JP2003001632A - 再利用可能プラスチック生産装置及び方法 - Google Patents
再利用可能プラスチック生産装置及び方法Info
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Abstract
部品の有無チェックに正確性を欠き、粉砕後の再利用プ
ラスチック原料に金属が混入し、プラスチック製品成形
時の設備を傷めるなどの問題が有った。 【解決手段】 プラスチックとの複合構成物を破砕する
破砕機1と、破砕物から磁石にくっつく金属を選別する
磁力選別機2と、破砕物から磁石にくっつかない金属を
選別する金属選別機3と、金属選別後のプラスチック片
表面を擦過してプラスチックから軽量異物を分離する振
動ミル4と、分離された軽量異物を選別する風力選別機
5とを備えた。
Description
自動車、産業機械、包装容器、建築資材等に利用された
使用済プラスチックのリサイクルをより経済的に行な
い、高品質にするための処理方法、またはリサイクルの
技術装置に関するものである。
に優れている事、重量あたりの強度が高い事、腐食を起
こしにくい事などから、電子・電気機器、自動車、産業
機械等の外装、内装部分に大量かつ幅広く利用されてい
る。一般的にプラスチック類については、製品の製造工
程にて発生した仕損品や端材の再利用が行われてきた例
は多いが、使用済み製品のプラスチックが大規模にかつ
安定的に再利用されている例は極めて少ない。わずかに
自動車用バッテリーケースのポリプロピレン等の汎用熱
可塑性プラスチックや容器包装リサイクル法の下で実施
されるPETボトルの例が挙げられるに過ぎない。
われるプラスチックにおいては使用されるプラスチック
の種類や色が多様であり、そのプラスチック種の表示も
徹底されておらず、使用済製品から取外したプラスチッ
ク部品を効率的に選別することができないため、ほとん
ど材料としてリサイクルされるには至ってない。最近は
リサイクルし易い設計を標榜する製品が増え、少なくと
も材料の種別表示がなされることが多くなり、このよう
なプラスチック部品が使用済となった後には前述の問題
の一部は解決されるものと思われる。また一部の自動車
メーカーや家電メーカーは使用するプラスチックの種類
を可能な限り統一する活動を強力に進めており、これも
前述の問題の一部を解決する事につながる。
ファスナー、特にネジによる締結においてプラスチック
の強度に不十分な部分を、形成されたプラスチック部位
の強度を増すために真鍮などの金属部品を埋め込んで成
形したものの場合や製品の銘を記載した金属箔、紙、プ
ラスチックによるシールを粘着材にてプラスチック表面
に張り付けられたものの場合、あるいは機器内部の振動
や騒音の低減を目的にプラスチック部品内面に粘着材を
もって発泡ウレタンが張付けられた場合、さらには内部
の機器の放熱口など、部分的に熱が与えられる部位へ意
匠性が重視されてプラスチック色と同色の塗装鋼板など
が利用される場合など、解体してプラスチック部品本体
のプラスチック種を認識し選別しただけでは避けられな
い混入異物があった。
解体工程において目視により除去する事も考えられる
が、生産工程とは異なり、異なるタイプの機器を混然と
解体することがさけれない解体工程では、一見してどの
部位に金属部品が埋め込まれているかが分からず、その
チェックに膨大な時間を要し多大なコストがかかってし
まう事、あるいは目視確認のミスにより、金属がプラス
チックに混入してプラスチックの再利用時における射出
成形機を傷めてしまう事、また粘着材によって貼り付け
られたシール、発泡ウレタンにおいてはこれらを除去す
るための作業時間が膨大となり、大きなコストがかかっ
てしまうなどの問題があった。
来の使用済製品プラスチック材料のリサイクル処理時に
おける解体工程作業の例を表したフローチャートであ
る。これら一連の工程は手作業によって行われている。
チェック、特に同時成形金属部品の有無チェックに正確
性を欠き、粉砕後の再利用プラスチック原料にしばしば
金属が混入し、プラスチック製品成形時の設備を傷める
などの問題が有った。また各種の素材で作られたシール
類、防振、防音用のウレタンフォームなどはそれ自身の
剥離に加え、粘着材部分の剥離に多大な作業工数を費や
す必要があった。これらの作業に費やされる費用がバー
ジンプラスチックの価値を大きく上回り、再生プラスチ
ックが利用される市場の形成を妨げてきた。
めになされたもので、再利用可能なプラスチックを経済
的かつ高品位に生産可能にすることを目的とする。
能プラスチック生産装置は、プラスチックとの複合構成
物を破砕する破砕手段と、破砕物から金属を選別する金
属選別手段と、金属選別後のプラスチック片表面を擦過
してプラスチックから軽量異物を分離する分離手段と、
分離された軽量異物を選別する軽量異物選別手段とを備
えたものである。
ら微細異物を選別する微細異物選別手段を備えたもので
ある。
なくとも2種類以上のプラスチックに選別するプラスチ
ック選別手段を備えたものである。
たものである。
磁石を具備した磁力選別機としたものである。
をコイルに対して相対的に移動させる移動手段と、金属
の相対移動によるコイルのインダクタンス変化を検知し
て金属を検出する金属検出手段と、検出した金属を破砕
