JP2003001414A - 溶銑保持容器の付着物の除去設備 - Google Patents

溶銑保持容器の付着物の除去設備

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JP2003001414A
JP2003001414A JP2001189314A JP2001189314A JP2003001414A JP 2003001414 A JP2003001414 A JP 2003001414A JP 2001189314 A JP2001189314 A JP 2001189314A JP 2001189314 A JP2001189314 A JP 2001189314A JP 2003001414 A JP2003001414 A JP 2003001414A
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cutting
hot metal
iron powder
holding container
facility
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Application number
JP2001189314A
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English (en)
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Kanji Hide
寛治 日出
Taizo Sera
泰三 瀬良
Takashi Kato
隆 加藤
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Fujiko KK
JFE Engineering Corp
Fujikoo KK
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Fujiko KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Fujikoo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地金及びスラグを主体とした混合凝固物の切
断効率を飛躍的に向上させると共に、全切断除去作業を
機械化して除去作業の効率と安全性を大幅に改善するこ
とが可能な溶銑保持容器の付着物の除去設備を提供す
る。 【解決手段】 溶銑保持容器11内に付着し地金及びス
ラグを主体とした混合凝固物12を溶融切断して除去す
る溶銑保持容器11の付着物の除去設備10であって、
混合凝固物12の切断には、鉄粉29、34を燃焼材と
して使用するパウダー切断機19を用い、しかも、鉄粉
29、34を切断トーチ19aまで輸送する手段に、空
気を用いない機械的搬送手段又は酸素を搬送流体として
使用するガス搬送手段40a、55aを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶銑保持容器の内
壁の上部側に付着し地金及びスラグを主体とした混合凝
固物を安全かつ効率的に溶融切断して除去する溶銑保持
容器の付着物の除去設備に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉から出銑した溶銑は、溶銑鍋に受銑
され溶銑予備処理が行なわれてから転炉に装入された
り、装入鍋に受銑されて転炉に直接装入されていた。通
常、溶銑鍋や装入鍋等の溶銑保持容器に受けられた溶銑
は、搬送中に表面部分が凝固しないように、溶銑保持容
器には断熱構造が設けられていると共に、溶銑の出銑温
度が管理されている。しかし、高炉の操業が安定せず溶
銑の出銑温度が低くなったり、製鋼工場での操業トラブ
ルで溶銑保持容器内での滞留時間が長くなったりする
と、溶銑保持容器に入れられた溶銑の表面部分には、溶
銑保持容器の内壁側を起点として地金及びスラグを主体
とした混合凝固物が形成される。溶銑保持容器の上部の
内壁側に混合凝固物が一旦形成されると、混合凝固物は
溶銑保持容器の使用回数の増加と共に徐々に成長してく
るため、溶銑予備処理を行なう際の処理率の低下要因と
なったり、転炉に溶銑を排出する際の溶銑漏出の要因と
なったりする。このため、溶銑保持容器の上部の内壁側
に形成された混合凝固物は、混合凝固物の形成に基づく
種々の障害が発生する前に、例えば手切り用のパウダー
