JPS6328960A - 高フイツト性不織布及びその製造法 - Google Patents
高フイツト性不織布及びその製造法Info
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- JPS6328960A JPS6328960A JP61170462A JP17046286A JPS6328960A JP S6328960 A JPS6328960 A JP S6328960A JP 61170462 A JP61170462 A JP 61170462A JP 17046286 A JP17046286 A JP 17046286A JP S6328960 A JPS6328960 A JP S6328960A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ 発明の目的
産業上の利用分野
本発明はフィツト性のすぐれた不織布とその製造法に関
するもので、特に身体に対するフィツト性が優秀であっ
て、その用途として、例えば外用薬の基布、薬を含浸し
て使用する手拭き、ワイピングクロス、医師や病人の衣
料・ガウン・マフラ力パーなど、主として衛生材料に好
適に利用できる不織布に係わるものである。
するもので、特に身体に対するフィツト性が優秀であっ
て、その用途として、例えば外用薬の基布、薬を含浸し
て使用する手拭き、ワイピングクロス、医師や病人の衣
料・ガウン・マフラ力パーなど、主として衛生材料に好
適に利用できる不織布に係わるものである。
従来の技術とその問題点
従来のニードルパンチ式の不織布は強度は良いが一般に
嵩高になりやすく身体に対するフィツト性は良好なもの
ではなかったのである。このニードルパンチに代るFa
維終絡合手段して水流絡合による不Ma布が開発され、
この技術は高圧水柱をオリフィスから噴射させてウェブ
の繊維間絡合を得るというもので、かなりフィツト性の
良好な不織布が得られる製造法となっている。
嵩高になりやすく身体に対するフィツト性は良好なもの
ではなかったのである。このニードルパンチに代るFa
維終絡合手段して水流絡合による不Ma布が開発され、
この技術は高圧水柱をオリフィスから噴射させてウェブ
の繊維間絡合を得るというもので、かなりフィツト性の
良好な不織布が得られる製造法となっている。
しかしながら、この水流絡合方式の不織布においても、
その絡合程度を高くすると強度的には向上するが伸びが
制限され、その結果フィツト性が不足するし、−力結合
程度を低く押えると伸びがあってフィツト性は良好とな
るが強度が弱くなるという問題点が存在するのである。
その絡合程度を高くすると強度的には向上するが伸びが
制限され、その結果フィツト性が不足するし、−力結合
程度を低く押えると伸びがあってフィツト性は良好とな
るが強度が弱くなるという問題点が存在するのである。
本発明は水流絡合方式の上記不織布の問題点を解決しよ
うとするものであり、フィツト性を一暦向上させ、しか
も強度的にも良好な不織布を提供しようとするものであ
る。
うとするものであり、フィツト性を一暦向上させ、しか
も強度的にも良好な不織布を提供しようとするものであ
る。
口 発明の構成と作用
本発明の構成は、捲縮されたm維を含み、かつ水流絡合
された不織布であって、その目付が90g/rn’以下
でその強度がタテ・ヨコ平均で3 KH25am巾以上
であり、かつその伸長回復率が10%伸長時にはタテ・
ヨコ平均30%以上で50%伸長時にはタテ・ヨコ平均
30%以下であることを特徴とする高フィツト性不織布
、及びその製造法として、少なくとも30%以上の潜在
捲縮性繊維を含有するウェブを水流絡合せしめ、ついで
、熱処理して前記潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させるこ
とを特徴とする高フィツト性不織布の製造法、を要旨と
するものである。
された不織布であって、その目付が90g/rn’以下
でその強度がタテ・ヨコ平均で3 KH25am巾以上
であり、かつその伸長回復率が10%伸長時にはタテ・
