、DPFマフラー内部にPMが多く付着し、目詰まり等により燃費やエンジンのパワー等の機能の低下が生じ得るため、定期的にDPFマフラー内部を洗浄してPMを取り除く必要がある。
このようなフィルタを洗浄する装置として、例えば、特許文献1では、洗剤水溶液と高圧流体を使用してフィルタに捕集した粒子状物質やフィルタに堆積したアッシュ(灰)をフィルタから除去するフィルタ洗浄装置であって、上記フィルタ洗浄装置本体に設けられ上記フィルタを回転可能に載置する回転台、同回転台の回転軸を回転駆動させる回転駆動手段、上記回転台に載置した上記フィルタの上方に配設され高圧流体を噴射する噴射ノズル、および同噴射ノズルを上記フィルタの上方で上記回転台の回転中心軸線に交差する面に沿って往復駆動させる往復駆動手段を具備したフィルタ洗浄装置が提案されている。これにより、例えばフィルタ隔壁表面および隔壁内に堆積した粒子状物質やアッシュをフィルタ外に押出して除去することができるとされている。
一方、例えば、特許文献2には、粒子状物質が付着したユニットを洗浄する化学洗浄装置であって、第1浸漬槽と第2浸漬槽とを有しており、該第1浸漬槽は、アルカリ性のケイ酸ソーダ溶液で満たされており、該ユニットが最初に浸漬されて、脱脂,洗浄され、該第2浸漬槽は、過酸化水素溶液で満たされており、該第1浸漬槽から回収された該ユニットが浸漬され、発生した酸素の酸化作用と発泡作用にて洗浄される、ディーゼル排気ガス浄化装置の化学洗浄装置が提案されている。これにより、例えば洗浄が十分、確実、かつ効果的に行われるとされている。
特開2005−046729号公報 特開2006−110451号公報
しかしながら、特許文献1および2の洗浄装置では、洗浄効果の不足という問題がある。また、これらの洗浄装置では、洗浄時間が長く、触媒を傷めるという問題がある。
これらにより、車両の運用効率が低下し、運用効率を上げるためには、マフラーを交換する必要があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マフラーの耐用期間を延ばし、マフラー交換のコストを抑制できるマフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態であるマフラー洗浄装置は、マフラーを洗浄するための洗浄槽内の上方に配置される上蓋に形成された、洗浄液を一旦溜める空洞及び該空洞に連通するシャワー孔を有し、前記洗浄槽内の下方に配置されるマフラー台座に前記マフラーのエンジン側接続部が取り付けられるとともに前記マフラーのテール側接続部に前記上蓋が取り付けられた状態で、前記空洞に一旦溜められた洗浄液を前記シャワー孔を介して前記テール側接続部から前記エンジン側接続部に向けて前記マフラーの内部へ流し込んで洗浄するシャワー洗浄手段と、前記マフラー台座に形成された流路を有し、前記マフラーの内部から前記洗浄液及び汚れを前記流路を介して前記マフラー外へ放出し前記汚れを前記洗浄槽の底部に沈殿させつつ、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液に前記マフラーの前記エンジン側接続部を含む領域をつけ置きして洗浄するつけ置き洗浄手段と、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液の上澄みを前記上蓋に送ることにより前記上澄みを循環させる上澄み循環手段と、を備える。
また、本発明の一実施形態であるマフラー洗浄方法は、洗浄するマフラーを取り付けるマフラー台座を洗浄槽に収納する工程と、前記マフラーのエンジン側を前記洗浄槽に収納された前記マフラー台座に取り付けて前記洗浄槽に収納する工程と、前記洗浄槽に収納された前記マフラーのテール側に上蓋を取り付ける工程と、前記マフラー台座に前記マフラーのエンジン側が取り付けられるとともに前記マフラーのテール側に前記上蓋が取り付けられた状態で、前記上蓋に形成された空洞に一旦溜められた洗浄液を前記空洞に連通するシャワー孔を介して前記マフラーのテール側から前記マフラーのエンジン側に向けて前記マフラーの内部へ流し込んで洗浄するシャワー洗浄工程と、前記マフラーの内部から前記洗浄液及び汚れを前記マフラー台座に形成された流路を介して前記マフラー外へ放出し前記汚れを前記洗浄槽の底部に沈殿させつつ、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液に前記マフラーの少なくとも前記エンジン側をつけ置きして洗浄するつけ置き洗浄工程と、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液の上澄みを前記上蓋に送ることにより前記上澄みを循環させる上澄み循環工程と、を含む。
