JP2002533621A - 2つのハイドロポンプを備えたポンプ装置 - Google Patents

2つのハイドロポンプを備えたポンプ装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ベーン隔室ポンプと、このベーン隔室ポンプと一緒に駆動される第2のハイドロポンプとを有するポンプ装置に関する。ベーン隔室ポンプは、吸込み領域と圧縮領域とを有していて、吸込み領域内でベーン間の第1の圧力室とベーンの背後の後ろ側の第2の圧力室とが増大され、前記圧縮領域内で前記2つの圧力室が縮小され、しかもこの圧縮領域内で2つの圧力室が吐出し口に液圧式に接続されている。このベーン隔室ポンプは特に、自動車の流体力学式の伝動装置の調節シリンダに比較的高圧の圧力液体を供給するために用いられる。第2のハイドロポンプは、強制ガイドされる押し退け部材を有していて、低いシステム圧を有する循環回路特に自動車の潤滑油回路に圧力流体を供給するために設けられている。低い外気温度及び粘性の高い圧力流体においても、ベーン隔室ポンプが搬送開始できるようにするために、本発明によれば、ベーン隔室ポンプの後ろ側の圧力室が吸込み領域内で第2のハイドロポンプの吐出し口に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念部に記載したポンプ装置に関するものである。
このポンプ装置は、特に、自動車の流体力学式の伝導装置の調節シリンダに高圧
で圧力流体を供給するために用いられるベーン隔室ポンプと、第2のハイドロポ
ンプとを有しており、該第2のハイドロポンプの押し退け部材は強制ガイドされ
、低圧のシステム圧を有する循環回路、特に自動車の潤滑油回路に圧力流体を供
給するために用いられる。つまり2つのハイドロポンプは、同一の運転媒体で作
業する。
【0002】 ベーン隔室ポンプ及び第2のハイドロポンプを有するポンプ装置で、その押し
退け体が強制ガイドされる形式のものは、ヨーロッパ特許公開第0128969
号明細書により公知である。この公知のポンプ装置では、ベーン隔室ポンプのオ
イル流がパワーステアリングの圧力媒体供給に利用される。第2のハイドロポン
プはラジアルピストンポンプであって、該ラジアルピストンポンプの、装置のた
めのオイル流は、車両の車高調整に利用される。この公知のポンプ装置の2つの
ハイドロポンプは、共通のオイルタンクを有する2つの圧力流体循環回路に配置
されている。
【0003】 ベーン隔室ポンプは、一般的に1つの吸込み領域を有しており、この吸込み領
域内で、ベーン間の第1の圧力室と、ベーンの背後の後ろ側の第2の圧力室とが
増大し、その際に圧力流体を受容するようになっている。圧縮領域内で圧力室が
縮小し、それによって圧力流体が吐出し口に押しやられる。ベーン隔室ポンプの
申し分のない機能を得るために、ロータの半径方向のスリット内でガイドされた
ベーンがリフトリング若しくは昇降リングに外側が当接するようになっている。
このような装置のためには遠心力が利用されており、この遠心力はベーンに働い
て、昇降リングに当接する前側とベーンの後ろ側との間のスリット内で、ベーン
の作用のために十分な圧力補償を得ることを前提としている。この前提条件は、
圧縮領域内で後壁側の圧力室をポンプの吐出し口に接続することによって得られ
る。吸込み領域内では一般的に第1の圧力室もまた第2の圧力室も、ベーン隔室
ポンプの吸込み口に接続されているので、これら2つの圧力室内には同じ圧力が
形成されている。
【0004】 昇降リングにベーンを当接させるために必要な遠心力は、温度の低下に伴って
高くなる圧力流体の粘性が高くなるにつれて大きくなる。このことは、一般的な
構造のベーン隔室ポンプはまず、圧力流体の温度が低下すればする程、より高い
回転数で搬送開始しなければならないということである。特に、自動車それもト
ラクターのエンジンオイル及び駆動オイルは、周囲温度が低いと、ベーン隔室ポ
ンプがまず受け入れられない程度に高い回転数で作動開始しなければならない程
に、ねばねば(粘性が高い)になる。
【0005】 そこで本発明の課題は、請求項1の上位概念部に記載したポンプ装置を改良し
て、低い周囲温度においても及びひいては圧力流体の粘性が高くても申し分のな
い運転が可能となるように改良することである。
【0006】 この課題は請求項1の特徴部によれば、ベーン隔室ポンプの後ろ側の圧力室が
吸込み領域内で第2のハイドロポンプの吐出し口に接続されていることによって
解決された。第2のハイドロポンプの押し退け部材は強制ガイドされているので
、第2のハイドロポンプは、駆動されると、圧力流体の粘性とは無関係に搬送を
開始する。吐出し口に形成される圧力は、ベーン隔室ポンプの後ろ側の圧力室内
にも形成され、ベーンに対して、ベーンを遠心力と協働して半径方向外方に向か
って昇降リングに押しつける力を加える。第2のハイドロポンプによって供給さ
れる、循環回路内のシステム圧は、比較的低く、例えば5バール(bar)の範
囲内である。従ってベーン隔室ポンプの吸込み領域内における、ベーンと昇降リ
ングとの間の摩擦力はわずかしか上昇しないので、これらの部分における摩擦は
十分にわずかに抑えられる。