ヨコ平均30%以上で50%伸長時にはタテ・ヨコ平均
30%以下であることを特徴とする高フィツト性不織布
、及びその製造法として、少なくとも30%以上の潜在
捲縮性繊維を含有するウェブを水流絡合せしめ、ついで
、熱処理して前記潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させるこ
とを特徴とする高フィツト性不織布の製造法、を要旨と
するものである。
問題点を解決するための手段
水流結合に・よる不織布の構成繊維中に捲縮されたm維
を含有せしめることにより、フィツト性を向上させるこ
とに成功し、その不織布の目付1強度、及び伸長回復率
を所定の範囲に限定してやればきわめて優れた衛生材料
用不織布となり、かつその製造法として潜在捲縮性繊維
を所定範囲以上の割合でウェブに含有させて、これを水
流絡合させてから、その捲縮を発現させてやると非常に
好適な高フィツト性不織布が得られることを見い出した
のである。
を含有せしめることにより、フィツト性を向上させるこ
とに成功し、その不織布の目付1強度、及び伸長回復率
を所定の範囲に限定してやればきわめて優れた衛生材料
用不織布となり、かつその製造法として潜在捲縮性繊維
を所定範囲以上の割合でウェブに含有させて、これを水
流絡合させてから、その捲縮を発現させてやると非常に
好適な高フィツト性不織布が得られることを見い出した
のである。
本発明をその製造法に準じて説明する。
まず不織布の原料となるウェブに少なくとも30%以上
の割合で潜在捲縮性を有する繊維をブレンドするのであ
る。この混合量が30%未満では本発明の目的は達成で
きずフィツト性の向上は計れないのである。
の割合で潜在捲縮性を有する繊維をブレンドするのであ
る。この混合量が30%未満では本発明の目的は達成で
きずフィツト性の向上は計れないのである。
この混合量は好ましくは50%以上であり、100%潜
在捲縮性繊維で構成されていても良いもので、この場合
が最良の結果を得るものとなる。
在捲縮性繊維で構成されていても良いもので、この場合
が最良の結果を得るものとなる。
この潜在捲縮性繊維としては、いわゆるサイドバイサイ
ド型の複合繊維が使用でき、乾熱或いは湿熱作用により
収量率の差で捲縮を発現させるものである。
ド型の複合繊維が使用でき、乾熱或いは湿熱作用により
収量率の差で捲縮を発現させるものである。
この様なウェブを水流絡合させて不織布とするのである
が、これは多数のオリフィスから高圧柱状水流を噴射し
て繊維間絡合を得るものであり、そのオリフィスの直径
は0.1〜0.2 IIm、水圧は10〜60 Kg/
aImの範囲が好ましいものである。
が、これは多数のオリフィスから高圧柱状水流を噴射し
て繊維間絡合を得るものであり、そのオリフィスの直径
は0.1〜0.2 IIm、水圧は10〜60 Kg/
aImの範囲が好ましいものである。
なお、本発明者の実験によればこの水流絡合程度は比較
的低い方が好結果をもたらすものであった。
的低い方が好結果をもたらすものであった。
この様にして得られた水流絡合不m布を乾燥して乾熱又
は熱湯等による湿熱により熱処理を施すのである。この
処理温度は高い方が良いが、構成繊維の融点以下である
ことが必要となることは当然である。
は熱湯等による湿熱により熱処理を施すのである。この
処理温度は高い方が良いが、構成繊維の融点以下である
ことが必要となることは当然である。
この熱処理によって潜在捲縮性m維がその捲縮を発現し
て本発明不織布となるのである。
て本発明不織布となるのである。
本発明不織、布はそのフィツト性を向上させることが最
大の目的であるため、どうしてもその厚みは小さい方が
望ましく通常11以下の厚みであり、水流絡合であれば
この厚み以下になりやすいのであるが、その目付を90
g/rrl’以下に限定することが厚み上から来るフィ
ツト性の必要条件となるのである。
大の目的であるため、どうしてもその厚みは小さい方が
望ましく通常11以下の厚みであり、水流絡合であれば
この厚み以下になりやすいのであるが、その目付を90
g/rrl’以下に限定することが厚み上から来るフィ
