JP2002542365A - シアニン色素及びその合成法 - Google Patents

シアニン色素及びその合成法

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Abstract

(57)【要約】 式(II)を有するシアニン色素であり、ここにおいてR1-R8は、各々独立して、水素、C1-C6アルキル基、及びそれが親水性置換基を有するC0-C4アルキル基からなる群より選択される。R11及びR12は、求核置換機構により標的分子と反応することが可能である遊離又は保護されたチオール、アミンまたはヒドロキシル置換基を含むように選択される。この色素は、様々な標的分子を標識するために有用である。前述のシアニン色素の前駆体としての適当なヘテロ環式及びインドール誘導体を合成する方法も記されている。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は求核性反応性基を有するシアニン色素の合成に関する。更に、本発明
は保護された置換基から遊離反応性チオール基、アミン基又はヒドロキシル基、
標的分子に求核付加することができる求核性基を生成する合成方法を含む。
【0002】 (背景技術) シアニン色素は種々の生物学的分子に結合し得る蛍光プローブとして広範な用
途を有し、こうしてDNA配列決定、フローサイトメトリー及びイムノアッセイに
用途があることが現在認められている。シアニン色素は強いスペクトル吸収バン
ドを特徴とし、その吸収は合成設計により大きいスペクトル範囲にわたって調和
させ得る。 シアニン色素のスペクトル特性に加えて、実用的な色素はまた単離及び精製中
に安定であり、しかも標的分子を分解しない条件下で標的分子との共有結合のた
めに反応性であることを特徴とする。標的分子を共有結合することができる反応
性基を有する従来技術のシアニン色素は全てが構造安定性又は色素と標的分子の
カップリングに必要とされる反応条件によりそれらの実用性を制限されていた。
【0003】 シアニン色素に結合されたヨードアセチル部分は標的分子のスルフヒドリル基
と共有結合反応することができる。ヨードアセチル基はスルフヒドリル基が小さ
いクラスのタンパク質中にのみ存在することによりその実用性を制限される。そ
の他の反応性部分はスルホン酸、カルボキシレート、及びスルホネートを含んで
いた(例えば、Anal. Biochem. 243, 15-27; Bioconj. Chem. 4, 105-111: 1993
; 8, 751-756: 1997; Cytometry 10, 3-10: 1989; 10, 11-19: 1989; 米国特許
第5,106,990号;及びJ. Chem. Soc. Perkin Transactions 1, 143-7: 1998を参
照のこと)。このような部分はその後の化学変換及び精製の過程中に反応性のま
まであり、又は標的分子への結合のための反応条件により制限される。
【0004】 米国特許第5,627,027号はシアニン色素によるタンパク質、細胞、核酸及びDNA
の標識方法、並びにそれらの間の反応に関する。特定されたシアニン色素は色素
内の反応性基の位置で制限され、その同一性がイソチオシアネート、イソシアネ
ート、モノクロロトリアジン、ジクロロトリアジン、モノ-又はジ-ハロゲン置換
ピリジン、モノ-又はジ-ハロゲン置換ジアジン、アジリジン、スルホニルハライ
ド、酸ハライド、ヒドロキシスクシンイミドエステル、ヒドロキシスルホスクシ
ンイミドエステル、イミドエステル、グリオキサール及びアルデヒドに限定され
る。その方法は依然として色素の反応性基と、色素と標識される物質のカップリ
ングのために親電子メカニズムを利用して標識される物質のアミン基又はヒドロ
キシル基との間に共有結合を形成することを更に必要としている。 米国特許第5,486,616号は水溶性であり、反応性部分によりアミノ基、ヒドロ
キシ基又はスルフヒドリル基と反応することができる特別なシアニン色素構造に
関する。色素構造は色素と標識される物質をカップリングするための親電子メカ
ニズムを利用して色素のベンジル部分に直接結合された少なくとも一つのスルホ
ン酸部分又はスルホネート部分を含む。
【0005】 米国特許第5,268,486号はイソチオシアネート、イソシアネート、モノクロロ
トリアジン、ジクロロトリアジン、モノ-又はジ-ハロゲン置換ピリジン、モノ-
又はジ-ハロゲン置換ジアジン、マレイミド、アジリジン、スルホニルハライド
、酸ハライド、ヒドロキシスクシンイミドエステル、ヒドロキシスルホスクシン
イミドエステル、イミドエステル、ヒドラジン、アジドニトロフェニル、アジド
、3-(2-ピリジルジチオ)-プロピオンアミド、グリオキサール及びアルデヒドを
含む反応性部分を含む水溶性色素を開示している。これらの色素はアミノ基、ヒ
ドロキシ基及びスルフヒドリル基を含む標的分子を標識するのに選ばれる。
【0006】 従来技術に鑑みて、標的分子への共有結合のために好適に配置された反応性基
を有する安定なシアニン色素の容易な合成を可能にする広範囲のインドール誘導
体に対する要望が存することが明らかである。シアニン色素は標的分子を分解し
ない条件下で標的分子への共有結合を可能にすべきである。それらは安定であり
、容易に生成され、精製され、標的分子への結合の条件下で反応性であるべきで
ある。本発明はインドールから誘導された新規な安定なインドール前駆体の容易
な合成を記載する。これらの前駆体は保護されたチオール基、アミン基又はヒド
ロキシル基を有するシアニン色素の容易な合成を可能にする。保護された基は脱
保護されて求核メカニズムにより標的分子に共有結合し得る遊離のチオール基、
アミン基又はヒドロキシル基を生じ得る。 従来技術に鑑みて、更に一般的な実用性を有するシアニン色素に対する要望が
存することが明らかである。水溶性であり、標的分子を分解しない条件下で標的
分子との共有結合によりアミノ、ヒドロキシ及びスルフヒドリルを含む化合物に
加えて或る範囲の物質を標識することができる少なくとも一つの反応性部分を含
むシアニン色素に対する要望が存する。 従来のカップリング反応は親電子メカニズムにより行われていた。こうして、
求核メカニズムにより標的分子にカップリングすることができるシアニン色素の
一般的なクラスに対する要望が更に存する。
【0007】 (発明の開示) 本発明は式
【0008】
【化11】
【0009】 の窒素含有複素環のクラスに関する。 式中、 Y1は下記からなる群から選ばれ、
【0010】
【化12】
【0011】 (式中、R9、R9'、R10及びR10'は夫々独立にC1-C30アルキル、及びヘテロ原子置
換C1-C30アルキル(そのヘテロ原子はO、N又はSである)からなる群から選ば
れる。) R1、R2、R3、及びR4は夫々独立に水素、C1-C6アルキル基、スルホネート、カ
ルボキシレート、ヒドロキシル、置換アミン及び四級アミンからなる群から選ば
れた親水性置換基を有するC0-C4アルキル基からなる群から選ばれ、必要により
、R1-R4の少なくとも一つが親水性置換基を有するC0-C4アルキル基であり、 かつ R11は下記からなる群から選ばれる。
【0012】
【化13】
【0013】 (式中、R13、R'13、R"13及びR"'13は夫々独立にC1-C30アルキルである。Qは硫
黄、窒素又は酸素であり、Xはハロゲンであり、かつYはハロゲンである。) 本発明の前に、特に保護された求核性基を含む炭化水素部分を有するN置換複
素環及びインドールを合成することは困難であった。本発明は部分XR13Q(式中
、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R13はC1-C30アルキルであり、かつQは硫
黄、窒素又は酸素である)を含む二官能性炭化水素と、窒素含有複素環の間の容
易な反応(これは新しいN置換基の一級位置に保護された求核性基又はチオール
、アミンもしくはアルコールの如き保護された求核性基に変換し得る部分を有す
る複素環をもたらす)を記載する。その新規な反応は前駆体の固体混合物を短時
