JP2002522117A - 一体的に形成し弾性を持たせた閉じ込めフラップ及びカフスを備えた使い捨て吸収性物品 - Google Patents

一体的に形成し弾性を持たせた閉じ込めフラップ及びカフスを備えた使い捨て吸収性物品

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Abstract

(57)【要約】 1対の横方向に対向して縦方向に延びる側縁部(20)を有する裏面シート層(30)を含む吸収性物品(10)。各側縁部は、側縁部の中間部(16)の定められた脚部開口領域(17)に位置する外向き方向に凹状の末端側縁外形(15)を有する。各凹状の側縁外形(15)は、物品(10)の長さ寸法(26)に沿う縦方向の選択された範囲を有する。液体透過性上面シート層(28)は、裏面シート層(30)に重ね合わされて向き合う関係で連結され、吸収体(32)が上面シート層(28)と裏面シート層(30)との間に挟み込まれる。別個に準備されたガセット・フラップ複合部材(19)は、各脚部開口領域(17)に沿う裏面シート層及び上面シート層の少なくとも一方に連結される。ガセット・フラップ部材(19)は、脚部ガセット区域(142)及び閉じ込めフラップ区域(144)を備え、漏れ防止、装着性及び快適性を改善するように独特に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、弾性を持たせた1つ又はそれ以上の外周縁部を有する物品に関する
。特に、本発明は、脚バンド部及び/又は腰バンド部に独特の弾性を持たせた閉
じ込めシステムを組み込み、独特の釣り合いのとれた形状を有する物品に関する
【0002】 (背景技術) 使い捨てのおむつのような従来の吸収性物品は、様々な形式の弾性を持たせた
腰バンドや弾性を持たせた脚バンド即ち脚カフスを備えて構成されてきた。また
、このような物品設計には、物品の脚部及び/又は腰部に弾性を持たせた付加的
な閉じ込めフラップ即ち障壁フラップも含まれる。特定の物品設計では、不織布
層等のストレッチ結合したラミネートのような弾性ウェブ材料で構成された伸張
可能な外側カバーが組み込まれている。他の従来設計では、裏面シート即ち外側
カバー部材の左右側部縁に連結された別個の弾性又は非弾性の側部パネル部材が
設けられており、物品を着用者に固定するために側部パネルに連結された締結シ
ステム及び締結タブが設けられている。これら吸収性物品は、長方形、砂時計、
T形、及びI形のような様々な形状を有している。また、物品の吸収性パッドも
このような形状とされている。
【0003】 しかし、脚バンド区域に従来の弾性を持たせた縁部や従来の障壁フラップ構成
を組み込んでいる物品には、表面化した多く欠点がある。例えば、着用者の皮膚
に発赤した跡が付かないようにするのは困難であり、更に、物品が着用されてい
る時、常に目標通りの障壁フラップの作動を維持するのも困難であった。障壁フ
ラップが弾性材料で構成したり、他の方法で弾性を持たせたりする場合であって
も、障壁フラップの可動端部と着用者身体との間の接触を保持するのは困難であ
り、尿や便を効果的に受け取り閉じ込めるように確実にフラップを開いた状態に
保持するのも困難であった。また、物品を整った状態として束にならないように
着用者の脚部間の股領域に合わせるのも困難であった。更に、吸収性物品をすっ
きりした注文仕立てのような外観にしつつ、着用者が移動する際に弾性を持たせ
た脚カフスを着用者の脚部にぴったり合った状態に維持することも困難であった
。また、股領域における物品幅に起因して、物品を着用者に取り付けにくいとい
う難点もあった。その結果、吸収性物品の色々な領域で閉じ込め構造を改良する
というニーズは、現在もなお継続して存在している。
【0004】 (発明の開示) 本発明によれば、縦方向及び横幅方向を有する独特の物品を提供することがで
きる。物品は、横方向に対向する一対の側縁部を有する裏面シート層を有し、各
側縁部は、各側縁部の定められた脚部開口領域に位置する末端側縁外形を有する
。実質的に液体透過性の上面シート層が裏面シート層に重ね合わされた状態で連
結されるとともに、吸収体が上面シート層と裏面シート層との間に配置され保持
される。弾性を持たせた別個のガセット・フラップ部材が定められた脚部開口領
域の各々に沿って物品に連結され、各ガセット・フラップ部材は、脚部ガセット
区域及び閉じ込めフラップ区域を有する。各脚部ガセット区域は、裏面シート層
における関連する1つの側縁外形の間隔を空けて対向する部分間の範囲を超えて
延びるとともに、両者間を橋渡しするように構成される。
【0005】 特定の様態では、本発明の物品は、一対の横方向に対向し且つ縦方向に延びる
側縁部を有する裏面シート層を備えることができ、各側縁部は、これら側縁部の
中間部において、定められた脚部開口領域に外向き方向に凹状の末端側縁外形を
有する。各凹状の側縁外形は、物品の長さ寸法に沿う縦方向の選択された範囲を
有する。実質的に液体透過性の上面シート層は、裏面シート層に対し重ね合わさ
れそれと向き合う関係で連結されており、吸収体は、上面シート層と裏面シート
層との間に挟まれている。別個に設けられたガセット・フラップ複合部材は、各
脚開口部領域に沿って裏面シート層及び上面シート層の少なくとも1つに連結さ
れており、ガセット・フラップ部材は、脚部ガセット区域及び閉じ込めフラップ
区域を備える。ガセット・フラップ取り付け手段は、縦方向の範囲に配置され、
各ガセット・フラップ部材を物品に固定し、更に、付加的な周囲結合取り付け手
段は、各ガセット・フラップ取り付け手段に隣接し且つその横方向外側寄りに配
置される。周囲結合取り付け手段の各々は、それらに対応する外向き方向に凹状
の物品末端側縁の近くに、末端側縁外形の長さの少なくとも一部に沿って関連す
る脚部ガセット区域を物品に固定するように構成されるとともに、周囲結合取り
付け手段は、物品接合領域に隣接した裏面シート層の末端側縁から内側寄りに延
びる。物品接合領域とは、少なくとも1つの脚部ガセット区域における外側寄り
の縁の重なり部分が、裏面シート層の末端側縁外形と交差する所であり、少なく
とも1つの脚部ガセット区域における外側寄りの縁の上記重なり部分が、裏面シ
ート層の身体側表面に重ね合わされる所である。
【0006】 他の様態では、本発明の物品は、脚部ガセット区域において、各脚部ガセット
区域の少なくとも1つのガセット端部が実質的に縦方向にギャザーが寄せられな
いようにするために実質的に非活性状態とされた弾性部材から成る第1構成体の
端部を備えることができる。更に、脚部ガセットの外側寄り固定手段は、各脚部
ガセット区域の少なくとも1つのガセット端部を物品に取り付けることができる
【0007】 更に他の様態では、本発明の物品は、閉じ込めフラップ区域において、各閉じ
込めフラップ区域の少なくとも1つのフラップ端部が実質的に縦方向にギャザー
が寄せられないようにするために実質的に非活性状態とされた少なくとも1つの
弾性部材から成る第2構成体の端部を備えることができる。更に、閉じ込めフラ
ップ区域の末端部固定アレーにより、各閉じ込めフラップ区域の少なくとも1つ
のフラップ端部を物品に取り付けることができる。
【0008】 更に他の様態では、本発明の物品は、独特に構成された裏面シート層を備える
ことができる。裏面シート層は、前記横寸法に沿う最大腰バンド幅_A、及び前
記裏面シート層の中間部に最小股部幅_Bを有することができる。前記裏面シー
ト層の最大腰部幅_Aを最小股部幅_Bで割った商は、少なくとも所定値、例え
ば最小値約1.6とされる。また、裏面シート層は、長さ_Kを有することがで
き、長さ_Kに沿う裏面シート層の横方向幅が、値_Cを越えず、ここで_Cは
、式 (値_C)=(0.8)*(幅_B)+(0.2)*(幅_A) によって求められる。更に、長さ_Kは、前記物品の全長の少なくとも約30%
にすることができ、裏面シート層は、前部分岐角_θを有し、角_θは、選択さ
れた範囲、例えば115−135度の範囲とすることができる。
【0009】 更に他の様態では、本発明の物品は、独特に構成された吸収体保持部を備える
ことができる。裏面シート層は、物品の横寸法に沿う最大腰バンド幅_Aを有す
ることができ、吸収体保持部は、保持部の中間部の横寸法に沿う最小幅_Pを有
することができる。幅_Aを前記幅_Pで割った商は、少なくとも所定値、例え
ば最小値約3.3とされる。また、吸収体保持部は、縦方向長さ_Zに沿う保持
部の横方向の幅が値_Qより大きくない縦方向の長さ_Zを有することができ、
ここで値_Qは、式 (値_Q)=(0.8)*(幅_P)+(0.2)*(幅_A) により求められる。更に、長さ_Zは、前記物品の全長の少なくとも30%とす
ることができる。
【0010】 本発明の様々な様態の構成及び配置により、優しく、柔らかで、より快適な脚
部ギャザーを有する物品を提供することができるとともに、関連する吸収性物品
が着用されている時に、開いた状態をより確実に且つ効果的に維持することがで
きる障壁フラップ構造を提供することができる。更に、着用者の皮膚に過度の刺
激を与えるのを防止しつつ開いたフラップの形状を維持することができる。結果
として得られる物品は、脚部開口領域の隙間をより狭くすることができるととも
に、より柔らかい感触のある装着性及び外観とすることができる。また、物品は
、より簡単に着用者に取り付けることができる。更に、物品には、脚部に対して
より快適な脚部ギャザー提供するために、吸収性物品の主要部分とは独立して動
くことができる脚部ギャザーを設けることも可能である。また、物品は、吸収性
物品内の自由液体を漏れにくくするためのより曲がりくねった通路を作り出す脚
部ガセット及び閉じ込めフラップの構成を備えることができる。構成部品の配置
、及び障壁フラップの管理された剛性及び管理された節等の動作パラメータの組
み合わせは、漏れが少なく着用者に一層の快適感を与えることができる改良され
た吸収性構造を提供する上で有利である。 本発明は、以下の詳細な説明及び添付の図面を参照することにより、更に十分
に理解されるとともに、他の利点も明らかになると考える。
【0011】 (発明を実施するための最良の形態) 本明細書において、本発明は、吸収性物品、特に使い捨ての吸収性物品用の弾
性を持たせた閉じ込めシステムを実現することに関連して説明される。これら物
品は、体外に排泄される様々な浸出液を吸収し保持するために、着用者の身体に
取り付けられ或いはそれに近接して配置することができ、ある限定された期間使
用した後に廃棄されることを意図したものである。物品は、再使用するために洗
濯したり他の方法で復元したりすることは意図されていない。本明細書では、お
むつ物品との関係において詳細に説明するが、本発明は、キャップ、ガウン、ド
レープ、カバー、大人用失禁用衣類、生理用ナプキン、幼児用トレーニングパン
ツ等の他の物品にも応用することができることは理解される必要がある。 更に、本発明は、様々な構成及び様態との関係において説明される。本発明の
代替案としての構成には、本発明の様々な構成及び様態の内の1つ又はそれ以上
を含むあらゆる組み合わせも含まれることは理解される必要がある。
【0012】 図1、図2、及び図3を参照すると、おむつ10のような代表的な物品は、横
方向幅寸法即ち横方向24、及び長さ方向の縦寸法即ち縦方向26を有する。物
品は、前部腰バンド部12、後部腰バンド部14、前部及び後部の腰バンド部を
相互に連結する中間部16、横方向に対向する一対の側縁部20を含む。別個に
準備され一体的に組み立てられた閉じ込めフラップ区域144及び脚部ガセット
区域142を含むガセット・フラップ部材19が、側縁部20に沿って延びてい
る。閉じ込めフラップ区域144及び/又は脚部ガセット区域142は、液体透
過性とすることができるが、通常の使用条件では液体通過に対し抵抗となるよう
にすることも可能である。望ましい構成では、閉じ込めフラップ区域及び/又は
脚部ガセット区域は、実質的に液体不透過とすることができる。物品は、裏面シ
ート層30、裏面シート層に対し重ね合せの関係で連結された液体透過性上面シ
ート28、及び上面シート層と裏面シート層との間に挟まれた吸収体構造32を
有する。弾性を持たせた腰部ポケット部材80のような弾性部品を、物品の少な
くとも1つの端縁部22に沿って裏面シート層及び上面シート層の少なくとも1
つに任意に連結することができる。
【0013】 代表的に図示される物品は、縦方向に対向する一対の端縁部22、及び横方向
に対向する弾性を持たせた一対の側縁部20を含む。弾性を持たせた腰部ポケッ
ト部材80は、物品の少なくとも1つの端縁部22に沿って裏面シート層及び上
面シート層の少なくとも1つに連結されて取り付けられている。図示された腰部
ポケット部材80は、延長フランジ区域82及び延長ポケット区域84を含む。
腰部ポケット/フラップ部材80のポケット区域84は、物品に固定された実質
的な固定縁部分102を含み、弾性を持たせてギャザーを寄せた可動縁部分10
4を含み、この可動縁部分は、固定縁部分102から縦方向に間隔が空けた位置
にある。また、ポケット区域は、実質的に液体不透過のポケット障壁層106、
及びポケット障壁層に積層されそれに向き合う関係で連結されたポケット布層1
08を含む。複数の別個の横方向に延びるポケット弾性部材110が、ポケット
障壁層106とポケット布層108との間に挟まれており、実質的に横方向にギ
ャザーを寄せて弾性を持たせた腰部ポケット複合体112が提供される。
【0014】 締結システム40は、図示されている後部腰バンド14のような、前部及び後
部の腰バンド区域の内の横方向に対向する少なくとも1つの端領域72の一方又
は両方において、物品に連結され接合することができる。共同して働く側部パネ
ル部材56を各締結システムに関連付けることができ、弾性を持たせないよう構
成する、或いは、物品の少なくとも横方向に延びる幅寸法24に沿って弾性的に
伸長可能に構成することができる。更に、締結タブ36は、各側部パネル部材5
6から横方向外側寄りに延びるよう取り付けることができる。
【0015】 図1及び図4を参照すると、本発明の特定構成では、横方向に対向し縦方向に
延びる一対の側縁部20を有する裏面シート層30を備えることができる。各側
縁部は、各側縁部の中間部16内の定められた脚部開口領域17に位置する外向
き方向に凹状の末端側縁外形15を有する。各凹状の側縁外形15は、物品10
の縦方向の長さ寸法26に沿う選択された縦方向範囲54を有する。多孔性の液
体透過性上面シート28は、横方向に延びる幅及び縦方向に延びる長さを有し、
裏面シート層30に対し重ね合わされる関係で連結されている。吸収体構造32
は、裏面シート層30と上面シート層28との間に固定することができる。別個
に設けられているガセット・フラップ複合部材19は、各脚部開口領域17に沿
って裏面シート層及び上面シート層の少なくとも1方に連結されている。ガセッ
ト・フラップ部材19には、脚部ガセット区域142及び閉じ込めフラップ区域
144が設けられている。各脚部ガセット区域142は、裏面シート層30の外
向き方向に凹状の対応する末端側縁外形15の範囲を超えて延び、それを横切り
橋渡しするように構成されるとともに、物品の側縁部において弾性を持たされギ
ャザーを寄せた脚部開口部を作り出すように構成されている。各閉じ込めフラッ
プ区域144は、脚部ガセット区域142の対応する1つと一体的に形成されて
おり、この脚部ガセット区域から相対的に内側寄りに配置されてガセット・フラ
ップ部材19を備えている。各閉じ込めフラップ区域144は、弾性を持たせた
側縁部20の1つに近接して配置された実質的な固定縁部64、及び弾性化され
ギャザーを寄せた末端の可動縁部分66を有する。本発明の様々な構成において
、ガセット・フラップ取り付け手段172が、各ガセット・フラップ19を物品
に固定する。各ガセット・フラップ取り付け手段172は、所定の縦方向の範囲
を有し、例えば、その対応するガセット・フラップ部材を、各閉じ込めフラップ
区域144の固定縁部64に沿って物品に固定することができる。
【0016】 特定の様態では、各前記ガセット・フラップ部材19は、横方向に対向し縦方
向に延びる一対の障壁層側縁、及び第1及び第2の主対向面を有する障壁層17
4を備えることができる。望ましくは、障壁層は、実質的に液体不透過とするこ
とができる。布層176が、前記障壁層の第1の対向面に対し向き合う関係で接
合されており、布層は、脚部ガセット領域及び閉じ込めフラップ領域を有する。
また、望ましい構成では、布層は、外側寄り側部170及び内側寄り側部62も
備えている。外側寄り側部は、前記障壁層の少なくとも1つの側縁を包み込み、
そこから前記障壁層の前記第2の対向面に沿って内側寄りに延びるようにするこ
とができる。別個の縦方向に延びる複数の第1弾性部材138から成る第1構成
体は、ガセット・フラップ部材の脚部ガセット区域142内で障壁層174と布
層176とに取り付けられて、それらによって挟まれるようにすることができる
。縦方向に延びる少なくとも1つの弾性部材68から成る第2構成体は、ガセッ
ト・フラップ部材の各閉じ込めフラップ領域144内で少なくとも布層に取り付
けることができる。
【0017】 別個に設けられたガセット・フラップ部材19を有する物品は、1995年1
2月18日にD.R.Laux他により出願され、「改良された弾性縁部及び閉
じ込めシステムを有する吸収性物品」と題する米国特許出願番号560,525
(代理人整理番号11,091)、及び1997年10月20日にR.St.L
ouis他により出願され、「改良された美しさ及び閉じ込めのための機能強化
された弾性設計を有する吸収性物品」と題する米国特許出願番号954,400
(代理人名整理番号13,346)に記載されている。尚、これらの文書の全開
示事項を、本明細書に一致するように(矛盾しないように)参照文献として本明
細書に援用する。
【0018】 ガセット・フラップ部材19は、横方向に対向し縦方向に延びる一対の障壁層
側縁140及び141を有し、第1の主対向面148及び第2の主対向面149
を有する障壁層174を備えることができる。ガセット・フラップ布層176は
、不織布で構成することができ、ガセット・フラップ障壁層174の第1の対向
面148に直接向き合う関係で配置し接合することができる。布層176は、脚
部ガセット領域136、脚部ガセット領域の外側寄り側部170、閉じ込めフラ
ップ領域63、及び閉じ込めフラップ領域の内側寄り側部62を含む。布層17
6の外側寄り側部170は、障壁層174の少なくとも1つの側縁を包み込み、
そこから障壁層の第2の対向面149に沿って内側寄りに延びるようにすること
ができる。更に、ガセット・フラップ布層176の縦方向に延びる末端縁領域の
一方又は両方は、1つ又はそれ以上のガセット・フラップ布縁固定手段126に
より、ガセット・フラップの残材に取り付けることができる。このような布縁の
固定は、超音波結合、熱結合、エンボス加工、接着剤結合等、及びそれらの組み
合わせのような当技術分野において知られている様々な技術により達成すること
ができる。
【0019】 別個の縦方向に延びる複数の第1弾性部材138から成る第1構成体は、ガセ
ット・フラップ部材19の脚部ガセット区域142内で障壁層174と布層17
6との間に取り付け、それらによって挟むことができる。縦方向に延びる少なく
とも1つの弾性部材68から成る第2構成体は、ガセット・フラップ部材19の
各閉じ込めフラップ144内で少なくとも布層176に取り付けることができる
。従って、第1及び第2構成体の弾性部材138及び68は、弾性があり実質的
に縦方向にギャザーが寄せられたガセット・フラップ複合部材19とすることが
できる。
【0020】 各ガセット・フラップ19の脚部ガセット区域142は、裏面シート層30の
凹状側縁外形15の範囲を超えて延び、物品の少なくとも中間部に弾性を持たせ
た脚カフスを備えるよう構成することができる。更に、各ガセット区域142は
、裏面シート層30の関連する1つの凹状側縁外形15の間隔を空けて対向する
