JP2003003671A - 設備潜在危険個所管理システム - Google Patents

設備潜在危険個所管理システム

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JP2003003671A
JP2003003671A JP2001185292A JP2001185292A JP2003003671A JP 2003003671 A JP2003003671 A JP 2003003671A JP 2001185292 A JP2001185292 A JP 2001185292A JP 2001185292 A JP2001185292 A JP 2001185292A JP 2003003671 A JP2003003671 A JP 2003003671A
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Kazumasa Ariyoshi
一雅 有吉
Mitsuo Takahashi
三雄 高橋
Sadanori Nakano
貞則 中野
Shuichi Kishida
修一 岸田
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜在危険個所の認識及び監視を自動的に行う
ようにした設備潜在危険個所管理システムを提供する。 【解決手段】 製鉄所等に配設された設備の潜在危険個
所を洗い出してリスト化し、管理用サーバー1に潜在危
険個所を表す配置図を管理図、潜在危険個所の概略説明
を記載した概略説明表及び設備点検・監視状況一覧表を
個別のファイルに互いに関連付けして格納してデータベ
ースを構築し、この管理用サーバー1にローカルエリア
ネットワーク2を介して各管理部署に配設した情報端末
3を接続することにより、各情報端末3からデータベー
スをアクセスして、潜在危険個所の確認や、点検日、教
育訓練実施日等の管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄所等に配設さ
れた設備の潜在危険個所を管理する設備潜在危険個所管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の設備潜在危険個所管理システムと
しては、例えば特公平4−61145号公報に記載され
たものが知られている。この従来例には、工事の内容や
工事進行現場の状況等をもとに災害危険度を計算し、作
業所ごとの災害を予知を行うために、危険度を計算する
ためのデータや処理指令等を入力する入力手段装置、各
種の災害発生に関する予知情報を記憶した災害予知情報
記憶装置、入力装置から入力されたデータを工事の内容
によって評価される固定値情報と工事の進行に伴って評
価される変動値情報に分類する第1のステップと各情報
の評価値から過去の経験に基づいて算定された数値によ
り各予知情報の危険度の配分計算を行う第2のステップ
と配分計算により計算値の高くなった危険度の予知情報
を災害予知記憶装置から読み出し抽出する第3のステッ
プとにより災害に関する予知情報の危険度を配分計算し
予知情報を抽出する災害予知演算処理装置、及び該災害
予知演算処理装置で抽出された予知情報を出力する出力
装置からなることを特徴とする工事災害予知情報管理装
置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、建設現場等の作業所での作業状況に応
じた災害予知を的確に行って災害の発生を未然に防止す
ることができるものであるが、製鉄所等の工場に設置さ
れた各設備での潜在的な危険個所についての認識や監視
を自動的に且つ客観的に行うことはできないという未解
決の課題がある。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、潜在危険個所の認
識及び監視を自動的に且つ客観的に行うようにした設備
潜在危険個所管理システムを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る設備潜在危険個所管理システムは、
設備の潜在危険個所を管理する設備潜在危険個所管理シ
ステムにおいて、設備潜在危険個所の管理対象設備を登
録する管理対象登録手段と、該管理対象登録手段に登録
された管理対象設備に関する配置図を格納する管理対象
図面格納手段と、該管理対象図面格納手段に格納された
配置図に関連付けして管理対象設備の点検監視項目を記
述した設備点検監視情報を格納する設備点検監視情報格
納手段と、前記管理対象図面格納手段及び設備点検監視
情報格納手段を関連付けして所望の管理対象情報を出力
する出力手段とを備えていることを特徴としている。
【0006】この請求項1に係る発明では、設備の潜在
危険個所を設備点検等で洗い出して管理対象設備を管理
対象登録手段で登録すると共に、該当する管理対象設備
の設置位置を表す全体図及び拡大図等の配置図を管理対
象図面格納手段で格納し、さらに管理対象設備の点検監
視項目を記述した設備点検監視情報を設備点検監視情報
格納手段に格納する。そして、所望とする管理対象設備
の情報を出力する場合に、出力手段で、管理対象図面格
納手段及び設備点検監視情報格納手段を関連付けて、デ
ィスプレイ又はプリンタ等の出力装置に出力する。
【0007】また、請求項2に係る設備潜在危険個所管
理システムは、設備の潜在危険個所を管理する設備潜在
危険個所管理システムにおいて、設備潜在危険個所の管
理対象設備を登録する管理対象登録手段と、該管理対象
登録手段に登録された管理対象設備に関する配置図を格
納する管理対象図面格納手段と、該管理対象図面格納手
段に格納された配置図に関連付けして管理対象設備の点
検監視項目及び点検期間を記述した設備点検監視情報を
格納する設備点検監視情報格納手段と、前記管理対象図
面格納手段及び設備点検監視情報格納手段を関連付けし
て所望の管理対象情報を出力する出力手段と、前記設備