間の期間にわたって高温で加熱することにより進行する。生成物は通常のクロマ
トグラフィーを使用して精製される。また、その反応は好適な試薬溶液中の固体
の窒素含有複素環の好適な懸濁液を加熱することにより進行する。後者の方法か
らの生成物は通常の方法を使用して精製し得る。
【0014】 インドール核を含む化学物質は動物界及び植物界中で広く生じ、人体中に見ら
れる化学物質の成分である。例えば、必須アミノ酸トリプトファン(これは多く
のペプチド及び生物活性タンパク質中に生じる)はインドール核を含み、学習、
記憶、鬱病及び摂食行動に関係する重要な神経伝達物質であるセロトニンの生化
学的前駆体である。インドール核を含む多くの天然産アルカロイド、例えば、ハ
ーマリンアルカロイド、シンチェラアルカロイド、ヨヒンビンアルカロイド、ラ
ウウォルフィアアルカロイド及びエルゴットアルカロイドは生物学的活性に広く
異なる影響を有する。インドールを含む化学物質は色素成分及び生化学標識試薬
として工業用途に使用されていた。
【0015】 この出願に記載された新規かつ容易な化学はビヒクルを提供して多種の化学基
をインドール核に付加することによりインドールを含む化学物質の多くの新規誘
導体の合成を可能にして生命科学の研究者らが多種の生物学的活性分子及び標的
分子の標識試薬を利用することを可能にする。例えば、長鎖炭化水素がインドー
ル化学物質に付加されてそれらに疎水性を与えてもよく、又はリンカー分子が付
加されてもよく、これが種々の生物学的活性のインドールをリポーター系に共有
結合させ、又は種々の生物系中でリポーター分子として使用させる。この化学は
また重要かつ有益な医薬特性を有する新規インドール誘導体を合成するのに使用
し得る。研究において、セロトニン受容体の種々のサブクラスに対しアゴニスト
又はアンタゴニストとして作用する新規誘導体が生成し得る。また、新規誘導体
は新規標識試薬及びシアニン色素の如き標識試薬を標的分子に結合する別法をも
たらし得る。 上記方法により合成された新規複素環誘導体は通常の化学を使用してシアニン
色素に変換し得る。 これらの複素環は標的分子への求核共有結合のための保護された反応性基を有
するシアニン色素の一般的なクラスの前駆体として作用する。前駆体(1)はポリ
メチン結合により縮合されて蛍光シアニン色素を生成する。
【0016】 R1、R2、R3及びR4は必要によりこれらの隣接R基の二つが縮合されて環構造を
形成するようなものであってもよい。得られる環構造はまた必要により官能化さ
れて溶解性及びスペクトル特性を変更してもよい。 ポリメチン結合はトリアルキルオルトホルメート、ジアルキルアミド、及びト
リアルコキシアルケンを例示として含む分子の存在下で塩基の存在下で前駆体(1
)の2当量を反応させることにより形成される。塩基は有機塩基であることが好
ましい。結合反応は周囲空気の下で還流有機溶媒中で進行するが、それは溶媒を
還流しないで遅い速度で進行する。有機塩基として例示として、ピリジン、フェ
ノール及びアルコキシド、モルホリン、ピペリジン、t-ブチルアミン、並びにト
リエチルアミン及びアミンが挙げられる。ポリメチン結合はその中に3個、5個
、7個又はそれ以上の線状炭素原子を有する共役系である。
【0017】 前駆体(1)の2分子間のポリメチン結合は線状鎖だけでなく、ポリメチン鎖の
共役系にカップリングされた脂環式環構造、置換アリール環構造及び複素環環構
造を含むものと認められる。例えば、ビスアルデヒドはホルメート、アミド又は
アルコキシアルケンよりも本発明の前駆体に対して反応性であり、反応が塩基の
存在を必要としない。その代わり、反応がアルコールの存在下で起こる(J. Org.
Chem. 60, 2391-2395: 1995)。こうして、1-ホルミル-3-(ヒドロキシメチレン)
シクロヘキサ-1-エン誘導体はヘプタメチン結合を生じる。こうして、鎖にわた
る共役結合の修飾及び延長は色素の吸収特性に影響することが認められる。更に
、付加的な反応性基又は溶解性増進部分がポリメチン結合に容易にカップリング
されることが認められる。 得られるシアニン色素は式:
【0018】
【化14】
【0019】 を有する。 式中、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8は夫々独立に水素、C1-C30アルキル基、
スルホネート、カルボキシレート、ヒドロキシル、置換アミン及び四級アミンか
らなる群から選ばれた親水性置換基を有するC0-C4アルキル基からなる群から選
ばれ、 Y1及びY2は夫々独立に
【0020】
【化15】
【0021】 からなる群から選ばれ、 R9、R'9、R10及びR'10は夫々独立にC1-C6アルキル、及びヘテロ原子置換C1-C6 アルキル(そのヘテロ原子はO、N又はSである)からなる群から選ばれ、 R11及びR12は夫々独立にC1-C30アルキル、フェニル置換C1-C30アルキル、
【0022】
【化16】
【0023】 からなる群から選ばれた保護された置換基を有するC1-C30からなる群から選ばれ
、 R13、R'13、R"13及びR"'13は夫々独立にC1-C30アルキルであり、Qは硫黄、窒
素又は酸素であり、Xはハロゲンであり、かつYはハロゲンであり、 Lはメチン、C1-C6アルキル置換基及びフェニル、ヒドロキシル、スルホニル
、ハロゲン原子、ヘテロ原子置換フェニル及びC1-C4アルコキシルを有する置換C 1 -C6アルキル基を有するメチン基からなる群から選ばれ、nは1、2、3又はそ
れ以上である。 R1-R8は必要によりこれらの隣接R基の二つが縮合されて環構造を形成するよ
うなものであってもよい。得られる環構造は必要により官能化されて溶解性及び
スペクトル特性を変更してもよい。
【0024】 得られる色素(2)の水溶性を増大するために、R1基、R2基、R3基、R4基、R5
、R6基、R7基、R8基、R9基、R9'基、R10基、R10'基、R11基及びR12基は夫々必要
により公知の極性部分及び荷電された部分から選ばれてもよい。夫々の前駆体分
子(1)は水溶性を与えるために少なくとも一つの親水性部分を含むことが好まし
い。親水性部分として例示として、C0-C4アルキル-ヒドロキシ、-置換アミノ、-
四級アミノ、-スルホネート及び-カルボキシレートが挙げられる。疎水性前駆体
又は非極性前駆体が有機溶媒系中で有益であることが認められる。 色素(2)はチオール部分、アミン部分又はヒドロキシル部分の形成後に標的分
子に対し反応性である。チオール部分、アミン部分又はヒドロキシル部分は標的
分子に対し反応性である反応体と立体上及び電子上結合しやすい孤立電子対を特
徴とする。脱保護剤との色素(2)の反応は置換基を反応性のチオール置換基、ア
ミン置換基又はヒドロキシル置換基に変換する。脱保護剤は当業界で公知である
(Theodora W. Green及びPeter G.M. Wuts, Protective Groups in Organic Synt
hesis,第2編(1991) 277-308)。アミン置換基又はヒドロキシル置換基は実際に
は必要により保護される必要はないが、その代わり合成条件下で安定であり、そ
のまま単離されることが認められる。こうして、アミン置換基又はヒドロキシル
置換基は中間の脱保護反応の発生なしに反応性求核性置換基として作用する。
【0025】 本発明の色素はまた遊離チオールの脱保護形態で単離を受けやすいことが認め
られる。本発明の遊離チオール含有色素は色素(2)を脱保護剤と反応させ、遊離
チオールをそれから単離した後に生じる。得られる遊離チオールは、その特定の
同一性に応じて、1ヶ月より長い貯蔵寿命を有する。その他の反応性チオールに
ついて、本発明の遊離チオールシアニン色素はジスルフィド結合の形成を防止す
るのに適した条件下で最良に管理される。これらの条件として、例示として、冷
凍、暗所及び不活性雰囲気下の貯蔵が挙げられる。また、R11がR14SH、R14NH2
びR14OHからなる群から選ばれる以外は(1)と同じ窒素含有複素環が直接形成され
