JP2003001864A - 露光装置及び画像形成装置 - Google Patents
露光装置及び画像形成装置Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B20/30—Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]
Abstract
を用いた場合、チップを複数個、高精度に整列させる必
要があるためコスト高であり、また有機EL素子アレイ
を光源として用いた場合、無機LED素子アレイに比べ
ると光源の寿命が短く、性能劣化が早いという課題があ
った。 【解決手段】 陽極及び有機物発光層、陰極を順に積層
させ両極間に電圧を印加して点状に発光させる有機EL
素子を有し、有機EL素子を基板3上に一直線状に配列
した有機EL素子アレイ2を光源とする露光装置であっ
て、基板3上にそれぞれ平行に配列された複数の有機E
L素子アレイ2と、有機EL素子の陽極にそれぞれ接続
され電気信号を入力する駆動回路部5と、複数の有機E
L素子アレイ2のそれぞれの陰極部に接続され、陰極部
の接続状態をオンオフする切替回路部6とを有する。
Description
等の電子写真装置に用いる露光装置及び画像形成装置に
関するものである。
めの露光方式としては、高速化、小型化、高信頼性など
の観点からLEDアレイ方式が中心的になっている。L
EDアレイ方式のプリンタヘッドを用いた印字プロセス
は、概略以下のような順序で進行する。
を帯電器を用いて一様に帯電させ、この帯電面にLED
アレイからの光線をレンズなどを介して結像させ(露
光)て潜像を形成する。それから現像器によりこの潜像
を可視像とした後、記録紙に転写、定着させる。あわせ
て残留トナーのクリーニング、残留電位の除電を行って
印字プロセスは完了する。
有機EL素子アレイがある。
基板が高価なことと1枚の基板ではアレイをつくれない
ため、切り出したチップを直線的に整列させる必要があ
る。このときチップ間での発光特性が一致しないため、
アレイ1ライン全体での発光光量ばらつきが必ず発生す
る。そして、アレイ1ライン全体での発光光量ばらつき
を修正するため、例えば初期のアレイ全体の全素子の発
光光量分布を測定し各発光素子に対応した光量補正デー
タを作成しておいて、それに基づき駆動回路の光量補正
回路(例えば電流/パルス幅補正など)により光量補正
が行うという方法があるが、駆動回路が複雑になる、コ
ストアップするなどの問題があった。
させたりするのには高精度の切断技術および実装技術が
必要であるが、プリンタとしての高解像度化に必要な、
発光ドットの高密度化が困難になっていたり、コストア
ップの要因となっていたりしていた。
ス基板上などに形成することができ、しかもアレイを一
枚の基板から得ることができる。従って無機LEDアレ
イのようなチップ間での発光光量のばらつきはなく、発
光ばらつき光量補正回路も必要ない。従って低コストで
作成できるので、このような利点から開発が進められて
いる。
成例を表す斜視図を図11に示す。図11はドットマト
リックス表示素子とした例である。この例では、ガラス
基板61上にITO(Indium Tin Oxid
e)などの透光性陽極62をストライプ状に設け、その
上に正孔輸送層63、発光層64を形成した後に、スト
ライプ状に開口した真空蒸着用マスクを用いて陰極65
を形成する。このときストライプ方向が透光性陽極62
と交差する方向に合わせる。そして透光性陽極62と陰
極65との間にはさまれた発光層64に電流を注入する
ことにより、ドットマトリクス状の発光が得られ表示素
子として機能する。
公報という)、特開平9−226172号公報(以下ロ
号公報という)には、高密度化、高速化、低コスト化を
図ることができる有機ELアレイプリントヘッドが記載
されている。これによれば、有機EL素子を直線状に配
列させた有機EL素子アレイを基板に配置するので、1
枚の有機ELアレイ基板を一括して作成することが可能
となり、従来のように、LEDチップを一直線上に多数
配列させる際の実装上の困難さが避けられ、低コスト化
を図ることができる。また、LEDではチップ実装の際
にチップ間に配列誤差が生じて高密度化させるには上限
があったが、有機EL素子では印刷技術等が適用できる
ので、このような配列誤差の問題は存在せず高密度化が
容易になる。
来の露光装置等の技術は以下の問題点を有していた。
は、有機EL素子をアレイ化して、これを露光装置の光
源としているので、高輝度に発光させればさせるほど、
無機LEDに比べると消費電力が大きくなり、光源の素
子としての寿命が短かくなるという問題点があった。
の発光輝度が低下した場合には基板全体を交換しなけれ
ばならず、経済性に欠けるといる問題点があった。
るので、常時所定の露光条件を維持させるのが困難であ
り、高品質の画像を形成できないという問題点があっ
た。
字頻度が違うため、輝度劣化に差が生じる。これを補正
するための回路が必要で電力を消費していた。
たもので、露光装置の光源として用いる発光素子部が無
機LED素子アレイよりも低コストの有機EL素子アレ
イで構成でき、また有機EL素子の性能劣化に対応して
低コスト、長寿命、高信頼性の露光装置を提供すると共
に、常時、品質に優れた画像を形成できる画像形成装置
を提供することを目的とする。
め本発明の露光装置は、陽極及び有機物発光層、陰極を
順に積層させ両極間に電圧を印加して点状に発光させる
有機EL素子を有し、前記有機EL素子を基板上に一直
線状に配列した有機EL素子アレイを光源とする露光装
置であって、前記基板上にそれぞれ平行に配列された複
数の有機EL素子アレイと、前記有機EL素子の陽極に
それぞれ接続され電気信号を入力する駆動回路部と、前
記複数の有機EL素子アレイのそれぞれの陰極部に接続
され、前記陰極部の接続状態をオンオフする切替回路部
とを有して構成されている。
したら次の有機EL素子アレイラインに順次切り替え、
光源として用いる発光素子部が無機LED素子アレイよ
りも低コストの有機EL素子アレイで構成でき、また有
機EL素子の性能の劣化に対応して低コスト、長寿命、
高信頼性の露光装置を提供することができる。
れ平行に配列された複数の有機EL素子アレイと、前記
有機EL素子アレイに接続された駆動回路部と、前記複
数の有機EL素子アレイを切替えて駆動させる前記基板
に搭載された切替回路部とを有して構成された露光装置
と、露光装置により露光される感光体とを有して構成さ
れている。
形成できる画像形成装置を提供することができる。
て詳細に説明する。
機物発光層、陰極を順に積層させ両極間に電圧を印加し
て点状に発光させる有機EL素子を有し、前記有機EL
素子を基板上に一直線状に配列した有機EL素子アレイ
を光源とする露光装置であって、前記基板上にそれぞれ
平行に配列された複数の有機EL素子アレイと、前記有
機EL素子の陽極にそれぞれ接続され電気信号を入力す
る駆動回路部と、前記複数の有機EL素子アレイのそれ
ぞれの陰極部に接続され、前記陰極部の接続状態をオン
オフする切替回路部とを有して構成されている。
て独立に駆動させる切替回路部を有するので、複数の有
機EL素子アレイを操作することにより所定の輝度を有
した光線を感光体に照射して、常時、品質に優れた画像
を形成させることができる。
イの発光光量が劣化した場合には、切替回路を用いて有
