JP2003002274A - 車両用リヤアーム及びアーム部製造方法 - Google Patents

車両用リヤアーム及びアーム部製造方法

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JP2003002274A
JP2003002274A JP2001185805A JP2001185805A JP2003002274A JP 2003002274 A JP2003002274 A JP 2003002274A JP 2001185805 A JP2001185805 A JP 2001185805A JP 2001185805 A JP2001185805 A JP 2001185805A JP 2003002274 A JP2003002274 A JP 2003002274A
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Shidehiko Miyashiro
幣彦 宮代
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/28Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
    • B62K25/283Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量を増加させることなく、剛性、強度の向
上を図る車両用リヤアームを提供する。 【解決手段】 車体フレームに上下方向に揺動自在に取
り付けられて後輪17を上下動自在に支持する車両用リ
ヤアーム16において、前記車体フレームに揺動自在に
取り付けられる連結体23と、該連結体23に前端部2
1a,22aが固定されて後方に延長された左右一対の
アーム右部21とアーム左部22とを有し、該アーム右
部21及びアーム左部22は、筒状で一体成形され、前
記連結体23に固定された部分より後側近傍の後側直近
部位21c,22cの、車幅方向に沿う横幅W1が、前
記前端部21a,22a側の横幅W2、又は前記後端部
21b,22b側の横幅W3より広く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体フレームに
対して後輪を上下揺動自在に連結する車両用リヤアーム
及び、このリヤアームのアーム部の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動二輪車には、車体フレーム
にエンジンが支持され、この車体フレームの前側のヘッ
ドパイプに、フロントフォーク等を介して前輪が配置さ
れると共に、車体フレームの後側にリヤアームを介して
後輪が上下方向に揺動自在に配置されている。そして、
エンジンの駆動力がチェーンを介して後輪に伝達される
ように構成されている。
【0003】このリヤアームは、後輪の右側に配設され
たアーム右部と、後輪の左側に配設されたアーム左部と
を有し、これら両アーム右部及びアーム左部の前端部が
後輪の前側に位置する連結体に接続されると共に、この
アーム右部及びアーム左部の後端部にエンド部材が固定
されて構成されている。
【0004】そして、その連結体の前端部が、車体フレ
ームに回動自在に連結され、又、そのエンド部材に後輪
が回転自在に支持されている。
【0005】また、その連結体にリンク機構を介してリ
ヤクッションの下端部が連結され、又、リヤクッション
の上端部が車体フレームに連結されている。
【0006】アーム部の長手方向において断面形状に変
化を付ける成形方法として、アーム右部及びアーム左部
は、いわゆるスウェージング及びスピニング成形によ
り、筒形状に形成されている。このスウェージング成形
は、予め大きめに作られた断面円形のパイプの中に所定
形状の型をセットし、外部から力を掛けることにより、
その型の外形に沿った所定の形状に形成するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、上記のように型を中に入れ
てアーム右部及びアーム左部を成形するようにすると、
成形後にパイプ内から型を抜く関係上、アーム右部及び
アーム左部の縦断面形状は、前後端部において小さく、
中間部において大きく形成することができず、形状等の
自由度が小さく、剛性、強度を満足するために重量が増
加してしまう。また、成形時にパイプに外部から力を掛
けるため表面に傷が付き易く、傷取り行程が必要となっ
てしまう。
【0008】そこで、この発明は、重量を増加させるこ
