JP2003003589A - 耐火板付き床パネルおよび壁床接合構造 - Google Patents

耐火板付き床パネルおよび壁床接合構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井を施工することなく耐火板を容易に取り
付けることができる耐火板付き床パネルおよび床パネル
と壁パネルの入隅部に対する防火を容易にとることがで
きる壁床接合構造を提供することである。 【解決手段】 床パネル1の下面に予め耐火板2aを、
床パネル1の下面のうち壁パネル3a、3bによって支
持される部位より内側に取り付けたことを特徴とする耐
火板付き床パネル10を用いて上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業化住宅の耐火
板付き床パネルおよび壁床接合構造に関する。
【0002】
【背景の技術】工業化住宅等の建築物において、天井を
施工する技術の一例として、特開平7−180266号
公報に記載されている技術が知られている。この技術で
は、図3に示すように、平行に並設された複数の横木2
10の下面に、この横木210と直交する方向で複数の
野縁230を固定し、この野縁230の下面に石膏ボー
ド250を取り付け、さらに、水平片と垂直片からなる
断面形状がT字形のブラケット410を、水平片の一側
面が横木210の上面に固定されるとともに、垂直片の
一方の面が横木210の端面に固定されるようにそれぞ
れの横木210の端部に亘って固定し、横木210の端
面に直交方向で突出したブラケット410の水平片の他
端側を下階外壁パネル330の上端面に載置して取り付
けることで、天井を施工し、この天井の石膏ボード25
0によって、天井裏への延焼を防止するような防火をと
っている。
【0003】また、前記公報の技術では、前記垂直片の
先端に石膏ボード250の下面と平行に折り曲げた鍔部
410aを形成し、該鍔部410aの先端に断面形状が
コ字形の廻り縁430を下階外壁パネル330に当接す
ることで、外壁パネル330と石膏ボード250との間
の隙間を塞いで、この隙間に対して防火をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載の技術では、複数の横木210を平行に並設し、
該横木210の下面に、複数の野縁230をこの横木2
10と直交する方向で固定し、該野縁230の下面に石
膏ボード250を取り付け、さらに、ブラケット410
を横木210に固定し、このブラケット410を外壁パ
ネル330の上端面に載置することにより、天井を施工
しているので、その施工作業に手間がかかり、結果とし
て、天井の石膏ボード250によって防火をとるのに手
間がかかっていた。
【0005】さらに、前記ブラケット410の鍔部41
0aの先端に、前記廻り縁430を外壁パネル330に
当接することで、外壁パネル330と石膏ボード250
との隙間を塞いで、この隙間に対して防火をとっていた
ので、構成部材数が多くなり、床パネルと壁パネルとの
入隅部を施工するのに手間がかかっていた。
【0006】上記事情に鑑み、本発明の課題は、天井を
施工することなく耐火板を容易に取り付けることができ
る耐火板付き床パネルおよび床パネルと壁パネルの入隅
部に対する防火を容易にとることができる壁床接合構造
を提供することである。
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すよう
に、床パネル1の下面に予め耐火板2aを、床パネル1
の下面のうち壁パネル3a、3bによって支持される部
位より内側に取り付けたことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、壁パネル3
a、3bによって支持される部位より内側に、予め耐火
板2aが取り付けられた床パネル1を、壁パネル3a、
3bで支持することによって、天井を施工することな
く、耐火板2aによって容易に防火をとることができ
る。すなわち、前記公報の技術においては、ブラケット
410、横木210および野縁230などを使用して天
井を施工しているので、この施工に手間がかかっていた
が、請求項1の発明では床パネル1を壁パネル3a、3
bに支持させるだけで、耐火板2aによって容易に防火
をとることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、例えば、図1に示
