JP2002542320A - ポリウレタンフィルムおよびこのポリウレタンフィルムを調製するための分散液 - Google Patents

ポリウレタンフィルムおよびこのポリウレタンフィルムを調製するための分散液

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Abstract

(57)【要約】 ポリウレタンフィルムが開示される。フィルムがポリウレタン分散液から調製される。分散液が非イオン性プレポリマーから調製され、プレポリマーが、ジイソシアネートと活性水素を含有する物質とを含むポリウレタンプレポリマー配合物から調製される。分散液が2つまたは3つ以上の工程で形成され、第1の工程でプレポリマーが形成され、その後の工程では、プレポリマーの水性分散液が、陰イオン界面活性剤の存在中で形成され、両工程が有機溶剤の実質的に存在しない状態で行われる。フィルムを調製するための方法と、フィルムを作成するのに有用な分散液とが開示される。本発明は、従来技術の分散液およびフィルムにかかわる取り扱いの多くを概ね回避する。さらに本発明は、例えば、手袋、コンドーム、医療用バッグおよびカテーテルを含む医療向け用途における使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ポリウレタンフィルムおよびこのポリウレタンフィルムを調製する
ための分散液に関する。本発明は特に、水性分散液から調製されたポリウレタン
フィルムに関する。
【0002】 ポリイソシアネートポリマーはうわべ上は水と反応するが、水性ポリウレタン
分散液を調製するのに使用可能であることは以前から知られている。ポリウレタ
ン分散液は一般的に有機ジイソシアネートまたはポリイソシアネート、および、
2つまたは3つ以上の活性水素原子を有する有機化合物、例えばポリアルキレン
エーテルグリコール、ポリ(アルキレンエーテル−アルキレンチオエーテル)グ
リコール、アルキド樹脂、ポリエステルおよびポリエステルアミドの反応生成物
を連鎖延長することにより、しばしば有機溶剤を使用して調製される。ジイソシ
アネートは化学量論的に過剰に使用されるので、ポリウレタン/尿素/チオ尿素
プレポリマーとも呼ばれる反応生成物はイソシアネートを末端基とする。ポリウ
レタンプレポリマー配合物の例は米国特許第3,178,310号明細書、同第
3,919,173号明細書、同4,442,259号明細書、同4,444,
976号明細書および同4,742,095号明細書その他に記載されている。
【0003】 ポリウレタン分散液は以下のような分散材料、つまり、被膜および接着層(米
国特許第4,292,226号明細書);フレキシブルな溶剤バリア(米国特許
第4,431,763号明細書);接着剤(米国特許第4,433,095号明
細書);およびフィルム(4,501,852)を調製するために有用であると
報告されている。フィルムまたはフィルムを製作するための浸漬プロセスは、多
くの物品を製作するためのプロセスの一部であり得る。フィルムの用途の例とし
ては、手袋、器官バッグ、コンドーム、瘻造設用バッグなどが含まれる。このよ
うな用途のものは、ポリウレタン分散液で製作することができるが、その一方で
、コンベンショナルなポリウレタン分散液は、このような用途にとって好ましい
材料にするには物理的適性または取扱適性が不満足であると見られることがあっ
た。また、溶剤の使用はいくつかの用途に対して不都合な効果を有するおそれが
ある。
【0004】 ポリウレタンはポリアルコールとポリイソシアネートとの反応生成物である。
典型的には、ポリウレタン分散液を調製するのに使用されるポリイソシアネート
は、米国特許第5,494,960号明細書に開示されたような脂肪族イソシア
ネートであった。芳香族ポリイソシアネート、例えば、トルエンジイソシアネー
ト(TDI)およびメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)ならびにポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート(PMDI)が有用であることも知られ
ている。
【0005】 天然ゴムラテックスは広く知られており、今も快適性および実用性の見地から
