JP2002537114A - ローラーバイブレーター - Google Patents

ローラーバイブレーター

Info

Publication number
JP2002537114A
JP2002537114A JP2000600784A JP2000600784A JP2002537114A JP 2002537114 A JP2002537114 A JP 2002537114A JP 2000600784 A JP2000600784 A JP 2000600784A JP 2000600784 A JP2000600784 A JP 2000600784A JP 2002537114 A JP2002537114 A JP 2002537114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
wall
passage
roller
roller vibrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000600784A
Other languages
English (en)
Inventor
クロッガー.ディエトリック
Original Assignee
ネッター.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネッター.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング filed Critical ネッター.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング
Publication of JP2002537114A publication Critical patent/JP2002537114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/18Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency wherein the vibrator is actuated by pressure fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 圧縮空気運転されるローラーバイブレーターにおいて、ローラー状に構成されたローター(20)を駆動するために、圧縮空気が、軌道輪(14)の後方に存在していて複数の周面個所における循環する圧縮空気供給通路(24)から圧縮空気流出ノズルを介して軌道輪(14)を通ってローター室(18)内に吹き込まれる。しかし、排気は、従来の構成におけるように、ハウジング端面側を介して排出されるのではなく、端面側における通路あるいは軌道輪(14)における開口部を介して、ハウジング(2)と軌道輪(14)との間で圧縮空気供給通路(24)に対して平行に配置されている環状通路に供給される。このような環状通路の拡張部(36)から、排気は横孔(38)内に集められ、かつハウジングの軸線(8)に対して垂直な一平面内で延びていてかつ装置の組立て面に対して垂直にこの組立て面とは反対の側から開口する排気流出開口部(34)に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特許請求の範囲第1項の上位概念に記載されたローラーバイブレー
ターに関する。
【0002】 ここで述べられた形式のローラーバイブレーターは、装置軸線に対して回転対
称的な内室内で、その回転軸線に対していくらか相応して回転対称的に形成され
たローター本体が圧力流体によって励起される装置であり、前記のローター本体
は、このローター本体が内室の外壁上を転動するので、ローター本体の回転軸線
で以って装置軸線に対して平行に自由に回転する装置の内室より小さい直径を有
しており、この場合、ローター本体の回転軸線あるいは重力軸線が装置軸線を中
心にした円を描き、この円の直径にローター重量を乗じて装置の作業モーメント
になる。
【0003】 回転体としてのローラーを有するバイブレーター、いわゆるローラーバイブレ
ーターは、圧力流体要求が小さい場合に、ローターとして回転する球を有してい
同様に普通の球バイブレーターより高い力を発生する。ローラーバイブレーター
は、比較的高い効率が求められている場合に、球バイブレーターより目的を達す
る。
【0004】 このような記載の枠内で、回転対称的に形成されていてかつほぼ円筒状である
ローターについて言うと、純粋な球バイブレーターと異なりその基本形状におい
て少なくとも円筒状であるローターを意味する。円筒体表面の理想形状からそれ
るローターを有する装置も本発明の中に入れられる。要するに、このようなロー
ターは一方あるいは他方の底部からその外壁面においてたとえば環状の溝を有し
ており、さらに前記のローターは、軽く球形であることもでき、あるいはたとえ