すように、請求項1記載の耐火板付き床パネル10(上
階の床パネル)において、床パネル1の下面には、前記
耐火板2aの辺に沿って長尺な桟材4がその下面を、床
パネル1の下面と面一になるように取り付けられてお
り、この桟材4の下面には、耐火板2aが取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、床パネル1
の下面に桟材4が取り付けられており、この桟材4に耐
火板2aが取り付けられているので、床パネル1の下面
に面材などがなくても、容易に耐火板2aを取り付ける
ことができる。
【0010】また、桟材4の下面が床パネル1の下面と
面一であり、該桟材4の下面に耐火板2aが取り付けら
れているので、この耐火板2aは床パネル1の下面から
突出することになる。したがって、壁パネル3a、3b
の上端面に床パネル1の下面を載置して、該床パネル1
を支持した場合に、壁パネル3a、3bの上端より下方
に前記耐火板2aが配置されるので、この耐火板2a
に、壁パネル3a、3bに取り付けられる耐火板2b
1、2b2を当接することで、床パネル1と壁パネル3
a、3bとの入隅部での防火を容易かつ確実にとること
ができる。
【0011】請求項3記載の発明は、、例えば、図1お
よび図2に示すように、請求項1または2記載の耐火板
付き床パネル10と、壁パネル3a、3bに耐火板2b
1、2b2を取り付けた耐火板付き壁パネル30a、3
0b(外壁パネル、内壁パネル)との壁床接合構造であ
って、前記壁パネル3a、3bの上端面によって前記床
パネル1が支持されており、前記耐火板付き床パネル1
0の耐火板2aが前記耐火板付き壁パネル30a、30
bの耐火板2b1、2b2に当接されていることを特徴
とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、前記耐火板
付き床パネル10の耐火板2aが前記耐火板付き壁パネ
ル30a、30bの耐火板2b1、2b2に当接されて
いるので、天井を施工することなく、床パネル1と壁パ
ネル3a、3bとの入隅部での防火を容易かつ確実にと
ることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の壁
床接合構造において、前記耐火板付き床パネル10の耐
火板2aの端部表面が、前記耐火板付き壁パネル30
a、30bの耐火板2b1、2b2の上端面に当接され
ていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、前記耐火板
2aの端部表面が、前記耐火板2b1、2b2の上端面
に当接されているので、前記耐火板付き床パネル10を
前記耐火板付き壁パネル30a、30bの上端面に上方
から取り付けることで、前記耐火板付き床パネル10と
前記耐火板付き壁パネル30a、30bの入隅部での防
火を容易かつ確実にとることができる。また、このよう
にして入隅部で耐火板2a、2b1、2b2が接合され
るので、該入隅部での凹凸部が形成されないため、該入
隅部での外観を良好にできる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の壁床接合構造において、前記耐火板付き壁パネル
30a(外壁パネル)の下端部には、耐火板2b1が取
り付けられていない領域が設けられており、この領域は
前記耐火板付き壁パネル30aを下方の躯体5に固定し
た後に、現場で後付け耐火板2cが取り付けられる領域
であることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、前記耐火板
付き壁パネル30aの下端部には、現場で後付け耐火板
2cが取り付けられる領域が設けられているので、前記
耐火板付き壁パネル30aが外壁となる場合、前記耐火
板付き壁パネル30aの屋外側に外装材7などが取り付
けられた状態で、前記領域からスクリュー釘Aなどで該
耐火板付き壁パネル30aを下方の躯体5に固定するこ
とができる。
【0017】そして、前記耐火板付き壁パネル30aを
下方の躯体5に固定した後に、前記領域に後付け耐火板
2cを取り付けることで、前記耐火板付き壁パネル30
aの内面側が前記耐火板2b1と後付け耐火板2cとで
覆われるので、耐火板付き壁パネル30aの防火を容易
にとることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して