となく、剛性、強度の向上を図る車両用リヤアームを提
供することを課題とする。
【0009】また、他の課題は、アーム部の表面の傷付
きを防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、車体フレームに上下方
向に揺動自在に取り付けられて後輪を上下動自在に支持
する車両用リヤアームにおいて、前記車体フレームに揺
動自在に取り付けられる連結体と、該連結体に前端部が
固定されて後方に延長された左右一対のアーム部とを有
し、該両アーム部は、筒状で一体成形され、前記連結体
に固定された部分より後側近傍の後側直近部位の、車幅
方向に沿う横幅が、前記前端部側、及び前記後端部側の
横幅より広く形成されている車両用リヤアームとしたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
された構成に加え、前記両アーム部は、前記後側直近部
位から後方に向かうに従って上下幅が狭くなるように形
成されていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の前記リヤアームの前記アーム部を製造する方法
であって、アルミ製のパイプを型内にセットし、該パイ
プ内に液体にて圧力を掛けて、該パイプを前記型の内面
に沿った形状に形成した後、前記型から取り出して成形
したアーム部製造方法としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】図1乃至図12は、この発明の実施の形態
を示す図である。
【0015】まず構成を説明すると、図1中符号11は
車体フレームで、この車体フレーム11にはエンジン1
2が搭載されると共に、車体フレーム11の前部のヘッ
ドパイプ13にはフロントフォーク14を介して前輪1
5が支持され、車体フレーム11の後部側には、アルミ
製のリヤアーム16を介して後輪17が上下方向に揺動
自在に支持されている。そして、エンジン12の駆動力
がチェーン18を介して後輪17側に伝達されるように
なっていると共に、そのリヤアーム16と車体フレーム
11との間には、リヤクッション19が配設されてい
る。
【0016】そのリヤアーム16は、後輪17の車両後
方から見て右側に配設された「アーム部」としてのアー
ム右部21と、後輪17の車両後方から見て左側に配設
された「アーム部」としてのアーム左部22とを有し、
これら両アーム右部21及びアーム左部22の前端部2
1a,22aが後輪17の前側に位置する連結体23に
固定されている。
【0017】そして、その連結体23の前端部23a
が、車体フレーム11に回動自在に連結され、又、それ
らアーム右部21及びアーム左部22の後端部21b,
22bにエンド部材24,25が固定され、このエンド
部材24,25に後輪17が支持されている。
【0018】また、その連結体23の、アーム右部21
の前端部21aと、アーム左部22の前端部22aとの
間の部分に、連結体23にリヤクッション19の下端部
19aが連結され、又、リヤクッション19の上端部1
9bが車体フレーム11に連結されている。
【0019】そのアーム右部21及びアーム左部22
は、バルジ成形(ハイドロフォーム)により、図5に示
すように、断面が四角形の筒状に一体形成されている。
ここで、「筒状に一体成形されている」とは、長手方向
において断面形状に変化を付けるために切断除肉した
後、その切断部を溶接していないという意味である。
【0020】この成形は、外側に設けられた型内に断面
が楕円形状のアルミ製のパイプを挿入し、このパイプに
内側から液体にて圧力を掛けることにより、型の内面に
適合した形状に成形し、その後、その液体を抜くと共
に、型を分解して成形されたアーム右部21やアーム左
部22を取り出して完成するものである。なお、図6に
はアーム左部22の場合の型の割面Aを示している。
【0021】そして、これらアーム右部21及びアーム
左部22は、図2に示すように、連結体23に固定され
た部分より後側近傍の後側直近部位21c,22cの車
幅方向に沿う横幅W1が、前端部21a,22aの横幅
W2及び後端部21b,22bの横幅W3より広く形成
され、その後側直近部位21c,22c、前端部21
a,22a及び後端部21b,22bの間で幅が徐々に
変化している。
【0022】また、これらアーム右部21及びアーム左
部22は、図2に示すように、平面視において屈曲され
て、両前端部21a,22a側の間隔が後方側より狭く
なるように形成され、図6に示すように、屈曲部分の内