【0007】 ドイツ連邦共和国特許出願公告第1728276号明細書明細書によれば、ベ
ーン隔室ポンプとして構成された第1のハイドロポンプのベーンにおける後ろ側
の圧力室がその吸込み領域で第2のハイドロポンプの吐出し口に接続されている
、2つのハイドポンプを有するポンプ装置が既に公知である。しかしながらこの
公知のポンプ装置においては、第2のハイドロポンプが、粘性の高い圧力流体に
おいて作動しないベーン隔室ポンプであるので、ドイツ連邦共和国特許公告第1
728276号明細書により公知のポンプ装置においては、本発明が基づくとこ
ろの問題点は解決されていない。
【0008】 本発明によるポンプ装置の別の有利な構成は従属請求項に記載されている。
【0009】 ベーン隔室ポンプは有利には、可変な押し退け容積を備えている。何故ならば
、それによって、一定な押し退け容積を有するベーン隔室ポンプと比較して、利
用できないエネルギーが消費されることは減少されるからである。特に自動車に
使用する場合には、一次エネルギーによる節約された回転運動の他に、各構成部
材が安価であることが重要であるので、請求項3によれば、ベーン隔室ポンプは
有利には直接制御され、調節された最大圧力に達した時に、その押し退け容積に
よって、最大圧力時に、内部の漏れによって失われたわずかな量だけが補われる
まで、後退するようになっている。最大圧力と漏れ量とをかけることによって得
られる損失率は僅かである。何故ならば漏れ量がわずかだからである。
【0010】 第2のハイドロポンプは、有利な形式で歯車ポンプ、特に充填材なしの内歯車
ポンプである。この内歯車ポンプは静粛に作業し、製造において好都合であって
、その構造においても、高い費用をかけることなしに、請求項6に記載したよう
に、ベーン隔室ポンプと共に1つの構成ユニットにまとめられて構成することが
できる。
【0011】 このような構造ユニットの有利な実施態様は、その他の従属請求項に記載され
ている。
【0012】 本発明によるポンプ装置の3つの実施例が図面に示されている。以下に図面を
用いて本発明を詳しく説明する。
【0013】 図1は、第1実施例の回路図、 図2は、ベーン隔室ポンプと、内歯車ポンプとして構成された第2のハイドロ
ポンプとが、ケーシング固定された共通の制御部を備えた1つの構造ユニットに
まとめられている、第2実施例の、駆動軸の軸線を含む縦断面図、 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図、 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図、 図5は、図2のV−V線に沿った断面図、 図6は、第2実施例とは、主に制御溝の構成及び制御部内の圧力接続部の配置
が異なっている第3実施例の、駆動軸の軸線を含む縦断面図、 図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図、 図8は、図7のVIII−VIII線に沿った第3実施例の縦断面図、 図9は、制御部分のベーン隔室ポンプ側の端面側の図である。
【0014】 図10は、2つの平衡な圧力接続部の方向の制御部の図である。
【0015】 図1によれば、ベーン隔室ポンプ10が吸込み口11を介して、また例えばラ
ジアルピストンポンプ(そのラジアルピストンがばね力を受けて偏心体に当接し
ている)として構成された第2のハイドロポンプ12が吸込み口13を介してタ
ンク14から圧力媒体を吸い込む。タンク14は、自動車例えばトラクターの伝
動装置のケーシングによって形成されている。ラジアンピストンポンプ12のラ
ジアルピストンはばねによって偏心体に押しつけられるので、ラジアルピストン
は強制ガイド式の押し退け部材として構成されている。ラジアルピストンポンプ
は、吐出し口15を介して圧力液体を自動車伝動装置の潤滑油回路16に供給し
、この場合、圧力液体が運転温度に達した時に、吐出し口15内の圧力は4ba
r(バール)乃至5barである。潤滑油回路16から伝動装置オイルがタンク
14名に戻し案内される。圧力制限弁19は、ハイドロポンプ12の吐出し口1
5を保護する。
【0016】 ベーン隔室ポンプ10から吐出し口17を介して種々異なる液圧式の消費器に
圧力液体が供給される。この消費器とは、例えば自動車の伝動装置に属するとこ
ろの流体静力学的な調節シリンダ及びクラッチの液圧式の操作装置である。
【0017】 ベーン隔室ポンプ10及び第2のハイドロポンプ12は、その共通の駆動軸2
0を介して駆動せしめられる。駆動軸20は軸線21を有していて、この駆動軸
20にロータ22が相対回動不能に固定されている。ロータの周囲には、半径方
向のスリット23が一様に分配して配置されていて、これらのスリット23内に
ベーン24がガイドされている。これらのベーン24は、半径方向でローラ22
の外周面を越えて突き出ていて、円筒形の昇降カム面(Hubkurve)を有
する昇降リング(Hubring)25に当接している。昇降リング25の軸線
は、駆動軸20の軸線21に対して、ゼロと最大値との間で変化する間隔Eを有
している。ベーン隔室ポンプ10は、可変な押し退け容積を有するベーン隔室ポ
ンプである。ベーン24は、これらのベーン24間で第1の圧力室27を形成し