本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明の壁床接
合構造は、パネル工法により構築される建築物の各部屋
において適用されるものであるが、本実施の形態では、
浴室構造に本発明を適用した場合について説明する。
【0019】なお、パネル工法とは、壁や床、屋根など
の構成要素を予め工場でパネル化し、施工現場でパネル
を組み立てて建築物を構築する施工方法である。パネル
工法に用いられるパネルは、主に木質パネルであり、縦
横の框材を矩形状に組み立てるとともに、矩形枠の内部
に補助棧材を縦横に組み付け、框材と補助棧材との両面
もしくは片面に、面材を貼設したものである。
【0020】まず、浴室15の構造について説明する。
浴室15は、住宅の外壁を成す外壁パネル30a(耐火
板付き壁パネル)と、住宅内部を間仕切る内壁パネル3
0b(耐火板付き壁パネル)とから壁が形成されてお
り、前記外壁パネル30aおよび内壁パネル30bの上
端部に配置される上階の床パネル10(耐火板付き床パ
ネル)によって覆われている。そして、この浴室15に
は、図示は省略するが、例えば浴槽、シャワー、洗い
場、壁、天井、換気口等が一体化された略箱型状のバス
ユニットが設けられている。
【0021】前記上階の床パネル10は、前記パネルの
うち床用に形成された床パネル1に対して、該床パネル
1の下面に予め耐火板2aを、該床パネル1の下面のう
ち壁パネル3a、3bよって支持される部位より内側に
取り付けられたものである。該床パネル1の下面には、
前記耐火板2aの辺に沿って長尺な桟材4がその下面
を、床パネル1の下面と面一になるように取り付けられ
ており、この桟材4の下面には、耐火板2aが取り付け
られている。
【0022】前記耐火板2aは、扁平な板状部材であっ
て、石膏ボードで形成されている。
【0023】前記外壁パネル30aは、前記パネルのう
ち壁用に形成された壁パネル3aに対して、一方の面
(屋外側)に、防火性、断熱性、遮音性を有する外装材
7(例えば、サイディングなど)が取り付けられ、他方
の面(浴室1の壁面を成す面)に、耐火性を有する耐火
板2b1が取り付けられたものである。なお、前記他方
の面の下端部には、耐火板2b1が取り付けられていな
い領域が設けられている。
【0024】前記耐火板2b1は、扁平な板状の部材で
あって、前記外壁パネル30aの下端部の耐火板2b1
が取り付けられていない領域の上端から、上端が該外壁
パネル30aの上端部より前記耐火板2aの厚さ分だけ
低くなる位置まで取り付けられたものである。ここで、
耐火板2b1は、石膏ボードで形成されている。また、
前記外壁パネル30aの下端部の耐火板2b1が取り付
けられていない領域には、後付け耐火板2cが取り付け
られる。
【0025】前記後付け耐火板2cは、前記耐火板2b
1と同様に扁平な板状部材であって、前記外壁パネル3
0aを下方の躯体5に固定した後に、現場で耐火板2b
1が取り付けられていない領域に取り付けられるもので
ある。ここで、耐火板2cは、石膏ボードで形成されて
いる。
【0026】前記内壁パネル30bは、前記外壁パネル
30aと同様に壁用に形成された壁パネル3bに対し
て、少なくとも一方の面に(浴室1の壁面を成す面)
に、耐火板2b2が取り付けられたものである。
【0027】前記耐火板2b2は、扁平な板状の部材で
あって、前記内壁パネル30bの下端部から上端が該内
壁パネル30bの上端部より前記耐火板2aの厚さ分だ
け低くなる位置まで取り付けられたものである。ここ
で、耐火板2b2は、石膏ボードで形成されている。
【0028】つぎに、上階の床パネル10と外壁パネル
30aおよび内壁パネル30bとの壁床接合構造につい
て説明する。
【0029】互いに隣接する外壁パネル30aと内壁パ
ネル30bとの接合面には、接着剤が塗布されており、
この接着剤によって両者が接着されている。前記外壁パ
ネル30aと内壁パネル30bとは、さらにスクリュー
釘Bによっても接合固定されている。また、前記外壁パ
ネル30aと内壁パネル30bの下端面には、接着剤が
塗布されており、この接着剤によって下方の躯体5と接
着されている。前記外壁パネル30aおよび内壁パネル
30bと、前記下方の躯体5とは、さらにスクリュー釘
Aによっても接合固定されている。
【0030】また、前記外壁パネル30aおよび内壁パ
ネル30bの上端面には、接着剤が塗布されており、こ
の接着剤によって前記上階の床パネル10が接着されて
