JP2002307163A - 地金混合滓の除去方法およびその装置 - Google Patents

地金混合滓の除去方法およびその装置

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JP2002307163A
JP2002307163A JP2001112948A JP2001112948A JP2002307163A JP 2002307163 A JP2002307163 A JP 2002307163A JP 2001112948 A JP2001112948 A JP 2001112948A JP 2001112948 A JP2001112948 A JP 2001112948A JP 2002307163 A JP2002307163 A JP 2002307163A
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JP2001112948A
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Kanji Hide
寛治 日出
Taizo Sera
泰三 瀬良
Keiji Watanabe
圭児 渡辺
Hiroyuki Hide
寛之 日出
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍋等溶鋼容器の内部に付着する地金混合滓の融
点を低下させて除去する方法およびその装置を提供す
る。 【解決手段】少なくとも、CaO,Al2O3,SiO2を含有し、Ca
O/SiO2比が0.8〜20、CaO/Al2O3比が1.5〜4.0であるフ
ラックスを付着物に溶射することにより付着物を低融点
化し、その後、受鋼熱等の加熱により容器の付着物を除
去する地金混合滓の除去方法。その装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶鋼を入れる種々
の容器に付着した地金混合滓の除去方法とその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】取鍋等の溶鋼容器に付着する地金混合滓
の付着物は、溶鋼容器の使用回数の増加とともに成長を
続ける。この付着物により、溶鋼受入量(T/ch)が減少
するため、付着物の除去が不可欠となる。
【0003】この付着物の除去方法には次のような方法
がある。削岩用解体機による方法、パウダーカッティン
グによる方法および高酸素負荷バーナーによる方法があ
る。
【0004】削岩用解体機による方法は、付着物を除去
するとき、煉瓦を壊してしまうので鍋煉瓦を全て張り替
える必要がある。また、付着物の除去後に煉瓦の張り替
えがあるので工期が2週間/鍋かかるので、鍋の運用を
円滑に行うためには、鍋装備数をそれだけ増加しなけれ
ばならない。
【0005】パウダーカッティングによる方法は、鍋冷
却後に人手で除去作業を行うため、十分な安全対策を講
じなければならない。この場合も耐火物を損傷するの
で、耐火物の補修が必要であり、工期は1週間/鍋であ
る。
【0006】高酸素負荷バーナーによる方法は、鍋内部
が高温状態で付着物を溶解して除去する方法であるが、
この場合も耐火物を損傷するので耐火物の補修が必要で
あり、工期は1〜2日間である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取鍋の耐火
物に付着する付着物は、アルミナを主成分とした液相線
温度が約1600℃程度の酸化物に一部鉄が混入したも
のである。この付着物は、滓が主体であるが、地金が混
じる場合もある。そして、この地金混合滓の付着物は、
図11および図12に示すように、健全な耐火物を溶損
させながら反応して脆い浸潤層を形成し、徐々に浸潤層
の厚みを増していくと同時に、付着物自身も成長して厚
くなり、ビルドアップ層を形成して取鍋の内容積を減少
させる。さらに、地金混合滓には地金が混じっているた
め、地金混合滓を加熱により溶かして除去しようとする
場合、加熱によって地金が溶け出すと、鍋の鉄皮を溶損
し鍋から溶鋼が外部に漏れ出す重大災害に繋がる恐れも
ある。
【0008】本発明は、鍋等溶鋼容器の内部に付着する
地金混合滓の融点を低下させて除去する方法およびその
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を以下の方法
