JP2002527754A - 運動センサ用の信号処理方法および回路装置 - Google Patents

運動センサ用の信号処理方法および回路装置

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JP2002527754A
JP2002527754A JP2000576287A JP2000576287A JP2002527754A JP 2002527754 A JP2002527754 A JP 2002527754A JP 2000576287 A JP2000576287 A JP 2000576287A JP 2000576287 A JP2000576287 A JP 2000576287A JP 2002527754 A JP2002527754 A JP 2002527754A
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ファイ・ヴォルフガング
エンゲルマン・マーリオ
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コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、運動情報を含む少なくとも1つの第1の入力パルス列を発生するアクティブ式運動センサ(3)のための信号を処理する方法と回路装置に関する。その際、パルス列の各々の入力信号が少なくとも1個の積分フィルタ回路(FS1,FS2)によって積分され、関連する出力パルスが次のような時間の間に発生させられる、すなわち積分された信号が設定可能な第1の閾値を上回った後で設定可能な第2の閾値よりも大きく、それによって出力パルスが入力パルスに対して時間的に遅れる間に発生させられる。従って、遅延時間よりも短い時間のノイズが効果的に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、運動情報を含む少なくとも1つの第1の入力パルス列を発生するア
クティブ式運動センサ、特にアクディブ式回転速度センサのための信号を処理す
る方法と回路装置に関する。
【0002】 アクティブ式運動センサは一般的に、永久磁石(センサ要素)を有する静電的
な感知要素を備えた測定値ピックアップからなっている。この永久磁石は、検出
すべき運動を行うエンコーダ(測定値トランスデューサ)に磁気的に接続されて
いる。その際、センサ要素はこの運動によって引き起こされる、磁束密度と磁界
ベクトルの変化に応答する。センサ要素の出力信号は変調器に供給される。この
変調器は周期的なセンサ電圧または周期的なセンサ電流を発生する。この場合、
周期は運動速度によって決定される。
【0003】 公知のパッシブ式センサ対する、このアクティブ式センサの特別な利点は、発
生したセンサ信号の電圧が運動状態と特に運動速度に左右されず、それによって
レベル適合と保護回路がほとんど不要であることにある。この理由から、アクテ
ィブ式運動センサは普及しつつある。一般的に、実施形に応じてパルス電圧また
はパルス電流が発生し、このパルス電圧またはパルス電流は、処理および評価の
ためにセンサ信号として信号処理装置に供給され、そして例えば駆動制御装置ま
たはブレーキスリップ制御装置に、運動信号として伝送される。
【0004】 この場合勿論、ノイズを回避するために手段を講じなければならない。そして
、それでもなおノイズが発生する場合には、車両運転を危険にする応答が生じな
いようにすべきである。これに関連して、センサ信号の全体故障につながるノイ
ズと、影響を受けた制御が実際の車両運転状態に適した方法でもはや作用しない
ようにこの信号に影響を与えるノイズとを区別すべきである。後者のノイズは例
えば点火パルス、ESD放電および他の信号によって引き起こされ得る。このノ
イズの時間は有効信号時間の3分の1以下である。このノイズはセンサ信号との
重畳によって、その周波数を一時的に変更し、それによって運動速度の変化が信
号処理装置によって間違って示される。
【0005】 運動状態の実際の変化に基づくセンサ信号の変化と、センサ信号に影響を与え
るノイズに基づく信号とを区別することが困難であり、コストがかかるので、従
来はセンサ信号の誤解釈防止の手段は断念していた。
【0006】 そこで、本発明の根底をなす課題は、一時的にのみ発生しかつセンサ信号を誤
解釈するように発生するノイズの作用を実質的に阻止することができる、冒頭に
述べた種類のアクティブ式運動センサのための信号処理方法と回路装置を提供す
ることである。
【0007】 この課題は、冒頭に述べた種類のアクティブ式運動センサのための信号を処理
する方法において、パルス列の各々の入力信号が積分(積算、統合)され、関連
する出力パルスが次のような時間の間に発生させられる、すなわち積分された信
号が設定可能な第1の閾値を上回った後で設定可能な第2の閾値よりも大きく、
それによって出力パルスが入力パルスに対して時間的に遅れる間に発生させられ
ることによって解決される。
【0008】 上記課題は更に、冒頭に述べた種類のアクティブ式運動センサのための信号を
処理する回路装置において、少なくとも1個の積分フィルタ回路が設けられ、こ
の積分フィルタ回路によって、パルス列の各々の入力パルスが積分され、関連す
る出力パルスが次のような時間の間に発生させられる、すなわち積分された信号
が設定可能な第1の閾値を上回った後で設定可能な第2の閾値よりも大きく、そ