点検監視情報で設定された点検期間で点検が行われたか
否かを監視する点検期間監視手段とを備えていることを
特徴としている。
【0008】この請求項2に係る発明では、請求項1に
係る発明の動作に加えて、設備点検監視情報で設定され
た点検期間で点検が行われたか否かを点検期間監視手段
で監視し、点検が行われているときには次回の点検期間
まで待機するが、点検が行われていないときには、該当
する管理対象設備について点検を行う必要がある旨のガ
イダンス情報を出力手段から出力して点検を促す。
【0009】さらに、請求項3に係る設備潜在危険個所
管理システムは、設備の潜在危険個所を管理する設備潜
在危険個所管理システムにおいて、設備潜在危険個所の
管理対象設備を登録する管理対象登録手段と、該管理対
象登録手段に登録された管理対象設備に関する配置図を
格納する管理対象図面格納手段と、該管理対象図面格納
手段に格納された配置図に関連付けして管理対象設備の
点検監視項目及び教育訓練期間を記述した設備点検監視
情報を格納する設備点検監視情報格納手段と、前記管理
対象図面格納手段及び設備点検監視情報格納手段を関連
付けして所望の管理対象情報を出力する出力手段と、前
記設備点検監視情報で設定された教育訓練期間で教育訓
練が行われたか否かを監視する教育訓練期間監視手段と
を備えていることを特徴としている。ここで、教育訓練
とは、必要な設備知識、設備点検を行う際に必要な視点
(見方)に関する知識教育及び実地指導、訓練並びに異
常時措置に関する教育、訓練等をさす。
【0010】この請求項3に係る発明では、請求項1に
係る発明の動作に加えて、設備点検監視情報で設定され
た教育訓練期間で教育訓練が行われたか否かを教育訓練
期間監視手段で監視、教育訓練が行われているときには
次回の教育訓練期間まで待機するが、教育訓練が行われ
ていないときには該当する管理対象設備について教育訓
練を行う必要がある旨のガイダンス情報を出力手段から
出力して教育訓練の実施を促す。
【0011】さらにまた、請求項4に係る設備潜在危険
個所管理システムは、請求項1乃至3の何れかの発明に
おいて、前記設備点検監視情報格納手段が、管理対象設
備の潜在危険個所とその事象とを概念的に表す概念説明
表が付加されていることを特徴としている。この請求項
4に係る発明では、設備点検監視情報格納手段に、概念
説明表が付加されているので、この概念説明表を出力手
段で出力することにより、管理対象設備の潜在危険個所
とその事象を一目で把握することが可能となる。
【0012】また、請求項5に係る設備潜在危険個所管
理システムは、請求項2に係る発明において、前記点検
期間監視手段は、点検日が到来したときに、点検を指示
するガイダンス情報を出力する点検指示手段と、点検を
行ったときに点検日を入力する点検日入力手段を有し、
点検期間が到来したときに、点検日入力手段で点検日が
入力されているか否かを判定し、点検日が入力されてい
ないときに該当管理対象設備の点検を指示するガイダン
ス情報を表示するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0013】この請求項5に係る発明では、所定の点検
日が到来すると、点検指示手段で点検を促すガイダンス
情報を出力することにより、管理対象設備の管理者に点
検の必要性を報知することができ、このガイダンス情報
が管理者が点検を行って点検日入力手段で点検日を入力
するまで継続される。さらに、請求項6に係る設備潜在
危険個所管理システムは、請求項2に係る発明におい
て、前記点検期間監視手段は、点検結果に数値情報を含
まれる場合に、当該数値情報と限界値とを比較して、限
界値を超えているときに設備の更新、部品交換等の潜在
危険回避ガイダンス情報を出力する報知手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0014】この請求項6に係る発明では、点検結果に
数値情報が含まれている場合に、その数値情報と限界値
とを比較して、設備の更新、部品交換等の潜在危険回避
ガイダンス情報を表示又は印字することにより、管理者
に管理対象設備の潜在危険状況を確実に報知することが
できる。さらにまた、請求項7に係る設備潜在危険個所
管理システムは、請求項3に係る発明において、前記教
育訓練期間監視手段は、教育訓練を行ったときに訓練実
施日を入力する訓練実施日入力手段を有し、教育訓練期
間が到来したときに、訓練実施日入力手段で訓練実施日
が入力されているか否かを判定し、訓練実施日が入力さ
れていないときに該当管理対象設備の教育訓練を指示す
るガイダンス情報を表示するように構成されていること
を特徴としている。
【0015】この請求項7に係る発明では、所定の教育
訓練期間が到来すると、教育訓練指示手段で教育訓練の
実施を促すガイダンス情報を出力することにより、管理
対象設備の管理者に教育訓練の実施時期を正確に報知す
ることができ、このガイダンス情報が管理者が教育訓練
を行って訓練実施日入力手段で訓練実施日を入力するま
で継続される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を伴って説明する。図1は、本発明の一実施形態の概略
構成を示す概略構成図であり、図中、1は設備潜在危険
情報を管理するオブジェクト・リレーショナル型データ
ベースを構築した管理サーバーであって、この管理サー
バー1にローカルエリアネットワーク2を介して、製鉄
所の製鋼工場、熱間圧延工場、冷間圧延工場等の各設備
に配設された多数の例えばパーソナルコンピュータで構
成される情報端末3が接続されていると共に、所定数の
プリンタ4が接続され、各情報端末3から管理サーバー
1に構築されたデータベースをアクセス可能に構成され
ていると共に、アクセスした情報をプリンタ4で印刷可
能に構成されている。
【0017】各情報端末3では、演算処理装置3aと、
CRTや液晶表示器等のディスプレイ3bと、キーボー
