JP2002531521A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 ３つのヒト前立腺腫瘍細胞系を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの１つの細胞系が原発腫瘍に由来し、そして他の２つの細胞系が転移組織に由来する免疫療法剤。
【請求項２】 ３つのヒト前立腺腫瘍細胞系の混合物を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの１つの細胞系が原発腫瘍に由来し、そして他の２つの細胞系が２つの異なる転移組織に由来する免疫療法剤。
【請求項３】 ３つのヒト前立腺細胞系の混合物を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、この３つの細胞系が３つの異なる原発腫瘍に由来する免疫療法剤。
【請求項４】 ３つのヒト前立腺細胞系の混合物を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの２つの細胞系が１又は２つの原発腫瘍に由来し、そして他の細胞系が転移組織に由来する免疫療法剤。
【請求項５】 ３つのヒト前立腺腫瘍細胞系の混合物を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの３つの細胞系が転移組織に由来する免疫療法剤。
【請求項６】 ３つのヒト前立腺腫瘍細胞系の混合物を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの３つの細胞系が２又は３つの異なる転移組織に由来する免疫療法剤。
【請求項７】 前記腫瘍細胞系が転移に由来し、且つＬｎＣａｐ，ＤＵ１４５又はＰＣ３から選択される、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項８】 前記の腫瘍細胞系が５０〜３００Gyで照射された、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項９】 前記の腫瘍細胞系が１００〜１５０Gyで照射された、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１０】 ＢＣＧ又はＭ．バッカエ（Ｖａｃｃａｅ）、破傷風毒素、ジフテリア毒素、百日咳菌、インターロイキン２、インターロイキン１２、インターロイキン４、インターロイキン７、完全フロイントアジュバント、不完全フロイントアジュバント又は他の非特異的薬剤アジュバントから選択されるワクチンアジュバントと組み合わせた、請求項１に記載の免疫療法剤を含んで成る免疫原性組成物。
【請求項１１】 放線菌調製物であるワクチンアジュバントと組み合わせた、請求項１に記載の免疫療法剤を含んで成る免疫原性組成物。
【請求項１２】 前記細胞が、１０〜３０％ｖ／ｖの水性グリセロール溶液、５〜２０％ｖ／ｖジメチルスルホキシド及び５〜２０％ｗ／ｖのヒト血清アルブミンから成る群から選択される少なくとも１つのものを含む凍結保護溶液で調製される、請求項１に記載の免疫療法剤又は組成物。
【請求項１３】 前記細胞が、５〜２０％ｖ／ｖジメチルスルホキシド及び５〜２０％ｗ／ｖのヒト血清アルブミンを組み合わせて含む、凍結保護溶液で調製される、請求項１に記載の免疫療法剤又は組成物。
【請求項１４】 免疫Ｔ細胞の活性化により患者の免疫応答を誘導することが可能である、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１５】 抗体産生の誘導により患者の免疫応答を誘導することが可能である、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１６】 前立腺ガンの患者の血清ＰＳＡのレベルの増加又は減少の速度を低下を誘導することが可能である、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１７】 皮内投与することが可能である、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１８】 前立腺内に投与することが可能である、請求項１に記載の免疫療法剤。
【請求項１９】 請求項１に記載の免疫療法剤並びに補形薬、アジュバント及び担体から成る群から選択される生理学的に許容される物質を含んで成る、前立腺ガンの処置のための同種免疫療法ワクチン組成物。
【請求項２０】 有効量の、請求項１に記載の免疫療法剤を含んで成る前立腺ガンの予防又は処置のための医薬組成物。
【請求項２１】 ３つの異なるヒト前立腺腫瘍細胞系を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの１つの細胞系が原発性前立腺腫瘍に由来し、そして他の２つの細胞系が転移性前立腺組織に由来する免疫療法剤。
【請求項２２】 前記細胞系がハプロタイプの不適合を最大化するように選択される、請求項２１に記載の免疫療法剤。
【請求項２３】 ３つの異なるヒト前立腺腫瘍細胞系を含んで成る前立腺ガンの処置のための同種免疫療法剤であって、このうちの１つの細胞系が転移性前立腺組織に由来し、そして他の２つの細胞系が原発性前立腺腫瘍に由来する免疫療法剤。
【請求項２４】 前記細胞系がハプロタイプの不適合を最大化するように選択される、請求項２３に記載の免疫療法剤。