JPS5919050B2 - 強化ガラス板、その強化ガラス板の製造方法及び製造装置 - Google Patents

強化ガラス板、その強化ガラス板の製造方法及び製造装置

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JPS5919050B2
JPS5919050B2 JP825379A JP825379A JPS5919050B2 JP S5919050 B2 JPS5919050 B2 JP S5919050B2 JP 825379 A JP825379 A JP 825379A JP 825379 A JP825379 A JP 825379A JP S5919050 B2 JPS5919050 B2 JP S5919050B2
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cooling air
tempered glass
reinforced
glass
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雅之 三輪
孝治 今村
博史 辻
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/04Tempering or quenching glass products using gas
    • C03B27/0404Nozzles, blow heads, blowing units or their arrangements, specially adapted for flat or bent glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B27/04Tempering or quenching glass products using gas
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/04Tempering or quenching glass products using gas
    • C03B27/052Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a vertical position

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車の側方あるいは後方窓ガラスとして最適
な特性を有する強化ガラス板、その強化方法及び強化装
置に関するものである。
自動車の窓ガラスとしては、ガラス板をガラスの軟化点
付近の温度まで加熱、成形し、次いで冷却空気をガラス
板の両面に同時に吹付けることによりガラス板を一様に
急冷し、冷却時にガラス板の内外面に生ずる温度差によ
る熱応力を利用して固化された表面に圧縮応力層を残存
させ、強度を向上させた風冷強化ガラス板が広く使用さ
れている。
この強化ガラスは割れた時に小片となり、自動車の運転
者又は同乗者に負傷を与える危険性があるため、大部分
の国においては、安全性の面から強化ガラスの割れに対
する法規が定められており、かかる法規に定められた性
能を満足するものでなければ、自動車の窓ガラスとして
使用できない様になっている。
例えば、自動車の風防以外の窓ガラス(例えば、側方窓
ガラス板又は後方窓ガラス板)の法規には、強化ガラス
板を該ガラス板の所定の位置から局部的な衝撃を与える
ことにより破砕し、割れたガラス板の破砕片の粒子数が
最小である区域と、破砕片の粒子数が最大である区域と
を選定し、かかる区域において破砕片の最小および最大
粒子数がある許容範囲に入ることが規定されている。
この破砕片の育生許容粒子数により、割れにより生ずる
粒子の最大粒度が決まり、ガラス板が割れた時大きな破
砕片により裂傷を受ける危険性が減少する。
又、破砕片の最大許容粒子数によりガラス板が割れて生
ずる破砕片の最小粒度が決まり、ガラス板の微粒子が人
体内に入る危険性が減少する。
例えば、EECの標準規格の法案では、ガラス板の端縁
の周囲の幅2crfLの帯状区域および割れ開始点を中
心とする半径7.5cmの円形区域を除いて、割れたガ
ラスの5CrrL×5crrL正方形内の破砕片の粒子
数が最小で50個、最大で300個であることが要求さ
れている。
又、英国標準規格、%BS・5282(1975)「道
路走行車輛用安全ガラス」の風防以外の自動車用窓ガラ
ス板に関する規格では、板厚4ii未満のガラスの破砕
テストに関し、5α×5crrL正方形内の破砕片の粒
子数が最小で40個、最大で400個まで許容している
又、EEC標準規格及び上記英国標準規格は、ガラス板
が割れた時、端部が尖がっており、かつ長さが6cfr
Lを超える細長い細片(又はスプラインとも呼ばれる)
を全く含有してはならないという必要条件がある。
又、各破砕片の最大のものの面積が300maを越えて
はならないという必要条件がある。
上記各規格は従来よりのガラス板強化方法、即ち、高圧
型又は低圧型の吹口をガラス板の両面側に配し、ガラス
板の表面方向に関して多方向に揺動させてガラス板の表
面全体にわたって冷却速度を均一にする様に急冷する方
法によりガラス板の板厚が4mm〜6mmの範囲では比
較的容易に満足することができる。
しかし、最近、自動車の軽量化に従って、従来より使用
されてきた板厚4mm〜6韻のガラス板より更に薄く軽
いガラス板、例えば板厚2.5 mm〜3、5 mmの
強化ガラス板が要求されてきた。
しかしながら、板厚3.5朋以下のガラス板においては
、加熱されたガラス板に冷却空気を吹付けて急冷する際
、板厚が薄すぎるために、ガラス板表面と中央部との間
で充分な温度差を得ることが困難であり、それによって