機EL素子アレイを次のものに切り替えて発光させるこ
とができるので、従来の有機EL素子アレイによる発光
寿命を延長でき、長寿命、高信頼性の有機EL素子アレ
イを備えたプリントヘッド等の画像形成装置を提供する
ことができる。
かのアレイを複数選択して同時に発光させることもで
き、感光体に照射させる発光光量を段階的に増減させた
り、有機EL素子アレイの発光色をアレイ毎に異ならせ
て、ロッドレンズ等を介して集合させた光線の色調を変
化させることもできる。
一括して形成できるので、生産性に優れている。
えて用いることのできる切替回路部を設けるので、駆動
回路部と有機EL素子との接続用電極の個数はアレイが
1ラインの時と変わらず、容易にかつ低コストで製造で
きる。
せる場合に、アレイの中央部と端部での輝度劣化の差を
補正する回路が必要ないので、そのための電力消費がな
い。
発光層、陰極を基板上に順に積層させて形成され、陽極
及び陰極間に所定の電圧を負荷することによって電圧の
印加された有機物発光層の発光領域を発光させることが
できるようになっている。
機EL素子を基板上に直線状に配列して形成され、前記
駆動回路及び切替回路を介して直線状に配置された有機
EL素子の各ドット(発光部)を所定のパターンで発光
させることができる。
ンディングワイヤ等で接続され、それぞれに所定の電圧
を付加することのできる機能を有したドライバーIC等
が好適に使用できる。ドライバーICは、有機EL素子
アレイの1ヘッド当たりのドット総数をドライバーIC
の1チップあたりのドット総数で除した個数だけ必要に
なる。
前記駆動回路部や、有機EL素子アレイの各陰極部に接
続され、これらをオンオフさせることで複数の有機EL
素子アレイの中から接続される有機EL素子アレイを選
択できる回路部である。
記載の発明において、前記有機EL素子アレイを2以上
有し、前記有機EL素子毎の同一位置に対応する有機E
L素子の各々が電気的に接続されて構成される。
以下の作用が得られる。
続される陽極側電極の電極数は、アレイのライン数が複
数であっても単数の場合と変わらないので、陽極側電極
パターンをアレイライン毎に設ける必要はなく、大幅に
減らすことができる。
は2に記載の発明において、前記切替回路部を所定の発
光累積時間毎に作動させるタイマー回路部を有して構成
されている。
の他、以下の作用が得られる。
発光させる有機EL素子アレイを適正に操作することが
できる。例えば、最初に発光させているアレイラインの
発光光量の劣化を、例えば一番長時間発光しているドッ
トを発光積算時間で検知して、所定の積算時間になった
ときに切替回路部を駆動して次のアレイラインに容易に
切り替えることができる。
至3の内いずれか1項に記載の発明において、前記有機
EL素子アレイが配列される前記基板の搭載面に対向し
て、前記有機EL素子によって露光される感光体が配置
されて構成されている。
ずれか1項の作用の他、以下の作用が得られる。
素子からの光は、有機EL素子アレイが搭載された基板
内を通過しないので、有機EL素子アレイと基板との界
面での光の反射による光量の劣化がなく、発光光量をよ
り多く取り出すことができる。従って駆動電流を減らす
ことができて、低消費電力の有機EL素子アレイを用い
て、長寿命で高信頼性のプリントヘッドを提供すること
ができる。
上部に照射されるので、集光レンズ等の配置を容易に行
うことができ、全体をコンパクトに設計することがで
き、省スペース性に優れている。
至4の内いずれか1項に記載の発明において、前記基板
上、または基板と透光性陽極との間、または透光性陽極
内部、または透光性陽極上に光反射層が設けられて構成
されている。
ずれか1項の作用の他、以下の作用が得られる。
複数の有機EL素子アレイは光線の取り出し方向を、発
光層から基板方向と反対方向にすることができ、有機E
L素子アレイを搭載した基板の上部に配設した集束型ロ
ッドレンズを介して感光体に露光させることができる。
光反射層は基板上、または透光性の陽極内部、または透
光性の陽極上に設けてもよい。
れによって微量の光を効率的に収束させ、高品質の画像
を感光体上に形成させることができ、経済性に優れてい
る。
対応する発光ドットの各々を、光反射層を介して電気的
に接続してもよく、これにより駆動回路部に接続される
陽極側電極の電極数を大幅に減らすことができると共
に、有機EL素子を点滅させる信号を光反射層を介して
伝えられ、装置構成を簡略化することもできる。
1乃至5の内何れか1項に記載の露光装置と、前記露光
装置により露光される感光体とを有して構成されてい
る。
る。
て独立に駆動させる切替回路部を有するので、複数の有
機EL素子アレイを操作することにより所定の輝度を有
した光線を感光体に照射して、常時、品質に優れた画像
を形成させることができる。
一括して形成できるので、生産性に優れている。また、
有機EL素子アレイを切り替えて用いることのできる切
替回路部を設けることで、駆動回路部と有機EL素子と
の接続用電極の個数はアレイが1ラインの時と変わらな
いので、容易にかつ低コストで製造できる。
続される陽極側電極の電極数は、アレイのライン数が複
数であっても単数の場合と変わらないので、陽極側の電
極パターンをアレイライン毎に設ける必要はなく、大幅
に減らすことができる。
に発光させている有機EL素子アレイの発光光量の劣化
を、例えば一番長時間発光しているドットの発光積算時
間で検知して、所定の積算時間になったときに切替回路
部を駆動して次のアレイラインに切り替えることができ
る。
光レンズ等の配置を容易に行うことができ、全体をコン
パクトに設計することができ、省スペース性に優れてい
る。
光層から基板方向と反対方向に効率的に光を照射させ
て、有機EL素子アレイを搭載した基板の上部に配設し
た集束型ロッドレンズを介して感光体に露光させること
ができる。また、光反射層を用いて微量の光を効率的に
収束させ、高品質の画像を感光体上に形成させることが
できるので、経済性に優れている。
としては、透明または半透明のソーダ石灰ガラス、バリ
ウム・ストロンチウム含有ガラス、鉛ガラス、アルミノ
ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸
ガラス、石英ガラス等の、無機酸化物ガラス、無機フッ
化物ガラス、等の無機ガラス、あるいは透明または半透
明のポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルスルフォン、
ポリフッ化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リアクリレート、非晶質ポリオレフィン、フッ素系樹脂
等の高分子フィルム、あるいは不透明のSi(シリコ
ン)、Ge(ゲルマニウム)、GaAs(ガリウム砒
素)、InAs(インジウム砒素)、GaSb(ガリウ
ムアンチモン)、InSb(インジウムアンチモン)等
の無機半導体基板、あるいは不透明のFe(鉄)、Al
(アルミニウム)、Cu(銅)、Ag(銀)等の金属ま
たは合金、金属化合物基板等、あるいは不透明のプラス
チック、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等の高分子基板等
が用いられる。またこの基板表面、あるいは基板内部に