ド3c、マウス3dとを有し、データベースに格納され
ている設備潜在危険情報をアクセスしてディスプレイ3
bに表示すると共に、所望事項をプリンタ4で印刷す
る。そして、管理サーバー1に構築した設備潜在危険情
報を管理するデータベースは、製鉄所内の各工場での事
故に繋がる潜在危険個所を全て洗い出してリストアップ
し、リストアップされた潜在危険個所を工場全体図、設
備見取図等に図示したハザードマップ、リストアップさ
れた管理対象設備に関する図解及び潜在危険監視事項を
記述した概略説明表、優先順位、潜在危険個所となる設
備又は機器名、潜在危険の内容、現象、発掘の経緯、想
定原因、重点点検・監視方法、点検周期監視頻度、教育
訓練の内容、教育訓練の頻度、基準類の有無及び基準番
号を表形式に記載した設備点検・監視状況一覧表及び潜
在危険現象が発生したときの作業手順ポイント防災見取
図を作成し、これらを夫々所定の識別コードを付加して
ハザードマップファイル、概略説明書ファイル、一覧表
ファイル及び防災見取図ファイルに個別に登録されてい
る。
【0018】ここで、潜在危険の洗い出しは、自社及び
他社の過去の事故例、事故直前の段階で発見され解決さ
れた事例や他工場での類似設備の潜在危険個所等を参考
にして、想定し得る重大事故を徹底して洗い出すと共
に、頭の体操による潜在危険の摘出と是正を行う。この
潜在危険の洗い出しには、図2に示すような潜在危険個
所是正計画書を使用する。
【0019】この潜在危険個所是正計画書は、会社名、
所属部署、内線番号を記載すると共に、潜在危険個所の
想定事象及び是正処置・予防処置を記載した印刷用紙が
用意されていると共に、データベースに形成された計画
書ファイルに潜在危険個所是正計画書のフォーマットが
登録されている。印刷用紙を使用する場合にはこれに手
書きで所定事項を記入したり、簡単な図面を描くことに
より作成し、潜在危険個所是正計画書のフォーマットを
使用する場合には、このフォーマットを読出して、キー
ボード3c及びマウス3dによって、所定事項を記述し
たり、図形情報を張り付けて作成する。ここで、印刷用
紙の潜在危険個所是正計画書を使用する場合には、デー
タベースの計画書ファイルへの登録は、イメージスキャ
ナーで潜在危険個所是正計画書を読み取って電子情報化
するか又はデータベースに格納されている潜在危険個所
是正計画書のフォーマットを読み出して、これに文章を
キーボード3cを使用して入力すると共に、図形データ
をイメージスキャナーで読取るかCADで作成したCA
D情報として入力する。
【0020】そして、計画書ファイルに登録された各潜
在危険個所是正計画書に基づいてハザードマップ、概略
説明表、設備点検・監視状況一覧表、作業手順ポイント
防災見取図情報を作成し、これらを関連付けして、管理
対象図面格納手段としてのハザードマップファイルと、
設備点検監視情報格納手段としての管理対象概略説明表
ファイル、一覧表ファイル及び防災見取図ファイルとに
登録する。
【0021】このように、データーベースの各ファイル
に潜在危険個所情報の登録が完了すると、管理サーバー
1にローカルエリアネットワーク2を介して接続された
クライアントとなる情報端末3からアクセスすることに
より、潜在危険個所情報の検索が可能となると共に、点
検完了日の入力が可能となり、さらにデータベースから
送信される点検指示を行う点検指示ガイダンス情報等の
ガイダンス情報の表示又は印刷が可能となる。
【0022】そして、データベースを管理するデータベ
ース管理システムでは、図3に示す潜在危険管理処理を
実行する。この潜在危険管理処理は、先ず、ステップS
1で、点検情報を検索する予め設定された点検情報検索
時刻(例えば毎日午前9時)であるか否かを判定し、点
検情報検索時刻ではない場合には後述するステップS6
にジャンプし、点検情報検索時刻である場合には、ステ
ップS2に移行して、一覧表ファイルに登録されている
設備点検・監視状況一覧表に記載されている点検周期を
参照して、前回の点検予定日からの経過日数が所定の点
検周期に達した管理対象設備が存在するか否かを判定
し、該当する管理対象設備が存在する場合には、ステッ
プS3に移行して、該当する管理対象設備を管理してい
る部署に設置された情報端末3に対して潜在危険個所、
点検予定日及び点検・監視方法を表す点検ガイダンス情
報を送信してからステップS4に移行し、該当する管理
対象設備が存在しない場合には直接ステップS4に移行
する。
【0023】このステップS4では、一覧表ファイルに
登録されている設備点検・監視状況一覧表に記載されて
いる教育訓練頻度を参照して、前回の教育訓練予定日か
らの経過日数が所定の教育訓練頻度に達した管理対象設
備が存在するか否かを判定し、該当する管理対象設備が
存在する場合にはステップS5に移行して、該当する管
理対象設備を管理している部署に設置された情報端末3
に対して管理対象設備についての教育訓練予定日である
と共に、教育訓練を促す教育訓練ガイダンス情報を送信
してからステップS6に移行する。
【0024】このステップS6では、情報端末3からの
アクセスがあるか否かを判定し、情報端末3からのアク
セスがないときには前記ステップS1に戻り、情報端末
3からのアクセスがあったときにはステップS7に移行
して、潜在危険個所是正計画書の入力要求であるか否か
を判定し、計画書の入力要求であるときには、ステップ
S8に移行して、計画書のフォーマットを該当する情報
端末3に送信して、情報端末3のディスプレイ3bに表
示してからステップS9に移行し、計画書の入力要求で
はないときには直接ステップS9に移行する。
【0025】このステップS9では、潜在危険個所是正
計画書の登録要求であるか否かを判定し、計画書の登録
要求であるときには、ステップS10に移行して、該当
する情報端末3から送信される潜在危険個所是正計画書
を計画書ファイルに登録してからステップS11に移行
し、計画書の登録要求でないときには直接ステップS1
1に移行する。