ツト性の必要条件となるのである。
この好ましい目付の範囲は50〜75g/rrI′であ
り、あまり小さい目付では強度上の条件を満足しないの
である。
り、あまり小さい目付では強度上の条件を満足しないの
である。
この不織布の強度の必要条件はタテ・ヨコ平均で3にg
15cm巾以上であることが要求され、これより低い強
度では前述した各種用途に使用できない不織布となるの
である。
15cm巾以上であることが要求され、これより低い強
度では前述した各種用途に使用できない不織布となるの
である。
本発明不織布においてそのフィツト性を満足させるため
に最も必要な条件は、伸長回復率が所定の範囲に設定さ
れるということである。
に最も必要な条件は、伸長回復率が所定の範囲に設定さ
れるということである。
つまり、本発明不織布はその伸長回復率が、10%伸長
時にはタテ・ヨコ平均30%以上であることが必要で、
これは少し伸長させたときはその引張り力がなくなった
場合元の寸法近くに回復しやすいという条件であり、一
方50%伸長時にはタテ・ヨコ平均30%以下であるこ
とが必要となり、これは大きく伸長させたときは引張り
力をなくしてもその伸びの回復性が少ないという条件と
なるのである。
時にはタテ・ヨコ平均30%以上であることが必要で、
これは少し伸長させたときはその引張り力がなくなった
場合元の寸法近くに回復しやすいという条件であり、一
方50%伸長時にはタテ・ヨコ平均30%以下であるこ
とが必要となり、これは大きく伸長させたときは引張り
力をなくしてもその伸びの回復性が少ないという条件と
なるのである。
換言すれば、伸縮性は必要であるが、あまり伸縮性が強
過ぎるとフィツト性が悪くなるということを示している
のである。
過ぎるとフィツト性が悪くなるということを示している
のである。
この伸長回復率が10%伸長時にタテ・ヨコ平均で30
%未満では伸縮性が低くなり身体に対するフィツト性が
悪くなるのである。一方、50%伸長時にタテ・ヨコ平
均30%をこえる高い伸長回復率の場合は、ドレープ性
がありすぎて加工時の寸法安定性、縫製性が悪くなり、
使用時のまつわりつきと言う問題も起るので好ましくな
い。
%未満では伸縮性が低くなり身体に対するフィツト性が
悪くなるのである。一方、50%伸長時にタテ・ヨコ平
均30%をこえる高い伸長回復率の場合は、ドレープ性
がありすぎて加工時の寸法安定性、縫製性が悪くなり、
使用時のまつわりつきと言う問題も起るので好ましくな
い。
本発明不織布はその構成繊維中に多量の捲縮性繊維を含
有しているため、また水流絡合されたものであるため、
前記の各種の限定条件を満足しやすく、゛特に潜在捲縮
性繊維を使用して製造する場合は、その水流絡合時には
捲縮していないため絡合しやすく、絡合を終ってから捲
縮させるので強度上にも非常に好適な結果を得ることが
可能となるのである。
有しているため、また水流絡合されたものであるため、
前記の各種の限定条件を満足しやすく、゛特に潜在捲縮
性繊維を使用して製造する場合は、その水流絡合時には
捲縮していないため絡合しやすく、絡合を終ってから捲
縮させるので強度上にも非常に好適な結果を得ることが
可能となるのである。
なお、潜在的な捲縮繊維でなく元からクリンプを有する
捲縮繊維を使用しても前記した各条件を満足すれば本発
明不織布になることは勿論のことである。
捲縮繊維を使用しても前記した各条件を満足すれば本発
明不織布になることは勿論のことである。
また本発明不織布に後加工により、各種の物性を付与し
ても良いことは言うまでもなく1例えば、強度や耐摩耗
性を向上させるエンボス加工やその他の溶着加工を施し
ても良いものである。また本発明不織布の製造工程にお
いて、つまり水流絡合時に、同時に補強布としてのメツ
シュ織布や伸縮性を与えるニット布等を接合させるなど
の加工を施しても良いものである。
ても良いことは言うまでもなく1例えば、強度や耐摩耗
性を向上させるエンボス加工やその他の溶着加工を施し
ても良いものである。また本発明不織布の製造工程にお
いて、つまり水流絡合時に、同時に補強布としてのメツ
