JP2002527348A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 型板ガラスを急冷する板ガラス急冷ユニットであって、
加圧ガスが供給される急冷プレナムを構成するプレナムハウジングと、
プレナムハウジングから互いに間隔をおいた関係で延びる複数のノズル供給列とを有し、
各ノズル供給列は、1対のほぼ平らな側部を有し、ノズル供給列の平らな側部は、プレナムハウジングによって取り付けられた内端部を有すると共に湾曲した形状の外端部を有し、
各ノズル供給列は、その長さに沿った方向で湾曲し、平らな側部の湾曲した外端部に固定された細長いノズルキャップを有し、
各ノズル供給列のノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのガスジェットインピンジメントパターンを構成し、それにより一様な急冷が得られるようにする急冷ガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している、
ことを特徴とする板ガラス急冷ユニット。
【請求項2】 ノズル開口部は、急冷されるべき型板ガラス一面に分布する同じ大きさの正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンをなすガスジェットを生じさせる、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項3】 プレナムハウジングは、ノズル供給列の平らな側部の内端部に固定されたV字形部分を有している、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項4】 ノズル供給列は、幅が一様であって相互間隔が一定である、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項5】 ノズル供給列は、幅が一様であるが相互間隔はまちまちである、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項6】 ノズル供給列は、隣り合う供給列ごとに高さが変化しており、それにより、横方向に曲率を有する板ガラスの急冷を可能にする、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項7】 各ノズル供給列のノズルキャップの湾曲断面は、半円形部分及びその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部の外端部にそれぞれ固定された突起を有している、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項8】 湾曲したノズルキャップの突起は、互いに向かい合っていて、ノズル供給列の平らな側部の外端部にそれぞれ固定された内面を有する、
請求項7記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項9】 各ノズル供給列は、湾曲したノズルキャップの突起をノズル供給列の平らな側部の外端部に固定する位置合わせ締結具を含む連結部を有する、
請求項7記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項10】 湾曲したノズルキャップの突起をノズル供給列の平らな側部の外端部に固定する連結部は、接着剤を更に含む、
請求項9記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項11】 請求項1〜10のうちいずれか一に記載の急冷ユニットから成る対を1つ有し、前記1対の急冷ユニットは、これらの間で型板ガラスを急冷するよう互いに対向した関係で設けられていることを特徴とする板ガラス急冷ステーション。
【請求項12】 型板ガラスの急冷方法であって、型板ガラスを急冷ステーションの1対の急冷ユニット相互間に配置し、ガスジェットを型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのパターンで型板ガラスに当たるよう1対の急冷ユニットから分布して生じさせ、それにより一様な急冷を行う、
ことを特徴とする型板ガラスの急冷方法。
【請求項13】 ガスジェットを、大きさが一定の正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のパターンで型板ガラス一面に分布させる、
請求項12記載の型板ガラスの急冷方法。
【請求項14】 ガスジェットを、互いに一定間隔で設けられたノズル供給列を有する急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項15】 ガスジェットを、互いに種々の距離をおいて配置されたノズル供給列を有する急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項16】 急冷ステーションの1対の急冷ユニットを互いに対して上下の位置に配置し、型板ガラスは、大きさが一定の角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンで急冷が行われるよう急冷ユニット相互間に配置される、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項17】 互いに上下の位置に設けられた急冷ユニットによって得られる正三角形のガスジェットインピンジメントパターン及び大きさが一定の六角形急冷セルは、互いに整列している、
