JP2003001837A - インクジェット式記録装置におけるキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造 - Google Patents

インクジェット式記録装置におけるキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造

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JP2003001837A JP2001189425A JP2001189425A JP2003001837A JP 2003001837 A JP2003001837 A JP 2003001837A JP 2001189425 A JP2001189425 A JP 2001189425A JP 2001189425 A JP2001189425 A JP 2001189425A JP 2003001837 A JP2003001837 A JP 2003001837A
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芳明 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームの組み付けに細心の注意を払うこと
なく、フレーム組付作業の簡素化を図る。 【解決手段】 ベース46に配設され記録ヘッド12の
移動方向と直角な方向に進退可能なクリーナ11と、こ
のクリーナ11のセット位置近傍に配設されベース46
を挿通するピン31a,31bを有するキャッピング手
段取付用のフレーム31とを備え、このフレーム31を
抜け止めする構造であって、ピン31a,31bの挿通
状態においてフレーム31の非印字領域側への移動を規
制するインク誘導用の突出部(ストッパ)64bをクリ
ーナ11に設けた構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドのノズ
ル形成面に付着したインクや塵埃などを掻き取るクリー
ナを備えたインクジェット式記録装置におけるキャッピ
ング手段取付用フレームの抜け止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成することができるため、昨今においてはカラー印刷
を含めた多くの印刷に使用されている。このようなイン
クジェット式記録装置には、インクカートリッジからの
インクの供給を受けるインクジェット式の記録ヘッド
と、この記録ヘッドに対して記録用紙を相対的に移動さ
せる紙送り手段とが備えられている。そして、印字信号
に応じて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク
滴を吐出させてドットを形成することで記録が行われ
る。この場合、キャリッジ上に例えばブラック,イエロ
ー,シアンおよびマゼンタのインクの吐出が可能な記録
ヘッドを搭載し、各インクの吐出割合を変えることによ
り、フルカラー印刷を可能としている。
【0003】このように、インクジェット式記録装置に
おいては、インクをノズル開口からインク滴として記録
用紙に吐出させて印刷を行う関係上、次に示すような問
題を抱えている。すなわち、ノズル開口からのインク溶
媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇やノズル形成面に
おけるインクの固化,塵埃の付着によってノズル開口に
目詰まりが発生し、さらには記録ヘッド内に気泡が混入
し、印刷不良を起こすという問題である。
【0004】このため、インクジェット式記録装置に
は、前記した記録ヘッドおよび紙送り手段に加え、非印
刷時に記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャッピン
グ手段と、このキャッピング手段内にインクを吸引排出
する吸引ポンプと、この吸引ポンプによるインクの吸引
排出後に記録ヘッドのノズル形成面を清掃するワイピン
グ手段(クリーナ)とを備えている。そして、前記した
ノズル開口の目詰まり発生および記録ヘッド内への気泡
混入を防止するために、吸引ポンプによって記録ヘッド
からインクを強制的にキャッピング手段内に吸引排出さ
せた後、キャリッジの印字領域への動作に伴いクリーナ
によって記録ヘッドのノズル形成面を払拭(ワイピン
グ)することが行われる。
【0005】このような記録ヘッドの目詰まり解消のた
め、または記録ヘッド内に気泡が残留している場合にな
されるインクの強制的な排出処理は、クリーニング操作
と呼ばれる。そして、記録装置における長時間の休止後
に印刷を再開する場合や、ユーザが印字かすれ等の印字
品質不良を認識してクリーニングスイッチを操作した場
合に実行される。
【0006】ところで、この種のインクジェット式記録
