JP2002525221A - マウンティングベース内にねじ込まれる射出成形ノズル - Google Patents
マウンティングベース内にねじ込まれる射出成形ノズルInfo
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Abstract
(57)【要約】
多数ノズル射出成形装置は、各加熱ノズル（１０）がマウンティングベース（５０）のソケット（４８）にねじ込まれ、マウンティングベース（５０）が、溶融物分岐マニホールド（１６）に隣接して正しい位置に固定されている。各加熱ノズル（１０）が、マニホールドプレート（２４）の開口部（６０）を通って延び、ナット様係合可能部分（７６）を有し、ナット様係合可能部分（７６）が、キャビティプレート（２６）の前方に延びる。これによって、マニホールドプレート（２４）を外さなくとも、各加熱ノズル（１０）が洗浄や交換のために容易に取りだせる。
Description
【０００１】
本発明は、広くは多数（multiple）ノズル射出成形装置に関し、より詳しくは
、溶融物分岐マニホールドに隣接して正確な位置に固定されたマウンティングベ
ースのソケット内に各ノズルがねじ込まれたノズル射出成形装置に関する。
、溶融物分岐マニホールドに隣接して正確な位置に固定されたマウンティングベ
ースのソケット内に各ノズルがねじ込まれたノズル射出成形装置に関する。
【０００２】
射出成形装置で、多数の加熱ノズルを有し、これらノズルが加熱溶融物分岐マ
ニホールドから冷却金型内まで延びる装置はよく知られている。Gallertによる
１９９４年２月１日発行のUSP５，２８２，７３５号の示すところによれば、加
熱ノズルの後端部が、溶融物分岐マニホールドにねじ込まれて取付けられている
。ただし通常は、溶融物分岐マニホールドが熱による膨張や収縮を行っても、ノ
ズルの後端部に対して溶融物分岐マニホールドが側方に（laterally）少しは動
けるような状態で、加熱ノズルの前端部も後端部も共に金型内に配置されていな
ければならない。このためには通常、ノズルの後方カラー部分を溶融物分岐マニ
ホールドにねじで固定し、これによって、熱膨張や収縮をしても側方に動くこと
がじゅうぶんできるようにしている。なお、たとえばGallertによる１９８８年
９月６日発行のUSP４，７６８，２８３号に示されるように、カラー部分は通常
、加熱ノズルと一体化している。しかしGallertによる１９９６年４月１６日発
行のUSP５，５０７，６３５号でわかるように、カラー部分を、加熱ノズルのカ
ラー部分以外のところと別にすることもできる。Gallertによる１９９３年１２
月７日発行のUSP５，２６８，１８４号においては、ノズルは前方部と後方部に
分かれている。このような可動カラー部分の変形例として、Gallertによる１９
９５年７月４日発行のUSP５，４２９，４９１号に示されたものでは、カラー部
分がふたつのセグメントを有して、これらセグメントが止め輪で合わせて保持さ
れている。しかし以上述べてきた構造はすべて、ひとつの熱電対やひとつのノズ
ルを洗浄や交換のために取りだすのに、先ず成形機から金型を取りだし、次いで
マニホールドとキャビティプレートを後方バックプレートから外さなければなら
ない。
ニホールドから冷却金型内まで延びる装置はよく知られている。Gallertによる
１９９４年２月１日発行のUSP５，２８２，７３５号の示すところによれば、加
熱ノズルの後端部が、溶融物分岐マニホールドにねじ込まれて取付けられている
。ただし通常は、溶融物分岐マニホールドが熱による膨張や収縮を行っても、ノ
ズルの後端部に対して溶融物分岐マニホールドが側方に（laterally）少しは動
けるような状態で、加熱ノズルの前端部も後端部も共に金型内に配置されていな
ければならない。このためには通常、ノズルの後方カラー部分を溶融物分岐マニ
ホールドにねじで固定し、これによって、熱膨張や収縮をしても側方に動くこと
がじゅうぶんできるようにしている。なお、たとえばGallertによる１９８８年
９月６日発行のUSP４，７６８，２８３号に示されるように、カラー部分は通常
、加熱ノズルと一体化している。しかしGallertによる１９９６年４月１６日発
行のUSP５，５０７，６３５号でわかるように、カラー部分を、加熱ノズルのカ
ラー部分以外のところと別にすることもできる。Gallertによる１９９３年１２
