JP2002522405A - メタロセン触媒リガンドを生成するための2−置換,7−ハロインデンとアリール置換基のカップリング反応 - Google Patents

メタロセン触媒リガンドを生成するための2−置換,7−ハロインデンとアリール置換基のカップリング反応

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JP2002522405A
JP2002522405A JP2000563603A JP2000563603A JP2002522405A JP 2002522405 A JP2002522405 A JP 2002522405A JP 2000563603 A JP2000563603 A JP 2000563603A JP 2000563603 A JP2000563603 A JP 2000563603A JP 2002522405 A JP2002522405 A JP 2002522405A
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サリヴァン,ジェフリー・エム
バーンズ,ハムリン・エイチ
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ボウルダー・サイエンティフィック・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 新規な2-置換,7-ハロインデンと、このようなインデンの合成方法が記述される。2-置換,7-ハロインデンを任意のアリール基とカップリングさせて、メタロセン触媒中間体を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、多様なメタロセンオレフィン重合触媒中間体を生成するためのカッ
プリング反応に有用な2-置換,7-ハロインデンと、そのような中間体から誘導
されるメタロセン触媒に関する。
【0002】
【発明の背景】
インデン系を含むメタロセンは周知のα-オレフィン重合触媒である。そのよ
うなインデン系の置換パターンは、立体規則度と分子量とを含めたポリ-α-オレ
フィンの特性に有意に影響を及ぼす。
【0003】 Organometallics(1994)13:954−963(Spaleck他)は、助触媒としてのメチ
ルアルミノキサンと共に用いた場合にアイソタクチックポリプロピレンを高度に
生成する、“スキーム1”の化合物4(955頁)によって例示されるインデン系
を含む架橋ジルコノセン触媒を記載している。“スキーム2”の化合物10によ
って示されるように、Spaleckの合成法は高価な2-(ブロモメチル)ビフェニル出
発物質を必要とする。
【0004】 本発明は、インデン系を含むメタロセン触媒のより費用効果的な合成法を提供
する。
【0005】
【発明の概要】
本発明の一態様は、式Iで示される新規な2-置換,7-ハロインデンを提供す
る:
【0006】
【化15】
【0007】 あるいは、式I(a)化合物、すなわち式I化合物と同じ化合物であって、異なっ
てはいるがしかし構造的に同等の環位置番号が付与されている化合物を提供する
【0008】
【化16】
【0009】 以下においては、式Iの位置番号が用いられる。 式Iと式I(a)において、Qはハイドロカルビル基であり、Xはハロゲン、即
ち、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。Qはアルキル基R1であってもよく
、これは炭素数1〜10の直鎖又は分枝鎖アルキル基のいかなるものであっても
よい。Qはまた、いかなるアリール基Arであってもよい。具体的なAr基にはフェ
ニル基、ナフチル基、およびアントラシル基がある。フェニル基および置換フェ
ニル基が好ましい。置換は、あらゆる利用可能な一つまたは二つ以上の環位置に
おいて、アルキル基(例えばR1)またはアリール基またはハロゲンを含むその
他のあらゆる置換基によって行われてもよい。
【0010】 本発明のこの態様の好ましい実施態様は置換または非置換2-メチル-7-クロ
ロインデンおよび2-フェニル-7-クロロインデンである。
【0011】 本発明の別の態様は、式IIで示される新規な化合物を生成するための、式Iの
