JP2004134282A - 照明装置及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents

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小松 隆宏
Akira Gyotoku
行徳 明
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Abstract

【課題】有機エレクトロルミネッセンス素子特有の課題を解決するものであり、照射効率を落とさず、原稿面の照度のばらつきを抑えることができる照明装置及びそれを用いた画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、基板上に、少なくとも、正孔を注入する陽極と、発光領域を有する発光層と、電子を注入する陰極とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた照明装置であって、有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極の少なくとも一部分に、陽極よりも電気抵抗の低い補助電極を併設した照明装置としたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光学的画像読み取り装置において、原稿面を主走査方向に線状に照射する照明装置及びそれを用いた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ、スキャナー、バーコードリーダー等の光学的画像読み取り装置にはリニアイメージセンサーが用いられており、その方式には縮小レンズを使用して結像させる縮小方式と、ロッドレンズを使用してセンサーと読み取り原稿との距離を接近させ等倍結像する密着方式とがある。縮小方式は原稿面上での焦点深度が大きいという利点はあるが、装置の小型化が困難であることや光学系の調整が必要であることなどから、最近では密着方式が多く採用されている。この密着方式の画像読み取り装置の照明装置には、高輝度で小型化が可能な発光ダイオード(LED)チップを線状に配置したLEDアレイが主に使用されてきた。
【0003】
図9は密着方式の光学的画像読取装置の構造例を示した図である。図9において原稿13はLEDアレイ14等の原稿照射手段によって照射されており、原稿13で反射した光はロッドレンズアレイ15によって正立等倍で導かれ、光電変換素子アレイ16に入力され、電気信号に変換されるようになっている。
【0004】
ここで光電変換素子アレイ16から原稿13までの距離は、通常10mm程度であり、ロッドレンズアレイ15を構成する各ロッドレンズは、0.6φmm前後の円柱形である。また、LEDアレイ14は、回路導体層を形成した基板上にLEDチップを複数個、直線状に並べた構成であり、通常、一つの基板上には、24〜32個のLEDチップが配列されており、LEDチップの一個の長さ寸法は2mm前後で、それぞれのLEDチップは5mm前後の間隔で配置されている。
【0005】
原稿照射手段は走査方向に線状の光ビームが得られればよいが、上記のLEDアレイ14を用いる構成では、LEDチップが所定間隔を設けて配置されているため原稿面上の照度のばらつきが生じ、シェーディング補正等の処理を必要とするとともに、該処理を施したとしても画像読み取り装置自体の読み取り性能は低下する。また、原稿面の照度のばらつきを抑えようとすると原稿13からLEDアレイ14までの距離をある程度の距離に保たなければならず、さらに数多くのLEDチップを必要とする。これによりユニットサイズの大型化や、コストアップを招いていた。
【0006】
また、光源部にレーザを使用した場合でも同様に小型化に限界があった。
【0007】
そこで、このような従来の照射装置の課題を解決するため、光源部に有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、単に有機EL素子と言うこともある)を用いる試みがなされている。有機エレクトロルミネッセンス素子は、その輝度、小型化については何等問題がなく、また面状発光体であることから画像読み取り装置の光源として有望である。例えば、(特許文献1)には、スキャナーの光源装置として利用される有機EL素子による光源装置が開示されている。
【0008】
ここで、一般的な従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の構成について図10を用いて説明する。
【0009】
図10は従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の要部断面図である。
【0010】
図10において、1は基板、2は陽極、3は有機薄膜層、4は正孔輸送層、5は発光層、6は陰極である。そして、二つの電極(陽極2、陰極3)間に有機薄膜層3を備えている。
【0011】
図10に示すように有機エレクトロルミネッセンス素子は、ガラス等の透明または半透明の基板1上にスパッタリング法や抵抗加熱蒸着法等により形成されたITO等の透明な導電性膜からなる陽極2と、陽極2上に同じく抵抗加熱蒸着法等により形成されたN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミン(以下、TPDと略称する)等からなる正孔輸送層4と、正孔輸送層4上に抵抗加熱蒸着法等により形成された8−Hydroxyquinoline Aluminum(以下、Alqと略称する。)等からなる発光層5と、発光層5上に抵抗加熱蒸着法等により形成された100nm〜300nmの膜厚の金属膜からなる陰極6と、を備えている。
【0012】
上記構成を有する有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極2をプラス極、また陰極6をマイナス極として直流電圧又は直流電流を印加すると、陽極2から正孔輸送層4を介して発光層5に正孔が注入され、陰極6から発光層5に電子が注入される。発光層5では正孔と電子の再結合が生じ、これに伴って生成される励起子が励起状態から基底状態へ移行する際に発光現象が起こる。
【0013】
このように簡単な構造であるため薄型化、小型化が可能であり、さらに高輝度の面発光により原稿面の照度のばらつきを抑えることが可能であることから有機エレクトロルミネッセンス素子は光学的画像読み取り装置用の原稿照射手段等として最適である。
