JP2002532904A - バイポーラトランジスタおよびバイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタおよびバイポーラトランジスタの製造方法

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JP2002532904A
JP2002532904A JP2000588810A JP2000588810A JP2002532904A JP 2002532904 A JP2002532904 A JP 2002532904A JP 2000588810 A JP2000588810 A JP 2000588810A JP 2000588810 A JP2000588810 A JP 2000588810A JP 2002532904 A JP2002532904 A JP 2002532904A
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
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    • H01L29/737Hetero-junction transistors
    • H01L29/7371Vertical transistors
    • H01L29/7378Vertical transistors comprising lattice mismatched active layers, e.g. SiGe strained layer transistors

Abstract

(57)【要約】 本発明の課題はバイポーラトランジスタおよびその製造方法を提供し、特に最小のベースエミッタキャパシタンスと最良の高周波数特性とを実現することである。その際に低濃度にドープされたキャップ層を備えたバイポーラトランジスタのスタティック特性、とりわけベース電流の理想値および低周波数ノイズなどが大きく劣化したりプロセスの複雑性を増大させたりしないようにする。本発明によればこの課題は特別なドーププロフィルをエピタキシで形成されたキャップ層(キャップドープ)内へ導入することにより解決される。このドーププロフィルを用いれば最小のベースエミッタキャパシタンスと最良の高周波数特性とが得られ、しかもポリシリコンオーバラップ領域のキャップ層と絶縁層との生成/再結合界面の作用もトランジスタの当該の動作領域において制限され、ベース電流理想値が改善される。良好な高周波数特性にとって重要なのは低濃度にドープされたキャップ層のベース側セクションを設けることのみである。このセクションは有利には5/10 16cm−3よりも低くドープされており、有利には20nm〜70nmの厚さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はバイポーラトランジスタおよびバイポーラトランジスタの製造方法に
関する。
【0002】 エピタキシで製造されたシリコン‐ゲルマニウム‐ヘテロバイポーラトランジ
スタSiGe‐HBTの実現と技術プロセスのコスト削減および簡単化とがシリ
コンバイポーラトランジスタの更なる開発に対して最近の新たな推進力となって
いる。この観点からの魅力的なアプローチとして、エピタキシで形成されたベー
スと個別ポリシリコンテクノロジのプロセスを簡単化する手段との結合が示され
ている。
【0003】 インプランテーションまたは拡散の際に導入されていた従来のベースプロフィ
ルに比べて小さなベース幅およびベース層抵抗がエピタキシで形成されたシリコ
ン‐ゲルマニウムベース層を用いて同時に形成される。その際に不必要に小さな
電流増幅度または高いリーク電流を甘受する必要はない。この場合電気的に活性
のベースのドープ物質濃度は1・1020cm−3以上で実現された。これは例
えばA.Schueppen, A.Gruhle, U.Erben, H.Kibbel &U.Koenig, "90GHz fmax SiGe
-HBTs", DRC94, S.IIA-2, 1994 に記載されている。ただしトンネリングプロセ
スによるリーク電流を回避するために、低濃度にドープされたゾーンがエミッタ
からベースにかけての高濃度領域の間に必要となる。つまりベースドープの値が
5・1018cm−3を超えると、インプランテーションされたベースのプロフ
ィルで一般的であるようにエミッタの高濃度がベース内へ達し、許容不能に高い
トンネル電流が生じる。インプランテーションのベースプロフィルとは異なって
、エピタキシを適用する場合には問題なく同時に狭いベースプロフィルと低濃度
にドープされたゾーン(キャップ層:Cap層)とを形成することができる。
【0004】 図1には概略的にSiGe‐HBTのエミッタ領域が示されている。トランジ
スタ構造は個別ポリシリコンプロセスの典型的な特徴を再現している。単結晶の
コレクタ領域11の上方にエピタキシによりSiGeベース12が堆積され、続
いてキャップ層13が堆積される。トランジスタ領域の側方のアイソレーション
は図1には示されていない。エピタキシステップ中に単結晶の基板11上にも図
示されていない絶縁領域上にも半導体材料がディファレンシャルエピタキシ(di
fferentielle Epitaxie)で成長する場合、成長した半導体層を絶縁領域上のコ
ンタクトと内部トランジスタとの間の接続部材として利用することができる。こ
の接続部材はできる限り低オームに構成しなければならない。したがってエピタ
キシ層の厚さはベース幅とは無関係に調整できると都合がよい。ウェットケミカ
