JP2002532040A - 架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコントロールされた集電を行う装置及び方法 - Google Patents

架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコントロールされた集電を行う装置及び方法

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JP2002532040A JP2000585098A JP2000585098A JP2002532040A JP 2002532040 A JP2002532040 A JP 2002532040A JP 2000585098 A JP2000585098 A JP 2000585098A JP 2000585098 A JP2000585098 A JP 2000585098A JP 2002532040 A JP2002532040 A JP 2002532040A
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ヴァルディ ヴォルフガング
ヴァイデマン ハンス−ユルゲン
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    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L5/00Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles
    • B60L5/18Current collectors for power supply lines of electrically-propelled vehicles using bow-type collectors in contact with trolley wire
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明の根底をなす課題は、架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコントロールされた集電を行う装置及び方法を改良して、コントロールされた集電を力及び又は支承部の制御によって高速度範囲において問題なしに可能にし、かつ同時に空気力学的な騒音を著しく減少させることである。この課題は、車両屋根に取り付けられている流線形のケーシング3が、テレスコープ状に案内されている内側及び外側のカバーセグメント5から組み立てられていて、内側のカバーセグメントにはカバー屋根6が一体に成形されているようにすることによって、解決される。カバーセグメント5は、ケーシング内に配置されていて絶縁器軸線B−Bに対して水平方向に位置せしめられた電気機械的な駆動装置40により操作可能な少なくとも2つの持ち上げ装置29によって、種々の高さ位置に走入可能かつ走出可能であり、その際持ち上げ装置29及びすべての別の内蔵物がカバーセグメントによって鉛直に取り囲まれている。スリ板48を有する集電舟46及び絶縁器11は、カバーセグメント5の持ち上げ高さに対して相対的に、高周波の駆動装置71によって鉛直に走行可能かつ絶縁器軸線B−Bを中心にして回動可能である。スリ板48と絶縁器フランジ45との間には、鉛直に作用する力を遮断するため及び接触力変動を緩衝するためのばね緩衝ユニット49がある。絶縁器と車両側の接続箇所との間の導線は、種々の持ち上げ高さに調節可能な高電圧ケーブル61として構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコント
ロールされた集電を行う装置であって、集電装置のスリ板を支持しかつ角状突起
を有している集電舟がそれに固定されているところの持ち上げ装置を受容するた
めの、車両屋根上に配置された流線形のケーシングと、集電装置を保持しかつ絶
縁するための絶縁器と、集電装置により集電された電流を導出するための導線と
を有している形式のものに関する。
【0002】 本発明は更に、架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコ
ントロールされた集電を行う方法であって、絶縁器により保持されている、スリ
板と集電舟を有している集電装置を鉛直に持ち上げあるいは下降させる形式のも
のに関する。
【0003】 高速度車両、特にレール走行車両により達成可能な最高速度は周知のように、
架線に圧着される集電装置によって決定的に定められる。架線と集電装置との間
に生ずる接触力は架線と集電装置との間の動的な相互作用によって著しく変化す
ることがある。
【0004】 この接触力の大きさは、スリ板と架線との間の摩擦、架線の剛性、種々の架線
高さ、架線のジグザグ架設による局所的又は一時的な幾何形状変化、スリ板及び
架線の摩滅、走行方向及び車両形状の変更に基づく種々の空気力学的な影響、風
及び走行速度、集電装置及び架線の振動特性並びにトンネル内の対向走行におけ
る流動速度の変化によって著しい影響を受ける。
【0005】 接触力を高速の場合でも、架線高さの明確な変化に関連して制御するために、
DE-A 30 33 449 に記載されている2段のはさみ型集電装置は、集電装置スリ板
を介して架線に接触せしめられ、架線に関してコンスタントな接触力に調節され
