JP2002540303A - クロスラッパー - Google Patents

クロスラッパー

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JP2002540303A
JP2002540303A JP2000606816A JP2000606816A JP2002540303A JP 2002540303 A JP2002540303 A JP 2002540303A JP 2000606816 A JP2000606816 A JP 2000606816A JP 2000606816 A JP2000606816 A JP 2000606816A JP 2002540303 A JP2002540303 A JP 2002540303A
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conveyor belt
web
carriage
roller
cross
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JP2000606816A
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English (en)
Inventor
ジュールド、ベルナール
クレモン、クリストフ
シャトレ、ベルナール
Original Assignee
アスラン
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G25/00Lap-forming devices not integral with machines specified above

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 往復運動するラップ形成キャリッジ(14)は梳機から来たウェブ(4)を出口エプロン(8)上に堆積して、例えば後段のニードリング処理に用いるラップをエプロン上に形成する。ウェブ(4)を蓄積キャリッジ(10)まで搬送する前コンベヤベルト(2)とウェブ(4)の他の表面をラップ形成キャリッジ(14)まで支持する後コンベヤベルト(5)は、ウェブのピンチ領域(20)における移動速度(F2、F5)が同一になるように駆動される。蓄積キャリッジ(10)内では、ウェブ(4)は90°より小さな方向転換(A)を受けて区間(2c)に沿って下降傾斜で移動し、次いで、最初はむき出しで次いで支持構造(6a、5a、6b)によって外側で支持されながら、90°より大きな転回(B)を受ける。ピンチ領域(20)は僅かに下降傾斜している。蓄積キャリッジ(14)内での転回は、これまた、最初はむき出しで次いで第2の角度表面内の配置(3g、2g、3h)によって外側で支持されながら行われる。転回のところにウェブの変形を生じさせることなくウェブの処理速度を向上させることを目的とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り重ねによってウェブをラップ(フリース)に変換するクロスラ
ッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の機械は知られており、そこでは例えば梳機から来た繊維ウェブは先ず
第1コンベヤベルト(前コンベヤベルトと呼ばれる)によってピンチ領域まで搬
送され、ピンチ領域においては繊維ウェブは前コンベヤベルトと第2のコンベヤ
ベルト(後コンベヤベルト)との間に保持され、後コンベヤベルトは繊維ウェブ
をラップ形成キャリッジまで搬送する。
【0003】 ラップ形成キャリッジは下方に向いたラップ形成スロットを備え、ラップ形成
キャリッジが受取エプロンの上方で往復運動をしている時にこのスロットを通っ
てウェブが繰り出される。従って、ウェブは受取エプロン上にアコーデオン状に
堆積される。同時に、受取エプロンは前後コンベヤベルトの走行方向にほぼ垂直
な方向に移動する。従って、2つの折り目の間のウェブの前後のセグメントは、
正確に重ね合わせられるのではなくて、受取エプロンに沿ってジグザグにずらさ
れる。こうして形成された連続ラップは例えばニードリングからなる圧密化処理
および/又はコンパクト化処理に付される。
【0004】 クロスラッパー内のウェブの搬送進路は、また、クロスラッパー内へのウェブ
の入口領域とラップ形成スロットとの間で搬送進路の長さを調節する(従って、
ウェブがラップ形成スロットから出る速度を調節する)べく往復運動可能な蓄積
キャリッジを通過する。
【0005】 ウェブは、基本的に長手方向で、互いの絡みが非常に少なく、互いに強度にエ
アレーションされた構造を形成する繊維で構成されているので、非常に小さな機
械強度を呈する。しかしながら、クロスラッパーを通過させるに際しては、ウェ
ブがその初期の寸法(即ち、特にその初期の幅と、幅方向におけるその重量の一
様な分配)を出来るだけ忠実に保存することが重要である。ところが、クロスラ
ッパー内でウェブが受ける諸操作はこの望ましい安定性を損なう傾向にある。
【0006】 かつては、多くの機械はピンチ領域の長さを増加させることによりこの難点を
改善しようとした。これはしばしばピンチ領域の真中においてウェブの進路内に
追加的な転回を形成するという結果を招き(特に、FR-B-2,553,102参照)、或い
は更に、蓄積キャリッジをピンチ領域の真中に配置するという結果を招いた(特
に、FR-A-2,234,395参照)。これは、ウェブが転回の外側でむき出しになってい
る時に180°の転回が行われるようになった、 US-A-1,886,919に記載されたよう
なより旧式の機械に存在する欠陥を改善することを目的としたもので、この機械
は転回を行うキャリッジの走行方向に応じて性能に大差があることおよび遠心力
に関連する多くの不都合を伴う。
【0007】 これらの従来技術(US-A-1,886,919;FR-A-2,234,395;FR-B-2,553,102)に対
して、EP-A-0,517,563は、1つのキャリッジから他のキャリッジへ行くほぼ直線
状のピンチ領域と、蓄積キャリッジの上流側におけるむき出しの搬送と、蓄積キ
ャリッジ内における2つの部分からなる転回(ウェブを水平な進路から斜め傾斜
の進路へと通過させる第1の転回と、第2の転回の中間角位置における2つのコ
ンベヤベルト間の最初のウェブピンチラインに対し90°より大きく180°より小
さな角度の次の第2の転回とからなる)との組合せを教示することにより、ウェ
ブの実用的(工業的)処理速度を大幅に増加させることを可能にした。
【0008】 この構造はクロスラッパー内のウェブの実用走行速度をほぼ2倍にするのを可
能にしたもので、こうして前記速度は約80m/分から約150m/分に増加した。
【0009】 EP-A-0,517,563の構造を用いてこの速度を超えようとした時に本発明が知見し