ていて、スリット23の底部側に向いた後ろ側で、スリット23内に、後ろ側の
第2の圧力室28を形成している。
【0018】 昇降リング25及びロータ22の側方には制御円板32が配置されており、こ
の制御円板32は全部で4つの、ロータ22に向かって開放する制御溝を有して
いる。半径方向で外側に位置する吸込み溝33は、吸込み口11と液圧式に接続
されて、制御円板32に取り付けられていて、第1の圧力室27が吸込み溝33
と合致して、吸込み溝33が大きくなるようになっている。この場合、図1では
、ロータは時計回り方向とは逆方向に駆動せしめられることに注意しなければな
らない。吸込み溝33よりもさらに半径方向内側に別の吸込み溝34が位置して
おり、この別の吸込み溝34は第2の圧力室28と合致して、大きくなるように
なっている。ここで重要なことは、吸込み溝34はベーン隔室ポンプ10の吸込
み口11に接続されるのではなく、ラジアルピストンポンプ12の吐出し口15
に接続されているということである。これによって圧力室28は、容積が増大し
ているベーン隔室ポンプ10の吸込み領域において、ラジアルピストンポンプ1
2の吐出し口15で形成された圧力によって負荷されて、外方に向かって昇降リ
ング25に押しつけられる。圧力室27及び28が縮小するベーン隔室ポンプ1
0の圧縮領域内では、圧力室27,28は半径方向外側に位置する圧力溝35及
び半径方向内側に位置する圧力溝36と合致する。これら2つの圧力溝は互いに
、及び吐出し口17と液圧式に接続されているので、ベーン24は圧縮領域内で
その前側が負荷され、後ろ側が同じ圧力で負荷される。
【0019】 ハイドロポンプ10及び12並びに液圧式の消費器16及び18が存在する車
両の長い停止状態並びに低い周囲温度において、処理しようとする圧力液体の粘
性は高い。ハイドロポンプ12の押し退け部材は強制ガイドされるので、このハ
イドロポンプは、駆動軸20が回転開始すると直ちに高粘性の圧力液体を搬送開
始する。吐出し口15内では、ベーン隔室ポンプ10のベーン24が吸込み領域
内で半径方向外方に押しつけられる圧力が形成されるので、ベーン隔室ポンプは
、駆動軸の低回転数においても既に同様に圧力液体を搬送する。この場合、ハイ
ドロポンプ12の吐出し口15における圧力は、圧力液体の粘性が高くなるにつ
れて高くなる。何故ならば、潤滑油回路の液圧抵抗によって、圧力液体の粘性が
高くなるにつれて負荷力が大きくなるからである。他方では、遠心力の他に、ベ
ーン隔室ポンプ10のベーン24を昇降リング25に確実に当接させるために必
要な補助力も、圧力液体の粘性が高くなるにつれて大きくなる。それによって特
別な手段なしで、ベーン隔室ポンプ10のベーン24に対する、圧力媒体の粘性
とは無関係な補助力が得られる。
【0020】 図2乃至図5に示した実施例においては、ベーン隔室ポンプ10と、充填材な
しの内歯車ポンプ40として構成された第2のハイドロポンプとは、1つの構造
ユニットにまとめられており、この構造ユニットは、多数の部分から成る共通の
ケーシング41内に配置されていて、唯一の駆動軸42を介して駆動せしめられ
る。ケーシングは、鉢状のケーシング部分43と蓋状のケーシング部分44とか
ら組み立てられている。ケーシング部分43の底部には球軸受45が設けられて
おり、この球軸受45に駆動軸42が支承されている。駆動軸42は、一端部が
ケーシング部分43の底部を越えて突き出ていて、この端部でセレーションを備
えている。この端部に、ツインポンプ(Doppelpumpe)の駆動装置の
ための詳しく図示していない歯車を被せ嵌めることができる。駆動軸42には、
互いに相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)、ベーン隔室ポンプ10
のロータ22と内歯車ポンプ40の外歯列を備えた歯車47とが、軸方向で間隔
を保って固定されている。歯車47は、円環円筒形(kreiszylindr
ischen)のポンプ室内に配置されており、このポンプ室は、ケーシング部
分43の底部上に載っているサイド円板48と、このサイド円板48と同様にケ
ーシング内に堅固に配置された制御部49との間に配置されている。制御部49
は、ロータ22と歯車47との間のスペースをほぼ占めていて、環状円筒形(r
ingzylindrischen)のつばがサイド円板48まで達している。
ベーン隔室ポンプ10のロータ22は、蓋44と制御部49との間に形成された
円環円筒形のポンプ室内に位置しており、前記制御部49は、円環円筒形の延長
部が蓋44まで達していて、この蓋44のセンタリングつばをブリッジしている
。ベーン隔室ポンプ10のポンプ室内には昇降リング25が配置されており、こ
の昇降リング25は、第1の皿ば51を介して昇降リング25で支えられ第2の
皿ばね52を介して最大駆動圧のための調節ねじ53で支えられている圧縮コイ
ルばね50を介して、圧縮コイルばね50とは直径方向で反対側の、最大昇降容
積のための調節ねじ54に対して押しつけられる。駆動中に、ロータは図3に示
したように逆時計回り方向の矢印Aの方向で回転し、この際に、回転方向で連続
