JP2003001845A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003001845A
JP2003001845A JP2001188208A JP2001188208A JP2003001845A JP 2003001845 A JP2003001845 A JP 2003001845A JP 2001188208 A JP2001188208 A JP 2001188208A JP 2001188208 A JP2001188208 A JP 2001188208A JP 2003001845 A JP2003001845 A JP 2003001845A
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tank
needles
ink
needle
recording head
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JP2001188208A
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Shinya Asano
晋也 浅野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドのタンクへニード
ルを挿入する際の、過大な負荷とタンクの急激な圧力変
動とを抑制する。 【解決手段】 チューブ15を介してポンプ17に接続
されているニードル13と、チューブ14を介してメイ
ンタンク16に接続されているニードル12とが、ニー
ドルレバー33の長穴33aに保持されている。ニード
ルレバー33の揺動に伴ってニードル12,13が移動
し、まず、ニードル12が、開口部19に設けられてい
る弾性ジョイント21を貫通してタンク11内に挿入さ
れる。その後、ニードル13が、開口部20に設けられ
ている弾性ジョイント22を貫通してタンク11内に挿
入される。両ニードル12,13のタンク11への挿入
およびタンク11からの抜取は、タイミングをずらして
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを収容する
タンクを内蔵するインクジェット記録ヘッドと、タンク
に挿入されるインク供給または空気排出のための複数の
ニードルとを有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、およびファクシミリ
等の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワ
ードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステー
ションの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記
録媒体)に画像(ここでは、意味の有無を問わず、文字
や図形や模様等を含めて画像という)を記録する構成で
ある。このように被記録材に画像を形成する記録装置の
一形態として、微小な吐出口から微小なインク滴を吐出
するインクジェット記録装置がある。インクジェット記
録装置のインクジェット記録ヘッドは、一般に、インク
滴を吐出するための吐出口を有する記録ヘッド本体(ヘ
ッドチップ)と、記録ヘッド本体に供給するインクを保
持するタンクとを有している。そして、タンクから記録
ヘッド本体にインクが導かれ、吐出口付近に設けられた
エネルギー発生体、たとえば発熱素子または圧電素子
が、記録信号に基づいて駆動されて、吐出口からインク
滴が吐出して被記録材に付着することにより記録が行わ
れる。このインクジェット記録装置は、いわゆるノンイ
ンパクト方式の記録装置であり、高速記録や様々な記録
媒体への記録が可能であって、記録時の騒音がほとんど
生じないなどの利点を有しており、広く普及している。
【0003】その中でも、熱エネルギを利用してインク
を吐出するバブルジェット(登録商標)方式のインクジ
ェット記録ヘッドは、インクを吐出するための吐出口を
高密度に配列することができるため、高解像度の記録が
可能である。特に、電気熱変換体をエネルギ発生源とし
て用いるバブルジェット式インクジェット記録ヘッド
は、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半導体分野
における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術や
マイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実
装化が容易で、製造コストも安価なことから有利であ
る。
【0004】インクジェット記録ヘッドのタンクへのイ
ンク供給方法としては、オンキャリッジタンク方式や、
ピットイン方式や、チューブによる連続供給方式など、
多数の方法が提案されている。この中で、チューブによ
る連続供給方式は、インクジェット記録ヘッドに内蔵さ
れたタンクの容量を大きくすることが容易にでき、ラン
ニングコストが低く、タンクの交換頻度が低くて済むこ
とから、主に大型の記録装置や業務用記録装置に用いら
れている。
