JP2002526128A - にきび及び脂漏症のために有効な高エネルギ光力学治療装置及び方法 - Google Patents
にきび及び脂漏症のために有効な高エネルギ光力学治療装置及び方法Info
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Abstract
Description
に治療されるべき皮膚の部位に対して収束した狭いバンド幅のビームとしてバイ
オレット/青色光を放射するシステムに関する。この方法は、狭いバンド幅のバ
イオレット/青色光の放射を含む光力学的皮膚治療と、酸化剤及び又は皮膚溶解
性物質の局部的塗布とを組み合わせることに関する。背景技術 皮脂腺の拡張及び閉塞がにきびの原因である。腺内に皮脂が蓄積するため、主
にpropionibacterium acnes (p. acnes)からなるバクテリアが腺内に繁殖する。
このようなバクテリアは炎症を引き起こし、更には膿疱性障害を発生し、この障
害は治癒した後には瘢痕化する。 【0002】 p. acnesが種々のポリフィリン(polyphyrins)を発生することが知られている
。又、バイオレット/青色域(405nm〜410nm)の可視光或いは効能が
やや劣るものの赤色可視光(630nm〜670nm)は、拡張した皮脂腺内の
ポリフィリンが、酸素と結合して過酸化物を形成するような光力学的効果を引き
起こし得ることも知られている。これらの過酸化物は寿命の短い有害物質であっ
て、腺内のバクテリアを死滅させたり、その数を大幅に減少させることができる
。 【0003】 光力学的治療(PDT: photodynamic therapy)は4つの要素を最適に組み合
わせることに基づく。この4つの要素とは、光、光感作物質、酸素、皮膚浸透能
力である。にきびの光力学的治療に関する先行特許及び刊行物は、PDTの最初
の2つの要素即ち露光及び皮脂腺ポリフィリンのみに関するのみであった。研究
によれば、光によるp. acnesの破壊は、環境中の酸素濃度に応じて対数的に増大
することが示された。 【0004】 光によりにきびを治療しようとする様々な試みがなされてきている。たとえば
、MendesらによるUSP5,549,660は、低い強度の赤色光を用い
てにきびを治療する方法を開示している。この装置は、皮膚内のマクロファージ
に対する作用を介してにきびを治療せんとするものであった。本発明とは異なり
、そのような低い強度の光は、皮膚の深層内のp. acnesを、光力学的に効果的に
破壊するためには不十分である。にきびを治療するために高い強度の可視光を用
いることについてはMeffertら(Dermatol−Monatssch
r.1990;176(10);597−603)により記述されているが、こ
れは可視光ばかりでなく、全放射量の15乃至20%にも及ぶUVAを放射する
光源を用いる。Sigurdssonら(Dermatology 1997;
94;256−260)は、Philips HPM−10400Wに、UVI
LEX390−フィルタ(Desag. ドイツ国)を組合わせて用いたが、こ
のフィルタは、全てではないが有害なA紫外線のほとんどを遮断するものである
。ここで用いられたランプは、420nmにピークを有しており、更に405及
び435nmに小さなピークを有している。この装置は、40cmの距離で、0
.5J/cm2のUVA、20J/cm2のバイオレット/青色光及び5J/cm 2 の緑色光を放射した。 【0005】 このように、治癒効果を改善し得るような装置及び方法を用いて、酸化剤或い
は酸素搬送物質を用いた上で、バイオレット/青色光放射を組み合わせることに
より改善された光力学的治療効果を達成し得るような方法が求められていること
が広く認識されており、しかもきわめて効果的であることが考えられる。 【0006】 メチレンブルーは、元々、新生児のメトヘモグロビン血症の治療のために用い
られるものであるが、皮膚の滅菌のために局部的にも用いられる。試験管及び生
体における研究によれば、メチレンブルーは光によって励起されて、光力学的反
応を誘起する。メチレンブルーは、herpes virus helicoabacter pilloryの非活
性化のために用いられ、皮膚膿や皮脂腺癌の実験的な治療のためにも用いられる
。我々の考えによれば、我々の光力学的治療方法は、メチレンブルーなどの外部
的な光感作性物質を0.1〜5%の濃度で用いることにより改善することができ
る。発明の開示 基礎的な科学的研究によれば、p. acnesの増殖率は、p. acnesが曝露される光
の強度及び酸素レベルに反比例することが見出された。Sigurdssonら
は、彼らの装置によってにきびの症状を30%低減し、特に膿疱の数を49%減
少させたとしている。この成功率は、高い強度のバイオレット/青色光に皮膚を
さらす直前或いは毎日皮膚に浸透性の酸素を適用することにより劇的に改善する
ことができる。 【0007】 本発明によれば、特別な、他のスペクトル線を含むものであって良いバイオレ