シュ織布や伸縮性を与えるニット布等を接合させるなど
の加工を施しても良いものである。
実施例1
潜在捲縮性繊維として太さ2,5d、カット長51mm
のサイドバイサイドをのポリエステル複合繊維を100
%使用しカード法により一方向に配向する様にして25
g/ITI’のウェブを形成し、この上に前記と同一の
目付を有する同一複合繊維100%からなるクロスレイ
ウェブを重ねた後に、下記の条件の高圧柱状水流によっ
て水流絡合させ50.1g/m”の絡合シートを得た。
のサイドバイサイドをのポリエステル複合繊維を100
%使用しカード法により一方向に配向する様にして25
g/ITI’のウェブを形成し、この上に前記と同一の
目付を有する同一複合繊維100%からなるクロスレイ
ウェブを重ねた後に、下記の条件の高圧柱状水流によっ
て水流絡合させ50.1g/m”の絡合シートを得た。
高圧柱状水流条件はオリフィス径が0.15mmでオリ
フィス数が1000個/mであるノズルによって1工程
5m/分のスピードで、まず。
フィス数が1000個/mであるノズルによって1工程
5m/分のスピードで、まず。
クロスレイウェブ側に12Kg/c♂の圧力で噴射し、
ついで反転して一方向つニブ側から28Kg7cm2の
圧力で噴射する様にして行なった。
ついで反転して一方向つニブ側から28Kg7cm2の
圧力で噴射する様にして行なった。
このシートを110℃の乾燥機で乾燥させた後、190
℃の熱風炉中に1分間層いて捲縮を発現させ76.3g
/rr1′の不織布を得た。
℃の熱風炉中に1分間層いて捲縮を発現させ76.3g
/rr1′の不織布を得た。
この不織布の熱処理前後の各種物性を測定した。その結
果を第1表に示す。
果を第1表に示す。
第1表
この表より捲縮性を発現させることにより、強度や伸度
が大幅に向上し、ピリングも少なくなって肌触りが良く
、しかも伸長回復率が低伸長時には高く、強挿長時には
低くなり理想的なフィツト性と同時に寸法安定性も満足
するものであることが判るのである。
が大幅に向上し、ピリングも少なくなって肌触りが良く
、しかも伸長回復率が低伸長時には高く、強挿長時には
低くなり理想的なフィツト性と同時に寸法安定性も満足
するものであることが判るのである。
なお、伸長回復率の測定は第1図の様な強伸度曲線を描
き、AとBの面積を測定し、で計算して求めたものであ
る。
き、AとBの面積を測定し、で計算して求めたものであ
る。
(以下の実施例、比較例も同じ)
実施例2
実施例1と同じ複合繊維で実施例1と同じ重ね合いのウ
ェブに、実施例1に比べて高絡合を得る条件で水流絡合
させた。
ェブに、実施例1に比べて高絡合を得る条件で水流絡合
させた。
その条件は実施例1と同じノズルと加工速度で、まずク
ロスレイウェブ側に10 Kg/ C1’(7) 高圧
水柱、ついで反転して50 Kg/ C/の高圧水柱、
さらに反転して60 Kg/ amの高圧水柱、もう−
度反転して20 Kg/ ct:の高圧水柱をそれぞれ
噴射させて行なった。
ロスレイウェブ側に10 Kg/ C1’(7) 高圧
水柱、ついで反転して50 Kg/ C/の高圧水柱、
さらに反転して60 Kg/ amの高圧水柱、もう−
度反転して20 Kg/ ct:の高圧水柱をそれぞれ
噴射させて行なった。
ついで実施例1と同じ条件で乾燥熱処理し、本発明不織
布とした。
布とした。
この不織布の熱処理前後の各種物性を測定した。 その
結果を第2表に示す。
結果を第2表に示す。
第2表
この表より水流絡合の程度が高い場合は、捲縮を発現さ
せなくても強度的には問題ないが、少し伸長させたとき
の伸縮性が悪く、これを熱処理することによって10%
伸長時の伸長回復率が30%以上となり本発明不織布の
伸長回復率の範囲内に入るものとなるのである。
せなくても強度的には問題ないが、少し伸長させたとき
の伸縮性が悪く、これを熱処理することによって10%
伸長時の伸長回復率が30%以上となり本発明不織布の
伸長回復率の範囲内に入るものとなるのである。
しかしこの範囲の限界に近い値であるため、これ以上強
い水流結合はむしろ行なわない方が好適な結果が得られ