本発明によれば、マフラーの耐用期間を延ばし、マフラー交換のコストを抑制できるマフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置の全体を模式的に示す透視図である。 本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内のマフラー台座を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る上蓋およびマフラー台座をマフラーに取り付ける前の分解状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る上蓋およびマフラー台座をマフラーに取り付けて組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置の全体を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄工程を示すフロー図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄工程を示すフロー図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。また、本発明は、下記の各実施形態および変形例の全てまたは一部を互いに組み合わせることもできる。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置の全体を模式的に示す透視図である。図1を用いて、本実施形態に係るマフラー洗浄装置の全体構成について説明する。
本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、洗浄槽101と、マフラー102の下方に取り付けるマフラー台座103と、マフラー102の上方に取り付けられる上蓋104と、角槽105と、ポンプ106と、を備えている。
洗浄槽101は、一例として、底円部とその底円部と対向する面にマフラー102が収納可能に開口した開口部とを有する円筒形状を成している。マフラー102は、マフラー台座103に固定され、上蓋104が取り付けられた状態で、マフラー台座103側を下方にして開口部から洗浄槽101に収納されている。
角槽105は、一例として、矩形の底部とその底部と対向する面に形成された開口部とを有し、内部が空洞の直方体形状を成している。また、角槽105は、洗浄槽101の横側の洗浄槽101よりも低い位置に配置され、底部裏面に取り付けられたホース107により角槽105の下方に位置するポンプ106と連結されている。
ポンプ106は、一例として、略円柱形状を成し、その側面にホース107が連結されている。また、ポンプ106は、洗浄槽101内に収納された上蓋104の上面とホース108で連結されている。ホース108は、一端に取り付けられたプラグ109を上蓋104の上面に差し込み、他端に取り付けられたプラグ110をポンプ106の底円部に差し込んで、上蓋104とポンプ106とを連結している。
洗浄槽101の側面下方には、ホース111の一端が取り付けられ、ホース111の他端は傾斜をつけて角槽105の側面に取り付けられている。洗浄槽101と角槽105とは、ホース111によって連結され、洗浄槽101に溜まった洗浄液112を角槽105に流し込むことができる。このように、ホース111、角槽105、ホース107、ポンプ106、ホース108、プラグ109が、洗浄槽101内の洗浄液112を循環させる循環部を形成している。なお、洗浄液112としては、マフラー102内部に付着している汚れ等を除去できるものであればどのような洗浄液であってもよい。本発明に係るマフラー洗浄装置では、洗浄液の一例として、有限会社小林商会の「DiESELAID(登録商標)DP Cleaner」を使用することができる。
本実施形態において、洗浄槽101および角槽105は、それぞれ平面形状が矩形の角台車本体113の表面に固定されている。洗浄槽101は、側面に等間隔に取り付けられた4本の固定脚114で角台車本体113の表面に固定されている。角槽105は、角台車本体113の表面に固定された4本の脚を有する角槽台座114の上面に取り付けて固定されている。角台車本体113の裏面には、四隅周辺のうちの3箇所および長辺中央付近の2箇所にキャスター116が取り付けられている。さらに、キャスター116が取り付けられていない四隅周辺のうちの残り1箇所にストッパー117付のキャスター118が取り付けられている。