ガラス板表面層に強い圧縮応力が生じた強度の高い強化
ガラス板を製造することが困難であった。
なお、冷却能を著るしく向上させることにより強化度を
高めることができるが、破砕片の最大粒子数に関する規
格の必要条件を満たす様にすると、粗く割れたり、面積
30〇−以上の大きな破砕片が発生するために、破砕片
の最小粒子数や破砕片の最大破片面積に関する必要条件
を満足せず、又、最小粒子数に関する規格の必要条件を
満たす様にすると細かく割れすぎるため 。
に最大粒子数に関する必要条件を越えてしまったり、あ
るいは細片(スプライン)がどうしても含まれてしまう
ということが知られており、かかる理由のため法規の各
種必要条件を全て満足する側方窓あるいは後方窓用の強
化ガラスを製造することは至難だとされていた。
例えば、従来より知られている第1図の様な冷却空気噴
出孔を有する強化吹口(第1図においてノズルFの内径
は101rL1rt1ノズル間隔a、二り1=42mr
rt1ノズル間隔a2二3011LrIL1b2;40
闘つを有する強化装置により、ガラス板の表面に関して
多方向に揺動させて行なう従来の風冷強化方法により均
一に強化したガラス板を破砕テストすると第2図の様な
割れパターンとなり、長さ6cfrLを越える細片Sが
存在し、又、最小粒子数は英国標準規格により許容され
る5C′rfL×5CIL正方形内の最小粒子50個よ
り少ないことが見られる。
しかし、先に公開された特開昭52−121620号公
報には、板厚2.5 miX 3.5 mmのガラス板
を上記法規の各種必要条件を満足する様に強化する方法
が提案された。
即ち、この特許の方法はガラス板の領域の分布を最高速
度で急冷すると同時に上記ガラス板の散在領域を最低速
度で急冷することにより自動車の側方または後方窓とし
て使用する厚さ2.5〜3.5朋のガラス板を製造する
に当り、厚さ2.5〜3.5 mmのすべてのガラス板
厚さにおける最大値62MN/m2から厚さ2.5朋の
ガラスにおける最小値56.5MN/m2まで、更に厚
さとは逆に変化して厚さ3.5 mmのガラスにおける
最小値s3MN/m2までの範囲の平均中心引張応力が
上記ガラス板に生じ、かつ上記ガラス板の平面内で作用
する主応力が等しくない区域の分布が上記ガラス板に生
成し、上記区域のうち少なくとも若干の区域における主
応力差の最大値が8〜25MN/m2の範囲となり、主
応力差が最大値を示す隣接区域における大部分の主応力
が種々の方向を示し、かかる隣接区域の中心間距離が1
5〜30mmの範囲となるように、上記最高急冷速度お
よびかかる最高速度で冷却される上記ガラス板の領域の
大きさおよび間隔を調整することを特徴とする強化ガラ
ス板の製造方法である。
この提案された方法によれば、法規を満足する自動車用
強化ガラスを得ることができるが、英国標準規格廃52
82(1975)の破砕テスト(詳細は後記する)にお
いて、ポイント■から割った場合、細片が発生しやすく
、又ポイント■。
■から割った場合には破砕片の最大粒子数と最小粒子数
との差が大きく、又、全般に破砕片の最大面積が300
−を越えやすいという好ましくない傾向が見出された。
かかる好ましくない傾向により破砕片の最大面積及び細
片の規格はずれを防止するため、最大粒子数を上限限界
で製造しなければならないという様な欠点が生ずる。
即ち、実際に使用される自動車用窓ガラスは平板ガラス
ではなく曲げ板ガラスが使用されるが、かかる曲げ板ガ
ラスを製造する時においてプレス法により所望の形状に
成形する時(2,5mm〜3.5龍厚の薄板ガラスを曲
げ加工するには通常プレス法が使用される。
)、プレス型によりガラス板が冷却されて冷却開始時の
ガラス板温度がプレス加工を要しない平板ガラスの温度
の様に均一でなくなり、冷却が不均一となって所望の強
化度パターンが得られないという理由により特開昭52
−121620号の発明の強化方法では上記した様な欠
点が生ずるものと考えられる。
本発明者は、自動車の側方あるいは後方窓ガラスに関す
る英国標準規格A6L5282(1975)又はEEC
標準規格におけるガラス板の破砕テストにおいて、どの
ポイントで破壊しても細片(スプライン)及び最大面積
以上の破片が発生しにくく、かつ破片の最大粒子数と最
小粒子数との差が少いものであって、従来において提案
され、あるいは製造されているガラス板に比べより一層
安全性の高い自動車の側方あるいは後方窓ガラスを提供
することを目的として研究の結果、強化ガラスを次の様
な構成にすることにより上記規格を満足することを見出
した。
又、かかる強化ガラスは下記する様な製造方法及び製造
装置により最適に製造しうろことを見出した。
即ち、本発明の強化ガラスは板厚が2.5朋〜3、5
mmのガラス板であって、該ガラス板には、850kg
/cffl〜1350 kg/antの範囲の平均表面
圧縮応力を形成させるとともに、ガラス板の平面内に作
用する主応力が異なる区域を散在して形成させており、
上記区域のうち大部分の区域における主応力の差の最大
値を50kg/ffl〜300ky/dの範囲とし、更
に主応力差が最大値を示す隣接区域における大部分の主
応力が異なった方向を示す様にし、かかる隣接区域の中
心間距離の大部分を5朋以上1571!21E未満とし
たことを特徴とする強化ガラス板に関するものである。
又、その製造方法は、板厚が2.5u〜3.5mmのガ
ラス板をその歪点以上軟化点以下の温度に加熱した後、
隣接する4つの冷却空気噴出孔が菱形状となる様に配列
されている多数の冷却空気噴出孔を有し、上記菱形の2
本の対角線の長さ比がに1.4〜に2.1の割合で上記
2本の対角線の長軸の長さが16.3mm〜54.2m
ttt、短軸の長さが10.0龍〜30.0mmの範囲
