JP2002542269A - 植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して農作物および鑑賞植物の成長を強化する方法 - Google Patents

植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して農作物および鑑賞植物の成長を強化する方法

Info

Publication number
JP2002542269A
JP2002542269A JP2000613266A JP2000613266A JP2002542269A JP 2002542269 A JP2002542269 A JP 2002542269A JP 2000613266 A JP2000613266 A JP 2000613266A JP 2000613266 A JP2000613266 A JP 2000613266A JP 2002542269 A JP2002542269 A JP 2002542269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
plants
plant
mixture
mixture according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000613266A
Other languages
English (en)
Inventor
ベッティナ・コップ−ホルトヴィーシェ
ドリス・ベル
シュテファン・フォン・タパヴィッツァ
ヨハン・フリードリッヒ・フュース
Original Assignee
コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト filed Critical コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト
Publication of JP2002542269A publication Critical patent/JP2002542269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、病原体(特に病原性菌類)による攻撃に対してだけでなく、他の有害因子(例えば、干ばつストレスまたは機械的ストレス、例えば、あられ)に対しても、農作物および/または鑑賞植物を予防的および/または集約的に強化するための多成分混合物に関する。この有用物質の混合物は、以下の成分:(a)環境適合性の水中油型の湿潤剤;(b)水溶性および/または水膨潤性の植物利用性の珪素化合物であって、(c)親油性の飽和および/またはオレフィン性不飽和の炭化水素基を含む珪素化合物を、好気的および嫌気的の両方で分解性である脂肪構造を有する有機化合物と共に含有し、これを水性調製物として植物の地上部分に適用する。好ましい態様においては、追加の成分(d)、即ち、Pおよび/またはNを含み、かつ親油性基を含む化合物を使用する。また、本発明は、有害因子に対して予防的および/または集約的に植物を強化するため、特に、菌類の攻撃に対して植物を防御および/または対抗させるための、多成分混合物の使用であって、(a)、(b)および(c)からなる成分の活性物質混合物の均一水性調製物を、好ましくは成分(d)の同時および/または遅延適用と組合わせて、植物の地上部分に適用することによる使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して有用植物
および鑑賞植物の成長を強化することに関する。
【0002】 (背景技術) 高珪素含有量のスプレー調製物が、菌類による葉の病気からの保護のために、
有機農業において予防的に使用されている。これに関しては、例えば、Heyland
発行の書籍[Allgemeiner Pflanzenbau (General Crop Production), Verlag Eug
en Ulmer、第7版、p.384]を参照。これらの調製物は二重の保護を与える。通常
のスプレー調製物の高いpHのゆえに、菌類の胞子は、葉の上に着生することが
できない。さらに、珪素の一部は葉から吸収され、植物組織中に組み込まれる。
これにより高い機械的強度が生じ、これが菌類胞子の侵入に対する高い耐性を生
じる。処理する植物部分の湿潤を促進するために、植物保護石鹸などの湿潤剤と
同時に、水性スプレー混合物を使用することが推奨されている。しかし、スプレ
ー調製物が葉表面に充分に長い時間付着せず、降水または灌漑水によって洗い流
されることが問題である。
【0003】 先行する未公開のドイツ特許出願DE19830889.2(この特許出願の開
示は、以下の本発明の開示の対象に一体化される)の対象は、脂肪アルコールお
よび/または脂肪酸と低級多官能アルコールとの部分エステルの水性調製物を、
O/W型のアルキル(ポリ)グリコシド(APG化合物とも称される)の群からの環
境許容性の界面活性剤化合物との混合物として、植物病原性菌類および/または
土壌生成有害物による植物への攻撃に対して植物強化作用および/または植物衛
生改善作用を有する有用物質混合物として使用することである。この先行する特
許出願の教示は、上記の有用物質混合物を適用しうる2つの形態を与える(これ
らを互いに組合わせることもできる)。即ち、一方において、混合物を、水性調
製物の形態で、植物の地上部分に適用することができ、そして/または土壌中に
導入することができる。この方策の結果は、特に植物病原性菌類による植物への
攻撃に対する予想外の植物強化作用および/または植物衛生改善作用である。し
かし、菌根領域からの菌類集団、即ち、植物の根に結合しており植物成長を促進
する土地固有の菌類集団の領域からの菌類集団は、悪影響を受けない。
【0004】 欧州特許EP0230598は、有害生物を制御する活性物質として、有用植
物および鑑賞植物の保護のための組成物において、アルキルグリコシド化合物を
使用することを記載している。これに記載されているAPG化合物(具体的には
、好適なAPGエトキシレートをも包含する)を、水性スプレー混合物の形態で
植物の地上部分に適用することができる。使用しうる原料には、APG成分それ
自体だけでなく、殺虫剤、殺カビ剤、ウイルス撲滅剤、ダニ駆除剤、ならびに、
植物増強分野からの組成物または原料の群からの他の活性物質との組合わせも含
まれる。これに関連して、個々の作用の加算だけでなく、相乗的に増加した作用
も得られると言うことができる。
【0005】 以下に記載する本発明の技術的教示は、上記の先行出願DE19830889
.2に開示されているような植物強化要素を用いて、菌類による植物病原性攻撃
を制御するためおよび/または該攻撃に対して防御するために、植物の地上部分
の処理に関して自体既知の知識を、特に、水溶性および/または水膨潤性の珪素
化合物と組合わせるという前提に基づくものである。さらに、本発明は、本出願
人の別の先行する未公開ドイツ特許出願DE19748884.6(この出願につ
いては、本明細書の後記において詳しく説明する)の対象である要素を利用する
ものである。
【0006】 (発明の開示) 即ち、第1の態様において、本発明は、水性調製物の形態で植物の地上部分に
有用物質混合物を適用することにより、病原体(特に病原性菌類)による攻撃だけ
でなく、他の有害作用(例えば、干ばつストレスまたは機械的ストレス、例えば