インデンと式:ArMgXを有するグリニャール試薬とのカップリングを包含する:
【0012】
【化17】
【0013】 ここで、QとArは上で定義した通りである。 従って、本発明は新規な式Iと式IIの化合物自体、それらの合成方法、式II化
合物をメタロセン触媒を生成するための中間体に転化する方法、およびそのよう
な触媒を例えばα-オレフィンの重合に用いる方法を含む。
【0014】 [発明の詳細な説明]式I化合物の調製 実施例1と2及び図1と3によって示す二つの方法のいずれかを用いて、式I
化合物を調製することができる。実施例1の方法 実施例1の方法の出発物質は式IIIで示されるマロン酸ジエステルである:
【0015】
【化18】
【0016】 式中、Q(これは式Iと式II化合物におけるQと同じ)、R2、およびR3は同じ
であるか又は任意に異なる炭素数1〜10の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であ
る。本発明のこの態様に特に有用なアルキル基としては、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル
、イソヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、オクチル、イソオクチル、ノニル、
イソノニル、デシル及びイソデシル基がある。好ましいジエステルはメチルまた
はフェニルジエチルマロネートであり、この場合、Qがメチルであり、R2とR3 がエチルである。
【0017】 式IIIのマロン酸ジエステルをアルカリ金属水素化物MH(ここで、Mはアル
カリ金属すなわちリチウム、ナトリウムまたはカリウムである)と反応させて、
式IIIのジエステルの“H”がZ+(例えば、Na+)によって置換された中間体化
合物を形成する。この反応は、鉱油中のアルカリ金属水素化物の40〜60%分
散液を、氷浴に入れた反応器中の例えばテトラヒドロフラン(THF)のような
非干渉性溶媒に加えることによって適切に行われる。マロン酸ジエステルは、温
度を10℃以下に維持しながら、徐々に加える。水素発生をモニターする。ジエ
ステルの添加が終了したら、反応器を氷浴から取り出し、中間体化合物を含有す
る反応混合物を例えば約1〜4時間、好ましくは約2時間撹拌する。
【0018】 添加が終了したときに、中間体化合物を含有していてあるいはさらにTHFを
含有している反応混合物を0℃〜10℃、好ましくは5℃に冷却して、2-ハロ
ベンジルハライド、好ましくは2-クロロまたは2-ブロモベンジルハライドを0
.5〜1.5時間の期間にわたって加えて、式IV化合物を含有する反応混合物を形
成する。この反応混合物を好ましくはほぼ周囲温度において6〜15時間、好ま
しくは約12時間撹拌する:
【0019】
【化19】
【0020】 式中、Xは式I化合物のハロゲン置換基、好ましくは塩素である。式IVジエステ
ルは、好ましくはTHFの存在下で、加熱によってケン化される。このジエステ
ルを含有する反応混合物を加熱し、30%〜60%の水性アルカリ金属水酸化物
MOH、好ましくはNaOHと混合して、式Vで示される化合物を形成する:
【0021】
【化20】
【0022】 式中、Mは上で定義した通りである。 THFと、ジエステルIVのケン化から生じるアルコールR2OH及びR3OHとを蒸留
によって取り出す。ケン化反応混合物を冷却し、酸水溶液、例えば4〜6N HCl
中に激しく撹拌しながら注入して、式VIで示される化合物を生成する:
【0023】
【化21】
【0024】 形成される式VI化合物を含む白色固体を濾過によって取り出し、乾燥させ、ショ
ートパス(short path)蒸留の装備をした適当な反応器に入れる。加熱をおこな
って固体を溶融し、その後に温度を120℃〜150℃に約0.5〜1.5時間に
わたって高めて脱炭酸を達成し、式VIIで示される化合物を生成する:
【0025】
【化22】
【0026】 このようにして製造された溶融物を約50℃に冷却して、非干渉性溶媒、例え
ば炭素数6〜9を有する脂肪族炭化水素溶媒、好ましくはヘプタン中に溶解して
、溶液中に存在する式VII化合物をSOCl2と、40〜60℃の温度において撹拌し
ながら反応させて、式VIII化合物を生成する:
【0027】
【化23】
