JP2003001795A - ニスコータの版胴における版締め装置 - Google Patents

ニスコータの版胴における版締め装置

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JP2003001795A
JP2003001795A JP2001192796A JP2001192796A JP2003001795A JP 2003001795 A JP2003001795 A JP 2003001795A JP 2001192796 A JP2001192796 A JP 2001192796A JP 2001192796 A JP2001192796 A JP 2001192796A JP 2003001795 A JP2003001795 A JP 2003001795A
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plate
clamping device
plate cylinder
blanket
clamp
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JP2001192796A
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Keita Matsuda
啓太 松田
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Hamada Printing Press Co Ltd
Original Assignee
Hamada Printing Press Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みが相違するブランケットと樹脂版をきわ
めて能率よく確実に版締めすることができるニスコータ
の版胴における版締め装置を提供することである。 【解決手段】 版胴1の外周に形成されたクランプ収納
凹部2内に第1クランプ装置A1 と第2クランプ装置A
2 とを設ける。第1クランプ装置A1 の版胴回転方向の
後行側に係合凹部19を有する係合ブロック14を設け
る。第2クランプ装置A2 の版胴回転方向の先行側に挿
入溝25を有する回転可能な巻軸24を設ける。係合ブ
ロック14の係合凹部19にブランケットB1 の一端の
端金具bを係合し、他端の端金具bを巻軸24の挿入溝
25に挿入し、巻軸24の回転によってブランケットB
1 を取付け状態に保持する。第1クランプ装置A1 と第
2クランプ装置A2 で樹脂版の両端部を挾持して樹脂版
を取付け状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、印刷物の印刷面
にニスを塗布するニスコータの版胴の版締め装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】印刷物の印刷面にニスを塗布して汚れを
防止したり、印刷面に光沢を与えたりすることは従来か
ら普通に行なわれている。印刷面に対するニスの塗布に
はニスコータが用いられる。 【0003】図5は、ニスコータを有する枚葉印刷機を
示す。この枚葉印刷機は、印刷ユニットU1 とその下流
側に設けられたニスコータU2 とから成り、前記印刷ユ
ニットU1 によって枚葉紙に印刷を施したのち、ニスコ
ータU2 によって枚葉紙の印刷面にニスを塗布するよう
になっている。 【0004】ここで、印刷ユニットU1 は、版胴30上
のインキ像をブランケット胴31に転写して、共通圧胴
32との間に送り込まれる枚葉紙に印刷を施すようにし
ている。 【0005】一方、ニスコータU2 は、ニス供給装置4
0から版胴(コータ胴)41上にニスを供給して、共通
圧胴32との間に送り込まれる印刷後の枚葉紙の印刷面
にニスを塗布するようにしている。 【0006】ニスの塗布に際しては、印刷面の全面に塗
布する場合と、絵柄の部分にのみニスを塗布する場合と
がある。 【0007】ニスの全面塗布に際しては、ブランケット
が用いられ、一方、ニスの部分塗布に際しては、樹脂版
が用いられる。ブランケットおよび樹脂版は版胴の外周
に取付けられるため、版胴にはブランケットおよび樹脂
版の両端部を挾持する版締め装置が設けられている。 【0008】版締め装置として、版胴に形成されたクラ
ンプ収納凹部内にクランプ台を設け、そのクランプ台上
にカムシャフトの回転により開閉するくわえを設け、そ
のくわえ爪を開放し、くわえ爪の先端部とクランプ台と
の間にブランケットあるいは樹脂版の端部を挿入したの
ち、くわえ爪を閉じ、ブランケットあるいは樹脂版を挾
持するようにしたクランプ装置が従来から知られてい
