JP2003000838A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003000838A
JP2003000838A JP2001185414A JP2001185414A JP2003000838A JP 2003000838 A JP2003000838 A JP 2003000838A JP 2001185414 A JP2001185414 A JP 2001185414A JP 2001185414 A JP2001185414 A JP 2001185414A JP 2003000838 A JP2003000838 A JP 2003000838A
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ball
rotating body
entrance
outer peripheral
peripheral surface
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JP2001185414A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Osamu Nagasaka
修 長坂
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球通路の入球口に対する球の流入を的確にコ
ントロールすることができる入球装置を備えた遊技機を
提供する。 【解決手段】 球Bが流入可能な入球口80を有する球
通路81と、入球口80の近傍に配設されて球Bを球通
路81に沿って移送する回転体90と、を備える。回転
体90の外周面の一部には、球Bを磁力によって吸着す
る吸着部92が同回転体90の外周面よりも凹んで設け
られる。回転体90の吸着部92が入球口80に位置す
るときには、球Bの流入を許容し、同回転体90の吸着
部92以外の外周面が入球口80に位置するときには球
Bの流入を阻止するように、入球口80の大きさ並びに
回転体90の外周面に対する吸着部92の凹み形状がそ
れぞれ設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、パチン
コ機(雀球機、アレンジボール機等も含む)のような遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技盤の遊技領域に対し、球(パチンコ
球)が流入可能な入球口を有する球通路と、その入球口
の近傍に配設されて球を球通路に沿って移送する回転体
と、を備えた入球装置が配設されている各種型式の遊技
機(パチンコ機)が知られている。例えば、第2種パチ
ンコ機のセンター入賞装置として用いられている入球装
置において、ドラム形状に形成された回転体の外周面の
一部に球を磁力によって吸着する吸着部が設けられた構
造のものが知られている。このような入球装置におい
て、球通路の入球口は、球の直径寸法よりも適宜に大き
く設定され、回転体の外周面の吸着部に吸着された球
は、同回転体の回転動作に基づいて入球口を通過し球通
路に沿って移送されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
入球装置において、球通路の入球口は、球の直径寸法よ
りも適宜に大きく設定されている。このため、入球装置
の本体部分や回転体の外周面に当たって跳ね返った球が
入球口から球通路に流入する場合があり、球通路に対す
る球の流入を的確にコントロールすることができない。
したがって、球の流入を的確にコントロールする必要が
ある入球装置として前記従来の構造をもつ入球装置を採
用することが困難となっていた。例えば、前記従来の構
造をもつ入球装置を第3種パチンコ機の第3種始動口装
置として採用すると、遊技者に不利益をもたらす問題点
が発生する。すなわち、前記従来の構造をもつ入球装置
を第3種パチンコ機の第3種始動口装置として採用した
場合、大当たり遊技の際に第3種始動口装置としての入
球装置の球通路の入球口に不測に球が流入し、これによ
って大当たり遊技の時間が短縮し、遊技者に不利益をも
たらすという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、球通路の入球口に対する球の流入を的確にコントロ
ールすることができる入球装置を備えた遊技機を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとお
りの構成を要旨とする。すなわち、回転体の外周面の一