【0014】
【特許文献1】
特開平11−307241号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機EL素子は電流注入型の発光デバイスであり同一素子内であっても電流が流れにくい部分は輝度が低くなってしまうため、均一発光という点ではまだ課題を有しており、特に照射エリアが大きくなり光源の長さが長くなった時の輝度ばらつきが大きな問題となっている。
【0016】
特に、これら従来の技術において、一般的に陽極として使用されているITO電極は10Ω・cm/□程度と陰極に用いられるAl等の金属に比べ電気抵抗が高い。そのため陽極と電源との接続部から遠い発光面ほど陽極による電圧降下が起こり、電流が流れにくく、発光輝度が低下してしまうと言う問題があった。
【0017】
本発明は、上記有機エレクトロルミネッセンス素子特有の課題を解決するものであり、照射効率を落とさず、原稿面の照度のばらつきを抑えることができる照明装置及びそれを用いた画像読取装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記課題を解決するため、有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極の少なくとも一部分に、陽極よりも電気抵抗の低い補助電極を併設した構成としたものであり、電圧降下を防ぐことで発光の均一性を向上させた。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、基板上に、少なくとも、正孔を注入する陽極と、発光領域を有する発光層と、電子を注入する陰極とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた照明装置であって、有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極の少なくとも一部分に、陽極よりも電気抵抗の低い補助電極を併設したことを特徴とするものであり、これにより外部回路との接続端子から離れたところであっても、電気抵抗の低い補助電極のために電圧降下を防ぐことが可能となり発光輝度の低下を防ぐことが可能となり、発光輝度の走査線方向のばらつきを大幅に低減した照明装置を提供することができる。
【0020】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、補助電極が陽極上部または側面以外の部分にまで広がって配置されたことを特徴とするものであり、一般的に陽極として使用されているITOは抵抗が高いため基板上での配線に使用するとその配線部での電圧損失が生じるが、補助電極によりこの配線の引き回しも兼ねることでこのような損失を防ぐことができ、消費電力を抑えることができる。また異方性導電フィルム等による外部回路との接続時においても、下地を金属材料とすることで剥離を抑制することができ、より信頼性の高い照明装置を提供することができる。
【0021】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1,2において、補助電極の長辺(La)が、陽極の長辺(Le)よりも長い(La≧Le)ことを特徴とするものであり、電極取出し端子を基板側面に引き出すことが可能となり、発光領域を広くすることができる。
【0022】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3において、補助電極の一部が他の部分よりも広がっていることを特徴とするものであり、広がった部分を外部電源との接続用の端子とすることで配線接続の際の位置合わせが容易になると共に、配線と端子との接触面積も大きくなることから信頼性も向上させることができる。
【0023】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4において、補助電極の外表面に、電気絶縁性の物質を配置したことを特徴とするものであり、前述したように有機EL素子は2つの電極間に数千Åという極薄い膜を挟んだだけの構造である。そのため補助電極上に電気絶縁性物質を配置しない場合、陽極と陰極が短絡する恐れがある。また、短絡しなくても素子構成によっては補助電極からキャリアが注入され、補助電極と対向電極との間で発光することが考えられ、この光は補助電極のため外部に取り出せず、結果として電力を無駄に消費する可能性がある。電気絶縁性物質を配置することでこれらの不具合を回避することができ、高信頼性、低消費電力の照明装置を提供することができる。
【0024】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5において、電気絶縁性物質が陽極上面よりも上方に配置されていることを特徴とするものであり、通常、有機EL素子の構成各層は真空蒸着法によって形成される。その際、蒸着物を任意の形状に形成するために基板と蒸着源との間に任意の形状の開口部を有するマスクを配置するが、高精細パターンやRGB塗り分け等、蒸着物のパターン精度を要求する場合にはマスクと基板とを密着させる必要がある。この時マスクが発光面に直接触れてしまうと発光の均一性が損なわれ、最悪の場合発光しなくなる可能性がある。しかし本発明の電気絶縁性物質は陽極上面よりも上方に配置されているため、マスクと基板とを密着させても、マスクは電気絶縁性物質とのみ接触し、発光部には触れることがない。このため高信頼性の照明装置を提供することが可能である。
【0025】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項5,6において、電気絶縁性物質の側面が、陽極面に対して90度よりも小さい角度で配置されていることを特徴とするものであり、一般に有機エレクトロルミネッセンス素子の各構成層は真空蒸着方によって成膜されるが、この蒸着法はミーンフリーパスが大きく蒸着物のまわり込みが少ない。そのため絶縁性物質が陽極面に対して垂直またはそれ以上にオーバーハング部を有して配置されるとその周辺部に蒸着される有機膜は他の部分よりも薄くなってしまいリーク電流等を発生しやすくなる。しかし、本発明の電気絶縁性物質は、その側面が陽極面に対して90度よりも小さい角度で配置されているためこのような蒸着膜厚の不均一化は生じにくく信頼性の高い照明装置を提供することが可能である。