た現象は、蓄積キャリッジの第2の部分的転回上の中間位置に位置するピンチラ
インはウェブの空気を特に上流に向かって吹き付ける傾向にあるということであ
る。その結果、ピンチラインの上流でウェブの膨脹と変形が起こると共に、ウェ
ブがピンチラインを通過する時にウェブの半径方向拡張が起こる。
【0010】 WO-A-97/19,209は、蓄積キャリッジ内の2つの部分的転回間の斜め下降部に沿
って僅かに収斂形状の第1ピンチ領域を生成し、次に、最初のピンチラインを転
回の直ぐ上流に配置すると共に最後のピンチラインを直ぐ下流に配置しながら、
第2の部分的転回の全体に沿って複数のピンチラインを設けることを教示してい
る。
【0011】 実際には、この複雑な解決方法は、転回中にウェブが受ける圧縮−減圧のサイ
クルを増加させるので、改良をもたらすものではない。
【0012】 更に、本発明によれば、速度を増大させようとする追究は、ラップ形成スロッ
ト内でウェブが再圧縮される時のラップ形成キャリッジ内におけるウェブの変形
の問題を発現させる傾向にあることも分かった。WO-A-97/19,209はラップ形成キ
ャリッジに適用可能な何等の解決手段を提案するものではない。
【0013】 従って、本発明の目的は、少なくとも1つの転回においてウェブを案内するに
あたり、許容できないほどのウェブの変形を生じることなく、クロスラッパー内
におけるウェブの走行速度を増加させることの可能な構造を有するクロスラッパ
ーを提供することである。
【0014】 本発明によれば、クロスラッパーは: −入口領域とラップ形成スロットとの間を延長する繊維ウェブ搬送進路を互い
に画成する少なくとも2つの無端コンベヤベルトと、 −2つのコンベヤベルトを案内するガイドローラを担持し、ラップ形成スロッ
トが形成された、少なくとも1つのラップ形成キャリッジと、 −ラップ形成スロットの下方においてガイドローラの軸にほぼ平行な方向に移
動可能な出口エプロン、とを備え、 前記進路はいづれか一方のコンベヤベルトの内側面が1つの内側ガイドローラ
に乗る領域において前記一方のコンベヤベルトの外側面に対して少なくとも1つ
の転回を形成し、前記ウェブは、前記転回の第1の角度範囲内でむき出しであり
、次いで転回の第2の角度範囲内で他方のコンベヤベルトに属する支持領域によ
って外側に向かって半径方向に制限され、 このクロスラッパーは、前記支持領域は、内側ガイドローラよりも大きな半径
の凸部からウェブの外周にほぼ対偶する凹部に至る範囲に含まれるカーブに沿っ
て案内されることを特徴としている。
【0015】 本発明によれば、 −一方において、前記第1角度範囲(これに沿ってウェブはその固有の重量と
内側コンベヤベルトに付着しようとする傾向とによって大なり小なり支持される
)内にむき出しの転回開始部を保存すること、および、 −他方において、従来技術のピンチラインを分散された支持構造(これは、外
側コンベヤベルトの平らな区間(外側コンベヤベルトのうち大きな直径の外側ロ
ーラによって(或いは、更に、転回の第2角度範囲に沿った少なくとも2つの一
連の外側ローラを用いて、逆の(従って、ウェブの側で凹状の)カーブを有する
区間をシミュレーションすることによって)支持された区間)からなり得る)に
変換すること、 が好ましいことが分かった。
【0016】 蓄積キャリッジ内では、支持領域が外側コンベヤベルトの平らな区間を含むよ
うな実施態様が特に好ましいことが分かった。このような支持領域は、内側ロー
ラを中心とする転回の第2部分内のウェブに係合する活性デフレクタとして作用
し、充分に大きな第2角度範囲にわたり連続的に係合する。EP-A-0,517,563のピ
ンチラインに関しては、平らな区間は、ピンチ領域の長手方向区間に向かって下
流側により遠くにウェブを支持しながら、ウェブをより早期にその転回内に導き
かつ推進する。このため、平らな区間の外側面(即ち、繊維的に活性な面)が斜
め上方に向いているのが特に好ましい。
【0017】 また、蓄積キャリッジ内では、ウェブは、第2角度範囲の上流側において、特
に2つの部分的転回間の下降傾斜区間に沿って、あらゆる支持から自由であるこ
とが好ましい。
【0018】 更に、蓄積キャリッジ内では、第2角度範囲の下流側において、ウェブがピン
チ領域内で延長する外側コンベヤベルトの長手方向区間上に支持されるに至るま
で、ウェブが外側支持から自由な第3角度範囲を走行することが好ましい。外側
コンベヤベルトの長手方向区間は、好ましくは、 WO-A-97/19,209とは異なり、
転回の出口において剛性のピンチラインを閉鎖しないように、内側ローラからウ
ェブの移動方向に関して若干後方に配置されたローラによって支持される。
【0019】 格別の利点を有する本発明の他の特徴に従えば、ピンチ領域は蓄積キャリッジ
からラップ形成キャリッジまで僅かな下降傾斜で真っ直ぐに延長している。この
傾斜は蓄積キャリッジ内で行うべき転回を少し低減すると共に、ラップ形成キャ
リッジ内で行うべき転回をそれだけ低減するいう利点を有する。ラップ形成キャ
リッジと蓄積キャリッジとの間の水平距離は作動時には変化するので、ピンチ領
域の傾斜は一定ではない。典型的にはこの傾斜は数度程度であり得る。
【0020】 今日まで、搬送進路は180°の転回によって分けられた水平な複数のセグメン
トの形に形成するのが通常である。これは、EP-A-0,315,930に記載されたような
、ラップ形成キャリッジの各移動が蓄積キャリッジ上に形成された180°の転回
の両側に位置するコンベヤベルトの2つのベルト区間の各々の半分の大きさの変
化によって精密に補償されるように、ラップ形成キャリッジがあらゆる瞬間にお
いて蓄積キャリッジの速度の2倍の速度を有するような、従来型の機械に関連す
る偏見であった。今日のクロスラッパーにおいては、2つのキャリッジの間のこ
のような一定の連結は廃止されており、夫々のキャリッジはその固有のプログラ
ム可能なサーボモータによって制御され、従って、蓄積キャリッジのプログラミ
ングは、更に、ピンチ領域のゼロでない傾斜によって惹起された“欠陥”を補償
するのを可能にする。
【0021】 蓄積キャリッジ内でウェブを案内するため、本発明は、非限定的に、外側コン
ベヤベルトの外側面は内側コンベヤベルトの外側面によって形成される首部領域
内において斜め下方に向いていることを提案する。即ち、ラップ形成スロットを
形成する首部から始まって、ウェブはラップ形成キャリッジの走行方向に沿った
一方又は他方の側に堆積することができる。
【0022】 また、好ましくは、ラップ形成キャリッジ内においては、第1角度範囲にはウ
ェブが下に位置する内側コンベヤベルト上にむき出しで載置される予備領域が先
行すると共に、直ぐ上流側において、ウェブが(特にピンチ領域において)上に
位置する外側コンベヤベルトによって覆われる領域が先行し、この外側コンベヤ