装置の組み立ては、予め複数の構成部品を組み付けて複
数種のユニット部品とした後、これらユニット部品を装
置筐体内に固定することにより行われる。このような記
録装置を構成するユニット部品には、例えばキャッピン
グ手段取付用のフレームをクリーナ案内用のベースに組
み付けてなるものがある。この場合、フレームに設けら
れたピンをベースに挿通させることにより、フレームが
ベース面方向に移動規制される。また、フレームに設け
られた弾性変形可能な係止片をベースに係止することに
より、ベースからのフレームの抜けが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなフ
レームの抜け止め構造においては、フレームの係止片を
弾性変形させてベースに係止するものであるため、フレ
ームとクリーナとをベースに組み付けてユニット化する
場合に係止片が折損することがあった。この結果、フレ
ームの組み付けに細心の注意を払う必要が生じ、その組
付作業を困難なものにするという課題があった。
【0008】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたもので、フレームの組み付けに細心の
注意を払うことなく、フレーム組付作業の簡素化を図る
ことができるインクジェット式記録装置におけるキャッ
ピング手段取付用フレームの抜け止め構造を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るインクジェット式記録装置
におけるキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構
造は、クリーナ案内用のベースに配設され、記録ヘッド
の移動方向と直角な方向に進退可能なクリーナと、この
クリーナのセット位置近傍に配設され、前記ベースを挿
通するピンを有するキャッピング手段取付用のフレーム
とを備え、このフレームを抜け止めする構造であって、
前記ピンの挿通状態において前記フレームの非印字領域
側への移動を規制するストッパを前記クリーナに設けた
ことを特徴とする。このように構成されているため、フ
レームのベースからの抜け止めが、ストッパによってフ
レームの非印字領域側への移動を規制して行われる。し
たがって、フレームの組み付けに従来のような細心の注
意を払うことを必要とせず、その組付作業の簡素化を図
ることができる。
【0010】ここで、前記ストッパが、前記記録ヘッド
のノズル形成面から前記クリーナによって払拭したイン
クを重力方向に誘導する突出部からなることが望まし
い。このように構成されているため、ストッパとしてク
リーナの一部を有効利用することができる。また、前記
ピンが、前記クリーナの進退方向に並列する二つのピン
からなることが望ましい。このように構成されているた
め、両ピンによってベースに対しフレームが回動規制さ
れる。
【0011】さらに、前記クリーナが、前記記録ヘッド
の移動方向と直角な水平方向に進退するクリーナである
ことが望ましい。このように構成されているため、フレ
ーム組付時に記録ヘッドの移動方向と直角な水平方向に
ストッパを進退させることができる。そして、前記スト
ッパにフレーム移動規制状態において当接するフレーム
移動規制部を前記フレームに設けることが望ましい。こ
のように構成されているため、ストッパがフレーム移動
規制部に当接し、フレームの非印字領域側への移動が規
制される。
【0012】また、前記フレーム移動規制部を、前記ク
リーナのリセット状態において前記ストッパと前記ベー
スとの間に介在させることが望ましい。このように構成
されているため、フレームの抜け止めがクリーナのリセ
ット状態において行われる。さらに、前記フレーム移動
規制部のクリーナ進退方向寸法が、前記クリーナの移動
ストロークより小さい寸法に設定されていることが望ま
しい。このように構成されているため、フレームのピン
をクリーナのセット状態においてベースに挿通させるこ
とができる。
【0013】そして、前記フレーム移動規制部に、前記
フレームのクリーナ進行方向への移動を規制するための
補助規制部を設けることが望ましい。このように構成さ
れているため、フレームがクリーナ進行方向に移動する
ような場合には、補助規制部がストッパに当接するた
め、フレーム移動規制部をストッパの印字領域側に配置
してフレームの非印字領域側への移動が規制される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたインク
ジェット式記録装置につき、図に示す実施の形態に基づ
いて説明する。図1は本発明が適用されたインクジェッ
ト式記録装置の全体構成の概略を示す斜視図である。図
1において、符号1で示すキャリッジは、キャリッジモ
ータ2によって駆動されるタイミングベルト3を介し、
ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移
動し得るように構成されている。
【0015】このキャリッジ1の下面部(記録用紙6に
対向する側)にはインクジェット式の記録ヘッド12が
装着され、またその上面部には記録ヘッド12にインク
を供給するブラックインクカートリッジ7およびカラー
インクカートリッジ8が着脱可能に保持されている。
【0016】前記キャリッジ1の非印字領域(ホームポ
ジション)にはキャッピング手段9が配置されている。
このキャッピング手段9(キャップ部材)は前記記録ヘ
ッド12が直上に移動した時に上昇し、前記記録ヘッド
12のノズル形成面を封止し得るように構成されてい
る。キャッピング手段9の下方には、キャップ部材の内
部空間に負圧を与えるためのポンプユニットとしての吸
引ポンプ(チューブポンプ)10が配置されている。
【0017】前記キャッピング手段9は、インクジェッ
ト式記録装置の休止期間中における前記記録ヘッド12
のノズル開口の乾燥を防止する蓋体としての機能を備え
ている。また、印刷とは関係のない駆動信号を前記記録
ヘッド12に印加してインク滴を空吐出させるフラッシ
ング動作時のインク受けとしての機能、および前記吸引
ポンプ10からの負圧を前記記録ヘッド12に作用させ
てインクを吸引するクリーニング手段としての機能も兼
ね備えている。
【0018】そして、前記キャッピング手段9における
印字領域側部の近傍には、ワイピング・ラビング手段
(クリーナ)11が前記記録ヘッド12の移動経路と直
角な水平方向に進退可能となるように配置されている。
なお、前記クリーナ11の移動動作と前記吸引ポンプ1
0の吸引動作には、記録用紙6を搬送する紙送りモータ
の駆動力が利用される。
【0019】次に、本発明が適用されたインクジェット
式記録装置のキャッピング手段につき、図2〜図5を用
いて説明する。図2および図3は、本発明が適用された
インクジェット式記録装置の非キャッピング状態とキャ
ッピング状態を説明するために示す側面図である。図4
は、同じく本発明が適用されたインクジェット式記録装
置のキャッピング手段取付用フレームを示す斜視図であ
る。図5は、本発明が適用されたインクジェット式記録
装置のキャッピング手段取付用フレームとキャッピング
手段移動用スライダを示す斜視図である。図2および図
3において、符号1で示すキャリッジは、前記したよう
にガイド部材4に案内され、用紙ガイド板(図示せず)
に対向して平行に往復移動し得るように構成されてい
る。前記キャッピング手段9は、前記記録ヘッド12の
ノズル形成面を封止し得るキャップ部材9aおよびこの
キャップ部材9aを保持するキャップホルダ9bを有し
ている。
【0020】前記キャップ部材9aは前記キャップホル
ダ9bに例えば二色成形法によって一体に設けられてお
り、全体が例えばエラストマーなどの弾性素材からなる
平面ほぼ矩形状の箱体によって形成されている。そし
て、このキャップ部材9aは、前記吸引ポンプ10(図
1に図示)にインク排出管(図示せず)を介して接続さ
れている。これにより、クリーニング指令を受けた場合
には、記録ヘッド12のノズル形成面を封止した状態に
おいて吸引ポンプ10による負圧がキャップ部材9aの
内部空間に印加され、記録ヘッド12からインクを強制
的に排出させることができる。
【0021】一方、前記キャップホルダ9bは前記キャ
ップ部材9aと同様に平面ほぼ矩形状の箱体からなり、
全体が前記キャップ部材9aの素材(エラストマー)よ
り硬い素材によって形成されている。このキャップホル
ダ9bは、スライダ昇降機構(スライド機構)を構成す
るスライダ15上に取り付けられ、圧縮ばね(図示せ
ず)によって記録ヘッド側に常時付勢されている。そし
て、前記キャリッジ1の往復動作に伴う前記スライダ1
5の水平・昇降動作によってキャッピング位置と非キャ
ッピング位置に動作するように構成されている。
【0022】前記スライダ15は、記録装置内の取付フ
レームとしての固定フレーム31に引張ばね(図示せ
ず)を介して連結されている。これにより、前記スライ
ダ15が印刷領域方向に接近し、かつ前記記録ヘッド1
2から離間する方向に、すなわち図3に示す状態から図
2に示す状態になるように下方に付勢されている。
【0023】そして、図2に示すようにキャリッジ1が
キャッピング手段9の直上に移動した際、前記キャリッ
ジ1に設けられた係合体1aが、前記スライダ15に直
立するように設けられた係合部15Aに当接すること
で、図3に示すように引張ばねの弾撥力に抗して前記ス
ライダ15が非印字領域側に移動する。これにより、記
録ヘッド12のノズル形成面をキャップ部材9a(シー
ル部)で封止することができる。
【0024】また、キャリッジ1が印字領域側に移動し
た場合には、係合部15Aに対する係合体1aの当接が
解除され、前記スライダ15が引張ばねの弾撥力によっ