れによって出力パルスが入力パルスに対して時間的に遅れる間に発生させられる
ことによって解決される。
【0009】 この解決策は、遅延時間よりも短いノイズがこの遅延時間よりも少しだけ長く
なり、許容可能な範囲内の小さな速度変化として見なされることにある。積分に
よって生じた遅延時間よりも長く続くノイズのみ、エラーを生じる。しかし、こ
のエラーはこの時間的な遅延によって初めて発生する。
【0010】 従属請求項は本発明の他の有利な実施形を記載している。
【0011】 それによれば、積分フィルタ回路は、1個のコンデンサと少なくとも1個の電
源を有するアナログフィルタを備え、コンデンサを充電するためにおよび積分さ
れた信号を発生するために入力パルスをこの電源に供給可能であり、第1と第2
の閾値がそれぞれ、コンデンサで低下する予め設定された電圧値によって決定さ
れている。
【0012】 その代わりに、積分フィルタ回路が少なくとも1個のカウンタを有するデジタ
ルフィルタを備え、このカウンタに、作動のために入力パルスを供給可能であり
、積分された信号がカウンタ読みを示し、第1と第2の閾値がそれぞれ、予め設
定された達成すべきカウンタ読みによって決定されている。
【0013】 他の詳細、特徴および効果は、図に基づく好ましい実施の形態の次の説明から
明らかになる。
【0014】 図1はアクティブ式運動センサ用の信号処理のための回路装置を備えたセンサ
装置の一般的な原理−ブロック回路図が示してある。図示の場合、エンコーダ1
が設けられている。このエンコーダは検出すべき回転運動を行い、磁束密度また
は磁界ベクトルの変化によって、センサ要素2を付勢する。センサ要素はセンサ
モジュール3にまとめられた構造グループの一部である。この構造グループは変
調器(モジュレータ)4と電源5を備えている。変調器4はセンサ要素2の出力
信号と、付加的な端子K5を経て供給される任意のデータ信号に依存して、電源
を制御するので、運動情報を含む第1の入力パルス列と、追加情報を含む第2の
入力パルス列が発生させられる。従って、このセンサはいわゆる3レベルセンサ
である。2レベルセンサと異なり、この3レベルセンサは運動情報のほかに追加
情報(データ)も伝送可能である。この両パルス列はノイズ抑制のために、第1
と第2のフィルタ回路FS1,FS2に供給される。このフィルタ回路の出力パ
ルスは信号処理装置6で更に処理される。
【0015】 冒頭に述べた種類のノイズを抑制するために、次に、図2,4を参照して、第
1または第2のフィルタ回路FS1,FS2について説明する。フィルタ回路の
選択の見地から、運動信号のノイズとデータ信号のノイズを区別すべきである。
運動信号が例えば動的な車両状態を演算するために考慮されるので、特にノイズ
のないようにろ波しなければならない。そのために、図2の第1のフィルタ回路
として積分アナログフィルタが適している。なぜなら、このアナログフィルタが
ほぼ一定の遅延時間を有し、ジッターがないからである。
【0016】 データ信号は一般的に、走行動特性と関係がないので、それについて多くのエ
ラーが許容される。この理由から、一般的に、積分デジタルフィルタとデジタル
遅延素子を備えた図4に示した第2のフィルタ回路を使用することで充分である
【0017】 図2は第1のフィルタ回路を示している。このフィルタ回路はセンサ信号の異
なる電流レベルを電圧レベルに変換および分配するための回路ユニットを備えて
いる。2レベル信号と3レベル信号を供給可能である。フィルタ回路はセンサ電
流信号のための第1の入力部AS1を備えている。この入力部は電流を制限する
ためおよび設定可能な電流鏡映のために回路部分10に接続されている。同様に
回路部分10に接続された第2と第3の制御信号入力部ASDE,ASHCを介
して、回路部分10の入力電流と出力電流の間の比を決定する鏡映ファクターを
調節することができる。従って、異なる電流レベルを有する異なるセンサに対し
てフィルタ回路を適合させることができ、従ってセンサ電流の標準化が可能であ
る。
【0018】 センサ電流の鏡映のために、回路部分10の出力部は分路抵抗器RS1を経て
アースされている。この分路抵抗器ではセンサ電圧が低下する。センサモジュー
ル3または変調器4がセンサ電流の代わりに適切なセンサ電圧を発生する場合に
は、電流鏡映は勿論不要である。
【0019】 電圧レベルに変換された電流レベルを評価するために、センサ電圧は第1乃至
第4のコンパレータK1,K2,K3,K4の非反転入力部に供給される。フィ
ルタ回路の第4の入力部CURREFには基準電流が供給される。この場合、こ
の入力部とアースの間には、第1乃至第4のコンパレータK1,K2,K3,K
4からなる第1の直列接続部と、それに対して並列に接続された、第5乃至第7
の抵抗R5,R6,R7からなる第2の直列接続部が設けられている。
【0020】 第4の入力部CURREFは更に、第4のコンパレータK4の反転する入力部
に接続されている。第3のコンパレータK3の反転する入力部は、第1の切換ス
イッチ(コミュテータ)S1を介して、第1と第2の抵抗R1,R2の間の第1
のタップまたは第5と第6の抵抗R5,R6の間の第2のタップに選択的に接続
可能である。第2のコンパレータK2の反転入力部は第2と第3の抵抗R2,R
3の間の第3のタップに接続されている。第1のコンパレータK1の反転入力部
は第2の切換スイッチS2を介して第3と第4の抵抗R3,R4の間の第4のタ
ップまたは第6と第7の抵抗R6,R7の間の第5のタップに接続可能である。