および装置によって達成する。
【0010】請求項1の方法は、少なくとも、CaO,Al2O
3,SiO2を含有し、CaO/SiO2比が0.8〜20、CaO/Al2O3
が1.5〜4.0であるフラックスを付着物に溶射することに
より付着物を低融点化し、その後、受鋼熱等の加熱によ
り容器の付着物を除去する地金混合滓の除去方法であ
る。
【0011】請求項2の方法は、請求項1において、フ
ラックスにCaF2,NaF、氷晶石等のフッ化物または、Na
2O,K2O等のアルカリ酸化物を10%以下添加する地金混合
滓の除去方法である。
【0012】請求項3の方法は、請求項1において、フ
ラックスの液相線温度が1400℃以下である地金混合滓の
除去方法である。
【0013】上記請求項1〜3の方法によれば、フラッ
クスを付着物に溶射すると、フラックスの溶融物が付着
物の微細な隙間に入り、フラックスと付着物が反応し、
付着物の融点が低下する。これにより、少ない熱量の加
熱で付着物を溶融、除去することができる。
【0014】本発明は溶鋼容器全般に亘るものであり、
特に取鍋やタンディッシュ、脱ガス槽等といった地金混
合滓の付着が多い容器において効果が大きい。
【0015】請求項1の方法において、CaO/SiO2比が
0.8未満であると、溶融したフラックスの粘度が増大
し、フラックスと付着物の反応が進行し難く、CaO/SiO
2比が20を超えると、フラックスの溶融温度が高くな
り、好ましくない。
【0016】また、CaO/Al2O3比が1.5未満であると、
溶融温度が高くなり、溶融フラックスの粘度が増加する
ため、フラックスと付着物の反応が進行し難く、CaO/A
l2O3比が4.0を超えると、溶融温度が高くなるため好ま
しくない。
【0017】請求項2において、上記添加物(フッ化物
またはアルカリ酸化物)が10%を超えると、溶鋼熱によ
り加熱する場合、付着物とフラックスの反応生成物が溶
鋼上に浮上したとき、スラグラインの耐火物を損耗させ
るので、好ましくない。
【0018】請求項5の装置は、ガイドレールを横転姿
勢の取鍋開口面に平行して移動させる横行装置と、ガイ
ドレールに沿って移動可能に懸装されたトロリーと、ト
ロリー下に取付けられた旋回装置と、旋回装置の下部に
取付けられた上下動装置と、上下動装置の下部に取付け
られ、複数対のガイドローラでランスを挟持して案内す
るガイド装置と、ガイド装置に取り付けられ、ランスを
その軸中心周りに回転させる回転装置と、前記上下動装
置の近傍に取付けられ、上下動装置の下端を支点として
ガイド装置を上下方向に回動させる俯仰装置と、先端に
フラックスを溶射するバーナーを取付けたランスとを備
えている地金混合滓の除去装置である。
【0019】この装置は、横転姿勢の鍋内部の付着物を
除去するためのものである。この装置によれば、横行装
置によりガイド装置を取鍋開口面に平行に移動でき、ト
ロリーおよびガイド装置によりランスを鍋の方向に移動
でき、旋回装置によりランスを水平旋回させることがで
き、上下動装置によりランスを上下動でき、ガイド装置
に設けた回転装置によりランスをその軸中心周りに自転
させることができ、また、俯仰装置によって上下動装置
の下端を支点として上下に回動させることができる。よ
って、バーナーの先端を付着物に向け、ランス先端のバ
ーナーと付着物の距離をフラックスの溶射に適した距離
に容易に設定することができる。
【0020】請求項6の装置は、床面に配設したレール
に沿って走行する台車と、台車上に立設したガイド柱
と、上下動手段によりガイド柱に沿って上下動する移動
フレームと、移動フレームの中央部に、中央両側面のト
ラニオン軸を枢着し、上下方向に回動可能に取付けら
れ、内部にランスを挟持して案内する複数対のローラを
有する箱形のランスガイドボックスと、ランスガイドボ
ックスに取付けられ、ランスをその軸中心周りに回転さ
せる回転装置と、前記移動フレームに取付けられ、ラン
スガイドボックスを、前記トラニオン軸を支点として上
下方向に回動させる俯仰装置と、先端にフラックスを溶
射するバーナーを取付けたランスとを備えている取鍋用
の地金混合滓の除去装置である。
【0021】この装置は、横転姿勢の鍋内部の付着物を
除去するためのものである。この装置によれば、台車に
よりランスを鍋の方向と直交する方向に移動することが
でき、移動フレームによりランスを上下動させることが