ット/青色光の光源を、過フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及び0.1〜
5%メチレンブルー等の外部光感作物質からなる群のうちの1つは又複数の物質
の利用に基づく酸素搬送物質を、治療されるべき皮膚の部位への治療前の塗布と
併用することにより、にきびを、より高い選択性及び効能をもって光力学に治療
することのできる方法及び装置が提供される。にきび及び脂漏症からなる群のう
ちの少なくとも1つの皮膚疾患のための本発明に基づく光力学治療装置は、(a
)少なくとも405nmから440nmの範囲の狭いスペクトルバンド内に集中
したスペクトル放射力を有する少なくとも1つの光源と、(b)前記少なくとも
1つの光源から放射された光を収集し、整形するための光学システムと、(c)
スペクトル放射力の持続時間、パワー及び放射スペクトルバンドからなる群のう
ちの少なくとも1つのパラメータを制御するための電子制御ユニットとを有する
ことを特徴とする。 【0008】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置は、治療されるべき皮
膚の部位に対して調節可能な距離及び方向に前記光源を保持するための機構を更
に有する。 【0009】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置は、液体に満たされた
光ガイド及び光ファイバー光ガイドからなる群のうちの少なくとも1つを、調節
可能な距離、放射エネルギ及び放射方向をもって、治療されるべき皮膚の部位に
対して前記光源からの放射を集光及びガイドするための光学的システムの一体的
な一部として備えている。 【0010】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置の少なくとも1つの光
源が、405−440nmに、スペクトルバンドにおけるピークを有するハロゲ
ン化ガリウム及び鉛ガス混合体放電灯を備えている。 【0011】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置の少なくとも1つの光
源が、405−440nmに、スペクトル放射バンドを有するイオンクリプトン
ガスレーザを備えている。 【0012】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置の少なくとも1つの光
源が、405−440nmに、狭いスペクトル放射バンドを有するバイオレット
/青色光レーザーダイオード及び発光ダイオード(LED)からなる群のうちの
少なくとも1つのダイオードを備えている。 【0013】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、この装置の光源が、上記実施例
に含まれる光源の任意の組み合わせからなる。 【0014】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記光源の少なくとも1つの光
が、楕円断面円筒反射器により集光される。 【0015】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記光源の少なくとも1つの光
が、楕円断面円筒反射器により集光されるとともに、更に、2つの互いに直交す
るシリンドリカルレンズの組によりコリメートされる。 【0016】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記光源の少なくとも1つの光
が、楕円断面円筒反射器により、第2の焦点に於いて、ビーム整形及びガイド用
光ファイバのスリット型入力開口に集光される。 【0017】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記光源の少なくとも1つの光
が、放物線断面円筒反射器により集光される。 【0018】 本発明によれば、バイオレット/青色光(405−440nm)、赤色光(6
30−670nm)及び緑色光(520−550nm)からなる狭いスペクトル
バンドの群のうちの少なくとも1つのスペクトル特性を有する光源を、局部的酸
素搬送物質としての過フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレンブル
ー溶液からなる群のうちの少なくとも1つの塗布と併用することにより、にきび
及び脂漏症を治療するための方法が提供される。この方法は、(a)治療される
べき皮膚の部位に前記した少なくとも1つの化合物を塗布する過程と、(b)前
記光源により治療されるべき皮膚の部位を照射する過程と、(c)少なくとも2
4時間の間隔をおいて少なくとも1回の照射を追加して行う過程とを有する。 【0019】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、少なくとも1つの狭いスペクト
ルバンドバイオレット/青色光放射のための高強度の光源を、局部的酸素搬送物
質としての過フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレンブルー溶液か