いる。さらに、前記外壁パネル30aおよび内壁パネル
30bと、前記上階の床パネル10とは、さらにスクリ
ュー釘Cによっても接合固定されている。
【0031】また、前記壁パネル3a、3bの上端面に
よって前記床パネル1が支持されており、前記上階の床
パネル10の耐火板2aの端部表面が、前記外壁パネル
30aおよび内壁パネル30bの耐火板2b1、2b2
の上端面に当接されている。
【0032】前記耐火板2b1が取り付けていない領域
には、前記外壁パネル30aと内壁パネル30bとを設
置し、外壁パネル30aと内壁パネル30bとをスクリ
ュー釘aや図示しないアンカーボルトによって躯体5に
固定した後に、後付け耐火板2cが取り付けられる。な
お、前記後付け耐火板2cは、前記上階の床パネル10
を前記外壁パネル30aと内壁パネル30bとの上端面
に設置した後、前記耐火板2b1が取り付けていない領
域に、取り付けられても良い。
【0033】以上のように、本実施の形態によれば、以
下のような効果が得られる。 前記壁パネル3a、3bによって支持される部位より
内側に、予め耐火板2aが取り付けられた床パネル1
を、壁パネル3a、3bに支持されることによって、天
井を施工することなく、耐火板2aによって容易に防火
をとることができる。すなわち、従来の技術において
は、ブラケット410、横木210および野縁230な
どを使用して天井を施工しているので、この施工に手間
がかかっていたが、本実施の形態の発明では床パネル1
を壁パネル3a、3bに支持させるだけで、耐火板2a
によって容易に防火をとることができる。
【0034】床パネル1の下面に桟材4が取り付けら
れており、この桟材4に耐火板2aが取り付けられてい
るので、床パネル1の下面に面材などがなくても、容易
に耐火板2aを取り付けることができる。
【0035】桟材4の下面が床パネル1の下面と面一
であり、該桟材4の下面に耐火板2aが取り付けられて
いるので、この耐火板2aは床パネル1の下面から突出
することになる。したがって、壁パネル3a、3bの上
端面に床パネル1の下面を載置して、該床パネル1を支
持した場合に、壁パネル3a、3bの上端より下方に前
記耐火板2aが配置されるので、この耐火板2aに、壁
パネル3a、3bに取り付けられる耐火板2b1、2b
2を当接することで、床パネル1と壁パネル3a、3b
との入隅部での防火を容易かつ確実にとることができ
る。
【0036】前記上階の床パネル10の耐火板2aの
端部表面が、前記外壁パネル30aおよび内壁パネル3
0bの耐火板2b1、2b2の上端面に当接されている
ので、前記上階の床パネル10を前記外壁パネル30a
および内壁パネル30bの上端面に上方から取り付ける
ことで、天井を施工することなく、前記上階の床パネル
10と前記外壁パネル30aおよび内壁パネル30bと
の入隅部での防火を容易かつ確実にとることができる。
【0037】また、このようにして入隅部で耐火板2
a、2b1、2b2が接合されるので、該入隅部での凹
凸部が形成されないため、該入隅部での外観を良好にで
きる。
【0038】前記外壁パネル30aの下端部には、現
場で後付け耐火板2cが取り付けられる領域が設けられ
ているので、前記外壁パネル30aの屋外側に外装材7
などが取り付けられた状態で、前記領域からスクリュー
釘Aなどで該外壁パネル30aを下方の躯体5に固定す
ることができる。
【0039】そして、前記外壁パネル30aを下方の躯
体5に固定した後に、前記領域に後付け耐火板2cを取
り付けることで、前記外壁パネル30aの防火を容易に
とることができる。
【発明の効果】
【0040】請求項1記載の発明によれば、壁パネルに
よって支持される部位より内側に、予め耐火板が取り付
けられた床パネルを壁パネルで支持することによって、
天井を施工することなく、耐火板によって容易に防火を
とることができる。すなわち、請求項1の発明では床パ
ネルを壁パネルに支持させるだけで、耐火板によって容
易に防火をとることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果が得られることは勿論のこと、床パネルの下
面に桟材が取り付けられており、この桟材に耐火板が取
り付けられているので、床パネルの下面に面材などがな
くても、容易に耐火板を取り付けることができる。
【0042】また、桟材の下面が床パネルの下面と面一
であり、該桟材の下面に耐火板が取り付けられているの