切換えスイッチS1,S2は第1の論理和素子01を介して操作可能である。こ
の論理和素子の入力部はフィルタ回路の第2または第3の入力ポートASDE,
ASHCに接続されている。
【0021】 この回路ユニットによって、第1の入力部ASIに供給されるセンサ信号は、
5つの異なる電流レベルまたは電圧レベルに分類される。このレベルは次の状態
に一致する。 a)(センサが接続されていないかまたはセンサが故障しているときの)低いセ
ンサ供給電流、 b)目標範囲内のセンサ零入力電流(センサ閉鎖回路電流)、 c)(3レベルセンサのときの)高いレベルのデータ信号、 d)高いレベルの運動信号、 e)(アースに対する短絡が入力部に存在するかまたはセンサが故障していると
きの)高すぎるセンサ供給電流。
【0022】 基準電圧は第4の入力部CURREFに供給される基準電流と両抵抗直列接続
部によって発生し、低い電位が第2と第3の入力部ASDE,ASHCに供給さ
れかつ切換スイッチS1,S2が2つの電圧閾値の間で切換えるために付勢され
る場合を除いて、センサ電流の標準化に基づいて、すべてのセンサについて一定
である。
【0023】 第1乃至第4のコンパレータK1〜K4のそれぞれの出力部には、瞬時のセン
サ電圧レベルに依存して、第1乃至第4の出力信号LVL1〜LVL4が供給さ
れる。この信号はデータ信号をろ波するために第2のフィルタ回路(出力LVL
[4:1 ])に供給される。運動信号をろ波するために、第2または第3のコンパ
レータK2,K3の出力信号LVL2,LVL3は第1のマルチプレクサM1に
供給される。このマルチプレクサを制御するために、第1の論理積素子U1 が設
けられている。この論理積素子の入力部には、第2と第3の制御信号入力ASD
E,ASHCが供給され、その出力部は第1のマルチプレクサM1の制御入力部
に接続されている。
【0024】 第1のマルチプレクサM1は、2レベルセンサの場合第2のコンパレータK2
の出力信号LVL2が、そして3レベルセンサの場合第3のコンパレータK3の
出力信号レベルLVL3がコンパレータ信号LVLASOとして導かれ、アナロ
グスイッチS3の制御ポートに供給されるように制御される。図示した第1のフ
ィルタ回路は3レベルセンサのために設計されている。なぜなら、この場合、運
動信号をデータ信号の伝送に有利になるように短縮しなればならないからである
。従って、アナログスイッチS3は、閾値に達する運動信号に応答して開閉され
る。この閾値は第4の入力部CURREFに供給された基準電流によって発生す
る。
【0025】 アナログスイッチS3の開閉によって、第1の電源I1と、この第1の電源に
対して直列の第2の電源I2が互いに接続される。この両電源は正の供給電圧(
5V)とアースに接続されている。第1の電源I1に対して平行に、コンデンサ
Cが接続されている。それによって、このコンデンサには一定の電流が充電され
る。アナログスイッチS3を閉鎖することによって、付加的な電流(約2×I1
)が流れるので、電圧UI ASOのほぼ線形の上昇または低下がコンデンサで
達成される。コンデンサ電圧は第5のコンパレータK5の非反転入力ポートに供
給される。ヒステリシスUthを有する第5のコンパレータK5の反転入力部には
、約2.5Vの一定の電圧が供給される。第5のコンパレータK5の出力部は第
1のフィルタ回路の出力ポートASOに接続され、この出力ポートには遅延した
運動センサパルス信号ASL3が供給される。
【0026】 第1のフィルタ回路の機能については、運動信号(車輪パルス)がコンデンサ
Cを常に限界まで充電することが重要である。この場合、センサパルス幅と、コ
ンデンサCの容量のばらつきのすべての誤差および第1と第2の電源のI1,I
2の偏差が考慮される。その際、第5のコンパレータK5のヒステリシスはでき
るだけ大きく選定される。なぜなら、このヒステリシスがノイズ抑制に直接かか
わるからである。更に、アナログスイッチS3の開閉時の遅延がアナログ遅延と
比べて無視できることが要求される。これに対して、第5のコンパレータK5の
遅延は、その遅延時間がセンサ信号−パルス持続時間よりも小さいときには重要
ではない。
【0027】 次に、図3に示した電圧変化および電流変化に基づいて、第1のフィルタ回路
の機能を説明する。エンコーダ1の運動によって、センサ内にセンサパルス電圧
BP(運動信号)が発生する。この運動電流のパルスは図3aに示した適当な処
理の後でほぼ方形であり、ほぼ一定のパルス持続時間T0を有する。変調器4に
よって発生したセンサ電流IASI は図3bに示してある。センサパルスBPの立
ち上がりエッジによって、この電流は第1の電流閾値ILVL1よりも少しだけ大き
な第1の値ISENS1 から、第3の値ISENS3 までほぼ線形に上昇する。第1の時
間T1pが経過した後で第3の電流閾値ILVL3に達することによって、第3のコ
ンパレータK3の出力LVL3は図3cに従って高いレベルに切換えられるので
、アナログスイッチS3が閉じられ、コンデンサCが充填される。
【0028】 コンデンサCひいては第5のコンパレータK5の非反転入力部における電圧U
ASOの変化が図3dに示してある。この電圧は下側の閾値LO THRの
下方の最小値Vmin から、最大値Vmax までほぼ線形に増大する。この最大値は
5Vの供給電圧によって発生し、上側の閾値UP THRの上方にある。電圧U
ASOが第2の持続時間T3pを経過した後で上側の閾値UP THR=2.