る。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、版胴の外周
に取付けられるブランケットと樹脂版は厚みが相違する
ため、クランプ装置が樹脂版挾持用のものであると、ブ
ランケットを挾持することができず、くわえ爪を揺動自
在に支持する支持ボルトを弛めてくわえ爪の高さを調整
したり、あるいはクランプ装置をブランケット用のクラ
ンプ装置に取り替える必要が生じ、版締めのための準備
に手間がかかるという不都合があった。 【0010】この発明の課題は、ブランケットおよび樹
脂版をくわえ爪の高さ調整やクランプ装置の取り替えを
必要とすることなくきわめて能率よく確実に版締めする
ことができるようにしたニスコータにおける版胴の版締
め装置を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、版胴の外周に軸方向に延び
るクランプ収納凹部を形成し、そのクランプ収納凹部内
に部分ニス塗布用の樹脂版のくわえ側端部を挾持する第
1クランプ装置と尻側端部を挾持する第2クランプ装置
とを設け、前記第1クランプ装置の版胴回転方向の後行
側に版胴軸方向に長く延びる係合ブロックを設け、その
係合ブロックにブランケットの一端部に設けられた端金
具が係合可能な係合凹部を形成し、前記第2クランプ装
置の版胴回転方向の先行側に版胴軸方向に延びる巻軸収
納凹部を形成し、その巻軸収納凹部内に回転可能に組込
まれた巻軸の外周にブランケットの他端部に設けられた
端金具が挿入可能な挿入溝を形成した構成を採用したの
である。 【0012】上記の構成から成る版締め装置において、
ブランケットの取付けに際しては、係合ブロックに形成
された係合凹部にブランケットの一端部に設けられた端
金具を係合し、そのブランケットを版胴の外周に巻付
け、他端部に設けられた端金具を巻軸に形成された挿入
溝に挿入して巻軸を回転し、巻軸収納凹部の内周によっ
て端金具が挿入溝から抜け出すのを防止する。 【0013】一方、樹脂版の取付けに際しては、第1ク
ランプ装置によって樹脂版のくわえ側端部を挾持し、そ
の樹脂版を版胴の外周に巻付けたのち、尻側端部を第2
クランプ装置で挾持する。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図4に基づいて説明する。図1に示すように、版
胴1の外周には軸方向に長く延びるクランプ収納凹部2
が形成されている。 【0015】クランプ収納凹部2の底面は第1平坦面2
aと第2平坦面2bとから成り、第1平坦面2a上に第
1クランプ装置A1 が設けられ、第2平坦面2b上に第
2クランプ装置A2 が設けられている。 【0016】第1クランプ装置A1 はクランプ台10
と、そのクランプ台10にねじ込まれた支持ボルト11
を中心にして開閉自在に支持されたくわえ爪12と、そ
のくわえ爪12を開閉させるカムシャフト13とから成
り、前記クランプ台10とくわえ爪12の先端間に挿入
される樹脂版の端部を前記くわえ爪12の閉鎖によって
挾持するようにしている。 【0017】なお、第2クランプ装置A2 は第1クラン
プ装置A1 と同一であるため、同一の部品には同一符号
を付して説明を省略する。 【0018】図1乃至図3に示すように、第1クランプ
装置A1 の版胴回転方向の後行側には係合ブロック14
が設けられている。係合ブロック14は第1クランプ装
置A 1 におけるクランプ台10に固定されている。 【0019】ここで、第1クランプ装置A1 におけるク
ランプ台10には前後に貫通するねじ孔15が形成さ
れ、そのねじ孔15にねじ係合された移動用ボルト16
の先端部は係合ブロック14に形成された挿入孔17内
に挿入されてクランプ収納凹部2の壁面2cに当接して
いる。また、移動用ボルト16の後端は第1平坦面2a
上に固定された位置決め突起18に当接している。この
ため、移動用ボルト16は定位置において回転自在とさ
れ、その移動用ボルト16を回転すると、クランプ台1
0および係合ブロック14がクランプ収納凹部2の壁面
2cに対して移動するようになっている。なお、図では
省略したが、前記移動用ボルト16は、第2クランプ装
置A2 にも設けられている。 【0020】係合ブロック14は、クランプ収納凹部2
の壁面2cに沿って延びる係合板部14aを有し、その
係合板部14aの一側面端部にブランケットB1 の両端
部に設けられた端金具bが係合可能な係合凹部19が形
成されている。 【0021】第1クランプ装置A1 におけるクランプ台
10には前記係合板部14aに対する対向面にブランケ
ットB1 の端金具bの差し込みを誘導するテーパ面20
が形成されている。また、上記クランプ台10の上記対
向面には係合片21が取付けられている。係合片21の