らなる群のうちの少なくとも1つの塗布と併用することにより、にきび及び脂漏
症を治療するための方法が提供される。この方法は、(a)400nm以下の紫
外線をフィルタにより除去し、405nmから440nmの範囲の狭いスペクト
ルバンド内に集中したスペクトル放射力を有する光源を用いて、治療されるべき
皮膚の部位を照射する過程と、(b)光学的システム及び機械的機構を用いて、
前記光を治療されるべき皮膚の部位に集光し、ガイドする過程と、(c)前記化
合物群から選択された少なくとも1つの化合物を、毎日及び/又は治療前に塗布
する過程と、(d)1週間に1〜5回のバイオレット/青色光の照射を、通常2
〜10週間に渡って、少なくとも24時間の間隔をおいて行う過程とを有する。 【0020】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、少なくとも2つの狭いスペクト
ルバンドバイオレット/青色光及び赤色光放射のための高強度の光源を、局部的
酸素搬送物質としての過フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレンブ
ルー溶液からなる群のうちの少なくとも1つの塗布と併用することにより、にき
び及び脂漏症を治療するための方法が提供される。この方法は、(a)400n
m以下の紫外線をフィルタにより除去し、405nmから440nmの範囲の第
1の狭いスペクトルバンド及び630nmから670nmの範囲(赤色)の第2
の狭いスペクトルバンド内に集中したスペクトル放射力を有する光源を用いて、
治療されるべき皮膚の部位を照射する過程と、(b)光学的システム及び機械的
機構を用いて、前記光を治療されるべき皮膚の部位に集光し、ガイドする過程と
、(c)前記化合物群から選択された少なくとも1つの化合物を、毎日及び/又
は治療前に塗布する過程と、(d)1週間に1〜5回のバイオレット/青色光の
照射を、通常2〜10週間に渡って、少なくとも24時間の間隔をおいて行う過
程とを有する。 【0021】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、にきびにより冒されている部位
に、10mW/cm2〜500mW/cm2の放射パワーをもってバイオレット/
青色光を集中して照射するような方法が提供される。 【0022】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、塗布化合物が、1〜10重量%
の過酸化水素及び1〜10重量%のサリチル酸を含むような方法が提供される。 【0023】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、酸化剤及び角質溶解性物質から
なる群から選択された前記少なくとも1つの化合物が、毎日又は治療直前に塗布
されるような方法が提供される。 【0024】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記酸化剤及び/又は角質溶解
性物質が、リポソーム及び正電荷帯電サブミクロンエマルジョンからなる群から
選択された化合物からなるような方法が提供される。 【0025】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記酸化剤及び/又は角質溶解
性物質が、10〜50%プロピレングリコールをベースとするような方法が提供
される。 【0026】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、前記酸化剤が、水中のエマルジ
ョンをなす油に、分子状酸素を混合したものがなり、かつ光に照射される前又は
照射中の皮膚に継続的にスプレーされるような方法が提供される。 【0027】 本発明の好適実施例の更に別の特徴によれば、蒸留水中又はゲルベースの0.
1〜5%メチレンブルーが、光に照射される前又は照射中の皮膚に塗布されるよ
うな方法が提供される。 【0028】 ここで提案された方法は、公知の治療方法及び関連する実験システムの構造に
付随する欠点を解消することができる。ここで提案された方法は、過フルオロ炭
素及び/又は酸化剤のエマルジョンをベースとする酸素搬送物質を用いることに
より、皮脂腺に於ける酸素の存在量を大幅に増大させ、得られるべき光力学的治
療効果を大幅に改善し得るような新規な方法を提供する。ここで提案された方法
は、また、透光性のゲル及び角質溶解性物質を用いることにより、皮膚内への光
及び化合物の浸透を向上させる。また、光感作物質の最適活動スペクトルにマッ
チする高強度の単色光を提供することにより、光によるp. acnesの破壊を促進す
る方法が提供される。 【0029】 過去に、Meffertらや、Sigurdssonらにより提案された光源
とは異なり、本発明に基づく装置は、にきび及び脂漏症を安全かつ効果的に治療
するという目標を達成する上での重要な進歩を画するものであって、その装置は
、有害な紫外線光をフィルタにより除去し、光力学的反応の活性化に必要な狭い