ベルトは予備領域においてウェブから斜め上方に離間されている。実際に、ピン
チ領域の出口において、ウェブは上側のコンベヤベルトに張り付こうとし、従っ
て、下に位置するコンベヤベルトの上方に或る種の波を形成しようとすることが
分かった。前述した配置によれば、上側のコンベヤベルトは比較的迅速にウェブ
から離れ、これは付着作用を低減させようとすると共に、更に、予備領域は転回
の第1角度範囲の前に下側のコンベヤベルト上に落下する時間をウェブに与える
。この効果は前述したようにピンチ領域に僅かな傾斜があるので更に改善される
【0023】 本発明によれば、この転回構造はクロスラッパー内の少なくとも2つの転回に
適用することが好ましく、特に、蓄積キャリッジ内のピンチ領域の入口に位置す
る第1転回、および、ラップ形成キャリッジ内の全体的に直線状のピンチ領域の
出口に位置する第2転回に適用することが好ましい。しかしながら、本発明は、
本発明に従い唯一の転回が設けてある場合にも等しく有用である。
【0024】 本発明の他の特徴や利点は非限定的な実施例に関する以下の記載に従い更に明
らかとなろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1の斜視図に示したクロスラッパーは、例えば図示しない梳機から来た繊維
ウェブ4を受け取ってこれを囲い1内に搬送する第1のコンベヤベルト2(“前
コンベヤベルト”と言う)を備え、この囲い内ではウェブは折り重ねによってラ
ップ62に変換され、エプロン8によって囲い1の外へと(典型的には、図示し
ないニードリング機械又は他の圧縮機械若しくは圧密化機械まで)搬出される。
ウェブ4およびラップ62の搬送方向は図1においては夫々矢印FおよびKで示し
てある。参照の便宜上、ウェブ4が進入する面に近い方の側7をクロスラッパー
の“前側”と言い、前側7とは反対の側9をクロスラッパーの“後側”と言う。
【0026】 クロスラッパーの内部は図2〜図4の側面図(エプロン8によるラップ62の
搬送方向に垂直な平面Q(図1)に沿って視たもの)に概略的に示してある。
【0027】 クロスラッパーは前コンベヤベルト2に連携された第2のコンベヤベルト5(
“後コンベヤベルト”と言う)を有する。コンベヤベルト2および5(図2〜図
4に実線で示す)は、同じ幅を有すると共に、それらの横縁は図2〜図4の平面
に平行な同じ平面上に位置する。前コンベヤベルト2は円筒形ガイドローラ3a
〜3mで画成された区間2a〜2mで構成された閉鎖された進路を辿る。後コン
ベヤベルト5は円筒形ガイドローラ6a〜6jで画成された区間5a〜5jで構
成された閉鎖された進路を辿る。
【0028】 ガイドローラ3a〜3m、6a〜6jは、図2〜図4の平面に垂直な(即ち、
エプロン8の移動方向にほぼ平行な)夫々の軸を中心として回転可能に装着され
ている。ガイドローラ3a、3b、3i、3j、3l、3mおよび6f、6g、
6i、6jの軸はクロスラッパーの固定囲い1に対して固定されている。
【0029】 各コンベヤベルト2、5毎に、固定軸を有する少なくとも1つのローラ(例え
ば番号3iおよび6jを付したローラ)がサーボモータ11および61(図4)
によって回転駆動され、コンベヤベルト2、5をそれらの閉鎖された進路2a〜
2m、5a〜5jに沿って後述の所定の運動法則に従って循環(走行)させる。
コンベヤベルト2、5の走行方向は図2〜図4には夫々矢印F2、F5で示して
ある。
【0030】 ローラ3c、3d、および6a、6b、6c、6dの軸(図5も参照)は第1
の主可動キャリッジ(“蓄積キャリッジ”と言う)10に担持されている。ロー
ラ3e、3f、3g、3h、および6eの軸(図6も参照)は第2の主可動キャ
リッジ(“ラップ形成キャリッジ”と言う)14に担持されている。
【0031】 主キャリッジ10、14はエプロン8の上方に配置してあり、水平方向に沿っ
て、かつ、ローラ3a〜3m、6a〜6jの軸に垂直に、交互に並進運動可能で
ある。
【0032】 更に、各コンベヤベルト2、5は補助キャリッジ16、18に担持された夫々
のガイドローラ3k、6hを中心として180°の転回をする。2つの補助キャ
リッジ16、18は閉鎖された夫々の進路2a〜2m、5a〜5jの長さをほぼ
一定に保つべく主キャリッジ10、14の運動を補償する運動を行う。
【0033】 閉鎖された進路2a〜2m、5a〜5jは互いに外側にある。ピンチ領域20
においては、図2〜図6において2dおよび5dの番号を付したベルト区間は、
両者の間にウェブ4を保持するべく互いに近接して平行に配置されている。ウェ
ブ4は図4に破線で示してあるが、簡素化のため図2および図3には示してない
【0034】 ピンチ領域20内で2つのコンベヤベルト2、5が取る閉鎖された進路の隣接
区間は2d、5dは、ピンチ領域の入口では、蓄積キャリッジ10に担持された
ガイドローラ3d、6dによって画定されており、ピンチ領域20の出口では、
ラップ形成キャリッジ14に担持されたガイドローラ3e、6eによって画定さ
れている。従って、ピンチ領域は蓄積キャリッジ10からラップ形成キャリッジ
14まで直線状に延長している。
【0035】 本発明の一特徴に従い、ピンチ領域20は蓄積キャリッジからラップ形成キャ
リッジへ向かうファイバー走行方向に対して何度かだけ僅かに下降傾斜している
。以下では、ピンチ領域の僅かな傾斜の向きを“長手方向”と言う。この傾斜は
キャリッジ10と14との相対位置に応じて僅かに変化するもので、キャリッジ
10と14とが互いに近づくにつれて大きくなる(図3)。
【0036】 前コンベヤベルト2を案内するため、蓄積キャリッジ10(図5の詳細図も参
照)は閉鎖された進路2a〜2mの内側に配置された2つのガイドローラ3c、
3dを備えている。蓄積キャリッジ10の上流側では、前コンベヤベルト2は前
側7から来るほぼ水平な区間2bに沿ってウェブ4をむき出しで担持する。蓄積
キャリッジ10に達すると、この前コンベヤベルト2は送りローラ3cを中心と
して0〜90°の角度Aにわたって最初の転回を描いて、下方に向かって傾斜した
区間2cを形成した後、ローラ3dを中心として90〜180°の角度Bにわたって
第2の転回を描いて、クロスラッパーの前側7に指向したピンチ領域20の長手
方向区間2dを形成する。蓄積キャリッジ10に担持されたガイドローラ3c、
3dの回りの前コンベヤベルト2の合計方向転換角度A+Bは、180°からピン
チ領域20の傾斜を引いたものに等しい。
【0037】 蓄積キャリッジ10は、更に、後コンベヤベルト5を支持する4つのガイドロ
ーラ6a、6b、6c、6dを備えており、ローラ6a、6b、および6dはそ
の閉鎖された進路5a〜5jの内側にあり、径の大きなローラ(迂回ローラ)6
cはこの閉鎖された進路5a〜5jの外側にある。蓄積キャリッジ10の上流側
では、ウェブ4を担持していない後コンベヤベルト5は後側9から来るほぼ水平