部には、球を磁力によって吸着する吸着部が同回転体の
外周面よりも凹んで設けられ、回転体の吸着部が入球口
に位置するときには、球の流入を許容し、同回転体の吸
着部以外の外周面が入球口に位置するときには球の流入
を阻止するように、入球口の大きさ並びに回転体の外周
面に対する吸着部の凹み形状がそれぞれ設定されてい
る。このため、回転体の吸着部に磁力によって吸着され
た球は、回転体の回転動作によって、入球口を通過して
球通路に沿って移送される。回転体の吸着部以外の外周
面が入球口に位置しているときに、球が入球口を通過し
て球通路に流入することを阻止することができ、球通路
の入球口に対する球の流入を的確にコントロールするこ
とができる。
【0006】また、第2の発明に係る遊技機は、請求項
2に記載のとおりの構成を要旨とする。すなわち、入球
室に球が流入すると、その球は入球室の球保留部に保留
される。回転体の外周面の一部には、球を磁力によって
吸着する吸着部が同回転体の外周面よりも凹んで設けら
れ、回転体の吸着部が入球口に位置するときには、球の
流入を許容し、同回転体の吸着部以外の外周面が入球口
に位置するときには球の流入を阻止するように、入球口
の大きさ並びに回転体の外周面に対する吸着部の凹み形
状がそれぞれ設定されている。このため、回転体の吸着
部が球保留部に達すると、球保留部の球が回転体の吸着
部に磁力によって吸着される。引き続く回転体の回転動
作によって、回転体の吸着部の球は、入球口を通過して
球通路に沿って移送される。回転体の吸着部以外の外周
面が入球口に位置しているときに、球が入球口を通過し
て球通路に流入することを阻止することができ、球通路
の入球口に対する球の流入を的確にコントロールするこ
とができる。
【0007】第3の発明に係る遊技機は、請求項3に記
載のとおりの構成を要旨とするもので、入球室は、周壁
部によって囲まれるとともに、遊技盤の遊技領域の球が
流入可能でかつ横向に開口する開口部を有している。し
たがって、球は比較的緩やかな流下速度で開口部を通過
して入球室に流入し、同入球室の球保留部に確実に保留
される。すなわち、上向きの開口部をもって入球室が形
成されるものと比べ、開口部を通過して入球室に流入さ
れた球が入球室の周壁部に衝突して跳ね返り、開口部か
ら流出する不具合を軽減することができる。
【0008】第4の発明に係る遊技機は、請求項4に記
載のとおりの構成を要旨とするものであり、回転体の吸
着部が入球口に位置するときには、その入球口に対し1
球のみ流入を許容するように、前記入球口の大きさ並び
に前記回転体の外周面に対する吸着部の凹み形状がそれ
ぞれ設定されている。したがって、回転体の吸着部に複
数の球が吸着されている場合においても、これら複数の
球が入球口から流入する不具合が防止される。
【0009】第5の発明に係る遊技機は、請求項5に記
載のとおりの構成を要旨とするもので、吸着部は、回転
体の周方向の一箇所に設けられている。したがって、回
転体の回転速度を適宜に調整することによって、球通路
の入球口に対する球の流入をより一層的確にコントロー
ルすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。遊技機としてのパチンコ機、例え
ば、権利ものとも呼ばれている第3種パチンコ機の遊技
盤を正面(前面)で表した図において、遊技盤10の前
面の周縁部には、外レール12と内レール13とを備え
た案内レール11が装着されている。この案内レール1
1の内側には、遊技領域15が区画形成されるととも
に、外レール12と内レール13との間には、図示しな
い球発射装置から発射された球(パチンコ球)を遊技領
域15の上部に案内する球発射通路14が形成されてい
る。遊技盤10の遊技領域15には、その略中央部に位
置して電動式普通役物装置21と権利発生装置30(セ
ンタ役物装置とも呼ばれることもある。)とが上下に隣
接してそれぞれ装着されている。さらに、遊技盤10の
遊技領域15には、電動式普通役物装置21の直上及び
左右両側方に位置して一般入賞器20が配設されてい
る。
【0011】図6に示すように、電動式普通役物装置2
1には、可変入球口22aを大小に変化させる一対の開
閉部材22が組み付けられている。これら一対の開閉部
材22は、モータ、ソレノイド等の電動アクチュエータ
を駆動源とし開閉動作されるようになっている。また、
図6に示すように、権利発生装置30には、その略中央
部において、図柄表示装置50が装着されている。この
図柄表示装置50の表示部51(この実施の形態で7セ