は、有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動するため
の抵抗、コイル、インダクタ等からなる回路を形成して
いても良い。
明電極とは、透光性の導電膜であり、インジウムスズ酸
化物(ITO)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(Z
nO)等の金属酸化物、あるいは、SnO:Sb(アン
チモン)、ZnO:Al(アルミニウム)といった混合
物からなる透明導電膜や、あるいは透明度を損なわない
程度の厚さのAl(アルミニウム)、Cu(銅)、Ti
(チタン)、Ag(銀)といった金属薄膜や、これら金
属の混合薄膜、積層薄膜といった金属薄膜や、あるいは
ポリピロール等の導電性高分子等を用いる事ができる。
ことで透明電極とすることも可能であり、抵抗加熱蒸
着、電子ビーム蒸着、スパッタ法または電界重合法、化
学重合法等により形成する。
め、または、基板表面の凹凸による不均一発光を防ぐた
めに、1nm以上の厚さにすることが望ましい。また十
分な透明性を持たせるために500nm以下の厚さにす
ることがさらに望ましい。なお、本発明における透明ま
たは半透明は、有機EL素子または有機EL素子アレイ
による発光の視認を妨げない程度の透明性を示すものと
して定義する。
て、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)、Cu(銅)、
Sn(錫)、W(タングステン)、Au(金)等の仕事
関数の大きな金属、あるいはその合金、酸化物等を用い
ることができ、これら陽極材料を用いた複数の材料によ
る積層構造も用いることができる。
合、光の角度変換手段の効果を最大限に利用するために
は、陽極は光を反射する材料で形成することが好まし
い。
い。この場合には、共に正孔注入電極としての機能を有
する。即ち、陽極から非晶質炭素膜を介して発光層或い
は正孔輸送層に正孔が注入される。また、非晶質炭素膜
は、陽極と発光層或いは正孔輸送層との間にスパッタ法
により形成されてなる。スパッタリングによるカーボン
ターゲットとしては、等方性グラファイト、異方性グラ
ファイト、ガラス状カーボン等があり、特に限定するも
のではないが、純度の高い等方性グラファイトが適して
いる。非晶質炭素膜が優れている点を具体的に示す。理
研計器製の表面分析装置AC−1を使って非晶質炭素膜
の仕事関数を測定すると、非晶質炭素膜の仕事関数は、
Wc=5.40eVである。ここで、一般に陽極として
よく用いられているITOの仕事関数は、WITO=
5.05eVであるので、非晶質炭素膜を用いた方が発
光層或いは正孔輸送層に効率よく正孔を注入できる。ま
た、非晶質炭素膜をスパッタリング法にて形成する際、
非晶質炭素膜の電気抵抗値を制御するために、窒素ある
いは水素とアルゴンの混合ガス雰囲気下で反応性スパッ
タリングする。さらに、スパッタリング法などによる薄
膜形成技術では、膜厚を5nm以下にすると膜が島状構
造となり均質な膜が得られない。そのため、非晶質炭素
膜の膜厚が5nm以下では電気抵抗が高くなり過ぎ、そ
の結果、電流が流れず、効率の良い発光が得られない。
また、非晶質炭素膜の膜厚を100nm以上とすると、
膜の色が黒味を帯び、有機エレクトロルミネッセンス素
子の発光が十分に透過しなくなる。
性を有し、かつ成膜性の良い蛍光体からなるものが好ま
しく、Alq3やBe−ベンゾキノリノール(BeB
q2)の他に、2、5−ビス(5、7−ジ−t−ペンチ
ル−2−ベンゾオキサゾリル)−1、3、4−チアジア
ゾール、4、4’−ビス(5、7−ベンチル−2−ベン
ゾオキサゾリル)スチルベン、4、4’−ビス〔5、7
−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサ
ゾリル〕スチルベン、2、5−ビス(5、7−ジ−t−
ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフィン、2、
5−ビス(〔5−α、α−ジメチルベンジル〕−2−ベ
ンゾオキサゾリル)チオフェン、2、5−ビス〔5、7
−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサ
ゾリル〕−3、4−ジフェニルチオフェン、2、5−ビ
ス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェ
ン、4、4’−ビス(2−ベンゾオキサイゾリル)ビフ
ェニル、5−メチル−2−〔2−〔4−(5−メチル−
2−ベンゾオキサイゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾ
オキサイゾリル、2−〔2−(4−クロロフェニル)ビ
ニル〕ナフト〔1、2−d〕オキサゾール等のベンゾオ
キサゾール系、2、2’−(p−フェニレンジビニレ
ン)−ビスベンゾチアゾール等のベンゾチアゾール系、
2−〔2−〔4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニ
ル〕ビニル〕ベンゾイミダゾール、2−〔2−(4−カ
ルボキシフェニル)ビニル〕ベンゾイミダゾール等のベ
ンゾイミダゾール系等の蛍光増白剤や、ビス(8−キノ
リノール)マグネシウム、ビス(ベンゾ−8−キノリノ
ール)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
アルミニウムオキシド、トリス(8−キノリノール)イ
ンジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノール)ア
ルミニウム、8−キノリノールリチウム、トリス(5−
クロロ−8−キノリノール)ガリウム、ビス(5−クロ
ロ−8−キノリノール)カルシウム、ポリ〔亜鉛−ビス
(8−ヒドロキシ−5−キノリノニル)メタン〕等の8
−ヒドロキシキノリン系金属錯体やジリチウムエピンド
リジオン等の金属キレート化オキシノイド化合物や、
1、4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1、4
−(3−メチルスチリル)ベンゼン、1、4−ビス(4
−メチルスチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、
1、4−ビス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1、4
−ビス(3−エチルスチリル)ベンゼン、1、4−ビス
(2−メチルスチリル)2−メチルベンゼン等のスチリ
ルベンゼン系化合物や、2、5−ビス(4−メチルスチ
リル)ピラジン、2、5−ビス(4−エチルスチリル)
ピラジン、2、5−ビス〔2−(1−ナフチル)ビニ
ル〕ピラジン、2、5−ビス(4−メトキシスチリル)
ピラジン、2、5−ビス〔2−(4−ビフェニル)ビニ
ル〕ピラジン、2、5−ビス〔2−(1−ピレニル)ビ
ニル〕ピラジン等のジスチルピラジン誘導体や、ナフタ
ルイミド誘導体や、ペリレン誘導体や、オキサジアゾー
ル誘導体や、アルダジン誘導体や、シクロペンタジエン
誘導体や、スチリルアミン誘導体や、クマリン系誘導体
や、芳香族ジメチリディン誘導体等が用いられる。さら
に、アントラセン、サリチル酸塩、ピレン、コロネン等
も用いられる。
他に、正孔輸送層と発光層又は発光層と電子輸送層の2