な区間5jを形成している。蓄積キャリッジ10に達すると、後コンベヤベルト
5は送りローラ6aを中心として0〜90°の角度Dにわたって最初の転回を描い
て、下方に進んで区間5aに入り、ローラ6bを中心として90〜180°の第2の
転回を描いて区間5bに入り、次いで迂回ローラ6cを中心として180°より大
きな負の角度(何故ならば迂回ローラ6cは閉鎖された進路5a〜5jの外側に
ある)にわたり第3の転回を描き、最後にローラ6dを中心として第4の転回を
描いて、クロスラッパーの前側7に指向したピンチ領域20の長手方向区間5d
に入る。蓄積キャリッジ10に支持されたガイドローラ6a、6b、6c、6d
の回りの後コンベヤベルト5の合計方向転換角度はピンチ領域20の傾斜に等し
い。
【0038】 次に、クロスラッパーの一般的動作を説明する。
【0039】 図示した実施例では、駆動ローラとしてはローラ3i、6jが選んである。何
故ならばそれらの回転速度はピンチ領域20におけるコンベヤベルトの区間2d
および5dの速度を直接に定めるからである。区間2dの速度と5dの速度とが
等しくなり、もって、区間2dと5dとの間に保持されたウェブ4それ自身が、
摩擦を受けることもなくその外側面と内側面との間で剪断を受けることもなく、
一体的にこの速度で駆動されるようにする。従って、駆動ローラとしてローラ3
iおよび6jを選んだことにより、2つのモータはローラ3iと6jが同じ直径
を有する場合には各瞬間において両者を同じ速度で回転させるべく制御される。
【0040】 同時に、ラップ形成キャリッジ14はエプロン8の上方でローラの軸に垂直な
水平方向に沿って往復駆動され、図1を参照にしながら前述したようにウェブ4
をエプロン8上に堆積してラップ62を形成する。ウェブが圧縮も拡張もなく堆
積されることを望む場合には、ローラ6eの周りの後コンベヤベルト5とコンベ
ヤベルト2の区間2gとの間のラップ形成スロット38(図6)内で下向きに流
れるウェブの速度は、ラップ形成キャリッジ14の並進移動速度に等しいことが
必要である。ラップ形成キャリッジ14がクロスラッパーの前側7に向かって移
動する場合(図4の状況)には、これはピンチ領域20におけるコンベヤベルト
の走行速度はラップ形成キャリッジ14の速度の2倍であることを意味する。ラ
ップ形成キャリッジ14の他の方向への移動については、ウェブの圧縮又は拡張
の不発生は区間2dおよび5dの移動速度がほぼゼロである時に実現される。従
って、作動の最中に区間2dおよび5dの速度は非常に変わりやすい。蓄積キャ
リッジ10は、区間2dの非常に変わりやすい速度を区間2bおよび2aについ
てのほぼ一定の速度(梳機がウェブ4を供給するほぼ一定の速度に対応する)に
変換するべく往復駆動される。
【0041】 ラップ形成キャリッジ14の速度とコンベヤベルト2および5がウェブ4をし
てラップ形成スロット38を通過させる速度との間の速度比が1とは異なるよう
に制御することにより、圧縮若しくは拡張を伴いながらウェブ4をエプロン8上
に堆積することも可能である。
【0042】 クロスラッパー内の速度を支配する原理はFR-A-2,234,395およびEP-A-0,315,9
30に記載されている。
【0043】 前コンベヤベルト2は固定ローラ3bと3iの間においてエプロン8の上方に
ループを形成し、このループの長さは往復運動のコース上の蓄積キャリッジ10
の位置に依存しているので可変である。前コンベヤベルト2は伸長不能であり、
この長さの変化は、ローラ3k(これを中心としてコンベヤベルト2が180°
の転回を行う)を担持した補助キャリッジ16の往復運動によって固定ローラ3
jと3lの間においてエプロン8の下方に形成された他のループの逆の変化によ
って補償される。同様にして、後コンベヤベルト5はエプロン8の上方において
固定ローラ6jと6fとの間にループを形成し、このループの長さは往復運動の
コース上のラップ形成キャリッジ14の位置に応じて変化する。後コンベヤベル
ト5はほぼ伸長不能であり、このループの長さの変化は、ローラ6h(これを中
心として後コンベヤベルトが180°の転回を行う)を担持した補助キャリッジ
18の往復運動によって、ローラ6gと6iとの間の区間5g、5hによってエ
プロン8の下方に形成されたループの逆の変化によって補償される。
【0044】 主キャリッジ10、14と補助キャリッジ16、18を駆動するため、クロス
ラッパーはサーボモータ63、64(図4)によって夫々駆動される駆動歯車8
5、89を有し、これらの歯車は破線シンボルで示した歯付きベルト84、88
に夫々噛み合っている。ベルト84の一端は蓄積キャリッジ10に固定してあり
、他端は補助キャリッジ16に固定してある。歯付きベルト84は駆動歯車85
と送り歯車86に卷回してあり、これら2つの歯車はいづれもクロスラッパーの
後部9内の固定位置に取り付けてある。歯車85および86は歯付きベルト84
の端部区間がキャリッジ10および16の並進方向に平行になるように配置して
ある。同様に、歯付きベルト88の一端はラップ形成キャリッジ14に固定して
あり、その他端は補助キャリッジに固定してある。歯付きベルト88は駆動歯車
89と送り歯車90に卷回してあり、これら2つの歯車はいづれも前部7内に固
定的に取り付けてある。歯車89および90は歯付きベルト88の端部区間がキ
ャリッジ14および18の並進方向に平行になるように配置してある。
【0045】 更に、蓄積キャリッジ10は、前部7内の固定位置に取り付けた2つの送りプ
リー93および94に卷回したケーブル92(鎖線で示す)によって補助キャリ
ッジ16に連結してある。ラップ形成キャリッジ14と補助キャリッジ18は、
後部9内の固定位置に取り付けた2つの送りプリー97および98に卷回したケ
ーブル96によって連結されている。これら2本のケーブルの端部区間は4つの
キャリッジ10、14、16、18の並進方向に平行である。蓄積キャリッジ1
0が後部9の方へ移動する時には、それは歯付きベルト84によって直接に引っ
張られ、それはケーブル92を介して補助キャリッジ16を引っ張る。反対方向
へ運動する場合には、歯付きベルト84によって引っ張られるのは補助キャリッ
ジ16であり、今度はこの補助キャリッジがケーブル92を介して蓄積キャリッ
ジ10を引っ張る。ラップ形成キャリッジ14が前部7の方へ移動する時には、
それは歯付きベルト88によって引っ張られ、それはケーブル96を介して補助
キャリッジ18を引っ張る。ラップ形成キャリッジ14が反対方向に運動する時
には、歯付きベルト88は補助キャリッジ18を引っ張り、今度はこの補助キャ
リッジがケーブル96を介してラップ形成キャリッジ14を引っ張る。補助キャ
リッジ16および18はエプロン8の下方に延長する仕切壁72によって形成さ
れたトンネル70内に設置されている。仕切壁72はウェブ4と形成されたラッ
プ62を補助キャリッジ16および18の移動によって生じた空気の乱流から保
