JP2002540317A - スパンレース加工ポリ(ビニルアルコール)布 - Google Patents

スパンレース加工ポリ(ビニルアルコール)布

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JP2002540317A
JP2002540317A JP2000608816A JP2000608816A JP2002540317A JP 2002540317 A JP2002540317 A JP 2002540317A JP 2000608816 A JP2000608816 A JP 2000608816A JP 2000608816 A JP2000608816 A JP 2000608816A JP 2002540317 A JP2002540317 A JP 2002540317A
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ディン,ユーツェン
ダイ,ドン
リー,バオシェン
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アイソライザー カンパニー,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリーン上に支持することによってウェブを形成し、そのウェブを高圧液体交絡処理し、そのウェブを乾燥させる連続工程を含む方法によって製造されるポリ(ビニルアルコール)布。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明は、ポリ(ビニルアルコール)を含む不織布(non woven f
abric)、特に、スパンレース法によりポリ(ビニルアルコール)から製造
された不織布に関する。 発明の背景 スパンレース加工布は複数の布をカーディングしてシート状にし、このシート
をウォータージェット処理することにより、繊維をさせることによって製造され
る。スパンレース加工布は不織布であるから、複雑な製織工程またはそのための
装置を必要としない。スパンレース加工布は、商品としての充分な強度を有する
布とするために、熱融着、化学結合または縫合を必要とする他の不織布とは異な
る。 参照することによりここに取り込むKwokらの米国特許第5,093,19
0号はスパンレース加工アクリル/ポリエステル布の製法を開示している。ジョ
ンソンアンドジョンソンおよびマキシムメディカルは、ポリエステルおよびセル
ロース繊維を原料とするスパンレース加工布を製造販売している。上記スパンレ
ース加工布は種々の用途に有用である。しかし、これらの布では、破裂強さ、通
気性、引張り強度、易燃性、吸収性、衝撃貫入度、透湿性、撥水性等のような多
くの点で、性能の向上が望まれる。 発明の概要 ポリ(ビニルアルコール)スパンレース加工布は、公知のスパンレース加工布
よりも優れた物理的性質を有するという所見が得られた。即ち、1つの特徴とし
て、本発明は、複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリーン上に
支持することによってウェブを形成し、高圧液体の作用下で交絡させ、このウェ
ブを乾燥させる、という連続ステップを含む方法によって製造されるポリ(ビニ
ルアルコール)布を提供する。 他の特徴として、本発明は、ポリ(ビニルアルコール)繊維質ウェブを含む布
を提供し、この布は不織布であり、接着剤を殆ど含まず、熱融着とは殆ど無縁で
あり、ニードルパンチ加工とも殆ど無縁であり、縫合とも殆ど無縁である。 さらに他の特徴として、本発明は、布を水性仕上げ剤と接触させ、次いでポリ
(ビニルアルコール)の水溶温度以上の温度で布を乾燥および/または仕上げ剤
を硬化させる工程を経て、布に撥水性を付与する、ポリ(ビニルアルコール)の
仕上げ方法を提供する。 さらに他の特徴として、本発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊
維をメッシュスクリーン上に支持してウェブを形成し;(b)高圧液体でウェブ
を交絡させ;(c)ウェブを乾燥させる工程を経て、ポリ(ビニルアルコール)
布を製造する方法を提供する。 本発明のその他の特徴および利点は、一部は以下に説明するが、一部は実施例
から明らかになるであろう。本発明の利点は特に、付記する請求の範囲において
指摘する要素およびその組み合わせによって達成される。なお、上述した概要と
後述する詳細な説明はいずれも実施例に基づく説明であって、本発明を限定する
ものではなく、本発明を限定するのは付記の請求の範囲における記述である。 発明の論考 本発明の詳細を、好ましい実施態様およびこれに含まれる実施例に基づいて、
以下に説明する。 本発明の製品および方法を開示、説明する前に、本発明が以下に述べる特定の
実施例に限定されるものではなく、他にも多様な実施態様が可能であることを理
解されたい。また、本明細書中の用語は特定の実施例を説明するためのものであ
って、これらの用語に限定されるものではない。用語の内容 明細書および付記の請求の範囲に使用されている単数形は、特に明確な規定が
ない限り、複数対象をも含む。例えば、単数形で記述されている“繊維”は繊維
の混合物をも含む。 範囲を表すのに、或る値からおよび/または或る値までという場合、それぞれ
の特定値の前に“約”を付けることが多い。このような範囲を表現する際に、実
施例によっては“約”を付けない場合もある。同様に、“約”を頭に付けて近似
値を表現する場合にも、実施例によっては、この値が近似値ではなく、特定値で
ある場合がある。同様に、範囲が一方の終端から他方の終端までと表現される場
合、実施例によっては、両終端を含まない両終端間の範囲を指す場合がある。 明細書および請求の範囲において、特定要素または成分の重量部として表され
ているのは、組成物または物品中に含まれる或る要素または成分と他の要素また
は成分との間の重量関係を示す。即ち、2重量部の成分Xと5重量部の成分Yを