ている上側のはさみと、この上側のはさみを支持している主はさみと、上側のは
さみに所属せしめられている第1の調節装置と、この第1の調節装置に、接触力
をコンスタントに維持するために調節信号を供給する制御装置と、並びに第2の
主はさみに所属せしめられている第2の調節装置とを有している。第2の制御装
置により、時間的な平均においてコンスタントな第1の調節装置の調節距離を維
持するために、調節信号が供給される。主はさみはもはや固定されておらず、そ
の位置は連続的に制御されて、上側のはさみの調節距離が平均してコンスタント
に保たれる。はさみ型集電装置の両方の段の間で仕事が分割されて、比較的に大
きな振幅の低周波の振動が主はさみにより受け止められ、比較的に小さな振幅の
高周波の振動が上側のはさみに所属せしめられている調節装置により処理される
。この場合上側のはさみは比較的に狭い公差範囲内で時間的な平均でコンスタン
トな調節距離だけ振動する。
【0006】 この公知のはさみ型集電装置の制御は次のように経過する。すなわち、まず第
2の、主はさみに所属せしめられている制御装置に、調節距離の現在値が測定値
として供給される。第2の、主はさみに所属せしめられている調節装置のための
調節信号は、次いでこの現在値の目標値からの偏差から形成され、この目標値は
、第1の、上側のはさみに所属せしめられている調節装置の調節距離の、希求さ
れる時間的な平均に一致している。1つの方向で行われる調節距離の変化の際に
、まず架線に対する接触力をコンスタントに維持するために、上側のはさみが追
従案内され、次いで主はさみが追従制御されて、第1の調節装置の調節距離の最
初の値が再び達成される。
【0007】 この公知の教示の油圧モータは構造を複雑にし、結局は、この2段のはさみ型
集電装置は実地において使用することができない原因となった。更に、走行運転
中に大きな高さ差をカバーする場合に、主はさみを完全に立てなければならず、
したがって上側のはさみにより支持されている小型集電装置は、>250km/hの
速度の場合には充分ではない単にわずかな作業範囲を有しているに過ぎない。更
にこの提案されたはさみ型集電装置は、それにより単に高さ差だけに対応するこ
とができ、接触力に対するほかの影響ファクタは考慮されないままであるという
欠点を有している。他面において主はさみは250〜400km/h の高速度範囲
において生ずるような高周波の接触力変動に対応することもできない。
【0008】 更にこの公知の2段のはさみ型集電装置は高速度範囲において著しい音圧を生
ぜしめる。
【0009】 これらの問題を解決するために、EP-A 0 649 767 の教示によれば、車両屋根
上に流線形の剛性のドームケーシングが固定されており、このドームケーシング
は集電装置の下側部分を、集電装置の両方の絶縁器(絶縁器及び導線)の下側の
足部に配置された旋回機構と一緒に収容する。導線及び絶縁器は所定の相互間隔
で車両の横方向で互いにずらされて配置されていて、空気力学的な騒音の減少が
達成されるようにする。更に絶縁器あるいは導線は流線形の横断面を有している
【0010】 第2の絶縁器(導線)が空気流動のはがれ縁の範囲に配置されるにもかかわら
ず、この第2の絶縁器(導線)は、集電装置上構全体の依然として極めて高い音
レベルにかなりの程度関与している。絶縁器シャフト及び導線が比較的に剛性に
固定されていることによって、この公知の集電装置は接触力変動の補償及び大き
な高さ差のカバーにおいて、全体として満足し得ない制御特性を有している。
【0011】 最後に EP-A 0 697 304 から公知の集電装置は、垂直に上下に配置された2つ
の液力式の昇降装置によって、100〜800mmの高さ差をカバーすることが
できる。集電装置の、昇降装置を有する下側の部分は収容ドームにより取り囲ま
れており、その際両方の昇降装置のうちの下側の昇降装置は車両の車体内に内蔵
されている。スリ板と架線との間の接触力あるいは間隔が測定され、測定された
値により昇降装置の鉛直運動が制御される。
【0012】 大きな高さ差の場合には、集電装置のヘッドは絶縁器を含めて走行装置によっ
て相応して収容ドームから走出せしめられ、これによって横方向でずらして配置
された両方の絶縁器はドームを越えて突出し、相応する音レベルを生ぜしめる。
更に液力式の昇降装置は著しいスペースを必要とする。これは一面では車両の車
体内への内蔵と、他面では2つの内蔵部にまたがる収容ドームの著しい構造長さ
とによるものである。これにより、複雑で高価でかつ重い上構が生ぜしめられる
【0013】 このような背景技術において、本発明の根底をなす課題は、最初に述べた形式
の集電装置を改良して、コントロールされた集電を力及び又は支承部の制御によ
って高速度範囲において問題なしに可能にし、かつ同時に空気力学的な騒音を著
しく減少させることである。
【0014】 この課題は請求項1の特徴を有する最初に述べた形式の装置によって、及び請
求項30の特徴を有する方法によって、解決される。
【0015】 有利な実施形態は従属請求項から取り出すことができる。
【0016】 本発明による装置は、集電装置の大きな走出高さを実現し、かつ同時に架線装
置の極めて大きな高さ差をカバーすることを可能にする。持ち上げ機構全体及び
絶縁器がケーシングによって走出した状態においても取り囲まれたままであり、
並びに単に1つの絶縁器が使用されることによって、空気力学的な騒音が効果的