スペクトルバンドに於いて、高い強度の非コヒーレント光を照射する。狭く、か
つ特定された波長領域の照射は、表皮を過度に熱することなく、真皮の深い層内
に向けて十分な強度の光を投与することができる。本発明の光源によれば、皮脂
腺に於けるp. acnesの、光による破壊を促進するのに必要な光のスペクトルバン
ドを放射することができる。 【0030】 Malik Z, Nitzan T, Harth Y及び Koman Aにより、発表のために提出された
試験管実験によれば、提案された装置による照射の結果、30分及び60分に渡
る2回の照射を、72時間の暗状態の潜伏期をおいて行ったところ、propioniba
cterium acnesを109から<104に減少させることができた(図6)。 【0031】 試験管実験によれば、照射前に、0.5%メチレンブルーをブロスに加えるこ
とにより、p. acnesの破壊を更に促進できることが見出された。発明を実施するための最良の形態 本発明は、光線療法に於いて光力学的治療を行うために用いることのできる装
置に関する。特に、本発明は、にきび及び脂漏症の非侵襲性治療に用いることが
でき、患者の様々な部位の治療ができるように、照射パワー、スペクトルエネル
ギ分布、照射時間及び光源の照射スペクトルバンドを制御することができる。 【0032】 図1は、本発明に基づく光力学的治療装置の模式的正面図及び側面図であって
、この装置を以下システム25と称するものとする。 【0033】 システム25は、調節ユニット15により患者の治療されるべき特定の皮膚の
領域に向けられ且つ配置され得る光源13を有する。この光源は、ポールユニッ
ト7及びハンドル8を用いることにより、治療されるべき部位に対する有効な放
射エネルギーフラックスを変更するために上下に移動させることができる。光源
は、患者の治療されるべき皮膚の部位に関して、距離及び方向を調節し得るよう
に機械的円弧状機構6上に支持され、取り付けられている。機構9を用いること
により、光源13からの光ビーム21の水平、垂直及び半径方向位置を調節する
ことができ、光ビーム21を、患者の治療されるべき皮膚の部位に向けることが
できる。 【0034】 ユニット17は、治療されるべき皮膚の領域から熱を除去するためのエアブロ
ア或いはファンを示す。ユニット18、19は、ユニット17の位置を所望に応
じて調節するための機構である。 【0035】 ユニット5は、ランプのパワー、照明の持続時間、空冷動作のパラメータ及び
一般的なオンオフ及びメインコントロール機能を制御するためのコントロールボ
ードである。 【0036】 ユニット4、20は、装置を垂直位置に安定させるための構造要素及び釣合い
重りである。ユニット3は、円弧状の構造6のための回転軸であって、ユニット
3は治療を受ける患者のベッド22に対して任意の水平方向に対する角度を取る
ことができる。 【0037】 ホイール2及びポール1は、システムオペレータの必要に応じて装置の位置を
移動し固定するための要素である。 【0038】 光源13は、405−420nmにピークを有するバイオレット/青色光を放
射するためのランプもしくはレーザ光源からなる。光源からの光のうちの紫外線
成分は、ほとんど100%一体的光学システムによりフィルタされる。光源から
の狭いスペクトルバンド幅の放射は、ランプ内に特別なガスの混合体を封入した
ランプや、ガスレーザ光源や、バイオレット/青色光半導体発光ダイオードの接
合部から得られる。これら単一種の光源或いは別実施例に基づき2つ若しくは3
種の光源を組み合わせて得られた光は、場合によってはスペクトル中の赤色或い
は緑色成分を含む追加の狭いスペクトルバンド線の成分を含むものであってよい
最適なバイオレット/青色光の放射を可能にする。本発明の光源は、30〜40
cmの距離から、治療されるべき部位の表皮を、最大23度の温度に維持するこ
とができる。光源13の前に設けられた機械式シャッター12は、治療されるべ
き部位を正確に規定するために用いられる。 【0039】 図2A及び2Bは、本発明に基づく照明ヘッドユニット13の側面図及び正面
図であって、以下システム28と称するものとする。 【0040】 照明システム28は、本発明の背景技術に関して前記したように、バイオレッ
ト/青色或いは赤色のスペクトルの特定のバンド幅外の放射エネルギースペクト
ル成分をフィルタして取り除くためのフィルタユニット121を有する。ユニッ
ト111は、システム28により放射される光ビームの大きさ及びコリメーショ
ンパラメータを制御するために互いに協働して調節可能な絞り開口を形成するた
めのコントロールノブ112及び枢軸110を有する4つの機械式フラップの組
から成る。U字形のアーム114が照明ユニットハウジング113を固定且つ支
持する。ユニット109は、システム28が垂直枢軸107の周りを回動させ、
所望の回転角度でロックさせるためのものである。ユニット115は、システム
28を円弧状機構106に沿って摺動させ且つ所望の位置で固定させるためのも
のである。ユニット115は、システム28を上下に移動させ且つ所望の位置に