【0005】このようなインクジェット記録装置におい
て、インクジェット記録ヘッドは、前記した通り、吐出
ユニットである記録ヘッド本体と、インクを貯蔵するた
めのタンクとから構成されている。そして、記録装置本
体に固定的に設けられたメインタンク内のインクが、チ
ューブを介して、インクジェット記録ヘッドの密閉され
たタンクに供給され、さらにタンクから、その下流側に
ある記録ヘッド本体へと供給される。なお、メインタン
クには、その内圧が大気圧と同等になるように、大気連
通穴が設けられている。
【0006】このような構成であると、チューブおよび
タンクはメインタンク以外に対しては密閉されているの
で、インクジェット記録ヘッドのタンク内の溶存空気の
膨張または凝集やインクの吐出に伴う気泡の発生等が無
ければ、吐出されたインクと同量のインクが、メインタ
ンクからインクジェット記録ヘッドのタンクへと、自動
的に供給される構成になっている。
【0007】しかし、インクに混ざっている微少な空気
が徐々に溜まってきたり、インク経路全体においてチュ
ーブの壁などを通して進入してくる微少な空気が徐々に
溜まってきたりして、インクジェット記録ヘッドのタン
ク内の空気が増加して、タンク内のインクは徐々にでは
あるが減ってくる。このようにタンク内のインクが減少
した場合には、負圧発生手段等により強制的にインクを
供給する必要がある。
【0008】ここで、強制的にインクを供給する手段と
して最も一般的なのは、ポンプ装置等を用いた負圧発生
装置によりタンク内に負圧を発生させ、メインタンクと
インクジェット記録ヘッドのタンクとの間に圧力差を発
生させてインクを供給する方式である。つまり、通常
は、図10に示すように、1つのタンク111に、メイ
ンタンク116からインク128を供給するためのチュ
ーブ114と、ポンプ117等の負圧発生装置につなが
るチューブ115と、合計2本のチューブ114,11
5が接続されている。
【0009】このような構成に用いられる接続手段は、
インクジェット記録ヘッド101の交換頻度によっても
多少異なるが、一般的には、インクジェット記録ヘッド
101のタンク111に開口部119,120を設け、
この開口部119,120をゴム栓などの弾性ジョイン
ト121,122で塞ぎ、一方、チューブ114,11
5の先端には中空のニードル112,113を取り付け
ておき、このニードル112,113を、弾性ジョイン
ト121,122を貫通させてタンク111内に挿入す
る構成が最適である。この接続手段は、インクジェット
記録ヘッド101の交換時にタンク111内に多少のイ
ンク残りが有ってもインク128が垂れ落ちることが無
く、接続状態においてインク漏れのないインク供給経路
を構成するように確実にシールができ、また機構が簡単
であるといった数々の利点を有している。
【0010】インクジェット記録ヘッド101にインク
128を供給する機構は、インクジェット記録ヘッド1
01を保持するキャリッジ102に設けられている。具
体的には、中空の2本のニードル112,113が上下
に並んでキャリッジに設けられている。このニードル1
12,113の先端または先端付近の側面には穴112
a,113aがあいている。上側のニードル113は、
チューブ115を介してポンプ117と連結されてお
り、ポンプ117の作動により、インクジェット記録ヘ
ッド101のタンク111内の空気を吸引可能な構成で
ある。もう1本のニードル112は、もう1本のチュー
ブ114を介してメインタンク116に連結されてお
り、メインタンク116のインク128をインクジェッ
ト記録ヘッド101のタンク111内に供給可能な構成
である。したがって、ポンプ117によりチューブ11
5および上側のニードル113を介して、インクジェッ
ト記録ヘッド101のタンク111内の空気が吸引され
るとともに、メインタンク116からもう1本のチュー
ブ114および下側のニードル112を介してタンク1
11内にインク128が供給される。
【0011】キャリッジ102には、インクジェット記
録ヘッド101を保持し固定するための機構が設けられ
ている。この機構は、キャリッジヘッドレバー(図示せ
ず)を操作することによって、インクジェット記録ヘッ
ド101をキャリッジに固定することができるととも
に、インクジェット記録ヘッド101をキャリッジから
取り外すこともできる。
【0012】また、キャリッジには、2本のニードル1
12,113を、インクジェット記録ヘッド101に設
けられた弾性ジョイント121,122を貫通させてタ
ンク111内に挿入させるための機構(図示せず)が設
けられている。この機構は、キャリッジヘッドレバーと
連動している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のインク
ジェット記録装置においては、2本のニードル112,
113が実質的に同時にインクジェット記録ヘッドのタ
ンクに挿入される。すなわち、同時に2個所でニードル
112,113を弾性ジョイント121,122に突き
刺している。したがって、ニードル112,113を突
き刺す瞬間の負荷が極めて大きく、インクジェット記録
ヘッド101をキャリッジ102に装着する動作の中で
の最大負荷となっている。それによって、キャリッジヘ