含有する組成物において、XおよびY成分は2:5の重量比で存在し、この比は
組成物中にこれら両成分以外の成分が含有されているかどうかとは無関係である
。 但し、特に規定されていない限り、成分の重量%はこの成分を含有する配合物
または組成物の総重量に対する重量%である。 明細書および請求の範囲において使用される表現である化学種の残基とは、特
定の反応スキームまたはこれに続く配合において化学種から得られる生成物、ま
たは、実際に化学種から得られるかどうかに関係のない化学生成物に相当する部
分を意味する。即ち、ポリエステル中のエチレングリコール残基とは、エチレン
グリコールがポリエステルの製造に使用されたかどうかに関係なく、ポリエステ
ル中に含まれる1個または2個以上の−OCHCHO−ユニットを意味する
。同様に、ポリエステル中のセバシン酸残基とは、ポリエステルを得るためにセ
バシン酸またはそのエステルを反応させた結果、この残基が得られるのかどうか
に関係なく、ポリエステル中に存在する1個または2個以上の−CO(CH
CO−部分を指す。 本発明が提供する組成物またはその性能を得るための“有効量”とは、このよ
うな組成物の機能または性能を発揮できる量を意味する。後述するように、正確
な必要量は工程ごとに異なり、使用される化合物および加工条件のような可変要
因にも左右される。従って、正確な“有効量”を規定することはできない。但し
、当業者なら、通常の実験によって適当な有効量を求めることができる。 熱融着とは、加熱することによって繊維を接合する方法を意味し、サーモボン
ディングもこれに含まれる。 高圧液体交絡とは、ウェブに複数の液体噴流を作用させることによって繊維ウ
ェブ中の繊維を交絡させる方法を指す。従って、高圧液体交絡には、ウォーター
ジェットを利用する水力交絡も含まれる。 加水分解度は、ポリ(ビニルアルコール)の製造に鹸化が利用される場合の鹸
化度をも含む。発明の説明 1つの特徴として、本発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊維を
メッシュスクリーン上に支持することによってウェブを形成し;(b)高圧液体
の作用下でウェブを交絡させ;(c)このウェブを乾燥させる、という連続ステ
ップを含む方法によって製造されるポリ(ビニルアルコール)布を提供する。 本発明は、下記特性を具えるポリ(ビニルアルコール)およびポリ(ビニルア
ルコール)繊維を使用して実施することが好ましい。 1.ポリ(ビニルアルコール)の重合度:好ましくは約300乃至約5000、
より好ましくは約800乃至約3000、さらに好ましくは約1200乃至約2
000である。 2.ポリ(ビニルアルコール)の加水分解度:好ましくは80%以上、より好ま
しくは85%以上、もっと好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上
、理想的には97%、さらには98%以上であることが好ましい。 3.繊維の平均繊度:好ましくは約0.1乃至約10、より好ましくは約0.5
乃至約5、さらに好ましくは約1乃至約3デニールである。 4繊維の平均長さ:好ましくは約4mm乃至約300mm、より好ましくは約2
0mm乃至約100mm、もっと好ましくは約30mm乃至約60mm、さらに
好ましくは約38mmである。 5.それぞれ別々の実施例における、繊維が溶解しない上限温度:40℃、50
℃、60℃、70℃、80℃、90℃、100℃、110℃。最終的な廃棄を容
易にするため、繊維が冷水中で、または室温で溶解するように設定することもで
きる。 高圧液体交絡は、本質的にウェブの性質に悪影響を与えない限り、いかなる条
件下でも行うことができる。湯に溶解するポリ(ビニルアルコール)の場合、高
圧液体交絡を水で行うのが好ましい。冷水に溶解したり、室温で溶解するか、ま
たは水流交絡に伴って少なくとも部分的に溶解するポリ(ビニルアルコール)は
、非爆発性で、沸点が低く、ポリ(ビニルアルコール)を溶解し難い液体によっ
て交絡させればよい。 高圧液体交絡は、好ましくは約10乃至約200バール、より好ましくは約2
0乃至約120バール、さらに好ましくは約40乃至約100バールの水圧で行
う。乾燥は約20℃乃至約230℃、より好ましくは約60℃乃至約130℃、
場合によっては、ポリ(ビニルアルコール)の溶解温度以上の温度で行う。乾燥
は、好ましくはウェブに熱風を通すことによって行う。さらに好ましくは、ウェ
ブを送って孔あきドラム上を通過させ、布を通して空気を孔あきドラム内へ吸引
することによってウェブを乾燥させる。 本発明の方法は好ましくは、工程(a)の後、ウェブをクロス−ラップし;ウ
ェブを機械方向に延伸する工程をも含む。工程(c)の後、ウェブをロールに巻
き取る工程をも含むことができる。 工程(c)の後、ウェブは下記基準を満たすことが好ましい: 1.厚さ:好ましくは約0.05mm乃至約2mm、より好ましくは約0.1m
m乃至約1mm、もっと好ましくは約0.3mm乃至約0.6mm、さらに好ま
しくは約0.4mm。 2.坪量(厚さ0.4mm当り):好ましくは約20g/m乃至約400g/
、より好ましくは約35g/m乃至約200g/m、もっと好ましくは
約40g/m乃至約100g/m、さらに好ましくは約50g/m乃至約
80g/m、最も好ましくは約70g/m。 ポリ(ビニルアルコール)繊維を、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、レーヨン、セルロース、ナイロン、エチレン/メタクリル酸またはアクリ
ル酸共重合体およびその他の公知繊維質ポリマーを含むグループから選択された
他の繊維と一緒にカーディングしてもよい。また、本発明の方法は、工程(c)
の後に、実質的に不透過性な層をウェブに接着する工程をも含むことができる。
この層は、ポリ(ビニルアルコール)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、エチレン/メタクリル酸またはアクリル酸共重合体、または不透過層を形