でき、ランスガイドボックスによりランスを鍋の方向に
移動でき、回転装置によりランスをその軸中心周りに回
転させることができ、また、俯仰装置によりランスガイ
ドボックスのトラニオン軸を支点として上下に回動でき
る。よって、バーナーの先端を付着物に向け、ランス先
端のバーナーと付着物の距離をフラックスの溶射に適し
た距離に容易に設定することができる。
【0022】請求項7の装置は、床上に立設したアーム
取付けフレームと、アーム取付けフレームにその後端を
枢着して水平面内で回動可能に取付けられたアームと、
アームを旋回させる旋回装置と、アームの先端部をアー
ムに沿って移動する横行装置と、横行装置に搭載された
昇降装置と、昇降装置により上下動する昇降軸と、昇降
軸の下部に取付けられた旋回装置と、旋回装置の下部に
取付けられた水平ガイドと、水平ガイドに沿って移動す
る移動台車と、移動台車の下部に取付けられた傾動装置
と、傾動装置に取り付けられ、この傾動装置により上下
方向に回動するバーナーとを備えた取鍋用の地金混合滓
の除去装置である。
【0023】この装置は正転姿勢の取鍋内部の付着物を
除去するものである。この装置によれば、アームの旋回
装置および昇降軸下部の旋回装置によりバーナーを旋回
させることができ、横行装置および移動台車によりバー
ナーを付着物の方向に水平移動することができ、昇降装
置によりバーナーを上下に移動することができ、また、
傾動装置によりバーナーを上下に回動することができ
る。よって、バーナーの先端を付着物に向け、ランス先
端のバーナーと付着物の距離をフラックスの溶射に適し
た距離に容易に設定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に説明
する。付着物である地金混合滓の融点を低下させ、その
後、受鋼熱または加熱により付着物を溶融させるように
すれば、付着物の除去が容易になる。そこで、発明者等
は、付着物の融点を低下させ、その後の受鋼熱または加
熱により付着物を除去する方法について、種々の検討お
よび実験を重ねて以下の方法を見出した。
【0025】その方法は、少なくとも、CaO, Al2O3, Si
O2を含有し、CaO/ SiO2比が0.8〜20、CaO/ Al2O3比が
1.5〜4.0であるフラックスを、付着物に溶射することに
より、付着物を低融点化し、その後の受鋼熱等により付
着物を除去する方法である。
【0026】前記フラックスと付着物(地金混合滓)の
反応性を良くするためには、溶射温度でフラックスに多
くの液相が存在するか、または、フラックスが完全に溶
融することが必要である。というのは、フラックスに多
くの液相が存在するか、または、フラックスが完全に溶
融した状態にあれば、溶けたフラックスが付着物層の微
細な隙間に侵入し易くなり、フラックスと付着物との反
応が向上するからである。
【0027】受鋼熱下において、付着物とフラックスが
反応し、溶鋼温度で溶融する新たな液相を形成すると、
その液相は、受鋼後、溶鋼上へスラグとして浮上するこ
とになる。このとき、付着物層内に存在する地金は、そ
の表面の酸化物層がフラックスにより溶解し、溶け出し
て溶鋼へ再溶融するので、地金混合滓である付着物が除
去されることになる。
【0028】CaO/ SiO2比が0.8に満たない場合は、フラ
ックスの粘度が増大するため、フラックスと付着物の反
応が進行しにくい。また、この組成のフラックスに、Ca
F2,NaF、氷晶石等のフッ化物やNa2O,K2O等のアルカリ酸
化物を大量に添加すると、フラックスの粘度が低下し付
着物を溶解させることができるが、その溶融物が溶鋼上
に浮上したとき、スラグラインの耐火物を大きく損耗さ
せるので好ましくない。
【0029】CaO/ SiO2比が20を超えると、フラックス
の溶融温度が高くなり、付着物との反応性が低下する。
従って、CaO/ SiO2比の好ましい範囲は、0.8〜20であ
る。
【0030】CaO/ Al2O3比が1.5に満たない場合は、溶
融温度が高くなり、フラックスの粘度も増加するため、
フラックスと付着物の反応が進行し難い。また、CaO/ A
l2O3比が4.0を超えると、やはり溶融温度が増加するた
め好ましくない。従って、CaO/ Al2O3比の好ましい範囲
は、1.5〜4.0である。
【0031】また、上述の組成のフラックスの液相線温
度は、1400℃以下であることが好ましい。
