JP2003001419A - アーク溶接装置 - Google Patents

アーク溶接装置

Info

Publication number
JP2003001419A
JP2003001419A JP2001180216A JP2001180216A JP2003001419A JP 2003001419 A JP2003001419 A JP 2003001419A JP 2001180216 A JP2001180216 A JP 2001180216A JP 2001180216 A JP2001180216 A JP 2001180216A JP 2003001419 A JP2003001419 A JP 2003001419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
tip
guide
power feeding
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001180216A
Other languages
English (en)
Inventor
柳平 ▲高▼木
Ryuhei Takagi
Akio Kaminaka
明郎 上仲
Yasuyuki Tsukahara
康行 塚原
Hiroaki Suzuki
宏明 鈴木
Keiichiro Kagawa
馨一郎 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2001180216A priority Critical patent/JP2003001419A/ja
Priority to US10/167,374 priority patent/US6943318B2/en
Priority to EP02013450A priority patent/EP1266714A1/en
Priority to CNB02123356XA priority patent/CN100415430C/zh
Publication of JP2003001419A publication Critical patent/JP2003001419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】給電チップの先端側にセラミック製の絶縁ガイ
ドを設けることによって、溶接ワイヤの突き出し長さを
長く保持するようになしたアーク溶接装置において、絶
縁ガイドを内側に保持する金属ガイドの内面に溶接時の
スパッタが付着し大きく成長して目詰りを生じ、溶接ワ
イヤの送給不良等を惹き起こす問題を解決する。 【解決手段】溶接トーチ本体18と、給電チップ14
と、セラミック製の絶縁ガイド30と、金属ガイド24
とを備え、溶接ワイヤW先端と被溶接母材34との間に
アークAを発生させて溶接を行うアーク溶接装置12に
おいて、絶縁ガイド30の先端を突出し長さ0.5〜
2.0mmの範囲で金属ガイド24の先端よりも突出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は溶接ワイヤと被溶
接部材との間にアークを発生させて溶接を行うアーク溶
接装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来よりこの種のアーク溶接装置とし
て、溶接トーチ本体に給電チップを連結し、中心部のワ
イヤ挿通孔を通じて溶接ワイヤを送給し、そのワイヤ挿
通孔の一部を成す給電チップの給電孔において溶接ワイ
ヤと給電チップとを接触させて溶接ワイヤに給電を行う
ようになしたものが一般に用いられている。
【0003】ここで従来のアーク溶接装置の場合、溶接
ワイヤの自由曲りを利用して給電孔の先端と溶接ワイヤ
との接触を確保している。即ち給電点の位置を一定に確
保している。溶接ワイヤ突き出し長さはこの給電点から
溶接ワイヤ先端までの長さで規定され、従って上記アー
ク溶接装置によれば溶接ワイヤ突き出し長さを一定に保
持することができる。
【0004】これに対して、給電チップから送り出され
た溶接ワイヤを中心部のガイド孔において案内する絶縁
ガイドと、その絶縁ガイドを内側に保持する金属ガイド
とを備えたアーク溶接装置が提案されている。
【0005】図5はその一例を示している。同図におい
て200は給電チップで、雄ねじ部202において溶接
トーチ本体204の雌ねじ部206にねじ結合されてい
る。この給電チップ200は給電孔216を有してお
り、その給電孔216において溶接ワイヤWに接触し、
これに給電を行う。尚、208は溶接トーチ本体204
内部に挿入されたコンジットチューブである。
【0006】210は筒状をなす金属ガイドであって、
雌ねじ部212において給電チップ200の雄ねじ部2
14にねじ結合されている。この金属ガイド210の内