切断機を上方から差し込んで混合凝固物に多数の切り欠
きを設けて、分銅や錨を載せて混合凝固物を折損させて
除去するという人手による除去作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、形成さ
れた混合凝固物の成分組成は場所によって変動している
ため、パウダー切断機を使用しても常に効率よく溶融切
断を行なうことができないという切断効率の悪さが問題
となっていた。また、混合凝固物の除去作業は溶銑が保
持されていた高温の溶銑保持容器の上部で行なわれ、更
に溶融切断には多量のヒュームや塵埃が発生するため、
極めて劣悪な作業環境となって、作業者の安全面、健康
面で問題が生じていた。本発明はかかる事情に鑑みてな
されたもので、地金及びスラグを主体とした混合凝固物
の切断効率を飛躍的に向上させると共に、全切断除去作
業を機械化して除去作業の効率と安全性を大幅に改善す
ることが可能な溶銑保持容器の付着物の除去設備を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る溶銑保持容器の付着物の除去設備は、溶銑保持容器
内に付着し地金及びスラグを主体とした混合凝固物を溶
融切断して除去する溶銑保持容器の付着物の除去設備で
あって、前記混合凝固物の溶融切断には、鉄粉を燃焼材
として使用するパウダー切断機を用い、しかも、前記鉄
粉を前記パウダー切断機の切断トーチまで輸送する手段
に、空気を用いない機械的搬送手段又は酸素を搬送流体
として使用するガス搬送手段を用いる。鉄粉を空気を用
いない機械的搬送手段又は酸素を搬送流体として使用す
るガス搬送手段を用いて切断トーチまで輸送し、更に、
別の手段で燃料と酸素を切断トーチまで輸送するので、
鉄粉と燃料の燃焼に高濃度の酸素を使用することができ
る。このため、鉄粉と燃料の燃焼で発生する燃焼生成物
の重量が最小となって、燃焼生成物の単位重量当たりの
発生熱量は最大となる。このため、鉄粉と燃料を高濃度
の酸素を用いて燃焼させると、得られる燃焼雰囲気の温
度を高温にすることができる。ここで、溶銑保持容器と
は、例えば、高炉から排出された銑鉄を受銑し各種予備
処理を行った後に転炉に搬送する溶銑鍋、高炉から排出
された銑鉄を受銑して転炉に直接搬送する装入鍋を指
す。また、空気を用いない機械的搬送手段としては、例
えば、スクリューコンベアが使用でき、酸素を搬送流体
として使用するガス搬送手段としては、例えば、エジェ
クタを使用することができる。
【0005】本発明に係る溶銑保持容器の付着物の除去
設備において、前記パウダー切断機は前記切断トーチを
前記混合凝固物の溶融切断位置に指向させて支持する支
持手段と、前記切断トーチを水平方向に移動する水平移
動手段と、前記切断トーチを前記溶銑保持容器の内面に
沿って周回移動する周回移動手段と、前記切断トーチを
昇降する昇降手段と、前記切断トーチの溶融切断作業を
監視する監視手段と、該監視手段を用いて前記切断トー
チの遠隔操作を行なう遠隔操作手段とを有してもよい。
昇降手段を設けることにより、溶銑保持容器の外部から
溶銑保持容器の内部に切断トーチを容易に装入すること
ができる。水平移動手段を設けることにより、溶銑保持
容器内に装入した切断トーチを、溶銑保持容器の上部の
内壁側に形成された混合凝固物の溶融切断部位に近接さ
せることができる。更に、支持手段により切断トーチの
方向を混合凝固物に対して正確に対向させることができ
る。周回移動手段を設けることにより、溶銑保持容器の
上部の内壁側に形成された混合凝固物を、溶銑保持容器
の内面に沿って連続的に溶融切断することができる。ま
た、監視手段と遠隔操作手段を設けることにより、上記
の切断トーチの各操作を溶銑保持容器の上部とは異なる
離れた場所から正確に行うことができる。
【0006】本発明に係る溶銑保持容器の付着物の除去
設備において、前記切断トーチには切断方向に並べて配
置した先行バーナと後行バーナとが設けられていること
が好ましい。先行バーナにより地金及びスラグを主体と
した混合凝固物の表面側の加熱と溶融切断を行ない、後
行バーナにより混合凝固物の内部側の溶融切断を行なう
ことができる。
【0007】本発明に係る溶銑保持容器の付着物の除去
設備において、前記鉄粉を前記切断トーチまで輸送する
手段は酸素を搬送流体として使用する前記ガス搬送手段
であって、前記先行バーナには第1の鉄粉噴出ノズル、
燃料噴出ノズル、及び第1の酸素ガス噴出ノズルが設け