に減少せしめられる。他面において、集電装置を収容しているケーシングは走入
した状態ではわずかな構造高さになり、保守がほとんど不要であり、かつ車両の
屋根上に簡単に組み付けることができる。
【0017】 背景技術において実現されていたドーム収容部は完全に省略することができる
。他面において本発明による解決策は、既存の車両のドーム上構内に問題なく内
蔵することができる。
【0018】 本発明は以下において図面に示した実施例により詳細に説明する。
【0019】 高速度車両2の屋根1上に、図1に示すように、基礎枠4を有する流線形のケ
ーシング3が組み付けられている。このケーシング3は車両屋根上のドーム上構
の部分であることができるが、しかし屋根上に直接に組み付けておくこともでき
る。
【0020】 ケーシング3は、図2に示すように、テレスコープ式に内外に差しはめられた
環状に回っている5つのカバーセグメント5から成っており、その都度内側のカ
バーセグメントはその都度外側のカバーセグメントに支えられかつ案内されてい
る。内側のカバーセグメントは同時に外側に向かって湾曲せしめられたカバー屋
根6として構成されていて、ケーシング3を覆っている。湾曲せしめられたカバ
ー屋根6には中央に凹み7が形成されており、その中心に開口8が設けられてい
る。内側のカバー屋根6には、屋根枠9が固定されており、この屋根枠には開口
8に相応する開口10を有する絶縁器支持体12が昇降可能に取り付けられてい
る。絶縁器11は絶縁器支持体12上に支えられ、絶縁器支持体は絶縁器軸線B
−Bに関して対称的にそれぞれ端部側にスピンドルナット13を支持している。
スピンドルナット13内には、屋根枠9に対して垂直に延び、電気モータ14に
よって歯車伝動装置15を介して駆動されるスピンドル16が係合している。モ
ータの回転運動は歯車伝動装置15を介してスピンドル16に伝達され、このス
ピンドルは回転運動を鉛直の持ち上げ運動に変換し、これにより絶縁器支持体1
2に取り付けられた絶縁器11が開口8を通して走出及び走入する。
【0021】 電気モータ14、スピンドル16,スピンドルナット13及び歯車伝動装置1
5は高周波の駆動装置71を形成している。
【0022】 図5及び6に示されているように、カバーセグメント5のそれぞれは、ケーシ
ング内部に向いた下側のL形のストッパ状の折り曲げ部17と、やはり内部に向
いた上側の折り曲げ部18とを有している。下側の折り曲げ部17は上側の折り
曲げ部18よりも幾分か長い脚部を有しており、この脚部はその都度内側のカバ
ーセグメントのためのストッパとして役立つ。下側の折り曲げ部17の範囲内で
カバーセグメント5の内面に凹所19が構成されており、この凹所はカバーセグ
メントの内周に沿って延びている。カバーセグメント5は繊維合成材料、例えば
GFKから成っており、凹所19の範囲において挿入体で補強されている。上側
の折り曲げ部18はシールリップ70を備えていて、これは、内側及び外側のカ
バーセグメント5の間の中間スペースを水分に対してシールする。
【0023】 ロープ案内21と滑りローラ22とから成る転向装置20は凹所19のこの部
分の内面に位置せしめられている。
【0024】 滑りローラ22の回転軸のほぼ上方のところでカバーセグメント5の外面に引
っ掛けプレート23が固定されている。2つのカバーセグメント5が互いに内外
に差しはめられている場合には、ロープ案内21は引っ掛けプレート23とほぼ
垂直に並んで位置していて、滑りローラ22の前方に配置されている。滑りロー
ラ22は挿入体に回転可能に支承されている。これにより確実なロープ転向が行
われる。
【0025】 図6に示すように、ロープ24がその一端部を引っ掛けプレート23に紛失し
ないように引っ掛けられている。このロープ24は引っ掛けプレート23からま
ず垂直に並んでいるロープ案内21に延び、滑りローラ22を介してほぼ水平に
、曽田側のカバーセグメントの円周に接線方向に固定されているい引き装置25
に転向せしめられる。引き装置25は引きばね26と固定部分27とを有してお
り、この固定部分はやはり挿入体に固定されている。
【0026】 このようにロープ24、引っ掛けプレート23,ロープ案内21,滑りローラ
22及び引き装置25から成る4つの引きロープ装置がカバーセグメントの円周
に均一に分配されていて、それぞれ1つの内側のカバーセグメントを外側のカバ
ーセグメントと結合している。
【0027】 屋根枠9はそのカバーセグメント5に所属する端部に、ケーシング3の内部に
向いた固定連結板28を、持ち上げ装置29を固定するために有しており、この
持ち上げ装置によりカバー屋根6が昇降せしめられる(図2及び3参照)。持ち
上げ装置29ははさみ状の4つの支持フレーム30から成っており、これらの支
持フレームのうちそれぞれ1つの支持フレームは2つの下側の支持アーム31及
び32と1つの上側の支持アーム33とから形成されている。両方の下側の支持
アーム31及び32は移動支承部34を備えている。上側の支持アーム33はそ
の一方の端部を屋根枠9の固定連結板28に旋回可能に定置に連接されており、
その他方の端部は下側の支持アーム31と継手35を介して結合されている。他
方の下側の支持アーム32は継手36を介して上側の支持アーム33とレバーア
ーム37によって結合されており、このレバーアームは上側の支持アーム33に