側には、パイプ状をなすセラミック製の絶縁ガイド21
8が保持されている。この絶縁ガイド218は中心部に
ガイド孔220を有しており、このガイド孔220にお
いて溶接ワイヤWの送給ガイドを行う。尚222は被溶
接母材を表しており、またAは溶接ワイヤWと被溶接母
材222との間に発生するアークを表している。
【0007】この図5に示すアーク溶接装置の場合、給
電チップ200の先端側に金属ガイド210及び絶縁ガ
イド218を設けることで、溶接ワイヤWの突き出し長
さを長く取ることができる。而してこのように溶接ワイ
ヤWの突き出し長さが長くなれば、その突出した部分、
即ち溶接ワイヤWの給電チップ200との接触点(給電
点)から先端側の部分に流れる電流によって発生する発
熱量(IR)がそれだけ大きくなる。発熱量が大とな
れば、アークAを発生する前に溶接ワイヤWの温度が高
くなって溶け易くなり、従って溶接ワイヤWに対して供
給するエネルギー量が少なくて済む利点が得られる。
【0008】しかしながら一方でこのように給電チップ
200の先端側に絶縁ガイド218を設けた場合、溶接
ワイヤWに対する給電点の位置が不安定化する不都合が
生ずる。従来のアーク溶接装置では、溶接ワイヤの自由
曲りを利用して給電点の位置を一定に保持できたのが、
給電チップ200の先端側に絶縁ガイド218を設ける
ことで給電チップ200から出た溶接ワイヤWが曲るこ
とができなくなり、この結果溶接ワイヤWと給電チップ
200との接触点(給電点)の位置が不安定化してしま
うのである。
【0009】アーク溶接を良好に行うためには、溶接ワ
イヤWの突き出し長さ、即ち給電点の位置が一定してい
て溶接ワイヤWの突出した部分の加熱が一定に行われる
ことが必要であり、この点において上記図5に示すアー
ク溶接装置の場合未だ不十分な点を有しているのであ
る。
【0010】そこで本発明者等は給電点を安定化すべ
く、図6に示しているように給電チップ200における
給電孔216を細孔径として(例えばワイヤ径1.20
mmに対して孔径を1.23mm程度とする)アーク溶
接試験を行ったが、満足すべき結果は得られなかった。
【0011】その理由は、当初においては給電孔216
が一定位置で溶接ワイヤWに接触していたとしても、溶
接ワイヤWを送給し続けるうちに給電孔216が早期に
摩耗してしまい、接触点つまり給電点が不安定化してし
まうことによる。
【0012】そこで本発明者等は給電孔216を斜めの
孔とすることに着眼し、図7に示すようなアーク溶接装
置を案出した。しかしながらこのようにした場合におい
ても、給電点を安定化する上で尚十分とは言えないもの
であった。その理由については必ずしも十分明らかでな
いが、一応次のような理由によるものと考えられる。
【0013】即ち、給電孔216先端と溶接ワイヤWと
の確実な接触を確保しようとすると、給電孔216をあ
る程度急角度の斜め孔とせざるを得ないが、このように
すると溶接ワイヤWを送給する際に給電孔216の部分
で局部的に大きな抵抗力が働いてしまって、溶接ワイヤ
Wを円滑に送ることができなくなるとともに、溶接ワイ
ヤWは一定の剛性を有しているため、給電孔216先端
が摩耗することによって溶接ワイヤWに対して給電孔2
16先端を接触させる強制力が漸次弱まるといったこと
が考えられる。
【0014】更にまた溶接ワイヤWが給電孔216の部
分で急激に曲げられることから、給電孔216より先端
側の部分(溶接ワイヤの)がセラミック製の絶縁ガイド
218に強く当って、場合によりその力が強過ぎると絶
縁ガイド218が割れてしまうといった不都合を生ず
る。
【0015】一方このような不都合を是正しようとして
給電孔216の傾斜角度を小さくすると、今度は給電孔
216と溶接ワイヤWとの接触が不安定化してしまう。
即ち図5に示す従来の通常の給電孔216に近いものと
なってしまう。
【0016】図5〜7に示すアーク溶接装置はまた、次
のような問題点も有していた。具体的にはこれらの図に
示しているようなアーク溶接装置、即ち絶縁ガイド21
8の先端を金属ガイド210の先端よりも所定寸法軸方
向に引き込んだ位置に位置させて成るアーク溶接装置の
場合、図8に示しているように溶接時に飛散したスパッ
タSが金属ガイド210の内面に付着し、更にその付着
したスパッタSに対して新たに飛散してきたスパッタS
が付着して以下同様の現象が次々と起き、次第に金属ガ
イド210の内面に付着したスパッタSが図8(B)に
示しているように大きく成長して終には絶縁ガイド21
8における中心部のガイド孔220の先端の開口を狭め
たり塞いだりしてしまって、溶接ワイヤWの送給不良を
惹き起したり、ガスシールド性を阻害し溶接金属にピッ
ト,ブローホールの発生を促進してしまう問題を生ず
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のアーク溶接装置