物中から除去する除去手段とを備えたものである。
ック片表面に放射する放射手段を備えたものである。
筒状の物質とプラスチックとを同空間に存在させる空間
を保持する外殻を振動もしくは回転させることにより物
質をプラスチックに接触擦過させるものである。
面に梨子地、ローレット状などの摩擦抵抗が増す加工を
施したものである。
異物とブラスチックとに選別する風力選別機としたもの
である。
手段と、粗破砕された破砕物を微破砕する第2の破砕手
段とを備えたものである。
間に前記金属選別手段を備えたものである。
ック生産方法は、プラスチックとの複合構成物を破砕す
る破砕工程と、破砕物から金属を選別する金属選別工程
と、金属選別後のプラスチック片表面を擦過してプラス
チックから軽量異物を分離する分離工程と、分離された
軽量異物を選別する軽量異物選別工程とを備えた。
ら静電力の違いによって微細金属片を選別する微細金属
片選別工程を備えた。
なくとも2種類以上のプラスチックに選別するプラスチ
ック選別工程を備えた。
工程と、粗破砕された破砕物を微破砕する第2の破砕工
程とを備えた。
間に前記金属選別工程を備えた。
施の形態1による再利用可能プラスチック生産装置を図
について説明する。図1は本実施の形態における再利用
可能プラスチック生産装置を示すブロック図である。図
1において、1は金属やシール類、ウレタンフォームな
どとプラスチックとの複合構成物を所定の大きさ以下に
破砕する破砕機(破砕手段)、2は破砕機1によって破
砕された破砕物から、鉄、ステンレスなどの磁石に引き
付けられる金属およびこれら金属を含むプラスチックを
磁石によって分離除去する磁力選別機(第1の金属選別
手段)、3は磁力選別機2によって破砕物から分離除去
できなかった真鍮やある種のステンレスなどの磁力に引
き付けられない金属およびこれら金属を含むプラスチッ
クを金属検知器によって検知し、検知した金属を破砕物
から分離除去する金属選別機(第2の金属選別手段)で
ある。
離除去された後のプラスチック片などの表面を擦過し、
プラスチック片に付着したシール類やその粘着材、ウレ
タンフォームなどの軽量異物をプラスチックから分離す
る振動ミル(分離手段)、5は振動ミル4によって分離
されたプラスチックと軽量異物とを風力を利用して選別
する風力選別機(軽量異物選別手段)である。これら破
砕機1、磁力選別機2、金属選別機3、振動ミル4、風
力選別機5はこの順番に処理工程を形成するようリサイ
クルプラントに配置されている。
に金属部品などが構成された複合構成物は、破砕機1に
より5〜8mm程度の大きさにまで破壊され、破壊を伴い
ながらプラスチック部分と金属単体もしくは金属を含む
プラスチック部分となどに分離する。破砕機1を出た破
砕物は磁力選別機2へと送られる。磁力選別機2では、
約6000ガウス以上の磁石によって引き付けられる鉄
などの金属およびこのような金属を含むプラスチックを
破砕物中から磁石に引き付けて選別する。これによって
磁石に引き付けられる金属のうち大まかなものは取り除
かれる。磁石に引き付けられなかったプラスチック片な
どの破砕物は金属選別機3へと送られる。
た真鍮やある種のステンレスなどの金属およびこのよう
な金属を含むプラスチックは、金属選別機3において金
属検出機がその存在を検出する。検出された金属はその
検出位置を基に破砕物から選別除去される。これによっ
て磁石に引き付けられないような金属のうち大まかなも
のも取り除かれる。大まかな金属が除去された後のプラ
スチック片などは振動ミル4へと送られる。振動ミル4
では、プラスチック片などの表面を機械的に擦過するこ
とにより、プラスチックと異なる素材で作られたシール
類やその粘着材並びに防振、防音用のウレタンフォーム
やその貼り付けに利用される粘着材などの軽量異物とに
分離する。分離されたプラスチックや軽量異物は風力選
別機5へと送られる。
シールなどの剥離された部分である軽量異物は風力選別
機5にてプラスチックと分離される。このようにして軽
量異物を選別除去することにより、異物の少ない高品質
の再利用可能プラスチック原料を得ることができる。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図2は本実施の形態における再利用可能プラスチッ
ク生産装置を示すブロック図である。図2において、6
は風力選別機5で選別されたプラスチックなどに静電気
を帯電させ、プラスチックと異物との帯電極性の違いに
より微細金属片などの微細異物とプラスチックとを選別
する静電選別機(微細異物選別手段)である。その他の
構成は実施の形態1と同一であり、その説明を省略す
る。
風力選別機5までの動作は実施の形態1と同一であり、
その説明を書略する。風力選別機5によって軽量異物が
分離除去されたプラスチックは静電選別機6へと送られ
る。静電選別機6では、プラスチックやプラスチック中
に微量含まれる微細金属などに静電気を帯電させる。絶
縁性質のプラスチックと導電性の微細金属とでは帯電極
性が逆になるため、帯電後この極性を利用して風力選別
機5では選別できなかったような微細異物をプラスチッ
クから容易に選別することができる。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図3は本実施の形態における再利用可能プラスチッ