固定させることもできる。ユニット122は、所望に応じて設け得る、治療され
るべき皮膚の小さな部位に対してビームを照射するためにシステム28のフォー
カス及び集光用のレンズ及び機械式支持ハウジングであって、特定の治療におい
て必要となり得る高い光エネルギーフラックスを形成可能とする。 【0041】 図3A、3Bは、図1に示された装置に於ける本発明の別の実施例に基づく光
ヘッドユニット13の模式的正面図及び底面図であって、以下これをシステム3
0と称するものとする。 【0042】 システム30は、ハウジングユニット31及び、好ましくは放物線を成す垂直
断面を有する反射器32を備えている。ガス放電灯33は、ランプの照明円弧の
中心が反射器の焦点に位置するように反射器33に組み付けられている。ランプ
33は、ハロゲン化ガリウム及び鉛ガス混合体放電灯からなる。 【0043】 ユニット34は、反射器33の開口外周に設けられた赤色LED若しくは赤色
レーザーダイオードからなる円形のアレイである。 【0044】 図4は、図1に示された装置に於ける,本発明の別の実施例の光ヘッドユニッ
ト13を模式的に示し、以下これをシステム40と称するものとする。 【0045】 システム40は、ハウジングユニット42及び狭いスペクトルバンド幅のバイ
オレット/青色光成分を放射するLED又はレーザーダイオード41の二次元ア
レイを備えている。これらの半導体光源は、GaN又はZnSe成分からなるも
のであって良い。二次元アレイは、好適な赤のスペクトルバンド内の放射を行う
狭いスペクトルバンド幅を有する赤色LED若しくはレーザーダイオードを含む
ものであって良い。ユニット43は、システム40を図1の装置に取り付けるた
めの機構である。 【0046】 図5は、光学的なフィルタを通す前の、バイオレット/青色ガス放電灯に基づ
く光源から放射される光エネルギーの典型的なスペクトル分布を示すもので、こ
の場合光源はガス放電灯からなる。 【0047】 図6Aは、図1に示された装置に於ける、本発明に基づく光ヘッドユニット1
3の3つの可能な実施例の第1のものを模式的に示す断面図であり、第1の実施
例を以下システム50と称するものとする。システム50は、405−420n
mにピークを有するバイオレット/青色光を発するアークランプもしくは線状整
形ビームのレーザーライト源52を支持するハウジング51からなる。光源は、
楕円形断面を有する反射器53の第1の焦点54に固定されている。楕円形反射
器53により反射された好適スペクトルバンドの放射エネルギは、第2の焦点5
5に於いて線状の光源として結像される。ビームは、第2の焦点から、小さな角
度をなして拡散し、ランプハウジングの開口から、治療に適する距離としての4
0cmの部分に典型的には20×10cmの長円形照明領域81を形成する。光
源からの、バイオレット成分以外はフィルタユニット56により除去され、また
ランプハウジングは、患者を熱或いは爆発から保護するための、熱ミラー層によ
りコーティングされた強化ガラス窓57により封止されている。所要の狭いスペ
クトルバンド幅のバイオレット/青色光源からの放射は、ランプ内に特殊なガス
の混合体を封止してなる特別なアークランプ或いはバイオレット/青色半導体ダ
イオード接合アレイにより実現される。上記したような単一種の光源或いは別実
施例に基づき2つ若しくは3種の光源を組み合わせて得られた光は、場合によっ
てはスペクトル中の赤色或いは緑色成分を含む追加の狭いスペクトルバンド線の
成分を含むものであってよい最適なバイオレット/青色光の放射を可能にする。 【0048】 図6Bは、図1に示された装置に於ける、本発明に基づく光ヘッドユニット1
3の3つの可能な実施例の第2のものを模式的に示す断面図であり、第2の実施
例を以下システム60と称するものとする。システム60は、405−420n
mにピークを有するバイオレット/青色光を発するアークランプもしくは線状整
形ビームのレーザーライト源62を支持するハウジング61からなる。光源は、
楕円形断面を有する反射器63の第1の焦点64に固定されている。楕円形反射
器63により反射された好適スペクトルバンドの放射エネルギは、第2の焦点6
5に於いて線状の光源として結像される。ビームは、第2の焦点にて、光ファイ
バの束のスリット状の入口開口に入射する。この開口は、この点69に結像され
る光源のサイズ及び形状に適合している。この光ファイバの束の出口の円形開口
67から出射するビームは、通常40度の角度で拡散し、円形の照射領域を形成
し、この領域のサイズ、従って照射パワー密度は、光ファイバの束の出口開口6
7から患者の治療されるべき皮膚の部位までの距離を変化させることにより制御
することができる。光源からの放射の非バイオレット成分は、フィルタ66によ
り除去され、ランプハウジングはカバー窓69により封止されている。上記した
ような単一種の光源或いは別実施例に基づき2つ若しくは3種の光源を組み合わ
せて得られた光は、場合によってはスペクトル中の赤色或いは緑色成分を含む追
加の狭いスペクトルバンド線の成分を含むものであってよい最適なバイオレット