5 V+UTH/2に達すると、出力部ASOにおける第5のコンパレータK5の出
力電圧ASL3は図3eに従って高いレベルにセットされる。
【0029】 センサパルス電圧BPが図3aに従ってパルス持続時間T0の経過後再び低い
レベルに低下するや否や、センサ電流IASI は図3bに従ってその元の第1の値
SENS1 まで再びほぼ線形に低下する。第3の時間T1nの経過後第3の電流閾
値ILVL3に達することによって、第3のコンパレータK3の出力信号LVL3の
(第4の時間T2を有する)高いレベルは図3cに従って再び低いレベルにリセ
ットされる。それによって、アナログスイッチS3が再び開放するので、コンデ
ンサ電圧UI ASOは図3dに従ってその最大値Vmax からその元の最小値V
min までほぼ線形に低下する。第5の時間T3nの経過後下側の閾値LO TH
R=2.5 V−UTH/2に達することによって、第5のコンパレータK5の出力A
SL3の(第6の時間T4を有する)高いレベルは図3eに従って再び低いレベ
ルにリセットされる。
【0030】 従って、第1のフィルタ回路によって、センサ電流IASI の積分が行われる。
第5のコンパレータK5の上側または下側の閾値UP THR,LO THRが
達成されるや否や、フィルタ回路の出力部に供給される値ASL3がそのレベル
を変更する。これにより、故障のない場合には、入力部に供給されるセンサ信号
と比べて、第1の時間T1pと第2の時間T3pの合計だけ、フィルタ出力信号
ASL3の一定の遅延を生じることになる。この合計は第1のろ波時間と呼ばれ
、第3と第5の時間T1n,T3nの合計は第2のろ波時間と呼ばれる。センサ
信号有効電流に故障電流を重畳する、冒頭の述べた種類のノイズは、それがろ波
時間よりも短い場合には、第5のコンパレータK5の出力信号ASL3の変化を
生じないで、遅延を延長するだけである。
【0031】 すなわち、フィルタ回路は、できるだけ長いろ波時間が生じ、ノイズによって
生じるろ波時間の延長が許容範囲内にとどまるまるように、すなわち接続された
コントローラがノイズを小さな速度差として解釈するように設計されている。
【0032】 第2と第5の時間T3p,T3nの最大値はそれぞれ、最小パルス時間T0と
同じ長さにすることができる。上記種類のノイズが発生すると、コンデンサ電圧
UI ASOの上昇の正負符号を切換えることになる。例えば、センサ電流IAS I が第3の閾値ILVL3を上回り、第2の時間T3pがまだ経過していないと仮定
される。このノイズは、既に積分されたコンデンサCの電圧UI ASOをノイ
ズの時間の間負の符号で加算することになる。それにもかかわらず、出力信号が
正しく切換えられるようにするために、ノイズを除去した後で、負の符号でのこ
の加算を再び取り消さなければならない。これはノイズ自体が存在する間続く。
図3から明らかなように、ノイズの時間が値TStoer =0.5×(T2−T3p
)を上回らないときに、ノイズが効力を発しないで残る。その際、第2と第5の
時間T3p,T3nがセンサパルス持続時間T0の70%であると特に有利な妥
協であることがわかた。これについては後で詳細に説明する。
【0033】 次に、計算例について述べる。
【0034】 臨界的なケース(このケースについてフィルタ回路を設計しなければならない
)は、最も短い第4の時間T2min である。この時間内に、コンデンサCは供給
電圧Vmax まで充電しなけれならない。値を次の値と仮定する。 センサパルスBPの持続時間: T0=40〜60μs; 第1乃至第4の電流閾値: ILVL1=4.5 mA、ILVL2=10mA、ILVL3=28mA、ILVL4=38mA; 閾値誤差: +/−10%; 第1乃至第3のセンサ電流: ISENS1 =7mA、ISENS2 =14mA、ISENS3 =28mA; センサ誤差: −16〜+20%; コンデンサ誤差: CTol =+/−30%; ヒステリシス: UHyst=2V; センサの電流上昇速度: SRI =6〜14mA/μs; 最小の第4の時間: T2min =T0min +T1min −T1pmax ; 第3のコンパレータK3がその出力LVL3を高いレベルに切換えるまでの、第
1の時間T1pの最大遅延: T1pmmax =(ILVL3max −ISENS1 min )/SRI min T1pmax =(22mA−5.88mA)/6mA/μs T1pmax =2.69μs; 第3のコンパレータK3がその出力LVL3を低いレベルに切換えるまでの、第
3の時間T1nの最小遅延: T1nmin =(ISENS3min−ILVL3max )/SRI max T1nmin =(23.52mA−22mA)/14mA/μs T1nmin =0.11μs; コンデンサ電圧の立上がりエッジから立下がりエッジまでの同じ遅延を保証する