【0026】このステップS11では、潜在危険個所情
報読込要求であるか否かを判定し、潜在危険個所情報読
込要求であるときにはステップS12に移行して、製鉄
所の全体図を表示し、次いでステップS13に移行し
て、表示された全体図から該当する工場がマウス又はキ
ーボードを操作してカーソルを移動させることにより、
選択されたか否かを判定し、工場が選択されていないと
きにはステップS14に移行して情報端末3のアクセス
が終了したか否かを判定し、情報端末のアクセスが終了
したときには前記ステップS1に戻り、アクセスが終了
していないときには前記ステップS13に戻り、工場が
選択されたときには、ステップS15に移行して入力さ
れるオブジェクトIDに基づいて、選択された工場の全
体図を検索して表示し、次いでステップS16に移行し
て、所望の区画が選択されたか否かを判定し、所望の区
画が選択されていないときにはステップS17に移行し
て情報端末3のアクセスが終了したか否かを判定し、ア
クセスが終了したときには前記ステップS1に戻り、ア
クセスが継続しているときには前記ステップS16に戻
り、所望の区画が選択されたときにはステップS18に
移行して潜在危険個所を表すと共に、一覧表選択ボタン
及び防災見取図選択ボタンを配置した区割り図を表示す
る。
【0027】次いで、ステップS19に移行して、潜在
危険個所が選択されたか否かを判定し、潜在危険個所が
選択されたときにはステップS20に移行して、該当潜
在危険個所の図解、潜在危険事象及び防災ポイントを表
す概略説明表を表示してからステップS21に移行し、
潜在危険個所が選択されていないときには直接ステップ
S21に移行する。
【0028】このステップS21では、一覧表選択ボタ
ンが選択されているか否かを判定し、一覧表選択ボタン
が選択されているときにはステップS22に移行して、
該当する区割り図の潜在危険個所の設備点検・監視状況
一覧表情報を表示してからステップS23に移行し、一
覧表選択ボタンが選択されていないときには直接ステッ
プS23に移行する。
【0029】このステップS23では、防災見取図選択
ボタンが選択されているか否かを判定し、防災見取図選
択ボタンが選択されているときにはステップS24に移
行して、該当する工場の防災見取図を表示してからステ
ップS25に移行し、防災見取図選択ボタンが選択され
ていないときには直接ステップS25に移行する。この
ステップS25では、情報端末3からのアクセスが終了
したか否かを判定し、情報端末3からのアクセスが終了
したときには前記ステップS1に戻り、情報端末3から
のアクセスが終了していないときには前記ステップS7
に戻る。
【0030】一方、前記ステップS11の判定結果が、
潜在危険個所情報読込要求ではないときにはステップS
26に移行して、点検報告書登録要求であるか否かを判
定し、点検報告書登録要求であるときにはステップS2
7に移行して、点検報告書を点検報告書ファイルに登録
してから前記ステップS25に移行し、ステップS26
の判定結果が点検報告書登録要求ではないときにはステ
ップS28に移行して、教育訓練報告書登録要求である
か否かを判定し、教育訓練報告書登録要求であるときに
はステップS29に移行して、教育訓練報告書を教育訓
練報告書ファイルに登録してから前記ステップS25に
移行し、教育訓練報告書登録要求ではないときには直接
前記ステップS25に移行する。
【0031】この図3の処理において、ステップS1〜
ステップS3の処理が点検期間監視手段に対応し、ステ
ップS4及びステップS5の処理が教育訓練期間監視手
段に対応し、ステップS6〜ステップS29の処理が出
力手段に対応している。次に、上記実施形態の動作を説
明する。先ず、製鉄所内の各工場で、過去に蓄積された
潜在危険個所や他の製鉄所や他社の製鉄所で過去に発生
した事故を分析して、潜在危険個所の洗い出しを行い、
オブジェクト・リレーショナル型データベースに登録す
る。
【0032】このとき、製鉄所の全体図における各工場
位置に工場全体図のオブジェクトIDを設定し、オブジ
ェクトIDで指定される工場全体図のヤード単位に区割
り図のオブジェクトIDを設定し、区割り図の潜在危険
個所に概略説明図のオブジェクトIDを設定することに
より、各図面情報をリンク付けすると共に、区割り図に
表示された一覧表選択ボタンを設備点検・監視状況一覧
表にリンクし、防災見取図選択ボタンを防災見取図にリ
ンクする。
【0033】このようにして、オブジェクト・リレーシ
ョナル型データベースへの全ての潜在危険個所の登録が
完了すると、各情報端末3からローカルエリアネットワ
ーク2を介して管理用サーバー1にアクセスすることに
より、データベースの利用が可能となる。そして、デー
タベース側では、例えば毎朝9時の点検検索時刻になる
と、点検周期が到来した潜在危険個所が存在するか否か
を検索し(ステップS2)、点検周期が到来した潜在危
険個所が存在する場合には、該当する潜在危険個所を管
理する部署に配置された情報端末3に対して点検を必要
とする潜在危険個所、点検予定日及び点検・監視方法を
表すガイダンス情報を送信して、ディスプレイ3bに表
示する。
【0034】これにより、管理部署では、自己の管轄領
域で点検期間が到来した潜在危険個所を認識し、担当者
に点検を指示すると共に、必要に応じてプリンタ3eで
ガイダンス情報をプリントアウトして所定個所に掲示し
て、部署全体に注意を喚起する。そして、担当者がガイ
ダンス情報で表される点検・監視方法で点検を行い、点
検を終了すると、情報端末3から点検報告書作成を選択
することにより、点検報告書のフォーマットを表示し、
これに点検日、潜在危険個所名、点検結果を入力して点
検報告書を作成し、作成した点検報告書をデータベース
に送信する。
【0035】データベースでは、点検報告書を受信する
と、点検報告書ファイルに登録すると共に、点検日及び
点検予定日からの経過日数を点検周期ファイルに登録す