ルエッチングによりエミッタウィンドウのエッチングされた絶縁層14上方にポ
リシリコン層15またはαシリコン層15が堆積される。αシリコン層15は堆
積中または後からインプランテーションに際してエミッタの導電型と同じドープ
物質を受け取り、これを単結晶基板内のエミッタドープ16に対する拡散ソース
として利用する。絶縁層14はキャップ層13が後に行われる多結晶のαシリコ
ン層15のパターニングの際に損なわれないようにするために使用される。ポリ
シリコンのオーバラップ領域17、すなわちエミッタウィンドウの縁部とパター
ニングされたポリシリコン層またはαシリコン層15の外側境界部との間の領域
は、半導体材料、絶縁材料および半導体材料の層シーケンスから成る。キャップ
層13のドープ状態、界面電荷状態、表面の再結合特性、およびトランジスタの
駆動条件に依存して、この構造はMOSキャパシタンスと同様にキャップ層13
の表面での運動電荷担体の増減に作用する。
【0005】 順方向で極性付けられているベースエミッタダイオードではこれによりベース
電流の理想値および低周波数ノイズ特性が悪影響を受けることがある。阻止方向
では生成電流およびパンチスルー電圧が状況に応じて負の影響を受ける。トンネ
リングの危険のためにキャップ層のドーパント濃度は5・1018cm−3のレ
ベルを超えてはならないという条件のもと、どのようにしてこのゾーンを適切に
ドープすべきかという問題が発生する。続いて従来周知のnpn型SiGe‐H
BTのバリエーションについて考察する。つまりトンネリング限界の近傍、また
はいわば非ドープ領域(iゾーン)にある均一なn型ドープ物質またはpドープ
物質である。A.Chantre, M.Marty, J.L.Regolini, M.Mouis, J.dePontcharra, D
.Dutartre, C.Morin, D.Gloria, S.Jouan, R.Pantel, M.Laurens & A.Monroy, "
A high performance low complexity SiGe HBT for BiCMOS integration", BCTM
, '98, p.93-96, 1998 では約5・1018cm−3のp型ドープ物質が使用さ
れている。これによればキャップ層の厚さを数nmのトレランス範囲でポリシリ
コンエミッタ層から拡散するドープ物質の侵入深度に適合させなければならない
という重大な欠点が生じる。キャップ層の厚さが比較的大きいと内部のベースと
絶縁層上の端子とを低オームで接続するには有利であるが、それ以外はゲルマニ
ウムプロフィルの作用が強く制限されてしまうので採用されない。A.Gruhle, C.
Maehner, "Low 1/f noise SiGe HBTs with application to low phase noise mi
crowave oscillators", Electronics Letters, Vol.33, No.24, p2050-2052, 19
97 には100nmの厚さのキャップ層が1〜2・1018cm−3のn濃度で
使用されることが示されている。このバリエーションではキャップ層の厚さのト
レランスの問題とキャップ層内のドープ物質濃度の低減によるトンネル電流の危
険は排除されているが、この場合にもベースエミッタキャパシタンスを低減する
手段は最適に利用されてはいない。
【0006】 こうした欠点はキャップドープを完全に放棄すれば、例えばB.Heinemann, F.H
erzel &U.Zillmann, "Influence of low dopued emitter and collector region
s on high-frequency performance of SiGe-base HBTS", Solid-St. Electron.,
Bd.38(6), p1183-1189, 1995 に記載されているように回避することができる。
ただし上述のようにオーバラップ領域17での空乏化が容易に生じうる。この関
係を以下に2次元のモジュールシミュレーションを用いて説明する。
【0007】 図2にはシミュレーションで使用された簡単なトランジスタ構造が示されてい
る。オーバラップ領域の酸化物と半導体との界面での電気作用は正の表面電荷密
度1・1011cm−2、表面再結合速度1000cm/sでモデリングされる
。図3にはオーバラップ領域に対して垂直な切断線に沿った垂直方向のプロフィ
ルが示されている。このプロフィルはキャップ層13内の3つのドープバリエー
ションを示しており、全てのケースで同一に設けられたp型ドープのSiGeベ
ース12が見てとれる。キャップドープ、すなわちいわばドープされていないキ
ャップ層13(プロフィルi)と2つの均一なn型ドープ(1・1018cm のプロフィルn1および2・1017cm−3のプロフィルn2)とが比較さ
れる。図4には種々のキャップドープに対する遷移周波数がコレクタ電流の関数
として示されている。特にコレクタ電流が小さい場合には遷移周波数がキャップ
層13内のドープレベルの低下にともなって増大することが認められる。プロフ
ィルiでは比較によって良好なほうの遷移周波数が送出されるが、ベース電流の
理想値がガンメルプロット(Gummelプロット)において比較プロフィルに比べて
大幅に劣化するという欠点が生じる。
【0008】 本発明の課題は、上述の従来の装置の欠点を克服するバイポーラトランジスタ
およびその製造方法を提供し、特に最小のベースエミッタキャパシタンスと最良