する圧縮領域が、調節ねじ54と圧縮コイルばね50との間に位置する。圧力に
よって生ぜしめられた、調節ねじ54と圧縮コイルばね50とを接続する接続線
に対して垂直に作用する分力が、高さ調節ねじ55によって受容される。この高
さ調節ねじ55は、昇降リングの位置を、調節ねじ54と圧縮コイルばね50と
の間の接続線に対して垂直に規定する。昇降リングの内側には、ロータ22のス
リット23内で半径方向にガイドされたベーン24が当接する。図3では、ベー
ン間に圧力室27が存在し、ベーンの後ろ側に圧力室28が存在することが示さ
れている。
【0021】 制御部49に設けられた、半径方向に開放する広い切欠60(この切欠60を
介してケーシング部分43も開口61を有している)は、ベーン隔室ポンプ10
のための吸込み口も、また内歯車ポンプ40のための吸込み口も形成する。軸方
向で切欠60と、ロータ22側に向いた制御部49の端面側との間には、ベーン
隔室ポンプ10の外側の吸込み溝33が延びている。つまり吸込み溝33はロー
タ22のほぼ外周面に配置されている。さらに内側つまりスリット23の底部の
領域では、ベーン隔室ポンプ10のポンプ室内に内側の吸込み溝34が、軸方向
で見て、切欠60の中央を越えて制御部49内まで達している。切欠60は、半
径方向で制御溝34までは達していない。制御溝34と切欠60つまり2つのポ
ンプの吸込み口との間に、液圧式の接続は存在しない。吸込み溝33及び34と
は反対側に、内側の圧力溝36が存在しており、この圧力溝36を越えて後ろ側
の圧力室28が延びており、外側の圧力溝35(この圧力溝35に向かって圧力
室27が開放している)が制御部49内に形成されている。2つの圧力溝も、制
御部49内に深く侵入している。制御部49内には、切欠60が存在する半径方
向面内に半径方向孔62が設けられており、この半径方向孔62は、外方に向か
って、ケーシング部分43に設けられた対応する孔63を通って連続していて、
内方でその一方の端部付近において2つの圧力溝35及び36が交差している。
孔62と63とはベーン隔室ポンプ10の吐出し口を形成しており、この吐出し
口に、2つの圧力溝35及び36が液圧式に接続されている。
【0022】 内歯車ポンプ40の外歯列を有する歯車47の外側は、内歯列を有する中空歯
車64によって取り囲まれており、この中空歯車64は、その外周面で、歯車4
7に対して偏心的に回転可能に制御部49に支承されている。中空歯車64の歯
列65と歯列66とは互いに滑動し合い、歯車ポンプ40の強制ガイド式の押し
退け部材として、これらの歯列65と66との間で圧力室を形成していて、この
圧力室は吸込み領域で大きくなり、圧縮領域で小さくなる。吸込み領域内で圧力
室は吸込み溝67に向かって開放し、この吸込み溝67は、内歯車ポンプ40の
ポンプ室と切欠60との間に存在する、制御部49の壁部を貫通している。吸込
み溝67とほぼ反対側において、制御部49には、ベーン隔室ポンプ10の圧力
溝35及び36の半径方向外側に内歯車ポンプ40の圧力溝68が設けられてい
る。圧力溝68は軸方向で、制御部49の切欠60及び半径方向孔62が存在す
る半径方向面まで達していて、制御部49内に侵入している。この半径方向面内
に存在する、制御部49の半径方向孔69は、圧力溝68に向かって内方に開口
していて、半径方向孔69と合致する、ケーシング部分43の半径方向孔が内歯
車ポンプ40の吐出し口を形成している。特に図4及び図5に示されているよう
に、圧力溝68は、周方向で制御部49の半径方向孔62に対して間隔を保って
終わっており、従って2つのポンプの吐出し口間で液圧的な接続は形成されない
【0023】 圧力溝68の他方の端部付近では、この圧力溝68から孔71が延びている。
この孔71は、外部から制御部49内に接線方向で設けられており、この孔71
はベーン隔室ポンプの圧力溝35及び6の手前を通って、ベーン隔室ポンプ10
の吸込み溝34の一方の端部に接線方向で開口している。これによって、ベーン
隔室ポンプ10の吸込み溝34は、内歯車ポンプ40の圧力溝68と液圧式に接
続されている。ベーン隔室ポンプ10の後ろの圧力室28は、内歯車ポンプ40
の吐出し口の吸込み領域で流体によって満たされるので、この圧力室28内には
、内歯車ポンプ40の吐出し口内と少なくともほぼ同じ圧力が形成される。この
ような形式による、吸込み溝34への孔71の開口部によって、圧力溝68と吸
込み溝34との間に場合によっては生じる圧力損失は小さくなる。孔71は、切
欠60並びに、制御部49の孔62及び69の中央を通って延びる半径方向面内
に位置している。孔71は吸込み溝34と重なる。何故ならば吸込み溝34は、
軸方向で、前記半径方向面を越えるまで制御部49内に侵入して延びているから
である。しかしながら制御溝34の深さをやや浅くして、孔71を、ベーン隔室
ポンプのポンプ室付近に位置する半径方向面内に配置するか又は、孔71の、圧
力溝68における始端部からベーン隔室ポンプ10のポンプ室までの間隔を、こ
のポンプ室から吸込み溝34における開口箇所までの間隔よりも大きくなるよう
に、半径方向面を基準にして斜めに延びるように構成してもよい。図4及び図5
に、吸込み溝及び圧力溝の種々異なる位置で示されているように、ベーン隔室ポ