あられ)にも抵抗するように、有用植物および/または鑑賞植物を予防的および
/または治癒的に強化するための多成分混合物であって、 (a)環境許容性のO/W型湿潤剤、 (b)水溶性および/または水膨潤性であり、それと同時に植物にとって利用可
能である珪素化合物、およびこれらと共に、 (c)脂肪構造を有する親油性の飽和および/またはオレフィン性不飽和の炭化
水素部分を持ち、それと同時に好気的および嫌気的の両方で分解性である有機化
合物、 を含有する多成分混合物に関する。
【0007】 本発明の教示の好ましい態様は、成分(d)として、少なくともある程度の親油
性部分を有するPおよび/またはN化合物をさらに含有する上記種類の多成分混
合物を記載し、使用するものである。
【0008】 本発明の教示の別の態様は、有害作用に対して植物を予防的および/または治
癒的に強化するため、特に、菌類の攻撃の制御および/またはそれに対する防御
のための、上記の多成分混合物の使用であって、植物の地上部分に、成分(a)、
(b)および(c)からなる活性物質混合物の均一水性調製物を、好ましくは成分(
d)の同時および/または時差適用と組合わせて適用することによる使用に関す
る。
【0009】 (発明を実施するための最良の形態) 植物病原性の菌類集団に対する植物強化および植物防御の分野からの活性物質
または有用物質の本発明に従う組合わせは、公知の従来技術からは予測すること
ができなかった目的の陽性効果の集積の結果を与える。以下に、このことを簡単
にまとめる。即ち、引用した先行出願DE19830889.2(この出願の対象
は健康な微生物叢の成長促進である)において利用されているように、例えば葉
表面の病原性菌類集団を制御するための全く異なる機構によって、水性の珪素含
有スプレー調製物の防御機能が保持され、それと同時に支援され、促進される。
このような微生物成長過程が、実に葉表面にも存在する。植物の地上表面に本発
明に従って適用される有用物質または有用物質混合物の親油性部分は、使用され
る界面活性APG成分と組合わさって、最適分布および長期付着を導く。即ち、
珪素成分は、少なくともある程度は、植物の表面領域に長く保持され、過度に早
い浸出から保護される。水に溶解させた無機珪素成分のこのような浸出過程を完
全に妨げることができない場合には、適用される本発明に従う活性物質混合物の
珪素に基づく成分の効果が即時的であり、短期であることが直ちに明らかである
。既に存在し、植物病原性菌類による攻撃に起因するいずれかの微生物集団が、
このようにして少なくともかなりの程度まで弱化される。ここで、付着し続けて
いる本発明に従う有用物質組合わせの有機成分は、その植物強化機能および有害
材料の作用を低減する機能をさらに発揮することができる。
【0010】 本発明に従う方法の個々の有用物質成分をさらに詳しく説明する前に、上記し
た先行の未公開出願DE19748884.6の教示を簡単にまとめる。この出
願のコンセプトは、本質的に、土壌中(即ち根圏中)の微生物増殖の促進、支配お
よび確保に基づくものであるが、本発明の教示も、植物の地上領域中の植物の外
部皮膚に、上記の多成分有用物質混合物を適用するために、該出願中に記載され
ている原理を利用する。
【0011】 この先行出願の教示は、2つの一般的コンセプトに支配されている。即ち、燐
(P)および窒素(N)を含有するキャリヤー、ならびに所望により、植物のための
別のマクロおよび/またはミクロ栄養物質と共に、微生物叢の増殖のための追加
の炭素供給源として、選択した炭化水素部分を含む化合物を土壌中に導入する。
これと同時に、これらの増殖助剤の調製およびこれらの使用形態は、これらが根
領域に最適に広がりうるように、および、基材が根圏に導入されうるように意図
されている。この先行出願の教示は、 ・環境許容性のO/W型湿潤剤、およびこれと共に、 ・微生物叢の増殖のための追加の炭素供給源としての、脂肪構造を有する親油性
の飽和および/またはオレフィン性不飽和の炭化水素部分を持ち、好気的および
嫌気的の両方で分解性である有機化合物、 を含有する水性調製物の導入を、 ・少なくともある程度の親油性部分を持ち、好ましくは油溶性であるPおよび/
またはN化合物、ならびに所望により、植物成長のための他のマクロおよび/ま
たはミクロ栄養物質を含むキャリヤー、 の同時および/または時差導入と組合わせる、 ことを含んでなる。
【0012】 本明細書において説明する新規な技術的教示は、一方において、水溶性および
/または水膨潤性であり、同時に植物にとって利用可能である珪素化合物を、成
分(a)および(c)と同時に必須として使用することを規定する。他方において、
少なくともある程度の親油性部分を有するPおよび/またはN化合物[本発明に
よれば成分(d)]の同時使用が好ましいが、これは必須ではない。必須の要素と
して、本発明の教示は、有機性成分(c)および環境許容性のO/W型湿潤剤(a)
の組合わせと、水溶性および/または水膨潤性であり、同時に植物にとって利用
可能である珪素化合物(b)との組合わせを規定する。
【0013】 水溶性および/または水膨潤性であり、同時に植物にとって利用可能である適
当な珪素化合物に関しては、通常の当業者の知識を参考にすることができる。以
下に、これを簡単にまとめる。
【0014】 水溶性の適当な珪素化合物は、特に珪酸アルカリ金属であり、これらの中で、
珪酸ナトリウムおよび/またはカリウム(水ガラスとも称される)が好ましい。ま
た、植物成長の促進のための土壌コンディショニングの関連技術分野から既知で
あるように、メタ珪酸アルカリ金属、さらにシリカゾルおよびその結果としての
シリカゲルも適している。水溶性の珪酸化合物(特に、ナトリウム水ガラスおよ
び/またはカリウム水ガラス)の化学的同定は、例えば、Weldesの刊行物「可溶
性珪酸塩の性質」[INDUSTRIAL AND ENGINEERING CHEMISTRY、第61巻、No.4、196
9年4月、第29頁以降、特に、同第31頁の表IIIおよびIV]に見られる。このような
ナトリウム水ガラスおよび/またはカリウム水ガラスの水への溶解性に関する詳
しい情報は、この刊行物の特に「珪酸ナトリウムおよびカリウム溶液」[同第35-
38頁]のセクションに見られる。本発明の開示を完全なものにするために、これ
ら参照文献の技術情報は、本発明の対象について一体化されるものとする。
【0015】 しかし、本発明に従う植物成長の安定化および促進のための珪素の追加供給は
、これまでに挙げた無機起源の珪素成分に限定されるものではない。選択した植
物が、植物の地上部分において珪素含有量を増加させうることが知られている。
その例は、イラクサおよび/またはスギナモである。従って、本発明の教示は、
無機珪素供給源に加えてまたはそれに代えて、植物にとって利用可能である植物
起源の適当な珪素供給源を使用することを規定する。適当な原料は、特に、上記
した植物の群の残留物および/または抽出物である(本発明により教示されるよ
うに、これらを植物に適用することもできる)。
【0016】 本発明に従って使用される多成分混合物の他の有用物質成分およびこれら成分
の互いとの間の混合比を説明する前に、以下のことを明記しておかなければなら
ない。即ち、調製物において均一水性濃縮物の形態を有する上記した種類の多物
質の組合わせが、本発明において好ましい。これらは、特に、連続水相および微
細分散した有機相を有する超微細な水性有機懸濁液である。これらの濃縮物を、
さらに多くの水と混合するかまたは希釈することによって、実際的な適用に必要