ば隆起された走行面を備えている。しかしながら、実際にはローターは概ね真の
円筒状の表面を有しており、それというのも、ローターが、相応して形成された
走行面に連続して当接する変化される直径によって、必然的に摩擦を発生するの
で走行面上での純粋な転動特性をもはや有していないからである。他面では、所
定の走行面上でのローターの連続する当接は流れ技術的な理由から必要であるか
もしれない。
【0005】 このような記載の意味においてローラー状のローターは、必然的に細長い形状
を有している必要はなく、このローターは、むしろ、その円筒体軸線の長さに比
べて非常に長い直径を有して円板状に構成されていることができる。ローターは
内実体である必要もなく、このローターは、むしろ円筒状のリングとして構成さ
れていることもできる。
【0006】 ローラーバイブレーターは、その基本的な構成において、アメリカ合衆国特許
第3365964号明細書に記載されている。ここにおいて示されたバイブレー
ターは、円筒状の内室およびローターとしての円筒状のリングを有している。リ
ングの内室を通り抜けて、ねじによってハウジングカバーがハウジング外壁にね
じ結合されている。ねじの周りのスペースブッシュは、ローターが締め付けられ
ることを阻止する。圧力流体の供給は、ハウジング内側面の一つの個所において
のみ行われ、しかも急勾配の接線成分を有する方向で行われる。このような方向
は、ローターの回転方向を決定する。流体流出開口部は、回転方向で見て約27
0°後方に配置されており、かつやはり再び急勾配の接線方向でローター室を離
れる。
【0007】 そうしている間に、このようなローラーバイブレーターは、ローター室に圧縮
空気が一つの個所においてだけでなく、複数の個所において周面にわたって分配
されて供給されるように改良される。これを実現するために、ハウジング内に軌
道輪が入れられており、この軌道輪は、環状の圧縮空気供給通路によって取り囲
まれており、この圧縮空気供給通路から複数の圧縮空気ノズルが軌道輪を通って
ほぼ接線方向でローター室に開口している。このようなローラーバイブレーター
は、ネッター(Netter)有限会社、マインツ(Mainz)−カステル(
Kastel)から系列名称Rで販売される。複数の圧縮空気供給個所を備えた
ローラーバイブレーターの構成は、比較的高い振動数および遠心力を発生させる
ことができるので、圧力媒体の良好な利用を可能にする。複数の空気吹き込み個
所によって制約されて、周面的にずらされたただ1つの個所における作業空気の
排出の本来の原理を同様に離れなければならない。それ故に、前述のローラーバ
イブレーターにおいては、空気が装置の端面側のハウジングカバーを介して排出
される。ハウジングカバーの内側には、複数の半径方向の溝が設けられており、
これらの溝は、その端部面によってハウジングカバーの端面に当接するローター
のあらゆる段階において、排気が端面カバーにおける中央の流出開口部へ到達す
ることができるということを保証する。
【0008】 排気流出開口部には、排気が接続されたホースを介して他の仕方て排出されな
いようにする場合に、しばしば直接的な空気流出のための消音器が取り付けられ
る。規格の接続ねじ山にねじ込まれるこのような従来の消音器は、たとえばプラ
スチックあるいは焼結金属からなっている。経験により、たとえばねじ込まれた
消音器は規定された運転時間の後に壊れてしまうので、軸方向の空気出口を備え
たローラーバイブレーターが妨害を受けやすいということが示されている。
【0009】 本発明の課題は、周面にわたって分配された複数の圧縮空気吹き込み個所を備
えたローラーバイブレーターを作業上安全に構成することにある。有利な構成の
枠内での付加的な課題は、ローラーバイブレーターの摩耗特性をも改良すること
にある。
【0010】 原則的な課題は、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載された特徴によって
解決される。
【0011】 排気流出開口部がバイブレーターの端面カバーに設けられるのではなく、すで
にアメリカ合衆国特許第3365964号明細書に示す第1の装置の場合におけ
るようにハウジング外壁に、しかも有利にはバイブレーターの組立て面に対して
垂直な流出方向を有して設けられていると、ねじ込まれた消音器および類概念に
よるローラーバイブレーターにおける接続導管の破損特性が著しく改善されるこ
とができるということが明らかである。装置構造において特別な流れ技術的な考
慮を全くする必要がない限りでは、アメリカ合衆国特許第3365964号明細
書から明らかなように、いずれにせよ排気開口部が流入開口部に対して平行に案
内されかつ両方の開口部がアプローチの理由から合目的的に組立て面とは反対の
側に設けられるので、このような配置は、当時の装置において既に設けられてい
る。しかしながら、ローラーバイブレーターの更なる改良によって、別の理由か