となっている一対の強化吹口の間に上記加熱されたガラ
ス板を保持し、上記各冷却空気噴出孔から°冷却空気を
ガラス板の両面に吹付けて急冷することを特徴とする強
化ガラス板の製造方法に関するものである。
又、その製造装置は、歪点以上軟化点以下の温度に加熱
された板厚2.5mm〜3.5mmのガラス板を風冷強
化する強化装置であって、該強化装置は強化すべきガラ
ス板の両面に空気を吹付けるための多数の冷却空気噴出
孔が取付けられた一対の強化吹口を有しており、かかる
強化吹口の多数の冷却空気噴出孔は隣接する4つの冷却
空気噴出孔が菱形状となる様に配されており、上記菱形
の2本の対角線の長さ比は1:1.4〜1:2.1の割
合となし、2本の対角線の長軸の長さは16.3Tt1
1L〜54.2龍、短軸の長さは10.0Tt1L〜3
0.0mmの範囲としたことを特徴とする強化ガラス板
の製造装置に関するものである。
′以下、本発明を更に詳細に説明する。
即ち、本発明の強化ガラスは、上記した英国標準規格及
びEEC標準規格における破砕時の破砕片の最大粒子数
、最小粒子数及び落球テストにおいて充分満足する性能
を有する様に、ガラス板の平均表面圧縮応力が8巨Ok
g/crj、〜t350kg/dの範囲が選ばれる。
なお、EEC規格を満足させる場合には900kg/C
11t、〜1300kg/cr?tが更に好ましい。
かかる平均表面圧縮応力はガラス板の断面方向の表面部
分に生ずる応力であり、風冷強化ガラスにおいてはガラ
ス板の平均中心引張応力の約2倍に相当するものである
表面圧縮応力がssokg/=より小であると、破砕片
の最小粒子数を満足せず、又、面積30〇−以上の破砕
片が発生することがあり好ましくない。
又、表面圧縮応力が1350kg/critより犬であ
ると破砕片の最小粒子数を満足せず、好ましくない。
なお、上記破砕片の最大、最小粒子数は、ガラス板の平
面応力の分布によっても関係付けられる。
即ち、破砕数が所定の範囲内に入るように、ガラス板に
平面応力の高い領域と、平面応力の低い領域とを規則正
しい分布をもって均一に散在させる。
この区域は所定の規格を満す破砕数が得られる様にその
区域の大きさ、間隔が選ばれる。
即ち、主応力差が最大値を示す隣接する区域の中心間距
離の大部分、好ましくはほとんどの部分が5龍以上15
龍未満の範囲となる様にする。
この中心間距離は、特開昭52−121620号に提案
されているところの最大値を示す隣接する区域の中心間
距離15〜30朋の範囲よりも短いものであり、主応力
差が最大値を示す区域がより密に分布しているものであ
る。
即ち、かかる区域を密にすることにより平均表面圧縮応
力が850kg/i〜1350kg/criの広い範囲
全てにおいて、細片の発生を防止し、最大破片の面積が
300m1?L以下となり、破砕片の最大及び最小粒子
数の規格を満足するものである。
又、ガラス板の平面内に作用する主応力が異なる区域の
うち、大部分、好ましくはほとんどの部分の区域におけ
る主応力差の最大値は50kg/Crj。
〜300kg/critの範囲にする。
かかる値とすることにより、破砕の進行に伴いクラック
の進行方向が主応力差と直角方向に曲げられる傾向のた
め細片が発生しに<<、かつ最密部の個数が増大しない
様にすることができる。
第3,4図は本発明の強化ガラス板(板厚3.0mm)
の平面応力の分布状態を示したものであり、部分拡大図
である。
図において、ガラス板中の区域Eは、強化程度の大きな
領域を示し、区域りは強化程度の低い領域を示し、区域
A、B、Cは強化程度の高い領域と強化程度の低い領域
との間に生じた強化程度の中間の領域を示し、かかるA
、B、C,D、Eが規則的な間隔と分布をもって散在し
ている。
上記した区域A、B、C,D、Eの強化程度はこれら区
域の急冷速度によって決定される。
例えば、強化程度の高い区域Eはガラス板を急冷するた
めに冷却空気を吹き出す冷却空気噴出孔部分F1即ち、
より一層冷却能力の高い部分に対応して発生する。
かかる部分はより早く冷却されるため、他部分より固化
が早くなり圧縮応力が生成し、この部分を平面的にみれ
ば、主応力差は小さいが強い平面圧縮応力が生ずる。
又強化程度の中間の区域A、B、Cは、吹口間のほぼ中
間部に生ずる。
特にかかる区域A、B、Cは強化程度の高い区域E(冷
却空気噴出孔対応部分)を中心として、そのまわりに四
角形ではなく略六角形を形成する様分布されていること
は注目すべきである。
又、区域B、Cを結ぶと山谷のあるリボン状となる様に
なっている。
上記した区域応力は、ガラス板の平面において、すべて
の方向に等しい大きさをもつものではなく、全体の強化
応力と局部的な区域応力との組合せ作用のためガラス板
の平面において、等しくない主応力が生ずる。
例えば、区域Aにおける大部分の主応力は矢印Hで示し
た様に、強化程度の高い区域Eの間で、吹口の摺動方向
に平行な方向に作用する。
又、区域B、Cにおける大部分の主応力は矢印I、Jで
示す様に作用する。
かかる第4図において矢印I、Jは上記区域Aにおける
矢印Hの方向に対し垂直な方向に対し直角に作用してい
ないことに注目すべきである。
かかる理由は強化吹口の摺動かないということによるも
のと考えられる。
本発明において、上記した主応力が等しくない区域のう
ち大部分、好ましくはほとんどの部分の区域における主
応力差の最大値は50kg/i〜300kg/iの範囲
となる様にされている。
又、本発明の強化ガラス板にあっては、主応力差が最大
値を示す隣接区域の中心間距離、即ち、区域Aと区域B
の主応力差が最大となる点0,07間の距離X1、ある
いは区域Aと区域Cの主応力差が最大となる点0,0“
間の距離X、′が5.0 mm以上15mm未満の範囲
となる様に決められている。
かかる範囲とすることにより、主応力方向と直角に破砕