はこのような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、(イ)溶接トーチ本体
と、(ロ)該溶接トーチ本体に連結されるとともに中心
部に給電孔を有し、該給電孔を挿通する溶接ワイヤと接
触して給電を行う給電チップと、(ハ)該給電チップか
ら送り出される溶接ワイヤを中心部のガイド孔において
案内するセラミック製の絶縁ガイドと、(ニ)前記給電
チップに連結され該絶縁ガイドを内側に保持する金属ガ
イドとを備え、該溶接ワイヤ先端と被溶接母材との間に
アークを発生させて溶接を行うアーク溶接装置であっ
て、前記絶縁ガイドの先端を前記金属ガイドの先端より
も突出させたことを特徴とする。
【0018】請求項2のものは、請求項1において、前
記絶縁ガイドの突き出し長さを0.5〜2.0mmとな
したことを特徴とする。
【0019】請求項3のものは、(イ)溶接トーチ本体
と、(ロ)該溶接トーチ本体に連結されるとともに中心
部に給電孔を有し、該給電孔を挿通する溶接ワイヤと接
触して給電を行う給電チップと、(ハ)該給電チップか
ら送り出される溶接ワイヤを中心部のガイド孔において
案内するセラミック製の絶縁ガイドと、(ニ)前記給電
チップに連結され前記絶縁ガイドを内側に保持する金属
ガイドとを備え、該溶接ワイヤ先端と被溶接母材との間
にアークを発生させて溶接を行うアーク溶接装置であっ
て、前記給電チップにおける前記給電孔周りの給電部の
外周面に周方向の嵌込溝を設けることなく直接平板形状
の環状の板ばねを外嵌し、該板ばねによって該給電部を
縮径方向に締め付けるようになしたことを特徴とする。
【0020】請求項4のものは、請求項3において、前
記給電部には外周部所定箇所に軸方向に沿って延びる割
溝が設けてあることを特徴とする。
【0021】請求項5のものは、請求項3,4の何れか
において、前記給電部の外周面且つ前記板ばねよりも先
端側に片当り面を形成する壁を突出形成し、該壁に対し
前記板ばねの先端側の端面を当接させるようになしたこ
とを特徴とする。
【0022】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のもの
は、絶縁ガイドの先端を金属ガイドの先端よりも突出さ
せるようになしたものである。このようになした場合、
溶接時に飛散したスパッタはセラミック製の絶縁ガイド
に対しては付着しないため、従来のように溶接時に飛散
したスパッタが金属ガイドの内面に付着し、更にそれが
次第に大きく成長していって絶縁ガイドの先端の開口を
狭めたり塞いだりしてしまい、溶接ワイヤの送給不良を
惹き起したり、ガスシールド性を阻害し溶接金属にピッ
ト,ブローホールの発生を促進してしまう問題を解決す
ることができる。
【0023】ここで上記絶縁ガイドの突き出し長さは
0.5〜2.0mmの範囲となしておくことができる
(請求項2)。このような突き出し長さで絶縁ガイドを
突出しておくことで、良好にアーク溶接を行うことがで
きる。
【0024】ここで突き出し長さを0.5mmより少な
くしたとき、絶縁ガイドを金属ガイドよりも突出させた
ことによる十分な効果が得られ難く、また逆に2.0m
mよりも大きく突出させてしまうと絶縁ガイドがアーク
に近づきすぎてしまって、そのアークの熱により絶縁ガ
イドが割れを生じる恐れが高くなる。
【0025】次に請求項3のものは、給電チップにおけ
る給電孔周りの給電部の外周面に周方向の嵌込溝を設け
ることなく直接平板形状の環状の板ばねを外嵌し、これ
によって給電部を縮径方向に締め付けるようになしたも
ので、この請求項3のアーク溶接装置によれば、溶接ワ
イヤと給電孔との間に最適な接触力を確保することがで
き、安定した給電を行い得てアーク溶接を円滑に行うこ
とができる。
【0026】本発明では、環状のばねとして平板形状の
板ばねを用いている点を特徴としている。このような板
ばねを用いることによって、その板ばねと給電部外周面
との間に広い接触面積、即ち摩擦力を確保することがで
き、従って給電部外周面に周方向の嵌込溝を設けてそこ
にばねを嵌め込むといったことを行わなくても、環状の
板ばねを良好に軸方向に位置保持しておくことができ
る。更にまたこのような板ばねを用いることによって、
給電部に対し十分な縮径方向の締付力を付与することが
できる。
【0027】この場合においてその給電部には、外周部
所定箇所に軸方向に沿って延びる割溝を設けておくこと
ができる(請求項4)。このようにしておくことで、給
電部に対し軸直角方向の高い変形能を付与することがで
き、板ばねの締付力にって給電部を良好に縮径変形させ
得て溶接ワイヤとの間に適正な接触力を持たせることが
できる。
【0028】請求項5のものは、給電部の外周面且つ上
記板ばねよりも先端側に片当り面を形成する壁を突出形
成し、そこに板ばねの先端側の端面を当接させるように