月７日発行のUSP５，２６８，１８４号においては、ノズルは前方部と後方部に
分かれている。このような可動カラー部分の変形例として、Gallertによる１９
９５年７月４日発行のUSP５，４２９，４９１号に示されたものでは、カラー部
分がふたつのセグメントを有して、これらセグメントが止め輪で合わせて保持さ
れている。しかし以上述べてきた構造はすべて、ひとつの熱電対やひとつのノズ
ルを洗浄や交換のために取りだすのに、先ず成形機から金型を取りだし、次いで
マニホールドとキャビティプレートを後方バックプレートから外さなければなら
ない。
【０００３】
そこで本発明の目的は、従来技術の欠点を少なくとも部分的に克服することで
あり、そのために提供される多数ノズル射出成形装置においては、各加熱ノズル
がマウンティングベースにねじ込まれて、これによってキャビティプレートを外
すだけで、加熱ノズルを取りだせるようにしている。
あり、そのために提供される多数ノズル射出成形装置においては、各加熱ノズル
がマウンティングベースにねじ込まれて、これによってキャビティプレートを外
すだけで、加熱ノズルを取りだせるようにしている。
【０００４】
この目的のため、本発明がその態様のひとつにおいて提供する射出成形装置は
、加熱溶融物分岐マニホールドと、金型内に取付けられた複数の加熱ノズルとを
有する。さらに各加熱ノズルは、ねじ込み式の後端部と溶融物ボアとを有し、こ
の溶融物ボアは、ノズルを通って延び、溶融物をキャビティに導かれるゲートま
で運ぶ。溶融物分岐マニホールドは、前面とこのマニホールドを通って延びる溶
融物通路とを有する。この溶融物通路は、共通入口部分から溶融物分岐マニホー
ルドの前面の出口まで外向きに延びる多数の枝菅を有し、さらに溶融物分岐マニ
ホールドは、加熱ノズルのうちのひとつを通って延びる溶融物ボアとひとつなが
りになる。各加熱ノズルは、マウンティングベースから延び、このマウンティン
グベースの後端部は、溶融物分岐マニホールドの前面に当接している。各マウン
ティングベースは、前方に開口したねじ込み式シートと溶融物ボアとを有し、こ
の溶融物ボアは、マウンティングベースを通ってこのねじ込み式シートから後端
部に後ろ向きに延びる。各加熱ノズルの後端部は、ひとつのマウンティングベー
スのねじ込み式シート内にねじ込まれている。マウンティングベースを通る溶融
物ボアは、マニホールドの溶融物通路のひとつの出口から、加熱ノズルを通って
延びる整列した溶融物ボアまで延びる。
、加熱溶融物分岐マニホールドと、金型内に取付けられた複数の加熱ノズルとを
有する。さらに各加熱ノズルは、ねじ込み式の後端部と溶融物ボアとを有し、こ
の溶融物ボアは、ノズルを通って延び、溶融物をキャビティに導かれるゲートま
で運ぶ。溶融物分岐マニホールドは、前面とこのマニホールドを通って延びる溶
融物通路とを有する。この溶融物通路は、共通入口部分から溶融物分岐マニホー
ルドの前面の出口まで外向きに延びる多数の枝菅を有し、さらに溶融物分岐マニ
ホールドは、加熱ノズルのうちのひとつを通って延びる溶融物ボアとひとつなが
りになる。各加熱ノズルは、マウンティングベースから延び、このマウンティン
グベースの後端部は、溶融物分岐マニホールドの前面に当接している。各マウン
ティングベースは、前方に開口したねじ込み式シートと溶融物ボアとを有し、こ
の溶融物ボアは、マウンティングベースを通ってこのねじ込み式シートから後端
部に後ろ向きに延びる。各加熱ノズルの後端部は、ひとつのマウンティングベー
スのねじ込み式シート内にねじ込まれている。マウンティングベースを通る溶融
物ボアは、マニホールドの溶融物通路のひとつの出口から、加熱ノズルを通って
延びる整列した溶融物ボアまで延びる。
【０００５】
本発明の目的や利点は、添付図面と合わせて行われる以下の説明から明らかに
なる。
なる。
【０００６】 先ず図１を参照すると、図１に示す多数ノズル射出成形装置もしくはシステム
では、多数の加熱スチールノズル１０が金型１２内に取付けられ、細長い加熱ス
チール溶融物分岐マニホールド１６の溶融物通路１４からゲート１８まで溶融物
を運ぶ。各ゲート１８は、キャビティ２０に導かれている。図示しやすいように
加熱ノズル１０は１つだけ示されているが、通常、この種の装置は多くの加熱ノ
ズル１０を有しており、これらノズル１０は、金型内を、加熱した細長い溶融物
分岐マニホールド１６から前方に延びている。同様に、金型１２は適用によりさ
らに多くのプレートを有する場合もあるが、この場合図示しやすいように、後方