が進行することによる細片防止の効果がより強くなる。
なお、中心間距離が15mm以上になると、この区域を
すりぬけて細片が発生しやすくなり、又、局部的に強化
塵の低い区域の面積が相対的)こ大きくなり、最大面積
破片が出やすいという欠点がなくなり、かつ最大粒子数
を制限しても最小粒子数が減少しにくい強化ガラス板と
することができる。
上記した主応力差が最大値を示す隣接区域の中心間距離
は幾何学的には隣接する冷却空気噴出孔間の距離の17
2であり、実際に得られた強化ガラスのこの距離も1/
2に近似している。
なお、上記した各区域A、B、C内における主応力方向
は一つのほぼ同方向をもった群に分けられ、かかる群の
うちで最も主応力差が最大値を示す点がその区域の中心
となり、上記した中心間距離とは、かかる中心o 、
o’又は0,0“との距離を示すものである。
上記した様な本発明の強化ガラス板が割れた場合には、
破砕片の粒子の粒度は強化程度と共に増大するので、比
較的粒度の小さい粒子は強化程度の高い区域Eに生成し
、強化程度の低い区域りには粒度の大きい粒子が生成し
、強化程度の中間である区域A、B、Cには、中間粒度
の粒子が生成する。
かかる犬、中、小の粒度の粒子の分布パターンは割れた
ガラス板の全表面にわ勺ってほぼ同様な分布をもって生
じ、しかも各区域間の距離が狭いので、破砕テストにお
ける5CrrL×5crrLの正方形内では、犬、中、
小の粒子が適当の割合をもって発生し、最小および最大
粒子数に関する法規の必要条件が満たされ、かつ、最大
破片の面積が300−以下となる。
又、強化ガラス板が割れる場合には、亀裂がガラス板に
おける大部分の主応力の方向に略直角方向に入る傾向が
あるので、第10図の様に区域A。
B、Cでは亀裂が大部分の主応力I、Jの方向と略直角
方向に入り、強化程度の高い区域Eの方向に導かれ、区
域Eで最小粒度の粒子が生成する。
又、強化程度の弱い区域りは強化程度の中間の区域A、
B、Cで囲まれ、かかる区域A、B、Cにおける大部分
の主応力が互に交差する方向であるから、破砕片のうち
生成しえる粒子の最大長さは、隣接する区域Eの大きさ
により限定される。
しかも、主応力差が最大値を示す隣接区域の中心間距離
が5龍以上15朋未満と短く、それによって、破砕片の
粒子の最大長さは短いものとなる。
従って、本発明の強化ガラスの割れパターンは、従来方
法で均一に強化したガラスシートに生成する従来の放射
形割れパターンに存在する様な細長い粒子および最大面
積をもつ破片は存在しない。
上記した様な本発明の強化ガラスは例えば、歪点以上軟
化点以下(即ち、普通板ガラスにおいては550℃〜7
40°C)に加熱されたガラス板の両面に、該両面に所
定間隔をおいて配置された一対の冷却装置のガラス面に
指向された多数の冷却空気噴出孔から急冷用噴流を幽て
、これと同時に上記噴出孔に略垂直揺動を与えることに
より急冷を行なって、最高速度で急冷を行い、部分的に
強化程度の大きな部分と小さな部分とを上記した様な分
布をもって生成させる。
第5,6図に示した装置は本発明の強化ガラス板を製造
する曲げ強化装置であって、ガラス板11をそのガラス
の歪点以上軟化点以下の温度に加熱する加熱炉12と曲
げ加工するための一対のプレス型13.13’を有する
プレス装置14とガラス板11を風冷強化するための一
対の強化吹口15,15’を有する強化装置16とを具
備しており、曲げ強化すべきガラス板11は、例えばト
ング17により懸垂されて加熱炉12内で保持されて6
20°C〜700℃に加熱される様になっている。
加熱炉12の炉壁には、ガラス板を均一に、あるいは所
望の分布をもって加熱するためのヒーター18、例えば
電気ヒーター又はガスヒーターなどが取付けられている
所定湿度まで加熱されたガラス板11は懸垂されながら
プレス装置まで上昇され、ガラス板の温度が低下しない
うちに雄型、雌型の一対のプレス型13.13’により
プレスし、所望の曲げ加工する様になっている。
次いで、直ちに強化装置16の一対の強化吹口15 、
15’間に移動され、強化吹口15,15’の各冷却空
気噴出孔19からガラス板の冷却用空気を吹き付け、ガ
ラス板を風冷強化する様になっている。
本発明の強化ガラス板を製造するに当っては、上記した
ガラス板の冷却装置の強化吹口の冷却空気噴出孔の配列
が重要である。
即ち、上記した様に強化程度の高い区域と、強化程度の
低い区域と、強化程度の中間の区域とを規則正しい分布
をもって散在する強化ガラス板を製造するに当っては、
多数の冷却空気噴出孔のうち隣接する4つの冷却空気噴
出孔が菱形状、即ち、隣接する4つの冷却空気噴出孔の
中心同志を結んでなる四辺形が、菱形あるいは略菱形を
構成する様にするのが好ましい。
しかも上記菱形あるいは略菱形は、その2本の対角線の
長さ比(長い方の対角線/短い方の対角線)が1:1.
4〜1:2.1の割合であって、対角線の長さが短い方
(即ち短軸)が10mm〜30mm1対角線の長い方(
即ち長軸)が16.3mm〜54.2mmとする様にす
るのが好ましい。
しかも、1つの冷却空気噴出孔を中心として隣接する6
つの冷却空気噴出孔間の距離の最も短い方と最も長い方
の比は1:1.OO〜1:1.16の範囲とするのが好
ましい。
上記菱形状とは菱形及び略菱形を含むものであり、菱形
の若干の変形も含むものである。
上記した様に対角線の長さ比及び冷却空気噴出孔間の距
離を上記した範囲とすることにより、主応力差が最大値
を示す隣接区域の中心間距離を5龍以上15mm未満と
することができる。
第7図のa、bに示した例は、本発明に使用した強化吹
口の一部を拡大した平面図で、冷却空気噴出孔の配列が
わかる様に示したものであり、多数の空気冷却噴出孔の
うち隣接する4つの冷却空気噴出孔21.22,23.