望ましい性質を有していると考えられている。しかし不運なことに天然ゴムラテ
ックスはまた、皮膚に対して刺激を与えるたんぱく質や他の物質を含んでいる。
【0006】 従って、水性分散液からポリウレタンフィルムを調製する技術において、コン
ベンショナルなフィルム用途に使用するのに十分な物理的かつ取り扱い上の適性
を有するこのようなフィルムを調製することが望ましい。さらに、このようなフ
ィルムが有機溶剤のない状態で調製された分散液で調製可能であることが望まし
い。さらに、このようなフィルムが、天然ゴムラテックスにおいて発生する皮膚
の刺激原を含まない天然ゴムラテックスに似た物理的性質を有することが一層望
ましい。
【0007】 1つの態様においては、本発明は、ポリウレタン分散液から調製されたフィル
ムを含むポリウレタンフィルムであって、分散液が非イオン性プレポリマーから
調製され、プレポリマーが、ジイソシアネートと活性水素を含有する物質とを含
むポリウレタンプレポリマー配合物から調製される。分散液が2つまたは3つ以
上の工程で形成され、第1の工程でプレポリマーが形成され、その後の工程では
、プレポリマーの水性分散液が、陰イオン界面活性剤の存在中で形成され、両工
程が有機溶剤の実質的に存在しない状態で行われる。
【0008】 別の態様においては、本発明は、ポリウレタンフィルムを調製するための方法
であって、以下の工程、つまり、非イオン性ポリウレタンプレポリマーを調製す
る工程と、陰イオン界面活性剤の存在中で水中にプレポリマーを分散する工程と
、次いで、分散液を基体にフィルムとして塗布する工程とを含む。プレポリマー
が、ジイソシアネートと、活性水素を含有する物質とを含むポリウレタンプレポ
リマー配合物から調製される。最初の2つの工程の双方が、有機溶剤の実質的に
存在しない状態で行われる。
【0009】 さらに別の態様においては、本発明は、ポリウレタンフィルムを調製するのに
有用な水性ポリウレタン分散液であって、水性ポリウレタン分散液が、プレポリ
マー配合物から調製された非イオン性ポリウレタンプレポリマーを水中に分散し
た生成物を含み、プレポリマー配合物が、ジイソシアネートとジオール混合物と
を含んでいる。分散液が2つまたは3つ以上の工程で形成され、第1の工程でプ
レポリマーが形成され、その後の工程では、プレポリマーの水性分散液が、陰イ
オン界面活性剤の存在中で形成され、両工程が有機溶剤の実質的に存在しない状
態で行われる。
【0010】 本発明は非イオン性プレポリマー、外部安定化および有機溶剤の実質的な不在
を伴う。これにより、従来技術の分散液およびフィルムに係わる多くの取り扱い
が回避される。さらに、本発明によるフィルムは、天然ゴムラテックスにおいて
発生する皮膚刺激源を含まない。従って、本発明のフィルムおよび分散液は、例
えば医療上のような用途に使用するのに適している。
【0011】 本発明の1実施態様においては、ポリウレタンフィルムはポリウレタン分散液
から調製される。本発明による分散液は、以下のような制限を条件として、この
ような分散液を製作するのに有用なポリウレタン分散液を調製する技術分野の当
業者によく知られたあらゆる方法によって調製されてよい。
【0012】 分散液を調製する方法は少なくとも2つの工程を含む。第1の工程において、
プレポリマーが調製される。続く工程において、プレポリマーが水で分散される
【0013】 プレポリマーは、分散液をもたらすあらゆる形式で分散されてよい。この分散
液は、フィルムを所期の使用に見合った許容可能な物理的性質を有するフィルム
を調製するのに使用することができる。分散はバッチプロセスまたは連続的なプ
ロセスによって行われてよい。バッチプロセスによって行われる場合には、好ま
しくは、分散は転相プロセスによって行われ、少量の水が、少量の陰イオン界面
活性剤を含んだ状態で、先ず連続的なプレポリマー相に添加されて混合され、次
いでより多くの水が、転相するまで混合物に添加される。
【0014】 本発明の分散液が、連続的なプロセスによって調製される場合には、好ましく
は分散液は高分散相比(HIPR)プロセスによって調製される。このようなプ
ロセスは周知であり、例えばPate他による米国特許第5,539,021号明細
書およびJakubowskiによる国際公開第98/41552号パンフレットに開示さ