る。これにより、翌日点検検索時刻が到来したときに、
点検日が入力されていることにより、該当する潜在危険
個所が点検済であると判断して、ガイダンス情報は送信
されることはない。
【0036】ところが、点検予定日を認識しても点検を
行って点検報告書の作成が行われないと、点検周期ファ
イルに点検日が登録されないことにより、翌日の点検検
索時刻が到来したときに、潜在危険個所、点検予定日、
点検・監視方法及び点検予定日からの経過日数を表すガ
イダンス情報が該当部署の情報端末3に送信されて、こ
のガイダンス情報がディスプレイ3bに表示される。
【0037】同様に、教育訓練については、教育訓練予
定日の属する月の前月末に、来月に教育訓練予定日が到
来することの予告する教育訓練予定日及び訓練内容を表
す予告ガイダンス情報を潜在危険個所を管轄する管理部
署に設置された情報端末3に送信し、これをディスプレ
イ3bに表示する。これにより、次月の予定に教育訓練
を組込むことができる。
【0038】その後、訓練予定日が到来すると、潜在危
険個所の管理部署に同様に潜在危険個所名、教育訓練予
定日、教育訓練内容を表す確認ガイダンス情報が送信さ
れ、これがディスプレイ3bに表示される。そして、予
定された教育訓練予定日に教育訓練を行い、この訓練が
終了すると、情報端末3で教育訓練報告書作成メニュー
を選択することより、教育訓練報告書のフォーマットが
ディスプレイ3bに表示され、この教育訓練報告書に教
育訓練実施日、訓練指導者、訓練参加者、訓練内容等を
入力し、この教育訓練報告書をデータベースに送信する
ことにより、教育訓練報告書ファイルに登録されると共
に、訓練実施日が教育訓練日ファイルに登録される。
【0039】したがって、教育訓練を行った翌日には該
当する潜在危険個所の教育訓練が終了していることを教
育訓練日ファイルで確認することができるので、新たに
教育訓練を促すガイダンス情報の作成は行われることが
ない。しかしながら、教育訓練を行っていないときに
は、教育訓練を行って教育訓練報告書を受信するまで、
教育訓練を促すガイダンス情報が該当する潜在危険個所
を管轄する管理部署に設けた情報端末3に送信して、こ
のガイダンス情報をディスプレイ3bに表示する。
【0040】一方、各工場における担当者が潜在危険個
所の確認を行う場合には、情報端末3で潜在危険個所確
認メニューを選択する。これによって、データベースか
ら製鉄所全体図を表示する全体図情報が情報端末3に送
信されて、これがディスプレイ3bに表示される。この
表示された製鉄所全体図から担当者が属する工場例えば
製鋼工場の表示を選択することにより、これに対応する
オブジェクトIDの図4に示す製鋼工場全体図が表示さ
れ、この製鋼工場全体図から所望のヤード例えばDヤー
ドを選択することにより、これに対応するオブジェクト
IDの図5に示す区割り図が表示され、この区割り図に
は、Dヤードで登録されている潜在危険個所D1及びD
2が設備名と危険内容とを表す文字情報を併記して表示
されていると共に、一覧表選択ボタン11及び防災見取
図選択ボタン12が表示されている。
【0041】そして、区割り図で潜在危険個所D2の文
字情報を選択することにより、これに対応するオブジェ
クトIDの図6に示す概略説明表が表示される。この概
略説明表は、脱ガス槽を表す概略図21と、この概略図
21に表される潜在危険個所についての想定原因を記述
した文字情報とが表示されている。すなわち、概略図2
1には溶鋼を注入した取鍋22と、この取鍋22の溶鋼
内に浸漬された浸漬管23及びこれに冷却水を供給する
フレキシブルホース24を有する脱ガス槽25と、この
脱ガス槽25内に挿入された酸素を吹込むと共に冷却水
が供給されるランス26とが表示されている。そして、
潜在危険個所としては、取鍋22に注入された溶鋼に漏
水が接触することによる水蒸気爆発を生じる可能性があ
るランス関係、浸漬管関係、取鍋操作関係の3点につい
て夫々想定原因が記述されている。すなわち、想定原因
としては、ランス関係についは、冷却水を止めずに処理
中断し漏水、ランス冷却水の入出流量差異常に気づくの
が遅れ漏水、ランス長期使用で劣化し冷却水漏れの3点
が挙げられ、浸漬管関係についてはフレキシブルホース
の長さ不良・固定不良で、ホース損傷による漏水、保温
材投入時にフレキシブルホースを破損して漏水の2点が
挙げられ、上昇量(浸漬量)の設定が不敵、あるいは目
視確認不良の場合に、フレキシブルホースが漬かり、溶
損して漏水する場合が挙げられる。
【0042】したがって、表示された概略説明表を視認
することにより、担当者の所望とする潜在危険個所の防
災ポイントを一目で確認することができる。一方、担当
者が所望の潜在危険個所の詳細情報を確認したい場合に
は、前述した区割り図を表示した状態で、一覧表選択ボ
タンをマウス3d又はキーボード3cを操作することに
より選択することにより、図7に示す設備点検・監視状
況一覧表がディスプレイ3bに表示される。
【0043】この設備点検・監視状況一覧表は、設備点
検・監視の優先順位を表示する優先順位表示欄30と、
潜在危険個所に固有のコード番号を表示するコード番号
表示欄31と、設備・機器名を表示する設備・機器名表
示欄32と、重大危険の内容を表示する危険内容表示欄
33と、現象表示欄34と、発掘の経緯を表示する経緯
表示欄35と、想定原因を表示する想定原因表示欄36
と、重点点検・監視方法を表示する点検監視方法表示欄
36と、点検周期又は監視頻度を表示する点検周期監視
頻度表示欄37と、教育訓練の内容を表示する教育訓練
内容表示欄38と、教育訓練の頻度を表示する教育訓練
頻度表示欄39と、基準類の有無、基準番号を表示する
基準類表示欄40とを備えている。
【0044】そして、この設備点検・監視状況一覧表
に、例えば製鋼工場におけるDヤードでのコード番号D
1の○○炉○○バーナーについて新たな潜在危険の発掘
があり、潜在危険個所是正計画書が提出されたものとす