ら本来意味のあるこのような配置とは異なる。
【0012】 本発明による第1の構成の場合には、環状の圧縮空気供給通路および周面にわ
たって分配された複数の圧縮空気供給ノズルを有するローラーバイブレーターの
ためにも、排気排出導管は装置の端壁もしくは端面カバーを介して維持されたま
まである。このような構成の場合には、ハウジング内の排気を集めるために循環
する環状通路が設けられており、これら環状通路によって、排気は端面における
溝から半径方向で外方へ排出され、かつ公知の装置におけるように中央の点まで
半径方向で内方へ排出されない。それ故に、それぞれのハウジング端部の範囲に
は排気環状通路が設けられており、この排気環状通路は、その幅において少なく
とも部分的に軌道輪の端部を越えて延びており、したがって排気環状通路はこの
ような範囲においてハウジングカバーの端面における半径方向通路と連通するこ
とができる。
【0013】 しかし、本発明の本質的な点は、ハウジングからの排気の最終的な排出が、ハ
ウジング外壁から半径方向で外方へ行われることである。この目的のために、以
下に述べられる構成の場合でも同様にこの場合に、環状通路が、合目的的に一致
して少なくとも1つの個所において外方へハウジング外壁内に、たとえば転削に
よって拡張されている。この場合、環状通路のこのような一致する拡張部は、ハ
ウジング外壁における軸平行の横孔によって互いに接続されており、さらにこの
横孔から排気流出開口部が半径方向で外方へ延びている。方形の横断面を有する
ハウジング外壁の場合には、角隅において円形状のローター室のいずれにせよ外
側に材料範囲を有しており、この材料範囲内に環状通路が拡張されることができ
る。このような拡張部は、軸平行の横孔が環状の圧縮空気供給通路に接触しない
ために有利である。
【0014】 ローター室の端面における排気の排出のために、ハウジングカバーの端面にお
いて必ずしも連続する半径方向の溝が設けられている必要はない。所望の流れ特
性に応じて、端面における排気開口部がこの端面の周面に沿ってのみ設けられて
いるということが意味のあることである。この場合、このような排気開口部は、
時々、ローターによって被われる。端面カバーの内側におけるこのような開口部
は、端面カバーの周面において開口するアングル通路として合目的的にさらに案
内されている。この場合、所属の環状通路は、この環状通路が、ねじ結合された
あるいは他の仕方で組み込まれた端面カバーの場合に、この端面カバーの外周面
をハウジング外壁の内壁におけるたとえば溝として取り囲むように配置されてい
る。しかし、このような構成は製造技術的に恐らく不経済であり、それ故に、こ
のような構成は、別の理由を述べないと有利にはならない。
【0015】 処で、立ち入った試みの枠内で、周面にわたって分配された複数の空気吹き込
み個所を有するローラーバイブレーターの場合にも、しかもそのローターが細長
い円筒状より円板状に構成されている形式のローラーバイブレーターの場合に、
従来では一般的であったように、排気が必ずしもローラー室の端面を越えて排出
される必要はないということが確認された。満足させる作業結果は、排気が半径
方向で軌道輪によって、しかも同様に複数の個所において周面にわたって分配さ
れて排出される場合にも、驚くべき形式で達成される。
【0016】 ほぼ円板状のローラーを有するローラーバイブレーターに場合には、一般的に
ただ1つの環状の圧縮空気供給通路が設けられており、この圧縮空気供給通路は
ローターの端部面の間でほぼ中心に設けられている。このような場合には、この
ような構成においても排気通路−配置の循環する環状通路がローターもしくはロ
ーター室の端面側の端部の近くに、しかも環状通路のそれぞれの角隅に設けられ
ていると有利である。排気を良好に回避することができ、かつ供給された圧縮空
気の膨張をあまりにも強く妨害しないということが重要である。換言すれば、十
分な圧力低下が維持されたままである必要がある。このような理由から、対角線
上で向かい合う2つだけの流出ノズルを有する圧縮空気供給通路を備えたこのよ
うな構成の場合に、ローター室のそれぞれの角隅に少なくとも4つの、しかも有
利には周面にわたって均一に分配された6つの排気−流出開口部が設けられてお
り、これらの排気−流出開口部が軌道輪を通って環状通路のそれぞれ1つに案内
されることが有利であること判明した。
【0017】 装置のこのような構成の場合に、環状通路は、ハウジング外壁の内側面に、し
かし軌道輪の外側面にも一体成形されていることができる。この場合、循環する
圧縮空気供給通路が相応してハウジング外壁あるいは軌道輪において中央に一体
成形されると有利である。
【0018】 環状通路の互いの接続は、このような構成においても、詳しく上述されたよう
に、拡張部および軸方向の横孔によって行われることができる。
【0019】 排気の軌道輪を通った排出は、ローター室の端面が、すなわちハウジング端壁
