JP2003000618A - 歯科用鉢洗い装置 - Google Patents

歯科用鉢洗い装置

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JP2003000618A
JP2003000618A JP2001187657A JP2001187657A JP2003000618A JP 2003000618 A JP2003000618 A JP 2003000618A JP 2001187657 A JP2001187657 A JP 2001187657A JP 2001187657 A JP2001187657 A JP 2001187657A JP 2003000618 A JP2003000618 A JP 2003000618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISO規格に適合した歯科用鉢洗い装置を提
供する。 【解決手段】 11は鉢、12は該鉢11の上部周辺に
水を供給するための配管で、鉢11の上部内側周辺には
多数の穴11aが設けられ、配管12に通して該鉢11
に供給された水は、これら多数の穴11aより鉢11内
に放出され、鉢11内の汚物を除去する。13は貯水タ
ンク、14は該貯水タンク13を載置する受け皿、15
は鉢洗い水用ノズルで、受け皿14は底部に配管12に
連通する穴14aを有し、貯水タンク13から溢れた水
を、配管12を通して鉢11に供給するようにしてい
る。ISOでは、鉢洗い用のノズル15は鉢に水が満水
になったとき、その水位より20mm以上隙間をあけて
おかなければならない。貯水タンク13の上端と鉢洗い
水用ノズル15との間の間隔Lが20mm以上となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用鉢洗い装
置、より詳細には、ISO規格に適合した歯科用鉢洗い
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、本発明が適用される歯科治療ユ
ニットの一例を説明するための全体概略外観図で、図
中、10は歯科治療ユニットで、該ユニット10は、治
療椅子1、ワークテーブル2、スピットン3、給排水ボ
ックス4、インスツルメントホルダ5、フットスイッチ
6、アシスタントインスツルメントホルダ7等から成
り、インスツルメントホルダ5,7には、歯科治療にお
いて使用する種々のインスツルメント8が収納されてお
り、周知のように、歯科治療にあたり、患者は椅子1に
座り、頭を安頭台に固定して治療を受ける。治療中、術
者は治療椅子1を上下動、倒起動、傾斜動等させて、患
者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき歯科治療
ユニットにおいて、鉢(スピットン)3を洗浄するため
の水を供給するノズル9の放水口は、ISO規格によれ
ば、鉢3の上端から20mm以上離れていなければなら
ない。本発明は、上述のごときISO規格に適合した鉢
洗い装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、うが
い用の鉢と、該鉢に鉢洗い用の水を供給するための貯水
タンクと、該貯水タンクに鉢洗い用の水を供給するため
の鉢洗い水用ノズルとを有し、前記貯水タンクは上端が
前記鉢洗い水用ノズルの放水口から20mm以上離れ、
前記貯水タンクからの洗浄水は配管を通して直接前記鉢
に供給され、該鉢の上端周辺に設けられた穴から該鉢内
に放出されることを特徴としたものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貯水タンクは該貯水タンク受け皿の上に載置さ
れ、該貯水タンクから溢れた水が該受け皿を通して前記
配管に供給されることを特徴としたものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貯水タンクと前記配管とが直接連結されている
ことを特徴としたものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記配管に圧縮空気を導入して前
記鉢に放出される水の勢いを増大させるようにしたこと
を特徴としたものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記貯水タンク内に該貯水タンクをシリンダとする
ピストンを有し、該ピストンを押圧することにより前記
鉢に放出される水の勢いを増大させるようにしたことを
特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による鉢洗い装置
の一実施例を説明するための要部概略構成図で、図中、
11は鉢、12は該鉢11の上部周辺に水を供給するた
めの配管で、例えば、図示のように、鉢11の上部内側
周辺には多数の穴11aが設けられ、配管12に通して
該鉢11に供給された水は、これら多数の穴11aより
