JP2002530713A - 許容角度および選択的透過が強化された多層反射器 - Google Patents
許容角度および選択的透過が強化された多層反射器Info
- Publication number
- JP2002530713A JP2002530713A JP2000584331A JP2000584331A JP2002530713A JP 2002530713 A JP2002530713 A JP 2002530713A JP 2000584331 A JP2000584331 A JP 2000584331A JP 2000584331 A JP2000584331 A JP 2000584331A JP 2002530713 A JP2002530713 A JP 2002530713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- dielectric
- angle
- laminate
- reflector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/12—Reflex reflectors
- G02B5/136—Reflex reflectors plural reflecting elements forming part of a unitary body
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0273—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use
- G02B5/0278—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use used in transmission
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/021—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/0236—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place within the volume of the element
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/0236—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place within the volume of the element
- G02B5/0242—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place within the volume of the element by means of dispersed particles
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/0252—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties using holographic or diffractive means
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0273—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use
- G02B5/0294—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use adapted to provide an additional optical effect, e.g. anti-reflection or filter
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/08—Mirrors
- G02B5/0816—Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
- G02B5/0825—Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers the reflecting layers comprising dielectric materials only
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/08—Mirrors
- G02B5/0816—Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
- G02B5/0825—Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers the reflecting layers comprising dielectric materials only
- G02B5/0841—Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers the reflecting layers comprising dielectric materials only comprising organic materials, e.g. polymers
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/18—Diffraction gratings
- G02B5/1861—Reflection gratings characterised by their structure, e.g. step profile, contours of substrate or grooves, pitch variations, materials
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3025—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
- G02B5/3033—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
- G02B5/3041—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid comprising multiple thin layers, e.g. multilayer stacks
- G02B5/305—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid comprising multiple thin layers, e.g. multilayer stacks including organic materials, e.g. polymeric layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
Description
に関する。
分を仕切るために使用される。多層誘電反射器は、一般に、少なくとも2種類の
異なる材料から成る多数の層を光学積層体内に使用する。異なる材料は、積層体
の少なくとも1つの平面内軸線に沿って実質的に異なる屈折率を有し、各層の界
面において光を実質的に反射する。代表的な誘電反射器の場合、吸収は非常に少
ない。意図する用途に応じて、誘電積層体は、電磁スペクトルの広い領域、この
領域の特定部分、1種類の偏光などを反射するように構成することができる。誘
電積層体は、垂直入射角および/または視射入射角で入射する光を反射するよう
に構成することもできる。
法を使用すると、個々の層各々の厚さは、所望の反射帯域プロファイルが得られ
るように入念に調節することができる。誘電反射器を形成するための別の方法は
、同時押出しポリマー層を使用して光学積層体を形成する。各種の反射器では、
より多くの層を使用すると、結果として得られる誘電反射器の性能が改善される
傾向がある。
反射器に関する。誘電反射器の反射および透過特性は、たとえば、反射器の一方
の表面に入射する光の伝播角度を変え、対向する表面で反射器から光を抽出する
ことができるように表面を処理することにより局所的に選択的に変えることがで
きる。
材料を含む光学的反復ユニットの誘電積層体を備える。この積層体は、積層体内
で伝播する光が、空気を含む積層体の界面で内部全反射を生じる臨界角を有する
。誘電積層体に光学的に結合された第1表面は、臨界角を超える伝播角度で第1
表面上に入射する光の少なくとも一部を誘電積層体に結合するように選択的に処
理される。第2表面は、臨界角を超える角度で誘電積層体中を伝播する光の少な
くとも一部を誘電積層体から離して選択的に処理される。臨界角を超える伝播角
度で積層体にまたは積層体から離して光を結合する結合効率は、少なくとも一方
の表面における誘電積層体の様々な領域で異なる。
する。適切な反射器としては、ポリマー多層ミラーおよび偏光フィルム、蒸着誘
電ミラーなどが挙げられる。積層体に選択的に光を結合し、積層体から選択的に
光を離すには、様々な処理を使用することができる。選択的に処理されたこうし
た反射器は、多くの有用な物品の一部として使用することができる。たとえば、
均一に照明される標識は、標識の一方の面を選択的に処理して標識上の標示を変
えることができるように製造することができる。
を説明することを意図するものではない。以下の図面および詳細な説明は、これ
ら実施態様をさらに詳細に具体的に示す。
よび偏光子に適する。こうした反射器の特定の実施例は、本発明の様々な態様を
説明しやすくするために以下に記載するが、本発明をこれら実施例の詳細に限定
することを意図するのではない。
増加させることができる。多層誘電反射器は、誘電積層体の基本的な構成ブロッ
クを形成する光学的反復ユニットから一般に構成される。光学的反復ユニットは
、高屈折率の材料および低屈折率の材料から成る2つ以上の層を一般に備える。
これら構成ブロックを使用すると、多層反射器は、赤外波長、可視波長または紫
外波長および直交する特定の対の偏光を反射するように設計することができる。
概して、積層体は、以下の関係により層の光学的厚さを調節して、特定の波長λ
の光を反射するように構成することができる: λ=(2/M)×Dr ここで、Mは反射光の次数を表す整数であり、Drは光学的反復ユニットの光学
的厚さである。一次反射の場合、光学的反復ユニットの厚さはλ/2である。単
純な1/4波積層体は、各々の層がλ/4に相当する。広帯域反射器は、各積層
体または積層体の組合せ全体で層の厚さが連続して段階的に変化する複数の1/
4波積層体を備えることができる。代表的な多層反射器は、非光学層をさらに備
える。たとえば、同時押出しポリマー誘電反射器は、反射器膜の形成を促進し、
反射器を保護するために使用される保護境界層および/または表皮層を備える。
本発明に特に適するポリマー光学積層体は、公開PCT特許出願第WO 95/
17303号「Multilayer Optical Film」(多層光学
フィルム)、および同時係属特許出願第09/006/591号「Color
Shifting Film」(色変位フィルム)に記載されており、これら特
許は、引用することにより本明細書に包含する。以下に記載する様々な実施例は
、1/4波積層体であるが、本発明は単純な1/4波積層体に限定されるのでは
なく、たとえば、コンピュータにより最適化された積層体および層厚さが無作為
な積層体などのような誘電積層体に、より一般的に適用される。
よっても左右される。多層反射器は、特定角度において積層体内を伝播する光に
対する反射帯域プロファイル(たとえば、帯域中心および帯域端部)を有すると
考えられる。この帯域プロファイルは、積層体内における伝播角度が変化すると
変化する。積層体内における伝播角度は、概して、積層体内および周囲媒体の材
料の入射角および屈折率の関数である。積層体内における伝播角度が変化する時
の反射帯域プロファイルの帯域端部の変化は、角度に応じた積層体の帯域端部の
変位と考えられる。一般に、考察中の材料の場合、垂直入射光に対する反射器の
帯域端部は、空気中で斜入射で観察した場合の当該垂直入射光の約80%まで変
位する。対照的に、金属構成要素を有する誘電多層は、こうした著しい変位を示
さない。
フィルムまでの深さの関数として周期的だが連続的に変化するフィルムの場合に
も、類似の角度挙動が存在する。さらに、円形偏光を反射するコレステロール液
の結晶などのようなキラル構造を持つ材料は、光の伝播角度に応じて帯域端部が
類似の変位を示す。一般に、球状粒子、たとえばオパールの規則正しい積層体な
どのような珍しい材料を含むブラッグ反射器はこうした作用を示し、本発明に含
まれる。
は、有効層厚さの変化によって生じる。複屈折誘電層の場合、入射角度による有
効屈折率の変化は、反射帯域プロファイルにも影響を与える。反射帯域プロファ
イルの角度依存は著しく目立ち、正または負の複屈折材料を積層体に使用してい
る場合、反射帯域は、角度が垂直入射から増加するにつれて、より短い波長に向
かって変位する。特定層を貫通する全体の経路の長さは角度に応じて変化するが
、角度による帯域位置の変化は、角度による層を貫通する経路全体の長さの変化
に依存しない。むしろ、帯域位置は、特定層の上面および下面から反射する光線
間の経路の長さの差によって決まる。こうした経路の差は、特定層が1/4λ厚
の層として同調される波長λを計算するために使用される周知の公式n×d×c
osθで示される入射角に応じて減少する。2軸延伸PETおよびPENなどの
ような負の1軸複屈折層の場合、有効屈折率nは、cosθと同様にp偏光の入
射角に応じて減少するが、cosθはより急激に減少する。負の1軸複屈折層を
含む積層体の場合、この層の有効屈折率はp偏光の入射角に応じて減少するため
、p偏光の帯域中心は、入射角に応じてs偏光の帯域中心よりも高速度で移動す
る。特定のストップバンドの帯域幅は、s偏光の入射角に応じて増加するが、p
偏光の場合、この帯域幅は、平面内および平面外(z軸)屈折率差の相対的な符
号に応じて、入射角に応じて減少または増加する。場合によっては、sおよびp
偏光の低波長(青色)帯域端部は、すべての入射角全体で一致するが、長波長(
赤色)帯域端部は、入射角の関数として分離する。この問題の完全な説明は、上
記の同時係属特許出願第09/006,591号「Color Shiftin
g Film」(色変位フィルム)に記載されている。
するかに関する説明である。本明細書で使用する場合、「帯域端部」という用語
は、概して、多層反射器が実質的反射から実質的透過に変化する領域を意味する
。この領域はかなり鋭利であり、単一波長として記述される。他の場合には、反
射と透過との間の遷移は、より漸進的であり、中心波長および帯域幅に関して記
述される。しかし、何れの場合にも、反射および透過の実質的な相違は、両側の
帯域端部に存在する。
度の関数として扱われる。特定波長の光は、増加する伝播角度で(反復ユニット
の界面に垂直な軸線から測定して)積層体内を伝播するので、光は帯域端部に接
近する。一実施例では、伝播角度が十分に大きいと、積層体はこの特定波長の光
に対して実質的に透過性になり、光は積層体を貫通して透過する。したがって、
特定波長の光の場合、積層体は、ある値未満で積層体が光を実質的に反射する関
連伝播角度と、ある値を超えると積層体が実質的に光を透過するもう1つの伝播
角度とを有する。したがって、特定の多層積層体の場合、光の各々の波長は、あ
る値未満で実質的な反射が生じる対応角度と、ある値を超えると透過が生じる対
応角度とを有すると考えられる。関連する波長では、帯域端部が鋭利になればな
るほど、これら2つの角度は接近する。
て反射から透過に変位する方法を説明するものである。帯域端部は、誘電積層体
における伝播角度に応じて変位するので、光の特定の波長も、透過状態から反射
状態に変位することが分かるであろう。したがって、これら波長の光の場合、積
層体は、ある値を超えると積層体が光を実質的に反射する関連伝播角度と、ある
値未満で積層体が光を実質的に透過する伝播角度とを有する。したがって、光の
各々の波長は、光が実質的に反射される対応する群の伝播角度と、光が実質的に
透過される別の群の角度とを有すると一般に考えられる。2つの群のうち、どち
らの伝播角度がより大きいかは、誘電積層体の帯域プロファイルによって決まる
。以下に詳細に説明するように、2つの群のうち、伝播角度が大きい方の群は、
誘電積層体に選択的な表面処理を施して、当該臨界角の伝播角度、または当該臨
界角を超える伝播角度で積層体にかつ積層体から離して光を結合することができ
る臨界角を含む。
の光を所望どおりに反射および/または透過する誘電積層体を設計することがで
きる。たとえば、広帯域可視ミラーは、多層積層体による反射の伝播角度依存を
考慮して、表面に垂直に入射する光の反射帯域幅を、可視スペクトルを超える範
囲まで拡張して構成される。しかし、スネルの法則により、等方性媒体から平坦
な表面に入射する光の場合、誘電積層体内における最大伝播角度は制限されるこ
とが分かるである。概して、全角度で入射する光を反射するミラーの可視スペク
トル全体を包含するには、ミラーが、多層積層体に使用される特定材料に関する
スネルの法則により許容される最大角度の伝播角度を有する光を反射するように
、帯域幅を拡張する。
5の対向する表面103および109の部分101および107は、積層体内で
より大きい伝播角度で積層体におよび/または積層体から離して光を結合するよ
うに処理される。誘電積層体105は、一般に、所望の反射帯域プロファイルを
有するように設計された光学的反復ユニットの多層積層体である。多層誘電積層
体105は、屈折率が異なる2種類以上の誘電材料の層を使用する適切な多層反
射器で良く、たとえば同時押出しポリマー複屈折多層反射器、真空蒸着されて、
有機、無機および/または等方性材料などから製造された誘電反射器が挙げられ
る。積層体105は、1つまたは複数の非光学層(たとえば、誘電反射器105
の表面103および109を形成する表皮層)をさらに含む。「積層体」という
用語は、屈折率が周期的に変動してブラッグ反射器として作用する任意の材料を
含むことも意図している。
関連して角度θrより大きい誘電積層体内における伝播角度θpを有する光を積
層体と周囲媒体との間に結合するために行われる。誘電反射器が、たとえば、空
気中においてすべての角度で入射する可視光に対する広帯域ミラーとして構成さ
れる場合、反射角度θrは、スネルの法則により積層体内に許容される最大角度
、および積層体を射出する光に関して内部全反射(TIR)が生じる角度に相当
する。この場合、表面処理は、典型的な平板上界面においてスネルの法則により
許容される角度より高角度で積層体に光の一部を結合し、TIRの角度を超える
角度で積層体内を伝播する光の一部を積層体から離して結合する。このような場
合、処理は、一般に、処理と光学積層体との間に空気の界面が介在しないように
、積層体に光学的に結合しなければならない。
「スネルの法則」に言及する場合は、ほぼ平面に近いフィルムの局所的領域を指
す。その結果、入射角は局所的な接平面を意味する。したがって、単純であるか
または複合的な湾曲を示すフィルムも含まれる。たとえば、円筒または球上に塗
布されたフィルム、または円筒状に巻かれたか、さもなければたとえば熱成形に
より複雑な形状に賦形された多層ポリマーフィルムも含まれる。
ている場合は増加する。表面の処理済み部分および未処理部分で反射する光の量
は、処理の種類およびフィルムの構成によって決まる。一般に、反射器100の
処理済み部分と未処理部分との間の透過の差は、これら2つの領域間に明確なコ