別の移動支承部38を介して結合されている。これにより両方の継手35,36
及び移動支承部34,38は平行四辺形を形成している。屋根枠9に定置に取り
付けられている上側の支持アーム33と鉛直に一直線に並んで、基礎枠4に固定
連結板39があり、この固定連結板に支持アーム31が旋回可能に、しかし定置
に取り付けられている(図2参照)。この持ち上げ装置は、例えば大きな走出高
さ、殊に車両屋根高さの上方2.8mまでの走出高さに対して、特に適している
【0028】 例えば高速鉄道網の通常の持ち上げ高さの補償のためには、持ち上げ装置29
は少なくとも2つの支持フレーム30から成っており、これらの支持フレームは
それぞれ屋根枠9に旋回可能に連接された1つの支持アーム33と、基礎枠4に
やはり旋回可能に連接された1つの支持アーム32とから成っている。支持アー
ムはその他方の端部を支持アーム33と関節的に結合されており、その際図4に
示すように、支持アーム32は長さLを、かつ支持アーム33は長さ2Lを有し
ている。支持アーム32の支持アーム33における連接点はこの支持アーム33
を2つの同じ長さのレバーアームに分割しており、支持アーム33の端部は、支
持アーム32の基礎枠4における旋回点に対して直線状に走行可能であり、した
がって支持アーム33は立って、カバー屋根6を持ち上げる。
【0029】 図7は基礎枠4上に設けられた電気機械的な駆動装置40を示す。この駆動装
置は、カバーセグメント5の長手面に沿って位置せしめられている互いに平行な
2つの案内軌道41を、軸42を備えた2つの歯冠の間を導かれる引き鎖43を
受容するために、有している。両方の引き鎖43は、電気モータにより動かされ
る鎖駆動装置44によって駆動されている。鎖駆動装置44の運動は両方の引き
鎖43の軸42に伝達される。
【0030】 支持アーム32の下端部は両側で引き鎖43と結合されており、案内軌道41
内に支承されており、ひいては鎖駆動装置44が運動する際に案内軌道41に沿
って直線状に移動することができる。他方の下側の支持アーム31は定置に保持
されているので、その都度他方の支持アーム32の下端部が移動する際に、支持
フレーム30全体が継手及び移動支承部を介して昇降することができる。鎖駆動
装置は平行な引き鎖43を同期的に駆動し、したがってすべての4つの支持フレ
ーム30の持ち上げあるいは下降は一様に行われる。この持ち上げ運動又は下降
運動はカバー屋根6に伝達される。カバー屋根6が持ち上げられると、個々のカ
バーセグメント5は内側から外側に向かって、それぞれのばね力下にある引きロ
ープに抗してテレスコープ状に走出せしめられる。下降の際には、カバーセグメ
ント5は外側から内側に向かって、ばね力下にある引きロープによって走入せし
められる。走入の際には、支持フレーム30の支持アームは内部に向かって折り
畳まれる。カバー屋根6の屋根枠9は、支持フレーム30が完全に走入する場合
に、ケーシング3の基礎枠4上に接触する。
【0031】 カバーセグメント5の高さは絶縁器高さにほぼ等しく、その際絶縁器ヘッドは
開口8から突出する(図3参照)。
【0032】 絶縁器11は絶縁器支持体12上に剛性的に固定されている。図8及び9が示
すように、上側の絶縁器フランジ45は流線形の集電舟体47を有する集電舟4
6を支持しており、該集電舟体にはスリ板48が支承されている。
【0033】 スリ板48と絶縁器フランジ45との間にはばね緩衝ユニット49(図9及び
19参照)がある。このばね緩衝ユニット49は、2つの、ほぼスリ板48の幅
の間隔をおいている連結板状の、それぞれ互いに垂直で互いに結合されている2
つのレバーアーム51及び52を有している一体のレバー50から構成されてい
る。両方のレバーアーム51及び52は一緒に不動の回転点Dpを中心にして回
転可能であり、その際レバーアーム52よりも幾分か長いレバーアーム51はそ
の軽く折り曲げられた端部でスリ板保持部53に旋回可能に連接されている。短
い方のレバーアーム52は他方の端部を引きばね54に取り付けられており、こ
の引きばねは調整可能に絶縁器フランジ45に取り付けられている。両方の互い
に平行におかれているレバー50の間には、液力式の回転緩衝器55が取り付け
られており、その操作部材56は、レバー50に形成された長孔57内に係合し
ている。引きばね54は、スリ板48に力が作用すると、レバー50の回転運動
を生ぜしめ、したがって軽く折り曲げられたレバーアーム51は旋回運動若しく
は回転運動を行う。この回転運動は回転緩衝器55によって受け止められ、緩衝
される。引きばね54は極めてわずかな剛性を有している。このばね緩衝ユニッ
ト49はもっぱら鉛直のばね運動を可能にする。集電舟体47が絶縁器11に剛
性的に固定されていることは、風負荷が流線形の集電舟体により受け止められ、
単に極めてわずかな空気力学的な部分だけがスリ板に作用することを、保証する
【0034】 集電舟46は角状突起58(図8)を備えており、これは、集電舟体47内に
取り付けられている空気力式の駆動装置59によって種々の集電舟幅、例えば1
950mm及び1600mmに調整可能である。
【0035】 カバー屋根6には、図1に原理的に示されているように、内方に向かって開く
、ケーシング3の長手方向に位置せしめられたフラップ60があり、集電舟46
が90°だけケーシング3の長手方向に、その鉛直の軸線を中心にして回動せし
められかつ下降せしめられるときに、該フラップ内に角状突起58が突入するこ