れている。どちらの方法により調製する場合にも、発生する分散液は、分散液を
安定的にするのに十分な粒子サイズを有している。本発明による分散液は0.9
〜約0.05ミクロン、好ましくは約0.5〜約0.07ミクロン、さらに好ま
しくは約0.4〜0.10ミクロンの粒子サイズを有することになる。最も好ま
しくは、本発明による分散液の粒子サイズは約0.14ミクロンである。
【0015】 分散液の安定性は、分散液が、貯蔵または輸送条件下で凝固するのを防止する
のに十分であるが、しかし、ポリマーがフィルムを調製するための基体上に凝固
できないほどには安定的ではない。フィルムはしばしば熱・化学的凝固を含む方
法によって調製される。このようなプロセス中に、基体の表面における分散液が
不安定化され、ポリマーが、フィルムを形成する基体上に凝集する。この分散液
が、基体上に容易には凝固できないほど安定的である場合には、この分散液はフ
ィルムを形成するには有用ではない。他面において、分散液が貯蔵中または輸送
中に凝固するほど非安定的である場合にも、この分散液は本発明によるフィルム
を形成するのに有用ではない。好ましい態様ではないが、本発明による乳濁液は
注型用途にも用いることができる。この用途の場合、乳濁液の安定性は重要では
ない。
【0016】 本発明によるポリウレタン分散液は非イオンポリウレタンのプレポリマーから
調製される。本発明の非イオンプレポリマーは、脂肪族または芳香族ジイソシア
ネートで調製される。好ましくは、ジイソシアネートは、MDI、TDIおよび
これらの混合物から成る群から選択された芳香族ジイソシアネートである。TD
Iは概して、一般に利用可能な異性体分布と併用されてよい。最も一般に利用可
能なTDIは80%の2.4異性体と20%の2.6異性体とから成る異性体分
布を有している。本発明の目的に対しては、他の異性体分布を備えたTDIが使
用されてもよいが、しかし大抵の場合、これには極めて高いコストがかかる。
【0017】 MDIが本発明の配合物と併用される場合、MDIは、約99%〜90%から
成るP,P′異性体含有率を有している。さらに好ましくは、MDIが本発明の
配合物と併用される場合、MDIは好ましくは、約98%〜92%から成るP,
P′異性体含有率を有している。最も好ましくは、MDIが本発明の配合物と併
用される場合、MDIは好ましくは、約94%から成るP,P′異性体含有率を
有している。このような異性体分布を有するMDIはMDIプロセス中に蒸留に
よって調製されてよいが、また、ISONATE 125MおよびISONAT
E 50OPのような一般に利用可能な製品を添加することによって調製されて
もよい(ISONATE 125MおよびISONATE 50OPはThe Dow
Chemical Companyの登録商標である)。
【0018】 TDIとMDIとから成る混合物が、本発明のプレポリマーを調製するのに使
用される場合、混合物は、TDIに対するMDIの比が約99%MDI〜約80
%MDIの状態で添加される。さらに好ましくは、TDIとMDIとから成る混
合物が、本発明のプレポリマーを調製するのに使用される場合、混合物は、TD
Iに対するMDIの比が約98%MDI〜約90%MDIの状態で添加される。
最も好ましくは、本発明のプレポリマーを調製するのに使用される場合、混合物
は、TDIに対するMDIの比が約96%MDIの状態で添加される。好ましく
は、本発明のプレポリマーはMDIまたはMDIとTDIとの混合物で調整され
る。さらに好ましくは、本発明のプレポリマーは芳香族ジイソシアネートだけと
して、MDIで調製される。
【0019】 本発明の1実施態様においては、本発明のプレポリマーは、活性水素を含有す
る物質を含む配合物から調製される。本発明の好ましい実施態様においては、活
性水素を含有する物質はジオールの混合物である。ジオール混合物の1つの成分
は、0〜25質量パーセントのエチレンオキシドキャッピングを有する高分子量
ポリオキシプロピレンジオールである。ジオールの他の成分は低分子量ジオール
である。本発明の配合物のポリエーテルジオールは、このようなジオールを調製
するのに有用なポリエーテルポリオール類を調製する技術分野の当業者によく知
られたあらゆる方法によって調製されてよい。好ましくはポリエーテルジオール