ために、コンデンサを遅くとも充電すべきである、最小の第4の時間T2min: T2min =(40+0.11−2.69)μs T2min =37.42μs コンデンサの充電 UI ASO=(I1×t)/C 最小センサパルス幅の場合にコンデンサ電圧がまだ制限されているときのコンデ
ンサの最大容量: Cmax =(I1×T2min )/(Vmax −Vmin ) Cmax =C×(1+CTo1 ) C =(I1×T2min )/(Vmax −Vmin )/(1+CTo1 最大抑制可能なノイズの検出 ノイズは積分の正負符号を変化させることになる。上記の場合、これは、最終
値に達しないことを意味する。これはセンサパルスにとってきわめて重要である
。なぜなら、このセンサパルスがデータを伝送するパルスよりも短いからである
。従って、切換え閾値が制限よりも低く、それによってノイズの場合でも切換え
が行われるように設計しなければならない。
【0035】 抑制可能な最大ノイズは次のように計算される: TStoer max =0.5×(T2min −T3p ) T3p =(UP THR−Vmin )×C×(1+CTo1 )/I1 TStoer max はT2min の約15%である。これは次のUP THRを意味する
: UP THR=0.7×(Vmax −Vmin ) LO THRは同様に次のように生じる: LO THR=0.3×(Vmax −Vmin ) 規定されたパラメータの決定 集積回路内で内部量を測定することは容易ではない。特に、コンデンサの容量
と電流値は外部から測定不能である。しかし、ノイズ抑制自体、すなわちフィル
タ回路の出力信号ASOを切換えるために必要な時間が重要であるので、次のよ
うに測定を行うことができる:第1の入力ポートAS1において、出力部ASO
に供給される遅延したセンサパルス信号は、振動が達成されるようにフィードバ
ックされる。この振動は両閾値UP THRとLO THR内でのコンデンサの
内部充電と放電を示し、ノイズ抑制の程度を示す:
【0036】
【数1】
他の試験によって、センサ電流の変化とフィルタ回路の出力ポートASOにおけ
る応答との間の遅延が測定される。この試験は、出力が最短車輪パルスの場合に
も正しく切換えられるかどうかを示している: 0.4×37μs</=T3p=T3n</=0.7×37μs. 図4は第2のデジタル式フィルタ回路のブロック回路図である。このフィルタ
回路は特にセンサ信号によって伝送されるデータ信号のために設けられている。
回路部分10、第1乃至第4のコンパレータK1〜K4、第1乃至第7の抵抗R
1〜R7、第1と第2の切換えスイッチS1,S2、分路抵抗RS1および第1
の論理和素子O1を含む回路ユニットは図示していない。従って、センサ信号の
ための第1の入力部ASIの代わりに、4個の入力部LVL1,LVL2,LV
L3,LVL4が設けられている。この入力部にはそれぞれ、図2(そこでは出
力LVL[4:1 ]が供給される。図2の第2と第3の入力部ASDE,ASHC
はここでも設けられている。
【0037】 第2のフィルタ回路は各々のセンサについて、第1と第2の積分デジタルフィ
ルタIF1,IF2と、第3と第4の簡単なデジタルフィルタF3,F4を備え
ている。第1と第2のフィルタIF1,IF2のクロック入力部CLKはフィル
タ回路の第2のクロック入力部T1U1に接続されている。更に、第1から第4
までのフィルタIF1〜F4のリセット入力部CLR CLRBはフィルタ回路
のリセット入力部MRESETに接続されている。
【0038】 第2と第3の入力部ASDE,ASHCは第2の論理積素子U2を介して互い
に結合されている。この論理積素子の出力信号は一方では第1のインバータIn
1を経て第2のマルチプレクサM2の制御入力部に案内され、他方では第3のマ
ルチプレクサM3の制御入力部に案内される。第2のマルチプレクサM2の1−
入力部には入力LVL3が供給され、第2のマルチプレクサM2の0−入力部に
は入力LVL4が供給される。この場合、第2のマルチプレクサM2の出力部は
第2のインバータIn2を介して第3のフィルタF3の入力部CLRAに接続さ
れている。第2のフィルタ回路の入力部LVL3は第1のフィルタIF1の入力
部UP/DNに接続され、入力部LVL2は第2のフィルタIF2の入力部UP
/DNに接続され、入力部LVL1は第4のフィルタF4の入力部CLRAに接
続されている。
【0039】 フィルタの出力信号は妥当性チャックを行うために次のように互いに結合され
る:第1のフィルタIF1の出力は第3のマルチプレクサM3の1−入力部と第
3の論理積素子U3の第1の入力部に供給される。第2のフィルタIF2の出力
は第4の論理積素子U4の第1の入力部と、第2の論理和素子O2の第1の入力
部と、フィルタ回路の第2の出力部ASL2に供給される。第2のフィルタIF
3の出力部は第3の論理積素子U3の第2の入力部と、第4の論理積素子U4の