られ、前記後行バーナには第2の酸素ガス噴出ノズルが
設けられていることが好ましい。第1の酸素ガス噴出ノ
ズルを設けることにより、鉄粉と燃料に対する酸素の混
合を確実に行なうことが可能になると共に、鉄粉と燃料
を同時に燃焼させる際の理論酸素量の調整が容易となっ
て、高温を効率的に発生させることができる。その結
果、混合凝固物の表面側の切断部位の温度を効率的に上
昇させることができ、溶融を促進する。また、第2の酸
素ガス噴出ノズルで混合凝固物に形成された切断部位に
酸素ガスを供給することにより、混合凝固物中の鉄が燃
焼し切断部位の更に深部の温度を効率的に上昇させるこ
とができ、溶融を促進する。
【0008】本発明に係る溶銑保持容器の付着物の除去
設備において、前記後行バーナには、更に鉄粉を噴出す
る第2の鉄粉噴出ノズルが設けられていることが好まし
い。先行バーナにより混合凝固物の表面側が高温に加熱
されて溶融切断が生じても、、混合凝固物の厚さが厚く
なると切断溝の溝底より更に深部を有効に加熱すること
ができない場合が生じてくる。このため、後行バーナに
鉄粉を酸素ガス輸送する第2の鉄粉噴出ノズルを設け
て、第2の酸素ガス噴出ノズルから噴出する酸素ガスと
共に切断溝の溝底に供給すると、高温下で噴出された鉄
粉が酸素により燃焼して、そのとき発生する燃焼熱によ
り切断溝の溝底の温度を効率的に上昇させることがで
き、溝底の溶融を促進する。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る溶銑保持容器の付着物の除去設備の正断面図、
図2は同除去設備に使用するパウダー切断機の概略構成
図、図3(A)、(B)はそれぞれ先行バーナの正面
図、部分断面図、図4は本発明の一実施の形態に係る溶
銑保持容器の付着物の除去設備におけるパウダー切断機
の使用状態の説明図、図5は同除去設備の変形例に係る
付着物除去部の平面図、図6は同除去設備の他の変形例
に係る付着物除去部の平面図である。図1に示すよう
に、本発明の一実施の形態に係る溶銑保持容器の付着物
の除去設備10は、溶銑保持容器の一例である溶銑鍋1
1の内側の上部に付着した地金とスラグを主体とした混
合凝固物12を溶融切断して除去するもので、溶銑鍋1
1とは独立に基盤12a上に配置された除去設備10の
支持部13と、支持部13に旋回可能に設けられた旋回
アーム14と、旋回アーム14の先端側に設けられた付
着物除去部15とを有している。以下、これらについて
詳細に説明する。
【0010】支持部13は、支持部13を固定する基台
16と、基台16上に設けられた架台17を有してお
り、架台17上部に、例えばモータを駆動源としたアー
ム旋回機構18が設けられている。このような構成とす
ることにより、モータを駆動させることによって、旋回
アーム14を所定の位置に移動することが可能となる。
付着物除去部15には、混合凝固物12の異なる2の場
所を同時に溶融切断する2台の切断トーチ19aを混合
凝固物12の各溶融切断位置に指向させて支持する各支
持手段20と、各切断トーチ19aを支持手段20と共
に水平方向にそれぞれ移動させる水平移動手段の一例で
ある横行台車21と、各横行台車21が水平方向に移動
する場合のガイドとなる横行ガイド22が設けられてい
る。更に、付着物除去部15には、横行ガイド22の中
央部上側に接続した旋回軸23を回転させるモータを内
蔵した回転機構が設けられた周回移動手段24と、基端
側が旋回軸23の上部に接続され先端側が旋回アーム1
4の先端に取りつけられた昇降軸25aを昇降させるモ
ータを内蔵する昇降機構が設けられた昇降手段25が設
けられている。このような構成とすることにより、昇降
手段25を用いて横行ガイド22を矢印Pのように昇降
することができる。また、周回移動手段24を用いて、
横行ガイド22を矢印Qの方向に回転して、切断トーチ
19aを溶銑鍋11の内面に沿って周回移動させること
ができる。また、横行台車21には、切断トーチ19a
による混合凝固物12の溶融切断作業を監視する監視手
段の一例であるテレビカメラ26が設けられ、テレビカ
メラ26で撮像した画像に基づいて切断トーチ19aの
遠隔操作を行なう図示しない遠隔操作手段が設けられて
いる。
【0011】なお、アーム旋回機構18にはその旋回角
度を測定する旋回角度センサ、昇降手段25には昇降軸
25aの上下位置を検知する昇降距離センサ、周回移動
手段24には横行ガイド22の回転角度を検知する回転
角度センサ、横行台車21には移動距離センサ、支持手