、この場合、R14はC3-C30アルキル及びフェニル、ヒドロキシル、スルホニル、
もしくはハロゲン原子又はヘテロ原子置換フェニルを有するC3-C30アルキルであ
る。(1)の遊離チオール色素前駆体類似体を生成する反応化学は保護された複素
環(1)の生成と同様の様式で進行する。例えば、陽イオン窒素含有複素環及びハ
ロゲン化チオールはメタセシス反応により反応して遊離チオール色素前駆体を生
じることができる。アミン部分又はヒドロキシル部分は同様の型の反応により生
成される。その後に遊離チオール前駆体が前駆体(1)と同様の様式で反応させら
れてそれらの間にポリメチン結合を形成する。得られるシアニン色素化合物はR1 1 及びR12が夫々独立にR14SH、R14NH2及びR14OHからなる群から選ばれる以外は(2
)のシアニン色素化合物と同じであり、この場合、R14はC3-C30アルキル又はフェ
ニル、ヒドロキシル、スルホニル、もしくはハロゲン原子又はヘテロ原子置換フ
ェニルを有するC3-C30アルキルである。
【0026】 本発明の市販用パッケージは指示を含む式(1)の化合物及び必要により前駆体(
1)を色素化合物(2)に変換するための試薬並びに色素又はハプテンとしての色素
化合物(2)の使用に関する更なる指示を含む。化合物(1)の遊離チオール類似体、
アミン類似体又はヒドロキシル類似体はまたここで作用することが認められる。
また、市販用パッケージは標的分子を標識する際の色素又はハプテンとしてのそ
の使用についての指示と一緒に活性成分としての化合物(2)を含む。また、化合
物(2)の遊離チオール類似体、アミン類似体又はヒドロキシル類似体はまたここ
で作用することが認められる。 標識分子への色素(2)の反応性形態の付加は通常の求核反応条件下で進行する
。求核反応の溶媒は標的分子の同一性により指示される。関係する多くの標的分
子は生物学的性質のものであるので、水がしばしば求核反応溶媒である。
【0027】 本発明の色素とカップリングされる標的分子として、例示として、有機分子、
ポリマー、ケイ素質物質、天然及び合成の:脂質ベシクル、アミノ酸、ペプチド
核酸、ペプチド、核酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、DNA、RNA、タンパク質、
炭水化物、オリゴ糖、多糖、抗体、細胞受容体、抗原、ハプテン、レクチン、ア
ビジン、ストレプトアビジン、リンホカイン、ホルモン、代謝産物、毒素、ウイ
ルス粒子、細菌、菌類成分、好酸球、真核生物細胞、及びこれらの誘導体が挙げ
られる。 R11又はR12がヘテロ原子含有置換基を有するC1-C30である本発明の色素(2)は
物理吸収される蛍光色素としての実用性がある。また、R11又はR12中にヘテロ原
子を欠いている本発明の色素はR1-R8の親水性部分又はポリメチン結合から延び
ているペンダント反応性部分により標的分子にカップリングされる。 本発明から生じる利点を更に十分に実証するために、以下の実施例が示される
。以下は例のためのみであり、本発明の範囲の限定と意図されるものではないこ
とが理解されるべきである。
【0028】 (実施例) 実施例1−色素前駆体1-〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2,3,3-トリメチル-5-ス
ルホ-3H-インドリウム、分子内塩(5) 磁気撹拌棒を備えた250 mLの丸底フラスコに、2,3,3-トリメチル-5-スルホ-3H
-インドリウム、カリウム塩(3)(7.21ミリモル)及び3-ブロモ-1-チオアセチル
プロパン(4)(25.88ミリモル)を添加する。その混合物を撹拌し、165℃で20分
間加熱する。残渣を20℃に冷却し、ジエチルエーテルで洗浄する。固体を逆相ク
ロマトグラフィーにより精製して1-〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2,3,3-トリ
メチル-5-スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(5)を固体として得る。
【0029】 実施例2−色素前駆体1-〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2,3,3-トリメチル-5-ヒ
ドロキシル-6-ベンゾ-3H-インドリウム、分子内塩(7) 2,3,3-トリメチル-5-ヒドロキシル-6-ベンゾ-インドリウム、カリウム塩(6)を
(3)に代えて使用する以外は、実施例1の操作を繰り返す。固体生成物1-〔3-S-
アセチルチオプロピル〕-2,3,3-トリメチル-5-ヒドロキシル-6-ベンゾ-3H-イン
ドリウム、分子内塩(7)を単離する。 実施例3−色素前駆体1-〔4-S-ベンゾイルブチル〕-3-メチル-4-カルボキシルベ
ンゾキシゾリウム、分子内塩(10) 3-メチル-4-カルボキシルベンゾキシゾリウム、ナトリウム塩(8)を(3)に代え
て使用し、4-ブロモ-1-S-ベンゾイルブタン(9)を(4)に代えて使用する以外は、
実施例1の操作を繰り返す。固体生成物1-〔4-S-ベンゾイルブチル〕-3-メチル-
4-カルボキシルベンゾキシゾリウム、分子内塩(10)を単離する。
【0030】 実施例4−色素前駆体1-〔3-S-t-ブチルプロピル〕-3-メチル-5-スルホ-ベンゾ
イミダゾリウム、分子内塩(13) 3-メチル-5-スルホ-ベンゾイミダゾリウム(11)及び3-ブロモ-1-S-t-ブチルプ
ロパン(12)を(4)に代えて使用する以外は、実施例1の操作を繰り返す。固体生
成物1-〔3-S-t-ブチルプロピル〕-3-メチル-5-スルホ-ベンゾイミダゾリウム、
分子内塩(13)を単離する。 実施例5−(5)から誘導されたシアニン-3色素 (5)(2.68ミリモル)及び1-エチル-2,3,3-トリメチル-5-スルホ-3H-インドリウ
ム、分子内塩(14)(2.68ミリモル)の溶液をピリジン(70 mL)中で加熱、還流さ
せ、トリエチルオルトホルメート(24.0ミリモル)を四つの等しい部分に分けて1
時間にわたってシリンジにより添加する。次いでその懸濁液を更に3時間にわた
って加熱、還流させ、室温に冷却する。溶媒を減圧で除去し、固体をメタノール
で2回共沸する。固体を逆相クロマトグラフィーにより精製し、単離した生成物
をAG50W-X4,200-400メッシュK+形態のカラムに通して1-〔3-S-アセチルチオプロ
ピル〕-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール
-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリ
ウム塩(15)、1-〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2-〔3-〔1-〔3-S-アセチルチオ
プロピル〕-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕
-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(16)、
及び1-エチル-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-イン
ドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム
、カリウム塩(17)を固体として得る。
【0031】 実施例6-10−(7)、(10)及び(13)から誘導されたシアニン-3色素 (5)に代えて(7)、(10)及び(13)を用い、(14)に代えて(7)、(10)及び(13)の1-
エチル-類似体を用いて、実施例5の操作を繰り返す。精製形態で単離される得
られる固体化合物を表1に要約する。 実施例11−(5)から誘導されたシアニン-5色素 メタノール(50 mL)中の(5)(1.60ミリモル)、(14)(1.60ミリモル)及び酢酸カリ
ウム(3.56ミリモル)の溶液を加熱、還流させ、1,3,3-トリメトキシプロペン(21.