【0026】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項5〜7において、絶縁性物質を配置した照明装置であって、該照明装置の構成要素である陰極が有機層よりも大きく形成され、かつ有機層が陰極によって完全に覆われていることを特徴とするものであり、有機エレクトロルミネッセンス素子は水分に非常に弱く、特に有機層への水分進入は有機材料の凝集等を引き起こし、ダークスポットと呼ばれるような発光欠陥を招く。しかしながら、本発明の陰極は有機層よりも大きく形成され、有機物は陰極によって完全に覆われているため有機物への水分進入は抑制され、信頼性の高い照明装置を提供することが可能である。
【0027】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1〜8において、照明装置における陽極または補助電極と外部回路との接続が、2箇所以上で行われることを特徴とするものであり、外部回路との接続を複数箇所にすることにより電圧降下をさらに抑制することが可能となり、発光輝度の走査線方向のばらつきをさらに低減した照明装置を提供することができる。
【0028】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項9において、陽極または補助電極と外部回路との接続が、有機エレクトロルミネッセンス素子の長辺端部にて行われることを特徴とするものであり、これにより長辺両端部で外部回路と接続した場合、素子端部の発光輝度の低下を抑制した照明装置を提供することができる。また、一方の長辺端部のみで外部回路と接続した照明装置を2個つなぎ合わせることによって大型の照明装置を提供することも可能である。
【0029】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1〜10いずれか1項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする画像読み取り装置としたものであり、薄型で、照度ばらつきの小さく、かつ信頼性の高い原稿照射手段を用いることにより、画像読み取り性能を向上させることができる。
【0030】
本発明の請求項12に記載の発明は、基板上に、少なくとも、2つの電極と、電極間に発光領域を有する発光層とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた照明装置であって、有機エレクトロルミネッセンス素子のいずれか一方の電極に、電極よりも電気抵抗の低い補助電極を設けたことを特徴とする照明装置であって、これにより外部回路との接続端子から離れたところであっても、電気抵抗の低い補助電極のために電圧降下を防ぐことが可能となり発光輝度の低下を防ぐことが可能となる。
【0031】
以下、本発明の照明装置について、詳細に説明する。
【0032】
本発明の照明装置の有機エレクトロルミネッセンス素子に用いられる基板は、機械的、熱的強度を有し、透明又は半透明であれば特に限定されるものではない。
【0033】
例えば、ガラス基板や、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルスルフォン、ポリフッ化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリレート、非晶質ポリオレフィン、フッ素系樹脂等の可視光領域について透明度の高い材料を用いることができ、これらの材料をフィルム化した可撓性を有するフレキシブル基板であっても良い。
【0034】
また、用途によっては特定波長のみを透過する材料、光−光変換機能をもった特定の波長の光へ変換する材料などであってもよい。また、基板は絶縁性であることが好ましいが、特に限定されるものではなく、有機エレクトロルミネッセンス表示素子の駆動を妨げない範囲、或いは用途によって、導電性を有していても良い。なお、本発明において、透明または半透明なる定義は、有機エレクトロルミネッセンス表示素子による発光の視認を妨げない程度の透明性、或いは、照明装置としての目的を達成できる透明性を示す。
【0035】
更に、有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極としては、ITO、ATO(SbをドープしたSnO)、AZO(AlをドープしたZnO)等が用いられる。
【0036】
更に、陽極上に形成される補助電極としては、陽極よりも電気抵抗の小さいものであればどのようなものであっても良く、例えばCu,Cr,Au,Ag,Al等の金属や、それらの積層体等が用いられる。
【0037】
また、補助電極の外表面に形成される絶縁性物質としては、発光層の有機材料中へのキャリアの注入を抑制できるもの、或いは、補助電極と陰極を絶縁できるものであればどのようなものであってもよいが、好ましくはSiO、GeO等の金属酸化物やSiON等の窒化酸化物、SiN等の窒化物、さらには製造、加工が容易なポリイミド等の高分子材料が用いられる。
【0038】
また、発光層としては、可視領域で蛍光または燐光特性を有し、かつ成膜性の良いものが好ましく、AlqやBe−ベンゾキノリノール(BeBq)の他に、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ペンチル−2−ベンゾオキサゾリル)−1,3,4−チアジアゾール、4,4’−ビス(5,7−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)スチルベン、4,4’−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕スチルベン、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフィン、2,5−ビス(〔5−α,α−ジメチルベンジル〕−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、2,5−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕−3,4−ジフェニルチオフェン、2,5−ビス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