成するためのその他の公知ポリマーであることが好ましい。押出被覆、積層、吹
付け、浸漬およびロール塗付などの方法によって、実質的に不透過性の層をウェ
ブに接着することができる。 仕上げ加工されたウェブに、好ましくは溶媒を含浸させることにより、ウェブ
をワイプとして使用することができる。従って、本発明の方法は、工程(c)の
後に、ウェブをイソプロピルアルコール、水、メチルエチルケトン、メチル。プ
ロピルケトン、アセトンのような溶媒液と接触(必要に応じて10%、25%、
40%、60%、75%、90%または100%以上含浸)させる工程をも含む
ことができる。 布を撥水処理することもできる。従って、好ましくは工程(c)の前に、ウェ
ブを水性仕上げ剤と接触させることによって布に撥水性を付与する工程をも含む
実施例も可能である。片面または両面を接触させることができる。1つの実施例
においては、水性仕上げ剤はフルオロカーボンおよびワックスから成り、布の重
量に対して、好ましくはフルオロカーボンが約0.01乃至約3重量%、ワック
スが約15乃至20重量%を占める。 本発明の方法によって製造された布の重要な属性は、その優れた物理的性質で
ある。即ち、布は好ましくは下記性質の1つまたは2つ以上を具え、下記性質の
組み合わせを具えることができる。これらの性質は厚さが約0.4mm、坪量が
約70g/mの布において特に有用である。なお、布の坪量約70g/m
厚さ0.4mmの増減に基づいて下記の強度属性を推定することができる。 1.ASTM D5035−95に規定の1インチ片で測定して、布は機械方向
に、好ましくは約13ポンド以上、より好ましくは約17ポンド、さらに好まし
くは約20ポンドの引張り強度を有する。 2.ASTM D5035−95に規定の1インチ片で測定して、布は横断方向
に、好ましくは約13ポンド以上、より好ましくは約17ポンド、さらに好まし
くは約20ポンドの引張り強度を有する。 3.ASTM D3776−96による測定で、布は好ましくは約50,60,
70または80psi以上の破裂強度を有する。 4.ASTM D737−96による測定で、布は好ましくは約100、125
または150CFM/sq.ft以上の通気性を有する。 5.ASMT D1230−94による測定で、布は好ましくはIBEまたはD
NIの易燃度を有する。この易燃度はレーザー手術の際に使用され、引火の危険
に曝されるガウンやドレープのような手術用の布地に特に有用である。 6.AATCC42−94による測定で、布は好ましくは1.5,1.2または
1.0g以下の透水性を有する。 7.INDA ISTによる測定で、布は0.3−10μレンジにおいて700
0,5000または4000以下、>0.5μレンジにおいて6000,450
0または3500以下の累積リンティングを有する。 本発明の布には、特に医療分野で多様な用途がある。即ち、1つの実施例では
、布を、好ましくはガウン、ドレープ、保護アパレルのような手術用の布として
形成する。他の実施例では、布を、好ましくはガーゼ、スワブ(孔掃除具)、タ
オル、ワイプのような吸収パッドとして形成する。さらに他の実施例では、布を
、エアフィルタとして形成する。 本発明の布は、ウェブを構成する繊維を高圧液体交絡処理することによってそ
の強度を得ることが好ましい。この点で、製織、接着、溶着、ニードルパンチン
グ、縫合によって構造的一体性と強度を付与される公知のポリ(ビニルアルコー
ル)布とは対照的である。本発明の布は下記の点でも公知ポリ(ビニルアルコー
ル)布とは異なる:(1)実質的には製織されていない;(2)実質的には接着
剤が使用されていない;(3)実質的には溶着が施されていない;(4)実質的
にはニードルパンチ加工されていない;および/または(5)実質的には縫合加
工されていない。ここにいう“実質的に”とは、布の強度に対する貢献度が液体
噴流から得られる交絡よりも大きい場合を指す。 本発明の布は上記製法だけでなく、その性質をも特徴とする。1つの実施態様
として、本発明は(1)製織とは実質的に無縁であり、(2)接着とは実質的に
無縁であり、(3)熱溶着とは実質的に無縁であり、(4)ニードルパンチング
とは実質的に無縁であり、(5)縫合とは実質的に無縁である布を提供する。こ
の実施態様は、本発明の布を別の観点から説明するものであり、先に述べた好ま
しい製法および製品の定義はこの実施態様にも適用される。 本発明の布の製法は、それぞれが別々の実施態様を構成する幾つかのユニーク
な属性を有する。即ち、本発明は、別の実施態様として、布を水性仕上げ剤と接
触させ、次いで布を乾燥および/または仕上げ剤をポリ(ビニルアルコール)の
水溶温度以上の温度で硬化させる工程を経て、布に撥水性を付与するためのポリ
(ビニルアルコール)布仕上げ方法を提供する。さらに他の実施態様として、本
発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリーン上に
支持してウェブを形成し;(b)ウェブを高圧液体交絡処理し;(c)ウェブを
乾燥させる、工程を含むポリ(ビニルアルコール)布の製法を提供する。これら
の特定実施態様も、本発明の布製法の変更例を表すものであり、上記好ましい製
法および布はこれらの変更実施態様にも適用される。 下記の例は、本発明の製品が如何にして製造され、評価されるかを当業者に詳
しく説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するのがその目的ではな
い。(例えば、量、温度等のような)数値に関しては正確を期するよう努力した
が、或る程度の誤差や偏差も考慮されたい。特記しない限り、部は重量部であり
、温度は℃単位または室温、圧力は大気圧またはこれに近い圧力である。例1 下記の表は65gのスパンレースPVA布を製造するための1組の処理データ