0ミリモル)を四つの等しい部分に分けて1時間にわたってシリンジにより添加す
る。次いでその懸濁液を更に3時間にわたって加熱、還流させ、室温に冷却する
。メタノールを減圧で除去し、固体を逆相クロマトグラフィーにより精製して1-
〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-
5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3,3-ジメチル-5-
スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(29)、1-〔3-S-アセチルチオプロピル〕-2
-〔3-〔1-〔5-S-アセチルチオプロピル〕-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ
-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3,3-ジメチル-5-スルホ-3
H-インドリウム、カリウム塩(30)及び1-エチル-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ
-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3
,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(31)を固体として得る。
【0032】 実施例12−色素前駆体S-(3-ヨードプロピル)イソチオ尿素(32) チオ尿素(14ミリモル)を無水メタノール(300 mL)中の1,3-ジヨードプロパン(3
40ミリモル)の溶液に添加し、窒素の雰囲気下で60℃で4時間撹拌する。その溶
液を4℃で一夜冷却し、その時間中に過剰の1,3-ジヨードプロパンが無色の油と
してフラスコの底に分離する。過剰の1,3-ジヨードプロパンをピペットにより除
去し、残っているメタノール溶液を真空で蒸発させ、残渣をジクロロメタン中で
懸濁させ、濾過し、追加のジクロロメタンで洗浄してS-(3-ヨードプロピル)イソ
チオ尿素(32)を粉末として得る。 実施例13−色素前駆体1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2,3,3-トリメチル-5-
スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(33) (32)(0.36ミリモル)及び2,3,3-トリメチルインドレニニウム-5-スルホネート
、カリウム塩(3)(0.46ミリモル)の溶液をフラスコに入れ、15分間にわたって窒
素の雰囲気下で撹拌しながら148℃に加熱する。その反応混合物を室温に冷却し
、残渣をメタノールで結晶化して1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2,3,3-ト
リメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(33)を粉末として得る。
【0033】 実施例14−(33)から誘導されたシアニン-3色素 (33)(0.022ミリモル)及び1-エチル-2,3,3-トリメチル-5-スルホ-3H-インドリ
ウム、分子内塩(14)(0.022ミリモル)の溶液をトリエチルアミン50μLを含むN,N-
ジメチルホルムアミドに溶解し、その混合物を60℃に加熱し、トリエチルオルト
ホルメート(4x10μL、4x0.06ミリモル)を3時間にわたって四つの部分に分けて
添加する。その溶液を更に1時間にわたって60℃に加熱し、室温に冷却し、ジエ
チルエーテルで3回洗浄し、得られる沈殿を逆相HPLCにより精製して単離された
1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメ
チル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-
スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(34)、1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕
-2-〔3-〔1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-ス
ルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-
インドリウム、カリウム塩(35)及び1-エチル-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3
,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメ
チル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(17)を固体として得る。
【0034】 実施例15−標的ヌクレオチド誘導体への色素(15)の結合 撹拌棒で2 mLのバイアルに、50mMのリン酸2水素ナトリウムpH 7.0-7.5 (250
μL)中の(15)(1.58μモル)、5-〔3-〔3-〔2,5-ジヒドロ-2,5-ジオキソ-1H-ピロ
ール〕プロパンアミド〕-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチジントリホスフェー
ト(36)(5.0μモル)を添加する。その撹拌溶液に、1MのヒドロキシルアミンpH 7.
0-7.5 (250μL)を添加し、得られる溶液を室温で1時間撹拌する。その反応混合
物を精製して5-〔3-〔3-〔3-〔1-〔3-チオプロピル〕-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジ
ヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3
,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム〕-2,5-ピロリジンジオン〕プロパンア
ミド〕-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチジントリホスフェート(37)を得る。 実施例16−標的ヌクレオチド誘導体への色素(28)の結合 (15)に代えて(28)を用いて、実施例15の操作を繰り返す。その反応混合物を精
製して5-〔3-〔3-〔3-〔1-〔3-チオプロピル〕-2-〔3-〔1-エチル-3-メチル-5-
スルホ-ベンゾイミダゾール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-ヒ
ドロキシル-6-ベンゾインドリウム〕-2,5-ピロリジンジオン〕プロパンアミド〕
-1-プロピニル〕2'-デオキシシチジントリホスフェート(38)を得る。
【0035】 実施例17−標的ヌクレオチド誘導体への色素(29)の結合 (15)に代えて(29)を用いて、実施例15の操作を繰り返す。その反応混合物を精
製して5-〔3-〔3-〔3-1-〔3-チオプロピル〕-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3
,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3,3
-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム〕-2,5-ピロリジンジオン〕プロパンアミ
ド〕-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチジントリホスフェート(39)を得る。 実施例18−色素前駆体1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2,3,3-トリメチル-3H
-インドリウムヨージド(41) 50 mLの丸底フラスコに、2,3,3-トリメチルインドレニン(14.4ミリモル)及び1
,3-ジヨードプロパン(72.7ミリモル)を添加し、その混合物を16時間にわたって
窒素の雰囲気下で60℃で撹拌する。得られる固体をエタノールで再結晶して1-〔
3-ヨードプロピル〕-2,3,3-トリメチル-3H-インドリウムヨージド(40)を結晶と
して得る。 100 mLの丸底フラスコに、(40)(4.38ミリモル)、チオ尿素(4.5ミリモル)、及
びメタノール(30 mL)を添加する。その溶液を60℃で5時間撹拌し、真空で蒸発
させ、残渣を水(20 mL)に溶解し、ジクロロメタン(3 x 6 mL)で洗浄し、一夜に
わたって4℃に冷却し、得られる結晶を濾過し、アセトンで洗浄して1-〔3-イソ
チオウロニルプロピル〕-2,3,3-トリメチル-3H-インドリウムヨージド(41)を得
る。
【0036】 実施例19−(41)から誘導されたシアニン-3色素 25 mLの丸底フラスコに、(41)(1.0ミリモル)、(14)(1.5ミリモル)、及びピリ
ジン(10 mL)を添加する。その溶液を加熱、還流させ、トリエチルオルトホルメ