とされるスプレー混合物に調製することができ、これらを自体既知の方法で単純
に適用することができる。個々の成分(a)〜(d)の選択およびこれらの多成分混
合物中の濃度は、考慮に入れなければならない効果および実際的使用に望まれる
効果によって決定される。何よりもまず、以下の要約が当てはまる。
【0017】 珪素成分(b)の種類および量は、例えば、実際的使用に望ましくない過度に高
いアルカリ度によって引き起こされる第2の有害作用が起こりえないように選択
される。他方において、これは正に、ナトリウムおよび/またはカリウム水ガラ
ス型の珪素化合物であり、これら化合物は、水に容易に溶解し、葉表面において
植物病原性菌類を制御するための物質であり、実際的に特に証明されており、約
0.1重量%の珪素化合物の濃度で水性スプレー混合物において問題なく広く適
用することができる。
【0018】 好ましい態様においては、有機成分、特に成分(a)および(c)は、本発明に従
う使用により、植物の外側表面が親油性相(c)および(d)によって完全に被覆さ
れうるように選択される(これが本発明により意図される)。特に、適当な物質ま
たは物質の組合わせを選択することにより、例えば日光に曝露したときに、少な
くとも限られた期間にわたり、または適用温度において、油相の充分に高い拡散
を確保することが重要な必要条件である。
【0019】 本発明に従って使用される基礎成分(a)、(c)および(d)の定義および明細に
ついては、既に繰返し挙げられているが未公開である先行ドイツ特許出願DE1
9748884に記載されている内容が、原則的にここでも当てはまる。この先
行特許出願の開示は、本発明の開示の対象に一体化されるものとする。しかし、
本発明に従ってここで使用される多成分混合物に関する技術的情報を完全なもの
にするために、以下のことをまとめとして言及することができる。
【0020】 (a)環境許容性のO/W型の浸潤剤 ここに挙げる浸潤剤または界面活性剤は、特に、アニオン界面活性剤および/
またはノニオン界面活性剤の群に属する。重要な必要条件は、これらが環境許容
性であること、従って特に、基材において充分に生分解性であることである。迅
速かつ完全に生分解性であるノニオン界面活性剤の群からの界面活性化合物が、
ここで挙げる助剤物質の好ましい群である。
【0021】 適当なアニオン界面活性剤の例は、石鹸、さらに生分解性アルキルスルフェー
ト、特に脂肪アルコールスルフェートである。生分解性が不足しているかまたは
不完全である石油化学物質に基づく界面活性剤、例えば、アルキルベンゼンスル
ホネートまたはアルキルエーテルスルフェートは適切性に劣る。好適な例は、燐
酸と脂肪アルコールとの部分エステルであり、特に好適なのは、好ましくは天然
起源の、従って偶数個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコールとの部分エステル
である。好適な例は、短鎖脂肪アルコールのエステル、例えば脂肪アルコール分
子中に6〜10個の炭素原子を有するエステルである。しかし、例えば12〜2
4個の炭素原子を有する比較的長鎖の脂肪アルコール残基を有する燐酸アルキル
も基本的に適している。同じことが、対応する脂肪アルコールエーテルホスフェ
ートにも当てはまるが、これらは好ましさが低い。
【0022】 物質(a)の群に属し、本発明に従って特に好ましい生分解性の界面活性剤は、
少なくとも主としてノニオン性を有し、さらに、少なくとも主として天然物質に
由来し、10〜18の範囲の好ましいHLB値を有する化合物である。
【0023】 アルキル残基の少なくとも多くが直鎖脂肪アルコールに由来するアルキル(オ
リゴ)グルコシド化合物を、成分(a)として、少なくともある程度、特に少なく
とも主として、本発明に従って使用するのが特に好ましい。この種の化合物(現
在では、APG成分またはAPG化合物とも称される)は、広い適用範囲を有す
る界面活性助剤である。多様な因子が、現在では工業的規模で行われているその
実際的使用に重要である(APGに基づく浸潤剤は、天然物質に完全に基づきう
ることが既知である)。これらは、脂肪アルコールと、グルコース、オリゴグル
コース等との反応(鎖長の同時減少を伴う)、澱粉のようなポリグリコシドとの反
応による反応生成物として得られ、該反応生成物は、一般式:R-O(G)xで示さ
れる。この一般式において、Rは、少なくとも6個の炭素原子、好ましくは8〜
24個の炭素原子、特に8〜18個の炭素原子を有する、第一級の好ましくは直
鎖および脂肪族の炭化水素基を表し、Gは、5または6個の炭素原子を有するグ
リコース単位、好ましくはグルコースを表す。オリゴマー化度x、即ち、モノグ
リコシドおよびオリゴグリコシドの分布を示すDP値は、本発明に係る界面活性
剤の群においては、通常は1〜10、例えば約1.2〜5、好ましくは約1.2〜
4、特に1.2〜2の値である。この種のAPG化合物の製造および組成につい
ては、詳細な専門家の知識および出版物を参考にすることができる。例えば、VC
H-Verlagsgesellschaft mbH (Weinheim, 1997)から発行されたHillらの書籍「Al
kyl Polyglykosides (アルキルポリグリコシド)」を参照。
【0024】 (c)脂肪構造を有する親油性炭化水素部分を有する有機化合物 これらの追加成分(c)の重要な特徴は、それらが、自然分解プロセスによって
好気的および嫌気的に分解性であるというパラメーターである。有機栄養成長の
ために本発明に従って必須である炭素供給源は、親油性の炭化水素部分であり、
これは脂肪構造を有し、該成分中に存在し、従って比較的高濃度のエネルギー供
給C-H基である。既に上記したように、脂肪構造を有するこれらの炭化水素部
分は、飽和および/または少なくともある程度のオレフィン性不飽和であること
ができる。以下に詳しく記載するこの成分の物理化学的組成についてさらに考慮
することは、ここで寄与要因になりうる。
【0025】 好ましい成分(c)は、油溶性であり、かつ、少なくとも6個の炭素原子、特に
少なくとも8個の炭素原子を有する示した性質の脂肪残基を有する、生物学的に
許容される有機化合物である。直鎖炭化水素部分または炭化水素化合物に基づく
好適な成分の使用が好ましい。少なくとも主として天然物質に基づく好適な成分
が特に重要である。
【0026】 成分(c)群の特に重要な代表例は、ヘテロ原子としての酸素によって少なくと
もある程度が官能化された好適な炭化水素化合物である。この種の成分の代表例
は、脂肪アルコールおよび/または脂肪酸またはそれらの誘導体および/または
塩である。好適な脂肪アルコールまたは脂肪酸誘導体は、それらのエステル、エ
ーテルおよび/またはアミドである。本発明の目的に特に重要なものは、脂肪ア
ルコールならびに脂肪酸と一官能および/または多官能アルコールとのエステル
である。多官能アルコールを使用する場合には、脂肪酸エステルという用語は、
完全エステルおよび部分エステルの両方を意味する。適切であれば、二次効果(
即ち、望ましい系全体の相乗作用の存在)が、どの特定成分が個々の場合におい
て好ましい代表例になるかを決定する。DE19701127に記載されている
関連情報を、単に例としてここに引用することができる。
【0027】 原則的に、界面活性剤に基づく水性調製物、特に、好適な水性のAPGに基づ
く浸潤助剤は、これらのAPGに基づくノニオン界面活性助剤の高発泡能力によ
