JP2003001670A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2003001670A
JP2003001670A JP2001188601A JP2001188601A JP2003001670A JP 2003001670 A JP2003001670 A JP 2003001670A JP 2001188601 A JP2001188601 A JP 2001188601A JP 2001188601 A JP2001188601 A JP 2001188601A JP 2003001670 A JP2003001670 A JP 2003001670A
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JP
Japan
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casing
air supply
molding machine
injection molding
linear motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001188601A
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English (en)
Inventor
Katsuhito Ogura
勝仁 小椋
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効率が高く、かつ、金属粉などの粉塵の
ケーシング内部への侵入を防止することができる射出成
形機を提供する。 【解決手段】 金型22,27と、この金型の空隙に連通す
る中空部を有し、該中空部に受け入れた樹脂原料を加熱
して溶融させる加熱手段を備えたバレル43と、前記中空
部に挿入され、軸方向に進退駆動されるスクリュウ47
と、このスクリュウの後端部に連結された出力軸を有
し、溶融した樹脂が前記中空部から金型の空隙に向けて
射出されるように前記出力軸を軸方向に動かすリニアモ
ータの動く要素10と、このリニアモータの動く要素を外
部から遮蔽するように取り囲むケーシング16と、このケ
ーシングの前部に形成された排気口19と、前記ケーシン
グの後部に形成された給気口63と、この給気口を介して
前記ケーシングの内部に気体を供給する給気機構60と、
少なくとも前記給気機構と給気口との間に設けられ、供
給される気体とともに前記ケーシング内に侵入しようと
する異物を捕捉するフィルタ62とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶融樹脂を金型
に射出して成形する射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機1は、図1に示すように、固
定盤21に固定された固定金型22とトグル機構29に
可動に支持された移動金型27との間に形成された空隙
に溶融した樹脂を射出ユニット40の加熱バレル43か
ら射出し、トグル機構29で駆動される移動金型27に
より成形して成形品53とするものである。
【0003】射出ユニット40において、加熱バレルの
中空部43aにはスクリュウ47が挿入されている。ス
クリュウ47にはプーリ52を介して計量用モータ(A
Cサーボモータ)51の回転駆動軸が連結され、スクリ
ュウ47を回転駆動させるようになっている。また、ス
クリュウ47には射出用モータ(リニアモータ)49の
出力軸13が連結され、スクリュウ47を前進駆動させ
るようになっている。さらに、射出ユニット40の全体
は可動台42の上に搭載され、ノズルタッチ用モータ4
1により可動台42をフレーム20上にて軸方向に移動
させることにより、射出ユニット40の全体がスクリュ
ウ47の軸方向に前進又は後退されるようになってい
る。
【0004】移動盤28には、固定、移動の両金型2
2、27により成形された成形品53を移動金型27か
ら押出すための押出ピン54と、この押出ピン54を進
退させるための成形品押出用モータ55が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の射
出用リニアモータ49においては、リニアモータの動く
要素10がケーシング16の内部で移動すると、ケーシ
ング16の内圧が変動し、出力軸13とケーシング16
との間の僅かな隙間を通って外部の粉塵をケーシング1
6内に吸い込むことがある。射出用リニアモータ49
は、コイル11と磁石12とのクリアランスが小さく、
また、磁石12は大きな磁力を発生するので、鉄粉のよ
うな金属粉はそれがごく小さなサイズで僅かな量であっ
てもケーシング16の内部に侵入した場合に、それによ
ってリニアモータ49の迅速かつ円滑な動作が大きく阻
害され、設計仕様通りに溶融樹脂を金型22,27の空
隙に射出することができなくなる。
【0006】一方、コイル11は電磁誘導によってかな
り発熱するので、ケーシング16内の温度が上昇し、リ
ニアスケールの精度や動作に影響を及ぼしたり、各部品
の伸びによる誤差、動作不良の誘発、あるいはコイル自
体の故障を誘発するおそれがある。とくに、リニアモー
