JP2002534315A - 電気自転車の自動変速装置 - Google Patents

電気自転車の自動変速装置

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JP2002534315A
JP2002534315A JP2000592179A JP2000592179A JP2002534315A JP 2002534315 A JP2002534315 A JP 2002534315A JP 2000592179 A JP2000592179 A JP 2000592179A JP 2000592179 A JP2000592179 A JP 2000592179A JP 2002534315 A JP2002534315 A JP 2002534315A
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ソッギ ホン
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ソッギ ホン
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    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/75Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven by friction rollers or gears engaging the ground wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62M13/00Transmissions characterised by use of friction rollers engaging the periphery of the ground wheel
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Abstract

(57)【要約】 車輪と地面との摩擦力の大きさに応じてモータの出力を機械的,電気的にシフトしてシフトされたモータの出力を駆動部材に伝達する機械的変速装置及び電子的変速装置と;モータ,駆動部材,動力伝達手段,機械的変速装置及び電子的変速装置が内部に設けられる移動ハウジングと;移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;駆動部材,移動ハウジングを貫通し固定ハウジングに回転可能に取りつけられる第1の回転軸と;から構成され,移動ハウジングが,自転車の車輪にかかる負荷の大きさにに応じて,回転軸を中心に回転されて,モータの出力が,機械的及び電子的変速手段を介して変換され,駆動部材に伝達されることを特徴とする,電気自転車の自動変速装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 発明の分野 本発明は,電気自転車の変速装置に関し,より詳しくは,自転車の走行環境や
自転車上に搭載される荷物により変化する各種走行条件に応じて変動する自転車
の車輪と地面との摩擦力の相違,に関係なく定速走行する電気自転車の自動変速
装置に関する。
【0002】 関連技術の説明 一般的に,電気自転車は,電力により車輪を駆動させる自転車であるので,例
えば老人や弱者や障害者などのように,彼/彼女自身で自転車を駆動させること
ができない人々が習慣的に利用している。また,長距離を移動しなければならな
い時や,重い荷物を運搬しなければならない時には,正常者にも利用されている
。さらに,電気自転車は動力源として電力を利用しているので,資源節減や環境
保護の観点から環境親和的であるといえる。
【0003】 このような電気自転車では,電力がバッテリからモータに供給されると,モー
タの回転力が自転車の車輪に伝達される。運転者は,運転中の様々な運転状況に
応じて電気自転車の速度を変化させる。
【0004】 従来の電気自転車では,走行中,上り坂の走行や,自転車に重い荷物を載せた
状態での走行によって車輪に過度の負荷がかかる場合,ユーザは,自転車の車輪
にかかる負荷を削減するために,例えばトルクセンサなどのような電子装置を用
いて自転車の出力を調節する。しかしながら,このような速度調節方法では,結
果としてモータ側にかかる負荷も増加するため,モータが破損する,バッテリの
消費率が増加するといったいくつかの問題がある。
【0005】 さらに,各種の走行条件に応じて,ユーザが自転車の運転速度を調整しなけれ
ばならず,非常に困難であるため,初心者,老人や弱者が自転車の速度を適正に
調整することができなかった。
【0006】 発明の要約 そこで,本発明の目的は,自転車の車輪ににかかる負荷に応じて,電気自転車
の速度を自動的に変更可能にすることにより,モータにかかる負荷の増加を防止
し,バッテリの消費率を節減することにある。
【0007】 本発明の他の目的は,走行条件に応じて電気自転車の速度を自動的に変更可能
にすることにより,ユーザに便利さを提供することにある。
【0008】 本発明の第1の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モー
タの回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記
駆動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じ
て前記モータの出力を機械的にシフトして,前記シフトされたモータの出力を前
記駆動部材に伝達する機械的変速手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに
応じて前記モータの出力を電子的にシフトする電子的変速手段と;前記モータ,
前記駆動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される
移動ハウジングと;前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;
前記駆動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取
りつけられる第1の回転軸とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車
の前記車輪にかかる負荷の大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,
前記モータの出力が,前記機械的及び電子的変速手段を介して変換され,前記駆
動部材に伝達される,電気自転車の自動変速装置を提供する。
【0009】 本発明の他の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モータ
の回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記駆
動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて
前記モータの出力を機械的にシフトして,前記シフトされたモータの出力を前記
駆動部材に伝達する機械的変速手段と;前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝
達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される移動ハウジングと;前記移
動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;前記駆動部材,前記移動ハ
ウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取りつけられる第1の回転軸
とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車の前記車輪にかかる負荷の
大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,前記モータの出力が,前記
機械的変速手段を介して変換され,前記駆動部材に伝達される,電気自転車の自