本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、角台車本体113の表面に一体的に固定され、かつ、角台車本体113の裏面にキャスター116および118が取り付けられていることにより、コンパクトで軽トラック等に容易に搬送することができる。したがって、マフラー洗浄装置100を設置場所に容易に移動させることができるため、作業効率を向上させることができる。なお、マフラー洗浄装置100の寸法は、一例として、キャスター116の下部から洗浄槽101の上面までの高さを1,000mm、角台車本体113の長さを1,000mm、角台車本体113の幅を500mm、にすることができる。
洗浄槽101および角槽105の底部には、底部に残存した洗浄液を排出するために、それぞれバルブを介して排水用蛇口119および120が取り付けられている。なお、洗浄槽101の側面上方には、台車本体113の一方の短辺側に、コの字形状の把持部121が取り付けられている。なお、角槽105の側面の対向する位置には、台車本体113の一方の長辺側に、コの字形状の把持部122が一つずつ取り付けられている。把持部121および122が取り付けられていることにより、洗浄槽101および角槽105を容易に移動させることができる。
なお、マフラー洗浄装置100の構成は図1の構成に限らず、洗浄液112を循環させてマフラー102の内部を洗浄することができる構成であればどのような構成であってもよい。さらに、マフラー洗浄装置100を設置場所等へ移動させる手段があれば、台車本体113を用いなくてもよい。また、洗浄槽101は、上記構成に限らず、様々な形状のマフラー102を収納することができる構成であれば、角柱形状等のどのような形状であってもよい。洗浄槽101の材質としては、マフラー内部から排出された汚れ等のごみがこびりつかないようにするため、例えば、「ステンレス316」を使用することができる。
[上蓋の構成]
図2は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。図2および図3を用いて、本実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の構成について説明する。
本実施形態に係る上蓋104は、底円板201と、上円板202と、底円板201と上円板202との間で上円板202の円周位置に巻かれて配置された胴板203と、上円板202の上面中心部に形成された、洗浄液を注入する注入口であるソケット204と、を備えている。このような上蓋104は、底円板201と上円板202と胴板203とで、円筒状の空洞を形成している。ソケット204内部には、上記円筒状の空洞まで貫通した貫通穴が形成されている。上蓋104の上円板202の直径は、一例として、130mmから280mmが好ましく、210mmがより好ましい。これにより、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、中型車用のマフラーの洗浄に適している。なお、中型車とは、積載量が約4t〜10tの車両のことをいう。
また、上蓋104は、底円板201の円周付近に略等間隔で複数のネジ穴205が形成され、その内側に2重の同心円上に略等間隔で複数のネジ穴206が形成されている。なお、本実施形態では、ネジ穴206は、底円板201の同心円上に2重に形成されているが、本発明の上蓋の複数のネジ穴はこれに限らず、複数のネジ穴205の内側に円周一周分だけ形成されていてもよく、3重以上の同心円上に形成されていてもよい。本実施形態に係る上蓋104は、複数のネジ穴205および206が形成されていることにより、様々な形状のマフラー102にネジ止めして取り付けることができる。
上蓋104の底円板201裏面には、中心付近の上円板202の位置に対応する場所に複数のシャワー孔301が形成されている。上蓋104は、上記円筒状の空洞および複数のシャワー孔301が形成されていることにより、ソケット204の貫通穴に流れ込んできた洗浄液が一旦上記円筒状の空洞内に溜まり、複数のシャワー孔301から分散した洗浄液をゆっくりとマフラー102の内部へ流し込むことができる。その結果、複雑な形状のマフラー102に洗浄液を万遍なく浸透させ、そこにこびりついた汚れ等を確実に洗い流すことができる。