るすると、図7に示すように、コード番号表示欄31に
コード番号「D1」を設定し、設備機器名表示欄32に
「○○炉○○バーナー」と設定し、危険内容表示欄33
に「爆発」と設定し、現象表示欄34に「バーナー行き
配管の腐食穴明き部からガス漏れし、炉へ機の高温部が
着火源となり爆発」と設定し、経緯表示欄35に「H1
2年新規発掘」と設定し、想定原因表示欄36に「バー
ナー行き配管の長期使用で腐食し、ガス漏れ」と設定
し、点検・監視方法表示欄37に「バーナー行き配管の
腐食状況監視」と設定し、点検周期表示欄38に「1回
/3月」と表示し、教育訓練内容表示欄39に「監視方
法、異常時の処置方法」を設定し、教育訓練頻度表示欄
40に「1回/1年」を設定し、基準類表示欄41に他
の潜在危険個所との関連が無いことを表す「無し」を設
定する。
【0045】一方、Dヤードのコード番号D2の脱ガス
槽については、データベースの作成時に既に登録されて
おり、コード番号表示欄31にコード番号「D2」が表
示され、設備・機器名表示欄32に「脱ガス槽」が表示
され、危険内容表示欄33に「水蒸気爆発」が表示さ
れ、現象表示欄34に「ランス:冷却水系統、浸漬管フ
ランジ冷却水系統から漏水し、溶鋼と水が接触した時、
水蒸気爆発の危険。」が表示され、想定原因表示欄36
に「(1) ランス:a;冷却水を止めずに処理を中断し漏
水、b;ランスが長期使用で劣化し冷却水漏れ、(2) 浸
漬管フランジ:a;フレキシブルホースの長さ・固定不
良、(3) 取鍋操作:a;取鍋上昇量(浸漬量)の設定が
不適、或いは目視確認不良の場合、フレキシブルホース
が漬かり、溶損」が表示され、点検・監視方法表示欄3
7に「(1) a;冷却水流量差の監視、b;ランス累積使
用回数確認及びランス外観点検、(2) a;フレキシブル
ホースの仕舞状況を目視点検、(3) a−1;取鍋点検窓
の視界状況点検、a−2;ストローク調節器の点検・校
正」が表示され、点検周期表示欄38に点検・監視方法
の行に対応させて欄「1回/3CH、交替初日、交替初
日、1回/2日、1回/6月」が表示され、教育訓練内
容表示欄39に「(1) a;監視方法、異常時の処置方
法、(2) a;目視点検要領について実地教育、(3) a;
操作要領、目視点検要領について訓練」が表示され、教
育訓練頻度表示欄40に教育訓令内容に対応させて「1
回/2年、1回/1年、1回/1年」を表示し、基準類
表示欄41に教育訓練頻度に対応させて「無し、無し、
有り(No. T−12)」が表示される。
【0046】したがって、この一覧表から担当者が所望
とする潜在危険個所の設備点検・監視状況を的確に把握
することができ、この一覧表での各項目で改善したい点
があるとき、或いは担当者が新規に潜在危険個所を発掘
した場合には、情報端末3の初期メニューから潜在危険
個所是正計画書作成を選択して、新たに潜在危険個所是
正計画書を作成して、これをデータベースの潜在危険個
所是正計画書ファイルに格納することにより、データベ
ースの管理者が潜在危険個所是正計画書に記載された潜
在危険個所について必要に応じて管轄部署に確認をとる
ことにより、概略説明表を作成すると共に、設備点検・
監視状況一覧表に所定事項を設定すると共に、区割り図
に新たな潜在危険個所の表示を追加すると共に、作成し
た概略説明書のオブジェクトIDを設定して、区割り表
と概略説明表とを関連付ける。
【0047】なお、点検・監視方法表示欄37に記載さ
れている監視、外観検査、黙視点検等の他、温度情報、
熱画像診断(サーモビュア情報)、デジタルカメラによ
る写真情報等、監視・点検に際して、客観的に判断でき
る情報の利用も可能である。これら情報の併用により点
検者による点検結果の個人差の解消及び点検結果の確認
・補完も可能となる。
【0048】次に、洗剤危険個所で万一事故が発生した
場合の防火対策について特定の留意事項が必要な個所に
ついては、防災見取図を作成し防災設備の点検、取扱い
教育、訓練に活用できるようにする。また、教育訓練等
で防災見取図を必要とする場合には、区割り図を表示し
ている状態で、防災見取図選択ボタンをキーボード3c
又はマウス3dを操作して選択することにより、図8に
示す防災見取図を表示することができ、この状態で、ツ
ールバーの印刷アイコンを選択することにより、プリン
タ3eで防災見取図を印刷することができる。ここで、
防災見取図は、CADを利用してCADデータとして作
成するか又は既存の図面をイメージスキャナーで読取っ
てイメージデータとして作成することができるが、各情
報端末3にCADソフトをインストールするとコストが
嵩むため、イメージデータとして作成することが好まし
い。
【0049】そして、印刷した防災見取図に従って、図
上訓練(机上訓練)を行ったり、非難、退避要領の教育
訓練等を行う。同様に、教育訓練時には、設備点検・監
視状況一覧表も印刷して、重点点検・監視項目の見直し
即ち実際の点検・監視状況が的確に行われているか、点
検・監視の項目は十分であるか、点検の方法、周期はよ
いか、教育訓練の内容・頻度はよいか、基準類の内容に
抜けがないか等を確認することにより、潜在危険個所の
洗い出しも行う。
【0050】このように上記実施形態によると、何れか
の潜在危険個所について点検周期が到来すると、該当す
る潜在危険個所を管理する部署に配設された情報端末3
に対して、潜在危険個所、点検予定日、点検・監視方法
を表す点検ガイダンス情報が送信されて、ディスプレイ
3bに表示されるので、潜在危険個所に対する点検忘れ
を確実に防止することができると共に、潜在危険個所の
教育訓練についても該当月の前月に教育訓練予定日、教
育訓練内容を表す訓練ガイダンス情報を該当する潜在危
険個所を管理する部署に配設された情報端末3に対して
送信されて、ディスプレイ3bに表示されることによ
り、潜在危険個所に対する教育訓練を忘れずに実施する
ことができ、製鉄所内の潜在危険個所の防災を確実に行
うことができる。また、製鉄所内の何れの担当者であっ