グメントの表示部)には、次に述べる第1選別路37の
球検出器38によって球Bを検出したときに、抽選図柄
が変動表示されるようになっている。権利発生装置30
の上部には、電動式普通役物装置21の可変入球口22
aに流入した球Bを垂下状に誘導する誘導路33が設け
られ、その誘導路33の下流(下端)に分岐部において
分岐する第1選別路37と第1排出路36とがそれぞれ
設けられている。これら第1選別路37と第1排出路3
6と分岐部には切換部材34が軸35を中心として回動
可能に配設されている。
【0012】切換部材34は、ソレノイド等の電動アク
チュエータを駆動源とし第1位置と第2位置とに配置切
換される。そして、図7に示すように、切換部材34
は、通常時においては、第1位置に配置され、この状態
で第1選別路37を開くとともに第1排出路36を閉じ
る。また、切換部材34は、第1選別路37の球検出器
38の検出信号に基づいて第2位置に配置され、その
後、特定領域47の球検出器55あるいは非特定領域4
8の球検出器56の検出信号に基づいて元の第1位置に
戻されるようになっている。そして、図8に示すよう
に、切換部材34が第2位置に配置されたときには、第
1選別路37を閉じるとともに第1排出路36を開くよ
うになっている。また、この実施の形態において、図6
に示すように、第1選別路37と第1排出路36とは、
同一中心の円弧状をなすとともに、第1選別路37は、
図6に向かって反時計回り方向に略180度の円弧をな
して延びている。そして、この第1選別路37の途上に
は、その第1選別路37を流れる球Bを検出する球検出
器38が配設されている。一方、第1排出路36は、図
6に向かって時計回り方向に僅かな円弧をなし、その第
1排出路36の出口は遊技盤10の後側に設けられた裏
集合樋(図示しない)に連通するようになっている。
【0013】図6に示すように、権利発生装置30の下
部には、第1選別路37を、その下流の分岐部において
分岐する第2排出路42と第2選別路43とがそれぞれ
設けられている。これら第2排出路42と第2選別路4
3との分岐部には、可動誘導体40が軸41を中心とし
て回動可能に設けられている。この可動誘導体40は、
ソレノイド等の電動アクチュエータを駆動源とし、かつ
誘導位置と退避位置とに配置切換される。そして、図9
に示すように、可動誘導体40は、通常時においては、
分岐部の片側に退避する退避位置に配置される。また、
可動誘導体40は、球検出器の検出信号に基づいて、図
10に示すように、誘導位置に配置切換された後、2〜
3秒経過すると元の退避位置に配置切換されるようにな
っている。そして、誘導位置に配置された可動誘導体4
0によって、第1選別路37を流れる球Bを第2選別路
43に誘導し、退避位置に配置切換されることで、球B
が第2排出路42に流れるようになっている。
【0014】すなわち、この実施の形態において、第2
排出路42は、第1選別路37の下流端に分岐部を介し
て略連続状に設けられ、その第2排出路42の出口は遊
技盤10の後側に設けられた裏集合樋(図示しない)に
連通するようになっている。一方、第2選別路43は、
第1選別路37の下流端に分岐部を介して略垂下状に設
けられている。そして、図10に示すように、可動誘導
体40が誘導位置に配置されたときには、その可動誘導
体40は、第1選別路37の通路延長方向に対し略直交
する姿勢をなし、これによって、球Bを第2選別路43
に導くようになっている。また、図9に示すように、可
動誘導体40が退避位置に配置されたときには、第1選
別路37の下流端に分岐部を介して第2排出路42が連
通するため、第1選別路37を流れる球Bは、第2選別
路43を飛び越えて第2排出路42に流れるようになっ
ている。
【0015】図6に示すように、第2選別路43の直下
には、その第2選別路43に連通する開口部を有する回
転体収納室が設けられている。この回転体収納室には、
モータ等の電動アクチュエータを駆動源とし、かつ円盤
状の回転体よりなる可動振分体45が正逆回転可能に設
けられている。この可動振分体45の外周面には、第2
選別路43の直下に臨んで1つの球Bを受ける球受け部
46が形成されている。また、回転体収納室には、その
下部において特定領域47が連通して開口し、横部にお
いて非特定領域48が連通して開口している。そして、
可動振分体45の球受け部46に落下した球Bは、同可
動振分体45が一方向(図6に向かって反時計回り方
向)に回転動作することによって特定領域47に導か
れ、反対方向(図6に向かって時計回り方向)に回転動