ントラストを得るのに十分であることが望ましい。たとえば透過状態の広帯域可
視ミラーの場合、処理済み部分以外では、光は本質的に観察されない。以下にさ
らに詳細に記載するように、表面に様々な表面処理を施して、伝播角、射出表面
反射角、および反射器中を透過する光の量を変えることができる。場合によって
は、表面の未処理部分において誘電積層体が反射する入射光のすべての波長の光
を処理済み部分に透過させることが望ましいことがある。これは、表面処理によ
り、積層体が波長に対して透過性になる伝播角度で各波長の光を誘電積層体に結
合し、また誘電積層体から離れて結合する。
、光を選択的に反射器に透過するように処理することができる。こうして、様々
な処理を誘電反射器の各部分に選択的に施して、反射器の処理済み部分と未処理
部分との間、または異なる処理が施された反射器の各部分の間にコントラストを
生じさせることができる。たとえば、ミラーは、射出側から観察した場合に、処
理済み部分でのみ光を透過するか、またはミラーの異なる方法で処理された部分
で異なるように光を透過するように製造することができる。反射器から選択的に
漏洩する光の量は、一部には、光が、本質的に透過性の積層体内における伝播角
度で誘電積層体に結合し、また誘電積層体から離れて結合される効率によって決
まる。反射器の少なくとも一方の表面上の異なる位置の結合効率を変えることに
より、所望のコントラストが得られる。一般に、この結合効率は、まったく結合
しない状態から高度に結合する状態に変えることができる。たとえば、さもなけ
れば高効率の反射器、たとえば、引用することにより本明細書に包含する公開P
CT特許出願第WO95/17303号「Multilayer Optica
l Film」(多層光学フィルム)に記載されている反射器は、表面の未処理
部分に入射する光に関してスネルの法則により許容される伝播角度を超える伝播
角度で光を反射器に結合し、また反射器から離れて結合することにより、処理済
み部分で著しく透過するように選択的に処理することができる。以下により詳細
に説明するように、様々な処理を表面の様々な部分に施して、たとえば、これら
領域における結合効率の程度を変えることにより、コントラストにさらに漸進的
な差を提供することができる。結合程度を変える方法を使用すると、不均一に照
明された反射器を均一に透過させることもできる。特定の表面処理またはその一
部は、多様な方法で誘電反射器に比較的容易に施すことができる。さらに、場合
によっては、処理を除去して、反射器を未処理時の反射性に戻すことができる。
誘電反射器の反射帯域端部を効果的に変位させて、光を多層積層体に選択的に透
過させることができる。特定の誘電積層体の場合、積層体が入射光に対して透過
性になる角度は十分に小さいので、射出表面処理を施さなくても、光は積層体か
ら射出することができる。しかし、多くの誘電積層体の場合、広帯域可視ミラー
のように、透過伝播角度は、積層体の平面状射出表面におけるTIRの臨界角よ
り大きい。したがって、光を積層体から射出させるには、射出表面も、積層体か
ら離れて高角度の光を結合するように処理する。以下にさらに詳細に説明するよ
うに、様々な表面処理は、高伝播角度の光を積層体にまた積層体から離れて結合
するのに用いることができる。たとえば、空気に比べて積層体材料の屈折率によ
り一致する屈折率を有する媒体内の散乱光を使用すると、高角度の光を積層体に
結合し、また積層体から離れて光を結合することができる。構造化表面を使用し
ても、入射平面の角度を変えることができる。
えば空気中に浸漬される場合、射出表面におけるTIRの角度は、スネルの法則
により許容される入射表面の媒体中の最大伝播角度と同じである。したがって、
光線がより高角度で積層体に入るように処理すると、より高角度の光を多層積層
体の射出表面から射出させることができる。特定の誘電反射器の場合、一方の表
面全体を処理し、なおかつ対向する表面上の同様に処理された積層体の部分にお
いてのみ光を漏洩させることができる。本発明は、誘電またはブラッグ反射器に
一般に適用されるが、本明細書に記載する方法および処理は、同時押出し多層誘
電反射器に使用するのに特に適する。等方性誘電反射器は比較的厚い基板上に一
般に配置され、こうした基板は、たとえば光が基板の両面から射出する、対向す
る面の処理の見当が合っていないなどにより、効果が低下する傾向がある。しか
し、同時押出し誘電反射器は、別個の基板を必要としない。
合し、結合された光が、反射器が光に対して透過性になる角度で反射器内を伝播
するように、様々な方法で処理することができる。図2は、2種類のこうした結
合処理作業を略図で示す。図2では、多層反射器の対向表面203および205
の部分は、高角度で伝播する光を反射器201に結合し、また反射器201から
離れて光を結合するように処理される。反射器の入射面および射出面は、概して
置き換えることができる点に注意する。しかし、説明しやすくするために、これ
ら2つの表面は、入射表面203および射出表面205と記載する。周知のとお
り、2つの表面全体の結合効率は、表面の異なる領域では変化する。
03の平面に入射する光に関してスネルの法則により決定される最大角度で多層
積層体内を伝播する。広帯域ミラーの場合、光線207は、多層積層体の構成に
よって決まる効率で反射する。たとえば、上記の公開PCT特許出願第95/1
7303号に開示されているような高効率の同時押出し多層積層体を使用する場
合、入射光の1%未満は、積層体の射出表面(裏面)205から射出する。光線
209は、入射光を広い範囲の角度で多層反射器内に前方散乱させるように処理
された入射表面203の部分211に入射する。光のある部分は、散乱はするが
、積層体の未処理部分に入射する光に関するスネルの法則により許容される角度
以下である積層体内における伝播角度を有する。次に、この光は、入射表面20
3の未処理部分に入射する光と同じ程度まで積層体によって反射されるが、より
拡散して反射する。
角度を超える角度で散乱する。したがって、散乱は、多層積層体によって透過さ
れる角度で、入射光のこの部分を多層反射器に効果的に結合する。反射器がたと
えば広帯域ミラーである場合、最大反射角度は、表面の平面に入射する光に関し
てスネルの法則で許容される最大角度に相当する。こうした場合、より高角度の
光線は、高伝播角度の光を積層体201から離れて結合するように裏面も処理さ
れている部分217を除く射出表面でTIRを生じる。周知のとおり、反射器の
少なくとも一方の表面に沿って高角度の光の結合効率を変えることにより、積層
体201を透過する光の量は、いくつかの領域(たとえば、光線209)が他の
領域(たとえば、光線207)よりも多くなる。表面処理の配置および/または
結合効率を調整することにより、所望の透過プロファイルを得ることができる。
用も示す。光線218は、光学層の平面に平行ではない表面構造を有する多層積
層体201の部分219に入射する。光線218は、光がこの層に平行な表面に
入射した場合にスネルの法則により許容される角度より高角度で多層積層体20
1内に光を効果的に結合するように、構造化表面により屈折される。射出表面も
、TIRを防止し、反射せずに多層積層体218から離れて光を結合するように
処理される。図示の実施例では、光は、射出表面205に形成された第2構造2
20により積層体から分離される。構造化結合処理は、光が積層体に方向付けら
れる伝播角度をより正確に画定するので、こうした方法は、たとえば光の拡散散
乱を利用する処理よりも高角度で、より多くの光を積層体に結合し、また積層体
から離れてより多くの光を結合するために使用される。
角度と積層体内の伝播角度(スネルの法則により指示される)との直接的な関係
を示す。入射角と伝播角度との関係は、高伝播角度の光を積層体と周囲媒体との
間に結合するように表面を処理して(たとえば、光を散乱させるかまたは屈折さ
せて)変えることができる。この表面処理は、積層体と光学的に接触する追加の
層、表面に施されるテクスチャー加工などの形態で良い。処理は、光学積層体の
表面に光学的に結合されるもう1つの層または材料(たとえば、表皮層)に施し
ても良い。積層体の層の屈折率が大きければ大きいほど、積層体内の伝播角度に
対する制約は少なくなる。散乱層と誘電ミラーとの間に介在する低屈折率の層は
、積層体内の最大伝播角度を減少させる。
ない角度は、積層体の構成によって決まる。垂直入射において特定の赤色帯域端
部を有する薄膜積層体の場合、入射角の関数としての赤色帯域端部の位置は、先
行技術で公知の薄膜設計技術を使用して計算することができる。単純な1/4波
積層体の帯域端部の遷移を具体的な例として、以下に示す。この挙動を説明する
ために使用する積層体構造は、垂直入射における中心波長が855nmであるP
EN(no=1.75、ne=1.50)およびPMMA(n=1.5)の1/
4波積層体である。長波長または赤色端部は、垂直入射(0°)において900
nmにある。空気中における斜入射(90°)の限度では、長波長または赤色端
部は、s偏光の場合は732nmに、p偏光の場合は675nmに変位する。入
射媒体の屈折率が増加するにつれて、この変位は増加する。p偏光とs偏光の両
方の場合を示すが、p偏光の場合により大きい変位が生じる。帯域端部が400
nm未満の値まで変位すると、誘電ミラーは本質的に透明かつ無色になる。鋭利
な帯域端部の場合、420nm未満まで変位すれば、平均的な観察者にとってミ
ラーが本質的に透明になるのに十分である。
、上記の1/4波積層体の各種入射媒体に関する入射角の関数である予想赤色帯
域端部の位置を示す。特に、曲線301および311は、入射媒体の屈折率が1
.0(空気)の場合であり、曲線302および312は、屈折率が1.4の場合
、曲線303および313は、屈折率が1.5の場合、曲線304および314
は、屈折率が1.6の場合、曲線305および315は、屈折率が1.75の場
合である。
の場合は約50°である。この帯域は、s偏光の場合、図3Bに示すように50
°では完全に透明ではない。つまり、この帯域端部は、どの入射媒体の場合も4
25nm未満に変位しないので、より短い波長の可視光の場合、依然として多少
の反射が生じる。その結果、透過光は、特定積層体の帯域端部の傾斜に応じてわ
ずかに着色される。赤色帯域端部を400nm未満に完全に変位させるには、た
とえば積層体の屈折率が異なるか、または垂直入射においてより短い赤色帯域端
部で開始するなど、異なる積層体構造を使用することができる。
が400nm未満に変位するように処理を適切に選択すると、より高角度で結合
する光に対して多層積層体を本質的に透明にすることができる。入射媒体の屈折
率が増加すると、角度に応じた波長の変位が大きくなり、長波長の帯域端部が4
00nm未満まで減少する角度も減少する。たとえば、屈折率が1.5の入射媒
体の場合、64°を超える角度で散乱するp偏光光線は、誘電反射器を透過する
。屈折率が1.75の場合(等方性材料)、角度は、p偏光では約50°減少す
る。屈折率がより大きく、たとえば4.0台である場合、角度は20°未満に減
少する。したがって、散乱粒子が、屈折率が非常に大きい結合層中で分散してい
る場合、光線が散乱するはずの角度は小さい。
射における長波長帯域端部が900nmの単純な1/4波積層体の長波長帯域端
部が、400nm未満の波長に変位する散乱角度を示す。
角度はないが、p偏光では、帯域端部は多くの場合に400nm未満に変位する
点に注意すること。しかし、図3Bから、高角度では、s偏光成分の帯域端部は
、屈折率が1.5以上の入射媒体では約430nmに変位し、大多数の青色光が
ミラーを通過することが可能である点に注意すること。
は最大約35°、CoPENの場合は最大約38°、PMMAの場合は最大約4
2°に制限する。これら材料は、同時押出し多層誘電反射器フィルムに使用する
のに良く適する材料である。スネルの法則によって課せられるこの限度は、誘電
体帯域変位を約25%に制限する。積層体の変位した帯域端部が約400nmか
ら700nmの間に位置する場合、多層積層体は色を呈する。多層積層体内にお
ける光線の伝播角度を増加することにより、帯域変位は50%を超えて増加させ
ることができる。屈折率が低い積層体材料の場合、最大伝播角度は90°まで増
加させることができる。その結果、通常400nmから900nmの間に位置す
るこうした材料の反射帯域を可視範囲未満に完全に変位させることにより、高度
の透過レベルおよび反射の減少が可能になる。角度および多層積層体を貫通する
透過に応じた色の変位は、伝播角度を増加するために使用される処理、帯域の位
置決め、および観測角に応じて強化することができる。
R)は、特に屈折率が低い層が1/4波より実質的に厚い場合に、積層体内で生
じる可能性がある。屈折率が低い層の界面におけるTIRは、光が、適切な表面
処理により光を抽出できるフィルムの裏面に達するのを妨げる。たとえば幾何学
的に構造化した表面または内部散乱中心を有する複屈折表皮層など、複屈折表面
処理の場合、TIR角度は、s偏光の場合とp偏光の場合とで同じではない。ど
ちらの場合も、積層体自体の内部でTIRが生じると、特定の積層体に関して帯
域端部が変位する程度が制限される。光学積層体の構造に応じて、減衰内部全反
射として一般に周知されている現象が生じ、角度が、屈折率が低い層の臨界角よ
り大きい場合にも、実質的な量の光が積層体を通過することができる。こうした
積層体構造の1つの主な要件は、屈折率が低いどの層も、1/4波台よりも実質
的に厚くないことである。
いるが、上記の説明は、表面の屈折によって多層積層体内で角度が増加した光線
にも適用されることがわかるであろう。一般に、高屈折率の媒体からの入射角が
大きい場合、全反射は、屈折率がより小さい媒体の表面で生じる。屈折率が低い
層の厚さが、光の波長に比べて薄い場合、全反射は減衰され、多少の光が界面か
ら漏洩する可能性がある。また、中間の層は、多層積層体の光学層と、伝播角度
を変更するために使用される処理部分との間に形成される点にも注意すべきであ
る。たとえば、表皮層は、多層積層体の光学層を囲む。この場合、表皮層と、積
層体を貫通する伝播の角度を変更するために使用される材料との屈折率差を考慮
しなければならない。
過を増加することができる。一般に、反射器の両面を処理すると、透過を強化す
ることができる。使用する処理の種類は、サンプルにより透過が増加する量に影
響を及ぼす。処理は、追加層として、もしくは誘電反射器の表面に対するコーテ
ィングとして施すか、またはたとえば、拡散粒子を表皮層、保護境界層に組み込
むなど、反射器の既存の層中に組み込むことができる。表面処理のスペクトル特
性も、たとえば着色染料または顔料を表面処理に組み込むことにより加減するこ
とができる。こうした処理は、各種の多層誘電反射器に使用することができる。
たとえば、さもなければ反射される光の透過を増加することは、広帯域可視ミラ
ー、狭帯域ミラー、反射偏光子などで可能である。様々な表面処理および技術に
ついて、実施例により以下に説明するが、この説明は制限する意図はなく、本発
明を分かりやすくするために記載するものである。
の一部を示す。拡散層405は、結合剤409中に配置された多数の拡散要素4
07を含む。拡散層405は、光が拡散要素407に遭遇すると光を散乱させる
。拡散要素407および結合剤409、並びに装填濃度および厚さは、多層反射
器401により反射される最大角度θ1より大きい角度θpで光の実質的な前方
散乱が生じるように選択する。こうして、上記のように、反射器を透過する光の
量を実質的に増加することができる。伝播角度θpが射出表面におけるTIRの
臨界角を超える場合、光が多層反射器から射出できるように、入射表面および射
出表面の両方を処理しなければならない。光拡散層405を射出表面に施すと、
高角度の光を積層体から離れて結合することができる。
、誘電反射器を貫通する透過を調節することができる。こうした拡散層は、拡散
状態で拡散層に入射する光を透過および反射する。一般に、拡散層が、正透過角
度から強度に逸脱する角度で、主に前方の半球に光を散乱させることは望ましい
。しかし、こうした拡散層は、後方の半球に入射光の一部を散乱させる傾向もあ
る(反射)。入射光が前方散乱(透過)および後方散乱(反射)する程度、およ
び光が散乱する角度分布は調節することができる。拡散層の散乱特性は、一般に
、粒子と結合剤マトリックスとの間の屈折率の不一致、光の波長に対する粒子の
特徴的な粒度、層中の粒子の体積含有率、散乱層の厚さ、および粒子の形状の関
数である。
大にするか、さもなければ所望のレベルに加減することができる。一般に、入射
光の波長に近い光学厚さを有する粒子は、粒子と媒体との屈折率の不一致が10
%を超える場合、光を強度に散乱させる。たとえば、屈折率が約1.65を超え
るか、または約1.35未満の粒子を含む屈折率が約1.5の結合剤層は、著し
い散乱を生じるはずである。粒度は、光学層のサイズとほぼ同じ大きさであるか
、または光学層のサイズより大きい点に注意を要する。したがって、散乱粒子は
、別個の層中に組み込むことが好ましい。なぜなら、粒子を光学層中に組み込む
と粒子が歪み、光コヒーレンスおよび反射力が低下することになる。
できる。同時押出し多層光学フィルムは、たとえば、光学積層体の各々の面形成
される比較的厚い非光学表皮層を使用することが多い。本発明の一態様では、散
乱粒子は、1つまたは複数の表皮層に組み込む。こうした1つの反射器では、平
面内屈折率が1.75の2軸延伸PENを表皮層として使用すると、粒子の屈折
率は1.93を超えるかまたは1.58未満であることを示唆する。屈折率が比
較的大きく約2.4であるTiO2粒子を使用しても良い。屈折率が1.5のS
iO2粒子も、表皮層として十分に作用する。散乱層の結合剤の屈折率は、所望
の散乱過程および多層フィルムに対する光の結合を最適化するように選択するこ
とが好ましい。
節することも望ましい。たとえば、多層反射偏光子の反射状態の偏光は、反射器
の選択した部分を透過できることが望ましい。偏光積層体の未処理部分を透過す
る光は、実質的に1種類の偏光である(つまり、積層体は、その他の偏光を実質
的に反射する)。本明細書に記載するように反射偏光子を選択的に処理すること
により、偏光子は、処理済み位置において両方の偏光状態の光に対して実質的に
透過性になる。こうした一実施態様では、処理済み部分および未処理部分はとも
に透過性を呈するが、処理済み部分は、未処理部分よりもより透過性を示す。偏
光が、少なくとも1種類の偏光について保存される場合、処理済み領域および未
処理領域の異なる特性は、偏光子を使ってフィルムを観察することにより、さら
に観察することができる。一実施態様では、この状態を使用して、標示を支持す
る基板が実際に多層誘電偏光子から構成されていることを確認する。もう1つの
実施態様では、偏光子は、偏光子によって通常は反射される偏光状態で部分的に
透過性になり、透過程度が10%または20%台になるように透過程度を選択し
、透過された部分が元の偏光状態を維持するように処理する。こうした物品は、
背面照明および周囲照明で表示情報を観察できるLCDディスプレー内のトラン
スフレクタ(transflector)として有用である。偏光状態を保存す
る散乱および屈折処理はともに、偏光子に適用することができる。一般に、屈折
処理は、拡散散乱処理よりも偏光解消が少ない。粒子の屈折率との屈折率差が小
さい結合剤に球状粒子を使って形成された拡散層は、光の偏光解消を最小限にす
る。
せることができる。透過作用の増加は、押出し時に、同時押出し多層積層体の表
皮層に滑り粒子を組み込む、多層積層体の対向表面スプレー塗料を塗布する、粒
子を含む結合剤を積層体の両面にコーティングする、押出し後、各表面に拡散テ
ープを貼付するなどの方法により観察された。同じ処理を各々の表面に施す必要
はないので、効果を得るために様々な処理を組み合わせることができる。透過を