のバックプレート２２、これにボルト２５によって合わせて固定されたマニホー
ルドプレート２４、さらにキャビティプレート２６とコアプレート２８だけが示
されている。
では、多数の加熱スチールノズル１０が金型１２内に取付けられ、細長い加熱ス
チール溶融物分岐マニホールド１６の溶融物通路１４からゲート１８まで溶融物
を運ぶ。各ゲート１８は、キャビティ２０に導かれている。図示しやすいように
加熱ノズル１０は１つだけ示されているが、通常、この種の装置は多くの加熱ノ
ズル１０を有しており、これらノズル１０は、金型内を、加熱した細長い溶融物
分岐マニホールド１６から前方に延びている。同様に、金型１２は適用によりさ
らに多くのプレートを有する場合もあるが、この場合図示しやすいように、後方
のバックプレート２２、これにボルト２５によって合わせて固定されたマニホー
ルドプレート２４、さらにキャビティプレート２６とコアプレート２８だけが示
されている。
【０００７】 溶融物分岐マニホールド１６は加熱入口部３０を有し、この加熱入口部３０は
、ねじ３４によってトップクランププレート２２に固定されている位置決めリン
ク３２に取り囲まれている。溶融物分岐マニホールド１６は一体化された発熱体
３６によって加熱され、まわりの金型１２は、冷却チャンネル３８を通して圧送
される冷却流体、たとえば水によって冷却される。そして溶融物分岐マニホール
ド１６は、後方バックプレート２２とマニホールドプレート２４との間に、中央
マニホールドロケーター４０と多数のプレッシャーディスク４２とによって取付
けられる。その結果、加熱溶融物分岐マニホールド１６とまわりの冷却金型１２
との間に断熱エアスペース４４が形成される。
、ねじ３４によってトップクランププレート２２に固定されている位置決めリン
ク３２に取り囲まれている。溶融物分岐マニホールド１６は一体化された発熱体
３６によって加熱され、まわりの金型１２は、冷却チャンネル３８を通して圧送
される冷却流体、たとえば水によって冷却される。そして溶融物分岐マニホール
ド１６は、後方バックプレート２２とマニホールドプレート２４との間に、中央
マニホールドロケーター４０と多数のプレッシャーディスク４２とによって取付
けられる。その結果、加熱溶融物分岐マニホールド１６とまわりの冷却金型１２
との間に断熱エアスペース４４が形成される。
【０００８】 本発明にしたがって、各加熱ノズル１０はねじ込み式の後端部４６を有し、こ
の後端部４６は、マウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケッ
ト４８内にねじ込まれている。この実施の形態において、マウンティングベース
５０は、溶融物分岐マニホールド１６を通る孔５８を通って延びるねじ５２によ
って固定される。そしてマウンティングベース５０の後端部５４は、溶融物分岐
マニホールド１６の前面５６に当接している。各加熱ノズル１０は、マニホール
ドプレート２４を通る開口部６０を通って、マウンティングベース５０から開口
部６２内まで前方に延び、この開口部６２はキャビティプレート２６を通ってゲ
ート１８のひとつまで延びており、さらにこのゲートはキャビティ２０に導かれ
る。各マウンティングベース５０は、前方に延びる円形フランジ部６４を有し、
このフランジ部６４を円形シート６６で受け、さらにこの円形シート６６はマニ
ホールドプレート２４の開口部６０の周りに延びて、加熱ノズル１０の後端部４
６を配置させる。この実施態様では、加熱ノズル１０の前端部６８は、内外ふた
つ組のノズルシール７０によって配置され、このノズルシール７０は、加熱ノズ
ル１０の前端部６８にねじ込まれて、キャビティプレート２６のシート７２内ま
で前方に延び、ノズルシール７０の先端部７４は、ゲート１８と正確に整列され
る。こうして、加熱ノズル１０は正しい位置に極めて正確に固定される。
の後端部４６は、マウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケッ
ト４８内にねじ込まれている。この実施の形態において、マウンティングベース
５０は、溶融物分岐マニホールド１６を通る孔５８を通って延びるねじ５２によ
って固定される。そしてマウンティングベース５０の後端部５４は、溶融物分岐
マニホールド１６の前面５６に当接している。各加熱ノズル１０は、マニホール
ドプレート２４を通る開口部６０を通って、マウンティングベース５０から開口