ク生産装置を示すブロック図である。図3において、7
は静電選別機6で選別されたプラスチックを相互に摩擦
させることにより異なる種類のプラスチックに帯電極の
異なる静電気を帯電させ、帯電極性の違いにより混成す
る異種のプラスチックを選別する静電選別機(プラスチ
ック選別手段)である。その他の構成は実施の形態2と
同一であり、その説明を省略する。
静電選別機6までの動作は実施の形態2と同一であり、
その説明を書略する。静電選別機6によって微細金属な
どの微細異物が分離除去されたプラスチックは静電選別
機7へと送られる。静電選別機7では、プラスチック同
士を振動させ、プラスチック相互の摩擦により静電気を
帯電させる。このとき同種のプラスチックは同じ帯電極
となるが、異なる種類のプラスチックは逆の帯電極とな
る。帯電後この極性を利用して異種のプラスチックを選
別することで、特定種類の再利用可能プラスチックを抽
出したり、複数種類の再利用可能プラスチック分離抽出
することができる。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図4は実施の形態1〜3で使用される破砕機1の様
子を示した概念図である。図4において、11は軸方向
が水平で円柱状の回転ドラムで、周面に回転刃111が
設けられている。12は複合構成物190を回転ドラム
11に押し付けるプッシャーで、矢印121で示すよう
に水平方向に移動する。191は破砕機によって破砕さ
れた破砕物である。この破砕機1は複合構成物190を
概ね5〜8mm程度の破砕物191にまで破砕するもので
ある。
〜3において、破砕機1に投入された複合構成物190
は水平方向121に移動するプッシャー12によって回
転するドラム11に押し付けられ、回転ドラム11周面
に設けられた回転刃111によって所定の大きさの破砕
物191になるまで破砕される。破砕機1をこのような
構成とすることで、複合構成物190にプラスチックに
比べて堅牢な金属部品が組み付けられていても、破砕機
のダメージを少なくでき、破砕に費やす時間も短くでき
る。また、回転刃111によってウレタンなどプラスチ
ック表面に粘着された異物を掻き落とすことができる。
破砕物191を概ね8mm程度以下にする理由は、後段の
工程である磁力選別や風力選別、静電選別時に選別しや
すい大きさとするためで、5mm程度以上とする理由は1
mm以下のプラスチックだと粉状になり再利用時に扱いに
くいため、粉状プラスチックの発生を抑えるためであ
る。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図5は実施の形態1〜3で使用される磁力選別機2
の様子を示した概念図である。図5において、20は磁
力選別機2の筐体、21は軸方向が水平で円柱状の回転
ドラムシェル、22は回転ドラムシェル21内にて固定
軸に固定された半円状の永久磁石で、半円面は回転ドラ
ム21の下向き回転方向となる半周面に沿った曲面形状
をしている。23は回転ドラムシェル21下方に所定間
隔をおいて設けられたデバイダーである。永久磁石22
の一方の端部は回転ドラム21の略最下部まで達してお
り、デバイダー23はこの端部よりも若干回転方向上流
側に位置している。
〜3において、破砕機1から排出されてきた破砕物29
0は磁力選別機2の筐体20上部に形成された投入部か
ら順次投入されていく。この破砕物290は鉄やステン
レスなどに代表される磁石にくっつく性質を有する金属
などの磁着物292と、アルミなどに代表される磁石に
くっつかない金属やプラスチックなどのた非磁着物29
1とが混在している。筐体20内に投入された破砕物2
90は回転ドラムシェル22の直上に落下し、回転する
ドラム周面に沿って移動する。周面に沿って移動すると
やがて重力や遠心力の作用によって破砕物290は回転
ドラムシェル22から離脱し落下しはじめる。
の影響を受けることなく離脱、落下するが、磁着物29
2は永久磁石22によって回転ドラムシェル21にくっ
ついており、そのまま回転ドラムシェル21の周面最下
部まで移動する。磁着物292は最下部まで移動するこ
とによりデバイダー23を越える。磁着物292はデバ
イダー23を通過してすぐに永久磁石22の端部を通過
するため、重力により回転ドラムシェル21から離脱落
下する。このようにして、プラスチックなどの非磁着物
291と鉄などの磁着物292とが分離される。本実施
の形態では、磁性の弱いステンレスなども磁着物として
分離できるよう、回転ドラムシェル21表面での磁力が
約6000ガウス以上となるよう永久磁石22の大きさ
が設定されている。尚、磁石は永久磁石でなく電磁石で
も良い。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図6は実施の形態1〜3で使用される金属選別機3
の様子を示した概念図である。図6において、31は磁
力選別機2で磁石にくっつく金属が取り除かれた後の破
砕片を搬送する破砕片コンベア(移動手段)、32は破
砕片コンベアの終端付近に設けられたアクチュエーター
付きの経路切換ダンパー(除去手段)で、実線の状態は
金属検出時の位置を、破線で示す32bの状態は金属を
