JP2002529327A - 皮膜発生を防止するための溶剤ベース又は水ベース調合物の梱包方法 - Google Patents

皮膜発生を防止するための溶剤ベース又は水ベース調合物の梱包方法

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JP2002529327A
JP2002529327A JP2000580914A JP2000580914A JP2002529327A JP 2002529327 A JP2002529327 A JP 2002529327A JP 2000580914 A JP2000580914 A JP 2000580914A JP 2000580914 A JP2000580914 A JP 2000580914A JP 2002529327 A JP2002529327 A JP 2002529327A
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アントニ ケイス ヴァンディク
コリン グーチ
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リシーン ペインツ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水ベース又は溶剤ベース調合物、特に、皮膜発生(スキニング)を起こしやすい調合物の梱包に関する。本発明は、そのような調合物(4)を収容するように形成された容器(1)を含み、その容器(1)の内面の少なくとも一部又は蓋(5)と、調合物(4)との間に、皮膜発生防止層(6)が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は、一般的には、例えば、塗料、樹脂、接着剤のような水ベース又は
溶剤ベース調合物を梱包する方法(パッケージング方法)に関する。特に、本発
明は、調合物が保存された容器の内面の調合物の皮膜発生(スキニング)を最小
限にする、調合物の梱包方法に関する。
【0002】 (背景) 容器の中に水ベース又は溶剤ベース調合物を保存することが知られている。こ
のような容器は、周囲の大気から調合物を遮断するために蓋又はシール手段を有
する。 市販の塗料は、一般に、種々の大きさの容器に保存されている。容器の大きさ
は、10ミリリットル(ml)から50,000リットルに及ぶこともある。
【0003】 約1リットルから50,000リットルの塗料調合物を収容する塗料容器は、
貯蔵の際に、容器の内面に皮膜(スキン)が形成され易い。この皮膜は、蓋又は
典型的には塗料容器の上方内側と接する塗料の膜(フィルム)である。塗料容器
内の塗料の皮膜発生(スキニング)は、この業界では良く認識された問題であり
、プラスチック製又は金属製の容器に発生する。この皮膜発生が重度である場合
は、塗料を使う前に皮膜を除去するために、塗料調合物を漉すことが必要になる
場合もある。
【0004】 長年、溶剤ベース(アルキド)塗料の表面の皮膜発生が知られている。そのメ
カニズムは、塗料の酸化的架橋(皮膜発生:スキニング)に至る酸素の取り込み
を含むことが知られている。早期の架橋を抑制するために、アルキド塗料に使用
できる様々な添加剤が知られている。
【0005】 典型的には、重合触媒(典型的には、コバルトのような遷移金属、オクタン酸
やナフテン酸のような有機酸塩)にキレート化して湿状態での活性を抑制するた
めに揮発性オキシムが用いられる。メチルエチルケトキシムは、アルキド塗料の
アンチスキン添加剤として通常用いられる。 他に、容器内の塗料の皮膜発生を防止又は減少させる手段や方法は知られてい
ない。
【0006】 塗料の皮膜発生は、特に、塗料容器が変化する戸外温度状態で貯蔵されるとき
に指摘される。皮膜の発生は、夏の暑い条件の間に広がり易いことが分かってい
る。 本発明の目的は、塗料工業で経験する皮膜発生の問題を緩和することにあり、
少なくとも、有益な選択を提供することにある。
【0007】 (発明の開示) 本発明は、水ベース又は溶剤ベース調合物を収容するための容器であって、 容器の内面の少なくとも一部に配置され、調合物の層を保持することができる
皮膜発生防止層を含むことを特徴とする容器を提供する。 皮膜発生防止層は、この皮膜発生防止層に保持された水ベース又は溶剤ベース
調合物の一部の水濃度又は溶剤濃度を実質的に維持するのが好ましい。