である。 カーディング供給速度:0.39m/min 供給ギャップ: 45.4mm ライン速度: 38.8m/min 層数: 6 ウェブ幅: 2323mm 生産速度: 5.97mm 延伸比: 1.62 延伸ローラ速度: 6.6 8.0 9.3 10.7 m/min 水圧: 25 65 75 40 70 85 70バール 速度: 10.3 10.5 11.2m/min 乾燥温度: 120℃ 乾燥時速度: 11.4m/min
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 “RB”:45°易燃度テスターによる燃焼速度(sec)“NF” :正常な易燃度“IBE :点火したが自然消火した“BB” :ベースバム(sec)“FR” :曲げ剛度“クラス1(NF)” :“クラス1:正常易燃度”として16CFR1610の
条件をパス ピリングにおける“@1300サイクル”:300サイクルで毛羽立ち ピリングテスト条件:荷重9kpa、研磨材はクロスブレッドおよび粗毛繊維の
平織、最大限5,000サイクル ピリングにおける“クラス1”:極めて顕著なピリング ピリングにおける“クラス3**”:中程度のピリング、顕著な破断 ピリングにおける“クラス1***”:極めて顕著な布破断 メーソンジャー中での“>90”:90min以内に流体透過は起こらなかった
“CF”:各サンプルエア1立方フィート当りの粒子 本願においては、種々の出版物を参考に供した。本発明と関連する公知技術を
詳細に説明するため、これらの出版物の開示内容を本願明細書中に引用した。 当業者には明らかなように、発明の思想および範囲を逸脱することなく多様な
変更を加えることができる。明細書を検討し、ここに開示されている発明を実施
することによって、当業者は上記以外の実施態様を案出できるであろう。明細書
および例はいずれも説明のためのものであって、本発明の思想と範囲は添付の請
求の範囲によってのみ限定される。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月17日(2001.10.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 スパンレース加工ポリ(ビニルアルコール)布
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、ポリ(ビニルアルコール)を含む不織布(non woven fabrics)、
特に、スパンレース法によりポリ(ビニルアルコール)から製造された不織布に
関する。
【0002】 発明の背景 スパンレース加工布は複数の布をカーディングしてシート状にし、このシート
をウォータージェット処理することにより、繊維をさせることによって製造され
る。スパンレース加工布は不織布であるから、複雑な製織工程またはそのための
装置を必要としない。スパンレース加工布は、商品としての充分な強度を有する
布とするために、熱融着、化学結合または縫合を必要とする他の不織布とは異な
る。
【0003】 参照することによりここに取り込むKwokらの米国特許第5,093,190号
はスパンレース加工アクリル/ポリエステル布の製法を開示している。ジョンソ
ンアンドジョンソンおよびマキシムメディカルは、ポリエステルおよびセルロー
ス繊維を原料とするスパンレース加工布を製造販売している。上記スパンレース
加工布は種々の用途に有用である。しかし、これらの布では、破裂強さ、通気性
、引張り強度、易燃性、吸収性、衝撃貫入度、透湿性、撥水性等のような多くの
点で、性能の向上が望まれる。 発明の概要 ポリ(ビニルアルコール)スパンレース加工布は、公知のスパンレース加工布
よりも優れた物理的性質を有するという所見が得られた。即ち、1つの特徴とし
て、本発明は、複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリーン上に
支持することによってウェブを形成し、高圧液体の作用下で交絡させ、このウェ
ブを乾燥させる、という連続ステップを含む方法によって製造されるポリ(ビニ
ルアルコール)布を提供する。
【0004】 他の特徴として、本発明は、ポリ(ビニルアルコール)繊維質ウェブを含む布
を提供し、この布は不織布であり、接着剤を殆ど含まず、熱融着とは殆ど無縁で
あり、ニードルパンチ加工とも殆ど無縁であり、縫合とも殆ど無縁である。
【0005】 さらに他の特徴として、本発明は、布を水性仕上げ剤と接触させ、次いでポリ
(ビニルアルコール)の水溶温度以上の温度で布を乾燥および/または仕上げ剤
を硬化させる工程を経て、布に撥水性を付与する、ポリ(ビニルアルコール)の
仕上げ方法を提供する。
【0006】 さらに他の特徴として、本発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊
維をメッシュスクリーン上に支持してウェブを形成し;(b)高圧液体でウェブ
を交絡させ;(c)ウェブを乾燥させる工程を経て、ポリ(ビニルアルコール)
布を製造する方法を提供する。
【0007】 本発明のその他の特徴および利点は、一部は以下に説明するが、一部は実施例
から明らかになるであろう。本発明の利点は特に、付記する請求の範囲において
指摘する要素およびその組み合わせによって達成される。なお、上述した概要と
後述する詳細な説明はいずれも実施例に基づく説明であって、本発明を限定する
ものではなく、本発明を限定するのは付記の請求の範囲における記述である。 発明の論考 本発明の詳細を、好ましい実施態様およびこれに含まれる実施例に基づいて、
以下に説明する。
【0008】 本発明の製品および方法を開示、説明する前に、本発明が以下に述べる特定の
実施例に限定されるものではなく、他にも多様な実施態様が可能であることを理
解されたい。また、本明細書中の用語は特定の実施例を説明するためのものであ
って、これらの用語に限定されるものではない。用語の内容 明細書および付記の請求の範囲に使用されている単数形は、特に明確な規定が
ない限り、複数対象をも含む。例えば、単数形で記述されている“繊維”は繊維
の混合物をも含む。