強化するには、一般に対向表面上の処理を必要とするので、一方の表面全体(た
とえば、射出表面)を拡散層で処理し、対向表面(たとえば、入射表面)に選択
的に処理を施すことができる。こうした処理は、少なくとも一方の処理を除去し
て元に戻すことができる。たとえば、両面に塗料をスプレーして処理した反射器
は、透過の増加を示すが、溶剤を使用して一方の塗料コーティングを除去すると
、透過は、表面処理を施さない状態で得られるレベルに戻る。
実施例では、光の入射表面を処理して表面拡散層を形成して、透過を強化するこ
とができる。図5は、多層積層体501の表面503を処理して表面拡散層50
5を形成する本発明の実施態様を示す。表面の拡散により透過を増加させる原理
は、ばらの拡散粒子の場合と同じである。表面拡散層505のテクスチャーは、
高伝播角度(つまり、さもなければ、積層体に反射するか、および/または積層
体から反射する角度)で光を積層体内に結合するために使用する。一般に、表面
拡散層のテクスチャーが光の波長より実質的に大きい場合、幾何学的光学要素が
伝播角度を決定する(つまり、スネルの法則は、各界面で有効だが、局所的な表
面に垂直な座標系で作用しなければならない)。あるいは、表面拡散層のテクス
チャーが光の波長台であるか、光の波長より小さい場合、回折効果が伝播角度を
決定する。公知の様々な方法を使用して、基板上に表面拡散層を形成することが
できる。たとえば、表面は、たとえばサンドブラストおよび研磨材を使用してラ
ンダムに粗くするか、エンボス加工により擬似ランダムに粗くするなどの方法で
、局所的な幾何学的変形を形成することができる。
くはテクスチャー加工による入射光線の散乱は、光線が、積層体により反射され
る最大角度を超える角度、および光学的反復ユニット層と同一平面にある表面に
関してスネルの法則により許容されない角度で多層積層体を横断することを可能
にする。表面散乱は、屈折率の大きい変化が得られる点で有利である(たとえば
、空気対表皮層の屈折率差)。散乱粒子を含むマトリックスを使用すると、厚さ
、粒度および濃度に関して重要な加工処理を行うことができる。たとえば、一般
に使用される粒子は、限られた粒度分布を有する。これら粒子は、単一の散乱事
象のみが生じるか、または複数の散乱が生じるように塗布することができる。
な伝播角度を有する多層積層体内に光を方向付けた。上記のとおり、また図6に
さらに示すように、多層積層体601を透過する光の量は、微細構造化表面60
3および605を多層積層体601の表面607および609の選択した部分に
形成して、より正確に調節することができる。角度θsは、微細構造化表面60
3および多層積層体の材料の屈折率に関連して、積層体を貫通する光の伝播角度
θpをより正確に指定するように選択することができる。この構造化表面は、光
学接着剤を使って、それぞれ3M Companyが市販している3Mブランド
のOptical Lighting Film (OLF)(光学照明フィル
ム)、Front Extraction Tape(前部抽出テープ)を多層
積層体に積層して形成するか、またはたとえばエンボス加工により、積層体の外
側保護層上に直接組み込むことができる。
する。図6は、多層積層体の入射表面と射出表面の両方に形成された構造化表面
を示すが、様々な処理を結合できることが分かるであろう。たとえば、前部出テ
ープを散乱処理および幾何学的処理の両方とともに使用すると、高角度の光線を
誘電積層体から抽出することができる。このテープは空気の台形溝を有し、この
溝は、さもなければ内部全反射を生じる表面から高角度の光線を抽出する機能を
果たす。
に関するが、類似の処理は、反射器の反射率を選択的に減少させるために使用す
ることもできる。図7に示すように、多層積層体701の反射率は、入射表面7
05上に散乱処理703、および裏面709に吸収体707を使用して減少させ
ることができる。一般に、本明細書に記載する入射面の処理はどれも、多層積層
体701を貫通する透過を増加するために使用することができる。伝播角度が増
加すると、本明細書に記載するようにフィルムから離れて光を結合するか、また
はさもなければ内部全反射を生じる光をフィルムの裏面から吸収する裏面処理は
、積層体による反射全体を減少させる。したがって、高反射率の誘電ミラー(>
99%の反射)の入射表面に処理を施すと、たとえば、アルミニウムと同程度の
反射率の材料を積層しても、全体的な反射率を減少させることができる。この現
象を図8に示す。このようにフィルムの射出表面に設けられた着色吸収体は、こ
れら吸収体が吸収する光の色に対してのみフィルムの反射率を減少させ、複合構
造から反射される光に補色を与える。
屈折率1.49)とPMMA(屈折率1.49)とが交互に配置された層から成
る多層ミラーの入射面は、5μm厚および屈折率1.48の結合剤中に分散した
TiO2ビード(屈折率2.4)のコーティングで処理した。ビードの装填率は
、結合剤の5容量%だった。曲線801は、裏面にコーティングがない前面処理
多層ミラー上に入射した光の全反射率(%)を表す。曲線802は、屈折率が1
.5のアルミニウムに光学的に結合された多層ミラーを表す。曲線803は、裏
面に黒色インクのコーティングを有する多層ミラーの全反射率を表す。これら曲
線は、垂直入射光の反射率を表す。本発明の実施態様により、高反射率および低
反射率の領域を有する反射器は、黒色吸収体を反射器の裏面に形成し、反射器を
透過して裏面の処理部分により吸収される光の量を増加するように入射側の表面
を選択的に処理することにより提供される。
面を形成した。しかし、場合によっては、表面(処理済みまたは未処理表面)の
界面は、空気以外の屈折率(つまりn>1.00)を有する材料により囲むこと
ができる。図9は、本発明のこの態様および他の態様を実証するのに役立つ本発
明のもう1つの実施態様を示す。図9には、2つの多層積層体901および90
3が示されている。多層積層体は、境界層905により分離される。境界層90
5および2つの積層体901および903は一体構造を形成する。境界層905
は、散乱粒子907が内部に分散したほぼ透明な結合剤材料から形成される。散
乱粒子907が埋め込まれた境界層905は、多層積層体903の処理済み表面
として機能する。第2多層積層体903の射出表面911の一部は、光が、TI
Rの臨界角θcを超える角度で第2多層積層体903を貫通して伝播し、第2多
層積層体903から射出することができるように処理される(図示の実施例では
、拡散体を使用する)。
果を得るように設計することができる。たとえば、第1積層体901は、選択し
た波長帯域(たとえば、特定の色)を除くすべてを反射するように設計すること
ができる。選択した波長帯域の光913および915は、第1多層積層体901
を貫通して境界層905に透過する。この光913の少なくとも一部は、第1誘
電積層体の平坦な表面において、スネルの法則により許容される角度θcを超え
る角度で第2多層積層体903内に散乱する。第2多層積層体903が広帯域ミ
ラーである場合、第2多層積層体は、一般に、臨界角未満で伝播するすべての波
長の光を反射する。第2多層積層体の射出表面909が未処理である場合、θc を超える角度で伝播する光は、裏面でTIRを生じる。射出表面909の処理済
み部分は、多層積層体内において積層体から離れて高角度で伝播する光の少なく
とも一部を結合する。第2積層体に入る光のスペクトル特性は、第1多層積層体
により制限されるので、第2多層積層体の選択的に処理された部分から射出され
る光は、特定のスペクトル特性を有する。
、多層積層体901は、3M Companyが市販しているDBEFなどのよ
うな反射偏光子で良い。この方法では、結合物品は、1つの偏光方向の光のみを
透過する。さらに、拡散光源と組み合わせたDBEFの再循環特性により、50
%を超える入射光を1つの偏光で透過させることができる。
更するように、多くの方法で選択的に処理することができる。さらに、処理部分
は、一般にきわめて適応性があり、安価である。多くの処理は、特殊な機器を使
用せずに行うことができる。その結果、反射器を使用する最終的な位置で、表面
を容易に処理することができる。一実施態様では、本発明は、反射率を必要に応
じて減少させるか、および/または画定された領域上の透過を増加する必要があ
る用途に特に適する。多くの処理では、変更される透過/反射効果は、異なる多
層誘電反射器に一時的に適用することができる。たとえば、永久的な結合を必要
としない可溶性のコーティングおよび層を使用して、後で除去することができる
。
多くの用途について、以下に記載する。ある用途では、光導波路から光を抽出す
るように、選択的に形成される処理部分を中空の光導波路の対向表面に形成する
ことができる。図10は、こうした光導波路に対する本発明の様々な態様の適用
を実証する。図10では、光源(図示しない)は、光1001を中空光導波路1
003内に方向付ける。光導波路1003は、上記の公開PCT特許出願第WO 95/17303に記載されているような高効率(たとえば、>反射率99%
)の誘電多層ミラーから構成される。光1001は、非常に少ない損失率で光導
波路1003を貫通して伝播する。こうした光導波路を使用すると、比較的長距
離上で光を伝送することができる。本発明の1つの特定の利点は、比較的単純な
処理部分1005および1007を光導波路1003の対向面に形成して、所望
の位置で光を抽出することができる点である。使用する処理は、本明細書に記載
する上記の処理またはこれら処理の組合せで良い。
形成されているように示されているが、一方の表面全体を処理し、他方の表面に
は、光の抽出が望ましい位置に選択的に処理を施すことができる。拡散処理を使
用する場合、光導波路の光透過効率の減少を最小限にするために、光導波路の内
側に選択的に処理を施すことが好ましい。あるいは、高効率の拡散反射器を内面
に設けても良い。こうした高効率の拡散反射器は、米国特許出願第08/957
,558号「Diffuse Reflective Article」(拡散
反射物品)に記載されており、この特許の内容は、引用することにより本明細書
に包含する。構造化表面は、光導波路から光を抽出するために使用することもで
きる。たとえば、3MブランドのOptical Lighting Film
(OLF)(光照明フィルム)を多層反射器の一方の面または両面に貼付すると
、光を選択した領域に結合するか、または選択した領域から離れて光を結合する
ことができる。構造化表面の材料を射出面に使用する場合、拡散体も使用すると
、光導波路から漏出する光の方向性により、抽出される光をさらに鮮明にするこ
とができる。
えば、円筒状の光導波路は、主に光を伝送するために使用する。楔形の光導波路
も使用できる。図11に示すもう1つの実施例では、ボックス構成をライトボッ
クス1100として使用して、電光を形成している。ライトボックス100は、
高反射率の多層反射器(たとえば、ポリマー多層可視ミラー)と並ぶ標準ライト
ボックスから構成する。この多層反射器は、ライトボックスの前面を覆うために
も使用される。反射器の両面をたとえば拡散コーティングで処理すると、反射器
は比較的透過性になる。この処理は、たとえば、反射器の一方の面を艶無しの白
色料で被覆し、逆の面にステンシルで文字を書いて行うことができる。拡散コー
ティングおよびステンシル文字は、どちらの面に形成しても良い。
れる点に注意する。文字のいくつかは光源に近いので、文字は、均一な抽出条件
で不均一な照明特性を有する傾向がある。しかし、多層反射器から光を抽出する
ために使用する処理は、より均一に照明された標識になるように変えることがで
きる。一実施態様では、処理の傾斜を使用して、高角度で反射器に、または反射
器から離れて結合された光の量(ひいては、反射器を透過する光の量)を変える
ことができる。処理部分が光源から遠く離れるにつれて結合効率を増加すること
により、標識の面全体でより均一な光出力が得られる。これは、たとえば、ステ
ンシルの文字を多層反射器の一方の表面に形成し、他方の表面に処理の傾斜を適
用して(たとえば、塗料のレベルを変える)行うことができる。処理の程度は、
光源付近の比較的低レベルから遠く離れた取付具側の比較的高レベルまでである
。
を調節することが望ましい他の用途に使用することもできる。この効果は、誘電
反射器の選択領域上の反射率または透過率をより正確に調節するために使用する
ことができる。これは、散乱顔料またはインクを使って表面に印刷する、各々の
表面を粗くするかもしくはサンドブラストして研磨する、第2層を表面の選択領
域に積層するなどにより行うことができる。表面全体を処理する場合、こうした
処理としては、押出し時に同時押出し多層積層体の表皮層に粒子を拡散させる、
不混和性のポリマーブレンドを表皮層に使用する、表面に適切なインクをコーテ
ィングするなどが挙げられる。上記のとおり、誘電反射器の一方の面は表面全体
を処理し、第2の面は選択領域を処理すると、類似のパターンを両面で位置合わ
せする問題をなくすことができる。こうした実施態様では、部分的にのみ処理さ
れる面については、透過を増加させる必要がない領域を清潔かつ掻き傷がないよ
うに保つことが重要である。特定の場合には、反射器をガラスまたはその他の耐
引掻性材料に積層して、耐久性を高め、露出表面を清掃しやすくすることが望ま
しい。清潔な耐引掻性コーティングを施しても良い。
体上の表皮層内における臨界角を超える角度に方向付けることができる。ある一
般的なクラスのこうした処理は、先行技術で公知の方法によりミラーの表面層に
刻印できる回折格子である。ブレーズド回折格子に関しては、部分的な蒸着を使
用することもできる。表面のホログラムを使用しても良い。これらは、ミラーフ
ィルムに積層される別個のシートとして形成するか、または表面のホログラムは
、ミラーフィルム上の表皮層またはその他の既存コーティングに直接エンボス加
工することができる。表面のホログラムも、表皮層またはコーティングを被覆す
る材料が、ある程度異なる屈折率を有する限り、上塗りするか、または「埋め込
む」ことができる。
たは透明な結合剤層中に分散した多層光学積層体のさらに小さい断片など、変調
屈折率を有する材料の体積領域をも含むことができる。こうした断片は、無機多
層積層体、ポリマー多層積層体、またはこれら両方で良い。これら分散した断片
は、平坦な空気界面を有する表面層、または局所的に平坦ではない空気界面を有
する表面層に含むことができる。したがって、後者の場合は、ミラー本体の臨界
角を超える角度に入射光を再度方向付けるために、レンズ手段および内部光再方
向付け手段の両方を使用することになる。
金属ミラーフレークも使用することができる。こうしたフレークは、自立してい
るか(含浸前)、または非金属材料の金属蒸着フレークで良い。能動的な処理は
、たとえば、誘電フィルムに結合された層中の散乱程度を切り替えることにより
行うことができる。ポリマーが分散した液晶(PDLC)コーティングを適切な
電極、たとえば3M Privacy Film(3M プライバシーフィルム
)に結合することにより、多層積層体の透過率を電子的に調節することができる
。たとえば、完全なPDLCフィルムを反射器に積層するか、または反射器に透
明導体を塗布して、PDLC電極の一方として使用することができる。透過率を
能動的に変更するもう1つの方法は、処理部分と誘電ミラーとの間の結合を変え
ることである。自己接着散乱フィルムは、ミラーに機械的または静電的に結合お
よび分離して、制御可能な透過を生じる。こうした技術は、作用を入切する上で
、光管を介する分散照明または宣伝用の表示または標識に有用である。
し多層反射ミラーの透過スペクトルを示す。反射ミラーは、一般に、ミラーの表
面に拡散入射する可視光を実質的に反射する(つまり、ミラーの平坦な表面にお
いてスネルの法則により許容される最大伝播角度以下の角度でミラーを貫通して
伝播する可視光を実質的に反射する)ように設計された光学積層体から構成され
る。ミラーフィルムの表皮層は、チタニア(TiO2)粒子が内部に分散し、積
層体を透過する角度で誘電積層体に光を効果的に結合する。拡散表皮層を含むフ
ィルムの透過スペクトル1201を図12に示す。測定後、フィルムの一方の表
皮層を剥離した。結果として生じる透過スペクトル1203も図12に示す。図
12から分かるとおり、両面を処理したフィルムは、実質的により高度の透過率
を示す。一方の面のみを処理したフィルムの透過スペクトルは、光がフィルムの
処理済みの表面に入射したか未処理側の表面に入射したかに関わらず、実質的に
同じだった。
ミナシリケート(Al2O3・2SiO2・2H2O)粒子を試したが、類似の
結果が得られた。一般に、屈折率がより大きい粒子は、全体的に最大の透過率の
増加を示した。また、図12に示すように、反射器の精密なスペクトル特性を維
持しつつ、誘電反射器を貫通する透過率の増加が得られる。この場合、透過率の
増加は、反射器のその他の特性を実質的に変えずに基礎を変位させた作用である
。
たタイプの広帯域光学積層体から成るもう1つの誘電反射器を貫通する透過率増
加の結果を示す。この実施例では、接着テープ(3Mマジックメンディングテー
プ)を使用して、誘電積層体内における伝播角度が大きい光を表皮層に、また表
皮層から離れて結合するように、誘電反射器の対向表面を処理した。透過スペク
トルを曲線1301として示す。比較上、一方の面のみを処理したフィルムのス
ペクトル1303も図示する。図13に示すように、多層反射器の各々の面をこ
うして処理すると、透過曲線のスペクトルの特徴は著しく変化せずに、帯域の平
均透過レベルが増加した。透過の増加量は比較的少ないが、反射器の処理済み部
分と未処理部分との間の観察可能なコントラストは明白だった。その他の自己接
着散乱テープ、たとえば接着結合剤中にTiO2粒子を含む3M Scotch
Calマーキングフィルムは、透過率のより大きい増加を示した。
水性エナメル525ホワイトシルクスプレー塗料で処理した場合に透過率が増加
した結果を示す。図14は、表面を処理する前1401および処理した後140
3の多層反射器の透過スペクトルを示す。処理済みフィルムに結果として得られ
た全透過曲線1403は、フィルムの帯域端部より下のIR付近で30%にも達
した。この透過率の増加は、黄色の濃淡の原因になる波長依存を示した。塗料に
使用されている顔料により、多層の有効帯域を越えるIR付近で著しい反射率が
ある。850nmと900nmとの間の頂点は、測定過程の人為的な結果であり
、フィルムの処理には関係ない。
501、およびサンドペーパーで表面を研磨して散乱表面を形成することにより
両面を処理した多層反射器の透過率1503を表す。研磨処理は、光学層の崩壊
を防止するためにフィルムの表皮層に施した。前面の研磨は、帯域端部の鮮鋭度
を減少させる。可視スペクトル全体の透過レベルは、約8%増加する。帯域端部
における類似の変化は、入射面のみを処理したフィルムでも見られた。しかし、
一方の表面のみを処理した場合の可視スペクトルにおける透過率の実質的な増加
は、観察されなかった。表面の研磨による帯域端部のレベルは、著しい量の光が
少なくとも60°の伝播角度まで散乱したことを示す。
た。実施例5は、規則正しい構造を持つ表面を処理して得られる透過効果の増加
を実証する。図16は、構造化表面を広帯域多層積層体の表面に形成した場合に
視準光で得られる透過スペクトルを示す。この多層積層体は、PENとPMMA
とが交互に配置された層から構成され、入射光ビームと多層積層体の平面との間
の角度が変化する。構造化表面のフィルムは、光学接着剤を使用して多層反射器
の対向表面に積層した。屈折率が1.586、フィルムの裏面に対するプリズム
(表面)角度が45°のポリカーボネート樹脂からキャストされた3Mブランド
のOptical Lighting Film (OLF)(光照明フィルム
)など、様々な構造化表面を試験した。このフィルムの表面にある複数の直角二