部６２内まで前方に延び、この開口部６２はキャビティプレート２６を通ってゲ
ート１８のひとつまで延びており、さらにこのゲートはキャビティ２０に導かれ
る。各マウンティングベース５０は、前方に延びる円形フランジ部６４を有し、
このフランジ部６４を円形シート６６で受け、さらにこの円形シート６６はマニ
ホールドプレート２４の開口部６０の周りに延びて、加熱ノズル１０の後端部４
６を配置させる。この実施態様では、加熱ノズル１０の前端部６８は、内外ふた
つ組のノズルシール７０によって配置され、このノズルシール７０は、加熱ノズ
ル１０の前端部６８にねじ込まれて、キャビティプレート２６のシート７２内ま
で前方に延び、ノズルシール７０の先端部７４は、ゲート１８と正確に整列され
る。こうして、加熱ノズル１０は正しい位置に極めて正確に固定される。
【０００９】 この位置で固定された加熱ノズル１０によって、ノズル１０とまわりの冷却金
型１２との間に、断熱エアスペース８８が設けられる。各加熱ノズル１０はナッ
ト様部分７６を有し、これは適当なツール（図示せず）で係合可能となって、ノ
ズルをマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８に締
め込んだりねじ込み式シートもしくはソケット４８から緩めたりできるようにな
っている。さらに各加熱ノズル１０は、一体化された発熱体８０からの電線７８
も有する。この電線７８は、マニホールドプレート２４の前面８４のチャンネル
８２を通って延びる。本実施態様では、熱電対要素９０もまた、このチャンネル
８２とエアスペース８８を通って、ノズル１０内まで延びて操作温度を制御する
。
型１２との間に、断熱エアスペース８８が設けられる。各加熱ノズル１０はナッ
ト様部分７６を有し、これは適当なツール（図示せず）で係合可能となって、ノ
ズルをマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８に締
め込んだりねじ込み式シートもしくはソケット４８から緩めたりできるようにな
っている。さらに各加熱ノズル１０は、一体化された発熱体８０からの電線７８
も有する。この電線７８は、マニホールドプレート２４の前面８４のチャンネル
８２を通って延びる。本実施態様では、熱電対要素９０もまた、このチャンネル
８２とエアスペース８８を通って、ノズル１０内まで延びて操作温度を制御する
。
【００１０】 溶融物分岐マニホールド１６の溶融物通路１４は、溶融物分岐マニホールド１
６の入口部３０の入口部分９４から多数の枝菅９６を通って外向きに延びている
。各枝菅９６は、インサートもしくはプラグ９２を通って溶融物分岐マニホール
ド１６の前面５６の出口９８まで延びている。各マウンティングベース５０は溶
融物ボア１００を有し、この溶融物ボア１００は、ねじ込み式シートもしくはソ
ケット４８からマウンティングベース５０を通ってマウンティングベース５０の
後端部５４まで後ろ向きに延びている。さらに溶融物ボア１００は、溶融物分岐
マニホールド１６の溶融物通路１４からのひとつの出口９８と、同径且つ整列さ
れている。各加熱ノズル１０はまた、整合中央溶融物ボア１０２を有し、この整
合中央溶融物ボア１０２は、マウンティングベース５０を通る溶融物ボア１００
と整列され、さらに内外ふたつ組のシール７０を通る溶融物ボア１０４と整列さ
れている。
６の入口部３０の入口部分９４から多数の枝菅９６を通って外向きに延びている
。各枝菅９６は、インサートもしくはプラグ９２を通って溶融物分岐マニホール
ド１６の前面５６の出口９８まで延びている。各マウンティングベース５０は溶
融物ボア１００を有し、この溶融物ボア１００は、ねじ込み式シートもしくはソ
ケット４８からマウンティングベース５０を通ってマウンティングベース５０の
後端部５４まで後ろ向きに延びている。さらに溶融物ボア１００は、溶融物分岐
マニホールド１６の溶融物通路１４からのひとつの出口９８と、同径且つ整列さ
れている。各加熱ノズル１０はまた、整合中央溶融物ボア１０２を有し、この整
合中央溶融物ボア１０２は、マウンティングベース５０を通る溶融物ボア１００
と整列され、さらに内外ふたつ組のシール７０を通る溶融物ボア１０４と整列さ
れている。
【００１１】 加熱ノズル１０を洗浄や交換のために、１本または２本以上取りだすには、ボ
ルト１０６を緩めて、金型１２を開いてキャビティプレート２６を外す。こうす