て図2に示す状態になされる。これにより、キャップ部
材9aによる記録ヘッド12におけるノズル形成面の封
止を解除することができる。
【0025】前記スライダ15の右側部には、図5に示
すように、水平・鉛直(前後・上下)方向に所定の間隔
をもって並列する二つの突起15a,15cが設けられ
ている。その左側部には、同じく水平・鉛直方向に所定
の間隔をもって並列する二つの突起15b,15dが設
けられている。すなわち、前記スライダ15の印字領域
側(両側前方部)には前記突起15a,15bが左右対
称な位置に配置されており、その非印字領域側(両側後
方部)には前記突起15c,15dが左右対称な位置に
配置されている。
【0026】前記固定フレーム31は、前記クリーナ1
1のクリーニング(セット)位置近傍に配設され、かつ
前記キャリッジ1の往復動作方向に所定の間隔をもって
対向する二つのベース46,47間に取り付けられてい
る。この固定フレーム31には、前記突起15a〜15
dを案内するカム孔22〜25が設けられている。そし
て、前記カム孔22〜25内に前記突起15a〜15d
を挿入して移動自在に保持するように構成されている。
また、前記固定フレーム31には、前記クリーナ11の
進退方向に並列し、かつ前記ベース46を挿通する二つ
のピン31a,31bが設けられている。
【0027】前記両ピン31a,31bの軸線方向ほぼ
中央部には、前記ベース46とストッパ(後述)との間
に前記クリーナ11の退避(リセット)状態において介
在するフレーム移動規制片31cが一体に設けられてい
る。このフレーム移動規制片31cには、前記固定フレ
ーム31の前面部に連接する補助規制部31Bが一体に
設けられている。そして、固定フレーム31がクリーナ
11の進行方向に移動するような場合(例えばピン31
a,31bが挿通するピン孔の口径が大きい場合)に
は、補助規制部31Bがフレーム移動規制用のストッパ
(後述)に当接して固定フレーム31のクリーナ進行方
向への移動を規制し得るように構成されている。これに
より、フレーム移動規制片31cをストッパの印字領域
側に常時配置して固定フレーム31の非印字領域側への
移動を規制することができる。
【0028】前記フレーム移動規制片31cのクリーナ
進退方向寸法は、前記クリーナ11の移動ストロークよ
り小さい寸法に設定されている。これにより、クリーナ
11のセット状態においてはフレーム移動規制用ストッ
パとベース46との間にフレーム移動規制片31cを介
在させず、ベース46に対する固定フレーム31の組付
時に両ピン31a,31bをベース46に挿通させるこ
とができる。また、前記フレーム移動規制片31cと前
記固定フレーム31(前面部)間寸法は、前記ピン31
a,31bの前記ベース46における挿通端部の軸線方
向寸法より小さい寸法に設定されている。これにより、
前記ベース46に対する前記固定フレーム31および前
記クリーナ11の組付状態(ベース46にピン31a,
31bが挿通する状態)において、前記固定フレーム3
1を前記ピン31a,31bの軸線方向に移動させるこ
とができる。
【0029】前記各カム孔22〜25の各端位置にはそ
れぞれ低所部22a〜25aと高所部22b〜25bが
配置されており、これら両部22a〜25a,22b〜
25b間には傾斜部22c〜25cが配置されている。
このうち印字領域側の低所部22a,23aおよび高所
部22b,23bと傾斜部22c,23cとは、前記カ
ム孔22,23の内面上方部に配置されている。一方、
非印字領域側の低所部24a,25aおよび高所部24
b,25bと傾斜部24c,25cとは、前記カム孔2
4,25の内面下方部に配置されている。
【0030】前記カム孔22〜25のうち非印字領域側
の両カム孔24,25には、非印字領域側(後方)に開
口する第一切り欠き24A,25Aが設けられている。
前記カム孔24,25の非印字領域側には、前記第一切
り欠き24A,25Aに連通し、かつ上方(記録ヘッド
側)に開口する挿入口24A1 ,25A1 が設けられて
いる。一方、印字領域側のカム孔22,23のうち左側
のカム孔22には、印字領域側(前方)に開口する第二
切り欠き22Aが設けられている。なお、印字領域側の
カム孔23の内面前方部と非印字領域側の両カム孔2
4,25の内面前方部は、前記スライダ15の印字領域
側への移動を規制するストッパとして機能させることが
可能となる。
【0031】次に、本発明が適用されたインクジェット
式記録装置におけるキャッピング手段取付用フレームの
抜け止め構造につき、図6〜図9を用いて説明する。図
6および図7は、本発明に係るインクジェット式記録装
置におけるキャッピング手段取付用フレームの抜け止め
構造を示す平面図および正面図である。図8および図9
は同じく本発明に係るインクジェット式記録装置におけ
るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造を示
す下面図および右側面図である。図6〜図9に示すよう
に、前記クリーナ11は、前記したように前記記録ヘッ
ド12の移動方向と直角な水平方向に進退するワイピン
グ・ラビング手段からなり、前記ベース46に配設され
ている。
【0032】このクリーナ11は、例えばフェルト等の
ラビング部材62および例えばゴム等のワイピング部材
63と、これら両部材62,63を保持するホルダ64
とを有している。そして、駆動機構71によって前記記
録ヘッド12の移動経路内のワイピング・ラビング(ク
リーニング)位置に進行し、かつこの進行位置から移動
経路外に退避するように構成されている。したがって、
クリーニング操作時にインク吸引前においてラビング部
材62によってノズル形成面に付着する塵埃や紙粉など
が除去され、またインク吸引後においてワイピング部材
63によってノズル形成面に付着するインクが払拭され
る。なお、前記駆動機構71は、前記吸引ポンプ10を
駆動するポンプ駆動軸43およびこのポンプ駆動軸43
の回転によって駆動するクリーナ駆動レバー73を有す
るカム機構からなり、前記ベース46に取り付けられて
いる。
【0033】前記ホルダ64の非印字領域側には、前記
記録ヘッド12のノズル形成面から前記ワイピング部材
63によって払拭したインクをクリーナ退避側からクリ
ーナ進行側に誘導するインク誘導溝64aが設けられて
いる。また、前記ホルダ64には、前記インク誘導溝6
4aからのインクを重力方向に誘導するフレーム移動規
制用ストッパとしての突出部64bが設けられている。
これにより、前記両ピン31a,31bが前記ベース4
6に挿通した状態において、前記突出部64bに前記フ
レーム移動規制片31cが当接することにより前記固定
フレーム31の非印字領域側への移動を規制し、その抜
け止めを実行し得るように構成されている。
【0034】以上の構成により、ベース46に対する固
定フレーム31の組み付けは、クリーナ11をセット状
態でベース46に配置し、次に両ピン31a,31bを
ベース46に挿通させた後、クリーナ11をセット位置
からリセット位置に退避させてベース46と突出部64
bとの間にフレーム移動規制片31cを配置することに
より行われる。この場合、ベース46に両ピン31a,
31bが挿通する状態において突出部64bとベース4
6との間にフレーム移動規制片31cを配置すると、突
出部64bにフレーム移動規制片31cが当接し、ベー
ス46からの固定フレーム31の抜けを防止することが
できる。したがって、本実施形態においては、固定フレ
ーム31の組み付けに従来のような細心の注意を払うこ
とを必要とせず、その組付作業の簡素化を図ることがで
きる。
【0035】なお、本実施形態においては、クリーナ1
1のリセット状態で突出部64bとベース46との間に
フレーム移動規制片31cを介在させることにより固定
フレーム31の抜け止めを行う場合について説明した
が、本発明はこれに限定されず、クリーナ11のセット
状態においてストッパとベース間にフレーム移動規制片
を介在させても行うことができる。また、本実施形態に
おいて、固定フレーム31のベース面方向への移動規制
とその回動規制を、二つのピン31a,31bによって
行う場合について説明したが、例えばピンの周面一部を
平面とすることにより単一のピンでも行うことができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係るインクジェット式記録装置によると、フレームの組
み付けに細心の注意を払うことなく、フレーム組付作業
の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図2】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
の非キャッピング状態を説明するために示す側面図であ
る。
【図3】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
のキャッピング状態を説明するために示す側面図であ
る。
【図4】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
のキャッピング手段取付用フレームを示す斜視図であ
る。
【図5】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
のキャッピング手段取付用フレームとキャッピング手段
移動用スライダを示す斜視図である。
【図6】本発明に係るインクジェット式記録装置におけ
るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造を示
す平面図である。
【図7】本発明に係るインクジェット式記録装置におけ
るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造を示
す正面図である。
【図8】本発明に係るインクジェット式記録装置におけ
るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造を示
す下面図である。
【図9】本発明に係るインクジェット式記録装置におけ
るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造を示
す右側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 4 ガイド部材 5 プラテン 6 記録用紙 7 ブラックインクカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9 キャッピング手段 9a キャップ部材 9b キャップホルダ 10 吸引ポンプ 11 ワイピング・ラビング手段(クリ
ーナ) 12 記録ヘッド 15 スライダ 31 固定フレーム 31a,31b ピン 31c フレーム移動規制片 31B 補助規制部 43 駆動軸(ポンプ駆動軸) 46,47 ベース 62 ラビング部材 63 ワイピング部材 64 ホルダ 64a インク誘導溝 64b 突出部 71 駆動機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーナ案内用のベースに配設され、記
    録ヘッドの移動方向と直角な方向に進退可能なヘッド清
    掃用のクリーナと、 このクリーナのセット位置近傍に配設され、前記ベース
    を挿通するピンを有するキャッピング手段取付用のフレ
    ームとを備え、 このフレームを抜け止めする構造であって、 前記ピンの挿通状態において前記フレームの非印字領域
    側への移動を規制するストッパを前記クリーナに設けた
    ことを特徴とするインクジェット式記録装置におけるキ
    ャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッパが、前記記録ヘッドのノズ
    ル形成面から前記クリーナによって払拭したインクを重
    力方向に誘導する突出部からなることを特徴とする請求
    項1に記載されたインクジェット式記録装置におけるキ
    ャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造。
  3. 【請求項3】 前記ピンが、前記クリーナの進退方向に
    並列する二つのピンからなることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載されたインクジェット式記録装置
    におけるキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構
    造。
  4. 【請求項4】 前記クリーナが、前記記録ヘッドの移動
    方向と直角な水平方向に進退するクリーナであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載され
    たインクジェット式記録装置におけるキャッピング手段
    取付用フレームの抜け止め構造。
  5. 【請求項5】 前記ストッパにフレーム移動規制状態に
    おいて当接するフレーム移動規制部を前記フレームに設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載されたインクジェット式記録装置におけるキャッ
    ピング手段取付用フレームの抜け止め構造。
  6. 【請求項6】 前記クリーナのリセット状態において前
    記ストッパと前記ベースとの間に前記フレーム移動規制
    部を介在させたことを特徴とする請求項5に記載された
    インクジェット式記録装置におけるキャッピング手段取
    付用フレームの抜け止め構造。
  7. 【請求項7】 前記フレーム移動規制部のクリーナ進退
    方向寸法が、前記クリーナの移動ストロークより小さい
    寸法に設定されていることを特徴とする請求項5または
    請求項6に記載されたインクジェット式記録装置におけ
    るキャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造。
  8. 【請求項8】 前記フレーム移動規制部に、前記フレー
    ムのクリーナ進行方向の移動を規制するための補助規制
    部を設けたことを特徴とする請求項5乃至請求項7のい
    ずれかに記載されたインクジェット式記録装置における
    キャッピング手段取付用フレームの抜け止め構造。
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