等辺三角形プリズムは連続しており、各プリズムは、幅約0.36mm、高さ0
.18mmであり、フィルムの長さに沿って配置されている。
て、光透過の強化を評価した。傾斜ガラスフィルムは、一般に、窓枠の外周部に
取り付けられ、平坦なガラス面に縁部傾斜ガラスの外観を与えるように設計され
ている。傾斜ガラスフィルムは、フィルムの様々な領域に様々なピッチを有して
いた。最大レベルの透過率増加は、3M OLFで処理した表面で観察された。
最大透過率増加は、対向表面のプリズム構造が互いに平行である場合に観察され
た。
をを示し、OLF処理表面については、多層積層体の表面は、様々な角度で分光
光度計の入射視準ビームに方向付けた。入射平面はOLFプリズムの長さ方向に
垂直であり、光は、45°の入射角でOLFプリズムファセットに垂直入射した
。スペクトルはp偏光の場合である。スペクトル1603は10°の入射角の場
合、1605は20°、1607は30°、1609は40°、1611は50
°、1613は60°、1615は70°の場合である。未処理フィルムの場合
、垂直から測定した多層積層体の最大角度は、屈折率が1.49のPMMA層で
42.1°である。s偏光は、平面内屈折率が約1.75であると仮定して、約
35°の角度でPEN層を横断するが、p偏光は、これよりわずかに大きい角度
で伝播する。フィルム平面に垂直な屈折率は、約1.5にすぎないためである。
ァセットに垂直な角度を超える角度)では、プリズムは互いに陰影を与え始め、
プリズムの先端のみがビームを捕捉する。光は、こうしたより高角度でプリズム
内に入ると、対向するプリズムファセットから内部全反射して、様々な角度で多
層積層体に再度方向付けられる。したがって、特殊な光学装置がなければ、きわ
めて高角度ですべての光を多層積層体に方向付けることは難しい。結合プリズム
の屈折率が大きければ大きいほど、積層体の層内の角度が大きくなる。本発明に
より多層ミラーを貫通する高度の透過を得るには、入手可能な最も高屈折率のプ
リズムを使用することが好ましい。
して、すべての光をプリズムの基部付近に入射させる。この方法は、特定の用途
にのみ実行可能である。屈折率が1.586である単一直角二等辺三角形プリズ
ムの斜辺をフィルム積層体に積層した場合、光は、積層体の層に垂直に測定して
最大角度71.47°でプリズムに入射する。スネルの法則では、PEN層(屈
折率1.75)中の最大伝播角度はs偏光の場合59.24°だが、PMMA中
の仮想角度は、この光がPMMA層に遭遇するとTIRを生じることを示す。し
かし、上記のとおり、特定の多層積層体構造は、入射角が層のいくつかのTIR
角より大きい場合にも、相当量の光を透過することができる。この実施例のPM
MA層が数波長分厚い場合、すべての光は層境界でTIRを生じる。
は、実質的にすべての視準光ビームを高角度で積層体に入射させることができる
ように適切な角度で設計できる。表面処理として使用されるテクスチャー加工さ
れたフィルムはすべて、平坦なフィルムの角度より実質的に大きい角度で光を方
向付けるので、強度に強化された透過が期待される。
クトル透過レベルは、60°の角度で見られる。未処理の反射器の場合、垂直入
射角帯域端部は830nmにあった。未処理の多層ミラーの場合、帯域は、65
0nm以下まで変位すると考えられる。60の入射角では、OLFで処理された
多層フィルムの帯域端部は431nmにある。平坦なファセットおよび鋭利な頂
点を有するプリズム構造、曲線構造、多用な幾何学的形状を有するプリズム、レ
ンズレットアレイなどを使用した特定の実施例を使用しても良い。
、自立フィルム、または支持基板を有するフィルムの場合、個々の透明物体、た
とえばプリズムをフィルムの両面に光学的に結合すると有用である。個々の物体
は、フィルムの対向表面に位置合わせしてあっても、対向表面に重複しても、あ
るいはまったく重複しなくても良い。光は、介在するフィルムの未処理部分にお
けるTIRによる複数の内部反射を介して、表面の1つの処理部分から側方に対
向表面の重複していない処理部分に伝送することができる。
ite/001)の透過スペクトルを示す。この誘電反射器は、約5mm厚のガ
ラス基板上に塗布した。この透過スペクトルは、反射器に表面処理を施さない場
合1701、一方の面を散乱塗料で処理した場合1702、および両面を散乱塗
料で処理した場合1703を示す。一方の表面処理は、比較的厚い基板の表面に
施した。その結果、一方の処理表面は、基板の厚さに相当する距離だけ誘電反射
器から分離した。分離の結果、多少の散乱光が収集システムから失われた(たと
えば、光は、最大角度で散乱した)。スペクトルが示すように、処理によって、
ミラーを貫通する可視光の透過率は約10%増加した。
。この帯域は、多少の可視光をTIRの臨界角より小さい角度において透過性に
する。したがって、一方の面のみを処理した場合、スペクトル1702は、スペ
クトルの赤色部分における透過率の増加を示す。これは、誘電積層体における高
伝播角度(しかし、TIR未満)において光の結合が増加した結果である。散乱
処理を等方性誘電ミラーの両面に施すと、透過率の増加は、スペクトルの正常に
(未処理)反射する部分全体で明白である。
ができる。図18は、処理済みおよび未処理IR反射フィルムの透過スペクトル
を示す。このIR反射フィルムは、PENおよびPMMAの224個の層から成
る光学積層体から構成した。
と1200nmとの間に光の反射帯域を有していた。IR反射器の両面をTiO 2 粒子を含む拡散体で処理すると、この帯域の透過率は約20%増加した(曲線
1802)。さらに、スペクトルから分かるように、帯域変位は大きく、反射帯
域(350nm)の帯域幅全体を多量の拡散体によって生じる高角度散乱によっ
て除去するのに十分だった。
の透過率を増加できることを示す。上記のとおり、多層偏光子の透過率は、多層
ミラーの場合と同様に選択的に増加することができる。偏光子の場合、関連する
誘導透過は、フィルムの反射(消光)軸線に沿って偏光方向を有する光の場合で
ある。偏光子の場合、架橋偏光子を貫通する光の透過は、光を偏光解消する架橋
偏光間に挿入された手段によっても誘導することができる。対照的に、本発明は
、偏光子の偏光状態を変えずに、偏光子により偏光されて反射(消光)する光の
透過を選択的に調節するために使用することができる。こうした透過を観察する
には、偏光解消の作用を念入りに調節しなければならない。反射スペクトルの波
長変位による誘導透過は、追加の(第3の)偏光子を検光子として使用して、さ
もなければ多層フィルムにより阻止される、反射偏光子から漏洩する偏光の量を
判定して観察することができる。上記のとおり、ミラーの場合と同様、偏光は、
拡散コーティング、幾何学的構造化表面など、様々な処理を使用して多層反射偏
光子を選択的に透過させることができる。
加を示す。図19では、曲線1901は、未処理反射偏光子に入射する反射偏光
状態の光の透過スペクトルを示す。曲線1902は、反射偏光子の両面を偏光保
存拡散体で処理した反射偏光子による反射偏光状態の光の透過率を示す。拡散体
は、PCT公開特許出願第WO 97/01610号に記載されているタイプの
拡散接着剤だった。曲線1903は、検光子(架橋偏光子)から観察した時に漏
洩した光の透過率を示す。図から分かるように、反射偏光状態を有する光の透過
率増加は、光の偏光状態を著しく変えなければ得られない。光の偏光状態を維持
する必要がない場合、透過率をさらに大幅に増加させることが可能である。
DBEFに類似する多層反射偏光子の様々な処理を表す。図20は、様々な拡散
体コーティングで処理されたこうしたフィルムの透過スペクトルを示す。曲線2
001および2002は、それぞれ未処理反射偏光子の通過および反射方向にお
ける偏光の透過率を示す。平均可視透過率は、それぞれ87%および2.7%で
ある。曲線2003は、フィルムの両面を拡散体コーティングで処理した場合の
反射方向における偏光の透過スペクトルを示す。両面塗布フィルムの平均可視透
過率は、約15.1%である。曲線2004は、反射方向に偏光状態を保つ光の
透過率を示す。吸収偏光子を検光子として使用し、どの程度の誘導透過が偏光解
消によるものであり、何パーセントが、上記のスペクトル変位効果によるもので
あるかを決定した。
m径の球状ビードを屈折率が1.595のUV硬化ポリマーマトリックス中に入
れて構成した。屈折率差がこのように大きいと、強度の散乱が生じる。しかし、
図20から分かるとおり、こうした強度の散乱も光の偏光解消を生じる。拡散体
の両面には、球状ビードの10重量%充填したUV硬化性樹脂を塗布した。ビー
ドとマトリックスの屈折率差がより小さく、より厚い拡散体を使用すると、より
少ない偏光解消で同様量の光の漏洩を誘導することができる。球状ビードは、一
般に最低量の偏光解消を提供する。このスペクトルは、より高角度で考えられる
偏光子からの表面反射による影響を無視して、少なくとも6.2%(3.5%を
超える増加)の平均透過率を示す。
、図21のスペクトルで示すように、より大きい角度で光を散乱するコーティン
グで反射偏光子の表面を処理することにより、反射偏光子中で誘導することがで
きる。曲線2101は、未処理フィルムの反射(消光)軸線に沿った偏光の透過
スペクトルを示す。曲線2102は、フィルムの両面を拡散体で処理した場合の
透過率を示す。この場合、フィルムには、22重量%の球状ビードを充填したU
V硬化性樹脂を有する拡散体を塗布した。両面塗布フィルムの平均透過率は、約
27%である。曲線2103は、フィルムの一方の面のみに塗布した場合の透過
スペクトルを示す。この場合、平均透過率は約17%である。一方の面のみに塗
布したフィルムの透過率増加は、主に偏光解消によるものである。
特定の用途では、偏光の予め決められた部分を透過および反射しつつ、偏光の完
全性を維持することが望ましい。上記のとおり、構造化表面を使用して多層フィ
ルムを処理して、スネルの法則によって指示される正規の臨界角を超える角度で
多層積層体に光を導入する場合、偏光は実質的に維持されることが認められる。
実施例11は、こうした処理の一実施例を示す。この実施例では、上記で使用し
たタイプの多層反射偏光子は、3M Companyが市販している構造化Op
tical Lighing Film (OLF)(光照明フィルム)で処理
した。このフィルムは、やはり3M Companyが市販しているBrigh
tness Enhancement Film (BEF)(輝度強化フィル
ム)と同じ一般的な構成である。OLFフィルムは、約178μmの反復プリズ
ムピッチを有していた。プリズムの溝は、反射偏光子フィルムの通過方向に平行
に方向付けた。このフィルムは、通過方向を垂直にして分光光度計に配置した。
入射ビームを水平に偏光させて、反射(消光)軸線の透過率を測定した。
を示す。曲線2201および2202は、光が45°でフィルムに入射し、それ
ぞれ反射(消光)軸線および通過軸線に沿って偏光した場合の未処理フィルムの
透過率を示す。曲線2203は、反射軸線に沿って偏光し、両面をOLFで処理
したフィルムに45°で入射した光の透過スペクトルを示す。図22に示すよう
に、消光スペクトルの赤色端部の透過スペクトルは、基準フィルムの730nm
に比べて600nmに変位した。曲線2204は、反射軸線に沿って偏光し、両
面をOLFで処理されたフィルムに60°で入射する光の透過スペクトルを示す
。赤色端部における変位がより大きいことに注意する。全体的により低い透過率
は、主に、隣接プリズムからの陰影効果によるものである。上記の実施例に使用
した反射偏光子は、比較的高屈折率の材料(つまり、PENおよびCoPEN)
から構成した点に注目するべきである。高屈折率により、上記で詳細に説明した
ように、可視スペクトルをカバーするのに十分に帯域端部を変位させることがよ
り難しくなる。
偏光を実質的に持続させつつ、透過率増加効果を生成した。反射偏光子フィルム
は、一方の面にOLFを積層して処理し、対向面には、球状ビードを10%充填
した拡散体をコーティングして処理した。OLF側を偏光源に向けて45°の入
射光について結果として生じた透過スペクトルは、曲線2205で示す。OLF
は、偏光解消せずに、臨界角を超える角度で光ビームを偏光子に伝送した。拡散
コーティングは、臨界角未満でフィルムから射出する光の少なくとも一部を散乱
させる作用をする。
非対称または偏光拡散体で良いが、光を主に前方に散乱させる処理であることが
好ましい。こうした多くの偏光拡散体は、先行技術に記載されている。
した物品構成を示す。第1積層体は、実施例1に関連して上記に記載したタイプ
の2軸延伸PENおよびPMMAの交互の層を含む同時押出し多層反射ミラーで
ある。図23の曲線2301は、未処理ミラーフィルムの透過スペクトルを示す
。このミラーフィルムは、両面に拡散フィルムを積層して処理し、その結果、図
23に曲線2303で示す透過スペクトルが生じた。拡散体を積層した後、多層
反射偏光子フィルムを一方の面に積層した。結果として生じた透過スペクトルを
曲線2305で示す。この偏光フィルムは、3M CompanyからDual
Brightness Enhancement Film (DBEF)(
二重輝度強化フィルム)として市販されている。こうした偏光フィルムは非常に
効果的であり、1種類の偏光状態の光をほぼ100%透過し(表面反射に関係な
く)、直交偏光状態の少量の光のみを漏洩する。曲線2305で示す透過光は、
偏光フィルムによって偏光されるが、本発明の物品の透過光は、偏光子の積層後
50%だけ減少しない。その代わりに、曲線2303と2305とを比較して示
すように、透過は約25%のみ減少することが分かる。これは、偏光フィルムに
より内部反射する光の再循環および変換によるものである。光が偏光子に最初に
入射すると、約50%が偏光子により反射され、高度に偏光される。反射偏光は
、ミラーおよび拡散フィルムによって偏光解消されて偏光子に戻り、50%が再
び透過される。特定の光線の場合、この過程は、すべての光が透過、反射または
吸収されるまで繰り返す。最終的な結果は、再循環現象が約50%の偏光の透過
ゲインを提供することである。室内およびオフィス用の照明システムの光抽出を
伴う本発明の用途は、偏光照明を使用してグレアを減少させる点から利益がある
。
,120号「Method for Making an Optical F
ilm」(光学フィルム製造方法)に記載されているタイプの拡散反射偏光子で
良い。この特許の内容は、本明細書で引用することにより本明細書に包含する。
あるいは、またはこの構成と組み合わせて、ミラーフィルムに適用される拡散フ
ィルムは、同じ拡散反射偏光子を含むことができる。上記のこの実施態様および
他の実施態様に変わる構成では、前方散乱タイプの非対称拡散体をさらに使用す
る。非対称は、散乱角度、偏光、またはこれら両方に関する。
記タイプの誘電可視ミラーフィルムは、一方の表面の公称被覆面積95%に白色
拡散インクをスクリーン印刷し、対向表面に、傾斜が95/5〜5〜95(印刷
/非印刷)の公称面積被覆パターンの傾斜網を形成して処理した。コーティング
する前、可視ミラーフィルムは、2色性の透過外観を呈し、これは、蛍光灯光源
を使って観察した場合に強調された。処理後、透過時に観察されるフィルムの色
は、入射角に基づいて変化しなかった。印刷フィルムの吸収率は許容可能な程度
に低く、550nmで約3%だった。
度の正反射を示すフィルムを生成した。反射画像は、高ドット密度領域でも裸眼
で容易に認識できた。この方法では、蛍光灯の下でも角度に応じて実質的に変位
せず、正反射特性を有し、たとえば5〜15%台の有用な透過レベルを維持しつ
つ、画像を識別することを可能にする許容可能な透過色を示すフィルムを作製し
た。
、フィルムの未処理領域からの光線2403で示す光の一部を正反射する。フィ
ルムの処理済み領域に入射する光2405の一部は拡散反射し2406、光24
05の他の部分は拡散透過する2407。正反射光と拡散反射光との間の空間分
離は、巨視的な規模では一般に観察されない。したがって、処理済みフィルムは
、拡散反射特性および正反射特性の両方を示す。
として透過空間を示す。曲線2501は、94%の面積がフィルムの傾斜側を被
覆する処理済みフィルムの一部を貫通する光の透過を示す。曲線2502、25
03および2504は、フィルムのそれぞれ75%、58%および33%が被覆
された部分におけるフィルムを貫通する透過率を示す。処理の被覆領域が増加す
ると、フィルムを貫通する透過が増加し、波長の関数としてのスペクトルが平滑
化される。平滑スペクトルは、アーク灯光源を使用する場合に特に有用である。
なぜなら、スペクトル中の鋭利なスパイクによって、透過光に好ましくない色が
生じる可能性があるからである。図26は、550nmにおける光の透過を面積
被覆の関数として示す。
を提供することができる。多くの用途では、漏洩しやすいミラーフィルムをポリ
カーボネートなどのような透明基板に付着させることが望ましい。プラスチック
業界で十分に周知されている問題は、接着剤とポリカーボネートとの反応により
ガス抜けが生じ、積層フィルム構成に物理的および視覚的欠陥が生じることであ
る。本発明による1つの方法は、ドット印刷接着剤を使用して、欠陥が生じない
ようにガスを逃がすことである。拡散接着剤は、ガスを反応から逃がす機能を果
たし、反射器を貫通する光の透過を容易にするのに役立つ。
、以下の非制限的な実施例がある。本発明は、多数の照明用途に適用される。た
とえば、処理済みフィルムを使用して、照明器具用の透過ルーバーを形成するこ
とができる。このルーバーは、光を透過および反射する特性を有する。こうした
ルーバーの1つの利点は、正反射器を使用するルーバーよりも天井を均一に照明
することである。ルーバーの正反射構成要素は、光の下方配向を調節する能力を
維持する。
反射する。図27のルーバーは、拡散層2703で分離された上記タイプの2つ
の誘電反射器2701Aおよび2701Bを備える。反射器の外面2705Aお
よび2705Bは、たとえば上記のスクリーン印刷により、拡散の局所的領域を
形成するように選択的に処理される。誘電反射器を貫通する制御リードを使用し
ても、たとえば、光が下方に漏洩する垂下式照明器具を介して、照明器具の輝度
と天井の輝度とを一致させることができる。特定タイプの照明器具の場合、光を
上方または側面に漏洩させることも望ましい。
めに使用することができる。反射器から光を抽出することは、プリズム照明フィ
ルムと違って、2つの直交方向から標識を照明できるという利点を利用する。図
28Aおよび28Bに示すように、ライトボックス2801は、直交光源280
3および2804、高反射性後方反射器、たとえば対向表面に印刷して選択的に
処理された前方反射器2807を有し、光を所望の形状で透過させることができ
る。一実施態様では、照明される画像は、反射器2807の正面の内部に印刷す
ることができる。外側のドット密度を適切に選択すると、オフ状態で光モジュー
ルまたは標識にセミメタリックの外観を与えることができる。
得ることができる。たとえば、自動車のパネルまたはトリム(内部または外部)
は、日中はメタリックを呈し、夜間に背面光で照明された場合に、色またはメッ
セージを含むグローを呈するように製造することができる。制御レバーおよびボ
タンも、この方法を使用する。
、本発明は、これら実施態様および実施例の詳細に限定するべきではない。むし
ろ、添付の請求の範囲に記載するように本発明を完全に網羅することを意図する
。
な説明を考慮すると、より完全に理解することができる。
する関数として変位する帯域端部を示す。
する関数として変位する帯域端部を示す。
。
クトルを示す。
透過スペクトルを示す。
ペクトルを示す。
射器の透過スペクトルを示す。
された多層反射器の透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
透過スペクトルを示す。
す。