【0028】 その後、反応混合物の温度を100℃〜130℃に上昇させて、過剰なSOCl2
と溶媒を除去する。次に、反応混合物を室温に冷却して、塩素化炭化水素溶媒、
好ましくは塩化メチレンを加えて、混合物を−10℃〜0℃に冷却した後に、撹
拌しながら塩化アルミニウムを添加して、フリーデル・クラフツ-アシル化によ
って式IX化合物を生成する:
【0029】
【化24】
【0030】 氷上に注ぐことによってアシル化反応を停止させる。形成される層を分離して
、有機層を塩基水溶液、好ましくは炭酸水素ナトリウムによって洗浄する。全て
の溶媒を蒸留によって除去して、メタノールを加え、式IX化合物を含有する反応
混合物を氷浴中で冷却して、ホウ水素化ナトリウムを混合して、式X化合物を生
成する:
【0031】
【化25】
【0032】 水によって反応を停止させ、塩化メチレンを加えて式X化合物を分離させ、溶
媒を蒸留によって除去する。式X化合物をトルエン(または例えばキシレンもし
くはメシチレンのような他の芳香族溶媒)中でパラトルエンスルホン酸(pTSA)
と反応させて、目的の2-置換,7-ハロインデンである式XI化合物を得る:
【0033】
【化26】
【0034】 炭酸水素ナトリウム水溶液を添加すると、水層と有機層とが分離する。有機層
を無水Na2SO4上で乾燥させる。トルエンを蒸留によって除去する。実施例1 2-メチル-7-クロロインデンの合成 この実施例は図1によって示されるスキームを説明する。
【0035】 5リットルの丸底フラスコに機械式撹拌機と温度計と還流冷却管を装備して、
窒素によって完全に掃除する。2リットルのテトラヒドロフラン(THF)をフ
ラスコに加え、次に、鉱油中116gのNaH、60%分散液(2.9モル)を加え
る。フラスコに氷浴を加え、中程度の撹拌を開始する。温度を10℃未満に維持
しながら、506gのメチルジエチルマロネート(2.9モル)を滴下ロートか
ら徐々に加える。水素発生をモニターして、鉱油バブラーに通して排気し、メチ
ルジエチルマロネートの添加速度によって制御する。添加が終了したならば、冷
却浴を除去し、反応物を2時間撹拌する。フラスコを再び5℃に冷却し、367
mlの2-クロロベンジルクロリド(2.9モル)を1時間にわたって加えて、次に
周囲温度において12時間撹拌する。還流冷却管をショートパス蒸留に変える。
520mlの50%w/v NaOH(水溶液)と1500mlのH2Oとを加えて、次に加熱
を開始して、THFを蒸留する。反応物を透明かつ流動性に維持するために追加
の水を加えながら、蒸留を100℃まで続けた。エタノールと水を除去するため
に、蒸留を100℃において15〜30分間続けた。冷却すると、反応混合物を
1.5リットルのH2Oと1リットルの12N HCl中に激しく撹拌しながら注入した
。直ちに形成された白色固体を濾過によって回収し、ブフナー漏斗上で吸引によ
って15分間乾燥させ、次にショートパス蒸留の装備をした5リットルのフラス
コに戻した。加熱を徐々に適用して固体を溶融させ、次に加熱を135℃に少な
くとも1時間高めた。CO2発生を鉱油バブラーに通して排気させることによって
、モニターした。溶融物を50℃に冷却して、2リットルのヘプタンを加え、次
に45℃に加温し、265mlのSOCl2(3.65モル)の添加を開始した。十分な
排気を行った。全てのSOCl2を加えた後に、反応物を60℃において1.5時間撹
拌し、次に120℃に加熱して、過剰なSOCl2と全てのヘプタンを蒸留した。反
応フラスコを周囲温度まで冷却させ、1.5リットルのCH2Cl2を加える。−5℃
〜0℃まで冷却を行い、465gのAlCl3(3.5モル)を数回に分けて加えた。
反応物を周囲温度において2時間撹拌し、次に2Kgの氷上に注ぐことによって反
応を停止させた。層を分離させ、有機層を500mlのH2Oによって洗浄し、次に
250mlの5%w/v NaHCO3(水溶液)によって洗浄した。全ての溶媒は70℃の
温度までに蒸留された。1リットルのメタノールをこの油状物に加え、フラスコ
を氷浴によって冷却し、1gのNaHCO3を含有する、500mlのメタノール中の5
6gのNaBH4(1.5モル)のスラリーを徐々に加えた。水素発生を鉱油バブラー
に通して排気させることによってモニターし、添加速度によって制御した。1.