部分21と23との間を橋渡しするように構成される。特に、各脚部ガセット区
域は、間隔を空けて対向する部分21と23との範囲を超えて延び、それらの間
を橋渡しすることにより、それらの対応する側縁外形15の末端縁により形成さ
れる全体的にC形状の隙間の「口」を横切って橋をかけるように構成される。各
ガセット・フラップ部材19は、上面シート28の内向きの身体側表面に動作可
能に取り付けることができる。
【0021】 本発明の様々な構成は、図示される横方向に対向したガセット・フラップ対の
ような、2つ又はそれ以上の協働するガセット・フラップ19を備えることがで
きる。相対的に、ガセット・フラップは、互いに平行又は非平行に配置すること
ができ、個々のガセット・フラップの各々は、直線及び/又は曲線状とすること
ができる。 本発明の特定構成では、ガセット・フラップ布層176の内側寄り側部62は
、定められた折り曲げ線又は他の領域の周りに折り曲げて包み込むようにされる
。次に、その結果としての折り曲げ部分に、第2構成体68の少なくとも1つの
縦方向に延びる弾性部材を動作可能に挟む又は他の方法で封入することができる
【0022】 本発明の他の構成では、障壁層174は、ガセット・フラップ19の閉じ込め
フラップ区域144に延びるように構成され、ガセット・フラップ布層176の
内側寄り側部62は、障壁層174の第2の側縁141を包み込み、障壁層の第
2の主表面149に沿って延びるようにすることができる。更に、第2のセット
68の少なくとも1つの縦方向に延びる弾性部材を、各ガセット・フラップ部材
19の閉じ込めフラップ区域144内で、布層176の閉じ込めフラップ領域6
3と障壁層174の閉じ込めフラップ領域61との間に取り付けることができる
【0023】 本発明の他の様態では、特に狭い股部幅の股領域を備えた裏面シート層30と
することができる吸収性物品を提供することが可能である。例えば、最も狭い部
分での裏面シート層の股部幅は、最大約240mmより広くないようにすること
ができ、望ましくは約160mmより広くないようにすることができる。また、
本発明の他の様態では、吸収体32も相当に狭い股部幅で構成した物品を提供す
ることができる。例えば、最も狭い部分での吸収体保持部の股部幅は、最大約1
02mmより広くないようにすることができ、望ましくは約76mmより広くな
いようにすることができる。本発明の更に他の様態では、個々に準備され弾性化
されてギャザーを寄せられたガセット・フラップ19の各々は、上面シート層及
び裏面シート層の少なくとも1つに、定められた各脚部開口領域に沿って延びる
ガセット取り付け手段172により連結することができる。各ガセット取り付け
手段172は、約51mmより大きくないガセット間隔距離によって、関連する
近接して縦方向に延びる吸収体32の側縁から間隔を空けることができる。或い
は、少なくとも物品の股領域18の範囲内で測定する時には、ガセット間隔距離
は、約25mmより大きくないようにすることができ、任意的に約13mmより
大きくないようにすることができ。本発明の様々な様態及び構成によれば、柔ら
かさ、身体とのなじみ易さ、着用者の股部間での束化の減少、着用者の皮膚への
発赤跡の減少、漏れ防止の改善という独特の組み合わせを実現することができる
【0024】 各ガセット・フラップは、縦軸方向に延び、各閉じ込めフラップ区域の固定さ
れた縁部に沿って各ガセット・フラップ部材を物品に固定するガセット・フラッ
プ取り付け手段172を有しており、更に、その対応するガセット・フラップ取
り付け手段172に隣接し、そこから横方向外側寄りに配置された周囲結合取り
付け手段130を付加的に設けることができる。周囲結合取り付け手段130の
各々は、それらの関連する脚部ガセット区域142を、それらの対応する外向き
方向に凹状の末端側縁外形15、特に裏面シート層の側縁外形に隣接して、末端
側縁外形の少なくとも長さの一部に沿って物品に固定するよう構成される。周囲
結合取り付け手段130は、物品接合領域52に隣接して裏面シート層の末端側
縁から内側寄りに延びる。物品接合領域は、脚部ガセット区域142の外側寄り
縁152の重なり部分が、裏面シート層の末端側縁外形に交差する所であり、且
つ、脚部ガセット区域の外側寄り縁152の重なり部分が、裏面シート層30の
身体側表面に重ね合わされている所である。
【0025】 本発明の他の様態では、本発明の物品は、脚部ガセット領域142において、
各脚部ガセット領域142の少なくとも1つのガセット端部150を、縦方向2
6に沿って実質的にギャザーが寄せられないようにするために実質的に非活性化
された第1構成体の弾性部材138の少なくとも1つの端部137を備えること
ができる。特定構成において、外側寄りの無効化アレー158(例えば、図16
)を用いて。第1構成体の弾性材の端部を非活性化することができる。
【0026】 脚部ガセットの外側寄り固定手段160を用いて、各ガセット区域142の少
なくとも1つのガセット端部150を物品に取り付けることができる。外側寄り
固定手段は、物品の上面シート層28のような物品の定められた部分に対して脚
部ガセット区域の外側寄り側縁152を取り付けることが望ましい。任意的に、
脚部ガセット区域142において、各脚部ガセット区域142の少なくとも1つ
のガセット端部150が実質的にギャザーを寄せられないようにするために、第
1構成体の弾性部材138の少なくとも1つの端部分137を非活化するように
外側寄り固定手段160を構成できる。
【0027】 他の様態では、閉じ込めフラップ部材内において、各閉じ込めフラップ区域の
少なくとも1つのフラップ端部に縦軸方向26に沿って実質的にギャザーを寄せ
ないようにするために、少なくとも1つの弾性部材68から成る第2構成体の少
なくとも1つの端部69を実質的に非活性化することができる。特定構成におい
て、末端無効化アレー78を用いて、第2構成体の弾性部材の端部を非活性化す
ることができる。
【0028】 本発明の物品は、各閉じ込めフラップ区域144の少なくとも1つのフラップ
端部67を物品に取り付ける閉じ込めフラップ末端固定手段79を備えることが
できる。末端固定手段は、上面シート層のような定められた部分に閉じ込めフラ
ップ区域の末端可動端部68を取り付けるのが望ましい。また、特定構成におい
て、閉じ込めフラップ末端固定手段79は、閉じ込めフラップ区域144内にお
いて、各閉じ込めフラップ区域の少なくとも1つのフラップ端部を実質的にギャ
ザーが寄せられないようにするために、少なくとも1つの弾性部材68から成る
第2構成体の少なくとも1つの端部69を非活性化することができる。
【0029】 本発明の物品の更に他の様態では、独特に構成された裏面シート層30(例え
ば、図2)を備えることができる。裏面シート層は、横寸法24に沿って最大腰
バンド幅_A、及び裏面シート層の中間部に最小股部幅_Bを有することができ
る。最大腰バンド幅_Aを裏面シート層30の最小股部幅_Bで割った商は、少
なくとも所定の値である。また、裏面シート層は、裏面シート層の横方向幅が長
さ_Kに沿って値_Cをより大きくない長さ_Kを有することができ、ここで_
Cは、式 (値_C)=(0.8)*(幅_B)+(0.2)*(幅_A) によって求められる。長さ_Kは、物品の全長180の少なくとも最小%とする
ことができる。また、裏面シート層30は、選択された範囲の、例えば115−
135度の範囲にある前部分岐角(front turn-out angle)_θを有すことがで
きる。
【0030】 本発明における物品の他の様態では、独特に構成された吸収体保持部48(例
えば、図13)を備えることができる。裏面シート層30は、物品の横方向24
に沿って最大腰バンド幅_Aを有することができ、吸収体保持部48は、保持部
48の中間部で横方向に沿って最小幅_Pを有することができる。幅_Aを幅_
Pで割った商は、少なくとも所定の値であり、例えば最小値約3.3である。
【0031】 また、吸収体保持部は、縦方向長さ_Zに沿った保持部の横方向の幅が値_Q
より大きくない縦方向長さ_Zを有することもでき、ここで値_Qは、式 (値_Q)=(0.8)*(幅_P)+(0.2)*(幅_A) により求められる。長さ_Zは、物品の全長180の少なくとも選択された割合
にし、装着性やなじみ易さを改善する。
【0032】 図1は、平坦な収縮していない状態(即ち、ギャザー寄せ及び収縮を引き起こ
す全ての弾性体を取り除いた状態)での本発明のおむつ10の代表的な平面図で
ある。おむつ10の内部をより明確に示すために、構造の一部が部分的に切り取
られており、着用者に接するおむつの表面が見る人に向いている。おむつの外縁
が周囲を規定し、この周囲において、縦方向に延びる側縁部が参照番号20で示
され、横方向に延びる端縁部が参照番号22で示される。側縁は、おむつの脚部
開口部を規定するとともに、任意的に曲線状とされ外形となる。端縁は、直線で
示されているが、任意的に曲線とすることもできる。
【0033】 典型的には、おむつ10は、多孔性で液体透過性の上面シート28、実質的に
液体不透過の裏面シート30、上面シートと裏面シートとの間に配置され連結さ
れている吸収性構造32、サージ制御部46、及び脚バンド領域や腰バンド領域
でおむつの縁部に弾性を持たせるための弾性部材を備える。サージ制御部は、吸
収性構造体と液体的に連通可能に配置されており、吸収性構造は保持部48を有
する。上面シート28、裏面シート30、吸収性構造32、サージ制御部46及
び弾性部材は、様々な周知のおむつ構成で組み立てることができる。更に、おむ
つは、閉じ込めフラップ区域144のような相対的に内側寄りの障壁フラップシ
ステムをおむつ脚バンドに近接して設けることができる。
【0034】 代表的に図示されているように、上面シート28及び裏面シート30は、全体
的に同一の広がりを持つことができ、長さ及び幅の寸法は、対応する吸収性構造
32の寸法より全体的に大きくすることができる。上面シート層28は、裏面シ
ート30に結合されて重ね合わされることによりおむつ10の周囲を規定する。
腰バンド領域は、おむつの上方部を構成し、おむつの上方部は、着用すると着用
者の腰部即ち中央下部の胴を全体的又は部分的に覆う即ち包囲する。中間領域1
6は、腰バンド領域12及び14の間にあって相互に連結させ、着用すると着用
者の脚部間に配置され、着用者の下部胴を覆うおむつ10の一部を構成する股領
域18を含んでいる。このように、股領域18とは、典型的には、おむつ又は他
の使い捨て吸収性物品内で、反復する流体サージが起こる部分である。
【0035】 上面シート28は、身体に向き合う表面であり、この表面は、なじみやすく感
触がやわらかで且つ着用者の皮膚に対して刺激がないものとされる。更に、上面
シート28は、保持部48より親水性でなくてもよく、十分に多孔性で液体透過
性であり、その厚みを通って液体を透過させる。適切な上面シート28は、多孔
性フォーム、網状フォーム、穿孔プラスチックフィルム、天然繊維(例えば木繊
維又は綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維
)、又は天然及び合成繊維の組み合わせのような、広範囲のウェブ材料で製造す
ることができる。上面シート28は、典型的には、吸収性構造32に保持されて
いる液体から着用者の皮膚を隔てるのを助けるために使用される。上面シート2
8には、様々な織布及び不織布を用いることができる。例えば、上面シートは、
ポリオレフィンのメルトブロー又はスパンボンドウェブで構成することができる
。また、上面シートは、天然及び/又は合成繊維で構成されたボンデッド・カー
デッド・ウェブとすることができる。
【0036】 本説明では、「不織ウェブ」という語句は、繊維の織り方法又は編み方法を用
いることなく形成された材料のウェブを意味する。「布」という語句は、全ての
織物、編み物、及び不織繊維ウェブを指すのに用いられる。 上面シート布は、実質的に疎水性で、実質的に非湿潤性材料で構成することが
でき、疎水性材料は、任意的に界面活性剤で処理することができ、或いは望まし
いレベルの湿潤性及び疎水性を付与するために加工することもできる。本発明に
おける特定の実施形態では、上面シート28は、坪量が約20gsm(g/m2
)及び密度が約0.13gm/ccであるウェブに形成された、約2.8−3.
2デニールの繊維で構成された不織スパンボンドポリプロピレン繊維とすること
ができる。この布は、会社がコネチカット州ダンバリーにあるUnion Ca
rbideから入手可能な約0.28%TRITON X-102界面活性剤の
ような選択された量の界面活性剤で表面処理をすることができる。界面活性剤は
、スプレー、プリント、ブラシコーティングなどのような、どのような従来の手
段でも塗布することができる。
【0037】 従来の湿潤剤のような界面活性剤を上面シート層28の内側区域に塗布し、上
面シート層28の残りの区域に比較して、内側区域に高い湿潤性を与えることが
できる。特定の構成では、内側区域の横方向の幅は、サージ制御部46の横方向
の幅と実質的に等しいか小さくてすることができる。他の構成では、内側区域幅
は、閉じ込めフラップ区域144を上面シート28に固定し、裏面シート30に
漏れ防止障壁を形成するのに用いられる一対の接着剤ストリップ又は他の結合部
間の横方向間隔と実質的に等しいか小さくすることができる。 界面活性剤処理された内側区域は、おむつの縦方向中心線に対してほぼ中央に
位置し、実質的に上面シート層の全長に沿って延びることができる。或いは、界
面活性剤処理された内側区域は、上面シート長さの所定の部分のみに沿って延び
るように組み立てることもできる。
【0038】 本発明の様々な構成では、ガセット・フラップ部材19及び/又は腰部フラッ
プ84に用いられる布層は、例えば、上面シート28を構成する材料と同様の布
材料、又はサージ制御部46を構成する材料と同様の布材料で構成することがで
きる。このような材料の例には、スパンボンド繊維、メルトブロー布、スパンボ
ンド・メルトブローラミネート、スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(
SMS)ラミネート、スパンボンド・メルトブロー(SM)ラミネート、スパン
・レースウェブ、熱点ボンデッド・カーデッド・ウェブ、通気ボンデッド・カー
デッド・ウェブ、コフォームウェブ、及びハイドロニット材料が含まれるが、こ
れに限定されるわけではない。また、ポリマーフィルムのような他の従来の材料
もこのような障壁フラップ区域品に組み込むことができる。本発明の特定の様態
では、障壁フラップ区域品は、環境空気のような気体のみに透過性のある材料で
組み立てることができる。本発明の他の構造には、尿のような水性液体の通過に
抵抗性である材料で組み立てられた障壁フラップが含まれる。例えば、ガセット
・フラップ部材の障壁フラップ区域は、スパンボンド・メルトブロー・スパンボ
ンド(SMS)ラミネート材料で組み立てられた布層を含むことができる。特定
例では、ガセット・フラップ部材の障壁フラップ区域は、坪量が約0.60−0
.75oz/yd2(約20−25g/m2)であるSMS材料で組み立てること
ができる。スパンボンド層は、ポリプロピレン繊維で構成することができ、メル
トブロー層は、メルトブローポリプロピレン繊維で構成することができる。或い
は、障壁フラップは、坪量が約0.4−1.0oz/yd2(約13−33g/
2)のスパンボンド布層を用いて組み立てることができる。スパンボンド布層
は、ポリプロピレン又はポリプロピレン/ポリエチレンコポリマー複合材で作っ
た繊維で構成することができる。
【0039】 熱結合された布を布層として用いる場合、ガセット・フラップ部材の手触り及
び見かけの柔軟性を改善するために布の結合面積の量を最小にすることが望まし
い。好ましくは、布の結合面積は、25%より小さく、更に好ましくは布の結合
面積は15%より小さい。結合面積の百分率は、結合/エンボス加工用パターン
ダイにより作られる結合パターンのインプリントを分析することにより測定する
ことができる。 閉じ込めフラップ区域144及び/又は腰部ポケット区域84により提供され
る障壁フラップのような選択的な材料又は部品が、水性液体には抵抗性即ち限定
された透過性を示すが気体には透過性であるよう構成される場合の本発明の様々
な構成では、液体抵抗性の材料又は部品は、それを貫通して実質的に漏れること
なく、水柱圧が少なくとも約45cmである水を支持できるよう構成することが
できる。液体透過に対する材料の抵抗性を測定するための適切な手法としては、
連邦試験方法標準規格FTMS191方法5514、1978、又は同等の方法
がある。
【0040】 裏面シート30は、液体透過性材料で構成することもできるが、実質的に液体
不透過に構成された材料とするのが好ましい。例えば、典型的な裏面シートは、
薄いプラスチックフィルム又は他の柔軟な液体不透過材料で製造することができ
る。このような「柔軟な」材料は、なじみやすく容易に着用者の身体の全体的な
形状及び外形に一致する。裏面シート30は、吸収性構造32に保持されている
浸出物がベッドシーツ及びおむつ10に接する外衣のような物品を濡らさないよ
うにすることができる。
【0041】 本発明の特定の実施形態では、裏面シート30は、厚さが約0.012ミリメ
ートル(0.5mil)から約0.051ミリメートル(2.0mil)のポリ
エチレンフィルムである。図示される実施形態では、例えば、裏面シートは、厚
さが約0.032mm(約1.25mil)のフィルムである。裏面シートの他
の構造は、吸収体に隣接又は近接する裏面シートの選択された領域が望ましいレ
ベルの液体不透過性を有するように、全体的又は部分的に組み立てられているか
処理されている織又は不織繊維ウェブ層を備えることができる。例えば、布のよ
うな裏面シートは、坪量が約0.5oz/yd2(約17g/m2)のポリプロピ
レンスパンボンド布で構成することができ、ポリプロピレンスパンボンド布は、
厚さが約0.0006インチ(約0.015mm)で、坪量が約14.5g/m 2 である伸張して薄くなったポリプロピレンフィルムにラミネートされ熱結合さ
れている。典型的には、裏面シート30は、物品の外側カバーになる。しかし、
任意的に、物品は、裏面シートに付加されている別個の外側カバー部材を備える
こともできる。
【0042】 裏面シート30は、任意的に、液体滲出物が裏面シートを通過するのを防ぎつ
つ、吸収性構造32から蒸気を放散できる微孔性で「通気性のある」材料を含む
ことができる。例えば、通気性のある裏面シートは、コーティング又は他の処理
をして望ましいレベルの液体不透過性を付与した微孔性ポリマーフィルム又は不
織布で構成することができる。例えば、適切な微孔性フィルムは、日本の東京に
会社がある三井東圧化学(株)から入手可能なPMP-1材料、又はミネソタ州
ミネアポリスの3M社から入手可能なXKO-8044ポリオレフィンフィルム
である。また、裏面シートは、エンボス加工又は他の方法でなし地仕上げされ、
美学的に好まれる外見とすることができる。
【0043】 材料又は部品の空気透過性又は通気性を求めるパラメータは、その水蒸気通過
率(WVTR)とすることができる。材料又は部品が選択されたWVTR値を有
する場合、試料に対するWVTRは、一般にASTM標準規格E96-80又は
それと同等のものにより計算することができる。WVTRの測定では、直径3イ
ンチに測定した円形試料を各試験材料、及びセルガード(登録商標)2500フ
ィルム、ニュージャージー州ソンマービルに会社があるヘキストセラネース社の
微孔性ポリプロピレンフィルムを含む対照から切り取る。各材料に3つの試験片
を準備する。試験に用いられる試験皿は、ペンシルベニア州フィラデルフィアに
会社があるThwing-Albert Instrument Compan
yが販売している681番VAPOMETERカップである。各VAPOMET
ERカップに蒸留水100ミリリットル(ml)を注入し、試験材料及び対照材
料の各試料を各カップの開口上を横切って載置する。次に、フランジにシールグ