[マフラー台座の構成]
図4は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置内のマフラー台座を示す斜視図である。図4を用いて、本実施形態に係るマフラー洗浄装置内のマフラー台座の構成について説明する。
本実施形態に係るマフラー台座103は、座円板401と、座円板401の中心付近の表面に円筒状を形成して配置された胴板402と、胴板402から座円板401の円周方向へ向けて放射状に形成された複数の仕切板403と、を備えている。また、マフラー台座103の座円板401表面は、円周付近の対向する位置に、一対のコの字形状の把持部404が取り付けられている。本実施形態に係るマフラー台座103は、胴板402および複数の仕切板403を備えていることにより、様々な形状のエンジン側接続部502を有するマフラー102を安定させて取り付けることができる。さらに、マフラー台座103は、複数の仕切板403が形成されていることにより、マフラー102内部から流れ出てきた洗浄液および汚れ等を分散させて、確実に座円板401の中心部から円周方向へ放出させることができる。
[上蓋およびマフラー台座の取付方法]
図5は、本発明の一実施形態に係る上蓋およびマフラー台座をマフラーに取り付ける前の分解状態を示す斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係る上蓋およびマフラー台座をマフラーに取り付けて組み立てた状態を示す斜視図である。図5および図6を用いて、本実施形態に係る上蓋およびマフラー台座をマフラーに取り付ける方法について説明する。本実施形態では、一例として、マフラー本体501と、エンジン側接続部502と、テール側接続部503と、を備えるマフラー102に、上蓋104およびマフラー台座103を取り付ける方法について説明する。
まず、マフラー102のエンジン接続部502を下方に向け、マフラー102のテール側接続部503を上方に向けて、マフラー台座103の上方からマフラー台座103にエンジン接続部502を近づける。そして、マフラー台座103の中心位置とマフラー102の中心位置とを合わせてから、胴板402および複数の仕切板403の上にエンジン接続部502を載せて取り付ける。
次に、マフラー102のテール側接続部503の上方からテール側接続部503に上蓋104を近づける。そして、マフラー102の中心位置と上蓋104の中心位置とを合わせてから、上蓋104の底円板201に形成された複数のネジ穴205および206を介してネジ止めすることにより、テール側接続部503に上蓋104を取り付ける。
図6に示すように、マフラー102の上面および下面に、それぞれ上蓋104およびマフラー台座103を取り付けて固定すると、マフラー台座103の座円板401表面に取り付けられた一対のコの字形状の把持部404を用いて、マフラー102を持ち上げ、マフラー台座103側から洗浄槽101の開口部にマフラー102を挿入し、洗浄槽101内にマフラー102を収納する。
従来は、マフラー内部を洗浄する際に、マフラーのエンジン側から洗浄液をマフラー内部に流入させ、マフラーのテール側から洗浄液や汚れ等を排出させていた。ここで、マフラー内部の汚れ等は、エンジン側からマフラーに入り込むため、主に、マフラーの中間付近からエンジン側に溜まることが考えられる。この様な従来の洗浄方法では、複雑な内部構造のマフラーの中間付近に汚れ等が詰まってテール側から汚れ等が十分に排出されない場合があった。
しかしながら、本実施形態では、マフラー102のエンジン接続部502にマフラー台座103を取り付け、マフラー102のテール側接続部503に上蓋104を取り付けて、上蓋104側からマフラー台座103側に向けてマフラー102内部に洗浄液を流すため、主に汚れ等が溜まっていると考えられるエンジン接続部502側を下方に向けてマフラー102内部を洗浄することができる。これにより、汚れ等がマフラー102に侵入してきたエンジン接続部502側からその汚れ等を排出するため、マフラーの中間付近に汚れ等が詰まることを防ぎ、精度よくマフラー102内部を洗浄することができる。
[マフラーの洗浄手順]
図7は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄装置の全体を模式的に示す斜視図である。図8は、本発明の一実施形態に係るマフラー洗浄工程を示すフロー図である。図7および図8を用いて、本実施形態に係るマフラーの洗浄手順について説明する。