鉢11内に放出され、鉢11内の汚物を除去する。13
は貯水タンク、14は該貯水タンク13を載置する受け
皿、15は鉢洗い水用ノズルで、受け皿14は底部に配
管12に連通する穴14aを有し、貯水タンク13から
溢れた水を、前述のように、配管12を通して鉢11に
供給するようにしている。
【0010】而して、ISOでは、鉢洗い用のノズル1
5は鉢に水が満水になったとき、その水位より20mm
以上隙間をあけておかなければならないと言われてい
る。図示例の場合、貯水タンク13の上端と鉢洗い水用
ノズル15との間の間隔Lが20mm以上でなければな
らない。
【0011】図示例の場合、鉢洗い用ノズル15より噴
射された水は、一旦、貯水タンク13内に貯えられ、該
貯水タンク13に水を追加して注ぐと、該貯水タンク1
3より水が受皿14に溢れ出、この受皿14に溢れ出た
水が配管12を通して鉢11の上部周辺に設けられた多
数の穴11aより鉢11内に放出され、該鉢内の汚物を
流し落す。この場合、鉢11内に汚物が詰って、鉢11
内の汚水が鉢11より受皿14側に逆流したとしても、
この汚水が貯水タンク13内に入るようなことはなく衛
生的である。
【0012】図2は、図1に示した例を簡略化した場合
の例を示す概略図で、この実施例は、図1に示した受皿
14を省略して、貯水タンク13から直接配管12を通
して鉢11に水を供給するようにしたもので、この構成
でも、L≧20mmにすることで、ISOを満すことが
でき、コストを低減することができる。
【0013】なお、以上には、鉢11内に噴出する水の
勢いは、水頭(ヘッド)Hに依存し、特に、鉢11が大
きい場合等においては、鉢の上部周辺全体から水を噴射
することができず、或いは、水の噴射勢力が弱く、洗浄
能力が必ずしも十分なものでない場合がある。
【0014】図1又は図2において、16は、上述のご
とき場合を想定して、配管12に設けられたエアー管
で、該エアー管16を通して配管12に空気を圧入する
と、鉢11の上部周辺の穴11aからは勢いよく水が噴
射され、洗浄効果を増大することができる。
【0015】また、図2において、17は貯水タンク1
4内に設けられたピストンで、該ピストン17には、例
えば、細孔17aが設けられており、ノズル15より貯
水タンク14内に供給された水は、該ピストン17に設
けられた細孔17aを通して貯水タンク17内に貯えら
れ、鉢洗浄時、該ピストン17を押圧して鉢14の水を
圧縮すると、鉢11の上部周辺の穴11aからは、勢い
よく水が噴射され、鉢11内を効果的に洗浄することが
できる。
【0016】
【発明の効果】ISO規格に適合した歯科用鉢洗い装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による歯科用鉢洗い装置の実施例を説
明するための要部構成図である。
【図2】 本発明による歯科用鉢洗い装置の他の実施例
を説明するための要部構成図である。
【図3】 歯科治療ユニットの一例を説明するための全
体構成図である。
【符号の説明】
11…鉢、12…給水配管、13…貯水タンク、14…
受皿、15…ノズル、16…エアー管、17…ピスト
ン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 うがい用の鉢と、該鉢に鉢洗い用の水を
    供給するための貯水タンクと、該貯水タンクに鉢洗い用
    の水を供給するための鉢洗い水用ノズルを有し、前記貯
    水タンクは上端が前記鉢洗い水用ノズルの放水口から2
    0mm以上離れ、前記貯水タンクからの洗浄水は配管を
    通して直接前記鉢に供給され、該鉢の上端周辺に設けら
    れた穴から該鉢内に放出されることを特徴とする歯科用
    鉢洗い装置。
  2. 【請求項2】 前記貯水タンクは該貯水タンク受け皿の
    上に載置され、該貯水タンクから溢れた水が該受け皿を
    通して前記配管に供給されることを特徴とする請求項1
    に記載の歯科用鉢洗い装置。
  3. 【請求項3】 前記貯水タンクと前記配管とが直接連結
    されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用鉢
    洗い装置。
  4. 【請求項4】 前記配管に圧縮空気を導入して前記鉢に
    放出される水の勢いを増大させるようにしたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科用鉢洗い
    装置。
  5. 【請求項5】 前記貯水タンク内に該貯水タンクをシリ
    ンダとするピストンを有し、該ピストンを押圧すること
    により前記鉢に放出される水の勢いを増大させるように
    したことを特徴とする請求項3に記載の歯科用鉢洗い装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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