JP2002539379A - 動液圧作動素子の制御方法及び制御装置 - Google Patents

動液圧作動素子の制御方法及び制御装置

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JP2002539379A JP2000603927A JP2000603927A JP2002539379A JP 2002539379 A JP2002539379 A JP 2002539379A JP 2000603927 A JP2000603927 A JP 2000603927A JP 2000603927 A JP2000603927 A JP 2000603927A JP 2002539379 A JP2002539379 A JP 2002539379A
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control
conduit
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lubricant
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ニトシェ マルティン
トネアット マルコ
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Voith Turbo GmbH and Co KG
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    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0415Air cooling or ventilation; Heat exchangers; Thermal insulations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60T10/00Control or regulation for continuous braking making use of fluid or powdered medium, e.g. for use when descending a long slope
    • B60T10/02Control or regulation for continuous braking making use of fluid or powdered medium, e.g. for use when descending a long slope with hydrodynamic brake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも一つの伝動部と − 少なくとも一つの作動媒供給源(6)、冷却装置(11)、貯蔵装置(27)を有し、作動部、伝動部の双方に共同配置された − 潤滑剤、作動媒供給システム(4)とを擁する動力ユニット内に設置された − 互に組み合わさって、少なくとも一つの流入導管と流出導管の配置された一つのトーラス形作業空間を構成する − 少なくとも二つの羽根車を持つ動液圧作動素子(2)の制御方法に関するものである。本発明では、動液圧作動素子の機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量についての目標値を、共同配置された潤滑剤、作動媒供給システムに所属する − 動液圧作動素子への作動媒供給に対する調整装置の制御のための − 制御装置(8)の入力値として、動液圧作動素子の少なくとも三つの基本機能状態が調整できるように設定できるということ、しかも基本機能状態では伝動部潤滑剤システムへの供給体制も補助的に調整でき、その場合調整装置運転のための調整値は、動液圧作動素子の機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量の目標値から、動液圧作動素子の流出導管内の圧力を少なくとも間接的に特徴付ける量に依存して出力するということが特徴になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一つの伝動部と − 作動媒供給源、冷却装置及び貯蔵
装置を有し、作動部、伝動部の双方に配置され、共同利用される − 潤滑剤、
作動媒供給システムとを擁する動力ユニット内に設置された、請求項1の上位概
念からの特徴を持つ動液圧作動素子の制御方法、加えてその制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】
動液圧作動素子は多くの使用分野で公知になっている。この種の動液圧作動素
子は、なかでも動液圧連結部及び動液圧制動機として使用されている。動液圧連
結部又は制動装置としての動液圧機器の構造形態に関する可能性については、V
oith著「動液圧利用の伝動装置、連結部、制動機」Otto Krauss
kopf出版(有)/マインツ − 1970年刊 − が参考になる。本出願
ではこの点について当文献の内容を大きく取り入れている。
【0003】 本発明の主体的適用領域としては、動液圧減速機とも称される動液圧制動機が
あるが、それに限定されるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
動液圧減速機は、例えばVDI(ドイツ技術者協会)ハンドブック「伝動装置
II」/VDI基準VDI 2153、流体力学的動力伝達の概念、構造形態及び
作用態様(第7章)又は「制動機」/機械製造ハンドブック、第18版49〜5
3ページから公知になっている。本出願ではこの構成素子に関してはこれら文献
の内容を大きく取り入れている。減速機は、特に自動車又は強い変負荷型作動装
置での使用の場合では、作動液の循環作業パーツへの給入、排出に対応して接続
又は遮断される。伝動ワイア形式の場合、一般には多数の構成要素に対して共同
使用できる潤滑剤、作動媒供給システムが配置される。動力システム内の個別素
子に課せられる要求を最高度に満たすために、通例個別素子には作動媒及び潤滑
剤の然るべき供給が可能なように制御装置が配備されるが、この制御、調整技術
に要するコストは非常に高くついてしまう。
【0005】 従って本発明では、できるだけ少ない構成コスト及び制御技術コストで、個別
機素、それも特に動液圧作動素子の作動態様を常に安定した信頼の置けるものに
できるように、当該動液圧作動素子に対する制御方法、さらにはその制御装置を
開発することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この課題は請求項1又は6の特徴によって解消される。その他