の高周波数特性とを実現することである。その際に低濃度にドープされたキャッ
プ層を備えたバイポーラトランジスタのスタティック特性、特にベース電流の理
想値および低周波数ノイズ特性が大きく劣化したりプロセスの複雑性を増大させ
たりしないようにする。
【0009】 本発明によればこの課題は、特別なドーププロフィルをエピタキシで形成され
たキャップ層(キャップドープ)内へ導入することにより解決される。このドー
ププロフィルを用いれば最小のベースエミッタキャパシタンスと最良の高周波数
特性とが得られ、しかもポリシリコンオーバラップ領域のキャップ層と絶縁層と
の生成/再結合界面の作用もトランジスタの当該の動作領域において制限され、
ベース電流理想値が改善される。
【0010】 良好な高周波数特性にとって重要なのは低濃度にドープされたキャップ層のベ
ース側セクションを設けることのみである。このセクションは有利には5/10 16 cm−3よりも低くドープされており、有利には20nm〜70nmの厚さ
を有する。
【0011】 エミッタ側ではキャップ層は高濃度にドープされる。ドープ物質がベース層と
同じ導電型を有する場合、トンネル電流を回避するためにキャップ層内のドープ
物質濃度は有利には5・1018cm−3よりも低い濃度で使用される。
【0012】 有利にはキャップドーププロフィルはインプランテーションまたはその場的な
(in situ)エピタキシステップ中に導入される。
【0013】 本発明の特徴は特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図から得られる。個
々の特徴はそれぞれ単独でまたは従属関係のかたちで組み合わされて保護すべき
複数の実施形態として請求される。本発明の実施例を図示し、以下に詳細に説明
する。
【0014】 図1には個別ポリシリコンテクノロジでエピタキシにより堆積されたベースを
有するバイポーラトランジスタのエミッタ領域の概略図が示されている。図2に
は図1のバイポーラトランジスタのシミュレーション領域の概略図が示されてい
る(縮尺通りではない)。図3にはオーバラップ領域の下方の種々のキャップド
ープ濃度の垂直方向のドープ濃度プロフィルが示されている。図4には種々のド
ープ濃度プロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波数が示され
ている。図5には種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットが示されて
いる。図6には種々のキャップドープ濃度のオーバラップ領域の下方の垂直方向
でのドーププロフィルが示されている。図7には種々のドーププロフィルに対す
るガンメルプロットが示されている。図8には種々のドーププロフィルに対する
コレクタ電流密度の関数として遷移周波数が示されている。図9にはバイポーラ
トランジスタの製造時の概略図が示されている。
【0015】 本発明のキャップドーププロフィルの特徴および作用をnpn型SiGe‐H
BTの2次元のモジュールシミュレーションを用いて説明する。ここでの説明は
相応にpnp型トランジスタにも適用可能である。
【0016】 図6にはここで提案されているキャップ層13内の垂直方向プロフィルがオー
バラップ領域に対して垂直な切断線に沿って示されている。キャッププロフィル
p1はキャップ層表面へ向かって上昇しており、そこで約9・1017cm−3 の最大濃度に達している。一方10nm幅の箱形のプロフィルp2、n3は2・
1018cm−3でドープされている。プロフィルp1、p2はp導電型であり
、n3はn型である。図7にはプロフィルp1、p2、n3に対するガンメルプ
ロットが示されており、ここでは比較のために図5のプロフィルiの特性曲線が
取り入れられている。図7では明らかに、キャップドープを使用した場合にプロ
フィルiの特性に比べてベース電流特性の理想値が改善された様子が認められる
。このプロフィルに対するダイナミック計算は図8に再現された結果をもたらす
。すなわち濃度1・1018cm−3、2・1017cm−3での均一なドープ
n1、n2とは異なり、キャッププロフィルp1、p2、n3に対してプロフィ
ルiと比べての遷移周波数の劣化は認められない。高周波数特性に対して重要な
のは低濃度でドープされたキャップ層のセクションのみである。このセクション
は有利には5・1016cm−3よりも低くドープされており、有利な厚さは少
なくとも20nmである。結果として、ここで考察している実施例ではnプロフ
ィルもpプロフィルもキャップ層内で近似に同値の結果に達することが示される
【0017】 どちらの型をドープすると実際に有利であるかは、例えばSi/絶縁体の界面
での電荷または絶縁体内の電荷がどちらの型を有しているか、またどの程度の密
度であるか、またはキャップドープに対してどのような製造方法が問題にしてい
るかに依存する。このようにして提案されたプロフィルは例えばインプランテー
ションの際に導入される。ただしこれらのバリエーションは点欠陥のベースプロ
フィルへの作用がコントロール可能である場合にしか有利でない。点欠陥の修復
によりベースドープ物質のSiGe層からの拡散が増大し、これにより電気特性
が許容不能に劣化する場合、他のドープバリエーションが必要となる。例えばエ
ピタキシ中のその場的な(in situ)ドープが行われる。この手段ではキャップ
ドープの型が堆積プロセスの確実性および簡単性によって定められる。続いて本
発明によるバイポーラトランジスタの製造をnpn型SiGe‐HBTの実施例
で説明する。ここで提案される手法は同様にpnp型トランジスタにも移行可能