の透過スペクトルを示す。
を示す。
Claims (25)
- 【請求項1】 誘電反射器であって、 異なる屈折率を有する少なくとも2種類の異なる材料を含む光学的反復ユニッ
トの誘電積層体であって、前記積層体内で伝播する光が前記積層体と空気との界
面において内部全反射を生じる臨界角を有する誘電積層体と、 前記誘電積層体に光学的に結合され、第1表面に入射する光の少なくとも一部
を、前記臨界角を超える伝播角度で前記誘電積層体に結合するように選択的に処
理された第1表面と、 前記誘電積層体に光学的に結合され、前記誘電積層体内を伝播する光の少なく
とも一部を、前記臨界角を超える角度で前記積層体から離して選択的に処理され
た第2表面と、 を含み、 前記臨界角を超える伝播角度で前記積層体に光を結合するか、または前記積層
体から離して光を結合するための前記第1および第2表面の少なくとも一方の結
合効率が、前記誘電積層体の異なる領域において異なる誘電反射器。 - 【請求項2】 前記第1および第2表面の一方の少なくとも一部が、前記結
合効率が前記第1および第2表面のひとつの平面に沿って変化するような傾斜処
理を有する、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項3】 前記誘電積層体が、少なくとも2種類のポリマー材料の層を
含み、少なくともひとつのポリマー材料が歪誘発複屈折を示す、請求項1記載の
誘電反射器。 - 【請求項4】 前記第1および第2表面の一方の少なくとも一部が光を拡散
するように処理される、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項5】 前記第1および第2表面の一方の少なくとも一部が光を屈折
するように構造化される、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項6】 前記第1および第2表面の対向位置の少なくとも一部が、光
を拡散するように処理される、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項7】 前記第1および第2表面の対向位置の少なくとも一部が、構
造化表面、回折格子、表面ホログラム、および立体ホログラムから成る群から選
択された処理を施される、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項8】 前記誘電反射器がミラーを含む、請求項1記載の誘電反射器
。 - 【請求項9】 前記ミラーが、可視光を実質的に反射する反射帯域を有する
、請求項8記載の誘電反射器。 - 【請求項10】 前記ミラーが、赤外線を実質的に反射し、可視光を透過す
る反射帯域を有する、請求項8記載の誘電反射器。 - 【請求項11】 前記第1および第2表面の少なくとも一方が、グラフィッ
クに相当する領域上で処理される、請求項1記載の誘電反射器。 - 【請求項12】 請求項11記載の誘電反射器を組み込む光モジュールまた
は標識。 - 【請求項13】 光源と、前記光源からの光を前記誘電反射器に反射するよ
うに配置された高効率のミラーとをさらに含む、請求項12記載の光モジュール
または標識。 - 【請求項14】 前記誘電反射器が、両面でグラフィックを位置合わせして
処理される、請求項12記載の光モジュールまたは標識。 - 【請求項15】 前記第1および第2表面の少なくとも一方の処理部分が剥
離可能である、請求項11記載の誘電反射器。 - 【請求項16】 前記誘電反射器が反射偏光子を含む、請求項1記載の誘電
反射器。 - 【請求項17】 屈折率が異なる少なくとも2種類の異なる材料を含む光学
的反復ユニットの誘電積層体に光を選択的に透過する方法であって、前記誘電積
層体が、第1角度で前記積層体内を伝播する特定波長の光に関して第1反射/透
過特性を有し、第2角度で前記積層体内を伝播する特定波長の光に関して第2反
射/透過特性を有し、前記第2角度が前記第1角度より大きく、 前記誘電積層体に光学的に結合された第1表面の一部に、光を前記第2角度で
前記誘電積層体に結合する処理を施すステップと、 前記誘電積層体に光学的に結合された第2表面の一部に前記積層体内を伝播す
る光を前記第2角度で前記誘電積層体から離して結合する処理を、前記第1表面
の処理された部分の対向位置で施すステップと、 を含む方法。 - 【請求項18】 前記第1反射/透過特性が光の反射を含み、前記第2反射
/透過特性が光の透過を含む、請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 前記第1反射/透過特性が光の透過を含み、前記第2反射
/透過特性が光の反射を含む、請求項17記載の方法。 - 【請求項20】 前記第1および第2表面を処理するステップが、前記誘電
積層体の前記第1および第2表面に拡散材料を塗布するステップを含む、請求項
17記載の方法。 - 【請求項21】 選択透過反射器であって、 屈折率が異なる少なくとも2種類の異なる材料を含む光学的反射ユニットの誘
電積層体であって、光が第1群の角度内の伝播角度でフィルム内を伝播する時に
、予め決められた波長の光を実質的に反射し、光が第2群の角度内の伝播角度で
フィルム内を伝播する時に実質的に光を透過し、前記第1群および第2群の角度
の1つが臨界角を超える角度を含む誘電積層体と、 前記誘電積層体に光学的に結合され、前記予め決められた波長で前記誘電積層
体内における伝播角度が前記臨界角を超える光の少なくとも一部を、前記誘電積
層体と第1表面を囲む媒体との間に結合するように選択的に処理された第1表面
と、 前記誘電積層体内における伝播角度が前記臨界角を超える光の少なくとも一部
を、前記誘電積層体と第2表面を囲む媒体との間に結合するように選択的に処理
された第2表面と、 を備え、 前記臨界角を超える前記誘電体内における伝播角を有する光を結合する前記第
1表面および前記第2表面の少なくとも一方の結合効率が、前記誘電積層体の異
なる領域において異なる選択透過反射器。 - 【請求項22】 選択透過反射器であって、 屈折率が異なる少なくとも2種類の異なる材料を含む光学的反復ユニットの誘
電積層体であって、第1角度未満の伝播角度で前記積層体内を伝播する特定波長
の光の第1反射特性と、第2角度を超える伝搬角度で前記積層体内を伝播する特
定波長の光の第2反射特性とを有し、前記第2角度が前記第1角度以上である誘
電積層体と、 前記誘電積層体に光学的に結合され、特定波長の光の少なくとも一部を、前記
第2角度を超える前記誘電積層体内における伝播角度で前記誘電積層体に結合す
るように選択的に処理された第1表面と、 前記特定波長の光であって、前記第2角度を超える伝播角度で前記積層体内を
伝播する光の少なくとも一部を前記積層体から離して結合するように選択的に処
理された第2表面と、 を備え、 前記第1表面および第2表面の少なくとも一方の結合効率が、前記誘電積層体
の異なる領域において異なる選択透過反射器。 - 【請求項23】 光学フィルムであって、 前記フィルムの少なくとも1つの平面内軸線に沿って屈折率が異なる少なくと
も2種類の異なる材料の層を含む誘電材料の多層積層体であって、前記層は連続
平行面を形成し、屈折率がn1の第1表面層と、第2表面層とにより結合される
多層積層体と、 入力層に入射する光の少なくとも一部を、前記第1表面層の平面に垂直な軸線
から測定され、 【数1】 の関係を満たす透過角度θtで前記第1表面層に方向付けるように、前記第1表
面層の少なくとも一部に配置された入力層と、 前記多層積層体を透過角度θtで透過する光の少なくとも一部が、出力層を貫
通して前記光学フィルムから射出することを可能にするように、前記第2表面層
の少なくとも一部に配置された出力層と、 を含む光学フィルム。 - 【請求項24】 選択透過反射器であって、 第1表面と第2表面とを有する多層誘電積層体であって、前記多層誘電積層体
は予め決められた帯域幅内の光を実質的に反射し、前記帯域幅の帯域端部が、前
記第1表面に直接入射する光に関して前記誘電積層体を貫通する伝播の最大角度
により画定される多層誘電積層体と、 前記予め決められた帯域幅内の光が、前記最大角度を超える伝播角度で前記誘
電積層体に入射することを可能にするように、前記第1表面の少なくとも一部上
に形成された入力層と、 前記第2表面の少なくとも一部に形成された出力層であって、光が、前記入力
層および出力層に対応する位置で誘電ミラーを選択的に透過するように、前記最
大角度を超える伝播角度で前記ミラーを貫通して伝播する光の内部全反射を防止
する出力層と、 を含む選択透過反射器。 - 【請求項25】 選択透過ミラーであって、 第1表面および第2表面を有し、フィルムの少なくとも1つの平面内軸線に沿
って屈折率が異なる少なくとも2種類の異なる材料の層を含む誘電材料の多層積
層体であって、前記積層体が予め決められた帯域幅内の前記フィルムに入射する
光を実質的に反射し、前記帯域幅の帯域端部は、予め決められた伝播角度で前記
誘電積層体を貫通して伝播する光を反射するように選択される多層積層体と、 前記第1表面の少なくとも一部に適用された第1処理であって、前記第1表面
の前記処理済み部分に入射する、予め決められた帯域幅内の光の少なくとも一部
が、前記予め決められた伝播角度を超える伝播角度で前記誘電積層体に方向付け
られ、前記予め決められた伝播角度を超える角度で前記第2表面から前記誘電積
層体を貫通して伝播する光の少なくとも一部が、前記第1表面の前記処理済み部
分において前記誘電積層体から射出する第1処理と、 前記第2表面の少なくとも一部に適用された第2処理であって、前記第2表面
の前記処理済み部分に入射する、予め決められた帯域幅内の光の少なくとも一部
が、前記予め決められた伝播角度を超える伝播角度で前記誘電積層体に方向付け
られ、前記予め決められた伝播角度を超える角度で前記第1表面から前記誘電積
層体を貫通して伝播する光の少なくとも一部が、前記第2表面の前記処理済み部
分において前記誘電積層体から射出し、前記予め決められた伝播角度を超える伝
播角度で前記第2表面を貫通して前記誘電積層体に方向付けられる、前記予め決
められた帯域幅内のある光の量、または前記第2表面を貫通して前記誘電積層体
から射出するある光の量が、前記第2表面の異なる部分に関して変化する第2処
理と、 を含む選択透過ミラー。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/199,602 US6208466B1 (en) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | Multilayer reflector with selective transmission |
US09/199,602 | 1998-11-25 | ||
PCT/US1999/007060 WO2000031572A1 (en) | 1998-11-25 | 1999-03-31 | Multilayer reflector with enhanced acceptance angle and selective transmission |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002530713A true JP2002530713A (ja) | 2002-09-17 |
JP2002530713A5 JP2002530713A5 (ja) | 2006-06-01 |
JP4348016B2 JP4348016B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=22738239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000584331A Expired - Fee Related JP4348016B2 (ja) | 1998-11-25 | 1999-03-31 | 許容角度および選択的透過が強化された多層反射器 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6208466B1 (ja) |
EP (1) | EP1133705B1 (ja) |
JP (1) | JP4348016B2 (ja) |
KR (2) | KR100703114B1 (ja) |
CN (1) | CN1135409C (ja) |
AU (1) | AU3373799A (ja) |
DE (1) | DE69919204T2 (ja) |
WO (1) | WO2000031572A1 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006106687A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Au Optronics Corp | 偏光光学装置及び液晶ディスプレイモジュール |
JP2009532720A (ja) * | 2006-03-31 | 2009-09-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 広角ミラーシステム |
JP2010078860A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 光学部材、表示装置および移動体 |
WO2010067640A1 (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-17 | ソニー株式会社 | 光学体およびその光学体を備える窓材 |
JP2010160500A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Sony Corp | ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
JP2010538306A (ja) * | 2007-07-31 | 2010-12-09 | クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 干渉変調器の色ずれを高めるためのデバイス |
JP2011164433A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Sony Corp | 光学体、窓材、建具、および日射遮蔽部材 |
JP2013508781A (ja) * | 2009-10-24 | 2013-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 高い軸外反射率を有する浸漬した反射偏光子 |
JP2013508777A (ja) * | 2009-10-24 | 2013-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 選択された入射面への角度制限を有する浸漬した反射偏光子 |
JP2013545131A (ja) * | 2010-10-20 | 2013-12-19 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ナノ空隙ポリマー層を組み込んだ広帯域半鏡面ミラーフィルム |
JP2014115534A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 採光シート、採光装置、建物、及び採光シートの製造方法 |
US9377575B2 (en) | 2012-10-17 | 2016-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light guide plate, planar light apparatus, and display device |
JP2017502320A (ja) * | 2013-10-04 | 2017-01-19 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 装飾用マイクロスフェア物品 |
Families Citing this family (118)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6498683B2 (en) | 1999-11-22 | 2002-12-24 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer optical bodies |
US5882774A (en) * | 1993-12-21 | 1999-03-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Optical film |
DE69435173D1 (de) | 1993-12-21 | 2009-01-15 | Minnesota Mining & Mfg | Mehrschichtiger optischer Film |
JPH11508702A (ja) * | 1995-06-26 | 1999-07-27 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 多層光学フィルムリフレクタを備えたバックライトシステム |
US6486997B1 (en) | 1997-10-28 | 2002-11-26 | 3M Innovative Properties Company | Reflective LCD projection system using wide-angle Cartesian polarizing beam splitter |
US7023602B2 (en) * | 1999-05-17 | 2006-04-04 | 3M Innovative Properties Company | Reflective LCD projection system using wide-angle Cartesian polarizing beam splitter and color separation and recombination prisms |
US6926952B1 (en) * | 1998-01-13 | 2005-08-09 | 3M Innovative Properties Company | Anti-reflective polymer constructions and method for producing same |
JP3674510B2 (ja) * | 1999-02-01 | 2005-07-20 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置、それを用いた電子機器 |
US6515785B1 (en) * | 1999-04-22 | 2003-02-04 | 3M Innovative Properties Company | Optical devices using reflecting polarizing materials |
US6972813B1 (en) * | 1999-06-09 | 2005-12-06 | 3M Innovative Properties Company | Optical laminated bodies, lighting equipment and area luminescence equipment |
JP2001091715A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-06 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 複合回折素子 |