護する。
【0046】 図示しないが、キャリッジ10、14、16、18は例えば囲い1内に固定さ
れたレールによってコンベヤベルト2および5の両側で横方向に案内されている
。夫々のケーブル92又は96および夫々の歯付きベルト84又は88は、好ま
しくは実際にはコンベヤベルト2および5の両側で横方向に平行に取付けた2本
のケーブル又はベルトの形に形成されている。
【0047】 ピンチ領域2d、5dの傾斜は、区間2dおよび5dの長さの変化が作動時の
キャリッジ10と14との間の水平距離の変化にほぼ等しくなるように、充分に
小さい。従って、キャリッジ16および18と蓄積キャリッジ10およびラップ
形成キャリッジ14とについて前述した直接連結はコンベヤベルト2および5内
に大きな応力を生じない。特に、コンベヤベルト内の残留応力を一切回避したい
か、および/又は、ピンチ領域2d、5dの傾斜を増加させたい場合には、蓄積
キャリッジ10およびラップ形成キャリッジ14の各々と夫々の補助キャリッジ
16又は18との間の機械的連結を廃止し、各キャリッジをその固有のサーボモ
ータで駆動することができる。従って、補助キャリッジ16および18には対応
する主キャリッジ10又は14の速度とは僅かに異なる法則の速度を与えること
ができる。更に、区間5hと2kが僅かな傾斜を有し、もって、長さ5g、5h
;2j、2kの補償用ループが、長さの変化がより正確にエプロン8の上方のコ
ンベヤベルトの長さの変化を補償するような幾何学形状を有するように、ローラ
6iと3lを垂直方向にずらすことも可能である。
【0048】 図4に示したように、梳機から到来するウェブ4はクロスラッパーへの入口領
域を構成する昇り区間2a上に堆積される。ウェブ4は、昇り傾斜区間2a上、
次いで水平区間2b上、および下降傾斜区間2c上で、並びに、転回の内側にあ
るローラ3dを中心とする角度Bにわたる転回の最初の角度範囲B内で、むき
出しで搬送される。前コンベヤベルト2は従ってウェブ4に対してこの転回のた
めの内側コンベヤベルトを構成する。
【0049】 区間2cは、その下降傾斜により、内側ローラ3dを中心とする転回に対する
準備区間を構成し、この転回の最中にはウェブの重量の支持は内側コンベヤベル
ト(前コンベヤベルト2)から外側コンベヤベルト(後コンベヤベルト5)へ移
管される。区間2c上では、ウェブは、ローラ3cを中心として角度Aにわたっ
て転回する際に僅かに持ち上げられていたとしても、コンベヤベルト2上に平ら
に落下することができる。
【0050】 図5の図解では、角度範囲Bはウェブが垂直に移動する点で終わっている。
実際には、この境界ははっきりしてはおらず、特にウェブの厚さとその重量およ
び機械の作動速度に依存している。内側ローラ3dを中心とする転回の第2の角
度範囲B内においては、ウェブは後コンベヤベルト5の平らな区間5aによっ
て(従って、コンベヤベルト5のうち無限の曲率半径を有する領域によって)半
径方向外側で支持される。角度範囲Bに沿って、前コンベヤベルト2は、後コ
ンベヤベルト5と共に、角度範囲B2Cをカバーする収斂部21を形成し、これ
に角度範囲B2Dをカバーする拡散部22が続き、これらの角度範囲B2Cおよ
びB2Dとが角度範囲Bを形成する。収斂部21と拡散部22とは首部23に
よって互いに合体する。この首部のところではウェブのために設けた間隙は小さ
くなるが、図5に示したように、ウェブがなくても、機械が停止している時でさ
えもこの間隙はゼロではない。収斂部21と首部23並びに拡散部22の開始部
は後コンベヤベルト5の平らな区間5aに隣接している。拡散部22の終点はロ
ーラ6bを中心とする後コンベヤベルト5の転回の開始部に対応する。
【0051】 区間5aは、ウェブに接触するその外側面が角度範囲B内(この範囲内では
遠心力とウェブの重量との共同作用はウェブを前コンベヤベルト2から剥そうと
する)でウェブを下から支持するように配置されている。図示した実施例では、
区間5aは垂直に対して約30°傾斜している。従って、内側ローラ3dの軸2
8に対して、首部23はローラ3dの水平直径から約30°下方に位置する。区
間5aは前コンベヤベルト2の傾斜区間2cに対してほぼ垂直である。
【0052】 留意すべきことに、内側ローラ3dは例えば20〜25cmの比較的大きな直径を
有する。これは次のような利点を呈する: −ウェブの所与の走行速度について、転回中にウェブが受ける遠心力は転回半
径が大きくなるほど小さくなる; −内側ローラ3dの直径が比較的大きいことは、異なる角度範囲に沿ったウェ
ブの処理を差別化しながらこれらの角度範囲を比較的精密に実現するのに好都合
である; −前コンベヤベルト2と接触するウェブ面と転回の外側のウェブ面との間のウ
ェブの線速度の差は内側ローラ3dの直径が大きくなるほど小さくなる。これは
後コンベヤベルト5の区間5a(その走行速度は首部23における前コンベヤベ
ルト2の速度に等しい)に対するウェブ外側面の摩擦作用を低減させる; −収斂部21と拡散部22は内側ローラ3dの直径が大きくなるほどより漸進
的になる; −収斂部21に沿った、および、拡散部22に沿ったコンベヤベルト2と5と
の間の線速度の差はより小さい。
【0053】 後コンベヤベルト5の区間5aは、特に蓄積キャリッジ10の移動により生じ
る空気力学的乱流から第1角度範囲B1をかばうように、拡散部21の上方で上
向きに延長している。
【0054】 首部23は区間5aの背面が直接に支持されていないような領域に形成されて
いることから、首部23はゼロでない厚さを有する(作動時には若干増大するこ
とさえある)ので、ウェブから収斂部内に送り込まれ首部23を通過する空気は
厳密に必要な量に制限されると共に、大きな漸進性を有し、従って、繊維が側方
に散乱しようとする傾向を制限する。
【0055】 拡散部22の出口で後コンベヤベルト5を案内するローラ6bは比較的小さな
半径を有し、特に、内側ローラ3dの半径よりも遥かに小さな半径を有する。そ
の結果、後コンベヤベルト5はウェブの搬送進路から急激に離れる。これはウェ
ブの前コンベヤベルト2に対する付着を保持し、後コンベヤベルト5との付着を
破壊するのに都合がよい。この破壊は、ローラ3dの軸28を中心として、ロー
ラ3dの水平な直径方向平面の下方約45°の角度位置で起こる。そこからウェブ
は転回の第3角度範囲Bを通過して、ウェブは再び外側支持から開放され、後
コンベヤベルト5のうちピンチ領域20を形成する区間5dの上に載置され得る
状態となる。
【0056】 収斂部21−首部23−拡散部22の配置の幾何学形状は、調節装置24を用
いて、ローラ6aの軸27から内側ローラ3dの軸28へ行く線分から離れたと
ころを通過する方向26に沿ってローラ6bの位置を移動させることにより調節
することができる。換言すれば、方向26は前記線分と交差しない。特に、方向
26はローラ3dに対して半径方向ではなく、その反対に、ローラ3dに対して