請求項16記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項18】 急冷ステーションの1対の急冷ユニット相互間に位置決めされる型板ガラスを横方向に湾曲させ、1対の急冷ユニットは、型板ガラスの横方向に湾曲した形状の部分一面に分布される大きさが一定の六角形急冷セルを生じさせる正三角形のパターンで当てるようにガスジェットを分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項19】 湾曲した断面の細長い形状及び長手方向に沿って湾曲した形状を呈する湾曲したノズルキャップを介してガスジェットを1対の急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項20】 互いに反対側に向いた成形面を有する成形され急冷された板ガラスであって、板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのインピンジメントパターンを構成するガスジェットで板ガラスを急冷することにより前記成形面相互間においてガラス内応力が一様に分布している、
ことを特徴とする成形され急冷された板ガラス。
【請求項21】 互いに反対側に向いた成形面相互間のガラス内応力は、大きさが一定の正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のインピンジメントパターンをなすガスジェットで板ガラスを急冷することにより一様に分布している、
請求項20記載の成形され急冷された板ガラス。
【請求項22】 型板ガラスを急冷する急冷ユニットの製造方法であって、
まず最初に、細長いノズルストリップに所定パターンで所定サイズのノズル開口部を形成し、その後、
ノズルストリップをその長手方向に沿って湾曲した断面にし、その後、
ノズルストリップをその長手方向に沿った方向で湾曲した形にして湾曲ノズルキャップを形成し、
次に湾曲ノズルキャップをノズル供給列の平らな側部の湾曲した外端部に固定し、
最後にノズル供給列の側部をプレナムハウジングに固定する、
ことを特徴とする急冷ユニットの製造方法。
【請求項23】 ノズル開口部をノズルストリップに穴あけして形成する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項24】 ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した断面にする、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項25】 ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した形状にする、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項26】 各ノズル供給列のノズルキャップの湾曲断面に半円形部分を設けると共にその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部に固定される突起を設ける、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項27】 位置合わせ締結具及び接着剤が、湾曲したノズルキャップの突起の内面をノズル供給列の平らな側部に固定する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項28】 まず最初に、ノズル開口部をノズルストリップに穴あけして形成し、次に、ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した形状にし、次に、ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って半円形部分を設けると共にその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部に固定される突起を設け、位置合わせ締結具及び接着剤が、湾曲したノズルキャップの突起の内面をノズル供給列の平らな側部に固定する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項1】 型板ガラスを急冷する板ガラス急冷ユニットであって、
加圧ガスが供給される急冷プレナムを構成するプレナムハウジングと、
プレナムハウジングから互いに間隔をおいた関係で延びる複数のノズル供給列とを有し、
各ノズル供給列は、1対のほぼ平らな側部を有し、ノズル供給列の平らな側部は、プレナムハウジングによって取り付けられた内端部を有すると共に湾曲した形状の外端部を有し、
各ノズル供給列は、その長さに沿った方向で湾曲し、平らな側部の湾曲した外端部に固定された細長いノズルキャップを有し、
各ノズル供給列のノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのガスジェットインピンジメントパターンを構成し、それにより一様な急冷が得られるようにする急冷ガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している、
ことを特徴とする板ガラス急冷ユニット。