、4,4’−ビス(2−ベンゾオキサイゾリル)ビフェニル、5−メチル−2−〔2−〔4−(5−メチル−2−ベンゾオキサイゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾオキサイゾリル、2−〔2−(4−クロロフェニル)ビニル〕ナフト〔1,2−d〕オキサゾール等のベンゾオキサゾール系、2,2’−(p−フェニレンジビニレン)−ビスベンゾチアゾール等のベンゾチアゾール系、2−〔2−〔4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾイミダゾール、2−〔2−(4−カルボキシフェニル)ビニル〕ベンゾイミダゾール等のベンゾイミダゾール系等の蛍光増白剤や、トリス(8−キノリノール)アルミニウム、ビス(8−キノリノール)マグネシウム、ビス(ベンゾ〔f〕−8−キノリノール)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)アルミニウムオキシド、トリス(8−キノリノール)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノール)アルミニウム、8−キノリノールリチウム、トリス(5−クロロ−8−キノリノール)ガリウム、ビス(5−クロロ−8−キノリノール)カルシウム、ポリ〔亜鉛−ビス(8−ヒドロキシ−5−キノリノニル)メタン〕等の8−ヒドロキシキノリン系金属錯体やジリチウムエピンドリジオン等の金属キレート化オキシノイド化合物や、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−(3−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−メチルスチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、1,4−ビス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メチルスチリル)2−メチルベンゼン等のスチリルベンゼン系化合物や、2,5−ビス(4−メチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス(4−エチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ナフチル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス(4−メトキシスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(4−ビフェニル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ピレニル)ビニル〕ピラジン等のジスチルピラジン誘導体や、ナフタルイミド誘導体や、ペリレン誘導体や、オキサジアゾール誘導体や、アルダジン誘導体や、シクロペンタジエン誘導体や、スチリルアミン誘導体や、クマリン系誘導体や、芳香族ジメチリディン誘導体等が用いられる。さらに、アントラセン、サリチル酸塩、ピレン、コロネン等も用いられる。
【0039】
また、正孔輸送層としては、正孔移動度が高く、透明で成膜性の良いものが好ましくTPDの他に、ポルフィン、テトラフェニルポルフィン銅、フタロシアニン、銅フタロシアニン、チタニウムフタロシアニンオキサイド等のポリフィリン化合物や、1,1−ビス{4−(ジ−P−トリルアミノ)フェニル}シクロヘキサン、4,4’,4’’−トリメチルトリフェニルアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(P−トリル)−P−フェニレンジアミン、1−(N,N−ジ−P−トリルアミノ)ナフタレン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)−2−2’−ジメチルトリフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノビフェニル、N、N’−ジフェニル−N、N’−ジ−m−トリル−4、4’−ジアミノビフェニル、N−フェニルカルバゾ−ル等の芳香族第三級アミンや、4−ジ−P−トリルアミノスチルベン、4−(ジ−P−トリルアミノ)−4’−〔4−(ジ−P−トリルアミノ)スチリル〕スチルベン等のスチルベン化合物や、トリアゾール誘導体や、オキサジザゾール誘導体や、イミダゾール誘導体や、ポリアリールアルカン誘導体や、ピラゾリン誘導体や、ピラゾロン誘導体や、フェニレンジアミン誘導体や、アニールアミン誘導体や、アミノ置換カルコン誘導体や、オキサゾール誘導体や、スチリルアントラセン誘導体や、フルオレノン誘導体や、ヒドラゾン誘導体や、シラザン誘導体や、ポリシラン系アニリン系共重合体や、高分子オリゴマーや、スチリルアミン化合物や、芳香族ジメチリディン系化合物や、ポリ3−メチルチオフェン等の有機材料が用いられる。また、ポリカーボネート等の高分子中に低分子の正孔輸送層用の有機材料を分散させた、高分子分散系の正孔輸送層も用いられる。
【0040】
また、電子輸送層としては、1,3−ビス(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)フェニレン(OXD−7)等のオキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体等が用いられる。
【0041】
また、これら有機薄膜層は、少なくとも発光領域を有する発光層を備えればよいが、発光層のみの単層構造の他に、正孔輸送層と発光層又は発光層と電子輸送層の2層構造や、正孔輸送層と発光層と電子輸送層の3層構造のいずれの構造でもよい。但し、このような2層構造又は3層構造の場合には、正孔輸送層と陽極が、又は電子輸送層と陰極が接するように積層して形成される。
【0042】
また、陰極としては、仕事関数の低い金属もしくは合金が用いられ、Al、In、Mg、Ti等の金属や、Mg−Ag合金、Mg−In合金等のMg合金や、Al−Li合金、Al−Sr合金、Al−Ba合金等のAl合金等が用いられる。なお、陽極と陰極は少なくともいずれか一方が透明または半透明であればよく、光取り出し面に合わせて設定すればよい。
【0043】