ほぼ接線方向である。従って、首部23の寸法の変化はローラ6bを遥かに大き
く移動させることにより得られるので、細かな調節が可能である。
【0057】 角度範囲Bでは、ウェブは後コンベヤベルト5の区間5bと5cとの間に形
成された開口29の向かいに位置する。この開口29は場合によりウェブからピ
ンチ領域20の入口のところに送り込まれた空気が逃れるのを許容する。
【0058】 ピンチ領域の入口のところで後コンベヤベルト5を支持するローラ6dは、前
コンベヤベルト2がピンチ領域20の区間2dを形成するべく内側ローラ3dと
の接触を断つ点31に対して、ウェブの走行方向に関し後方へ(図5で左方へ)
オフセットしてある。従って、転回Bは第4の角度範囲Bを有し、この角度範
囲内ではウェブは後コンベヤベルト5の長手方向区間5dの上に載置されて漸進
的にピンチ領域20に入り、後コンベヤベルト5の平らな区間5dと内側ローラ
3dの周りの前コンベヤベルト2の大きな曲率半径との間で非常に漸増的な圧縮
を受ける。更に、ローラ3dと6dはオフセット32を有するので、ここにおい
てもピンチ領域20の入口のところには剛性のピンチラインは全く形成されない
。何故ならば、区間5dは区間2d(従って、ピンチ領域20)が始まる点31
の向かいで直接に支持されていないからである。
【0059】 矢印33はピンチ領域20の上流側で区間5dを支持するローラ6dは高さ調
節可能であることを示している。同時に、図6に矢印34で示した高さ調節がピ
ンチ領域20の出口のところで区間2dを支持するローラ3eについて設けてあ
る。これら2つの調節はピンチ領域20内における区間2dと5dとの間の間隔
を調節するのを可能にする。
【0060】 ラップ形成キャリッジ14内では、ピンチ領域20の出口のところで区間2d
を支持するローラ3eは、区間5dの対応端部を支持するローラ6eに対して、
ウェブの走行方向に関し距離36だけ後方にオフセットしてある。従って、ピン
チ領域の入口におけるように、ウェブのための剛性の狭窄部が形成されるのが回
避され、区間5dはコンベヤベルト2がローラ3eを回り始める点(従って、ピ
ンチ領域20が終わる点)37のところで直接に支持されない。
【0061】 ローラ3eから、コンベヤベルト2は斜めに上方へ向かう区間2eを形成する
。これはウェブがローラ6eを中心として転回し始める前にウェブを前コンベヤ
ベルト2から自由に剥がそうとする。
【0062】 区間5dの終点は斯くしてウェブのための予備領域39を構成し、後者はピン
チ領域の傾斜に応じて僅かに下降傾斜している。
【0063】 ピンチ領域20とラップ形成スロット38との間におけるラップ形成キャリッ
ジ14内での約90°の転回のため、下側コンベヤベルトは後コンベヤベルト5で
あり、内側ローラは後コンベヤベルト5を支持するローラ6eである。
【0064】 ローラ6eを中心とする転回は、ウェブの外側支持のない第1の角度範囲C と、第1角度範囲に続く第2の角度範囲C(この範囲内ではウェブは前コンベ
ヤベルト2の平らな区間2gによって外側で支持される)を有する。第1角度範
囲Cは30〜40°の角度をカバーする。第2角度範囲Cは、区間2gと共に、
図5を参照しながら蓄積キャリッジ10に関して詳細に前述したものと良く似た
収斂部−首部−拡散部構造を画成する。
【0065】 しかしながら、2つの相違点を特に留意されたい: −区間2gの外側面は斜めに下方に向いているので、前記構造の首部は内側ロ
ーラ6eの水平な直径方向面の上方に形成されている; −ローラ3hは2つのコンベヤベルト間の利用可能な幅がいづれにしてもウェ
ブの厚さよりも大きくなるような点において区間2gの下端を支持するので、拡
散部の全部は平らな区間2gに沿って形成される。
【0066】 ローラ3hの直径はローラ6eの直径よりも大幅に小さく、例えば図6に示し
たように約半分である。このような配置であるから、収斂部−首部−拡散部構造
の首部と出口エプロン(同図には示してない)との間でウェブが走行すべき距離
は、ラップ形成キャリッジ14が機械の前側(図6の右方)に向かって移動する
時の内側ローラ6eの外周に沿ってと、ラップ形成キャリッジ14が機械の後方
(図6の左方)へ移動する時の区間2gおよびローラ3hの外周に沿ってとで、
ほぼ同じである。
【0067】 内側ローラ6eは調整装置39によって水平方向に調節可能である。外側支持
区間2gを支持するローラ3g、3hは共通の台座41に支持されており、後者
の位置は調節装置42によって水平方向に調節可能である。
【0068】 図7に示した蓄積キャリッジ10の実施例については図5に示した実施例との
相違しか説明しない。
【0069】 図5の実施例において転回中にウェブを外側から支持する平らな区間5aは、
内側ローラ3dの軸28からほぼ等しい距離のところに位置する一連の2つのロ
ーラ6b1、6b3で置換されている。ローラ6b1、6b3は内側ローラ3d
の軸28を中心とする円弧と考えることの可能な線43に沿って延長する凹型支
持構造をシミュレートしたものである。コンベヤベルト5はウェブに近い側で2
つのローラ6b1および6b3を巻回している。線43はウェブ4の外側面の所
望の軌跡にほぼ対応している。ローラ6b1と6b3との間において、後コンベ
ヤベルト5は迂回シリンダ6b2を巻回しており、このシリンダに後コンベヤベ
ルト5の外側面が支持されている。後コンベヤベルト5のうちローラ6b1とロ
ーラ6b3を夫々卷回する2つの領域は、それらの最近接点44のところで殆ど
接合している。ローラ6b3はほぼ図5の実施例のローラ6bのように位置決め
してある。ローラ6b1はウェブの走行方向に関してローラ6b3の上流側に位
置しており、ローラ6b3と同じ直径を有する。後コンベヤベルト5の走行方向
に関してローラ6b1の上流側では、後コンベヤベルト5は平らな区間5a1
形成している。この区間は作動時に実際にウェブに接触することはなく、従って
、基本的に第1角度範囲B内において予備区間2c上および前コンベヤベルト
2上に載置されるウェブを空気力学的乱流からかばう機能を果たす。
【0070】 図6に示した実施例との相違しか説明しないが、図8の実施例においては、ラ
ップ形成キャリッジ14は、2つのローラ3g、3hと前コンベヤベルトの区間
2gで形成される外側支持アッセンブリの代わりに、内側ローラ6eよりも直径
の大きな唯一のローラ3g1を備えている。ローラ6eと3g1は同一の水平面
48上にそれらの下側母線46、47を有し、この水平面上にはまた後コンベヤ
ベルト5の区間5eと前コンベヤベルト2の区間2hが出口エプロン8(図8に
は示さず)の上方僅かな距離のところに延長している。従って、ローラ6eと3 g1 との最大接近領域においてコンベヤベルト2と5との間に形成された首部は
、図6の実施例におけるように、ローラ6eの水平な直径方向面の上方に位置す
る。