なしたもので、このようにしておけば給電部からの板ば
ねの脱落をより確実に防止することができる。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1においてWは溶接ワイヤで、10はコイ
ル状に巻かれた溶接ワイヤWを溶接部に供給するワイヤ
送給装置である。12は本例のアーク溶接装置で、給電
チップ14を有している。
【0030】給電チップ14は上端側に雄ねじ部16を
有しており、この雄ねじ部16が、溶接トーチ本体18
の下端側の雌ねじ部20にねじ結合されている。尚、2
2は溶接トーチ本体18内部に挿入されたコンジットチ
ューブである。
【0031】24は筒状をなす金属ガイドで、図中上端
側に雌ねじ部26を有しており、この雌ねじ部26にお
いて給電チップ14の下端側の雄ねじ部28にねじ結合
されている。金属ガイド24の内側にはパイプ状をなす
セラミック製の絶縁ガイド30が保持されている。
【0032】この絶縁ガイド30は中心部にガイド孔3
2を有しており、このガイド孔32において溶接ワイヤ
Wを案内するようになっている。尚、34は被溶接母材
であり、Aは溶接ワイヤWと被溶接母材34との間に発
生したアークを表している。
【0033】図2に示しているように、給電チップ14
の中心部にはワイヤ挿通孔36が形成されていて、その
下端部が給電孔38とされている。而して給電チップ1
4における給電孔38周りの給電部40には、図3に示
しているように周方向に90°ずつ隔たる4箇所におい
て縦の割溝42が形成されており、その割溝42によっ
て給電部40に対し軸直角方向の変形能が付与されてい
る。
【0034】図2に示しているように、本例では絶縁ガ
イド30の上端部にフランジ部45が形成されており、
このフランジ部45が金属ガイド24の段付部47によ
り支持されている。詳しくはこの段付部47と給電チッ
プ14とによりフランジ部45が上下に挟まれる状態
で、絶縁ガイド30が金属ガイド24の内側に保持され
ている。但しこれはあくまで絶縁ガイド30の保持の一
形態例を示したにすぎないもので、他の様々の形態で絶
縁ガイド30を金属ガイド24の内側に保持することが
可能である。
【0035】本例ではまた、絶縁ガイド30の先端が金
属ガイド24の先端に対し所定寸法Lだけ突出させられ
ている。この例ではその突出部49の突き出し長さLが
0.5〜2.0mmの範囲とされている。
【0036】図2及び図3に示しているように、給電部
40の円形の外周面には周方向所定箇所に切目53を有
する環状の金属製且つ平板状の板ばね51が拡開方向に
弾性変形した状態で嵌着されている。ここで板ばね51
は、給電部40の外周面に嵌込溝を設けることなく直接
外周面に嵌着されおり、その板ばね51によって給電部
40が縮径方向に一定の力で締め付けられている。尚給
電部40の外周面は軸方向に沿って平坦な面とされてい
る。
【0037】本例においては、溶接時に飛散したスパッ
タSはセラミック製の絶縁ガイド30には付着しないた
め、従来のように溶接時に飛散したスパッタSが金属ガ
イド24の内面に付着して更に大きく成長し、これによ
って溶接ワイヤWの送給不良が惹き起されたり、ガスシ
ールド性を阻害し溶接金属にピット,ブローホールの発
生を促進してしまう問題を解決できる。
【0038】更に本例では、板ばね51の作用で溶接ワ
イヤWと給電孔38との間に最適な接触力を確保するこ
とができ、安定した給電を行い得てアーク溶接を円滑に
行うことができる。
【0039】また本例では板ばね51と給電部外周面と
の間に広い接触面積、即ち摩擦力を確保することができ
ることから、給電部外周面に周方向の溝を設けてそこに
板ばね51を嵌め込むといったことを行わなくても、環
状の板ばね51を良好に軸方向に位置保持しておくこと
ができる。更にまたこのような板ばね51を用いること
によって給電部40に対し十分な縮径方向の締付力を付
与することができる。
【0040】図4は本発明の他の実施例を示している。
この例は板ばね51よりも先端側において給電部40に
壁55を環状に突出させて、その壁55により片当り面
57を形成し、そこに板ばね51の先端側の端面を当接
させるようになした例である。尚ここでは壁55を周方
向に連続して環状に形成しているが、場合によって周方
向に不連続で、即ち周方向に沿って所定間隔で突起状の
壁55を突出形成し、そこに板ばね51の先端面を当接
させるようになすことも可能である。
【0041】本例においては給電部40からの板ばね5
1の脱落をより確実に防止することができる。尚、溶接
ワイヤとしては各種組成ないし形態のものが使用可能で
ある。表1は使用の一例を示している。
【0042】
【表1】
【0043】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において主旨変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるアーク溶接装置を示す