また、有機エレクトロルミネッセンス素子を外気から遮断し、長時間安定性を向上させるために、素子表面に保護膜を形成してもよい。保護膜の材料としては、SiON、SiO、SiN、SiO、Al、LiF等の無機酸化物、無機窒化物、無機フッ化物からなる薄膜、あるいは、無機酸化物、無機窒化物、無機フッ化物等、あるいは、それらの混合物等からなるガラス膜、更に、熱硬化性、光硬化性の樹脂や封止効果のあるシラン系の高分子材料等が挙げられ、蒸着やスパッタリング等もしくは塗布法により形成される。また、熱硬化性、光硬化性の樹脂や封止効果のあるシラン系の高分子材料を介して,ガラス等の基板との接合であってもよく、その基板は上述した有機エレクトロルミネッセンス素子に用いる基板を使用することができる。
【0044】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
【0045】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における照明装置について述べる。
【0046】
図1(a)は、本発明の実施の形態1における照明装置の平面図であり、図1(b)は、本発明の実施の形態1における照明装置の断面図であり、図1(c)は、本発明の実施の形態1における照明装置の断面図である。なお、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図を示し、図1(c)は図1(a)のB−B線断面図を示す。
【0047】
図1において、1は基板、2は陽極、3は有機薄膜層、6は陰極であり、従来の有機EL素子に関して説明したものと同様のものであり、同一の符号を付し、その説明は一部省略する。また、6aは陰極6の引出部であり、7は補助電極、7aは補助電極7の引出部である。なお、これら各構成に用いられる材料は上述した材料を用いることができるのは言うまでもない。
【0048】
図1(a)〜図1(c)に示すように、実施の形態1における有機EL素子は、陽極2の少なくとも一部を覆うように、補助電極7が配置されている。具体的には、陽極2の一側辺を覆う構成であり、図1(c)に示すように、基板1に形成された陽極2の側面及び上面にまたがって形成されている。
【0049】
更に、補助電極7は有機薄膜層3の形成領域から長く引き出された引出部7aを備え、この引出部7aが外部回路との接続部となっている。また、図1(a)に示すように陰極6にも引出部6aを形成し、補助電極7の引出部7aと陰極6の引出部6aとを対に引き出すことで、外部回路との接続を容易にすることができる。
【0050】
なお、本実施の形態1では、補助電極7は、有機EL素子の長辺方向(図1(a)において左右方向)に設けているが、短辺方向(図1(a)において上下方向)に設けてもよい。
【0051】
この補助電極7の材料としては、上述したように、陽極2よりも電気抵抗の小さいものであればどのようなものであっても良く、例えばCu,Cr,Au,Ag,Al等の金属や、それらの積層体等が用いられる。また、その形成法はどのようなものであってもよく、例えばスパッタリング法、蒸着法、CVD等で金属層を成膜し、フォトリソグラフィー等によって任意の形状にパターニングすることで容易に形成可能である。
【0052】
この補助電極7により、電圧降下に伴う輝度低下を抑制することが可能となり、光源全体で均一な発光を得ることができる。
【0053】
なお、本実施の形態1において、陽極2を引き出さない例で示したが、補助電極7の引出部7aに延設された陽極2の引出部があってもよい。更に、補助電極7の引出部7aを設けずに、陽極2の引出部を設け、これを外部回路との接続部としてもよい。補助電極7は、少なくとも有機EL素子の発光領域の陽極2に形成されていればよい。
【0054】
更に、上述したように、有機薄膜層3は、少なくとも発光領域を備えた発光層5の単層であっても、正孔輸送層4や電子輸送層を備えた複層構成であってもよい。
【0055】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における照明装置について述べる。
【0056】
図2(a)は、本発明の実施の形態2における照明装置の平面図、図2(b)は、本発明の実施の形態2における照明装置の断面図、図2(c)は、本発明の実施の形態2における照明装置の断面図であり、図2(d)は、本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す斜視図である。なお、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図を示し、図2(c)は図2(a)のB−B線断面図を示す。
【0057】
図2において、1は基板、2は陽極、3は有機薄膜層、4は正孔輸送層、5は発光層、6は陰極であり、6aは引出部、7は補助電極、7aは引出部であり、従来の有機EL素子や実施の形態1で説明したものと同様のものであり、同一の符号を付し、その説明は一部省略する。また、8は絶縁性物質から構成される絶縁層である。なお、これら各構成に用いられる材料は上述した材料を用いることができる。
【0058】
図2(a)〜図2(c)に示すように、実施の形態2における有機EL素子は、陽極2の少なくとも一部を覆うように、補助電極7が配置されている。具体的には、陽極2の一側辺を覆う構成であり、図2(c)に示すように、基板1に形成された陽極2の側面及び上面にまたがって形成されている。
【0059】
更に、補助電極7は有機薄膜層3の形成領域から長く引き出された引出部7aを備え、この引出部7aが外部回路との接続部となっている。また、図2(a)に示すように陰極6にも引出部6aを形成し、補助電極7の引出部7aと陰極6の引出部6aとを対にして引き出すことで、外部回路との接続を容易にすることができる。また、このように一方の端部で引き出すことによれば、照明装置を複数連結する場合にも、外部回路との接続配線に関してもコンパクトにでき、その接続も容易である。
【0060】
また、図2(d)に示すように、補助電極7の引出部7aと陰極6の引出部6aは、基板1の側面まで延設して形成することもできる。このように構成することで、基板1における発光領域を広くすることができる。
【0061】