ると、図からわかるように、加熱ノズル１０の前端部６８とナット様部分７６と
が露出する。こうして、本発明にしたがって、マウンティングベース５０にねじ
込み式のシートもしくはソケット４８を設けることによって、いずれの加熱ノズ
ル１０も、レンチでソケット４８から容易にノズルを緩めて取りだすことができ
、その際、マニホールドプレート２４を外す必要がない。次いで取りだしたノズ
ルを洗浄するか、もしくは新しいノズルと交換すればよい。
ルト１０６を緩めて、金型１２を開いてキャビティプレート２６を外す。こうす
ると、図からわかるように、加熱ノズル１０の前端部６８とナット様部分７６と
が露出する。こうして、本発明にしたがって、マウンティングベース５０にねじ
込み式のシートもしくはソケット４８を設けることによって、いずれの加熱ノズ
ル１０も、レンチでソケット４８から容易にノズルを緩めて取りだすことができ
、その際、マニホールドプレート２４を外す必要がない。次いで取りだしたノズ
ルを洗浄するか、もしくは新しいノズルと交換すればよい。
【００１２】 使用に際しては、このシステムは図示したように組立てられる。溶融物分岐マ
ニホールド１６の発熱体３６と加熱ノズル１０の発熱体８０に電力をかけ、溶融
物分岐マニホールド１６と加熱ノズル１０とを所定の操作温度まで加熱する。次
いで、所定の射出サイクルにしたがって、押圧された溶融物を成形機（図示せず
）から溶融物通路１４の入口部分９４に注ぐ。この溶融物は、加熱ノズル１０、
マウンティングベース５０、そしてゲート１８を通って、ひとつまたはそれより
多くのキャビティ２０に入る。キャビティ２０が満たされて、適切な充填がなさ
れ、冷却時間が経った後、射出成形圧力が解かれる。それから金型１２を開いて
、成形品を抜き出す。抜き出したあと、金型１２を閉じて、このサイクルは１５
から３０秒ごとに繰り返される。この周期は、キャビティ２０の壁厚や個数そし
てサイズによって、さらに成形される厳密な材料によって決まる。
ニホールド１６の発熱体３６と加熱ノズル１０の発熱体８０に電力をかけ、溶融
物分岐マニホールド１６と加熱ノズル１０とを所定の操作温度まで加熱する。次
いで、所定の射出サイクルにしたがって、押圧された溶融物を成形機（図示せず
）から溶融物通路１４の入口部分９４に注ぐ。この溶融物は、加熱ノズル１０、
マウンティングベース５０、そしてゲート１８を通って、ひとつまたはそれより
多くのキャビティ２０に入る。キャビティ２０が満たされて、適切な充填がなさ
れ、冷却時間が経った後、射出成形圧力が解かれる。それから金型１２を開いて
、成形品を抜き出す。抜き出したあと、金型１２を閉じて、このサイクルは１５
から３０秒ごとに繰り返される。この周期は、キャビティ２０の壁厚や個数そし
てサイズによって、さらに成形される厳密な材料によって決まる。
【００１３】 以上、ホットランナー射出成形装置は加熱ノズル１０を有し、これらノズル１
０がマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８にねじ
込まれ、このマウンティングベース５０が溶融物分岐マニホールド１６に隣接し
ている装置を好適な実施態様について説明してきた。しかし、当業者にとって理
解され前記特許請求の範囲に定めた、本発明の範囲から離れることなく、多様な
変形が可能であることは明らかである。たとえば、マウンティングベース５０が
、ねじ５２以外の手段で溶融物分岐マニホールド１６に隣接した正しい位置に固
定されていてもよいのである。
０がマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８にねじ
込まれ、このマウンティングベース５０が溶融物分岐マニホールド１６に隣接し
ている装置を好適な実施態様について説明してきた。しかし、当業者にとって理
解され前記特許請求の範囲に定めた、本発明の範囲から離れることなく、多様な
変形が可能であることは明らかである。たとえば、マウンティングベース５０が
、ねじ５２以外の手段で溶融物分岐マニホールド１６に隣接した正しい位置に固
定されていてもよいのである。
【図１】 各加熱ノズルが溶融物分岐マニホールドに取付けられたマウンティングベース
にねじ込まれている多数ノズル射出成形装置の一部断面図である。
にねじ込まれている多数ノズル射出成形装置の一部断面図である。
【図２】 加熱ノズルの取りだしかたを示す分解斜視図である。