作することによって非特定領域48に導かれるようにな
っている。また、特定領域47には、その特定領域47
を流れる球Bを検出する球検出器55が設けられ、ま
た、非特定領域48には、その非特定領域48を流れる
球Bを検出する球検出器56が設けられている。
【0016】図5に示すように、遊技盤10の遊技領域
15には、権利発生装置30の片側下部(図5に向かっ
て左側下部)に位置して普通始動口を有する普通役物作
動器26が装着されている。この普通役物作動器26に
は、その入球口に流入した球Bを検出する球検出器が設
けられている。この球検出器の検出信号に基づいて電動
式普通役物装置21の一対の開閉部材22を所定時間
(例えば、0.5秒)開放した後、元の状態に閉じるよ
うになっている。また、遊技盤10の遊技領域15に
は、その権利発生装置30の他側(図5に向かって右
側)に位置して第3種始動装置70(この発明の入球装
置に相当する)が装着されている。
【0017】図1と図2に示すように、第3種始動装置
70は、その本体部71において遊技盤10の前面にビ
ス等によって装着されている。本体部71は、前構成部
材72と後構成部材78との2部品を主体として構成さ
れている。前構成部材72は、遊技盤10の前面にビス
等によって取り付けされる取付部と、その取付部から前
方に突出しかつ遊技領域15を流れる球Bが流入可能な
開口部76を有する入球室73の内周壁を構成する周壁
部74と、その周壁部74の前面及び周縁部を覆うよう
にして設けられた装飾性を有する覆い部75と、を一体
に備えている。また、この実施の形態において、入球室
73の開口部76を横向(図2に向かって右向き)に開
口するために、周壁部74が略C字状に形成されてい
る。また、入球室73の下部には後述する回転体90の
外周面と協働して球Bを保留する球保留部77が形成さ
れている。
【0018】前構成部材72の後側には、後構成部材7
8が一体化されて設けらている。この後構成部材78に
は、入球室73の奥側に位置しかつ球Bが流入可能な入
球口80を有する球通路81が形成されている。この球
通路81の排出口84は、遊技盤10の後側に設けられ
た裏集合樋に連通するようになっている。また、球通路
81の排出口84には、その排出口84を通過する球B
を検出する球検出器85が設けられている。また、球通
路81の所定位置には、次に述べる回転体90の吸着部
92に吸着された球Bを回転体90から分離し、その球
Bを球通路81の排出口84に向けて放出する球分離部
83が形成されている。この実施の形態において、図4
に示すように、球通路81の周壁部のうち、底壁部を構
成する傾斜状の底板部82の先端部が回転体90の外周
面に接近して臨んでおり、当該底板部82の先端部を球
分離部83としている。
【0019】図1に示すように、後構成部材78の前部
には、入球室73と球通路81とに跨った状態で回転体
90が横方向の軸を中心として回転可能に組み付けられ
ている。言い換えると、回転体90の外周面によって、
入球室73の奥側壁部と球通路81の入球口80の下側
壁部とが構成されている。また、回転体90は、入球室
73の球保留部77の球Bを入球口80を通過して球通
路81に沿って移送するためのもので、モータ等の電動
アクチュエータを駆動源として一方向(図1に向かって
時計回り方向)に所定速度で連続回転されるようになっ
ている。そして、回転体90の外周面の一部には、球B
を磁力によって吸着する吸着部92が同回転体90の外
周面よりも凹んだ位置に設けられている。
【0020】この実施の形態において、図1に示すよう
に、回転体90の外周面の一箇所に、磁石91(永久磁
石)が埋め込み状に設けられ、その磁石91の一側面を
吸着部92としている。そして、図3に示すように、回
転体90の吸着部92が入球口80に位置するときに
は、その入球口80に対し1球のみ球Bの流入を許容
し、図1あるいは図4に示すように、回転体90の吸着
部92以外の外周面が入球口80に位置するときには球
Bの流入を阻止するように、入球口80の大きさ並びに
回転体90の外周面に対する吸着部92の凹み形状がそ
れぞれ設定されている。例えば、球Bの直径寸法をD、
回転体90の吸着部92が入球口80に位置したときの
吸着部92から入球口80の上端部間での開口寸法をW
1、回転体90の吸着部92以外の外周面が入球口80
に位置したときにの回転体90の外周面から入球口80
の上端部間での開口寸法をW2とした場合、 W1>D>W2 の関係となるように、球Bの直径寸法D、開口寸法W1