ッドレバーの操作に大きな労力が必要になる。
【0014】また、2本のニードル112,113の挿
入および抜き取りが同時に行われるため、タンク111
が一気に圧力変動を生じることがあり、この急激な圧力
変動が、インクジェット記録ヘッド101に悪影響を及
ぼすおそれがある。
【0015】そこで本発明の目的は、インクジェット記
録ヘッドの装着動作の中の最大負荷となるニードル挿入
動作の負荷を軽減し、ごく簡単にインクジェット記録ヘ
ッドの装着が行え、さらに、インクジェット記録ヘッド
の急激な圧力変動を抑制することができるインクジェッ
ト記録装置を提案することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを収容可能なタンクを内蔵するイン
クジェット記録ヘッドと、タンクに挿入される、インク
供給または空気排出のための複数のニードルと、複数の
ニードルを、それぞれタイミングをずらしながら前記タ
ンクに挿入させるニードル移動手段とを有する。
【0017】複数のニードルおよびニードル移動手段
が、インクジェット記録ヘッドを装着可能なキャリッジ
に設けられていてもよい。その場合、複数のニードル
は、キャリッジに設けられた保持穴を貫通した状態で保
持されており、保持穴の内周面により半径方向のガタが
抑制されていることが好ましい。
【0018】ニードル移動手段は、キャリッジにインク
ジェット記録ヘッドを装着する動作中に作動して、複数
のニードルをタンクに挿入させるものであってもよい。
【0019】ニードル移動手段は、揺動可能なレバー状
部材であり、一方向に揺動することによって複数のニー
ドルを前記タンクに挿入させるものであってもよい。
【0020】ニードル移動手段が、タンクに挿入された
状態の複数のニードルを、それぞれタイミングをずらし
ながらタンクから抜き取ることもできることが好まし
い。そして、ニードル移動手段は、キャリッジからイン
クジェット記録装置を取り外す動作中に作動して、タン
クに挿入された状態の複数のニードルをタンクから抜き
取ることが好ましい。さらに、ニードル移動手段は、揺
動可能なレバー状部材であり、一方向に揺動することに
よって複数のニードルを前記タンクに挿入させ、その反
対方向に揺動することによって、タンクに挿入された状
態の複数のニードルをタンクから抜き取るものであって
もよい。
【0021】複数のニードルは、タンク内に挿入された
状態で、それぞれの挿入部分の長さが同じであることが
好ましい。
【0022】複数のニードルのうちの少なくとも1つ
は、チューブを介してメインタンクに接続されており、
メインタンク内のインクを前記タンクに供給するもので
あり、複数のニードルのうちの他の少なくとも1つは、
チューブを介してポンプに接続されており、ポンプの作
動によりタンク内の空気またはインクを排出するもので
ある。
【0023】タンクには複数の開口部が設けられてお
り、各開口部は弾性ジョイントにより塞がれており、複
数のニードルは、弾性ジョイントを貫通することによっ
てタンク内に挿入可能であることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0025】(キャリッジ保持構造)本実施形態のイン
クジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド1
と、このインクジェット記録ヘッド1を着脱自在に保持
するキャリッジ2と、キャリッジ2を保持するフレーム
(図示せず)とを備えている。図1は、キャリッジ2の
保持構成を示す外観斜視図である。図1に示すように、
キャリッジ2は、フレームに両端部が固定され互いに平
行に配置されたキャリッジシャフト3およびガイドレー
ル4に、摺動自在に支持されている。そして、キャリッ
ジ2は、フレームに固定されたキャリッジモータ5によ
って駆動されるベルト6によって、キャリッジシャフト
3とガイドレール4に平行な方向に往復移動する。この
移動方向は、キャリッジ2に搭載されているインクジェ
ット記録ヘッド1の吐出口(図示せず)の並び方向に平
行である。
【0026】なお、図1には、キャリッジ2の一部を省
略して示しており、図2に示すニードル移動手段など仕
切り板2aより手前側に位置する部材を除いた状態の斜
視図である。
【0027】(キャリッジのヘッド固定部)キャリッジ
2の上部において、ヘッドレバー7が、ヘッドレバーシ
ャフト8により揺動可能に支持されている。このヘッド
レバー7の右側には、ヘッドレバー7を揺動させるため
のレバー部9が設けられている。
【0028】ヘッドレバー7には、インクジェット記録
ヘッド1を固定するために、ヘッドレバープレート(図
示せず)と、このヘッドレバープレートを付勢する圧縮
バネであるヘッドレバーバネ(図示せず)とが付属して
いる。これにより、インクジェット記録ヘッド1は、キ
ャリッジ2の下方奥側に押さえつけられた状態で固定さ
れる。キャリッジ2の奥側の壁部には、インクジェット
記録ヘッド1と信号のやりとりをするヘッドコネクタ
(図示せず)が取り付けられている。このヘッドコネク
タには多数の接点が設けられており、それぞれの接点は
独立して前後に動く。そして、インクジェット記録ヘッ
ド1が搭載されると、後述するインクジェット記録ヘッ