先端部は前記テーパ面20に沿って折れ曲がり、係合ブ
ロック14の係合凹部19にブランケットB1 の端金具
bを係合させた状態で、その端金具bに係合片21が係
合し、端金具bが係合凹部19から外れるのを防止して
いる。 【0022】なお、図3における22は第1クランプ装
置A1 のクランプ台10をクランプ収納凹部2の壁面2
cに向けて押圧するスプリングを示す。 【0023】第2クランプ装置A2 の版胴回転方向の先
行側には内周面を円弧状とする巻軸収納凹部23が形成
され、その巻軸収納凹部23内に巻軸24が組込まれて
いる。 【0024】巻軸24は回転可能に支持され、図示省略
した回転駆動装置によって回転される。この巻軸24の
外周には軸方向に長く延びる挿入溝25が形成されてい
る。 【0025】実施の形態で示すニスコータの版胴におけ
る版締め装置は上記の構造から成り、印刷物の全面にニ
スを塗布する場合には、版胴1の外周にブランケットB
1 を取付け、一方、印刷物に対して部分的にニスを塗布
する場合には、版胴1の外周に図4に示す樹脂版B2
取付ける。 【0026】ブランケットB1 の取付けに際しては、ブ
ランケットB1 の一端部に設けられた端金具bを第1ク
ランプ装置A1 のクランプ台10に形成されたテーパ面
20に沿って挿入して、上記端金具bを係合ブロック1
4の係合板部14aに形成された係合凹部19に係合さ
せると共に、係合片21に対する端金具bの先端部の係
合によって係合状態に保持する(図3参照)。 【0027】ブランケットB1 の一端の端金具bの係合
後、そのブランケットB1 を版胴1の外周に巻付け、他
端の端金具bを図1に示すように、巻軸24に形成され
た挿入溝25に挿入し、その挿入後に巻軸24をブラン
ケットB1 が緊張する方向に回転させ、端金具bを巻軸
収納凹部23の内周弧状面と対向させて端金具bを抜け
止めする。 【0028】一方、樹脂版B2 の取付けに際しては、第
1クランプ装置A1 におけるカムシャフト13の回転に
よりくわえ爪12を開放し、そのくわえ爪12の先端部
とクランプ台10の上面間に樹脂版B2 の一端部を挿入
し、その挿入後にカムシャフト13の回転によりくわえ
爪12を閉じて樹脂版B2 の一端部を挾持する。その挾
持後、樹脂版B2 を版胴1の外周に巻付け、樹脂版B2
の他端部を第2クランプ装置A2 の開放状態とされたく
わえ爪12の先端部とクランプ台10の上面間に挿入し
たのち、くわえ爪12を閉鎖して樹脂版B2 の他端部を
第2クランプ装置A2 で挾持する(図4参照)。 【0029】 【発明の効果】以上のように、この発明においては、ブ
ランケットの端金具が係合可能な係合凹部を有する係合
ブロックと回転可能な巻軸とでブランケットを版締め
し、第1クランプ装置と第2クランプ装置とで樹脂版の
両端部を挾持して樹脂版を版締めするようにしたので、
ブランケットおよび樹脂版の版締めに際して、クランプ
装置の取り替えやくわえ爪の高さ調整を行なう必要がな
く、ブランケットおよび樹脂版をきわめて能率よく確実
に版締めすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る版締め装置の実施の形態を示す
縦断正面図 【図2】図1の第1クランプ装置の部分を拡大して示す
断面図 【図3】図1の第1クランプ装置部分の拡大断面図 【図4】この発明に係る版締め装置によって樹脂版を取
付けた状態の縦断正面図 【図5】ニスコータを有する枚葉印刷機の概略図 【符号の説明】 1 版胴 2 クランプ収納凹部 A1 第1クランプ装置 A2 第2クランプ装置 14 係合ブロック 19 係合凹部 23 巻軸収納凹部 24 巻軸 25 挿入溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 版胴の外周に軸方向に延びるクランプ収
    納凹部を形成し、そのクランプ収納凹部内に部分ニス塗
    布用の樹脂版のくわえ側端部を挾持する第1クランプ装
    置と尻側端部を挾持する第2クランプ装置とを設け、前
    記第1クランプ装置の版胴回転方向の後行側に版胴軸方
    向に長く延びる係合ブロックを設け、その係合ブロック
    にブランケットの一端部に設けられた端金具が係合可能
    な係合凹部を形成し、前記第2クランプ装置の版胴回転
    方向の先行側に版胴軸方向に延びる巻軸収納凹部を形成
    し、その巻軸収納凹部内に回転可能に組込まれた巻軸の
    外周にブランケットの他端部に設けられた端金具が挿入
    可能な挿入溝を形成したニスコータの版胴における版締
    め装置。
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