及び開口寸法W2が適宜に設定されている。ちなみに、
この実施の形態において、球Bの直径寸法Dが11mm
である場合、開口寸法W1は12mm、開口寸法W2は
10mmに設定されている。
【0021】図5に示すように、遊技盤10の遊技領域
15には、第3種始動装置70の直下に位置して大入賞
口62とその大入賞口62を開閉する開閉扉61を備え
た大入賞口装置60が装着されている。また、遊技盤1
0の遊技領域15には、球Bを所定方向に誘導したり、
あるいは球Bの流れを変化させる多数の釘や風車器25
が適宜に配設されている。また、遊技盤10の遊技領域
15には、その遊技領域15の図5に向かって右側上部
に打ち出された球Bのうち、多くの球Bを大入賞口装置
60の大入賞口62に導くとともに、その球Bのうち、
一部の球Bを第3種始動装置70の入球室73の開口部
76に導くように複数の誘導釘100が適宜に配設さ
れ、これら複数の誘導釘100によって誘導手段が構成
されている。また、遊技盤10の遊技領域15には、権
利発生装置30の下方でその遊技領域15の最下端に位
置してアウト口65が形成されている。
【0022】この実施の形態に係る遊技機としてのパチ
ンコ機は上述したように構成される。したがって、パチ
ンコ遊技の際、図示しない球発射装置から球発射通路1
4に発射された球B(パチンコ球)は、遊技領域15の
上部に打ち出され、多数の釘や風車器25等に当たって
遊技領域15の下部に向けて流れる。遊技領域15に打
ち出された球Bのうち、一部の球Bは一般入賞器20、
普通役物作動器26、電動式普通役物装置21等の入球
口に流入する。また、これら入球口に流入しなかった球
Bは遊技領域15の下部のアウト口65に流入し、機外
に排出される。
【0023】普通役物作動器26の入球口に球Bが流入
すると、その球Bが球検出器(図示しない)によって検
出される。すると、球検出器の検出信号が主制御装置
(主制御基板)に伝達される。これに基づいて主制御装
置から出力される信号が電動式普通役物装置21に伝達
され、これによって、一対の開閉部材22が所定時間
(例えば、0.5秒)開放された後、元の状態に閉じら
れる。電動式普通役物装置21の一対の開閉部材22が
開放時には、その可変入球口22aに球Bが流入し易く
なる(図6参照)。電動式普通役物装置21の可変入球
口22aに球Bが流入すると、その球Bは、権利発生装
置30上部の誘導路33に流れる。この際、切換部材3
4は、第1位置に配置されている。このため、誘導路3
3の球Bは第1選別路37に流れる。
【0024】第1選別路37を流れる球Bは、その第1
選別路37の球検出器38よって検出され、その検出信
号が主制御装置(主制御基板)に伝達される。これに基
づいて主制御装置から出力される信号が、切換部材3
4、可動誘導体40の各電動アクチュエータ並びに図柄
表示装置50にそれぞれ伝達される。そして、切換部材
34は、図8に示すように、第2位置に配置切換され
る。また、可動誘導体40は、図10に示すように、誘
導位置に配置切換される。これによって、第1選別路3
7の球検出器を通過した球Bは可動誘導体40に導かれ
て第2選別路43に流れ、可動振分体45の球受け部4
6に落下して保持される(図10参照)。なお、第1選
別路37の球検出器38よって球Bが検出され、可動誘
導体40が誘導位置に配置切換された後、2〜3秒程度
経過すると、図9に示すように、可動誘導体40は、元
の退避位置に戻される。
【0025】一方、第1選別路37の球検出器38よっ
て球Bを検出すると、図柄表示装置50の表示部51の
抽選図柄が変動し、設定時間後停止する。そして、表示
部51には前記主制御装置から出力される信号に基づく
抽選図柄が表示される。表示部51に表示された抽選図
柄が「大当たり図柄」、例えば「1・1」、「3・
3」、「5・5」、「7・7」となって停止した場合、
可動振分体45が図6に向かって反時計回り方向に回転
した後、元の位置に戻される。すると、可動振分体45
の球受け部46の球Bが特定領域47に流れ、その特定
領域47の球検出器55によって球Bが検出されること
で、大当たりが確定する。また、表示部51に表示され
た抽選図柄が、前記「大当たり図柄」以外の「外れ図
柄」となって停止した場合、可動振分体45が図6に向
かって時計回り方向に回転した後、元の位置に戻され
る。すると、可動振分体45の球受け部46の球Bが非
特定領域48に流れ、その非特定領域48の球検出器5
6によって球Bが検出される。なお、特定領域47の球
検出器55あるいは非特定領域48の球検出器56によ
って球Bが検出されると、切換部材34は、元の第1位
置に配置切換される。
【0026】前記大当たりが確定した後、遊技領域15
を流れる球Bが第3種始動装置70の開口部76を通過
して入球室73に流入すると、図1に示すように、球B
は、一旦、球保留部77に保持される。第3種始動装置
70の回転体90は、パチンコ機の電源スイッチがON
されると同時に、一方向(図1に向かって時計回り方
向)に所定速度、例えば、10秒間に1回転の速さで連
続回転する。回転体90の吸着部92が球保留部77に
達すると、その球保留部77の球Bが回転体90の吸着
部92に吸着される。引き続く回転体90の回転動作に
よって、その吸着部92に吸着された球Bが入球口80
を通過して球通路81に沿って移送される。回転体90
の吸着部92に吸着された球Bが球分離部83に達する
と、その後の回転体90の回転動作によって回転体90
の吸着部92から球Bが分離する(図4参照)。その
後、球Bは球通路81の底板部82の傾斜面を流下し、
排出口84を通過して遊技盤10の後側に設けられた裏
集合樋に流れる。
【0027】球通路81の排出口84を通過する球Bが
球検出器85によって検出されると、その検出信号が主
制御装置(主制御基板)に伝達される。これに基づいて
主制御装置から出力される信号が大入賞口装置60に伝
達され、その開閉扉61によって大入賞口62が開かれ
る。大入賞口62に球Bが最大で10個流入するか、あ
るいは、10秒経過すると、開閉扉61によって大入賞
口62が閉じられ、ここで大当たり遊技の1ラウンドが
終了する。開閉扉61によって大入賞口62が一旦閉じ
られた後、再び、球通路81の排出口84を通過する球
Bが球検出器85によって検出されると、開閉扉61に
よって大入賞口62が開かれる。このように大当たり遊
技が最大で16ラウンド行われて大当たり遊技が終了す
る。
【0028】さて、この発明の入球装置に相当する第3
種始動装置70において、図3に示すように、回転体9
0の吸着部92が入球口80に位置するときには、その
入球口80に対し1球のみ球Bの流入を許容し、図1あ
るいは図4に示すように、回転体90の吸着部92以外
の外周面が入球口80に位置するときには球Bの流入を
阻止するように、入球口80の大きさ並びに回転体90
の外周面に対する吸着部92の凹み形状がそれぞれ設定
されている。このため、回転体90の吸着部92以外の
外周面が入球口80に位置しているときに、遊技盤10
を流れる球Bが入球口80を通過して球通路81に流入
する不具合を確実に防止することができる。
【0029】また、この実施の形態において、球通路8
1の入球口80の前側には、周壁部74によって囲まれ
た入球室73が横向きの開口部76をもって設けられて
いる。このため、球Bは比較的緩やかな流下速度で開口
部76を通過して入球室73に流入し、同入球室73下
部の球保留部77に確実に保留される。すなわち、上向
きの開口部をもって入球室が形成されるものと比べ、開
口部76を通過して入球室73に流入された球Bが入球
室73の周壁部74に衝突して跳ね返り、開口部76か
ら流出する不具合を軽減することができる。また、回転
体90の外周面の一箇所に対してのみ、磁石91(永久
磁石)が埋め込み状に設けられて吸着部92が設けられ
ている。そして、入球室73の球保留部77の球Bを1
球のみ球入球口80を通過して球通路81に沿って移送
するようになっている。このため、大当たり遊技の際、
大入賞口装置60の開閉扉61の最大開放時間、例え
ば、10秒に対応して、回転体90を10秒間に1回転
の速さで連続回転させることで、各ラウンド間の待機時
間を可及的に短くする設定をすることが容易となり、効
率のよい大当たり遊技を行うことができる。したがっ
て、第3種始動装置70として極めて有効である。
【0030】なお、この発明は前記実施の形態に限定す
るものではない。例えば、前記実施の形態においては、
入球装置が第3種始動装置70である場合を例示した
が、第2種入賞装置に採用することも可能であり、その
他型式の入賞装置、あるいは球を単に通過させるゲート
装置、あるいは、球を所定位置まで誘導するバイパス通
路装置等の入球装置として用いることも可能である。ま
た、球通路81の入球口80の前側には入球室73を必
ずしも設けなくてもよい。また、回転体の横幅寸法を球
の直径寸法の数倍程度に設定して回転体をドラム形状に
形成し、その回転体外周面の一部の幅方向に、複数の球
を磁力によって吸着する吸着部を設ける一方、球通路と
その入球口の開口幅寸法を球の直径寸法の数倍程度に設