とができる。
【0036】 絶縁器11と車両2における図示していない接続箇所との間に敷設された高電
圧ケーブル61(図11〜13参照)は、鉛直につる卷き線状に、延長せしめら
れた絶縁器軸線の回りを、車両の屋根に向かって延びておりお、引きロープ62
によって保持される。絶縁器支持体12の開口10にはローラ受容部63(図1
3)がフランジ結合されており、このローラ受容部により支承台64が保持され
ている。この支承台64は、互いに並んでおかれた2つのロープローラ66を有
する軸65を受容している。各ロープローラ66を回ってロープ67が180°
転向せしめられて案内されており、このロープの両方のロープ端部は、鉛直方向
で並んで基礎枠4に取り付けられている2つの転向ローラ68を介して、極めて
大きな長さの引きガスばね69に導かれている。これによりロープ67は引きロ
ープ72を形成しており、これは持ち上げ装置29の走出及び走入の際に高圧ケ
ーブル61を常に緊張状態に保つ引き力下に保たれている。
【0037】 ロープ67は非導電性の材料、例えばプラスチックから成っている。
【0038】 スリ板48に作用する圧着力は絡み合った大きさであり、車両速度、風の強さ
及び方向、架線を案内する架線装置の位置及びその集電装置、摩擦及び風により
誘導される振動及び車両の相対運動によって、絶えず変化している。本発明によ
る方法の第1の能動調節段においては架線装置の高さ差が補償される。この補償
は電気機械的な駆動装置、例えば、架線装置の4.8〜6.3mの高さ差及び3H
zよりも下の周波数範囲で振幅が>50mmである鉛直の架線装置振動を補償す
る鎖駆動装置によって行われる。鎖駆動装置は、ケーシング3内に収容されてい
る持ち上げ装置29の相応する水平運動を鉛直運動に変換する。第1の調節段に
おいて行われるこの鉛直運動に対して相対的に、同時に集電装置(絶縁器、集電
舟、ケーブル)は第2の能動調節段において、最大±50mmで15Hzまでの
周波数範囲の鉛直行程で振動する。第2の調節段の行程運動は高周波のアクチュ
エータ、例えば電気モータ式の直線駆動装置によって生ぜしめられる。
【0039】 架線とスリ板との間の高周波の振動は準同時の別のステップで、スリ板と集電
装置との間の力を遮断することによって受け止められかつ緩衝される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主コンポーネントであるカバー、カバー屋根、絶縁器及び集電ヘッドを有して
いる本発明による集電装置の斜視図を示す。
【図2】 走出せしめられた状態における本発明による集電装置の、図1のA−A線に沿
った断面図を示す。
【図3】 走入せしめられた状態における本発明による集電装置の、図1のA−A線に沿
った断面図を示す。
【図4】 通常の持ち上げ高さのための持ち上げ装置の基本原理を示す。
【図5】 引きロープと結合された2つのカバーセグメントの断面図を示す。
【図6】 引きロープの固定を概略的に示した図5に対する平面図を示す。
【図7】 持ち上げ装置のための、鎖駆動装置の形の電気機械的な駆動装置の平面図を示
す。
【図8】 スリ板を有する集電舟の正面図を示す。
【図9】 図8に対する平面図を示す。
【図10】 図8のC−C線に沿った集電舟の断面図を示す。
【図11】 絶縁器/集電装置と車両側の接続部分との間の高さを可変のケーブル案内の概
略的な正面図を示す。
【図12】 図11に示した引きガスばねを有する引きロープ案内を示す。
【図13】 図11に示した引きガスばねを有する引きロープ案内を示す。
【符号の説明】
1 屋根、 2 高速度車両、 3 ケーシング、 4 基礎枠、 5 カバー
セグメント、 6 カバー屋根、 7 6の凹み、 8 6の開口、 9 屋根
枠、 10 絶縁器の開口、 11 絶縁器、 12 絶縁器支持体、 13
スピンドルナット、 14 電気モータ、 15 歯車伝動装置、 16 スピ
ンドル、 17 5の下側の折り曲げ部、 18 5の上側の折り曲げ部、 1
9 凹所、 20 転向装置、 21 ロープ案内、 22 滑りローラ、 2
3 引っ掛けプレート、 24 ロープ、 25 引き装置、 26 引きばね
、 27 固定部分、 28 固定連結板、 29 持ち上げ装置、 30 支
持フレーム、 31 下側の支持アーム、 32 下側の支持アーム、 33
上側の支持アーム、 34 移動支承部、 35 継手、 36 継手、 37
レバーアーム、 38 移動支承部、 39 固定連結板、 40 電気機械
的な駆動装置、 41 案内軌道、 42 軸、 43 引き鎖、 44 鎖駆
動装置、 45 絶縁器フランジ、 46 集電舟、 47 集電舟体、 48
スリ板、 49 ばね緩衝ユニット、 50 レバー、 51 レバーアーム
、 52 レバーアーム、 53 スリ板保持部、 54 引きばね、 55
回転緩衝器、 56 操作部材、 57 51の長孔、 58 角状突起、 5
9 空気力式の駆動装置、 60 6のフラップ、 61 高電圧ケーブル、導
線、 62 引きロープ、 63 ローラ受容部、 64 支承台、 65 6
4の軸、 66 ロープローラ、 67 ロープ、 68 転向ローラ、 69
引きガスばね、 70 シールリップ、 71 高周波の駆動装置、 72
引きロープ、 B−B 絶縁器軸線、 Dp 回転点、 L 支持アーム32の