US6447135B1 (en) * | 1999-10-08 | 2002-09-10 | 3M Innovative Properties Company | Lightguide having a directly secured reflector and method of making the same |
JP2001209038A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-08-03 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 液晶表示素子用基板 |
JP4210425B2 (ja) * | 2000-12-08 | 2009-01-21 | 富士フイルム株式会社 | 光学素子 |
US6573963B2 (en) * | 2001-02-22 | 2003-06-03 | 3M Innovativeproperties Company | Cholesteric liquid crystal optical bodies and methods of manufacture |
JP2002372605A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学素子及びこれを用いた表示体 |
US6676859B2 (en) * | 2001-09-19 | 2004-01-13 | Gentex Corporation | Substrate mounting for organic, dielectric, optical film |
US6611378B1 (en) | 2001-12-20 | 2003-08-26 | Semrock, Inc. | Thin-film interference filter with quarter-wavelength unit sub-layers arranged in a generalized pattern |
GB0210134D0 (en) * | 2002-05-02 | 2002-06-12 | Sepco Holdings Plc | A lighting system |
US20040043234A1 (en) * | 2002-05-10 | 2004-03-04 | Grant Hay | Light management films and articles thereof |
US20030231394A1 (en) * | 2002-06-12 | 2003-12-18 | Koichi Kimura | Optical element and display unit using this |
JP3923867B2 (ja) * | 2002-07-26 | 2007-06-06 | 株式会社アドバンスト・ディスプレイ | 面状光源装置及びそれを用いた液晶表示装置 |
GB0222810D0 (en) * | 2002-10-02 | 2002-11-06 | 3M Innovative Properties Co | Light source assembly and light-guide light suitable for an illuminated display |
US6908202B2 (en) * | 2002-10-03 | 2005-06-21 | General Electric Company | Bulk diffuser for flat panel display |
TWI289708B (en) | 2002-12-25 | 2007-11-11 | Qualcomm Mems Technologies Inc | Optical interference type color display |
JP2004287394A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-10-14 | Hitachi Printing Solutions Ltd | 静電荷像現像用トナーおよびそれを用いた現像剤、画像形成装置、画像形成方法 |
US20040175656A1 (en) * | 2003-03-06 | 2004-09-09 | Eric Baer | Photo-patternable nanomaterials |
US20060171440A1 (en) * | 2003-03-14 | 2006-08-03 | Pbc Lasers Ltd. | Apparatus for generating improved laser beam |
US20050136200A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-06-23 | Durell Christopher N. | Diffuse high reflectance film |
US7342705B2 (en) | 2004-02-03 | 2008-03-11 | Idc, Llc | Spatial light modulator with integrated optical compensation structure |
US7997771B2 (en) | 2004-06-01 | 2011-08-16 | 3M Innovative Properties Company | LED array systems |
US7196835B2 (en) * | 2004-06-01 | 2007-03-27 | The Trustees Of Princeton University | Aperiodic dielectric multilayer stack |
US7201497B2 (en) * | 2004-07-15 | 2007-04-10 | Lumination, Llc | Led lighting system with reflective board |
KR100602503B1 (ko) * | 2004-10-13 | 2006-07-19 | 이병렬 | 콘크리트 플레이싱 붐 장치 |
US7307711B2 (en) * | 2004-10-29 | 2007-12-11 | Hitachi Via Mechanics (Usa), Inc. | Fluorescence based laser alignment and testing of complex beam delivery systems and lenses |
US20130063810A1 (en) * | 2004-11-04 | 2013-03-14 | Tokai Optical, Co., Ltd. | Infrared-transmitting cover |
US20060103777A1 (en) * | 2004-11-15 | 2006-05-18 | 3M Innovative Properties Company | Optical film having a structured surface with rectangular based prisms |
US7320538B2 (en) * | 2004-12-30 | 2008-01-22 | 3M Innovative Properties Company | Optical film having a structured surface with concave pyramid-shaped structures |
US7416309B2 (en) * | 2004-12-30 | 2008-08-26 | 3M Innovative Properties Company | Optical film having a surface with rounded structures |
US7220026B2 (en) * | 2004-12-30 | 2007-05-22 | 3M Innovative Properties Company | Optical film having a structured surface with offset prismatic structures |
KR20130064140A (ko) * | 2005-03-12 | 2013-06-17 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 조명 장치 및 이를 제조하는 방법 |
US7791561B2 (en) * | 2005-04-01 | 2010-09-07 | Prysm, Inc. | Display systems having screens with optical fluorescent materials |
US20060250707A1 (en) * | 2005-05-05 | 2006-11-09 | 3M Innovative Properties Company | Optical film having a surface with rounded pyramidal structures |
US7591094B2 (en) * | 2005-05-31 | 2009-09-22 | The University Of British Columbia | Perforated multi-layer optical film luminaire |
US8023065B2 (en) * | 2005-06-24 | 2011-09-20 | 3M Innovative Properties Company | Optical element for lateral light spreading in edge-lit displays and system using same |
US20060290845A1 (en) * | 2005-06-24 | 2006-12-28 | Hebrink Timothy J | Polarization sensitive illumination element and system using same |
US7903194B2 (en) * | 2005-06-24 | 2011-03-08 | 3M Innovative Properties Company | Optical element for lateral light spreading in back-lit displays and system using same |
US7322731B2 (en) * | 2005-06-24 | 2008-01-29 | 3M Innovative Properties Company | Color mixing illumination light unit and system using same |
US20060290843A1 (en) * | 2005-06-24 | 2006-12-28 | Epstein Kenneth A | Illumination element and system using same |
US20070024994A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | 3M Innovative Properties Company | Structured optical film with interspersed pyramidal structures |
US20100134724A1 (en) * | 2005-08-10 | 2010-06-03 | Zeon Corporation | Optical Element, Polarizing Plate, Retardation Plate, Illuminating Device and Liquid Crystal Display |
US20070097509A1 (en) * | 2005-10-31 | 2007-05-03 | Nevitt Timothy J | Optical elements for high contrast applications |
US7777832B2 (en) * | 2005-11-18 | 2010-08-17 | 3M Innovative Properties Company | Multi-function enhancement film |
WO2007111985A2 (en) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Goodrich Corporation | Optical diffraction grating and method of manufacture |
US20070236628A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Illumination Light Unit and Optical System Using Same |
US20080002256A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | 3M Innovative Properties Company | Optical article including a beaded layer |
JP2009545488A (ja) * | 2006-08-01 | 2009-12-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 照明装置 |
EP1887389A3 (en) * | 2006-08-11 | 2008-03-05 | LG Electronics Inc. | Light pipe having a structure of enhancing an emission of a light |
US7905650B2 (en) * | 2006-08-25 | 2011-03-15 | 3M Innovative Properties Company | Backlight suitable for display devices |
US8525402B2 (en) | 2006-09-11 | 2013-09-03 | 3M Innovative Properties Company | Illumination devices and methods for making the same |
US7481563B2 (en) * | 2006-09-21 | 2009-01-27 | 3M Innovative Properties Company | LED backlight |
US8581393B2 (en) * | 2006-09-21 | 2013-11-12 | 3M Innovative Properties Company | Thermally conductive LED assembly |
EP1943551A2 (en) | 2006-10-06 | 2008-07-16 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Light guide |
WO2008045200A2 (en) * | 2006-10-06 | 2008-04-17 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Optical loss structure integrated in an illumination apparatus of a display |
DE102006051738B4 (de) | 2006-10-30 | 2012-12-20 | Heraeus Noblelight Gmbh | Packstoff-Entkeimungsanlage |
EP2160644B1 (en) * | 2007-05-20 | 2019-05-01 | 3M Innovative Properties Company | Semi-specular components in hollow cavity light recycling backlights |
US20080295327A1 (en) * | 2007-06-01 | 2008-12-04 | 3M Innovative Properties Company | Flexible circuit |
US8068710B2 (en) | 2007-12-07 | 2011-11-29 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Decoupled holographic film and diffuser |
US7708446B2 (en) * | 2008-02-26 | 2010-05-04 | Sabic Innovative Plastic Ip B.V. | Display film stacks and a method of modeling the films |
EP2128661A1 (en) | 2008-05-27 | 2009-12-02 | LG Electronics Inc. | Optical sheet and liquid crystal display including the same |
KR100945392B1 (ko) * | 2008-05-28 | 2010-03-04 | 엘지전자 주식회사 | 광학 시트, 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 액정표시장치 |
US7956954B2 (en) * | 2008-05-28 | 2011-06-07 | Lg Electronics Inc. | Optical sheet, backlight unit, and liquid crystal display |
US20090296022A1 (en) * | 2008-05-28 | 2009-12-03 | Junghoon Lee | Optical sheet, backlight unit, and liquid crystal display |
US8870436B2 (en) * | 2008-09-17 | 2014-10-28 | 3M Innovative Properties Company | Patterned adhesives for reflectors |
US8270081B2 (en) * | 2008-11-10 | 2012-09-18 | Corporation For National Research Initiatives | Method of reflecting impinging electromagnetic radiation and limiting heating caused by absorbed electromagnetic radiation using engineered surfaces on macro-scale objects |
FR2939907B1 (fr) * | 2008-12-15 | 2011-03-25 | Centre Nat Rech Scient | Procede de structuration d'un miroir non metallique multicouche omnidirectionnel |
US8376582B2 (en) * | 2009-03-18 | 2013-02-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | LED luminaire |
US8414155B2 (en) * | 2009-03-18 | 2013-04-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | LED luminaire |