って区別される。これは、本発明が適用される分野において、明らかに不利にな
りうる。即ち、いわゆる消泡剤または脱泡剤の同時使用によってこれを改善する
という追加の操作が必要である。脂肪アルコール、多官能アルコール(特に、低
級多官能アルコール、例えばグリセロール)と脂肪酸の部分エステル、および特
にこれらの混合物が、この操作に適している。しかし、これらは同時に、微生物
増殖を刺激および増加させるための本発明に従って所望される炭素源であり、従
って、本発明において規定される成分(c)の最適な代表例である。
【0028】 しかし、水性APG濃縮物と、アルコールに基づく、および/または脂肪酸と
多価アルコール(特にグリセロール)との部分エステルに基づく脱泡剤/消泡剤と
の混合物は、もはや流動状態に増粘されないゲルの形成を導くことがある。しか
し、ゲル様の状態に増粘される有用物質濃縮物への、限定量の低級一官能および
/または多官能アルコールの添加、例えば、限定量のエタノールおよび/または
グリセロールの添加は、室温範囲であっても流動性および注入性を回復させるこ
とができる。
【0029】 従って、特定の個々の場合に成分(c)として使用される有用物質または有用物
質混合物は、好ましい態様においては、微生物増殖のための炭素供給源としてこ
の成分の最適化を考慮するだけでなく、水性多成分混合物の低発泡挙動、水相中
にO/W型の湿潤剤と共に親油性成分を含有する多成分混合物の均一化、ならび
に、より多くの水による希釈およびその後の注入および/または噴霧による適用
という意味での適用性のような二次効果の寄与的側面によっても決定される。こ
れらの側面は、特に、上記のDE19701127に記載されている。本発明の
開示を完全なものにするために、該出願に開示の内容は本発明の開示に一体化さ
れるものとする。
【0030】 特に、植物表面への水性物質混合物の支障のない適用およびその拡散のために
、少なくともある程度は、25〜30℃またはそれ以下の流動点、特に10〜1
5℃またはそれ以下の流動点を有する成分(c)を選択することが重要であろう。
好適な成分の例は、天然起源のオレフィン性不飽和C12-24脂肪アルコール、特
に少なくとも主として、高度のオレフィン性二重結合および20℃またはそれ以
下、好ましくは10〜15℃またはそれ以下の凝固範囲を有するC16/18脂肪ア
ルコールである。本発明において規定されるこの成分(c)の好ましい多成分混合
物は、脂肪アルコールと、飽和(特に、少なくともある程度はオレフィン性不飽
和)の脂肪酸と多官能アルコール(2〜6個の炭素原子、特に3〜5個の炭素原子
を有する)との部分エステルとの混合物である。特に、天然起源の脂肪酸のグリ
セロール部分エステルが、好適な脂肪アルコールとの混合物の重要な成分である
。ある態様における好ましい物質混合物は、ほぼ同量の脂肪アルコ−ルおよび脂
肪酸部分エステルであり、また、他の好適な物質混合物は、脂肪アルコールに対
して数倍量の部分エステルである。脂肪アルコールと脂肪酸部分グリセリドとの
好適な混合物は、例えば約1:1〜1:10、好ましくは1:1〜1:5、特に
約1:1〜1:3重量部の範囲内である。しかし、先に記載したように、脂肪酸
部分エステルだけを成分(c)として使用することもできる。この場合も、好適な
代表例は、上記範囲の流動点を有するものである。他の好ましい成分(c)は、例
えば石鹸、さらに生分解性のアルキルスルフェート、特に脂肪アルコールスルフ
ェートである。石鹸を使用するのが特に好ましい。石鹸は、広く知られた化合物
であり、本発明の技術的教示においては、6〜18個、好ましくは8〜14個の
炭素原子を含む脂肪酸のカリウム石鹸が特に好ましい。
【0031】 (d)少なくともある程度の親油性部分を有するPおよび/またはNの化合物 本発明の教示は、燐および/または窒素を含有する付加的に選択した有用物質
または有用物質混合物の好ましい同時使用を規定する。これら2つの元素のキャ
リヤーとなる成分が、この群の物質の好ましい代表例になりうる。
【0032】 この有用物質成分(d)の適用は、使用される環境許容性の湿潤剤(a)および有
用物質(c)の適用と同時に、およびそれらと組合わせて行うことができる。しか
し、有用物質成分(d)の時差導入、あるいは、このような時差導入と成分(a)、
(b)および(c)の同時導入との組合わせも可能である。
【0033】 本発明の特に重要な態様は、少なくともある程度の親油性部分を有する成分(
d)として、油溶性のPおよび/またはN化合物を使用することを規定する。即
ち、これら助剤の特に好ましい代表例は、成分(d)の重要な代表例としてDE4
437313に記載されている燐脂質および/またはその誘導体である。このD
E4437313の開示の対象は、本発明の開示により教示される対象に一体化
されるものとし、従って以下の記載は、ある種の本質的特徴だけを特に強調する
ものである。この公報は、微生物土壌叢に添加された燐脂質の効果は、特に、土
壌中に存在する有機化合物および植物残留物がより迅速に分解して土壌細菌を増
加させるという事実によって示されることを既に開示している。本発明の教示は
、微生物増殖のための炭素供給源として、親油性および流動性の成分(c)を、好
ましくは付加的に規定する。成分(d)の親油性部分は、本発明により教示される
炭素供給源(c)に由来する炭化水素型の親油性部分と関連する。このことは、種
々の集団の微生物株の移動化および強化という予想外の結果を与え、これが健康
な植物成長を促進する。
【0034】 有用物質の群(d)に包含される好ましい成分は、燐酸と、分子構造中に親油性
部分を有する一価および/または多価アルコールとのエステルである。特に、対
応する燐酸の部分エステルも好適であり、この場合には原則的に、これらは(部
分)塩の形態で使用される。
【0035】 即ち、この目的に好適な燐酸エステルは、脂肪アルコールの炭化水素部分によ
り所望の親油性部分を燐酸エステル分子中に導入した脂肪アルコール部分エステ
ルである。この目的に対して特に好適な物質は、特に、燐酸と直鎖脂肪アルコー
ルとの部分エステルであり、この部分エステルは、好ましくは少なくとも実質的
に、C6-10脂肪アルコールおよび/またはその低級エトキシレートを用いて製造
される。しかし、例えば12〜24個の炭素原子を有する高級脂肪アルコールの
燐酸エステルも原則として好適であり、ここでも、好適なオレフィン性不飽和の
脂肪アルコール残基がここで特に重要になりうる。
【0036】 しかし、有用物質の群(d)に包含される特に好ましい燐酸エステルは、燐脂質
および燐脂質誘導体である。これらは、植物または動物の細胞から得られる両親
媒性物質であることが知られている。本発明により教示される好ましい燐脂質は
、植物起源の好適な化合物またはそれから得られる燐脂質誘導体である。この物
質群(d)の特に好ましい代表例は、一般にレシチンとも称されるグリセロホスホ
リピドである。スフィンゴホスホリピドはあまり好ましくない。既知の使用しう
る物質は、ジアシルホスホリピド、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタ
ノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファ
チジルグリセリン、ホスファチジルグリセリンホスフェート、ジホスファチジル
グリセリン、N-アシルホスファチジルエタノールアミンおよびホスファチジン