段20には切断トーチ19aの傾動角度を検知する傾動
角度センサ、横行ガイド22の先部には混合凝固物12
までの距離を測定する付着物距離センサがそれぞれ設け
られている。更に、補助機構として、切断トーチ19a
に着火する点火装置と、溶銑鍋11の内部を照明するラ
ンプが設けられている。ここで、付着物距離センサとし
ては、指向性の強いものを用いる程、混合凝固物12の
表面の凹凸を考慮した距離を測定することができるの
で、例えば、レーザー距離測定機、反射型の超音波距離
計を使用することができる。
【0012】旋回角度センサ、回転角度センサ、傾動角
度センサ、昇降距離センサ、移動距離センサ、及び付着
物距離センサの各出力信号は、図示しない遠隔操作手段
に入力され、アーム旋回機構18、昇降手段25、周回
移動手段24、横行台車21、及び支持手段20の各駆
動用のモータは遠隔操作手段からの出力信号によって駆
動する。遠隔操作手段には、操作盤が設けられ、テレビ
カメラ26の画像出力は操作盤に設けられたモニターテ
レビによって観察できるようになっている。なお、テレ
ビカメラ26は固定であってもよいが、遠隔操作によっ
て撮像方向を任意に変更できるようになっているのが好
ましい。なお、遠隔操作手段は内部にコンピュータを備
え、旋回アーム14の実質アーム寸法、旋回角度センサ
によって測定される旋回アーム14の基準位置に対する
旋回角度φ、昇降距離センサによって測定される旋回ア
ーム14から、切断トーチ19aの傾動基端部までの実
質的高さ、付着物距離センサによって測定される切断ト
ーチ19aの傾動基端部から混合凝固物12の表面まで
の距離、傾動角度センサによって測定される基準位置に
対する切断トーチ19aの傾動基端部の傾動角度が入力
される。このような構成とすることによって、切断トー
チ19aの先端位置が三次元的に計算されて、数値デー
タとしてモニターテレビで画像と共に確認できる。
【0013】図2に示すように、鉄粉29、34を燃焼
材として使用するパウダー切断機19に備えられた切断
トーチ19aは、切断方向に並べて配置された先行バー
ナ27と、後行バーナ28を有している。先行バーナ2
7には、鉄粉29を酸素ガス輸送する第1の鉄粉噴出ノ
ズル30、燃料噴出ノズル31、第1の酸素ガス噴出ノ
ズル32が設けられている。また、後行バーナ28に
は、第2の酸素ガス噴出ノズル33と、鉄粉34を酸素
ガス輸送する第2の鉄粉噴出ノズル35が設けられてい
る。第2の酸素ガス噴出ノズル33には酸素ガス供給用
のフレキシブルチューブ36が、第2の鉄粉噴出ノズル
35には鉄粉供給用のフレキシブルチューブ37がそれ
ぞれ接続されている。フレキシブルチューブ36は酸素
供給源38に接続され、フレキシブルチューブ37は鉄
粉供給タンク39の下部の出口40に設けられ、ガス輸
送手段の一例であるエジェクタ40aに接続されてい
る。鉄粉供給タンク39内には鉄粉34が充填され、鉄
粉供給タンク39内の上部にはフレキシブルチューブ3
6から分岐した配管41、42を介して酸素ガスが供給
されて圧力が、例えば1.5〜1.8kg/cm2 に調
整されている。このような構成とすることにより、鉄粉
供給タンク39の出口40側に設けられた図示しないロ
ータリーバルブ等の粉体切り出し手段を用いて鉄粉34
を徐々に切り出しエジェクタ40a内に排出することが
できる。また、エジェクタ40aには、一端側がフレキ
シブルチューブ36から分岐した配管41に接続した配
管43の他端側が接続されている。このため、エジェク
タ40a内に排出された鉄粉34は、配管43から供給
された酸素ガスによりフレキシブルチューブ37内に排
出されて、酸素ガスの流れによって第2の鉄粉噴出ノズ
ル35まで到達する。なお、図2において、44〜48
は酸素ガス用のバルブを示す。
【0014】図3(A)、(B)に示すように、先行バ
ーナ27には、中央部に第1の鉄粉噴出ノズル30、そ
の外側に環状に燃料を噴出する燃料噴出ノズル31、更
にその外側に環状に酸素ガスを噴出する第1の酸素ガス
噴出ノズル32が設けられている。ここで、49、50
は、第1の鉄粉噴出ノズル30、燃料噴出ノズル31、
第1の酸素ガス噴出ノズル32の各隙間に少なくとも3
個以上周方向に均等に配置されたスペーサーを示す。燃
料噴出ノズル31を形成する厚みを有する管体51の外
側には放射状に斜めスリット52が形成されている。こ
の斜めスリット52は周方向に均等に4個以上あれば十