【0032】また、フラックスの添加は、ビルトアップ
層を若干残す程度の厚みになるように添加することが望
ましい。残存するビルトアップ層が耐火物を保護し、そ
の寿命を延長させることができるからである。
【0033】フラックスの融点および粘度を低下させる
ためには、CaF2,NaF、氷晶石等のフッ化物やNa2O,K2O等
のアルカリ酸化物をフラックスに添加することが有効で
ある。しかし、付着物とフラックスの反応生成物が溶鋼
上へ浮上したとき、スラグラインの耐火物を損耗させる
ので、フラックスの融点および粘度の低下を目的とする
場合は、フラックス対するこれらの添加量は、10%以
下にすべきである。
【0034】図1に示すように、横転姿勢にした取鍋1
に付着した付着物層(滓+ビルトアップ層)2に対して
手動操作のランス3を使用して付着物の除去試験を行っ
た。先ず、付着物層2の表面に本発明のフラックスを溶
射により15mm厚さにコーティングし、その後1200〜1450
℃に加熱した。その結果、付着層の厚みが短時間で10〜
15 mm減少することが確認された。なお、付着層厚み減
少量は、付着層の溶解量と溶解面積から求めた。
【0035】本発明方法を実施すれば、取鍋やタンディ
ッシュ、脱ガス槽等の溶鋼容器の地金混合滓である付着
物を、耐火物を損傷することなく確実に除去することが
できる。これにより、次の効果が得られる。溶鋼容器
の月当たり使用回数(鍋回転率)が増加し、耐火物補修
費の低減が可能となる。鉄皮溶損による溶鋼容器から
の溶鋼漏れが皆無となり、鉄皮補修費が低減できる。
付着物の成長による溶鋼受け入れ量の防止が図れる。す
なわち、T/chの減少防止が図れる。
【0036】次に、本発明のフラックスを溶射して取鍋
付着物の除去を行う装置について説明する。
【0037】先ず、取鍋を横転姿勢にして付着物除去を
行う第1装置について説明する。図2は、この第1装置
の側面図である。図において、1は横転姿勢の取鍋、2
は取鍋内壁の付着物である。この第1装置10は、ラン
ス3を前後方向移動、左右方向移動、水平面内でランス
支持点を中心に旋回、ランス軸心周りに回転およびラン
ス支持点を中心にして上下方向に回動(俯仰)できるよ
うに構成してある。
【0038】ガイドレール11は横行装置12により前
後方向に移動可能である。トロリー13が、ガイドレー
ル11に沿って移動可能に懸装されており、トロリー1
3の下に旋回装置14が取り付けられている。この旋回
装置14はランス3を、支持点を中心にして水平面内で
旋回させるものである。ランス3を上下動させる上下動
装置15が旋回装置14の下部に取付けられている。
【0039】上下動装置15の下部に、ランス3を左右
方向に案内するガイド装置17が取り付けられている。
このガイド装置17は半円状溝を外周に有する対のガイ
ドローラによりランス3を挟持して案内するものであ
る。ガイド装置17の近傍にランス3をその軸中心の周
りに回転させる回転装置18が取付けられている。この
回転装置18はランス先端に取付けられたバーナー3a
を垂直面内において回転させる。上下動装置15の近傍
に、上下動装置15の下端を支点としてランス3を上下
方向に回動させる俯仰装置16が設けられている。この
俯仰装置16としては、電動ボールねじシリンダーまた
は流体シリンダが使用される。
【0040】この装置において、ランス3の先端に取り
付けるバーナー3aを図3および図4に示した。図3は
バーナー3aの側面図、図4はこのバーナーの先端面を
表した正面図(図3のA−A矢視)である。このバーナ
ーの中央に本発明のフラックスと搬送ガスの混合流体が
通る穴4が通っており、この孔4の周りにステンレス製
の細いチューブ5が多数配設されている。そして、燃料
ガス供給管6から供給された燃料ガスが細いチューブ5
の内部を、O2ガス供給管7から供給された酸素ガスが細
いチューブ5の周囲を流れ、先端で混合し燃焼する。中
央の穴4にフラックスと搬送ガスの混合流体を流すこと
により、フラックスの溶射を行うものである。
【0041】そして、退避位置にあるランス3を横行
装置12により取鍋3のほぼ中心に合わせる。トロリ
ー13をガイドレール11に沿って右方向に移動させ、
必要あれば横行装置12作動させ、バーナー3aを除去
すべき付着物2の鍋深さ位置に合わせる。その後、適
宜、旋回装置14、上下動装置15、回転装置18、俯
仰装置16を作動させて、バーナー3aの先端と除去対