ート(4x166μL、4x1.0ミリモル)を1時間にわたって四つの部分に分けて添加す
る。その溶液を更に1時間にわたって還流して加熱し、室温に冷却し、真空で蒸
発させ、残渣をエチルエーテル(3x25 mL)で洗浄し、C18逆相クロマトグラフィー
により精製して単離された1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2-〔3-〔1-エチ
ル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロ
ペニル〕-3,3-ジメチル-3H-インドリウム、分子内塩(42)、1-〔3-イソチオウロ
ニルプロピル〕-2-〔3-〔1-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-1,3-ジヒドロ-3,3
-ジメチル-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-3H-イン
ドリウムヨージド(43)及び1-エチル-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメ
チル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-5-
スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(17)を固体として得る。
【0037】 実施例20−(41)から誘導されたシアニン-5色素 メタノール(2 mL)中の(41)(0.28ミリモル)及び(14)(0.28ミリモル)並びに酢酸
カリウム(0.28ミリモル)の溶液を加熱、還流させ、1,3,3-トリメトキシプロペン
(160μL、1.17ミリモル)を四つの等しい部分に分けて2時間にわたってシリンジ
により添加する。次いで懸濁液を更に3時間加熱、還流させ、室温に冷却する。
メタノールを減圧で除去し、固体をC18逆相クロマトグラフィーにより精製して1
-〔3-イソチオウロニルプロピル〕-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチ
ル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3,3-ジメチル
-3H-インドリウム、分子内塩(44)、関連ジ-イソチオウロニル-プロピル分子内塩
及びジエチル分子内塩を固体として得る。 実施例21−標的ヌクレオチド誘導体への色素(42)の結合 撹拌棒で2 mLのバイアルに、0.1Mの水酸化カリウム(1.0 mL)中の1-〔3-イソチ
オウロニルプロピル〕-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ
-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-3H-インドリウム
、分子内塩(42)(8μモル)を添加する。その溶液を室温で1時間撹拌して(42)
の遊離チオールを生成する。その後、(36)(15μモル)を水溶液中のそのチオール
に添加する。反応混合物を精製して5-〔3-〔3-〔3-〔1-〔3-チオプロピル〕-2-
〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデ
ン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチル-3H-インドリウム〕-2,5-ピロリジンジオン
〕プロパンアミド〕-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチジントリホスフェート(45
)を得る。
【0038】 実施例22−標的ヌクレオチド誘導体への色素(44)の結合 (42)に代えて(44)を用いて、実施例21の操作を繰り返す。その反応混合物を精
製して5-〔3-〔3-〔3-〔1-〔3-チオプロピル〕-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ
-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3
,3-ジメチル-3H-インドリウム〕-2,5-ピロリジンジオン〕プロパンアミド〕-1-
プロピニル〕-2'-デオキシシチジントリホスフェート(46)を得る。 実施例23−標的ヌクレオチド誘導体への色素(15)の結合 撹拌棒で5 mLのバイアルに、50 mMのリン酸2水素ナトリウムpH 7.0-7.5 (250
μL)中の(15)(19μモル)、5-〔3-〔ヨードアセトアミド〕-1-プロピニル〕-2'-
デオキシシチジントリホスフェート(47)(30.0μモル)を添加する。その撹拌溶液
に、1MのヒドロキシルアミンpH 7.0-7.5 (250μL)を添加する。得られる溶液を
室温で4時間撹拌して(15)の遊離チオールを(47)と反応させる。その反応混合物
を精製して5-〔3-〔1-〔3-チオプロピル〕-2-〔3-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3
-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1-プロペニル〕-3,3-ジメチ
ル-5-スルホ-3H-インドリウム〕アセトアミド-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチ
ジントリホスフェート(48)を得る。
【0039】 実施例24−標的ヌクレオチド誘導体への色素(29)の結合 (15)に代えて(29)を用いて、実施例23の操作を繰り返す。その反応混合物を精
製して5-〔3-〔1-〔チオプロピル〕-2-〔5-〔1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメ
チル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン〕-1,3-ペンタジエニル〕-3,3-ジメチ
ル-5-スルホ-3H-インドリウム〕アセトアミド-1-プロピニル〕-2'-デオキシシチ
ジントリホスフェート(49)を得る。 実施例25-色素前駆体 1-[N-[3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ) プロピル
]ヘキサンアミド]-2,3,3-トリメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(51) 攪拌子を備えた100 mlの丸底フラスコに、1-[N-[5-カルボキシペンチル]-2,3,
3-トリメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(50)(1.70 mmol)及びN,N-ジ
メチルホルムアミド40 mlを添加した。この混合物を、均質溶液を得るまで、50
℃で加熱した。この溶液に、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド(2.30 mmol)
、N-ヒドロキシスクシンイミド(2.34 mmol)及びt-ブチル-N-(3-アミノプロピル)
カルバメート(2.29 mmol)を添加した。この反応混合物を、50℃で30分間加熱し
、その後室温で16時間放置した。反応混合物をろ過し、溶媒を減圧除去し、かつ
固形物をメタノールで2回共沸した。固形物を逆相クロマトグラフィーにより精
製し、1-[N-[3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)プロピル]ヘキサンアミド
]-2,3,3-トリメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、分子内塩(51)を固形物として
得た。
【0040】 実施例26 -化合物(51)から誘導されたシアニン-3色素 化合物(51)の溶液(0.291 mmol)及び化合物(14)(0.281 mmol)を、ピリジン(30
ml)中で還流加熱し、かつオルトギ酸トリエチル(2.4 mmol)を、シリンジを使っ
て1時間にわたって4等分し添加した。その後懸濁液を更に4時間還流加熱し、室
温に冷却した。溶媒を減圧下で除去し、かつ固形物をメタノールで2回共沸した
。紫色の固形物を、逆相クロマトグラフィーにより精製し、かつ単離された生成
物を、AG5OW-X4 200-400メッシュK+型カラムを通し、1-[N-[3-(tert-ブチルオ
キシカルボニルアミノ)-プロピル]ヘキサンアミド]-2-[3-[1-エチル-1,3-ジヒド
ロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1-プロペニル]-3,3-ジ
メチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(52)、1-[N-[3-(tert-ブチルオ
キシカルボニル-アミノ) プロピル]ヘキサンアミド]-2-[3-[1-[N-[3-(tert-ブチ
ルオキシカルボニルアミノ)-プロピル]ヘキサンアミド]-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメ
チル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1-プロペニル]-3,3-ジメチル-5-ス
ルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(53)、及び関連するジエチル塩を固形物とし
て得た。
【0041】 実施例27 -化合物(51)から誘導されたシアニン-5色素 化合物(51)の溶液(0.291 mmol)及び化合物(14)(0.292 mmol)及び酢酸カリウム
(78 mg, 0.79 mmol)を、メタノール(15 ml)中で還流加熱し、かつ1,3,3-トリメ
トキシプロペン(0.5 ml, 3.64 mmol)を、シリンジを使って1時間にわたって4等
分し添加した。その後懸濁液を更に3時間還流加熱し、室温に冷却した。メタノ
ールを減圧下で除去し、かつ固形物を逆相クロマトグラフィーにより精製し、1-
[N-[3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-ヘキサンアミド]-2-[5-
[1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1
,3-ペンタジエニル]-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(54)
、1-[N-[3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)プロピル]ヘキサンアミド]-2-
[5-[1-[N-[3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-ヘキサンアミド]
-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1,3-ペンタ
ジエニル]-3,3-ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(55)、及び関
連するジエチル塩を固形物として得た。
【0042】 実施例28- 色素(44)の標的ヌクレオチド誘導体への結合 攪拌子を備えた2 mlバイアルに、色素(44)(17μmol)及び1 Mリン酸カリウム(4
.0 ml)及びメタノール(2 ml)を加え、得られた溶液を室温で1時間攪拌し、1-[3-
チオプロピル]-2-[5-[1-エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-イン
ドール-2-イリデン]-1,3-ペンタジエニル]-3,3-ジメチル-3H-インドリウム、 分
子内塩(56)を得た。この溶液に、化合物(36) (34 μmol)を添加し、その反応混
合物を1時間攪拌し、その後精製し、5-[3-[3-[3-[1-[3-チオプロピル]-2[5-[1-
エチル-1,3-ジヒドロ-3,3-ジメチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1,3-
ペンタジエニル]-3,3-ジメチル-3H-インドリウム]-2,5-ピロリジンジオン]プロ
パンアミド]-1-プロピニル]-2 '-デオキシシチジン三リン酸(46)を得た。
【0043】 実施例29 -色素(15)のストレプトアビジンとの結合 ストレプトアビジン(15 mg)を、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH 7.0)1 mlに
溶解した。ジメチルスルホキシド0.2 mlを溶媒とするスルホスクシンイミジル4-
[N-マレイミドメチル]シクロヘキサン-1-カルボン酸エステル(9 mg)を、ストレ
プトアビジン溶液に室温で添加し、1時間混合し、かつゲルろ過クロマトグラフ
ィーにより精製し、マレイミド誘導体化されたストレプトアビジンを得た。0.1M
リン酸ナトリウム、5mM EDTA緩衝液(pH 6.0)を溶媒とするマレイミド誘導体化さ
れたストレプトアビジン(3.5 mg)1.5 ml溶液に、シアニン3色素(15)1 mgを添加
し、引き続き1Mヒドロキシルアミン(pH 7.0)0.15 mlを添加した。この溶液を室
温で1時間混合し、その後0.1MのN-エチルマレイミド20μLを添加し、この混合物
を4℃で16時間放置した。この混合物を、ゲルろ過クロマトグラフィーにより精
製し、シアニン3色素(15)で修飾されたストレプトアビジンを得た。
【0044】 実施例30 -色素(16)のストレプトアビジンとの結合 ストレプトアビジン(15 mg)を、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH 7.0)1 mlに
溶解した。ジメチルスルホキシド0.2 mlを溶媒とするスルホスクシンイミジル4-
[N-マレイミドメチル]シクロヘキサン-1-カルボン酸エステル(9 mg)を、ストレ
プトアビジン溶液に室温で添加し、1時間混合し、かつゲルろ過クロマトグラフ
ィーにより精製し、マレイミド誘導体化されたストレプトアビジンを得た。0.1M
リン酸ナトリウム、5mM EDTA緩衝液(pH 6.0)を溶媒とするマレイミド誘導体化さ
れたストレプトアビジン(3.5 mg)1.5 ml溶液に、シアニン3色素(16)1 mgを添加
し、引き続き1Mヒドロキシルアミン(pH 7.0)0.15 mlを添加した。この溶液を室
温で1時間混合し、その後0.1MのN-エチルマレイミド20μLを添加し、この混合物
を4℃で16時間放置した。この混合物を、ゲルろ過クロマトグラフィーにより精
製し、シアニン3色素(16)で修飾されたストレプトアビジンを得た。
【0045】 実施例31 - 色素(15)の樹脂上のニューロテンシンとの結合 樹脂(Wangポリマー)上のFmoc-ニューロテンシン100 mg (0.6 mmol/gの置換)を
、ジメチルホルムアミド(DMF)で30分間膨潤し、ここでFmocは下記構造を有する
ものである。
【化17】 25%ピペリジン/DMF(約20 ml x 3分間、DMFで洗浄、及び20 ml x 20分間)と
の反応によりFmocを取り除いた。樹脂を、DMF 7 x 20 ml (各洗浄工程は1分間)
で洗浄した。DMF(15 ml)を溶媒とする(N-[γ-マレミドブチルオキシ]スクシンイ
ミドエステル(スルホ-GMBS)25 mgを、樹脂に添加し、かつ24時間攪拌した。反応
後、樹脂をDMFの7 x 20 mlで洗浄した。DMF/メタノール(15 ml)を溶媒とするシ
アニン(15)(10 mg)溶液を、水を溶媒とする1Mヒドロキシルアミン溶液5 mlと共
に添加した。反応を一晩進行させた。樹脂を、DMF (7 x 20 ml) 及びメタノール
(3 x 30 ml)で洗浄した後、乾燥した。標識したペプチドは、Reagent K(92.5%T
FA/2.5%EDT/2.5%水/2.5%TIS)10 mlで2時間かけて切断した。粗ペプチドを
、冷ジエチルエーテルで沈殿し、遠心した。沈殿を、50%アセトニトリル/水中
に溶解し、凍結乾燥した。
【0046】 実施例32- 色素(15)の樹脂上のガラニンとの結合 樹脂上のFmoc-ガリニン(galinin)を、実施例31に従い膨潤した。Lys25 ((4,4-
ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキ-1-イリデン)エチル-Dde)上の垂直保護(ortho
gonal protection)を、2%ヒドラジン水和物との反応(2 x 20 ml, 2分)により除
去した。樹脂を、DMF(20 ml)で6回洗浄した。樹脂に、DMF(15 ml)を溶媒とする
スルホ-GMBS 25 mgを添加し、24時間混合した。反応後、樹脂をDMFの7 x 20 ml
で洗浄し、DMF/メタノール(15 ml)を溶媒とする色素(15)(10 mg)溶液を、水を
溶媒とする1Mヒドロキシルアミン溶液5 mlと共に添加した。反応を一晩進行させ
た。標識したガラニンは、実施例32のように精製・単離した。
【0047】 実施例33 -天然ペプチド-ブラジキニンとの色素(29)の結合 ブラジキニン(3 mg)を、50 mMリン酸二水素ナトリウム(pH 7.5)1 mlに溶解し
、かつスルホ-GMBS(3.4 mg)を添加し、室温で2時間攪拌した。この反応混合物に
、リン酸二水素ナトリウム(pH 7.5)1 mlを溶媒とする色素(29)(5.8 mg)の溶液1
ml及び1M ヒドロキシルアミン(pH 7)0.5 mlを添加し、かつ一晩混合した。標識
したペプチドを凍結乾燥した。
【0048】 実施例34- リポソームへの色素(29)の結合 実施例33の方法を、ブラジキニンを米国特許第4,089,801号の実施例1に記載さ
れたリポソームに置き換えて繰り返したが、このリポソームは、その中にレシチ
ン及びアミログルコシドを含有している。そこから、標識したリポソームが精製
された。
【0049】 実施例35 - 1-[3-N-アセチルアミノプロピル]-2-[5-1-[エチル-1,3 ジヒドロ-3,
3-ジ メチル-5-スルホ-2H-インドール-2-イリデン]-1,3-ペンタジエニル]-3,3-