は塩基触媒の存在中で二官能価の開始剤をアルコキシル化することによって調製
される。例えば本発明で有用なポリエーテルは、触媒としてのKOHの存在中で
、先ずプロピレンオキシドで、次いでエチレンオキシドで、エチレングリコール
を2つの工程でアルコキシル化することから生じる生成物である。
【0020】 本発明のプレポリマー配合物のジオール混合物の高分子量ポリエーテルジオー
ル成分は、好ましくは、0〜25質量パーセントのエチレンオキシドキャッピン
グを有するポリオキシプロピレンである。好ましくは、この成分の分子量は約1
,000〜約4,000であり、さらに好ましくは約1,200〜約2,500
であり、最も好ましくは、約1,800〜約2,200である。既に述べたよう
に、ポリエーテルジオールは0〜25パーセントのエチレンオキシドでキャッピ
ングされる。好ましくは高分子量ジオールは約5〜約25パーセントのエチレン
オキシドで、さらに好ましくは、約10〜約15パーセントのエチレンオキシド
でキャッピングされる。
【0021】 本発明のいくつかのプレポリマー配合物の低分子量ジオール成分も、二官能価
の開始剤をアルコキシル化した生成物であってよい。好ましくは、この成分もポ
リオキシプロピレンジオールであるが、しかし、この成分は、使用されたアルコ
キシド(もし存在するならば)の少なくとも75質量パーセントがプロピレンオ
キシドである限り、混合エチレンオキシドプロピレンオキシドポリオールである
。プロピレングリーコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等
のようなジオールが、本発明の配合物と一緒に使用されてもよい。プレポリマー
配合物の低分子量ジオール(もし存在するならば)は、約60〜750の分子量
、好ましくは約62〜約600の分子量、最も好ましくは約125〜約500の
分子量を有している。
【0022】 本発明によるプレポリマーは、このようなプレポリマーを調製するのに有用な
ポリウレタンプレポリマーを調製する技術分野の当業者によく知られたあらゆる
方法によって調製されてよい。好ましくは、脂肪族ジイソシアネートとポリエー
テルジオールとの混合物が集められて、ポリウレタンプレポリマーを調製するの
に十分な反応条件下で加熱される。ジイソシアネートが過剰に存在するように、
本発明のプレポリマー配合物の化学量論値は設定されている。好ましくは、本発
明のプレポリマーは、約1〜約9質量パーセント、さらに好ましくは約2〜約8
質量パーセント、最も好ましくは約3〜約7質量パーセントのイソシアネート含
有率(%NCOとしても知られている)を有している。
【0023】 プレポリマー配合物の、活性水素を含有する物質が低分子量ジオールと高分子
量ポリエーテルジオールとの混合物である場合、本発明のプレポリマーは任意に
は、二官能価アミン連鎖延長剤で延長される。プレポリマー配合物の、活性水素
を含有する材料が高分子量ポリエーテルジオールであり、低分子量ジオールを含
有しない場合には、二官能価アミン連鎖延長剤は任意のものではなく必要不可欠
のものである。好ましくは、二官能価アミン連鎖延長剤は、分散液を製作するの
に使用される水中に存在する。使用時には、アミン連鎖延長剤は、別のイソシア
ネート反応性基と約60〜約450の分子量とを有するいかなるイソシアネート
反応性ジアミンまたはアミンであってもよいが、しかし好ましくは、アミノ化ポ
リエーテルジオール、ピペラジン、アミノエチルエタノールアミン、エタノール
アミン、エチレンジアミンおよびこれらの混合物から成る群から選択される。好
ましくはアミン連鎖延長剤は、分散液を製作するのに使用される水中で溶解され
る。
【0024】 本発明のプレポリマーは非イオン性である。本発明によるフィルムを調製する
のに使用されるプレポリマーの主鎖に組み込まれた、または主鎖に付加されたイ
オン群はない。本発明の分散液を調製するのに使用される陰イオン界面活性剤は
外部安定剤であり、本発明によるフィルムのポリマー主鎖には組み込まれていな
い。
【0025】 本発明のプレポリマーは、界面活性剤を含有する水中で分散される。好ましく
はこの界面活性剤は陰イオン界面活性剤である。本発明による分散液の調製を実
施する際には、界面活性剤は好ましくは水中に、プレポリマーが水中に分散され