酸である。好ましい脂質は、モノアシルホスホリピド、リゾホスファチジルコリ
ン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルイノシトール、
リゾホスファチジルセリン、リゾホスファチジルグリセリン、リゾホスファチジ
ルグリセロホスフェート、リゾジホスファチジルグリセリン、リゾ-N-アシルホ
スファチジルエタノールアミンおよびリゾホスファチジン酸である。植物または
動物起源のレシチンおよびセファリンとして市販されているホスファチジルグリ
セリドは、工業的に大量に入手できる。これらの調製物は、例えば、トウモロコ
シ胚芽油または綿実油または大豆油のような油から得られる。群(d)に包含され
る本発明に好ましい成分は、酵素加水分解グリセロホスホリピド(酵素加水分解
レシチン)であり、これは脂肪酸エステルの除去によってより高い親水性を有す
る。酵素加水分解によって燐酸残基を失った生成物だけが除外される。
【0037】 好ましい成分(d)は、レシチン、レシチン水解物および/または化学的改質レ
シチンである。これらの化合物は、他のN含有成分(好ましくは、特に尿素およ
び/または尿素誘導体であってよい)との混合物として使用することもできる。
このような追加成分の他の例は、エタノールアミンのようなアミノアルコールお
よび関連する化合物である。
【0038】 好ましい態様において、本発明の教示は、成分(c)の量を、成分(d)によって
導入されるPの量に適合させることを規定する。微生物増殖のための炭素を供給
する供給源(c)は、C:Pの重量比が、成分(d)によって導入される燐Pに基づ
いて、少なくとも約5〜10:1、好ましくは少なくとも約20〜25:1であ
るような量で使用される。しかし、実質的により高いC:P比を確保した態様が
好ましいこともある。従って、重要な下限は、40:1、好ましくは少なくとも
50:1である。原則として、かなり過剰の炭素供給源も可能であり、従って、
約100:1〜500:1またはそれより高いC:Pの重量比も、本発明の教示
の範囲内である。従って、微生物増殖に容易に利用されるこの炭素供給源の最適
化された拡散は、本発明によって規定される有機栄養微生物増殖の刺激および支
援を実現する。
【0039】 成分(a)および(d)の有用物質混合物ならびにこれと同時使用される成分(c)
のための好ましい態様において、この成分混合物の量は、P:N:Cの重量比が
少なくとも約1:10:10〜1:10:100になるように設計される。
【0040】 一方における成分(a)、(c)および(d)、ならびに、他方における珪素含有成
分(b)の量的適合性に関して、一般的原則は、この成分(b)(ここでは、その珪
素含有量に基づく)を、他の成分またはそれらの混合物と比較して、少量で使用
することである。植物表面に適用される有用物質混合物における相当に少ない珪
素含有量、例えば、成分(a)、(c)および(d)の混合物よりも少なくとも約10
の1乗で少ない珪素含有量(ここでも珪素に基づく)が好ましいこともある。
【0041】 水性希釈スプレー混合物が実際的使用に好ましく、本明細書中に記載した個々
の成分の該混合物中の含有量は、ほぼ以下の量的範囲内にある(使用されるスプ
レー混合物に基づいて重量%で示す): ・湿潤剤(a)、特にAPG:0.01〜0.1重量%、好ましくは約0.05重量
%の範囲内の量; ・使用される成分(b)中の算出珪素含有量:約0.001〜0.1重量%のSi、
好ましくは約0.002〜0.05重量%のSiの範囲内の量:例えば、カリウム
水ガラスを珪素含有成分として使用するときには、本発明に従って好ましいスプ
レー混合物の対応するカリウム水ガラス含有量は約0.02〜0.5重量%の範囲
内である; ・有用物質の群(c)として定義される炭素供給源:0.05〜0.2重量%、好ま
しくは0.08〜0.15重量%; ・成分(d)の典型的かつ好ましい代表例としてのレシチン:0.04〜0.8重量
%。
【0042】 別の態様において、本発明の教示は、本発明の上記の多成分混合物を、他の特
に合成の植物保護剤と、同時におよび/または時差的に使用することを規定する
。好適な殺カビ剤との組合わせが好ましい。しかし、これに関連する本発明の教
示の本質的要素は、次の好ましい追加の教示において見出される。即ち、本発明
の有用物質混合物を、通常の植物保護剤(特に、好適な殺カビ剤)と混合するとき
に、これら通常の成分を、大きく減少した量で使用することができる。即ち、こ
れら合成の植物保護成分を、通常の比率の最大で50〜75%、場合により最大
で20または30%の量の比率で、実際的に同時使用することができる。
【0043】 これに関連して、同時使用することができる重要な追加の有用物質成分を、こ
こで特に言及する。これらの有用物質成分は、キチンおよび/またはキトサン構
造を有しており、可能な化合物はポリマー構造を有するものであり、特に好適な
化合物はオリゴマー構造を有する化合物である。
【0044】 有用植物および鑑賞植物を成長させ、管理し、それと同時に、植物の成長だけ
でなく植物の健康(特に菌類病、細菌病および/またはウイルス病の分野からの
病原体に対して)をも促進するための多成分の有用物質混合物(これらは、少なく
とも多くが有機起源である)の使用であって、キチンおよび/またはキトサン構
造および同時にオリゴマーおよび/またはポリマー構造を有する有用物質成分の
同時使用を伴い、(c)に従う成分に対して上で定義したように脂肪構造を含むが
好気的および嫌気的に分解性である親油性の飽和および/またはオレフィン性不
飽和の炭化水素部分を有する有機化合物ならびに上記した群(a)に包含される本
発明により定義された界面活性剤成分の同時および/または時差適用と組合わせ
た上記使用は、本出願人による先行出願(DE19849253.7)の対象であ
る。この先行出願の開示も、ここに記載する本発明の技術的教示の別態様の開示
に一体化される。特に、植物保護分野におけるキチン/キトサンに基づく誘導体
の使用についての公表従来技術に関して、この先行出願の詳しい情報が参考にな
る。以下の記載は、簡単な要約にすぎない。
【0045】 キチンおよびキチンに基づく誘導体(特にキトサン)の同時使用により、一方に
おいて改善された植物の健康によって示され、さらに特に高い収量によって示さ
れる農業分野における大きな改善が達成されることが、関連の公表された従来技
術から知られている。多くの文献の中で、例えば、Zbigniew S. Karnickiらの論
文「CHITIN WORLD」[Wirtschaftsverlag NW, Verlag fuer neue Wissenschaft G
mbH, D,Bremerhaven, 1994]をここに挙げることができる。例えば、Henryk Posp
iesznyらの論文「NEW APPLICATIONS OF CHITOSAN IN AGRICULTURE」[同上, 第24
6-254頁]およびこれに引用された文献をここに挙げることができる。また、文献
「Applications of Chitin and Chitosan」[M.F.A.Goosen編, Technomic Publis
hing Company Inc., Lancaster, USA]、第8章、Donald Freepons 「Enhancing F
ood Production with Chitosan Seed-Coating Technology」、ならびに、同文献