5リットルのH2Oと500mlのCH2Cl2を加えることによって反応を停止させて、
生成物を分離した。分離した有機層から溶媒が70℃までに蒸留された。1.5
リットルのトルエンをこの油状物に加えて、5リットルのフラスコにDean-Stark
トラップを装備した。加熱を開始し、p-トルエンスルホン酸を1〜3gずつ加
えた。脱水が完了するまで、反応をGCによって追跡した。1.5リットルの5
%w/v NaHCO3(水溶液)を反応物に加えて層を分離させ、有機層を無水Na2SO4
で乾燥させた。トルエンを減圧下で90℃までに蒸留させ、30cm充填カラムに
通しての93〜5℃、1〜3mmHgにおける蒸留によって、生成物である2-メチ
ル-7-クロロインデンを得た。収量は310g(1.89モル)、65%の透明
な無色油状物(b.p.229℃)であった。図2は生成物のNMRスペクトルで
ある。実施例1(a) 実施例1で説明したようにして2-フェニル-7-クロロインデンが調製される
が、この場合、メチルジエチルマロネートの代わりにフェニルジエチルマロネー
トが用いられる。実施例2の方法 式I化合物を生成するための実施例2の方法の出発物質は、式:QCOOM(XII)
を有する、カルボン酸好ましくは脂肪酸(例えばブタン酸)のアルカリ金属塩、
好ましくはナトリウム塩である。式中、QとMは上で定義した通りである。
【0036】 この式XIIの酸をTHF溶液中でアルカリ金属(好ましくはリチウム)ジイソ
プロピルアミドと反応させて、中間体XIIを形成する:
【0037】
【化27】
【0038】 式中、MとM1はアルカリ金属であり、Mは好ましくはリチウムであり、M1は好
ましくはナトリウムである。
【0039】 式XII化合物を2-ハロベンジルハライドと反応させて、式XIII化合物を形成す
る:
【0040】
【化28】
【0041】 式中、Xはハロゲン、好ましくは塩素または臭素、すなわち、式I化合物のハロ
ゲンである。
【0042】 より詳しくは、この反応系列は、式XIIのアルカリ塩をアルカリ金属ジイソプ
ロピルアミド、好ましくはリチウムジイソプロピルアミドとTHF溶液中で反応
させて、式XIIを有する化合物を生成する。この反応は周囲温度において行われ
、好ましくは24時間撹拌される。このように生成した反応混合物に2-ハロベ
ンジルハライドを加え、反応混合物をさらに追加の時間、好ましくは18〜24
時間撹拌する。次に、例えば水の添加によって、反応を停止させる。水層を鉱酸
、例えば塩酸の添加によって中和すると、この時点で相分離が生じる。例えば式
XIIIの化合物のような2-ハロベンジル脂肪酸が有機層中に濃縮される。
【0043】 2-Q-7-クロロインデンの合成は、SOCl2の添加によって開始する、実施例1
で説明し、図3に示したのと同じ反応系列によって完成する。実施例2 2-エチル-7-クロロインデンの合成 この実施例は図3によって示したスキームを説明する。
【0044】 12リットルの丸底フラスコに機械式撹拌機と温度計と還流冷却管とを装備し
た。385gのブタン酸ナトリウム(3.5モル)と2リットルのTHFをフラ
スコに加えて、スラリーを形成した。ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2M
の2.625リットルのリチウムジイソプロピルアミド(5.25モル、50%過
剰)を周囲温度において加えて、24時間撹拌した。次に、705gの2-クロ
ロベンジルクロリド(4.375モル、25%過剰)を加え、反応物をさらに2
4時間撹拌した。反応が完成したならば、1500mlのH2Oを加えることによっ
て反応を停止させ、溶液を分離させた。水層(pH=13)を分離し、12N HC
lの添加によって中和して、pH=7.0にすると、この時点で相分離が生じた。2
-(2-クロロベンジル)ブタン酸は有機層中に濃縮された。2-エチル-7-クロロ
インデンの合成は、SOCl2の添加によって開始する、実施例1に述べたのと同じ
反応系列と方法によって完成した。図1と図3を参照されたい。1〜3mmHgの下
での110〜114℃における蒸留によって、生成物である2-エチル-7-クロ
ロインデンを得た。収量が205g(全体で33%)の透明の無色油状物であっ
た。式II化合物の調製 図4によって示すように、式II化合物は、公知の方法によって、式I化合物を
グリニャール試薬であるArMgX(式中、Xは上で定義した通りのもので好ましく
はBrであり、Arは上で定義した通りのものである)と、1-3-ビス(ジフェニル
ホスフィノ)プロパンニッケルIIクロリド、Ni(dpp)を含有するエチルエーテル
溶媒中で反応させることによって、調製される。
【0045】 実施例3〜6は図4によって示す式II化合物の合成を利用する。実施例3 5リットルの丸底フラスコに機械式撹拌機と還流冷却管と氷浴を装備した。4
88.2gの蒸留した7-クロロ-2-メチルインデン(2.97モル)を加え、2
リットルのエーテルと溶液中にスラリー化された32.2gのNi(dpp)(0.05
9モル、2モル%)との中に溶解し、撹拌して0〜2℃に冷却する。エーテル中
の3.1M フェニルマグネシウムブロミド 1.05リットル(3.25モル、1
0%過剰)を滴下ロートから、温度が5℃以下に維持されるように、徐々に加え
た。完了したならば、氷浴を除去し、反応物を室温にまで撹拌した。反応物を8
時間還流させ、GCによって完了をチェックした。反応フラスコを氷浴によって
冷却し、250mlの水を加え、次に1リットルの10%HClを加えた。水層と有
機層を分離し、有機層を無水Na2SO4上で乾燥させる。エーテルを蒸留させ、残留
油状物を100gのシリカゲルのカラムに吸着させた。ヘキサンによる溶出をお
こない、ヘキサンを減圧下で90℃の温度までで蒸留した。2-メチル-7-フェ
ニルインデン(Spaleck化合物 13a)を、1mmHg未満、125℃において36
cm Vigreuxカラムによる蒸留によって得た。ビフェニルを含有する前カット(fo
re-cut)を70〜90℃において得て、これを捨てた。収量は507.8g(2.