【0008】 皮膜発生防止層は、布目状、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状又は泡状のライ
ニングであるのが好ましい。 好ましくは、皮膜発生防止層は絶縁性を更に有する。 皮膜発生防止層は、容器の内面に一体に成型されるのが好ましい。 容器は、好ましくは、約10mlから50,000リットルの調合物を収容す
るように形成される。
【0009】 水ベース又は溶剤ベース調合物は、好ましくは、ラテックスベースの塗料、ア
ルキド塗料、フラット、サテン、半光沢又は光沢塗料、ワニス、ラッカー、にか
わ又はPVA(商標)のような樹脂、樹脂エマルジョン、又は、水ベースインキ
のように皮膜発生を起こしやすい調合物である。
【0010】 別の観点で、本発明は、水ベース又は溶剤ベース調合物を収容するための容器
であって、 皮膜発生防止層を含む容器シール手段を有し、皮膜発生防止層は、シール手段
の内面と調合物との間に配置されていることを特徴とする容器を提供する。 皮膜発生防止層は、この皮膜発生防止層に保持された水ベース又は溶剤ベース
調合物の一部の水濃度又は溶剤濃度を実質的に維持するのが好ましい。
【0011】 皮膜発生防止層は、布目状、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状又は泡状のライ
ニングであるのが好ましい。 好ましくは、皮膜発生防止層は絶縁性を更に有する。 皮膜発生防止層は、シール手段の内面に配置され、容器シール手段の内面と一
体に成型されるのが好ましい。 好ましくは、容器は、約10mlから50,000リットルの調合物を収容す
るように形成され、シール手段は取り外し可能な蓋である。
【0012】 別の観点で、本発明は、水ベース又は溶剤ベース調合物を収容するようになっ
た容器と、前述したような容器シール手段とを提供する。この容器は、その内面
に第2の皮膜発生防止層を更に有していてもよい。 第2の皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであるのが好ましい。 第2の皮膜発生防止層は、前記容器の内面に一体に成型されるのが好ましい。 第2の皮膜発生防止層は、容器の円周リップと調合物との間に配置されるのが
好ましい。
【0013】 第2の皮膜発生防止層は、シール手段に隣接する容器の頂から少なくとも調合
物の水位まで、プラスチック容器に成型された、互いに間隔を置いた一連の一体
成型同心リブであるのが好ましい。 布目は、容器の内面から少なくとも1〜10ミクロン(0.001mm〜0.01mm
)延びるのが好ましい。
【0014】 本発明の更に別の観点で、水ベース又は溶剤ベース調合物に皮膜の形成を防止
する方法であって、 水ベース又は溶剤ベース調合物を上述した容器に入れる工程と、 調合物を貯蔵又は運搬する工程とを含むことを特徴とする方法が提供される。 皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであり、絶縁性を有し、シール手段
の内面に隣接して配置されるのが好ましい。 容器は約10mlから50,000リットルの調合物を収容するように形成さ
れ、シール手段は取り外し可能な蓋であることが好ましい。
【0015】 本発明の更に別の観点で、水ベース又は溶剤ベース調合物の皮膜発生を実質的
に制御するためのシール手段であって、その内面に隣接して固着された皮膜発生
防止層を含むことを特徴とするシール手段が提供される。 好ましくは、皮膜発生防止層は、約0.001ミリメートルから5センチメートル
の厚みを有し、布目が付けられ、シール手段の内面に配置される。 好ましくは、皮膜発生防止層は、シール手段の内面の実質的に全表面領域を覆
い、シール手段は、取り外し可能な蓋である。
【0016】 更に別の観点で、本発明は、シール手段を含む容器であって、皮膜発生を起こ
しやすい調合物を収容するように形成され、容器のアレージ空間に隣接する容器
の内面の少なくとも一部が、調合物の層を保持する手段を有することを特徴とす
る容器を提供する。 好ましくは、前記手段は、布目が付けられた厚さ0.001mmから5mmの皮膜
発生防止層であり、シール層の内面を実質的に覆う。
【0017】 好ましくは、前記皮膜発生防止層は多孔質であり、絶縁性を有し、シール手段
の内面に一体に成型される。 好ましくは、皮膜発生防止層は、ポリオレフィンの織又は不職布又はガーゼ、
人工芝マット及びグラスファイバフェルトから成る群から選択され、プラスチッ