図である。
【図2】同じ実施例のアーク溶接装置の要部を拡大して
示す図である。
【図3】同じ実施例のアーク溶接装置を各部材に分解し
て示す図である。
【図4】本発明の他の実施例のアーク溶接装置の要部を
示す図である。
【図5】従来のアーク溶接装置の一例を示す図である。
【図6】図5のアーク溶接装置の改良案の例を示す図で
ある。
【図7】図6とは異なる改良案の例を示す図である。
【図8】従来のアーク溶接の問題点を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
12 アーク溶接装置 14 給電チップ 18 容接トーチ本体 24 金属ガイド 30 絶縁ガイド 32 ガイド孔 34 被溶接母材 38 給電孔 40 給電部 42 割溝 51 板ばね 55 壁 57 片当り面 A アーク W 溶接ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 塚原 康行 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 鈴木 宏明 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 香川 馨一郎 愛知県名古屋市瑞穂区下坂町3丁目1番地 Fターム(参考) 4E001 LD10 LE09 MC03 MC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)溶接トーチ本体と、(ロ)該溶接ト
    ーチ本体に連結されるとともに中心部に給電孔を有し、
    該給電孔を挿通する溶接ワイヤと接触して給電を行う給
    電チップと、(ハ)該給電チップから送り出される溶接
    ワイヤを中心部のガイド孔において案内するセラミック
    製の絶縁ガイドと、(ニ)前記給電チップに連結され該
    絶縁ガイドを内側に保持する金属ガイドとを備え、該溶
    接ワイヤ先端と被溶接母材との間にアークを発生させて
    溶接を行うアーク溶接装置であって、 前記絶縁ガイドの先端を前記金属ガイドの先端よりも突
    出させたことを特徴とするアーク溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁ガイドの突
    き出し長さを0.5〜2.0mmとなしたことを特徴と
    するアーク溶接装置。
  3. 【請求項3】 (イ)溶接トーチ本体と、(ロ)該溶接ト
    ーチ本体に連結されるとともに中心部に給電孔を有し、
    該給電孔を挿通する溶接ワイヤと接触して給電を行う給
    電チップと、(ハ)該給電チップから送り出される溶接
    ワイヤを中心部のガイド孔において案内するセラミック
    製の絶縁ガイドと、(ニ)前記給電チップに連結され前
    記絶縁ガイドを内側に保持する金属ガイドとを備え、該
    溶接ワイヤ先端と被溶接母材との間にアークを発生させ
    て溶接を行うアーク溶接装置であって、 前記給電チップにおける前記給電孔周りの給電部の外周
    面に周方向の嵌込溝を設けることなく直接平板形状の環
    状の板ばねを外嵌し、該板ばねによって該給電部を縮径
    方向に締め付けるようになしたことを特徴とするアーク
    溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記給電部には外周
    部所定箇所に軸方向に沿って延びる割溝が設けてあるこ
    とを特徴とするアーク溶接装置。
  5. 【請求項5】 請求項3,4の何れかにおいて、前記給
    電部の外周面且つ前記板ばねよりも先端側に片当り面を
    形成する壁を突出形成し、該壁に対し前記板ばねの先端
    側の端面を当接させるようになしたことを特徴とするア
    ーク溶接装置。
JP2001180216A 2001-06-14 2001-06-14 アーク溶接装置 Pending JP2003001419A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180216A JP2003001419A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 アーク溶接装置
US10/167,374 US6943318B2 (en) 2001-06-14 2002-06-11 Welding tip for arc welding and arc welding apparatus
EP02013450A EP1266714A1 (en) 2001-06-14 2002-06-13 Welding tip for arc welding and arc welding apparatus
