JP2002524573A - アミン反応生成物の粒子の製造方法 - Google Patents

アミン反応生成物の粒子の製造方法

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JP2002524573A JP2000559208A JP2000559208A JP2002524573A JP 2002524573 A JP2002524573 A JP 2002524573A JP 2000559208 A JP2000559208 A JP 2000559208A JP 2000559208 A JP2000559208 A JP 2000559208A JP 2002524573 A JP2002524573 A JP 2002524573A
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アルフレード、ブッシュ
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Abstract

(57)【要約】 融点30℃〜135℃のキャリヤーを使用し、続いて所望により被覆工程を行なうことにより、アミン反応生成物の粒子製造する方法を提供する。処理したアミン反応生成物およびその様な処理した生成物を配合した最終組成物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、アミン反応生成物の粒子の製造方法に関する。
【0002】 発明の背景 香料を配合した製品はこの分野では良く知られている。しかし、その様な香料
を配合した製品、例えば洗濯および洗浄製品、が消費者に受け入れられるか否か
は、これらの製品で達成される成果だけではなく、これらの製品に関連する美感
によっても左右される。従って、香料成分は、その様な商業的な製品の処方物の
成否に重要な特徴である。
【0003】 消費者は、処理した布地が快適な芳香を長期間維持することも望んでいる。実
際、香料添加剤により、その様な組成物が消費者にとって美感的により好ましい
ものになり、処理した布地に香料が快い芳香を与える場合もある。しかし、洗濯
水浴から布地上に持ち越される香料の量はほんの僅かであり、布地上で長時間持
続しないことが多い。その上、芳香材料は非常に高価である場合が多く、洗濯お
よび洗浄組成物における使用が非効率的であり、布地に効果的に付着しないので
、消費者および洗濯および洗浄製品製造業者の両方にとってコストが非常に高く
つく。従ってこの業界では、洗濯および洗浄製品で、より効率的で効果的に芳香
を付与すること、特に長時間持続する芳香を布地に付与することが急務になって
いる。
【0004】 最近、第1級アミン官能基を含む化合物と、活性ケトンまたはアルデヒドを含
む成分の反応生成物がその様な必要性を満たすことが分かった。その様な化合物
は、すべてここに参考として含める、最近提出された出願第EP9887022
7.0号明細書、第EP98870226.2号明細書、第EP9987002
6.4号明細書、および第EP99870025.6号明細書に開示されている
【0005】 しかし、これらの化合物を使用する際の問題点は、完全に処方された組成物中
へのそれらの化合物の配合である。実際、その様なアミン反応生成物は粘性であ
ることが多く、そのために、これらの完全に処方された組成物中に配合するのが
面倒である。
【0006】 従って本発明の目的は、完全に処方された組成物中に容易に配合できる形態に
あるアミン反応生成物を提供することである。
【0007】 ここで、アミン反応生成物を特定の融点を有するキャリヤーと混合して粒子を
形成することにより、その様な必要条件が満たされることが分かった。得られた
粒子を後処理し、被覆された粒子を形成するのが好ましい。
【0008】 さらに、有利なことに、粘性および非粘性のアミン反応生成物は、本発明によ
り処理することにより、本発明により処理しなかったアミン反応生成物よりも優
れた付着性および長時間持続する放出性を示すことも分かった。理論的な裏付け
は無いが、その様なキャリヤーと混合することにより、キャリヤーがアミン反応
生成物を取り囲むシェルとして作用し、攻撃的な洗浄液から保護すると共に、布
地付着特性を強化すると考えられる。
【0009】 「粘性」とは、それが1000 cps超過であることを意味する。粘度は、レオ
メーター、TA Instrument CSL 100 で、温度25℃、隙間設定500ミクロ
ンで測定する。
【0010】 ここで使用するキャリヤーは、大気圧で測定した融点が30℃〜135℃であ
る。
【0011】 発明の概要 本発明は、第1級および/または第2級アミン官能基を含む化合物と、活性ケ
トンまたはアルデヒドを含む成分のアミン反応生成物の粒子を製造する方法であ
って、 a)アミン反応生成物を用意する工程と、および b)アミン反応生成物を、融点が30℃〜135℃であるキャリヤーと混合する
工程とを含んでなる方法である。
【0012】 本発明の好ましい実施態様では、得られた粒子をさらに処理し、被覆された粒
子を形成する。
【0013】 発明の詳細な説明 出発材料 1)アミン反応生成物 ここで使用するアミン反応生成物は、第1級および/または第2級アミン官能
基を含む化合物と、活性ケトンまたはアルデヒドを含む成分の反応生成物(以下
、「アミン反応生成物」と呼ぶ)である。
【0014】 ここで使用するのに好適なアミン反応生成物の典型的な開示は、すべてここに
参考として含める、最近提出された出願第EP98870227.0号明細書、
第EP98870226.2号明細書、第EP99870026.4号明細書、
および第EP99870025.6号明細書に見られる A−第1級および/または第2級アミン 「第1級および/または第2級アミン」とは、少なくとも1個の第1級および
/または第2級アミンおよび/またはアミド官能基を有する成分を意味する。
【0015】 好ましくは、第1級および/または第2級アミン化合物は、臭気強度インデッ
クスが、ジプロピレングリコール中メチルアントラニレートの1%溶液の臭気強
度インデックスより低いことも特徴である。
【0016】 臭気強度インデックス法 臭気強度インデックスでは、純粋な薬品を、香料製造で使用する無臭溶剤のジ
プロピレングリコール中に1%に希釈する。この百分率は使用レベルを代表して
いる。嗅ぎ細片、またはいわゆる「吸取紙」、を浸漬し、熟練判定員が評価する
。熟練判定員は、臭気の等級付けで少なくとも6箇月訓練した査定者であり、判
定員の等級付けは、基準に対する精度および再現性を継続的に検査する。それぞ
れのアミン化合物に対して、判定員は2枚の吸取紙を与えられ、一方は基準(M
eアントラニレート、判定員は知らされていない)であり、もう一方は試料であ
る。判定員は、両方の嗅ぎ細片を、無臭を0とし、非常に強い臭気を5とする0
〜5の臭気強度の尺度で順位を付ける。
【0017】 結果 本発明で、上記の手順により使用するのに好適なアミン化合物の臭気強度イン
デックスを代表する。それぞれの場合、数値は5名の熟練判定員の算術平均であ
り、結果は95%信頼レベルで統計的に大きく異なっている。
【0018】 メチルアントラニレート1%(基準) 3.4 エチル−4−アミノベンゾエート(EAB)1% 0.9 本発明の第1級アミン化合物に一般的な構造は下記の通りである。 B−(NH2) 式中、Bはキャリヤー材料であり、nは少なくとも1の値のインデックスである
【0019】 第2級アミン基を含む化合物は、その化合物が−NH2の代わりに1個以上の
−NH−基を含んでなることを除いて、上記と類似の構造を有する。さらに、化
合物の構造は、両方の−NH2および−NH−基の1個以上を有することもでき
る。
【0020】 好ましいBキャリヤーは無機または有機キャリヤーである。「無機キャリヤー
」とは、非炭素系の、または実質的に非炭素系の骨格であるキャリヤーを意味す
る。 無機キャリヤーの中で、好ましい第1級および/または第2級アミンは、アミ
ノ誘導体オルガノシラン、シロキサン、シラザン、アルマン(alumane)、アルミ
ニウムシロキサン、またはケイ酸アルミニウム化合物の単量体または重合体また
は有機−オルガノシリコン共重合体から選択された材料である。その様なキャリ
ヤーの典型的な例は、ジアミノアルキルシロキサン[H2NCH2(CH3)2Si]O
の様な少なくとも1個の第1級アミン部分を含むオルガノシロキサン、またはCh
emistry and Technology of Silicone, W. Noll, Academic Press Inc. 1998, L
ondon, pp 209, 106)に記載されているオルガノアミノシラン(C6H5)3SiNH
2である。
【0021】 有機キャリヤーの中で、好ましい第1級および/または第2級アミンは、アミ
ノアリール誘導体、ポリアミン、アミノ酸およびそれらの誘導体、置換されたア
ミンおよびアミド、グルカミン、デンドリマー(dendrimers)、MW600〜50
Kのポリビニルアミン、MW400〜300,000のアミノ置換されたポリビ
ニルアルコール、ポリオキシエチレンビス[アミン]、ポリオキシエチレンビス
[6−アミノヘキシル]、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビス−(3−アミ
ノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノプロピ
ル)ピペラジン、およびそれらの混合物である。
【0022】 好ましいアミノアリール誘導体は、4−アミノベンゾエート化合物のアルキル
エステルを包含するアミノ−ベンゼン誘導体、より好ましくはエチル−4−アミ
ノベンゾエート、フェニルエチル−4−アミノベンゾエート、フェニル−4−ア
ミノベンゾエート、4−アミノ−N’−(3−アミノプロピル)−ベンズアミド
、およびそれらの混合物から選択される。
【0023】 本発明で使用するのに好適なポリアミンは、ポリエチレンイミン重合体、ポリ
[オキシ(メチル−1,2−エタンジイル)]、α−(2−アミノメチルエチル)
−ω−(2−アミノメチル−エトキシ)−(=C.A.S No.9046−1
0−0)、ポリ[オキシ(メチル−1,2−エタンジイル)]、α−ヒドロ−)−
ω−(2−アミノメチルエトキシ)−、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)
−1,3−プロパンジオールとのエーテル(=C.A.S No.39423−
51−3)、Jeffamine T-403、D-230、D-400、D-2000の商品名で市販、2,2
’,2”−トリアミノトリエチルアミン、2,2’−ジアミノジエチルアミン、
3,3’−ジアミノ−ジプロピルアミン、Mitsubishiから市販の1,3ビスアミ
ノエチル−シクロヘキサン、およびClariantから市販のC12 Sternamines、例え
ばn=3/4のC12 Sternamin(プロピレンアミン) 、およびそれらの混合
物である。好ましいポリアミンは、Lupasolの商品名で市販のポリエチレンイミ
ン、例えばLupasol FG、G20、wfv、PR8515、WF、FC、G20、G35、G100、HF、P、P
S、SK、SNA、である。
【0024】 ここで使用するのに好ましいアミノ酸は、チロシン、トリプトファン、リシン
、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アルギニン、アスパラギン、フ
ェニルアラニン、プロリン、グリシン、セリン、ヒスチジン、トレオニン、メチ
オニン、およびそれらの混合物から選択され、最も好ましくはチロシン、トリプ
トファン、およびそれらの混合物から選択される。好ましいアミノ酸誘導体は、
チロシンエチレート、グリシンメチレート、トリプトファンエチレート、および
それらの混合物から選択される。
【0025】 ここで使用するのに好ましい置換されたアミンおよびアミドは、ニペコタミド
(nipecotamide)、N−ココ−1,3−プロペンジアミン、N−オレイル−1,3
−プロペンジアミン、N−(タロウアルキル)−1,3−プロペンジアミン、1
,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,12−
ジアミノドデカン、およびそれらの混合物から選択される。
【0026】 ここで使用するのに好適な他の第1級アミン化合物は、グルカミンであり、好
ましくは2,3,4,5,6−ペンタメトキシ−グルカミン、6−アセチルグル
カミン、グルカミン、およびそれらの混合物から選択される。
【0027】 ポリエチレンイミンおよび/またはポリプロピレンイミンデンドリマーも好ま
しい化合物であり、市販のStarburst(商品名)ポリアミドアミン(PAMAM)デンド
リマー、Dendritechからの世代G0〜G10、およびDSMからのデンドリマー
Astromols(商品名)世代1〜5はDiAminoButane PolyAmine DAB (PA)xデンドリ
マーであり、x=2x4であり、nは一般的に0〜4である。
【0028】 さらに他の好ましい第1級および/または第2級アミン含有化合物は、アミノ
官能性重合体である。本発明で使用するのに好適な好ましいアミノ官能性重合体
は、ポリビニルアミン、それらの誘導体、それらの共重合体、アルキレンポリア
ミン、ポリアミノ酸およびそれらの共重合体、架橋ポリアミノ酸、アミノ置換ポ
リビニルアルコール、ポリオキシエチレンビスアミンまたはビスアミノアルキル
、アミノアルキルピペラジンおよび誘導体、直線状または分岐鎖状のN,N’−
ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン(TPTA)、およ
びそれらの混合物から選択される。
【0029】 ポリアミノ酸は、好適で、好ましい群のアミノ官能性重合体である。ポリアミ
ノ酸は、アミノ酸または化学的に変性されたアミノ酸から製造された化合物であ
る。これらの化合物は、アラニン、セリン、アスパラギン酸、アルギニン、バリ
ン、トレオニン、グルタミン酸、ロイシン、システイン、ヒスチジン、リシン、
イソロイシン、チロシン、アスパラギン、メチオニン、プロリン、トリプトファ
ン、フェニルアラニン、グルタミン、グリシンまたはそれらの混合物を含むこと