検出しない通常の位置をそれぞれ示している。
れたコイル、34は破砕片コンベア31によって搬送さ
れる金属含有片290の移動によってコイル33に発生
するパルス印加電圧による電圧曲線の減衰パターンの差
を検出し、破砕片コンベア31上の金属含有片290の
位置を演算する信号検出演算部(金属検出手段)、35
は経路切換ダンパー32の位置を切り換え指示するアク
チュエーター駆動電子回路である。
から磁石にくっつく金属が取り除かれた破砕片は、主に
アルミニウムや一部のステンレスなど磁石にくっつかな
い金属が含まれた金属含有片290と、プラスチック片
291とから成る。このような破砕片が金属選別機3へ
と送られ、金属選別機3内では破砕片コンベア31上を
移動する。
有片290は、図7に示すようにコイル33近傍に存在
することによって変化するパルス印加電圧340の電圧
曲線減衰パターンの差によって、信号検出演算部34が
金属含有片290の存在を検知し、この検知結果に基づ
いてアクチュエーター駆動電子回路35が破砕物コンベ
ア31の速度に応じた適当な遅れ時間の後(即ち金属含
有片290が破砕片コンベア31の終端に来るタイミン
グ)にアクチュエーター付の経路切り替えダンパー32
を金属検出時の破線位置32bに移動するよう制御す
る。この結果、金属含有片290は金属を含む破砕物の
排出方向292へと移動し、除去される。
合には、アクチュエーター駆動電子回路35がアクチュ
エーター付の経路切り替えダンパー32を実線位置に維
持するよう制御する。この結果、プラスチック片291
は金属を含まない破砕物の排出方向293へと移動し、
振動ミル4へと搬送される。このように金属検出器を利
用して破砕物中の金属含有片290を選別除去すること
ができる。また、経路切り替えダンパー32を32b位
置にした際、プラスチック片291の一部が金属を含む
破砕物の排出方向292へと移動し、除去される可能性
があり、再利用可能なプラスチックの回収率が低下する
可能性があるが、事前に磁力選別機2を用いて磁石にく
っつく金属を取り除いているため、金属選別機3ですべ
ての金属を選別する必要がなく、経路切り替えダンパー
32が32b位置になる回数を減らすことができるか
ら、再利用可能なプラスチック片を高率で振動ミル4へ
送ることができる。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図8は実施の形態1〜3で使用される振動ミルに代
わる擦過装置(分離手段)の様子を示した概念図であ
る。図8において、451は擦過装置内においてグリッ
ト461を放射するためのインペラー(放射手段)、4
52は穴明きベルト453を所定方向へと回転させるプ
ーリー、454は金属が除去されたプラスチック片47
0等の破砕片を収納するため穴明きベルト453を窪ま
せるベントプーリー、455はベントプーリー454の
下方に設置されたグリット回収皿、463は穴明きベル
ト453の穴から落下し、グリット回収皿455へ回収
される回収グリットである。
装置において、グリット461を高速で回転するインペ
ラ−451から放射し、穴明きベルト453上のプラス
チック片470表面に高速で衝突させることにより、プ
ラスチック表面のシールや防音用ウレタンなどを剥離さ
せる。穴明きベルト453の移動によってもプラスチッ
ク片470が互いに衝突する。このようにしてプラスチ
ック片の表面に粘着されたシールや防音用ウレタンなど
を剥離させることができる。
片470表面を擦過し、シールやウレタン等を剥離した
後、プーリー452やベントプーリー454によって移
動する穴明きベルト453の穴を通過してグリット回収
皿455上に落下し回収され、再度インペラー451へ
と戻され利用される。プラスチック片470は穴明きベ
ルト453の移動により攪拌され、グリットが照射され
る面が偏らないように構成されている。このような分離
工程の後、プラスチック片470は剥離されたシールや
防音用ウレタンなどと一緒に風力選別機5へと搬送され
る。このようにして、プラスチック片からシールや防音
用ウレタンなどを確実に分離することができる。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図9は実施の形態1〜3で使用される振動ミル4の
様子を示した概念図である。図9において、40は擦過
装置の外殻で、図10、11に示すような周面にローレ
ット加工による溝411を有する円柱状で鉄製のロッド
41を内蔵している。42は外殻40の一端に開口した
プラスチック片401の投入口、43は外殻40の他端
に開口したプラスチック片401の排出口、44はユニ
バーサルジョイント45を介して駆動軸を外殻40に偏
心して装着したモーター、46は外殻40を支える支持
ばねである。
れ金属選別機3から排出された主にプラスチック片40
1から成る破砕物は、投入口42から外殻40内に投入
される。モーター44の回転駆動力は偏心した駆動軸、
ユニバーサルジョイント45によって外殻40を偏心回
転させる。この偏心回転により支持バネ46によって支
えられた外殻40内の鉄製のロッド41とプラスチック
片401は高速な振動を与え合う。外殻40の一端にプ