で、壁パネルの上端面に床パネルの下面を載置して、該
床パネルを支持した場合に、壁パネルの上端より下方に
前記耐火板が配置されるので、この耐火板に、壁パネル
に取り付けられる耐火板を当接することで、床パネルと
壁パネルの入隅部での防火を容易かつ確実にとることが
できる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、前記耐火板
付き床パネルの耐火板が前記耐火板付き壁パネルの耐火
板に当接されているので、天井を施工することなく、床
パネルと壁パネルの入隅部での防火を容易かつ確実にと
ることができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果が得られることは勿論のこと、前記耐火板の
端部表面が、前記耐火板の上端面に当接されているの
で、前記耐火板付き床パネルを前記耐火板付き壁パネル
の上端面に上方から取り付けることで、前記耐火板付き
床パネルと前記耐火板付き壁パネルの入隅部での防火を
容易かつ確実にとることができる。また、このようにし
て入隅部で耐火板が接合されるので、該入隅部の外観を
良好にできる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは請求項4と同様の効果が得られることは勿論のこ
と、前記耐火板付き壁パネルの下端部には、現場で後付
け耐火板が取り付けられる領域が設けられているので、
前記耐火板付き壁パネルが外壁となる場合、前記耐火板
付き壁パネルの屋外側に外装材などが取り付けられた状
態で、前記領域からスクリュー釘などで該耐火板付き壁
パネルを下方の躯体に固定することができる。
【0046】そして、前記耐火板付き壁パネルを下方の
躯体に固定したのちに前記領域に後付け耐火板を取り付
けることで、前記耐火板付き壁パネルの防火を容易にと
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、浴室
の縦断面図である。
【図2】同、浴室の平断面図である。
【図3】従来の壁床構造の縦断面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 2a、2b1、2b2 耐火板 2c 後付け耐火板 3a、3b 壁パネル 4 桟材 5 躯体 10 耐火板付き床パネル 30a、30b 耐火板付き壁パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルの下面に予め耐火板を、床パネ
    ルの下面のうち壁パネルによって支持される部位より内
    側に取り付けたことを特徴とする耐火板付き床パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の耐火板付き床パネルにお
    いて、 床パネルの下面には、前記耐火板の辺に沿って長尺な桟
    材がその下面を、床パネルの下面と面一になるように取
    り付けられており、この桟材の下面には、耐火板が取り
    付けられていることを特徴とする耐火板付き床パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の耐火板付き床パ
    ネルと、壁パネルに耐火板を取り付けた耐火板付き壁パ
    ネルとの壁床接合構造であって、 前記壁パネルの上端面によって前記床パネルが支持され
    ており、前記耐火板付き床パネルの耐火板が前記耐火板
    付き壁パネルの耐火板に当接されていることを特徴とす
    る壁床接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の壁床接合構造において、 前記耐火板付き床パネルの耐火板の端部表面が、前記耐
    火板付き壁パネルの耐火板の上端面に当接されているこ
    とを特徴とする壁床接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の壁床接合構造に
    おいて、 前記耐火板付き壁パネルの下端部には、耐火板が取り付
    けられていない領域が設けられており、この領域は前記
    耐火板付き壁パネルを下方の躯体に固定した後に、現場
    で後付け耐火板が取り付けられる領域であることを特徴
    とする床壁接合構造。
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