動変速装置を提供する。
【0010】 本発明の別の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モータ
の回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記駆
動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて
前記モータの出力を電子的にシフトする電子的変速手段と;前記モータ,前記駆
動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される移動ハ
ウジングと;前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;前記駆
動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取りつけ
られる第1の回転軸とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車の前記
車輪にかかる負荷の大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,前記モ
ータの出力が,前記電子的変速手段を介して変換され,前記駆動部材に伝達され
る,電気自転車の自動変速装置を提供する。
【0011】 上述した全般的説明及び後述する詳細な説明の双方は,例示的で説明のための
ものであり,請求項に記載された発明の更に詳細な説明を提供するものであるこ
とを理解すべきである。
【0012】 好適な実施例の詳細な説明 以下,添付の図面に示された例に基づいて本発明の好適な実施例について詳細
に説明する。
【0013】 本発明において,自転車は,2,3またはそれ以上の車輪を備える。
【0014】 本発明にかかる電気自転車1の第1実施例において,図1に示すように,電気
自転車1は,メインフレーム2のフロント側及びリア側に設置されたフロント車
輪3及びリア車輪4を備える2輪自転車である。
【0015】 バッテリ6がメインフレーム2に取りつけられ,タイヤ5に着脱可能に設けら
れた自動変速装置10に連結される。自動変速装置10は,車輪にかかる負荷に
応じて作動する。符号7はチェーン,8はタイヤリム,9は車輪の回転軸を示す
【0016】 図2及び図3は,本発明の第1実施例にかかる自動変速装置10の構成を示す
図である。移動ハウジング13が,固定ハウジングの内部に回動可能に設けられ
,移動ハウジング13の第1の回転軸15を中心に回転可能である。移動ハウジ
ング13の第1の回転軸15には,車輪を回転させるためにタイヤの表面と接触
する摩擦ギヤ17が形成されている。摩擦ギヤ17の表面には,摩擦ギヤ17と
タイヤとの摩擦力を増加するために,タイヤ5の凹凸部と噛み合う凹凸部が形成
されている。このような摩擦ギヤ17の凹凸部は,接触するタイヤの凹凸部の形
状に応じて多様な形状を有する。
【0017】 移動ハウジング13の内部には,摩擦ギヤ17と反対側に,バッテリ6から電
源が供給されるDCモータ19が配置されている。DCモータ19は,複数のギ
ヤを介して摩擦ギヤ17と連結されており,駆動力を摩擦ギヤ17に伝達するこ
とができる。
【0018】 即ち,DCモータ19の駆動軸には,駆動ギヤ21が軸着されている。駆動ギ
ヤ21は,第2の回転軸25に回動可能に設置された第1のギヤ23に係合して
いる。さらに,第2の回転軸25には,それぞれ第1の低速ギヤ27と第1の高
速ギヤ29が設けられている。
【0019】 また,移動ハウジング13には第3の回転軸31が,第2の回転軸25と平行
になるように設置されている。第3の回転軸31には,第1の低速ギヤ27と対
する位置に第2の低速ギヤ33が設けられ,第1の高速ギヤ29と対する位置に
第2の高速ギヤ35が設けられている。このとき,第2の低速ギヤ33及び第2
の高速ギヤ35は,それぞれ軸受け(図示せず)を備え,第3の回転軸31に対
して回転可能に設けられている。
【0020】 また,第3の回転軸31には,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35との
間に,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35に駆動力を選択的に伝達するク
ラッチ37が設置されている。クラッチ37の両側面には,摩擦板37a,37
bが設けられている。また,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35にも,ク
ラッチ37の摩擦板37a,37bと対応する側に,それぞれ摩擦板33a,3
5aが設けられている。
【0021】 クラッチ37の外周面には,斜線方向に移動突起37cが突設されており,ク
ラッチ37が第2の低速ギヤ33と第2の低速ギヤ35との間を往復移動可能で
ある。固定ハウジング11の内周面には,移動突起37cに対応する案内溝11
aが設けられている。従って,移動ハウジング13が移動すると,クラッチ37
の移動突起37cが固定ハウジング11の案内溝11aに沿って案内され,クラ
ッチ37は第2の回転軸31上で移動される。ここで,クラッチ37と第2の回
転軸31とは,キーとキー溝(図示せず)により結合されているため,クラッチ
37は第2の回転軸31上の所定の区間内で移動することができ,クラッチ37
の回転により第2の回転軸31が回転する。
【0022】 第3の回転軸31の一側端には,第2のギヤ39が軸着されている。第2のギ
ヤ39と係合する第3のギヤ41が,摩擦ギヤ17が設けられた第1の回転軸1
5の一側端に固定されている。
【0023】 なお,移動ハウジング13の好適な箇所には,可変抵抗部材43が設けられて
いる。ピニオンギヤ45は可変抵抗部材43に連結されている。ピニオンギヤ4
5と対応する固定ハウジング11の内周面には,案内溝49が設けられる。案内
溝49にはラック47が形成され,ピニオンギヤ45と係合する。従って,移動
ハウジング13が固定ハウジング11の内部で移動するに応じて,ピニオンギヤ
45が回転し,モータ19に伝達される可変抵抗値が変化する。
【0024】 可変抵抗部材43は,摩擦ギヤ17にかかる負荷に電子的に反応する。図4に
は,可変抵抗部材43の電子的制御動作のフローチャートを示す。電気自転車が
普通に走行している走行モード時には,ブレーキが作動しない限り,電源がキー
スイッチを介してアクセルに供給される。アクセルは,制御部を介してモータの
出力を制御する。この時には,可変抵抗部材で感知される負荷の大きさが,制御
部にフィードバックされ,よって制御部はモータの出力を正確に制御することが
できる。
【0025】 さらに,例えば自転車の下り坂走行などの状況における充電モードでは,電源
はアクセルに供給されない。それどころか,モータは車輪の回転力により駆動し
,電力を発生する。モータから発生する電力は,制御ユニットに入力される。制
御ユニットは,走行モードを充電モードに変更する。次いで,電力は増幅器で増
幅されバッテリに充電される。
【0026】 本発明の第1の実施例では,動力伝達手段として複数のギヤを使用している。
しかし,本発明では,チェーンまたはベルトも使用可能である。
【0027】 第1の回転軸17の一端部は,トーションスプリング51で,固定ハウジング
11に固定される。第1の回転軸17の他端部は,移動ハウジング13に固定さ
れる。このとき,移動ハウジング13側には,トーションスプリング51の一端
部を固定する複数の孔13aが設けられ,トーションスプリング51の弾性力を
調節して,移動ハウジング13の復元力を制御することができる。
【0028】 トーションスプリング51の他端部には,バネ調節レバー53が設けられ,運
転者は,トーションスプリングの弾性力を調節することができる。
【0029】 また,図5A及び図5Bに示すように,移動ハウジング13に設けられる摩擦
ギヤ17は,摩擦ギヤ17がタイヤ5と接触する方向に引張力を負荷する弾性ス
プリング55と,弾性スプリング55の引張力を制御するテンションリンク57
によりタイヤ5と接触または分離させることができる。テンションリンク57に
は,ワイヤ(図示せず)が連結されており,自転車のハンドルまたはペダル側で