象の付着物2の距離を適正寸法に設定しつつ、フラック
スの溶射を行い付着物の表面にコーティングを行う。フ
ラックスと付着物層が反応して、付着物の融点が下が
る。コーティングが完了したら、バーナー3aを加熱
バーナーとして使用し、融点の低下した付着物を溶融除
去する。
【0042】次に、同じく横転姿勢にして付着物除去を
行う第2装置について説明する。図5は、第2装置の側
面図、図6は、図5のA−A矢視図、図7はランスおよ
びその支持部の斜視図、図8は、図7のA−A矢視図で
ある。この第2装置も、第1装置と同様に、ランス3を
前後方向移動、左右方向移動、水平面内でランス支持点
を中心に旋回、ランス軸心周りに回転およびランス支持
点を中心にして上下方向に回動(俯仰)できるように構
成してある。
【0043】図5および図6において、横転姿勢の取鍋
1の中心軸より低い高さレベルにある床面に走行レール
31が、取鍋1の中心軸に対し直交して配設されてい
る。台車32が、この走行レール31に沿って走行す
る。H形鋼製の一対のガイド柱33が、そのフランジ面
を取鍋1に向け、間隔を開けて台車32上部に立設され
ている。移動フレーム34が、図示しない上下動手段に
より上記一対のガイド柱33の間を、ガイド柱33に沿
って上下動するようになっている。この移動フレーム3
5は、両側面(前後面)に図示しない複数対のローラー
を有し、これらのローラーがガイド柱33のフランジと
ウエブで作る溝40に係合して上下動する。
【0044】そして、図7および図8に示すように、上
面および下面に軸を有する支持ボックス34が、移動フ
レーム35の前後方向中央部にその天板と底板に軸34
aを回転可能に取付けられている。この支持ボックス3
4は、前後面側壁の中間に軸受けを有している。左右方
向に延びるランスガイドボックス36が、その前後側壁
中央部に取り付けたトラニオン軸38,38を支持ボッ
クス34の前記軸受けに嵌合させている。よって、ラン
スガイドボックス36は、支持ボックス34に対して上
下方向に回動することができる。ランスガイドボックス
36は、ランス3を挟持してランス3を左右方向に案内
する複数対のガイドローラ37を内蔵している。また、
ランスガイドボックス36は、モータ駆動のランス回転
装置41を内蔵しており、ランス3とバーナー3aを、
ランスの軸中心周りに回転させることができる。さら
に、ランス3の左端部に手動ハンドル42が設けられて
おり、手動でも、ランス3とバーナー3aを回転させる
ことができるようになっている。
【0045】そして、俯仰用作動シリンダー39が、シ
リンダー後端(反ロッド側端)の取付けブラケットを支
持ボックス34の底板に回動可能に取付けられ、そのロ
ッド先端を前記トラニオン軸38より右側において、ラ
ンスガイドボックス36の下面に回動可能に取付けられ
ている。よって、俯仰用作動シリンダー39のロッドの
伸縮により、ランスガイドボックス36に支持されたラ
ンスを、トラニオン軸38を支点として上下方向に回動
することができる。
【0046】なお、図6には、ランス3の設定位置にお
いて、付着物を除去する取鍋の内周範囲の一例を示して
いる。すなわち、ランス3をイの位置に設定したときに
イの内周範囲の付着物を、ロの位置に設定したときにロ
の内周範囲の付着物を、ハの位置に設定したときにハの
内周範囲の付着物を除去する。
【0047】なお、バーナー3a構造は、第1装置で説
明済みであるから説明を省略する。
【0048】また、取鍋内の付着物除去方法は、ランス
3の操作機能が前述の第1装置と同一であるから、説明
を省略する。
【0049】以上説明した第1装置および第2装置によ
れば、横転姿勢の取鍋において、内壁レンガの付着物2
に、バーナー3aを的確に位置決めして付着物の溶融、
除去を行うことができる。
【0050】次に、取鍋を正転姿勢にして付着物の除去
を行う第3装置について説明する。
【0051】図9は、この第3装置50の側面図であ
る。図において、1は取鍋、2は取鍋内壁の付着物であ
る。51は、正転姿勢にした取鍋1の上方、取鍋1から
側方に離れて設けられた床上に取付けられたアーム取付
けフレームである。このアーム取付けフレーム51に垂
直軸51aが取付けられている。この垂直軸51aにアー
ム54の後端のボスが垂直軸51aに嵌合しており、ア
ーム54が水平面内において、垂直軸51aを中心にし