もしくはこのハウジング端壁に代えられたハウジングカバーの内側面が、耐摩耗
性の円板を備えられることができ、この円板が、ローターの先行する端部面に比
較的大きな抵抗を与え、かつ装置の比較的高い耐用寿命を招くという更に決定的
な利点を提供する。さらに、このような摩耗円板は、必要な場合に簡単に交換さ
れることができる。ローラー室の端面側を介する排気案内の場合には、交換可能
な摩耗円板の配置は不可能である。
【0020】 円筒外套形状の交換可能な軌道輪において、いずれにせよローター室の端部に
設けられるであろう排気開口部は、この排気開口部が軌道輪の外側面において孔
として簡単に生ぜしめられる場合に、簡単な形式で軌道輪の端部縁において生ぜ
しめられる。
【0021】 排気を軌道輪における開口部を介して半径方向で排出する場合には、更なる製
造技術的な簡略化が可能である。この場合、ローター室の一方の端部においてだ
け、解離可能なハウジングカバーが設けられるので、直ちにハウジング外壁およ
びハウジング端壁が一体の構成部材として構成されることが可能である。このよ
うな構成形式は、軌道輪が鉢状に片側で閉鎖されて構成されるので、軌道輪にも
拡げることができる。全体の構成部材は、耐摩耗性の材料から形成されているこ
とができる。この場合、アプローチできる端面側においてハウジングカバーは耐
摩耗性の材料から成る相応する円板によってなお被われることができる。
【0022】 記載されたローラーバイブレーターは、特にねじ締めされた消音器および導管
に関して妨害受けやすさを著しく減少させるだけでなく、比較的高い耐用寿命を
導く耐摩耗性の内部装備も可能にし、この場合、さらに摩耗部材は簡単に交換さ
れることができる。
【0023】 本発明によるローラーバイブレーターの実施例を、添付された図面を参照にし
て以下になお付加的に説明する。
【0024】 まず第一に図1および図4を引用する。ここに示されたローラーバイブレータ
ーは、ハウジング外壁2を備えたハウジングを有しており、前記のハウジング外
壁は、その一方の側に組立て面4を備えている。この組立て面は、フランジ状に
形成されており、かつ(図示されない)固定ねじのための孔6を有している。ハ
ウジング外壁は、その軸線8の周りにほぼ円筒状の内室を有している。この内室
は、端面側において、ねじ山を備えたハウジングカバー10によって閉鎖可能で
あり、これらハウジングカバーのうち図4においては1つだけが示されている。
ハウジングカバー10は、ねじ工具のための係合孔12を有している。ハウジン
グの内室には、円筒リング状の軌道輪14が配置されており、この軌道輪の端面
に対してハウジングカバー10がねじ結合されている。ハウジングカバー10の
内側の端面16と軌道輪14の内側表面とが、円筒状のローター室18を制限し
ており、このローター室内に、円筒状のほぼ円板状に形成されたローター20が
配置されており、このローターの対称軸線もしくは円筒体軸線が符号22で示さ
れている。ローター20の直径は、軌道輪14の内径より小さい。
【0025】 図2および図4から明らかなように、ハウジング外壁2の内側表面には、同軸
的な環状の溝が一体成形されており、これら溝のうち中央が圧縮空気供給通路2
4であり、これに対して両方の外側の溝は、排気通路−配置に属している環状通
路26である。図2から明らかなように、圧縮空気供給通路24は圧縮空気流入
開口部28と接続されている(図1)。特に図4から明らかなように、軌道輪1
4は圧縮空気供給通路24を完全に被っている。処で、軌道輪14には、対角線
上で向かい合う2つの圧縮空気流出ノズル30が一体成形されており、これらの
圧縮空気流出ノズルは、急勾配の接線の方向成分を有してローター内室18内に
開口している。圧縮空気を吹き込むことによって、ローター20が運動し、かつ
軌道輪14の内周面上を転動し、この場合、ローターの固有の対称軸線22は、
ハウジング外壁2の軸線8を中心にして円軌道を描く。これによって揺動モーメ
ントが生ぜしめられる。
【0026】 しかも、吹き込まれる圧縮空気は、ローター20を運動維持する圧力低下を保
証するために再び排出されなければならない。
【0027】 図1から図5の実施例の場合には、ハウジングカバー10の内側の端面16に
半径方向の溝32が一体成形されている。ローター20は、ハウジングカバー1
0の端面16全体を決して同時に被わないので、空気は常に、半径方向の溝32
に入る機会を有しており、前記の溝は、それら半径方向外側に位置する端部にお
いて環状通路26と連通している。それ故に、環状通路26は、これら環状通路
が軸方向の幅において少なくとも部分的に軌道輪14を越えて延びているように
配置されている。処で、環状通路26自体は、以下になお記載される方法および
形式で排気流出開口部34と接続されており、前記の排気流出開口部は、ハウジ
ング外壁2から外方へ延びており、しかも、ハウジング外壁の軸線8に対して垂