である。さらに本発明によればベース層のエピタキシを省略して、エピタキシに
よるキャップ層の製造前にインプランテーションに際してこのベースプロフィル
を導入することができる。
【0018】 図9に示されているように、単結晶の基板層111上に導電型Iでパターニン
グされた領域が形成されている。この領域は導電型IIのコレクタ領域112と
これを包囲する絶縁領域113とから成っている。エミッタおよびコレクタが例
えばn導電型である場合ベースはp型であり、逆も同様である。種々の適切な絶
縁技術、例えばLOCOSプロセス、スペーサを備えたメサの構成、またはディ
ープトレンチアイソレーションないしシャロウトレンチアイソレーションが知ら
れている。
【0019】 ディファレンシャルエピタキシに基づいて、全面でバッファ層114、導電型
Iでその場的に(in situ)ドープされたベース層115を有するSiGe層1
15、およびキャップ層116が形成される。
【0020】 一方ではバッファ層114、ベース層115、およびキャップ層116が単結
晶のシリコン基板上で成長し、多結晶層114/1、115/1、116/1が
絶縁層113上に成長する。フォトリソグラフィによるマスキングの後、ドライ
エッチング技術が使用され、トランジスタの設けられない領域のエピタキシ層が
除去される。
【0021】 ディファレンシャルエピタキシに代えて専らシリコン支持体の上方でのみ成長
する選択的なエピタキシを使用する場合には、ディファレンシャルエピタキシを
によるプロセスシーケンスとは異なり、エピタキシスタックのパターニングが省
略される。
【0022】 次のステップではシリコン領域が絶縁層117でカバーされる。これは熱酸化
および/または堆積により達成することができる。誘電体、例えば酸化シリコン
や窒化シリコンなどの層スタックが使用される。さらに電気的な絶縁層がポリシ
リコン層によってカバーされ、これにより後のプロセスシーケンスに対する付加
的な自由度が確保される。
【0023】 本発明の方法において重要なのはキャップドーププロフィルがエピタキシによ
って形成されたキャップ層内で実現されることである。図6と同様のプロフィル
をその場的に(in situ)エピタキシ中に導入することができる。さらにインプ
ランテーションにより絶縁層117の形成の前後に平坦なプロフィルを形成する
ことができる。さらにこの種のプロフィルを拡散させる種々の手法が知られる。
このためにドープ物質を高濃度に有する絶縁層が用いられる。拡散ステップは他
のプロセスステップの前後に行われる。特にドーパント拡散の加速を促すインプ
ランテーション、拡散、または熱酸化などのプロセスステップを適用する際には
、拡散を抑圧する添加剤をコレクタ、ベース、またはキャップ層116内で使用
すると有効である。この添加剤は例えば炭素である。
【0024】 トランジスタの形成は更にエミッタウィンドウを開放するためのレジストマス
クをパターニングするステップへ続く。そこでカバー層が周知のエッチングプロ
セスにより被着される。良好なトランジスタ特性を達成するために、有利には半
導体表面を露出させる際にはウェットエッチング技術が適用される。
【0025】 このプロセスに続いてポリシリコンエミッタを形成するためのアモルファスシ
リコン層が堆積される。この層はすでに堆積中または堆積に続いてインプランテ
ーションによりドープすることができる。
【0026】 このプロセスに続いて従来のパターニング、インプランテーション、およびパ
ッシベーションのステップが行われる。インプランテーションによる欠陥を修復
し、ポリエミッタを形成するために必要な高温ステップが行われる。プロセスは
エミッタ、ベース、およびコレクタ用のコンタクトホールを開放し、トランジス
タコンタクトに対する標準的なメタライゼーションを行って完成される。
【0027】 本発明では実際の実施例に則してバイポーラトランジスタおよびその製造方法
を説明した。ただし本発明はこの実施例で説明した個々の例に限定されるもので
はない。本発明の特許請求の範囲に種々の変更態様および修正態様が請求されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バイポーラトランジスタのエミッタ領域の概略図である。
【図2】 図1のバイポーラトランジスタのシミュレーション領域の概略図である。
【図3】 オーバラップ領域の下方の種々のキャップドープ濃度の垂直方向のドープ濃度
プロフィルである。
【図4】 種々のドープ濃度プロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波
数を示す図である。
【図5】 種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットである。
【図6】 種々のキャップドープ濃度のオーバラップ領域の下方の垂直方向でのドーププ
ロフィルである。
【図7】 種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットである。
【図8】 種々のドーププロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波数を
示す図である。
【図9】 バイポーラトランジスタの製造時の概略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月18日(2000.11.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 バイポーラトランジスタおよびバイポーラトランジスタの製造