クシール手段に熱的に結合される。
【0018】 この明細書で皮膜発生防止層に関して使用される「絶縁性」の用語は、容器内
での温度差及び濃度差を低減させ、環境と容器内との間の熱伝達を変更する性質
を有する層に言及するために使用される。 本発明の更に別の観点は、実施例によって、且つ、添付図面のいずれかを参照
して行われた以下の記載から明らかに成るであろう。
【0019】 (発明の詳細な説明) 図1は、溶剤ベース又は水ベース調合物の容器1を示す。容器1は、実質的に
直立した壁2と、ベース手段3とを有するのが好ましい。容器1内には、水ベー
ス又は溶剤ベース調合物4が収容されている。溶剤4は、容器1を一杯に満たす
のが好ましい。容器1は、約10ミリリットル(ml)から50,000リットル
の調合物4を収容するように形成することができる。
【0020】 シール手段又は蓋5は、容器1の中の調合物4を覆い、且つ、容器内の化合物
への外気の侵入と、内部雰囲気の容器外への損失とを実質的に排除するようにな
っている。容器の蓋5は、容器1に固着されると、実質的に気密になるのが好ま
しい。
【0021】 図1は、蓋5に配置された内面層又はライニング6を示す。内面層又はライニ
ング6は、実質的に蓋手段5の内面全体を覆うのが好ましい。場合によっては、
調合物4と蓋ライナー6との間にアレージ又は空間7があってもよい。容器の内
面8は、調合物4と接していてもよく、図1に示すように、調合物4の蒸気と接
していてもよい。
【0022】 図2には、カバーライナー6を備えた蓋5の内面が図示されている。 溶剤ベース又は水ベース混合物の調合物の容器の貯蔵中、容器2、調合物4、
アレージ7及び蓋手段5の全てが、温度変化に敏感なシステムの一部を構成する
。容器2の周囲環境が一定であると、容器2、調合物4、アレージ空間7の温度
は、外部環境の温度と実質的に等しい。調合物4からの蒸気は、蓋5と調合物4
の本体との間のアレージ空間7に保持される。容器2の温度、調合物4の本体、
アレージ空間7が平衡である条件の下では、皮膜発生が起こらないことが分かっ
ている。容器2を満たすときから、貯蔵そして最終的には調合物4の使用の直前
まで、このような温度平衡を維持するには、非常に高価な雰囲気制御手段が必要
であろう。
【0023】 しかしながら、外部環境温度が上昇するときに、例えば、容器2が直射日光の
中に置かれている場合、容器2の外面及び蓋5の外表面が増大することがあり、
他方、容器2内の調合物4、アレージ7内の蒸気、蓋5の表面の対応する温度は
、実質的に異なることがある。蓋5及びこれに隣接するアレージ7内の調合物蒸
気の温度は、調合物4の本体よりも早く温度上昇し、蓋5と調合物4の本体との
間に温度勾配が形成される。
【0024】 外部雰囲気の温度が安定した状態に維持されないような容器1の貯蔵状態下で
は、調合物4は、容器1の蓋5に近接して皮を作り易い。これは、温度勾配と、
これによって蓋5と調合物4との間に生じる蒸気の濃度勾配とによって起こると
考えられる。
【0025】 閉じられて実質的に水密な容器の中では、塗料の乾燥のための範囲ごく限られ
ている。平衡条件下では、アレージ空間7は、塗料又は調合物の組成に依存する
水又は溶剤の蒸気の濃度で飽和している。一般に、水ベース調合物の場合、水蒸
気の濃度は90%を超える。通常、このような条件下では、塗料の皮膜発生は起こ
らない。25±2℃で3ヶ月間貯蔵された塗料が皮膜発生を起こさなかったこと
が分かっている。しかし、同じ塗料が、約5℃を超える1回の加熱サイクルに晒
されたときには皮膜発生を起こした。加熱の機会が多いほど、皮膜発生の度合い
が大きくなることが分かっている。。 温度勾配は、水又は溶剤の蒸気の濃度勾配を形成する。蓋に接した調合物の層
に近接した空気は、蓋が加熱されて塗料の層から水が失われると、乾燥する。
【0026】 典型的な貯蔵条件では、温度を摂氏1度又は2度以内に維持することは、困難
且つ高価である。しかし、問題は温度変化率であり、急激な変化は、徐々の変化
よりも悪い。塗料本体、即ち主たる温度溜まりに対する蓋の熱的結合は弱いので
、蓋は皮膜発生を起こしやすい。蓋は、周囲温度に強制的に従わされるのに対し
て、容器の本体内の塗料は、温度変化に対して緩慢に応答する。金属容器は、典
型的なプラスチック容器よりも良好な熱伝導性を有する。金属容器の温度差は、
一般に、プラスチック容器の温度差よりも小さい。金属容器は、皮膜発生を起こ
しにくいことが知られている。