長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ヴァルディ ドイツ連邦共和国 ヌスロッホ オルツシ ュトラーセ 14 (72)発明者 ハンス−ユルゲン ヴァイデマン ドイツ連邦共和国 シュパイアー ヒンテ ルム エーゼル 11 (72)発明者 ヨハネス クレムラツェック ドイツ連邦共和国 ヘニッヒスドルフ ヒ ルシュシュラーセ 7 Fターム(参考) 5H105 AA14 AA17 BA02 BB01 CC02 CC12 DD04 DD23 EE01 EE07 EE08 EE13 【要約の続き】 の駆動装置71によって鉛直に走行可能かつ絶縁器軸線 B−Bを中心にして回動可能である。スリ板48と絶縁 器フランジ45との間には、鉛直に作用する力を遮断す るため及び接触力変動を緩衝するためのばね緩衝ユニッ ト49がある。絶縁器と車両側の接続箇所との間の導線 は、種々の持ち上げ高さに調節可能な高電圧ケーブル6 1として構成されている。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間の
    コントロールされた集電を行う装置であって、集電装置のスリ板を支持しかつ角
    状突起を有している集電舟がそれに固定されているところの持ち上げ装置を受容
    するための、車両屋根上に配置された流線形のケーシングと、集電装置を保持し
    かつ絶縁するための絶縁器と、集電装置により集電された電流を導出するための
    導線とを有している形式のものにおいて、ケーシング(3)が、テレスコープ状
    に案内されている内側及び外側のカバーセグメント(5)から組み立てられてい
    て、内側のカバーセグメントにはカバー屋根(6)が一体に成形されており、カ
    バーセグメント(5)は、絶縁器軸線(B−B)に対して対称的にカバーセグメ
    ント内に配置されていて絶縁器軸線に対して水平方向に位置せしめられた電気機
    械的な駆動装置(40)により操作可能な少なくとも2つの持ち上げ装置(29
    )によって、種々の高さ位置に走入可能かつ走出可能に配置されており、その際
    持ち上げ装置(29)、導線(61)及び別の内蔵物(40,13,14,15
    ,16)がカバーセグメント(5)によって鉛直に取り囲まれており、かつ、ス
    リ板(48)を有する集電舟(46)及び絶縁器(11)が、カバーセグメント
    (5)の持ち上げ高さに対して相対的に、高周波の駆動装置(71)によって鉛
    直に走行可能にかつ軸線(B−B)を中心にして回動可能に配置されており、か
    つ、スリ板(48)と絶縁器フランジ(45)との間に、鉛直に作用する力を遮
    断するため及び接触力変動を緩衝するためのばね緩衝ユニット(49)が配置さ
    れており、かつ、導線が絶縁器と車両側の接続箇所との間で、種々の持ち上げ高
    さに調節可能な高電圧ケーブル(61)として構成されていることを特徴とする
    、架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコントロールされ
    た集電を行う装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(3)が車両屋根上のドーム上構の部分であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 カバーセグメント(5)がそれぞれ、内方に向かって形成さ
    れた上側及び下側のストッパ状の折り曲げ部(17,18)を備えていることを
    特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 内側及び外側のカバーセグメント(5)が、周方向で均一に
    分配され、絶縁器軸線(B−B)に対してほぼ平行に延び、ばね力に抗して緊張
    せしめられ、1回転向せしめられている少なくとも4つのロープ(24)によっ
    て、互いに結合されており、その際ロープ(24)は外側及び内側のカバーセグ
    メント(5)の間に次のように、すなわちロープがそれぞれその一方の端部を内
    側の下側カバーセグメント(5)の外周に引っ掛け可能に固定されておりかつ他
    方の端部は下側の外側カバーセグメント(5)の内周に固定されている転向装置
    (20)を介して外側のカバーセグメント(5)の円周に接線方向に固定されて
    いる引き装置(25)に導かれているように、配置されていることを特徴とする
    、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 内側及び外側のカバーセグメント(5)が、カバーセグメン
    ト(5)の円周に沿って均一に分配して配置され、絶縁器軸線(B−B)に対し
    てほぼ平行に延び、ばね力に抗して緊張せしめられ、複数回転向せしめられてい
    るロープ(24)によって、互いに結合されており、その際ロープ(24)は外
    側及び内側のカバーセグメント(5)の間に次のように、すなわちロープがそれ
    ぞれその一方の端部を内側の下側カバーセグメント(5)の外周に引っ掛け可能
    に固定されておりかつ他方の端部は下側の外側カバーセグメント(5)の内周に
    固定されている転向装置(20)を介して外側のカバーセグメント(5)の円周
    に接線方向に固定されている引き装置(25)に導かれているように、配置され