【請求項2】 ノズル開口部は、急冷されるべき型板ガラス一面に分布する同じ大きさの正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンをなすガスジェットを生じさせる、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項3】 プレナムハウジングは、ノズル供給列の平らな側部の内端部に固定されたV字形部分を有している、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項4】 ノズル供給列は、幅が一様であって相互間隔が一定である、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項5】 ノズル供給列は、幅が一様であるが相互間隔はまちまちである、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項6】 ノズル供給列は、隣り合う供給列ごとに高さが変化しており、それにより、横方向に曲率を有する板ガラスの急冷を可能にする、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項7】 各ノズル供給列のノズルキャップの湾曲断面は、半円形部分及びその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部の外端部にそれぞれ固定された突起を有している、
請求項1記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項8】 湾曲したノズルキャップの突起は、互いに向かい合っていて、ノズル供給列の平らな側部の外端部にそれぞれ固定された内面を有する、
請求項7記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項9】 各ノズル供給列は、湾曲したノズルキャップの突起をノズル供給列の平らな側部の外端部に固定する位置合わせ締結具を含む連結部を有する、
請求項7記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項10】 湾曲したノズルキャップの突起をノズル供給列の平らな側部の外端部に固定する連結部は、接着剤を更に含む、
請求項9記載の板ガラス急冷ユニット。
【請求項11】 請求項1〜10のうちいずれか一に記載の急冷ユニットから成る対を1つ有し、前記1対の急冷ユニットは、これらの間で型板ガラスを急冷するよう互いに対向した関係で設けられていることを特徴とする板ガラス急冷ステーション。
【請求項12】 型板ガラスの急冷方法であって、型板ガラスを急冷ステーションの1対の急冷ユニット相互間に配置し、ガスジェットを型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのパターンで型板ガラスに当たるよう1対の急冷ユニットから分布して生じさせ、それにより一様な急冷を行う、
ことを特徴とする型板ガラスの急冷方法。
【請求項13】 ガスジェットを、大きさが一定の正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のパターンで型板ガラス一面に分布させる、
請求項12記載の型板ガラスの急冷方法。
【請求項14】 ガスジェットを、互いに一定間隔で設けられたノズル供給列を有する急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項15】 ガスジェットを、互いに種々の距離をおいて配置されたノズル供給列を有する急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項16】 急冷ステーションの1対の急冷ユニットを互いに対して上下の位置に配置し、型板ガラスは、大きさが一定の角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンで急冷が行われるよう急冷ユニット相互間に配置される、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項17】 互いに上下の位置に設けられた急冷ユニットによって得られる正三角形のガスジェットインピンジメントパターン及び大きさが一定の六角形急冷セルは、互いに整列している、
請求項16記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項18】 急冷ステーションの1対の急冷ユニット相互間に位置決めされる型板ガラスを横方向に湾曲させ、1対の急冷ユニットは、型板ガラスの横方向に湾曲した形状の部分一面に分布される大きさが一定の六角形急冷セルを生じさせる正三角形のパターンで当てるようにガスジェットを分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項19】 湾曲した断面の細長い形状及び長手方向に沿って湾曲した形状を呈する湾曲したノズルキャップを介してガスジェットを1対の急冷ユニットから分布させる、
請求項13記載の型板ガラス急冷方法。
【請求項20】 互いに反対側に向いた成形面を有する成形され急冷された板ガラスであって、板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのインピンジメントパターンを構成するガスジェットで板ガラスを急冷することにより前記成形面相互間においてガラス内応力が一様に分布している、
ことを特徴とする成形され急冷された板ガラス。
【請求項21】 互いに反対側に向いた成形面相互間のガラス内応力は、大きさが一定の正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のインピンジメントパターンをなすガスジェットで板ガラスを急冷することにより一様に分布している、
請求項20記載の成形され急冷された板ガラス。
【請求項22】 型板ガラスを急冷する急冷ユニットの製造方法であって、