,テンションリンク57を制御することができる。
【0030】 図5A及び図5Bに基づいて,本発明の一実施例の作用について,より詳細に
説明する。
【0031】 自転車が停止時や下り坂走行時,即ち,自転車の車輪に負荷がない場合は,移
動ハウジング13は,図5Aに示すように,位置「S」に位置する。
【0032】 換言すると,移動ハウジング13が位置「S」に位置し,タイヤ5により摩擦
ギヤ17が回転するので,自転車が下り坂走行時には,モータ19は充電モード
の状態であり,バッテリ6が充電される。
【0033】 なお,自転車の発進時,または上り坂走行時には,タイヤ5と地面との摩擦力
が増加するので,自転車の車輪には負荷が大きくかかる。このため,タイヤ5か
ら摩擦ギヤ17に大きな反力が作用するので,移動ハウジング13は,反力によ
り第1の回転軸15を中心に「S」から「F」の方向に回転される。
【0034】 移動ハウジング13が,固定ハウジング11の内部で位置「S」から「F」に
移動されると,移動突起37cが案内溝11a内でスライドされる。クラッチ3
7は,第3の回転軸31の第2の高速ギヤ35側から第2の低速ギヤ33側に移
動され,クラッチ37の摩擦板37bと第2の低速ギヤ35の摩擦板33aとが
係合する。従って,駆動力は,駆動ギヤ21→第1のギヤ23→第2の回転軸2
5→第1の低速ギヤ27→第2の低速ギヤ33→クラッチ37→第3の回転軸3
1→第2のギヤ39→第3のギヤ41→第1の回転軸15→摩擦ギヤ17の順で
伝達される。このため,モータの出力が低速状態から高速状態に変速され,タイ
ヤ5側から摩擦ギヤ17側に作用する反力を抑え,タイヤ5を回転させることに
なる。
【0035】 これと同時に,可変抵抗部材43のピニオンギヤ45は,固定ハウジング11
の案内溝49の一側に設けられたラック47と係合する状態に回転されるので,
可変抵抗値が変化する。制御ユニットは,変更された可変抵抗値を感知しモータ
を制御し,モータの出力が増加する。
【0036】 本発明によれば,クラッチ37を用いる機械的変速手段と,可変抵抗部材43
を用いる電子的変速手段により,短時間で摩擦ギヤ17の回転力が増加するので
,自転車が発進あるいは上り坂走行する状態にある場合に,ギヤシフト操作が,
いかなるトラブルもなく自動的に達成でき,定速走行を実現することができる。
【0037】 上記のように,摩擦ギヤ17にかかる反力が減少した場合には,移動ハウジン
グ13は,トーションスプリング51の復元力で第1の回転軸15を中心にして
位置「F」から元の位置「S」に戻される。
【0038】 移動ハウジングが位置「S」に戻ると,クラッチ37は第2の低速ギヤ33と
分離される。次いで,クラッチ37は,第3の回転軸31上を移動し,第2の高
速ギヤ35と係合する。モータの出力が高速ギヤ比に変速されてから,摩擦ギヤ
17がタイヤ5を回転させる。
【0039】 さらに,可変抵抗部材のピニオンギヤ45は,ラック47に沿って,逆方向に
回転する。このため,制御ユニットを介してモータ19が低出力になる抵抗値が
適用される。
【0040】 上記のように,本発明の実施例では,移動ハウジング13が,タイヤ5と地面
との摩擦力に応じてタイヤ5から摩擦ギヤ17に作用する反力により,第1の回
転軸15を中心に位置「S」と位置「F」との間で回転移動する間に,機械的変
速動作と電子的変速動作が自動的に行われる。従って,摩擦ギヤ17は,外力の
大きさとは関係なく,常に一定の力でタイヤを回転させることができる。さらに
,自転車は,別途の変速操作をすることなく,定速走行ができる。
【0041】 本発明にかかる変速装置の第2の実施例では,図6に示すように,モータと駆
動部材との間に機械的変速手段のみが設けられている。
【0042】 本発明にかかる第2の実施例の構成は,第1の実施例にかかる機械的変速手段
であるクラッチ37を含む変速装置と略同一であり,電子的変速手段である可変
抵抗部材43が設けられていない。ここで,移動ハウジングと固定ハウジングと
の結合状態は,第1の実施例と略同一である。また,固定ハウジングをタイヤと
着脱するための弾性スプリングとテンションリンクの構成も略同一である。
【0043】 第2の実施例の動作は,第1の実施例の機械的変速手段による動作と略同一で
ある。従って,第2の実施例においても自動的に定速走行を実現するという効果
が得られる。
【0044】 本発明の第3の実施例は,図7に示すように,電子的変速手段として可変抵抗
部材を備え,クラッチ37を含む機械的変速手段が設けられていない。
【0045】 本発明にかかる第3の実施例の作用もまた,第1の実施例と略同一である。こ
のため,説明は省略する。
【0046】 しかしながら,本発明の実施例の中で,機械的及び電子的変速手段のすべてを
含む場合が好ましい。
【0047】 図8及び図9に示すように,駆動部材としての摩擦ギヤ17は自転車のタイヤ
5に適用される。
【0048】 以下で,駆動部材が自転車の他の場所に適用された場合について説明する。
【0049】 図10及び図11に示すように,駆動部材を自転車のチェーン7に適用しても
よい。
【0050】 即ち,自転車のチェーン7が,駆動部材として,第1の回転軸15に直接設け
られる。これにより,車輪4にかかる反力が,チェーン7を介して本発明の変速
装置を駆動する。本実施例の動作も,第1の実施例の場合と略同一である。しか
しながら,本実施例において,第1の回転軸15には,チェーン7と結合するた
めにチェーン支持ギヤ61が設けられ,モータから駆動力を享受し,あるいはモ
ータへ駆動力を伝達することができる。
【0051】 図12及び図13は,本発明にかかる自動変速装置10をタイヤリム8に適用
した状態を示す。
【0052】 本実施例では,タイヤリム8は,それぞれタイヤリム8の両側で第1の回転軸
15上に設置された2つの回転バー73により圧着支持され,回転バー73は各
弾性スプリング71により,第1の回転軸15の中央の方に弾性的に支持されて
いる。回転バー73及び第1の回転軸15には,キーとキー溝(図示せず)が設
けられ,回転バー73が第1の回転軸15に沿って移動可能に固定されている。
タイヤリム8と接触するために,回転バー73の内側面には硬質ゴム75を備え
る。
【0053】 本発明の本実施例において,モータの駆動力を伝達する状態では,回転バー7
3は,第1の回転軸15により回転される。次いで,車輪4は,回転バー73に
よりタイヤリム8を介して回転される。さらに,車輪4に作用する反力が増加す
ると,変速装置10はタイヤリム8を介して反力に対応して,自動変速が行われ
る。
【0054】 図14及び図15は,本発明にかかる変速装置10が車輪4の回転軸に適用さ
れた状態を示す。この場合,車輪の回転軸9が,自動変速装置10の第1の回転
軸15と同軸に結合されており,車輪4にかかる負荷に反応する。
【0055】 本発明にかかる自動変速装置10は,自転車の前輪に適用することもできる。
【0056】 当業者であれば,本発明の技術的思想の範囲内において本発明の各種の変更例
または修正例に想到し得ることは明らかである。従って,本発明は,特許請求の
範囲及び同等物に記載された範囲内において提供される変更例または修正例を含
むものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は,本発明にかかる変速装置を有する電気自転車の側面図であり,
【図2】 図2は,本発明の第1実施例にかかる機械的変速手段と電子的変速装置とが共
に適用された変速装置を示す部分断面図であり,
【図3】 図3は,固定ハウジングと移動ハウジングの結合状態を示す図であり,
【図4】 図4は,本発明にかかる制御状態を示すフローチャートであり,
【図5】 図5A及び図5Bは,本発明の第1実施例にかかる変速装置の動作状態を示し
,図5Aは電気自転車の車輪に負荷がかかっていない場合の動作状態を示し,図
5Bは電気自転車の車輪に負荷がかかっている場合の動作状態を示し,
【図6】 図6は,本発明の第2実施例にかかる機械的変速手段が適用された変速装置を
示す部分断面図であり,
【図7】 図7は,本発明の第3実施例にかかる電子的変速手段が適用された変速装置を
示す部分断面図であり,
【図8】 図8は,本発明にかかる変速装置が,自転車のタイヤに適用された状態を示す