るのである。
い水流結合はむしろ行なわない方が好適な結果が得られ
るのである。
実施例3
実施例1と河じ複合繊維を100%使用し、カード法に
より一方向に配向する様にウェブを形成し、実施例1と
同じノズルと加ニスピードにより、下記の条件で水流絡
合させた。
より一方向に配向する様にウェブを形成し、実施例1と
同じノズルと加ニスピードにより、下記の条件で水流絡
合させた。
まず表側より24Kg/c♂の高圧水柱、ついで裏側よ
り24Kg/c♂の高圧水柱をそれぞれ噴射して行なっ
た。
り24Kg/c♂の高圧水柱をそれぞれ噴射して行なっ
た。
ついで実施例1と同じ条件で乾燥し、熱処理して本発明
不織布とした。
不織布とした。
このものの各種物性を測定したところ第3表の如き結果
が得られた。
が得られた。
この表から一方向性ウェブであっても捲縮性繊維を用い
ることによりフィツト性のすぐれた不織布が得られるこ
とが認められるのである。
ることによりフィツト性のすぐれた不織布が得られるこ
とが認められるのである。
比較例1
太さ2.5d、長さ51mmの潜在捲縮性ポリエステル
繊、11100%よりなるウェブを100木/C♂の針
密度でニードリングした後、190℃の熱風炉中に1分
間置いて捲縮を発現させ目付93.5g/m’の不織布
を得た。ついで、150℃に設定したベルト式プレス機
で厚みを低下させてフィツト性を改善したものを作成し
た。
繊、11100%よりなるウェブを100木/C♂の針
密度でニードリングした後、190℃の熱風炉中に1分
間置いて捲縮を発現させ目付93.5g/m’の不織布
を得た。ついで、150℃に設定したベルト式プレス機
で厚みを低下させてフィツト性を改善したものを作成し
た。
この比較例1の不織布についてプレス前後の各種物性を
測定した。
測定した。
その結果を第4表に示す。
第4表
この表よりニードルパンチによる不織布は目付が大きく
厚みを1■位にしても強度が本発明不織布には及ばず、
しかも伸長回復率が50%伸長時にも高く伸縮性が強す
ぎて寸袋学定性に問題を有するものとなっていることが
判断されるのである。
厚みを1■位にしても強度が本発明不織布には及ばず、
しかも伸長回復率が50%伸長時にも高く伸縮性が強す
ぎて寸袋学定性に問題を有するものとなっていることが
判断されるのである。
実施例4
実施例1と同じ複合繊維60%と通常のクリンプを宥す
る3d、64mmのポリエステル繊維40%とからなる
ウェブを、実施例1と同じ条件で水流絡合し、同様にし
て熱処理して捲縮を発現させた。
る3d、64mmのポリエステル繊維40%とからなる
ウェブを、実施例1と同じ条件で水流絡合し、同様にし
て熱処理して捲縮を発現させた。
この熱処理前後の物性を第5表に示す。
この様に潜在捲縮性繊維と捲縮性のない繊維をブレンド
しても前者の比較的多い場合は、熱処理による捲縮性発
現ですぐれた高フィツト性を示しているのである。
しても前者の比較的多い場合は、熱処理による捲縮性発
現ですぐれた高フィツト性を示しているのである。
実施例5
実施例4における配合割合を複合II維を40%とし、
他方の繊維を60%とし、実施例1と同じノズルと加ニ
スピードにより下記の条件で水流絡合させた。
他方の繊維を60%とし、実施例1と同じノズルと加ニ
スピードにより下記の条件で水流絡合させた。
まず表側より12Kg/c♂の高圧水柱、ついで反転し
て28Kz/c++の高圧水柱、さらに反転して40K
g/c♂の高圧水柱をそれぞれ噴射させて行なった。
て28Kz/c++の高圧水柱、さらに反転して40K
g/c♂の高圧水柱をそれぞれ噴射させて行なった。
ついで実施例1と同じ条件で乾燥、熱処理を行なった。
その熱処理前後の各種物性を第6表に示す。
第6表
この場合は破断強度を3に3以上にするために水流絡合
の度合を上げている。したがって10%伸長時の伸長回
復率は平均38,7%と低い目になっている。
の度合を上げている。したがって10%伸長時の伸長回
復率は平均38,7%と低い目になっている。
比較例2
実施例4の配合割合だけを複合Fa920%とし、他方