ンプ1の吸込み及び圧縮領域は、内歯車ポンプ40の吸込み及び圧縮領域に対し
てやや回転されている。これによって一方では吸込み溝34は、この吸込み溝3
4と圧力溝68との間の接続通路を得るための、より良好な位置を占める。他方
ではベーン隔室ポンプ10の圧力溝35及び36は、圧力溝68の一方の端部か
らやや遠ざかっているので、圧力溝68と切欠60との間に、吸込み溝34と圧
力溝68との間の接続通路71を形成するために十分な制御部49の材料が存在
することになる。
【0024】 図6から図10に示した実施例においても、調節可能なベーン隔室ポンプ10
と、充填材なしの内歯車ポンプ40として構成された第2のハイドロポンプとが
1つの構成ユニットにまとめられている。2つのポンプは、1つの駆動軸42を
介して駆動される。第2実施例のものとはやや異なり、ケーシング41は中央の
制御部49を有しており、該中央の制御部49は、一方の端面側で、スリット2
3内に存在するベーン24を備えたロータ22の及びベーン隔室ポンプ10の昇
降リング25のためのポンプ室を有していて、他方の端面側で、外歯列を備えた
歯車47及び内歯車ポンプ40の内歯列を備えた歯車64のためのポンプ室を有
しており、また、ベーン隔室ポンプのポンプ室を閉鎖する蓋44と、内歯車のポ
ンプ室を閉鎖する別の蓋74とを有している。別の蓋74は、前記第2実施例の
ものにおいてはサイド円板48と鉢状のケーシング部分43の底部とが有してい
た2つの機能を有している。蓋47内には球軸受45が挿入されていて、該球軸
受45内に駆動軸42が支承されている。さらに、球軸受45には、第2実施例
におけるのと同様に駆動軸42が滑り軸受75内に支承されており、滑り軸受7
5が、制御部49の中央孔76内に挿入されていて、孔76のベーン隔室ポンプ
側の端部から所定の長さだけ制御部内に延びている。2つの蓋44及び74及び
制御部49は、詳しく図示してない形式で長い機械ねじによって締付結合されて
いる。
【0025】 第3実施例のベーン隔室ポンプ10の調節機構は、第2実施例にものと同じで
あるので、その説明は省略する。第3実施例において内歯車ポンプ40のために
使用された1組の歯車47,64の直径は、第2実施例による1組の歯車の直径
よりも小さい。
【0026】 運転中に駆動軸42は、図7に示されているように時計回り方向で回転し、ま
た図9に示されているように逆時計回り方向で回転する。
【0027】 内歯車ポンプ40のポンプ室手前の蓋74の構成の他に、第3実施例のものは
第2実施例のものに対して、制御部内の中空室の構成が著しく異なっている。2
つのポンプ10及び40のための吸込み口は、第2実施例のものと同様に制御部
49内の半径方向で開放した広い(大面積の)切欠60によって形成されている
が、この切欠60は、図7に示した断面図では著しく左右非対称的な形状を有し
ているので、3つの機械ねじが制御部を貫通する領域内に、孔77のための中断
のない材料が存在している。切欠60と、ロータ22側に向いた制御部49の端
面側との間で軸方向に、ベーン隔室ポンプ10の外側の吸込み溝33が延びてお
り、この外側の吸込み溝33は、第2実施例にものとほぼ同じ形状を有していて
、やはりローラ22のほぼ外周面に位置している。さらに内側つまりスリット2
3の底部の領域に、ベーン隔室ポンプ10のポンプ室内に内側の吸込み溝34が
開口している。切欠60は、半径方向で吸い込み溝34まで達していない。つま
り、吸込み溝34と切欠60(つまり2つのポンプの吸込み口)との間の液圧的
な接続は形成されていない。特に、内側の吸込み溝34が破線で表されている図
8に示されているように、この第3実施例においては、内側の吸込み溝はその全
長に亘って軸方向で、切欠60の中央を越えて制御部49内に侵入しているので
はない。むしろ内側の吸込み溝34は(深さが)浅い領域78と、ロータの回転
方向で見て後ろ側の、(深さが)深い領域とを有している。この深い領域だけが
、軸方向で切欠60の中央を越えて制御部49内に達している(図7の断面図参
照)。内側の吸込み溝が全長に亘って深く形成されている構成と比較して、第3
実施例の制御部49は頑丈である。
【0028】 吸込み溝33及び34のほぼ反対側で、ベーン隔室ポンプ10の内側の圧力溝
36(この圧力溝36を越えて後ろ側の圧力室28が延びている)と、圧力溝3
5(この圧力溝に向かって圧力室27が開放している)とが、制御部49内に設
けられている。2つの圧力溝もそれぞれ、深さの浅い領域82若しくは83と、
ロータの回転方向で見て後ろの、深さの深い領域84若しくは85を有している
。この深い領域84若しくは85内で2つの圧力溝は、吸込み口の中央に延びる
半径方向面(図7に示した断面図と同じ)を越えて、制御部49内に突入してい
る。図10には、より扁平な領域83と、より深い領域85とを備えた内側の圧
力溝36が形成されている。制御部49内には、前記半径方向面内に、駆動軸4
2の軸線に対して接線方向に延びる段付けされた接続孔62が設けられており、
この接続孔62の機能は、第2実施例における同じ符号を付けた孔の機能と同じ
であって、この接続孔62は、2つの圧力溝35及び36の深い領域84,85
と交差している。