る前に導入されるが、界面活性剤とプレポリマーとを同時に水中に導入しても、
このことが本発明の範囲を逸脱することにはならない。あらゆる陰イオン界面活
性剤が本発明と併用されてよいが、しかし好ましくは、陰イオン界面活性剤は、
スルホネート、フォスフェート、カルボキシレートから成る群から選択される。
さらに好ましくは、陰イオン界面活性剤はナトリウムドデシルベンゼンスルホネ
ート、ナトリウムドデシルスルホネート、ナトリウムドデシルジフェニルオキシ
ドジスルホネート、ナトリウムn−デシルジフェニルオキシドジスルホネート、
イソプロピルアミンドデシルベンゼンスルホネート、または、ナトリウムヘキシ
ルジフェニルオキシドジスルホネートであり、最も好ましくは、陰イオン界面活
性剤はナトリウムドデシルベンゼンスルホネートである。
【0026】 本発明の分散液は約30質量パーセント〜約60質量パーセントの固体分を有
している。フィルムは必ずしもこの固体レベルを有する分散液から調製されると
は限らない。分散液自体は出来る限り高い固体含有量で貯蔵され、輸送されて、
貯蔵容積および輸送コストが最小限に抑えられる。調製されるべきフィルムの厚
さと、基体上へのポリマーの凝固法とが、通常の場合、どの程度の固体レベルが
分散液に必要かを規定することになる。フィルムを調製する際には、本発明の分
散液は5〜約60パーセント、好ましくは約10〜約40パーセント、最も好ま
しくは、検査用手袋を調製する場合には、約15〜約25パーセントの固体質量
パーセントであってよい。他の用途に対しては、フィルム厚および使用される分
散液の対応固体含有量は変化してよい。
【0027】 多くのフィルムの用途に対して、使用されるポリマーは、このような用途で使
用される従来の材料に類似した物理的性質を有している。望ましい物理的性質は
広く最終用途に依存することになる。例えば、検査用手袋を用途とする場合には
、本発明によるフィルムは5%未満の残留伸びを有していてよい。
【0028】 検査用手袋のような用途における本発明によるフィルムの、天然ラテックスを
越える有意義な利点は、本発明によるフィルムにおいては、その手袋の着用者が
アレルギー反応を起こすリスクが極めて少ないことである。本発明によるフィル
ムの別の利点は、これらのフィルムが自己剥離性を有するように調製することが
できることである。検査用手袋を調製する技術分野において、このような手袋が
ポリマーをそれ自体に付着しないようにし、これにより手袋を着用し易いように
するために、タルカムパウダー、コーンスターチ等から成る層を有する状態で調
製されて販売されることがあるという事実に関連して、自己剥離性という能力は
「パウダー不使用(powder free)」としても知られている。
【0029】 本発明によるフィルムはプレポリマー配合物中にワックスを含有していること
により、自己剥離させることができる。好ましくは、ワックスはカルナバ蝋等で
ある。使用されるべきワックスは、それに接触する皮膚にアレルギー反応を引き
起こさないようなものから選択されることが好ましい。従って食品用銘柄のワッ
クスがこの用途には特に好ましい。使用に際しては、ワックスは好ましくは、約
0.1〜約2質量パーセントの濃度で、プレポリマー配合物を分散するのに使用
される水中に含まれる。
【0030】 既に述べたワックスに加えて、本発明によるフィルムには他の添加剤が含まれ
ていてよい。その添加剤の存在がフィルムの性質を劣化させて、フィルムがもは
や所期の目的に合わなくなるのでない限り、有用である分散液からフィルムを調
製する技術分野の当業者によく知られたあらゆる添加剤が使用されてよい。添加
剤は有用な混入であることが知られているあらゆる方法で、フィルム中に組み込
まれてもよいが、しかし、プレポリマー配合物中における混入、および、分散液
を製作するのに使用される水中における混入に限定されるものではない。例えば
、二酸化チタンは本発明によるフィルムの着色に有用である。他の有用な添加剤
は炭酸カルシウム、酸化ケイ素、脱泡剤、殺生剤、炭素粒子等を含む。
【0031】 本発明によるフィルムは有利には、一般に良く知られた技術、例えば塩凝固、
熱凝固、注型、およびこれらの組み合わせを用いて基体に塗布される。凝固技術
プロセスは、例えばDaiichi Kogyo Seiyaku K.K.による日本国公開2/1/19