方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はバイポーラトランジスタおよびバイポーラトランジスタの製造方法に
関する。
【0002】 エピタキシで製造されたシリコン‐ゲルマニウム‐ヘテロバイポーラトランジ
スタSiGe‐HBTの実現と技術プロセスのコスト削減および簡単化とがシリ
コンバイポーラトランジスタの更なる開発に対して最近の新たな推進力となって
いる。この観点からの魅力的なアプローチとして、エピタキシで形成されたベー
スと個別ポリシリコンテクノロジのプロセスを簡単化する手段との結合が示され
ている。
【0003】 インプランテーションまたは拡散の際に導入されていた従来のベースプロフィ
ルに比べて小さなベース幅およびベース層抵抗がエピタキシで形成されたシリコ
ン‐ゲルマニウムベース層を用いて同時に形成される。その際に不必要に小さな
電流増幅度または高いリーク電流を甘受する必要はない。この場合電気的に活性
のベースのドープ物質濃度は1・1020cm−3以上で実現された。これは例
えばA.Schueppen, A.Gruhle, U.Erben, H.Kibbel &U.Koenig, "90GHz fmax SiGe
-HBTs", DRC94, S.IIA-2, 1994 に記載されている。ただしトンネリングプロセ
スによるリーク電流を回避するために、低濃度にドープされたゾーンがエミッタ
からベースにかけての高濃度領域の間に必要となる。つまりベースドープの値が
5・1018cm−3を超えると、インプランテーションされたベースのプロフ
ィルで一般的であるようにエミッタの高濃度がベース内へ達し、許容不能に高い
トンネル電流が生じる。インプランテーションのベースプロフィルとは異なって
、エピタキシを適用する場合には問題なく同時に狭いベースプロフィルと低濃度
にドープされたゾーン(キャップ層:Cap層)とを形成することができる。
【0004】 図1には概略的にSiGe‐HBTのエミッタ領域が示されている。トランジ
スタ構造は個別ポリシリコンプロセスの典型的な特徴を再現している。単結晶の
コレクタ領域11の上方にエピタキシによりSiGeベース12が堆積され、続
いてキャップ層13が堆積される。トランジスタ領域の側方のアイソレーション
は図1には示されていない。エピタキシステップ中に単結晶の基板11上にも図
示されていない絶縁領域上にも半導体材料がディファレンシャルエピタキシ(di
fferentielle Epitaxie)で成長する場合、成長した半導体層を絶縁領域上のコ
ンタクトと内部トランジスタとの間の接続部材として利用することができる。こ
の接続部材はできる限り低オームに構成しなければならない。したがってエピタ
キシ層の厚さはベース幅とは無関係に調整できると都合がよい。ウェットケミカ
ルエッチングによりエミッタウィンドウのエッチングされた絶縁層14上方にポ
リシリコン層15またはαシリコン層15が堆積される。αシリコン層15は堆
積中または後からインプランテーションに際してエミッタの導電型と同じドープ
物質を受け取り、これを単結晶基板内のエミッタドープ16に対する拡散ソース
として利用する。絶縁層14はキャップ層13が後に行われる多結晶のαシリコ
ン層15のパターニングの際に損なわれないようにするために使用される。ポリ
シリコンのオーバラップ領域17、すなわちエミッタウィンドウの縁部とパター
ニングされたポリシリコン層またはαシリコン層15の外側境界部との間の領域
は、半導体材料、絶縁材料および半導体材料の層シーケンスから成る。キャップ
層13のドープ状態、界面電荷状態、表面の再結合特性、およびトランジスタの
駆動条件に依存して、この構造はMOSキャパシタンスと同様にキャップ層13
の表面での運動電荷担体の増減に作用する。
【0005】 順方向で極性付けられているベースエミッタダイオードではこれによりベース
電流の理想値および低周波数ノイズ特性が悪影響を受けることがある。阻止方向
では生成電流およびパンチスルー電圧が状況に応じて負の影響を受ける。トンネ
リングの危険のためにキャップ層のドーパント濃度は5・1016cm−3のレ
ベルを超えてはならないという条件のもと、どのようにしてこのゾーンを適切に
ドープすべきかという問題が発生する。続いて従来周知のnpn型SiGe‐H
BTのバリエーションについて考察する。つまりトンネリング限界の近傍、また
はいわば非ドープ領域(iゾーン)にある均一なn型ドープ物質またはpドープ
物質である。A.Chantre, M.Marty, J.L.Regolini, M.Mouis, J.dePontcharra, D
.Dutartre, C.Morin, D.Gloria, S.Jouan, R.Pantel, M.Laurens & A.Monroy, "
A high performance low complexity SiGe HBT for BiCMOS integration", BCTM
, '98, p.93-96, 1998 では約5・1018cm−3のp型ドープ物質が使用さ
れている。これによればキャップ層の厚さを数nmのトレランス範囲でポリシリ
コンエミッタ層から拡散するドープ物質の侵入深度に適合させなければならない
という重大な欠点が生じる。キャップ層の厚さが比較的大きいと内部のベースと
絶縁層上の端子とを低オームで接続するには有利であるが、それ以外はゲルマニ
ウムプロフィルの作用が強く制限されてしまうので採用されない。A.Gruhle, C.