ラスチック片401の投入口42を、他端にプラスチッ
ク片401の排出口43を配置することにより、投入口
42から送致されたプラスチック片401は高速振動す
る外殻40とロッド41の間隙内を安息角に沿って移動
しながら、ロッド41の間で強力に擦過してプラスチッ
ク片401の表面に付着したシールや防音用ウレタンな
どの異物を削り落とす。
きなエネルギーでプラスチック表面を衝撃擦過すること
ができるため、シールなどの異物、粘着材、さらにはプ
ラスチック片における一部の表面劣化層の除去が可能に
なる。尚、上記実施の形態では周面にローレット加工に
よる溝411が形成されたロッド41を用いたが、例え
ば図12のように周面に凹凸の梨子地412が形成され
たロッド41としてもよく、同様な効果が得られる。ま
た、ロッド41は筒状でなく球状でも良い。
る再利用可能プラスチック生産装置を図について説明す
る。図13は実施の形態1〜3で使用される風力選別機
5の様子を示した概念図である。図13において、50
は風力選別機5のケーシング、51はケーシング50の
天面に開口し、前段の分離工程にて剥離されたシールや
ウレタンフォーム、さらには破砕時の粉塵などの軽量異
物502を含むプラスチック片501の投入口、52は
ケーシング50の底面に開口し異物分離後のプラスチッ
ク片503を排出する排出口である。
された風入口、54はケーシング50上部に形成された
異物吸入口で、これら各口は上下方向に千鳥状に位置す
る。55は一つ目が投入口51と中部の風入口53との
間から下部風入口53と異物吸入口54との間にかけて
下降傾斜するよう配置され、二つ目が下部風入口53と
異物吸入口54との間から排出口52にかけて下降傾斜
するよう配置された穴明きスロープで、投入口51から
排出口52に至るプラスチック片搬送経路を形成する。
510は各風入口53から異物吸入口54へ至る選別風
の流れ方向である。
は図8、図9に示す擦過手段により剥離されたシールや
ウレタン片や粉塵等の軽量異物502を含むプラスチッ
ク片501から軽量異物502を分離する。投入口51
から投入された剥離されたシールやウレタン片や粉塵等
の軽量異物502を含むプラスチック片501は、一つ
目の穴明きスロープ55上を滑りながら移動する。この
とき中部の風入り口53から供給される選別風510に
よって投影面積あたりの重量が小さい剥離されたシール
やウレタン片や粉塵等の軽量異物502が吹き上げら
れ、選別風510とともに異物吸入口54から排出され
る。同様にプラスチック片501は二つ目の穴明きスロ
ープ55上を滑りながら移動し、下部の風入り口53か
ら供給される選別風510によって投影面積あたりの重
量が小さい剥離されたシールやウレタン片や粉塵等の軽
量異物502が吹き上げられ、選別風510とともに異
物吸入口54から排出される。
構成されている例であり、一つ目の穴明きスロープから
二つ目の穴明きスロープにプラスチック片501が移る
際の落下時にプラスチック片が攪拌され、二つ目のスロ
ープで表面に出てきた軽量異物502を除去でき、軽量
異物502の除去精度の向上が図られている。異物分離
後のプラスチック片503はケーシング50の下部に配
置されたの排出口52から排出される風入口53から流
入する風力は軽量異物502の大きさや重量、プラスチ
ック片503の大きさや重量に応じて調整可能になって
いる。
による再利用可能プラスチック生産装置を図について説
明する。図14は実施の形態2、3で使用される静電選
別機6の様子を示した概念図である。図14において、
61は接地された回転ドラム、62は投入されたプラス
チック片を回転ドラム61へ定量供給する定量フィーダ
ー、63は回転ドラム61近傍に設置された高電圧電極
64に電力供給する高電圧電源、65は回転ドラム61
下方に設置された回収容器で、回転ドラム61から所定
距離のところで仕切られている。66は回転ドラム61
から飛来する軌道に応じて回収容器65の仕切られた遠
方側と近方側とに導く位置可変デバイダーである。
は前段の磁力選別機2や金属検知機3で除去し切れなか
った細かな金属片を除去するものである。風力選別機5
により軽量異物が取り除かれたものの、さらに細かな金
属片を含むプラスチック片は、定量フィーダー62によ
って均一な層厚に並べられ、回転ドラム61上に供給さ
れる。供給されたプラスチック片および細かな金属片は
回転ドラム61との摩擦により回転ドラム円周に沿って
移送されるが、遠心力により回転ドラム61表面を離れ
る。
空中にあって高電圧電源63により電力供給される高電
圧電極64と接地電極として機能している回転ドラム6
1との間に構成される電界内で誘電分極するため、静電
力によって高電圧電極64側(即ち回転ドラム61より
遠方側)へ引き寄せられる。このため落下軌道が変化し
てデバイダー66を超え、回収容器65の仕切られた遠
方側へ回収されることで選別除去される。絶縁性粒であ
るプラスチック片603は絶縁性であるがゆえ表面の電
荷が移動することが無いため、電界の影響を受けず、回
転ドラム61との接触が無くなった位置から微小な初速
度は持つものの自由落下して、デバイダー66を超える
ことなく回転ドラム61に近い側の回収容器65に回収
される。
による再利用可能プラスチック生産装置を図について説