側面図であり,
【図9】 図9は,本発明にかかる変速装置が,図8におけるタイヤと結合された状態を
示す部分断面図であり,
【図10】 図10は,本発明にかかる変速装置が,自転車のチェーンに適用された状態を
示す側面図であり,
【図11】 図11は,本発明にかかる変速装置が,図10におけるチェーンと結合された
状態を示す部分断面図であり,
【図12】 図12は,本発明にかかる変速装置が,自転車のタイヤリムに適用された状態
を示す側面図であり,
【図13】 図13は,本発明にかかる変速装置が,図12におけるタイヤリムと結合され
た状態を示す部分断面図であり,
【図14】 図14は,本発明にかかる変速装置が,自転車の車輪回転軸に適用された状態
を示す側面図であり,
【図15】 図15は,本発明にかかる変速装置が,図14における車輪回転軸と結合された
状態を示す部分断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書 【提出日】平成12年4月8日(2000.4.8) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正の内容】 【発明の名称】 電気自転車の自動変速装置 【特許請求の範囲】 【発明の詳細な説明】 【0001】 発明の背景 発明の分野 本発明は,電気自転車の変速装置に関し,より詳しくは,自転車の走行環境や
自転車上に搭載される荷物により変化する各種走行条件に応じて変動する自転車
の車輪と地面との摩擦力の相違,に関係なく定速走行する電気自転車の自動変速
装置に関する。 【0002】 関連技術の説明 一般的に,電気自転車は,電力により車輪を駆動させる自転車であるので,例
えば老人や弱者や障害者などのように,彼/彼女自身で自転車を駆動させること
ができない人々が習慣的に利用している。また,長距離を移動しなければならな
い時や,重い荷物を運搬しなければならない時には,正常者にも利用されている
。さらに,電気自転車は動力源として電力を利用しているので,資源節減や環境
保護の観点から環境親和的であるといえる。 【0003】 このような電気自転車では,電力がバッテリからモータに供給されると,モー
タの回転力が自転車の車輪に伝達される。運転者は,運転中の様々な運転状況に
応じて電気自転車の速度を変化させる。 【0004】 従来の電気自転車では,走行中,上り坂の走行や,自転車に重い荷物を載せた
状態での走行によって車輪に過度の負荷がかかる場合,ユーザは,自転車の車輪
にかかる負荷を削減するために,例えばトルクセンサなどのような電子装置を用
いて自転車の出力を調節する。しかしながら,このような速度調節方法では,結
果としてモータ側にかかる負荷も増加するため,モータが破損する,バッテリの
消費率が増加するといったいくつかの問題がある。 【0005】 さらに,各種の走行条件に応じて,ユーザが自転車の運転速度を調整しなけれ
ばならず,非常に困難であるため,初心者,老人や弱者が自転車の速度を適正に
調整することができなかった。 【0006】 発明の要約 そこで,本発明の目的は,自転車の車輪ににかかる負荷に応じて,電気自転車
の速度を自動的に変更可能にすることにより,モータにかかる負荷の増加を防止
し,バッテリの消費率を節減することにある。 【0007】 本発明の他の目的は,走行条件に応じて電気自転車の速度を自動的に変更可能
にすることにより,ユーザに便利さを提供することにある。 【0008】 本発明の第1の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モー
タの回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記
駆動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じ
て前記モータの出力を機械的にシフトして,前記シフトされたモータの出力を前
記駆動部材に伝達する機械的変速手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに
応じて前記モータの出力を電子的にシフトする電子的変速手段と;前記モータ,
前記駆動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される
移動ハウジングと;前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;
前記駆動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取
りつけられる第1の回転軸とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車
の前記車輪にかかる負荷の大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,
前記モータの出力が,前記機械的及び電子的変速手段を介して変換され,前記駆
動部材に伝達される,電気自転車の自動変速装置を提供する。 【0009】 本発明の別の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと,前記モータ の回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と,モータの回転力を前記駆動部 材に伝達する動力伝達装置と,前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて,前 記モータから出力される動力を電子クラッチにより電子的に伝達する電子的変速 装置と,前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝達装置及び前記電子的変速装置 を含む固定ハウジングと,を含む,電気自転車の自動変速装置を提供する。 【0010】 本発明の他の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モータ
の回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記駆
動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて
前記モータの出力を機械的にシフトして,前記シフトされたモータの出力を前記
駆動部材に伝達する機械的変速手段と;前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝
達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される移動ハウジングと;前記移
動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;前記駆動部材,前記移動ハ
ウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取りつけられる第1の回転軸
とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車の前記車輪にかかる負荷の
大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,前記モータの出力が,前記
機械的変速手段を介して変換され,前記駆動部材に伝達される,電気自転車の自
動変速装置を提供する。 【0011】 本発明の別の観点によれば,バッテリにより駆動されるモータと;前記モータ
の回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と;前記モータの回転力を前記駆
動部材に伝達する動力伝達手段と;前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて
前記モータの出力を電子的にシフトする電子的変速手段と;前記モータ,前記駆
動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手段が設置される移動ハ
ウジングと;前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと;前記駆