従属請求項には有利な実施態様が述べてある。
【0007】 互に組み合わさって − 少なくとも一つの流入導管と流出導管の配置された
一つのトーラス形作業空間を構成している − 少なくとも二つの羽根車を持つ
少なくとも一つの動液圧作動素子、伝動部及びこれらの構成素子に共同利用され
る潤滑剤、作動媒供給システムの装備された本発明に基づく動力システムでは、
動液圧作動素子の機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量についての目標値
を、共同配置された潤滑剤、作動媒供給システムに所属する − 動液圧作動素
子への作動媒供給及び伝動部への潤滑剤供給のための調整装置を制御する −
制御装置の入力値として、少なくとも三つの基本機能状態が調整できるように設
定でき、しかもその場合に基本機能状態では伝動部潤滑剤システムへの供給体制
も補助的に調整できる上に、調整装置運転のための調整値が、動液圧作動素子の
機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量の目標値から、動液圧作動素子の流
出導管に於ける圧力を少なくとも間接的に特徴付ける量に依存して出力されるよ
うに設定できる。動液圧作動素子への作動媒供給のための調整装置を通じて、動
液圧作動素子に対して少なくとも下記三つの基本機能状態の調整が可能である。
a)動液圧作動素子の第一基本機能状態では、作動媒は作動媒供給源から冷却装
置を通って伝動部の潤滑剤接続管に供給される。 b)第二基本機能状態では、作動媒は貯蔵装置及び作動媒供給源から動液圧作動
素子の作業空間に供給され、その後閉鎖循環をして、作動媒の一部が作業空間か
ら冷却装置を通って再び作業空間に導かれる。 c)調整状態とも称される第三基本機能状態では、作動媒の一部が作業空間から
冷却装置を通って再び作業空間に戻され、作動媒供給源との連結により漏洩補整
が行われる。 尚、第三基本機能状態では、多くの場合少なくとも二つの限界状態に、即ち高い
作動圧に対する第一限界状態と低い圧力に対する第二限界状態とに区別する。制
御可能領域からの圧力変更は段階的に、あるいは無段方式で行われる。
【0008】 「流入導管」及び「流出導管」の概念は、装置技術的観点からは、必ずしも導
管と理解する必要はなく、通路形式のものでも、あるいはその他の形態での作動
媒誘導手段でも差し支えない。
【0009】 個々の基本機能状態間の切替は、最も簡単な場合では何段階かに分けて行うが
、しかし通常は主として無段方式による。
【0010】 本発明に基づく方法によれば、動液圧作動素子と伝動部とに共同利用される作
動媒、潤滑剤供給システムによって低い構成コストで、なかでも制御技術コスト
を低く保ちながら、個別機素、それも特に動液圧作動素子の作動態様を常に安定
した信頼の置けるものにすることができる。それは、圧力設定の際には動液圧作
動素子の流出導管内の圧力を少なくとも間接的に特徴付ける量をも常に考慮に入
れているからである。
【0011】 本発明に基づく方法をさらに改良した方法では、動力システム全体の安定した
作動態様が保証されるように、追加的措置が講じられている。例えば、個別課題
を優先的に、あるいは然るべき順位で解決するためにバルブ装置が補充設置され
ている。例えば、下記の場合がそれに当る : a)動液圧作動素子に要する主要圧力の優先的供給 b)例えば圧力に依存して、あるいは量の調整下で、伝動部への潤滑剤の常時供
給 動液圧作動素子というのは、主として、回転子、固定子に羽根車を持つ動液圧
減速機のことである。用途として、動液圧連結器での使用も考えられる。動液圧
作動素子はその他の適用例もあり、例えば特許公報PCT/EP97/0662
3及びPCT/EP97/06646に記述されているように、制動モーメント
の生成機能と高い捻りモーメントに対する伝達機能を有していて、選択的に利用
することができる。本出願ではこの種作動の可能な動液圧作動素子の構造形態、
作動態様及び制御について、これらの文献の内容を大きく取り入れている。
【0012】 動液圧作動素子は、互に組み合わさって一つのトーラス形作業空間を構成する
少なくとも二つの羽根車を有している。本発明に基づく方法は、理論的には、複
数の作業空間、例えば二重連結部を持つ動液圧作動素子の製造に適用することも
可能である。
【0013】 動力システム内に於ける動液圧作動素子の空間配置については、牽引駆動での
力の作用方向との関係で次の可能性がある : a)伝動部の前方 b)伝動部の内部 c)伝動部の後方 これらの可能性は、装置上の観点からは、動液圧作動素子と伝動部とに共同利
用される潤滑剤、作動媒供給システムに配置されている制御装置によって実現さ
れる。共同利用の制御装置を唯一使用するのは、複数システムへの供給では中央
配置が取れて有利である。制御装置の態様で特に有利な形態が請求項8として記
述されている。これには通例圧力計器が装備されているが、その機能原理は横断
面積既知のピストン桿又はリング管内の封液に作用する圧縮力の対向力による補
整に基づいている。その場合例えばピストン桿の位置変動によって力の平衡が調
整されている。つまり、動液圧作動素子に対して要望される機能状態についての
目標値設定に対応する − 圧力計器作用面の値と例えば比例弁で生成される圧
力とから表示し得る − 圧力、及び動液圧作動素子の流出導管内の圧力とそれ
に対応する圧力計器作用面とから特徴付けられる作用力が圧縮力及び対向力とし
て機能する。
【0014】 制御装置はその上、少なくとも一つの制御刳り抜き部が設けられたケーシング
を有している。この刳り抜き部は、その軸方向に見て通例直径に差が設けてあっ
て、接続部と連結できる個別制御空間を構成している。その場合空間形態は角形
にすることもできる。制御刳り抜き部には、軸方向に移動できる制御ピストン桿
が少なくとも一つ設置されており、これも軸方向に見ると通例直径の大きさに差
がある。個々の部分領域間で制御ピストン桿及び制御刳り抜き部に直径差、ある
いは角形材では寸法差があるため、いわゆる調整エッジが構成される。
【0015】 その場合、制御ピストン桿の外径又は外部寸法の異なる領域が交互になるよう
に配置することができる。制御ピストン桿は、主として、その軸方向に異なった
直径を二つだけ持つように、即ち制御刳り抜き部の直径より小さな第一直径、及
び許容誤差分を含めて制御刳り抜き部の直径と大体一致する第二直径を持つよう
に構成されている。制御ピストン桿及び特に制御刳り抜き部の制御エッジの位置
に対応して、個々の接続部が少なくとも部分的にあるいは完全に開放又は封鎖さ
れる。それによって動液圧作動素子の個別機能状態及び伝動部潤滑剤システムへ
の供給機能が実現される。個別接続の可能性としては少なくとも下記のものが想
定されている : 接続部1 − 作動媒供給源及び冷却装置 接続部2 − 貯蔵装置 接続部3 − 動液圧作動素子の流入導管 接続部4 − 動液圧作動素子の流出導管 接続部5 − 冷却装置 接続部6 − 伝動部用潤滑剤導管 入力値は、動液圧作動素子の機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量に対
する目標値である。これは、例えば動液圧減速機としての形態を取る構成素子の
作動開始に対する信号の形式で設定することができる。これより、動液圧減速機
への作動媒供給に対する調整装置操作のための調整値が求められる。制御装置が
圧力計器の形態を取る場合、制御ピストン桿が調整装置としての機能を果たすこ
とになる。調整値は制御ピストン桿に作用する力に対応する値となる。
【0016】 圧力計器は簡易、低コストでコンパクトな制御装置である。汎用構成素子の製
造では殆どの場合、制御装置には、例えばシステム内の圧力に関わりなく潤滑剤
供給量を調整するなど、様々な機能を遂行することのできるバルブ装置も配備さ
れている。その場合バルブ装置は主として、圧力計器の制御刳り抜き部に設置可
能な構成素子に統合される。その結果非常にコンパクトな制御装置が得られるこ
とになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に基づく課題の解決法を以下に図面を基に説明する。 図1a〜1cは、少なくとも一つの動液圧作動素子2、伝動部3及び潤滑剤、作
動媒供給システム4を有す動力ユニット1を油圧装置の図面方式に基づいて描い
た簡略断面図である。
【0018】 動液圧作動素子2は本例では動液圧減速機5の形態を取っている。ここでは個
別部分が描かれてないが、これには互に組み合わさってトーラス形作業空間を構
成する、少なくとも一つの回転子羽根車及び固定子羽根車が付いている。動液圧
減速機5は伝動部3の前方、内部、あるいは図1aに示されているように、その
後方に配置させることができる。いずれにしろ動液圧減速機5は伝動装置の動力
伝達末端側に設置される。潤滑剤、作動媒供給システム4は、作動媒供給源6(
本例では油だめの形式)を有していて、そこからオイルがポンプ装置(本例では
歯車ポンプ7)により、動液圧作動素子2及び/又は伝動部3などの個別素子へ
供給するための然るべき導管システムへ送り込まれる。
【0019】 本発明によれば、動液圧減速機5には制御装置8が用意されていて、それは動
液圧減速機5の機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量、なかでも充填度の
制御を行うほか、様々な供給課題、例えば伝動部3の潤滑剤システム9への供給
の実現及び制御を担っている。動液圧減速機5の機能状態を少なくとも間接的に
特徴付ける量を制御するための制御装置8は、主として圧力計器10の形態を取
っている。その機能原理は横断面積既知のピストン桿又はリング管内の封液に作
用する圧縮力の対向力による補整に基づいている。その場合、例えばピストン桿
の位置変動によって力の平衡が調整される。その目的のため、動液圧作動素子の
機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量についての目標値を、共同配置され
た潤滑剤、作動媒供給システム4に所属する − 動液圧作動素子2への作動媒
供給及び伝動部3供給システム9への潤滑剤供給に対する調整装置の制御のため
の − 制御装置8の入力値として、設定できるようになっている。その場合調
整装置運転のための調整値は、動液圧作動素子の機能状態を少なくとも間接的に
特徴付ける量の目標値から、動液圧作動素子2の流出導管32に於ける圧力を少
なくとも間接的に特徴付ける量に依存して出力される。
【0020】 圧力計器10を通じて動液圧減速機5の少なくとも四つの基本機能状態が調整
可能であるが、但し調整は主として無段方式で行われる。圧力計器10の構造に
関しては図3及び4を参照のこと。
【0021】 動液圧作動素子2(本例では動液圧減速機5)の第一機能状態では、作動媒が
作動媒供給源6から冷却装置11を通って伝動部3の潤滑剤供給システム9に送
り込まれる。当機能状態は図1aに描かれている。作動媒としてはとりわけオイ
ルが使用されるが、それは油だめ6から導管13、それに接続する切り取り部分
導管14、冷却装置11及び導管18を通って、伝動部3の潤滑剤供給システム
9に於ける潤滑剤接続管22、23及び24と連結している潤滑剤導管15に到
達する。この機能状態では動液圧減速機5は完全に空になっていて、作動媒はト
ーラス形作業空間へも送り込まれない。しかし殆どの場合では、動液圧減速機の
作業空間には風損を抑制するために、微量の作動媒が意図的に噴射給入されてい
る。遮断状態に給入されたこの作動媒は同時に、動液圧減速機5の流出側、流入
側間に設置された密封リングのオイリングにも用いられる。動液圧減速機5の遮
断状態は第一機能状態に相当する。この状態では制動モーメントは生成されず、
作動媒は伝動部3に於ける個別素子のオイリングに必要なだけである。潤滑剤導
管15には、作動媒が潤滑剤導管15から逆流するのを防止するために、主とし
て逆止め弁R5が設置されている。
【0022】 伝動部3及び動液圧作動素子2に共同利用される潤滑剤、作動媒供給システム
は、個別接続素子、即ち本例の接続素子LU、No.1、No.2、No.3及
びRev.に対しても所要の制御圧を供給する。図1aに描かれた例では、供給
導管、即ち本例の導管25及びそれより分岐した導管25.1、25.2、25
.3、25.4及び25.5は、ポンプ装置、即ち本例の歯車ポンプを導管13
と繋いでいるメインの供給導管26と直接連結している。
【0023】 動液圧作動素子2、即ち本例の動液圧減速機5には貯蔵装置27が配備されて
いる。その貯蔵装置27は圧搾空気作動式のものが主流であり、その作動のため
にバルブ28が取り付けられている。このバルブは動液圧作動素子、特に動液圧
減速機5への供給目的にごく短時間開き、その後再び閉じる。
【0024】 動液圧減速機5の作動開始状態、いわゆる充填状態は、図1bに示されている
ように、圧力計器10による導管結合によって実現される。
【0025】 充填作業は、圧力計器10の作用により導管19を通じて流入導管30と連結
できるようになっている貯蔵装置27から主に行われる。その場合、導管19内
には逆止め弁R2形態のバルブ装置が設置されており、それにより、充填抵抗の
ほうがバルブ装置によって生成される押し込み圧よりも大きくなる場合に、動液
圧作動素子、つまり動液圧減速機5から貯蔵装置27への作動媒の逆流が防止さ
れる。圧力計器と貯蔵装置間の連結は導管16を通じて行われる。導管16は、
さらに伝動部3の潤滑剤導管15とも連結している。貯蔵装置から潤滑剤導管1
5への、延いては伝動部3の潤滑剤供給システムへの漏出を防止するために、貯
蔵装置と導管16間の結合管にはバルブ装置、例えば逆止め弁R1が設置されて
いる。貯蔵装置27からの充填に加えて、作動媒供給源6からも補足的に作動媒
の供給が行なわれる。作動媒はメインの導管26を通った後、冷却装置と連結し
ている導管14に繋がる結合導管13に達する。その後作動媒は導管14、それ
に動液圧減速機の流入導管30と連結している導管20とこの導管14との間の
連結部を通って動液圧減速機5に到達する。以上に加えて導管19と導管20と
の連結により、貯蔵装置27からも、圧力計器10がもたらした導管14と導管
20間の結合部に作動媒が送り込まれる。作動媒は動液圧減速機5内に生じた圧
力差によって流出導管32から導管21に入り、当機能状態を特徴付ける圧力計
器10の位置関係に従って冷却装置11方向への結合導管に送り込まれるが、そ
の後、改めて動液圧減速機5への供給のために導管14に運び込まれる。従って
、充填過程の間に既に、動液圧減速機5の流出導管32と流入導管30との間に
閉鎖的冷却循環が形成されている。この閉鎖的循環は冷却循環とも言うことがで
き、本例では番号33で示されている。冷却循環33は導管13、さらには作動
媒供給源6から動液圧減速機5に到る供給導管に連結している。それには本例で
も示されているように、共同導管が、つまりここでは導管14の切り取り部分導
管が利用されている。冷却目的の作動媒液流、即ち作業空間に於ける作動循環と
は別に発生する冷却循環33では、作動媒液流が動液圧減速機の第一機能状態(
減速機オフ)に於ける作動媒及び潤滑剤の誘導方向とは逆向きに切り替えられて
いるのが特徴である。
【0026】 貯蔵装置27自体は圧搾空気による作動に於いて、バルブ装置28と連結して
いてピストン側で圧搾空気の衝撃を受ける、例えばピストン桿101を有してい
る。貯蔵装置ピストン桿101の他の面には減速機5に押し込められる作動媒が
存在する。密封装置があるにも拘わらず、作動がしばらく続くとピストン桿10
1の圧搾空気衝撃面に作動媒が溜まってくる。従って、バルブ28の排気と共に
この作動媒が外に出てくる危険性がある。この状態を避けるために、漏洩油を意
図的に排出させる方法を取ることが可能である。その場合ピストン側の圧搾空気
衝撃面に、一定量の漏洩油を収容するオイル空間を形成すれば、オイルは例えば
オイル空間の流出口から排出させることができる。別な可能性として、集溜した
作動媒を自動誘導する方法もある。その場合ではピストン作動の空気通路に、即
ち貯蔵装置27とバルブ装置28間の連結部に伝動部3を有す結合導管を配置し
て、その中に例えば玉弁装置を設置する。集溜した作動媒が玉弁の水準を越える
や否や、作動媒が減速機の作動毎に短時間で貯蔵装置27の空気側から伝動部3
のほうへ吹き込まれる。この効果は、空気式制御弁28が遮断されている場合に
玉の重力により弁座が開くことで現われる。空気式制御弁28が接続状態の場合
では突然の空気流で弁座が閉じる。玉弁の機能状態変化の際に、つまり開放弁座
と閉鎖弁座の狭間に、ある一定量の作動媒がピストンの圧搾空気衝撃面から伝動
側へ短時間で流動する。この作動媒の誘導量は当該行程長、弁座の傾斜度及び流
動横断面の形態によって決まるが、作動媒が空気式制御弁28から溢出しないよ
うにするには、この誘導量が最高漏洩量を確実に越えていなければならない。
【0027】 そのほか動液圧減速機5の第三機能状態は圧力計器10の調整位置によって、
及び図1cにあるように、それに基づき実現される個別導管間の連結によって表
すことができる。この機能状態は動液圧減速機5の調整状態を表している。導管
14と20は互に連結していて、それらはまた動液圧減速機5の流入導管30と
も連結している。導管14内の圧力は導管20内の流入抵抗にほぼ一致している
。歯車ポンプ7形態を取るポンプ装置は、ただ動液圧減速機に於ける漏洩量の追
加補充だけを行う。ポンプ装置、なかでも歯車ポンプから送り込まれた作動媒の
過剰分は導管14、切り取り部分導管16を経由して、潤滑剤導管15に入り、
さらには潤滑剤誘導接続管22〜24へと到る。その場合減速機の流入導管30
と貯蔵装置27間は遮断状態である。動液圧減速機5内に生じる圧力差により、
この場合も冷却循環33が形成される。即ち、冷媒が流出導管32から結合導管
18を通って冷却装置11に到り、冷却装置11通過後には供給導管14に達し
、動液圧減速機の流入導管30に送り込まれる。その場合、作動媒の過剰分のう
ちの一部は導管16を通って伝導部3の潤滑剤供給システム9に導かれる。この
第三機能状態はさらに一段と細かく、減速機に於ける微小圧力の調整、即ち僅か
な制動モーメントの生成に伴う調整に必要である第四機能形態とに区分すること
が可能である。この機能形態では流入圧力は導管16内の圧力水準以下に抑えら
れる。
【0028】 個々の機能状態を実現するためになされる圧力計器10制御スライダの個別位
置調整については、図4a〜4dにより詳しく描かれている。
【0029】 図1a〜1cに基づく制御装置8の機能は、図2aに構成図として示されてい
る。それによれば、制御装置8は少なくとも一つの入力部40と六つの出力部4
1〜46を有している。入力部40は動液圧減速機の機能状態を少なくとも間接
的に特徴付ける量についての目標値をインプットするための装置47と連結可能
である。制御装置8は、インプットされた目標値に対応する要望の機能状態に設
定するため、それに対する調整値を、本例では個別調整値Y1〜Y6を発するこ
とになる。その場合調整値の形成に於いては、作動媒、潤滑剤供給システムは単
に動液圧減速機に対して割り当てられるということだけでなく、それは伝動部3
には然るべき方法で潤滑剤を、個別伝動素子には然るべき大きさの制御圧を供給
するという課題を持っているということも考慮に入れられる。これは個別的に見
れば、設定された目標値に対応して減速機流入導管、減速機流出導管、冷却装置
、作動媒供給源、潤滑剤供給システム及び貯蔵装置間で然るべき連結が実現され
ねばならないということを意味している。それは、例えば共同利用される導管シ
ステムの中で然るべき態様で配置された多数のバルブ装置を通じて行うことがで
きる。制御装置の使用で優先的に選ばれる、特に有利な態様を図1a〜1cに簡
略図式として表した。当装置の構成は図2bに描かれている。圧力計器10の形
態を取る制御装置8の入力値として、その役割を果たしているのはいわゆる制御
圧Prである。これは、伝動体49として機能するいわゆる制御ピストン桿のピ
ストン面に作用する。その他の入力値としては、例えばバネ式保存装置の形態を
取るエネルギー保存装置48によってもたらされる力F及び動液圧減速機5の
流出導管32内の支配的圧力P32がある。これらの入力値に対する出力値とし
て、制御ピストン桿49の位置調整が、及びそれに伴い、個々の接続導管に対す
る制御エッジの行程△s分の位置調整が実現される。制御ピストン桿49の然る
べき位置調整が、個々の切り取り部分導管や導管の相互連結から動液圧減速機に
於けるそれぞれの機能状態を惹き起こす。圧力計器10の具体的構造形態は図3
に例示されている。
【0030】 図3は本発明に基づき使用される制御装置8としての圧力計器10について、
その構造形態の一例を断面図として描いたものである。それには、少なくとも一
つの制御刳り抜き部57の設けられたケーシング56も含まれている。この制御
刳り抜き部57は、軸方向に見て直径に差が設けてある。それぞれの直径に於い
て、接続部に対応して19.1、14.1、20e.1、21.1、18.1、
16.1及び14.1と番号の付けられた個別制御空間が形成されている。制御
刳り抜き部57内には軸方向に移動可能で、軸周りの直径に差が設けてある制御
ピストン桿49が配置されている。直径の異なる個々の部分領域が組み合わさっ
て制御エッジを構成している。本例では60、61、62、63、64、65、
53、67及び68の番号の付いたのが制御エッジである。
【0031】 制御ピストン桿49は、外径の大きさの異なる部分が交互に並んでいる。制御
ピストン桿は多くの場合、軸方向に見て二種類の直径だけを持つように、そのう
ち第一直径D1は制御刳り抜き部の直径D3より小さくなるように構成されてい
る。制御ピストン桿49の第二直径D2は、制御刳り抜き部57に於ける制御ピ
ストン桿49の軸方向への移動に必要な然るべき許容誤差分を加味すれば、制御
刳り抜き部57の直径D3にほぼ等しくなっている。制御刳り抜き部57に於け
る制御ピストン桿49、それも特に制御エッジの位置の如何によって、個々の接
続管が少なくとも部分的に、あるいは完全に開放又は隠蔽される。それにより、
動液圧減速機5に於ける個々の機能状態が制御され、伝動部3に於ける潤滑剤シ
ステムの供給機能が活動する。その場合個々の接続管は以下の通り潤滑剤システ
ムの対応導管に配置されている : 接続管14 − 作動媒供給源6及び冷却装置11 接続管19 − 貯蔵装置27 接続管20 − 動液圧減速機5の流入導管30 接続管21 − 動液圧減速機5の流出導管32 接続管18 − 冷却装置11 接続管16 − 潤滑剤導管15 上記の導管番号は図1の導管番号に対応している。さらに、制御圧Prに対し
ても別途接続部が設けてある。制御圧というのは制御ピストン桿49の面50に
作用する圧力である。圧力計器の機能実現には、圧力Prによって面50に向け
られた力が、バネ式保存装置48の力と動液圧減速機5の流出導管32内の支配
的圧力により流出管21内でピストン面53に対して形成される力との合成であ
る対向力に対して配分される。その場合バネ式保存装置48は制御ピストン桿4
9内の刳り抜き部51の対応位置に配置されている。つまり、バネは制御ピスト
ン桿49内にある刳り抜き部51の内面52で支えられている。
【0032】 制御ピストン桿は、本例で示されている通り、主として二部以上の構成部から
成っている。本例の制御ピストン桿は第一部49.1と第二部49.2を有して
いる。これは双方同時加工によるので、制御刳り抜き部の構成上合理的であり有
利である。
【0033】 図4a〜4dでは、図3に描かれた形態の圧力計器について、図1a〜1cに
示された個々の機能状態が制御刳り抜き部57に於ける制御エッジの位置に基づ
いて描かれている。図4aには、動液圧減速機5が作動していない時、即ち遮断
されている時に当たる第一機能状態が示されている。この状態では流出導管32
は導管21及びまた接続管21を通じて放出装置Eと連結している。さらには、
接続管16を通じて潤滑剤、作動媒が作動媒供給源6から潤滑剤導管15に誘導
されるので、この状態の時は接続管18と接続管16は液流通過可能な連結状態
にある。従って作動媒液流は、既に図1aで示した通り、冷却装置を通って、そ
こからただ潤滑剤導管15にのみ誘導される。動液圧減速機5の中が通例空にな
っているこの状態では、回転子羽根車の取り外し不可能な場合にはこの作動態様
では風損の発生することがある。風損の回避には、動液圧減速機5の作業空間に
微量の作動媒を噴射給入させる。作動媒のこの微量照準給入は、図4aに示され
ている通り、絞り装置60により行う。これが導管14から接続管20への、延
いては当接続管と連結している動液圧減速機5の流入導管30への作動媒の送入
を可能にしている。
【0034】 図4bには、動液圧減速機5の第二機能状態に於ける制御ピストン桿49の位
置が描かれている。この状態は動液圧減速機の作動開始状態とも、あるいは充填
過程状態とも称される。送入、充填は、主として貯蔵装置27から導管又は接続
管の19及び20を通って行われるが、さらに補足的に、導管又は接続管14の
ルートからも動液圧減速機の流入導管30と連結している導管20に対して行わ
れる。従って作動媒は、図4bに示されているように、接続管19から接続管2
0へ送り込まれる。接続管21と連結している動液圧減速機5の流出導管32は
、この機能状態では冷却装置11と連結している接続管18と液流通過可能な連
結状態にある。軸外側に配置されている両接続管16及び14はそれぞれ遮断さ
れている。
【0035】 図4cは動液圧減速機の制御状態に於ける制御ピストン桿49の位置を示した
ものであるが、この場合では制御ピストン桿の制御エッジ64が接続管14と1
6間の遮断を解消している。接続管14と20の間、及び接続管21と18の間
には冷却循環を実現させる液流通過連結関係が存在する。その場合、動液圧減速
機の作業空間及び流入導管30への送入は接続管14及び20の連結により行わ
れ、貯蔵装置との連結、特に接続管19と14間の連結は中断されている。貯蔵
装置からは、調整状態の達成に必要な作動媒だけが動液圧減速機5に供給される
。この調整状態又は当調整状態の始まりは、制御刳り抜き部57内の接続管16
と14間に於ける制御エッジ64と対応の制御エッジとの被覆が特徴になってい
る。さらに、調整状態の範囲は図4dに描かれた制御ピストン桿49の位置によ
って限定することができる。動液圧減速機5の充填過程は、制御ピストン桿49
が軸方向に、それも制御ピストン面50に作用する制御圧Prの方向に移動する
ことを特徴としているが、一方調整状態に於いては制御ピストン桿49は制御圧
Prの作用とは逆の軸方向に移動する。調整状態の範囲を示す両限界位置は図4
c及び4dに描かれている。図4dに描かれている第二の限界位置又は調整位置
の特徴は、制御ピストン桿49の制御エッジが最終位置を占めていて、その場合
に放出導管が接続導管21、延いては動液圧減速機の流出導管32と連結してい
る点である。しかし調整状態の全体について言えば、作動媒は動液圧減速機5の
流出導管32から導管21、接続管18を経由して冷却装置へ送られ、冷却装置
通過後は導管又は接続管14及び20を通って新たに動液圧減速機の流入導管3
0へ入って循環する。さらに、調整状態到達後しばらくすると、伝動部3の潤滑
剤導管15への作動媒供給が行われる。
【0036】 例えば図1a〜1cに描かれているように、比例弁70を通じて調整される制
御圧Prによって制御される、特に圧力計器10の形態を取る制御装置8は、動
液圧減速機5を然るべき機能状態に設定するため、個々の切り取り部分導管と個
々の導管とを然るべき方法で連結させることができる。そのほか、共同利用され
る潤滑剤、作動媒供給システムには、制御装置8との共同作用で当システムの特
定機能を優先的に果たす装置が備えられている。
【0037】 この装置は達成すべき課題に応じて様々なコンセプトで構成することができる
。図1a〜1cでは、減速作動の間に、即ち「充填」機能状態又は調整状態の間
に伝動部3の潤滑油供給過程が停止することのないように、バルブVLB1、V
LB2及びR5が配置されている。油だめ6、導管14間のメインの結合導管に
配置されているバルブ装置VLB2は圧力制限弁である。潤滑油導管と主導管1
3との間の結合導管に配置されているバルブ装置VLB1は減圧弁の形態を取っ
ている。バルブ装置R5は逆止め弁として構成されている。潤滑油導管15内の
圧力が一定水準以下に低下した場合、バルブ装置VLB1、即ち減圧弁が主導管
13、延いては作動媒供給源を潤滑剤導管15と連結させる。その場合動液圧減
速機5は作動媒の供給に関してはバイパスルートによることになる。その時動液
圧減速機がどのような機能状態であるかは大きな問題ではない。主導管13から
VLB1を通じて潤滑剤導管15へ所要量の潤滑油が流れるようにするため、バ
ルブ装置VLB2は圧力を少し滞留させることができるようになっている。
【0038】 図1a〜1cに基づく、バルブ装置VLB1及びVLB2付属タイプの場合、
減速機作動中では伝動部の潤滑剤システムに於いては常に一定の圧力が保証され
るが、図5には伝動部3の潤滑剤システムへの供給について別な可能性が示され
ている。それによれば、絞り装置又はバネ装置で調整し得る一定量のオイルが、
支配的圧力状況の如何に関係なく量調整器により潤滑剤システム15へ供給され
る。その場合はバルブ装置VLB1及びVLB2の代りにバルブ装置VLBが使
用される。
【0039】 図1dには、減速機充填のあいだ伝動部3のオイリングが保証されるような作
動媒、潤滑剤供給システム4を提供する構造設計として別な可能性が示されてい
る。しかし減速機5や伝動部3などシステム全体の基本構造は、バルブ装置VL
B1及びVLB2を除き図1a〜1cの場合に一致しているので、同じ素子には
同一の記号を用いてある。その場合、絞り装置D8又はそれに代るバネ装置によ
って調整可能な最小限の潤滑剤供給量は、その時の圧力に関わりなく潤滑剤供給
システム15に於いて保証される。この機能の実現には、さらに逆止め弁R6も
設置されている。動液圧減速機5に対する所期の機能状態を実現するための制御
装置8、特に圧力計器10による目標値の予備設定又は圧力形態の目標値信号の
制定のため、絞り装置D8及び逆止め弁R6が潤滑剤供給導管15と比例弁70
からの結合導管8との間の結合導管100に設置されている。この配置によると
、減速機作動時にのみこの仕掛けが働き、従って運転駆動時に冷却油がなくなっ
てしまうことはなく、それが利点である。さらには、図1に描かれた構成が非常
に低コストで実現できるという可能性もある。
【0040】 動液圧作動素子、特に減速機5の圧力制御は、減速機作動時では伝動部のオイ
リングが直接油だめ6から行われるように設定されている。それは、そこから最
も温度の低い作動媒が提供されるからである。作動媒は作動媒供給源6から減速
機制御装置へ送られる。その場合微量は漏洩部のバランス成分として枝分かれす
るが、主要成分は伝動部3のオイリング装置15に供給される。
【0041】 特に圧力計器の形態を取る制御装置及びこれと連結した、又は構成ユニット内
に統合されたバルブ装置は、制御刳り抜き部で形成される空間、制御ピストン桿
の制御エッジ及び接続管との配置関係に関しては様々な形態を取ることが可能で
ある。但し、動液圧作動素子の制御に於いて四つの基本機能状態が満たされると
いうことがポイントになる。その場合少なくとも調整状態では段階的に、好まし
くは無段方式で個々の基本機能状態間の切替ができるものとする。
【0042】 図6及び7は、圧力計器10の切断面を基にして、例えばVLB1及びVLB
2など個々のバルブ装置及び量調整器VLBの制御刳り抜き部57に於ける配置
可能性を示したものである。図6aは圧力計器10の切断面を基にして、制御刳
り抜き部57に於けるバルブ装置VLB1及びVLB2の配置を描いたものであ
るが、図6bでは制御刳り抜き部57に於ける量調整器VLBの配置のほか、二
構成部から成る制御ピストン桿49の形態が描かれている。
【0043】 それに対して、図7aは図6aに対応した形で、制御ピストン桿49に於ける
逆止め弁R1、R2及びR5の配置を、図7bは図6bに対応した形で、制御ピ
ストン桿49の形態を示したものである。この配置は、図1に描かれた態様を基
準として、逆止め弁装置が導管横断面に対して影響を及ぼし得るようになされる
。即ち、これは対応の導管に適合するように配置されている。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明に基づく動液圧作動素子用制御装置の付属する潤滑剤、作動媒供給シス
テムの断面図
【図1b】 本発明に基づく動液圧作動素子用制御装置の付属する潤滑剤、作動媒供給シス
テムの断面図
【図1c】 本発明に基づく動液圧作動素子用制御装置の付属する潤滑剤、作動媒供給シス
テムの断面図
【図1d】 本発明に基づく動液圧作動素子用制御装置の付属する潤滑剤、作動媒供給シス
テムの断面図
【図2】 本発明に基づく制御装置の一般的構成図
【図3】 本発明に基づき構成された圧力計器形態の制御装置
【図4】 図1a〜1cに描かれた動液圧作動素子の機能状態に於ける、図3に基づく圧
力計器に於ける制御ピストン桿の調整状態
【図5】 量調整装置付き潤滑剤、作動媒供給システム
【図6a】 潤滑剤の常時供給の実現に必要なバルブ装置の配置を含む、それぞれ異なった
形態の制御ピストン桿を持つ圧力計器の断面図
【図6b】 潤滑剤の常時供給の実現に必要なバルブ装置の配置を含む、それぞれ異なった
形態の制御ピストン桿を持つ圧力計器の断面図
【図7a】 貯蔵装置と圧力計器との間又は貯蔵装置と潤滑剤供給導管との間の結合導管に
統合されたバルブ装置の配置を含む、それぞれ異なった形態の圧力計器の断面図
【図7b】 貯蔵装置と圧力計器との間又は貯蔵装置と潤滑剤供給導管との間の結合導管に
統合されたバルブ装置の配置を含む、それぞれ異なった形態の圧力計器の断面図
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月3日(2001.4.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルコ トネアット ドイツ連邦共和国 ディ−89518 ハイデ ンハイム, イゲラウアーシュトラッセ 67 Fターム(参考) 3H086 AA25 AF02 AF04 AF07 3J552 MA06 NA01 PA61 PA65 QA13B QA41B QA42A QA45A VA58W 【要約の続き】 の圧力を少なくとも間接的に特徴付ける量に依存して出 力するということが特徴になっている。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動液圧作動素子(2)の機能状態を少なくとも間接的に特徴
    付ける量についての目標値を、共同配置された潤滑剤、作動媒供給システム(4
    )に所属する − 動液圧作動素子(2)への作動媒供給に対する調整装置の制
    御のための − 制御装置(8)の入力値として、動液圧作動素子(2)の少な
    くとも三つの基本機能状態が調整できるように設定できるということ、しかも基
    本機能状態では伝動部(3)潤滑剤システムへの供給体制も補助的に調整でき、
    その場合調整装置運転のための調整値は、動液圧作動素子の機能状態を少なくと
    も間接的に特徴付ける量の目標値から、動液圧作動素子(2)の流出導管(32
    )内の圧力を少なくとも間接的に特徴付ける量に依存して出力することを特徴と
    する、少なくとも一つの伝動部(3)と − 少なくとも一つの作動媒供給源(
    6)、冷却装置(11)、貯蔵装置を有し、作動部、伝動部の双方に共同配置さ
    れた − 潤滑剤、作動媒供給システム(4)とを擁する動力ユニット内に設置
    された − 互に組み合わさって、少なくとも一つの流入導管(30)と流出導
    管(32)の配置された一つのトーラス形作業空間を構成している − 少なく
    とも二つの羽根車を持つ動液圧作動素子(2)の制御方法。
  2. 【請求項2】 2.1動液圧作動素子(2)の第一基本機能状態では、作動
    媒が作動媒供給源(6)から冷却装置(11)を通って伝動部の潤滑剤接続管(
    15)に供給されること、 2.2動液圧作動素子(2)の第二基本機能状態では、作動媒が貯蔵装置(2
    7)及び作動媒供給源(6)から動液圧作動素子(2)の作業空間に供給され、
    その後閉鎖循環をして、作動媒の一部が作業空間から冷却装置(11)を通って
    再び作業空間に導かれること、 2.3第三基本機能状態では、流出導管(32)内に於ける作業空間からの圧
    力が変更可能なように調整でき、動液圧作動素子(2)の作業空間に貯蔵装置(
    27)及び作動媒供給源(6)から作動媒が供給され、閉鎖循環に於いて作動媒
    が作業空間から冷却装置(11)を通って再び作業空間に戻されることを特徴と
    する、請求項1に記載の動液圧作動素子の制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも第三基本機能状態に於いては流出導管(32)内
    から作業空間へかけての圧力変更が無段調整できることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の動液圧作動素子の制御方法
  4. 【請求項4】 個別機能状態間の切替が無段調整できることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の動液圧作動素子の制御方法。
  5. 【請求項5】 動液圧作動素子(2)への作動媒の供給が、主として、伝動
    部(3)への潤滑剤の供給の前に行われることを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の動液圧作動素子の制御方法。
  6. 【請求項6】 6.1 目標機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量に
    ついての少なくとも一つの入力部を、及び複数の出力部を有していること、 6.2 その出力部が動液圧作動素子の流入導管及び/又は流出導管(30、3
    2)に作用する機素と、及び/又は伝動部(3)の潤滑剤供給システム(9)の
    導管(15)と連結しており、 少なくとも一つの伝動部(3)と − 少なくとも一つの作動媒供給源(6)、
    冷却装置(11)、貯蔵装置(27)を有し、作動部、伝動部の双方に配置され
    た − 潤滑剤、作動媒供給システム(4)とを擁する動力ユニット(1)内に
    設置された − 互に組み合わさって一つのトーラス形作業空間を構成する −
    少なくとも二つの羽根車及び一つの流入導管(30)と流出導管(32)を持
    つ動液圧作動素子(2)の機能状態に影響を与えるための共同使用されることを
    特徴とする動液圧作動素子の制御装置。
  7. 【請求項7】 作動媒供給源(6)からの流入に作用を与えるために、及び
    /又は動液圧作動素子(2)からの閉鎖循環に於ける作動媒の循環を実現するた
    めに追加補充機素が装備されていることを特徴とする、請求項6に記載の動液圧
    作動素子の制御装置。
  8. 【請求項8】 8.1制御装置(8)が圧力計器(10)を有していること
    8.2その圧力計器(10)が少なくとも一つの制御刳り抜き部(57)を有し