Maehner, "Low 1/f noise SiGe HBTs with application to low phase noise mi
crowave oscillators", Electronics Letters, Vol.33, No.24, p2050-2052, 19
97 には100nmの厚さのキャップ層が1〜2・1018cm−3のn濃度で
使用されることが示されている。同様の条件はヨーロッパ特許出願公開第079
5899号明細書にも示されており、ここでは有利には厚さ70nm、n型ドー
プ濃度2・1018cm−3のキャップ層が使用されている。このバリエーショ
ンではキャップ層の厚さのトレランスの問題とキャップ層内のドープ物質濃度の
低減によるトンネル電流の危険は排除されているが、この場合にもベースエミッ
タキャパシタンスを低減する手段は最適に利用されてはいない。
【0006】 こうした欠点はキャップドープを完全に放棄すれば、例えばB.Heinemann, F.H
erzel &U.Zillmann, "Influence of low dopued emitter and collector region
s on high-frequency performance of SiGe-base HBTS", Solid-St. Electron.,
Bd.38(6), p1183-1189, 1995 に記載されているように回避することができる。
ただし上述のようにオーバラップ領域17での空乏化が容易に生じうる。この関
係を以下に2次元のモジュールシミュレーションを用いて説明する。
【0007】 図2にはシミュレーションで使用された簡単なトランジスタ構造が示されてい
る。オーバラップ領域の酸化物と半導体との界面での電気作用は正の表面電荷密
度1・1011cm−2、表面再結合速度1000cm/sでモデリングされる
。図3にはオーバラップ領域に対して垂直な切断線に沿った垂直方向のプロフィ
ルが示されている。このプロフィルはキャップ層13内の3つのドープバリエー
ションを示しており、全てのケースで同一に設けられたp型ドープのSiGeベ
ース12が見てとれる。キャップドープ、すなわちいわばドープされていないキ
ャップ層13(プロフィルi)と2つの均一なn型ドープ(1・1018cm のプロフィルn1および2・1017cm−3のプロフィルn2)とが比較さ
れる。図4には種々のキャップドープに対する遷移周波数がコレクタ電流の関数
として示されている。特にコレクタ電流が小さい場合には遷移周波数がキャップ
層13内のドープレベルの低下にともなって増大することが認められる。プロフ
ィルiでは比較によって良好なほうの遷移周波数が送出されるが、ベース電流の
理想値がガンメルプロット(Gummelプロット)において比較プロフィルに比べて
大幅に劣化するという欠点が生じる。
【0008】 本発明の課題は、上述の従来の装置の欠点を克服するバイポーラトランジスタ
およびその製造方法を提供し、特に最小のベースエミッタキャパシタンスと最良
の高周波数特性とを実現することである。その際に低濃度にドープされたキャッ
プ層を備えたバイポーラトランジスタのスタティック特性、特にベース電流の理
想値および低周波数ノイズ特性が大きく劣化したりプロセスの複雑性を増大させ
たりしないようにする。
【0009】 本発明によればこの課題は、特別なドーププロフィルをキャップ層(キャップ
ドープ)内へ導入することにより解決される。このドーププロフィルを用いれば
最小のベースエミッタキャパシタンスと最良の高周波数特性とが得られ、しかも
ポリシリコンオーバラップ領域のキャップ層と絶縁層との生成/再結合界面の作
用もトランジスタの当該の動作領域において制限され、ベース電流理想値が改善
される。
【0010】 良好な高周波数特性にとって重要なのは低濃度にドープされたキャップ層のベ
ース側セクションを設けることのみである。このセクションは有利には5/10 16 cm−3よりも低くドープされており、有利には20nm〜70nmの厚さ
を有する。
【0011】 エミッタ側ではキャップ層は高濃度にドープされる。ドープ物質がベース層と
同じ導電型を有する場合、トンネル電流を回避するためにキャップ層内のドープ
物質濃度は有利には5・1018cm−3よりも低い濃度で使用される。
【0012】 有利にはキャップドーププロフィルはインプランテーションまたはその場的な
(in situ)エピタキシステップ中に導入される。
【0013】 本発明の特徴は特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図から得られる。個
々の特徴はそれぞれ単独でまたは従属関係のかたちで組み合わされて保護すべき
複数の実施形態として請求される。本発明の実施例を図示し、以下に詳細に説明
する。
【0014】 図1には個別ポリシリコンテクノロジでエピタキシにより堆積されたベースを
有するバイポーラトランジスタのエミッタ領域の概略図が示されている。図2に
は図1のバイポーラトランジスタのシミュレーション領域の概略図が示されてい
る(縮尺通りではない)。図3にはオーバラップ領域の下方の種々のキャップド
ープ濃度の垂直方向のドープ濃度プロフィルが示されている。図4には種々のド
ープ濃度プロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波数が示され
ている。図5には種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットが示されて
いる。図6には種々のキャップドープ濃度のオーバラップ領域の下方の垂直方向
でのドーププロフィルが示されている。図7には種々のドーププロフィルに対す
るガンメルプロットが示されている。図8には種々のドーププロフィルに対する
コレクタ電流密度の関数として遷移周波数が示されている。図9にはバイポーラ
トランジスタの製造時の概略図が示されている。
【0015】 本発明のキャップドーププロフィルの特徴および作用をnpn型SiGe‐H
BTの2次元のモジュールシミュレーションを用いて説明する。ここでの説明は
相応にpnp型トランジスタにも適用可能である。
【0016】 図6にはここで提案されているキャップ層13内の垂直方向プロフィルがオー
バラップ領域に対して垂直な切断線に沿って示されている。キャッププロフィル
p1はキャップ層表面へ向かって上昇しており、そこで約9・1017cm−3 の最大濃度に達している。一方10nm幅の箱形のプロフィルp2、n3は2・
1018cm−3でドープされている。プロフィルp1、p2はp導電型であり
、n3はn型である。図7にはプロフィルp1、p2、n3に対するガンメルプ
ロットが示されており、ここでは比較のために図5のプロフィルiの特性曲線が