側の縦壁部22dは、内側に凹んでおらず、略鉛直方向
に沿って形成されている。なお、図6はアーム左部22
について示されているが、アーム右部21の縦壁部21
dについても同様に略鉛直方向に沿って形成されてい
る。ハイドロフォーミングにより屈曲形状も成形するた
め、スウェージングやスピニングの後、曲げ加工を加え
ることにより生じる縦壁部の凹みを伴わない。
【0023】さらに、これらアーム右部21及びアーム
左部22は、図3及び図4に示すように、側面視におい
て、後側直近部位21c,22cから後方に向かうに従
って上下幅がH1からH2まで徐々に狭くなるように形
成されている。なお、アーム右部21は、図4に示すよ
うに、筒体26の貫通部位において上下幅が最大となっ
ており、これより前方にて上下幅が減少している。
【0024】さらにまた、そのアーム右部21及びアー
ム左部22の前端部21a,22aは、連結体23の後
端部側の固定部23bに溶接により固定されている。
【0025】この連結体23は、鋳物により中空構造に
形成され、図5等に示すように、アーム右部21及びア
ーム左部22の前端部21a,22aが当接された状態
で溶接されている。
【0026】そして、アーム右部前端部21a及び連結
体23に筒体26が貫通されると共に、アーム左部前端
部22a及び連結体23に筒体27が貫通され、この一
方の筒体27側からシャフト28が挿通され、他方の筒
体26側から挿入されたナット29に螺合されることに
より、そのシャフト28が連結体23に取り付けられて
いる。また、このシャフト28の頭部28aは、円形の
一部が切り取られた形状を呈し、回り止めがなされるよ
うになっている。このシャフト28に図5に示すよう
に、アームリレー30が回動自在に取り付けられ、この
アームリレー30にリヤクッション19の下端部19a
が回動自在に取り付けられている。また、そのアームリ
レー30がロッドコネクティング31を介して車体フレ
ーム11に回動自在に連結されている(図7参照)。な
お、それら筒体26,27には、連結体23内側に水等
が浸入しないようにカバー部材32が嵌合されている。
【0027】また、連結体23には、リヤクッション1
9が配設されるスペースを確保するようにして、この両
側に左右一対の前端部23aが延長され、この前端部2
3aに車幅方向に沿う貫通孔23cが設けられている。
この貫通孔23cに水平方向で、車幅方向に沿うピボッ
ト軸34が挿通されることにより、リヤアーム16が上
下方向に揺動自在に設けられている(図8参照)。
【0028】一方、アーム右部21及びアーム左部22
の開放された後端部21b,22bには、エンド部材2
4,25の前端部24a,25aが挿入されて溶接され
ることにより、エンド部材24,25がアーム右部21
及びアーム左部22の後端部21b,22bに固定され
ている。
【0029】このエンド部材24,25は、鍛造にて成
形され、図3,図4及び図11に示すように、車両前後
方向に沿う長孔24b,25bが形成されると共に、側
方に突出する壁部24c,25cが形成されている。
【0030】また、これらエンド部材24,25には、
図9に示すように、後輪17側の内面部で、長孔24
b,25bの周囲に厚肉部24d,25dが環状に形成
され、これら厚肉部24d,25dは、接触面24c,
25cが平面形状に形成されている。この厚肉部24
d,25dは、他部品(ワッシャ42,43)と面接触
する範囲に形成されている。なお、図11には、エンド
部材25の肉厚部25d等が斜線で示されているが、エ
ンド部材24についても同様である。
【0031】さらに、リヤアーム16全体に塗装が施さ
れることにより、その厚肉部24d,25dの接触面2
4e,25eには、図12に示すように、塗膜24f,
25fが形成され、この塗膜24f,25fがエンド部
材24,25の接触面24e,25eと、ワッシャ4
2,43との間に介在するようになっている。
【0032】そして、図9に示すように、それら長孔2
4b,25bに後輪軸37が挿通されてナット38に螺
合され、この後輪軸37に後輪17のハブ40がベアリ
ング41を介して回転自在に支持されている。
【0033】また、その一方のエンド部材24の厚肉部
24dの接触面24eは、ワッシャ42に塗膜24fを
介して当接され、このワッシャ42がディスクブレーキ
装置44に当接され、更に、このディスクブレーキ装置
44がスペーサ48を介してベアリング41に当接して
いる。
【0034】さらに、反対側のエンド部材25の厚肉部