リースを塗布しない状態でネジ式フランジを締めて各カップの縁部をシールし、
関連試験材料又は対照材料は、暴露面積が約33.17平方センチメートルであ
る直径6.5センチメートル(cm)の円で環境空気に暴露される。次に、カッ
プの重量を測定し、温度摂氏37度(華氏100度)に設定した通風オーブンに
入れた。オーブンは、内部に水蒸気が集積しないように外部の空気が循環してい
る定温オーブンである。適切な通風オーブンは、例えば、イリノイ州ブルーアイ
ランドに会社があるBlue M Ekectric Companyから販売
されるBlue-M POWER-O-MATIC60オーブンである。24時間
後、オーブンからカップを取り出し、再び重量を量る。次に、予備試験水蒸気透
過率の値は以下のように計算する。 試験WVTR(g/m2/24時間)=(24時間で減少した重量のグラム数)
×315.5 オーブン内の相対湿度は特に制御していない。
【0044】 所定の設定条件である37℃(100°F)周囲相対湿度で、CELGARD
(登録商標)2500フィルムのWVTRは、24時間で5000g/平方メー
トル(g/m2/24時間)である。従って、対照試料は各試験で試験され、予
備試験の値は以下の式を用いて設定条件に修正する。 WVTR(g/m2/24時間)=(試験WVTR)/(対照WVTR)×50
00g/m2/24時間
【0045】 裏面シート30のサイズは、典型的には、吸収性構造32及び選択した正確な
おむつ設計のサイズにより求める。裏面シート30は、例えば、ほぼT形、ほぼ
I形、又は修正砂時計形にでき、吸収性構造32の末端縁部を、選択した距離、
例えば約1.3センチメートルから5.0センチメートル(約0.5−2.0イ
ンチ)の範囲内の距離を超えて延ばして側縁部を作り出すことができる。 本発明の特定の様態では、図12に代表的に示されるように、裏面シート層は
、横寸法24に沿って最大腰バンド幅_A、及び裏面シート層の中間部に最小股
部幅_Bを有すことができる。裏面シート層30の最大腰部幅_Aを最小股部幅
_Bで割った商は、少なくとも所定の値であり、例えば、最小値が少なくとも約
1.6である。或いは、商を少なくとも約1.8にでき、任意的に商を少なくと
も約2にして更に性能を改善することができる。
【0046】 また、裏面シート層は、裏面シート層の横方向幅が長さ_Kに沿って値_Cよ
り大きくない長さ_Kをすることができ、ここで_Cは式 (値_C)=(0.8)*(幅_B)+(0.2)*(幅_A) によって求められる。更に、長さ_Kは、物品の全長180の少なくとも最小の
百分率でよく、例えば、物品の長さの約30%である。或いは、長さ_Kは、物
品の全長の少なくとも約35%にでき、任意的に物品の全長の少なくとも約40
%にして装着性及びなじみ易さを改善することができる。他の様態では、長さ_
Kは、物品の全長の約80%を越えないものとすることができる。或いは、長さ
_Kは、物品の全長の約70%を越えないものとすることができ、任意的に約6
0%を越えないようにして性能を改善することができる。
【0047】 裏面シート層30の狭い股部幅は、着用者の股領域で材料の量を減少させ、着
用者の股間で物品が過剰に束にならないようにすることができる。結果として、
股領域では、着用者の身体に対してぴったりとして漏れにくい装着性を得ること
ができる。 また、裏面シート層30は、選択された範囲にある前部分岐角_θを有するこ
とができる。角_θは、例えば図12に示すように、接線で規定することもでき
る。この接線は、物品の前部腰バンド部に最も近接した角度のある裏面シートの
切り取り部の中に入って出ていく側部外形15の本質的な直線部に延長線として
引くことができる。
【0048】 或いは、角度_θは、図12に示している値_D及び値_Eで規定することが
できる。値_Dは、吸収性物品の前部腰バンド部で、側縁外形15により作り出
される最大切り取り部の横方向距離の80%に等しい。最大切り取り部の横方向
距離とは、裏面シート層30の最も狭い股部幅の位置で測定した横方向距離であ
り、(最も狭い股部幅の位置での)裏面シート層の縁部から、物品の前部腰バン
ド部での裏面シート層の外向き方向の最大幅により規定される線までの距離であ
る。図示される左右対称の物品では、値_Dは、値_Cの外側限界を規定する縦
線と、物品の前部腰バンド部での裏面シート層の外向き方向の最大幅により規定
される線との間の距離に一致する。値_Eは、吸収性物品前部の側縁外形15の
開始点から、最大切り取り部の横方向距離の80%に、物品前部において側縁外
形15が到達する縦方向位置までの縦方向距離を測定する。
【0049】 値_Hは、最小裏面シート切り取り部の縦方向点(裏面シート層が最も狭い股
部幅を有する位置)から、値_Kの距離の1/2が含まれる縦方向の長さに沿っ
た位置までの縦方向距離を測定する。値_Gは、値_Hの縦方向距離が終了する
位置での裏面シートの横方向幅を測定する。次に、角度_θは、90度に、比(
値_E/値_D)の逆タンジェントにより規定される角度を足した合計を求め、
次に数量((値_G−値_B)/(2×(値_H))の逆タンジェントにより規
定される角度を引くことにより求めることができる。
【0050】 本発明の特定の様態では、角度_θは、少なくとも約90度にでき、任意的に
少なくとも約115度にできる。他の様態では、角度_θは、約140度を越え
ないものとすることができ、任意的に約135度を越えないものとすることがで
きる。選択された角度_θは、着用者への装着性が、特に着用者の腰部及び脚部
部分で改善され、高速加工装置で物品を一層効率的に製造できる。 裏面シート30の構成は、ガセット・フラップ部材19が十分に独立して作動
できるようにしつつ、着用者の臀部を望ましく覆うことができる。その結果、物
品は、裏面シートによる装着性の改善とガセット・フラップによるシール性の改
善という組み合わせを実現するのに役に立つ。特に、脚部ガセット区域142は
、着用者に良くなじむことができ漏れ防止を改善することができる。
【0051】 上面シート28及び裏面シート30は、連結又は他の実施可能な方法で互いに
結合される。ここで用いる「結合する」という語句は、上面シート28を直接裏
面シート30に取り付けることにより、上面シート28が直接裏面シート30に
接合する構造、及び上面シート28を中間部材に取り付け、次に中間部材を裏面
シート30に取り付けることにより、上面シート28が裏面シート30に接合す
る構造を含む。上面シート28及び裏面シート30は、選択された領域、例えば
おむつ周囲に沿う部分で、適切な取り付けメカニズム(図示せず)、例えば接着
剤、音波結合、熱結合又は他の当技術分野で知られている結合メカニズムにより
互いに直接取り付けることができる。例えば、接着剤の均一な連続層、接着剤の
パターンのある層、接着剤のスプレーパターン又は別個の線の配置、構造接着剤
の渦巻又は点を用いて、上面シート28を裏面シート30に貼り付けることがで
きる。また、上述の取り付けメカニズムを用いて、本願明細書中に記載した物品
の様々な他の構成部品を互いに連結して組み立てることができるのは容易に理解
されるであろう。
【0052】 代表的に図示されている本発明の実施形態では(例えば図1)、上面シート層
28は、裏面シート層30に向き合う関係で配置、固定され、裏面シート層と上
面シート層との間に保持部48及びサージ制御46を収容し保持している。上面
シート層28の縁部側領域は、裏面シート層30の対応する縁部側領域に連結す
ることができる。上面シート及び裏面シート層の各取り付け縁部側領域は、サー
ジ制御部46の対応する関連側縁領域の横方向外側寄りに配置されている。本発
明の特定構成では、上面シート28は、保持部48及び/又はサージ制御部46
の端部縁領域の縦方向外側寄りに配置されている取り付け縁端部領域を含むこと
ができる。同様に、裏面シート30は、保持部及び/又はサージ制御部の端部縁
領域の縦方向外側寄りに配置することができる取り付け縁部端領域を含むことが
できる。
【0053】 弾性を持たせた脚部ガセット区域142によって作り出されるような脚部弾性
部材は、各縦方向の側縁領域20に沿っておむつ10の周囲に隣接して配置され
る。脚部弾性部材は、上面シート層及び裏面シート層の一方又は両方に連結され
て、おむつ物品に弾性を持たせた側縁部を作り出すことができ、着用者の脚部に
おむつ10を引き寄せて保持するために、弾性を持たせた脚バンド又は脚カフス
を作り出すようすることもできる。また、腰部部材80のフランジ部分82で得
られるような腰部弾性部材は、おむつ10の端縁部の一方又は両方に隣接して配
置し、腰バンドに弾性を持たせることができる。
【0054】 物品の脚バンド部及び腰バンド部の弾性部材は、弾性的に収縮可能な状態で物
品に固定し、通常のひずみ構造では弾性部材が物品に対して効果的に収縮するよ
うにする。弾性部材は、多くの方法で弾性的に収縮可能な状態で固定することが
できる。例えば、弾性部材は、物品の定められた部品が非収縮状態のときに、伸
張して固定することができる。或いは、部品は例えば、プリーツで収縮すること
ができ、弾性部材が弛緩又は非伸張状態の時に、弾性部材を部品に固定して連結
することができる。更に他の手段、例えば熱収縮弾性部材を用いて物品の定めら
れた部品区域にギャザーを寄せることもできる。
【0055】 弾性を持たせた部材110、118、138、及び68のような弾性部材は、
様々な構成のいずれとすることもできる。例えば、個々の弾性部材の幅は、約0
.08ミリメートル(0.003インチ)から約25ミリメートル(1.0イン
チ)又はそれ以上と様々にできる。弾性部材は、単一ストランドの弾性材料を含
むこともでき、いくつかの平行又は非平行ストランドの弾性材料を含むこともで
き、更に、弾性部材は、直線状又は曲線状の配置で使用することもできる。多数
のストランドを用いる場合には、個々のストランドは実質的に等しい弾性力を生
じるように組み立てることができ、また、異なる弾性力を生じるように組み立て
ることもできる。例えば、個々のストランドは、異なる直径又は他の大きさにで
き、異なる伸長量で構成することにより弾性張力に勾配又は他の変化を生じさせ
ることができる。ストランドが非平行の場合には、2つ又はそれ以上のストラン
ドが弾性部材内で交差したり相互に連結したりしてよい。弾性部材は、当技術分
野では周知の手段のいずれかで、定められたおむつ部品に取り付けることができ
る。例えば、弾性部材は、超音波結合、様々な結合パターンを用いる熱及び圧力
シール、又は選択されたパターンのホットメルト又は他の形式の接着剤でおむつ
に接着剤結合することができる。例えば、スプレー又は渦巻パターンの接着剤パ
ターンを用いてもよい。
【0056】 本発明の特定の実施形態では、例えば、各弾性ストランドは、典型的には約7
7−1500デシテクス(dtx)の範囲内である。更に、弾性体は、全体的に
直線状であるか任意的に曲線状である。例えば、曲線の弾性体は、おむつの縦方
向中心線に対して対称に構成又は配置することができ、またそうしなくともよい
。曲線の弾性体は、内向き湾曲及び外向き湾曲の反射型の曲線であり、弾性体の
縦方向中央は、おむつの前部又は後部腰バンドに向かって選択された距離でオフ
セットし、望ましい装着性及び外観にすることができる。
【0057】 従来の物品は、腰バンド及び/又は脚バンド領域に閉じ込めフラップ144及
び腰部ポケット区域84のような様々な障壁フラップ構造を組み込んでいる。例
えば、このような物品は、典型的には、物品の腰バンド部に横方向に沿ってポリ
マーフィルム及びフィルム-不織ラミネートのような材料の単層又は多層部片を
組み込み、腰フラップ即ちダムを形成している。しかし、材料は、典型的には類
似の作用を示す。材料は、伸張すると局部的に伸びる傾向があり、このため、そ
の有効幅が減少する。材料は局部伸びが起ると、実質的に伸張方向に沿って延び
る比較的大きな起伏又は畦を生成する傾向にある。このような起伏が存在すると
障壁フラップ、特に腰フラップが折り畳まれ、体外排出物を受け取って保持する
ために開いた状態を維持する能力が減少する。また、従来の材料は、収縮すると
全体の剛性が減少する傾向にあり、複合物の剛性が減少すると再度障壁フラップ
が折れ曲がるか折り畳まれることがあるのでその有効性が減少する。
【0058】 個々の分離した弾性ストランドを組み込んだラミネートのような特定の障壁フ
ラップ構造で、従来の構造の欠点を克服することができる構造を得ることができ
ることは見出されていた。本発明のストランドラミネートは、伸張されても、典
型的には、障壁フラップ平面で伸張された方向に沿って見られる望ましくない伸
張性の起伏作用を実質的に回避する。望ましくは、伸張量は、弾性ストランドが
ラミネートに組み立てられたときの伸長量より大きくない。完全に伸張され伸さ
れると、ストランドラミネートは、実質的に平坦になることができる。ストラン
ドラミネートが弛緩し、弾性的に収縮すると、十分な大きさ及び頻度の細かい起
伏を生成することができ、起伏の畦又は谷は、全体的に整列して、収縮の方向に
実質的に垂直に延びる。細かな起伏によりフラップ構造の剛性を高めることがで
き、排出物を受け取るために開放状態を維持する能力を改善することができる。
本発明のストランドラミネートは、伸張されても実質的に局部的に伸びない。更
に、示される腰部ダム及び/又は閉じ込めフラップ構造のような障壁ダム構造と
して用いられる場合には、ストランドラミネートの幾何学的形状そのものが材料
の作用に重要な役割を果たす。また、ストランドの配置もラミネートの様々な構
成の機能性にある役割を果たす。
【0059】 しかし、従来の型の材料又は材料のファミリーの識別は、十分に効果的で信頼
できる障壁フラップ構造を引き出すための適切な方法ではないことは見出されて
いた。障壁フラップ構造の作用及び効果は特に、障壁フラップを組み立て及び構
成するのに用いられる材料の特性及び作用特性の組み合わせによることは見出さ
れていた。例えば、物品の腰バンドにポリウレタンフィルム又はフィルムラミネ
ートで構成されたフラップの組み込み、及び物品の腰バンドにSMS(スパンボ
ンド・メルトブロー・スパンボンド)不織繊維ラミネートで構成されたフラップ
の配置は、確実に十分に効果的な障壁フラップ構造を作り出すものではなかった
。材料には特定の物理的特性を更に組み込むことが重要であり、望ましい物理的
特性の1つはフラップ部材の剛性である。
【0060】 障壁フラップ部材の望ましい剛性は、様々な方法で達成することができる。例
えば、寄与因子は、フラップ材料の坪量、個々の部品の剛性又は弾性率、フラッ
プ部材内でラミネートに加えられた接着剤又は他の結合材料の存在、塗布した接
着剤又はボンドのパターン及び分布、溶着又は超音波処理の存在、障壁フラップ
構造に用いられた個々の弾性ストランドの数及び伸び、障壁フラップ内の起伏の
存在及び整列、及び障壁フラップ内に組み込まれた部品層の数を含む。
【0061】 本発明の特定の様態では、部品の大きさ及び部品の剛性の独特な組み合わせを
含むことができる。例えば、閉じ込めフラップ剛性は、物品の横方向24に沿っ
て取った試料で測定したガーレー剛性値を有することができ、ガーレー剛性値は
少なくとも約10ミリグラム力(mgf)である。他の様態では、閉じ込めフラ
ップ区域での横方向ガーレー剛性値は、約250mgfを越えないものとするこ
とができ、任意的に約60mgfを越えないようにして利点を改善することがで
きる。更に、脚部ガセット区域は、物品の横方向24に沿って取った試料で測定
したガーレー剛性値を有することができ、ガーレー剛性値は、少なくとも約11
ミリグラム力(mgf)であり、望ましくは少なくとも約30mgfである。更
に他の様態では、脚部ガセット区域での横方向ガーレー剛性値は、約250mg
fを越えないものとすることができ、任意的に約120mgfを越えないように
して利点を改善することができる。本発明の様々な構成では、脚部ガセット区域
のガーレー剛性値(吸収性物品の横方向に沿って取った試料に関して測定した)
は、実質的に、ガセット・フラップ区域品の閉じ込めフラップ区域の横方向ガー
レー剛性値に等しいかそれより大きい。
【0062】 再度図1、2及び3に関して、図示されるおむつ物品10は、横方向及び縦方
向に延びるフランジ部分82、及び横方向及び縦方向に延びる障壁フラップ又は
ポケット区域84を含むことができる腰部ポケット部材80によって弾性を持た
せた腰バンドを任意に備えることができる。フランジ部分は、例えば上面シート
28の身体側表面に連結することができる。腰部ポケット部材80のフラップ又
はポケット区域84はフランジ区域82の境界に沿って直接隣接して物品に固定
された、実質的に固定された縁部102を含み、この固定縁部から縦方向に選択
された距離の間隔を空けて配置された、弾性を持たされギャザーを寄せられた可
動縁部104を含む。これにより、ポケット区域は、作動可能な腰部ダム及び腰
部フラップ組立体となる。また、ポケット区域は、実質的に液体不透過のポケッ
ト障壁層106、及びポケット障壁層に向き合う関係で連結されているポケット
布層108も含む。ポケット布は、例えば織布又は不織布で構成されてもよく、
図示される配置では、布層は不織布であることが望ましい。複数の別個の横方向
に延びるポケット弾性部材110は、ポケット障壁層106とポケット布層10
8との間に挟まれて作動可能に連結し、実質的に横方向24に沿ってギャザーが
寄せられ、少なくとも横方向に沿って弾性的に伸張可能な弾性を持たせた腰部ポ
ケット複合体112を作り出す。同様に、弾性部材118は、複合体112内に
配置され、フランジ部分82に弾性を持たせることができる。図示された構成は
、実質的に互いに平行に配列された弾性部材を含むが、任意的に、他の別個の構
造及び弾性体の配列を含んでもよい。障壁層106は、着用者の皮膚に直接隣接
する位置に任意的に設定することもできるが、布層108は、着用者の皮膚に配
置することが望ましい。腰部ポケット部材80の適切な構成は、1995年12
月18日にD.R.ロークス他により出願され、「改善された腰部弾性体及び閉
じ込めシステムを有する吸収性物品」と題する米国特許出願番号560,524
に記載されており、その全開示内容を、本明細書に一致するように(矛盾しない
ように)参照文献として本明細書に援用する。
【0063】 図4、5、6及び7に関して、ガセット・フラップ障壁層174は、ポリマー
フィルム、布又はそれらの組み合わせのような、水性液体に対して比較的低い透
過性を有する様々な材料で構成することができる。障壁層は、実質的に液体不透
過であることが望ましい。また、障壁層は、気体透過性又は通気性があってもよ
い。従って、ポリマーフィルムは、通気性でも非通気性でもよく、例えばポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリアミド等、及びそれらの組み合わせで構成するこ
とができる。布は、通気性でも非通気性でもよく、織布でも不織布でもよく、不
織材料はスパンボンド布、メルトブロー布、スパンボンド・メルトブロー(SM
)布、スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)布、カレンダ加工
された不織シート等、及びそれらの組み合わせを含んでもよい。厚さ方向への液
体の通過に関し、障壁層は、尿のような液体の透過に対して、作動可能に有効な
障壁を提供するのに十分な抵抗の水柱圧を示すように組み立てられる。
【0064】 特定の様態では、障壁層は、選択された水蒸気透過率(WVTR)、例えば、
少なくとも最低300グラム/平方メートル/24時間(g/m2/24時間)
のWVTRとすることができる。或いは、障壁層174は、WVTRが少なくと
も約800g/m2/24時間でよく、任意的に、利点を改善するためにWVT
Rが少なくとも約3000g/m2/24時間でもよい。 ガセット・フラップ障壁層174は、例えばCTXEM400.1フィルムの
ような厚さが約0.015mm(約0.0006インチ)である鋳造エンボスフ
ィルム、又はXSF-367フィルムのような厚さが約0.010mm(約0.