層構造や、正孔輸送層と発光層と電子輸送層の3層構造
としたものでもよい。但し、このような2層構造又は3
層構造の場合には、正孔輸送層と陽極が、又は電子輸送
層と陰極が接するように積層して形成される。
透明で成膜性の良いものが好ましい。TPDの他に、ポ
ルフィン、テトラフェニルポルフィン銅、フタロシアニ
ン、銅フタロシアニン、チタニウムフタロシアニンオキ
サイド等のポリフィリン化合物や、1、1−ビス{4−
(ジ−P−トリルアミノ)フェニル}シクロヘキサン、
4、4’、4’’−トリメチルトリフェニルアミン、
N、N、N’、N’−テトラキス(P−トリル)−P−
フェニレンジアミン、1−(N、N−ジ−P−トリルア
ミノ)ナフタレン、4、4’−ビス(ジメチルアミノ)
−2−2’−ジメチルトリフェニルメタン、N、N、
N’、N’−テトラフェニル−4、4’−ジアミノビフ
ェニル、N、N’−ジフェニル−N、N’−ジ−m−ト
リル−4、N、N−ジフェニル−N、N’−ビス(3−
メチルフェニル)−1、1’−4、4’−ジアミン、
4’−ジアミノビフェニル、N−フェニルカルバゾール
等の芳香族第三級アミンや、4−ジ−P−トリルアミノ
スチルベン、4−(ジ−P−トリルアミノ)−4’−
〔4−(ジ−P−トリルアミノ)スチリル〕スチルベン
等のスチルベン化合物や、トリアゾール誘導体や、オキ
サジザゾール誘導体や、イミダゾール誘導体や、ポリア
リールアルカン誘導体や、ピラゾリン誘導体や、ピラゾ
ロン誘導体や、フェニレンジアミン誘導体や、アニール
アミン誘導体や、アミノ置換カルコン誘導体や、オキサ
ゾール誘導体や、スチリルアントラセン誘導体や、フル
オレノン誘導体や、ヒドラゾン誘導体や、シラザン誘導
体や、ポリシラン系アニリン系共重合体や、高分子オリ
ゴマーや、スチリルアミン化合物や、芳香族ジメチリデ
ィン系化合物や、ポリ3−メチルチオフェン等の有機材
料が用いられる。また、ポリカーボネート等の高分子中
に低分子の正孔輸送層用の有機材料を分散させた、高分
子分散系の正孔輸送層も用いられる。
tert−ブチルフェニル−1、3、4−オキサジアゾ
リル)フェニレン(OXD−7)等のオキサジアゾール
誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノ
ン誘導体等が用いられる。
り、電子を効率良く有機物発光層或いは電子輸送層に注
入することが必要であり、仕事関数の小さいAl(アル
ミニウム)、In(インジウム)、Mg(マグネシウ
ム)、Ti(チタン)、Ag(銀)、Ca(カルシウ
ム)、Sr(ストロンチウム)等の金属、あるいは、こ
れらの金属の酸化物やフッ化物およびその合金、積層体
等が一般に用いられる。
する界面に、仕事関数の小さい金属を用いた光透過性の
高い超薄膜を形成し、その上部に透明電極を積層するこ
とで、透明陰極を形成することも可能である。特に仕事
関数の小さなMg、Mg−Ag合金、特開平5−121
172号公報記載のAl−Li合金やSr−Mg合金あ
るいはAl−Sr合金、Al−Ba合金等あるいはLi
O2/AlやLiF/Al等の積層構造は陰極材料とし
て好適である。成膜方法としては抵抗加熱蒸着、電子ビ
ーム蒸着、スパッタ法が用いられる。ただし、陰極を透
明電極として用いない場合、光の角度変換手段の効果を
最大限に利用するためには、陰極は光を反射する材料で
形成することが好ましい。
態1の露光装置及び露光装置で露光される感光体の全体
構成図である。
平行に配列された複数の有機EL素子アレイ、3は複数
本の有機EL素子アレイ2が配置される有機EL素子ア
レイ基板(基板)、4は有機EL素子アレイ基板3が搭
載される駆動回路基板、5は駆動回路基板4上に配置さ
れ有機EL素子アレイ2の陽極部に接続された駆動回路
部、6は有機EL素子アレイ2の陰極部に接続され、そ
れぞれの接続状態をオンオフさせることのできる切替回
路部、7は有機EL素子アレイ2の有機EL素子から照
射される光を集光するための集束型ロッドレンズ、8は
集束型ロッドレンズ7で集光された有機EL素子アレイ
2からの光がその円柱状の側面に結象される感光体であ
る。
基板の構成図である。
基板3上に直線状に互いに間隔を有して平行配置された
複数の透光性陽極、11は各透光性陽極10の端部にそ
れぞれ接続された接続用電極、12は直線状の透光性陽
極10に直交して配置され透光性陽極10を長さ方向に
区画して複数の有機EL素子アレイ2を形成させるため
の分離層、13は透光性陽極10との間に有機物発光層
を積層させ透光性陽極10に直交して配置された陰極、
14は全体を封止して保護するための封止材である。
駆動回路部5、切替回路部6を搭載した駆動回路基板4
上に配設する。有機EL素子アレイ2と駆動回路基板4
上の駆動回路部5は、ワイヤーボンディングにより電気
的に接続されている。そして駆動回路基板4下部に集束
型ロッドレンズ7を配設し、発光ドット15からの光
を、有機EL素子アレイ基板3、駆動回路基板4を通過
させ、集束型ロッドレンズ7を経由して、感光体8上に
結像させる構成である。
は図2のB−B’断面図である。
子アレイ基板3の上に配置された透光性陽極10を覆う
正孔輸送層、21は陰極13と正孔輸送層20との間に
介挿された有機物発光層、22は陰極13を被覆する保
護膜である。
10をパターン形成した後、分離層12をパターン形成
する。その後専用パターンマスクを用いて正孔輸送層2
0、有機物発光層21を順じ積層して所望の位置に形成
する。この後、別の専用パターンマスクを用いて陰極1
3を形成した後、更にまた別のパターンマスクを用いて
保護膜22を被着する。それから接続用電極11をパタ
ーン形成して透光性陽極10と電気的に接続した後、封
止材14を用いて発光部が周辺環境(特に水分)により
劣化しないように封止する。
有機EL素子アレイライン毎の同一位置に対応する発光
ドット15の各々は、電気的に接続される。これによ
り、駆動回路部5に接続する陽極側電極の電極数は、ア
レイラインが複数であっても変わらないので、陽極側電
極パターンをアレイライン毎に設ける必要はなく、大幅
に減らすことができる。
ウエット法により薄膜が形成できて、しかも一部に半導
体のホトリソ技術も使えるので、発光ドット15を一括
形成でき、高精度に高密度パターン化することが可能で
ある。
べるような手間が省けて、更に複数個のアレイラインで
も一括形成でき、無機LED素子よりも寿命が長くでき
るため、はるかに低コスト化が図れる。
のラインには解像度に対応して発光ドット15が作成さ
れている。これらの発光ドット15は透光性陽極10と
分離層12によりパターニングされている。またこれら
の発光ドット15は、各々が透光性陽極10と接続用電
極11により駆動回路部5にワイヤーボンディングされ
ている。また陰極側として共通の陰極13があり、この
陰極13は切替回路部6にワイヤーボンディングされて
いて、選択的に駆動される。有機EL素子アレイライン
2毎の同一位置に対応する発光ドット15を電気的に接
続することにより、切替回路部6によって最初に発光さ
せているアレイラインの陰極13から次のアレイライン
の陰極13に切り替え選択するだけで、次のアレイライ
ンを発光させることができる。
を一括形成でき、LEDよりも寿命が長くできるため、
はるかに低コスト化が図れる。
図である。
いるアレイラインが劣化してきたら、図5(a)に示す