【0009】 範囲を表すのに、或る値からおよび/または或る値までという場合、それぞれ
の特定値の前に“約”を付けることが多い。このような範囲を表現する際に、実
施例によっては“約”を付けない場合もある。同様に、“約”を頭に付けて近似
値を表現する場合にも、実施例によっては、この値が近似値ではなく、特定値で
ある場合がある。同様に、範囲が一方の終端から他方の終端までと表現される場
合、実施例によっては、両終端を含まない両終端間の範囲を指す場合がある。
【0010】 明細書および請求の範囲において、特定要素または成分の重量部として表され
ているのは、組成物または物品中に含まれる或る要素または成分と他の要素また
は成分との間の重量関係を示す。即ち、2重量部の成分Xと5重量部の成分Yを
含有する組成物において、XおよびY成分は2:5の重量比で存在し、この比は
組成物中にこれら両成分以外の成分が含有されているかどうかとは無関係である
【0011】 但し、特に規定されていない限り、成分の重量%はこの成分を含有する配合物
または組成物の総重量に対する重量%である。
【0012】 明細書および請求の範囲において使用される表現である化学種の残基とは、特
定の反応スキームまたはこれに続く配合において化学種から得られる生成物、ま
たは、実際に化学種から得られるかどうかに関係のない化学生成物に相当する部
分を意味する。即ち、ポリエステル中のエチレングリコール残基とは、エチレン
グリコールがポリエステルの製造に使用されたかどうかに関係なく、ポリエステ
ル中に含まれる1個または2個以上の−OCH2CH2O−ユニットを意味する。
同様に、ポリエステル中のセバシン酸残基とは、ポリエステルを得るためにセバ
シン酸またはそのエステルを反応させた結果、この残基が得られるのかどうかに
関係なく、ポリエステル中に存在する1個または2個以上の−CO(CH2)C
O−部分を指す。
【0013】 本発明が提供する組成物またはその性能を得るための“有効量”とは、このよ
うな組成物の機能または性能を発揮できる量を意味する。後述するように、正確
な必要量は工程ごとに異なり、使用される化合物および加工条件のような可変要
因にも左右される。従って、正確な“有効量”を規定することはできない。但し
、当業者なら、通常の実験によって適当な有効量を求めることができる。
【0014】 熱融着とは、加熱することによって繊維を接合する方法を意味し、サーモボン
ディングもこれに含まれる。
【0015】 高圧液体交絡とは、ウェブに複数の液体噴流を作用させることによって繊維ウ
ェブ中の繊維を交絡させる方法を指す。従って、高圧液体交絡には、ウォーター
ジェットを利用する水力交絡も含まれる。
【0016】 加水分解度は、ポリ(ビニルアルコール)の製造に鹸化が利用される場合の鹸
化度をも含む。発明の説明 1つの特徴として、本発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメ
ッシュスクリーン上に支持することによってウェブを形成し;(b)高圧液体の
作用下でウェブを交絡させ;(c)このウェブを乾燥させる、という連続ステッ
プを含む方法によって製造されるポリ(ビニルアルコール)布を提供する。
【0017】 本発明は、下記特性を具えるポリ(ビニルアルコール)およびポリ(ビニルア
ルコール)繊維を使用して実施することが好ましい。 1.ポリ(ビニルアルコール)の重合度:好ましくは約300乃至約5000、
より好ましくは約800乃至約3000、さらに好ましくは約1200乃至約2
000である。 2.ポリ(ビニルアルコール)の加水分解度:好ましくは80%以上、より好ま
しくは85%以上、もっと好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上
、理想的には97%、さらには98%以上であることが好ましい。 3.繊維の平均繊度:好ましくは約0.1乃至約10、より好ましくは約0.5
乃至約5、さらに好ましくは約1乃至約3デニールである。 4繊維の平均長さ:好ましくは約4mm乃至約300mm、より好ましくは約2
0mm乃至約100mm、もっと好ましくは約30mm乃至約60mm、さらに
好ましくは約38mmである。 5.それぞれ別々の実施例における、繊維が溶解しない上限温度:40℃、50
℃、60℃、70℃、80℃、90℃、100℃、110℃。最終的な廃棄を容
易にするため、繊維が冷水中で、または室温で溶解するように設定することもで
きる。
【0018】 高圧液体交絡は、本質的にウェブの性質に悪影響を与えない限り、いかなる条
件下でも行うことができる。湯に溶解するポリ(ビニルアルコール)の場合、高
圧液体交絡を水で行うのが好ましい。冷水に溶解したり、室温で溶解するか、ま
たは水流交絡に伴って少なくとも部分的に溶解するポリ(ビニルアルコール)は
、非爆発性で、沸点が低く、ポリ(ビニルアルコール)を溶解し難い液体によっ
て交絡させればよい。
【0019】 高圧液体交絡は、好ましくは約10乃至約200バール、より好ましくは約2
0乃至約120バール、さらに好ましくは約40乃至約100バールの水圧で行
う。乾燥は約20℃乃至約230℃、より好ましくは約60℃乃至約130℃、
場合によっては、ポリ(ビニルアルコール)の溶解温度以上の温度で行う。乾燥
は、好ましくはウェブに熱風を通すことによって行う。さらに好ましくは、ウェ
ブを送って孔あきドラム上を通過させ、布を通して空気を孔あきドラム内へ吸引
することによってウェブを乾燥させる。
【0020】 本発明の方法は好ましくは、工程(a)の後、ウェブをクロス−ラップし;ウェ
ブを機械方向に延伸する工程をも含む。工程(c)の後、ウェブをロールに巻き取
る工程をも含むことができる。
【0021】 工程(c)の後、ウェブは下記基準を満たすことが好ましい: 1.厚さ:好ましくは約0.05mm乃至約2mm、より好ましくは約0.1m
m乃至約1mm、もっと好ましくは約0.3mm乃至約0.6mm、さらに好ま