の他の公表、第1章、Q.Liら「Applications and Properties of Chitosan」;第
2章、Shigehiro Hirano 「Applications of Chitin and Chitosan in the Ecolo
gical and Environmental Fields」および第11章、Henryk Struszczykら「New A
pplications of Chitin and Its Derivatives in Plant Protection」を挙げる
ことができる。最後に、Lee A. Hadwigerらの論文「CHITOSAN, A NATURAL REGUL
ATOR IN PLANT-FUNGAL PATHOGEN INTERACTIONS, INCREASES CROP YIELDS」[Acad
emic Press Inc., 1984, 第291頁以降]、ならびに、「Biotechnology Annual Re
view Volume 2」[Elsevier Science B.V. 1996]中のSHIGEHIRO HIRANOの公表「C
hitin Biotechnology applications」[同上、第237-258頁]を挙げることができ
る。
【0046】 ここに引用した文献は、天然物質に結合したキチンまたはそれから誘導される
誘導体(特に、脱アセチル化によって得られるキトサン)が、オリゴマーおよびポ
リマーの両形態において、特に菌類病、細菌病および/またはウイルス病の分野
からの病原体に対して顕著な活性を有するという意味で、植物成長過程に顕著な
活性を有することを示す。
【0047】 キチンおよび/または特にキトサンを、成分(a)、(b)、(c)および必要に応
じて(d)との混合物として使用するときには、無水の多成分混合物を基準にそれ
ぞれの場合に、少なくとも0.05重量%の量、特に少なくとも0.1〜1重量%
の量を使用する。重要なことは、このように少ない量のキチンまたはキトサンに
基づく成分であっても、土壌および植物における生命過程に大きな影響を与え、
特に、健康な微生物叢の増殖を促進し、従って植物の成長を促進し、そして有害
生物の増殖を抑制することができることである。
【0048】 本発明の教示のさらに別の態様において、植物強化分野からの追加の助剤を、
上記の多成分混合物に添加することができる。特徴的な例として、環境許容性の
酸化防止剤(特に、トコフェロールおよび/またはアスコルビン酸およびこれら
の誘導体の領域からのもの)の同時使用を挙げることができる。これら添加剤の
推定される活性原理は、これらの酸化防止剤も、上記のキチンまたはキトサンに
基づく添加剤と同様に、いわゆる「誘導剤(elicitor)」として作用し、これが植
物自身の免疫系を刺激し、こうして、このように処理した植物の悪影響に対する
耐性を強化することであることが知られている。関連の公表された従来技術の中
で、例えばドイツ特許出願公開DE4437945A1を挙げることができる。
この文献は、特に水性の溶媒系に基づく、植物への適用に適する、キャリヤー中
にビタミンE、界面活性剤、および必要に応じて他の配合助剤を含有する植物強
化剤を記載している。さらに、植物毒性を持たない酸化防止剤を同時使用するこ
とができ、特にビタミンCおよび/またはカロチノイドが挙げられている。本発
明により教示される上記の主成分の水性エマルジョンとして、本発明に従う態様
は、上記の追加の増強作用を伴って設計することができる。
【0049】 (実施例) ストレスは、植物において、生理的進行の逸脱を導く。正常な代謝現象からの
逸脱は、植物が明らかな損傷の徴候(例えば、立ち枯れ、壊死、退緑)を示す前で
あっても起こる。光合成過程に直接的または間接的に係わるストレスは、葉緑素
蛍光発光の変化に関係する。種々のストレッサー(ストレス付与要因)の植物への
影響は、蛍光測定による多くの研究において報告されている。これらのストレス
には、低温および高温、オゾン、水不足、二酸化硫黄、除草剤、界面活性剤(非
生物ストレスの例)または植物病原性菌類(生物ストレスの例)などの要因が含ま
れる。
【0050】 従って、ストレスの減少、または非生物もしくは生物要因に対する植物の抵抗
性の増加に寄与する方法は、植物保護の応用研究、特に生態学的見地からの応用
研究においてますます重要になっている。
【0051】 方法: 成長10日目の豆の苗(Phaseolus vulgaris)を、農業用土および砂の混合物を
入れた成長容器に選抜して入れ、植物強化成分として界面活性剤含有のカリウム
水ガラス溶液を噴霧した。
【0052】 この目的のために、下記の量のカリウム水ガラスを使用した(括弧内は純粋な
珪素): 0.02%(0.002%) 0.1%(0.01%) 0.5%(0.05%)
【0053】 7日間の暴露の後、植物の初生葉を、非生物ストレッサーとしての0.3mモ
ル/Lのパラクアット(paraquat)で処理するか(実験パートA)、または、生物ス
トレッサーとしてのBotrytis cinerea(10胞子/葉)で処理した(実験パート
B)。
【0054】 実験パートAにおいては、ストレッサーパラクアットの適用の4時間、24時
間および48時間後に、葉緑素蛍光を測定した。実験パートBにおいては、スト
レッサーBotrytisの適用の24時間、48時間、72時間および120時間後に
、葉緑素蛍光を測定した。
【0055】 全ての測定は、室温で光を排除して、蛍光計を使用して行った。30分間で暗
さに適応させた植物について、専門家の文献に記載のように葉緑素蛍光を測定し
た。例えば、(1)Koch, C., G. Noga, G. Strittmatter (1994):「Photosynthet
ic electron transport is differentially affected during early stage of c
ultivar/Race specific interactions between potato and Phytophthora infe
stans」, Planta 193: 551-557;(2)Schmits, M., G. Noga (1998):「α-Tocop
herol reduced environmental stress and improved fruit quality」, Acta Ho
rt. 466: 89-94, ISHS 1998。
【0056】 結果パートA:パラクアット 蛍光の強度は、植物の抵抗の尺度であると考えられる。即ち、蛍光が強いほど
、より元気な/より健康な植物である。予想通り、ストレッサーパラクアットで
処理した植物は、ストレッサーに暴露しなかった植物より弱い蛍光を示した。試
験物質カリウム水ガラスで処理した植物は、ストレスを与えた植物より顕著に高
い蛍光を示した。カリウム水ガラスの全ての試験用量(0.2〜5.0g/m)が
、ストレスを与えていない対照と同様に、良好な蛍光値を示した。
【0057】
【表1】
【0058】 パートB:Botrytis 蛍光の強度は、植物の抵抗の尺度であると考えられる。即ち、蛍光が強いほど
、より元気な/より健康な植物である。予想通り、生物ストレッサーBotrytis c
inereaで処理した植物は、ストレッサーに暴露しなかった植物より弱い蛍光を示
した。試験物質カリウム水ガラスで処理した植物は、ストレスを与えた植物より