90に概ね記載されており、塩凝固は詳細には、Jackson他による国際公開第9
6/08352号パンフレットに概ね記載されている。
【0032】 しばしば基体の形状がフィルムの最終用途を決定することになる。基体は、フ
ィルムを調製分野において一般に使用されるあらゆる材料から成っていてよい。
適宜な基体材料には例えば、金属、磁器およびプラスチックが含まれる。金属に
は例えば、鋼、アルミニウムおよびチタンが含まれる。
【0033】 本発明は、例えば手袋、コンドーム、医療用バッグ、血管形成用バルーン、医
療用ベローズ、フェイスマスク、血圧測定用加圧帯等に使用可能である。本発明
はまた、カテーテル、医療用チューブ、ガスケットおよびOリングを含む、薬品
供給用装置と連携する部品にも使用可能である。さらに本発明は、非医療用品、
例えば非医療用手袋、水泳用キャップ、工具ハンドルグリップ、工業用キャップ
およびプラグ、フロントガラス用のワイパーブレート(wiper boots)、玩具の風
船、玩具、電気部品、カバーおよびガスケットに使用可能である。
【0034】 以下に挙げる例は、説明を目的とするものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。特記しない限りは百分率は質量パーセントである。 例 以下の材料が下記の例に使用される。 ・ポリエーテルポリオールは、12.5パーセントのエチレンオキシド末端キ
ャッピングを有する2000分子量のポリオキシプロピレンジオールである。 ・低分子量ジオールは、425分子量の全てのポリオキシプロピレンジオール
である。 ・ポリイソシアネートAは、含有率98パーセントの4,4′異性体と当量1
25のイソシアネートとを有するMDIである。 ・ポリイソシアネートBは、含有率50パーセントの4,4′異性体と当量1
25のイソシアネートとを有するMDIである。 ・界面活性剤は、22パーセントのナトリウムドデシルベンゼンスルフォネー
ト水溶液である。 ・ジアミンは、230分子量のポリオキシプロピレンジアミンである。
【0035】 例1 ポリエーテルポリオールの52.0部と低分子量ジオールの14.7部とを混
合し、この混合物を50℃に加熱することにより、ポリウレタンプレポリマーが
調製される。この物質は次いで、やはり50℃に加熱されたポリイソシアネート
Aの33.3部と混合される。少量のベンゾールクロリドがポリオール中の残基
を中和するために添加される。次いでこの混合物は、70℃で4時間加熱され、
次いでNCO含有率を測定するために検査される。NCO含有率は5.75パー
セントである。
【0036】 約2500rpmで回転する高せん断ミキサを使用して、13gの水と38g
の界面活性剤とを混合されたプレポリマー200gを混合することにより、ポリ
ウレタン分散液が調製される。転相が観測されるまで、付加的な水がゆっくりと
添加される。固体含有率が40パーセントになるまで付加的な水が添加される。
【0037】 次いで、鋼板を100〜120°F(38〜49℃)の温度に達するまでオー
ブン内で加熱することにより、凝固プロセスによってフィルムが調製される。こ
の板は次いで、約1質量パーセントのエトキシル化オクチルフェノール界面活性
剤をも含む質量比1:1の水とメタノール中の硝酸カルシウムの約20パーセン
ト溶液中に浸漬される。次いでこの板は、オーブン内に230°F(110℃)
で約15分間置かれて、板上に硝酸カルシウムから成る極めて薄いフィルムを形
成する。この板は105°F(40℃)に冷却することが可能になり、次いで脱
イオン水で固体分23%に希釈されたポリウレタン分散液中に浸漬され、取り出
される(総滞留時間は約20秒)。板は5分間室温で保たれて、フィルムが十分
なゲル強度を形成するのを可能にする。これに続いて、板は水浴中で10分間、
115°F(46℃)で浸出される。次いで板の両面がさらに2分間115°F
(40℃)で水を噴霧される。板は次いで30分間、230°F(110℃)に
加熱され、次いで周囲温度に冷却される。基体からポリウレタンフィルムが剥離
され、このポリウレタンフィルムがASTM表示D412−98a(ダイC:全
長=4.5”、狭い区間の幅=0.25”およびゲージ長さ=1.31”)を用