第2の入力部に接続されている。第4のフィルタIF4の出力部は第2の論理積
素子O2の反転する第2の入力部に接続されている。
【0040】 第3の論理積素子U3の出力部は第2のフィルタ回路の第4の出力部ASL4
に案内され一方、第2の論理和素子O2の出力部は第2のフィルタ回路の第1の
出力部ASL1に接続されている。第4の論理積素子U4の出力は第3のマルチ
プレクサM3の0−入力部に供給され、このマルチプレクサの出力部はフィルタ
回路の第3の出力部ASL3に接続されている。
【0041】 第3と第4の(簡単な)デジタルフィルタF3,F4によって、データ信号は
一定の時間だけ遅延される。このフィルタはエラー情報が存在しなくなると直ち
にリセットされる。第1と第2の(積分する)デジタルフィルタIF1,IF2
は、図2のアナログセンサ信号ろ波と同じ原理で作動する。入力部LVL2,L
VL3の信号は第1と第2のフィルタIF1,IF2内でのカウンタの計数方向
を設定する。各々のカウンタ内で、上側と下側のストップ制限が行われる。この
ストップに達するや否や、当該のカウンタは対応する計数方向についてロックさ
れ、当該の出力部の信号は計数方向に相応して変化する。
【0042】 デジタルフィルタのフィルタ特性が異なるために更に、妥当性チェックが行わ
れる。この妥当性チェックは、第2の出力部ASL2の信号に一致する上側の電
流値をまだ上回っているときには、第1の出力部ASL1の信号に一致する下側
の電流値を下回ることができないことを意味する。これは同様に、第3と第4の
出力部ASL2,ASL4の出力信号によって示される電流値についても当ては
まる。
【0043】 この第2のデジタルフィルタ回路は特に、他の機器の電磁的な互換性(EMV
)の不足に基づいてノイズをろ波するために設けられている。それによって生じ
る過電流と不足電流のために、運動センサ信号の場合に過電流を認識できるよう
にするという要求から、下側の時間的な制限が生じる。第1と第2の積分デジタ
ルフィルタIF1,IF2によって、データプロトコルに関するノイズがろ波さ
れる。その際、データプロトコルのために、第2と第3の電流閾値LVL2,L
V;3が使用される。第2と第3のフィルタIF1,IF2は運動センサ信号の
ためのアナログの第1のフィルタ回路と類似の方法で機能する。しかし、電流閾
値評価が上方または下方に進むカウンタを制御するために使用される。重要なケ
ースは運動パルスとデータパルスの間の休止において生じる。その際、積分フィ
ルタは先ず最初に、上側のストップにあり、休止において再び0に戻すことがで
きる。この考察にはアナログ値とタイムベースの誤差が含まれる。
【0044】 図5は図4に示した第2のフィルタ回路におけるいろいろな伝送変化と電流変
化を示している。
【0045】 エンコーダ1の運動によって、センサ内に、運動センサパルス電圧が発生する
。このパルス電圧の処理されたパルスBPは図5aに従ってほぼ方形であり、ほ
ぼ一定のパルス持続時間T0を有する。更に、図5bに示すように、データ信号
が伝達される。このデータ信号は同様に、ほぼ方形のパルスDPからなっている
。この方形のパルスはセンサBPの後で約T0/2の間隔をおいて発生し、同様
にT0/2のの持続時間を有する。この両パルス列は変調器(モジュレータ)4
に供給される。
【0046】 変調器4によって発生したセンサ全体電流IASI が図5cに示してある。セン
サパルスBPの立ち上がりエッジによって、この電流は、第1の電流閾値ILVL1 よりも少しだけ大きな第1の値ISENS1 から、第3の値ISENS3 までほぼ線形に
上昇する。第2の電流閾値ILVL2に達することによって、入力部LVL2は図5
gに示すように高いレベルに切換えられ、第3の電流閾値ILVL3に達することに
よって、入力部LVL3は図5dに示すように高いレベルに切換えられる。
【0047】 時間T0が経過し、運動パルスBPが終了すると、センサ電流IASI もその第
1の値ISENS1 に再びほぼ線形に低下する。第3の電流閾値ILVL3に達すること
によって、入力LVL3は図5dに示すごとく再び低い電位を取る。時間T1n
が経過した後第2の電流閾値ILVL2に達することによって、入力LVL2も図5
gに従って再びその低いレベルに低下する。
【0048】 データパルスDPの立ち上がりエッジによって、センサ電流IASI はその第1
の値ISENS1 から第2の値ISENS2 までほぼ線形に上昇する。時間T1pが経過
した後第2の電流閾値ILVL2に達することによって、第2の入力LVL2が図5
gに示すごとく高いレベルに切換えられる。これとは逆に、センサ電流IASI
時間T0/2の経過後データパルスDPの端部によって、その第1の値ISENS1 までほぼ線形に低下する。この場合、第2の電流閾値ILVL2に達することによっ
て、入力LVL2は再びその低いレベルを取る(図5g参照)。