まず最初に、細長いノズルストリップに所定パターンで所定サイズのノズル開口部を形成し、その後、
ノズルストリップをその長手方向に沿って湾曲した断面にし、その後、
ノズルストリップをその長手方向に沿った方向で湾曲した形にして湾曲ノズルキャップを形成し、
次に湾曲ノズルキャップをノズル供給列の平らな側部の湾曲した外端部に固定し、
最後にノズル供給列の側部をプレナムハウジングに固定する、
ことを特徴とする急冷ユニットの製造方法。
【請求項23】 ノズル開口部をノズルストリップに穴あけして形成する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項24】 ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した断面にする、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項25】 ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した形状にする、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項26】 各ノズル供給列のノズルキャップの湾曲断面に半円形部分を設けると共にその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部に固定される突起を設ける、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項27】 位置合わせ締結具及び接着剤が、湾曲したノズルキャップの突起の内面をノズル供給列の平らな側部に固定する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
【請求項28】 まず最初に、ノズル開口部をノズルストリップに穴あけして形成し、次に、ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って湾曲した形状にし、次に、ノズルストリップをロール成形してその長手方向に沿って半円形部分を設けると共にその半円形部分から延びると共にノズル供給列の平らな側部に固定される突起を設け、位置合わせ締結具及び接着剤が、湾曲したノズルキャップの突起の内面をノズル供給列の平らな側部に固定する、
請求項22記載の急冷ユニット製造方法。
上記目的を達成するため、本発明に従って構成された板ガラス急冷ユニットは、加圧ガスが供給される急冷プレナムを構成するプレナムハウジングを有する。複数のノズル供給列が、プレナムハウジングから互いに間隔をおいた関係で延びている。各ノズル供給列は、1対の全体として平らな側部を有する。ノズル供給列の平らな側部は、プレナムハウジングによって取り付けられた内端部を有すると共に湾曲した形状の外端部を有する。各ノズル供給列は、その長さに沿った方向で湾曲し、平らな側部の湾曲した外端部に固定された細長いノズルキャップを有する。
各ノズル供給列の湾曲したノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのガスジェットインピンジメントパターンを構成し、それにより一様な急冷が得られるようにする急冷ガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している。
各ノズル供給列の湾曲したノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを生じさせる一様な繰り返しのガスジェットインピンジメントパターンを構成し、それにより一様な急冷が得られるようにする急冷ガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している。
本発明の別の目的は、型板ガラスを急冷するよう互いに向かい合った1対の急冷ユニットを有する改良型板ガラス急冷ステーションを提供する。
この目的を達成するため、急冷ステーションの各急冷ユニットは、加圧ガスが供給される急冷プレナムを構成するプレナムハウジングを有する。各急冷ユニットは、プレナムハウジングから互いに間隔をおいた関係で延びる複数のノズル供給列を有している。各ノズル供給列は、1対の全体として平らな側部を有する。
ノズル供給列の平らな側部は、プレナムハウジングによって取り付けられた内端部を有すると共に湾曲した形状の外端部を有する。各ノズル供給列は、その長さに沿った方向で湾曲し、平らな側部の湾曲した外端部に固定された細長いノズルキャップを有する。各ノズル供給列のノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する同じ大きさの正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンをなすガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している。さらに、正三角形のガスジェットインピンジメントパターン及び大きさが一定の六角形急冷セルは、互いに整列している。
この目的を達成するため、急冷ステーションの各急冷ユニットは、加圧ガスが供給される急冷プレナムを構成するプレナムハウジングを有する。各急冷ユニットは、プレナムハウジングから互いに間隔をおいた関係で延びる複数のノズル供給列を有している。各ノズル供給列は、1対の全体として平らな側部を有する。