004インチ)であるブローフィルムで構成することができる。適切なフィルム
は、ウィスコンシン州チペワフォールズに営業所があるハンツマンパッケージン
グ(以前のコンソリデーテッドサーモプラスチックス)から入手可能である。ま
た、障壁層は、オクラホマ州マカレスターに他の営業所がある会社のハンツマン
パッケージング(以前のエジソンプラスチックス)から入手可能なXP1024
Aフィルムのような厚さが約0.0089mm(約0.00035インチ)であ
る伸張薄肉フィルムで構成することができる。或いは、障壁層は、テキサス州ヒ
ューストンに営業所がある会社であるエクソンプラスチックスから入手可能なB
F-303フィルムのような厚さが約0.0050mm(約0.002インチ)
である通気性のあるフィルムで組み立てることもできる。
【0065】 ガセット・フラップ布層176は、実質的に連続的に延びる層であることが望
ましく、布層のガセット領域136は閉じ込めフラップ領域63と連続している
ことが望ましい。更に、布層176は実質的に分断されていない単一の層とする
ことができる。ガセット・フラップ布は、細デニール、低坪量かつ不織布である
材料のような様々な材料で構成することができる。適切な不織布の例には、ポリ
プロピレンスパンボンド材料、2成分ポリプロピレン-ポリエチレン-スパンボン
ド材料、メルトブロー材料、SMS材料、通気ボンデッド・カーデッド・ウェブ
、点結合ボンデッド・カーデッド・ウェブ等、及びそれらの組み合わせが含まれ
る。特定の構成では、布は、0−8%ポリエチレンコポリマー、望ましくは約3
%のポリエチレンコポリマーを含むスパンボンドポリプロピレンで構成すること
ができる。
【0066】 望ましい配置では、ガセット・フラップ布層176は、坪量が約3.4g/m 2 (約0.1oz/yd2)以上とすることができる。或いは、坪量は、約10.
2g/m2(約0.3oz/yd2)以上でよく、任意的に約13.6g/m2
約0.4oz/yd2)以上でよい。他の様態では、布層136は、坪量が約2
72g/m2(約8oz/yd2)を越えないものとすることができる。或いは、
坪量は、約136g/m2(約4oz/yd2)を越えないものとすることができ
、任意的に約34g/m2(約1oz/yd2)を越えないものとすることができ
る。 例えば、ガセット・フラップ層は、繊維デニールが5デニールを越えず、布坪
量が約17g/m2(約0.5oz/yd2)であるポリプロピレン繊維で構成さ
れた不織布とすることができる。或いは、布層の繊維デニールは、約3デニール
を越えないものとすることができ、任意的に約2.5デニールを越えないものと
することができる。
【0067】 本発明の望ましい構成は、各ガセット・フラップ19を直接又は間接的に上面
シート層28の内向きに向き合う身体側表面の定められた部分に取り付けて構成
することができる。任意的に、ガセット・フラップは、直接又は間接的に裏面シ
ート層30の定められた表面に連結することができる。図1に示した実施の形態
では、弾性を持たせたガセット・フラップ19が実質的におむつ10の中間領域
16の全長に沿って延びる。或いは、ガセット・フラップ部材は、おむつ10の
全長又は特定のおむつ設計に望ましい弾性的に収縮可能な列構造を作り出す他の
適切な長さに延びるようにすることもできる。
【0068】 特に、各ガセット・フラップは、裏面シート層のそれに対応する外側に凹状の
末端側縁外形15に沿って連結される。各側縁外形は、股領域18を完全に通り
過ぎて延びることが望ましく、物品の縦方向全長180の少なくとも約20%に
沿って延びる縦方向長さ54を有すことができる。更に他の構成では、側部外形
の縦方向長さ54は、少なくとも約30%でよく、或いは少なくとも約40%で
よく、任意的には物品の全縦方向長さ180の最高100%でよい。 示されているおむつ10の脚部弾性体は、ガセット・フラップ19の独特な脚
部ガセット区域142で設けられる。各脚部ガセット区域142は、物品の全縦
方向長さ180の少なくとも約20%に沿って延びる長さとすることができる。
他の構成では、各脚部ガセット区域142は、有効性を改善するために、物品の
全縦方向長さ180の少なくとも約30%、或いは少なくとも約40%に沿って
延ばすことができる。望むならば、各脚部ガセット区域は、物品における全縦方
向長さの最高100%の長さに沿って延ばし、更なるシール及び閉じ込めを提供
するようにすることができる。或いは、各脚部ガセット区域は、望ましい性能を
付与するために物品の全縦方向長さの約80%を越えず、任意的に約70%を越
えない長さに沿って延ばすこともできる。
【0069】 更に、各脚部ガセット区域142は、物品の縦方向長さ180の少なくとも約
20%である長さ182に沿った裏面シート層の対応する凹状の側縁外形15を
横切る架橋構造でもよい。他の構造では、各脚部ガセット区域142は、有効性
を高めるために物品における縦方向長さ180の範囲の少なくとも約30%、或
いは少なくとも約40%である長さ182に沿って、裏面シート層の対応する凹
状の側縁外形15を横切る架橋構造とすることができる。望むならば、各脚部ガ
セット区域は、シール及び閉じ込めを更に高めるために、物品の全縦方向長さの
最高100%の長さに沿った架橋構造とすることができる。或いは、各脚部ガセ
ット区域は、望ましい性能及び費用効率を得るために、物品の全縦方向長さの約
80%を越えない、任意的に約70%を越えない長さに沿った架橋構造とするこ
とができる。
【0070】 また、ガセット・フラップ19における脚部ガセット区域144の有効弾性脚
部ギャザーの長さが、吸収性物品の性能に対して重要である場合もあることは見
出されていた。従って、脚部ガセット区域は、外側寄り無効化アレー158、又
は実質的に第1の弾性部材138を非活性にする取り付け手段により切断即ち無
効化されていない脚部弾性部材138から成る第1構成体の平均連続縦方向長さ
である有効自由弾性長さ156とすることができる。脚部ガセット区域の有効自
由弾性長さ156は、おむつを完全に広げた状態に置いて測定する。特定の様態
では、有効自由弾性長さ156は、物品180の合計全長の少なくとも約44%
とすることができる。或いは、有効自由弾性長さ156は、物品180の全長の
少なくとも約52%とすることができる。任意的に、性能を改善するために物品
の全長の少なくとも約60%とすることもできる。有効自由弾性長さ156は、
物品全長180と実質的に等しくてもよいが、このような構造は、物品腰バンド
部に過剰なカールを引き起こすことがある。望まし様態では、有効自由弾性長さ
156は、物品の全長の約90%を越えないものとすることができる。或いは、
有効自由弾性長さは、利点を改善するために、物品の全長の約80%を越えない
ものとすることができる。
【0071】 本発明の特定の様態では、ガセット・フラップ19は、腰部ポケット部材80
の位置を実質的に交差しないように構成することができる。従って、ガセット・
フラップは、腰部ポケット部材のポケット区域84の末端縁部から間隔を空けた
位置で終了するように組み立てることができる。 図1、図4、及び図6を参照すると、裏面シート層30の各側縁部は、全体的
にその平面を規定し、各脚部ガセット区域19は、関連する裏面シート側縁部の
平面の実質的に内部又は実質的に平行な配置で、裏面シート層30に関連する凹
状の側縁外形を選択されたスカート距離184だけ通り過ぎてそれを越えて延び
るように組み立てられる。
【0072】 本発明の様々な配置では、各脚部ガセット区域142は、障壁層174の脚部
ガセット領域134、布層176の脚部ガセット領域136及び、障壁層の脚部
ガセット領域と布層の脚部ガセット領域の協働する対応部分とに挟まれた別個の
縦方向に延びる複数の第1弾性部材138から成る第1構成体を含むことができ
、実質的に縦方向にギャザーが寄せられた弾性複合体を生じる。特定の構成では
、障壁層領域134及び布層領域136は実質的に共伸張性とすることができる
。弾性部材は、平行、非平行、直線、曲線又はそれらの組み合わせのような、望
ましい配列又は構造に配置することができる。或いは、ガセット・フラップの完
全な脚部ガセット区域、又はガセット・フラップの閉じ込めフラップ区域、又は
全ガセット・フラップは、吸収性物品内に平行、非平行、直線、曲線、又はその
いずれかの組み合わせで配置することもできる。望ましくは、布層領域136、
特に折り畳まれた外側寄り側部170は、着用者の皮膚に接する位置に配置され
る。任意的に、障壁層領域134は着、用者の皮膚に直接隣接する位置に設定す
ることも可能である。 特定の様態では、図示された障壁層領域134は、裏面シート30の対応する
側外形の末端で形成されるC形の隙間を乗り越えそれを横切って橋渡しする脚部
ガセット区域の少なくとも一部で、対応する脚部ガセット区域142と実質的に
共伸張性である。障壁層174は、望むとおり、ガセット・フラップ部材の隣接
する閉じ込めフラップ区域144に延びてもよく、延びなくてもよい。
【0073】 図4及び6に示す代表的な配置に関して、布層176の脚部ガセット領域13
6は、障壁層174の第1の相対的に内向き表面148に直接隣接するように配
置し接合することができる。布層の外側寄り側部170は、障壁層174の第1
の相対的な外寄り側縁140を超えて延び、布層は、全体的に障壁層の側縁14
0に隣接して配置された、定められた第1折り線又は領域188を有する。布層
側部分170は、作動可能に折れ曲がり、障壁層側縁140を包み込むことによ
り、結果として得られる障壁層の包み込み縁部をシールする。次に、布層側部1
70が障壁層174の第2主表面149に沿って物品の中央に向かう方向に延び
る。望ましくは、布層部分170は、脚部ガセット区域142で障壁層領域13
4の実質的な第2主表面149の上に重なり、脚部ガセット区域142にある障
壁層の一部の第2主表面を実質的に完全に覆う。従って、布側部170は、障壁
層と着用者の皮膚との間に配置することができる。
【0074】 折り線188は、障壁層の第1の縁140から約8mmを越えないものとする
の距離190(図6)の間隔を空けて配置される。或いは、折り線188は、障
壁層の第1の縁140から約4mmを越えないものとする、性能を改善するため
に、任意的に約2mmを越えないものとするの距離の間隔を空けて配置される。
望ましくは、間隔の距離190は実質的にゼロである。間隔の距離が大きすぎる
場合には、障壁層の縁の周りに過剰な液体の逃げ又は漏れが見られることがある
。 脚部ガセット区域142の各弾性部材138は、ガセット・フラップ19の脚
部ガセット区域で、障壁層174と布層176の少なくとも一部との間に挟まれ
ている。各弾性部材は障壁層及び布層の少なくとも1つに、接着剤のパターンの
ような選択された結合パターンで取り付けられている。特定の構成では、弾性部
材138は図9及び10に代表的に示されるように、接着剤74の1つ又はそれ
以上の個々のストリップで取り付けられてもよい。各接着剤ストリップ74は、
障壁層及び布層の少なくとも1つに、1つ又はそれ以上の弾性部材138を取り
付けるように構成されている。また、接着剤のストリップは接着ストリップ74
が弾性部材138の周囲の一部又は全体のいずれかを覆うように構成することが
できる。
【0075】 本発明の特定の様態では、各個々の接着ストリップは、代表的に図10に示さ
れるように、横方向に隣接する接着ストリップから離散距離で空間的に分離する
ことができる。図示された配置では、各接着ストリップ74は、弾性部材138
の1つを障壁層及び布層の少なくとも1つに実質的に取り付けるように構成され
、脚部ガセット区域142の障壁層174及び布層176は、第1の複数の弾性
部材138に直接隣接する部材の間に位置する中間領域90で、実質的に互いに
取り付けていない。このため、各脚部ガセット区域142にある複数の第1弾性
部材138の各弾性部材は、障壁層174及び/又は布層176の少なくとも1
つに、接着剤74の実質的に別個のストリップで取り付けることができる。空間
的に分離された個々の接着ストリップは実質的に互いに接触しない。このため、
実質的に取り付けていない中間領域90を装着しておくことができ、一層効果的
にクッション性のある構造が形成される。
【0076】 図11に代表的に示される本発明の他の配置では、接着パターンの分布76は
、弾性部材138の間の部分、閉じ込めフラップ弾性体と脚部ガセット弾性体と
の間の境界空間164、及び/又は折り線部188には大幅に減少させた量の接
着剤を供給しつつ、接着剤の位置が弾性部材138の位置に集中するように構成
することができる。また、接着剤のストリップは、接着剤ストリップ74が弾性
部材138の周囲の一部又は全部を覆うように構成することができる。付加的な
様態では、脚部ガセット区域142内の障壁層174及び布層176は、第1の
複数の弾性部材138に直接隣接した部材の間に挿入されている1つ又はそれ以
上の中間部で、第1の複数の弾性部材を固定してラミネートするために、複数の
第1弾性部材の位置に配置された接着剤量に比較して、あまり減少させていない
量の接着剤で互いに取り付けることができる。同様に、障壁層が閉じ込めフラッ
プ区域144内に延びる場合には、閉じ込めフラップ区域144内の障壁層17
4及び布層176は、複数の第2弾性部材68の直接に隣接した部材の間に挿入
された1つ又はそれ以上の中間部で、複数の第2弾性部材を固定してラミネート
するために、複数の第2弾性部材の位置に配置される接着剤量に比較して、減少
させた接着材量で互いに取り付けることができる。
【0077】 また、接着ストリップ74又は接着パターン76を用いて、布層174のみに
取り付けている弾性部材68を取り付けることができる。接着ストリップ又は接
着パターンは、弾性部材68が布層176にのみ取り付ける場合には、弾性部材
68の周囲の全体又は少なくとも一部を包み込んでもよい。この弾性部材68を
取り付ける方法により、閉じ込めフラップ区域が障壁層を含まない場合には、ガ
セット・フラップ19の閉じ込めフラップ区域144にクッション性のある構造
が可能になる。
【0078】 閉じ込めフラップ区域144に関して、少なくとも1つの弾性部材から成る第
2構成体は、ガセット・フラップ障壁及び布層174、176の少なくとも1つ
に、第1構成体の脚部ガセット弾性体138と第2構成体の閉じ込めフラップ弾
性体68との間の境界空間164に配置された接着剤量に比較して増加させた量
の接着剤で取り付けることができる。閉じ込めフラップ区域144が第2の複数
の弾性部材を有する第2構成体を含む場合には、弾性部材はガセット・フラップ
障壁及び布層174、176の少なくとも1つ(特に布層)に、第2の複数の閉
じ込めフラップ弾性体に直接隣接する部材の間に配置された中間領域に配置した
接着剤量に比較し、増加させた多量の接着剤で取り付けることができる。障壁層
174が閉じ込めフラップ区域144内に延び、かつ、第2構成体の閉じ込めフ
ラップ弾性体が第2の複数の弾性部材68を含む場合には、第2の複数の弾性部
材がガセット・フラップ障壁及び布層に、第2の複数の閉じ込めフラップ弾性体
に直接隣接する部材の間に配置された中間領域に配置される接着剤量に比較して
、更に多量の接着剤でラミネートすることができる。
【0079】 このような配置は塗布された接着剤76の部分配置の間には、別個の間隔を有
しても有さなくてもよいが、この構成によりガセット・フラップ複合体の脚部ガ
セット区域を過度に固くすることなく、十分な接着剤結合が得られることは注目
されていた。また、この構成では、ガセット・フラップの脚部ガセット区域に更
にクッション性のある構造を形成することができる。 望ましいパターンで接着剤を塗布する適切な手法は、1994年8月23日に
ロリンズ(Rollins)他に付与された「らせんパターンの接着剤を含む伸
張された要素」と題する米国特許第5,340,648号、1996年3月26
日にロリンズ他に付与された米国特許第5,501,756号、及び1996年
4月16日にロリンズ他に付与された米国特許第5,507,909号に記載さ
れている。このような特許の全開示内容を本願明細書に一致するように参照文献
として援用する。
【0080】 全ての弾性部材138は、障壁層174の脚部ガセット領域134の単一表面
に取り付けることができる。例えば、全ての弾性部材138は、第1の主表面1
48に取り付け、布層176の脚部ガセット領域134の主ベース部分で覆われ
てもよい(図7)。或いは、全ての弾性部材138は、第2主表面149に取り
付け、布層の外側部分で覆われてもよい(図8)。 他の様態では、各脚部ガセット区域142は、障壁層174の第1の主表面1
48に接合された第1サブセットの横方向に間隔を空けて配置された弾性部材、
障壁層の第2主表面149に接合された第2サブセットの横方向に間隔を空けて
配置された弾性部材を含む、第1構成体の弾性部材138で構成することができ
る(図4及び図6)。望ましい配置では、第1サブセットの弾性部材は、横方向
にオフセットされ、第2サブセットの弾性部材に対して食い違ってもよい。詳細
には、第1サブセットの弾性部材は隣接する部材間の第1セットの間隙で配置さ
れてもよく、第2サブセットの弾性部材は、隣接する部材間の第2セットの間隙
で配置することができる。障壁層174の厚さ方向に見ると、第1サブセットの
弾性部材は、実質的に第2セットの間隙に位置合わせしており、第2サブセット
の弾性部材は、実質的に第1セットの間隙に位置合わせしている。
【0081】 本発明の更に他の様態では、隣接する弾性部材138は、その間に約1mm以
上の間隔距離139(図6)を有することができる。或いは、間隔距離は約3m
m以上でよく、任意的に約4mm以上でよい。本発明の他の様態では、隣接する
弾性部材138は、約45mmを越えない間隔距離139を有することができる
。或いは、間隔距離は、約35mmを越えないものとすることができる、任意的
に約25mmを越えないものとすることができる。 各脚部ガセット区域142内の弾性部材138は、脚部ガセット区域複合体が
実質的に平坦、非収縮かつ拡げた長さの90%の長さに伸張されると、約50以
上のグラム力である複合弾性張力を生じるように構成することができる。或いは
、複合弾性張力は、約75グラム力以上でよく、任意的に約100グラム力以上
にして快適性及び閉じ込めの組み合わせを改善することができる。本発明の他の
様態では、各脚部ガセット区域142内の弾性部材138は、脚部ガセット区域
複合体が平坦で非収縮の長さの90%に伸張されると、約300グラム力を越え
ない複合弾性張力を生じるように構成することができる。或いは、複合弾性張力
は、約250グラム力を越えないものとすることができる、任意的に約200グ