タの動く要素10は、ケーシング16で周囲を取り囲ま
れているために放熱効率が低く、その温度上昇が無視で
きないほど大きい。
【0007】このように従来の射出成形機では、低い放
熱効率とケーシング内への粉塵の侵入とにより故障率が
上昇し、メンテナンスコストが増大するという問題があ
った。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであって、放熱効率が高く、かつ、金属粉など
の粉塵のケーシング内部への侵入を防止することができ
る射出成形機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明の射出成形機は、金型と、この金型の空隙
に連通する中空部を有し、該中空部に受け入れた樹脂原
料を加熱して溶融させる加熱手段を備えたバレルと、前
記中空部に挿入され、軸方向に進退駆動されるスクリュ
ウと、このスクリュウの後端部に連結された出力軸を有
し、溶融した樹脂が前記中空部から金型の空隙に向けて
射出されるように前記出力軸を軸方向に動かすリニアモ
ータの動く要素と、このリニアモータの動く要素を外部
から遮蔽するように取り囲むケーシングと、このケーシ
ングの前部に形成された排気口と、前記ケーシングの後
部に形成された給気口と、この給気口を介して前記ケー
シングの内部に気体を供給する給気機構と、少なくとも
前記給気機構と給気口との間に設けられ、供給される気
体とともに前記ケーシング内に侵入しようとする異物を
捕捉するフィルタと、を具備することを特徴とする。
【0010】なお、上記給気機構は供給気体の温度を調
整するようになっていることが望ましい。温調気体をケ
ーシング内に供給することにより発熱状態のコイルが有
効に冷却されるからである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるリニアモー
タを適用した射出成形機の概要構成図である。20はフ
レーム、21は固定盤でフレーム20に固定され、固定
金型22を取付けている。23はトグル機構支持盤でフ
レーム20上を図1において左右に移動可能に搭載され
ている。固定盤21とトグル機構支持盤23の間には、
複数本のタイバ24が設けられている。タイバ24の右
端は、固定盤21に固定され、他端側はトグル機構支持
盤23に移動自在に係合されている。
【0012】トグル機構支持盤23は、型厚調整用モー
タ25により回転駆動される歯車26に設けられた図示
しない雌ねじとタイバ24に設けられた雄ねじによりタ
イバ24に沿ってフレーム20上を移動されるととも
に、所定位置に固定される。
【0013】タイバ24には、移動金型27を取付けた
移動盤28が移動自在に係合され、この移動盤28とト
グル機構支持盤23との間にはトグル機構29が設けら
れている。このトグル機構29は、型締用モータ30に
よりタイバ24と平行に進退されるクロスヘッド31を
有し、このクロスヘッド31の進退により移動盤28を
移動させ、固定、移動の両金型22、27の開閉及び型
締を行う。
【0014】固定盤21の図1において右方には、射出
ユニット40が配置されている。この射出ユニット40
は、ノズルタッチ用モータ41によりフレーム20上を
左右に移動される可動台42を有し、この可動台42に
加熱バレル43が取付けられている。なお、44は樹脂
原料を供給するためのホッパ、45はヒータ、46は加
熱バレル43の先端に設けられたノズルである。
【0015】加熱バレル43には、回転及び進退可能に
スクリュウ47が係合されている。スクリュウ47の基
端側は、回転継手48を介して本発明によるリニアモー
タからなる射出用モータ(以下、リニアモータという)
49に連結されている。スクリュウ47の回転継手48
より先端側には、スプライン50が設けられ、ACサー
ボモータ等からなる計量用モータ51により回転を与え
られるプーリ52によりスクリュウ47を所定の回転数
で回転させるようになっている。
【0016】移動盤28には、固定、移動の両金型2
2、27により成形された成形品53を移動金型27か
ら押出すための押出ピン54と、この押出ピン54を進
退させるための成形品押出用モータ55が設けられてい
る。
【0017】次に、図2を参照しながらリニアモータ4
9について説明する。リニアモータ49は全体が外装ケ
ーシング16で覆われ、このケーシング16の一方側の
端面から出力軸13が突出している。出力軸13は、そ
の先端側が回転継手48等を介してスクリュウ47の後
端に連結され、その後端側が可動板14に取り付けられ
ている。可動板14は複数対のベアリング18aにより
一対又は複数対のリニアガイド15に可動支持されてい
る。各リニアガイド15は出力軸13と平行になるよう
にケーシング16の一方側の端面から他方側の端面まで
に設けられている。また、ケーシング16のなかにはリ
ニアモータの動く要素10としてのコイル11および磁
石12が設けられている。
【0018】コイル11はケーシング16に取付けられ
たコイルホルダ17の図2における左右の面、すなわち
可動板14の上面に対して垂直でかつ可動板14の移動
方向に平行な面に設けられている。
【0019】磁石12は磁石ホルダ18に保持され、磁
石ホルダ18は可動板14に取付けられている。また、
磁石ホルダ18は複数のベアリング18aを備え、これ