ド1の接点部分(コンタクトパッド10:図3(a)参
照)とヘッドコネクタとが当接して導通し、インクジェ
ット記録ヘッド1とキャリッジ2との間で信号の授受が
可能になる。図示しないが、ヘッドコネクタは、フレキ
シブルケーブル等を介して記録装置本体の制御回路に接
続されている。
【0029】(インク供給手段および空気排出手段)図
2に示すように、キャリッジ2のインクジェット記録ヘ
ッド1搭載部の手前側には、後述するインクジェット記
録ヘッド1のタンク11にインクを供給するためのイン
ク供給手段と、タンク11から空気を排出するための空
気排出手段が設けられている。これらの機構について説
明する。
【0030】図2、図4〜9に示されるように、キャリ
ッジ2には、上下に並んだ2本のニードル12,13が
設けられている。
【0031】ニードル12,13は、コ字状の細い中空
のパイプ形状で、図4に示すように、このニードル1
2,13の一端部はパイプ径が徐々に細くなる円錐形状
に形成されており、その先端は塞がれている。そして、
この先端付近には、小さな穴12a,13aが設けられ
ている。この穴12a,13aを通して、インクや空気
の流通が可能である。ニードル12,13の他端部は、
図2に示すように、チューブ14,15に連結されてい
る。チューブ14,15は、キャリッジ2内を引き回さ
れてその外部に延びている。
【0032】このような構成の2本のニードル12,1
3が設けられており、そのうち下側に設けられているニ
ードル12の他端部は、チューブ14を介してメインタ
ンク16に接続されている。また、上側に設けられてい
るニードル13の他端部は、チューブ15を介してポン
プ17に接続されている。
【0033】つまり、ポンプ17、チューブ15、上側
に設けられているニードル13は、後述するインクジェ
ット記録ヘッド1のタンク11内部の空気を吸引する空
気吸引手段を構成している。そして、メインタンク1
6、チューブ14、下側に設けられているニードル12
は、後述するインクジェット記録ヘッド1のタンク11
内にインクを供給するインク供給手段を構成している。
【0034】なお、チューブ14,15は、キャリッジ
2の装着位置の外側において十分なたわみを持たせてあ
り、キャリッジ2の移動時にも、チューブ14,15に
過大なストレスがかからないような構成になっている。
【0035】次に、ニードル12,13のキャリッジ2
への取付構造について説明する。
【0036】図2に示すように、キャリッジ2に設けら
れた仕切り壁2aに、2つの保持穴31,32が設けら
れており、2本のニードル12,13は、先端部付近が
この保持穴31,32に挿通された状態で保持されてい
る。保持穴31,32の内径はニードル12,13の外
径よりも僅かに大きい程度なので、後述するニードル1
2,13の移動の際などにニードル12,13が半径方
向にがたつくのが抑制される。
【0037】また、ニードル12,13をインクジェッ
ト記録ヘッド1のタンク11へ挿入させたり抜き取った
りするためのニードル移動手段であるニードルレバー3
3が、キャリッジ2に設けられている。このニードルレ
バー33は、ニードルレバーシャフト34を中心として
揺動可能にキャリッジ2に設けられており、その中央付
近には長穴33aが設けられている。この長穴33aに
は上下2本のニードル12,13のコ字状中間部が通さ
れている。したがって、ニードルレバー33を、ニード
ルレバーシャフト34を中心として揺動することによ
り、ニードル12,13が進退し、インクジェット記録
ヘッド1のタンク11への挿入および抜き取りが行われ
る。なお、チューブ14,15はキャリッジ2またはイ
ンクジェット記録ヘッド1にしっかりと固定されてはい
ないので、ニードル12,13の進退に伴って移動す
る。ニードルレバー33によるニードル12,13のタ
ンク11への挿入および抜き取り動作の詳細に関しては
後述する。
【0038】図示しないが、ニードルレバー33が、ヘ
ッドレバー7(図1参照)に一体的に形成されている
か、または、ヘッドレバー7と連動する構成であると、
操作性がさらに向上する。
【0039】(インクジェット記録ヘッド)図3
(a),(b)は、インクジェット記録ヘッド1の構成
を示す外観斜視図である。ヘッド1は、記録装置本体と
の間で記録信号の受け渡しをするための電気配線が構成
されている、フレキシブルケーブルやTAB(Tape Aut
omated Bonding)等からなるコンタクトパット10と、
記録信号に従って吐出口列(図示せず)から図3下方に
向けて液滴を吐出する記録ヘッド本体(ヘッドチップ)
18と、ヘッドチップ18に供給されるインク等の液体
を収容するタンク11とを有している。なお、本実施形
態では、タンク11は、ヘッドチップ18を保持するた
めの枠体としても機能する。
【0040】ヘッドチップ18とタンク11とは、図示
しない連結部材により連結されているため、タンク11
に貯蔵されたインクは、ヘッドチップ18へ供給され、
ヘッドチップ18の吐出口より吐出されて記録が行われ
る。
【0041】インクジェット記録ヘッド1のコンタクト
パット10配設面と反対側の面には、2つの開口部1
9,20が設けられており、この開口部19,20を塞
ぐように弾性ジョイント(ゴム栓)21,22が設けら