【0027】 皮膜発生のメカニズムは以上述べたとおりであるが、2つの追加的局面がある
。一つは、容器の内面に厚い塗料層を保持することによって、塗料本体に対する
熱的結合がよくなることである。これは、蓋と、塗料又は調合物の本体との間に
発生する温度差を低減するするように働く。幾つかの塗料は、他の塗料よりも本
来的に厚く、当然、これらの条件下で皮膜発生を起こしにくい厚い膜を形成する
であろう。メカニズムの別の局面は、塗料からの水蒸気又は溶剤蒸気の蒸発が、
熱を奪うように働き、このことは、温度差を減少させるように働く。これらの追
加的効果は、いずれも、塗料の層が実施的に流体を維持している場合に限り有効
である。厚い塗料層を保持し、そして、アレージの周囲の容器内面及び蓋の内面
に近接して、水又は溶剤の大きな濃度を保持することによって、湿りの時間が、
従来の蓋面のものに比して延長される。これは、保持された調合物の厚い層から
の水又は溶剤の蒸発により、延長された熱力学的冷却の方法を提供する。 加えて、蓋と、保持された調合物の厚い層及び調合物の本体部分との間では、
熱伝導率が大きいと考えられる。
【0028】 容器1の外の温度が一定値に維持されない条件下で発生する濃度及び温度の勾
配を最小限にするために、蓋と製材との間に浮かせるか、或いは蓋の内面に配置
又は一体にした、布目状、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状又は泡状の約0.001m
mから5mmの層を設けることが皮膜発生を制御できることが分かった。様々なラ
イニングで行われた皮膜発生の制御方法の効果を明らかにする実験の結果を、以
下の例に示す。
【0029】 例1: 桶何杯かの水ベースのハイソリッドアクリル性下塗り塗料を40℃の
インキュベータ内に1日置いた。容器の初期温度は24℃に設定した。容器には
10リットルの調合物を収容した。ライニングされていない蓋を有する容器は、11
.2グラムであった。皮膜発生の度合は、水中で、柔らかいブラシで500ミクロン
(μm)テスト用篩の中に蓋から皮膜を落とすことによって決定された。集めら
れた皮膜は、回転によって乾燥(スピンドライ)され、重量が量られ、将来の参
考のために瓶詰めされた。
【0030】 比較された蓋ライナーは、次の表に示されている。 蓋ライニング手段 皮膜の百分率 加工されていない容器(基準) 100% プラスチックシート蓋ライナー(注1) 38% 容器の絶縁(注2) 22% 内側ポリスチレンフロート 17% 蓋に付けたファイバガラスのガーゼ 3%
【0031】 (注1)テストされた1プライプラスチックシートは、プライ当たり1平方メ
ートル75gの75ミクロンポリエチレンであった。 (注2)絶縁手段は、厚紙、紙、アルミニウム箔でラミネートした厚紙、バブ
ルラップアルミニウム箔、アルミニウム箔でラミネートしたファイバガラスを含
む。
【0032】 例2: 例1と同様に、プラスチックシートでテストを繰り返した。この場合
は、プラスチックシートは(1又は2プライ)が、蓋と調合物表面との間に浮か
べられた。1プライでは、皮膜発生は20%まで低減され、2プライでは、20%よ
り若干低い値まで低減された。
【0033】 例3: 例1と同様に、開口寸法200ミクロン、ガーゼ厚230ミクロン、1メー
トル角100gのナイロンガーゼが、容器の蓋に固着された。ナイロンガーゼ層は
、ホットメルト接着剤を用いて蓋の内面に付着された。ガーゼと蓋との間には約
0.5mmから1mmの隙間があった。この隙間とガーゼは、約1.3mmのかなりの
量の塗料を保持するのが観察された。皮膜発生の結果は、約3%に低減された。
【0034】 例4: 例3と同様に、厚さ500ミクロン、1メートル角160gの紡績グラスフ
ァイバのフェルトがホットメルト接着剤で蓋に付着された。皮膜発生の結果は、
約3%に低減された。
【0035】 例5: 厚さ2.5cm、1メートル角360gのポリスチレンのフロートが調合物の
表面を実質的に覆うように切り出された。フロートは、調合物中に実質的に浸漬
され、調合物の上面に浮かせられた。皮膜発生の結果は、約3%に低減された。
【0036】 例6: 一体に成型された布目付き又はプロフィルされたプラスチック内面を
有する一体成型のプラスチック蓋であって、布目が厚さ約0.5mm〜1.0mmであ
り内面の全領域を実質的に覆うものが調べられた。例1の方法を使用した皮膜発
生の結果は、約18%〜27%に低減された。皮膜発生の度合は、面に成型された布
目のパターンに依存して変わることが分かった。試された布目のパターンは、図
3に示す布目のパターンを作る螺旋溝と、図4に示す布目のパターンを作る二重
螺旋溝とを含む。
【0037】 例7: サンドブラスト、スクラッチ又はサンド処理されたプラスチック内面
も、例1の条件下で試された。変形されない滑らかなプラスチック内面と比較し
て、25%乃至40%の皮膜発生の低減が達成された。
【0038】 例8: プラスチックの内面に一体成型されたポリプロピレンの布又はガーゼ
は、例1に述べられた方法の下で、皮膜発生を完全に防止した。 この例で使用されたポリプロピレン布は、1.5mmの称呼寸法を有する。この
ポリプロピレン布は、圧縮されると、その厚みが約0.2mmより薄くなることが
確認された。蓋と布とが共に射出成形されたとき、蓋上のポリプロピレン布の有
効厚みは、約0.2mmであると見積もられる。ポリプロピレン布の厚さは、かな
り変わり得ることが確認された。しかし、試験中、例1で記載した条件下で、調
合物の皮膜発生に対したほぼ完全な耐性を与える、ほとんどの充分にポリプロピ
レンを結合した射出成形された蓋においてさえも、常に、十分な布目又は織り目
が露出したままであった。
【0039】 採用されたポリプロピレン布は、1平方メートルにつき410グラムの重さを
有し、典型的な径又は40ミクロンを有する繊維で形成されている。当業者には、
ポリプロピレンの織りがかなり粗い織りで、且つ、かなりランダムな織りパター
ンを有すると考えられているであろう。 幾つかの種類の布がテストされ、その全てが、布の繊維/布目に塗料の層を捕
らえて皮膜発生を低減する所望の効果を有する。
【0040】 例9: プラスチックの蓋の内面に接着されたポリプロピレンの人工芝マット
(Astroturf(商標))の層も、例1の方法で使用されたときに完全な皮膜発生
防止をすることが分かった。
【0041】 例10: 容器の内側壁が容器の側壁に接着されたポリプロピレン布で布目が
付けられた10 L(リットル)容器を使用して、試験を行った。 この例では、塗料(ハイソリッドのアクリルプライマー下塗り剤)で満たされ
た2つの10リットル桶が採用された。両桶とも、上述の例8で述べたような射出
成型中に蓋に融合されたポリプロピレン布を使用した。
【0042】 一方の桶本体の内側壁には変更を加えず、他方の桶本体は、桶の内側壁にホッ
トメルト接着された帯状のポリプロピレン布を有し、その約3cmは、桶内に保持
された塗料の水位の上に残された。基本的に、アレージに相当する桶本体の内側
空間は、壁にポリプロピレンの帯を接着することによって変更された。両桶の塗
料は、25℃に調節された。桶は塗料で満たされ、蓋が被せられ、桶は反転されて
、内面全体を完全に濡らすように30秒間振とうした。その後、桶は、40℃のイン
キュベータ内に2日間置かれた。
【0043】 ポリプロピレン布で変更された蓋と変更を加えなかった桶本体とを有する第1
の桶は、蓋に0.1グラム未満の塗料の筋と、主にアレージ空間の桶の内側壁から
約5.9グラムの皮膜を生じさせた。
【0044】 桶の内側壁がポリプロピレン帯を含むことによって変更された他方の試験用桶
は、皮膜発生の跡が全く無かった。しかも、露出したフランジにも皮は全く無か
った。桶の内側フランジはポリプロピレン布で覆われていなかった。この結果は
、フランジが約5mmの平坦面を有し、伝統的に皮膜発生を起こし易いことを考
慮すると、多少驚きであった。 この結果は、変更を加えない桶と変更を加えない蓋とを使用して同じ試験が行
われたものと比較さることができる。上述した同等の条件下で、約15グラム〜25
グラムの皮膜が蓋と桶とに形成された。蓋には、10グラム〜15グラムの皮膜が形
成されたと思われ、一方、桶の内側壁には、5グラム〜10グラムの皮膜が形成さ
れた。 これらの例は、制御方法の組合せが、皮膜発生の制御の実質的な改善を提供す
ることを示している。
【0045】 テストされた全ての方法は、処理されていない容器と比較して、調合物から非
常に少ない皮膜の調合物しか発生しないという結果を示した。 水ベース又は溶剤ベース製品の調合物の皮膜発生の度合いが実質的に制御でき
ることは、本発明の利点である。
【0046】 又、実験の過程で、布目状の皮膜発生防止層を使用すると、条件が苛酷であっ
たり、皮膜発生が実際に生じるようなものであるときに、皮膜になった塗料の層
が布目状の層に保持されることが認められた。従来の調合物容器を使用したとき
に伝統的に見られていたように、皮膜になった塗料が調合物の本体中に落下する
ことがない。 以上の説明で、既知の等価物を有する完全体又は構成要素について述べたが、
これらの等価物は個々に述べるものとして、この出願に取り入れられる。
【0047】 本発明は可能な実施例を例示及び参照して説明されたが、本発明の範囲から逸
脱することなく、これらの実施例に改良及び/又は変更を加えることができるこ
とを理解すべきである。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】 水ベース又は溶剤ベース調合物を収容する容器と、蓋ライナーを有する蓋手段
とを示す。
【図2】 蓋ライナーを含む蓋手段の内面を示す。
【図3】 蓋の内面の地肌パターンを示す。
【図4】 蓋の内面の他の地肌パターンを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3E067 AA03 AA04 AB96 AC01 BA04A BB11A BB14A BC03A CA18 EA32 EC31 ED02 EE33 FA02 FC01 GA11 3E084 AB10 BA02 CC03 CC08 FA09 JA20 KB01

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水ベース又は溶剤ベース調合物を収容するための容器であっ
    て、 前記容器の内面の少なくとも一部に配置され、前記調合物の層を保持すること
    ができる皮膜発生防止層を含むことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記皮膜発生防止層は、該皮膜発生防止層に保持された前記
    水ベース又は溶剤ベース調合物のいずれかの水濃度又は溶剤濃度を実質的に維持
    することを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記皮膜発生防止層は、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状又
    は泡状のライニングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の容器。
  5. 【請求項5】 前記皮膜発生防止層は、絶縁性を更に有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 【請求項6】 前記皮膜発生防止層は、前記容器の内面に一体に成型又は接
    着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器。
  7. 【請求項7】 前記皮膜発生防止層は、前記容器の内面に熱的に結合されて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器。
  8. 【請求項8】 前記容器は、約10mlから50,000リットルの調合物を
    収容するように形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に
    記載の容器。
  9. 【請求項9】 前記水ベース又は溶剤ベース調合物は、皮膜発生を起こしや
    すい調合物であることを特徴とする1〜8のいずれか一項に記載の容器。
  10. 【請求項10】 皮膜発生を起こしやすい前記調合物は、ラテックスベース
    の塗料、アルキド塗料、フラット、サテン、半光沢又は光沢塗料、ワニス、ラッ
    カー、にかわ又はPVA(商標)のような樹脂、樹脂エマルジョン、又は、水ベ
    ースインキであることを特徴とする請求項9に記載の容器。
  11. 【請求項11】 水ベース又は溶剤ベース調合物を収容するための容器であ
    って、 皮膜発生防止層を含む容器シール手段を有し、該皮膜発生防止層は、前記シー
    ル手段の内面の少なくとも一部に配置され、該皮膜発生防止層は、前記調合物の
    層を保持することができることを特徴とする容器。
  12. 【請求項12】 前記皮膜発生防止層は、該皮膜発生防止層に保持された前
    記水ベース又は溶剤ベース調合物のいずれかの水濃度又は溶剤濃度を実質的に維
    持することを特徴とする請求項11に記載の容器。
  13. 【請求項13】 前記皮膜発生防止層は、前記シール手段の内面を実質的に
    覆っていることを特徴とする請求項11又は12に記載の容器。
  14. 【請求項14】 前記皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであること
    を特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載の容器。
  15. 【請求項15】 前記皮膜発生防止層は、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状
    又は泡状のライニングであることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項
    に記載の容器。
  16. 【請求項16】 前記皮膜発生防止層は、絶縁性を有することを特徴とする
    請求項11〜15のいずれか一項に記載の容器。
  17. 【請求項17】 前記皮膜発生防止層は、前記容器シール手段に一体に成型
    又は接着されていることを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の
    容器。
  18. 【請求項18】 前記皮膜発生防止層は、前記容器の内面に熱的に結合され
    ていることを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項に記載の容器。
  19. 【請求項19】 前記容器は、約10mlから50,000リットルの調合物
    を収容するように形成されていることを特徴とする請求項11〜18のいずれか
    一項に記載の容器。
  20. 【請求項20】 前記シール手段は取り外し可能な蓋であることを特徴とす
    る請求項11〜19のいずれか一項に記載の容器。
  21. 【請求項21】 前記水ベース又は溶剤ベース調合物は、皮膜発生を起こし
    やすい調合物であることを特徴とする11〜20のいずれか一項に記載の容器。
  22. 【請求項22】 皮膜発生を起こしやすい前記調合物は、ラテックスベース
    の塗料、アルキド塗料、フラット、サテン、半光沢又は光沢塗料、ワニス、ラッ
    カー、にかわ又はPVA(商標)のような樹脂、樹脂エマルジョン、又は、水ベ
    ースインキであることを特徴とする請求項21に記載の容器。
  23. 【請求項23】 前記容器が、該容器の内面の少なくとも一部及び前記調合
    物の回りに延びる第2の皮膜発生防止層を含むことを特徴とする請求項11〜2
    2のいずれか一項に記載の容器。
  24. 【請求項24】 前記第2の皮膜発生防止層は、前記容器の円周リップと調
    合物との間に配置されていることを特徴とする請求項23に記載の容器。
  25. 【請求項25】 前記第2の皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであ
    ることを特徴とする請求項23又は24に記載の容器。
  26. 【請求項26】 前記第2の皮膜発生防止層は、前記容器の内面に一体に成
    型又は接着されていることを特徴とする請求項23〜25のいずれか一項に記載
    の容器。
  27. 【請求項27】 前記第2の皮膜発生防止層は、前記容器の内面に熱的に結
    合されていることを特徴とする請求項23〜26のいずれか一項に記載の容器。
  28. 【請求項28】 前記第2の皮膜発生防止層は、前記シール手段に隣接する
    前記容器の頂から少なくとも前記調合物の水位までに、プラスチック容器に一体
    に成型された、互いに間隔を置いた一連の一体成型同心リブであることを特徴と
    する請求項23〜26のいずれか一項に記載の容器。
  29. 【請求項29】 前記一連の一体成型リブは、前記シール手段に隣接する前
    記容器の内面の頂部から実質的に容器の底部まで延びていることを特徴とする請
    求項28に記載の容器。
  30. 【請求項30】 水ベース又は溶剤ベース調合物に皮膜の形成を防止する方
    法であって、 前記水ベース又は溶剤ベース調合物を請求項1〜29のいずれか一項に記載し
    た容器に入れる工程と、 前記調合物を貯蔵又は運搬する工程とを含むことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 水ベース又は溶剤ベース調合物の皮膜発生を実質的に制御
    するためのシール手段であって、該シール手段は、皮膜発生防止層を含み、該層
    は、前記シール手段の少なくとも一部に配置され、前記皮膜発生防止層は、水ベ
    ース又は溶剤ベース調合物を収容するための容器に使用されたときに、前記調合
    物の層を保持することができることを特徴とするシール手段。
  32. 【請求項32】 前記皮膜発生防止層は、該皮膜発生防止層に保持された前
    記水ベース又は溶剤ベース調合物のいずれかの水濃度又は溶剤濃度を実質的に維
    持することを特徴とする請求項31に記載のシール手段。
  33. 【請求項33】 前記皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであること
    を特徴とする請求項31又は32に記載のシール手段。
  34. 【請求項34】 前記皮膜発生防止層は、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状
    又は泡状のライニングであることを特徴とする請求項31〜33のいずれか一項
    に記載のシール手段。
  35. 【請求項35】 前記皮膜発生防止層は、絶縁性を有することを特徴とする
    請求項31〜34のいずれか一項に記載のシール手段。
  36. 【請求項36】 前記皮膜発生防止層は、約0.001mmから5cmの厚みを有
    することを特徴とする請求項31〜35のいずれか一項に記載のシール手段。
  37. 【請求項37】 前記皮膜発生防止層は、前記シール手段に一体に成形され
    又は接着されていることを特徴とする請求項31〜36のいずれか一項に記載の
    シール手段。
  38. 【請求項38】 前記皮膜発生防止層は、前記シール手段の内面に熱的に結
    合されていることを特徴とする請求項31〜37のいずれか一項に記載のシール
    手段。
  39. 【請求項39】 前記皮膜発生防止層は、前記シール手段の内面の実質的に
    全表面領域を覆っていることを特徴とする請求項31〜38のいずれか一項に記
    載のシール手段。
  40. 【請求項40】 前記シール手段は取り外し可能な蓋であることを特徴とす
    る請求項31〜39のいずれか一項に記載のシール手段。
  41. 【請求項41】 シール手段を含む容器であって、該容器は、皮膜発生を起
    こしやすい調合物を収容するように形成され、前記容器のアレージ空間に隣接す
    る該容器の内面の少なくとも一部が、前記調合物の層を保持することのできる手
    段を有することを特徴とする容器。
  42. 【請求項42】 前記手段は、保持された調合物の層の水濃度又は溶剤濃度
    を実質的に維持することを特徴とする請求項41に記載の容器。
  43. 【請求項43】 前記手段は、0.001mmから5mmの厚さの皮膜発生防止
    層であることを特徴とする請求項41又は42に記載の容器。
  44. 【請求項44】 前記皮膜発生防止層は、前記シール手段の内面を実質的に
    覆っていることを特徴とする請求項41〜43のいずれか一項に記載の容器。
  45. 【請求項45】 前記皮膜発生防止層は、布目が付けられたものであること
    を特徴とする請求項41〜44のいずれか一項に記載の容器。
  46. 【請求項46】 前記皮膜発生防止層は、多孔状、繊維状、糸状、ガーゼ状
    又は泡状のライニングであることを特徴とする請求項41〜45のいずれか一項
    に記載の容器。
  47. 【請求項47】 前記皮膜発生防止層は、絶縁性を有することを特徴とする
    請求項41〜46のいずれか一項に記載の容器。
  48. 【請求項48】 前記皮膜発生防止層は、前記容器シール手段の内面に一体
    に成型又は接着されていることを特徴とする請求項41〜46のいずれか一項に
    記載の容器。
  49. 【請求項49】 前記皮膜発生防止層は、ポリオレフィンの織又は不職布又
    はガーゼ、人工芝マット及びグラスファイバフェルトから成る群から選択される
    ことを特徴とする請求項41〜48のいずれか一項に記載の容器。
  50. 【請求項50】 前記層は、プラスチックシール手段に熱的に結合されてい
    ることを特徴とする請求項49に記載の容器。
  51. 【請求項51】 前記プラスチックシール手段は、取り外し可能な蓋である
    ことを特徴とする請求項50に記載の容器。
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