【0071】 図5および6の実施例は、ウェブが剛性の首部内で圧縮されることが決してな
く、かつ、ウェブは大きな漸進性を有する収斂部−首部−拡散部構造内に常に維
持されており、これは、ウェブの転回の外側面によるウェブの随伴作用および共
駆動作用を向上させると共に、圧縮/減圧のサイクルによる不都合な作用を低減
させるので、図7および8の実施例よりも好ましい。更に、図8の実施例は、図
6の実施例とは反対に、首部と出口エプロンとの接触部との間でウェブが走行す
べき距離がキャリッジ14の2つの移動方向について等しいという望ましい条件
を実現しない。この進路は、直径のより小さなローラ6eに沿ってよりも、ロー
ラ3g1に沿ってより長い。
【0072】 勿論、本発明は前述し図示した実施例に限定されるものではない。 図5の実施例においては、前コンベヤベルト2の予備区間2c上に載置される
ウェブを空気力学的乱流からより良く保護するため、ローラ6aを図7に示した
ように若干より高い位置に配置することができる。
【0073】 図7の実施例においては、区間5a1が後コンベヤベルト5によって夫々のロ
ーラ6b1および6b3上に形成された二重首部まで或る種の収斂部を構成する
ように、区間5a1をより垂直に形成することができる。
【0074】 同一の転回の角度範囲B1、B2、B3、B4およびC1、C2間の境界は近
似的なものであって、それらは特にウェブの厚さ、6b、3g、3h、6e、3
g1、等のような調節可能なローラの位置決めについて行う調節に依存する。
【0075】 駆動ローラとしてローラ3iおよび6j以外のローラを選択することができる
。前コンベヤベルト2については、例えばローラ3aを梳機の出口速度に対応す
る外周速度で駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はクロスラッパーの極めて概略的な外観斜視図である。
【図2】 図2は本発明のクロスラッパーの異なる位置における概略的側面図である。
【図3】 図3は本発明のクロスラッパーの異なる位置における概略的側面図である。
【図4】 図4は本発明のクロスラッパーの異なる位置における概略的側面図である。
【図5】 図5は図2から図4のクロスラッパーの蓄積キャリッジの詳細を示す拡大側面
図である。
【図6】 図6は図5と同様の図であるが、ラップ形成キャリッジを示す。
【図7】 図7は図5と同様の図であるが、蓄積キャリッジの第2実施例を示す。
【図8】 図8は図6と同様の図であるが、ラップ形成キャリッジの第2実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャトレ、ベルナール フランス国、F−76500 エルブッフ、リ ュ・デズモン、3 Fターム(参考) 3B151 AA29 AB08 AC24 AC25 CB09 4L047 BA04 CA02 CB10 EA04

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −入口領域(2a)とラップ形成スロット(38)との間を延長する繊維ウェブ(
    4)の搬送進路を互いに画成する少なくとも2つの無端コンベヤベルト(2、5)
    と、 −2つのコンベヤベルトを案内するガイドローラ(3e、3f、3g、3h、6e;3g1
    )を担持し、ラップ形成スロット(38)が形成された、少なくとも1つのラップ
    形成キャリッジ(14)と、 −ラップ形成スロット(38)の下方においてガイドローラの軸にほぼ平行な方
    向(K)に移動可能な出口エプロン(8)、 とを備えたクロスラッパーであって、 前記進路はいづれか一方のコンベヤベルト(2;5)の内側面が1つの内側ガイ
    ドローラ(3d;6e)に乗る領域において前記一方のコンベヤベルトの外側面に対
    して少なくとも1つの転回(B;C)を形成し、前記ウェブは、前記転回の第1の
    角度範囲(B1;C1)内でむき出しであり、次いで転回の第2の角度範囲(B2;C2
    )内で他方のコンベヤベルトに属する支持領域(5a;2g)によって外側に向かっ
    て半径方向に制限され、 その特徴とするところは、前記支持領域は、内側ガイドローラ(3d;6e)より
    も大きな半径の凸部(3g1)からウェブの外周にほぼ対偶する凹部(43)に至る
    範囲に含まれるカーブに沿って案内されることからなるクロスラッパー。
  2. 【請求項2】 前記支持領域(5a、2g)はほぼ平らであることを特徴とする
    請求項1に基づくクロスラッパー。
  3. 【請求項3】 前記支持領域は内側ローラの周りに角度方向に配置された2
    つの外側ローラ(6a、6b;3g、3h)の間に張られた外側コンベヤベルトの区間(
    5a、2g)によって形成されており、前記2つの外側ローラの一方は第2角度範囲
    (B2;C2)内において2つのコンベヤベルトの間に形成された首部(23)の上流
    側に、他方は下流側に配置されていることを特徴とする請求項2に基づくクロス
    ラッパー。
  4. 【請求項4】 前記2つの外側ローラ(6b;3g、3h)の少なくとも1つは第
    2角度範囲(B2、C2)内における2つのコンベヤベルト間の間隔を調節するべく
    調節可能であることを特徴とする請求項3に基づくクロスラッパー。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの外側ローラ(6b)は内側ローラ(3d)
    の軸(28)から他の外側ローラ(6a)の軸(27)に至る線分から距離を隔てて通
    過する方向(26)に沿って調節可能であることを特徴とする請求項4に基づくク
    ロスラッパー。
  6. 【請求項6】 転回の第2角度範囲(B2;C2)内において、2つのコンベヤ
    ベルトは互いに収斂部(21)を形成し、これに繊維の搬送方向に関して拡散部(
    22)が後続することを特徴とする請求項1に基づくクロスラッパー。
  7. 【請求項7】 収斂部(21)と拡散部(22)は首部(23)によって接続され
    ており、前記首部では2つのコンベヤベルト(2、5)はウェブのない休止時にも
    互いに離間されていることを特徴とする請求項6に基づくクロスラッパー。
  8. 【請求項8】 収斂部−拡散部−首部構造に沿って、外側コンベヤベルトは
    内側ガイドローラ(6e)よりも大きな直径の外側ガイドローラ(3g1)の回りに
    案内されており、内側ガイドローラおよび外側ガイドローラの下側母線(46、47
    )は水平な同一面(48)上にほぼ位置することを特徴とする請求項6又は7に基
    づくクロスラッパー。
  9. 【請求項9】 前記支持領域は内側ガイドローラ(3d)よりも小さな半径の
    一連の2つの凸領域(6b1、6b3)から得られるシミュレーションによって凹形(