て旋回できるようになっている。そして、旋回装置52
が垂直軸51aのボスを旋回させる。この旋回装置52
にはアーム54の旋回角度を検出する角度センサー53
が取付けられている。
【0052】横行装置58が、アーム54の先端部にお
いて、アーム54に沿って移動可能に設けられている。
横行装置58に距離センサー58aが取付けられてお
り、横行装置58の移動距離を検出することができる。
昇降装置56が横行装置58に搭載されており、この昇
降装置56は横行装置58によって矢印イの方向に移動
することができる。昇降軸55が昇降装置56に昇降可
能に支持されている。昇降装置56に距離センサー57
が取り付けてあり、これにより昇降軸55の移動距離を
検出することができる。よって、昇降軸55は、アーム
54の先端部において、アーム54に沿って移動可能で
あり、またアーム54に対して昇降可能である。
【0053】昇降軸55の下端に軸59が垂設されてお
り、この軸59に旋回装置60が取付けられている。旋
回装置60の下に水平移動ガイド61が取付けられてお
り、水平移動ガイド61は、旋回装置60により軸59
を中心として水平面内において旋回する。旋回装置60
に取付けられた角度センサー62が、水平移動ガイド6
1の旋回角度を検出するようになっている。
【0054】移動装置64を有する移動台車63が、水
平移動ガイド61に沿って移動できるように水平移動ガ
イド61に係合している。移動台車63の下部に傾動装
置66が取付けられている。この傾動装置66はバーナ
ー69を垂直面内で回動させる。なお、バーナー69
は、第1装置10で説明したバーナー3aと同じ構造の
ものが使用される。移動台車63に取付けられた距離セ
ンサー65が、水平移動ガイド61に対する移動台車6
3の移動距離を検出するようになっている。
【0055】水平移動ガイド61の側面にテレビカメラ
68が取付けられており、このテレビカメラ68は前方
にある取鍋の付着物2の状態を撮影する。また、水平移
動ガイド61の前面に温度センサー70と距離センサー
71が取付けられている。そして、温度センサー70が
付着物の表面温度を検出し、また距離センサー71が水
平移動ガイド61の前面から付着物2の表面までの距離
を検出する。図9に図示していないが、バーナーの近傍
にバーナー69の点火装置72が、水平移動ガイド61
に取鍋1の内部を照明するランプ73が設けられてい
る。
【0056】次に、上述した第3装置50による取鍋付
着物の除去方法を説明する。
【0057】取鍋1が付着物除去位置に運び込まれるま
では、昇降軸55を上限まで上昇させた状態でアーム5
4を退避位置に旋回させてある。 (1)取鍋1が付着物除去位置に運び込まれた後、アー
ム54の先端を取鍋1の上方に旋回させ、横行装置58
を移動させて昇降軸55を取鍋1のほぼ中心に位置させ
る。 (2)昇降装置56により昇降軸55を下降させ、バー
ナー69を取鍋1内に入れ、バーナー69を対象付着物
2の高さレベルに合わせる。 (3)旋回装置60により水平移動ガイド61を旋回さ
せ、バーナー69の先端を除去する付着物2に対向させ
る。 (4)移動台車63を付着物2の方向に移動させ、バー
ナー69の先端と付着物2の表面間の距離を溶射に必要
な適正距離に合わせる。このとき、移動台車63の移動
量で不足する場合は、横行装置58を移動させる。 (5)傾動装置66によりバーナー69を回動させなが
ら、フラックスの溶射を行い付着物2の融点を下げる。 (6)バーナー69を加熱バーナーとして使用し、融点
の低下した付着物を溶融除去する。 (7)その後、昇降装置56、旋回装置60および移動
台車63を適宜使用して、バーナー69の先端を他の対
象付着物2に対向させ、工程(4)〜(6)を実施して
付着物2の除去を行う。以後、工程(7)を繰り返し
て、取鍋内の全付着物の除去を完了する。 (8)昇降軸55を上限まで上昇させた後、アーム54
を旋回させてアーム54を退避位置に退避させる。
【0058】図10は、第3装置を遠隔操作するための
センサー、装置等の関係を示すブロック図である。アー
ム旋回装置52、旋回装置61および傾動装置66の操
作は、固定の操作盤81またはテレコン82で制御装置
80に各装置の旋回角度を入力し、制御装置80は、角
度センサー53、角度センサー62および角度センサー
67の検出角度が入力値になるまでアーム旋回装置5
2、旋回装置61および傾動装置66を駆動する。昇降