47モル)であり、これは80%に相当する。実施例3(a) 実施例1(a)によって生成されたのと同様の方法で、2-フェニル-7-クロロ
インデンから2-フェニル-7-フェニルインデンが調製される。実施例4 実施例3におけるものと同様に装備した12リットルのフラスコに、661g
の蒸留済み2-メチル-7-クロロインデン(4モル)、2.5リットルのエーテル
、および43.3gのNi(dpp)(0.08モル、2モル%)を装入した。1.75
リットルのエーテル中2.6Mフェニルマグネシウムブロミド(4.55モル、1
2%過剰)を2℃において加えた。周囲温度まで撹拌し、8時間還流させた後に
反応を停止させ、実施例3に述べた方法によって仕上げ処理した。2-メチル-7
-フェニルインデン(2-メチル-4-フェニルインデンと同じ)の収量は、642
.7g(3.12モル)であり、これは78%に相当する。実施例5 5リットルのフラスコを実施例3と同様に装備した。178gの2-エチル-7
-クロロインデン(1モル)、1リットルのエーテル、および10.8gのNi(dpp
)(0.02モル、2モル%)を加えた後に、355mlのエーテル中3.1Mフェ
ニルマグネシウムブロミド(1.1モル、10%過剰)を加えた。実施例3に述
べた方法によって反応を停止させ、仕上げ処理した後に、140℃における真空
蒸留によって、176gの2-エチル-7-フェニルインデン(0.8モル)が80
%収率で得られた。実施例5(a) 2-フェニル-7-クロロインデン(実施例1(a)を参照)とナフチルマグネシ
ウムブロミドから、同様の方法で2-フェニル-7-ナフチルインデンが調製され
る。実施例6 5リットルのフラスコを実施例3と同様に装備した。164gの2-メチル-7
-クロロインデン(1モル)、500mlのエーテル、および10.8gのNi(dpp)
を加えた。2リットルのエーテル中0.5Mナフチルマグネシウムブロミドを2
0℃において加えた。反応物を還流温度において12時間激しく撹拌し、次に、
実施例3に述べたように反応を停止させ、仕上げ処理した。ヘプタンからの再結
晶によって、184.3gの2-メチル-7-(1-ナフチル)インデン(Spaleck化合
物21)(0.72モル)が72%収率で得られた。メタロセン触媒 本発明の式II化合物は、Spaleckのスキーム1と2、および米国特許5,278
,264号と5,786,432号によって例示される方法でメタロセンα-オレフ
ィン重合触媒に転化され得る。このような触媒は例えば次の式を有する:
【0046】
【化29】
【0047】 式中、J1とJ2は同じかまたは異なる式II化合物からのリガンドであり、Lは-S
iY2- であり、ここでYは好ましくは炭素数1〜5を有するかまたは -(CH2)n-
(nは1〜4原子)のアルキル基であり、M2はZr、Hf、またはTiであり、そし
てXはハロゲン、好ましくは塩素である。-SiY2- は好ましくは -(CH3)2Si- で
あり、M2X2は好ましくはZrCl2である。
【0048】 実施例7はこのような転化の一例を示す。実施例7 1リットルのフラスコにトルエン(300ml)、THF(15g、0.2モル
)、および2-メチル-7-ナフチルインデン(2-メチル-4-ナフチルインデンと
同じ)(52g、0.2モル)を装入した。内容物を−20℃に冷却して、ヘキ
サン中1.6Mブチルリチウム(125ml)を徐々に加えた。この混合物を25
℃に加温して、4時間撹拌した。内容物を−20℃に冷却して、ジメチルジクロ
ロシラン(12.9g、0.1モル)を加えた。この反応混合物を25℃に加温し
て、24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で45℃のポット温度まで蒸留する
。反応物を周囲温度に冷却して、エーテル(15g、0.2モル)を加える。次
に、反応混合物を−20℃に冷却し、ヘキサン中1.6Mブチルリチウム(12
5ml、0.2モル)を徐々に加えた。この反応混合物を25℃に徐々に加温して
、24時間撹拌した。反応物を−30℃に冷却して、四塩化ジルコニウム、ZrCl4 (23.2g、0.1モル)を加える。反応物を周囲温度に加温して、撹拌をさ
らに12時間続けた。
【0049】 次に、反応混合物を濾過して、固体をヘキサンによって洗浄した。固体を真空
下で乾燥させた。乾燥した固体をジクロロメタン(800ml)中に溶解し、この
溶液を小さいセライト床に通して濾過し、塩化リチウムを除去した。溶媒除去に
よって容積が100mlに減じた。濾過した結晶を10〜15mlのジクロロメタン
で洗浄してから、真空下で乾燥させた。保持された収量は60〜80gの2-メ
チル-7-ナフチルインデン-Si(CH3)27-ナフチル-2-メチルインデンである。実施例7(a) 同様の方法で2-メチル-7-フェニルインデンから2-メチル-7-フェニルのア