24が菱形状に、即ち、菱形の4つの頂点に4つの冷却
空気噴出孔の中心が位置される様に配列されている。
強化吹口に設けられた多数の冷却空気噴出孔は最外部の
冷却空気噴出孔の列を除いてどの隣接する4つの冷却空
気噴出孔も菱形状となる様に配列されている。
この強化吹口の1対は冷却空気噴出孔の配列のパターン
が一致する様に対向して配される。
第7図に示した菱形の長い方の対角線¥1は40龍、Y
、′は25mm1短い方の対角線Y2は20mm1Y/
は14mmであり、菱形の2本の対角線Y1とY2
との長さ比はY1/Y、、、=2となっており、又、y
;トy≦トノ長す比ハY、’/ y、<= 1.79
トナっている。
又、1つの冷却空気噴出孔、例えば冷却空気噴出孔24
を中心としてこれに隣接する6つの冷却空気噴出孔21
.22,23,25゜26.27間の距離の最も長い間
隔Z1は22.4mm、又21/は14.3mm、又距
離の最も短い間隔Z2は20.0m11又Z2は14.
0mmであり、冷却空気噴出孔間の間隔のZlとZ2と
の長さ比はZ1/Z2二1.12となっており、又Zl
とZ2との長さ比はZr/Zイ=1.02となっている
上記した様な冷却空気噴出孔の配列をもった強化吹口は
、強化処理するガラス板の両側にそれぞれ1つずつ一対
をなす様に設けられるものであるが、それぞれの吹口は
場合によって分割する様にしても構わない。
又、ガラス板の形状に応じて吹口の冷却空気噴出孔の先
端同志を結んで得られる面は所定の形状、例えば曲面形
状に選ばれる。
なお、強化処理すべきガラス板と個々の強化吹口の冷却
空気噴出孔の先端部との間隔は特に20crrL〜5.
Ocmとするのが、上記した様な本発明の応力分布を
得る上で、又、実用上適当である。
上記した冷却空気噴出孔は、ガラス板を冷却するための
空気を噴出することのできる孔を示すものであり、例え
ばノズル方式のもの、オリフィス方式のもの、パイプに
噴出孔をあけた方式のものであってもよいし、又、この
目的を達成できるその他方式の孔であってもよい。
又、上記した様な本発明の強化ガラス板を製造するに当
っては、歪点以上軟化点以下の温度に加熱されたガラス
板を、上記した様に隣接する4つの冷却空気噴出孔が菱
形状となる様に配列されている多数の冷却空気噴出孔を
有し、上記菱形はその2本の対角線の長さの比がに1.
4〜1:2.1の割合で、かつ2本の対角線の長軸の長
さが16.2朋〜54.2龍、短軸の長さが10龍〜3
0mmの範囲となっている一対の強化吹口間に2.0c
m〜5.0濃の間隔を置いて配し、上記各冷却空気噴出
孔から冷却空気をガラス板の両面に吹付けて、差別的に
急冷する。
板厚2.5 mm〜3.5mmのガラス板の場合の急冷
を開始する際のガラス板の温度は、そのガラス板の歪点
以上、軟化点以下であればよいものであるが、急冷する
際ガラス板の表面と内部との間で充分な温度勾配が得ら
れ、かつ、ガラス板に好ましくない変形、ソリなどが生
じない様に例えばソーダライムガラス板の場合には62
0°C〜700°C程度とするのが特に好ましい。
冷却空気の吹付は時間は7秒〜30秒とするのが、充分
な強化処理を施す上で実用的であるが、勿論この範囲に
限定されるものではない。
冷却空気を吹き付ける際、強化吹口は静止状態としても
よいが、場合によっては強化吹口に垂直揺動あるいは水
平揺動を与えて急冷を行い最高速度で急冷が行なわれる
様にすると共に、所望の応力分布を得る様にする。
揺動する際の振幅は10〜40龍とするのが最も実用的
である。
又、ガラス板の冷却に用いる空気の温度は30℃〜70
℃とするのが好ましい。
実施例 1 板厚3.0龍のソーダライムガラス板(寸法:1100
mmX 650mm)を第5図に示した曲げ強化装置を
使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図aに示した様な菱形配列とした。
又強化条件も下記の通りとした。
○冷却開始時のガラス板の温度:644℃〜647℃ 0強化状口のノズル孔の内径=44 龍強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔:0mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:25mm4mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.78 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.020強化強化
状垂直振動の振幅=3011LN0冷却空気の風圧及び
吹付時間: 900m1Aq110秒 0強化されたガラス板の形状:平ガラス板この様にして
強化されたガラス板を英国標準規格A6.5282に従
って破砕テスト(ポイント3での破砕)シ、得られた破
砕パターンの一部を第11図に示す。
実施例 2 板厚3.0 mmのソーダライムガラス板(寸法二11
00m1X 65071!71)を第5図に示した曲げ
強化装置を使用し、前述した手順によって強化処理した
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図aに示した様な菱形配列とした。
又強化条件も下記の通りとした。
O冷却開始時のガラス板の温度二655°C〜660℃ O強化状口のノズル孔の内径=44 龍強化吹ロノズル先端とガラス板との間隔=40rtt O隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:30mm。
5mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):2.0 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.12 ′0強
強化状の垂直振動の振幅:振動なし 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 2000m1Aq1
0秒 0強化されたガラス板の形状:平ガラス板実施例 3 板厚3. Orugのソーダライムガラス板(寸法:1
182imX 563mm)を第5図に示した曲げ強化
装置を使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図aに示した様な菱形配列とした。
又強化条件も下記の通りとした。
0冷却開始時のガラス板の温度=650℃〜658C O強化吹口ノズルのノズル孔の内径:6mm0強化吹口
0ノズル先端とガラス板との間隔=0mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:40mm。
20mm ○菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):2.O olつのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比二1.120強化吹口
の垂直振動の振幅=30龍 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1100iiAq
10秒 0強化されたガラス板の形状: 3000Rの曲げガラ