【0029】 第2実施例におけるのと同様に第3実施例においても、内歯車ポンプ40の歯
車47及び64の歯は互いに沿っていて、これらの歯の間で、強制ガイドされた
押し退け体としての圧力室を形成している。これらの圧力室は、運転中に吸い込
み領域が増大し、圧縮領域が縮小する。吸込み領域内では、圧力室は吸込み溝6
7に向かって開放しており、この吸込み溝67は、内歯車ポンプ40のポンプ室
と切欠60との間に存在する制御部49の壁部を貫通する。ベーン隔室ポンプ1
0の圧力溝35及び36も存在する角度範囲とほぼ同じ角度範囲内で、吸込み溝
67とは反対側に、制御部には内歯車ポンプ40の圧力溝68が形成されている
。この圧力溝68は、圧力溝35の半径方向外側に位置しているのではなく、少
なくとも部分的に、圧力溝35及び36と同じ直径上に位置している。圧力溝3
35及び36と同様に、圧力溝68も、浅い領域86を有しており、この領域8
6は、圧力溝35及び36の深い領域に軸方向で向き合って位置していて、深い
領域87を有している。この深い領域87は、軸方向で前記半径方向面を越えて
突き出ていて、この領域87に軸方向で向き合って圧力溝35及び36のフラッ
トな領域が位置している。前記半径方向面内に位置していて、ベーン隔室ポンプ
10の接続孔62に対して平行に延びる、制御部62に設けられた接続孔69(
この接続孔69の機能は、同じ符号を記した第2実施例の孔の機能に相当する)
は、内方に圧力溝68の深い領域87に向かって開放している。圧力溝35及び
36の深い領域に対して軸方向で反対側に位置する、圧力溝68のフラットな領
域86は勿論、接続孔62又は圧力溝35及び36の1つと液圧式な接続を形成
していない。これによって、2つの接続孔62及び69が同じ半径方向面内で互
いに近くに隣り合わせに位置する時に、圧力溝35,36内に、フラットな領域
及び深い領域が存在することによって、一方では圧力溝35,36及び68と接
続孔62及び69との間に正しい液圧式の接続が形成され、他方では圧力溝68
が圧力溝35及び36の直径上に位置することができるので、半径方向で小さい
構造スペースしか必要としない。
【0030】 第2実施例におけるように、圧力溝68が圧力溝35の半径方向外側に位置し
ていれば、接続孔62及び69の配置では第3実施例におけるように、圧力溝6
8だけが異なる深さの領域を有していればよい。圧力溝35及び36は、その全
長にわたって、前記半径方向面を越えて突き出ていてよい。しかしながらこの場
合も圧力溝35及び36は異なる深さを有していれば有利である。何故ならば、
異なる深さを有していれば制御部49のより改善された形状安定性が期待される
からである。
【0031】 第2実施例におけるように、第3実施例においても圧力溝68から孔71が延
びており、この孔71は接続孔69を貫通していて、この接続孔69に対して平
行に延びて、前記半径方向面内に位置して制御部49内に形成される。これによ
ってこの孔71は、ベーン隔室ポンプの圧力溝35及び36のフラットな領域8
2及び83の手前を通って、ベーン隔室ポンプ10の吸込み溝34の端部の深い
領域79内に開口している。これによって、ベーン隔室ポンプ10の吸込み溝3
4は、内歯車ポンプ40の圧力溝68と液圧式に接続されている。ベーン隔室ポ
ンプ10の後ろ側の圧力室28は、吸込み領域内で内歯車ポンプ40の吐出し口
から流体が満たされるので、この圧力室28内には、内歯車ポンプ40の吐出し
口におけるのと少なくともほぼ同じ圧力が形成される。接続孔71が接続孔69
内を通って形成されることによって、作業時間は短縮される。つまり、孔を後作
業で閉鎖し、栓をねじ込むために必要なねじ山を切る作業は省かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の回路図である。
【図2】 ベーン隔室ポンプと、内歯車ポンプとして構成された第2のハイドロポンプと
が、ケーシング固定された共通の制御部を備えた1つの構造ユニットにまとめら
れている、第2実施例の、駆動軸の軸線を含む縦断面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 図2のV−V線に沿った断面図である。
【図6】 第2実施例とは、主に制御溝の構成及び制御部内の圧力接続部の配置が異なっ
ている第3実施例の、駆動軸の軸線を含む縦断面図である。
【図7】 図6のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線に沿った第3実施例の縦断面図である。
【図9】 制御部分のベーン隔室ポンプ側の端面側の図である。
【図10】 2つの平行な圧力接続部の方向の制御部の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,KR,U S (71)出願人 JahnstraBe 3−5、D− 97816 Lohr、BRD Fターム(参考) 3H044 AA02 BB03 BB05 CC08 CC16 CC19 DD02 DD15 DD16 DD28 DD42

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ装置であって、1つ又は多数の消費器(18)特に自