１０ ノズル １２ 金型 １４ 溶融物通路 １６ 溶融物分岐マニホールド １８ ゲート ２０ キャビティ ５０ マウンティングベース ９６ 枝菅 １００ 溶融物ボア １０２ 溶融物ボア
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年４月６日（２０００．４．６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項１３】 前記マウンティングベース（５０）が、円形シート（６６）で受けるフランジ
部分（６４）を含むことを特徴とする請求項１１記載の射出成形装置。
部分（６４）を含むことを特徴とする請求項１１記載の射出成形装置。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年７月２１日（２０００．７．２１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】 この位置で固定された加熱ノズル１０によって、ノズル１０とまわりの冷却金
型１２との間に、断熱エアスペース８８が設けられる。各加熱ノズル１０はナッ
ト様部分７６を有し、これは適当なツール（図示せず）で係合可能となって、ノ
ズルをマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８に締
め込んだりねじ込み式シートもしくはソケット４８から緩めたりできるようにな
っている。さらに各加熱ノズル１０は、一体化された発熱体８０からの電線７８
も有する。この電線７８は、マニホールドプレート２４の前面８４のチャンネル
８２を通って延びる。本実施態様では、熱電対要素９０もまた、このチャンネル
８２とエアスペース８８を通って、ノズル１０内まで延びて操作温度を制御する
。ノズル１０は、通常、一体化された発熱体８０によって加熱される。しかし適
用される成形材料によっては、ノズル１０が必ずしも発熱体を有していなくとも
よい。
型１２との間に、断熱エアスペース８８が設けられる。各加熱ノズル１０はナッ
ト様部分７６を有し、これは適当なツール（図示せず）で係合可能となって、ノ
ズルをマウンティングベース５０のねじ込み式シートもしくはソケット４８に締
め込んだりねじ込み式シートもしくはソケット４８から緩めたりできるようにな
っている。さらに各加熱ノズル１０は、一体化された発熱体８０からの電線７８
も有する。この電線７８は、マニホールドプレート２４の前面８４のチャンネル
８２を通って延びる。本実施態様では、熱電対要素９０もまた、このチャンネル
８２とエアスペース８８を通って、ノズル１０内まで延びて操作温度を制御する
。ノズル１０は、通常、一体化された発熱体８０によって加熱される。しかし適
用される成形材料によっては、ノズル１０が必ずしも発熱体を有していなくとも
よい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ， ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，Ｄ Ｅ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ， ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，Ｌ Ｓ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ， ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，Ｔ Ｔ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ
Claims (6)
- 【請求項１】 加熱溶融物分岐マニホールド（１６）と、金型（１２）内に取付けられた複数
の加熱ノズル（１０）とを有し、各ノズル（１０）が、ねじ込み式の後端部（４
６）と溶融物ボア（１０２）とを有し、溶融物ボア（１０２）が、ノズルを通っ
て延び、溶融物をキャビティ（２０）に導かれるゲート（１８）まで運び、溶融
物分岐マニホールド（１６）が、前面（５６）と、マニホールドを通って延びる
溶融物通路（１４）とを有し、溶融物通路（１４）が、共通入口部分（９４）か
ら溶融物分岐マニホールド（１６）の前面（５６）の出口（９８）まで外向きに
延びる複数の枝菅（９６）を有し、溶融物分岐マニホールド（１６）が、ノズル
（１０）のうちのひとつを通って延びる溶融物ボア（１０２）に整列する射出成