CNB02123356XA CN100415430C (zh) 2001-06-14 2002-06-14 电弧焊接用焊嘴和电弧焊接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180216A JP2003001419A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 アーク溶接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003001419A true JP2003001419A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19020670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180216A Pending JP2003001419A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 アーク溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003001419A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100970111B1 (ko) * 2008-03-17 2010-07-15 에스티엑스조선해양 주식회사 용접 와이어의 용착속도 향상을 위한 컨텍팁
KR101846814B1 (ko) * 2017-09-28 2018-04-09 엘리펀트(주) 용접팁
CN114310785A (zh) * 2020-09-30 2022-04-12 拓迈焊接机电设备有限公司 导电嘴安装装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100970111B1 (ko) * 2008-03-17 2010-07-15 에스티엑스조선해양 주식회사 용접 와이어의 용착속도 향상을 위한 컨텍팁
KR101846814B1 (ko) * 2017-09-28 2018-04-09 엘리펀트(주) 용접팁
CN114310785A (zh) * 2020-09-30 2022-04-12 拓迈焊接机电设备有限公司 导电嘴安装装置
CN114310785B (zh) * 2020-09-30 2024-04-30 拓迈焊接机电设备有限公司 导电嘴安装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2013157036A1 (ja) 狭窄ノズル及びこれを用いたtig溶接用トーチ
JP4683673B1 (ja) 溶接給電用コンタクトチップ及びそれを用いた溶接トーチ
US10610948B2 (en) Two-piece nozzle assembly for an arc welding apparatus
US7717911B2 (en) Instrument for plasma coagulation
JP2003001419A (ja) アーク溶接装置
WO2009034460A2 (en) Method and apparatus of welding with electrical stickout
JPH0596376A (ja) ガスシールドアーク溶接用コンタクトチツプ
JP2011060688A (ja) プラズマ表面処理装置
JP3304855B2 (ja) 高能率tig溶接方法およびtig溶接装置
JP3529043B2 (ja) アーク溶接装置
JP2007167889A (ja) ガウジング用ホルダ
JP5959160B2 (ja) プラズマ溶接トーチ
JP7475199B2 (ja) 溶接トーチ
JP2005203121A (ja) スパークプラグの製造方法
JP2721276B2 (ja) ア−ク溶接用ト−チの給電チップ
JP2002066741A (ja) アーク溶接装置
JPS61182886A (ja) ガスシ−ルドア−ク溶接機のコンタクトチツプ
JP7419860B2 (ja) ガスシールド溶接方法及び溶接トーチ
JP5309952B2 (ja) 複合溶接方法
JP3043936U (ja) ミグ溶接トーチにおける先端部のガスノズルの接合構造
KR20200119012A (ko) Tig 용접용 텅스텐 전극봉
JPH0715163U (ja) 炭酸ガス溶接用コンタクトチップ
JP2000000671A (ja) 溶接トーチ用チップ及び溶接トーチ
JP2004188489A (ja) アーク溶接装置
JP2010115672A (ja) チップホルダ、その製造方法及び消耗電極ガスシールドアーク溶接トーチ