【0049】 図5eは第3のカウンタ電圧ASL3ctr の変化を示している。このカウンタ
電圧は第3の入力電圧LVL3が図5dに従って高い電位をとるときに、最小値
Vmin から最大値Vmax までほぼ線形に上昇する。これとは逆に、第3の入力電
圧LVL3が再び低い電位をとるときに、カウンタ電圧ASL3ctr は再びVmi
n に低下する。第3の出力電圧ASL3の対応する変化は図5fに示してある。
この電圧は、第3のカウンタ電圧ASL3ctr がその最大値Vmax に達するとき
に、高いレベルをとり、カウンタ電圧ASL3ctr が再びその最小値Vmin をと
るときに、再び低いレベルに低下する。
【0050】 図5h,5iは、第2の入力電圧LVL2に依存する、第2のカウンタ電圧A
SL2ctr と、第2の出力電圧ASL2の変化を示している。その後で、第2の
カウンタ電圧ASL2ctr が第2の入力電圧LVL2の立ち上がりエッジによっ
て、その最小値Vmin からその最大値Vmax まで上昇し、第2の入力電圧LVL
2の立ち下がりエッジによって、時間Tctr 内に再びその最小値Vmin に低下す
る。第2のカウンタ電圧ASL2ctr がその最大値に達したときに、第2の出力
電圧ASL2は図5iに従って高い電位に切換えられる。この電位は、第2のカ
ウンタ電圧ASL2ctr が再びその最小値に達したときに、再び低い値に変化す
る。時間T2の経過後、第2の入力電圧LVL2の立ち上がりエッジによって、
図5gに示すごとく、第2のカウンタ電圧ASL2ctr も再び上昇する。第2の
出力電圧ASL2はその最大値に達した後で、高いレベルに切換えられる。第2
の入力電圧LVL2の立下がりエッジによって、第2のカウンタ電圧ASL2ct
r は再び低下し、その最小値に達した後で第2の出力電圧ASL2は再び低いレ
ベルに切り換わる。
【0051】 次に、第2のフィルタ回路の計算例について述べる。そのための基礎として、
オシレータ周波数f0=3.52MHz、オシレータ誤差+/−25%と仮定す
る。
【0052】 第1と第2の積分フィルターIF1,IF2の正しい機能のために、T2>0
でなければならない。
【0053】 T2=T0/2+T1p −T1n −Tctr >0 ノイズに対してできるだけ大きな感度を得るために、ろ波時間Tctr を最大に
すべきである。この場合T2=0である。
【0054】 T1n −>最大 T1p −>最小 T0/2−>最小。 T1nmax=(ISENS3max−ILVL2min )/SR1min T1nmax=(33.6mA−9mA)/6mA/μs T1nmax=4.1μs T1pmin=(ISENS2min−ILVL1max )/SR1max T1pmin=(9mA−8.4mA)/14mA/μs T1pmin=43μs Tctrmax=T0/2min +T1p−T1n Tctrmax=(20+0.043−4・1)μs Tctrmax=15.86μs カウンタはオシレータ周波数によってクロック動作するので、時間Tctr はカ
ウンタ読みNとクロック周波数の関数として表すことができる: Tctr =N/f0 Tctrmax=N/f0min Nmax =Tctrmax×f0min Nmax =15.86μs×(3.52MHz×(1−0.25)) Nmax =41 このカウンタ読みは不所望な条件下で最大値に達することができ、達成可能な
最大ろ波作用を示す。各々のノイズはフィルタの計数方向の変化を生じることに
なる。従って、フィルタはそのストップに遅く達し、それによってその出力は遅
く変化する。これは上記の場合、出力の交替を防止するために小さなノイズルで
充分であることを意味する。従って、ろ波作用とデータ抑制との間の妥協が必要
である。カウンタ読みNが上記の計算最大値の2/3に、すなわちN=24に選
定されているときに、妥協は特に有利である。
【0055】 デジタル式の第3と第4のフィルタF3,F4は過電流と不足電流について設
計可能である。その際、目的は、運動センサパルスの間にも過電流を認識するこ
とにある。過電流の最小時間TIover min は次のように計算される。
【0056】 TIover min =T0min −(ILVL4max −ISENS1min)/SRI min TIover min =40μs−(41.8mA−5.88mA)/6mA/μs TIover min =34μs この時間は4つに分割されたオシレータ周波数によって測定されるので、周期の
数は次のとおりである: TIover min =Nmax /f0min ×4 Nmax =TIover min ×f0min /4 Nmax =22 運動パルスの開始に対する遅延によって初めて生じる過電流を検出できるように
するために、この値はN=18に低下させられる。
【0057】 本発明による装置は、一般的に運動速度に依存する振幅を有するセンサ信号を
、運動に依存する周波数を有する信号に変換するインターフェース装置が設けら