ても、情報端末3を操作してデータベースにアクセスす
ることにより、所望とする潜在危険個所の必要な情報を
取得することができると共に、新たに潜在危険個所を発
掘した場合に、潜在危険個所是正計画書を作成すること
により、データベースに登録されることから、各担当者
が潜在危険個所の防災についての確認を容易に行うこと
ができ、製鉄所全体の防災対策を万全に行うことができ
る。
【0051】なお、上記実施形態においては、ハザード
マップに関連付けして概略説明表、設備点検・監視状況
一覧表、防災見取図を読出す場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、工場名、区割り名、コ
ード番号、潜在危険個所名から検索して、概略説明表、
設備点検・監視状況一覧表、防災見取図を読出すように
してもよい。
【0052】また、上記実施形態においては、製鉄所全
体についての潜在危険個所を一元管理する場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、各工場毎
に、潜在危険個所を分散管理するようにしてもよい。さ
らに、上記実施形態においては、予め設定された点検周
期に基づいて点検を実施する場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、点検情報に管の肉厚測
定値等の数値情報が付加されている場合には、数値情報
と限界値を比較して、限界値を超えている場合には設備
の更新や部品交換等の潜在危険回避ガイダンス情報を該
当する部署に対応する情報端末3に報知する報知手段を
設けるようにしてもよい。
【0053】さらにまた、上記実施形態においては、各
種情報をディスプレイ3b又はプリンタ4に出力する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、情報端末3以外の専用表示器にガイダンス情報を表
示するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、設備の潜在危険個所を洗い出して管理対象
設備を管理対象登録手段で登録すると共に、該当する管
理対象設備の設置位置を表す全体図及び拡大図を管理対
象図面格納手段で格納し、さらに管理対象設備の点検監
視項目を記述した設備点検監視情報を設備点検監視情報
格納手段に格納し、所望とする管理対象設備の情報を出
力する場合に、出力手段で、管理対象図面格納手段及び
設備点検監視情報格納手段を関連付けて、ディスプレイ
又はプリンタ等の出力装置に出力するにしたので、設備
の潜在危険個所に関する情報を容易に取得することがで
きると共に、潜在危険個所を発掘した場合の登録も容易
に行うことができ、、潜在危険個所の防災管理を確実に
行うことができるという効果が得られる。
【0055】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に係る発明の効果に加えて、設備点検監視情報で設
定された点検期間で点検が行われたか否かを点検期間監
視手段で監視し、点検が行われているときには次回の点
検期間まで待機するが、点検が行われていないときに
は、該当する管理対象設備について点検を行う必要があ
る旨のガイダンス情報を出力手段から出力して点検を促
すので、点検忘れを確実に防止して、潜在危険個所の防
災管理をより確実に行うことができるという効果が得ら
れる。
【0056】さらに、請求項3に係る発明によれば、請
求項1に係る発明の効果に加えて、設備点検監視情報で
設定された教育訓練期間で教育訓練が行われたか否かを
教育訓練期間監視手段で監視、教育訓練が行われている
ときには次回の教育訓練期間まで待機するが、教育訓練
が行われていないときには該当する管理対象設備につい
て教育訓練を行う必要がある旨のガイダンス情報を出力
手段から出力して教育訓練の実施を促すので、教育訓練
忘れを確実に防止して、潜在危険個所の点検に関する教
育訓練を確実に行うことができるという効果が得られ
る。
【0057】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、防災訓練を設備点検監視情報格納手段に、概念説明
表が付加されているので、この概念説明表を出力手段で
出力することにより、管理対象設備の潜在危険個所とそ
の事象を一目で把握することが可能となるという効果が
得られる。なおさらに、請求項5に係る発明によれば、
所定の点検日が到来すると、点検指示手段で点検を促す
ガイダンス情報を出力することにより、管理対象設備の
管理者に点検の必要性を報知することができ、このガイ
ダンス情報が管理者が点検を行って点検日入力手段で点
検日を入力するまで継続されるので、工事等で管理対象
設備を含む工場の操業が停止している場合でも操業開始
時にガイダンス情報が表示されることなり、点検忘れを
より確実に防止することができるという効果が得られ
る。
【0058】また、請求項6に係る発明によれば、点検
結果に数値情報が含まれている場合に、その数値情報と
限界値とを比較して、設備の更新、部品交換等の潜在危
険回避ガイダンス情報を表示又は印字することにより、
管理者に管理対象設備の潜在危険状況を確実に報知する
ことができるという効果が得られる。さらに、請求項7
に係る発明によれば、所定の教育訓練期間が到来する
と、教育訓練指示手段で教育訓練の実施を促すガイダン
ス情報を出力することにより、管理対象設備の管理者に
教育訓練の実施時期を正確に報知することができ、この
ガイダンス情報が管理者が教育訓練を行って訓練実施日
入力手段で訓練実施日を入力するまで継続されるので、
工事等で管理対象設備を含む工場の操業が停止している
場合でも操業開始時にガイダンス情報が表示されること
なり、教育訓練忘れをより確実に防止することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図構成図で
ある。
