JP2003002254A - キャブの係止装置 - Google Patents

キャブの係止装置

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JP2003002254A
JP2003002254A JP2001185709A JP2001185709A JP2003002254A JP 2003002254 A JP2003002254 A JP 2003002254A JP 2001185709 A JP2001185709 A JP 2001185709A JP 2001185709 A JP2001185709 A JP 2001185709A JP 2003002254 A JP2003002254 A JP 2003002254A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブの係止装置の組付作業性を改善する。 【解決手段】 キャブ1側に設けたキャブフック5の係
合部5bをシャシ2側に取り付けたシャシフック8に後
方から遊びをもって対向させることにより、キャブ1の
前方への移動量が前記遊びの範囲を超えたときにのみキ
ャブフック5の係合部5bをシャシフック8に係合させ
てキャブ1の前方への最大移動量を制限するようにした
トラックにおいて、キャブ1側に固定したピン6に上方
から係合する係合溝5aをキャブフック5に設ける。ピ
ン6より離れた位置に配したボルト7でキャブフック5
をキャブ1側に締付固定したことにより、ピン6を利用
してキャブフック5をキャブ1側に仮置き保持させてキ
ャブフック5の取付作業性を改善した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラックに用いら
れるキャブの係止装置に係り、特に、車両の前方に作用
する荷重によるキャブの前方への移動量を制限するよう
にした係止装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】前端下部を中心としてシャシにキャブを
チルト可能に搭載したトラックにおいては、キャブの後
端部とシャシ側をロック機構を介して係脱可能に結合
し、必要に応じてロック機構を解除作動させてキャブを
チルトアップさせることができるようにしている。 【0003】しかしながら、このような係止装置におい
ては、キャブとシャシを固定していないために、例えば
シートベルト荷重などで代表される前方に向う大きな荷
重がキャブに作用した場合は、この荷重がチルトヒンジ
とロック機構に集中的に作用するために、チルトヒンジ
もしくはロック機構あるいはこれらの取付部分を変形さ
せてしまうことが懸念される。 【0004】従って、従来では例えば実開昭62−12
5681号公報などに見られるように、ロック機構の作
動状態においてシャシ側に設けたシャシフックに後方か
ら遊びをもって対向するキャブフックをキャブ側に設け
ることにより、前方への荷重が大きくなったときにの
み、キャブフックをシャシフックに係合させて荷重を分
散させることにより、キャブの前方への最大移動量を制
限するとともに、チルトヒンジあるいはロック機構など
の変形を回避するようにしていた。 【0005】しかしながら、このような従来例において
はキャブフックをキャブ側にボルトで締付固定していた
ために、キャブフックを例えばキャブのフロアフレーム
に位置決めさせた状態で締め付けボルトを挿入する必要
性があり、組付作業性が悪いという不具合があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、シャシフックとキャブフッ
クによる係止装置の組付作業性を改善することを課題と
している。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、前端下部を中心としてシャシにチルト可能
に搭載したキャブの後端部とシャシ側の部材をロック機
構を介して係脱可能に結合し、該ロック機構の作動状態
においてキャブ側に取り付けたキャブフックの係合部を
シャシ側に取り付けたシャシフックに後方から遊びをも
って対向させることにより、キャブの前方への移動量が
前記遊びの範囲を超えたときにのみキャブフックの係合
部をシャシフックに係合させてキャブの前方への最大移
動量を制限するようにしたトラックにおいて、キャブ側
に固定したピンに上方から係合する係合溝をキャブフッ
クに設ける一方、ピンより離れた位置に配したボルトで
キャブフックをキャブ側に締付固定したことを特徴とし
ている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るキャブの係
止装置の一実施形態を示す要部の側面図、図2は図1の
A−A断面図である。 【0009】これらの図において、キャブ1の前端下部
を中心として図示しないシャシにチルト可能に搭載する
とともに、キャブ1の後端とシャシに固定したリヤアー
チ2を図示しないロック機構を介して係脱可能に結合す
ることにより、チルトキャブ型トラックを構成してい
る。 【0010】また、キャブ1のフロアパネル3の下面に
沿う前後方向に沿うフロアフレーム4の後端に後方下位
に傾斜するキャブフック5を取り付けている。キャブフ
ック5は、図2に示したように正面から見てフロアフレ
ーム4を抱えるようなU字状に形成されており、下方に
向って開口する係合溝5aをキャブフック5の上端に設
けている。 【0011】そして、フロアフレーム4の後部両側に固