形装置において、 各ノズル（１０）が、溶融物分岐マニホールド（１６）に当接する後端部（５
４）を有するマウンティングベース（５０）から延び、各マウンティングベース
（５０）が、前方に開口したねじシート（４８）とマウンティングベースを通っ
てねじシート（４８）から後端部（５４）に後ろ向きに延びる溶融物ボア（１０
０）とを有し、各ノズル（１０）の後端部（４６）が、ひとつのマウンティング
ベース（５０）のねじシート（４８）内にねじ込まれ、マウンティングベース（
５０）を通る溶融物ボア（１００）が、溶融物通路（１４）のひとつの出口（９
８）から、前記ノズル（１０）を通って延びる整列した溶融物ボア（１０２）ま
で延びることを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項２】 各マウンティングベース（５０）が、溶融物分岐マニホールド（１６）に固定
されていることを特徴とする請求項１記載の射出成形装置。 - 【請求項３】 金型（１２）が、少なくとも前面（８４）付きのマニホールドプレート（２４
）と後面（８６）付きのキャビティプレート（２６）とを備え、マニホールドプ
レート（２４）の前面（８４）が、キャビティプレート（２６）の後面（８６）
と当接し、各ノズル（１０）が、マニホールドプレート（２４）を通る開口部（
６０）を通って前方に延び、各マウンティングベース（５０）が、円形フランジ
部（６４）を有し、この円形フランジ部（６４）が、前方に円形シート（６６）
内まで前方に延び、円形シート（６６）が、マニホールドプレート（２４）を通
る前記開口部（６０）の周りに延びることを特徴とする、請求項２記載の射出成
形装置。 - 【請求項４】 各加熱ノズル（１０）が、マニホールドプレート（２４）の前面（８４）の前
方に延びるナット様係合可能部（７６）を有することを特徴とする請求項３記載
の射出成形装置。 - 【請求項５】 チャンネルが、マニホールドプレート（２４）の前面（８４）とキャビティプ
レート（２６）の後面（８６）とのうちの少なくともひとつに設けられ、チャン
ネル内を電線（７８）が各ノズル（１０）まで進むことを特徴とする請求項４記
載の射出成形装置。 - 【請求項６】 各ノズル（１０）が発熱体（８０）を有することを特徴とする射出成形装置。
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| CA002248553A CA2248553A1 (en) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | Injection molding nozzle screwed into mounting base |
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| PCT/CA1999/000908 WO2000018559A1 (en) | 1998-09-30 | 1999-09-30 | Injection molding nozzle screwed into mounting base |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002525221A true JP2002525221A (ja) | 2002-08-13 |
| JP2002525221A5 JP2002525221A5 (ja) | 2008-07-03 |
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ID=4162855
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| AU (1) | AU758493B2 (ja) |
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| JP2009539640A (ja) * | 2006-06-08 | 2009-11-19 | ギュンター・ハイスカナルテヒニク・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 射出成形ノズル、特に射出成形工具に設置するためのホットランナーノズル |
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