ス板 実施例 板厚3.5mmのソーダライムガラス板(寸法:110
0mvX 650mm)を第5図に示した曲げ強化装置
を使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図すに示した様な菱形配列とした。
又強化条件も下記の通りとした。
0冷却開始時のガラス板の温度二644°C〜647℃ 0強化吹口のノズル孔の内径:4mm 0強化吹口O7ズル先端とガラス板との間隔:0mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:25mm。
4mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.78 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.020強化吹口
の垂直振動の振幅:30朋 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 600iiAq 。
15秒 0強化されたガラス板の形伏二平ガラス板実施例 5 板厚2.5 mmのソーダライムガラス板(寸法=11
00龍X5002!!i)を第5図に示した曲げ強化装
置を使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図すに示した様な菱形配列とした。
又強化条件も下記の通りとした。
Q冷却開始時のガラス板の温度二650°C〜660℃ 0強化吹口のノズル孔の内匝:4朋 ○強化吹口のノズル先端とガラス板の間隔:20m O隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔二2.5mm。
4mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.78 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.020強化吹口
の垂直振動の振幅:30mm 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1800iiAq
10秒 0強化されたガラス板の形状:平ガラス板実施例 6 板厚3.0朋のソーダライムガラス板(寸法:1136
imX 500mm)を第5図に示した曲げ強化装置を
使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図に示した様な菱形配列であるが隣接冷却空気噴出孔の
水平間隔及び垂直間隔は下記の通りにした。
強化条件も下記に示す。O冷却開始時のガラス板の温度
二645℃〜650℃ 0強化吹口のノズル孔の内径ニア朋 0強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔二5mm ○隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:50mm。
5mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):2.0 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.120強化吹口
の垂直振動の振幅:30mm 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1400iiAq
10秒 0強化されたガラス板の形状二曲げガラス板実施例 7 板厚3.41n11Lのソーダライムガラス板(寸法=
140621!IEX 616mm)を第5図に示した
曲げ強化装置を使用し、前述した手順によって強化処理
した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図に示した様な菱形配列であるが隣接冷却空気噴出孔の
水平間隔及び垂直間隔は下記の通りにした。
強化条件も下記に示す。O冷却開始時のガラス板の温度
:650’C〜655℃ O強化吹口のノズル孔の内径ニア朋 0強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔:Qmm O隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:50mm。
0mm ○菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.67 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.030強化吹口
の垂直振動の振幅二3Qmm O冷却空気の風圧及び吹付時間: 1100mmAc4
15秒 0強化されたガラス板の形状:曲げガラス板実施例 8 板厚3.4朋のソーダライムガラス板(寸法:1276
mmX 514mm)を第5図に示した曲げ強化装置を
使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図に示した様な菱形配列であるが隣接冷却空気噴出孔の
水平間隔及び垂直間隔は下記の通りにした。
強化条件も下記に示す。O冷却開始時のガラス板の温度
=650°C〜655℃ O強化吹口のノズル孔の内径ニアmm ○強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔二0mm ○隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:48mm。
8mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線)二1.71 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.010強化吹口
の垂直振動の振幅:30韻 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1000m1Aq
15秒 0強化されたガラス板の形状:曲げガラス板実施例 9 板厚3.01nTILのソーダライムガラス板(寸法:
1150mmX 530mm)を第5図に示した曲げ強
化装置を使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図に示した様な菱形配列であるが隣接冷却空気噴出孔の
水平間隔及び垂直間隔は下記の通りにした。
強化条件も下記に示す。O冷却開始時のガラス板の温度
二660℃〜665C Q強化吹口のノズル孔の内径:6mrn Q強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔:0mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:48mm。
8mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.71 Qlつのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.010強化吹口
の垂直振動の振幅=30間 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1400mmAq