植したピン6に係合溝5aを上方から係合させてキャブ
フック5をキャブ側に仮置き保持させた後に、ピン6を
中心としてキャブフック5を後方に回動して後方下位に
傾斜させることにより、該キャブフック5の下端に設け
た係合部5bをシャシフック8に後方から遊びをもって
対向させた状態でピン6の後方に配したボルト7でキャ
ブフック5をフロアフレーム4に締付固定している。9
はリヤマウント、10はバックパネルである。 【0012】上記のような構成になるキャブの係止装置
において、図示しないロック機構を作動させた状態では
キャブフック5の係合部5bをシャシフック8に後方か
ら遊びをもって対向させているために、キャブフック5
とシャシフック8は干渉せず、ロック機構を解除作動さ
せればキャブ1をチルトアップさせることができる。 【0013】また、キャブフック5をフロアフレーム4
に取り付けるに際しては、キャブフック5の係合溝5a
をピン6に上方から係合させて図1に二点鎖線で示した
ようにピン6を介してフロアフレーム4の後部にキャブ
フック5を釣り下げて仮置きする。続いて、ピン6を中
心としてキャブフック5を図中反時計廻りの方向に回動
させ、ボルト孔が一致した時点でボルト7を挿入してキ
ャブフック5をフロアフレーム4に締付固定してキャブ
フック5の下端に設けた係合部5bをシャシフック8に
後方から遊びをもって対向させる。 【0014】なお、ボルト7の締め付けに際しては、ボ
ルト7との間の摩擦力によってキャブフック5がボルト
7を中心として回転しようとする。ところが、この回転
に対してはピン6がキャブフック5を廻り止め係合する
ために、ボルト7の締め付けにともなってキャブフック
5が回転してしまうことがない。 【0015】すなわち、従来ではキャブフック5をフロ
アフレーム4に位置合わせしつつ、ボルト7を挿入して
これを締付固定していたために組付作業性が悪いもので
あった。しかしながら、本実施形態のようにピン7を利
用してキャブフック5をフロアフレーム4に仮置き保持
させるようにした場合は、ピン6を中心としてキャブフ
ック5を回動させるのみでボルト孔の位置合わせを容易
に行なうことができるとともに、ボルト7の締め付けに
ともなうキャブフック5の回転を予防することができる
ために、キャブフック5の組付作業性が改善される。 【0016】一方、前方に大きな荷重がキャブ1に加え
られた場合はキャブ1が1図中左側に移動しようとす
る。そして、その時の移動量がキャブフック5とシャシ
フック8の間の遊び量を越えると、キャブフック5の係
合部5bがシャシフック8に係合して前方への荷重の一
部を負担するために、図示しないキャブヒンジあるいは
ロック機構に加わる荷重が軽減され、チルトヒンジもし
くはロック機構あるいはこれらの取付部分の変形を予防
する。 【0017】さらに、キャブフック5に加わる荷重反力
およびこの荷重反力による回転力はピン6およびボルト
7にせん断力として分散負担される。従って、ピン5ま
たはボルト7が上記せん断力で切断されるまではフロア
フレーム4に対するキャブフック5の取付姿勢が不用意
に変化することがなく、キャブ1の前方への最大移動量
の規制機能が安定保持される。 【0018】なお、上記実施形態においては正面から見
てU字状をなすキャブフック5と鍵状に形成したシャシ
フック8を用いているが、キャブフック5およびシャシ
フック8の形状は実施形態のものに限定されるものでは
なく、例えばキャブフックを鍵状に形成してシャシフッ
クをU字状もしくはループ状に形成したものであっても
よい。 【0019】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、ピンを利用してキャブフックを仮置きしてボルトで
締付固定することができるとともに、仮置きに利用した
ピンでボルトの締め付け時および荷重作用時に懸念され
るキャブフックの回転を阻止することができ、キャブフ
ックの組付作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るキャブの係止装置の一実施形態を
示す要部の側面図である。 【図2】図1のA−A断面図である。 【符号の説明】 1 キャブ 2 リヤアーチ 3 フロアパネル 4 フロアフレーム 5 キャブフック 5a 係合溝 5b 係合部 6 ピン 7 ボルト 8 シャシフック 9 リヤマウント 10 バックパネル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 前端下部を中心としてシャシにチルト可
    能に搭載したキャブの後端部とシャシ側の部材をロック
    機構を介して係脱可能に結合し、該ロック機構の作動状
    態においてキャブ側に取り付けたキャブフックの係合部
    をシャシ側に取り付けたシャシフックに後方から遊びを
    もって対向させることにより、キャブの前方への移動量
    が前記遊びの範囲を超えたときにのみキャブフックの係
    合部をシャシフックに係合させてキャブの前方への最大
    移動量を制限するようにしたトラックにおいて、キャブ
    側に固定したピンに上方から係合する係合溝をキャブフ
    ックに設ける一方、ピンより離れた位置に配したボルト
    でキャブフックをキャブ側に締付固定したことを特徴と
    するキャブの係止装置。
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