分であり、先行バーナ27の軸心方向に対して傾斜角度
θが10〜40°程度の斜め切り込みによって構成され
ている。これによって、外側の第1の酸素ガス噴出ノズ
ル32を流れる酸素の一部が、斜めスリット52を通し
て内側方向に流れ、燃料噴出ノズル31から噴出する燃
料や、第1の鉄粉噴出ノズル30から噴出する鉄粉29
に触れて燃焼反応を促進し、より効果的に混合凝固物1
2を加熱し溶融することができる。
【0015】中央の第1の鉄粉噴出ノズル30はフレキ
シブルチューブ53を介して鉄粉供給タンク54の下部
の出口55に設けられガス輸送手段の一例であるエジェ
クタ55aに接続されている。鉄粉供給タンク54内に
は鉄粉29が充填され、鉄粉供給タンク54内の上部に
はフレキシブルチューブ36から分岐した配管56、5
7を介して酸素ガスが供給されて圧力が、例えば1.5
〜1.8kg/cm2 に調整されている。このような構
成とすることにより、鉄粉供給タンク54の出口55側
に設けられた図示しないロータリーバルブ等の粉体切り
出し手段を用いて鉄粉29を徐々に切り出しエジェクタ
55a内に排出することができる。また、エジェクタ5
5aには、一端側がフレキシブルチューブ36から分岐
した配管56に接続した配管58の他端側が接続されて
いる。このため、エジェクタ55a内に排出された鉄粉
29は、配管58から供給された酸素ガスの流れによっ
てフレキシブルチューブ53内を搬送されて第1の鉄粉
噴出ノズル30まで到達する。
【0016】燃料供給ノズル31はフレキシブルチュー
ブ59を介して燃料の一例であるLPGの供給タンク6
0に接続され、約500mmHgの圧力でLPGが供給
されている。第1の酸素ガス噴出ノズル32は、フレキ
シブルチューブ61を介してフレキシブルチューブ36
に接続され、酸素供給源38から酸素が供給されてい
る。なお、図2において、62〜68、68aは各ガス
用のバルブを示す。切断トーチ19aにおける先行バー
ナ27と後行バーナ28の位置関係は、図1、図4に示
すように、先行バーナ27の近傍に後行バーナ28を配
置して、後行バーナ28の中心軸は先行バーナ27の中
心軸に対して2〜30°、好ましくは3〜10°の範囲
で屈折している。更に、後行バーナ28の先端は、先行
バーナ27の先端より突出している。このような構成と
することにより、後行バーナ28から噴出する鉄粉34
と酸素ガスを、先行バーナ27により形成される火炎の
焦点位置よりも更に離れた位置に供給することができ
る。その結果、先行バーナ27の焦点よりも更に離れた
位置に後行バーナ28により形成される火炎の焦点を形
成することができる。
【0017】次に、本発明の一実施の形態に係る溶銑保
持容器の付着物の除去設備10を適用した溶銑保持容器
の付着物の除去方法について詳細に説明する。図1に示
すように、混合凝固物12が付着した溶銑鍋11を溶銑
鍋移動台車71に載せて除去設備10の近傍の除去作業
場まで搬送して、溶銑鍋移動台車71を固定する。次い
で、旋回アーム14を旋回させて付着物除去部15を溶
銑鍋11の上方に移動し、昇降手段25を駆動して昇降
軸25aを下降させ切断トーチ19aを溶銑鍋11内に
装入する。次いでモニターテレビによって視認しなが
ら、横行台車21を移動させ、切断トーチ19aの先端
を混合凝固物12の溶融切断する位置まで移動し、支持
手段20を操作して混合凝固物12に対する切断トーチ
19aの傾動角度を調整すると共に、切断トーチ19a
の先端と混合凝固物12の表面との距離が溶融切断する
のに最適な距離となるように更に調整する。以上の調整
が終了した時点で、混合凝固物12の自動切断を開始す
る。なお、切断条件、混合凝固物12の状況によって切
断しにくい場所があるので、テレビカメラ26によって
切断場所を撮像し、モニターテレビによってオペレータ
が視認しながら切断を行なうことが好ましい。
【0018】図4に示すように、燃料噴出ノズル31か
らLPG、第1の酸素ガス噴出ノズル32から酸素ガス
をそれぞれ噴出して先行バーナ27を点火する。次い
で、第1の鉄粉噴出ノズル30から鉄粉29を酸素ガス
と共に噴出して、鉄粉29の燃焼による高温火炎69を
形成する。更に、後行バーナ28に設けられた第2の酸
素ガス噴出ノズル33から酸素ガス、第2の鉄粉噴出ノ
ズル35から鉄粉34と酸素ガスを、高温火炎69内に
吐出させ、鉄粉34の燃焼による高温火炎70を形成さ
せる。高温火炎69、70で混合凝固物12の表面の加
熱を開始すると、後行バーナ28の焦点位置は先行バー