のm維を80%とし、他は実施例4と同様にして不織布
を作成した。
のm維を80%とし、他は実施例4と同様にして不織布
を作成した。
このものの熱処理前後についての諸物性を第7表に示す
。
。
第7表
この場合は、熱処理後も強度は不足し、また10%伸長
時の伸長回復率が小さ過ぎフィツト性が悪くなっている
のである。
時の伸長回復率が小さ過ぎフィツト性が悪くなっている
のである。
ハ 発明の効果
本発明は以上の様なものであり、高フィツト性の不織布
とその製造法であって、大部分が捲縮性m維から・なり
しかも水流絡合によるという不織布であり、この不織布
は特に身体に対するフィツト性が優秀であって、しかも
強度的にも良好で各種の衛生材料として非常にすぐれた
取扱い性、使用適性を発揮し、外用薬の基布、手拭き、
ワイピングクロス、また医師、病人、老人等の衣料など
種々なるすぐれた用途を有し、その有用性はきわめて高
度なものである。
とその製造法であって、大部分が捲縮性m維から・なり
しかも水流絡合によるという不織布であり、この不織布
は特に身体に対するフィツト性が優秀であって、しかも
強度的にも良好で各種の衛生材料として非常にすぐれた
取扱い性、使用適性を発揮し、外用薬の基布、手拭き、
ワイピングクロス、また医師、病人、老人等の衣料など
種々なるすぐれた用途を有し、その有用性はきわめて高
度なものである。
第1図は本発明における伸長回復率を説明するための強
伸度曲線のグラフである。
伸度曲線のグラフである。
Claims (2)
- 1.捲縮された繊維を含みかつ水流絡合された不織布で
あって、その目付が90g/m^2以下でその強度がタ
テ・ヨコ平均で3kg/5cm巾以上であり、かつその
伸長回復率が10%伸長時にはタテ・ヨコ平均30%以
上で50%伸長時にはタテ・ヨコ平均30%以下である
ことを特徴とする高フィット性不織布。 - 2.少なくとも30%以上の潜在捲縮性繊維を含有する
ウエブを水流絡合せしめ、ついで熱処理して前記潜在捲
縮性繊維の捲縮を発現させることを特徴とする高フィッ
ト性不織布の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170462A JPH0819611B2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 | 高フイツト性不織布及びその製造法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170462A JPH0819611B2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 | 高フイツト性不織布及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6328960A true JPS6328960A (ja) | 1988-02-06 |
JPH0819611B2 JPH0819611B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=15905386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP61170462A Expired - Lifetime JPH0819611B2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 | 高フイツト性不織布及びその製造法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0819611B2 (ja) |
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- 1986-07-19 JP JP61170462A patent/JPH0819611B2/ja not_active Expired - Lifetime
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