明する。図15は実施の形態3で使用される静電選別機
7の様子を示した概念図である。図15において、71
は平行平板陰極側電極で、定量フィーダー72末端から
プラスチック片が落下する経路に面し、高電圧電源73
からの電力供給を受けて陰極を成す。74は平行平板陰
極側電極71と落下経路を挟んで対面配置された平行平
板陽極電極で、高電圧電源73からの電力供給を受けて
陽極を成す。
で、平行平板陰極側電極71側と平行平板陽極電極74
側とに仕切られている。76は定量フィーダー72から
飛来する軌道に応じて回収容器75の仕切られた平行平
板陰極側電極71側と平行平板陽極電極74側とに導く
位置可変デバイダーである。77は静電選別機6から排
出され細かい金属が除去されたプラスチック片が投入さ
れる攪拌帯電容器で、中央の攪拌回転ロッド78に取り
付けられた攪拌回転羽79によってプラスチック片を攪
拌する。攪拌帯電容器77の下部には攪拌されたプラス
チック片を定量フィーダー72の始端に排出する排出口
が形成されている。
はプラスチック部材に混入した異なる種類のプラスチッ
ク片を除去するものである。静電選別機6から排出され
たプラスチック片は異なる種類のプラスチック片を含む
場合があるが、これらプラスチック片は攪拌帯電容器7
7内に投入される。攪拌帯電容器77内では攪拌回転ロ
ッド78に固定された攪拌回転羽79によって2種のプ
ラスチック片が攪拌され、激しく接触を繰り返し、つい
にはそれぞれの帯電傾向差により、異なる極、もしくは
電位に帯電する。
器77の排出口から排出され、続いて定量フィーダー7
2によって均一な層厚に並べられ、高電圧電源73と並
行平板71、74とによって構成される電界内を落下す
る。本実施の形態では、一方のマイナス側に帯電したプ
ラスチック片701がこの電界内で、平行平板陽極側電
極74に引き付けられる静電力を受け、その落下軌跡が
変化して、位置可変デバイダー76の図中右側に落下し
て回収容器75に回収され、他方のプラス側に帯電した
プラスチック片703がこの電界内で、平行平板陰極側
電極71に引き付けられる静電力を受け、その落下軌跡
が変化して、位置可変デバイダー76の図中左側に落下
して回収容器75に回収される例を示している。
反して混入するプラスチックの種類によって帯電する
極、その電位差の傾向が異なるため、本実施の形態では
回収するプラスチックと除去するプラスチックを記述上
特定していない。尚、プラスチックの種類によって電界
内を通過するときの落下軌跡の変化度合いが異なるの
で、プラスチックの種類やプラスチック片の大きさ、重
ささらには処理空間の湿度に応じて位置可変デバイダー
76の分岐位置を適宜設定することができる。
による再利用可能プラスチック生産装置を図について説
明する。図16は本実施の形態における再利用可能プラ
スチック生産装置を示すブロック図である。図16にお
いて、8は金属選別機3による金属選別工程と、振動ミ
ル4による分離工程との間に設けられた工程で、破砕片
をさらに細かく微破砕する粉砕工程(第2の破砕工程)
を行なう粉砕機(第2の破砕機)である。その他の工程
における手段は実施の形態1〜3と同様であり、その説
明を省略する。
概念図である。図17において、80は粉砕機ケーシン
グで、内部には周面に回転刃82が固定された回転刃固
定ドラム81を収納し、回転刃ドラム81と同心の筒状
部には内周面に固定刃83が固定されている。84は筒
状部の下周面に設けられた湾曲パンチングメタル、85
は湾曲パンチングメタル84に穿設された貫通穴、86
はケーシング80上部に開口した破砕物の投入口、87
はケーシング80の下部側方に開口した排出口である。
筒状部と排出口87とは貫通穴85によって連通してい
る。
に示す1軸押し付け式破砕機1(第1の破砕機)によっ
て、金属が付着しているプラスチックなどを含む複合混
成物を磁力選別機2や金属検知機3が機能する程度の3
0mmから70mm程度の大きさに破砕する。次に磁力選別
機2および金属検知機3にて金属類をほとんど取り除い
た状態で、破砕片を粉砕機8の投入口86から投入す
る。投入された破砕片は、粉砕機8によって5mm〜8mm
程度に再度プラスチック片を粉砕するように構成してい
る。以降はの工程は実施の形態1〜3と同様である。
ング80上部の投入口86からプラスチック片を主とす
る破砕片801を投入し、高速で回転する回転刃固定ド
ラム81に固定された回転刃82と固定刃83とによっ
て切断して粉砕していく。5mmから8mm程度の大きさま
で粉砕された破砕片802は、湾曲パンチングメタル8
4に穿設され、目的のサイズの破砕片を通過させること
ができる貫通穴85を通過して筒状部外部であるケーシ
ング80内下部に排出され、排出口87から粉砕機8の
外部に排出される。
り、破砕機1にて金属を含む複合構成物をおおまかに破
砕し、粉砕機8にてさらに小さなサイズに破砕する機能
を分割できるため、それぞれの破砕に適した速度、強度
部材を選択でき、最適な破砕機が設計できる効果があ
る。また破砕機1によって比較的サイズのそろった破砕
物を得て、粉砕機8に投入するため、粉砕機8の刃の単
位時間あたりの破砕回数を大幅に増すことができるた
め、高速な微破砕が可能になり、結果的により小さなエ