/青色光の放射を可能にする。 【0049】 図6Cは、図1に示された装置に於ける、本発明に基づく光ヘッドユニット1
3の3つの可能な実施例の第3のものを模式的に示す断面図であり、第3の実施
例を以下システム70と称するものとする。システム70は、405−420n
mにピークを有するバイオレット/青色光を発するアークランプもしくは線状整
形ビームのレーザーライト源72を支持するハウジング71からなる。光源は、
楕円形断面を有する反射器73の第1の焦点74に固定されている。楕円形反射
器73により反射された好適スペクトルバンドの放射エネルギは、第2の焦点7
5に於いて線状の光源として結像される。ビームは、第2の焦点を通過して、互
いに軸線が直交するように配置された2つのシリンドリカルレンズ76、77に
入射する。このレンズシステムの出口の開口78には、治療に適する距離として
の40cmの部分に略円形の典型的には20×20cmの照明領域が形成される
。光源からの放射の非バイオレット成分は、フィルタ79により除去され、ラン
プハウジングはカバー窓80により封止されている。上記したような単一種の光
源或いは別実施例に基づき2つ若しくは3種の光源を組み合わせて得られた光は
、場合によってはスペクトル中の赤色或いは緑色成分を含む追加の狭いスペクト
ルバンド線の成分を含むものであってよい最適なバイオレット/青色光の放射を
可能にする。 【0050】 図7は、本発明の装置の研究室に於ける試験の結果を示すもので、30分及び
60分に渡る2回の照射を、72時間の暗状態の潜伏期をおいて行ったところ、
propionibacterium acnesを109から<104に減少させることができた。 【0051】 本発明の方法は、毎日或いは治療の直前に、過フルオロ炭素、酸化剤或いは角
質溶解性物質及等に基づく酸素搬送化合物を追加することにより、従来の方法を
大幅に改善するものである。例えば、過フルオロ炭素の親油性エマルジョンから
なる、提案される酸素搬送化合物は、発生期酸素を直接皮脂腺に解放し、大気の
20%酸素濃度に比較して、76%酸素濃度を達成する。例えば、1〜10%H 2 O2のエマルジョン又はゲルからなる、提案される酸化剤は、皮膚上に存在する
酵素カタラーゼと接触して発生期酸素を直接皮脂腺に解放する。エマルジョン或
いはゲルを適当に調製することにより、酸素が上向きに形成されるのを防止し、
瞬間的には15気圧にも達する内向きのO2圧力を引き起こし、酸素を皮膚の深
い層に位置する皮脂腺に到達させることができる。 【0052】 光線療法中に酸素付加を行うことにより、p. acnesの光による破壊を促進し、
膿疱性障害の数及び度合を減ずることができる。塗布されるべき製剤に角質溶解
性物質(1〜5%のサリチル酸)を加えることにより、皮脂腺内への酸素の拡散
を促進することができる。塗布されるべきエマルジョン或いはゲルを冷却してお
くことにより、表皮の温度を低く維持し、それだけ皮脂腺により高い強度の光を
照射できるようになる。 【0053】 本発明が、その詳細な実施例に関して例示され且つ説明されてきたが、当業者
には、形状及び詳細な部分の変更が添付の請求項の範囲を逸脱せずに可能なこと
は容易に理解されよう。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に基づく光力学的治療装置の一実施例を示す正面図及
び側面図。 【図2A】 バイオレット/青色光ガス放電灯からなる光源に基づく照明
ヘッド構造の模式的側面図。 【図2B】 バイオレット/青色光ガス放電灯からなる光源に基づく照明
ヘッド構造の模式的正面図。 【図3A】 図1に示された装置の光源ユニットの模式的正面図であって
、この照明ユニットは狭いスペクトル幅の赤色光成分を発生するLEDまたはレ
ーザーダイオードの円形のアレイに基づき、このアレイは放物断面を有する反射
器の外周部に一体化されており、その焦点には狭いスペクトル幅のバイオレット
/青色光ガス放電灯が配置されている。 【図3B】 図1に示された装置の光源ユニットの模式的底面図であって
、この照明ユニットは狭いスペクトル幅の赤色光成分を発生するLEDまたはレ
ーザーダイオードの円形のアレイに基づき、このアレイは放物断面を有する反射
器の外周部に一体化されており、その焦点には狭いスペクトル幅のバイオレット
/青色光ガス放電灯が配置されている。 【図4】 別の実施例に基づく光源の模式的底面図であって、この照明ユ
ニットは、狭いスペクトル幅のバイオレット/青色光を発生するLEDまたはレ
ーザーダイオードの2次元アレイに基づき、この2次元アレイは、狭いスペクト
ル幅の赤色光成分を発生するLEDまたはレーザーダイオードとの組み合わせを
含む、狭いスペクトル幅のバイオレット/青色光を発生するLEDまたはレーザ
ーダイオードのあらゆる空間的配置を含むものとする。 【図5】 光源がガス放電灯であるような実施例において、バイオレット
/青色光源から放射される光エネルギーの典型的なスペクトル分布を示す。 【図6A】 本発明に基づく装置の照明ヘッドの、更に3つの単一軸楕円