ラム力を越えないものとして快適性及び閉じ込めの望ましい組み合わせを得ても
よい。
【0082】 望ましい構造では、各脚部ガセット区域142は、裏面シート層30の結合側
縁外形15を約3mm以上のスカート距離184だけ超えて横方向に延ばすこと
ができる。或いは、スカート距離は、約6mm以上でよく、少なくとも物品の股
部分18内では任意的に約9mm以上でよい。本発明の他の様態では、各脚部ガ
セット区域142は、裏面シート層30の結合側縁外形15を、約100mmよ
り大きくないスカート距離だけ超えて横方向に延ばすことができる。或いは、ス
カート距離184は、約50mmを越えないものとすることができる、少なくと
も物品の股部分18内では任意的に約35mmを越えないものとし、快適性及び
シール性を改善することができる。また、着用者の臀部を実質的に完全に覆うス
カート距離に構成されることが望ましい。 脚部ガセット区域142の様々な構成で、少なくとも物品の股領域内で、裏面
シート層の縦方向に延びる末端側縁から横方向に別個の距離だけ間隔を空けた外
側に、複数の別個の縦方向に延びる弾性部材を設けることができる。このような
横方向に間隔を空けて配置した弾性部材は、前記裏面シート層に実質的に直接接
合せず、前記裏面シートの股部分に実質的に直接ギャザーを寄せないようにする
ことができる。
【0083】 図4及び図6に代表的に示すように、各脚部ガセット区域142は、物品に、
詳細には上面シート28の身体側表面に、ガセット・フラップ取り付け手段17
2で提供されるような脚部ガセット取り付け手段で接合する。脚部ガセット取り
付け手段は、裏面シート30の関連する側縁により全体的に規定される平面に実
質的に平行に、ガセット区域142を保持する。更に詳細には、ガセット取り付
け手段は、脚部ガセット142及び対応する関連側縁外形15が共伸張性である
側縁外形の実質的に全長に沿って、裏面シート層30の関連する外向き方向に凹
状の末端側縁外形15に隣接して、物品に脚部ガセット区域142を固定する物
品取り付け手段を備える。本発明の特定様態では、各ガセット区域の物品への固
定手段は、実質的に吸収体構造32の横方向外側寄りの位置で、少なくとも物品
の股部分18内で終結する。従って、脚部ガセット区域の股部物品への固定は、
保持部48の横方向外側寄りの位置で実質的に終結する。更に、ガセット区域1
42の物品股部への固定は、ラップシート70の横方向外側寄りの位置で実質的
に終結する。例えば、図示される配置では、脚部ガセット取り付け手段は、全体
的にU形構造とすることができる、U形の底は、全体的に縦方向に延び。U形の
2つの腕は、全体的に横方向に延びる。図示されるU形は、角張っているが、望
むならば角張っていなくてもよい。
【0084】 図1及び図4に関して、本発明の他の様態は、物品の少なくとも股領域内で、
脚部ガセット区域142に上面シート28及び/又は裏面シート30の末端側縁
部を取り付ける付加的なガセット周囲結合取り付け手段130を備えることがで
きる。周囲結合取り付け手段130は、各ガセット・フラップ取り付け手段に隣
接し、その横方向外側寄りに配置される。各周囲結合取り付け手段130は、裏
面シート層30の末端側縁外形の少なくとも長さの一部に沿った、物品の対応す
る外側に凹状の末端側縁外形15に近接して、物品に関連する脚部ガセット区域
142を固定するように構成される。周囲結合取り付け手段130は、物品接合
領域52に隣接する裏面シート層30の末端側縁50から、全体的に内側寄りに
延びる。代表的に示されるように、全体的に内側寄り方向の周囲結合取り付け手
段は、少なくとも縦方向のベクトル成分を含むことができ、横方向及び縦方向ベ
クトル成分を含むこともできる。物品接合領域52は、各脚部ガセット区域14
4の外側寄りの末端側縁の重なり部分が裏面シート層の対応する末端側縁50と
交差する所であり、脚部ガセット区域の外側寄り縁152の重なり部分が裏面シ
ート層30の内向き身体側表面上に重なり合っている所である。
【0085】 本発明の望ましい構成は、物品の中間部16に少なくとも部分的に位置し、側
縁外形15に近接して配置されている周囲結合取り付け手段130を備えること
ができる。特定の構成では、周囲結合取り付け手段130は本質的に直線形(例
えば図1)でよい。他の構造では、周囲結合取り付け手段は、実質的に側縁外形
15の最も深い凹み部分の形状に従ってもよく、次に周囲結合取り付け手段の各
縦方向の端部は、代表的に図16に示すように、縦方向26に沿って本質的に直
線形とすることができる。周囲結合取り付け手段130の他に、本発明の物品は
、脚部ガセット外側寄り固定手段160及び/又は閉じ込めフラップ末端固定手
段79を備えることができる。特定の構成では、外側固定160及び/又は末端
固定は不連続の取り付けでよく、周囲結合手段130から分離されていてもよい
。本発明の他の様態では、対応する近接の周囲結合手段130に接合された外側
寄り固定手段160又は末端固定手段79のいずれかを有することができる。本
発明の望ましい構成では、脚部ガセット外側寄り固定手段160及び閉じ込めフ
ラップ末端固定手段79は、物品の腰バンド部で固定手段が性能を低下させない
構成で、ガセット・フラップ19を物品に取り付けることができる。
【0086】 物品の前部腰バンド部の各脚部ガセット外側寄り固定手段160は、対応する
隣接の周囲結合手段130の横方向内側寄り又は横方向外側寄りに配置すること
ができる。望ましくは、前部腰バンド部の外側寄り固定手段160は、対応する
周囲結合手段130の横方向外側寄りに配置される。他の望ましい構成では、前
部腰バンド部の外側寄り固定手段160は、ガセット・フラップ外側寄り側縁1
52に近接して配置される。他の構成では、外側寄り固定手段160が対応する
周囲結合手段130に付加的な結合部で連結することができるが、この付加的な
結合部は、ガセット・フラップ19の脚部ガセット区域で望ましい有効自由弾性
長さを減少させるように弾性部材138を切断したり不活性にしたりしないよう
に構成する必要がある。
【0087】 物品の後部腰バンド部にある各脚部ガセット外側寄り固定手段160は、対応
する隣接の周囲結合手段130の横方向内側寄り又は横方向外側寄りに配置する
ことができる。特定の様態では、後部腰バンド部にある外側寄り固定手段160
は、図16に代表的に示すように、対応する周囲結合手段130の横方向外側寄
りに配置される。望ましい配置では、後部腰バンド部の外側寄り固定手段160
は、ガセット・フラップ縁部152に近接して配置することができる。他の構成
では、後部腰バンド部の外側寄り固定手段160は、対応する周囲結合手段13
0に付加的結合部で連結することができるが、この付加的結合は、ガセット・フ
ラップ19の脚部ガセット区域で望ましい有効弾性長さを減少するように弾性部
材138を切断したり非活性化したりしないように構成する必要がある。
【0088】 特定の様態では、周囲結合取り付け手段130は、接合領域52から横方向内
側寄りで接合領域52と縦方向に同じ高さで、詳細には、対応する側縁外形15
が対応する脚部ガセット区域の外側寄り側縁152を横切る交点で終了すること
ができる。この中間領域周囲結合取り付け手段130の配置により、物品中間部
16をシールし、吸収体32の部分を避け、且つ、脚部ガセット区域142を着
用者に対して望ましいなじみ易さに維持させる有利な組み合わせが得られる。
【0089】 他の様態では、周囲結合取り付け手段130は、対応する接合領域52の交点
から内側寄りに配置することができる、最大約80mmより大きくない定められ
た差込距離154だけ、縦方向に交点を離れて通り過ぎて延ばすことができる。
或いは、差込距離は約60mmを越えないものとすることができ、任意的に、性
能を向上させるために約40mmを越えないものとすることができる。他の望ま
しい構成では、約20mmを越えない差込距離とすることができる。接合部52
を超える周囲結合手段の伸張の有効限度は、周囲結合手段が吸収体32に交差す
ることになる点でもよい。望ましい様態では、周囲結合手段130は、実質的に
吸収体部分32、詳細には、過剰な漏れを防ぐために保持部48を超える伸長を
避けるように構成される。吸収体パッド32が、周囲結合手段130の連続部分
が実質的に吸収体32と交差することを避けるように形作られているならば、周
囲結合手段130の長さについての他の有効限度を、物品の前部腰バンド縁とす
ることができる。例えば、周囲結合手段130は、物品のほぼ縦方向の末端縁9
4まで延びる直線部分を有してもよく、この直線部分は吸収体を交差することに
ならない。
【0090】 各脚部ガセット区域142は、有効横方向幅168(例えば、図6)を有して
もよく、この横方向ガセット幅186は望ましくは、対応する閉じ込めフラップ
区域の横方向幅58より大きい。脚部ガセット区域142の外側縁が一層独立し
て動くようにするために、周囲結合手段130は、対応する脚部ガセット区域1
42の外側寄り縁152から、少なくとも最小値約15mmである周囲結合間隔
距離128(例えば、図6及び図16)だけ、横方向内側寄りの方向で横寸法2
4に沿って間隔を空けて配置される。或いは、周囲結合間隔距離128は、少な
くとも約20mmでよく、任意的に、性能を向上させるために少なくとも約25
mmとすることができる。周囲結合間隔距離が小さ過ぎると、脚部ガセット区域
142は、着用者の身体にぴったりなじむことができず、使用時に過剰な隙間が
残る可能性がある。
【0091】 本発明の他の様態では、各脚部ガセット区域142は約104mmを越えない
ものとする(例えば図6)の周囲結合間隔距離128を有することができる。或
いは、脚部ガセット区域の横方向幅約76mmを越えないものとするでよく、任
意的に約51mmを越えないものとするでよい。更に、本発明の特定の様態では
、各脚部ガセットが対応する閉じ込めフラップ区域144の横方向幅58より大
きい周囲結合間隔距離128を有するように構成することができる。 更に他の様態では、望ましい周囲結合間隔距離128は、縦方向の物品長さ1
80の選択部分に沿って維持することができる。特定の構成では、脚部ガセット
区域の前記周囲結合取り付け手段140と外側寄り側縁152との間で選択され
る最小間隔距離128は、実質的に連続な、物品縦方向26に沿って少なくとも
約3cmである距離に対して実質的に維持することができる。或いは、この実質
的に連続な、縦方向距離は、少なくとも約5cmでよく、任意的に、装着性及び
漏れ防止機能を改善するために少なくとも約10cmとすることができる。
【0092】 他の様態では、脚部ガセット区域の周囲結合取り付け手段130と外側寄り側
縁152との間の周囲結合間隔距離128は、ほぼ周囲結合手段130の長さに
等しい実質的に連続な縦方向距離に沿って、定められた最小値に維持することが
できる。特定の構成では、周囲結合間隔距離128は、実質的に連続な縦方向の
物品長さ180の少なくとも20%である距離に対して定められた最小値に維持
することができる。或いは、間隔距離128は、縦方向物品長さ180の少なく
とも約30%である実質的に連続的な縦方向距離に沿って維持されてもよく、任
意的に、性能を向上させるために、物品長さ180の少なくとも約40%である
実質的に連続な縦方向距離に沿って維持することができる。維持されている周囲
結合間隔距離の縦方向距離が短すぎる場合には、脚部ガセット区域の制御が不十
分であることもある。
【0093】 周囲結合取り付け手段130は、ガセット・フラップ部材19と上面シート2
8との間、及び物品の中間部16の少なくとも有意な縦方向長さに沿って、上面
シート28と裏面シート30との間の液体漏れに対して、シール可能となるよう
に有利に組み立てることができる。特定の様態では、シール長さは少なくとも約
2.5cmとすることができる。或いは、シール長さは少なくとも約5cmでよ
く、任意的に、漏れ抵抗性を改善するために少なくとも約10cmとすることが
できる。特定の様態では、シール長さは縦方向長さ180の少なくとも約20%
とすることができる。或いは、シール長さは縦方向長さの少なくとも約30%で
よく、任意的に、漏れ抵抗性を改善するために縦方向長さ180の少なくとも約
40%とすることができる。
【0094】 また、周囲結合取り付け手段130の有効なシールは、取り付けパターンの密
度及び形式を制御することに更に改善することができる。例えば、周囲結合手段
130は、実質的に連続的なシールとすることができる。他の構成では、周囲結
合手段130を形成するのに超音波結合を含んでもよく、超音波結合は代表的に
図17−17Bに示すように、様々な密度の点パターンを含んでもよい。点パタ
ーンは、互いに近接して詰め込み、漏れに対する抵抗性が大きい蛇行性の通路を
作り出すようにすることができる。或いは、点結合は、他の形、例えばロッド、
線、S字型、ジグザグ等、及びそれらの組み合わせに置き換えてもよい。更に、
他の従来の方法を用いて、物品の側縁を通る液体の漏れを十分に防止する作動可
能な蛇行性通路を設けてもよい。
【0095】 本発明の様々な様態では、周囲結合取り付け手段130、及び脚部ガセット外
側寄り固定手段160により、脚部ガセット区域142の外側寄り縁152が裏
面シート及び上面シートから、特に、各腰バンド部12及び14が物品の中間部
16に移行する部分であり、各脚部ガセット区域142の外側寄り縁152の重
なり部分が少なくとも裏面シート層30に重なられている接合領域52で実質的
に独立して動作することが可能になる。結果として得られる構造により、着用者
の身体に一層なじみやすい脚部ガセット区域142を得ることができる。
【0096】 本発明の特定の様態では、物品の前部腰バンド部12のガセット外側寄り固定
手段160は、ほぼ物品の前部腰バンド縁94からほぼ物品の対応する接合領域
52の位置まで、及び詳細には接合領域の交点まで延ばすことができる。本発明
の他の様態では、ガセット外側寄り固定手段160は、ほぼ前部腰バンド縁94
から、接合領域52の手前で停止し、接合領域52、特に接合領域の交点から縦
方向に約40mmを越えない距離の間隔を空けて配置されている末端位置まで延
ばすことができる。或いは、ガセット外側寄り固定手段160は、ほぼ前部腰バ
ンド縁94から、対応する接合領域52から約30mmを越えないものとする、
任意的に約20mmを越えない距離だけ縦方向に間隔を空けて配置された位置ま
で延ばすことができる。
【0097】 他の様態では、物品の後部腰バンド部14のガセット外側寄り固定手段160
は、物品のほぼ後部腰バンド末端縁94から、物品のほぼ対応する接合領域52
まで、詳細には接合領域の交点の位置まで延ばすことができる。本発明の他の様
態では、ガセット外側寄り固定手段160は、ほぼ後部腰バンド縁94から、対
応する接合領域52、詳細には接合領域の交点の手前で、接合領域52から約4
0mmを越えない距離だけ縦方向に間隔を空けて配置されている末端位置まで延
びることもある。或いは、ガセット外側寄り固定手段160は、ほぼ後部腰バン
ド縁94から、縦方向に約30mmを越えず、任意的に約20mmを越えない距
離だけ間隔を空けて配置された接合部分の位置まで延ばすことができる。
【0098】 上述のように、脚部ガセット外側縁152に、又はそれに近接してガセット外
側固定手段160を配置することが望ましいこともある。例えば、外側寄り固定
手段160は、ホットメルト接着剤などのような接着剤を含んでもよい。例えば
、外側固定手段は、更に、脚部ガセット端部分137の部分を吸収性物品に取り
付ける接着剤固定のような、付加的な固定と併用してもよい。吸収性物品の性能
を更に改善するために、脚部ガセット区域142の外側縁152は、少なくとも
約14cm(例えば図16)の自由端長さ162に沿って実質的に物品に取り付
けまいようにすることができる。或いは、自由縁長さは、少なくとも約16cm
でよく、任意的に、性能を更に改善するために少なくとも約30cmとすること
ができる。他の様態では、自由縁長さ162は、約45cmを越えないものとす
ることができる。或いは、自由縁長さは約40cmを越えないものとすることが
でき、任意的に、利点を改善するために自由縁長さは約35cmを越えないもの
とすることができる。
【0099】 他の様態では、脚部ガセット区域142の外側縁152は、物品の全長の少な
くとも約44%の自由縁長さ162に沿って、物品に実質的に取り付けまいよう
にすることができる。或いは、自由縁長さは、物品の全長の少なくとも約52%
でよく、任意的に、性能を改善するために物品の全長の少なくとも約60%でよ
い。本発明のいくつかの様態では、自由縁長さ162は、実質的に縦方向長さ1
80に等しくてもよいが、これでは、着用者に接する腰部部分がカーリングする
ため、他のいくつかの実施形態では望ましくない。更に他の様態では、自由縁長
さ162は、物品全長の約90%を越えないものとするでよい。或いは、自由縁
長さは利点を更に改善するために物品の全長の約80%を越えないものとするこ
とができる。
【0100】 周囲結合手段130は、おむつ10の完全な縦方向長さに延ばすことができる
。任意的に、周囲結合手段130は、各ガセット区域142に対応する上面シー
ト及び裏面シート層の末端側縁部で、ガセット区域142の重なり部分の全長を
超えて延びないように構成することができる。特定の様態では、ガセット周囲結
合手段130は、物品の合計全長180の約90%を越えない縦方向範囲132
を有する。或いは、ガセット周囲結合手段の縦方向範囲132は、物品の約80
%を越えないものとすることができ、任意的に約60%を越えないものとするこ
とができる。結果として、物品の股部分内の上面シート及び裏面シート層の側縁
部が、股部分にあるガセット区域142の部分に実質的に一致してなじんで動く
ようにしつつ、各ガセット区域142の縦方向端部の一方又は両方の部分が、上
面シート及び裏面シート層の側縁部の直接隣接する部分と実質的に独立に動くこ
とができる。
【0101】 ガセット周囲結合手段130は、実質的に連続的結合でよく、或いは、規則的
又は不規則なパターンの取り付けで構成される不連続的結合でもよい。例えば、
図示した構成では、ガセット周囲結合手段は、選択結合部分に分布する選択され
たパターンの不連続な音波結合でもたらすることができる。結合部は、横方向幅
が少なくとも約0.2cmでよく、或いは、少なくとも約1cmとすることがで
きる。他の様態では、結合部の横方向幅は最高約8cmまでとすることができ、
任意的に、性能を改善するために最高約15cmまでとすることができる。ガセ
ット周囲結合手段は、実質的に直線的でよく、又は上面シート及び/又は裏面シ
ート層の末端縁に実質的に従うために曲線状とすることができる。更に、周囲結