本実施形態に係るマフラー洗浄装置は、例えば、ディーゼルエンジンの排ガス中からPMを除去するDPFマフラーの内部からPM等の汚れを取り除いて、DPFマフラーを洗浄する装置である。DPFマフラーを使用する機械としては、自動車、トラック、バス、建設機械、発電機等のあらゆる機械機器が挙げられる。また、上記エンジンには、一例として、コモンレール式ディーゼルエンジンが使用されている。
ステップS801において、マフラー台座103を洗浄槽101に収納する。具体的には、まず、マフラー台座103の座円板401表面に取り付けられた一対のコの字形状の把持部404を用いてマフラー台座103を持ち上げる。次に、マフラー台座103の座円板401表面に形成された胴板402および複数の仕切板403を上面に向けて、洗浄槽101の開口部にマフラー台座103を挿入し、洗浄槽101の底にマフラー台座103を収納する。以上の工程により、マフラー台座103を洗浄槽101に収納すると、ステップS802に進む。
ステップS802において、マフラー102を洗浄槽101に収納されたマフラー台座103に取り付ける。具体的には、まず、マフラー102のエンジン接続部502を下方に向け、マフラー102のテール側接続部503を上方に向けて、洗浄槽101の開口部にマフラー102を挿入し、マフラー台座103の上方からマフラー台座103にエンジン接続部502を近づける。そして、マフラー台座103の中心位置とマフラー102の中心位置とを合わせてから、胴板402および複数の仕切板403の上にエンジン接続部502を載せて取り付ける。以上の工程により、マフラー102をマフラー台座103に取り付けて、洗浄槽101内にマフラー102を収納すると、ステップS803に進む。
ステップS803において、洗浄槽101に収納されたマフラー102に上蓋104を取り付ける。具体的には、まず、マフラー102のテール側接続部503の上方からテール側接続部503に上蓋104を近づける。そして、マフラー102の中心位置と上蓋104の中心位置とを合わせてから、上蓋104の底円板201に形成された複数のネジ穴205および206を介してネジ止めすることにより、テール側接続部503に上蓋104を載せて取り付ける。これにより、マフラー102に上蓋104を取り付けると、ステップS804に進む。
ステップS804において、洗浄槽101と角槽105とポンプ106と上蓋104とを複数のホースで連結する。具体的には、角槽105は、その底部裏面に取り付けられたホース107により角槽105の下方に位置するポンプ106の側面と連結する。ポンプ106は、洗浄槽101内に収納された上蓋104の上面とホース108で連結する。ホース108の一端に取り付けられたプラグ109を上蓋104の上面に差し込み、ホース108の他端に取り付けられたプラグ110をポンプ106の底円部に差し込んで、上蓋104とポンプ106とを連結する。
洗浄槽101の側面下方に、ホース111の一端を取り付け、ホース111の他端は傾斜をつけて角槽105の側面に取り付ける。これにより、洗浄槽101と角槽105とは、ホース111によって連結され、洗浄槽101に溜まった洗浄液112を角槽105に流し込むことができる。以上の工程により、マフラー洗浄装置100全体を複数のホースで連結すると、ステップS805に進む。
ステップS805において、角槽105に洗浄液112を流し、装置100内に洗浄液112を循環させて、マフラー102内部を洗浄する。具体的には、まず、角槽105に溜まった洗浄液112が、ホース107を通ってポンプ106に流れ、ポンプ106によってホース108を通って上蓋104に向かって吸い上げられる。
次に、吸い上げられた洗浄液112は、上蓋104のソケット204の貫通穴に流れ込み、底円板201と上円板202と胴板203とで形成された円筒状の空洞内に一旦溜まり、底円板201裏面に形成された複数のシャワー孔301から分散した洗浄液112がゆっくりとマフラー102の内部へ流れ込む。
マフラー102内部へ流れ込んだ洗浄液112は、テール側接続部503からエンジン接続部502に向かって徐々に浸透し、マフラー102内部に溜まった汚れ等と共にマフラー台座103方向へ流れ落ちていく。
マフラー102内部へ流れ込んだ洗浄液112は、テール側接続部503からエンジン接続部502に向かって徐々に浸透し、マフラー102内部に溜まった汚れ等と共にマフラー台座103方向へ流れ落ちていく。そして、エンジン接続部502から流れ出てきた洗浄液および汚れ等が、複数の仕切板403によって分散されて、座円板401の中心部から円周方向へ放出される。放出された洗浄液112は、洗浄槽101の底部に溜まっていく。