【図2】潜在危険個所是正計画書を示す説明図である。
【図3】潜在危険管理処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】製鋼所全体図を表示した表示画面を示す説明図
である。
【図5】製鋼所におけるヤードの区割り図を表示した表
示画面を示す説明図である。
【図6】概略説明表を示す説明図である。
【図7】設備点検・監視状況一覧表を示す説明図であ
る。
【図8】防災見取図を示す説明図である。
【符号の説明】
1 管理用サーバー 2 ローカルエリアネットワーク 3 情報端末 3a 情報処理装置 3b ディスプレイ 3c キーボード 3d マウス 4 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 貞則 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 岸田 修一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 Fターム(参考) 2E176 BB38 5B075 KK07 KK20 KK33 ND06 ND20 ND22 ND23 ND36 PQ02 PQ29 PQ32 UU21 UU40 5H223 AA01 AA20 EE06 EE30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備の潜在危険個所を管理する設備潜在
    危険個所管理システムにおいて、設備潜在危険個所の管
    理対象設備を登録する管理対象登録手段と、該管理対象
    登録手段に登録された管理対象設備に関する配置図を格
    納する管理対象図面格納手段と、該管理対象図面格納手
    段に格納された配置図に関連付けして管理対象設備の点
    検監視項目を記述した設備点検監視情報を格納する設備
    点検監視情報格納手段と、前記管理対象図面格納手段及
    び設備点検監視情報格納手段を関連付けして所望の管理
    対象情報を出力する出力手段とを備えていることを特徴
    とする設備潜在危険個所管理システム。
  2. 【請求項2】 設備の潜在危険個所を管理する設備潜在
    危険個所管理システムにおいて、設備潜在危険個所の管
    理対象設備を登録する管理対象登録手段と、該管理対象
    登録手段に登録された管理対象設備に関する配置図を格
    納する管理対象図面格納手段と、該管理対象図面格納手
    段に格納された配置図に関連付けして管理対象設備の点
    検監視項目及び点検期間を記述した設備点検監視情報を
    格納する設備点検監視情報格納手段と、前記管理対象図
    面格納手段及び設備点検監視情報格納手段を関連付けし
    て所望の管理対象情報を出力する出力手段と、前記設備
    点検監視情報で設定された点検期間で点検が行われたか
    否かを監視する点検期間監視手段とを備えていることを
    特徴とする設備潜在危険個所管理システム。
  3. 【請求項3】 設備の潜在危険個所を管理する設備潜在
    危険個所管理システムにおいて、設備潜在危険個所の管
    理対象設備を登録する管理対象登録手段と、該管理対象
    登録手段に登録された管理対象設備に関する配置図を格
    納する管理対象図面格納手段と、該管理対象図面格納手
    段に格納された配置図に関連付けして管理対象設備の点
    検監視項目及び教育訓練期間を記述した設備点検監視情
    報を格納する設備点検監視情報格納手段と、前記管理対
    象図面格納手段及び設備点検監視情報格納手段を関連付
    けして所望の管理対象情報を出力する出力手段と、前記
    設備点検監視情報で設定された教育訓練期間で教育訓練
    が行われたか否かを監視する教育訓練期間監視手段とを
    備えていることを特徴とする設備潜在危険個所管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記設備点検監視情報格納手段は、管理
    対象設備の潜在危険個所とその事象とを概念的に表す概
    念説明表が付加されていることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の設備潜在危険個所管理システム。
  5. 【請求項5】 前記点検期間監視手段は、点検を行った
    ときに点検日を入力する点検日入力手段を有し、点検期
    間が到来したときに、点検日入力手段で点検日が入力さ
    れているか否かを判定し、点検日が入力されていないと
    きに該当管理対象設備の点検を指示するガイダンス情報
    を表示するように構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の設備潜在危険個所管理システム。
  6. 【請求項6】 前記点検期間監視手段は、点検結果に数
    値情報を含まれる場合に、当該数値情報と限界値とを比
    較して、限界値を超えているときに設備の更新、部品交
    換等の潜在危険回避ガイダンス情報を表示する報知手段
    を備えていることを特徴とする請求項2記載の設備潜在
    危険個所管理システム。
  7. 【請求項7】 前記教育訓練期間監視手段は、教育訓練
    を行ったときに訓練実施日を入力する訓練実施日入力手
    段を有し、教育訓練期間が到来したときに、訓練実施日
    入力手段で訓練実施日が入力されているか否かを判定
    し、訓練実施日が入力されていないときに該当管理対象
    設備の教育訓練を指示するガイダンス情報を表示するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項3記載の設
    備潜在危険個所管理システム。
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