ができる。化学的に変性されたアミノ酸では、アミノ酸のアミンまたは酸性官能
基が化学的試薬と反応している。これは、その後の反応におけるアミノ酸の化学
的アミンおよび酸官能基を保護するため、または溶解性を改良するなどの、アミ
ノ酸に特別な性質を付与するために行なわれることが多い。その様な化学的変性
剤の例は、ベンゾイルオキシカルボニル、アミノ酪酸、ブチルエステル、ピログ
ルタミン酸である。アミノ酸および小さなアミノ酸断片の一般的な変性剤の他の
例は、Bachem, 1996, Peptides and Biochemicals Catalog に記載されている。 好ましいポリアミノ酸は、ポリリシン、ポリアルギニン、ポリグルタミン、ポ
リアスパラギン、ポリヒスチジン、ポリトリプトファンまたはそれらの混合物で
ある。最も好ましいのはポリリシンまたはアミノ酸の50%超過部分がリシンで
あるポリアミノ酸であるが、これは、リシンの側鎖中の第1級アミン官能基が、
すべてのアミノ酸の中で最も反応性が高いためである。
【0030】 好ましいポリアミノ酸は分子量が500〜10,000,000、より好まし
くは5,000〜750,000である。
【0031】 ポリアミノ酸は架橋させることができる。架橋は、例えばリシンの様なアミノ
酸の側鎖中にあるアミン基を、アミノ酸上のカルボキシル官能基と、またはタン
パク質架橋剤、例えばPEG誘導体、と縮合させることにより得られる。架橋し
たポリアミノ酸は、活性成分と反応させるための遊離の第1級および/または第
2級アミノ基をなお有している必要がある。
【0032】 好ましい架橋ポリアミノ酸は、分子量が20,000〜10,000,000
、より好ましくは200,000〜2,000,000である。
【0033】 ポリアミノ酸またはアミノ酸は、他の試薬、例えば酸、アミド、塩化アシル、
より詳しくは、アミノカプロン酸、アジピン酸、エチルヘキサン酸、カプロラク
タムまたはそれらの混合物、と共重合することができる。これらの共重合体に使
用するモル比は、1:1(試薬/アミノ酸(リシン))〜1:20、より好まし
くは1:1〜1:10である。
【0034】 ポリリシンの様なポリアミノ酸は、部分的にエトキシル化することができる。 リシン、アルギニン、グルタミン、アスパラギンを含むポリアミノ酸の例およ
び供給源は、Bachem, 1996, Peptides and Biochemicals カタログに記載されて
いる。
【0035】 ポリアミノ酸は、活性成分との反応の前に、塩の形態で得ることができる。例
えば、ポリリシンはポリリシンハイドロブロマイドとして供給することができる
。ポリリシンハイドロブロマイドは、Sigma, Applichem BachemおよびFlukaから
市販されている。
【0036】 本発明の目的に好適な、少なくとも1個の第1級および/または第2級アミン
基を含むアミノ官能性重合体の例は、 −ポリビニルアミン、MW約300〜2.10E6、 −アルコキシル化ポリビニルアミン、MW約600、1200または3000、
エトキシル化度0.5、 −ポリビニルアミンビニルアルコール−モル比2:1、ポリビニルアミンビニル
ホルムアミド−モル比1:2およびポリビニルアミンビニルホルムアミド−モル
比2:1、 −トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン
、−ビス−アミノプロピルピペラジン、 −ポリアミノ酸(L−リシン/ラウリン酸、モル比10/1)、ポリアミノ酸(
L−リシン/アミノカプロン酸/アジピン酸、モル比5/5/1)、ポリアミノ
酸(L−リシン/アミノカプロン酸/エチルヘキサン酸、モル比5/3/1)、
ポリアミノ酸(ポリリシン−コカプロラクタム)、ポリリシンハイドロブロマイ
ド、架橋ポリリシン、 −アミノ置換ポリビニルアルコール、MW400〜300,000、 −ポリオキシエチレンビス[アミン]、Sigmaから市販、 −ポリオキシエチレンビス[6−アミノヘキシル]、Sigmaから市販、 −N,N’−ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、直線
状または分岐鎖状の(TPTA)、および −1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン(BNPP) である。
【0037】 より好ましい化合物はエチル−4−アミノベンゾエート、Lupasolの商品名で
市販のポリエチレンイミン重合体、例えばLupasol FG、G20、wfv、PR8515、WF、
FC、G20、G35、G100、HF、P、PS、SK、SNA、グルカミン、ジアミノブタンデンド
リマーAstromol(商品名)、MW600、1200、3K、20K、25Kまた
は50Kのポリビニルアミン、MW400〜300,000のアミノ置換ポリビ
ニルアルコール、ポリオキシエチレンビス[アミン]、ポリオキシエチレンビス
[6−アミノヘキシル]、ポリアミノ酸、架橋ポリアミノ酸、直線状または分岐
鎖状のN,N’−ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、
1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン、およびそれらの混合物であ
る。最も好ましい第1級および/または第2級アミン化合物はエチル−4−アミ
ノベンゾエート、Lupasolの商品名で市販のポリエチレンイミン重合体、例えばL
upasol FG、G20、wfv、PR8515、WF、FC、G20、G35、G100、HF、P、PS、SK、SNA
、ジアミノブタンデンドリマーAstromol(商品名)、直線状または分岐鎖状のN
,N’−ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−
ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン、およびそれらの混合物である。さら
に好ましい化合物はエチル−4−アミノベンゾエート、Lupasolの商品名で市販
のポリエチレンイミン重合体、例えばLupasol FG、G20、wfv、PR8515、WF、FC、
G20、G35、G100、HF、P、PS、SK、SNA、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビス
−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−
アミノプロピル)ピペラジン、ポリリシン、架橋ポリリシン、およびそれらの混
合物である。
【0038】 有利なことに、その様な最も好ましい第1級および/または第2級アミン化合
物は、布地の外観特性、特に色外観特性、も与え、従って、布地の外観特性およ
び活性成分を徐々に放出する特性の両方の、二重特性を有するアミン反応生成物
が得られる。さらに、第1級および/または第2級アミン化合物が2個以上の遊
離第1級および/または第2級アミン基を有する場合、幾つかの異なった活性成
分(アルデヒドおよび/またはケトン)をアミン化合物に結合することができる
【0039】 B−活性ケトンおよび/またはアルデヒド 好ましくは、上記の化合物に関して、活性ケトンまたは活性アルデヒドとは、
炭素数が少なくとも1、好ましくは炭素数が少なくとも5のすべての鎖を意味す
る。
【0040】 好ましくは、活性ケトンまたは活性アルデヒドは、香味料ケトンまたはアルデ
ヒド成分、製薬用ケトンまたはアルデヒド活性成分、生物抑制ケトンまたはアル
デヒド剤、香料ケトンまたはアルデヒド成分、およびそれらの混合物からそれぞ
れ選択され、最も好ましくは香料ケトンまたはアルデヒドである。 香味料成分は、全体的な知覚作用に貢献するスパイス、風味強化剤を含む。 製薬用活性成分は薬剤を含む。
【0041】 生物抑制剤には、殺菌剤、抗生物質、抗菌剤、殺真菌剤、殺藻剤、殺白カビ剤
、消毒剤、漂白剤の様な消毒剤、滅菌剤、殺虫剤、防虫剤および/または防蛾剤
、駆虫剤、植物生長ホルモンが挙げられる。
【0042】 典型的な殺菌剤には、グルタルアルデヒド、シンナムアルデヒド、およびそれ
らの混合物が挙げられる。典型的な防虫剤および/または防蛾剤は香料成分、例
えばシトロネラル、シトラール、N,Nジエチルメタトルアミド、Rotundial(
ロツンジオール)、8−アセトキシカルボタナセノン、およびそれらの混合物で
ある。ここで使用する防虫剤および/または防蛾剤の他の例は、米国特許第4,
449,987号明細書、第4,693,890号明細書、第4,696,67
6号明細書、第4,933,371号明細書、第5,030,660号明細書、
第5,196,200号明細書、および「Semio Activity of Flavor and Fragra
nce molecules on various Insect Species」, B.D. Mookherjee et al., Bioact
ive Volatile Compounds from Plants, ASC Symposium Series 525, R. Teranis
hi, R.G. Buttery, and H. Sugisawa, 1993, pp. 35-48に公開、に開示されてい
る。
【0043】 香料製造に伝統的に使用されている好適なケトンおよび/またはアルデヒドの
典型的な開示は、「perfume and Flavor Chemicals」, Vol. I and II, S. Arctan
der, Allured Publishing, 1994, ISBN 0-931710-35-5に見られる。 香料ケトン成分は、芳香を放つ特性を有する成分を包含する。
【0044】 好ましくは、上記の化合物に関して、香料ケトンは、ブッコキシム(buccoxime
)、イソジャスモン、メチルベータナフチルケトン、マスクインダノン、トナリ
ド/マスクプラス、アルファ−ダマスコン、ベータ−ダマスコン、デルタ−ダマ
スコン、イソ−ダマスコン、ダマスセノン、ダマローズ、メチル−ジヒドロジャ
スモネート、メントン、カルボン、カンファー、フェンチョン、アルファ−イオ
ノン、ベータ−イオノン、ガンマ−メチルいわゆるイオノン、フロイラモン(Fle
uramone)、ジヒドロジャスモン、シス−ジャスモン、Iso-E-Super、メチル−セ
ドレニル−ケトン、またはメチル−セドリロン、アセトフェノン、メチル−アセ
トフェノン、パラ−メトキシ−アセトフェノン、メチル−ベータ−ナフチル−ケ
トン、ベンジル−アセトン、ベンゾフェノン、パラ−ヒドロキシ−フェニル−ブ
タノン、セレリケトンまたはLivescone、6−イソプロピルデカヒドロ−2−ナ
フトン、ジメチル−オクテノン、Freskomenthe、4−(1−エトキシビニル)−
3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサノン、メチル−ヘプテノン、2−(
2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)−シクロペンタ
ノン、1−(p−メンテン−6(2)−イル)−1−プロパノン、4−(4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシフェニル)−2−ブタノン、2−アセチル−3,3−ジ
メチル−ノルボルナン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル
−4(5H)−インダノン、ダマスコール、ズルシニルまたはカシオン、ゲルソ
ン、ヘキサロン、イソシクレモンE、メチルシクロシトロン、メチル−ラベンダ
ー−ケトン、オリボン、パラ−t−ブチルシクロヘキサノン、ベルドン、デルフ
ォン、ムスコン、ネオブテノン、Plicatone、Veloutone、2,4,4,7−テト
ラメチル−オクタ−6−エン−3−オン、テトラメラン、ヘディオン(hedione)
、およびそれらの混合物から選択される。
【0045】 より好ましくは、上記の化合物に関して、好ましいケトンは、アルファ−ダマ
スコン、デルタ−ダマスコン、イソ−ダマスコン、カルボン、ガンマ−メチル−
イオノン、Iso-E-Super、2,4,4,7−テトラメチル−オクタ−6−エン−
3−オン、ベンジル−アセトン、ベータ−ダマスコン、ダマスセノン、メチル−
ジヒドロジャスモネート、メチル−セドリロン、hedione、およびそれらの混合
物から選択される。 香料アルテヒ成分は、芳香を放つ特性を有する成分を包含する。
【0046】 好ましくは、上記の化合物に関して、香料アルデヒドは、アドキサール、アニ
スアルデヒド、サイマル、エチルバニリン、フロルヒドラル、ヘリオナール、ヘ
リオトロピン、ヒドロキシシトロネラル、コアボン、ラウリックアルデヒド、ラ
イラール、メチルノニルアセトアルデヒド、P.T. bucinal、フェニルアセトアル
デヒド、ウンデシレニックアルデヒド、バニリン、2,6,10−トリメチル−
9−ウンデセナール、3−ドデセン−1−アール、アルファ−n−アミルシンナ
ムアルデヒド、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、3−(4−
t−ブチルフェニル)−プロパナール、2−メチル−3−(パラ−メトキシフェ
ニルプロパナール、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2(1)−シ
クロヘキセン−1−イル)ブタナール、3−フェニル−2−プロペナール、シス
−/トランス−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アール、3,7
−ジメチル−6−オクテン−1−アール、[(3,7−ジメチル−6−オクテニル
)オキシ]アセトアルデヒド、4−イソプロピルベンジルアルデヒド、1,2,
3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトアルデ
ヒド、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、2
−メチル−3−(イソプロピルフェニル)プロパナール、1−デカナール、デシ
ルアルデヒド、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、4−(トリシクロ[5.