洗浄槽101の底部に溜まった洗浄液112は、洗浄槽101の側面下方に取り付けられたホース111を通って、角槽105に流れ込む。このとき、マフラー102内部から排出された汚れ等は、洗浄槽101の底部に沈殿し、汚れ等と分離した上澄みの洗浄液112を角槽105に流し込んでいるため、汚れていない洗浄液112が角槽105に溜まっていく。そして、角槽105に溜まった洗浄液112が、再びホース107を通ってポンプ106に流れ込んで、洗浄液112がマフラー洗浄装置100内を循環する。以上の工程により、マフラー102内部を洗浄すると、ステップS806に進む。
ステップS806において、マフラー102内部の汚れ等を除去できたか否かを判定する。適切に洗浄することにより汚れ等を除去できて「YES」の場合は、上記洗浄工程を終了し、洗浄槽101からマフラー102を取り出して、マフラー102からマフラー台座103および上蓋104を取り外す。適切に洗浄されずに汚れ等を除去できていなくて「NO」の場合、ステップS805に戻り、再度マフラー102内部を洗浄する。
ここで、従来の溶剤によるつけ置き洗いの場合、3日から1週間かかることがあり、それにもかかわらず洗浄効果が不足し、触媒を傷めてしまっていた。一方、一実施例として、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100を用いてマフラー102内部を洗浄する場合、約2時間程度で精度よく汚れ等を除去することができた。また、水量に関しては、約2時間水を流し続けてマフラー102内部を洗浄すると約400Lの水量が必要になる。しかしながら、マフラー洗浄装置100を用いて水を循環させると約20Lの水量でマフラー102内部を洗浄できるので、水量を節約することができる。
以上のように、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100によれば、簡易かつ短時間でマフラー内部を洗浄してPM物質等の汚れを除去し、マフラーのコンディションを回復させることができる。その結果、マフラーの機能低下を抑制して、車両の運用効率を向上させ、マフラーの交換コストを抑制することができる。さらに、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、早急にマフラーを使用できる状態にする必要がある等の緊急時にも対応することができる。
また、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、洗浄液112を循環させてマフラーを洗浄しているため、洗浄水および洗浄液112のコストを大幅に削減することができる。
なお、本実施形態に係るマフラー洗浄装置100は、洗浄液112をSCR用の洗浄液に交換することにより、本実施形態に係る洗浄方法を用いてSCRシステムを搭載したSCRマフラーを洗浄することもできる。ここで、SCRシステム(尿素SCRシステム)とは、排出ガスを浄化する技術の一つであり、例えば、ディーゼルエンジンの排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化する技術のことをいう。
[変形例のマフラーの洗浄手順]
図9は、本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄工程を示すフロー図である。図9を用いて、本実施形態の変形例に係るマフラーの洗浄手順について説明する。なお、変形例に係るマフラーの洗浄手順は、ステップS801からステップS806までが一実施形態の洗浄手順と同じであるため、これらの説明は省略する。
図9に示すように、ステップS806において、マフラー102内部の汚れ等を除去できたか否かを判定し、適切に洗浄することにより汚れ等を除去できて「YES」の場合は、ステップS807に進む。適切に洗浄されずに汚れ等を除去できていなくて「NO」の場合、ステップS805に戻り、再度マフラー102内部を洗浄する。
ステップS807において、例えば、専用の洗浄剤を追加して、さらにマフラー102内部に付着したリン等の環境汚染物質を撹拌分離させて洗浄し、マフラー102内部に付着した環境汚染物質を除去する。そして、マフラー102内部に付着した環境汚染物質を除去して洗浄工程を終了させた後に、洗浄槽101からマフラー102を取り出して、マフラー102からマフラー台座103および上蓋104を取り外す。