また、陰極6側に光を取り出す場合では、補助電極7の引出部7aと陰極6の引出部6aは、基板1の側面まで延設することによって、外部回路との接合を基板1の表面で行うことがないので、画像読取装置に取り付けた場合、その分、発光面と原稿の距離を短縮でき、基板1の表面に接続端子やリード線等が存在しないので、取り付け時にも、これらの阻害がなくなる。なお、図2(d)では補助電極7の引出部7aと陰極6の引出部6aは、基板1の側面まで延設した例で示したが、基板1の裏面まで延設してもよい。
【0062】
また、本実施の形態2では、補助電極7は、有機EL素子の長辺方向(図2(a)において左右方向)に設けているが、短辺方向(図2(a)において上下方向)に設けてもよい。
【0063】
この補助電極7により、電圧降下に伴う輝度低下を抑制することが可能となり、光源全体で均一な発光を得ることができる。
【0064】
そして、本実施の形態2では、補助電極7を覆うように絶縁層8が形成されている。
【0065】
ここで、実施の形態1で示したように、補助電極7の上部には、陽極2上と同様に有機薄膜層3、陰極6が形成されるため、使用する補助電極7の材料の仕事関数が大きく陽極2に近い場合には、この部分においても電流が流れることになる。そして、この部分から発せられた光の大部分は外部に取り出すことができず電流を無駄に消費してしまい、結果的に消費電力の増大を招く。また、一般に有機EL素子では2つの電極間には数千Åという非常に薄い有機薄膜層3しか存在しない。このため補助電極7等で素子部の平面性が損なわれると有機薄膜層3がさらに薄く形成される可能性があり、場合によっては補助電極7と陰極6間が短絡する恐れがある。前者の対策としては、補助電極7に仕事関数の小さい材料を用い、キャリアの注入障壁を大きくすることで電流が流れるのを防止する方法もあるが全ての状況で有効な手段ではなく、また後者の電極間短絡には効果がない。そこで、より有効な手段として補助電極7上に絶縁層8を配置した。
【0066】
これにより補助電極7から有機薄膜層3方向へのキャリアの注入は抑制され、電流ロスを低減することが可能であると共に、補助電極7と陰極6との電極間の短絡も完全に防止することが可能となる。
【0067】
なお、絶縁層8を構成する絶縁性物質は、有機材料中へのキャリアの注入を抑制できるものであればどのようなものであってもよいが、上述したように、好ましくはSiO、GeO等の金属酸化物やSiON等の窒化酸化物、SiN等の窒化物、さらには製造、加工が容易なポリイミド等の高分子材料が用いられる。
【0068】
また、図2(b)、図2(c)に示しているように、陰極6は有機薄膜層3よりも大きく形成され、その厚み方向も覆っている。このような構成とすることで有機薄膜層3への水分侵入を抑制することができる。ここで、上述の実施の形態1において、図1(c)で示す補助電極7の側辺部分(図1(c)中左側)まで全て覆うように有機薄膜層3を形成し、これを覆うように陰極6を設けることによって、水分進入を抑制できるので、実施の形態1で示した場合であっても陰極6による有機薄膜層3の保護効果はある。但し、実施の形態1の場合には、図1(b)で示す引出部7aへの端面において、有機薄膜層3を覆うように陰極6を形成すれば補助電極7と短絡することになるので、この部分だけは陰極6で覆うことができない。本実施の形態2においては、補助電極7に絶縁層8を形成しているので、図2(b)に示すように、引出部7aへの端面においても、有機薄膜層3を覆うように陰極6を形成することができ、有機薄膜層3の全領域よりも、陰極6を大きく形成することができるので、非常に好ましい。
【0069】
ここで、図3(a)、(b)は、本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図である。図3において、9は接合材、10は保護基板、11は保護膜である。
【0070】
図3(a)に示すように、有機EL素子に対し、熱硬化性、光硬化性の樹脂や封止効果のあるシラン系の高分子材料等で構成される接合材9を介して,ガラス等で構成される保護基板11を設け、水分侵入を抑制や有機EL素子の保護を行うことができる。
【0071】
また、図3(b)に示すように、有機EL素子表面に保護膜11を形成して、水分侵入を抑制や有機EL素子の保護を行うことができる。保護膜11の材料としては、上述したように、SiON、SiO、SiN、SiO、Al、LiF等の無機酸化物、無機窒化物、無機フッ化物からなる薄膜、あるいは、無機酸化物、無機窒化物、無機フッ化物等、あるいは、それらの混合物等からなるガラス膜、更に、熱硬化性、光硬化性の樹脂や封止効果のあるシラン系の高分子材料等を用いることができる。
【0072】
次に、実施の形態2における照明装置の製造方法について説明する。
【0073】
ここで、図4は、本発明の実施の形態2における照明装置の製造方法を示す平面図である。
【0074】
まず、図4(a)に示すように、基板1に陽極2を形成する。
【0075】
次に、図4(b)に示すように、陽極2の長辺の側辺部に補助電極7を形成する。そして、補助電極7の長辺(La)は、陽極2の長辺(Le)よりも長く(La≧Le)形成する。
【0076】
更に、図4(c)に示すように、補助電極7を覆うように絶縁層8を形成するが、このとき、補助電極7の引出部7aの部分を残すように形成する。
【0077】
そして、図4(d)に示すように、有機薄膜層3を形成する。有機薄膜層3が複層の場合は、例えば、正孔輸送層4を形成し、その後発光層5を形成する。
【0078】
更に、図4(e)に示すように、陰極6を形成して完成する。
【0079】
ここで、図5(a)、(b)は、本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図である。
【0080】
図5(a)に示すように、絶縁層8の陽極2の表面に対する角度θを鋭角にすることができる。有機薄膜層3は真空蒸着方によって成膜されるが、この蒸着法はミーンフリーパスが大きく蒸着物のまわり込みが少ない。そのため絶縁層8が陽極2面に対して垂直またはそれ以上にオーバーハング部を有して配置されるとその周辺部に蒸着された有機薄膜層3は他の部分よりも薄くなってしまいリーク電流等を発生しやすくなる。しかし、絶縁層8の陽極2の表面に対する角度θを鋭角にすることで、このような蒸着膜厚の不均一化は生じにくくなる。
【0081】