直に延びる一平面において、および組立て面4に対して垂直の方向において延び
ている。さらに、排気流出開口部34は、ハウジングの、組立て面4とは反対の
側に位置しており、かつ圧縮空気流入開口部28に対して平行に延びている。
【0028】 環状通路26から排気を排出するために、この環状通路自体がハウジング外壁
2の上方角隅の1つに拡張部36を備えており、前記拡張部は、円弧状の転削部
として環状通路26の底部からハウジング外壁2に一体成形されていることがで
きる。これに関して、特に図3も参照にされたい。図1に関する限りでは、拡張
部36は破断面E−F内には位置しておらず、この破断面の前方および後方に認
めることができる。必ずしも正確でない描出は図解理由からのみ生じる。処で、
拡張部36は、横孔38によって互いに接続されている。このような横孔の開い
ている端部40は、たいていは閉鎖されており、しかし特別な場合には排気流出
部としても使用されることができる。しかし、排気流出開口部34は、既に上述
したように機能的に正しく配置されている。排気流出開口部は、この排気流出開
口部がその内側端部で以って横孔38と連通するように位置している。
【0029】 図6には、ローラーバイブレーターの別の実施例が軸方向断面図で示されてい
る。ここには、排気通路配置の一部分として環状通路42が設けられており、こ
の環状通路は、確かに同様に圧縮空気供給通路24の両側で大体においてロータ
ー室18の端面側の端部に配置されているが、しかし、環状通路がここでは符号
44によって示されている軌道輪の完全に後ろに存在するようにハウジング外壁
2に一体成形されている。軌道輪44は、このような実施例においては複数の開
口部46を有しており、これらの開口部は、ローター室18を環状通路42と接
続させる。これに対しては図7も参照にせよ。それ故に、このような実施例の場
合に、排気は、ハウジングカバーにおける溝を通って半径方向で外方へ案内され
るのではなく、軌道輪の内周面の端面側領域から直接に、この軌道輪を取り囲む
環状通路内に案内される。
【0030】 このような実施例は、ハウジングカバー10の内側端面に特別な交換可能な閉
鎖円板48が配置されることができるという付加的に著しい利点を有している。
さらに、このような実施例は、ハウジング外壁2の一方の端部が、一体成形され
たハウジング端壁50を備えているという簡単な可能性を与えており、従って、
反対側の端部において1つのハウジングカバー10しか必要ではない。ハウジン
グ端壁50も、その内側の端面において閉鎖円板48を備えることができる。
【0031】 図8によるローラーバイブレーターの実施例は、大体において、ここでは符号
52によって示されている圧縮空気供給通路およびここでは符号54によって示
されている排気のための環状通路が、ハウジング外壁2においてではなく、ここ
では符号56によって示されている軌道輪において直接に一体成形されているこ
とによって、図6および図7によるローラーバイブレーターと異なっている。こ
のような軌道輪56は、実施例においてさらに、一体成形された端面58を有し
て鉢状に形成されており、この端面は、一体成形されたハウジング端壁50に当
て付けられる。鉢状に構成された軌道輪56は、やはり鉢状に構成されたハウジ
ング外壁内に簡単に嵌め込まれることができ、このハウジング外壁は、次いでハ
ウジングカバー10によってのみ閉鎖されることができる。ここにおいて、鉢状
の軌道輪56の転削部内において、開いている側に閉鎖円板60が入れられてお
り、この閉鎖円板は、合目的的に軌道輪56と同じ材料から成っており、この場
合、このような両方の部材はハウジングの内側の端面を形成する。
【0032】 図6の実施例において、軌道輪44における開口部46は、図9において示さ
れているように、軌道輪44における縁側の湾曲部62として構成されているこ
ともできる。
【0033】 さらに、図4に示す実施例の変化実施例では、図10において示されているよ
うに、ハウジングカバー10が、溝の代わりにその端面においてその外側の周面
範囲にアングル状通路66を有しているようにすることができる。この場合、環
状通路26は、この環状通路がハウジングカバー10の周面範囲において前記の
アングル状通路と連通することができるように配置されている。種々異なる実施
例との関連において記載された構造特徴は、このために記載された実施例に限定
されるのではなく、適当な形式で他の仕方で組み合わされることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ローラーバイブレーターを、図2における破断面E−Fに沿って破断した半径
方向断面図である。
【図2】 図1によるローラーバイブレーターのハウジング外壁を、図1における破断面
C−Dに沿って破断した軸方向断面図である。
【図3】 図1によるローラーバイブレーターのハウジング外壁を、図1における破断面
A−Bに沿って破断したずらされた軸方向断面図である。