動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に取りつけ
られる第1の回転軸とから構成され,前記移動ハウジングが,前記自転車の前記
車輪にかかる負荷の大きさにに応じて,前記回転軸を中心に回転されて,前記モ
ータの出力が,前記電子的変速手段を介して変換され,前記駆動部材に伝達され
る,電気自転車の自動変速装置を提供する。 【0012】 上述した全般的説明及び後述する詳細な説明の双方は,例示的で説明のための
ものであり,請求項に記載された発明の更に詳細な説明を提供するものであるこ
とを理解すべきである。 【0013】 好適な実施例の詳細な説明 以下,添付の図面に示された例に基づいて本発明の好適な実施例について詳細
に説明する。 【0014】 本発明において,自転車は,2,3またはそれ以上の車輪を備える。 【0015】 本発明にかかる電気自転車1の第1実施例において,図1に示すように,電気
自転車1は,メインフレーム2のフロント側及びリア側に設置されたフロント車
輪3及びリア車輪4を備える2輪自転車である。 【0016】 バッテリ6がメインフレーム2に取りつけられ,タイヤ5に着脱可能に設けら
れた自動変速装置10に連結される。自動変速装置10は,車輪にかかる負荷に
応じて作動する。符号7はチェーン,8はタイヤリム,9は車輪の回転軸を示す
。 【0017】 図2及び図3は,本発明の第1実施例にかかる自動変速装置10の構成を示す
図である。移動ハウジング13が,固定ハウジングの内部に回動可能に設けられ
,移動ハウジング13の第1の回転軸15を中心に回転可能である。移動ハウジ
ング13の第1の回転軸15には,車輪を回転させるためにタイヤの表面と接触
する摩擦ギヤ17が形成されている。摩擦ギヤ17の表面には,摩擦ギヤ17と
タイヤとの摩擦力を増加するために,タイヤ5の凹凸部と噛み合う凹凸部が形成
されている。このような摩擦ギヤ17の凹凸部は,接触するタイヤの凹凸部の形
状に応じて多様な形状を有する。 【0018】 移動ハウジング13の内部には,摩擦ギヤ17と反対側に,バッテリ6から電
源が供給されるDCモータ19が配置されている。DCモータ19は,複数のギ
ヤを介して摩擦ギヤ17と連結されており,駆動力を摩擦ギヤ17に伝達するこ
とができる。 【0019】 即ち,DCモータ19の駆動軸には,駆動ギヤ21が軸着されている。駆動ギ
ヤ21は,第2の回転軸25に回動可能に設置された第1のギヤ23に係合して
いる。さらに,第2の回転軸25には,それぞれ第1の低速ギヤ27と第1の高
速ギヤ29が設けられている。 【0020】 また,移動ハウジング13には第3の回転軸31が,第2の回転軸25と平行
になるように設置されている。第3の回転軸31には,第1の低速ギヤ27と対
する位置に第2の低速ギヤ33が設けられ,第1の高速ギヤ29と対する位置に
第2の高速ギヤ35が設けられている。このとき,第2の低速ギヤ33及び第2
の高速ギヤ35は,それぞれ軸受け(図示せず)を備え,第3の回転軸31に対
して回転可能に設けられている。 【0021】 また,第3の回転軸31には,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35との
間に,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35に駆動力を選択的に伝達するク
ラッチ37が設置されている。クラッチ37の両側面には,摩擦板37a,37
bが設けられている。また,第2の低速ギヤ33と第2の高速ギヤ35にも,ク
ラッチ37の摩擦板37a,37bと対応する側に,それぞれ摩擦板33a,3
5aが設けられている。 【0022】 クラッチ37の外周面には,斜線方向に移動突起37cが突設されており,ク
ラッチ37が第2の低速ギヤ33と第2の低速ギヤ35との間を往復移動可能で
ある。固定ハウジング11の内周面には,移動突起37cに対応する案内溝11
aが設けられている。従って,移動ハウジング13が移動すると,クラッチ37
の移動突起37cが固定ハウジング11の案内溝11aに沿って案内され,クラ
ッチ37は第2の回転軸31上で移動される。ここで,クラッチ37と第2の回
転軸31とは,キーとキー溝(図示せず)により結合されているため,クラッチ
37は第2の回転軸31上の所定の区間内で移動することができ,クラッチ37
の回転により第2の回転軸31が回転する。 【0023】 第3の回転軸31の一側端には,第2のギヤ39が軸着されている。第2のギ
ヤ39と係合する第3のギヤ41が,摩擦ギヤ17が設けられた第1の回転軸1
5の一側端に固定されている。 【0024】 なお,移動ハウジング13の好適な箇所には,可変抵抗部材43が設けられて
いる。ピニオンギヤ45は可変抵抗部材43に連結されている。ピニオンギヤ4
5と対応する固定ハウジング11の内周面には,案内溝49が設けられる。案内
溝49にはラック47が形成され,ピニオンギヤ45と係合する。従って,移動
ハウジング13が固定ハウジング11の内部で移動するに応じて,ピニオンギヤ
45が回転し,モータ19に伝達される可変抵抗値が変化する。 【0025】 可変抵抗部材45は,電子的に負荷を誘導する負荷誘導部であり,図4には電 子的制御の動作を示す。自転車が走行している走行モード時には,電源がキース イッチに印加され,ブレーキを作動させない場合にはアクセルに電源が印加され ,アクセルの制御部を介してモータの出力が増減される。この走行モード時には ,負荷誘導部で感知される負荷の大きさが自動的に制御され,モータから発生す る出力を増減させることになる。 【0026】 また,下り走行時の充電モードのときには,電源がブレーキ及びアクセルに印 加されない状態で,自転車の車輪の回転力により駆動したモータから発生する微 小電力が制御部に入力される。これにより,制御部は,モードキースイッチに対 する制御信号を受信し,入力された電流を増幅部を介して増幅させることで,電 力を充電する。 【0027】 さらに,例えば自転車の下り坂走行などの状況における充電モードでは,電源
はアクセルに供給されない。それどころか,モータは車輪の回転力により駆動し
,電力を発生する。モータから発生する電力は,制御ユニットに入力される。制
御ユニットは,走行モードを充電モードに変更する。次いで,電力は増幅器で増
幅されバッテリに充電される。 【0028】 本発明の第1の実施例では,動力伝達手段として複数のギヤを使用している。
しかし,本発明では,チェーンまたはベルトも使用可能である。 【0029】 第1の回転軸17の一端部は,トーションスプリング51で,固定ハウジング
11に固定される。第1の回転軸17の他端部は,移動ハウジング13に固定さ
れる。このとき,移動ハウジング13側には,トーションスプリング51の一端
部を固定する複数の孔13aが設けられ,トーションスプリング51の弾性力を
調節して,移動ハウジング13の復元力を制御することができる。 【0030】 トーションスプリング51の他端部には,バネ調節レバー53が設けられ,運
転者は,トーションスプリングの弾性力を調節することができる。 【0031】 また,図5A及び図5Bに示すように,移動ハウジング13に設けられる摩擦
ギヤ17は,摩擦ギヤ17がタイヤ5と接触する方向に引張力を負荷する弾性ス
プリング55と,弾性スプリング55の引張力を制御するテンションリンク57
によりタイヤ5と接触または分離させることができる。テンションリンク57に
は,ワイヤ(図示せず)が連結されており,自転車のハンドルまたはペダル側で
,テンションリンク57を制御することができる。 【0032】 図5A及び図5Bに基づいて,本発明の一実施例の作用について,より詳細に
説明する。 【0033】 自転車が停止時や下り坂走行時,即ち,自転車の車輪に負荷がない場合は,移
動ハウジング13は,図5Aに示すように,位置「S」に位置する。 【0034】 換言すると,移動ハウジング13が位置「S」に位置し,タイヤ5により摩擦
ギヤ17が回転するので,自転車が下り坂走行時には,モータ19は充電モード
の状態であり,バッテリ6が充電される。 【0035】 なお,自転車の発進時,または上り坂走行時には,タイヤ5と地面との摩擦力
が増加するので,自転車の車輪には負荷が大きくかかる。このため,タイヤ5か