ジメチル-5-スルホ-3H-インドリウム、カリウム塩(58)の標的ヌクレオチド誘導
体への結合 色素(58)を、色素前駆体(5)のアミンアナログを用いて、実施例1及び11に従い
調製した。色素(58)を、実施例28に従い化合物(36)と結合し、(46)のアミンアナ
ログを得た。
【0050】 当業者は、本発明を広範に教示している前述の説明及び実施例が、様々な形で
実行され得ることを理解するであろう。従って、本発明は、これらの特定の実施
例に関連して説明されているが、本発明の真の範囲は、本明細書及び上記「特許
請求の範囲」を検証する際に他の変形も当業者に明らかであるので、これらに限
定されるものではない。 本願明細書に引用された全ての特許及び他の文献は、表現として、個々の文献
を具体的かつ個別に参照として組入れられていることを示すのと同程度に、本願
明細書に含まれている。
【0051】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 バズビー フィリップ リチャード アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02301 ブロックトン ハーランド ドラ イヴ 31 (72)発明者 エリクソン トーマス ジョセフ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01741 カーライル ローウェル ストリ ート 886 (72)発明者 トロメター ジョセフ ディヴィッド アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01701 フレミンガム リー ストリート 78 (72)発明者 ミラー ジョセフ ジョン ジュニア アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01826 ドレイカット メアリー アベニ ュー 57 (72)発明者 アハーン ディヴィッド ジョージ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02420 レキシントン デューイ ロード 26 (72)発明者 ボブロウ マーク エヌ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02421 レキシントン バートル グリー ン ロード 11 Fターム(参考) 4H056 CA01 CC02 CC08 CE03 CE06 DD03 FA08

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の化合物。 【化1】 (式中、Y1は、下記からなる群より選択され: 【化2】 (式中、R9、R9'、R10及びR10'は、各々独立して、C1-C30アルキル、及びヘテロ
    原子で置換されたC1-C30アルキル(式中、ヘテロ原子は、O、N又はSである。)
    からなる群より選択される。) R1、R2、R3、及びR4は、各々独立して、水素、C1-C6アルキル基、スルホニル
    、カルボキシル、ヒドロキシル、置換アミン及び4級アミンからなる群より選択
    される親水性置換基を有するC0-C4アルキル基からなる群より選択され;及び R11は、下記からなる群より選択される。 【化3】 (式中、R13、R'13、R"13及びR"'13は、各々独立して、C1-C30アルキルであり、
    Qはイオウ、窒素-水素又は酸素であり、Xはハロゲンであり、並びにYはハロゲン
    である。)
  2. 【請求項2】 R11が、脱保護剤と反応し、チオール、アミン及びヒドロキ
    シルからなる群より選択される反応性基を生成する、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R13が、2個よりも多い炭素原子を含む、請求項1記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 R1-R4、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも2個の隣接するR
    基が融合して環構造を形成している、請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R1-R4、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも1個が、親水性置
    換基を有するC0-C4アルキル基である、請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 下記式の化合物: 【化4】 (式中、Y1は、下記からなる群より選択され: 【化5】 (式中、R9及びR10は、各々独立して、C1-C30アルキル、ヘテロ原子で置換さ
    れたC1-C30アルキル(式中、ヘテロ原子はO、N又はSである。)からなる群より
    選択される。) R1、R2、R3、及びR4は、各々独立して、水素、C1-C6アルキル基、スルホネー
    ト、カルボキシレート、ヒドロキシル、置換アミン及び4級アミンからなる群よ
    り選択される親水性置換基を有するC0-C4アルキル基からなる群より選択され;
    及び R11は、R14SH、R14NH2及びR140Hからなる群より選択される(式中、R14は、C3 -C30アルキル、及びフェニル、ヒドロキシル、スルホニル、又はハロゲン原子も
    しくはヘテロ原子で置換されたフェニルを有するC3-C30アルキルである。)。
  7. 【請求項7】 R1-R4、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも1個が、親水性置
    換基を有するC0-C4アルキル基である、請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R1-R4、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも2個の隣接R基が
    融合して環構造を形成している、請求項6記載の化合物。
  9. 【請求項9】 窒素を含むヘテロ環式化合物と二官能性炭化水素のXR13Q部
    分(式中、Xは、塩素、臭素又はヨウ素であり、R13はC1-C30アルキルであり、か
    つQはイオウ、窒素又は酸素である。)とを反応させることを含む、請求項1記
    載の化合物(1)の調製法。
  10. 【請求項10】 前記Qがイオウである、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記二官能性炭化水素がチオールである、請求項9記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 前記二官能性炭化水素がアミンである、請求項9記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記二官能性炭化水素がアルコールである、請求項9記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記二官能性炭化水素がQの保護された置換基を含む、請
    求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 下記式を含む色素化合物: 【化6】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、各々独立して、水素、C1-C6
    ルキル基、スルホネート、カルボキシレート、ヒドロキシル、置換アミン及び4
    級アミンからなる群より選択される親水性置換基を有するC0-C4アルキル基から
    なる群より選択され; Y1及びY2は、各々独立して、下記からなる群より選択され; 【化7】 (式中、R9、R9'、R10及びR10'は、各々独立して、C1-C6アルキル、及びヘテ
    ロ原子で置換されたC1-C6アルキル(式中、ヘテロ原子は、O、N又はSである。) からなる群より選択される。); R11及びR12は、各々独立して、C1-C30アルキル、フェニル置換されたC1-C30
    下記からなる群より選択される保護された置換基を有するC1-C30からなる群より
    選択され; 【化8】 (式中、R13、R'13、R"13及びR"'13は、各々独立して、C1-C30アルキルであり
    、Qはイオウ、窒素又は酸素であり、Xはハロゲンであり、並びにYはハロゲンで
    あり、かつR11及びR12の少なくとも1個は保護された置換基を有するC1-C30であ
    る。);及び Lは、メチン、C1-C30アルキル置換基を有するメチン基、並びにフェニル、ヒ
    ドロキシル、スルホニル、ハロゲン原子、ヘテロ原子で置換されたフェニル、及
    びC1-C4アルコキシ基で置換されたC1-C30アルキル基を有するメチン基からなる
    群より選択され、かつnは、1、2、3又はそれ以上である。)。
  16. 【請求項16】 R1-R12、R'9及びR10' の少なくとも一つは、親水性置換基