EP2230539B1 (en) * | 2009-03-19 | 2019-12-04 | Viavi Solutions Inc. | Patterning of a spacer layer in an interference filter |
CN108877572A (zh) * | 2009-03-25 | 2018-11-23 | 像素勒克司创新有限公司 | 照明面板 |
US10243510B2 (en) | 2009-03-25 | 2019-03-26 | Pixalux Innovations Pty Ltd | Illumination panel |
JP5684791B2 (ja) | 2009-04-15 | 2015-03-18 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光学フィルム |
KR101679895B1 (ko) | 2009-04-15 | 2016-11-25 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 나노공극형 물품을 위한 방법 및 장치 |
US9464179B2 (en) | 2009-04-15 | 2016-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Process and apparatus for a nanovoided article |
US8123378B1 (en) | 2009-05-15 | 2012-02-28 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Heatsink for cooling at least one LED |
KR101769171B1 (ko) | 2009-10-24 | 2017-08-17 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 광원 및 이를 포함하는 디스플레이 시스템 |
EP2510389B1 (en) | 2009-12-08 | 2017-07-12 | 3M Innovative Properties Company | Optical constructions incorporating a light guide and low refractive index films |
US8506127B2 (en) * | 2009-12-11 | 2013-08-13 | Koninklijke Philips N.V. | Lens frame with a LED support surface and heat dissipating structure |
DE102010018034A1 (de) | 2010-04-23 | 2011-10-27 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Flächenlichtleiter und Flächenstrahler |
US9188790B2 (en) | 2010-05-21 | 2015-11-17 | 3M Innovative Properties Company | Partially reflecting multilayer optical films with reduced color |
EP2668528A4 (en) | 2011-01-28 | 2014-06-25 | Hewlett Packard Development Co | FILTER |
US9113934B2 (en) * | 2011-05-16 | 2015-08-25 | Covidien Lp | Optical energy-based methods and apparatus for tissue sealing |
US9113933B2 (en) * | 2011-05-16 | 2015-08-25 | Covidien Lp | Optical energy-based methods and apparatus for tissue sealing |
IN2014CN02391A (ja) * | 2011-10-11 | 2015-06-19 | Koninkl Philips Nv | |
US9833285B2 (en) | 2012-07-17 | 2017-12-05 | Covidien Lp | Optical sealing device with cutting ability |
US8809811B2 (en) | 2012-09-13 | 2014-08-19 | Prysm, Inc. | Reduction of intensity ringing in fluorescent displays |
US10348239B2 (en) * | 2013-05-02 | 2019-07-09 | 3M Innovative Properties Company | Multi-layered solar cell device |
DE102013016807B4 (de) | 2013-10-10 | 2021-07-01 | e.solutions GmbH | Vorrichtung mit teilreflektierender Abdeckung, insbesondere zur Verwendung als dekoratives Spiegelelement |
US20170123122A1 (en) * | 2014-04-10 | 2017-05-04 | CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA - Recherche et Développement | Infrared transmitting cover sheet |
ES2702658T3 (es) * | 2014-04-10 | 2019-03-04 | Csem Centre Suisse Delectronique Et De Microtechnique Sa | Módulo fotovoltaico solar |
US20150354272A1 (en) * | 2014-06-10 | 2015-12-10 | Sergiy Vasylyev | Light-redirecting retractable window covering |
US10183463B2 (en) * | 2015-05-04 | 2019-01-22 | Sensitile Systems | Decorative panel |
TWI556280B (zh) * | 2015-07-03 | 2016-11-01 | 致伸科技股份有限公司 | 發光鍵盤 |
US10180520B2 (en) * | 2015-08-24 | 2019-01-15 | Akonia Holographics, Llc | Skew mirrors, methods of use, and methods of manufacture |
CN108369301B (zh) | 2015-12-09 | 2021-02-05 | 3M创新有限公司 | 光学叠堆 |
EP3405819A4 (en) | 2016-01-21 | 2020-01-22 | 3M Innovative Properties Company | OPTICAL CAMOUFLAGE FILTER |
CA3018781A1 (en) | 2016-03-21 | 2017-09-28 | Hubbell Incorporated | Light fixture with narrow light distribution |
US9989801B2 (en) * | 2016-03-23 | 2018-06-05 | Oculus Vr, Llc | Inverted LCD structure for VR |
WO2017210089A1 (en) | 2016-06-03 | 2017-12-07 | 3M Innovative Properties Company | Optical filters having spatially variant microreplicated layers |
US10904514B2 (en) * | 2017-02-09 | 2021-01-26 | Facebook Technologies, Llc | Polarization illumination using acousto-optic structured light in 3D depth sensing |
KR101945296B1 (ko) * | 2017-03-20 | 2019-02-08 | 주식회사 리크릭스 | 선택적 광 반사 필름 |
US10613413B1 (en) | 2017-05-31 | 2020-04-07 | Facebook Technologies, Llc | Ultra-wide field-of-view scanning devices for depth sensing |
US10181200B1 (en) | 2017-06-28 | 2019-01-15 | Facebook Technologies, Llc | Circularly polarized illumination and detection for depth sensing |
US10574973B2 (en) | 2017-09-06 | 2020-02-25 | Facebook Technologies, Llc | Non-mechanical beam steering for depth sensing |
WO2020078625A1 (en) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | Asml Netherlands B.V. | Transmissive diffusor |
CN114142239A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-03-04 | 重庆大学 | 利用极化合流超表面实现电磁波的源控波束调控的方法 |
US20230384507A1 (en) * | 2022-05-24 | 2023-11-30 | 3M Innovative Properties Company | Azimuthally anisotropic polarization sensitive optical filter |
US11929267B1 (en) * | 2022-08-17 | 2024-03-12 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Reflector and/or method for ultraviolet curing of semiconductor |
Family Cites Families (48)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3124639A (en) | 1964-03-10 | figure | ||
US3610729A (en) | 1969-06-18 | 1971-10-05 | Polaroid Corp | Multilayered light polarizer |
US3860036A (en) | 1970-11-02 | 1975-01-14 | Dow Chemical Co | Variable geometry feed block for multilayer extrusion |
US3711176A (en) | 1971-01-14 | 1973-01-16 | Dow Chemical Co | Highly reflective thermoplastic bodies for infrared, visible or ultraviolet light |
US4126727A (en) * | 1976-06-16 | 1978-11-21 | Congoleum Corporation | Resinous polymer sheet materials having selective, decorative effects |
US4446305A (en) | 1981-03-02 | 1984-05-01 | Polaroid Corporation | Optical device including birefringent polymer |
US4525413A (en) | 1981-03-02 | 1985-06-25 | Polaroid Corporation | Optical device including birefringent polymer |
US4521588A (en) | 1981-03-02 | 1985-06-04 | Polaroid Corporation | Optical device including birefringent polyhydrazide polymer |
US4520189A (en) | 1981-03-02 | 1985-05-28 | Polaroid Corporation | Optical device including birefringent aromatic amino carboxylic acid polymer |
US4705356A (en) * | 1984-07-13 | 1987-11-10 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Thin film optical variable article having substantial color shift with angle and method |
US4720426A (en) | 1986-06-30 | 1988-01-19 | General Electric Company | Reflective coating for solid-state scintillator bar |
US4854670A (en) | 1986-12-17 | 1989-08-08 | Gte Products Corporation | Wide angle optical filters |
US5211878A (en) | 1988-03-10 | 1993-05-18 | Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | Difluorobenzonitrile derivatives |
JPH02277008A (ja) | 1989-04-19 | 1990-11-13 | Fujitsu Ltd | 波長多重光伝送装置 |
US5486949A (en) | 1989-06-20 | 1996-01-23 | The Dow Chemical Company | Birefringent interference polarizer |
US5235443A (en) | 1989-07-10 | 1993-08-10 | Hoffmann-La Roche Inc. | Polarizer device |
WO1991006613A1 (de) | 1989-11-01 | 1991-05-16 | F.Hoffmann-La Roche Ag | Temperaturkompensation von flüssigkristallparametern |
NL9000808A (nl) | 1990-04-06 | 1991-11-01 | Koninkl Philips Electronics Nv | Vloeibaar kristallijn materiaal en beeldweergeefcel die dit materiaal bevat. |
US5217794A (en) | 1991-01-22 | 1993-06-08 | The Dow Chemical Company | Lamellar polymeric body |
US5234748A (en) * | 1991-06-19 | 1993-08-10 | Ford Motor Company | Anti-reflective transparent coating with gradient zone |
US5294657A (en) | 1992-05-15 | 1994-03-15 | Melendy Peter S | Adhesive composition with decorative glitter |
DE4326521B4 (de) | 1992-08-10 | 2005-12-22 | Bridgestone Corp. | Lichtstreuendes Material und Verfahren zu seiner Herstellung |
US5269995A (en) | 1992-10-02 | 1993-12-14 | The Dow Chemical Company | Coextrusion of multilayer articles using protective boundary layers and apparatus therefor |
EP0666993B1 (en) | 1992-10-29 | 1999-06-09 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Formable reflective multilayer body |
EP0606939B1 (en) | 1993-01-11 | 1998-05-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Illumination system and display device including such a system |
TW289095B (ja) | 1993-01-11 | 1996-10-21 | ||
US5389324A (en) | 1993-06-07 | 1995-02-14 | The Dow Chemical Company | Layer thickness gradient control in multilayer polymeric bodies |
US5486935A (en) | 1993-06-29 | 1996-01-23 | Kaiser Aerospace And Electronics Corporation | High efficiency chiral nematic liquid crystal rear polarizer for liquid crystal displays having a notch polarization bandwidth of 100 nm to 250 nm |
EP0736196B1 (en) | 1993-12-21 | 2002-07-17 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Reflective polarizer display |
WO1995017692A1 (en) | 1993-12-21 | 1995-06-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Reflective polarizer with brightness enhancement |
JP3621415B2 (ja) | 1993-12-21 | 2005-02-16 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 光透過性液晶表示器 |