    ていること、 8.3その制御刳り抜き部(57)が少なくとも下記接続管、即ち − 動液圧作動素子(2)の流入導管(30) − 動液圧作動素子(2)の流出導管(32) − 潤滑剤供給導管(15) − 作動媒供給源(6) と少なくとも間接的に連結していること、 8.4 さらに、圧力計器(10)が − 接続管との連結が少なくとも部分的
    に開放及び/又は遮断されている状態で制御刳り抜き部(57)内を誘導できて
    、目標機能状態を少なくとも間接的に特徴付ける量に少なくとも比例する圧縮力
    と動液圧作動素子(2)の流出導管(32)内の圧力によって特徴付けられる対
    向力の衝撃を受け、その移動によって力の平衡をもたらすという − 制御ピス
    トン桿(49)を少なくとも一つ有していること を特徴とする、請求項6又は7に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  9. 【請求項9】 制御刳り抜き部(57)が次の接続管、即ち − 動液圧作動素子(2)の作業空間に配置され、流体閉鎖循環(33)を形成
    している導管(18、14) と連結していることを特徴とする、請求項8に基づく制御装置
  10. 【請求項10】 10.1 出力部が接続管(20、19、14、16)に
    よって形成されていること、 10.2 動液圧作動素子(2)の流入導管及び/又は流出導管(30、32)
    に、及び/又は潤滑剤供給システム(9)の導管(15)に、及び/又は作動媒
    供給源(6)に作用する機素が圧力計器(10)によって形成されるということ
    を特徴とする、請求項8又は9のいずれか1項に記載の動液圧作動素子の制御装
    置。
  11. 【請求項11】 動液圧作動素子(2)の機能状態を少なくとも間接的に表
    わす、制御ピストン桿(49)のピストン面に作用する圧縮力形成のための油圧
    接続管からの量の加工処理用として圧力計器(10)に入力部が形成されている
    ことを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の動液圧作動素子の制
    御装置。
  12. 【請求項12】 圧力計器(10)の入力部が目標機能状態の予備設定用装
    置としての比例弁(70)と連結していることを特徴とする、請求項11に記載
    の動液圧作動素子の制御装置。
  13. 【請求項13】 目標機能状態の予備設定のため、制御ピストン桿(49)
    が電磁的生成力の衝撃を受け得ることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか
    1項に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  14. 【請求項14】 目標機能状態の予備設定のため、制御ピストン桿(49)
    が機械的生成力の衝撃を受け得ることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか
    1項に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  15. 【請求項15】 制御ピストン桿(49)が、互に結合固定し得る少なくと
    も二つの部分素子(49.1、49.2)を持っていることを特徴とする、請求
    項8〜14のいずれか1項に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  16. 【請求項16】 伝動部(3)へ潤滑剤を連続的に供給するための機素が、
    圧力計器(10)の制御刳り抜き部(57)内に配置されているバルブ装置を有
    していることを特徴とする、請求項8〜15のいずれか1項に記載の動液圧作動
    素子の制御装置。
  17. 【請求項17】 潤滑剤の連続的供給を実現するために、制御刳り抜き部(
    57)内での潤滑剤供給導管(15)の接続部と動液圧作動素子(2)の流入導
    管(30)との間に少なくとも一つの量調整弁(VLB)が設置されていること
    を特徴とする、請求項16に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  18. 【請求項18】 潤滑剤の連続的供給を実現するために、制御刳り抜き部(
    57)内に圧力に依存して作動する少なくとも二つのバルブ装置(VLB1、V
    LB2)が設置されていて、第一バルブ装置(VLB1)により作動媒供給源(
    6)と動液圧作動素子(2)の流入導管(30)との連結が、及び第二バルブ装
    置(VLB2)により作動媒供給源(6)と伝動部(3)の潤滑剤供給システム
    (9)との連結が行われることを特徴とする、請求項16に記載の動液圧作動素
    子の制御装置。
  19. 【請求項19】 19.1圧力計器が、貯蔵装置と結合していて、制御ピス
    トン桿(49)の移動により動液圧作動素子(2)の流入導管(30)と連結す
    ることのできる接続管(19)を有していること、 19.2接続管(19)に、動液圧作動素子からの作動媒の逆流防止のためのバ
    ルブ装置(R2)が設置されていること を特徴とする、貯蔵装置(27)を持つ動力システムのための、請求項8〜18
    のいずれか1項に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  20. 【請求項20】 20.1貯蔵装置(27)が潤滑剤供給導管(15)と結
    合していて、結合導管内に貯蔵装置から潤滑剤供給導管(15)への液移動防止
    のための機素が設置されていること、 20.2 機素が二つの逆止め弁装置(R1、R5)を持っていることを特徴と
    する、請求項19に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  21. 【請求項21】 バルブ装置(R2)と逆止め弁装置(R1、R5)が圧力
    計器(10)の制御刳り抜き部(57)内に設置されていることを特徴とする、
    請求項20に記載の動液圧作動素子の制御装置。
  22. 【請求項22】 潤滑剤の連続供給を実現するための、圧力に依存して作動
    する二つのバルブ装置(VLB1、VLB2)及び/又は制御刳り抜き部(57
    )内に配置できる逆止め弁装置(R1、R5)及びバルブ装置(R2)がそれぞ
    れバルブ構成ユニットに統合されていることを特徴とする、請求項18又は21
    のいずれか1項に記載の動液圧作動素子の制御装置。
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