顕著に高い蛍光を示した(表2)。
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】 上記の実施例1〜3は、水ガラスおよびカリウム石鹸とAPG化合物との組合
わせの混合物を示す。実施例4および5は、他の助剤との組合わせ、ここでは好
ましくはジグリセロールおよび種類(c)の有用化合物との組合わせも可能である
ことを示す。ジグリセロールは乳化剤として働くことができ、この場合には上記
の実施例5のように、カリウム石鹸の使用を省くことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドリス・ベル ドイツ連邦共和国デー−40215デュッセル ドルフ、キルヒフェルトシュトラーセ104 番 (72)発明者 シュテファン・フォン・タパヴィッツァ ドイツ連邦共和国デー−40699エルクラー ト、トーマス−マン−シュトラーセ12番 (72)発明者 ヨハン・フリードリッヒ・フュース ドイツ連邦共和国デー−41516グレーヴェ ンブロイヒ、ヘルツォークシュトラーセ15 番 Fターム(参考) 2B022 EA10 4H011 AA05 BA01 BB18 BC03 BC06 BC17 DA13 DC05 DD03 DE15 DG16

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性調製物の形態で植物の地上部分に有用物質混合物を適用
    することにより、病原体、特に病原性菌類による攻撃に対してだけでなく、他の
    有害作用、例えば干ばつストレスまたは機械的ストレス、例えばあられに対して
    も、有用植物および/または鑑賞植物を予防的および/または治癒的に強化する
    ための多成分混合物であって、 (a)環境許容性のO/W型湿潤剤、 (b)水溶性および/または水膨潤性であり、それと同時に植物にとって利用可
    能である珪素化合物、およびこれらと共に、 (c)脂肪構造を有する親油性の飽和および/またはオレフィン性不飽和の炭化
    水素部分を持ち、それと同時に好気的および嫌気的の両方で分解性である有機化
    合物、 を含有する多成分混合物。
  2. 【請求項2】 成分(d)として、少なくともある程度の親油性部分を有する
    Pおよび/またはN化合物をさらに含有する請求項1に記載の多成分混合物。
  3. 【請求項3】 成分(b)として、珪酸アルカリ金属、特にナトリウム水ガラ
    スおよび/またはカリウム水ガラス、メタ珪酸アルカリ金属および/またはシリ
    カゾルまたはシリカゲル、および望ましいときには、高い珪素含有量を有する植
    物抽出物、例えばイラクサおよび/またはスギナモに由来する植物抽出物を含有
    する請求項1または2に記載の多成分混合物。
  4. 【請求項4】 成分(a)として、少なくとも主としてノニオン性を有し、さ
    らに、好ましくは少なくとも主として天然物質に由来し、10〜18の範囲の好
    ましいHLB値を有する生分解性の界面活性剤を含有する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の多成分混合物。
  5. 【請求項5】 存在する成分(a)の少なくとも一部、好ましくは少なくとも
    多くが、アルキル残基の少なくとも多くが直鎖脂肪アルコールから誘導されたア
    ルキル(オリゴ)グルコシド化合物(APG化合物)である請求項1〜4のいずれか
    に記載の多成分混合物。
  6. 【請求項6】 グルコースおよび特に少なくとも6個の炭素原子、好ましく
    は8〜24個の炭素原子を有する脂肪アルコールからなり、天然物質に基づき、
    1.2〜5の範囲内のDP値を有するAPG化合物を含有する請求項1〜5のい
    ずれかに記載の多成分混合物。
  7. 【請求項7】 ヘテロ原子としての酸素によって少なくともある程度が官能
    化された成分(c)が存在し、脂肪アルコールおよび/または脂肪酸またはそれら
    の誘導体、例えば対応するエステルもしくは部分エステル、エーテルおよび/ま
    たはアミドの使用が好ましい請求項1〜6のいずれかに記載の多成分混合物。
  8. 【請求項8】 成分(c)も、少なくとも主として天然物質に基づくものであ
    る請求項1〜7のいずれかに記載の多成分混合物。
  9. 【請求項9】 成分(c)の少なくともある程度が、25〜30℃またはそれ
    以下の流動点、特に10〜15℃またはそれ以下の流動点を有する請求項1〜8
    のいずれかに記載の多成分混合物。
  10. 【請求項10】 成分(c)として、オレフィン性不飽和C12-24脂肪アルコ
    ール、特に少なくとも主として、高度のオレフィン性二重結合および20℃また
    はそれ以下、好ましくは10〜15℃またはそれ以下の凝固範囲を有するC16/1 8 脂肪アルコール、および/または脂肪酸エステルまたは脂肪酸部分エステル、
    例えば好適なグリセロールエステルが存在し、このような成分(c)の混合物も可
    能であって好ましい請求項1〜9のいずれかに記載の多成分混合物。
  11. 【請求項11】 成分(c)として石鹸を使用し、特に好ましくは、APG化
    合物と組合わせて石鹸を使用する請求項1〜10のいずれかに記載の多成分混合
    物。
  12. 【請求項12】 成分(d)の化合物として、少なくともある程度の親油性部
    分を有する油溶性のPおよび/またはN化合物が存在する請求項1〜11のいず
    れかに記載の多成分混合物。
  13. 【請求項13】 成分(d)として、レシチン、レシチン水解物および/また
    は化学的改質レシチンが、好ましくは他のN含有マクロ栄養物質との混合物とし
    て存在し、他のN含有成分として尿素および/または尿素誘導体を使用するのが
    好ましい請求項1〜12のいずれかに記載の多成分混合物。
  14. 【請求項14】 オリゴマーおよび/またはポリマー構造を有するキチンお
    よび/またはキトサン型の有機N化合物をさらに含有する請求項1〜13のいず
    れかに記載の多成分混合物。
  15. 【請求項15】 環境許容性の酸化防止剤、特に好適なトコフェロールおよ
    び/またはアスコルビン酸をさらに含有する請求項1〜14のいずれかに記載の
    多成分混合物。
  16. 【請求項16】 希釈によりまたはより多くの水と混合することにより、実
    際的使用に要求されるスプレー混合物を与えるように加工することができる、均
    一化水性濃縮物の調製物形態を有する請求項1〜15のいずれかに記載の多成分
    混合物。
  17. 【請求項17】 有害作用に対して植物を予防的および/または治癒的に強
    化するため、特に、菌類の攻撃の制御および/またはそれに対する防御のための
    、請求項1〜16のいずれかに記載の多成分混合物の使用であって、植物の地上
    部分に、成分(a)、(b)および(c)からなる活性物質混合物の均一水性調製物を
    、好ましくは成分(d)の同時および/または時差適用と組合わせて適用すること
    による使用。
  18. 【請求項18】 多成分混合物の水性調製物を、噴霧適用によって植物の地
    上部分に適用する請求項17に記載の使用。
  19. 【請求項19】 多成分混合物の水性調製物を、その算出Si含有量が、0.