ナ27の焦点位置よりも切断トーチ19aの先端から離
れているので、混合凝固物12の表面側は先行バーナ2
7により加熱されて溶融すると共に、先行バーナ27か
ら発生する高速の燃焼ガスによりフラッシング処理され
て溶融部は周囲に散逸して切断溝72が形成される。ま
た、切断溝72の溝底は後行バーナ28により加熱され
て溶融すると共に、後行バーナ28から発生する高速の
燃焼ガスによりフラッシング処理されて溶融部は周囲に
散逸して切断溝73が形成される。なお、混合凝固物1
2の除去作業に当たっては多量のヒュームが発生するた
め、局所集塵装置77(図1参照)を溶銑鍋11の上部
側に設ける必要がある。
【0019】混合凝固物12が溶融して、混合凝固物1
2に貫通した切断溝が形成されると、、周回移動手段2
4を用いて切断トーチ19aを、例えば30〜50mm
/分程度の速さで、溶銑鍋11の内面に沿って周回移動
しながら溶融切断を続ける。混合凝固物12の表面側で
は、先行バーナ27による溶融部74が先行して形成さ
れ、その後に先行バーナ27から発生する高速の燃焼ガ
スによりフラッシング処理されて切断溝72が形成され
ていく。混合凝固物12に形成された切断溝72の底よ
り下側の部分では、後行バーナ28により加熱されて溶
融部75が形成され、次いで後行バーナ28から発生す
る高速の燃焼ガスによりフラッシング処理されて切断溝
73が形成されていく。このため、後行バーナ28が通
過した領域は、先行バーナ27による切断溝72と、後
行バーナ28による切断溝73から構成される貫通した
合成切断溝76が形成されて行く。従って、周回移動手
段24を用いて切断トーチ19aを溶銑鍋11の内面に
沿って半周移動することにより、混合凝固物12を溶銑
鍋11の内壁から切り離すことができ、切り離された混
合凝固物12は溶銑鍋11の鍋底に重力により落下す
る。
【0020】図5に溶銑保持容器の付着物の除去設備1
0の付着物除去部15の変形例である付着物除去部78
を示す。付着物除去部78は、横行ガイド22を互いに
直交させて旋回軸23に取付け、各横行ガイド22の両
端側にそれぞれ切断トーチ19aを取りつけているのが
特徴である。このような構成とすることにより、混合凝
固物12を異なる4箇所から同時に溶融切断することが
可能となる。従って、周回移動手段24を用いて、切断
トーチ19aを1/4周にわたって溶銑鍋11の内面に
沿って周回移動することにより、混合凝固物12を溶銑
鍋の内壁から切り離すことができ、切り離された混合凝
固物12を溶銑鍋11の鍋底に落下させることができ
る。切断トーチ19aを1/4周にわたって溶銑鍋11
の内面に沿って周回移動させるだけで、混合凝固物12
を溶銑鍋11から切り離しすることが可能となるため、
混合凝固物12の除去作業の効率が更に向上する。
【0021】図6に溶銑保持容器の付着物の除去設備1
0の付着物除去部15の他の変形例である付着物除去部
79を示す。付着物除去部79は、横行ガイド22を互
いに平行に並べて取付け台80を介して旋回軸23に取
付け、各横行ガイド22の両端側にそれぞれ切断トーチ
19aを取付けているのが特徴である。このような構成
とすることにより、周回移動手段24を用いて、切断ト
ーチ19aを1/2周にわたって溶銑鍋11の内面に沿
って周回移動させることにより、混合凝固物12の切り
離し箇所を2回にわたって溶融切断することが可能とな
る。従って、混合凝固物12が厚く形成された場合や、
混合凝固物12が溶融切断されにくい成分組成となって
いても、混合凝固物12を溶銑鍋11の内壁から確実に
切り離すことができ、切り離された混合凝固物12を溶
銑鍋11の鍋底に落下させることができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
例えば、旋回アームの代りにアームの両端側を柱に固定
し、アームの中央部に付着物除去部を設けて、溶銑鍋を
溶銑鍋移動台車に載せて付着物除去部の下方まで移動し
て除去作業を行うようにすることも可能である。切断ト
ーチは、モニターテレビを見ながら手動操作によっても
操作することが可能である。この場合、切断トーチが混
合凝固物に衝突する場合が考えられるので、切断トーチ
の先端が移動時に混合凝固物から常に所定の距離、例え
ば20〜30mm離れるように近接防止機構を設けるこ
とが必要となる。また、先行バーナ、及び後行バーナに
設けられた燃焼用の酸素を供給する酸素ガス噴出ノズル