装置56、横行装置58および移動台車63の操作は、
固定の操作盤81またはテレコン82で制御装置80に
各装置の移動距離値を入力し、制御装置80は、距離セ
ンサー57、距離センサー58aおよび距離センサー6
5が検出する距離値が入力値になるまで昇降装置56、
横行装置58および移動台車63を駆動する。
【0059】バーナー69のフラックス供給量、酸素供
給量および燃焼ガス供給量は、固定の操作盤81または
テレコン82で制御装置80に各供給量を入力し、制御
装置80は、フラックス供給手段、酸素供給手段および
燃焼ガス供給手段を介して各供給量を制御する。点火装
置72の点火、消火の操作および照明ランプ73の点
灯、消灯および照射方向の操作も固定の操作盤81また
はテレコン82で制御装置80を介して行われる。
【0060】付着物の付着状況および除去状況は、テレ
ビカメラ68により撮影され、その画像をモニターテレ
ビ68aで作業者が監視できるようになっている。
【0061】
【発明の効果】本発明により以下の効果が得られる。
【0062】請求項1〜3の方法によれば、フラックス
を付着物に溶射すると、フラックスの溶融物が付着物の
微細な隙間に入り、フラックスと付着物が反応し、付着
物の融点が低下する。これにより、少ない熱量の加熱で
付着物を溶融、除去することができる。また、耐火物を
損傷することなく確実に付着物を除去することができ
る。これにより、次の効果が得られる。溶鋼容器の月
当たり使用回数(鍋回転率)が増加し、耐火物補修費の
低減が可能となる。鉄皮溶損による溶鋼容器からの溶
鋼漏れが皆無となり、鉄皮補修費が低減できる。付着
物の成長による溶鋼の受け入れ量の減少防止が図れる
(T/chの減少防止)。
【0063】請求項5および6の装置によれば、横転姿
勢の鍋内部の付着物に対して、バーナーの先端を付着物
に向け、ランス先端のバーナーと付着物の距離をフラッ
クスの溶射に適した距離に容易に設定することができ
る。
【0064】請求項7の装置によれば、正転姿勢の鍋内
部の付着物に対して、バーナーの先端を付着物に向け、
ランス先端のバーナーと付着物の距離をフラックスの溶
射に適した距離に容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラックスを横転姿勢の取鍋内部の付
着物に溶射している状態を示す図である。
【図2】横転姿勢の取鍋内部の付着物を除去する本発明
の第1装置の側面図である。
【図3】本発明のフラックスを溶射するバーナーの側面
図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】横転姿勢の取鍋内部の付着物を除去する本発明
の第2装置の側面図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】本発明の第2装置におけるランスとその支持部
の斜視図である。
【図8】図7のA−A矢視図である。
【図9】正転姿勢の取鍋内部の付着物を除去する本発明
の第3装置の側面図である。
【図10】本発明の第3装置を遠隔操作するためのセン
サー、装置等の関係を示すブロック図である。
【図11】取鍋内部の付着物(地金混合滓)の付着状況
例を示す図である。
【図12】取鍋内部の付着物の層構成を示す図である。
【符号の説明】
1 取鍋 2 付着物 3 ランス 3a バーナー 10 第1装置 11 ガイドレール 12 横行装置 13 トロリー 14 旋回装置 15 上下動装置 16 俯仰装置 17 ガイド装置 18 回転装置 30 第2装置 31 走行レール 32 台車 33 ガイド柱 34 支持ボックス 34a 軸 35 移動フレーム 36 ランスガイドボックス 37 ガイドローラ 38 トラニオン軸 39 俯仰用作動シリンダー 41 回転装置 42 手動ハンドル 50 第3装置 51 アーム取付けフレーム 52 旋回装置 53 角度センサー 54 アーム 55 昇降軸 56 昇降装置 57 距離センサー 58 横行装置 58a 距離センサー 59 軸 60 旋回装置 61 水平移動ガイド 62 角度センサー 63 移動台車 64 移動装置 65 距離センサー 66 傾動装置 67 角度センサー 68 テレビカメラ 69 バーナー 70 温度センサー 71 点火装置 72 ランプ 80 制御装置 81 操作盤 82 テレコン a ビルトアップ層 