切替回路部6により順次アレイラインを発光させること
ができるので、従来の有機EL素子アレイ2の発光寿命
を数倍にできて長寿命、高信頼性の有機EL素子アレイ
2を有したプリントヘッドを提供できる。
(図2に示す)毎にON/OFFのスイッチングが必要
であるので、駆動回路部5は、1ヘッド当たりのドット
総数を駆動回路部5の1チップあたりのドット総数で除
した個数だけ必要になる。
い有機EL素子アレイ2を選択することができるので、
最初に発光させている有機EL素子アレイ2の発光光量
が劣化してきたら、次のアレイラインを選択することに
より、露光装置1としての露光性能を維持することがで
きる。
ので、以下の作用を有する。
えて独立に駆動させる切替回路部6を有するので、所定
の輝度を有した光線を感光体8に照射して、高品質の画
像を形成させることができる。
毎に設ける必要はなく、大幅に減らすことができ容易に
製造を行うことができる。
劣化した場合には、切替回路部6を用いて有機EL素子
アレイ2を次のラインに切り替えることができ、長寿
命、高信頼性の有機EL素子アレイ2を備えたプリント
ヘッド等の画像形成装置を提供することができる。
ンを一括して形成できる上に、駆動回路部5と有機EL
素子との接続用電極の個数はアレイが1ラインの時と変
わらず、生産性に優れる。
態2の全体構成図である。
動回路部5を制御するためのタイマー回路部である。な
お、以降の説明においては、前記実施の形態1と同様の
機能を有するものについては同一の符号を付してその詳
しい説明を省略している。
れている基板3を複数個のドライバーICを有した駆動
回路部5と、切替回路部6を搭載した駆動回路基板4上
に配設する。この基板3を複数個のドライバーIC、切
替回路部6、タイマー回路部31を搭載した駆動回路基
板4上に配設する。有機EL素子アレイ2と駆動回路基
板4上の駆動回路部5は、ワイヤーボンディングにより
電気的に接続されている。そして駆動回路基板4下部に
集束型ロッドレンズ7を配設し、発光ドット15からの
光を、有機EL素子アレイ基板3、駆動回路基板4を通
過させ、集束型ロッドレンズ7を経由して、感光体8上
に結像させる。
いるアレイラインが劣化してきたら、図5(b)の図6
のタイマー回路部のブロック図に示す切替回路部6によ
り順次アレイラインを発光させることができる。このと
き、一つの有機EL素子アレイラインにおいて発光初期
から所定の発光累積時間が経過したのを、タイマー回路
部31により検知して次の有機EL素子アレイラインに
切り替えることにより、特に何らかの制御をする必要も
なく回路的にも容易に、低コストで長寿命を実現でき
る。従って従来の有機EL素子アレイラインの発光寿命
を数倍にできて長寿命、高信頼性の有機EL素子アレイ
プリントヘッドを備えた画像形成装置を提供することが
できる。
態3の全体構成図である。
有機EL素子アレイ2からの光の照射方向を基板3面に
対して逆にしたものでありその他の構成は略同様である
ので、同様の機能を有するものについては同一の符号を
付してその詳しい説明を省略している。
のアレイ素子方向の断面図であり、図9は実施の形態3
における発光ドット上のアレイ素子方向に垂直な断面図
である。
子アレイ基板3に配置され、その上に透光性陽極10や
正孔輸送層20が積層される光反射層である。
3上に光反射層41を設け、その上に透光性陽極10を
パターン形成した後、分離層12をパターン形成する。
その後に専用パターンマスクを用いて正孔輸送層20、
有機物発光層21を順じ積層して形成するとパターン形
成された分離層12と専用パターンマスクにより正孔輸
送層20、有機物発光層21が所望の位置にパターン形
成される。この後、透光性陰極13aを形成した後、更
にまた別のパターンマスクを用いて保護膜22を被着す
る。このとき発光ドットとなるエリアの透光性陰極13
aは、膜厚を薄く形成することで透光性をもたせた仕事
関数が低い金属材料の陰極(カソード)に、透光性電極
を積層した積層膜のことである。また同様に保護膜22
も透光性をもった材料あるいは超薄膜を用いる。それか
ら接続用電極11をパターン形成して透光性陽極10と
電気的に接続した後、封止材14を用いて発光部が周辺
環境(特に水分)により劣化しないように封止する。
極11により、有機EL素子アレイ2のライン毎の同一
位置に対応する発光ドット15の各々は、電気的に接続
される。これにより、駆動回路部5に接続される陽極側
電極の電極数はアレイラインが複数であっても変わらな
いので、陽極側電極パターンをアレイライン毎に設ける
必要はなく、大幅に減らすことができる。
41、透光性陽極10、分離層12、正孔輸送層20、
有機物発光層21、陰極13、保護膜22、接続用電極
11、封止材14からなる有機EL素子アレイ2が複数
ライン配設されている。この有機EL素子アレイ基板3
を複数個のドライバーICからなる駆動回路部5、切替
回路部6を搭載した駆動回路基板4上に配設する。
の駆動回路部5は、ワイヤーボンディングにより電気的
に接続されている。そして有機EL素子アレイ基板3上
部に集束型ロッドレンズ7を配設し、発光ドットからの
光は集束型ロッドレンズ7を経由して、感光体8上に結
像する構成である。
0との間に光反射層41を設けたことにより、これらの
有機EL素子アレイ2は光線の取り出し方向が、発光層
から基板方向と反対方向にすることができ、有機EL素
子アレイ基板3上部に配設した集束型ロッドレンズアレ
イを介して感光体に露光することができる。
子アレイ基板3内を通過しないので、有機EL素子アレ
イ2と有機EL素子アレイ基板3との界面での光の反射
による光量の劣化がなく、発光光量をより多く取り出す
ことができる。従って駆動電流を減らすことができて、
低消費電力のプリンタ光源を提供できる。
発光光量が劣化したら、図5(a)に示す切替回路部6
により次の有機EL素子アレイ2に切り替えることがで
きるので、有機EL素子アレイ2の発光寿命を一気に数
倍にすることができ、長寿命、高信頼性の有機EL素子
アレイプリントヘッドを提供することができる。
画像形成装置の概略図である。
1は感光体8を露光させる露光装置、52は露光装置5
1から感光体8に照射される露光光線、53は露光光線
52により感光体8に形成された潜象を現像するための
現像器、54は現像化された画像等を記録紙55に転写
するための転写器、56は記録紙55に転写された画象
等を定着するための定着器、57は転写済みの感光体8
の表面を清浄化させるクリーナー、58は除電器、59
は感光体8を帯電させるための帯電器である。
下のようになる。まず、感光体8表面を帯電器59を用
いて一様に帯電する。この感光体8上の帯電面に、有機
EL素子アレイ2を搭載した露光装置51からの露光光
線52をセルフォックレンズなどを介して結像させ(露
光)、潜像を形成する。すなわち帯電面に対しては目的
の画像情報の時系列的デジタル信号に対応した露光がな
され、それら画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。更に、これらの静電潜像は絶縁トナーを用いた現像
器53によりトナー像として現像される。一方、感光体
8とこれに所定の押圧力で当接させた転写器54の転写
部に、記録紙55が所定のタイミングで導入され所定の
転写バイアス電圧を印加して転写が行われる。トナー画