ナローグが生成される。実施例7(b) 同様の方法で2-アリール-4-アリールアンサメタロセンを調製することがで
きる。このようなメタロセンには、2-フェニル-7-フェニルインデン-Si(CH3)2 7-フェニル-2-フェニルインデンがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、式I化合物である2-メチル-7-クロロインデンの合成に関するスキ
ームを示す。
【図2】 図2は、実施例1によって示す図2スキームによって生成される2-メチル-7
−クロロインデンのNMRスペクトルである。
【図3】 図3は、式I化合物である2-エチル-7-クロロインデンの合成に関するスキ
ームを示す。
【図4】 図4は、式I化合物とカップリングして式II化合物を形成するグリニャール試
薬に関するスキームを示す。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月21日(2000.12.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 4/64 C08F 4/64 // C07F 7/08 C07F 7/08 C C08F 10/00 C08F 10/00 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB84 AC13 AC22 AC28 AC41 AC47 BE15 BE23 EA39 EA40 4H049 VN01 VP01 VQ08 VR22 VR32 VU14 VW02 4H050 AB40 AB49 WB11 WB20 4J028 AC01 AC08 AC10 AC26 AC28 EB01 4J128 EB01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式を有する化合物: 【化1】 式中、Xはハロゲンであり、Qはハイドロカルビル基である。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物であって、Qはアリール基である。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の化合物であって、Xは塩素であり、Qはフ
    ェニルまたはナフチルである。
  4. 【請求項4】 次の式を有する化合物: 【化2】
  5. 【請求項5】 式Iを有する化合物をArMgX(式中、Arは任意のアリール基
    であり、Xはハロゲンである)と反応させて、式IIを有する化合物を生成するこ
    とを含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法であって、Arはフェニル基、ナフチル
    基、または9-フルオレニル基である。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の方法であって、Xは塩素、臭素、
    またはフッ素である。
  8. 【請求項8】 次の工程を含む、 式Iを有する化合物の合成方法: (i)マロン酸ジエステルをアルカリ金属水素化物および2-ハロベンジルハ
    ライドと反応させて、式IVを有する化合物を生成する工程; (ii)式IVを有する前記化合物をケン化して、式Vを有する化合物を生成する
    工程; (iii)式Vを有する前記化合物を式VIIを有する化合物に転化させる工程; (iv)式VIIを有する前記化合物をSOCl2と反応させて、式VIIIを有する化合物
    を生成する工程; (v)式VIIIを有する前記化合物を塩化アルミニウムと反応させて、式IXを有
    する化合物を生成する工程; (vi)式IXを有する前記化合物をホウ水素化ナトリウムと反応させて、式Xを
    有する化合物を生成する工程;および (vii)式Xを有する前記化合物を硫酸パラトルエンと反応させて、式Iを有
    する前記化合物を生成する工程。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法であって、 (i)工程(i)の前記マロン酸ジエステルが式IIIを有し、そして (ii)工程(i)のアルカリ金属水素化物が水素化ナトリウムであり、工程(
    i)のハロベンジルハライドが2-クロロベンジルクロリドである。
  10. 【請求項10】 次の工程を含む方法: (i)炭素数1〜10の脂肪酸のアルカリ金属塩をアルカリ金属水素化物と反
    応させて、中間体化合物を含有する第1反応混合物を生成する工程;および (ii)前記工程(i)反応の混合物に2-ハロベンジルハライドを混合して、
    前記中間体化合物を式IVを有する化合物に転化する工程。
  11. 【請求項11】 次の式を有する化合物(Qはハイドロカルビル基)をArMg