2.1.0(2,6)]−デシリデン−8)ブタナール、オクタヒドロ−4,7
−メタノ−1H−インデンカルボキシアルデヒド、3−エトキシ−4−ヒドロキ
シベンズアルデヒド、パラ−エチル−アルファ,アルファ−ジメチルヒドロシン
ナムアルデヒド、アルファ−メチル−3,4−(メチレンジオキシ)−ヒドロシ
ンナムアルデヒド、3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド、アルファ−n
−ヘキシルシンナムアルデヒド、m−サイメン−7−カルボキシアルデヒド、ア
ルファ−メチルフェニルアセトアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル
オクタナール、ウンデセナール、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン
−1−カルボキシアルデヒド、4−(3)(4−メチル−3−ペンテニル)−3
−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、1−ドデカナール、2,4−ジメチル
シクロヘキセン−3−カルボキシアルデヒド、4−(4−ヒドロキシ−4−メチ
ルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、7−メトキシ
−3,7−ジメチルオクタン−1−アール、2−メチルウンデカナール、2−メ
チルデカナール、1−ノナナール、1−オクタナール、2,6,10−トリメチ
ル−5,9−ウンデカジエナール、2−メチル−3−(4−t−ブチル)プロパ
ナール、ジヒドロシンナムアルデヒド、1−メチル−4−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、5または6メト
キシ0ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1または2−カルボキシアルデ
ヒド、3,7−ジメチルオクタン−1−アール、1−ウンデセナール、10−ウ
ンデセン−1−アール、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、1−
メチル−3−(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキサンカルボキシアルデヒ
ド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−オクタナール、トランス−4−デセナ
ール、2,6−ノナジエナール、パラ−トリルアセトアルデヒド、4−メチルフ
ェニルアセトアルデヒド、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−2−ブテナール、オルト−メトキシシンナムアルデ
ヒド、3,5,6−トリメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、3
,7−ジメチル−2−メチレン−6−オクテナール、フェノキシアセトアルデヒ
ド、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナール、ペオニアルデヒド、(6,1
0−ジメチル−3−オキサ−5,9−ウンデカジエン−1−アール)、ヘキサヒ
ドロ−4,7−メタノインダン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチルオクタ
ナール、アルファ−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼンアセトアルデヒ
ド、6,6−ジメチル−2−ノルピネン−2−プロピオンアルデヒド、パラメチ
ルフェノキシアセトアルデヒド、2−メチル−3−フェニル−2−プロペン−1
−アール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、ヘキサヒドロ−8,8−ジメ
チル−2−ナフトアルデヒド、3−プロピル−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタ
−5−エン−2−カルボアルデヒド、9−デセナール、3−メチル−5−フェニ
ル−1−ペンタナール、メチルノニルアセトアルデヒド、1−p−メンテン−q
−カルボキシアルデヒド、シトラール、リリアールおよびそれらの混合物から選
択される。
【0047】 最も好ましいアルデヒドは、シトラール、1−デカナール、ベンズアルデヒド
、フロルヒドラル、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシア
ルデヒド、シス−/トランス−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−
アール、ヘリオトロピン、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−
カルボキシアルデヒド、2,6−ノナジエナール、アルファ−n−アミルシンナ
ムアルデヒド、アルファ−n−ヘキシルシンナムアルデヒド、P.T. Bucinal、ラ
イラール、サイマル、メチルノニルアセトアルデヒド、トランス−2−ノネナー
ル、リリアル、トランス−2−ノネナール、およびそれらの混合物から選択され
る。 上記の香料成分のリスト中で、一部は当業者に良く知られている商品名であり
、異性体も含む。その様な異性体も本発明で使用するのに好適である。
【0048】 別の実施態様で、本発明の目的に特に好適な材料は、臭気検出閾が低いことを
特徴とする香料化合物、好ましくは香料ケトンまたはアルデヒドである。その様
な臭気検出閾(ODT)は、以下に記載する様な調整ガスクロマトグラフィー(
GC)条件で測定して1 ppm未満、好ましくは10 ppb未満であるべきである。
このパラメータは、香料製造分野で一般的に使用されている値を指し、ある種の
臭気物質が存在することを明確に検出する最低濃度である。例えば、「Compilati
on of Odor and Taste Threshold Value Data (ASTM DS 48A)」, F.A. Fazzalari
編集、International Business Machines, Hopwell Junction, NYおよびCalkin
et al., Perfumery, Practice and Principles, John Willey & Sons, Inc., 24
3頁以降(1994)参照。本発明の目的には、臭気検出閾は下記の方法により
測定する。
【0049】 ガスクロマトグラフは、注射器で注入された正確な量の物質、精密な分割比、
および濃度および鎖長分布が既知の炭化水素標準を使用して炭化水素応答を測定
することを特徴とする。空気流量を正確に測定し、人間の吸入が0.02分間持
続すると仮定して、試料採取する体積を計算する。検出器における正確な濃度が
すべての時点で既知であるので、吸入した体積あたりの質量、従って物質の濃度
が分かる。香料物質のODTを決定するには、溶液を逆に計算した濃度で嗅ぎ口
に送る。判定員がGC流出物を嗅ぎ、臭気が知覚された時点の保持時間を測定す
る。全判定員の平均で知覚可能閾を決定する。必要量の分析物をカラム上に注入
し、検出器における特定の濃度、例えば10 ppb、を達成する。臭気検出閾を決
定するための典型的なガスクロマトグラフパラメータを以下に示す。 GC:FID 検出器を有する5890 Series II 7673 Autosampler カラム:J&W Scientific DB-1 長さ30メートル、内径0.25mm、被膜厚1ミクロン 方法: 分割注入:17/1分割比 Autosampler:1.13マイクロリットル/注入 カラム流量:1.10mL/分 空気流量:345mL/分 入口温度245℃ 検出器温度285℃ 温度に関する情報 初期温度50℃ 速度5℃/分 最終温度:280℃ 最終時間6分間 前提:1回嗅ぐ毎に0.02分 GC空気を試料希釈に加える
【0050】 その様な好ましい香料成分の例は、2−メチル−2−(パラ−イソ−プロピル
フェニル)−プロピオンアルデヒド、1−(2,6,6−トリメチル−2−シク
ロヘキサン−1−イル−2−ブテン−1−オンおよび/またはパラ−メトキシ−
アセトフェノンから選択した成分である。さらに好ましい成分は、上記の方法で
測定したODT≦10 ppbを有する下記の化合物、すなわちウンデシレニックア
ルデヒド、ウンデカラクトンガンマ、ヘリオトロピン、ドデカラクトンガンマ、
p−アニスアルデヒド、パラヒドロキシ−フェニル−ブタノン、サイマル、ベン
ジルアセトン、イオノンアルファ、p.t.bucinal、ダマスセノン、イオノンベー
タおよびメチル−ノニルケトンである。
【0051】 典型的には、活性成分のレベルは、アミン反応生成物の10〜90重量%、好
ましくは30〜85重量%、より好ましくは45〜80重量%である。
【0052】 好ましいアミン反応生成物は、審査中の出願第EP98870155.3号明
細書、29頁26行〜32頁29行に記載されている乾燥表面臭気インデックス
を有する物質であり、その際、布地表面および硬質表面に対する特定の香料を加
えていないベースはそれぞれ下記の通りである。
【0053】
【表1】 最も好ましいアミン反応生成物は、ポリエチレンイミン重合体、例えばLupaso
l 重合体、BNPP、またはTPTAと、下記の物質、すなわちアルファダマス
コン、デルタダマスコン、カルボン、ガンマ−メチル−イオノン、Hedione、フ
ロルヒドラール、リリアル、ヘリオトロピン、および2−4−ジメチル−3−シ
クロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、の1種以上との反応から得られる物
質である。さらに他の好ましいアミン反応生成物は、Astramolデンドリマーとカ
ルボンの反応から得られる物質、並びにエチル−4−アミン反応生成物のベンゾ
エートと、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド
、およびトランス−2−ノネナールの1種以上との反応から得られる物質である
。さらに他の好ましいアミン反応生成物は、ポリリシンと、アルファダマスコン
、デルタダマスコン、カルボン、および2−4−ジメチル−3−シクロヘキセン
−1−カルボキシアルデヒド、の1種以上との反応から得られる物質である。
【0054】 さらに好ましいアミン反応生成物は、Lupasol HFとデルタダマスコン、Lupaso
lG35とアルファダマスコン、LupasolG100と2−4−ジメチル−3−シクロヘキ
セン−1−カルボキシアルデヒド、BNPPまたはTPTAとアルファおよびデ
ルタダマスコン、エチル−4−アミノベンゾエートと2−4−ジメチル−3−シ
クロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドの反応から得られる物質である。
【0055】 2)−キャリヤー 本発明の方法の別の必須成分は、融点が30℃〜135℃、好ましくは45℃
〜85℃であるキャリヤーである。このキャリヤーを使用することにより、アミ
ン反応生成物の粒子が製造される。
【0056】 本発明の方法で使用するのに好適なキャリヤーは、有機重合体状化合物、ワッ
クス、パラフィン、オイル、グリセリド、モノグリセリド、ジグリセリド、トリ
グリセリド、陰イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活
性剤、双生イオン系界面活性剤、およびそれらの混合物の様な成分であり、好ま
しくは有機重合体状化合物、非イオン系界面活性剤、およびそれらの混合物から
選択される。
【0057】 本発明の第1級および/または第2級アミン化合物と混合するのに好ましい有
機重合体状化合物には、ポリエチレングリコール、およびそれらの誘導体、特に
分子量が1000〜10000、より好ましくは2000〜8000、最も好ま
しくは約4000であるこれらの材料である。
【0058】 融点が30℃〜135℃であれば、洗浄目的に有用な実質的にすべての非イオ
ン系界面活性剤を組成物に包含することができる。
【0059】 有用な非イオン系界面活性剤の代表例を以下に挙げるが、これらに限定するも
のではない。
【0060】 非イオン系ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤 ここで使用するのに好適なポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式R2CON
R1Zを有する物質である。式中、R1はH、C〜Cヒドロカルビル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくは
C1〜C4アルキル、より好ましくはCまたはCアルキル、最も好ましくはC アルキル(すなわちメチル)であり、RはC〜C31ヒドロカルビル、好
ましくは直鎖C〜C19アルキルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C 〜C17アルキルまたはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキ
ルまたはアルケニル、またはそれらの混合物であり、Zは、少なくとも3個のヒ
ドロキシルが鎖に直接結合したヒドロカルビル直鎖を有するポリヒドロキシヒド
ロカルビル、またはそれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシル化またはプ
ロポキシル化)誘導体である。Zは、好ましくは還元性アミノ化反応で還元糖か
ら得られ、より好ましくはZはグリシチルである。
【0061】 アルキルフェノールの非イオン系縮合物 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレンオ
キシド縮合物がここで使用するのに好適である。一般的に、ポリエチレンオキシ
ド縮合物が好ましい。これらの化合物は、直鎖または分岐鎖構造中の炭素数が約
6〜約18であるアルキル基を有するアルキルフェノールと、アルコール1モル
あたり約1〜約150モルのアルキレンオキシドの縮合生成物を包含する。
【0062】 非イオン系エトキシル化アルコール界面活性剤 脂肪族アルコールと約1〜約150モルのエチレンオキシドのアルキルエトキ
シレート縮合生成物がここで使用するのに好適である。脂肪族アルコールのアル
キル鎖は、直鎖または分岐鎖、第1級または第2級でよく、炭素数が一般的に6
〜22である。炭素数8〜20のアルキル基を有するアルコールと、アルコール
1モルあたり約25〜約150モル、好ましくはアルコール1モルあたり50〜
150、より好ましくは80モルのエチレンオキシドの縮合生成物が特に好まし
い。
【0063】 好ましい非イオン系エトキシル化アルコール界面活性剤は、BASFからLutensol
、AlbrightおよびWilsonからEmpilan、およびClariantからGenapolの商品名で市
販されている、25、50、80または100モルのエチレンオキシドでエトキ
シル化されたタロウ(C16〜C18)アルコールから選択される。最も好まし
い非イオン系エトキシル化アルコール界面活性剤は、BASFからLutensol 80/80、
AlbrightおよびWilsonからEmpilan KM 80、およびClariantからGenapol T800の