らのベアリング18aにより磁石ホルダ18がリニアガ
イド15に可動に支持されている。
【0020】ケーシング16の後端部の適所には給気口
63が開口形成され、これに供給管61が連通接続され
ている。この供給管61の他端側は給気機構としての温
調給気ユニット60に連通し、適温に温度調整された空
気が供給管61を介してケーシング16内に供給される
ようになっている。なお、温調給気ユニット60では給
気対象の空気を室温(約23℃)か又はそれ以下の温度
に調整することが好ましい。例えば15℃以下に温調し
た空気をケーシング16内に供給することによりコイル
11の冷却効果が格段に向上する。また、温調給気ユニ
ット60の温調機構には多管式やコルゲート式の熱交換
器を用いることができる。
【0021】また、温調給気ユニット60から給気口6
3までに至る供給管61の適所にはフィルタ62が取り
付けられ、金属粉等の粉塵が捕捉されてケーシング16
内への異物の侵入を防止するようになっている。このフ
ィルタ62は、カートリッジ方式のものであり、新品と
容易に交換できるように供給管61に着脱自在に取り付
けられている。
【0022】一方、ケーシング16の前部の側周適所に
排気口19が形成され、ケーシング16内が排気される
ようになっている。この排気口19にはフィルタ19a
が取り付けられている。
【0023】本実施形態の射出成形機によれば、ケーシ
ング16に給気口63および排気口19を形成し、給気
口63に温調給気ユニット60を取り付けているので、
出力軸13を突出または退入させたときであってもケー
シング16の内圧がほぼ一定に安定するとともに、ケー
シング16の内部に給気口63から排気口19に向かう
気流が形成され、発熱したコイル11が冷却される。ま
た、供給管61にはフィルタ62を設けているので、ケ
ーシング16内に金属粉などの異物が侵入しなくなる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ケーシングの内部に給
気口から排気口へ向かう気流が形成されるので、発熱し
たコイルが有効に冷却され、熱膨張による各部品の誤差
や動作不良が防止される。
【0025】また、本発明によれば、給気口から流入す
る外気をフィルタにより濾過するので、ケーシング内に
金属粉等の粉塵が侵入しなくなり、リニアモータによる
迅速かつ円滑な射出動作が長期間にわたり保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機の概要を示す全体構成図。
【図2】本発明の実施形態に係る射出成形機を示す内部
透視断面図。
【符号の説明】
10…リニアモータの動く要素、 11…コイル、 12…磁石、 13…出力軸、 14…可動板、 15…リニアガイド、 16…ケーシング(マウント部)、 17…コイルホルダ、 18…磁石ホルダ、 18a…ベアリング、 19…排気口、 19a…フィルタ、 20…フレーム、 21…固定盤、 22…固定金型、 23…トグル機構支持盤、 24…タイバ、 25…型厚調整用モータ、 26…歯車、 27…移動金型、 28…移動盤、 29…トグル機構、 30…型締用モータ、 31…クロスヘッド、 40…射出ユニット、 41…ノズルタッチ用モータ、 42…可動台、 43…加熱バレル、 44…ホッパ、 45…ヒータ、 46…ノズル、 47…スクリュウ、 48…回転継手、 49,49A…射出用モータ(リニアモータ)、 50…スプライン、 51…計量用モータ、 52…プーリ、 53…成型品、 54…押出ピン、 55…成形品押出用モータ、 60…温調給気ユニット(給気機構)、 61…供給管、 62…フィルタ、 63…給気口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモータを用いて溶融した樹脂の射
    出動作を行う射出成形機において、 金型と、 この金型の空隙に連通する中空部を有し、該中空部に受
    け入れた樹脂原料を加熱して溶融させる加熱手段を備え
    たバレルと、 前記中空部に挿入され、軸方向に進退駆動されるスクリ
    ュウと、 このスクリュウの後端部に連結された出力軸を有し、溶
    融した樹脂が前記中空部から金型の空隙に向けて射出さ
    れるように前記出力軸を軸方向に動かすリニアモータの
    動く要素と、 このリニアモータの動く要素を外部から遮蔽するように
    取り囲むケーシングと、 このケーシングの前部に形成された排気口と、 前記ケーシングの後部に形成された給気口と、 この給気口を介して前記ケーシングの内部に気体を供給
    する給気機構と、 少なくとも前記給気機構と給気口との間に設けられ、供
    給される気体とともに前記ケーシング内に侵入しようと
    する異物を捕捉するフィルタと、を具備することを特徴
    とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記給気機構は、供給気体の温度を調整
    することを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
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