の基端側に空気を用いない機械的搬送手段の一例である
スクリューコンベアの出口側を接続して鉄粉供給タンク
から鉄粉を輸送し、酸素ガスの流れに載せて鉄粉を酸素
ガス噴出ノズルから噴出させて燃料と共に燃焼させるこ
とも可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1〜5記載の溶銑保持容器の付着
物の除去設備においては、混合凝固物の溶融切断には、
鉄粉を燃焼材として使用するパウダー切断機を用い、し
かも、鉄粉をパウダー切断機の切断トーチまで輸送する
手段に、空気を用いない機械的搬送手段又は酸素を搬送
流体として使用するガス搬送手段を用いるので、鉄粉と
燃料を高濃度の酸素中で燃焼させることにより高温の燃
焼雰囲気を得ることができて容易に混合凝固物を溶融す
ることができ、混合凝固物の組成が変動しても混合凝固
物を常に効率的に切断することが可能となって、除去作
業効率を大幅に改善することが可能となる。また、除去
作業効率の大幅な改善により溶銑保持容器の使用回転率
が向上し、多くの溶銑保持容器を確保する必要がなくな
り、溶銑保持容器の製造経費が節約できると共に、溶銑
保持容器を保管する広い場所の維持管理も必要なくな
り、製造コストを低減することが可能となる。
【0024】特に、請求項2記載の溶銑保持容器の付着
物の除去設備においては、パウダー切断機は切断トーチ
を混合凝固物の溶融切断位置に指向させて支持する支持
手段と、切断トーチを水平方向に移動する水平移動手段
と、切断トーチを溶銑保持容器の内面に沿って周回移動
する周回移動手段と、切断トーチを昇降する昇降手段
と、切断トーチの溶融切断作業を監視する監視手段と、
監視手段を用いて切断トーチの遠隔操作を行なう遠隔操
作手段とを有するので、全切断除去作業を機械化して除
去作業の効率と安全性を大幅に改善することが可能とな
る。
【0025】請求項3記載の溶銑保持容器の付着物の除
去設備においては、切断トーチには切断方向に並べて配
置した先行バーナと後行バーナとが設けられているの
で、先行バーナにより地金及びスラグを主体とした混合
凝固物の表面側の加熱と溶融切断を行ない、後行バーナ
により混合凝固物深部の溶融切断を行なうことができ、
厚い混合凝固物鋳片の切断が可能となる。
【0026】請求項4記載の溶銑保持容器の付着物の除
去設備においては、鉄粉をパウダー切断機の切断トーチ
まで輸送する手段は酸素を搬送流体として使用するガス
搬送手段であって、先行バーナには第1の鉄粉噴出ノズ
ル、燃料噴出ノズル、及び第1の酸素ガス噴出ノズルが
設けられ、後行バーナには第2の酸素ガス噴出ノズルが
設けられているので、混合凝固物の表面側の切断部位の
温度を効率的に上昇させることができ、混合凝固物の表
面側を溶融切断することができる。また、先行バーナで
溶融切断された切断溝の底に第2の酸素ガス噴出ノズル
により酸素ガスを供給することで、切断溝の溝底に存在
する混合凝固物中の地金が燃焼して溝底の溶融が促進
し、混合凝固物を深部まで溶融切断することが可能とな
る。
【0027】請求項5記載の溶銑保持容器の付着物の除
去設備においては、後行バーナには、更に鉄粉を噴出す
る第2の鉄粉噴出ノズルが設けられているので、混合凝
固物の厚さが厚くなっても混合凝固物深部まで温度を効
率的に上昇させることができ、厚い混合凝固物を溶融切
断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る溶銑保持容器の付
着物の除去設備の正断面図である。
【図2】同溶銑保持容器の付着物の除去設備に使用する
パウダー切断機の概略構成図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ先行バーナの正面
図、部分断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る溶銑保持容器の付
着物の除去設備に使用するパウダー切断機の使用状態の
説明図である。
【図5】同除去設備の変形例に係る付着物除去部の平面
図である。
【図6】同除去設備の他の変形例に係る付着物除去部の
平面図である。
【符号の説明】
10:溶銑保持容器の付着物の除去設備、11:溶銑
鍋、12:混合凝固物、12a:基盤、13:支持部、
14:旋回アーム、15:付着物除去部、16:基台、
17:架台、18:アーム旋回機構、19:パウダー切
断機、19a:切断トーチ、20:支持手段、21:横
行台車、22:横行ガイド、23:旋回軸、24:周回