断面円筒反射器に基づく実施例のうちの第1の実施例を示すもので、その第1の
焦点にはガス放電灯が配置され、このガス放電灯の像が楕円形反射器の第2の焦
点に結像され、対象物を直接照明するために利用され、最終的には患者の処理さ
れるべき皮膚の部位に光エネルギーを最適に導き且つ集光するようにしたもので
ある。 【図6B】 本発明に基づく装置の照明ヘッドの、更に3つの単一軸楕円
断面円筒反射器に基づく実施例のうちの第2の実施例を示すもので、その第1の
焦点にはガス放電灯が配置され、このガス放電灯の像が楕円形反射器の第2の焦
点に結像され、集光された後、光ファイバースリットにより円形ビーム整形光フ
ァイバー束に送り込まれ、最終的には患者の処理されるべき皮膚の部位に光エネ
ルギーを最適に導き且つ集光するようにしたものである。 【図6C】 本発明に基づく装置の照明ヘッドの、更に3つの単一軸楕円
断面円筒反射器に基づく実施例のうちの第3の実施例を示すもので、その第1の
焦点にはガス放電灯が配置され、このガス放電灯の像が楕円形反射器の第2の焦
点に結像され、2つの互いに直交する円筒形レンズにより整形され、最終的には
患者の処理されるべき皮膚の部位に光エネルギーを最適に導き且つ集光するよう
にしたものである。 【図7】 p. acnesに対する研究室で行ったテストに基づく本発明の装置
の成果を示すもので、2つの30分或いは60分の露光セッションを72時間の
間隔をおいて行ったことによりp. acnesを10の4乗乃至5乗分の1のオーダで
低減し得ることを示す。
Claims (25)
- 【請求項1】 にきび及び脂漏症からなる群のうちの少なくとも1つの皮
膚疾患のための光力学治療装置であって、 (a)少なくとも405nmから440nmの範囲の狭いスペクトルバンド内
に集中したスペクトル放射力を有する少なくとも1つの光源と、 (b)前記少なくとも1つの光源から放射された光を収集し、整形するための
光学システムと、 (c)スペクトル放射力の持続時間、パワー及び放射スペクトルバンドからな
る群のうちの少なくとも1つのパラメータを制御するための電子制御ユニットと
を有することを特徴とする装置。 - 【請求項2】 治療されるべき皮膚の部位に対して調節可能な距離及び方
向に前記光源を保持するための機構を更に有することを特徴とする請求項1に記
載の装置。 - 【請求項3】 液体に満たされた光ガイド及び光ファイバー光ガイドから
なる群のうちの少なくとも1つを、調節可能な距離、放射エネルギ及び放射方向
をもって、治療されるべき皮膚の部位に対して前記光源からの放射を集光及びガ
イドするための光学的システムの一体的な一部として更に備えていることを特徴
とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】 前記光源の少なくとも1つが、405−440nmに、ス
ペクトルバンドにおけるピークを有するハロゲン化ガリウム及び鉛ガス混合体放
電灯を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 前記光源の少なくとも1つが、405−440nmに、ス
ペクトル放射バンドを有するイオンクリプトンガスレーザを備えていることを特
徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項6】 前記光源の少なくとも1つが、405−440nmに、狭
いスペクトル放射バンドを有するバイオレット/青色光レーザーダイオード及び
発光ダイオード(LED)からなる群のうちの少なくとも1つのダイオードを備
えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項7】 前記光源が、請求項4乃至6に記載された上記光源の任意
の組み合わせからなることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 前記光源の少なくとも1つの光が、楕円断面円筒反射器に
より集光されることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項9】 前記光源の少なくとも1つの光が、放物線断面円筒反射器
により集光されることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項10】 前記光源の少なくとも1つの光が、集光されるとともに
、更に、2つの互いに直交するシリンドリカルレンズの組によりコリメートされ
ることを特徴とする請求項8に記載の装置。 - 【請求項11】 前記光源の少なくとも1つの光が、前記第2の焦点に於
いて、ビーム整形及びガイド用光ファイバのスリット型入力開口に集光されるこ
とを特徴とする請求項8に記載の装置。 - 【請求項12】 バイオレット/青色光(405−440nm)、赤色光
(630−670nm)及び緑色光(520−550nm)からなる狭いスペク
トルバンドの群のうちの少なくとも1つのスペクトル特性を有する光源を、局部
的酸素搬送物質としての過フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレン
ブルー溶液からなる群のうちの少なくとも1つの塗布と併用することにより、に
きび及び脂漏症を治療するための方法が提供であって、 治療されるべき皮膚の部位に前記した少なくとも1つの化合物を塗布する過程
と、 前記光源により治療されるべき皮膚の部位を照射する過程と、 少なくとも24時間の間隔をおいて少なくとも1回の照射を追加して行う過程
とを有することを特徴とする方法。 - 【請求項13】 少なくとも1つの狭いスペクトルバンドバイオレット/
青色光放射のための高強度の光源を、局部的酸素搬送物質としての過フルオロ炭
素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレンブルー溶液からなる群のうちの少なく
とも1つの塗布と併用することにより、にきび及び脂漏症を治療するための方法
であって、 400nm以下の紫外線をフィルタにより除去し、405nmから440nm
の範囲の狭いスペクトルバンド内に集中したスペクトル放射力を有する光源を用
いて、治療されるべき皮膚の部位を照射する過程と、 光学的システム及び機械的機構を用いて、前記光を治療されるべき皮膚の部位
に集光し、ガイドする過程と、 前記化合物群から選択された少なくとも1つの化合物を、毎日及び/又は治療
前に塗布する過程と、 1週間に1〜5回のバイオレット/青色光の照射を、通常2〜10週間に渡っ
て、少なくとも24時間の間隔をおいて行う過程とを有することを特徴とする方
法。 - 【請求項14】 少なくとも2つの狭いスペクトルバンドバイオレット/
青色光及び赤色光放射のための高強度の光源を、局部的酸素搬送物質としての過
フルオロ炭素、酸化剤、角質溶解性物質及びメチレンブルー溶液からなる群のう
ちの少なくとも1つの塗布と併用することにより、にきび及び脂漏症を治療する
ための方法であって、 400nm以下の紫外線をフィルタにより除去し、405nmから440nm
の範囲の第1の狭いスペクトルバンド及び630nmから670nmの範囲(赤
色)の第2の狭いスペクトルバンド内に集中したスペクトル放射力を有する光源
を用いて、治療されるべき皮膚の部位を照射する過程と、 光学的システム及び機械的機構を用いて、前記光を治療されるべき皮膚の部位
に集光し、ガイドする過程と、 前記化合物群から選択された少なくとも1つの化合物を、毎日及び/又は治療
前に塗布する過程と、 1週間に1〜5回のバイオレット/青色光の照射を、通常2〜10週間に渡っ
て、少なくとも24時間の間隔をおいて行う過程とを有することを特徴とする方
法。 - 【請求項15】 にきびにより冒されている部位に、10mW/cm2〜
500mW/cm2の放射パワーをもってバイオレット/青色光を集中して照射
することを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項16】 塗布化合物が、1〜10重量%の過酸化水素及び1〜1
0重量%のサリチル酸を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項17】 酸化剤及び角質溶解性物質からなる群から選択された前
記少なくとも1つの化合物が、毎日塗布されることを特徴とする請求項12に記
載の方法。 - 【請求項18】 酸化剤及び角質溶解性物質からなる群から選択された前
記少なくとも1つの化合物が、治療直前に塗布されることを特徴とする請求項1
2に記載の方法。 - 【請求項19】 酸化剤及び角質溶解性物質からなる群から選択された前
記少なくとも1つの化合物が、冷却されることを特徴とする請求項12に記載の
方法。 - 【請求項20】 酸化剤及び角質溶解性物質からなる群から選択された前
記少なくとも1つの化合物が、水性ゲルからなることを特徴とする請求項12に
記載の方法。 - 【請求項21】 酸化剤及び角質溶解性物質からなる群から選択された前
記少なくとも1つの化合物が、水中の油エマルジョンからなることを特徴とする
請求項12に記載の方法。 - 【請求項22】 前記酸化剤及び/又は角質溶解性物質が、リポソーム及
び正電荷帯電サブミクロンエマルジョンからなる群から選択された化合物からな
ることを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項23】 前記酸化剤及び/又は角質溶解性物質が、10〜50%
プロピレングリコールをベースとすることを特徴とする請求項12に記載の方法
。 - 【請求項24】 前記酸化剤が、水中のエマルジョンをなす油に、分子状
酸素を混合したものがなり、かつ光に照射される前又は照射中の皮膚に継続的に
スプレーされることを特徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項25】 蒸留水中又はゲルベースの0.1〜5%メチレンブルー
が、光に照射される前又は照射中の皮膚に塗布されることを特徴とする請求項1
2に記載の方法。
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