ら摩擦ギヤ17に大きな反力が作用するので,移動ハウジング13は,反力によ
り第1の回転軸15を中心に「S」から「F」の方向に回転される。 【0036】 移動ハウジング13が,固定ハウジング11の内部で位置「S」から「F」に
移動されると,移動突起37cが案内溝11a内でスライドされる。クラッチ3
7は,第3の回転軸31の第2の高速ギヤ35側から第2の低速ギヤ33側に移
動され,クラッチ37の摩擦板37bと第2の低速ギヤ35の摩擦板33aとが
係合する。従って,駆動力は,駆動ギヤ21→第1のギヤ23→第2の回転軸2
5→第1の低速ギヤ27→第2の低速ギヤ33→クラッチ37→第3の回転軸3
1→第2のギヤ39→第3のギヤ41→第1の回転軸15→摩擦ギヤ17の順で
伝達される。このため,モータの出力が低速状態から高速状態に変速され,タイ
ヤ5側から摩擦ギヤ17側に作用する反力を抑え,タイヤ5を回転させることに
なる。 【0037】 これと同時に,可変抵抗部材43のピニオンギヤ45は,固定ハウジング11
の案内溝49の一側に設けられたラック47と係合する状態に回転されるので,
可変抵抗値が変化する。制御ユニットは,変更された可変抵抗値を感知しモータ
を制御し,モータの出力が増加する。 【0038】 本発明によれば,クラッチ37を用いる機械的変速手段と,可変抵抗部材43
を用いる電子的変速手段により,短時間で摩擦ギヤ17の回転力が増加するので
,自転車が発進あるいは上り坂走行する状態にある場合に,ギヤシフト操作が,
いかなるトラブルもなく自動的に達成でき,定速走行を実現することができる。 【0039】 上記のように,摩擦ギヤ17にかかる反力が減少した場合には,移動ハウジン
グ13は,トーションスプリング51の復元力で第1の回転軸15を中心にして
位置「F」から元の位置「S」に戻される。 【0040】 移動ハウジングが位置「S」に戻ると,クラッチ37は第2の低速ギヤ33と
分離される。次いで,クラッチ37は,第3の回転軸31上を移動し,第2の高
速ギヤ35と係合する。モータの出力が高速ギヤ比に変速されてから,摩擦ギヤ
17がタイヤ5を回転させる。 【0041】 さらに,可変抵抗部材のピニオンギヤ45は,ラック47に沿って,逆方向に
回転する。このため,制御ユニットを介してモータ19が低出力になる抵抗値が
適用される。 【0042】 上記のように,本発明の実施例では,移動ハウジング13が,タイヤ5と地面
との摩擦力に応じてタイヤ5から摩擦ギヤ17に作用する反力により,第1の回
転軸15を中心に位置「S」と位置「F」との間で回転移動する間に,機械的変
速動作と電子的変速動作が自動的に行われる。従って,摩擦ギヤ17は,外力の
大きさとは関係なく,常に一定の力でタイヤを回転させることができる。さらに
,自転車は,別途の変速操作をすることなく,定速走行ができる。 【0043】 本発明にかかる変速装置の第2の実施例では,図6に示すように,モータと駆
動部材との間に機械的変速手段のみが設けられている。 【0044】 本発明にかかる第2の実施例の構成は,第1の実施例にかかる機械的変速手段
であるクラッチ37を含む変速装置と略同一であり,電子的変速手段である可変
抵抗部材43が設けられていない。ここで,移動ハウジングと固定ハウジングと
の結合状態は,第1の実施例と略同一である。また,固定ハウジングをタイヤと
着脱するための弾性スプリングとテンションリンクの構成も略同一である。 【0045】 第2の実施例の動作は,第1の実施例の機械的変速手段による動作と略同一で
ある。従って,第2の実施例においても自動的に定速走行を実現するという効果
が得られる。 【0046】 本発明の第3の実施例は,図7に示すように,電子的変速手段として可変抵抗
部材を備え,クラッチ37を含む機械的変速手段が設けられていない。 【0047】 本発明にかかる第3の実施例の作用もまた,第1の実施例と略同一である。こ
のため,説明は省略する。 【0048】 本発明の第4の実施例は,図8A及び図8Bに示すように,第1の実施例及び 第2の実施例におけるクラッチを,制御部の信号により駆動される電子クラッチ に代用したものである。 【0049】 第1の実施例及び第2の実施例におけるクラッチの代用して電子クラッチを設 け,クラッチを駆動している移動ハウジング13と案内溝49の代わりに電子ク ラッチを制御する制御部が付加されている。 【0050】 本発明にかかる第4の実施例を,図8A及図8Bに示す。 【0051】 図8Aに示すように,自転車の停止状態や,下り坂走行時のタイヤ5の回転に よる負荷がかからない状態では,電子クラッチ摩擦板20aは,電子クラッチハ ウジング20dの内部のスプリング(図示せず)の弾力により,第2の高速ギヤ の摩擦板35aと係合している状態を維持する。この電子クラッチハウジング2 0dは,固定ハウジング11に固定される。しかし,摩擦板部20cは,電子ク ラッチの可動範囲内において,第3の回転軸31上で自由に移動及び回転できる 。これは,摩擦板部20cと第3の回転軸31は,キーとキー溝とで結合されて おり,第3の回転軸31が摩擦板部20cの回転により連動するように設けられ ,電子クラッチハウジング20dと摩擦板部20cとの接触面には軸受けが設け られているからである。 【0052】 自転車の発進時や上り坂走行時には,摩擦ギヤ17がタイヤ5を回転させるた めの負荷が大きくかかるので,モータ19に供給される電力が,負荷の大きさに 応じて変化する。電力の変化量が規定値以上になると,変化量を感知するための 制御部(図示せず)の信号に応じて電子クラッチ20に電源が印加され,電子ク ラッチハウジング20d内部のソレノイド(図示せず)が動作する。このため, 摩擦板部20cが,電子クラッチハウジング20dの内部に備えた軸受け(図示 せず)を介して,第2の高速ギヤ35側から第2の低速ギヤ33側に移動される 。図8Bに示すように,電子クラッチ摩擦板20aが,第2の高速ギヤの摩擦板 35aから分離され,第2の低速ギヤの摩擦板33aと係合する。従って,モー タ19から発生する回転駆動力は,駆動ギヤ21→第1のギヤ23→第2の回転 軸25→第1の低速ギヤ27→第2の低速ギヤ33→電子クラッチ20→第3の 回転軸31→第2のギヤ39→第3のギヤ41→第1の回転軸15→摩擦ギヤ1 7の順で伝達される。それ故,摩擦ギヤ17による第1の低速ギヤ27及び第2 の低速ギヤ33の回転力のため,モータ19の出力が高速状態から低速状態に変 速され,結果として,タイヤ5から摩擦ギヤ17に作用する力を抑え,タイヤ5 を回転させることになる。 【0053】 一方,高負荷状態から解放され,自転車の回転軸にかかる負荷が減少すること により,モータ19に供給される電力の大きさが規定値以下となると,電力の変 化を感知している制御部の信号により電子クラッチ20の電源が遮断され,電子 クラッチハウジング20dの内部にソレノイドと共に設けられたスプリングの弾 力により,摩擦板部20cが,電子クラッチハウジング20dの内部に設けられ た軸受けを介して,第2の低速ギヤ33側から第2の高速ギヤ35側に移動する 。電子クラッチ摩擦板20bは,第2の低速ギヤの摩擦板33aとから分離され ,第2の高速ギヤの摩擦板35aと電子クラッチ摩擦板20aとが係合される。 モータ19の出力は,高速ギヤ比に変速され,摩擦ギヤ17がタイヤ5を回転さ せるようになる。 【0054】 以上のように,電子クラッチ20は,自転車の走行条件に応じて変化する負荷 を感知し,規定値に基づいた制御部の信号により,自動的に変速する。このため ,摩擦ギヤ17が,好適なタイミングで即時に変速するための規定の力で常にタ イヤ5を回転させることができ,運転者は,他の特別な操作をしなくても自動的 に定速で走行できる。 【0055】 本発明の実施例では,自転車の車輪にかかる負荷の感知方法としてモータ19 の電力値の変化を説明した。しかし,電圧や周波数の変化の感知によっても同様 な効果が得られ,また,前記電子クラッチハウジング20d内部の摩擦板20c の駆動手段として,ソレノイドの代わりに空圧や油圧を用いることができる。 【0056】 本発明にかかる4つの実施例を好適な実施例として説明したが,本発明は,上 記の実施例に限定されるものではなく,本発明の技術思想の全ての範囲内に適用 できるものである。 【0057】 図10及び図11に示すように,駆動部材を自転車のチェーン7に適用しても