    43)に形成されており、前記凹形は各凸領域と内側コンベヤベルト(2)の外側
    面との間に所定の半径方向間隔をもって内側ガイドローラの外周に沿っているこ
    とを特徴とする請求項1に基づくクロスラッパー。
  10. 【請求項10】 第1角度範囲(B1;C1)には作動時にウェブが内側コンベ
    ヤベルトの上方に向いた外側面上にむき出しで載置される斜め傾斜区間(2c、39
    )が先行することを特徴とする請求項1から9のいづれかに基づくクロスラッパ
    ー。
  11. 【請求項11】 転回はラップ形成キャリッジ(14)内に形成され、ウェブ
    をしてラップ形成キャリッジ(14)の上流側における長手方向姿勢からラップ形
    成スロット(38)内の下向きの姿勢へと偏向させることを特徴とする請求項1か
    ら10のいづれかに基づくクロスラッパー。
  12. 【請求項12】 外側コンベヤベルトの外側面(2g)は首部領域において斜
    めに下方に向いていることを特徴とする請求項11に基づくクロスラッパー。
  13. 【請求項13】 第1角度範囲(C1)には、ウェブが内側コンベヤベルト上
    にむき出しで載置される予備領域(39)が先行すると共に、直ぐ上流側において
    、ウェブ(4)が外側コンベヤベルトによって覆われる領域(20)が先行し、外
    側コンベヤベルトは予備領域においてウェブから斜め上方に離間されていること
    を特徴とする請求項1から12のいづれかに基づくクロスラッパー。
  14. 【請求項14】 ウェブが外側コンベヤベルトによって覆われる前記領域は
    、蓄積キャリッジ(10)からほぼ直線状に延長するピンチ領域(20)であること
    を特徴とする請求項11から13のいづれかに基づくクロスラッパー。
  15. 【請求項15】 ウェブは入口領域(2a)から蓄積キャリッジ(10)までむ
    き出しで搬送されることを特徴とする請求項14に基づくクロスラッパー。
  16. 【請求項16】 転回は搬送進路の長手方向領域(20)まで90〜180°の角
    度(B)を成し、かつ、外側コンベヤベルトの外側面はウェブを首部領域におい
    て下から支持するべく首部領域(23)において斜めに上方に向いていることを特
    徴とする請求項6又は7に基づくクロスラッパー。
  17. 【請求項17】 第1角度範囲(B1 )には作動時にウェブが内側コンベヤ
    ベルトの上方に向いた外側面上にむき出しで載置される斜め傾斜区間(2c)が先
    行し、前記斜め区間は首部領域(23)内の外側コンベヤベルトの区間(5a)にほ
    ぼ垂直であることを特徴とする請求項1から9のいづれか又は16に基づくクロ
    スラッパー。
  18. 【請求項18】 転回は2つのコンベヤベルト(2、5)間のウェブピンチ領
    域(20)の入口に配置された蓄積キャリッジ(10)上で行われ、ピンチ領域はほ
    ぼラップ形成キャリッジ(14)まで延長していることを特徴とする請求項1から
    9のいづれか、16又は17に基づくクロスラッパー。
  19. 【請求項19】 外側コンベヤベルトは蓄積キャリッジ(10)内における転
    回の前記第2角度範囲(B2)の上流側においてクロスラッパー内のウェブの全進
    路にわたりウェブと非接触であることを特徴とする請求項18に基づくクロスラ
    ッパー。
  20. 【請求項20】 内側ローラ(3d)の直径は少なくとも約20cmであること
    を特徴とする請求項1から7、9、又は16から19のいづれかに基づくクロス
    ラッパー。
  21. 【請求項21】 ウェブは、内側コンベヤベルトの外側面との間に所定の半
    径方向間隔を形成しながら内側ローラ(3d)の下を通過する外側コンベヤベルト
    長手方向区間(5d)の上方において、転回の第3角度範囲(B3)内で半径方向外
    側で開放されることを特徴とする請求項1から9又は16から19のいづれかに
    基づくクロスラッパー。
  22. 【請求項22】 外側コンベヤベルトの長手方向区間(5d)は、内側ローラ
    (3d)からウェブの移動方向に関して後方へオフセットされた高さ調節可能なロ
    ーラ(6d)によって支持されていることを特徴とする請求項21に基づくクロス
    ラッパー。
  23. 【請求項23】 外側コンベヤベルトは第3角度範囲(B3)の向かいに開口
    (29)を画成していることを特徴とする請求項21又は22に基づくクロスラッ
    パー。
  24. 【請求項24】 外側コンベヤベルトの長手方向区間(5d)は、内側ローラ
    (3d)の下流の内側コンベヤベルトの長手方向区間(2d)と共に、ピンチ領域(
    20)から水平に関して僅かに下降した区間を形成することを特徴とする請求項2
    1から23のいづれかに基づくクロスラッパー。
  25. 【請求項25】 僅かに下降した区間はラップ形成キャリッジ(14)まで真
    っ直ぐに延長していることを特徴とする請求項24に基づくクロスラッパー。
  26. 【請求項26】 搬送進路は: −前記少なくとも2つの無端コンベヤベルトの一部を成す前コンベヤベルト(
    2)によってウェブがむき出しで支持される、入口領域(2a)と蓄積キャリッジ
    (10)との間のむき出しの搬送進路(2a、2b、2c)と、 −むき出しの搬送進路とピンチ領域(20)との間において蓄積キャリッジ(10
    )上に形成され、同じく前記少なくとも2つのコンベヤベルトの一部を成す後コ
    ンベヤベルト(5)と前記前コンベヤベルト(2)との間において蓄積キャリッジ
    (10)からラップ形成キャリッジ(14)までほぼ直線状に延長する第1の転回(
    B)と、 −ピンチ領域(20)とラップ形成スロット(38)との間においてラップ形成キ
    ャリッジ(14)上に形成されたほぼ90°の第2の転回(C)を備え、 前記支持領域が前記カーブに沿って案内される少なくとも1つの転回は前記第
    1転回と第2転回を含み、 −前コンベヤベルト(2)は、第1転回(B)内で内側コンベヤベルトを形成す
    ると共に、第2転回内で支持領域(2g)を画成する外側コンベヤベルトを形成し
    、 −後コンベヤベルト(5)は、第2転回(C)内で内側コンベヤベルトを形成す
    ると共に、第1転回(B)内で支持領域を画成する外側コンベヤベルトを形成す
    ることを特徴とする請求項1から10のいづれかに基づくクロスラッパー。
  27. 【請求項27】 ピンチ領域(20)は繊維の搬送方向に関して僅かな下降傾
    斜を呈することを特徴とする請求項14、15又は26に基づくクロスラッパー
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