しくは約0.4mm。 2.坪量(厚さ0.4mm当り):好ましくは約20g/m2乃至約400g/m2 、より好ましくは約35g/m2乃至約200g/m2、もっと好ましくは約40g
/m2乃至約100g/m2、さらに好ましくは約50g/m2乃至約80g/m2、最
も好ましくは約70g/m2
【0022】 ポリ(ビニルアルコール)繊維を、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、レーヨン、セルロース、ナイロン、エチレン/メタクリル酸またはアクリ
ル酸共重合体およびその他の公知繊維質ポリマーを含むグループから選択された
他の繊維と一緒にカーディングしてもよい。また、本発明の方法は、工程(c)の
後に、実質的に不透過性な層をウェブに接着する工程をも含むことができる。こ
の層は、ポリ(ビニルアルコール)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、エチレン/メタクリル酸またはアクリル酸共重合体、または不透過層を形成
するためのその他の公知ポリマーであることが好ましい。押出被覆、積層、吹付
け、浸漬およびロール塗付などの方法によって、実質的に不透過性の層をウェブ
に接着することができる。
【0023】 仕上げ加工されたウェブに、好ましくは溶媒を含浸させることにより、ウェブ
をワイプとして使用することができる。従って、本発明の方法は、工程(c)の
後に、ウェブをイソプロピルアルコール、水、メチルエチルケトン、メチル。プ
ロピルケトン、アセトンのような溶媒液と接触(必要に応じて10%、25%、
40%、60%、75%、90%または100%以上含浸)させる工程をも含む
ことができる。
【0024】 布を撥水処理することもできる。従って、好ましくは工程(c)の前に、ウェ
ブを水性仕上げ剤と接触させることによって布に撥水性を付与する工程をも含む
実施例も可能である。片面または両面を接触させることができる。1つの実施例
においては、水性仕上げ剤はフルオロカーボンおよびワックスから成り、布の重
量に対して、好ましくはフルオロカーボンが約0.01乃至約3重量%、ワック
スが約15乃至20重量%を占める。
【0025】 本発明の方法によって製造された布の重要な属性は、その優れた物理的性質で
ある。即ち、布は好ましくは下記性質の1つまたは2つ以上を具え、下記性質の
組み合わせを具えることができる。これらの性質は厚さが約0.4mm、坪量が
約70g/m2の布において特に有用である。なお、布の坪量約70g/m2、厚さ
0.4mmの増減に基づいて下記の強度属性を推定することができる。 1.ASTM D5035−95に規定の1インチ片で測定して、布は機械方向
に、好ましくは約13ポンド以上、より好ましくは約17ポンド、さらに好まし
くは約20ポンドの引張り強度を有する。 2.ASTM D5035−95に規定の1インチ片で測定して、布は横断方向
に、好ましくは約13ポンド以上、より好ましくは約17ポンド、さらに好まし
くは約20ポンドの引張り強度を有する。 3.ASTM D3776−96による測定で、布は好ましくは約50,60,
70または80psi以上の破裂強度を有する。 4.ASTM D737−96による測定で、布は好ましくは約100、125
または150CFM/sq.ft以上の通気性を有する。 5.ASMT D1230−94による測定で、布は好ましくはIBEまたはD
NIの易燃度を有する。この易燃度はレーザー手術の際に使用され、引火の危険
に曝されるガウンやドレープのような手術用の布地に特に有用である。 6.AATCC42−94による測定で、布は好ましくは1.5,1.2または
1.0g以下の透水性を有する。 7.INDA ISTによる測定で、布は0.3−10μレンジにおいて700
0,5000または4000以下、>0.5μレンジにおいて6000,450
0または3500以下の累積リンティングを有する。
【0026】 本発明の布には、特に医療分野で多様な用途がある。即ち、1つの実施例では
、布を、好ましくはガウン、ドレープ、保護アパレルのような手術用の布として
形成する。他の実施例では、布を、好ましくはガーゼ、スワブ(孔掃除具)、タ
オル、ワイプのような吸収パッドとして形成する。さらに他の実施例では、布を
、エアフィルタとして形成する。
【0027】 本発明の布は、ウェブを構成する繊維を高圧液体交絡処理することによってそ
の強度を得ることが好ましい。この点で、製織、接着、溶着、ニードルパンチン
グ、縫合によって構造的一体性と強度を付与される公知のポリ(ビニルアルコー
ル)布とは対照的である。本発明の布は下記の点でも公知ポリ(ビニルアルコー
ル)布とは異なる:(1)実質的には製織されていない;(2)実質的には接着
剤が使用されていない;(3)実質的には溶着が施されていない;(4)実質的
にはニードルパンチ加工されていない;および/または(5)実質的には縫合加
工されていない。ここにいう“実質的に”とは、布の強度に対する貢献度が液体
噴流から得られる交絡よりも大きい場合を指す。
【0028】 本発明の布は上記製法だけでなく、その性質をも特徴とする。1つの実施態様
として、本発明は(1)製織とは実質的に無縁であり、(2)接着とは実質的に
無縁であり、(3)熱溶着とは実質的に無縁であり、(4)ニードルパンチング
とは実質的に無縁であり、(5)縫合とは実質的に無縁である布を提供する。こ
の実施態様は、本発明の布を別の観点から説明するものであり、先に述べた好ま
しい製法および製品の定義はこの実施態様にも適用される。
【0029】 本発明の布の製法は、それぞれが別々の実施態様を構成する幾つかのユニーク
な属性を有する。即ち、本発明は、別の実施態様として、布を水性仕上げ剤と接
触させ、次いで布を乾燥および/または仕上げ剤をポリ(ビニルアルコール)の
水溶温度以上の温度で硬化させる工程を経て、布に撥水性を付与するためのポリ
(ビニルアルコール)布仕上げ方法を提供する。さらに他の実施態様として、本