商品名で市販されている、80モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたタ
ロウ(C16〜C18)アルコールである。
【0064】 非イオン系エトキシル化/プロポキシル化脂肪アルコール界面活性剤 エトキシル化C〜C22脂肪アルコールおよびC〜C22の混合エトキシ
ル化/プロポキシル化脂肪アルコールが、特に水溶性である場合、ここで使用す
るのに好適な界面活性剤である。好ましくは、エトキシル化脂肪アルコールは、
エトキシル化度が25〜150であるC10〜C22エトキシル化脂肪アルコー
ルであり、最も好ましくは、エトキシル化度が50〜80であるC12〜C18 エトキシル化脂肪アルコールである。好ましくは、混合エトキシル化/プロポキ
シル化脂肪アルコールは、炭素数10〜18のアルキル鎖長を有し、エトキシル
化度が3〜30、プロポキシル化度が1〜30である。
【0065】 プロピレングリコールとの非イオン系EO/PO縮合物 エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合によ
り形成される疎水性ベースの縮合生成物がここで使用するのに適している。これ
らの化合物の疎水性部分は好ましくは分子量が約1500〜約1800であり、
水に対して不溶性を示す。この種の化合物の例は、BASFから市販のPluronic(商
品名)界面活性剤を包含する。
【0066】 プロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物との非イオン系EO縮合生成物
プロピレンオキシドおよびエチレンジアミンの反応から得られる生成物とエチ レンオキシドの縮合生成物がここで使用するのに適している。これらの生成物の
疎水性部分は、エチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドの反応生成物から
なり、一般的に分子量が約2500〜約3000である。この種の非イオン系界
面活性剤の例とは、BASFから市販のTetronic(商品名)化合物を包含する。
【0067】 非イオン系アルキル多糖界面活性剤 ここで使用するのに好適なアルキル多糖は、米国特許第4,565,647号
明細書、Llenado 、1986年1月21日公布。に記載されており、炭素数約6
〜約30、好ましくは約10〜約16の疎水性基、および約1.3〜約10、好
ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7個のサッカライド
単位を含む多糖、例えばポリグリコシド、の親水性基を有する。炭素数5または
6のすべての還元性糖類、例えばグルコース、ガラクトース、を使用することが
でき、ガラクトシル部分はグルコシル部分に置き換わることができる。(所望に
より、疎水性基は2、3、4、等の位置に付加し、グルコシドまたはガラクトシ
ドに対してグルコースまたはガラクトースを与える)糖間結合は、例えば追加の
サッカライド単位の一つの位置と、先行するサッカライド単位上の2、3、4、
および/または6位置との間にあることができる。
【0068】 好ましいアルキルポリグリコシドは、式 R2O((CnH2n)O)t(グリコシル) を有し、式中、R2は、アルキル基の炭素数が10〜18、好ましくは12〜1
4であるアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキ
ルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選択され、nは2または3で
あり、tは0〜10、好ましくは0であり、xは1.3〜8、好ましくは1.3
〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは好ましくはグルコー
スに由来する。
【0069】 非イオン系脂肪酸アミド界面活性剤 ここで使用するのに好適な脂肪酸アミド界面活性剤は、式RCON(R を有する界面活性剤であり、式中、Rは炭素数7〜21、好ましくは9〜1
7のアルキル基であり、各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cヒド
ロキシアルキル、および−(CO)Hからなる群から選択され、xは1
〜3の整数である。 好ましいキャリヤー材料は、非イオン系エトキシル化アルコール界面活性剤で
ある。
【0070】 典型的には、アミン反応生成物をキャリヤーと混合するだけで、それ以上処理
しない場合、アミン反応生成物は、製造される粒子中で処理される反応生成物の
1〜75重量%、好ましくは10〜60重量%、より好ましくは15〜45重量
%の量で存在する。この場合、キャリヤーの量は100%になるのに十分な量で
ある。無論、粒子は少量成分も含むことができるが、その量はキャリヤー材料の
量を超えない量である。典型的には、キャリヤーは、処理されるアミン反応生成
物中で製造される粒子の3〜95重量%、好ましくは15〜80重量%、最も好
ましくは25〜75重量%の量で存在する。
【0071】 アミン反応生成物のキャリヤーによる処理は、アミン反応生成物をキャリヤー
と完全に混合することにより行なう。有利なことに、実質的に均質な混合物を形
成するのに、追加の成分は必要としない。この混合は、可能な最も低い温度、す
なわちキャリヤーの融点のすぐ上の温度で行なう。混合工程は、完全に均質な混
合物が得られるまで行なう。「均質な」とは、アミン反応生成物20gをTAE80
80gと、Ultra Turraxを使用し、混合温度約70℃で混合した時に得られる組
成物と類似の外観を有する組成物を意味する。
【0072】 被覆剤 融点35〜135℃のキャリヤーを使用してアミン反応生成物と混合する場合
、混合物をさらに処理し、例えば固体上に混合物を吸着させることにより、被覆
された粒子、好ましくは多孔質の被覆、を形成するのが好ましい。得られる被覆
粒子は、液体または粉末、好ましくは粉末、に配合するのに好適なすべての形態
、例えば凝集物、ペレット、錠剤、またはそれらの混合物、でよい。
【0073】 ペーストを含む固体および液体の両方の混合物に好適な被覆剤は、実質的に水
溶性の固体結合剤または凝集剤である。
【0074】 「実質的に水溶性」とは、蒸留した(または同等の)水に25℃で、濃度0.
2重量%で可溶であり、好ましくは1.0重量%で可溶である材料に関して言う
ものとする。
【0075】 「固体」は、常温で固体である材料を意味し、従って、実質的に水溶性の結合
剤または凝集剤は融点が少なくとも30℃、好ましくは少なくとも40℃でなけ
ればならない。
【0076】 好適な水溶性の結合剤または凝集剤には、水溶性有機重合体状化合物、水溶性
単量体状ポリカルボキシレート、またはそれらの酸形態、ポリカルボン酸が2個
以下の炭素原子により互いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含ん
でなる単独または共重合体状ポリカルボン酸またはそれらの塩、炭酸塩、重炭酸
塩、ホウ酸塩、リン酸塩、硫酸塩、例えば硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウ
ム、過ホウ酸塩を包含する無機過水和物塩、例えば過ホウ酸塩一水和物、過炭酸
塩、ケイ酸塩、デンプン、シクロデキストリン、および上記材料の混合物が挙げ
られる。
【0077】 被覆剤として好適な有機重合体状化合物には、セルロース誘導体、例えばメチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースお
よびヒドロキシエチルセルロース、並びに炭水化物、例えばペクチン、およびガ
ムが挙げられる。その他の化合物は、炭水化物および誘導体、例えばフルクトー
ス、キシロース、ガラクトース、ガラクツロン酸またはグルコース系重合体、例
えばイヌリン、デキストラン、キシログルカン、ペクチンまたはガムである。
【0078】 1個のカルボキシル基を含む好適なカルボキシレートには、乳酸、グリコール
酸およびそれらのエーテル誘導体の水溶性塩が挙げられる。2個のカルボキシル
基を含むポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ
)ジ酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸
の水溶性塩、ならびにエーテルカルボキシレートおよびスルフィニルカルボキシ
レートが挙げられる。3個のカルボキシル基を含むポリカルボキシレートには、
特に水溶性のクエン酸塩、アコニット酸塩およびシトラコン酸塩、ならびにコハ
ク酸塩誘導体、例えば英国特許第1,379,241号明細書に記載されている
カルボキシメチルオキシコハク酸塩、英国特許第1,389,732号明細書に
記載されているラクトキシコハク酸塩、およびオランダ国出願第7205873
号明細書に記載されているアミノコハク酸塩、およびオキシポリカルボキシレー
ト材料、例えば英国特許第1,387,447号明細書に記載されている2−オ
キサ−1,1,3−プロパントリカルボキシレートが挙げられる。
【0079】 4個のカルボキシル基を含むポリカルボキシレートには、英国特許第1,26
1,829号明細書に記載されているオキシジコハク酸塩、1,1,2,2−エ
タンテトラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレー
トおよび1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが挙げられる。スル
ホ置換基を含むポリカルボキシレートには、英国特許第1,398,421号明
細書および第1,398,422号明細書、および米国特許第3,936,44
8号明細書に記載されているスルホコハク酸塩誘導体、および英国特許第1,4
39,000号明細書に記載されているスルホン化熱分解クエン酸塩が挙げられ
る。
【0080】 脂環式および複素環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン−シス、シ
ス、シス−テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシレ
ート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−シス、シス、シス−テトラカルボ
キシレート、2,5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボキシレート、2,2
,5,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1,2,3,4,5
,6−ヘキサン−ヘキサカルボキシレート、および多価アルコール、例えばソル
ビトール、マンニトールおよびキシリトール、のカルボキシメチル誘導体がある
。芳香族ポリカルボキシレートには、英国特許第1,425,343号に記載さ
れているメリト酸、ピロメリト酸およびフタル酸誘導体がある。 上記の中で、好ましいポリカルボキシレートは、分子1個あたり3個までのカ
ルボキシル基を含むヒドロキシカルボキシレート、特にシトレートである。
【0081】 ホウ酸塩ビルダー、ならびに洗剤の貯蔵または洗浄条件下でホウ酸塩を形成す
ることができるホウ酸塩形成材料も使用できるが、約50℃未満、特に約40℃
未満の洗濯条件下では好ましくない。
【0082】 炭酸塩の例は、アルカリ土類およびアルカリ金属の炭酸塩であり、ナトリウム
の炭酸およびセスキ炭酸塩および独国特許出願第2,321,001号、197
3年11月15日公開、に記載されている様な、それらの炭酸塩と超微粒炭酸カ
ルシウムとの混合物を含む。
【0083】 水溶性リン酸塩ビルダーの具体例は、アルカリ金属トリポリリン酸塩、ナトリ
ウム、カリウムおよびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウム
およびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムのオルトリン酸
塩、重合度が約6〜21であるポリメタ/リン酸ナトリウム、およびフィチン酸
の塩である。
【0084】 好適なケイ酸塩は、SiO:NaO比が1.0〜2.8、好ましくは1.
6〜2.4、最も好ましくは2.0である水溶性ケイ酸ナトリウムを包含する。
ケイ酸塩は、無水塩または水和塩の形態でよい。SiO:NaO比が2.0
であるケイ酸ナトリウムが最も好ましい。
【0085】 シクロデキストリンの典型的な開示は、国際特許第WO96/05358号明
細書、米国特許第3,426,011号明細書、Parmerter et al.、1969年
2月4日公布、第3,453,257号明細書、第3,453,258号明細書
、第3,453,259号明細書、および第3,453,260号明細書、すべ
てParmerter et al.の名前で、すべて1969年7月1日公布、第3,459,
731号明細書、Gramera et al.、1969年8月5日公布、第3,553,1
91号明細書、Parmerter et al.、1971年1月5日公布、第3,565,8
87号明細書、Parmerter et al.、1971年2月23日公布、第4,535,
152号明細書、Szejtli et al.、1985年8月13日公布、第4,616,
008号明細書、Hirai et al.、1986年10月7日公布、第4,678,5
98号明細書、Ogino et al.、1987年7月7日公布、第4,638,058
号明細書、Brandt et al.、1987年1月20日公布、および第4,746,
734号明細書、Tsuchiyama et al.、1988年5月24日公布、に見られる
が、該特許のすべてをここに参考として含める。
【0086】 部分的に水溶性の被覆剤も被覆剤として使用できるが、溶解度が低いので、こ
こで使用するのはあまり好ましくない。これらの化合物は、洗濯サイクルの際に
アミン反応生成物が少なくとも部分的に被覆されており、従って、乾燥した布地
または硬質表面上で長期間持続する新鮮さの機能を十分に発揮できないので、実
際にあまり好ましくない。部分的に水溶性の被覆剤の例は、結晶性層状ケイ酸塩
を包含する。水溶性が非常に低いビルダーの例はアルミノケイ酸ナトリウムを包
含する。
【0087】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムは下記の一般式を有する。 NaMSix+1.yHO 式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数であり、yは0〜
20の数である。この種の結晶性層状ケイ酸ナトリウムはヨーロッパ特許第EP
−A−0164514号明細書に記載されており、それらの製造方法は独国特許
第DE−A−3417649号明細書および第DE−A−3742043号明細
書に記載されている。本発明の目的には、上記の一般式におけるxの値が2、3
または4であり、好ましくは2である。最も好ましい材料は式δ−NaSiであり、Hoechst AGからNaSKS−6として市販されている。
【0088】 好適なアルミノケイ酸塩は単位セル式Na[(AlO)(SiO)].x
Oを有し、式中、zおよびyは少なくとも6であり、z対yのモル比は1.