    Brと反応させ、 【化3】 それによって、次の式を有する化合物を含有する反応混合物を生成させることを
    含む方法。 【化4】
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、ArMgBrはフェニルマグ
    ネシウムブロミドまたはナフチルマグネシウムブロミドである。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法であって、次の式を有する化合物
    におけるQはフェニルまたはナフチルである。 【化5】
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の方法であって、次の式を有する化合物
    におけるQはメチルであり、そしてArMgBrはフェニルMgBrである。 【化6】
  15. 【請求項15】 7-クロロ-2-フェニルインデンをナフチルマグネシウム
    ブロミドと反応させて、7-ナフチル-2-フェニルインデンを含有する反応混合
    物を生成することを含む方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、前記7-ナフチル-2-フ
    ェニルインデンが前記反応混合物から分離される。
  17. 【請求項17】 次の工程を含む方法: (i)式Iを有する化合物をArMgX(Arはフェニル基、ナフチル基、またはア
    ントラシル基であり、Xはハロゲンである)と反応させて、式IIを有する化合物
    を生成する工程;および (ii)工程(i)で生成した式IIの前記化合物を次の式を有する化合物に転化
    させる工程; 【化7】 式中、J1とJ2は同じかまたは異なる式II化合物の残基であり、Yはアルキル基
    であり、M2はIV族金属であり、そしてZは塩素、臭素、フッ素、またはヨウ素
    である。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法であって、Yはメチルであり、Z
    は塩素である。
  19. 【請求項19】 次の式を有する化合物: 【化8】 式中、Qはハイドロカルビル基であり、Arはアリール基である。
  20. 【請求項20】 次の式を有する化合物: 【化9】
  21. 【請求項21】 以下の工程を含む方法: (i)次の式(a)を有する化合物をフェニルマグネシウムブロミドと反応さ
    せ、 【化10】 それによって、次の式(b)を有する化合物を含有する反応混合物を生成する。 【化11】
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の方法であって、さらに次の工程(ii)
    を含む: (ii)工程(i)における式(b)の化合物を式(c)のメタロセンに転化す
    る工程: 【化12】 式中、Lは -Si(Y2)- であり、Yはアルキル基または(CH2)nであり、nは1〜4
    であり、MはZr、Hf、またはTiであり、Xはハロゲンである。
  23. 【請求項23】 2-メチル-4-フェニルインデンを生成するための方法で
    あって、以下の工程を含む: (i)2-メチル-4-クロロインデンをフェニルグリニャール試薬と反応させ
    て、2-メチル-4-フェニルインデンを含有する反応混合物を生成する工程;お
    よび (ii)工程(i)の前記2-メチル-4-フェニルインデンを次の式を有するメ
    タロセンに転化する工程: 【化13】 式中、Lは -Si(Y)2 であり、Yは炭素数1〜5のアルキル基であり、MはZr、H
    f、またはTiであり、Xはハロゲンである。
  24. 【請求項24】 2-メチル-4-フェニルインデンを合成するための方法で
    あって、以下の工程を含む: (i)次の式を有する化合物をフェニルマグネシウムブロミドと反応させ、 【化14】 それによって、前記2-メチル-4-フェニルインデンを含有する反応混合物を生
    成する。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の方法であって、さらに次の工程(ii)
    を含む: (ii)工程(i)からの前記2-メチル-4-フェニルインデンをビス(2-メチ
    ル-4-フェニル)ジルコニウムに転化する工程。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の方法であって、さらに、工程(i)か
    らの前記2-メチル-4-フェニルインデンをrac-ジメチルシリルビス(2-メチル-
    4-フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリドに転化する工程を含む。
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