b 浸潤層 c 健全層 d 永久煉瓦 e 変質層 f 取鍋内部 g 取鍋鉄皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C21C 7/00 C21C 7/00 P Z (72)発明者 渡辺 圭児 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 日出 寛之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K013 CE00 4K031 AA04 AB07 AB11 CB42 CB48 CB50 DA01 EA01 EA05 EA11 4K056 EA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、CaO,Al2O3,SiO2を含有し、Ca
    O/SiO2比が0.8〜20、CaO/Al2O3比が1.5〜4.0であるフ
    ラックスを付着物に溶射することにより付着物を低融点
    化し、その後、受鋼熱等の加熱により容器の付着物を除
    去することを特徴とする地金混合滓の除去方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、フラックスにCaF2,Na
    F、氷晶石等のフッ化物または、Na2O,K2O等のアルカリ
    酸化物を10%以下添加する地金混合滓の除去方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、フラックスの液相線温
    度が1400℃以下である地金混合滓の除去方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、容器が取鍋、タンディ
    ッシュ、脱ガス槽等である地金混合滓の除去方法。
  5. 【請求項5】ガイドレールを横転姿勢の取鍋開口面に平
    行して移動させる横行装置と、ガイドレールに沿って移
    動可能に懸装されたトロリーと、トロリー下に取付けら
    れた旋回装置と、旋回装置の下部に取付けられた上下動
    装置と、上下動装置の下部に取付けられ、複数対のガイ
    ドローラでランスを挟持して案内するガイド装置と、ガ
    イド装置に取り付けられ、ランスをその軸中心周りに回
    転させる回転装置と、前記上下動装置の近傍に取付けら
    れ、上下動装置の下端を支点としてガイド装置を上下方
    向に回動させる俯仰装置と、先端にフラックスを溶射す
    るバーナーを取付けたランスとを備えていることを特徴
    とする地金混合滓の除去装置。
  6. 【請求項6】床面に配設したレールに沿って走行する台
    車と、 台車上に立設したガイド柱と、 上下動手段によりガイド柱に沿って上下動する移動フレ
    ームと、 移動フレームの中央部に、中央両側面のトラニオン軸を
    枢着し、上下方向に回動可能に取付けられ、内部にラン
    スを挟持して案内する複数対のローラを有する箱形のラ
    ンスガイドボックスと、 ランスガイドボックスに取付けられ、ランスをその軸中
    心周りに回転させる回転装置と、 前記移動フレームに取付けられ、ランスガイドボックス
    を、前記トラニオン軸を支点として上下方向に回動させ
    る俯仰装置と、 先端にフラックスを溶射するバーナーを取付けたランス
    とを備えていることを特徴とする地金混合滓の除去装
    置。
  7. 【請求項7】床上に立設したアーム取付けフレームと、
    アーム取付けフレームにその後端を枢着して水平面内で
    回動可能に取付けられたアームと、アームを旋回させる
    旋回装置と、アームの先端部をアームに沿って移動する
    横行装置と、横行装置に搭載された昇降装置と、昇降装
    置により上下動する昇降軸と、昇降軸の下部に取付けら
    れた旋回装置と、旋回装置の下部に取付けられた水平ガ
    イドと、水平ガイドに沿って移動する移動台車と、移動
    台車の下部に取付けられた傾動装置と、傾動装置に取り
    付けられ、この傾動装置により上下方向に回動するバー
    ナーとを備えたことを特徴とする地金混合滓の除去装
    置。
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