    001〜0.1重量%のSiの範囲内、好ましくは0.002〜0.05重量%のS
    iの範囲内であるようにして、植物に適用する請求項17または18に記載の使
    用。
  20. 【請求項20】 本発明の多成分混合物を、他の特に合成の植物保護剤と、
    好ましくは好適な殺カビ剤と組合わせて、および/または植物自身の防御系を強
    化するための誘導剤と、同時におよび/または時差的に使用し、さらに好ましく
    は、合成植物保護剤を単独で使用したときの適用比率と比べて該合成植物保護剤
    の適用比率を大きく減少させる請求項17〜19のいずれかに記載の使用。
  21. 【請求項21】 栄養生理学的に許容しうる成分(a)〜(d)の代表例を、有
    用植物に対して、特に果物および野菜栽培の分野または消費を意図した他の植物
    において使用する請求項17〜20のいずれかに記載の使用。
JP2000613266A 1999-04-26 2000-04-15 植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して農作物および鑑賞植物の成長を強化する方法 Pending JP2002542269A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19918693A DE19918693A1 (de) 1999-04-26 1999-04-26 Stärkung des Wachstums von Nutz- und Zierpflanzen gegen unerwünschten Pilzbefall im oberirdischen Pflanzenbereich
DE19918693.6 1999-04-26
PCT/EP2000/003440 WO2000064263A1 (de) 1999-04-26 2000-04-15 Stärkung des wachstums von nutz- und zierpflanzen gegen unerwünschten pilzbefall im oberirdischen pflanzenbereich

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002542269A true JP2002542269A (ja) 2002-12-10

Family

ID=7905757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000613266A Pending JP2002542269A (ja) 1999-04-26 2000-04-15 植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して農作物および鑑賞植物の成長を強化する方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP1173063A1 (ja)
JP (1) JP2002542269A (ja)
CN (1) CN1352525A (ja)
AU (1) AU4295900A (ja)
BR (1) BR0010065A (ja)
CO (1) CO5211005A1 (ja)
DE (1) DE19918693A1 (ja)
GT (1) GT200000051A (ja)
TR (1) TR200102949T2 (ja)
WO (1) WO2000064263A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528119A (ja) * 2000-03-29 2003-09-24 ウイスコンシン・アラムニ・リサーチ・フアウンデイシヨン 植物の健康増進及び植物のストレス防御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108794176A (zh) * 2018-07-03 2018-11-13 王国华 一种草莓营养粉及其使用方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2517764B2 (ja) * 1989-10-26 1996-07-24 俊雄 増田 農園芸作物病害防除用葉面散布剤
US5385750A (en) * 1992-05-14 1995-01-31 Henkel Corporation Alkyl glycoside compositions with improved wetting properties
DE4437313B4 (de) * 1994-10-19 2006-10-05 OMS Investments, Inc., Santa Monica Verwendung von Phospholipiden zur Verbesserung des Pflanzenwachstums
US5770543A (en) * 1996-09-06 1998-06-23 Henkel Corporation Agricultural compositions comprising alkyl polyglycosides and fatty acids
EP0835854A1 (de) * 1996-10-10 1998-04-15 Fischer GmbH & Co. KG Anorganisches Düngemittel
DE19701127A1 (de) * 1997-01-15 1998-07-16 Henkel Kgaa Schaumarme Tensidkonzentrate für den Einsatz im Bereich der Förderung des Pflanzenwachstums
DE19748884A1 (de) * 1997-11-06 1999-05-20 Henkel Kgaa Fließfähige Mehrkomponentengemische zur Wachstumsförderung der Erdreich-Mikroorganismenflora und ihre Anwendung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528119A (ja) * 2000-03-29 2003-09-24 ウイスコンシン・アラムニ・リサーチ・フアウンデイシヨン 植物の健康増進及び植物のストレス防御方法

Also Published As

Publication number Publication date
TR200102949T2 (tr) 2002-01-21
EP1173063A1 (de) 2002-01-23
BR0010065A (pt) 2002-01-15
GT200000051A (es) 2001-10-17
DE19918693A1 (de) 2000-11-02
AU4295900A (en) 2000-11-10
CN1352525A (zh) 2002-06-05
WO2000064263A1 (de) 2000-11-02
CO5211005A1 (es) 2002-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3793578B2 (ja) 液体の土壌強化微生物組成物
JP3298633B2 (ja) 植物にエネルギ、炭素骨格および栄養剤を与える方法
ES2260598T3 (es) Composicion fertilizante para estimular la absorcion de sustancias nutritivas en plantas.
JP4545311B2 (ja) 植物病原性微生物に対する農薬
JP4680391B2 (ja) 肥料
JP2002542269A (ja) 植物の地上部分における望ましくない菌類の攻撃に対して農作物および鑑賞植物の成長を強化する方法
JP2002528396A (ja) 植物の成長および健康を促進する有用物質の使用
KR20010031869A (ko) 토양 미생물 플로라의 생장을 촉진하기 위한 유동성다성분 혼합물 및 그의 용도
JP2002543100A (ja) 生物ストレスおよび/または非生物ストレスの作用に対して植物を強化するためのリポイド珪酸エステルの使用
JP2002516916A (ja) 作物栽培における寄生性土壌線虫繁殖の生物による制御および制限
WO1996012685A1 (de) Verwendung von phospholipiden zur verbesserung des pflanzenwachstums
JP2002528564A (ja) 線虫に感染している土壌における植物栽培のための有用物質の改良混合物
DE19918692A1 (de) Verbessertes Verfahren zur Förderung des Pflanzenwachstums durch Stärkung der Erdreich-Mikroorganismenflora
JP2002520257A (ja) 植物病原性菌類および/または土壌生成有害生物に対する植物成長の増強
KR100546810B1 (ko) 액체비료 및 그 제조방법
WO2023235701A1 (en) Compositions and methods for suppressing dust
WO2000064838A1 (de) Verfahren zur förderung des pflanzenwachstums durch stärkung der erdreich-mikroorganismenflora
CN118234831A (zh) 用于土壤再生以及土壤水文改善的方法和组合物
MXPA01004097A (en) Use of useful substances to promote the growth and health of plants
RO131869B1 (ro) Compoziţie biostimulantă pe bază de siliciu, pentru aplicare foliară
DE19940693A1 (de) Verbessertes Verfahren zur Förderung des Pflanzenwachstums durch Stärkung der Erdreich-Mikroorganismenflora
CN105309472A (zh) 一种含乙烯利与氯吡脲的植物生长调节组合物
JPH11500723A (ja) 植物の成長促進法