【図4】 ローターが平面図で可視可能であり、かつハウジングカバーが省略されている
場合の、図1によるローラーバイブレーターの部分的な軸方向断面図である。
【図5】 ハウジングカバーの内側面に向かって見た、図4のハウジングカバーの正面図
である。
【図6】 ローラーバイブレーターの別の実施例におけるハウジングの軸方向断面図であ
る。
【図7】 図6によるハウジングの軌道輪を、図6における破断面A1−B1に沿って破
断した半径方向断面図である。
【図8】 ローラーバイブレーターの別の実施例の軸方向断面図である。
【図9】 端面側の湾曲部を有する軌道輪の斜視図である。
【図10】 ハウジングカバーの別の実施例の半径方向断面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング外壁 4 組立て面 6 孔 8 軸線 10 ハウジングカバー 12 係合孔 14 軌道輪 16 端面 18 ローター室 20 ローター 22 対称軸線 24 圧縮空気供給通路 26 環状通路 28 圧縮空気流入開口部 30 圧縮空気流出ノズル 32 溝 34 排気流出開口部 36 拡張部 38 横孔 42 環状通路 44 軌道輪 46 開口部 48 閉鎖円板 50 ハウジング端壁 52 圧縮空気供給通路 54 環状通路 56 軌道輪 58 端面 60 閉鎖円板 62 湾曲部 66 アングル状通路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −少なくとも1つの組立て面ならびにハウジング外壁および
    ハウジング端壁を備えたハウジングを有しており、前記のハウジング端壁のうち
    少なくとも1つが解離可能なハウジングカバーとして構成されており、 −前記ハウジングが、ハウジング外壁の軸線を中心にして回転対称的な、ほぼ円
    筒状に形成されたローター室を抱き囲んでおり、このローター室の内周面が、ハ
    ウジング外壁内にハウジングの一部分として嵌め込まれた軌道輪によって制限さ
    れており、 −ローター室内に配置されていて、回転対称的な、ほぼ円筒状の外壁および平ら
    な端部面を備えたローターを有しており、このローターの対称軸線がハウジング
    外壁の軸線に対して平行に延びており、かつローターの直径がローター室の内径
    よりかなり小さくなっており、 −前記のローターが、ローター室内で自由に回転可能であり、かつこのローター
    がローター室の内側表面上を転動することができるように、その端部面で以って
    ハウジング端壁のハウジング固定された2つの端面の間で半径方向に運動可能に
    案内されており、 −前記軌道輪の外側において環状の少なくとも1つに圧縮空気供給通路を有して
    おり、この圧縮空気供給通路から、2つあるいはそれ以上の圧縮空気流出ノズル
    が、軌道輪を通って接線の方向成分を有してローター室内に向いており、 −ローター室の換気のための排気通路−配置を有している、 形式のローラーバイブレーターにおいて、 前記の排気通路−配置が、少なくとも1つの排気流出開口部(34)を有してお
    り、この排気流出開口部が、ハウジング外壁(2)から、このハウジング外壁(
    2)の軸線に対して垂直な一平面において、および少なくとも1つの組立て面(
    4)に対して垂直に開口していることを特徴とするローラーバイブレーター。
  2. 【請求項2】 前記排気通路−配置が、ハウジングにおいて、特にハウジン
    グ端壁(10)の近くに、環状の環状通路(26、42、54)を有しており、
    前記の環状通路が、一面では、半径方向でハウジング端壁(10)および軌道輪
    (14、44、56)を介してローター室(18)と連通しており、かつ他面で
    は、ハウジング外壁(2)における少なくとも1つの排気流出開口部(34)と
    連通していることを特徴とする請求項1記載のローラーバイブレーター。
  3. 【請求項3】 環状の圧縮空気供給通路(24)が設けられており、この環
    状の圧縮空気供給通路が、ローター(20)の端部面の間でほぼ中心に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のローラーバイブレーター。
  4. 【請求項4】 排気通路−配置の環状通路(26、42、54)が、ロータ
    ー室(18)から離れて向かう拡張部(36)を、ハウジング外壁(2)内に、
    方形の横断面を有しているハウジング外壁の場合には特にこのハウジング外壁の
    角隅内に有しており、前記の拡張部が、ハウジング外壁(2)の軸線(8)に対
    して平行な横孔(38)によって互いに接続されており、この横孔から、ハウジ
    ング外壁(2)からの排気流出開口部(34)が開口していることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項記載のローラーバイブレーター。