いてテストされる。テスト結果を表に示す。フィルムは触覚的に軟質であり、し
かも良好な物理的性質を有している。
【0038】 例2 例1のプレポリマーを分散することにより、ポリウレタン分散液が調製される
。このことは、転相後に分散液に添加された水が、有効イソシアネート含量に基
づいた化学量論値である0.25当量の濃度でジアミンを含むことを除けば、例
1におけるのと同じように行われる。次いでポリウレタン分散液が23%の固体
分に希釈され、例1に記載された手順に従って凝固される。
【0039】 例3および4 これらのポリウレタンプレポリマーは、プレポリマーの組成が表に示したよう
に変化することは除いては、例1における手段とほぼ同様に調製される。プレポ
リマーは例1に記載したように水および界面活性剤と反応させられる。次いで、
ポリウレタン分散液は23%固体分に希釈され、例1に記載した手順に従って凝
固される。
【0040】 例5 転相後に分散液に添加された水が化学量論値である0.25NCOの濃度でジ
アミンを含むことを除いては、例4とほぼ同様にポリウレタンプレポリマーおよ
び分散液が調製される。ポリウレタン分散液は次いで、23%固体分に希釈され
、例1に記載した手順に従って凝固される。
【0041】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 75:04 C08L 75:04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,YU,ZA,ZW (72)発明者 バッタチャージー,デクマー アメリカ合衆国,テキサス 77566,レイ ク ジャクソン,ウォーターリリー コー ト 54 (72)発明者 サンチェス,テルマ シー. アメリカ合衆国,テキサス 77566,レイ ク ジャクソン,フラッグ レイク ドラ イブ 400,アパートメント 128 Fターム(参考) 4C081 AC07 AC08 AC10 AC11 CA211 CC09 DA03 4F071 AA53 AA71A AC14 AE18 AE22A AF15 AF21 AH19 BA03 BB02 BC01 4J002 CH022 CK021 CK031 DE027 EN039 ER008 EV256 FD208 FD316 GB01 GC00 GM00 GN00 GQ00 HA06 4J034 BA08 CA02 CA04 CA15 CB01 CB03 CC02 DA01 DB01 DB04 DG02 DG04 DG23 DG27 HA07 HA11 HA13 HC02 HC12 HC61 HC71 JA43 MA15 QA01 QB14 QB19 QC05 QC08 QD06 RA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン分散液から調製されたフィルムを含むポリウレ
    タンフィルムであって、前記分散液が非イオン性プレポリマーから調製され、前
    記プレポリマーが、ジイソシアネートと活性水素を含有する物質とを含むポリウ
    レタンプレポリマー配合物から調製され、 前記分散液が2つまたは3つ以上の工程で形成され、 (1) 第1の工程でプレポリマーが形成され、その後の工程では、 (2) プレポリマーの水性分散液が、陰イオン界面活性剤の存在中で形成さ
    れ、両工程が有機溶剤の実質的に存在しない状態で行われる ことを特徴とする、ポリウレタンフィルム。
  2. 【請求項2】 前記ジイソシアネートが (a) 脂肪族ジイソシアネート、または、 (b) MDI、TDIおよびこれらの混合物から成る群から選択された芳香
    族ジイソシアネート である、請求項1記載のポリウレタンフィルム。
  3. 【請求項3】 前記活性水素を含有する物質が、 (a) 高分子量ジオールと低分子量ジオールとから成る混合物、または、 (b) 高分子量ジオール であり、前記活性水素を含有する物質が低分子量ジオールを含まない場合、プレ
    ポリマーは二官能価アミン連鎖延長剤を含む水に分散されている、 請求項1記載のポリウレタンフィルム。
  4. 【請求項4】 前記高分子量ジオールが、0〜25パーセントのエチレンオ
    キシドキャッピングを有する高分子量ポリオキシプロピレンジオールである、請