25dの接触部25eは、ワッシャ43に塗膜25fを
介して面接触され、このワッシャ43がスペーサ49を
介してベアリング41に当接している。
【0035】なお、図中符号45はディスク、符号46
はカラー、符号47はスプロケットである。
【0036】このようなものにあっては、アーム右部2
1及びアーム左部22は、図2に示すように、平面視に
おいて、後側直近部位21c,22cの横幅W1を、前
端部21a,22aの横幅W2及び後端部21b,22
bの横幅W3より広く形成することにより、最適な形
状、肉厚等に設定することができて、重量を増加させる
ことなく、剛性及び強度を満足させることができる。つ
まり、前端部21a側は連結体23に溶接により固定さ
れているため、横幅W2が短くても強度上問題はなく、
又、後側直近部位21c,22cから後方に向かうに従
って、アーム右部21及びアーム左部22に作用する曲
げモーメントが小さくなるため、後端部21b,22b
側の横幅W3を短くできる。してみれば、力の作用する
大きさに対応してアーム右部21及びアーム左部22の
横幅W1,W2,W3を設定することができるため、重
量を増加させることなく、剛性及び強度を満足させるこ
とができる。
【0037】また、図3及び図4に示すように、これら
アーム右部21及びアーム左部22は、側面視におい
て、後側直近部位21c,22cから後方に向かうに従
って上下幅がH1からH2まで徐々に小さくなっている
ため、この点においても、力の作用する大きさに対応し
てアーム右部21及びアーム左部22の高さを設定する
ことができるため、重量を増加させることなく、剛性及
び強度を満足させることができる。
【0038】さらに、アーム右部21及びアーム左部2
2を平面視において屈曲して、後輪17の前側の、前端
部21a,22aの間隔を狭めるようにしているため、
配設スペースSを拡げることができて、このスペースS
へ他部品等の配設できると共に足付き性等を確保するこ
とができる。しかも、アーム右部21及びアーム左部2
2の屈曲部分の内側の縦壁部21d,22dは鉛直方向
に沿っているため、角材に曲げ加工を加えることによ
り、その縦壁部21d,22dが内側に凹んだものと比
較すると強度を確保できる。
【0039】ところで、上述のように平面視における後
側直近部位21c,22cの横幅W2を前端部21a,
22a及び後端部21b,22bの横幅W1,W2より
広く形成したり、曲げ成形することは、従来のスピニン
グやスウェージングによる方法ではできなかったが、こ
の発明のようにハイドロフォーミングにて形成すれば、
アーム右部21及びアーム左部22内の型を抜く必要が
ないため、成形が可能となった。
【0040】また、従来のように外部から叩いたり、し
ごいたりして力を加える必要がないので、アーム右部2
1及びアーム左部22の表面が傷付くことがないため、
傷取り行程も必要なく、成形行程を削減することができ
る。
【0041】また、エンド部材24,25に厚肉部24
d,25dを形成して強度を向上させ、接触面24e,
25eを平面形状とすることにより、フレッティングの
発生を防止できる。しかも、その厚肉部24d,25d
は、ワッシャ42,43と接触する部分のみ形成されて
いるため、全体としての重量の増加を招くことがない。
【0042】さらに、そのエンド部材24,25の接触
面24e,25eに塗膜24f,2fが施されているた
め、アルマイトに比べて膜厚が厚く柔軟性があることか
ら、ワッシャ42,43と接触面24e,25eとの間
の相対運動を吸収でき、且つ、両者の金属接触を防止で
き、この点においてもフレッティングの発生を防止させ
ることができる。
【0043】なお、上述のようにリヤアーム16の全体
を塗装しても良いが、エンド部材25,24の接触面2
4e,25eのみに塗膜24f,25fを施し、リヤア
ーム16の他の部分は、アルマイト処理することもでき
る。このようにすれば、塗膜24f,25fは外部から
見えず、リヤアーム16の外観上はアルミ製であること
が認識でき、外観品質を向上させることができる。
【0044】また、アーム左部22は、図6に示すよう
な型割面Aに設定されているため、以下のような利点が
ある。すなわち、内側下角部イは応力が断面中で最も高
い部分であり、この位置に型割に伴う段差等が生じる
と、応力集中の原因になるため、この角部イに型割面A
を設定しないようにして、強度を確保するようにしてい
る。また、外側上角部ロは最も目立つ部分であるため、
この角部ロにも型割面Aを設定しないようにして、外観