定して複数の球を入球口を通過して球通路に沿って移送
することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
入球装置の球通路の入球口に対する球の流入を的確にコ
ントロールすることができる。このため、球の流入を的
確にコントロールする必要がある入球装置、例えば、第
3種始動装置を備えた遊技機(第3種パチンコ機)に採
用することによって、その効果が顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る入球装置としての
第3種始動装置を示す図2のI−I線に基づく側断面図
である。
【図2】同じく第3種始動装置を示す正面図である。
【図3】同じく回転体の吸着部に吸着された球が球通路
の入球口に達した状態を示す第3種始動装置の側断面図
である。
【図4】同じく回転体の吸着部に吸着された球が球通路
の球分離部において分離された状態を示す第3種始動装
置の側断面図である。
【図5】同じく権利発生装置、第3種始動装置、大入賞
口装置が装着された遊技盤全体を示す正面図である。
【図6】同じく権利発生装置を示す正面図である。
【図7】同じく権利発生装置の切換部材が第1位置に配
置された状態を示す説明図である。
【図8】同じく権利発生装置の切換部材が第2位置に配
置切換された状態を示す説明図である。
【図9】同じく権利発生装置の可動誘導体が退避位置に
配置された状態を示す説明図である。
【図10】同じく権利発生装置の可動誘導体が誘導位置
に配置された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 30 権利発生装置 60 大入賞口装置 70 第3種始動装置(入球装置) 73 入球室 77 球保留部 80 入球口 81 球通路 90 回転体 91 磁石 92 吸着部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球が流入可能な入球口を有する球通路
    と、前記入球口の近傍に配設されて前記球を前記球通路
    に沿って移送する回転体と、を備えた入球装置が遊技盤
    の遊技領域に装着された遊技機であって、 前記回転体の外周面の一部には、前記球を磁力によって
    吸着する吸着部が同回転体の外周面よりも凹んで設けら
    れ、 前記回転体の吸着部が前記入球口に位置するときには、
    前記球の流入を許容し、同回転体の吸着部以外の外周面
    が前記入球口に位置するときには前記球の流入を阻止す
    るように、前記入球口の大きさ並びに前記回転体の外周
    面に対する吸着部の凹み形状がそれぞれ設定されている
    遊技機。
  2. 【請求項2】 球が流入して保留される球保留部を有す
    る入球室と、その入球室の奥側に位置しかつ球が流入可
    能な入球口を有する球通路と、前記球保留部の球を前記
    入球口を通して前記球通路に沿って移送する回転体と、
    を備えた入球装置が遊技盤の遊技領域に装着された遊技
    機であって、 前記回転体の外周面の一部には、前記球を磁力によって
    吸着する吸着部が同回転体の外周面よりも凹んで設けら
    れ、 前記回転体の吸着部が前記入球口に位置するときには、
    前記球の流入を許容し、同回転体の吸着部以外の外周面
    が前記入球口に位置するときには前記球の流入を阻止す
    るように、前記入球口の大きさ並びに前記回転体の外周
    面に対する吸着部の凹み形状がそれぞれ設定されている
    遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機であって、 入球室は、周壁部によって囲まれるとともに、遊技盤の
    遊技領域の球が流入可能でかつ横向に開口する開口部を
    有している遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の遊技機であっ
    て、 回転体の吸着部が入球口に位置するときには、その入球
    口に対し1球のみ流入を許容するように、前記入球口の
    大きさ並びに前記回転体の外周面に対する吸着部の凹み
    形状がそれぞれ設定されている遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の遊技機であって、 吸着部は、回転体の周方向の一箇所に設けられている遊
    技機。
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