れている。図4〜9に示されているように、開口部1
9,20および弾性ジョイント21,22は、タンク1
1の側壁にそれぞれ設けられている。
【0042】本実施形態では、ニードル12とニードル
13、開口部19と開口部20、弾性ジョイント21と
弾性ジョイント22は、それぞれ同じ構成である。弾性
ジョイント21,22は、それぞれ開口部19,20の
内径よりも大きな外径を有しており、圧縮された状態で
開口部19,20内に圧入されている。そして、この弾
性ジョイント21,22はゴム等の弾性部材からなり、
ニードル12,13が差し込まれ得るものである。ニー
ドル12,13が弾性ジョイント21,22に突き刺さ
れると、このニードル12,13が弾性ジョイント2
1,22を貫通してタンク11内に挿入される構成であ
る。この挿入状態で、ニードル12,13は、弾性ジョ
イント21,22による強いグリップ力(ニードル外周
部への圧縮力)を受けており、ニードル12,13が差
し込まれて弾性ジョイント21,22に開けられた穴と
ニードル12,13の外周とは隙間なく密着して、イン
ク等が漏れないように完全にシールされる。また、ニー
ドル12,13が、弾性ジョイント21,22から抜き
取られると、弾性ジョイント21,22に作用する圧縮
力により、弾性ジョイント21,22に開けられた穴は
ただちに閉じられて、タンク11は密閉される。
【0043】(ニードルのタンクへの挿入)前記したよ
うに、キャリッジ2には、ニードル移動手段であるニー
ドルレバー33が揺動可能に取り付けられており、ニー
ドル12,13は、中間部がニードルレバー33の長穴
33aに挿通され、先端部付近が仕切り壁2aの保持穴
31,32に挿通された状態で保持されている。
【0044】ニードル12,13の、インクジェット記
録ヘッド1のタンク11への挿入前の状態が、図4に示
されている。すなわち、これはインクジェット記録ヘッ
ド1をキャリッジ2上に配置した時点の状態である。
【0045】そこで、使用者が、ニードルレバー33の
上端部を持って矢印A方向に揺動させる。ニードルレバ
ー33の長穴33aには、上下2本のニードル12,1
3のそれぞれのコ字状中間部が挿通されているため、ニ
ードルレバー33の揺動に伴って、ニードル12,13
は、保持穴31,32にガイドされつつ、開口部19,
20に設けられた弾性ジョイント21,22に突き刺さ
ってこれを貫通し、インクジェット記録ヘッド1のタン
ク11に挿入される。この状態が、図1,2,7に示さ
れている状態である。これにより、ニードル12,13
を介してタンク11へのインクの供給およびタンク11
からの空気およびインクの排出が可能になる。タンク1
1へのインクの供給およびタンク11からの空気および
インクの排出については後述する。
【0046】このニードル33のタンク11への挿入動
作についてより詳細に説明する。前記したように、ニー
ドルレバー33の揺動に伴って、中間部が長穴33a内
に収容されたニードル12,13が保持穴31,32に
ガイドされて弾性ジョイント21,22に向かって移動
すると、まず、図5に示すように、2本のニードル1
2,13のうち、下側のニードル12が弾性ジョイント
21に当接する。そして下側のニードル12が弾性ジョ
イント21に突き刺さり、ニードルレバー33がさらに
矢印A方向に動かされると、下側のニードル12が弾性
ジョイント21を貫通して、タンク11内まで入り込
む。ニードル12の穴12aがタンク11内に入り込む
と、それまでヘッドチップ18を除いて密閉されていた
タンク11が、ニードル12およびチューブ14を介し
てメインタンク16と連通する。このとき、タンク11
内には多少の圧力変動がある。
【0047】本実施形態では、このようにニードル12
の穴12aがタンク11内に入り込んだ時点で、はじめ
て上側のニードル13の先端部が弾性ジョイント22に
当接する(図6参照)。そして、ニードルレバー33を
さらに揺動させると、ニードル13が弾性ジョイント2
2に突き刺さってこれを貫通し、タンク11内まで入り
込む。ニードル13の穴13aがタンク11内に入り込
むと、タンク11が、ニードル13およびチューブ15
を介してポンプ17と連通する。このとき、タンク11
内には多少の圧力変動がある。
【0048】こうして、ニードルレバー33が矢印A方
向に完全に揺動されて、下側のニードル12と上側のニ
ードル13がいずれも完全にタンク11内に挿入された
状態において、両ニードル12,13の挿入部分の長さ
は同じになっている。この状態が、図1,2,7に示す
ような、インクジェット記録ヘッド1がキャリッジ2に
完全に装着された状態であり、必要に応じて、後述する
インク供給および空気またはインクの排出が行える状態
である。
【0049】このように、本発明では、ニードル12,
13のタンク11への挿入動作において、下側のニード
ル12が弾性ジョイント21に突き刺さるタイミング
と、上側のニードル13が弾性ジョイント22に突き刺
さるタイミングがずらしてある。
【0050】従来の構成では、2本のニードルが同時に
弾性ジョイントに突き刺さるため、1本のニードルを弾
性ジョイントに突き刺す際の負荷の2倍の負荷が瞬間的
に加わる。したがって、ニードルをタンクに取り付ける