れているときには、パッシブ式運動センサと共に使用するためにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アクティブ式運動センサのための信号処理装置を備えたセンサ装置の原理−ブ
ロック回路図である。
【図2】 第1のフィルタ回路を示す図である。
【図3】 第1のフィルタ回路内のいろいろな信号変化を示す図である。
【図4】 第2のフィルタ回路を示す図である。
【図5】 第2のフィルタ回路内のいろいろな信号変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 リンク・レーオンハルト ドイツ連邦共和国、65719 ホーフハイム、 ヴィルヘルムストラーセ、4 Fターム(参考) 2F077 AA21 CC02 TT02 TT32 UU22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運動情報を含む少なくとも1つの第1の入力パルス列を発生
    するアクティブ式運動センサのための信号を処理する方法において、 パルス列の各々の入力信号が積分され、関連する出力パルスが次のような時間
    の間に発生させられる、すなわち積分された信号が設定可能な第1の閾値を上回
    った後で設定可能な第2の閾値よりも大きく、それによって出力パルスが入力パ
    ルスに対して時間的に遅れる間に発生させられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 積分された信号がコンデンサ(C)の充電によって発生させ
    られ、コンデンサ電圧を示し、この場合第1と第2の閾値がそれぞれ、コンデン
    サで低下する設定された電圧値(UP THR,LP THR)によって決定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 積分された信号が少なくとも1個のカウンタ(IF1,IF
    2)を作動させることによって発生させられ、カウンタ読みを示し、この場合第
    1と第2の閾値がそれぞれ、達成すべき設定されたカウンタ読みによって決定さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 運動センサが追加情報を含む第2の入力パルス列を発生する
    、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法において、 第1のパルス列の各々の入力パルスがコンデサ(C)の充電によって積分され
    、第2のパルス列の各々の入力パルスが少なくとも1個のカウンタ(IF1,I
    F2)を作動させることによって積分されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 運動情報を含む少なくとも1つの第1の入力パルス列を発生
    するアクティブ式運動センサのための信号を処理する回路装置において、 少なくとも1個の積分フィルタ回路が設けられ、この積分フィルタ回路によっ
    て、パルス列の各々の入力パルスが積分され、関連する出力パルスが次のような
    時間の間に発生させられる、すなわち積分された信号が設定可能な第1の閾値を
    上回った後で設定可能な第2の閾値よりも大きく、それによって出力パルスが入
    力パルスに対して時間的に遅れる間に発生させられることを特徴とする回路装置
  6. 【請求項6】 積分フィルタ回路が1個のコンデンサ(C)と少なくとも1
    個の電源(I1,I2)を有するアナログフィルタを備え、コンデンサ(C)を
    充電するためにおよび積分された信号を発生するために入力パルスをこの電源に
    供給可能であり、第1と第2の閾値がそれぞれ、コンデンサで低下する予め設定
    された電圧値(UP THR,LP THR)によって決定されていることを特
    徴とする請求項5記載の回路装置。
  7. 【請求項7】 第1と第2の電源が設けられ、積分された信号の充分に線形
    の変化を達成するために、第1の電源(I1)がコンデンサ(C)に一定の第1
    の電流を予備充電し、第2の電源(I2)に入力パルスが供給されることを特徴
    とする請求項6記載の回路装置。
  8. 【請求項8】 積分フィルタ回路が少なくとも1個のカウンタ(IF1,I
    F2)を有するデジタルフィルタを備え、このカウンタに、作動のために入力パ
    ルスを供給可能であり、積分された信号がカウンタ読みを示し、第1と第2の閾
    値がそれぞれ、予め設定された達成すべきカウンタ読みによって決定されている
    ことを特徴とする請求項5記載の回路装置。
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