合手段130、特に物品の股領域内の少なくとも一部の横方向外側寄り縁は、上
面シート及び/又は裏面シート層の横方向末端縁と実質的に末端を等しくし、美
的外観及び性能を改善することができる。
【0102】 周囲結合手段130、脚部ガセット外側寄り固定手段160、フラップ末端固
定手段79、及びその間に延びる他の補足的な固定手段は、どのような作動可能
な固定メカニズムとすることも可能である。例えば、固定メカニズムには、超音
波結合、熱結合、機械的エンボス加工、熱エンボス加工、ピン穿孔、接着剤結合
等、及びそれらの組み合わせを含むことができる。 各脚部ガセット区域142は、少なくとも物品の股領域13内には、裏面シー
ト層30の側縁外形15から別個の距離で外側寄り横方向に間隔を空けて配置さ
れた、2つ又はそれ以上の別個に縦方向に延びる複数の第1弾性部材138から
成る第1構成体を含むことができる。望ましい構成では、横方向に間隔を空けて
配置された弾性部材は、実質的に裏面シート層の上に又は他の方法で直結又は直
接連結するラミネートを有さないため、少なくとも物品の股領域18内では、実
質的に裏面シート層に直接ギャザーが寄せられない。
【0103】 本発明の特定の様態では、脚部ガセット区域142は約5mg以上の複合剛性
を持つことができる。或いは、複合剛性は、約10mg以上とすることができ、
任意的に約15mg以上とすることができる。本発明の他の様態では、脚部ガセ
ット区域142は、約250mgを越えない複合剛性を有することができる。或
いは、複合剛性は約200mgを越えないものとすることができる、任意的に、
約170mgを越えないものとすることができる。
【0104】 本発明の物品の様々な部品及び部分の剛性は、TAPPI T543 om-
94という試験方法を用いて測定することができ、ニューヨーク州トロイに営業
所がある会社であるテレダインガーレー(Teledyne Gurley)か
ら入手可能な装置であるガーレーデジタル剛性試験器、4171-D型を用いる
ことができる。従って、腰部ポケット部材80のような、物品の様々な部分の剛
性は曲げ剛性である。剛性はミリグラム力に対応するミリグラム(mg)で表し
てもよく、数値的に同等の値である標準ガーレー単位(SGU)換算で表するこ
ともできる。本発明の目的では、剛性試験をするときに、曲げモーメントが試料
に作用する軸線は、弾性部材138及び/又は68のような結合している弾性部
材により生じる弾性伸張及びギャザーの方向に実質的に平行に位置合わせしてい
る曲げ軸線である。例えば、脚部ガセット区域142の剛性は、物品の横方向に
関して測定される。剛性は、一般に物品の縦方向28に位置合わせした曲げ軸の
周りに作用させる曲げモーメントに関して測定する。剛性の測定をする適切な装
置は、ニューヨーク州トロイに営業所がある会社であるテレダインガーレー(T
eledyne Gurley)から入手可能なガーレーデジタル剛性試験器4
171-D型、又は同等の装置である。適切な試験方法はTAPPI T543 om-94である。
【0105】 図14、15及び16に関して、本発明の物品は、実質的に非活性化されて、
縦方向26に沿って実質的にギャザーが寄っていない各脚部ガセット区域142
の少なくとも1つのガセット端部150を生じさせる脚部ガセット区域142に
、第1構成体の弾性部材138の少なくとも1つの端部137を備えることがで
きる。望ましくは、各脚部ガセット区域142の弾性部材138から成る第1構
成体の各端部137は、実質的に非活性である。特定の構成では、外側寄り無効
化アレー158を用いて、第1構成体の弾性部材の定められた端部を非活性化す
ることができる。
【0106】 例えば、第1構成体の弾性部材138の端部137は、第1の複数の縦方向に
間隔を空けた位置で非活性化されることにより、実質的にギャザーが寄せられて
いない各脚部ガセット区域の少なくとも1つのガセット端部を設けることができ
る。特定の様態では、第1構成体の弾性部材端部の非活性化には、各脚部ガセッ
ト区域の少なくとも1つのガセット端部を実質的にギャザーが寄せられないよう
にするために、第1の複数の縦方向に間隔を空けた位置に、第1構成体における
弾性部材138の端部の分断を含むことができる。上述の分断は、切断、溶融等
、及びそれらの組み合わせのような、様々な従来の手法で達成することができる
ことは容易に理解されるであろう。
【0107】 また、無効化アレー158の構成は、第1構成体の弾性部材138の定められ
た端部137を分断するものであるが、複数の間隔を空けた位置の全ての位置で
弾性部材138を切断したり、他の方法で分断したりする必要がないことは理解
される必要がある。間隔を空けて配置された位置のいくつかでは、弾性部材は、
非活性化パターンで分断されずに残すことができるが、それでもその弾性特性は
効果的に減少させて非活性とすることができる。 定められた複数の間隔を空けて配置された位置で弾性部材138を別個に分断
するほか、脚部ガセット外側寄り無効化アレー158は、脚部ガセット平坦ゾー
ン部分を備えるように構成することができる。例えば、平坦ゾーン部分では、弾
性部材138(及び関連部品)は、アイロン又はその他の方法で、切断又は分断
されることなく平坦にすることができるので、脚部ガセットの外側寄り無効化ア
レー158の平坦ゾーン部分で弾性部材を効果的に非活性化する。
【0108】 脚部ガセット区域の端部で第1構成体の弾性部材138を非活性化する適切な
手法には、代表的に図15に示される音波結合のパターンにより生じる無効化ア
レー158を含んでもよい。望ましい構成では、音波結合で各脚部ガセット区域
142の少なくとも1つのガセット端部150が物品に取り付けるのを助けても
よく、また、弾性部材を過熱することにより及び/又は弾性部材を切断すること
により、第1構成の弾性部材の端部を非活性化することができる。弾性部材を非
活性化する適切な手法には、熱結合手法、音波結合手法、接着剤結合手法、弾性
部材と脚部ガセット区域の布材料との間の接着剤結合能力を喪失させること、設
定されたパターンでホットポリマー又はポリマーブレンドを適用してストランド
を非活性化すること等、及びそれらの組み合わせが含まれる。任意的に、弾性部
材は、脚部ガセット区域の端部で弾性部材を成分層材料に作動可能に取り付けな
いことにより、脚部ガセット区域の端部150で効果的に非活性化することがで
きる。結果として、弾性部材がどのように収縮してもそのような端部では層材料
にギャザーを寄せることが不可能になる。
【0109】 また、物品は、各脚部ガセット区域142の少なくとも1つのガセット端部1
50を物品に取り付ける、脚部ガセットの外側寄りガセット固定手段160を備
えることができる。望ましくは、各脚部ガセット区域142の各ガセット端部1
50は、対応する外側寄り固定手段で物品に取り付ける。また、任意的に、脚部
ガセット外側寄り固定手段160は、第1構成体の弾性部材の端部を有効に非活
性化することができる。 本発明の更に他の様態では、複数の縦方向に間隔を空けた位置で物品に脚部ガ
セット区域142を取り付ける構成で、更に、複数の縦方向に間隔を空けた位置
で第1構成体の弾性部材138の端部137を非活性化(例えば分断)する構成
で、脚部ガセット外側寄り結合手段160を形成することができる、これによっ
て実質的にギャザーが寄せられていない、各脚部ガセット区域142の少なくと
も1つのガセット端部150が作り出される。
【0110】 ガセット・フラップ19の様々な構造では、図示したおむつの脚バンド領域で
の閉じ込めフラップ区域144のような、弾性を持たせた障壁フラップを備える
ことができるのは有利である。例えば、図示される構成では、上面シート層28
の身体側表面上で、それを超えて作動可能に連結されて延びる2つの閉じ込めフ
ラップ区域144を備えている。或いは、例えば閉じ込めフラップ区域144の
構造及び配置は、1987年11月3日にK.エンロー他に付与された米国特許
4,704,116号に記載されており、その開示内容を本願明細書に一致する
(矛盾しない)ように参照文献として援用する。閉じ込めフラップの他の構成は
、1996年10月8日にエバレット(Everett)他に付与された「改良
サージ制御層を有する吸収性物品」と題する米国特許第5,562,650号(
代理人整理番号11,375)に記載されており、その開示内容を本願明細書に
一致するように参照文献として援用する。
【0111】 閉じ込めフラップ区域144は、フラップ区域の長さ方向に延びる固定された
縁64のような固定領域に沿って、上面シート層28に取り付けることができる
。各閉じ込めフラップ区域の可動縁66は、1つ又はそれ以上の個々の弾性材料
ストランドを有する選択された第2構成体のフラップ弾性部材68を含む。例え
ば、複数の弾性ストランドは、空間的に分離されて、全体的に平行な配置で構成
されてもよく、適切な弾性ストランドは、例えば、デラウエア州ウィルミントン
に営業所がある会社であるE.Iドポントドネムール(Dupont de N
emours)から入手可能な、470デシテクスのLYCRA弾性で構成する
ことができる。或いは、弾性ストランドは、マサチューセッツ州フォールリバー
に営業所がある会社であるグローブマニュファクチュアリングから入手可能な、
700デニールのグロスパンS7スパンデックス弾性で構成することができる。
【0112】 各弾性部材68は、弾性部品の収縮により閉じ込めフラップ区域の縁にギャザ
ーが寄せられて短くなるように、閉じ込めフラップ区域144の可動縁領域に弾
性的に収縮可能な状態で連結される。その結果、各閉じ込めフラップ区域の可動
縁は、特におむつの股部18では、上面シート28及び/又はサージ制御部46
の身体側表面から全体的にに上向きのほぼ垂直な構成で間隔を空けて配置される
傾向がある。例えば、図示される実施の形態では、閉じ込めフラップ区域の可動
縁は、フラップ区域144にある選択された配置の弾性体68を包み込むのに十
分な限定された量だけ部分的に折り曲げるか、又は後側に2重に折り曲げことに
より、作動可能にフラップ弾性体を連結する。詳細には、布層の内側寄り側部6
2は、定められた第2の折り線189を折り曲げるか、又はその周りに包み込む
ことができる。次に、弾性部材68は、布176の2つのラミネートの間に挟む
ことができ、他の方法でその間に収納されるようにしてもよい。更に、布層の内
側寄り側部62及び布層の閉じ込めフラップ区域63の主ベース部分は、第1の
複数の弾性部材138に直接隣接する部材の間に位置する中間領域90で、実質
的に互いに取り付けられないようにすることができる。例えば、各閉じ込めフラ
ップ区域144に位置する複数の第1弾性部材68の各弾性部材は、布層176
の対応する部分に実質的に別個の接着剤のストリップで取り付けることができる
。個々の空間的に分離している接着剤ストリップは、実質的に互いに接触しない
。結果として、実質的に取り付けられていない中間領域90を装着することがで
き、一層効果的にクッション性のある構造を形成することができる。
【0113】 本発明の他の配置では、接着剤スプレーは、最小量の接着剤が弾性部材68の
間の空間90、閉じ込めフラップ弾性体68を脚部ガセット弾性体から分離する
空間164、及び/又は折り線部分189に堆積されるようにしつつ、弾性部材
68の位置に接着剤スプレーを集中するように構成することができる。この特定
の配置で接着剤を塗布した部分の間には、別個の空間があってもなくてもよいが
、この配置で、ガセット・フラップ複合体の閉じ込めフラップ区域を過度に剛性
化することなく、十分な接着剤結合が生じることは注目されてきた。また、この
配置はガセット・フラップの閉じ込めフラップ区域に、クッション性に優れた構
造を形成するのに役立つこともある。
【0114】 少なくとも1対の閉じ込め障壁フラップ区域144は、横方向に対向して縦方
向に延びる上面シート層28の領域に沿って連結して配置されており、連結する
上面シート領域は、全体的に上面シート層28の中間区域の横方向に対向する側
縁領域に隣接して配置されている。連結する上面シートの領域は、実質的におむ
つ物品10の脚部ガセット区域142の横方向内側寄りに配置されるが、連結す
る上面シートの領域の一部は任意的に、脚部ガセット区域の外側寄りに配置する
ことができる。 各閉じ込めフラップ区域144は、閉じ込めフラップ区域に取り付ける可動縁
66に近接する位置に、閉じ込めフラップ区域の少なくとも1つの弾性部材68
を含む。特定の構成では、少なくとも1つの弾性部材68が閉じ込めフラップ区
域に、閉じ込めフラップ区域の実質的に固定された縁64に近接する位置で取り
付ける。
【0115】 図6に関して、各閉じ込めフラップ区域144は、可動縁部66と閉じ込めフ
ラップ区域の実質的に固定された縁64との間の位置で、閉じ込めフラップ区域
144に取り付ける少なくとも1つのベース弾性部材68aを有する1つ又はそ
れ以上の弾性部材を含むことができる。特定の構成では、ベース弾性部材68a
は、閉じ込めフラップ区域の可動縁部分66に近接する位置で、閉じ込めフラッ
プ区域144に取り付けることができる。ベース弾性部材は、少なくとも物品の
股部分18内では、閉じ込めフラップ区域の固定縁64から約37mmを越えな
い上限を有する間隔距離166を有することができる。特定の構成では、少なく
とも1つのベース弾性部材は、フラップ区域144の固定縁64に、実質的に直
接隣接して取り付けることができる。 本発明の特定の様態では、隣接する弾性部材68は、約2mm以上である間隔
距離60を有することができる。或いは、隣接する弾性部材68の間の間隔距離
は、約2mm以上でよく、任意的に約4mm以上でよい。他の様態では、隣接す
る弾性部材68は、約25mmを越えないものとするの間隔距離60を有するこ
とができる。或いは、隣接する弾性部材68の間の間隔距離は、約13mmを越
えないものとすることができ、望ましい効果を得るために、任意的に約8mmを
越えないものとすることができる。
【0116】 望ましい構成では、各閉じ込めフラップ区域144は、少なくとも約13mm
の横方向幅寸法58(図6)を有することができ、本発明の特定の様態では、閉
じ込めフラップ幅は、対応する脚部ガセット区域142の有効幅186より狭い
。更に、各閉じ込めフラップ区域144は、物品の全合計長さ180(図1)に
実質的に等しい縦方向長さを有することができる。或いは、各閉じ込めフラップ
区域は、物品の全合計長さより短い長さを有してもよく、この短い閉じ込めフラ
ップ区域は、物品の全長の定められた部分に沿った選択された位置に、ゾーン配
置で構成することができる。例えば、閉じ込めフラップ区域の長さは、物品長さ
に沿って実質的に中心に位置してもよく、物品の前部又は後部の腰バンドに向か
ってオフセットして配置することができる。任意的に、各閉じ込めフラップ区域
は、吸収体構造32の全合計長さに実質的に等しいか、それより短い長さを有し
てもよく、この比較的短い閉じ込めフラップ区域は、吸収体構造の全長の定めら
れた部分に沿った選択位置にゾーン配置で構成することができる。
【0117】 閉じ込めフラップ区域144は、上面シート層の横方向に対向する部分のよう
な、物品の定められた部分に適切な取り付けメカニズムで作動可能に固定される
。例えば、特定の構成では、閉じ込めフラップ取り付け手段は、腰部ポケット部
材80に用いられるものに類似したものでよい。取り付けは、全体的にU形構成
でよく、U形の底部は、全体的に縦方向に延び、U形の2つの腕は全体的に横方
向に延びる。図示されるU形は、角を有するが、望むならば角はなくてもよい。
図示される配置に示されるように、フラップ取り付け手段は作動可能に組み合わ
され、脚部ガセット取り付け手段172と一体化することができる。或いは、フ
ラップ取り付け手段は、望むならば、脚部ガセット取り付け手段と区別して分離
することができる。
【0118】 図14、15及び16に関して、物品は更に、実質的に非活性化されて、縦方
向26に沿って実質的にギャザーが寄せられていない、少なくとも1つのフラッ
プ端部が設けられている閉じ込めフラップ区域144内に、第2構成体の少なく
とも1つの弾性材料68の少なくとも1つの端部69を含むことができる。望ま
しくは、第2構成体の少なくとも1つの弾性部材の各端部69は、各閉じ込めフ
ラップ区域144で、実質的に非活性化されている。特定の構成では、末端の無
効化アレー78を用いて、第2構成体の弾性部材の定められた端部を非活性化す
ることができる。
【0119】 第2構成体の少なくとも1つの弾性部材68の端部69は、各閉じ込めフラッ
プ区域の少なくとも1つのフラップ端部を実質的にギャザーが寄せられないよう
にするために、第2の複数の縦方向に間隔を空けた位置で非活性化することがで
きる。特定の様態では、第2構成体における弾性部材68の端部69の望ましい
非活性化は、各閉じ込めフラップ区域の少なくとも1つフラップ端部を実質的に
ギャザーが寄せられないようにするために、第2の複数の縦方向に間隔を空けた
位置で第2構成体の弾性部材の端部を分断することができる。上述の分断は、切
断、溶融等、及びそれらの組み合わせのような様々な従来の手法で達成できるこ
とは容易に理解されるであろう。
【0120】 また、無効化アレー78の構造は、第2構成体の弾性部材68の定められた端
部69を分断するものであるが、各第2の複数の間隔を空けた位置の全てで、弾
性部材68を切断又は他の方法で分断する必要がないことは理解される必要があ
る。間隔を空けた位置のいくつかで、弾性部材は非活性化パターンで分断されず
に残すことができるが、弾性特性は効果的に減少し作動不可能することができる
。 定められた複数の間隔を空けた位置では、弾性部材138の別個の分断以外に
、脚部ガセット外側寄り無効化アレー158が脚部ガセット平坦ゾーン部を生じ
るように構成することができる。平坦ゾーン部では、弾性部材138(及び関連
部品)は切断又は分断されることなく、例えば、アイロン又は他の方法で平坦に
されてもよく、これにより、脚部ガセット外側寄り無効化アレー158の平坦ゾ
ーン部分で、弾性部材を効果的に非活性化することができる。
【0121】 閉じ込めフラップ区域144の端部67で、第2構成体の弾性部材68を非活
性化するための適切な手法及び構成の例は、図15に概略的に示される、脚部ガ
セット区域142の端部137で弾性部材138を非活性化するための音波結合
のパターンアレーである。望ましい構成では、音波結合は、各閉じ込めるラップ
部分144の少なくとも1つの閉じ込めフラップ端部67を物品に取り付けても
よく、また、弾性部材を過熱することにより、及び/又は弾性部材を切断するこ
とにより第2構成体の弾性部材68の端部を非活性化することができる。弾性部