以上のように、変形例に係るマフラーの洗浄手順によれば、本実施形態に係るマフラーの洗浄手順による効果に加えて、マフラー内部のリンも除去することができるため、マフラー内部の洗浄効果をさらに向上させることができる。
[変形例の上蓋の構成]
図10は、本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。図11は、本発明の一実施形態の変形例に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。図10および図11を用いて、本実施形態の変形例に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の構成について説明する。変形例のマフラー洗浄装置が、一実施形態のマフラー洗浄装置100と相違する点は、上蓋の上円板が大型車用のマフラーに適用できるサイズに形成されている点である。なお、一実施形態の構成と同様の構成には、同一の符号を記し、説明は省略する。
図10に示すように、変形例に係る上蓋1101は、底円板201と、上円板1102と、底円板201と上円板1102との間で上円板1102の円周位置に巻かれて配置された胴板1103と、上円板1102の上面中心部に形成された、洗浄液を注入する注入口であるソケット1104と、を備えている。このような上蓋1101は、底円板201と上円板1102と胴板1103とで、円筒状の空洞を形成している。ソケット1104内部には、上記円筒状の空洞まで貫通した貫通穴が形成されている。上蓋1101の上円板1102の直径は、一例として、200mm〜300mmが好ましく、250mmがより好ましい。
図11に示すように、上蓋1101の底円板201には、図3に示す上蓋104と同様に、複数のネジ穴205、複数のネジ穴206および複数のシャワー孔301が形成されている。これにより、上蓋1101は、様々な形状のマフラーにネジ止めして取り付けることができる。また、上蓋1101は、上記構成により、ソケット204の貫通穴に流れ込んできた洗浄液が一旦上記円筒状の空洞内に溜まり、複数のシャワー孔301から分散した洗浄液をゆっくりとマフラー102の内部へ流し込むことができる。その結果、複雑な形状のマフラー102に洗浄液を万遍なく浸透させ、そこにこびりついた汚れ等を確実に洗い流すことができる。
変形例に係るマフラー洗浄装置は、上記構成により、一実施形態に係るマフラー洗浄装置100と同様の効果を得られるとともに、大型車用の口径の大きなマフラーにも適用して洗浄することができる。なお、大型車とは、積載量が約10t以上の車両のことをいう。
[他の実施形態の上蓋の構成]
図12は、本発明の他の実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の上面を示す斜視図である。図13は、本発明の他の実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の下面を示す斜視図である。図12および図13を用いて、本発明の他の実施形態に係るマフラー洗浄装置内の上蓋の構成について説明する。他の実施形態のマフラー洗浄装置が、一実施形態のマフラー洗浄装置100と相違する点は、上蓋が小型車用のマフラーに適用できるサイズに形成されている点である。なお、一実施形態の構成と同様の構成には、同一の符号を記し、説明は省略する。
図12に示すように、他の実施形態に係る上蓋1201は、角板1202と、角板1202の中央下部に配置されたシャワー管1203と、角板1202の上面中心部に形成された、洗浄液を注入する注入口であるソケット1204と、を備えている。シャワー管1203は、円筒状であり、内部が空洞に形成されている。ソケット1204内部には、上記円筒状の空洞まで貫通した貫通穴が形成されている。シャワー管1203の底円の直径は、一例として、50mmから150mmが好ましく、48.6mmがより好ましい。
また、上蓋1201は、角板1202の四隅付近にそれぞれネジ穴1205が形成され、その内側に略円形状に複数のネジ穴1206が形成されている。ただし、ネジ穴1205およびネジ穴1206の配置は、本実施形態に限らず、マフラーを固定できる位置に形成されていればよい。本実施形態に係る上蓋1201も、上記一実施形態と同様に、複数のネジ穴1205および1206が形成されていることにより、様々な形状のマフラーにネジ止めして取り付けることができる。