また、図5(b)に示すように、絶縁層8は陽極2よりも上方に位置する。そこで、パターニング蒸着用のマスク12を用いて、有機薄膜層3をパターニングする場合、有機薄膜層3を形成する際に、マスク12を絶縁層8と接触させ、有機薄膜層3が形成される陽極2の表面とマスク12との接触を回避することができる。なお、図5(b)において、隣接する他の有機EL素子は省略している。
【0082】
ここで、図6(a)、(b)は、本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図であり、図7(a)、(b)は、本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図である。図6、図7において、7b〜7fは補助電極7の引出部である。
【0083】
図6(a)に示すように、補助電極7を陽極2の長辺より長くし、両方向に延設することで、図6(b)に示すような、補助電極7から両方向に引き出された、引出部7aと引出部7bを設けてもよい。
【0084】
更に、図7(a)に示すように、補助電極7を複数の方向に延設することで、図7(b)に示すような、補助電極7に複数の引出部7a〜7fを設けてもよい。
【0085】
このような構成とすることで、電圧降下をさらに抑制することができる。
【0086】
なお、本実施の形態2において、陽極2を引き出さない例で示したが、補助電極7の引出部7aに延設された陽極2の引出部があってもよい。更に、補助電極7の引出部7aを設けずに、陽極2の引出部を設け、これを外部回路との接続部としてもよい。補助電極7は、少なくとも有機EL素子の発光領域の陽極2に形成されていればよい。また、絶縁層8も同様に、有機EL素子の発光領域の陽極2に形成された補助電極7を覆うように形成されていればよい。但し、引出部7a或いはこの位置に延設された陽極2のように、これを外部回路との接続部とする場合には、その部分に絶縁層8を形成しないのは言うまでもない。
【0087】
更に、有機薄膜層3は、上述のように、正孔輸送層4、発光層5の二層構成に限定されるものではなく、少なくとも発光領域を備えた発光層5があればよく、その単層であっても、更に、電子輸送層等を備えた複層構成であってもよい。
【0088】
なお、補助電極7は陽極2に設けたが、陽極2に設ける代わりに、陰極6に設けることもできる。即ち、陰極6の抵抗が高いため基板1上での配線に使用するとその配線部での電圧損失が生じる場合には、以上述べた補助電極7に関する事項は陰極6に適用される。
【0089】
また、本実施の形態の照明装置は、ファクシミリ、スキャナー等の画像読取装置の光源として用いることができ、原稿面を主走査方向に線状に照射する線状照明装置として用いられる。例えば、図9で示したような、光学的画像読取装置の原稿照射手段とすることができる。また、画像形成装置に用いる場合には、本実施の形態1,2で説明した照明装置を単独で用いてもよく、複数連結して用いることもできる。
【0090】
【実施例】
(実施例1)
まず、ガラス基板を、洗剤(フルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合した溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロアーでガラス基板に付着した水分を除去し乾燥した。
【0091】
次にスパッタリング法により、ガラス基板上に膜厚160nmのITO膜を形成した後、ITO膜上にレジスト材(東京応化社製、OFPR−800、20cp)をスピンコート法により塗布して厚さ10μmのレジスト膜を形成し、85℃で20分間ベーキング後、所定のマスクを介して露光、さらに現像してレジスト膜のパターニングを行った。次に、このガラス基板を60℃、50%の塩酸中に浸漬して、レジスト膜が形成されていない部分のITO膜をエッチングした後、レジスト膜も除去し長さ130mm、幅3.5mm(ガラス基板サイズ=長さ150mm、幅5mm)の陽極を形成した。
【0092】
続いて、このガラス基板上にスパッタリング法によってCr膜を80nm成膜した後、ITOのパターニングと同様にパターニングされたレジスト膜を形成し、その他の部分をエッチング液(過塩素酸+硝酸第二アンモニウムセリウム+水)によってエッチングし補助電極を形成した。
【0093】
最後にこの陽極、補助電極の上部にスピンコート法でポリイミド系絶縁性材料DL1000(東レ製)を塗布、パターニングし、補助電極上部を被覆して有機エレクトロルミネッセンス光源用の基板を得た。
【0094】
次に、ガラス基板の陽極側の表面に、2×10−6Torr以下の真空度まで減圧した抵抗加熱蒸着装置内にて、正孔輸送層としてTPDを約50nmの膜厚で形成した。
【0095】
さらに、同様に抵抗加熱蒸着装置内にて、正孔輸送層上に発光層としてAlqを約60nmの膜厚で形成した。なお、TPDとAlqの蒸着速度は、共に0.2nm/sであった。
【0096】
次に、同様に抵抗加熱蒸着装置内にて、発光層上に15at%のLiを含むAl−Li合金を蒸着源として、陰極を150nmの膜厚で成膜した。
【0097】
以上のようにして形成した有機エレクトロルミネッセンス光源上部に、ブラスト加工したガラス板を光硬化性エポキシ樹脂30Y―296G(スリーボンド社製)にて接着し、外部からの水分の進入を抑え、非発光部の成長を抑制した。
【0098】
得られた照明装置を直流電源に接続し発光させたときの照度分布を調べた。この結果を図8に示す。なお、図8は、本発明の実施例における線状照明装置の照度分布を示すグラフである。
【0099】
このように、本実施例1の照明装置は長手方向の130mmにおける照度バラツキが10%以内と、従来の補助電極がないものに比べ発光の均一性が格段に向上した。
【0100】
(実施例2)
実施例1と同様にしてガラス基板上へのITO成膜、パターニングを行った後、さらに補助電極、絶縁層の形成を行った。なお、本実施例2では一つの照明装置からRGB三色の発光を得るために150mm×5mmのガラス基板上に130mm×1mmのITOを3本並んで配置させた。またそれぞれのITO電極には長さ148mm、幅1mm、高さ80nmの補助電極及び2μmのレジスト膜(絶縁層)を併設した。
【0101】
このようにして形成した基板上にTPTを50nm成膜した。これにより3本のITO上にはいずれもTPTが存在する。続いて、3本のITOの内2本をマスクによって隠し、残る1本のみを露出した状態で青色発光材を30nm成膜した。
【0102】