よい。 【0058】 即ち,自転車のチェーン7が,駆動部材として,第1の回転軸15に直接設け
られる。これにより,車輪4にかかる反力が,チェーン7を介して本発明の変速
装置を駆動する。本実施例の動作も,第1の実施例の場合と略同一である。しか
しながら,本実施例において,第1の回転軸15には,チェーン7と結合するた
めにチェーン支持ギヤ61が設けられ,モータから駆動力を享受し,あるいはモ
ータへ駆動力を伝達することができる。 【0059】 図12及び図13は,本発明にかかる自動変速装置10をタイヤリム8に適用
した状態を示す。 【0060】 本実施例では,タイヤリム8は,それぞれタイヤリム8の両側で第1の回転軸
15上に設置された2つの回転バー73により圧着支持され,回転バー73は各
弾性スプリング71により,第1の回転軸15の中央の方に弾性的に支持されて
いる。回転バー73及び第1の回転軸15には,キーとキー溝(図示せず)が設
けられ,回転バー73が第1の回転軸15に沿って移動可能に固定されている。
タイヤリム8と接触するために,回転バー73の内側面には硬質ゴム75を備え
る。 【0061】 本発明の本実施例において,モータの駆動力を伝達する状態では,回転バー7
3は,第1の回転軸15により回転される。次いで,車輪4は,回転バー73に
よりタイヤリム8を介して回転される。さらに,車輪4に作用する反力が増加す
ると,変速装置10はタイヤリム8を介して反力に対応して,自動変速が行われ
る。 【0062】 図15及び図16は,本発明にかかる変速装置10が車輪4の回転軸に適用さ れた状態を示す。この場合,車輪の回転軸9が,自動変速装置10の第1の回転 軸15と同軸に結合されており,車輪4に反作用する力が,回転軸9を介して負 荷を自動変速装置に誘導する。 【0063】 本発明にかかる自動変速装置10は,自転車の前輪に適用することもできる。 【0064】 当業者であれば,本発明の技術的思想の範囲内において本発明の各種の変更例
または修正例に想到し得ることは明らかである。従って,本発明は,特許請求の
範囲及び同等物に記載された範囲内において提供される変更例または修正例を含
むものと了解される。 【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は,本発明にかかる変速装置を有する電気自転車の側面図であり, 【図2】 図2は,本発明の第1実施例にかかる機械的変速手段と電子的変速装置とが共
に適用された変速装置を示す部分断面図であり, 【図3】 図3は,固定ハウジングと移動ハウジングの結合状態を示す図であり, 【図4】 図4は,本発明にかかる制御状態を示すフローチャートであり, 【図5】 図5A及び図5Bは,本発明の第1実施例にかかる変速装置の動作状態を示し
,図5Aは電気自転車の車輪に負荷がかかっていない場合の動作状態を示し,図
5Bは電気自転車の車輪に負荷がかかっている場合の動作状態を示し, 【図6】 図6は,本発明の第2実施例にかかる機械的変速手段が適用された変速装置を
示す部分断面図であり, 【図7】 図7は,本発明の第3実施例にかかる電子的変速手段が適用された変速装置を
示す部分断面図であり, 【図8】 図8A及び図8Bは,本発明の第4実施例にかかる変速装置の動作状態を示し ,図8Aは,電気自転車の車輪に負荷がかかっていない動作状態を示し,図8B は,電気自転車の車輪に負荷がかかっている動作状態を示す。 図9から図16は,本発明にかかる装置の駆動部材が電気自転車に具体的に適 用された状態のいくつかの実施例を示し, 【図9】 図9は,本発明にかかる自動変速装置が,自転車のタイヤに適用された状態を 示す側面図であり, 【図10】 図10は,本発明にかかる自動変速装置が,図9におけるタイヤと結合された 状態を示す部分断面図であり, 【図11】 図11は,本発明にかかる自動変速装置が,自転車のチェーンに適用された状 態を示す側面図であり, 【図12】 図12は,本発明にかかる自動変速装置が,図11におけるチェーンと結合さ れた状態を示す部分断面図であり, 【図13】 図13は,本発明にかかる自動変速装置が,自転車のタイヤリムに適用された 状態を示す側面図であり, 【図14】 図14は,本発明にかかる自動変速装置が,図13におけるタイヤリムと結合 された状態を示す部分断面図であり, 【図15】 図15は,本発明にかかる自動変速装置が,自転車の車輪回転軸に適用された 状態を示す側面図であり, 【図16】 図16は,本発明にかかる自動変速装置が,図15における車輪回転軸と結合さ れた状態を示す部分断面図である。 【手続補正2】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正の内容】 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】 【図12】 【図13】 【図14】 【図15】 【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 11/10 F16D 11/10 Z F16H 3/083 F16H 3/083 3/089 3/089 61/02 61/02 // F16H 59:14 59:14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA ,ZW Fターム(参考) 3D039 AA01 AA04 AA05 AB26 AC03 AC22 AC38 AC65 AC70 AC77 AD01 AD23 AD26 AD53 3J028 EA22 EA27 EB04 EB33 EB35 EB42 EB63 FB06 FC33 FC42 FC65 GA19 3J056 AA44 AA58 AA63 BA04 BA06 CA04 CA12 CC34 DA04 GA05 GA13 3J552 MA04 NA08 NB07 PA35 RB22 SA22 SB02 VB08W VB09W VE04Z

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリにより駆動されるモータと; 前記モータの回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と; 前記モータの回転力を前記駆動部材に伝達する動力伝達手段と; 前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて前記モータの出力を機械的にシフ
    トして,前記シフトされた前記モータの出力を前記駆動部材に伝達する機械的変
    速手段と; 前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて前記モータの出力を電子的にシフ
    トする電子的変速手段と; 前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手
    段が設置される移動ハウジングと; 前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと; 前記駆動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に
    取りつけられる第1の回転軸と; から構成され, 前記移動ハウジングが,前記自転車の前記車輪にかかる負荷の大きさに応じて
    ,前記回転軸を中心に回転されて,前記モータの出力が,前記機械的及び電子的
    変速手段を介して変換され,前記駆動部材に伝達されることを特徴とする,電気
    自転車の自動変速装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動部材は,前記車輪を駆動するために,タイヤの凹凸
    部と噛み合う凹凸部を有する摩擦ギヤであることを特徴とする,請求項1に記載
    の自動変速装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部材は,前記車輪を駆動するために,前記第1の回
    転軸に設けられ,前記自転車のチェーンと連結されるチェーンギヤであることを