像の転写を受けた記録紙55は感光体8表面から分離さ
れて熱定着方式等の定着器56に導入されてトナー画像
の定着をうけ、プリントされることになる。あわせてク
リーナー57により残留トナーのクリーニング、除電器
58により残留電位の除電をおこなって、1回の印字プ
ロセスを完了する。
ているので、実施の形態1〜3の作用に加えて以下の作
用を有する。
素子アレイ2の製造に際しては、ドライ法またはウエッ
ト法により薄膜形成ができ、一部の製造工程に半導体の
ホトリソ技術が使えるので、容易に複数ラインの発光ド
ットを一括形成でき、高精度に高密度パターン化するこ
とが可能である。つまり無機LED素子のチップを複数
個並べるような手間が省けて、更に複数個のアレイライ
ンでも一括形成して生産性に優れる。
ッチングできるので、無機LED素子アレイを用いた露
光装置光源や、従来の有機EL素子アレイ2を用いた露
光装置光源よりも長寿命化でき、無機LED素子アレイ
を用いるよりも、はるかに低コスト化でき、高信頼性の
露光装置および画像形成装置を提供することができる。
例について詳細に説明する。
光源として備えた露光装置および画像形成装置を具体的
に示すものである。
してガラス基板を用い、この基板全面にスパッタリング
にて透光性陽極10となる膜厚160nmのITO膜を
形成した後、ITO膜上にレジスト材(東京応化社製、
OFPR−800)をスピンコート法により塗布して厚
さ10μmのレジスト膜を形成し、マスク、露光、現像
してレジスト膜を所定の形状にパターニングした。次
に、この基板を60℃で50%の塩酸中に浸漬して、レ
ジスト膜が形成されていない部分のITO膜をエッチン
グした後、レジスト膜も除去し、所定のパターンのIT
O膜からなる陽極が形成されたパターニング基板を得
た。
ルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音
波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア
水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合し
た溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による
5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロア
ーで基板に付着した水分を除去し、さらに加熱して乾燥
した。
12となるCr2O3(酸化クロム)をスパッタリングに
より膜厚1〜2μm成膜し、レジスト材をスピンコート
法により塗布して厚さ10μmのレジスト膜を形成し、
マスク、露光、現像してレジスト膜を所定の形状にパタ
ーニングした。次に、この基板を過硫酸アンモンを主と
するエッチャントに浸漬して、レジスト膜が形成されて
いない部分のCr2O3膜をエッチングした後、レジスト
膜も除去し、所定のパターンのCr2O3膜からなるパタ
ーニング基板を得た。
ルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音
波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア
水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合し
た溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による
5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロア
ーで基板に付着した水分を除去し、さらに加熱して乾燥
した。
に、2.7×10-4Pa(2×10-6Torr)以下の
真空度まで減圧した抵抗加熱蒸着素子内にて、専用パタ
ーンマスクを用いて正孔輸送層20としてTPDを約5
0nmの膜厚で形成した。また連続して抵抗加熱蒸着装
置内にて、正孔輸送層20上に有機物発光層21として
Alq3を約60nmの膜厚で形成した。なお、TPD
とAlq3の蒸着速度は、共に0.2nm/sであっ
た。次に、連続して抵抗加熱蒸着装置内にて、有機物発
光層21上に15at%のLiを含むAl−Li合金を
蒸着源として、陰極13を150nmの膜厚で成膜し
た。有機EL素子アレイ2のラインを複数作成すること
は単にパターン形状を規定するマスクパターンの問題だ
けであるので、1ライン作成するのと何ら変わりなく、
同一工程で容易に複数ラインを形成することができた。
(2×10-6Torr)以下の真空度まで減圧した抵抗
加熱蒸着装置内にて、専用パターンマスクを用いて保護
膜22としてSiNまたはSiO2を約500nmの膜
厚で形成した。それからまた別の専用パターンマスクを
用いて、接続用電極11としてAlを800nm〜1μ
m成膜した。これにより有機EL素子アレイライン毎の
同一位置に対応する発光ドット15の各々を、電気的に
接続した。その後、封止材14として別途作成された封
止用ガラス基板を、UV硬化樹脂を接着剤として用い
て、作成した有機EL素子アレイ基板3上に接着固定し
た。正孔輸送層20、有機物発光層21の有機物層が周
辺環境(特に水分)により劣化しないように封止する。
ンの有機EL素子アレイ2を作成した。作成した有機E
L素子アレイ基板3を駆動回路部5、切替回路部6を搭
載した駆動回路基板4上に配置し、位置決めピンや接着
剤を用いて固定した。それから駆動回路部5、切替回路
部6と有機EL素子アレイ2の接続用電極11、陰極1
3をそれぞれワイヤーボンディングにて接続する。
を製作することができた。
する。図1に示すように、駆動回路部5の各端子はそれ
ぞれ有機EL素子アレイ2の発光ドット15に電気的に
接続されている。駆動回路部5の端子が印字データとし
てON信号を出力すると、ボンディングワイヤを介して
対応する発光ドット15が点灯する。ON信号が出力さ
れていない端子はOFF信号が出力されているというこ
とであるから、対応する発光ドット15は点灯しない。
このようにして発光ドット15のON/OFFを制御で
きることになる。
と接続用電極11により駆動回路部5にワイヤーボンデ
ィングされている。また陰極側として共通の陰極13が
あり、この陰極13は切替回路部6にワイヤーボンディ
ングされていて、選択的に駆動される。従って有機EL
素子アレイライン毎の同一位置に対応する発光ドット1
5を電気的に接続することにより、切替回路部6によっ
て最初に発光させているアレイラインの陰極13から次
のアレイラインの陰極13を切り替え選択するだけで、
次のアレイラインを発光させることができる。最初に発
光させているアレイラインの発光光量がある程度まで劣
化した時に、切替回路部6を駆動して次のアレイライン
に容易に切り替えることができる。しかも有機EL素子
アレイ2の複数ラインを一括形成でき、陰極13の切替
回路部6を入れることで駆動回路部5との接続用電極1
1の個数はアレイが1ラインの時と変わらないので、回
路的にも容易に、低コストで長寿命を実現でき、無機L
ED素子アレイよりも長寿命化できるため、はるかに低
コスト化が図れる。
基板上に複数ラインの有機EL素子アレイ2を作成し
た。それから、作成した有機EL素子アレイ基板3を駆
動回路部5、切替回路部6、タイマー回路部31を搭載