0〜0.5であり、xは少なくとも5、好ましくは7.5〜276、より好まし
くは10〜264である。アルミノケイ酸塩材料は水和した形態にあり、好まし
くは結晶性であり、10%〜28%、より好ましくは18%〜22%の結合した
形態の水を含む。
【0089】 アルミノケイ酸塩イオン交換材料は、天然産の材料でもよいが、合成品が好ま
しい。合成結晶性アルミノケイ酸塩イオン交換材料は、ゼオライトA、ゼオライ
トB、ゼオライトP、ゼオライトX、ゼオライトMAP、ゼオライトHS、およ
びそれらの混合物として市販されている。ゼオライトAは下記の式を有する。 Na12[AlO12(SiO12].xHO 式中、xは20〜30、特に27である。ゼオライトXは下記の式 Na86[(AlO86(SiO106].276HOを有する。
【0090】 典型的には、アミン反応生成物をキャリヤーと混合し、さらに処理して被覆粒
子を形成する場合、アミン反応生成物は、製造された粒子中で処理された反応生
成物の1〜75重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは6〜25重
量%、の量で存在する。
【0091】 典型的には、被覆剤は、処理されたアミン反応生成物の粒子の10〜95重量
%、好ましくは30〜90重量%、より好ましくは50〜75重量%、の量で存
在する。この場合、キャリヤーの量は100%になるのに十分な量である。無論
、被覆粒子は、キャリヤー材料または被覆剤の量を超えない少量成分も含むこと
ができる。
【0092】 好ましい被覆材料は、炭酸塩、デンプン、シクロデキストリン、およびそれら
の混合物から選択される。
【0093】 粒子の表面処理は、この分野で公知の装置を使用して多くの方法で行なうこと
ができ、その方法はバッチ式でも連続様式でもよい。
【0094】 被覆材料を塗布する一方法では、凝集が関与する。パン、回転ドラムおよび垂
直ブレンダー型を包含する通常の凝集装置/ミキサーを使用できるが、これらに
限定するものではない。溶融被覆組成物も、アミン反応生成物とキャリヤーの混
合物の移動床上に注ぐか、または噴霧することにより、塗布することができる。
【0095】 被覆を施すためのもう一つの方法では、得られた混合物(いわゆる粒子)を、
上記の様に、被覆材料の上に注ぎ、ブラウンミキサー中で凝集させる。混合およ
び/または被覆工程中の温度がキャリヤー材料の融点を大幅に超えない様にも注
意する。例えば、TAE80および20%のアミン反応生成物を含む混合物150g
を、60℃で、炭酸塩300gを含むブラウンミキサー中に注ぎ込む。成分の混
合は約5分間行なう。被覆中に温度が65℃を超えない様にも注意する。次いで
、凝集した粒子は、最終組成物の中に配合する場合の様に使用することができる
【0096】 従って、本発明の方法により得られる様な処理したアミン反応生成物を提供す
る。
【0097】 所望により、被覆した粒子は、1種以上の追加成分、例えば溶解性または分散
性を改良するための界面活性剤、も含むことができる。その様な界面活性剤の典
型的なものは陰イオン系、非イオン系、または陽イオン系界面活性剤である。好
ましくは、その様な追加成分と被覆剤の重量比は1:1までである。
【0098】 別の好ましい実施態様では、被覆した粒子の上に別の被覆を追加するが、この
被覆は、この追加被覆の性質に応じて、被覆した粒子の貯蔵安定性、流動性およ
び/または布地付着性を改良する。典型的な例はポリビニルアルコールである。 最終組成物への配合 洗濯用組成物、硬質表面洗浄組成物、身体用洗浄組成物を包含する本発明の最
終組成物の態様では、上記の処理したアミン反応生成物を、1種以上の洗濯また
は洗浄成分と共に最終組成物に配合する。
【0099】 上記の様に、処理したアミン反応生成物の配合は、その最終形態に応じて、ス
プレー可能な液体の形態ではスプレーにより、被覆形態では乾燥添加により行な
うのが効果的である。
【0100】 洗濯用組成物には、液体、粉末や錠剤の様な固体の形態を包含する洗濯用洗剤
組成物、並びに濯ぎの際に加える柔軟性付与組成物並びに乾燥機で加える柔軟性
付与組成物を包含する柔軟性付与組成物が含まれる。
【0101】 本発明の柔軟性付与組成物に使用する柔軟性付与成分は、ここに参考として含
めるヨーロッパ特許第98870227.0号明細書に開示されている。
【0102】 好ましくは、最終組成物は洗剤組成物であり、より好ましくは固体形態にある
【0103】 処理したアミン反応生成物を配合する最終組成物は、組成物の0.1〜25重
量%、より好ましくは0.2〜10重量%、最も好ましくは0.5〜5重量%の
処理した生成物を含む。
【0104】 本発明の好ましい洗剤組成物の実施態様では、好ましくは漂白剤前駆物質、洗
濯溶液中で過酸漂白物質を形成するのに必要なアルカリ性過酸化水素供給源を含
み、洗剤組成物に通常使用する他の成分も含む。例えば、好ましい洗剤組成物は
、1種以上の界面活性剤、有機および無機ビルダー、汚れ分散および再付着防止
剤、発泡抑制剤、酵素、蛍光白色化剤、光活性化漂白剤、香料、着色剤、クレー
柔軟性付与剤、泡沸剤、およびそれらの混合物を配合する。
【0105】 典型的なその様な成分は、どちらもここに参考として含めるヨーロッパ特許第
EP−A−0,659,876号明細書およびヨーロッパ特許出願第98870
226.2号明細書に開示されている。
【0106】 クレー 本発明の組成物は、好ましくはクレーを、好ましくは組成物の0.05〜40
重量%、より好ましくは0.5〜30重量%、最も好ましくは2〜20重量%の
量で含むことができる。分かり易くするために、ここで使用する用語クレー鉱物
化合物は、アルミノケイ酸ナトリウムゼオライトビルダー化合物を除外するが、
この化合物は、所望により使用する成分として組成物に包含することができる。 好ましいクレーの一種はベントナイトクレーである。非常に好ましい物質は、
例えばすべてProcter and Gamble Companyの名前による米国特許第3,862,
058号明細書、第3,948,790号明細書、第3,954,632号明細
書および第4,062,647号明細書およびヨーロッパ特許第EP−A−29
9,575号明細書および第EP−A−313,146号明細書に記載されてい
る様にスメクタイトクレーである。
【0107】 スメクタイトクレーの用語は、ここでは酸化アルミニウムがケイ酸塩格子の中
に存在するクレーおよび酸化マグネシウムがケイ酸塩格子の中に存在するクレー
の両方を包含する。スメクタイトクレーは、膨脹可能な3層構造を取る傾向があ
る。
【0108】 好適なスメクタイトクレーの具体例には、モンモリロン石、ヘクトライト、ボ
ルコンスコイト、ノントロナイト、サポナイトおよびソーコナイト、特にアルカ
リまたはアルカリ土類金属イオンを結晶格子の中に有する材料、から選択された
クレーが挙げられる。ナトリウムまたはカルシウムモンモリロン石が特に好まし
い。
【0109】 好適なスメクタイトクレー、特にモンモリロン石、は、English China Clays
、Laviosa、Georgia KaolinおよびColin Stewart Mineralsを包含する様々な供
給者から販売されている。
【0110】 ここで使用するクレーは、好ましくは粒子径が10nm〜800nm、より好まし
くは20nm〜500nm、最も好ましくは50nm〜200nmである。
【0111】 クレー鉱物化合物の粒子は、他の洗剤化合物を含む凝集物粒子の成分として包
含することができる。その様な成分として与えられる場合、クレー鉱物化合物の
「最大粒子径」の用語は、クレー鉱物成分自体の最大寸法を表し、凝集した粒子
全体ではない。
【0112】 小さな陽イオン、例えばプロトン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグ
ネシウムイオンおよびカルシウムイオン、および正に帯電した官能基を有する物
質を包含するある種の有機分子の置換は、スメクタイトクレーの結晶格子構造の
中で起こることができる。クレーは、一つの型の陽イオンを優先的に吸収する能
力に関して選択することができ、その様な能力は相対的なイオン交換容量の測定
により査定する。本発明で好適なスメクタイトクレーは、陽イオン交換容量が少
なくとも50meq/100gである。米国特許第3,954,632号明細書は、
陽イオン交換容量の測定方法を開示している。
【0113】 クレー鉱物化合物の結晶格子構造は、好ましい実施態様では、その中に置換さ
れた陽イオン系布地柔軟性付与剤を有することができる。その様な置換されたク
レーは、「疎水性的に活性化された」クレーと呼ばれている。陽イオン系布地柔
軟性付与剤は、典型的には、陽イオン系布地柔軟性付与剤とクレーの重量比1:
200〜1:10、好ましくは1:100〜1:20で存在する。好適な陽イオ
ン系布地柔軟性付与剤は、英国特許第GB−A−1514276号明細書および
ヨーロッパ特許第EP−B−0011340号明細書に開示されている様な水に
不溶な第3級アミンまたは二長鎖アミド材料を包含する。
【0114】 好ましい市販の「疎水性的に活性化された」クレーは、約40重量%のジメチ
ルジタロウ第4級アンモニウム塩を含むベントナイトクレーであり、English Ch
ina Clays InternationalからClaytone EMの商品名で市販されている。
【0115】 本発明の非常に好ましい実施態様では、クレーは、湿潤剤および疎水性化合物
、好ましくはワックスまたはオイル、例えばパラフィンオイル、との密な混合物
または粒子で存在する。好ましい湿潤剤は、プロピレングリコール、エチレング
リコール、グリコールの二量体または三量体を包含する有機化合物であり、最も
好ましくはグリセロールである。粒子は、好ましくは凝集物である。あるいは、
粒子は、ワックスまたはオイルおよび所望により湿潤剤がクレーを収容するカプ
セルを形成するか、またはクレーがワックスまたはオイルおよび湿潤剤を収容す
るカプセルを形成する様になっていてもよい。粒子は有機塩またはシリカまたは
ケイ酸塩を含んでなるのが好ましい場合がある。
【0116】 しかし、本発明の別の実施態様では、クレーを1種以上の界面活性剤および所
望によりビルダーおよび所望により水と混合するのが好ましいが、この場合、混
合物を好ましくは続いて乾燥させる。好ましくは、その様な混合物は噴霧乾燥法
でさらに処理し、クレーを含んでなる噴霧乾燥粒子を得る。 クレーを含んでなる粒子または顆粒は、凝集剤も含むのが好ましい場合がある
。 密な混合物がキレート化剤を含んでなるのも好ましい場合がある。
【0117】 凝集剤 本発明の組成物は凝集剤を好ましくは組成物の0.005〜10重量%、より
好ましくは0.05〜5重量%、最も好ましくは0.1〜2重量%、の量で含む
こともできる。
【0118】 クレー凝集剤は、洗濯溶液中のクレー化合物粒子を一つに集め、それによって
洗濯中の布地の表面に付着し易くなる様に機能する。従って、機能的な必要条件
は、一般的に粘土汚れを布地から除去し、洗濯溶液中に分散し易くするために洗
濯洗剤組成物に加えるクレー分散剤化合物の条件とは異なる。
【0119】 ここでクレー凝集剤として好ましい材料は、平均分子量が100,000〜1
0,000,000、好ましくは150,000〜5,000,000、より好
ましくは200,000〜2,000,000である有機重合体状材料である。 好適な有機重合体状材料は、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド、ア
クリルアミド、アクリル酸、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、およびエチ
レンイミンから選択された単量体単位を含む単独重合体または共重合体を含んで
なる。特にエチレンオキシドの単独重合体が好ましいが、アクリルアミドおよび
アクリル酸の単独重合体も好ましい。
【0120】 Procter and Gamble Companyの名前によるヨーロッパ特許第EP−A−299
,575号明細書および第EP−A−313,146号明細書は、ここで使用す
るのに好ましい有機重合体状クレー凝集剤を開示している。
【0121】 クレーと凝集剤重合体の重量比は好ましくは1000:1〜1:1、より好ま
しくは500:1〜1:1、最も好ましくは300:1〜1:1、さらに好まし
くは80:1〜10:1、特定の用途では60:1〜20:1でもよい。
【0122】 無機クレー凝集剤もここで好適であり、典型的な例は石灰およびミョウバンを
包含する。
【0123】 凝集剤は、一般的に1種以上の界面活性剤およびビルダーを含んでなる洗剤ベ
ース顆粒、例えば洗剤凝集物、押出物または噴霧乾燥粒子、の中に存在するのが
好ましい。
【0124】 泡沸剤 本発明の組成物には、所望により泡沸手段も使用できる。 ここに定義する泡沸性とは、可溶性酸供給源とアルカリ金属炭酸塩の化学反応
の結果、二酸化炭素ガスが発生し、液体から気泡が生じることを意味する。 すなわち、 C+3NaHCO→Na+3CO↑+3HO 酸および炭酸塩供給源および他の泡沸系の例は、Pharmaceutical Dosage Form
s: Tablets Volume 1 、287〜291頁に記載されている。
【0125】 炭酸塩 ここで好適な無機アルカリおよび/またはアルカリ土類炭酸塩には、カリウム
、リチウム、ナトリウム、等の炭酸塩または炭酸水素塩が挙げられるが、これら
の中で、ナトリウムおよびカリウム炭酸塩が好ましい。ここで使用するのに好適
な重炭酸塩には、リチウム、ナトリウム、カリウム、等のすべてのアルカリ金属
重炭酸塩が挙げられるが、これらの中で、ナトリウムおよびカリウムの重炭酸塩
が好ましい。しかし、炭酸塩または重炭酸塩またはそれらの混合物は、顆粒を溶
解させる水性媒体に望ましいpHに応じて選択することができる。例えば、水性
媒体に比較的高いpH(例えばpH9.5を超過し)が望ましい場合、炭酸塩を
単独で使用するか、または炭酸塩と重炭酸塩の組合せを、炭酸塩のレベルを重炭
酸塩のレベルよりも高くして使用するのが好ましい場合がある。本発明の組成物