ネルギーで小さな破砕サイズを得ることができる。
ルやウレタン、金属部品など従来人手によって分離、除
去しなければならなかった異物を効率よく除去できるた
め、コストの削減が可能になり、また、機械作業により
異物の混入を低減することができるから、高品質の再利
用可能プラスチックを得ることができる効果がある。
たので、比較的堅牢な金属部品が組みつけられているプ
ラスチック部品の場合にも破砕機のダメージが少なく、
短時間で破砕することができる効果がある。また回転刃
がウレタンなどのプラスチック表面の異物を掻き落とす
効果がある。
磁石を具備した磁力選別機としたので、磁石に引付けら
れる鉄系の金属などを簡単にかつ確実に選別除去するこ
とができる。
をコイルに対して相対的に移動させる移動手段と、金属
の相対移動によるコイルのインダクタンス変化を検知し
て金属を検出する金属検出手段と、検出した金属を破砕
物中から除去する除去手段とを備えたので、磁石に引き
付けられない真鍮や一部の非磁性金属も選別除去するこ
とが可能になる。さらに手作業では識別が困難であった
製造時にプラスチック成形品の内部に埋め込まれた金属
部品も検出して除去することができるため、高い異物除
去精度が得られる効果がある。
ック片表面に放射する放射手段を備えたので、プラスチ
ック表面の異物の材質や厚み、粘着材の種類など目的の
除去対象物に合わせた擦過条件を設定することで、処理
の時間を短縮できる効果がある。
筒状の物質とプラスチックとを同空間に存在させる空間
を保持する外殻を振動もしくは回転させることにより物
質をプラスチックに接触擦過させるので、比較的大きな
エネルギーでプラスチック表面を衝撃擦過することがで
き、シールなどの異物、粘着材、加えて一部の表面劣化
層の除去が可能になる効果がある。
面に梨子地、ローレット状などの摩擦抵抗が増す加工を
施したので、表面を擦過する摩擦抵抗を増すことができ
るため、より短い処理時間で所定の表面異物除去効果を
得る効果がある。
異物とブラスチックとに選別する風力選別機としたの
で、風量などの比較的簡単に調整できるファクターを調
整することによりプラスチック片から剥離した軽量異物
を確実に分離することができる効果がある。
手段と、粗破砕された破砕物を微破砕する第2の破砕手
段とを備えたので、金属を含む複合構成物をおおまかに
破砕する機能と、さらに小さなサイズに破砕する機能と
に分割できるため、それぞれの破砕に適した速度、強度
部材を選択できる効果がある。また、第1の破砕機によ
って比較的サイズのそろった破砕物を得て、第2の破砕
機に投入するため、第2の破砕機における単位時間あた
りの破砕回数を増すことができ、高速な破砕が可能にな
り、結果的により小さなエネルギーで小さな破砕サイズ
を得ることができる効果がある。
間に前記金属選別手段を備えたので、第1の破砕手段に
て金属を含む複合構成物をおおまかに破砕した後に、金
属を選別除去するため、金属片など本来サイズを小さく
する必要のない部分に消費するエネルギーを削減できる
効果がある。また、第2の破砕機に投入される金属量を
少なくすることができるため第2の破砕機の刃の磨耗を
抑えられる効果がある。
スチック生産装置を示すブロック図である。
スチック生産装置を示すブロック図である。
スチック生産装置を示すブロック図である。
スチック生産装置の1軸押し付け式破砕機を示す概念図
である。
スチック生産装置のドラム型磁力選別機を示す概念図で
ある。
スチック生産装置の金属選別機を示す概念図である。
スチック生産装置の金属選別機を示す概念図である。
スチック生産装置の硬質砂状物の照射による表面擦過装
置を示す概念図である。
スチック生産装置のロッドミルタイプの表面擦過装置を
示す概念図である。
ラスチック生産装置のロッドミルにおけるロッドの表面
状態を示す概念図である。
ラスチック生産装置のロッドミルにおけるロッドの表面
状態を示す概念図である。
ラスチック生産装置のロッドミルにおけるロッドの表面
状態を示す概念図である。
ラスチック生産装置の風力選別機を示す概念図である。
プラスチック生産装置の静電選別機を示す概念図であ
る。
プラスチック生産装置の静電選別機を示す概念図であ
る。
プラスチック生産装置を示すブロック図である。
プラスチック生産装置の粉砕機を示す概念図である。
したブロック図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 プラスチックとの複合構成物を破砕する
破砕手段と、破砕物から金属を選別する金属選別手段
と、金属選別後のプラスチック片表面を擦過してプラス
チックから軽量異物を分離する分離手段と、分離された
軽量異物を選別する軽量異物選別手段とを備えたことを
特徴とする再利用可能プラスチック生産装置。 - 【請求項2】 軽量異物選別後のプラスチック片から微
細異物を選別する微細異物選別手段を備えたことを特徴
とする請求項1記載の再利用可能プラスチック生産装
置。 - 【請求項3】 摩擦帯電により帯電傾向の異なる少なく
とも2種類以上のプラスチックに選別するプラスチック
選別手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記