    動車の流体力学式の伝動装置の調節シリンダに高圧の圧力液体を供給するための
    ベーン隔室ポンプ(10)を有しており、該ベーン隔室ポンプ(10)が、吸込
    み領域と圧縮領域とを有していて、吸込み領域内でベーン(24)間の第1の圧
    力室(27)とベーン(24)の背後の後ろ側の第2の圧力室(28)とが増大
    し、前記圧縮領域内で前記2つの圧力室(27,28)が縮小し、しかもこの圧
    縮領域内で2つの圧力室(27,28)が吐出し口(62,63)に液圧式に接
    続されており、 ベーン隔室ポンプ(10)によって共通に駆動される第2のハイドロポンプ(
    40)を有していて、該第2のハイドロポンプの押し退け部材(65,66)が
    強制ガイドされ、該第2のハイドロポンプ(40)が、低いシステム圧を有する
    循環回路特に自動車の潤滑油回路に第2の吐出し口(69,70)を介して圧力
    流体を供給するために用いられる形式のものにおいて、 ベーン隔室ポンプ(10)の後ろ側の圧力室(28)が吸込み領域内で第2の
    ハイドロポンプ(40)の吐出し口(69,70)に接続されていることを特徴
    とする、2つのハイドロポンプを備えたポンプ装置。
  2. 【請求項2】 ベーン隔室ポンプ(10)が可変な押し退け容積を有してい
    る、請求項1記載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 ベーン隔室ポンプ(10)が、調節された最大圧力に達した
    時に、ゼロ行程機能によって直接制御される、請求項2記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】 第2のハイドロポンプ(40)が2つの歯車(47,64)
    を備えたポンプである、請求項1から3までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  5. 【請求項5】 第2のハイドロポンプ(40)が充填材なしの内歯車ポンプ
    である、請求項4記載のポンプ装置。
  6. 【請求項6】 ベーン隔室ポンプ(10)及び第2のハイドロポンプ(40
    )が1つの構成ユニットにまとめられていて、軸方向で相前後して配置されてい
    る、請求項1から5までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  7. 【請求項7】 ベーン隔室ポンプと第2のハイドロポンプ(40)の押し退
    け部材(65,66)との間にケーシング固定された制御部(49)が配置され
    ていて、該制御部(49)が、2つのハイドロポンプ(10,40)に共通の吸
    込み口(60)と、ベーン隔室ポンプ(10)に配属された第1の吐出し口(6
    2)と、第2のハイドロポンプ(40)に配属された第2の吐出し口(69)と
    、ベーン隔室ポンプ(10)のロータ(22)に向かって開放する、半径方向外
    側に位置する吸込み溝(33)とを有しており、該吸込み溝(33)が前記吸込
    み口(60)と液圧式に接続されていて、該吸込み溝(33)がベーン隔室ポン
    プ(10)の第1の圧力室(27)とオーバーラップするようになっており、さ
    らに、前記制御部(49)が、ベーン隔室ポンプ(10)のロータ(22)に向
    かって開放する、半径方向内側に位置する吸込み溝(34)と、接続通路(71
    )とを有していて、前記吸込み溝(34)がベーン隔室ポンプ(10)の第2の
    圧力室(28)とオーバーラップするようになっており、前記接続通路(71)
    を介して、半径方向内側に位置する吸込み溝(34)が第2のハイドロポンプ(
    40)の吐出し口(69)に接続されている、請求項6記載のポンプ装置。
  8. 【請求項8】 制御部(49)が、第2のハイドロポンプ(40)の歯車(
    47,64)に向かって開放する圧力溝(68)を有しており、該圧力溝(68
    )と内側に位置する吸込み溝(34)との間の接続通路(71)として真っ直ぐ
    に延びる孔が設けられている、請求項7記載のポンプ装置。
  9. 【請求項9】 接続通路(71)に、第2のハイドロポンプ(40)の吐出
    し口(69)によって直接アクセス可能である、請求項7又は8記載のポンプ装
    置。
  10. 【請求項10】 内側に位置する吸込み溝(34)が円弧状に構成されてい
    て、接続通路(71)が吸込み溝(34)の端部でこの吸込み溝にほぼ接線方向
    で開口している、請求項7から9までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  11. 【請求項11】 ベーン隔室ポンプ(10)の半径方向内側に位置する吸込
    み溝(34)が、大きい軸方向深さを有する領域(79)と小さい軸方向深さを
    有する領域(78)とを備えており、接続通路(71)が、前記大きい軸方向深
    さを有する領域(79)内で半径方向内側に位置する吸込み溝(34)内に開口