DE69435173D1 (de) | 1993-12-21 | 2009-01-15 | Minnesota Mining & Mfg | Mehrschichtiger optischer Film |
US5882774A (en) | 1993-12-21 | 1999-03-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Optical film |
US5629055A (en) | 1994-02-14 | 1997-05-13 | Pulp And Paper Research Institute Of Canada | Solidified liquid crystals of cellulose with optically variable properties |
WO1995027919A2 (en) | 1994-04-06 | 1995-10-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Polarized light sources |
JP4034365B2 (ja) | 1995-03-09 | 2008-01-16 | 大日本印刷株式会社 | 超微粒子含有反射防止フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
US5751388A (en) | 1995-04-07 | 1998-05-12 | Honeywell Inc. | High efficiency polarized display |
US5686979A (en) | 1995-06-26 | 1997-11-11 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Optical panel capable of switching between reflective and transmissive states |
EP0855043B1 (en) | 1995-06-26 | 2003-02-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Diffusely reflecting multilayer polarizers and mirrors |
CA2221555A1 (en) | 1995-06-26 | 1997-01-16 | Andrew J. Ouderkirk | Light diffusing adhesive |
JP4122057B2 (ja) | 1995-06-26 | 2008-07-23 | スリーエム カンパニー | 追加のコーティングまたは層を備えた多層ポリマーフィルム |
US5699188A (en) | 1995-06-26 | 1997-12-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Metal-coated multilayer mirror |
US6080467A (en) | 1995-06-26 | 2000-06-27 | 3M Innovative Properties Company | High efficiency optical devices |
US5767935A (en) | 1995-08-31 | 1998-06-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Light control sheet and liquid crystal display device comprising the same |
US5825543A (en) | 1996-02-29 | 1998-10-20 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Diffusely reflecting polarizing element including a first birefringent phase and a second phase |
DE69721505T2 (de) | 1996-02-29 | 2003-11-20 | Minnesota Mining & Mfg | Film zur helligkeitserhoehung |
US5783120A (en) | 1996-02-29 | 1998-07-21 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method for making an optical film |
US5808794A (en) | 1996-07-31 | 1998-09-15 | Weber; Michael F. | Reflective polarizers having extended red band edge for controlled off axis color |
-
1998
- 1998-11-25 US US09/199,602 patent/US6208466B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-03-31 DE DE69919204T patent/DE69919204T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-03-31 KR KR1020017006482A patent/KR100703114B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-03-31 EP EP99915151A patent/EP1133705B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-03-31 KR KR1020047004785A patent/KR100584052B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-03-31 WO PCT/US1999/007060 patent/WO2000031572A1/en active IP Right Grant
- 1999-03-31 AU AU33737/99A patent/AU3373799A/en not_active Abandoned
- 1999-03-31 CN CNB998135852A patent/CN1135409C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1999-03-31 JP JP2000584331A patent/JP4348016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006106687A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Au Optronics Corp | 偏光光学装置及び液晶ディスプレイモジュール |
JP2009532720A (ja) * | 2006-03-31 | 2009-09-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 広角ミラーシステム |
JP2016146001A (ja) * | 2006-03-31 | 2016-08-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 広角ミラーシステム |
JP2010538306A (ja) * | 2007-07-31 | 2010-12-09 | クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 干渉変調器の色ずれを高めるためのデバイス |
US8736949B2 (en) | 2007-07-31 | 2014-05-27 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Devices and methods for enhancing color shift of interferometric modulators |
JP2010078860A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 光学部材、表示装置および移動体 |
JP4670997B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2011-04-13 | ソニー株式会社 | 光学体および窓材 |
WO2010067640A1 (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-17 | ソニー株式会社 | 光学体およびその光学体を備える窓材 |
JP4513931B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-28 | ソニー株式会社 | 光学体、窓材、ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
JP4513921B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-28 | ソニー株式会社 | 光学体およびその製造方法、窓材、ブラインド、ロールカーテン、ならびに障子 |
JP4518213B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2010-08-04 | ソニー株式会社 | ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
JP2010191469A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-09-02 | Sony Corp | 光学体およびその製造方法、窓材、ブラインド、ロールカーテン、ならびに障子 |
JP2010231224A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-10-14 | Sony Corp | 光学体およびその製造方法、窓材、ブラインド、ロールカーテン、ならびに障子 |
JP2010160502A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Sony Corp | 光学体、窓材、ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
JP2010160501A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Sony Corp | 光学体およびその製造方法 |
JP4730467B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2011-07-20 | ソニー株式会社 | 光学体、窓材、ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
US10132972B2 (en) | 2008-12-09 | 2018-11-20 | Dexerials Corporation | Optical element and method for producing the same |
US9588267B2 (en) | 2008-12-09 | 2017-03-07 | Dexerials Corporation | Optical element and method for producing the same |
JP2010160467A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Sony Corp | 光学体およびその製造方法、窓材、ブラインド、ロールカーテン、ならびに障子 |
US9132608B2 (en) | 2008-12-09 | 2015-09-15 | Dexerials Corporation | Wavelength selective optical element for reflecting light |
JP2010160500A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Sony Corp | ブラインド、ロールカーテン、および障子 |
JP2016040605A (ja) * | 2009-10-24 | 2016-03-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 高い軸外反射率を有する浸漬した反射偏光子 |
JP2013508777A (ja) * | 2009-10-24 | 2013-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 選択された入射面への角度制限を有する浸漬した反射偏光子 |
JP2013508781A (ja) * | 2009-10-24 | 2013-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 高い軸外反射率を有する浸漬した反射偏光子 |
KR101789839B1 (ko) * | 2009-10-24 | 2017-10-25 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 선택된 입사 평면에서 각방향 구속을 갖는 침지형 반사 편광기 |
KR101832509B1 (ko) * | 2009-10-24 | 2018-02-26 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 고 비축 반사율을 갖는 침지형 반사 편광기 |
JP2011164433A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Sony Corp | 光学体、窓材、建具、および日射遮蔽部材 |
JP2013545131A (ja) * | 2010-10-20 | 2013-12-19 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ナノ空隙ポリマー層を組み込んだ広帯域半鏡面ミラーフィルム |
US9377575B2 (en) | 2012-10-17 | 2016-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light guide plate, planar light apparatus, and display device |
JP2014115534A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 採光シート、採光装置、建物、及び採光シートの製造方法 |
JP2017502320A (ja) * | 2013-10-04 | 2017-01-19 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 装飾用マイクロスフェア物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100584052B1 (ko) | 2006-05-30 |
KR20010093109A (ko) | 2001-10-27 |
KR20040045043A (ko) | 2004-05-31 |
AU3373799A (en) | 2000-06-13 |
CN1135409C (zh) | 2004-01-21 |
KR100703114B1 (ko) | 2007-04-05 |
DE69919204T2 (de) | 2005-08-04 |
EP1133705A1 (en) | 2001-09-19 |
JP4348016B2 (ja) | 2009-10-21 |
DE69919204D1 (de) | 2004-09-09 |
WO2000031572A1 (en) | 2000-06-02 |
US6208466B1 (en) | 2001-03-27 |
EP1133705B1 (en) | 2004-08-04 |
CN1328647A (zh) | 2001-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4348016B2 (ja) | 許容角度および選択的透過が強化された多層反射器 | |
JP6073935B2 (ja) | ボイドを含有する光学フィルムを備える光ガイド及びディスプレイシステム用ブラックライト | |
KR100597925B1 (ko) | 색상 변환 필름 | |
US9470838B2 (en) | Lighting devices with patterned printing of diffractive extraction features | |
US6811274B2 (en) | Polarization sensitive optical substrate | |
EP0888566B1 (en) | Light guide employing multilayer optical film | |
US5727107A (en) | Light guide plate, surface light source device, polarized light source device and liquid crystal display | |
US6827456B2 (en) | Transreflectors, transreflector systems and displays and methods of making transreflectors | |
US7806539B2 (en) | Transreflectors, transreflector systems and displays and methods of making transreflectors | |
US9151460B2 (en) | Light assembly | |
JP2002509276A (ja) | 再帰反射ダイクロイック反射体 | |
US20150001840A1 (en) | Security device | |
US9651728B2 (en) | Variable index light extraction layer with microreplicated posts and methods of making the same | |
JP2018509653A (ja) | コリメート反射偏光子及び構造化層を含む光学フィルム | |
JP2001235606A (ja) | 反射機能及び透過機能を有する光学部材 | |
CN110268192B (zh) | 显示系统 | |
JP2007256479A (ja) | 光学素子、光学素子を用いた投影スクリーンおよび光学素子を用いた投影システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060330 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090604 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090714 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |