JP2002529209A - 弁の軸方向の動きによって作動する開閉部を有する弁付きコネクタ - Google Patents

弁の軸方向の動きによって作動する開閉部を有する弁付きコネクタ

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JP2002529209A JP2000582106A JP2000582106A JP2002529209A JP 2002529209 A JP2002529209 A JP 2002529209A JP 2000582106 A JP2000582106 A JP 2000582106A JP 2000582106 A JP2000582106 A JP 2000582106A JP 2002529209 A JP2002529209 A JP 2002529209A
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    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof

Abstract

(57)【要約】 弁の軸方向の動きによって作動する一体型開閉システムを持つ弁付きコネクタ装置が記載されている。弁付きコネクタ装置本体(302)は、主管(304)と主管から分岐した側管(306)とを持つY型形状をしている。主管の基端部に摺動可能に接続された弁本体(312)には、通常状態において閉じている受動的な止血弁(314)が収められている。止血弁は、Y型形状コネクタ本体の基端部から突出した円筒形突出部(330)が止血弁の中央開口部を貫くようにY型形状コネクタ本体の末端方向に弁本体を摺動させることによって開けられ、これによって、誘導ワイヤ若しくはカテーテルまたは他の器具を挿入するための開放通路が形成される。この弁付きコネクタ装置は、極度に柔軟なまたは脆弱な誘導ワイヤ、カテーテルまたは他の器具を安全に導入することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、弁の軸方向の動きによって作動する一体型開閉システム持つ弁付き
コネクタに関する。弁付きコネクタは、特に心臓血管用カテーテル(catheter)
または導入鞘(introducer sheath)の止血弁として、心臓血管用カテーテルお
よび外科用器具の分野で多く利用される。さらに、この弁付きコネクタは、食道
や尿道のような他の体内管で用いられるカテーテルおよび外科用器具とともに使
用することも可能である。
【0002】 発明の背景 カテーテル法による処理および多くの外科的処理の過程において、1つのカテ
ーテルまたは器具をある通路または内腔を通して別のカテーテルまたは器具に挿
入することが頻繁に必要となる。二つのカテーテルまたは器具間にある環状の間
隙からの漏血または他の流体の損失を防ぐため、外側カテーテルまたは器具の基
端部に止血弁または他のシール装置を使用するのが通常である。内側カテーテル
または器具は止血弁を経て挿入され、その止血弁は内側カテーテルまたは器具の
周囲に流体密封シールを形成する。止血弁は、導入鞘の場合に代表されるように
外側カテーテルまたは器具と一体化されることがあり、或いは、誘導カテーテル
および多くの他の心臓血管用カテーテルに代表されるように外側カテーテルまた
は器具に取り付け可能な別体のコネクタに設けられることもある。このような弁
付きコネクタに共通の形状は、その基端部に止血弁または他のシール装置を含む
主管と、治療若しくは診断上の流体の注入若しくは吸引または血圧測定を可能に
する側管とを有するY型形状である。
【0003】 脆弱なまたは極度に柔軟なカテーテルまたは器具をそのような止血弁またはシ
ール装置に挿入するときに1つの問題が生じる。脆弱なカテーテルまたは器具は
、止血弁またはシール装置を通る際に変形または損傷することがある。さらに、
多くの公知の弁付きコネクタおよび結合器具は、挿入時にカテーテルまたは器具
の挿入阻害、屈曲または損傷を起こすことがある内部段差または空洞、急激な傾
斜および側方通路のようなカテーテルまたは器具の通路にとっての別の障害をも
含んでいる。この問題は、極度に柔軟な若しくは脆弱な極細誘導ワイヤ若しくは
極細カテーテルを使用する際、または、例えば膨張カテーテルのバルーンに取り
付けられたステント(stent)のような摩擦若しくは縮れによって取り付けおよ
び保持された組立体を使用する際に特に懸念される。
【0004】 既存の弁付きコネクタの止血弁またはシール装置は、二種に分類することがで
きる。
【0005】 ここでタイプ1と称する一般的な種類は、通常状態において開いており、ネジ
付きキャップを用いて円筒またはドーナツ型のシール部材を圧縮することで閉め
ることが可能である能動弁を含んでいる。図1および2に示されているように、
ネジ付きキャップを締め付けるかまたは緩めることによって、導入されたカテー
テルの直径に応じた開閉部の調整が行われる。たとえシステム内に器具が導入さ
れていない場合でも、完全に閉鎖させることが可能である。
【0006】 このシステムの長所は、弁の開放時に、カテーテルおよび器具の挿入のための
開放通路を弁が提供するということである。このシステムの短所は、圧縮シール
機構の原理に関わるものである。つまり、導入されたカテーテルが移動できるよ
うにするにはネジ付きキャップを緩めなければならず、その結果、血液の漏出が
誘発される。同時にシール口を再度閉鎖するためには、ネジ付きキャップを締め
付けなければならない。これら不可欠な操作は、カテーテル処理をしている内科
医にとって非常に面倒なものである。挿入されたカテーテルを、弁を緩めないま
ま動作させると、脆弱なカテーテルまたは器具はすぐに損傷してしまう。さらに
、ネジ付きキャップを過度に締め付けると、弁を通して導入されたカテーテルま
たは器具の損傷を引き起こす。
【0007】 タイプ2と称するもう一方のタイプは、図3および4に示されているように、
その弾性と切断または鋳造された形状とのために、手動による調整も必要なくシ
ールを維持しつつカテーテルの通路を確保することを可能とする、通常状態にお
いて閉じている受動弁または止血弁を含んでいる。この場合、シール部材は受動
的かつ連続的であり、弁の柔軟性および低摩擦抵抗のためにカテーテルを移動さ
せることが可能となる。しかしながら、タイプ2のシステムの主な問題は、極細
誘導ワイヤおよび極細カテーテルのような細くかつ脆弱な器具、または、例えば
膨張カテーテルのバルーンに取り付けられたステントのような摩擦若しくは縮れ
によって取り付けおよび保持された組立体を導入する際に生じる。つまり、この
場合は、弁を横断して押し込まれる小型で硬い誘導管を利用しなければならず、
これによって、弁を通じて脆弱な器具を導入することが可能になる。この管はそ
の後除去され、弁は器具の基部の周りをシールする。もちろん、誘導管は導入さ
れたカテーテル基部と同軸の位置に残存するので、手術者にとっての障害となり
得る。この問題を回避するための予見できる1つの解決法は、スリット分離式誘
導管を使用することである。しかしながら、このようなスリット分離式誘導管は
非常に脆弱であり、しかも弁を横断することおよび挿入された器具を保護するこ
とが効果的にできない。
【0008】 この問題に対する別の解決策は、誘導管をコネクタ装置と一体化することであ
る。この解決策は米国特許5195980号に示されている。この特許では、管
状突出部を持つ結合器具が弁付きコネクタの基端部に摺動可能に取り付けられて
いる。その結合器具を弁付きコネクタの末端方向に摺動させることによって、管
状突出部が弁を貫通し、流体または器具の通路となるように弁を開く。しかしな
がら、この解決策は二つの別の問題を有している。第一に、追加された結合器具
および管状突出部は不必要に弁付きコネクタを長いものとし、その結果、全ての
挿入されたカテーテルおよび器具を同様にさらに長くする必要が生じる。第二に
、これらのコネクタの形状は、挿入時にカテーテルまたは器具の挿入阻害、屈曲
または損傷を起こすことがあり、かつ、血流停滞箇所および血栓箇所を発生させ
る可能性のある内部段差または空洞をコネクタ内に形成する。
【0009】 発明の開示 したがって、本発明の主な目的は、通常状態において閉じた止血弁であるタイ
プ2の受動的シールの利点と、極度に柔軟なまたは脆弱なカテーテルおよび器具
を安全に導入するための開放通路を提供するというタイプ1の利点とを併せ持つ
弁付きコネクタを提供することによって、従来の技術における技術的な問題点を
解決することである。
【0010】 さらに本発明の目的の1つは、特に別体の器具または外部部品を使用すること
なく、手術者による単純な操作によって止血弁を開閉するための一体型閉鎖シス
テムを有する弁付きコネクタを提供することにより、従来技術におけるもう1つ
の技術的問題点を解決することである。
【0011】 本発明によって、いわば容易かつ低コストに、しかも産業界と医療界の両分野
において使用可能に、これらの技術的問題点を同時に解決することができる。
【0012】 これらの目的に従い、本発明は、突出した管状部分を有するコネクタ本体と、
通路を有する弁要素を含んでおり、かつ、前記コネクタ本体に対して軸方向に移
動可能である弁本体とを備えており、前記弁本体が、前記コネクタ本体の前記管
状部分が前記弁要素の前記通路と無関係である閉鎖位置から、前記コネクタ本体
の前記管状部分が前記弁要素に当接させられて前記弁要素の少なくとも一部を開
放させる開放位置まで移動可能である弁付きコネクタという形態を取っている。
【0013】 好ましくは、前記コネクタは、単に軸方向へ摺動させることで止血弁を開閉さ
せることができる一体型閉鎖システムを持つ、通常状態において閉じた受動的止
血弁を有している。また、好ましくは、弁付きコネクタ装置の本体は、主管と、
主管から分岐した側管とを持つY型形状をしている。主管の基端部に摺動可能に
接続された弁本体には、止血弁が収められている。止血弁は、コネクタ本体の主
管基端部から突出した円筒形突出部が止血弁の中央開口部を貫くようにY型形状
コネクタ本体の末端方向に弁本体を摺動させることによって開けられ、これによ
って、誘導ワイヤ、カテーテルまたは他の器具を挿入するため開放通路が形成さ
れる。
【0014】 この弁付きコネクタの構造により、挿入時にカテーテル若しくは器具の挿入阻
害、屈曲若しくは損傷を起こしたり、または、血流停滞箇所および血栓箇所を発
生させることのあるコネクタ内の全ての内部段差および空洞が排除される。さら
に、上記閉鎖システムの構造では、コネクタ本体を付加的に長くする必要がない
【0015】 本発明の他の目的、特徴および利点は、図面を参酌して作成された以下の説明
を考慮することによって明確となるであろう。
【0016】 発明の詳細な説明 図1は、ここでタイプ1と称する公知の従来技術による弁付きコネクタ100
を示している。タイプ1の弁付きコネクタは、圧縮式結合器具、そして時にはト
ーフィ・ボースト結合器具(Touhy-Borst fitting)として幅広く知られている
。コネクタ100の弁要素は、中央を通る開放通路104を有する円筒またはド
ーナツ型のエラストマー性シール部材102である。弁要素102は、図1に示
されているように休止位置において通常は開いており、そのため、シール部材1
02中央の開放通路104を通して副次的器具120を導入することが可能とな
っている。開放通路104により、極細誘導ワイヤおよび極細カテーテルのよう
な脆弱な器具を導入することができるが、開放位置の時に弁付きコネクタ100
を通して逆流漏血してしまうことがある。加えるに、市販されているタイプ1の
弁付きコネクタの多くは、特に副次的器具120の末端部に湾曲加工が施されて
いる場合、副次的器具120が弁付きコネクタ100を貫通することを困難にし
てしまう内部段差または微小な傷をコネクタ100の本体106に含む。さらに
、副次的器具が血管ステントのような摩擦によって副次的器具の外側に取り付け
られた第3次器具を含む場合、第3次器具がコネクタ100の本体106の内部
段差または端部に接触することによって移動または遊離することがある。
【0017】 図2は、図1の従来技術によるタイプ1の弁付きコネクタを示しており、弁付
きコネクタ100を通して導入された副次的器具120の周りをシールする閉じ
た位置の弁要素102を示している。弁付きコネクタ100は、中央に開放通路
110を有するネジ付きキャップ108を持つ。ネジ付きキャップ108は、エ
ラストマー性シール部材102が軸方向に圧縮されるようコネクタ100の本体
106方向に締め付けられ、その結果シール部材102中央部の通路104が閉
じる。つまり、ネジ付きキャップ108は、カテーテル、誘導ワイヤまたは他の
器具の周りにおいてエラストマー性シール部材102が閉じるように締め付ける
ことができ、また、副次的器具が挿入されない場合でも弁要素102を完全に閉
じてしまうこともできる。特に副次的器具120が脆弱な極細カテーテルの場合
において、副次的器具120を破損しない効果的なシールを形成するよう、最善
の注意を払ってネジ付きキャップ108を調節しなければならない。一般的に、
弁102の内側にある副次的器具120が軸方向に動作できるよう、ネジ付きキ
ャップ108を緩めておかなければならないが、それにより血液の逆流が引き起
こされる可能性がある。ネジ付きキャップ108を緩めないまま副次的器具12
0を動かしてしまうと、特に脆弱な若しくは極端に柔軟なカテーテルまたは器具
を用いる場合、副次的器具120が容易に破損してしまう。
【0018】 タイプ1の弁付きコネクタ100は、弁要素102の動的シール機構がエラス
トマー性シール部材102を開閉する際のネジ付きキャップ108による煩雑な
回転動作を必要とするというもう1つの短所を有する。ネジ付きキャップを通し
て副次的器具120を挿入する場合および局部が不可避的に血液で覆い隠された
場合、ネジ付きキャップ108の回転動作はさらに複雑なものとなる。
【0019】 図3は、ここでタイプ2と称するもう1つの公知の従来技術による弁付きコネ
クタ200を示している。タイプ2の弁付きコネクタは、受動弁または止血弁と
して広く知られている。コネクタ200の弁要素は、副次的器具を導入するため
の中央通路204を有するエラストマー性シール部材202である。公知である
タイプ2の弁付きコネクタ200において、エラストマー性シール部材202は
、自己シールタイプの中央通路204を形成する選択されたパターンでそれぞれ
孔が開けられまたはスリットが設けられた1、2または3つの積層されたエラス
トマー性シール要素を通常含んでいる。図3に示されているように、弁要素20
2は休止位置にあるときには通常状態において閉じているので、中央通路204
に器具が挿入されていないときおよび副次的器具が中央通路204に挿入されて
いるときに、弁要素202は漏血を防ぐように受動的なシールを形成する。弁要
素202は通常状態において閉じているため、中央通路204を通して脆弱なま
たは極端に柔軟な副次的器具を損傷することなく導入することが非常に困難とな
る。この困難さは、副次的器具の末端部に湾曲加工が施されている場合、または
、摩擦によって副次的器具の外側に取り付けられた血管ステントのような第3次
器具がある場合にさらに悪化する。
【0020】 この困難な問題を克服するために、弁付きコネクタ200を通して副次的器具
220を導入するための別体の誘導管230が使用されることがある。図4は、
副次的器具220を導入すべく中央通路204を開放するために弁要素202に
別体の誘導管230が挿入された、図3の従来技術によるタイプ2の弁付きコネ
クタ200を示している。誘導管230は、中央管232を有し、さらに漏斗状
の基端部234を持っていてもよい。副次的器具220は誘導管230の中央管
232に挿入され、その後誘導管230は弁付きコネクタ200から取り外され
る。これは脆弱なまたは極端に柔軟な副次的器具の導入を容易にする一方で、副
次的器具220の基部であって器具220の扱いの障害となる場所および器具2
20の有効使用長さを低減させる場所に誘導管230が残存するという短所があ
る。この問題を克服するため、弁付きコネクタ200に導入した後で副次的装置
220から取り外せるようなスリット分離式誘導管が使用される場合がある。し
かしながら、このようなスリット分離式誘導管は幾分か脆弱であってエラストマ
ー性シール部材202を突破するのが困難であり、また、副次的器具220をシ
ール部材202の中央通路204に導入する際に十分に保護することができない
ことがある。
【0021】 図5は、本発明に従って作成された弁付きコネクタ装置300の第1の実施の
形態を示している。弁付きコネクタ装置300は様々な可能な物理的形状のいず
れか1つを取ることが可能である。例えば、弁付きコネクタ装置300は、カテ
ーテル、誘導カテーテル、導入鞘または外科用排管のような他の器具の基端部と
一体化されることがある。代替的に、弁付きコネクタ装置300は、カテーテル
、誘導カテーテル、導入鞘または外科用排管のような他の器具に取り付け可能な
別体の部品であってもよい。図5に示す本発明の特に好ましい実施の形態におい
て、弁付きコネクタ装置300は、主管304と主管304から分岐した側管3
06とを持つY型形状のコネクタ本体302を有するものとして構成されている
。好ましくは、主管304の内径は、Y型形状コネクタ本体302の全体におい
て、深い段差、剥き出しの端部または急激な傾斜のない滑らかで連続的なもので
ある。好ましくは、Y型形状コネクタ本体302は、カテーテル、誘導カテーテ
ル、導入鞘または外科用排管のような他の器具を弁付きコネクタ装置300を取
り付けるために、主管304の末端部分に回転可能な雄のルアー型固定器具のよ
うな取り付け機構308を有している。主管304の基端部は、ドーナツ形のO
リング334または他の摺動シール部材が収容された環状の溝328が設けられ
た円筒形の隆起すなわちボス326を有している。薄肉で円筒形の突出部330
が、円筒形のボス326から基端部方向に突出している。側管306の基端部は
、注入器または連結管のような他の装置を取り付けるために雌のルアー型固定連
結器具のような第2の取り付け機構310を有することが好ましい。好ましくは
、Y型形状コネクタ本体302は、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレイ
ト、ポリスチレンなどのような硬くて透明な医療用プラスチック性材料の射出成
形物である。
【0022】 Y型形状コネクタ本体302の主管304の基端部には、弁本体312が取り
付けられている。弁本体312は、主管304の基端部にある円筒形ボス326
にぴったりと摺動できる内径332を有し、また弁本体312は、Y型形状コネ
クタに対して軸方向に可動である。ドーナツ形Oリング334は、弁本体312
と円筒形ボス326との間に摺動シールを形成する。弁本体312の内径332
末端部にある内側の隆起336は円筒形ボス326に引っかかり、弁本体312
の基端部方向への軸方向移動を制限する移動止めとしての役割を果たす。弁本体
312内には、中央通路320、322を有する止血弁314が取り付けられて
いる。環状の弁キャップ324は、弁本体312の内部に止血弁314を保持し
ている。弁キャップ324は、摩擦、引っかかり、ネジ、接着剤、または、超音
波溶接を例とする溶接によって弁本体312に取り付けられてよい。
【0023】 弁付きコネクタ装置300の止血弁314には、公知の受動的止血弁の構造を
いずれも利用することができる。例として、図5は、中央通路320の基端部に
設けられた第1の円盤型弁要素316と、中央通路322の末端部に設けられた
第2の円盤型第2の弁要素318とを含む止血弁314を示している。一つの典
型的な実施の形態では、中央通路320の基端部が第1の円盤型弁要素316を
通る円形の孔により画定され、中央通路322の末端部が第2の円盤型弁要素3
18を通るY型スリットにより画定されて前記円形の孔と位置合わせされる。別
の典型的な実施の形態では、中央通路320の基端部が第1弁要素316を貫く
第1の直線状スリットで画定され、中央通路322の末端部が第2の弁要素31
8を貫通する第2の直線状スリットで画定されて第1の直線状スリットと直角に
位置合わせされる。スリットまたは穿孔の形状に関わらず、第1の弁要素316
および第2の弁要素318は、シリコン、ラテックス、ポリウレタンまたは射出
成形可能な熱可塑性エラストマーのようなエラストマー性物質からなることが好
ましい。任意的に、止血弁314の中央通路320、322での摩擦を低減する
ために、弁要素316、318にシリコンオイルのような生体適応性を有する少
量の潤滑油を塗布してもよい。代替的には、低摩擦性被覆剤または自己潤滑性物
質が弁要素316、318に使用されてもよい。さらに、止血弁314の中央通
路320、322を開けるために必要なしきい値力を低下させるために、第1の
弁要素316の基端部側および/または第2の弁要素318の末端部側に浅い円
錐形の凹み338、340が形成されてもよい。
【0024】 図5に示されているように弁付きコネクタ装置300が通常状態で閉鎖された
休止位置にあるとき、弁本体312はY型形状コネクタ本体302に対して最も
基端部側にある。薄肉の円筒形突出部330の基端部は、円筒形突出部330と
第2の弁要素318との相互接触部がシールされるようなわずかな圧縮力で第2
の弁要素318の末端部側を押圧している。止血弁314の中央通路320、3
22を開放するためには、図6で示されているように、弁本体302がY型形状
コネクタ本体302に対して末端方向に移動させられる。好ましくは、Y型形状
コネクタ本体302の円筒形ボス326上で弁本体312を移動させることが単
純な軸方向の摺動によって実現される。代替的には、弁本体312を円筒形ボス
326とネジ接合させて、弁本体312を回転させることでY型形状コネクタ本
体302に対して軸方向に移動できるようにしてよく、このときネジ山の間隔を
広くとることが望ましい。弁本体312を末端方向に動作させると、薄肉の円筒
形突出部330は、止血弁314の末端部側から基端部側へと中央通路320、
322を貫く。このようにして止血弁314の中央通路320、322が開放さ
れると、弁付きコネクタ装置300を通して容易に副次的器具350が導入され
る。いったん副次的器具350が弁付きコネクタ装置300に導入されると、止
血弁314を閉じるためにY型形状コネクタ本体302に対して基端部方向に弁
本体312が移動させられ、副次的器具350の基端部の周囲がシールされる。
【0025】 導入された副次的器具の寸法が小さい場合、弁要素が完全に開口するのに対応
する変位よりも短い距離だけ弁本体を動作させてよい。この場合、管状部分の端
部は、弁要素を部分的に開放するように弁要素に当接する。
【0026】 止血弁314を開閉する動作が非常に迅速かつ単純であるため、中央通路32
0、322が開放している短時間における止血弁を通しての血液の逆流漏血はほ
とんど生じることがない。また、止血弁314は受動的にシールを施すので、副
次的器具350を操作するために止血弁314を再度開くまたは緩める必要がな
く、そのために逆流漏血の起こる可能性がさらに低下する。止血弁314の受動
シールのもう1つの長所は、より丈夫な器具およびカテーテルを挿入するとき並
びに器具およびカテーテル(たとえより脆弱な器具およびカテーテルであっても
)を取り外す際に、標準的な受動的シール止血弁として弁付きコネクタ装置30
0を扱うことが可能なことである。例えば外部に取り付けられたステントを有す
るステントデリバリーカテーテルのような、閉じた止血弁314から引き抜くの
に耐えることのできない脆弱な器具またはカテーテルを除去するとき、単にY型
形状コネクタ本体302に対して末端方向に弁本体312を押すことにより、中
央通路320、322が再開放される。
【0027】 図7は、本発明に従って作成された弁付きコネクタ装置400の第2の実施の
形態を示している。上述した実施の形態と同様に、弁付きコネクタ装置400は
、カテーテル、誘導カテーテル、導入鞘または外科用排管と共に使用される別体
または一体化された部品を含み、様々な可能な物理的形状のいずれ1つを取るこ
とが可能である。本発明における特に好ましい実施の形態が図7に示されており
、主管404と主管404から分岐した側管406とを持つY型形状のコネクタ
本体402を備えている。主管404の内径は、Y型形状コネクタ本体402の
全体において、深い段差、剥き出しの端部または急激な傾斜のない滑らかで連続
的なことが好ましい。Y型形状コネクタ本体402は、主管404の末端部に接
続された回転可能な雄のルアー型固定器具のような第1の取り付け機構408、
およびカテーテル、誘導カテーテル、導入鞘、外科用排管、注入器または連結管
のような他の器具を取り付けるために側管406の基端部に接続された雌のルア
ー型固定器具のような第2の取り付け機構410を有している。主管404の基
端部は、円筒形の隆起すなわちボス426と、円筒形ボス426から基端部方向
に突出している薄肉の円筒形突出部430とを有する。Y型形状コネクタ本体4
02は、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレイト、ポリスチレンなどの硬
くて透明な医療用プラスチック性材料の射出成形物であることが好ましい。
【0028】 Y型形状コネクタ本体402の主管404の基端部には、弁本体412が取り
付けられている。弁本体412は、主管404の基端部にある円筒形ボス426
にぴったりと摺動できる内径432を有し、また弁本体412はY型形状コネク
タに関して軸方向に可動である。弁本体412の内径432末端部にある内側の
隆起436は、円筒形ボス426に引っかかり、弁本体412の基端部方向への
軸方向動作を制限する移動止めとしての役割を果たす。弁本体412内には、中
央通路420を有する止血弁414が取り付けられている。環状の弁キャップ4
24は、弁本体412の内部に止血弁414を保持している。弁キャップ424
は、摩擦、引っかかり、ネジ、接着剤、または、超音波溶接を例とする溶接によ
って弁本体412に取り付けられてよい。
【0029】 この実施の形態における弁付きコネクタ装置400の止血弁414は、シリコ
ン、ラテックス、ポリウレタンまたは射出成形可能な熱可塑性エラストマーのよ
うなエラストマー性物質を射出成形した単一部材からなる弁要素416を有して
いる。この単一部材からなる弁要素416は、中央通路420と軸方向に位置合
わせされた中央開口418が設けられたほぼ円筒形の外形を有している。中央開
口418は、Y型形状コネクタ本体402の薄肉の円筒形突出部430との接触
面に摺動流体密封シールが形成されるように円筒形突出部430と摺動締り嵌め
をする。上述の実施の形態と同様に、弁要素416の中央通路420は、末端部
側のY型スリットと位置合わせされた基端部側の円形の孔、末端部側の第2の直
線状スリットに対して直角に位置合わせされた基端部側の第1の直線状スリット
、または、他の公知の止血弁構造により画定されてよい。スリット若しくは孔は
弁要素416に鋳造されてもよいし、または、射出成形後に弁要素416に切り
込みを入れることによって形成されてもよい。任意的に、止血弁414の中央通
路420での摩擦を低減するために、弁要素416にシリコンオイルのような生
体適応性を有する少量の潤滑油を塗布してもよい。代替的には、低摩擦性被覆剤
または自己潤滑性物質が弁要素416に使用されてもよい。さらに、止血弁41
4の中央通路420を開けるために必要なしきい値力を低下させるために、弁要
素416の基端部側および/または末端部側に浅い円錐形の凹み438が形成さ
れてもよい。
【0030】 図7に示されているように弁付きコネクタ装置400が通常状態において閉鎖
された休止位置にあるとき、弁本体412はY型形状コネクタ本体402に対し
て最も基端部側にある。薄肉の円筒形突出部430の基端部は、弁要素416の
中央開口418の内側に摺動流体密封シールを形成する。止血弁414の中央通
路420を開放するためには、図8で示されているように、好ましくは単純な軸
方向の摺動動作によって、弁本体412がY型形状コネクタ本体402に対して
末端方向に移動させられる。弁本体412を末端方向に動作させると、薄肉の円
筒形突出部430は、止血弁414の末端部側から基端部へと中央通路420を
貫く。このようにして止血弁414の中央通路420が開放されると、弁付きコ
ネクタ装置400を通して容易に副次的器具450が導入される。いったん副次
的器具450が弁付きコネクタ装置400に導入されると、止血弁414を閉じ
るためにY型形状コネクタ本体402に対して基端部方向に弁本体412が移動
させられ、副次的器具450の基端部の周囲がシールされる。副次的器具450
を抜き去る場合、止血弁414は、Y型形状コネクタ本体402に対して末端部
方向に弁本体412を押すことによって容易に再開放される。
【0031】 上述した実施の形態と同様に、止血弁414を開閉する動作が非常に迅速かつ
単純であるため、中央通路420が開放している短時間における止血弁414を
通しての血液の逆流漏血はほとんど生じることがない。止血弁414は受動的に
シールを施すので、止血弁414を再度開くまたは緩める必要なく、副次的器具
450を操作することができるようになる。また、より丈夫な器具およびカテー
テルを挿入するときに、標準的な受動的シール止血弁として止血弁414を扱う
ことが可能なことである。
【0032】 以上、典型的な実施の形態および本発明を実施するためのベストモードに関し
て本発明を説明したが、当業者にとっては、本発明の趣旨および観点から外れる
ことなく、多くの修正、改良並びに様々な具体化、適用および変形のサブコンビ
ネーションを本発明に施すことができることは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通常状態において開いた弁を有する従来技術によるタイプ1の弁付きコネクタ
を示しており、副次的器具を導入するための開放位置にある弁が示されている。
【図2】 図1の従来技術によるタイプ1の弁付きコネクタを示しており、閉鎖位置にあ
る弁が示されている。
【図3】 通常状態において閉じた弁を有する従来技術によるタイプ2の弁付きコネクタ
を示しており、閉鎖された休止位置にある弁が示されている。
【図4】 図3の従来技術によるタイプ2の弁付きコネクタを示しており、副次的器具を
導入すべく弁を開けるために弁を通して挿入された別体の誘導管が示されている
【図5】 本発明に従って作成された弁付きコネクタ装置の第1の実施の形態を示してお
り、通常状態の閉じた位置にある弁が示されている。
【図6】 図5の弁付きコネクタ装置を示しており、副次的器具を導入すべく弁が開くよ
うに作動した装置が示されている。
【図7】 本発明に従って作成された弁付きコネクタ装置の第2の実施の形態を示してお
り、通常状態の閉じた位置にある弁が示されている。
【図8】 図7の弁付きコネクタ装置を示しており、副次的器具を導入すべく弁が開くよ
うに作動した装置が示されている。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月25日(2000.10.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出した管状部分を有するコネクタ本体と、 通路を有する弁要素を含んでおり、かつ、前記コネクタ本体に対して軸方向に
    移動可能である弁本体とを備えており、 前記弁本体は、前記コネクタ本体の前記管状部分が前記弁要素の前記通路と無
    関係である閉鎖位置から、前記コネクタ本体の前記管状部分が前記弁要素に当接
    させられて前記弁要素の少なくとも一部を開放させる開放位置まで移動可能であ
    る弁付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記弁本体が開放位置にあるとき、前記コネクタ本体の前記
    管状部分が前記弁要素の前記通路を通って突出する請求項1の弁付きコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記弁本体が開放位置にあるとき、前記コネクタ本体の前記
    管状部分が前記弁要素の末端側表面と当接する請求項1の弁付きコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動するとき、前記コネ
    クタ本体から突出した前記管状部分が、末端部側から基端部側へと前記弁要素を
    貫く請求項1〜3のいずれか1項の弁付きコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ本体が主管と主管から分岐した側管とを持つY
    型形状であり、前記弁本体が前記主管の基端部に位置しており、前記コネクタ本
    体が前記主管の末端部に第1の取り付け手段を、そして前記側管の基端部に第2
    の取り付け手段を有する請求項1〜4のいずれか1項の弁付きコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1の取り付け手段が雄のルアー(luer)型固定コネク
    タを備えており、かつ、前記第2の取り付け手段が雌のルアー型固定コネクタを
    備えている請求項5の弁付きコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記弁本体が前記閉鎖位置にあるとき、前記弁要素の前記通
    路が閉じて流体密封シールを形成する請求項1〜6のいずれか1項の弁付きコネ
    クタ。
  8. 【請求項8】 前記弁本体が前記開放位置にあるとき、前記コネクタ本体に
    挿入される副次的器具を導入するための障害物がない連続した管を前記コネクタ
    本体が提供する請求項1〜7のいずれか1項の弁付きコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記弁本体が前記閉鎖位置にあるとき、前記弁要素の前記通
    路が閉じて前記通路に挿入される副次的器具の周囲に流体密封シールを形成する
    請求項1〜8のいずれか1項の弁付きコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記弁本体と前記コネクタ本体との間に摺動シールをさら
    に備えている請求項1〜9のいずれか1項の弁付きコネクタ。
  11. 【請求項11】 前記弁要素と前記コネクタ本体から突出する前記管状部分
    との間に摺動シールをさらに備えている請求項1〜10のいずれか1項の弁付き
    コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記弁要素がエラストマー性物質からなる請求項1〜11
    のいずれか1項の弁付きコネクタ。
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