品質を確保するようにしている。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、アーム部は、筒状で一体成形され、
連結体に固定された部分より後側近傍の後側直近部位
の、車幅方向に沿う横幅が、前端部側、又は後端部側の
横幅より広く形成されているため、その後側直近部位に
一番大きな力が作用することから、この部分の横幅を拡
げることにより、最適な形状、肉厚等に設定することが
できて、重量を増加させることなく、剛性及び強度を満
足させることができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、アーム部は、後側直近部位から後方に向うに従
って上下幅が狭くなるように形成されているため、この
点においても、力の作用する大きさに対応してアーム部
の上下幅を設定することができることから、重量を増加
させることなく、剛性及び強度を満足させることができ
る。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、アルミ製のパイプを型内にセットし、このパイ
プ内に液体にて圧力を掛けて、このパイプを型の内面に
沿った形状に形成した後、この型から取り出して成形し
たため、上記のようにリヤアームの平面視における後側
直近部位の横幅を前端部及び後端部の横幅より広く形成
できると共に、従来のように外部から叩く必要がないの
で、傷が付くことがないため、傷取り行程も必要なく、
成形行程を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動二輪車の側
面図である。
【図2】同実施の形態にかかるリヤアームの平面図であ
る。
【図3】同実施の形態にかかる図2の矢印A方向から見
た側面図である。
【図4】同実施の形態にかかる図2の矢印B方向から見
た側面図である。
【図5】同実施の形態にかかる図2のC−C線に沿う断
面図である。
【図6】同実施の形態にかかる図2のD−D線に沿う断
面図である。
【図7】同実施の形態にかかるリヤアームの前端部側と
リヤクッションとを示す側面図である。
【図8】同実施の形態にかかる図7のD−D線に沿う断
面図である。
【図9】同実施の形態にかかる図1のE−E線に沿う拡
大断面図である。
【図10】同実施の形態にかかるリヤアームのエンド部
材の平面図である。
【図11】同実施の形態にかかるリヤアームのエンド部
材を示す、図10を矢印F方向から見た側面図である。
【図12】同実施の形態にかかる図9のX部の拡大図で
ある。
【符号の説明】
11 車体フレーム 16 リヤアーム 17 後輪 21 アーム右部(アーム部) 22 アーム左部(アーム部) 21a,22a 前端部 21b,22b 後端部 21c,22c 後側直近部位 23 連結体 24,25 エンド部材 24d,25d 厚肉部 24e,25e 接触面 24f,25f 塗膜 37 後輪軸 42,43 ワッシャ(他部材) W1,W2,W3 横幅 H1,H2 上下幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームに上下方向に揺動自在に取
    り付けられて後輪を上下動自在に支持する車両用リヤア
    ームにおいて、 前記車体フレームに揺動自在に取り付けられる連結体
    と、 該連結体に前端部が固定されて後方に延長された左右一
    対のアーム部とを有し、 該両アーム部は、筒状で一体成形され、前記連結体に固
    定された部分より後側近傍の後側直近部位の、車幅方向
    に沿う横幅が、前記前端部側、及び前記後端部側の横幅
    より広く形成されていることを特徴とする車両用リヤア
    ーム。
  2. 【請求項2】 前記両アーム部は、前記後側直近部位か
    ら後方に向かうに従って上下幅が狭くなるように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用リヤ
    アーム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の前記リヤアーム
    の前記アーム部を製造する方法であって、 アルミ製のパイプを型内にセットし、該パイプ内に液体
    にて圧力を掛けて、該パイプを前記型の内面に沿った形
    状に形成した後、前記型から取り出して成形したことを
    特徴とするアーム部製造方法。
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