の無機アルカリおよび/またはアルカリ土類炭酸塩は、好ましくはカリウム、よ
り好ましくはナトリウムの炭酸塩および/または重炭酸塩を含んでなる。好まし
くは、炭酸塩は炭酸ナトリウム、所望により重炭酸ナトリウムも含んでなる。
【0126】 ここで無機炭酸塩は、好ましくは組成物の少なくとも20重量%のレベルで存
在する。好ましくは、無機炭酸塩は、少なくとも23重量%、または25重量%
、さらに30重量%で、好ましくは約60重量%まで、より好ましくは55重量
%まで、さらに50重量%までの量で存在する。
【0127】 これらの材料は、完全にまたは部分的に、別の粉末または顆粒状成分として、
他の洗剤成分、例えば他の塩または界面活性剤、との共顆粒として加えることが
できる。本発明の固体洗剤組成物では、これらの材料は完全にまたは部分的に洗
剤顆粒、例えば凝集物または噴霧乾燥顆粒、の中に存在することができる。
【0128】 本発明の一実施態様では、好ましくは有機酸、例えばカルボン酸またはアミノ
酸、および炭酸塩を含んでなる泡沸剤供給源が存在する。その際、炭酸塩の一部
または全部が有機酸と予備混合され、別の顆粒状成分中に存在するのが好ましい
場合がある。
【0129】 好ましい泡沸剤供給源は、クエン酸および炭酸塩の、所望により結合剤を含む
圧縮された粒子、および炭酸塩、重炭酸塩およびリンゴ酸またはマレイン酸の重
量比4:2:4の粒子から選択される。クエン酸および炭酸塩の乾燥添加形態を
使用するのが好ましい。
【0130】 炭酸塩は、どの様な粒子径でも有することができる。一実施態様では、特に炭
酸塩が、別に加える化合物としてではなく、顆粒として存在する場合、炭酸塩は
好ましくは体積平均粒子径が5〜375ミクロンであり、その際、少なくとも6
0体積%、好ましくは少なくとも70体積%、または少なくとも80体積%、ま
たは少なくとも90体積%の粒子径が1〜425ミクロンである。より好ましく
は、二酸化炭素供給源は、体積平均粒子径が10〜250ミクロンであり、好ま
しくは少なくとも60体積%、または少なくとも70体積%、または少なくとも
80体積%、さらには少なくとも90体積%の粒子径が1〜375ミクロンであ
り、さらに好ましくは、体積平均粒子径が10〜200であり、好ましくは少な
くとも60体積%、または少なくとも70体積%、または少なくとも80体積%
、さらには少なくとも90体積%の粒子径が1〜250ミクロンである。
【0131】 特に、炭酸塩が別の成分として加えられる、いわゆる「乾燥添加される」、ま
たは他の洗剤成分に混合される場合、炭酸塩は、上記の粒子径を包含するすべて
の粒子径を有することができるが、少なくとも体積平均粒子径は200ミクロン
、または250ミクロン、または300ミクロンであるのが好ましい。
【0132】 大きな粒子径の材料を粉砕し、所望によりいずれかの好適な方法で必要な粒子
径の材料を選択することにより、必要な粒子径の二酸化炭素供給源を得るのが好
ましい。
【0133】 本発明の組成物中には過炭酸塩が漂白剤として存在できるが、過炭酸塩はここ
に規定する炭酸塩中には含まれない。
【0134】 他の好ましい、所望により使用する成分には、酵素安定剤、重合体状汚れ遊離
剤、洗浄工程中にある布地から他の布地への染料移動を阻止するのに有効な材料
(すなわち染料移動防止剤)、重合体状分散剤、発泡抑制剤、光学ブライトナー
または他の光沢付与または白色化剤、帯電防止剤、他の活性成分、キャリヤー、
ヒドロトロピー剤、処理助剤、染料または顔料、液体処方物用の溶剤およびバー
組成物用の固体充填材が挙げられる。
【0135】 本発明のさらに別の態様では、本発明の処理された生成物または本発明の組成
物を含んでなる包装された組成物を提供する。好ましくは、包装された組成物は
、水蒸気透過率が20 g/m/24時間である閉鎖包装系である。その様な包装
物の典型的な開示は、国際特許第WO98/40464号明細書に見られる。
【0136】 本発明のさらに別の実施態様では、包装物が配量手段である。その様なスプレ
ー配量装置の典型的な開示は、国際特許第WO96/14940号明細書、19
頁、21行〜22頁、27行に見られる。
【0137】 使用方法 活性ケトンまたはアルデヒドを徐々に放出する方法であって、処理すべき表面
を本発明の化合物または組成物に接触させ、その後、処理した表面を材料、好ま
しくは湿分の様な水性媒体または他の、アミン反応生成物から香料を放出させる
ことができる手段、と接触させる工程を含んでなる方法を提供する。
【0138】 「表面」とは、化合物が付着し得るすべての表面を意味する。その様な材料の
典型的な例は、布地、硬質表面、例えば食器、床、浴室、洗面所、台所、その他
の、香料ケトンおよび/またはアルデヒドを徐々に放出する必要がある表面、例
えば動物の敷きわらの様な敷きわらを備えた表面、である。
【0139】 「徐々に放出」とは、活性成分(例えば香料)を、活性成分(例えば香料)自
体を使用する時間よりも長い時間にわたって放出することを意味する。
【0140】 本発明のさらに別の態様では、本発明の生成物を洗濯用および洗浄用組成物の
製造に使用し、その組成物を塗布した布地上に残留芳香および布地保護、特に色
保護特性を付与する。
【0141】 本発明で規定する化合物の合成例を以下に示す。 I 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドとエ
チル4−アミノベンゾエートの反応 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド10gお
よび分子篩(4オングストローム、20g)をEtOH35mLに入れ、氷で冷却
し、攪拌している溶液に1当量のアミンを滴下漏斗を経由して加えた。反応混合
物を窒素雰囲気中、遮光して攪拌した。6日後、混合物を濾過し、溶剤を除去し
た。イミン形成の収率は約90%であった。 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドをbourge
onal、トランス−2−ノネナールまたはトランス−2−ヘキセナールで置き換え
ても、類似の結果が得られた。
【0142】 II α−ダマスコンと1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジンの反
両方の第1級アミン基を香料で置き換えるために、1当量のアミン反応生成物
の官能性重合体に対して2当量の香料を使用した。α−ダマスコン1ミリモルお
よび分子篩(4オングストローム、20g)をEtOH6mLに入れ、氷で冷却し
、攪拌している溶液に0.5当量の1,4−ビス−(3−アミノプロピル)−ピ
ペラジンを滴下漏斗を経由して加えた。反応混合物を窒素雰囲気中、遮光して攪
拌した。NMRスペクトルから遊離香料原料のピークが消えた後(3〜16時間
)、混合物を濾過し、減圧蒸留により溶剤を除去した。β−アミノケトン形成の
収率は約90%であった。 α−ダマスコンを2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシア
ルデヒド、vertocitral、bourgeonal、δ−ダマスコンまたはシトロネラルで置
き換えても、類似の結果が得られた。これらの場合、シッフ塩基が形成される。
【0143】 III Lupasolとダマスコンおよび2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−
1−カルボキシアルデヒドの反応 Lupasol G100(BASFから水50%、Lupasol G100 (Mw. 5000)50%含有で市
販)およびα−ダマスコン(またはδ−ダマスコン)からβ−アミノケトンを下
記の3通りの手順のいずれかにより製造した。
【0144】 1.市販のLupasol G100を下記の手順により乾燥させた。Lupasol 溶液20g
を回転蒸発装置で数時間かけて乾燥させた。得られた残留物は約4.5gのH Oをなお含んでいるので、これを、回転蒸発装置でトルエンを使用して共沸蒸留
した。次いで、残留物をデシケーター(吸収剤としてPを使用)に入れ、
60℃で乾燥させた。得られた重量から、このオイルはなお10%未満のH
を含むことが分かった。NMRスペクトルから、我々はこの水量が5%未満であ
ると結論付けた。次いで、乾燥させた試料をβ−アミノケトンの製造に使用した
。 上記の様にして得た乾燥Lupasol G1001.38gをエタノール7mlに溶解させ
た。この溶液を磁気攪拌機で穏やかに数分間攪拌してから、NaSO(無水
)2gを加えた。再度数分間攪拌した後、α−ダマスコン2.21gを1分間か
けて加えた。2日間の反応後、混合物をCeliteフィルター(上記参照)で濾過し
、残留物をエタノールで十分に洗浄した。軽く泡だった濾液約180mlが得られ
た。これを回転蒸発装置で乾燥するまで濃縮し、デシケーター中、P上で
室温で乾燥させた。約3.5gの無色オイルが得られた。
【0145】 2.Lupasol G100溶液4.3gを、乾燥させずに、エタノール10mlに溶解さ
せた。この溶液を磁気攪拌機で数分間攪拌してから、α−ダマスコン3.47g
を1.5分間かけて加えた。室温で2日間の反応後、反応混合物をCeliteフィル
ター(上記参照)で濾過し、残留物をエタノールで十分に洗浄した。濾液(20
0ml、軽い発泡)を蒸発装置で濃縮し、デシケーター(乾燥剤としてP
中、室温で乾燥させた。約5.9gの無色オイルが得られた。
【0146】 3.Lupasol G100溶液3.0g(そのまま使用)にα−ダマスコン2.41g
を加えた。この混合物を、溶剤を使用せずに攪拌した。4日間攪拌した後、得ら
れたオイルをTHF100mlに溶解させ、MgSOで除湿し、濾過し、濾液を
回転蒸発装置で濃縮した。デシケーター(P)中、室温で乾燥させた後、
約4gの無色オイルが得られた。このオイルは、長時間乾燥(3日間)の後も約
13%(w/w) のTHFをなお含んでいた。
【0147】 3通りの手順で得られた生成物は、同一のNMRスペクトルを有していた。
【0148】 Lupasol G100の代わりにLupasol G35 またはLupasol HFを使用しても類似の結
果が得られる。
【0149】 α−ダマスコンを2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシア
ルデヒドで置き換えても、類似の結果が得られた。
【0150】 さらに他の可能な合成経路ではLupasol Pを使用する。下記の手順を使用してL
upasol Pおよびα−ダマスコンからβ−アミノケトンを製造した。
【0151】 Lupasol P溶液(50%HO、50%Lupasol Mw. 750000、BASFから入手し
た状態)1.8gをエタノール7mlに溶解させ、この溶液を磁気攪拌機で数分間
攪拌してから、α−ダマスコン1.44gを加えた。3日後、反応混合物をCeli
teフィルター(上記参照)で濾過し、残留物をエタノールで十分に洗浄した。濾
液を濃縮し、得られたオイルをデシケーター(P)中、室温で乾燥させた
後、Lupasol とα−ダマスコンの反応生成物約3gが得られた。
【0152】 処理方法 キャリヤーによるアミン反応生成物の処理は上記の様に行なう。特に、上記の
様に合成したアミン反応生成物20gを、キャリヤー、例えばTAE80 、80gを
含むUltra Turrax中、混合温度約70℃で、その様な温度を実質的に一定に維持
するのに十分な混合速度で5分間混合する。温度および時間はキャリヤーの性質
により異なるが、当業者には通常の事項である。得られた混合物を、キャリヤー
材料の融点と実質的に等しい温度に維持する。混合物が好適な温度になったら、
被覆材料の上に注ぎ、ブラウンミキサーの様な電気的ミキサー中で凝集させる。
混合中の温度がキャリヤー材料の融点を大幅に超えない様にも注意する。例えば
、TAE80 および20%のアミン反応生成物を含む混合物150gを60℃で、炭
酸塩300gを含むブラウンミキサー中に注ぎ込む。成分の混合は約5分間行な
う。混合中の温度が65℃を超えない様にも注意する。ここでも、温度および時
間はキャリヤーの性質により異なるが、当業者には通常の事項である。
【0153】 下記の洗濯および洗浄組成物の例で使用する略号 洗濯および洗浄組成物中で、略記された成分は、下記の意味を有する。 DEQA:ジ−(タロウイル−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロライ
ド DTDMAC:ジタロウジメチルアンモニウムクロライド DEQA(2):ジ−(ソフト−タロウイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメ
チルアンモニウムメチルサルフェート DTDMAMS:ジタロウジメチルアンモニウムメチルサルフェート SDASA:1:2比のステアリルジメチルアミン:三重圧縮ステアリン酸 脂肪酸:ステアリン酸、IV=0 電解質:塩化カルシウム PEG:ポリエチレングリコール4000 Neodol 45-13:C14〜C15直線状第1級アルコールエトキシレート、Shell Chem
ical Companyから市販 シリコーン消泡剤:分散剤としてシロキサン−オキシアルキレン共重合体を含む
ポリジメチルシロキサン気泡調整剤、該気泡調整剤と該分散剤の比率10:1〜
100:1 PEI:ポリエチレンイミン、平均分子量1800、平均エトキシル化度7エチ
レンオキシド残基/窒素 HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 LAS:ナトリウム直線状C11−13アルキルベンゼンスルホネート TAS:ナトリウムタロウアルキルサルフェート CxyAS:ナトリウムC1x〜C1yアルキルサルフェート C46SAS:ナトリウムC14〜C16第2級(2,3)アルキルサルフェー
ト CxyEzS:エチレンオキシドzモルと縮合したナトリウムC1x〜C1y
ルキルサルフェート CxyEz:平均zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1y主として