    している、請求項7から10までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  12. 【請求項12】 接続通路(71)が、2つのポンプ(10,40)の軸線
    に対してほぼ垂直に位置する半径方向面に延びている、請求項11記載のポンプ
    装置。
  13. 【請求項13】 制御部(49)が、第2のハイドロポンプ(40)の歯車
    (47,64)に向かって開放する圧力溝(68)を有しており、該圧力溝(6
    8)が、ベーン隔室ポンプ(10)の2つの圧力溝(35,36)の半径方向外
    側に位置していて、大部分が、ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,36
    )も存在する角度範囲にわたって延びており、前記接続通路(71)が、第2の
    ハイドロポンプ(40)の圧力溝(68)の一端部付近でベーン隔室ポンプ(1
    0)の半径方向内側に位置する吸込み溝(34)に延びていて、ベーン隔室ポン
    プ(10)の圧力溝(35,36)の一端部の傍らを通って吸い込み溝(34)
    まで延びている、請求項7から12までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  14. 【請求項14】 ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,36)は、そ
    の他方の端部が圧力通路(62)に向かって開放していて、該圧力通路(62)
    が第2のハイドロポンプ(40)の圧力溝(68)の傍らを通って、制御部(4
    9)の半径方向外側面におけるベーン隔室ポンプ(10)の吐出し口に通じてい
    る、請求項13記載のポンプ装置。
  15. 【請求項15】 ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,36)と、第
    2のハイドロポンプ(40)の圧力溝(68)とが、半径方向で見て軸方向にオ
    ーバーラップしている、請求項12から14までのいずれか1項記載のポンプ装
    置。
  16. 【請求項16】 制御部(49)が、第2のハイドロポンプ(40)の歯車
    (47,64)に向かって開放する圧力溝(68)を有していて、該圧力溝(6
    8)の大部分が、ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,36)も存在する
    角度範囲にわたって延びており、ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,3
    6)が、大きい軸方向深さを有する領域(84,85)と小さい軸方向深さを有
    する領域(82,83)とを備えており、圧力溝(35,36)とベーン隔室ポ
    ンプ(10)の吐出し口(62)とが、圧力溝(35,36)の大きい軸方向深
    さを有する領域(84,85)内で交差している、請求項7から9までのいずれ
    か1項記載のポンプ装置。
  17. 【請求項17】 制御部(49)が、第2のハイドロポンプ(40)の歯車
    (47,64)に向かって開放する圧力溝(68)を有しており、該圧力溝(6
    8)の大部分が、ベーン隔室ポンプ(10)の圧力溝(35,36)も存在する
    角度範囲にわたって延びており、第2のハイドロポンプ(40)の圧力溝(68
    )が、大きい軸方向深さを有する領域(87)と、小さい軸方向深さを有する領
    域(86)とを備えており、圧力溝(68)と第2のハイドロポンプ(40)の
    吐出し口(69)とが、圧力溝(68)の大きい軸方向深さを有する領域(87
    )内で交差している、請求項7から9及び16のいずれか1項記載のポンプ装置
  18. 【請求項18】 第2のハイドロポンプ(40)の圧力溝(68)の大きい
    軸方向深さを有する領域(87)が、ベーン隔室ポンプ(10)の少なくとも半
    径方向外側に存在する圧力溝(35)のフラットな領域(82)に軸方向で反対
    側に位置している、請求項17記載のポンプ装置。
  19. 【請求項19】 ベーン隔室ポンプ(10)の少なくとも半径方向外側に位
    置する圧力溝(35)の大きい軸方向深さを有する領域(84)が、第2のハイ
    ドロポンプ(40)の圧力溝(68)のフラットな領域(86)に軸方向で反対
    側に位置している、請求項16から18までのいずれか1項記載のポンプ装置。
  20. 【請求項20】 接続通路(71)が、第2のハイドロポンプ(40)の圧
    力溝(68)の大きい軸方向深さを有する領域(87)から、ベーン隔室ポンプ
    (10)の圧力溝(35,36)のフラットな領域(82,83)を越えて、ベ
    ーン隔室ポンプ(10)の半径方向内側に位置する吸込み溝(34)に延びてい
    る、請求項16から19までのいずれか1項記載のポンプ装置。
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