10秒 0強化されたガラス板の形状:曲げガラス板実施例 1
0 板厚3.0 mmのソーダライムガラス板(方法:11
50m1X 530mm)を第5図に示した曲げ強化装
置を使用し、前述した手順によって強化処理した。
なお、強化吹口の冷却空気噴出孔の配列パターンは第7
図に示した様な菱形配列であるが隣接冷却噴出孔の水平
間隔及び垂直間隔は下記の通りにした。
強化条件も下記に示す。O冷却開始時のガラス板の温度
:650℃〜655℃ 0強化吹口のノズル孔の内径:6mm 0強化吹口O7ズル先端とガラス板との間隔:Qim Q隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:40mrn。
3mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.74 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.000強化吹口
の垂直振動の振幅:30mm 0冷却空気の風圧及び吹付時間: 1200 +111
EAq 、。
* 10秒 0強化されたガラス板の形状:曲げガラス板実施例 1
1 実施例1〜lOにより製造した強化ガラス板のそれぞれ
について、下記項目について測定、試験した結果を表1
に示す。
なお、比較例1及び比較例2の強化ガラス板は次の様に
して製造したものである。
比較例 1 第5図に示した曲げ強化ガラスの製造装置により、板厚
3朋のガラス板(1182mmX563mm)を曲げ強
化した。
比較例1においては、強化吹口をガラス板の表面に関し
て多方向に揺動させてガラス板表面全体に渡って冷却速
度を均一にして急冷した。
強化吹口及び強化条件は下記の通りにした。
0冷却開始時のガラス板の温度:640°CO強化吹口
のノズル孔の内径二81nTILQ強化吹口のノズル先
端とガラス板との間隔:5mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:40mm。
0mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):1.33 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.200強化吹口
の垂直振動の振幅:30間 O冷却空気の風圧及び吹付時間: 1500mmkq
10秒 0強化されたガラス板の形状ニーげガラス板比較例 2 比較例1と同様に板厚3.0朋のガラ゛ス板(1182
m1X563龍)を曲げ強化した。
比較例2において、強化吹口、及び強化条件は下記の通
りとした。
○冷却開始時のガラス板の温度:650°CO強化吹口
のノズル孔の内径:6mm ○強化吹口のノズル先端とガラス板との間隔=0mm 0隣接ノズルの垂直間隔及び水平間隔:60mm。
0mm 0菱形の2本の対角線の長さ比(長い対角線/短い対角
線):2.00 01つのノズルを中心として隣接する6つのノズル間 距離の短いものと長いものとの比:1.120強化吹口
の垂直振動の振幅:30myttQ冷却空気の風圧及び
吹付時間: 1500mmAq 。
10秒 0強化されたガラス板の形状ニーげガラス板0破砕テス
ト 裏面にテスト後破片が飛散しない様に粘着シートを張っ
た強化ガラスサンプルを水平に支持された同形状のあて
ガラス板上に紫外線感光紙を全面に挾んでおき、尖端部
の曲率半径が0.2±Q、Q5mmのハンマー(重さ7
5g)により指定の衝撃点から破砕し、破砕後、10秒
〜3分間の間で露光し、破砕数を計数した。
なお衝撃点は平板ガラスの場合は第8図aの様に4点、
又は曲げ板ガラスの場合は第8図すの様に5点を選び、
各々の衝撃点について各−回行なった。
ポイントI: サンプルの強化ガラス板の輪郭の内で曲率半径が最も小
さな部分で、ガラス板のエッヂから30mm内側。
ポイント■: サンプル強化ガラス板の辺の二分線の1つの上でエッヂ
から100龍の点。
ポイント■: サンプルの強化ガラス板の幾何学的中心 ポイント■: サンプルの強化ガラス板の曲率の最も小なる部分で、最
も長い二分線の上に選ぶ。
上記各破砕テストを行なった後、ガラス板の任意の50
n角の正方形内での破片の数及び長さが60龍以上であ
ってその端部がナイフの刃状の破片の有無を測定した。
なお、サンプルのガラス板の周辺に沿った20mm以内
の帯状部及び衝撃点より半径75龍以内は除いた。
0表面応力測定法 表面応力を非破壊で測定するために、[1SATran
sact 1onJ 4(4)339 (1965)に
記載されている、表面反射型名力計の改良したものを用
いた。
上記方法は表面応力の存在する板ガラスの後屈Fi″(
常光線と異常光線に対するガラス表面が異なる現象)の
程度を屈折計の感度を上げて検出し、表面応力を知る方
法である。
ここでいう強化ガラスの表面応力とは、ガラス板の表面
の応力を指すわけであるが、平面内1で差別的な冷却を
行った場合には、断面応力分布の表面での応力に平面応
力を加算したものをいう。
測定すべき板ガラスの表面応力の方向と光の進行方向を
示すと第10図aのようになる。
この場合の常光線と異常光線に対する屈折率の差を測定
する方法を第10図すで説明する。
光線31から出た光はプリズム32と板ガラス33の接
触面で反射するが、常光線に対しては全反射角ψ0で反
射し、レンズ34の焦点面に全反射と部分反射の境界が
できる。
さらに異常光線に対しては全反射角ψ6で反射して同様
の境界ができる。
この境界の差りを測微計ではかる。
Dと(No−NE)との間には図の下の様な関係式が成
り立ちPとDlあるいはPと(No−NE)の関係が得
られる。
ここで P二表面応力、、No、NE:常光線、異常光
線に対する屈折率、f:レンズの焦点距離、α:定数 Np Sinψ0”No sinβo:l: NpCO3ψO Np Sin cpE= NE s1nβE = Np C089’E D=ijan(βE−β0) P二α(No−N、) なお、第10−において、Pは表面応力の方向、QはE
−rayの進行方向、Rは0−rayの振動方向、Tは
光の進行方向を示す。
又、主応力方向、主応力差及び主応力差を示す区域間の
間隔の測定は第9図に、その原理を示した平面応力測定
装置に従って行なった。
この測定法において、光源41からの光は偏光子42を
通過させて直線偏光とな゛し、次いでその偏光面に対し
て光軸を45°回転させた%大板43に光線を通過させ
て円偏光とする。
測定するを平面応力歪を持った強化ガラス板44は、%
大板43と検光子45との間に光線に対して垂直に配置
する。
円偏光とした光線を上記試料強化ガラス板44に入射さ
せると、通過した光線は、歪に応じて楕円偏光となり、
この光を回転する検光子45を通し光検出素子46の出
力を測定することにより楕円偏光の状態を知ることがで
き、測定点での主応力方向、主応力差を求めることがで
きる。
例えば、測定試料の主応力方向をθ1.θ2、主応力差
に対応する位相差をδとすると光検出素子の出力■(φ
は次式で与えられる。
I (ψ)= k(1−sinδsin 2 (θ−9
)) ) ・・・(1>(但しkは比例定数、ψは検光
子の回転角度である) 光検出素子の出力の最/ト値lm1nと最大値Imax
の比は楕円率Rであって、楕円率Rと位相差δは次式で