直線状の第1級アルコール QAS:R.N(CH(COH)、ここでR=C12〜C
QAS1:R.N(CH(COH)、ここでR=C〜C
APA:C〜C10アミドプロピルジメチルアミン セッケン:タロウおよびココナッツ脂肪酸の80/20混合物に由来するナトリ
ウム直線状アルキルカルボキシレート STS:トルエンスルホン酸ナトリウム CFAA:C12〜C14(ココ)アルキルN−メチルグルカミド TFAA:C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド TPKFA:C12〜C14topped whole cut脂肪酸 STPP:無水トリポリリン酸ナトリウム TSPP:ピロリン酸四ナトリウム ゼオライトA:式Na12(AlOSiO12.27HOの水和アルミノ
ケイ酸ナトリウム、一次粒子径0.1〜10マイクロメートル(無水状態で表し
た重量)NaSKS−6:式δ−NaSiの結晶性層状ケイ酸塩 クエン酸:無水クエン酸 ホウ酸塩:ホウ酸ナトリウム 炭酸塩:無水炭酸ナトリウム、粒子径200μm〜900μm 重炭酸塩:無水重炭酸ナトリウム、粒子径分布400μm〜1200μm ケイ酸塩:無定形ケイ酸ナトリウム(SiO:NaO=2.0:1) 硫酸塩:無水硫酸ナトリウム 硫酸マグネシウム:無水硫酸マグネシウム クエン酸塩:クエン酸三ナトリウム二水和物、活性86.4%、粒子径分布42
5μm〜850μm MA/AA:マレイン酸/アクリル酸1:4の共重合体、平均分子量約70,0
00 MA/AA(1):マレイン酸/アクリル酸4:6の共重合体、平均分子量約1
0,000 AA:ナトリウムポリアクリレート重合体、平均分子量4,500 CMC:ナトリウムカルボキシメチルセルロース セルロースエーテル:メチルセルロースエーテル、重合度650、Shin Etsu Ch
emicalsから市販 プロテアーゼ:タンパク質分解酵素、活性酵素3.3重量%を有する、Savinase
の商品名でNOVO Industries A/S から販売 プロテアーゼI:タンパク質分解酵素、活性酵素4重量%を有する、国際特許第
WO95/10591号明細書に開示、Genencor Int. Inc.から販売 Alcalase:タンパク分解酵素、活性酵素5.3重量%を有する、NOVO Industrie
s A/S から販売 セルラーゼ:セルロース分解酵素、活性酵素0.23重量%を有する、NOVO Ind
ustries A/S からCarezymeの商品名で販売 アミラーゼ:デンプン分解酵素、活性酵素1.6重量%を有する、NOVO Industr
ies A/S からTermamyl 120Tの商品名で販売 リパーゼ:脂肪分解酵素、活性酵素2.0重量%を有する、NOVO Industries A/
S からLipolaseの商品名で販売 リパーゼ(1):脂肪分解酵素、活性酵素2.0重量%を有する、NOVO Industr
ies A/S からLipolase Ultraの商品名で販売 Endolase:エンドグルカナーゼ酵素、活性酵素1.5重量%を有する、NOVO Ind
ustries A/S から販売 PB4:公称式NaBO.3HO.Hの過ホウ酸ナトリウム四水和物
PB1:公称式NaBO.Hの無水過ホウ酸ナトリウム漂白剤 過炭酸塩:公称式2NaCO.3Hの過炭酸ナトリウム NOBS:ナトリウム塩の形態にあるノナノイルオキシベンゼンスルホネート NAC−OBS:(6−ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート TAED:テトラアセチルエチレンジアミン DTPA:ジエチレントリアミンペンタ酢酸 DTPMP:ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸塩)、Monsanto
からDequest 2060の商品名で販売 EDDS:エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸、ナトリウム塩の形態にあ
る(S,S)異性体 光活性化漂白剤(1):デキストリン可溶性重合体中にカプセル収容されたスル
ホン化亜鉛フタロシアニン 光活性化漂白剤(2):デキストリン可溶性重合体中にカプセル収容されたスル
ホン化アルミノフタロシアニン ブライトナー1:二ナトリウム4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニ
ル ブライトナー2:二ナトリウム4,4’−ビス(4−アニリノ−6−モルホリノ
−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)スチルベン−2:2’−ジスル
ホネート HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 PEGx:ポリエチレングリコール、分子量x(典型的には4,000) PEO:ポリエチレンオキシド、平均分子量50,000 TEPAE:テトラエチレンペンタアミンエトキシレート PVI:ポリビニルイミダゾール、平均分子量20,000 PVP:ポリビニルピロリドン重合体、平均分子量60,000 PVNO:ポリビニルピリジンN−オキシド重合体、平均分子量50,000 PVPVI:ポリビニルピロリドンとビニルイミダゾールの共重合体、平均分子
量20,000 QEA:ビス((CO)(C)(CH)-N-C12-N-(C
)ビス ((CO)-(CO))、n=20〜30 SRP1:陰イオン系末端キャップしたポリエステル SRP2:ジエトキシル化ポリ(1,2プロピレンテレフタレート)短ブロック
重合体 PEI:ポリエチレンイミン、平均分子量1800、平均エトキシル化度7エチ
レンオキシド残基/窒素 シリコーン消泡剤:分散剤としてシロキサン−オキシアルキレン共重合体を含む
ポリジメチルシロキサン気泡調整剤、該気泡調整剤と該分散剤の比率10:1〜
100:1 乳白剤:水系モノスチレンラテックス混合物、BASF株式会社からLytron 621の商
品名で市販 ワックス:パラフィンワックス PA30:ポリアクリル酸、平均分子量約4,500〜8,000 480N:7:3アクリレート/メタクリレートの共重合体、平均分子量約3,
500 Polygel/carbopol:高分子量架橋ポリアクリレート メタケイ酸塩:メタケイ酸ナトリウム(SiO:NaO比=1.0) 非イオン系物質:C13〜C15混合エトキシル化/プロポキシル化脂肪アルコ
ール、平均エトキシル化度3.8および平均プロポキシル化度4.5 Neodol 45-13:C14〜C15直線状第1級アルコールエトキシレート、Shell
Chemical Coから市販 MnTACN:マンガン1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ
ノナン PAAC:ペンタアミンアセテートコバルト(III)塩 パラフィン:パラフィン油、WintershallからWinog 70の商品名で市販 NaBz:安息香酸ナトリウム BzP:過酸化ベンゾイル SCS:クメンスルホン酸ナトリウム BTA:ベンゾトリアゾール PH:1%蒸留水溶液中、20℃で測定 PARP1:合成例Iで製造したエチル4−アミノベンゾエートと2,4−ジメ
チル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドのアミン反応生成物を、
上記の処理方法により、TAE80 キャリヤーと混合し、被覆剤で凝集させた、処理
したアミン反応生成物 PARP2:合成例III で製造したLupasol G35とα−ダマスコンのアミン反応
生成物を、上記の処理方法により、TAE80 キャリヤーと混合し、被覆剤で凝集さ
せた、処理したアミン反応生成物 PARP3:合成例III で製造したLupasol HFとδ−ダマスコンのアミン反応生
成物を、上記の処理方法により、TAE80 キャリヤーと混合し、被覆剤で凝集させ
た、処理したアミン反応生成物 PARP4:合成例IIで製造したBNPPとδ−ダマスコンのアミン反応生成物
を、上記の処理方法により、PEG4000キャリヤーと混合し、被覆剤で凝集させた
、処理したアミン反応生成物 PARP5:合成例III で製造したLupasol G100と2,4−ジメチル−3−シク
ロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドのアミン反応生成物を、上記の処理方法
により、TAE80 キャリヤーと混合し、被覆剤で凝集させた、処理したアミン反応
生成物 PARP6:合成例Iで製造したエチル4−アミノベンゾエートとトランス−2
−ノネナールのアミン反応生成物を、上記の処理方法により、TAE80 キャリヤー
と混合し、被覆剤で凝集させた、処理したアミン反応生成物 PARP7:合成例Iで製造したエチル4−アミノベンゾエートとトランス−2
−ヘキセネナールのアミン反応生成物を、上記の処理方法により、TAE80 キャリ
ヤーと混合し、被覆剤で凝集させた、処理したアミン反応生成物 クレーI:ベントナイトクレー クレーII:スメクタイトクレー 凝集剤I:ポリエチレンオキシド、平均分子量200,000〜400,000
凝集剤II:ポリエチレンオキシド、平均分子量400,000〜1,000,0
00 凝集剤III:アクリルアミン反応生成物および/またはアクリル酸の重合体、平
均分子量200,000〜400,000 DOBS:ナトリウム塩の形態にあるデカノイルオキシベンゼンスルホネート SRP3:多糖汚れ遊離重合体 SRP4:非イオン系末端キャップされたポリエステル 重合体:ポリビニルピロリドンK90、BASFからLuviskol K90の商品名で市販 染料固定剤:ClariantからCartafix CBの商品名で市販の染料固定材 ポリアミン:1,4−ビス−(3−アミン反応生成物のプロピル)ピペラジン Bayhibit AM:2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、Bayerから市
販 布地柔軟性付与活性成分:ジ−(カノロイル−オキシ−エチル)ヒドロキシエチ
ルメチルアンモニウムメチルサルフェート HPBDC:ヒドロキシプロピルベータ−シクロデキストリン RAMEB:不規則にメチル化されたベータ−シクロデキストリン Bardac 2050:ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、50%溶液 Bardac 22250:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、50%溶液 Genamin C100:エチレンオキシド10モルでエトキシル化されたココ脂肪アミン
、Clariantから市販 Genapol V4463:エチレンオキシド10モルでエトキシル化されたココアルコー
ル、Clariantから市販 Silwet 7604:式R-(CH)SiO-[(CH)SiO]-[(CH)(R)S
iO]-Si(CH)-R のポリアルキレンオキシドポリシロキサン、MW4
000、平均a+bは21、Osi Specialties, Inc., Danbury, Conneticutから
市販 Silwet 7600:式R-(CH)SiO-[(CH)SiO]-[(CH)(R)S
iO]-Si(CH)-R のポリアルキレンオキシドポリシロキサン、MW4
000、平均a+bは11、Osi Specialties, Inc., Danbury, Conneticutから
市販
【0154】
【実施例】
下記の処方例では、他に指示がない限り、量はすべて組成物の重量%として表
示し、以下に「PARP」と呼ぶ処理したアミン反応生成物の完全に処方した組
成物への配合は、上記の組成物における乾燥添加(d)により行なう。PARP
における括弧内の文字は、被覆の型を、すなわち(c)は炭酸塩被覆を、(s)
はデンプン被覆を表す。
【0155】 例1 下記の高密度顆粒状洗濯洗剤組成物A〜Gを本発明により製造した。
【表2】
【0156】 例2 下記の、特にヨーロッパの機械洗濯条件下で使用する下記の洗剤処方物を本発
明により製造した。
【表3】
【0157】 例3 特にヨーロッパの機械洗濯条件下で使用する下記の洗剤処方物を本発明により
製造した。
【表4】
【0158】 例4 下記の顆粒状洗濯洗剤組成物を本発明により製造した。
【表5】
【表6】
【0159】 例5 下記の、特に着色衣類の洗濯に使用する、漂白剤を含まない洗剤処方物を本発
明により製造した。
【表7】
【0160】 例6 下記の顆粒状洗剤処方物を本発明により製造した。
【表8】
【0161】 例7 下記の顆粒状洗剤組成物を本発明により製造した。
【表9】
【0162】 例8 下記の本発明の洗剤組成物を製造した。
【表10】
【表11】
【0163】 例9 下記の本発明の洗剤処方物を製造した。
【表12】
【0164】 例10 下記の液体洗剤処方物を本発明により製造した(量は重量部で表示)。
【表13】
【0165】 例11 下記の液体洗剤処方物を本発明により製造した(量は重量部で表示)。
【表14】
【0166】 例12 下記の液体洗剤組成物を本発明により製造した(量は重量部で表示)。
【表15】
【0167】 例13 下記の組成物は、本発明の、錠剤、バー、押出物または顆粒の形態にある組成
物である。
【表16】
【表17】
【0168】 例14 下記の洗濯用バー洗剤組成物を本発明により製造した(量は重量部で表示)。
【表18】
【0169】 例15 下記の洗剤添加剤組成物を本発明により製造した。
【表19】
【0170】 例16 下記の圧縮高密度(0.96Kg/l)食器洗浄用洗剤組成物を本発明により製造
した。
【表20】
【0171】 例17 下記の顆粒状食器洗浄用洗剤組成物、かさ密度1.02Kg/L、を本発明により
製造した。
【表21】
【0172】 例18 標準的な12ヘッド回転プレスを使用し、顆粒状食器洗浄用洗剤組成物を圧力
13KN/cmで圧縮することにより、下記の錠剤洗剤組成物を本発明により製造
した。
【表22】
【0173】 例19 下記の液体食器洗浄用洗剤組成物、密度1.40Kg/L、を本発明により製造し