図13に示すように、上蓋1201のシャワー管1203の裏面には、複数のシャワー孔1301が形成されている。上蓋1201は、上記円筒状の空洞および複数のシャワー孔1301が形成されていることにより、ソケット1204の貫通穴に流れ込んできた洗浄液が一旦上記円筒状の空洞内に溜まり、複数のシャワー孔1301から分散した洗浄液をゆっくりとマフラーの内部へ流し込むことができる。その結果、複雑な形状のマフラーに洗浄液を万遍なく浸透させ、そこにこびりついた汚れ等を確実に洗い流すことができる。
他の実施形態に係るマフラー洗浄装置は、上記構成により、一実施形態に係るマフラー洗浄装置100と同様の効果を得られるとともに、小型車用の口径の小さなマフラーにも適用して洗浄することができる。なお、小型車とは、積載量が約1t〜4tの車両のことをいう。
100 マフラー洗浄装置
101 洗浄槽
102 マフラー
103 マフラー台座
104、1101、1201 上蓋
105 角槽
106 ポンプ
107、108、111 ホース
109、110 接続プラグ
112 洗浄液
113 角台車本体
114 固定脚
115 角槽台座
116、118 キャスター
117 ストッパー
119、120 排水用蛇口
121、122 把持部
201 底円板
202、1102 上円板
203、1103 胴板
204、1104、1204 ソケット
205、206、1205、1206 ネジ穴
301、1301 シャワー孔
401 座円板
402 胴板
403 仕切板
404 把持部
501 マフラー本体
502 エンジン側接続部
503 テール側接続部
1202 角板
1203 シャワー管

Claims (4)

  1. マフラーを洗浄するための洗浄槽内の上方に配置される上蓋に形成された、洗浄液を一旦溜める空洞及び該空洞に連通するシャワー孔を有し、前記洗浄槽内の下方に配置されるマフラー台座に前記マフラーのエンジン側接続部が取り付けられるとともに前記マフラーのテール側接続部に前記上蓋が取り付けられた状態で、前記空洞に一旦溜められた洗浄液を前記シャワー孔を介して前記テール側接続部から前記エンジン側接続部に向けて前記マフラーの内部へ流し込んで洗浄するシャワー洗浄手段と、
    前記マフラー台座に形成された流路を有し、前記マフラーの内部から前記洗浄液及び汚れを前記流路を介して前記マフラー外へ放出し前記汚れを前記洗浄槽の底部に沈殿させつつ、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液に前記マフラーの前記エンジン側接続部を含む領域をつけ置きして洗浄するつけ置き洗浄手段と、
    前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液の上澄みを前記上蓋に送ることにより前記上澄みを循環させる上澄み循環手段と、
    を備える、マフラー洗浄装置。
  2. 前記上蓋は、前記空洞に連通し、洗浄液を注入する注入口を有する、請求項1に記載のマフラー洗浄装置。
  3. 前記流路は、全体が円板形状をなし、該円板形状の円周方向へ向けて放射状に形成された複数の仕切板で区画されている、請求項1又は2に記載のマフラー洗浄装置。
  4. 洗浄するマフラーを取り付けるマフラー台座を洗浄槽に収納する工程と、
    前記マフラーのエンジン側を前記洗浄槽に収納された前記マフラー台座に取り付けて前記洗浄槽に収納する工程と、
    前記洗浄槽に収納された前記マフラーのテール側に上蓋を取り付ける工程と、
    前記マフラー台座に前記マフラーのエンジン側が取り付けられるとともに前記マフラーのテール側に前記上蓋が取り付けられた状態で、前記上蓋に形成された空洞に一旦溜められた洗浄液を前記空洞に連通するシャワー孔を介して前記マフラーのテール側から前記マフラーのエンジン側に向けて前記マフラーの内部へ流し込んで洗浄するシャワー洗浄工程と、
    前記マフラーの内部から前記洗浄液及び汚れを前記マフラー台座に形成された流路を介して前記マフラー外へ放出し前記汚れを前記洗浄槽の底部に沈殿させつつ、前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液に前記マフラーの少なくとも前記エンジン側をつけ置きして洗浄するつけ置き洗浄工程と、
    前記洗浄槽に溜まった前記洗浄液の上澄みを前記上蓋に送ることにより前記上澄みを循環させる上澄み循環工程と、
    を含む、マフラー洗浄方法。
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