    求項3記載のポリウレタンフィルム。
  5. 【請求項5】 前記陰イオン界面活性剤が、ナトリウムドデシルベンゼンス
    ルホネートである、請求項1記載のポリウレタンフィルム。
  6. 【請求項6】 前記分散液が0.9ミクロン〜0.05ミクロンの粒子サイ
    ズを有している、請求項1記載のポリウレタンフィルム。
  7. 【請求項7】 前記分散液が5〜60質量パーセントの固体含有率を有して
    いる、請求項1記載のポリウレタンフィルム。
  8. 【請求項8】 前記フィルムが手袋、コンドーム、血管形成用バルーン、医
    療用バッグまたはカテーテルの形状を有している、請求項1記載のポリウレタン
    フィルム。
  9. 【請求項9】 ポリウレタンフィルムを調製するための方法であって、以下
    の工程、 (a) 非イオン性ポリウレタンプレポリマーを調製すること、 (b) 陰イオン界面活性剤の存在中で水中にプレポリマーを分散すること、
    次いで、 (c) 分散液を基体にフィルムとして塗布すること を含み、 前記プレポリマーが、ジイソシアネートと、活性水素を含有する物質とを含む
    ポリウレタンプレポリマー配合物から調製され、 工程(a)および(b)の双方が、有機溶剤の実質的に存在しない状態で行わ
    れることを特徴とする、ポリウレタンフィルムを調製するための方法。
  10. 【請求項10】 前記ジイソシアネートが、 (a) 脂肪族ジイソシアネート、または、 (b) MDI、TDIおよびこれらの混合物から成る群から選択された芳香
    族ジイソシアネート であり、活性水素を含有する物質が、 (a) 高分子量ジオールと低分子量ジオールとから成る混合物、または、 (b) 高分子量ジオールであり、 活性水素を含有する物質が低分子量ジオールを含まない場合には、プレポリマー
    が、二官能価アミン連鎖延長剤を含む水に分散される、 請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記工程(c)が浸漬、熱凝固、注型、電着またはこれら
    の組み合わせを含む、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 得られるフィルムが手袋、コンドーム、血管形成用バルー
    ン、医療用バッグ、医療用チューブまたはカテーテルの形状を有するように、基
    体を形成する、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 ポリウレタンフィルムを調製するのに有用な水性ポリウレ
    タン分散液であって、水性ポリウレタン分散液が、プレポリマー配合物から調製
    された非イオン性ポリウレタンプレポリマーを水中に分散した生成物を含み、プ
    レポリマー配合物が、ジイソシアネートとジオール混合物とを含んでおり、分散
    液が2つまたは3つ以上の工程で形成され、 (1) 第1の工程でプレポリマーが形成され、その後の工程では、 (2) プレポリマーの水性分散液が、陰イオン界面活性剤の存在中で形成さ
    れ、両工程が有機溶剤の実質的に存在しない状態で行われる ことを特徴とする、水性ポリウレタン分散液。
  14. 【請求項14】 前記ジイソシアネートが (a) 脂肪族ジイソシアネート、または、 (b) MDI、TDIおよびこれらの混合物から成る群から選択された芳香
    族ジイソシアネート である、請求項13記載の分散液。
  15. 【請求項15】 前記ジオール混合物が、高分子量ジオールと低分子量ジオ
    ールとの混合物である、請求項13記載の分散液。
  16. 【請求項16】 前記高分子量ジオールが、0〜25パーセントのエチレン
    オキシドキャッピングを有する高分子量ポリオキシプロピレンジオールである、
    請求項15記載の分散液。
  17. 【請求項17】 前記分散液が0.9ミクロン〜0.05ミクロンの粒子サ
    イズを有している、請求項13記載の分散液。
  18. 【請求項18】 前記分散液が5〜60質量パーセントの固体含有率を有し
    ている、請求項13記載の分散液。
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