載の再利用可能プラスチック生産装置。 - 【請求項4】 破砕手段を1軸押付け式破砕機としたこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の再利用
可能プラスチック生産装置。 - 【請求項5】 金属選別手段を永久磁石もしくは電磁石
を具備した磁力選別機としたことを特徴とする請求項1
乃至3のいずれか記載の再利用可能プラスチック生産装
置。 - 【請求項6】 金属選別手段は、金属を含む破砕物をコ
イルに対して相対的に移動させる移動手段と、金属の相
対移動によるコイルのインダクタンス変化を検知して金
属を検出する金属検出手段と、検出した金属を破砕物中
から除去する除去手段とを備えたことを特徴とする請求
項1乃至3のいずれか記載の再利用可能プラスチック生
産装置。 - 【請求項7】 分離手段は、硬質砂状物をプラスチック
片表面に放射する放射手段を備えたことを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか記載の再利用可能プラスチック
生産装置。 - 【請求項8】 分離手段は、硬質の球状もしくは円筒状
の物質とプラスチックとを同空間に存在させる空間を保
持する外殻を振動もしくは回転させることにより物質を
プラスチックに接触擦過させることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか記載の再利用可能プラスチック生産
装置。 - 【請求項9】 硬質の球状もしくは円筒状の物質表面に
梨子地、ローレット状などの摩擦抵抗が増す加工を施し
たことを特徴とする請求項8記載の再利用可能プラスチ
ック生産装置。 - 【請求項10】 軽量異物選別手段を風力により軽量異
物とブラスチックとに選別する風力選別機としたことを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の再利用可能
プラスチック生産装置。 - 【請求項11】 破砕手段は、粗破砕する第1の破砕手
段と、粗破砕された破砕物を微破砕する第2の破砕手段
とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
記載の再利用可能プラスチック生産装置。 - 【請求項12】 第1の破砕手段と第2の破砕手段の間
に前記金属選別手段を備えたことを特徴とする請求項1
1記載の再利用可能プラスチック生産装置。 - 【請求項13】 プラスチックとの複合構成物を破砕す
る破砕工程と、破砕物から金属を選別する金属選別工程
と、金属選別後のプラスチック片表面を擦過してプラス
チックから軽量異物を分離する分離工程と、分離された
軽量異物を選別する軽量異物選別工程とを備えたことを
特徴とする再利用可能プラスチック生産方法。 - 【請求項14】 軽量異物選別後のプラスチック片から
静電力の違いによって微細金属片を選別する微細金属片
選別工程を備えたことを特徴とする請求項13記載の再
利用可能プラスチック生産方法。 - 【請求項15】 摩擦帯電により帯電傾向の異なる少な
くとも2種類以上のプラスチックに選別するプラスチッ
ク選別工程を備えたことを特徴とする請求項13または
14記載の再利用可能プラスチック生産方法。 - 【請求項16】 破砕工程は、粗破砕する第1の破砕工
程と、粗破砕された破砕物を微破砕する第2の破砕工程
とを備えたことを特徴とする請求項13乃至15のいず
れか記載の再利用可能プラスチック生産方法。 - 【請求項17】 第1の破砕工程と第2の破砕工程の間
に前記金属選別工程を備えたことを特徴とする請求項1
6記載の再利用可能プラスチック生産方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193266A JP2003001632A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 再利用可能プラスチック生産装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001193266A JP2003001632A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 再利用可能プラスチック生産装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003001632A true JP2003001632A (ja) | 2003-01-08 |
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ID=19031583
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001193266A Pending JP2003001632A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 再利用可能プラスチック生産装置及び方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003001632A (ja) |
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