結ばれる。
(2)式を変形すれば位相差δはRを変数とする(2)
7式で表わされる。
また、主応力方向は次の式で表わされる。
即ち、この様にして楕円偏光の楕円率と検光子の回転角
度(最大、最小の出力値が得られる時の楕円の長軸角度
)を求めることにより、主応力差、主応力方向を求める
ことができる。
なお、上記した応力測定装置において、光源41には強
化むら等の微小変化を検出するために微小点に絞れるH
e−Neレーザーを使用し、偏光子42には偏光性能の
よいダラムトムソンプリズムを使用し、リファレンス光
取出しは偏゛\牟子と%大板の間においたガラス板47
で行い、外光の影響を小さくするために干渉フィルター
49を通して検出した。
又、%大板43は、水晶を研磨し、632.8mmの波
長に対してπ/2の位相差を生じるようにしたもので、
回転検光子45には偏光子42と同じ素子を用い、光検
出器46には外光の影響を小さくするために、リファレ
ンス光用と同様に干渉フィルターを前に置いた太陽電池
を使用した。
又、主応力差が最大値を示す隣接する区域の中心間距離
の距離は、上記測定方法によりガラス板面の主応力方向
及び主応力差を測定し、いくつかの主応力方向が異なる
区域に区分し、その中で主応力差が最大値を示す隣接す
る区域を見出し、その隣接する区域で主応力差が最大値
を示す点と点との間の距離を実測して求めるものである
以上の様に、本発明によれば、英国標準規格は勿論、E
EC標準規格案にも合格する自動車の側方又は後方窓用
強化ガラスを得ることができる。
しかも、破砕テストにおいてどの点から割って一切細片
及び3007n7?L以上の面積を有する最大破片が発
生せず、しかも破片の最大及び最小粒子数の差が少くよ
り一層安全性の高い強化ガラスを得ることができ、しか
もその製造も本発明により容易に行なえるものであり、
工業上の利益は多大である。
なお、本発明は平ガラスだけでなく曲げ強化ガラスに対
しても適用できることは勿論のこと、更に銀ペーストを
プリントした防曇ガラス板、あるいは着色を施した着色
ガラスに対しても同様に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガラス板強化方法において用いられた強
化吹口の一部の平面図、第2図は従来法により強化され
た強化ガラスの破砕パターンを示した図面、第3,4図
は本発明の強化ガラスの平面応力分布状態を図解した図
面、第5図は曲げ強化ガラス板の製造装置を示した説明
図、第6図は強化吹口部分の側面拡大図、第7図a、b
は本発明の強化ガラスを製造するのに使用される強化吹
口の冷却空気噴出孔の部分を示す一部拡大平面図、第8
図は破砕テスト方法を説明するための図面、第9図は平
面応力測定装置の原理図、第10図は表面応力測定装置
の原理図、第11図は本発明により得られた強化ガラス
の破砕パターンを示した図面である。 11はガラス板、12は加熱炉、13.13’はプレス
型、14はプレス装置、15.15’は強化吹口、16
は強化装置、17はトング、18はヒーター、19,2
1,22,23,24は冷却空気噴出孔、31は光源、
32はプリズム、33は板ガラス、34はレンズ、35
は反射ミラー、36はアナライザー、41は光源、42
は偏光子、43は%大板、44は強化ガラス板、45は
検光子、46は光検出素子、47はガラス板、48はリ
ファレンス光検出器、49は干渉フィルター、50は強
化ガラス板水平移動装置、A、B。 Cは強化程度の中間の区域、Dは強化程度の低い区域、
Eは強化程度の高い区域、Fは冷却空気噴出孔対応部分
、o 、 o’ 、 o“は強化程度の中間の区域ノ中
心、H、I 、 J ハ主応力方向、Xl、 X;は主
応力方向が異なり、かつ主応力差が最大値を示す隣接区
域の中心間距離、Yl、 Ylは隣接する4つの冷却空
気噴出孔により形成される菱形の対角線の長辺、Y2.
Y、;は前記菱形の対角線の短辺、z1+ Z1′、
Z2. Z、;は隣接する冷却空気噴出孔間の距離、
Kは強化ガラス板の破砕片、Sは細片を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板厚が2.5 mrrt〜3.5 mrnの板ガラ
    スであって該ガラス板には、850 kg/crj、〜
    1350 kg/crilの範囲の平均表面圧縮応力を
    形成させるとともに、ガラス板の平面内に作用する主応
    力が異なる区域を散在して形成させており、上記区域の
    うち大部分の区域における主応力差の最大値を50kg
    /c11t〜300kg/iの範囲とし、更に主応力差
    が最大値を示す隣接区域における大部分の主応力が異な
    った方向を示す様にし、かかる隣接区域の中心間距離の
    大部分を5mm以上15mm未満としたことを特徴とす
    る強化ガラス板。 2 板厚が2.51rL7rL〜3.5 muのガラス
    板をその歪点以上軟化点以下の温度に加熱した後、隣接
    する4つの冷却空気噴出孔が菱形状となる様に配列され
    ている多数の冷却空気噴出孔を有し、上記菱形の2本の
    対角線の長さ比が1:1.4〜1:2.1の割合で、上
    記2本の対角線の長辺が16.3mm〜54.2朋、そ
    の短辺が10.0mm〜30.0の範囲となっている一
    対の強化吹口の間に保持し、上記各冷却空気噴出孔から
    冷却空気をガラス板の両面に吹付けて急冷することを特
    徴とする強化ガラス板の製造方法。 3 ガラス板に冷却空気の吹付けを開始する時のガラス
    板温度を620°C〜700℃とすることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の強化ガラス板の製造方法。 4 上記一対の強化吹口をその冷却空気噴出孔の配列パ
    ターンが対向する様に配して急冷することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のガラス板の製造方法。 5 歪点以上軟化点以下の温度に加熱された板厚2.5
    〜3.5mmのガラス板を風冷強化する強化装置であっ
    て、該強化装置は、強化すべきガラス板の両面に空気を
    吹付けるための多数の冷却空気噴出孔が取付けられた一
    対の強化吹口を有しており、かかる強化吹口の多数の冷
    却空気噴出孔は、その隣接する4つの冷却空気噴出孔が
    菱形状となる様は配されており、上記菱形の2本の対角
    線の長い方の対角線と短い方の対角線との長さ比を1:
    1.4〜1:2.1の割合となる様にするとともに2本
    の対角線の長軸の長さを16.3mm〜54.2 mm
    1短軸辺の長さを10.0mm〜30.0m7nの範囲
    としたことを特徴とする強化ガラス板の製造装置。 61つの冷却空気噴出孔を中心として隣接する6つの冷
    却空気噴出孔間の短い方と長い方の距離との比を1:1
    .OO〜に1.16の範囲とすることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の強化ガラス板の製造装置。
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