作業には大きな力を要する。また、タンクが、インク供
給経路と空気排出経路とに一度に同時に連通するため、
瞬間的に大きな圧力変動が生じる。あまり急激な圧力変
動が生じると、インクや空気の円滑な流通が行えなかっ
たりしてインクジェット記録ヘッドに悪影響を及ぼすお
それがある。
【0051】これに対し、本実施形態では、2本のニー
ドル12,13が異なるタイミングで弾性ジョイント2
1,22に突き刺さるため、負荷が分散し、一度にかか
る負荷は小さくなる。したがって、ニードル12,13
をタンク11に取り付ける作業が簡単になり、インクジ
ェット記録ヘッド装着の操作性が非常によくなる。
【0052】また、タンク11は、2段階を経てインク
供給経路と空気排出経路とに連通するため、あまり急激
に大きな圧力変動は生じない。したがって、円滑なイン
クや空気の流通が得られる。本実施形態では、下側のニ
ードル12が上側のニードル13よりも先にタンク11
に挿入され、下側のニードル12の穴12aがタンク1
1と連通した後で、上側のニードル13の穴13aがタ
ンクと連通する構成であるが、両者の順番が逆であって
も構わない。
【0053】(ニードルのタンクからの抜き取り)図7
に示すようにタンク11にニードル12,13が挿入さ
れている状態から、ニードル12,13をタンク11か
ら抜き取る動作について説明する。
【0054】使用者が、ニードルレバー33の上端部を
持って矢印B方向(矢印Aと反対方向)に揺動させる。
すると、ニードルレバー33の揺動に伴って、中間部が
長穴33a内に収容されたニードル12,13が保持穴
31,32にガイドされて弾性ジョイント21,22か
ら抜ける方向に移動する。まず、図8に示すように、2
本のニードル12,13のうち、上側のニードル13が
弾性ジョイント22から抜け出す。ニードル13の穴1
3aが弾性ジョイント22から抜け出すと、タンク11
とチューブ15およびポンプ17との連通状態が解除さ
れる。
【0055】上側のニードル13が弾性ジョイント22
から抜き取られている途中から、ニードルレバー33の
矢印B方向への揺動に伴って、下側のニードル12が弾
性ジョイント21から抜け出す。そして、図9に示すよ
うにニードル12の穴12aが弾性ジョイント21から
抜け出すと、タンク11とチューブ14およびメインタ
ンク16との連通状態が解除される。ニードルレバー3
3が矢印B方向に完全に揺動されて、下側のニードル1
2と上側のニードル13がいずれも完全にタンク11か
ら抜き取られると、図4に示すように、インクジェット
記録ヘッド1がキャリッジ2から取り外せる状態にな
る。
【0056】このように、本実施形態では、ニードル1
2,13のタンク11からの抜取動作において、上側の
ニードル13が弾性ジョイント22から抜けるタイミン
グと、下側のニードル12が弾性ジョイント21から抜
けるタイミングがずらしてある。したがって、抜取動作
で最も大きい負荷が生じるニードル12,13の移動開
始時点が、ニードル12と13とで異なっているため、
負荷が分散し、一度にかかる負荷は小さくなる。したが
って、ニードル12,13をタンク11から抜き取る作
業が簡単になり、インクジェット記録ヘッド取り外しの
操作性が非常によくなる。
【0057】また、タンク11は、2段階を経てインク
供給経路および空気排出経路との連通状態が解除される
ため、あまり急激に大きな圧力変動は生じない。本実施
形態では、下側のニードル12が上側のニードル13よ
りも先にタンク11から抜け出し、下側のニードル12
の穴12aがタンク11から抜け出した後で、上側のニ
ードル13の穴13aがタンク11から抜け出す構成で
あるが、両者の順番が逆であっても構わない。
【0058】(インク供給および空気排出の経路)次
に、前記した構成のインク供給手段および空気排出手段
およびインクジェット記録ヘッド1において構成され
る、インク供給経路および空気排出経路について、図7
を参照して詳細に説明する。
【0059】インク供給経路は、前記した通り、記録装
置本体(図示せず)に固定されているメインタンク16
からチューブ14を介して連結されているニードル12
が、開口部19を塞ぐ弾性ジョイント21を貫通して、
タンク11内に挿入されることにより構成されている。
【0060】一方、空気排出経路は、前記した通り、記
録装置本体に固定されているポンプ17からチューブ1
5を介して連結されているニードル13が、開口部20
を塞ぐ弾性ジョイント22を貫通して、タンク11内に
挿入されることにより構成されている。
【0061】インクジェット記録装置において記録動作
が行われると、インクの吐出に伴ってインクが消費され
てタンク11内が負圧になると、圧力を元に戻すまで、
メインタンク16からチューブ14およびニードル12
を介して、タンク11にインク28が供給される。通常
の記録動作においては、このようにしてインク28が随
時補充される。
【0062】しかし、前記した通り、インクジェット記
録ヘッド1において、インクに混ざっている微少な空気
が徐々に溜まってきたり、インク経路全体においてチュ
ーブ14の壁などを通して進入してくる微少な空気が徐
々に溜まってきたりして、タンク11内のインクが徐々
に減ってくる。
【0063】(インク供給動作)前記したように、イン