  5. 【請求項5】 排気通路−配置が、ハウジングのそれぞれの端部においてそ
    れぞれ1つの環状通路(26)を有しており、この環状通路が、内側からハウジ
    ング外壁(2)に一体成形されていて、かつその幅において少なくとも部分的に
    軸方向で軌道輪(14)のそれぞれの端部を越えて延びており、さらに、ぞれぞ
    れのハウジング端壁の端面(16)に、少なくとも1つのほぼ半径方向の溝(3
    2)が一体成形されており、この溝が、その半径方向で外側に位置する端部にお
    いて、隣接する環状通路(26)と連通していることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載のローラーバイブレーター。
  6. 【請求項6】 前記の半径方向の溝(32)が、ハウジングカバー(10)
    の端面において一体成形されており、前記ハウジングカバーが、組立て状態で軌
    道輪(14)の端部に当て付けられていることを特徴とする請求項5記載のロー
    ラーバイブレーター。
  7. 【請求項7】 4つあるいはそれ以上の半径方向の溝(32)が設けられて
    いることを特徴とする請求項5または6記載のローラーバイブレーター。
  8. 【請求項8】 2つのハウジングカバー(64)を有しており、それぞれ1
    つの環状通路が、大体においてハウジングカバー(64)の一方を取り囲んでお
    り、それぞれの環状通路が、ハウジングカバー(64)の、該ハウジングカバー
    の端面に開口しているアングル状通路(66)を介してローター室(18)と連
    通していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のローラーバイブ
    レーター。
  9. 【請求項9】 前記の環状通路(42、54)が、軌道輪(44)における
    開口部(46)を介してローター室(18)と連通していることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項記載のローラーバイブレーター。
  10. 【請求項10】 前記の環状通路(42)および圧縮空気供給通路(24)
    が、ハウジング外壁(2)の内側面に一体成形されていることを特徴とする請求
    項9記載のローラーバイブレーター。
  11. 【請求項11】 前記の環状通路(54)および圧縮空気供給通路(52)
    が、軌道輪(56)の外側に一体成形されていることを特徴とする請求項9記載
    のローラーバイブレーター。
  12. 【請求項12】 前記の環状通路(42、54)が、軌道輪(44、56)
    における周面にわたって分配された4つあるいはそれ以上の開口部(46)を介
    してローター室(18)と連通していることを特徴とする請求項9〜11のいず
    れか1項記載のローラーバイブレーター。
  13. 【請求項13】 前記の開口部が、軌道輪の端部縁における湾曲部(62)
    として形成されていることを特徴とする請求項12記載のローラーバイブレータ
    ー。
  14. 【請求項14】 ハウジング端壁もしくはハウジングカバー(10)の端面
    (50、58)が、耐摩耗性の円板(48、60)を備えていることを特徴とす
    る請求項9〜13のいずれか1項記載のローラーバイブレーター。
  15. 【請求項15】 前記のハウジングが、一方の軸方向の端部においてハウジ
    ング端壁(58)によって、他方の軸方向端部のためのハウジングカバー(10
    )によって閉鎖されて構成されており、さらに軌道輪(56)が、閉鎖された端
    部を有する鉢状のハウジング挿入物として構成されていることを特徴とする請求
    項9〜14のいずれか1項記載のローラーバイブレーター。
JP2000600784A 1999-02-25 2000-02-25 ローラーバイブレーター Pending JP2002537114A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1999108073 DE19908073B9 (de) 1999-02-25 1999-02-25 Rollenvibrator
DE19908073.9 1999-02-25
PCT/EP2000/001598 WO2000050180A1 (de) 1999-02-25 2000-02-25 Rollenvibrator

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002537114A true JP2002537114A (ja) 2002-11-05

Family