発明は、(a)複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリーン上に支
持してウェブを形成し;(b)ウェブを高圧液体交絡処理し;(c)ウェブを乾燥させ
る、工程を含むポリ(ビニルアルコール)布の製法を提供する。これらの特定実
施態様も、本発明の布製法の変更例を表すものであり、上記好ましい製法および
布はこれらの変更実施態様にも適用される。
【0030】 下記の例は、本発明の製品が如何にして製造され、評価されるかを当業者に詳
しく説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するのがその目的ではな
い。(例えば、量、温度等のような)数値に関しては正確を期するよう努力した
が、或る程度の誤差や偏差も考慮されたい。特記しない限り、部は重量部であり
、温度は℃単位または室温、圧力は大気圧またはこれに近い圧力である。例1 下記の表は65gのスパンレースPVA布を製造するための1組の処理データ
である。 カーディング供給速度:0.39m/min 供給ギャップ: 45.4mm ライン速度: 38.8m/min 層数: 6 ウェブ幅: 2323mm 生産速度: 5.97mm 延伸比: 1.62 延伸ローラ速度: 6.6 8.0 9.3 10.7 m/min 水圧: 25 65 75 40 70 85 70バール 速度: 10.3 10.5 11.2m/min 乾燥温度: 120℃ 乾燥時速度: 11.4m/min例2−本発明のポリ(ビニルアルコール)布
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】例3−対照布
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】“RB” :45°易燃度テスターによる燃焼速度(sec)“NF” :正常な易燃度“IBE :点火したが自然消火した“BB” :ベースバム(sec)“FR” :曲げ剛度“クラス1(NF)” :“クラス1:正常易燃度”として16CFR1610の
条件をパス ピリングにおける“@1300サイクル”:300サイクルで毛羽立ち ピリングテスト条件:荷重9kpa、研磨材はクロスブレッドおよび粗毛繊維の平
織、最大限5,000サイクル ピリングにおける“クラス1”:極めて顕著なピリング ピリングにおける“クラス3**”:中程度のピリング、顕著な破断 ピリングにおける“クラス1***”:極めて顕著な布破断 メーソンジャー中での“>90”:90min以内に流体透過は起こらなかった “CF”:各サンプルエア1立方フィート当りの粒子 本願においては、種々の出版物を参考に供した。本発明と関連する公知技術を
詳細に説明するため、これらの出版物の開示内容を本願明細書中に引用した。
【0037】 当業者には明らかなように、発明の思想および範囲を逸脱することなく多様な
変更を加えることができる。明細書を検討し、ここに開示されている発明を実施
することによって、当業者は上記以外の実施態様を案出できるであろう。明細書
および例はいずれも説明のためのものであって、本発明の思想と範囲は添付の請
求の範囲によってのみ限定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 13/02 D06M 13/02 4L047 15/256 15/256 // A61F 13/15 101:24 13/49 A41B 13/02 A D06M 101:24 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ダイ,ドン アメリカ合衆国,ジョージア 30244,ロ ーレンスビル,ペーシズ ウッズ ドライ ブ 3125 (72)発明者 リー,バオシェン アメリカ合衆国,ジョージア 30136,ダ ルース,ブライドルウッド ドライブ 3990 Fターム(参考) 3B011 AA01 AA02 AA05 AB06 AB09 AC24 3B029 HA02 HB02 HB04 4C081 AA02 AA12 BB01 BB08 BC01 CA051 CB011 DA05 DB01 DC03 EA03 EA12 4F100 AH05A AH05B AJ05A AJ11A AJ11B AK04A AK04B AK04J AK07A AK07B AK21A AK25A AK25B AK25J AK41A AK41B AK48A AL01A AL01B AR00B DG06A DG15A DG18A EC09A EJ37A GB66 GB71 JA07A JA13A JB06A JB06B JB09A JB20A JD05B JJ07 JK02 JK03 YY00A 4L033 AA05 AB04 AB07 AC03 BA01 CA17 CA70 4L047 AA08 AA12 AA14 AA16 AA17 AA21 AA23 AA28 AB02 AB07 AB10 BA04 BD01 CA02 CA06 CA19 CB01 CB07 CB08 CB10 CC03 CC04 CC05 CC12 DA00 EA04

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスクリ
    ーン上に支持することによってウェブを形成し; b.ウェブを高圧液体交絡処理し; c.ウェブを乾燥させる 工程を含む方法によって製造されたポリ(ビニルアルコール)布。
  2. 【請求項2】 高圧液体交絡(entangling)処理を水で行う、請
    求項1に記載の布。
  3. 【請求項3】 工程aの後に、 a.ウェブをクロス−ラップし; b.機械方向にウェブを延伸する 工程をも含む、請求項1に記載の布。
  4. 【請求項4】 工程cの後に、ウェブをロールに巻き取る工程をも含む、請
    求項1に記載の布。
  5. 【請求項5】 高圧液体交絡処理を、ポリ(ビニルアルコール)の水溶温度
    以上の温度において行う、請求項1に記載の布。