    ていることを特徴とする、請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】 下側の折り曲げ部(17)がL形に構成されており、その際
    カバーセグメント(5)が走入した状態で、その都度内側のカバーセグメント(
    5)の折り曲げ部が外側のカバーセグメント(5)の折り曲げ部上に支えられて
    いることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 転向装置(20)が滑りローラ(22)とこの滑りローラの
    前方に配置されているロープ案内(21)とから形成されていることを特徴とす
    る、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 引き装置(25)が引きばね(26)と固定部分(27)あ
    るいはロープウインチから形成されていることを特徴とする、請求項6記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 外側のカバーセグメント(5)の内面に凹所(19)が構成
    されており、この凹所内に転向装置(20)及び引き装置(25)が配置されて
    いることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 その都度外側のカバーセグメント(5)の上側の折り曲げ
    部(18)がシールリップ(70)を備えており、このシールリップはその都度
    内側のカバーセグメント(5)の円周に密着していることを特徴とする、請求項
    1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 カバーセグメント(5)が殊にほぼ同じ高さを有している
    ことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 カバーセグメント(5)の高さが絶縁器高さとほぼ等しい
    ことを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 カバーセグメント(5)及びカバー屋根(6)がGFK合
    成材料又はCFK合成材料から成っていることを特徴とする、請求項1から12
    までのいずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 持ち上げ装置(29)が少なくとも2つの支持フレーム(
    30)から構成されており、これらの支持フレームはそれぞれ、カバー屋根(6
    )に結合されている屋根枠(9)に旋回可能に連接されている支持アーム(33
    )と下側の支持アーム(32)とから組み立てられており、これらの支持アーム
    のうち下側の支持アーム(32)はその一方の端部を支持アーム(33)の固定
    連結板(28)と一直線に並んでケーシング(3)の基礎枠(4)に定置に旋回
    可能に取り付けられており、かつその他方の端部を支持アーム(33)に旋回可
    能に連接されており、その際支持アーム(33)は下側の支持アーム(32)に
    対して直線状に移動可能に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 支持アーム(33)が下側の支持アーム(32)に対して
    2倍の長さを有しており、下側の支持アーム(32)は、支持アーム(33)が
    2つの同じ長さのレバーアームに分割されているように、支持アーム(33)に
    連接されていることを特徴とする、請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 持ち上げ装置(29)が少なくとも2つのはさみ状の支持
    フレーム(30)から構成されており、これらの支持フレームはそれぞれ、カバ
    ー屋根(6)と結合されている基礎枠(4)に旋回可能に連接されている1つの
    上側の支持アーム(33)と、2つの下側の支持アーム(31,32)とから組
    み立てられており、これらの下側の支持アームのうち一方の下側の支持アーム(
    31)は、上側の支持アーム(33)の固定連結板(28)と1列に並んでケー
    シング(3)の基礎枠(4)に定置に、旋回可能に取り付けられており、かつ他
    方の下側の支持アーム(32)は一方の下側支持アームに対して直線状に移動可
    能に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  17. 【請求項17】 上側の支持アーム(33)と定置の下側の支持アーム(3
    1)とが継手(35)によって、かつ直線状に移動可能な下側の支持アーム(3
    2)が上側の支持アーム(33)と継手(36)及び移動支承部(38)を介し
    てレバーアーム(37)によって、結合されており、その際両方の下側の支持ア
    ーム(31,32)は互いに、別の移動支承部(34)によって結合されていて
    、継手(25,26)及び移動支承部(34,38)が平行四辺形を形成してい
    ることを特徴とする、請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 電気機械的な駆動装置(40)が、ロープ、スピンドルあ