    を有するC0-C4アルキル基である、請求項15記載の色素化合物。
  17. 【請求項17】 R1-R8、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも2個の隣接する
    R基が融合して環構造を形成している、請求項15記載の色素化合物。
  18. 【請求項18】 R11及びR12の両方は、保護された置換基を有するC1-C30
    ある、請求項15記載の色素化合物。
  19. 【請求項19】 R11及びR12の1個のみが、保護された置換基を有するC1-C3 0 である、請求項15記載の色素化合物。
  20. 【請求項20】 保護された置換基が、脱保護剤と反応し、チオール、アミ
    ン及びヒドロキシルからなる群より選択される反応性基を生成する、請求項15記
    載の色素化合物。
  21. 【請求項21】 下記式を含む、色素化合物: 【化9】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、各々独立して、水素、C1-C6
    ルキル基、スルホネート、カルボキシレート、ヒドロキシル、置換アミン及び4
    級アミンからなる群より選択される親水性置換基を有するC0-C4アルキル基から
    なる群より選択され、その結果R1-R12、R9'及びR10'の少なくとも1個が、親水性
    置換基を有するC0-C4アルキル基であり; Y1及びY2は、各々独立して、下記からなる群より選択され; 【化10】 (式中、R9、R9'、R10及びR10'は、各々独立して、C1-C6アルキル、ヘテロ原
    子で置換されたC1-C6アルキル(式中、ヘテロ原子は、O、N又はSである。) か
    らなる群より選択される。);及び R11及びR12は、各々独立して、R14H、及び求核性置換基:R14SH、R14NH2及びR 14 OHからなる群より選択され(式中、R14は、C3-C30アルキル、並びにフェニル
    、ヒドロキシル、スルホニルもしくはハロゲン原子又はヘテロ原子で置換された
    フェニルを有するC3-C30アルキルからなる群より選択される。);及び Lは、メチン、C1-C30アルキル置換基を有するメチン基、並びにフェニル、ヒ
    ドロキシル、スルホニル、ハロゲン原子、ヘテロ原子で置換されたフェニル、及
    びC1-C4アルコキシ基で置換されたC1-C30アルキル基を有するメチン基からなる
    群より選択され、かつnは、1、2、3又はそれ以上である。)。
  22. 【請求項22】 R1-R8、R9、R9'、R10及びR10'の少なくとも2個の隣接する
    R基が融合して環構造を形成している、請求項21記載の色素化合物。
  23. 【請求項23】 R11及びR12が両方共求核性置換基である、請求項21記載の
    色素化合物。
  24. 【請求項24】 R11及びR12の一方のみが求核置換基である、請求項21記載
    の色素化合物。
  25. 【請求項25】 請求項15記載の化合物(2)の調製法であって、化合物(1)を
    、トリアルキルオルトホルメート、ジアルキルアミド、トリアルコキシアルケン
    、及びC3-C12ビスアルデヒドからなる群より選択される分子と反応させる工程を
    含み、ここで該アルキル基及びアルコキシ基は、独立してC1-C6であり、かつア
    ルケンは塩基の存在下ではC3又はC5であり、かつアルコールの存在下ではC3-C12 ビスアルデヒドである、前記調製法。
  26. 【請求項26】 請求項21記載の化合物(2)の調製法であって、化合物(1)を
    、トリアルキルオルトホルメート、ジアルキルアミド、トリアルコキシアルケン
    、及びC3-C12ビスアルデヒドからなる群より選択される分子と反応させる工程を
    含み、ここで該アルキル基及びアルコキシ基は、独立してC1-C6であり、かつア
    ルケンは塩基の存在下ではC3又はC5であり、かつアルコールの存在下ではC3-C12 ビスアルデヒドである、前記調製法。
  27. 【請求項27】 塩基が、ピリジン、C1-C4アルコキシド及びC1-C4モルホリ
    ン、ピペリジン、t-ブチルアミン、トリエチルアミン、及びアミンからなる群よ
    り選択される、請求項25記載の方法。
  28. 【請求項28】 請求項15記載の化合物を標的分子にカップリングさせる方
    法であって、前記化合物(2)(式中R11又はR12はヘテロ原子を有する保護された
    置換基を含む。)を、脱保護剤と反応させる工程(ここでヘテロ原子がイオウ、
    窒素及び酸素からなる群より選択される);及び 該化合物(2)の求核付加反応を受けやすい部分を含む標的分子を導入する工程
    を含む、前記方法。
  29. 【請求項29】 請求項21記載の化合物を標的分子にカップリングさせる方
    法であって、前記化合物(2)(式中R11又はR12はアミン又はヒドロキシルを含む
    。)を、該化合物(2)の求核付加反応を受けやすい部分を含む該標的分子と反応
    させる工程を含む、前記方法。
  30. 【請求項30】 請求項21記載の化合物を標的分子にカップリングさせる方
    法であって、前記化合物(2)(式中R11又はR12はチオールを含む。)を、該化合
    物(2)の求核付加反応を受けやすい部分を含む該標的分子と反応させる工程を含
    む、前記方法。
  31. 【請求項31】 前記標的分子が、有機分子、ポリマー、ケイ素質(silaceo
    us)物質、天然及び合成の:脂質ベシクル、ペプチド、核酸、ヌクレオチド、ヌ
    クレオシド、DNA、RNA、タンパク質、炭水化物、オリゴ糖、多糖、抗体、細胞レ
    セプター、抗原、ハプテン、レクチン、アビジン、ストレプトアビジン、リンホ
    カイン、ホルモン、代謝産物、毒素、ウイルス粒子、細菌、真菌成分、好酸球、
    真核細胞、及びそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項28記載の方法
  32. 【請求項32】 蛍光色素として使用するための請求項15記載の化合物(2)
  33. 【請求項33】 標的分子を標識するための化合物(2)の使用。
  34. 【請求項34】 有効成分としての請求項15記載の化合物(2)を、色素又は
    ハプテンとして使用するための指示と共に含む市販用パッケージ。
  35. 【請求項35】 有効成分としての請求項21記載の化合物(2)を、色素又は
    ハプテンとして使用するための指示と共に含む市販用パッケージ。
  36. 【請求項36】 本願明細書の実施例のいずれかに実質的に記載された、請
    求項15記載の化合物。
  37. 【請求項37】 本願明細書の実施例のいずれかに実質的に記載された、請
    求項21記載の化合物。
  38. 【請求項38】 前記標的分子が、有機分子、ポリマー、ケイ素質物質、天
    然及び合成の:脂質ベシクル、ペプチド、核酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、
    DNA、RNA、タンパク質、炭水化物、オリゴ糖、多糖、抗体、細胞レセプター、抗
    原、ハプテン、レクチン、アビジン、ストレプトアビジン、リンホカイン、ホル
    モン、代謝産物、毒素、ウイルス粒子、細菌、真菌成分、好酸球、真核細胞、及
    びそれらの誘導体からなる群より選択される、請求項29記載の方法。
  39. 【請求項39】 保護された置換基を有するC1-C30がイオウ含有部分である
    、請求項19記載の色素化合物。
  40. 【請求項40】 保護されたC1-C30の保護された置換基を含まないR11又はR 12 基が、C1-C30アルキルである、請求項19記載の色素化合物。
  41. 【請求項41】 R11又はR12の一方がR14SHであり、R11又はR12の他方がR14 Hである、請求項21記載の色素化合物。
  42. 【請求項42】 置換基を有するインドール核を含む化合物であって、イン
    ドールの1-7位の置換基が、各々独立して、水素及びC1-C30アルキルからなる群
    より選択され、ここで1-7位の置換基の少なくとも1個が C1-C30アルキルであり
    、かつ1-7位の置換基の少なくとも1個がフェニル、ヒドロキシル、カルボキシル
    、スルホニル、アミン、チオール、もしくはハロゲン原子、又はヘテロ原子で置
    換されたフェニルを有するC1-C30アルキルである前記化合物。
  43. 【請求項43】 インドール2位の置換基がメチルであり、並びにインドー
    ル1位の置換基が、C1-C30アルキル及びフェニル、ヒドロキシル、カルボキシル
    、スルホニル、アミン、チオール、もしくはハロゲン原子、又はヘテロ原子で置
    換されたフェニルを有するC1-C30アルキルであり、かつ3-7位の置換基の少なく
    とも1個が C0-C30アルキルであるような、請求項42記載の化合物。
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