ID=7898773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000600784A Pending JP2002537114A (ja) 1999-02-25 2000-02-25 ローラーバイブレーター

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1154867A1 (ja)
JP (1) JP2002537114A (ja)
DE (1) DE19908073B9 (ja)
WO (1) WO2000050180A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102513287A (zh) * 2011-12-23 2012-06-27 卧龙电气集团股份有限公司 一种滚柱形气动振动器
DE102013223799A1 (de) 2013-08-22 2015-02-26 Gühring KG Werkzeugaufnahme

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1275122A (fr) * 1960-10-29 1961-11-03 Appareil pour la production et la transmission de vibrations soniques
US3290952A (en) * 1964-02-17 1966-12-13 Vibrator Mfg Company Vibration mechanism and method
US3365964A (en) * 1965-03-29 1968-01-30 Vibrator Mfg Company Fluid driven vibrator
DE2407903A1 (de) * 1974-02-19 1975-08-28 Miroslav Dipl Ing Tichy Kreiskolbenmotor mit druckluftantrieb als vibrationsgenerator
DE3915773A1 (de) * 1989-05-13 1990-11-15 Netter Gmbh Kompakter kolbenvibrator

Also Published As

Publication number Publication date
DE19908073A1 (de) 2000-08-31
WO2000050180A1 (de) 2000-08-31
EP1154867A1 (de) 2001-11-21
DE19908073B4 (de) 2008-11-06
DE19908073B9 (de) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7056363B2 (en) Centrifugal separator for cleaning of a fluid
JP4605836B2 (ja) 真空ポンプ
US7628582B2 (en) Air blower
CA2614994C (en) Rotary tool
GB2386849A (en) Hero-turbine centrifuge with drainage enhancing baffle devices
EP0651161B1 (en) Device for cooling en electric motor for a turbo-fan
US7322793B2 (en) Turbine motor of a rotary atomizer
JP2022544153A (ja) コンプレッサ、回転子システム及びマイクロガスタービン
GB2374119A (en) Blower-type fan with dual inlets and a rotor for inducing axial and centrifugal flow
US4146964A (en) Dental handpiece
JP2002537114A (ja) ローラーバイブレーター
JP4907774B2 (ja) ガス摩擦ポンプ
US20070274827A1 (en) Multi-stage taper fan-motor assembly
JPH0538389U (ja) 真空ポンプ
JP3762200B2 (ja) エアタービンスピンドル
JPH09264292A (ja) 高温用モータポンプ
CN114635872B (zh) 风机及清洁设备
JP2001003890A (ja) 磁気軸受式ターボ分子ポンプ
JP2007303474A (ja) エアタービン駆動スピンドル装置
CN217176936U (zh) 风机及清洁设备
JP3553862B2 (ja) 送風機用電動機
JPH1071505A (ja) スピンドル
CN217354830U (zh) 风机及清洁设备
JP7482101B2 (ja) 真空ポンプ
JPH06313428A (ja) 静圧気体軸受スピンドル