  6. 【請求項6】 乾燥処理を、ポリ(ビニルアルコール)の水溶温度以上の温
    度において行う、請求項1に記載の布。
  7. 【請求項7】 乾燥処理を、ウェブに熱風を通すことによって行う、請求項
    1に記載の布。
  8. 【請求項8】 ポリ(ビニルアルコール)が約1200乃至約2000の重
    合度を有する、請求項1に記載の布。
  9. 【請求項9】 ポリ(ビニルアルコール)が80%以上の加水分解度を有す
    る、請求項1に記載の布。
  10. 【請求項10】 ポリ(ビニルアルコール)が98%以上の加水分解度を有
    する、請求項1に記載の布。
  11. 【請求項11】 ポリ(ビニルアルコール)繊維が約1乃至約3デニールの
    平均デニールを有する、請求項1に記載の布。
  12. 【請求項12】 ポリ(ビニルアルコール)繊維が約30mm乃至約60m
    mの平均長さを有する、請求項1に記載の布。
  13. 【請求項13】 ポリ(ビニルアルコール)繊維が65℃以上で水に溶け、
    65℃以下で水に溶けない、請求項1に記載の布。
  14. 【請求項14】 ポリ(ビニルアルコール)繊維が90℃以上で水に溶け、
    90℃以下で水に溶けない、請求項1に記載の布。
  15. 【請求項15】 工程cの後、ウェブが約0.3mm乃至約0.6mmの厚
    さを有する、請求項1に記載の布。
  16. 【請求項16】 工程cの後、ウェブが約40g/m乃至約100g/m
    の坪量を有する、請求項1に記載の布。
  17. 【請求項17】 ポリ(ビニルアルコール)繊維を、ポリエステル、ポリプ
    ロピレン、ポリエチレン、レーヨン、セルロース、ナイロン、およびエチレン/
    メタクリル酸またはアクリル酸共重合体を含むグループから選択された他の繊維
    と一緒にカーディング処理する、請求項1に記載の布。
  18. 【請求項18】 方法が、工程cの後、実質的に不透過性の層をウェブに接
    着する工程をも含む、請求項1に記載の布。
  19. 【請求項19】 方法が、工程cの後、実質的に不透過性の層をウェブに接
    着する工程をも含み、前記層がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
    またはエチレン/メタクリル酸またはアクリル酸共重合体を含む、請求項1に記
    載の布。
  20. 【請求項20】 方法が、工程cの後、ウェブを、イソプロピルアルコール
    、水、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、およびアセトンを含むグル
    ープから選択された液体と接触させる工程をも含む、請求項1に記載の布。
  21. 【請求項21】 方法が、ウェブの片面または両面を水性仕上げ剤と接触さ
    せることによって、布に撥水性を付与する工程をも含む、請求項1に記載の布。
  22. 【請求項22】 方法が、工程cの前に、ウェブの片面または両面を水性仕
    上げ剤と接触させることによって、布に撥水性を付与する工程をも含む、請求項
    1に記載の布。
  23. 【請求項23】 方法が、工程cの前に、ウェブの片面または両面を水性仕
    上げ剤と接触させることによって、布に撥水性を付与する工程をも含み、得られ
    る布が a.約0.01乃至約3重量%のフルオロカーボンと; b.約0.01乃至約20重量%のワックス を含む、請求項1に記載の布。
  24. 【請求項24】 ASTM D5035−95に規定の1インチ切片による
    測定で、機械方向に13ポンド以上の引っ張り強度を、横断芳香に13ポンド以
    上の引張り強度を有する、請求項1に記載の布。
  25. 【請求項25】 ASTM D3776−96による測定で、8psi以上
    の破裂強度を有する、請求項1に記載の布。
  26. 【請求項26】 ASTM D737−96による測定で、150CFM/
    sq.ft.以上の通気性を有する、請求項1に記載の布。
  27. 【請求項27】 ASTM D1230−94による測定で、IBEまたは
    DNIの易燃度を有する、請求項1に記載の布。
  28. 【請求項28】 AATCC42−94による測定で、1.0g以下の水貫
    入度を有する請求項1に記載の布。
  29. 【請求項29】 ガウン、ドレープ、保護アパレルを含むグループから選択
    される手術用布地として形成された、請求項1に記載の布。
  30. 【請求項30】 吸収パッドとして形成された、請求項1に記載の布。
  31. 【請求項31】 ガーゼ、スワブ、タオル、ワイプを含むグループから選択
    される吸収パッドとして形成された請求項1に記載の布。
  32. 【請求項32】 溶媒で少なくとも25%飽和させたワイプとして形成され
    た請求項1に記載の布。
  33. 【請求項33】 エアフィルタとして形成された請求項1に記載の布。
  34. 【請求項34】 a.布が不織布であり; b.布が実質的に接着剤とは無縁であり; c.布が実質的に熱溶着とは無縁であり; d.布が実質的にニードルパンチングとは無縁であり; e.布が実質的に縫合とは無縁である ポリ(ビニルアルコール)繊維ウェブを含む布。
  35. 【請求項35】 布を、水性仕上げ剤と接触させ、次いで、布を乾燥および
    /または仕上げ剤をポリ(ビニルアルコール)の水溶温度以上の温度で硬化させ
    る工程を経て、布に撥水性を付与する、ポリ(ビニルアルコール)布仕上げ方法
  36. 【請求項36】 a.複数のポリ(ビニルアルコール)繊維をメッシュスク
    リーン上に支持することによってウェブを形成し; b.ウェブを高圧液体交絡処理し; c.ウェブを乾燥させる 工程を含むポリ(ビニルアルコール)布の製法。
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