た。
【表23】
【0174】 例20 下記の液体濯ぎ用組成物を本発明により製造した。
【表24】
【0175】 例21 下記の液体食器洗浄組成物を本発明により製造した。
【表25】
【0176】 例22 下記の液体硬質表面洗浄組成物を本発明により製造した。
【表26】
【0177】 例23 下記の硬質表面洗浄および白カビ除去用スプレー組成物を本発明により製造し
た。
【表27】
【0178】 例24 下記の洗面所洗浄ブロック組成物を本発明により製造した。
【表28】
【0179】 例25 下記の便器洗浄組成物を本発明により製造した。
【表29】
【0180】 例26 下記の布地柔軟性付与組成物を本発明により製造した。
【表30】
【0181】 例27 下記の乾燥機で加える布地調整組成物を本発明により製造した。
【表31】
【0182】 例28 下記の組成物は、本発明の洗濯濯ぎサイクルで効果的に使用できる予備浸漬布
地調整および/または布地改良組成物の非限定的な例である。
【表32】
【0183】 例29 下記の組成物は、スプレー塗布に好適な消臭組成物の非限定的な例である。
【表33】 香料1、2および3は、下記の組成を有する。
【表34】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 25/12 A01N 25/12 25/26 25/26 25/30 25/30 31/06 31/06 35/02 35/02 35/10 35/10 37/18 37/18 Z C07C 249/02 C07C 249/02 251/18 251/18 C11D 3/50 C11D 3/50 (31)優先権主張番号 98870227.0 (32)優先日 平成10年10月28日(1998.10.28) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (31)優先権主張番号 98870226.2 (32)優先日 平成10年10月28日(1998.10.28) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (31)優先権主張番号 99870026.4 (32)優先日 平成11年2月11日(1999.2.11) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (31)優先権主張番号 99870025.6 (32)優先日 平成11年2月11日(1999.2.11) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (31)優先権主張番号 99870029.8 (32)優先日 平成11年2月15日(1999.2.15) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 アルフレード、ブッシュ ベルギー国ベー‐1840、ロンダーツェル、 ハンデルスストラート、210 (72)発明者 ラファエル、トルヒーロ ベルギー国ベー‐1410、ウォーターロー、 アベニュー、プリンセス、パオラ、ナンバ ー39 (72)発明者 クリストフ、ラウダミール ベルギー国ベー‐1000、ブリュッセル、リ ュ、ド、ラ、ビオレッテ、20エー (72)発明者 ヨハン、スメツ ベルギー国ベー‐3210、ルビーク、ボーレ ンバーグ、79 (72)発明者 ジャン、ウェーバーズ ベルギー国ベー‐1840、ステーンフーフェ ル、ハイデ、17 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AB31 AC08 AE06 DA01 DA02 DA05 EA12 EA15 EA16 EA20 EA28 EB08 EB12 EB22 EB24 EB32 EB41 EB42 EE05 FA26 4H006 AA01 AA02 AA03 AB02 AB03 AB70 AC59 4H011 AA02 AC05 AC06 BA01 BA05 BB04 BB05 BB06 BC03 BC19 BC20 DA04 DD01 DD07 4H059 AA02 AA11 BA17 BA33 BA34 BA43 BA52 BB02 BB03 BB04 BB13 BB14 BB15 BB18 BB19 BB22 BB23 BB44 BB45 BB51 BB52 BC32 BC45 CA53 DA02 DA09 DA16 EA11 EA31

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1級および/または第2級アミン官能基を含む化合物と、活性ケトンまたは
    アルデヒドを含む成分とのアミン反応生成物の粒子を製造する方法であって、 a)アミン反応生成物を用意する工程と、および b)アミン反応生成物と、融点が30℃〜135℃であるキャリヤーとを混合
    する工程とを含んでなる、方法。
  2. 【請求項2】 前記粒子を処理して被覆された粒子を形成させる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アミン反応生成物の粘度が1000 cps超過である、請求項1または2に記載
    された方法。
  4. 【請求項4】 第1級および/または第2級アミンが、アミノアリール誘導体、ポリアミン、
    アミノ酸およびそれらの誘導体、ポリアミノ酸、架橋ポリアミノ酸、置換された
    アミンおよびアミド、グルカミン、デンドリマー、MW600〜50Kのポリビ
    ニルアミン、MW400〜300,000のアミノ置換されたポリビニルアルコ
    ール、ポリオキシエチレンビス[アミン]、ポリオキシエチレンビス[6−アミ
    ノヘキシル]、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビス−(3−アミノプロピル
    )−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラ
    ジン、およびそれらの混合物から選択され、 好ましくは、エチル−4−アミノベンゾエート、ポリエチレンイミン重合体、
    グルカミン、ジアミノブタンデンドリマー、MW600、1200、3K、20
    K、25Kまたは50Kのポリビニルアミン、MW400〜300,000のア
    ミノ置換ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンビス[アミン]、ポリオキ
    シエチレンビス[6−アミノヘキシル]、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビ
    ス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3
    −アミノプロピル)ピペラジン、およびそれらの混合物から選択され、より好ま
    しくはエチル−4−アミノベンゾエート、ポリエチレンイミン重合体、ジアミノ
    ブタンデンドリマー、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビス−(3−アミノプ
    ロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノプロピル)
    ピペラジン、およびそれらの混合物から選択され、 最も好ましくは、エチル−4−アミノベンゾエート、ポリエチレンイミン重合
    体、ポリリシン、架橋ポリリシン、直線状または分岐鎖状のN,N’−ビス−(
    3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミ
    ノプロピル)ピペラジン、およびそれらの混合物から選択される、請求項1〜3
    のいずれか一項に記載された方法。
  5. 【請求項5】 活性成分が、香味料ケトンまたはアルデヒド成分、製薬用ケトンまたはアルデ
    ヒド活性成分、生物抑制ケトンまたはアルデヒド剤、香料ケトンまたはアルデヒ
    ド成分、回復冷却ケトンまたはアルデヒド剤および/またはそれらの混合物から
    選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載された方法。
  6. 【請求項6】 前記活性成分が防虫剤および/または防蛾剤であり、 好ましくはシトロネラル、シトラール、N,Nジエチルメタトルアミド、ロツ
    ンジオール、8−アセトキシカルボタナセノン、およびそれらの混合物から選択
    される、請求項1〜4のいずれか一項に記載された方法。
  7. 【請求項7】 前記活性成分が殺菌剤であり、 好ましくはグルタルアルデヒド、シンナムアルデヒド、およびそれらの混合物
    から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載された方法。
  8. 【請求項8】 活性成分が香料であり、 好ましくはアルファ−ダマスコン、デルタ−ダマスコン、カルボン、ガンマ−
    メチル−イオノン、ダマスセノン、ヘディオン、2,4−ジメチル−3−シクロ
    ヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、フロルヒドラル、リリアル、ヘリオトロ
    ピン、トランス−2−ノネナール、シトラール、およびそれらの混合物から選択
    される、請求項1〜4のいずれか一項に記載された方法。
  9. 【請求項9】 アミン反応生成物の量が、処理したアミン反応生成物の1〜75重量%、 好
    ましくは5〜30重量%である、請求項1〜8のいずれか一項に記載された方法
  10. 【請求項10】 キャリヤーの融点が45℃〜85℃である、請求項1〜9のいずれか一項に記
    載された方法。
  11. 【請求項11】 前記キャリヤーが、有機重合体状化合物、ワックス、パラフィン、オイル、グ
    リセリド、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、陰イオン系界面活
    性剤、非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、双生イオン系界面活性剤
    、およびそれらの混合物から選択され、 好ましくは、有機重合体状化合物、非イオン系界面活性剤、およびそれらの混
    合物から選択され、 より好ましくは、非イオン系エトキシル化アルコールから選択された非イオン
    系界面活性剤である、請求項1〜10のいずれか一項に記載された方法。
  12. 【請求項12】 キャリヤー材料の量が、製造されたアミン反応生成物を処理した粒子の3〜9
    5重量%、 好ましくは15〜80重量%、 最も好ましくは25〜75重量%である、請求項1〜11のいずれか一項に記
    載された方法。
  13. 【請求項13】 被覆が水溶性凝集剤から製造される、請求項1〜12のいずれか一項に記載さ
    れた方法。
  14. 【請求項14】 水溶性凝集剤が、水溶性有機重合体状化合物、水溶性単量体状ポリカルボキシ
    レート、またはそれらの酸形態、ポリカルボン酸が2個以下の炭素原子により互
    いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含んでなる単独または共重合
    体状ポリカルボン酸またはそれらの塩、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩
    、硫酸塩、無機過水和物塩、ケイ酸塩、デンプン、シクロデキストリン、および
    それらの混合物から選択され、 好ましくはデンプン、炭酸塩、シクロデキストリン、およびそれらの混合物か
    ら選択される、請求項13に記載された方法。
  15. 【請求項15】 アミン反応生成物の量が、被覆された粒子の1〜75重量%、 好ましくは5〜30重量%である、請求項1〜14のいずれか一項に記載され
    た方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一項に記載された方法により得られる、処理したア
    ミン反応生成物。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載されたアミン反応生成物を最終製品に配合する方法。
  18. 【請求項18】 一種以上の洗濯成分または洗浄成分と、請求項16に記載された処理したアミ
    ン反応生成物とを含んでなる、最終組成物。
  19. 【請求項19】 前記組成物が洗濯組成物、硬質表面洗浄組成物、身体用洗浄組成物から選択さ
    れるものである、請求項18に記載された組成物。
  20. 【請求項20】 組成物が、クレーを含んでなる洗剤組成物である、請求項19に記載された組
    成物。
  21. 【請求項21】 残留芳香を表面に付与する方法であって、 前記表面を、請求項16に記載された処理した生成物または請求項18〜20
    のいずれか一項に記載された組成物と接触させる工程と、および その後に、香料が放出される様に、処理した表面と材料とを接触させる工程と
    を含んでなる、方法。
  22. 【請求項22】 洗濯および/または洗浄組成物の製造における請求項16に記載された生成物
    の使用であって、 該洗濯および/または洗浄組成物が布地の表面上に塗布されることにより、そ
    の布地の表面上に残留芳香を付与するための、使用。
  23. 【請求項23】 洗濯および/または洗浄組成物の製造における請求項16に記載された生成物
    の使用であって、 該洗濯および/または洗浄組成物が布地の表面上に塗布されることにより、そ
    の布地の表面上に残留芳香と布地ケアーとを付与するための、使用。
  24. 【請求項24】 請求項14に記載された処理した生成物または請求項18〜20のいずれか一
    項に記載された組成物を含んでなる、包装された組成物。
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