    特徴とする,請求項1に記載の自動変速装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部材は,前記回転軸に設けられ,タイヤリムの両側
    から前記車輪の前記タイヤリムを支持する2つの回転バーであることを特徴とす
    る,請求項1に記載の自動変速装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の回転軸は,前記車輪を直接的に駆動するために,
    前記車輪の回転軸に同軸結合されることを特徴とする,請求項1に記載の自動変
    速装置。
  6. 【請求項6】 前記動力伝達手段は,前記モータの軸に設けられる駆動ギヤ
    と,前記駆動ギヤにより回転されて前記駆動部材に回転力を伝達する複数のギヤ
    を含むことを特徴とする,請求項1に記載の自動変速装置。
  7. 【請求項7】 前記機械的変速手段は, 前記モータの駆動ギヤにより駆動される第1のギヤにより回転される第2の回
    転軸,に設けられる第1の低速ギヤ及び第1の高速ギヤと; 前記第2の回転軸と平行に設けられる第3の回転軸に回転可能に設けられ,前
    記第1の低速ギヤ及び前記第1の高速ギヤとそれぞれ係合する第2の低速ギヤ及
    び第2の高速ギヤと; 前記第2の低速ギヤ及び前記第2の高速ギヤの内の1つに駆動力を伝達するた
    めに,前記第2の低速ギヤと前記第2の高速ギヤに選択的に連結されるクラッチ
    と; を含むことを特徴とする,請求項1に記載の自動変速装置。
  8. 【請求項8】 前記クラッチは,外周面に斜線方向に移動突起を備え, 前記固定ハウジングの内面には前記移動突起に対応する案内溝が設けられてお
    り, 前記クラッチは,前記移動ハウジングが前記固定ハウジングの内部で回転する
    時,前記車輪にかかる負荷に応じて,前記第2の低速ギヤまたは前記第2の高速
    ギヤ側に選択的に移動することができることを特徴とする,請求項7に記載の自
    動変速装置。
  9. 【請求項9】 前記電子的変速手段は,前記車輪にかかる負荷の大きさに応
    じて,前記駆動部材の回転力を調節する可変抵抗部材を含むことを特徴とする,
    請求項1に記載の自動変速装置。
  10. 【請求項10】 前記可変抵抗部材の中心にはピニオンギヤが設けられ,前
    記固定ハウジングの内側面には前記ピニオンギヤと係合するラックが設けられ,
    前記移動ハウジングが前記固定ハウジングの内部で回転する時,前記車輪にかか
    る負荷の大きさに応じて,前記可変抵抗部材の可変抵抗値が変化されることを特
    徴とする,請求項9に記載の自動変速装置。
  11. 【請求項11】 前記移動ハウジングは,前記固定ハウジングと弾性部材で
    弾性的に結合され,復元力が前記移動ハウジングに常時加わることを特徴とする
    請求項1に記載の自動変速装置。
  12. 【請求項12】 前記弾性部材は,前記弾性部材の一端に調整レバーが設け
    られ,運転者が前記弾性部材の弾性力を調整できることを特徴とする,請求項1
    1に記載の自動変速装置。
  13. 【請求項13】 前記固定ハウジングに設けられ,前記移動ハウジングを前
    記タイヤに着脱可能に接触させる着脱手段を,さらに含むことを特徴とする,請
    求項1に記載の自動変速装置。
  14. 【請求項14】 キースイッチ,ブレーキ及びアクセルを備え,前記自転車
    の走行状態を調整する操作部と; 前記自転車の走行モードの時,前記操作部からの信号に基づいて前記モータを
    駆動させることにより,前記自転車の走行速度を制御する制御ユニットと; 前記自転車の充電モードの時,前記モータで発生した電力を増幅させ,前記バ
    ッテリを充電する増幅器と; をさらに含むことを特徴とする,請求項1に記載の自動変速装置。
  15. 【請求項15】 バッテリにより駆動されるモータと; 前記モータの回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と; 前記モータの回転力を前記駆動部材に伝達する動力伝達手段と; 前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて前記モータの出力を機械的にシフ
    トして,前記シフトされた前記モータの出力を前記駆動部材に伝達する機械的変
    速手段と; 前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手
    段が設置される移動ハウジングと; 前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと; 前記駆動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に
    取りつけられる第1の回転軸と; から構成され, 前記移動ハウジングが,前記自転車の前記車輪にかかる負荷の大きさに応じて
    ,前記回転軸を中心に回転されて,前記モータの出力が,前記機械的変速手段を
    介して変換され,前記駆動部材に伝達されることを特徴とする,電気自転車の自
    動変速装置。
  16. 【請求項16】 前記機械的変速手段は, 前記モータの駆動ギヤにより駆動される第1のギヤにより回転される第2の回
    転軸,に設けられる第1の低速ギヤ及び第1の高速ギヤと; 前記第2の回転軸と平行に設けられる第3の回転軸に回転可能に設けられ,前
    記第1の低速ギヤ及び前記第1の高速ギヤとそれぞれ係合する第2の低速ギヤ及
    び第2の高速ギヤと; 前記第2の低速ギヤ及び前記第2の高速ギヤの内の1つに駆動力を伝達するた
    めに,前記第2の低速ギヤと前記第2の高速ギヤに選択的に連結されるクラッチ
    と; を含むことを特徴とする,請求項15に記載の自動変速装置。
  17. 【請求項17】 前記クラッチは,外周面に斜線方向に移動突起を備え, 前記固定ハウジングの内面には前記移動突起に対応する案内溝が設けられてお
    り, 前記クラッチは,前記移動ハウジングが前記固定ハウジングの内部で回転する
    時,前記車輪にかかる負荷に応じて,前記第2の低速ギヤまたは前記第2の高速
    ギヤ側に選択的に移動することができることを特徴とする,請求項16に記載の
    自動変速装置。
  18. 【請求項18】 バッテリにより駆動されるモータと; 前記モータの回転力で自転車の車輪を駆動させる駆動部材と; 前記モータの回転力を前記駆動部材に伝達する動力伝達手段と; 前記車輪と地面との摩擦力の大きさに応じて前記モータの出力を電子的にシフ
    トする電子的変速手段と; 前記モータ,前記駆動部材,前記動力伝達手段,前記機械的及び電子的変速手
    段が設置される移動ハウジングと; 前記移動ハウジングの外側に定置される固定ハウジングと; 前記駆動部材,前記移動ハウジングを貫通し前記固定ハウジングに回転可能に
    取りつけられる第1の回転軸と; から構成され, 前記移動ハウジングが,前記自転車の前記車輪にかかる負荷の大きさに応じて
    ,前記回転軸を中心に回転されて,前記モータの出力が,前記電子的変速手段を
    介して変換され,前記駆動部材に伝達されることを特徴とする,電気自転車の自
    動変速装置。
  19. 【請求項19】 前記電子的変速手段は,前記車輪にかかる負荷の大きさに
    応じて,前記駆動部材の回転力を調節する可変抵抗部材を含むこと特徴とする,
    請求項18に記載の自動変速装置。
  20. 【請求項20】 前記可変抵抗部材の中心にはピニオンギヤが設けられ,前
    記固定ハウジングの内側面には前記ピニオンギヤと係合するラックが設けられ,
    前記移動ハウジングが前記固定ハウジングの内部で回転する時,前記車輪にかか
    る負荷の大きさに応じて,前記可変抵抗部材の可変抵抗値が変化されることを特
    徴とする,請求項19に記載の電気自転車の自動変速装置。
JP2000592179A 1999-01-07 1999-11-11 電気自転車の自動変速装置 Pending JP2002534315A (ja)

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