した駆動回路基板4上に配置し、位置決めピンや接着剤
を用いて固定した。それから駆動回路部5、切替回路部
6、タイマー回路部31と有機EL素子アレイ2の接続
用電極11、陰極13をそれぞれワイヤーボンディング
にて接続する。タイマー回路部31は最初に発光させて
いるアレイラインの発光光量の劣化を、例えば一番長時
間発光しているドットを発光積算時間で検知して、所定
の積算時間になったときに切替回路部6の切り替えスイ
ッチを駆動して次のアレイラインに容易に切り替えるこ
とができる。しかも有機EL素子アレイ2の複数ライン
を一括形成でき、陰極13の切替回路部6を入れること
で駆動回路部5との接続用電極11の個数はアレイが1
ラインの時と変わらないので、回路的にも容易に、低コ
ストで長寿命を実現でき、無機LED素子アレイよりも
長寿命化できるため、はるかに低コスト化が図れる。
を製作することができた。
してガラス基板を用い、この基板全面に電子ビーム蒸着
法にて光反射層41となるAu(金)を被着した後、基
板全面にスパッタリングにて透光性陽極10となる膜厚
160nmのITO膜を形成する。ITO膜上にレジス
ト材(東京応化社製、OFPR−800)をスピンコー
ト法により塗布して厚さ10μmのレジスト膜を形成
し、マスク、露光、現像してレジスト膜を所定の形状に
パターニングした。次に、この基板を60℃で50%の
塩酸中に浸漬して、レジスト膜が形成されていない部分
のITO膜をまずエッチングし、次に常温で5%のヨウ
化カリウム溶液中に浸漬して、Au膜をエッチングし
た。レジスト膜を除去して、再度レジスト材塗布、マス
ク、露光、現像してレジスト膜をさらに所定の形状にパ
ターニングし、60℃で50%の塩酸中に浸漬して、レ
ジスト膜が形成されていない部分のITO膜レジスト膜
も除去し、所定のパターンのITO膜とAu膜からなる
陽極が形成されたパターニング基板を得た。
ルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音
波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア
水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合し
た溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による
5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロア
ーで基板に付着した水分を除去し、さらに加熱して乾燥
した。
12となるCr2O3(酸化クロム)をスパッタリングに
より膜厚1〜2μm成膜し、レジスト材をスピンコート
法により塗布して厚さ10μmのレジスト膜を形成し、
マスク、露光、現像してレジスト膜を所定の形状にパタ
ーニングした。次に、この基板を過硫酸アンモンを主と
するエッチャントに浸漬して、レジスト膜が形成されて
いない部分のCr2O3膜をエッチングした後、レジスト
膜も除去し、所定のパターンのCr2O3膜からなるパタ
ーニング基板を得た。
ルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音
波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア
水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合し
た溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による
5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロア
ーで基板に付着した水分を除去し、さらに加熱して乾燥
した。
に、2.7×10-4Pa(2×10-6Torr)以下の
真空度まで減圧した抵抗加熱蒸着素子内にて、専用パタ
ーンマスクを用いて正孔輸送層20としてTPDを約5
0nmの膜厚で形成した。また連続して抵抗加熱蒸着装
置内にて、正孔輸送層20上に有機物発光層21として
Alq3を約60nmの膜厚で形成した。なお、TPD
とAlq3の蒸着速度は、共に0.2nm/sであっ
た。次に、連続して抵抗加熱蒸着装置内にて、有機物発
光層21上に15at%のLiを含むAl−Li合金を
蒸着源として、2〜10nmの膜厚で成膜し、さらにI
TO膜を100〜500nm積層して透光性陰極13a
を形成した。有機EL素子アレイ2のラインを複数作成
することは単にパターン形状を規定するマスクパターン
の問題だけであるので、1ライン作成するのと何ら変わ
りなく、同一工程で容易に複数ラインを形成することが
できた。
(2×10-6Torr)以下の真空度まで減圧した抵抗
加熱蒸着装置内にて、専用パターンマスクを用いて保護
膜22としてSiNまたはSiO2を約500nmの膜
厚で形成した。それからまた別の専用パターンマスクを
用いて、接続用電極11としてAuを800nm〜1μ
m、所定の位置に成膜した。これにより有機EL素子ア
レイライン毎の同一位置に対応する発光ドット15の各
々を、電気的に接続した。その後、封止材14として別
途作成された封止用ガラス基板を、UV硬化樹脂を接着
剤として用いて、作成した有機EL素子アレイ基板3上
に接着固定した。正孔輸送層20、有機物発光層21の
有機物層が周辺環境(特に水分)により劣化しないよう
に封止する。
インに対して図3、図4又は図8、図9に示すような断
面を持つ複数ラインの有機EL素子アレイ2を作成し
た。
板3を駆動回路部5、切替回路部6を搭載した駆動回路
基板4上に配置し、位置決めピンや接着剤を用いて固定
した。それから駆動回路部5、切替回路部6と有機EL
素子アレイ2の接続用電極11、陰極13をそれぞれワ
イヤーボンディングにて接続する。最初に発光させてい
るアレイラインの発光光量がある程度まで劣化した時
に、切替回路部6を駆動して次のアレイラインに容易に
切り替えることができる。しかも有機EL素子アレイ2
の複数ラインを一括形成でき、陰極13の切替回路部6
を入れることで駆動回路部5との接続用電極11の個数
はアレイが1ラインの時と変わらないので、回路的にも
容易に、低コストで長寿命を実現でき、無機LED素子
アレイよりも長寿命化できるため、はるかに低コスト化
が図ることができる。
を製作することができた。
像形成装置の一例の構成を図10に示す。
写真感光体である。この感光体8の周辺に帯電器59、
第1〜3の実施例を用いた露光装置51、現像器53、
転写器54、クリーナー57、除電器58を配置する。
露光装置51は複数の有機EL素子アレイ2とそれを駆
動する駆動回路で構成されており、陽極側にプラスのD
C電圧を印加すると、通電された発光ドット15が緑色
に発光し、セルフォックレンズなどの集束型ロッドレン
ズ7を通して感光体8に結像させることができる。さら
に記録紙55にトナー像を転写する転写器54と定着器
56で構成されている。
光体8表面を帯電器59を用いて一様に帯電させる。こ
の感光体8上の帯電面に、複数の有機EL素子アレイ2
を搭載した露光装置51からの露光光線52をセルフォ
ックレンズなどを介して結像させ(露光)、潜像を形成
する。すなわち帯電面に対しては目的の画像情報の時系
列的デジタル信号に対応した露光がなされ、それら画像