移動手段、25:昇降手段、25a:昇降軸、26:テ
レビカメラ、27:先行バーナ、28:後行バーナ、2
9:鉄粉、30:第1の鉄粉噴出ノズル、31:燃料噴
出ノズル、32:第1の酸素ガス噴出ノズル、33:第
2の酸素ガス噴出ノズル、34:鉄粉、35:第2の鉄
粉噴出ノズル、36、37:フレキシブルチューブ、3
8:酸素供給源、39:鉄粉供給タンク、40:出口、
40a:エジェクタ、41、42、43:配管、44、
45、46、47、48:バルブ、49、50:スペー
サー、51:管体、52:斜めスリット、53:フレキ
シブルチューブ、54:鉄粉供給タンク、55:出口、
55a:エジェクタ、56、57、58:配管、59:
フレキシブルチューブ、60:供給タンク、61:フレ
キシブルチューブ、62、63、64、65、66、6
7、68、68a:バルブ、69、70:高温火炎、7
1:溶銑鍋移動台車、72、73:切断溝、74、7
5:溶融部、76:合成切断溝、77:局所集塵装置、
78、79:付着物除去部、80:取付け台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C21B 3/10 C21B 3/10 C21C 1/06 C21C 1/06 F27D 23/02 F27D 23/02 (72)発明者 瀬良 泰三 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 隆 広島県福山市幕山台2丁目41−29 Fターム(参考) 4K012 AC01 AC02 4K014 AD14 4K056 AA01 CA02 EA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶銑保持容器内に付着し地金及びスラグ
    を主体とした混合凝固物を溶融切断して除去する溶銑保
    持容器の付着物の除去設備であって、前記混合凝固物の
    溶融切断には、鉄粉を燃焼材として使用するパウダー切
    断機を用い、しかも、前記鉄粉を前記パウダー切断機の
    切断トーチまで輸送する手段に、空気を用いない機械的
    搬送手段又は酸素を搬送流体として使用するガス搬送手
    段を用いることを特徴とする溶銑保持容器の付着物の除
    去設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶銑保持容器の付着物の
    除去設備において、前記パウダー切断機は前記切断トー
    チを前記混合凝固物の溶融切断位置に指向させて支持す
    る支持手段と、前記切断トーチを水平方向に移動する水
    平移動手段と、前記切断トーチを前記溶銑保持容器の内
    面に沿って周回移動する周回移動手段と、前記切断トー
    チを昇降する昇降手段と、前記切断トーチの溶融切断作
    業を監視する監視手段と、該監視手段を用いて前記切断
    トーチの遠隔操作を行なう遠隔操作手段とを有すること
    を特徴とする溶銑保持容器の付着物の除去設備。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の溶銑保持容器の付
    着物の除去設備において、前記切断トーチには切断方向
    に並べて配置した先行バーナと後行バーナとが設けられ
    ていることを特徴とする溶銑保持容器の付着物の除去設
    備。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の溶銑保持容器の付着物の
    除去設備において、前記鉄粉を前記切断トーチまで輸送
    する手段は酸素を搬送流体として使用する前記ガス搬送
    手段であって、前記先行バーナには第1の鉄粉噴出ノズ
    ル、燃料噴出ノズル、及び第1の酸素ガス噴出ノズルが
    設けられ、前記後行バーナには第2の酸素ガス噴出ノズ
    ルが設けられていることを特徴とする溶銑保持容器の付
    着物の除去設備。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の溶銑保持容器の付着物の
    除去設備において、前記後行バーナには、更に鉄粉を噴
    出する第2の鉄粉噴出ノズルが設けられていることを特
    徴とする溶銑保持容器の付着物の除去設備。
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