ク28の消費および補充を行っているうちに、インクジ
ェット記録ヘッド1のタンク11内に空気が溜まってき
て、圧力はほぼ一定に保たれつつ、空気が増加してイン
ク28が減少していくことがある。この場合、メインタ
ンク16からインクジェット記録ヘッド1のタンク11
へのインク供給が行われる。
【0064】インクジェット記録ヘッド1のタンク11
へのインク28の供給は、例えば、タンク11内部にイ
ンクレベルセンサ(図示せず)を設けておき、このイン
クレベルセンサにより、インク量がほとんどなくなった
状態が検知されたタイミングで行われる場合や、記録動
作終了後や電源ON後などに定期的に行われる場合があ
る。そこで、本実施形態におけるインク供給動作につい
て説明する。
【0065】インク供給動作は、まず、ポンプ17を作
動させて、チューブ15および上側のニードル13を介
して、タンク11から空気を吸引する。これにより、気
密状態のタンク11全体が負圧状態となる。その負圧に
伴う吸引力により、下側のニードル12およびチューブ
14を介してメインタンク16のインク28が吸引さ
れ、タンク11に充填されていく。やがて、インクジェ
ット記録ヘッド1のタンク11内に十分な量のインクが
充填される。
【0066】タンク11内に、インク量を検知するイン
クレベルセンサ(図示せず)が設けられている場合に
は、インクレベルセンサによりインク量が基準値に到達
した状態が検知されたら、すぐにポンプ17の作動を停
止することにより、インク供給動作を終了することがで
きる。
【0067】これに対し、インク量を検知するためのイ
ンクレベルセンサを備えていない場合には、定期的に、
タンク11の全容積とほぼ同量のインクの供給が行われ
る。これによって、インク不足を確実に防ぐことはでき
るものの、インクが減ってはいないのにインク供給が行
われる場合もある。このような場合には、十分なインク
量が確保できている状態であっても、ポンプ17はチュ
ーブ15および上側のニードル13を通して吸引を続け
る。そうすると、タンク11内の空気をすぐに吸引し終
わり、それに引き続いて、インク28が吸引排出され始
める。タンク11の全容積とほぼ同量のインクの供給を
行うと、ポンプ17の作動を停止し、インク供給動作を
終了する。この構成では、タンク11から空気のみなら
ず大量のインク28も吸い出してしまうため、このイン
ク28を廃インクとして排出してしまうと、インク28
を無駄に消費してしまうという欠点がある。そこで、ポ
ンプ17により吸い出したインク28を、再びメインタ
ンク16に戻して再使用する構成とすることもできる。
いずれの場合も、インクレベルセンサを設ける必要がな
いため、コストは安価になるという利点を有している。
【0068】なお、カラー記録が可能なインクジェット
記録装置など、複数種類のインクを使用するために複数
のタンクを有する装置においては、本実施形態の構成を
複数独立して並置することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
インクジェット記録ヘッドのタンクに挿入される複数の
ニードルが、それぞれ異なるタイミングで挿入されるた
め、ニードル挿入時にかかる負荷を分散して、最大負荷
を小さくし、挿入作業を容易にすることができる。さら
に、各ニードルを介してタンクが外部と連通するタイミ
ングがそれぞれずれているため、タンクに急激に大きな
圧力変動が生じることを防ぐことができ、インクジェッ
ト記録ヘッドを破損することなく、高品位の記録性能が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一部切欠斜
視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置のキャリッジ
の要部を示す概略斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録ヘッドの斜視図で
ある。
【図4】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
抜取状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
挿入動作を示す概略断面図である。
【図6】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
挿入動作を示す概略断面図である。
【図7】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
挿入状態を示す概略断面図である。
【図8】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
抜取動作を示す概略断面図である。
【図9】本発明のインクジェット記録ヘッドのニードル
抜取動作を示す概略断面図である。
【図10】従来のインクジェット記録ヘッドのニードル