情報に対応した静電潜像が形成される。更に、これらの
静電潜像は絶縁トナーを用いた現像器53によりトナー
像として現像される。一方、感光体8とこれに所定の押
圧力で当接させた転写器54の転写部に、記録紙55が
所定のタイミングで導入され所定の転写バイアス電圧を
印加して転写が行われる。トナー画像の転写を受けた記
録紙55は感光体8表面から分離されて熱定着方式等の
定着器56に導入されてトナー画像の定着をうけ、プリ
ントされることになる。あわせてクリーナー57により
残留トナーのクリーニング、除電器58により残留電位
の除電をおこなって、1回の印字プロセスを完了する。
下の効果を有する。
て独立に駆動させる切替回路部を有するので、複数の有
機EL素子アレイを操作することにより所定の輝度を有
した光線を感光体に照射して、常時、品質に優れた画像
を形成させることができる。
イの発光光量が劣化した場合には、切替回路を用いて有
機EL素子アレイを次のものに切り替えて発光させるこ
とができるので、従来の有機EL素子アレイによる発光
寿命を延長でき、長寿命、高信頼性の有機EL素子アレ
イを備えたプリントヘッド等の画像形成装置を提供する
ことができる。
かのアレイを複数選択して同時に発光させることもで
き、感光体に照射させる発光光量を段階的に増減させた
り、有機EL素子アレイの発光色をアレイ毎に異ならせ
たりして、ロッドレンズ等を介して集合させた光線の色
調を変化させることもできる。
一括して形成できるので、生産性に優れている。
えて用いることのできる切替回路部を設けるので、駆動
回路部と有機EL素子との接続用電極の個数はアレイが
1ラインの時と変わらず、容易にかつ低コストで製造で
きる。
項1の効果の他、以下の効果が得られる。
続される陽極側電極の電極数は、アレイのライン数が複
数であっても単数の場合と変わらないので、陽極側電極
パターンをアレイライン毎に設ける必要はなく、大幅に
減らすことができる。
項1又は2の効果の他、以下の効果が得られる。
発光させる有機EL素子アレイを適正に操作することが
できる。例えば、最初に発光させているアレイラインの
発光光量の劣化を、例えば一番長時間発光しているドッ
トを発光積算時間で検知して、所定の積算時間になった
ときに切替回路部を駆動して次のアレイラインに容易に
切り替えることができる。
項1乃至3の内いずれか1項の効果の他、以下の効果が
得られる。
素子からの光は、有機EL素子アレイが搭載された基板
内を通過しないので、有機EL素子アレイと基板との界
面での光の反射による光量の劣化がなく、発光光量をよ
り多く取り出すことができる。従って駆動電流を減らす
ことができて、低消費電力の有機EL素子アレイを用い
て、長寿命で高信頼性のプリントヘッドを提供すること
ができる。
上部に照射されるので、集光レンズ等の配置を容易に行
うことができ、全体をコンパクトに設計することがで
き、省スペース性に優れている。
項1乃至4の内いずれか1項の効果の他、以下の効果が
得られる。
複数の有機EL素子アレイは光線の取り出し方向を、発
光層から基板方向と反対方向にすることができ、有機E
L素子アレイを搭載した基板の上部に配設した集束型ロ
ッドレンズを介して感光体に露光させることができる。
光反射層は基板上、または透光性の陽極内部、または透
光性の陽極上に設けてもよい。
れによって微量の光を効率的に収束させ、高品質の画像
を感光体上に形成させることができ、経済性に優れてい
る。
対応する発光ドットの各々を、光反射層を介して電気的
に接続してもよく、これにより駆動回路部に接続される
陽極側電極の電極数を大幅に減らすことができると共
に、有機EL素子を点滅させる信号を光反射層を介して
伝えられ、装置構成を簡略化することもできる。
以下の効果が得られる。
て独立に駆動させる切替回路部を有するので、複数の有
機EL素子アレイを操作することにより所定の輝度を有
した光線を感光体に照射して、常時、品質に優れた画像
を形成させることができる。
一括して形成できるので、生産性に優れている。また、
有機EL素子アレイを切り替えて用いることのできる切
替回路部を設けることで、駆動回路部と有機EL素子と
の接続用電極の個数はアレイが1ラインの時と変わらな
いので、容易にかつ低コストで製造できる。
続される陽極側電極の電極数は、アレイのライン数が複
数であっても単数の場合と変わらないので、陽極側の電
極パターンをアレイライン毎に設ける必要はなく、大幅
に減らすことができる。
に発光させている有機EL素子アレイの発光光量の劣化
を、例えば一番長時間発光しているドットの発光積算時
間で検知して、所定の積算時間になったときに切替回路
部を駆動して次のアレイラインに切り替えることができ
る。
光レンズ等の配置を容易に行うことができ、全体をコン
パクトに設計することができ、省スペース性に優れてい
る。
光層から基板方向と反対方向に効率的に光を照射させ
て、有機EL素子アレイを搭載した基板の上部に配設し
た集束型ロッドレンズを介して感光体に露光させること
ができる。また、光反射層を用いて微量の光を効率的に
収束させ、高品質の画像を感光体上に形成させることが
できるので、経済性に優れている。
で露光される感光体の全体構成図
図
6のタイマー回路部のブロック図
子方向の断面図
子方向に垂直な断面図
Claims (6)
- 【請求項1】陽極及び有機物発光層、陰極を順に積層さ
せ両極間に電圧を印加して点状に発光させる有機EL素
子を有し、前記有機EL素子を基板上に一直線状に配列
した有機EL素子アレイを光源とする露光装置であっ
て、 前記基板上にそれぞれ平行に配列された複数の有機EL
素子アレイと、前記有機EL素子の陽極にそれぞれ接続
され電気信号を入力する駆動回路部と、前記複数の有機
EL素子アレイのそれぞれの陰極部に接続され、前記陰
極部の接続状態をオンオフする切替回路部とを有するこ
とを特徴とする露光装置。 - 【請求項2】前記有機EL素子アレイを2以上有し、前
記有機EL素子毎の同一位置に対応する有機EL素子の
各々が電気的に接続されていることを特徴とする請求項
1に記載の露光装置。 - 【請求項3】前記切替回路部を所定の発光累積時間毎に
作動させるタイマー回路部を有することを特徴とする請
求項1又は2に記載の露光装置。 - 【請求項4】前記有機EL素子アレイが配列される前記
基板の搭載面に対向して、前記有機EL素子によって露
光される感光体が配置されることを特徴とする請求項1
乃至3の内いずれか1項に記載の露光装置。 - 【請求項5】前記基板上、または基板と透光性陽極との
間、または透光性陽極内部、または透光性陽極上に光反
射層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4
の内いずれか1項に記載の露光装置。 - 【請求項6】請求項1乃至5の内何れか1項に記載の露
光装置と、前記露光装置により露光される感光体とを有
することを特徴とする画像形成装置。
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- 2001-06-26 JP JP2001192227A patent/JP2003001864A/ja active Pending
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