材を非活性化するための他の適切な手法は、熱結合手法、音波結合手法、接着剤
結合手法、弾性部材と閉じ込めフラップ区域の布材料との間の接着剤結合能力を
喪失させること、設定されたパターンでホットポリマー又はポリマーブレンドを
適用してストランドを非活性化すること等、及びそれらの組み合わせを含んでも
よい。任意的に、弾性部材は、閉じ込めフラップ区域の端部で弾性部材が成分層
材料に作動可能に取り付けないことにより、閉じ込めフラップ区域の端部67で
効果的に非活性化することができる。結果として、弾性部材がどのように収縮し
ても、そのような端部では層材料にギャザーを寄せることが不可能になる。
【0122】 物品は付加的に、各閉じ込めフラップ区域144の少なくとも1つのフラップ
端部67を物品に取り付けている、閉じ込めフラップ末端固定79を備えること
ができる。望ましくは、各閉じ込めフラップ区域144の各フラップ端部67は
、対応する末端固定で物品に取り付けている。また、任意的に、閉じ込めフラッ
プ末端固定79は、第2構成体の弾性部材68の端部69を有効に非活性化する
ことができる。 本発明の更に他の様態では、第2の複数の縦方向に間隔を空けた位置で閉じ込
めフラップ区域144を物品に取り付け、また、第2の複数の縦方向に間隔を空
けた位置で前記第2構成体の弾性部材68の端部69を非活性化(例えば分断)
し、これにより、実質的にギャザーが寄っていない各閉じ込めフラップ区域の少
なくとも1つのフラップ端部分を作り出す構成で、閉じ込めフラップ末端固定手
段79を形成することができる。
【0123】 図6に関して、本発明の他の様態では任意的に、障壁層174が各脚部ガセッ
ト19の閉じ込めフラップ区域144に延びる構成を有することができる。その
結果、障壁層174の相対的に内側寄りの第2側縁141は、閉じ込めフラップ
区域144内に配置される。この構成では、布層176の内側寄り部分62は、
障壁層の対応する縦方向に延びる第2側縁141の超えそれを通過して延びる。
布側部62は、折り曲げて、定められた第2折り線又は領域189を包み込み、
閉じ込めフラップ区域144に位置する第2主表面149の少なくとも一部を横
切り、これを超えて延びるように設定される。従って、障壁層領域61、布層領
域63及び閉じ込めフラップ区域144内における第2アレーの弾性部材68の
相対配置は、脚部ガセット区域142に設けられている同様の部品の配置と同様
でもよい。例えば、布側部分62は、フラップ領域144にある障壁層領域61
の第2主表面149の実質的に全体に重ねられていてもよく、閉じ込めフラップ
区域144にある障壁層の一部の第2主表面を実質的に完全に覆っていてもよい
。従って、布側部分62を障壁層と着用者の皮膚との間に置くことができる。
【0124】 各閉じ込めフラップ区域144での弾性部材68の構成即ちアレーは、接着剤
の選択パターン又は他形式の結合のような適切な固定メカニズムで各障壁及び布
層領域61及び63の少なくとも1つに取り付けることができる。例えば、接着
剤は、不連続な小滴又はフィラメントを噴霧することにより塗布することができ
、及び/又は接着剤の全体的に連続な線を渦巻パターンのような選択パターンで
配置することにより塗布することもできる。或いは、限定された、少量の接着剤
が弾性部材の間の介在空間に存在することもあるが、弾性部材の近傍にホットメ
ルトスプレーパターンを集中させることもできる。或いは、弾性部材68は、複
数の個々の縦方向に延びる接着剤のストリップで、障壁及び布層の少なくとも1
つに取り付けることができる。各個々の接着剤ストリップは直接隣接する接着剤
ストリップから個別の距離で空間的に分離されており、各個々の接着剤ストリッ
プは実質的に個々の弾性部材68の1つを障壁及び布層の少なくとも1つに取り
付けるように配置される。例えば、図示される構成では、接着剤ストリップは互
いに平行に位置合わせすることができる。
【0125】 本発明の特定の様態では、閉じ込めフラップ区域144にある布層176及び
障壁層は、直接隣接した部材である複数の第2弾性部材68の間に位置する中間
領域90(図6)で実質的に互いに取り付けていない。本発明の他の様態では、
閉じ込めフラップ区域144の複数の第2弾性部材68の各弾性部材は、実質的
に分離した接着剤ストリップを用いて脚部ガセット区域142の組立で使用した
方法と同様の方法で、障壁層のフラップ領域61及び/又は布層176の閉じ込
めフラップ領域の少なくとも1つに取り付けることができる。従って、個々の、
空間的に分離した接着剤ストリップは実質的に互いに接触せず、実質的に取り付
けていない中間領域90に装着し、より効果的にクッション性のある構造を形成
する。
【0126】 本発明の他の様態では、布層176及び閉じ込めフラップ区域144内の障壁
層は、第2の複数の弾性部材68が直接隣接した部材の間に位置する中間領域9
0で、ホットメルト接着剤で軽く取り付けることができるが、ホットメルト接着
剤の大部分は弾性部材68の位置に集中する。本発明の他の様態では、閉じ込め
フラップ区域144の複数の第2弾性部材68の各弾性部材は、脚部ガセット区
域142の組立で使用した方法と同様の方法で、弾性部材68に集中した接着剤
74で、障壁層のフラップ領域61及び/又は布層176の閉じ込めフラップ領
域の少なくとも1つに取り付けることができる。従って、軽く取り付けた中間領
域90に容易に装着され、より効果的にクッション性のある構造を形成すること
ができる。
【0127】 全ての弾性部材68は、障壁層の閉じ込めフラップ領域61の単一の表面に取
り付けることができる。例えば、全ての弾性部材68は、第1の主表面148に
取り付け、布層(図7)の閉じ込めフラップ領域63の主ベース部分で覆うこと
ができる。或いは、全ての弾性部材68は、第2の主表面149に取り付け、布
層(図8)の内側寄り側部で覆われることができる。
【0128】 また、第2構成体の弾性部材68は、障壁層174の第1主表面148に接合
した第2の第1サブセットの個々の弾性部材、及び障壁層(図4及び図6)の第
2主表面149に接合した第2サブセットの個々の弾性部材を含むことができる
。更に、第1及び第2のサブセットの弾性部材は、横方向にオフセットして食い
違い構成で配置することができる。
【0129】 本発明の他の配置では、閉じ込めフラップ区域144内の弾性部材68は、ガ
セット区域142内の最も近接している弾性部材138から、最小分離距離が少
なくとも約2mmである所定の境界間隔164(図6)で間隔を空けて配置する
ことができる。特定の様態では、境界間隔で生じる分離距離は少なくとも約8m
mであり、任意的に少なくとも約16mmである。分離距離は、隔離量をもたら
し、隔離量により、閉じ込めフラップ弾性部材68は効果的にガセット弾性部材
138から実質的に分離して作動することができる。従って、閉じ込めフラップ
弾性体により寄せられたギャザーは、ガセット弾性体により寄せられたギャザー
から実質的に分離することができる。
【0130】 本発明の特定の様態では、各閉じ込めフラップ区域144は物品の横方向に関
して測定した複合剛性が少なくとも約5mgである。本発明の目的では、閉じ込
めフラップ区域の剛性は、実質的に物品の縦方向26に沿って位置合わせした曲
げ軸線に作用させる曲げモーメントで測定される。望ましくは、閉じ込めフラッ
プ領域は約10mg以上、或いは閉じ込めを改善するために、約15mg以上の
複合剛性を有する。更に他の様態では、閉じ込めフラップ区域は、約250mg
を越えない複合剛性にできる。或いは、複合剛性は約200mgを越えないもの
とすることができる、望ましい性能を得るために、任意的に約170mgを越え
ないものとすることができる。閉じ込めフラップ区域144の剛性が低すぎれば
、閉じ込めフラップ区域が過度につぶれる可能性がある。閉じ込めフラップ区域
の剛性が高すぎれば、着用者の皮膚を過度に刺激する可能性がある。
【0131】 代表的に示すように、本発明の物品は、上面シート層28の内向きに向き合う
定められた身体側表面に、直接的又は間接的に連結した各ガセット・フラップ1
9を設けることができる。各ガセット・フラップ部材19は(ほぼ下限として)
物品の合計縦方向長さ180(図1)の20%に沿って延びる縦方向長さを有す
ることができる。他の構成では、各ガセット・フラップ部材19は、物品の縦方
向長さ180の少なくとも約30%、或いは有効性を向上させるために、少なく
とも約40%にできる。代表的に示す構成に図示するように、各ガセット・フラ
ップ部材は、ガスケッティング及び閉じ込めを強化するために、(ほぼ上限)物
品の合計縦方向長さの約100%まで縦方向長さに沿って延ばすことができる。
或いは、各ガセット・フラップ部材は、物品の合計縦方向長さの約80%を越え
ないものとし、望ましい性能を付与するために、任意的に約70%を越えない長
さに沿って延びることができる。
【0132】 ガセット・フラップ19の各ガセット区域142は、物品の縦方向長さ180
の少なくとも約20%である長さ182に沿う、裏面シート層の結合している凹
状の側縁外形15を横切る架橋構造にできる。他の配置では、各ガセット区域は
、効果を改善するために、物品縦方向長さ180の範囲の少なくとも約30%、
或いは少なくとも約40%である長さ182に沿う裏面シート層の結合している
凹状の側縁外形15を横切る架橋構造にできる。望むならば、各脚部ガセット区
域142は、ガスケッティング及び閉じ込めを強化するために、物品の合計縦方
向長さの100%までにできる長さに沿う架橋構造にできる。或いは、各ガセッ
ト区域は、望ましい性能及びコスト有効度を与えるために、物品の合計縦方向長
さの約80%を越えないものとする、任意的には約70%を越えないものとする
である長さに沿う架橋構造にできる。
【0133】 上述のように、各ガセット・フラップ19の縦の全長は、実質的に物品の全合
計長さに等しくすることができる。或いは、各ガセット・フラップの長さは、物
品の全合計長さより短くすることができ、相対的に短いガセット・フラップは、
物品の全長の定められた部分に沿う選択位置にゾーン配置して構成することがで
きる。任意的に、各ガセット・フラップ19の全長は、吸収体構造32の全合計
長さに実質的に等しいか、それを越えないものとすることができ、相対的に短い
閉じ込めフラップ区域は、吸収体構造の全長の定められた部分に沿う選択位置に
ゾーン配置して構成することができる。
【0134】 ガセット・フラップ19の動作を更に制御するために、ガセット弾性部材13
8の配置アレー及び/又はフラップ弾性部材68の配置アレーは、脚部ガセット
区域142及び/又は閉じ込めフラップ区域それぞれの全幅を横切って(弾性部
材の伸張寸法に実質的に垂直な寸法に沿って決定されるように)等分に間隔を空
けて配置することができる。或いは、ガセット弾性体138の配置及び/又はフ
ラップ弾性体68は不連続な別個の機能の組にグループ化することができる。更
に、弾性体の多数の不連続なグループは、ガセット・フラップ部材19の脚部ガ
セット又は閉じ込めフラップ区域のいずれか又は両方に配置し、ガセット・フラ
ップの動作を制御して、その性能を向上させることができる。
【0135】 本発明の他の様態では、ガセット及び閉じ込めフラップ区域142及び144
のいずれか又は両方の各弾性部材は、効果的にゾーン張力をかけることができる
。望ましくは、ゾーン張力はガセット・フラップ部材の中間の縦方向中央部に、
弾性を持たせたギャザーを実質的に限定するように構成される。例えば、各脚部
ガセット及び閉じ込めフラップ区域142及び144の適切な端領域内の弾性部
材138及び68の弾性収縮性は、選択領域内の弾性又は収縮性を効果的に「殺
す」或いは不活性化する機械、超音波又は熱処理などにより効果的に減少させる
ことができる。或いは、弾性部材を収縮させてフラップ複合体にギャザーを寄せ
ることを意図する領域にのみ、接着剤又は他の結合メカニズムを用いることがで
きる。結合していない領域では、残りの弾性部材は、フラップ複合体の選択部に
ギャザーを寄せることなく、実質的に収縮することができる。更に他の構造では
、脚部ガセット又は閉じ込めフラップ区域の縦方向の末端縁領域は、接着剤、音
波結合又は他の取り付けメカニズムで上面シート層28(又は物品の他の領域)
に端領域を効果的に固定することなどにより、実質的に完全に固定することがで
きる。
【0136】 典型的には、ガセット・フラップ部材19が弾性部材68及び138が組み立
てられ、取り付けされてガセット・フラップ複合体の構造になったときのガセッ
ト・フラップ部材に存在した延びにほぼ等しい延びまで伸長されている間に、組
み立てたガセット・フラップ19が吸収性物品10に取り付けることができる。
従って、ガセット・フラップ部材は、ガセット・フラップ部材の布及び障壁層が
効果的に十分伸長して実質的にギャザーが伸びて平坦な状態になり、弾性部材6
8及び138が実質的に初期の伸長された状態の時に、物品に取り付け組み込ま
れることができる。或いは、複合ガセット・フラップ部材は、取り付け弾性部材
68及び138の選択量を弾性収縮することにより、シャーリングされ、ギャザ
ーを寄せられることができるが、これは、複合ガセット・フラップ部材19を物
品に取り付けて組み込む前に行うことができる。許容収縮量及び予め寄せるギャ
ザーの量は、複合ガセット・フラップ部材19の初期のギャザーが寄せられてい
ない長さに基づき、式 100*(Li-Lf)/Li を用いて百分率で表すことができ、式中 Li=複合ガセット・フラップの初期のギャザーが寄せられていない長さ、及び
f=複合ガセット・フラップの最終的なギャザーが寄せられた長さ である。
【0137】 本発明の特定の様態では、許容される事前の収縮及びギャザーは約0−50%
の範囲にできる。他の様態では、許容される事前の収縮及びギャザーは少なくと
も約10%にでき、他の様態では、望ましい利点及び性能を得るために約25%
を越えないものとするにできる。選択された量のギャザーを事前又は予め寄せる
と、製造の初期に物品の上面シート及び裏面シート層に伝達されるギャザー力の
量を減少させるのに役立ち、着用されたときに生じることがあるガセット・フラ
ップ部材19が伸張及び収縮する動きから上面シート及び裏面シートを隔離させ
ることに役立つことができて有利である。
【0138】 図1、図2及び図4を参照すると、腰部部材80のポケット部84は縦に延び
る閉じ込めフラップ区域141の内向きに向き合う身体側表面を乗り越えそれに
橋渡しするように構成することができる。望ましくは、ポケット部84の可動縁
部分104は、閉じ込めフラップ区域144の末端可動縁66から実質的に分離
され、取り付けられていないことにより、弾性を持たせた閉じ込めフラップ区域
144と弾性を持たせたポケット部84との間の相互作用が減少される。更に、
閉じ込めフラップ区域144に弾性を持たせるために用いられる弾性部材68が
及ぼす弾性張力をゾーン化することが望ましいこともある。特に、閉じ込めフラ
ップ領域内の弾性張力は、実質的に、各閉じ込めフラップ区域の縦方向の中間部
に限定することができる。従って、各閉じ込めフラップ区域の端領域、特に、全
体的にポケット部84に隣接するフラップ端領域は、弾性部材68により及ぼさ
れる弾性張力を実質的に免れることができる。また、末端縁66は適切な結合メ
カニズムで上面シート層28に固定され、ポケット部84の動作及び開口から閉
じ込めフラップ区域の末端縁66を一層隔離することができる。閉じ込めフラッ
プ区域144に望ましいゾーン化した張力を生じさせるための他の技術はすでに
本明細書に記載した。
【0139】 本発明の特定の様態では、ガセット・フラップ部材19は、腰部ポケット部材
80の位置と実質的に交差しないように構成することができる。従って、各ガセ
ット・フラップ部材は、腰部ポケット部材のポケット部84の末端縁から間隔を
空けた位置で終了するように構成することができる。他の様態では、ガセット・
フラップ部材19は、腰部ポケット部材80の内向きに向き合う身体側表面に置
くように構成することができる。次に、ガセット・フラップ部材19は、腰部ポ
ケット104のギャザー可能な可動縁から開始する吸収性物品10の縦方向の端
縁部22までのゾーンで終了することができる。更に他の様態では、ガセット・
フラップ部材19は、腰部ポケット部材80の外向き方向に向き合う表面に隣接
してその下に重ねるように構成することができる。次に、ガセット・フラップ部
材19は、腰部ポケット104のギャザー可能な可動縁から開始する吸収性物品
10の縦方向の端縁部22までのゾーンで終了することができる。
【0140】 本発明の様々な構成では、サージ制御部48及び吸収体構造32を備えるシス
テムのような選択された吸収性複合システムが上面シート28と裏面シート30
との間に配置され、動作可能に固定されておむつ10を形成する。吸収性システ
ムは、全体的に圧縮可能でなじみやすく、かつ着用者の皮膚に無刺激性であり、
液体体外排泄物を吸収して保持することができる構造を有する。本発明の目的と
して、吸収性システムのいずれの部品も単一の一体化された材料片を含んでもよ
く、動作可能に互いに組み立てられた複数の個々の分離した材料片を含んでもよ
いことは理解される必要がある。吸収体32のような吸収性部品は、単一の実質
的に一体化された材料片を含み、材料はその選択的空間領域を形成する望ましい
構造的特性を有することができる。吸収性部品が複数の部片を含む場合、各部片
は、個々の層又は他の層以外の形状及び構造に構成することができる。更に、個
々の部片は、製品の要求事項により共伸張性でも非共伸張性でもよい。しかし、
各個々の部片は、吸収性部品の少なくとも1つの隣接する部分と、少なくともそ
の境界部分に沿って動作可能に密接に接触して配置されることが好ましい。好ま
しくは、各部片は、超音波又は接着剤結合又は機械的又は水圧式ニードリング(
needling)のような適切な結合及び/又は繊維の絡み合いメカニズムに
より、吸収性部品の隣接する部分に連結する。
【0141】 代表的に図示される実施形態では、吸収体構造32は、液体捕捉ゾーン、目標
ゾーン、及び特に側縁に沿う外形を持つ曲線の外周を有する。2つの全体的に鏡
像で内向き方向に湾曲した横方向縁により、着用者の股部に配置するのに適する
狭い中間領域が設けられる。図示される吸収性構造32では、その前部は横方向
に間隔を空けて配置された2つの耳領域及び中央領域を含む。目標ゾーンは、吸
収性構造32内で繰返し液体サージが典型的に起こる領域を含む。おむつが着用
される時、耳領域は、全体的に着用者の腰部及び胴の側部に係合するように構成
され、中央領域は、全体的に着用者の腰部及び胴の内側部分に係合するように構
成される。