取り入れられている。図7では明らかに、キャップドープを使用した場合にプロ
フィルiの特性に比べてベース電流特性の理想値が改善された様子が認められる
。このプロフィルに対するダイナミック計算は図8に再現された結果をもたらす
。すなわち濃度1・1018cm−3、2・1017cm−3での均一なドープ
n1、n2とは異なり、キャッププロフィルp1、p2、n3に対してプロフィ
ルiと比べての遷移周波数の劣化は認められない。高周波数特性に対して決め手
となるのは低濃度でドープされたキャップ層のセクションのみである。このセク
ションは有利には5・1016cm−3よりも低くドープされており、有利な厚
さは少なくとも20nmである。結果として、ここで考察している実施例ではn
プロフィルもpプロフィルもキャップ層内で近似に同値の結果に達することが示
される。
【0017】 どちらの型をドープすると実際に有利であるかは、例えばSi/絶縁体の界面
での電荷または絶縁体内の電荷がどちらの型を有しているか、またどの程度の濃
度であるか、またはキャップドープに対してどのような製造方法を問題にしてい
るかに依存する。このようにして提案されたプロフィルは例えばインプランテー
ションの際に導入される。ただしこれらのバリエーションは点欠陥のベースプロ
フィルへの作用がコントロール可能である場合にしか有利でない。点欠陥の修復
によりベースドープ物質のSiGe層からの拡散が増大し、これにより電気特性
が許容不能に劣化する場合、他のドープバリエーションが必要となる。例えばエ
ピタキシ中のその場的な(in situ)ドープが行われる。この手段ではキャップ
ドープの型が堆積プロセスの確実性および簡単性によって定められる。
【0018】 続いて本発明によるバイポーラトランジスタの製造をnpn型SiGe‐HB
Tの実施例で説明する。ここで提案される手法は同様にpnp型トランジスタに
も移行可能である。さらに本発明によればベース層のエピタキシを省略して、エ
ピタキシによるキャップ層の製造前にインプランテーションに際してこのベース
プロフィルを導入することができる。
【0019】 図9に示されているように、単結晶の基板層111上に導電型Iでパターニン
グされた領域が形成されている。この領域は導電型IIのコレクタ領域112と
これを包囲する絶縁領域113とから成っている。エミッタおよびコレクタが例
えばn導電型である場合ベースはp型であり、逆も同様である。種々の適切な絶
縁技術、例えばLOCOSプロセス、スペーサを備えたメサの構成、またはディ
ープトレンチアイソレーションないしシャロウトレンチアイソレーションが知ら
れている。
【0020】 ディファレンシャルエピタキシに基づいて、全面でバッファ層114、導電型
Iでその場的に(in situ)ドープされたベース層115を有するSiGe層1
15、およびキャップ層116が形成される。
【0021】 一方ではバッファ層114、ベース層115、およびキャップ層116が単結
晶のシリコン基板上で成長し、多結晶層114/1、115/1、116/1が
絶縁層113上に成長する。フォトリソグラフィによるマスキングの後、ドライ
エッチング技術が使用され、トランジスタの設けられない領域のエピタキシ層が
除去される。
【0022】 ディファレンシャルエピタキシに代えて専らシリコン支持体の上方でのみ成長
する選択的なエピタキシを使用する場合には、ディファレンシャルエピタキシを
によるプロセスシーケンスとは異なり、エピタキシスタックのパターニングが省
略される。
【0023】 次のステップではシリコン領域が絶縁層117でカバーされる。これは熱酸化
および/または堆積により達成することができる。誘電体、例えば酸化シリコン
や窒化シリコンなどの層スタックが使用される。さらに電気的な絶縁層がポリシ
リコン層によってカバーされ、これにより後のプロセスシーケンスに対する付加
的な自由度が確保される。
【0024】 本発明の方法において重要なのはキャップドーププロフィルがエピタキシによ
って形成されたキャップ層内で実現されることである。図6と同様のプロフィル
をその場的に(in situ)エピタキシ中に導入することができる。さらにインプ
ランテーションにより絶縁層117の形成の前後に平坦なプロフィルを形成する
ことができる。さらにこの種のプロフィルを拡散させる種々の手法が知られる。
このためにドープ物質を高濃度に有する絶縁層が用いられる。拡散ステップは他
のプロセスステップの前後に行われる。特にドーパント拡散の加速を促すインプ
ランテーション、拡散、または熱酸化などのプロセスステップを適用する際には
、拡散を抑圧する添加剤をコレクタ、ベース、またはキャップ層116内で使用
すると有効である。この添加剤は例えば炭素である。
【0025】 トランジスタの形成は更にエミッタウィンドウを開放するためのレジストマス
クをパターニングするステップへ続く。そこでカバー層が周知のエッチングプロ
セスにより被着される。良好なトランジスタ特性を達成するために、有利には半
導体表面を露出させる際にはウェットエッチング技術が適用される。
【0026】 このプロセスに続いてポリシリコンエミッタを形成するためのアモルファスシ
リコン層が堆積される。この層はすでに堆積中または堆積に続いてインプランテ
ーションによりドープすることができる。
【0027】 このプロセスに続いて従来のパターニング、インプランテーション、およびパ
ッシベーションのステップが行われる。インプランテーションによる欠陥を修復
し、ポリエミッタを形成するために必要な高温ステップが行われる。プロセスは
エミッタ、ベース、およびコレクタ用のコンタクトホールを開放し、トランジス
タコンタクトに対する標準的なメタライゼーションを行って完成される。
【0028】 本発明では実際の実施例に則してバイポーラトランジスタおよびその製造方法
を説明した。ただし本発明はこの実施例で説明した個々の例に限定されるもので
はない。本発明の特許請求の範囲に種々の変更態様および修正態様が請求されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バイポーラトランジスタのエミッタ領域の概略図である。
【図2】 図1のバイポーラトランジスタのシミュレーション領域の概略図である。
【図3】 オーバラップ領域の下方の種々のキャップドープ濃度の垂直方向のドープ濃度
プロフィルである。
【図4】 種々のドープ濃度プロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波
数を示す図である。
【図5】 種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットである。