    るいは鎖駆動装置(44)として構成されており、これは、互いに平行に整向さ
    れ、カバーセグメント(5)の長壁に沿って延びている、循環する引き部材のた
    めの案内軌道(41)を有しており、この引き部材に、持ち上げ装置の直線状に
    移動可能な下側の支持アーム(32)引き部材の部分として固定されていること
    を特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項記載の装置。
  19. 【請求項19】 走出せしめられた支持フレーム(30)の支持アーム(3
    3)が内方又は外方に向いた傾斜を有していることを特徴とする、請求項1から
    18までのいずれか1項記載の装置。
  20. 【請求項20】 支持フレーム(30)の支持アーム(33,31,32)
    が、内方に走入した状態において、互いに上下に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1から19までのいずれか1項記載の装置。
  21. 【請求項21】 持ち上げ装置(29)が650mmから2.8mの、車両
    屋根上の持ち上げ高さを有していることを特徴とする、請求項1から20までの
    いずれか1項記載の装置。
  22. 【請求項22】 カバー屋根(6)が走行方向で互いに集電舟の幅だけ隔て
    られたフラップ(60)を有していることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  23. 【請求項23】 集電舟(46)が少なくとも180°だけ回転可能であり
    、かつ集電舟(46)の角状突起(58)が、走入した状態において、フラップ
    (60)のフラップ開口内に突入することを特徴とする、請求項22記載の装置
  24. 【請求項24】 集電舟(46)が、集電舟体内に配置され、角状突起(5
    8)を引き込む若しくは走出させる空気力式の駆動装置(59)によって、幅を
    可変に構成されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  25. 【請求項25】 高周波の駆動装置(71)が直線駆動装置、殊に電気モー
    タ(14)によって駆動され歯車伝動装置(15)を有しているスピンドル(1
    6)であることを特徴とする、請求項1から24までのいずれか1項記載の装置
  26. 【請求項26】 集電舟(46)及び絶縁器(11)が互いに固く結合され
    ており、かつスリ板(48)が集電舟体内で鉛直運動のためのただ1つの自由度
    を有していることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  27. 【請求項27】 高電圧ケーブル(61)が可とう性の導線であって、絶縁
    器支持体(12)の固定されているローラ受容部(63)と基礎枠(4)に固定
    されている転向ローラ(68)との間で張力下にある鉛直に延びている少なくと
    も1つの引きロープ(72)の回りで、絶縁器軸線(B−B)と同軸的につる卷
    き線状に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  28. 【請求項28】 ローラ受容部(63)が、互いに並んで配置された少なく
    とも2つのローラ(66)を有しており、これらのローラを介してそれぞれ1つ
    のロープ(67)が転向せしめられて、絶縁器軸線(B−B)との同軸から外れ
    て基礎枠(4)に固定されている大きな長さの引きガスばね(69)に導かれて
    おり、その際ロープ(67)の両方のロープ端部の間に、引きロープ(72)に
    引き力を作用させるために、引きガスばね(69)が配置されていることを特徴
    とする、請求項27記載の装置。
  29. 【請求項29】 ばね緩衝ユニット(49)が、剛性が極端にわずかな引き
    ばね(54)と回転緩衝器(55)とを有していることを特徴とする、請求項2
    5記載の装置。
  30. 【請求項30】 架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間
    のコントロールされた集電を行う方法であって、絶縁器により保持されている、
    スリ板と集電舟を有している集電装置を鉛直に持ち上げあるいは下降させる形式
    のものにおいて、次のステップ a) 第1の能動調節段において水平運動を鉛直運動に転換することによって鎖 装置の高さ差を電気機械的に補償し、 b) 第2の能動調節段において高周波の駆動装置によって、ステップa)の鉛 直運動に対して相対的に集電装置を振動鉛直行程で同時に運動させ、かつ c) スリ板と集電装置との間で力を遮断することによって、ステップa)及び b)の高周波の振動を同時に受容しかつ緩衝する を有している、架線と電気的に運転されるレール走行の高速度車両との間のコン
    トロールされた集電を行う方法。
  31. 【請求項31】 車両屋根から650mm〜2.8mまでの高さ差を補償可
    能であるようにすることを特徴とする、請求項30記載の方法。
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