ノズル供給列の平らな側部は、プレナムハウジングによって取り付けられた内端部を有すると共に湾曲した形状の外端部を有する。各ノズル供給列は、その長さに沿った方向で湾曲し、平らな側部の湾曲した外端部に固定された細長いノズルキャップを有する。各ノズル供給列のノズルキャップは、その長さに沿って湾曲断面を有すると共に急冷されるべき型板ガラス一面に分布する同じ大きさの正六角形急冷セルを生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターンをなすガスジェットを生じさせるためのノズル開口部を有している。さらに、正三角形のガスジェットインピンジメントパターン及び大きさが一定の六角形急冷セルは、互いに整列している。
本発明の別の目的は、型板ガラスを急冷する急冷ユニットを製造する改良型方法を提供する。
この目的を達成するため、急冷ユニット製造方法では、まず最初に、細長いノズルストリップに所定パターンで所定サイズのノズル開口部を形成する。しかる後、ノズルストリップをその長手方向に沿って湾曲した断面にする。しかる後、ノズルストリップをその長手方向に沿った方向で湾曲した形にして湾曲ノズルキャップを形成する。次に湾曲ノズルキャップをノズル供給列の平らな側部の湾曲した外端部に固定する。最後にノズル供給列の側部をプレナムハウジングに固定する。
この目的を達成するため、急冷ユニット製造方法では、まず最初に、細長いノズルストリップに所定パターンで所定サイズのノズル開口部を形成する。しかる後、ノズルストリップをその長手方向に沿って湾曲した断面にする。しかる後、ノズルストリップをその長手方向に沿った方向で湾曲した形にして湾曲ノズルキャップを形成する。次に湾曲ノズルキャップをノズル供給列の平らな側部の湾曲した外端部に固定する。最後にノズル供給列の側部をプレナムハウジングに固定する。
図2を参照すると、各急冷ユニット22は、加圧ガスが従来方法でブロワから供給される急冷プレナム26を構成するプレナムハウジング24を有している。各急冷ユニット22は、互いに間隔をおいた関係でプレナムハウジング24から延びる複数のノズル供給列28を更に有している。ノズル供給列は各々、図4に示すように板金から作られ、1対のほぼ平らな側部30を有している。ノズル供給列28の平らな側部30は、プレナムハウジング24によって図2に示すように取り付けられた内端部32を有し、湾曲した形状の外端部34を更に有している。各ノズル供給列28は、長さ方向に沿った方向で湾曲し関連のノズル供給列の平らな側部の湾曲した外端部34に固定された細長い湾曲したノズルキャップ36を有している。各ノズル供給列の湾曲したノズルキャップ36は、その長さに沿って湾曲した断面を有すると共に図4に示すように、位置42で急冷中の型板ガラスGに当たり、急冷されるべき型板ガラス一面に分布する一様な繰り返しの急冷セルを構成する一様な繰り返しのガスジェットインピンジメントパターン、具体的には、大きさが一定の正六角形の急冷セル46を生じさせる正三角形のガスジェットインピンジメントパターン44を形成する急冷ガスジェット40をもたらすためのノズル開口部38を有している。このように、ガスジェットの当たる位置(以下、インピンジメント位置という場合がある)42は、互いに同一距離を離れて位置し、大きさが実質的に互いに同一の六角形の急冷セル46を構成している。ただし、板ガラスの反対側の面のセルは、湾曲した板ガラスの厚さのためサイズが僅かに異なる場合がある。具体的には、インピンジメント位置42を、いずれか一方の表面又は板ガラスが平らである場合にはこれら表面の間の中間平面上に選択するのがよく、実際には他の中間平面もまた使用できる。板ガラスを成形することにより、インピンジメント位置42は選択された表面、中間平面又は他の中間に位置する平面上で互いに等間隔をおいた状態に保たれるが、型板ガラスは曲率をもっているので、その結果として凹状表面及び凸状表面上のインピンジメント位置42相互間の間隔はほんの僅か異なるが、実質的には等しいことになる。さらに、例えば成形中、板ガラスの引き伸ばしにより僅かなばらつきが生じる結果として、インピンジメント位置42の相互間隔が僅かに異なることになると共に結果的に生じる一様な繰り返しの急冷セルに僅かなばらつきが生じ、これにより、型板ガラスの両方の成形面の広がり全体にわたり一様な急冷作用が得られ、その結果、応力が実質的に均等になる。
本発明は又、上述したような急冷ユニット22を製造する方法に関する。具体的には、図7に示すようにこの方法は、まず最初に、ノズルストリップ36′に所定パターンで所定サイズのノズル開口部38を形成し、ノズル開口部の形成は好ましくは、概略的に示す従来型穴あけ装置62を用いて行われ、好ましくはノズル開口部は丸い形をしている。しかる後、図8に示すように、ノズルストリップ36′をその長手方向に湾曲した断面となるようにし、図示のこの成形は、ロール装置64によって行われ、このロール装置は、上述のノズルキャップ断面を生じさせる対向したロール対を有する。かかる成形法は、ノズル開口部の丸い形状を僅かに変形させるが、それほど変形させるわけではない。湾曲断面の形成後、図9に示すようにノズルストリップ36′をその長さに沿った方向で湾曲した形状となるようにし、上述したような湾曲したノズルキャップ36を形成する。このようにノズルキャップ36の長さに沿って湾曲した形状に成形するのは、ロール装置68によって行われるものとして示されており、かかるロール装置は、所望の曲率を生じさせるよう適当に間隔をおいて配置されたロール70を有している。次に、ノズルキャップ36を、図4と関連して上述したように、ノズル供給列28の平らな側部30の湾曲した外端部に固定する。
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