【図6】 種々のキャップドープ濃度のオーバラップ領域の下方の垂直方向でのドーププ
ロフィルである。
【図7】 種々のドーププロフィルに対するガンメルプロットである。
【図8】 種々のドーププロフィルに対するコレクタ電流密度の関数として遷移周波数を
示す図である。
【図9】 バイポーラトランジスタの製造時の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−エルンスト エーヴァルト ドイツ連邦共和国 フランクフルト アン デア オーデル プフラウメンヴェーク 17 (72)発明者 ディーター クノル ドイツ連邦共和国 フランクフルト アン デア オーデル ウーファーシュトラー セ 7 Fターム(参考) 5F003 AP05 BB01 BE01 BF06 BG06 BM01 【要約の続き】 を有する。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶の基板層(111)上にパターニングされた領域がエ
    ミッタドープ物質ソースおよびコンタクト層として用いられ、 前記領域はコレクタ領域(112)と該領域を包囲する絶縁領域(113)と
    から形成されており、 コレクタ領域(112)の上方にベース層(115)とエピタキシにより形成
    されたキャップ層(116)とが設けられており、 キャップ層(116)の上方に絶縁層(117)が堆積されており、 該絶縁層はエミッタの作用領域の範囲で開放されており、 開放された絶縁層(117)の上方にポリシリコン層またはαシリコン層が堆
    積されている、 バイポーラトランジスタの製造方法において、 ベース側が低濃度でありかつエミッタ側が高濃度であるドーププロフィルをキ
    ャップ層(116)内へ導入する、 ことを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃度
    は5・1016cm−3を超えない、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃度
    を有する部分は多くとも70nmの層厚さである、請求項1または2記載の方法
  4. 【請求項4】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃度
    を有する部分は5・1016cm−3の値の部分の層厚さが少なくとも20nm
    を超えない、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 キャップ層(116)のエミッタ側の高濃度のドープ物質濃
    度はドープ物質がベース層(115)と同じ導電型を有する場合には5・10 cm−3の値を超えない、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 キャップドーププロフィルをインプランテーションにより導
    入する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 キャップドーププロフィルをその場的に(in situ)エピタ
    キシステップ中に導入する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ドープ物質を高濃度に有する絶縁層(117)からの拡散に
    よりキャップドーププロフィルを形成する、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 ベースをエピタキシにより実現する、請求項1から8までの
    いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 ベース層(115)をSiGe層としてエピタキシにより
    実現する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 コレクタ領域(112)、ベース領域(115)、および
    /またはエミッタ領域に拡散抑圧剤を導入する、請求項1から10までのいずれ
    か1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 拡散抑圧剤として炭素を導入する、請求項1から11まで
    のいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 ベース層(115)に5・1016cm−3以上のホウ素
    濃度を導入する、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 単結晶の基板層(111)上にパターニングされた領域が
    エミッタドープ物質ソースおよびコンタクト層として用いられ、 前記領域はコレクタ領域(112)と該領域を包囲する絶縁領域(113)と
    から形成されており、 コレクタ領域(112)の上方にベース層(115)とエピタキシにより形成
    されたキャップ層(116)とが設けられており、 キャップ層(116)の上方に絶縁層(117)が堆積されており、 該絶縁層はエミッタの作用領域の範囲で開放されており、 開放された絶縁層(117)の上方にポリシリコン層またはαシリコン層が堆
    積されている バイポーラトランジスタにおいて、 ベース側が低濃度でありかつエミッタ側が高濃度であるドーププロフィルがキ
    ャップ層(116)内へ導入される、 ことを特徴とするバイポーラトランジスタ。
  15. 【請求項15】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃
    度は5・1016cm−3の値を超えない、請求項14記載のバイポーラトラン
    ジスタ。
  16. 【請求項16】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃
    度を有する部分は5・1016cm−3の値の部分の層厚さが少なくとも20n
    mを超えない、請求項14または15記載のバイポーラトランジスタ。
  17. 【請求項17】 キャップ層(116)のベース側の低濃度のドープ物質濃
    度を有する部分は多くとも70nmの層厚さである、請求項14から16までの
    いずれか1項記載のバイポーラトランジスタ。
  18. 【請求項18】 キャップ層(116)のエミッタ側の高濃度のドープ物質
    濃度はドープ物質がベース層(115)と同じ導電型を有する場合には5・10 18 cm−3の値を超えない、請求項14から17までのいずれか1項記載のバ
    イポーラトランジスタ。
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