挿入状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録ヘッド 2 キャリッジ 2a 仕切り板 3 キャリッジシャフト 4 ガイドレール 5 キャリッジモータ 6 ベルト 7 ヘッドレバー 8 ヘッドレバーシャフト 9 レバー部 10 コンタクトパッド(接点部分) 11 タンク 12 下側のニードル(インク供給手段) 12a 穴 13 上側のニードル(空気排出手段) 13a 穴 14 下側のチューブ(インク供給手段) 15 上側のチューブ(空気排出手段) 16 メインタンク(インク供給手段) 17 ポンプ(空気排出手段) 18 ヘッドチップ(記録ヘッド本体) 19,20 開口部 21,22 弾性ジョイント(ゴム栓) 28 インク 31,32 保持穴 33 ニードルレバー(ニードル移動手段) 33a 長穴 34 ニードルレバーシャフト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容可能なタンクを内蔵するイ
    ンクジェット記録ヘッドと、 前記タンクに挿入される、インク供給または空気排出の
    ための複数のニードルと、 前記複数のニードルを、それぞれタイミングをずらしな
    がら前記タンクに挿入させるニードル移動手段とを有す
    る、インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のニードルおよび前記ニードル
    移動手段が、前記インクジェット記録ヘッドを装着可能
    なキャリッジに設けられている、請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のニードルは、前記キャリッジ
    に設けられた保持穴を貫通した状態で保持されており、
    前記保持穴の内周面により半径方向のガタが抑制されて
    いる、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ニードル移動手段は、前記キャリッ
    ジに前記インクジェット記録ヘッドを装着する動作中に
    作動して、前記複数のニードルを前記タンクに挿入させ
    る、請求項2または3に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ニードル移動手段は、揺動可能なレ
    バー状部材であり、一方向に揺動することによって前記
    複数のニードルを前記タンクに挿入させる、請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ニードル移動手段が、前記タンクに
    挿入された状態の前記複数のニードルを、それぞれタイ
    ミングをずらしながら前記タンクから抜き取ることもで
    きる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ニードル移動手段は、前記キャリッ
    ジから前記インクジェット記録ヘッドを取り外す動作中
    に作動して、前記タンクに挿入された状態の前記複数の
    ニードルを前記タンクから抜き取る、請求項6に記載の
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ニードル移動手段は、揺動可能なレ
    バー状部材であり、一方向に揺動することによって前記
    複数のニードルを前記タンクに挿入させ、その反対方向
    に揺動することによって、前記タンクに挿入された状態
    の前記複数のニードルを前記タンクから抜き取る、請求
    項6または7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のニードルは、前記タンク内に
    挿入された状態で、それぞれの挿入部分の長さが同じで
    ある、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のニードルのうちの少なくと
    も1つは、チューブを介してメインタンクに接続されて
    おり、前記メインタンク内のインクを前記タンクに供給
    するものであり、 前記複数のニードルのうちの他の少なくとも1つは、チ
    ューブを介してポンプに接続されており、前記ポンプの
    作動により前記タンク内の空気またはインクを排出する
    ものである、請求項1〜9のいずれか1項に記載のイン
    クジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記タンクには複数の開口部が設けら
    れており、前記各開口部は弾性ジョイントにより塞がれ
    ており、前記複数のニードルは、前記弾性ジョイントを
    貫通することによって前記タンク内に挿入可能である、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のインクジェット
    記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009220448A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Canon Finetech Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録ヘッド
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