次にマスクを移動して他の2本のITOの内いずれか1本のみを露出した状態で緑色発光材であるAlqを40nm成膜した。
【0103】
最後に、同様にして残る1本のITO上にのみ赤色発光材料を50nm成膜してRGB発光材料の塗り分けを行った。発光材料を塗り分けた後、全体に電子輸送材料Alqを30nm成膜し、その上部に陰極としてAl−Liを150nm積層した。作製した照明装置はRGBにきれいに発光し、その発光均一性も実施例1と同様であった。また、同様の方法でレジスト膜を形成しないものも作成した。
【0104】
本実施例2で作製したRGB照明装置はRGBの塗り分けの際マスクと発光面との間に2μmのレジスト膜が存在するため発光面を傷付けることがなく均一発光が得られるのに対し、レジスト膜がないものでは発光均一性が損なわれる場合があった。
【0105】
【発明の効果】
以上のように、本発明による有機エレクトロルミネッセンス素子を用いることにより、原稿面の照度のばらつきを抑えた照明装置及びそれを用いた画像読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における照明装置の平面図
(b)本発明の実施の形態1における照明装置の断面図
(c)本発明の実施の形態1における照明装置の断面図
【図2】(a)本発明の実施の形態2における照明装置の平面図
(b)本発明の実施の形態2における照明装置の断面図
(c)本発明の実施の形態2における照明装置の断面図
(d)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図
(b)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図
【図4】本発明の実施の形態2における照明装置の製造方法を示す平面図
【図5】(a)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図
(b)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す断面図
【図6】(a)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図
(b)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図
【図7】(a)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図
(b)本発明の実施の形態2における照明装置の他の例を示す平面図
【図8】本発明の実施例における線状照明装置の照度分布を示すグラフ
【図9】密着方式の光学的画像読取装置の構造例を示した図
【図10】従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の要部断面図
【符号の説明】
1 基板
2 陽極
3 有機薄膜層
4 正孔輸送層
5 発光層
6 陰極
6a 引出部
7 補助電極
7a〜7f 引出部
8 絶縁層
9 接合材
10 保護基板
11 保護膜
12 マスク
13 原稿
14 LEDアレイ
15 ロッドレンズアレイ
16 光電変換素子アレイ

Claims (12)

  1. 基板上に、少なくとも、正孔を注入する陽極と、発光領域を有する発光層と、電子を注入する陰極とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた照明装置であって、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極の少なくとも一部分に、前記陽極よりも電気抵抗の低い補助電極を併設したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記補助電極が前記陽極上部または側面以外の部分にまで広がって配置されたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記補助電極の長辺(La)が、前記陽極の長辺(Le)よりも長い(La≧Le)ことを特徴とする請求項1,2いずれか1項に記載の照明装置。
  4. 前記補助電極の一部が他の部分よりも広がっていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記補助電極の外表面に、電気絶縁性の物質を配置したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記電気絶縁性物質が前記陽極上面よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記電気絶縁性物質の側面が、陽極面に対して90度よりも小さい角度で配置されていることを特徴とする請求項5,6いずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記絶縁性物質を配置した照明装置であって、核照明装置の構成要素である陰極が有機層よりも大きく形成され、かつ有機層が陰極によって完全に覆われていることを特徴とする請求項5〜7いずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記照明装置における陽極または補助電極と外部回路との接続が、2箇所以上で行われることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記陽極または補助電極と外部回路との接続が、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の長辺端部にて行われることを特徴とする請求項9記載の照明装置。
  11. 前記請求項1〜10いずれか1項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  12. 基板上に、少なくとも、2つの電極と、前記電極間に発光領域を有する発光層とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた照明装置であって、前記有機エレクトロルミネッセンス素子のいずれか一方の電極に、前記電極よりも電気抵抗の低い補助電極を設けたことを特徴とする照明装置。
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