【0142】 吸収性構造32は、各種の大きさ及び形状(例えば、長方形、台形、T形、I
形、砂時計形など)に各種の材料で製造することができる。吸収性構造32の大
きさ及び吸収容量は、対象とする着用者の大きさ及び吸収性物品の用途により付
与される液体負荷に適合する必要がある。更に、吸収性構造32の大きさ及び吸
収容量は、乳児から大人までの範囲の着用者を受け入れるために様々にできる。
更に、本発明では各サージ制御46及び保持48部分の密度及び/又は坪量のほ
か、その相対比率も様々にできることは見出されていた。本発明の特定の様態で
は、吸収性構造は、吸収容量が少なくとも人工尿約300gmである。或いは、
吸収性構造は、性能を改善するために、吸収容量が少なくとも人工尿約400g
mである。
【0143】 図13を参照して、更に他の様態の本発明による物品は、独特に構成された吸
収性保持部48を含む。裏面シート層30は、物品の横方向24に沿う最大腰部
幅_Aを有することができ、吸収性保持部48は、保持部48の中間部の横方向
に沿う最小幅_Pを有することができる。幅_Aを幅_Pで割った商は、少なく
とも所定の値、例えば最小値が少なくとも約3.3である。吸収性保持部48は
、保持部の横方向の幅が値_Qを越えないものとするである部分に沿う縦方向長
さ_Zを有することができ、値_Qは、式 (値_Q)=(0.8)*(幅_P)+(0.2)*(幅_A) により計算される。長さ_Zは、物品の全長180の少なくとも選択部分である
。望ましくは、長さ_Zは、装着性及びなじみ易さを改善するために、少なくと
も最小値が物品の全長180の約30%である。或いは、長さ_Zは物品の全長
の少なくとも約35%にでき、装着性及び漏れ防止機能を更に改善するために、
任意的に物品の全長の少なくとも約40%にできる。長さ_Zは、物品の全長の
40%を超えることもできるが、長さ_Zは、物品全長の約40%を越えないも
のとし、着用者の臀部の更に広い妥当な部分が覆われるようにし、外観及び美観
を改善することが望ましい。特定の様態では、後部腰バンド部での保持部の最小
横方向幅は、少なくとも最小値が約4インチ(102mm)であるが、前部腰バ
ンド部での保持部の幅より狭い。
【0144】 様々な型の湿潤可能な親水性繊維材料を用いて、吸収性構造32の構成部品を
形成することができる。適切な繊維の例には、セルロース繊維のような本質的に
湿潤材料でできた自然発生の有機繊維、レーヨン繊維のようなセルロース又はセ
ルロース誘導体でできた合成繊維、ガラス繊維のような本質的に湿潤材料ででき
た無機繊維、特定のポリエステル又はポリアミド繊維のような本質的に湿潤性の
熱可塑ポリマーで作られた合成繊維、適切な手段で親水性にされたポリプロピレ
ン繊維のような非湿潤性の熱可塑ポリマーでできた合成繊維が含まれる。繊維は
、例えば、シリカで処理、即ち適切な親水成分を有し、容易には繊維から除去さ
れない材料で処理することによるか、繊維形成の間又は後に親水性ポリマーで非
湿潤性の疎水性繊維を包むことにより親水性にすることができる。本発明の目的
では、上述した様々な型の繊維の選択的ブレンドも使用できると考えている。
【0145】 本明細書で用いるとおり、「親水性」という用語は、水性液体が繊維に接触す
ると濡れる繊維又は繊維の表面を表す。次に、材料の湿潤の程度は液体及び関連
材料の接触角及び表面張力で表される。サージ制御部46に用いられる特定の繊
維又は繊維材料のブレンドの湿潤性を測定するのに適切な装置及び手法は、カー
ン(CAHN)、SFA-222表面力解析システム又は実質的に同等のシステ
ムで提供される。このシステムで測定すると、接触角が90°未満の繊維は「湿
潤性」又は親水性があることを意味し、一方、接触角が90°より大きい繊維は
「非湿潤性」又は疎水性であることを意味する。
【0146】 保持部48は、高吸収性材料の粒子と混合したセルロース系フラフのウェブの
ような、親水性繊維のマトリックスを含むことができる。特定の構成では、保持
部48は超吸収性ヒドロゲル形成粒子と合成ポリマーメルトブローン繊維との混
合物、又は超吸収性粒子と、天然繊維及び/又は合成ポリマー繊維のブレンドを
含む繊維コフォーム材料との混合物を含むことができる。超吸収性粒子は親水性
繊維と実質的に均一に混合することもあれば、不均一に混合することもある。例
えば、超吸収性粒子の濃度は吸収性構造の実質的な厚さ部分(z方向)に、吸収
性構造の身体側に向かって低濃度になり、吸収性構造の外側に向かって相対的に
高濃度になるように、滑らかな勾配で分配することができる。適切なZ勾配構成
は1987年10月13日、ケレンバーガー他に付与された米国特許第4,69
9,823号に記載されている。尚、これらの開示事項は本明細書において、本
記載に一致するように参照文献として援用する。また、超吸収性粒子は、親水性
繊維のマトリックス内で全体的に不連続な層に配置されることもでき、超吸収材
料の不連続な別個のポケット領域として構成されることもできる。更に、2つ又
はそれ以上の異なる型の超吸収体を繊維マトリックス内又はそれに沿って異なる
位置に選択的に配置することもできる。
【0147】 高吸収性材料は、超吸収体のような吸収性ゲル化材料を含むことができる。吸
収性ゲル化材料は天然、合成及び加工天然ポリマー及び材料にできる。更に、吸
収性ゲル化材料はシリコンゲルのような無機材料、又は架橋ポリマーのような有
機化合物にできる。「架橋」という用語は、通常は水溶性の材料を効率よく、実
質的に水不溶性であるが膨潤性にするための何らかの手段を言う。このような手
段は、例えば、物理的絡み合い、結晶領域、共有結合、イオン錯体及び会合、水
素結合のような親水会合、及び疎水会合又はファンデルワールス力を含むことが
できる。
【0148】 合成吸収性ゲル化材料ポリマーの例は、アルカリ金属及びポリ(アクリル酸)
及びポリ(メタクリル酸)のアンモニウム塩、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(
ビニルエーテル)、ビニルエーテル及びα-オレフィンとの無水マレイン酸コポ
リマー、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルモルフォリノン)、ポリ(ビ
ニルアルコール)及びその混合物及びコポリマーを含む。吸収性構造に使用する
のに適するポリマーは、更に、アクリロニトリルグラフトデンプン加水分解物、
アクリル酸グラフトデンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロースのような天然及び加工天然ポリマー、及びアル
ギン酸塩、キサンタンゴム、イナゴマメゴムなどの天然ゴムを含む。また、天然
及び完全又は部分合成吸収性ポリマーは本発明にも有用である。他の適切な吸収
性ゲル化材料は、アサーソン他により、1975年8月26日に交付された米国
特許第3,901,236号に開示されている。合成吸収性ゲル化ポリマーを調
製するための方法は、1978年2月28日、マスダ他に付与された米国特許第
4,076,663号、及び1981年8月25日、ツバキモト他に付与された
米国特許第4,286,082号に開示されている。
【0149】 合成吸収性ゲル化材料は、典型的には、湿潤するとヒドロゲルを形成するキセ
ロゲルである。しかし、「ヒドロゲル」という用語は、一般に材料の湿潤型及び
非湿潤型のいずれを言う場合にも用いられている。 先に記載したとおり、保持部48に使用される高吸収性材料は、一般に個別の
粒子形である。粒子はどのような望ましい形状にもでき、例えば、螺旋又は半螺
旋、立方体、ロッド様、多面体などにできる。また、針、フレーク、及び繊維の
ような最大寸法/最小寸法比が大きい形状も本発明で使用することを意図してい
る。また、吸収性ゲル化材料の粒子塊も保持部48に用いることができる。
【0150】 使用に好ましい粒子の平均径は、約20ミクロンから約1ミリメートルである
。本明細書で用いる「粒子径」は、個々の粒子における最小寸法の加重平均を意
味する。 適切な高吸収性材料は吸収容量(時に「AC」と言われる)、荷重ひずみ(時
に「DUL」と言われる)、及び逃げ指数(時に「WI」と言われる)に特有の
性質をもつことができる。このようなパラメータは、1991年9月11日に出
願された「吸収複合体及びそれを含む吸収性物品」と題するS.バイアリー他の
米国特許出願第757,787号(代理人整理番号10,174)に詳細に記載
されている。尚、これらの開示事項は、本明細書において本記載に一致するよう
に参照文献として援用する。
【0151】 本発明の特定の様態では、吸収性保持部48は、内部に分布した特定の量の高
吸収性材料を有する実質的に親水性繊維のマトリックスを含む。改良吸収特性を
有する選択した超吸収体ポリマーは、吸収性物品を望ましい薄さに保持しつつ、
性能を最大限にするのに重要である可能性がある。性能を改善するために、超吸
収性材料の粒子は、荷重下吸収性(AUL)値を約25−40の範囲内にし、吸
収容量(AC)値を約32−48の範囲内にするために選択することができる。
超吸収性材料による液体取り込み率は、荷重下30秒の吸収で約3−15g/g
(液体グラム数/超吸収体グラム)、荷重下5分の吸収で6.5−21g/g、
荷重下60分の吸収で25−40g/gの範囲内である。
【0152】 AULを測定するための適切な方法は、1992年9月15日に付与された「
加圧下で膨潤することのできるヒドロゲルを含む吸収性製品」と題するS.ケレ
ンバーガーの米国特許第5,147,343号(代理人整理番号8786.1)
に詳細に記載されており、これは、1989年11月2日に欧州公開特許出願E
P0339461A1としても発行されている。尚、これらの開示事項は、本明
細書において、本明細書に一致するように参照文献として援用する。 本発明での使用に適する超吸収体ポリマーの例は、バージニア州ポーツマウス
に営業所がある会社であるヘキストセラネースから入手可能なサンウェットIM
3900ポリマーである。他の適切な超吸収体は,ミシガン州ミッドランドに営
業所がある会社であるダウケミカル社から得られるDOW DRYTECH20
35LDポリマー、又はノースカロライナ州グリーンズボロに営業所がある会社
であるストックハウゼン社から入手可能なフェイバーサブ870Mポリマーを含
むことができる。
【0153】 保持部48を含む親水性繊維のマトリックスは、セルロース系木材パルプフラ
フの層でよく、超吸収体ポリマーの粒子は親水性繊維のマトリックス内に分布す
ることができる。親水性繊維及び高吸収性粒子の繊維/粒子比は重量で約75:
25を越えない、或いは、約70:30を越えない、任意的に約55:45を越
えないものとすることができる。本発明の更に他の様態では、繊維/粒子比は、
重量で約25:75以上、好ましくは約30:70以上、更に好ましくは約45
:55以上とすることができる。このような繊維/粒子比は、吸収性構造の目標
ゾーンで特に好ましい。本発明の特定の実施形態では、繊維/粒子重量比は、望
ましい性能を付与するために約65:35を越えないものとするであり、約50
:50以上である。
【0154】 親水性繊維及び高吸収性粒子は、平均複合体坪量を約400−1000gsm
の範囲内に形成することができる。再度、このような坪量は、吸収性構造の目標
ゾーンに特に望ましい。本発明の特定の様態では、平均複合体坪量は、約500
−950gsmの範囲内であり、好ましくは、望ましい特性を付与するために約
550−900gsmの範囲内である。 本発明の吸収性物品の様々な構造に望ましい薄さを付与するために、保持部4
8は嵩厚さが約0.8cmを越えないように構成することができる。嵩厚さは、
好ましくは約0.53cmを越えない、更に好ましくは、利点を改善するために
約0.5cmを越えないものとすることができる。嵩厚さは、抑制圧力0.2p
si(1.38kPa)で測定する。
【0155】 保持部48又は吸収性物品の他部品の密度は、その坪量及び厚さから計算する
ことができる。おむつに関しては、例えば、重量及び厚さは新しく包装から取り
出して拡げた乾燥おむつを0.2psi(1.38kPa)の制限圧力で測定す
る。従来の厚さ測定装置を用いて密度を計算するのに必要な厚さを測定すること
ができる。 本発明の図示された実施形態では、吸収性保持部48は4−30グラムの木材
パルプフラフを含むことができ、好ましくは約8−18グラムのフラフを含み、
更に好ましくは、12−14グラムのフラフを含んで望ましい利点を付与する。
木材パルプフラフは、通常、おむつに形状及び外観を付与し、吸収性ポリマー又
は他の高吸収性材料の粒子を支持して配置する。保持部48は約5−20グラム
の超吸収性ポリマーを含むことができ、図示される実施形態では、8グラムの超
吸収性ポリマーを含んでいる。保持部48に十分な量の超吸収性ポリマーを組み
込み、少なくとも人工尿約300gmの適切な合計吸収容量を付与する。例えば
、重量約16−28lb(約7−13kg)の乳児用中間サイズのおむつは、典
型的には人工尿約400グラムの合計保持容量を有することができる。
【0156】 フラフ及び超吸収体粒子は、保持部48の望ましいゾーンに選択的に配置する
ことができる。例えば、フラフ坪量は保持部48の幅寸法にわたって様々にでき
る。或いは、相対的に多量のフラフを保持部の前部腰バンド端部に向かって配置
することもできる。例えば、1986年4月29日K.エンローに付与された米
国特許第4,585,448号を参照されたい。図示した実施形態では、超吸収
性材料の大部分は下方に、保持部の長さ寸法に沿って延び、幅が約1−4.5イ
ンチ(約2.5−11.4cm)である保持部48の中間領域に分布することが
できる。更に、超吸収性材料は選択ゾーンに配置され、保持部の側縁及び端縁に
近接する位置に配置される吸収性材料の量を減少させることができる。保持部の
縁部の超吸収性材料の量を減少させると、保持部48の繊維フラフマトリックス
内への超吸収体粒子の閉じ込めを改善することができる。超吸収性材料のパルス
状のゾーン配置は、例えば、1991年7月2日にパイパー他に付与された「粒
子材料を基質に断続的に堆積するための方法及び装置」と題する米国特許第5,
028,224号に記載されている方法及び装置により達成される。尚、これら
の開示事項は、本明細書において本明細書に一致するように参照文献として援用
する。
【0157】 本発明の望ましい構成では、吸収性構造32、特に保持部48は全体的にT形
にでき、横方向に延びる「T」のクロスバーが全体的に吸収性物品の前部腰バン
ド部に一致し、特に男児乳児に対して性能を改善することができる。図示する実
施形態では、例えば、物品の前部腰バンド領域の耳部を横切る保持部は、横方向
の幅が約7.25インチ(約18.4cm)であり、股部の最も狭い部分の幅は
、約2.6インチ(約6.6cm)、後部腰バンド領域の幅は、約5.6インチ
(約14.2cm)である。 吸収性構造32全体、又は保持部48のような個々の部品は、高湿潤強度ティ
シュ又は合成繊維ウェブのような親水性の高湿潤強度外被ウェブで上包みされる
ことができる。また、このような上包みウェブも級数性構造の使用時の一体性を
高める。ウェブは接着剤などで、吸収性構造32及び製品構造の他の部品に適切
に結合することができる。
【0158】 保持部48に高濃度に超吸収体粒子又は他の高吸収性材料が存在するため、高
吸収性粒子を保持部に保持し、超吸収体がおむつの身体側に移動したり移行した
りしないようにするのが更に困難であることがある。高吸収性材料の保持を改善
するために、吸収性構造32は、保持部48の周囲に直接隣接して配置されてい
るラップシート70のような上包みを改善することができる。ラップシートは、
保持部の身体側及び外側の主表面を覆う吸収性材料の層であることが好ましく、
実質的に保持部の周縁を全て包み、実質的に完全な外被となることが好ましい。
或いは、ラップシートは、保持部の身体側及び外側の主表面を覆い、実質的に保
持部の横方向側縁のみを包む吸収性ラップを備えることができる。従って、ラッ
プシートの横方向側縁の直線状及び内側に湾曲した部分はいずれも、保持部の周
囲で閉じられることになる。しかし、このような配置では、ラップシートの端縁
部は、物品の腰バンド領域で保持部の端縁部の周囲が完全に閉じられないことが
ある。
【0159】 吸収性ラップ70は、図1に代表的に示すように、別個の身体側ラップ層及び
別個の外側ラップ層を含み、各層が保持層48の周縁の全部又は一部に延びる多
成分ラップシートを含むことができる。このような構成のラップシートは、例え
ば、保持部48の周囲縁のまわりを実質的に完全にシールし閉鎖することを容易
にする。図示するおむつの後部腰バンド部では、吸収性ラップは保持部の周囲か
ら離れて更に延びるように構成され、おむつの後部の耳部に不透明度及び強度を
付加することもできる。図示した実施形態では、例えば、吸収性ラップ70の身
体側及び外側層は保持部の周縁を超えて少なくとも約1/2インチ(約1/3c
m)延び、吸収性ラップの身体側部分の周囲が吸収性ラップの外側部分の周囲に
、完全に又は部分的に連結する外向き方向に突出したフランジ型の結合領域を提
供する。
【0160】 ラップシート70の身体側及び外側層は、実質的に同一の材料で構成されるこ
ともでき、異なる材料で構成することもできる。例えば、ラップシートの外側の
層は、軟材パルプで構成された湿潤強力セルロースティシュのような、相対的に
高い気孔率を有する相対的に低い坪量の材料で構成することができる。ラップシ
ートの身体側層は、相対的に低い気孔率を有する先に記載したラップシート材料
の1つを含むことができる。低気孔率の身体側層は、超吸収性粒子の着用者の皮
膚への移行を更に防ぐことができ、高気孔率、低坪量の外側層はコストの削減に
役立ち、吸収性パッドの加工を容易にすることができる。
【0161】 吸収性ラップ70の身体側部分と外側部分との間を結合するために、例えば輪
転グラビア型システムで、吸収性ラップの定められた結合領域にナショナルスタ
ーチ72-3723接着剤のような接着剤のパターンをプリントすることができ
る。不織メルトブローン繊維ウェブで構成される吸収性ラップを有する他の配置
では、身体側及び外側ラップ層の周シールは、カレンダ加工を用いて保持部の周
の周囲にシールストリップ領域を設けることにより達成することができる。
【0162】 保持部48が薄く、保持部48の超吸収体濃度が高いため、保持部の液体取り
込み率はそれだけでは低すぎることもあり、吸収性構造への多数回の液体の排泄
に十分に耐えることができないこともある。しかし、サージ制御材料の多孔性の
液体透過層を付加すれば、複合吸収構造全体の取り込み率を有利に改善すること
ができる。サージ制御部46は、典型的には保持部48より親水性が小さく、素
早く収集して一時的に保持するのに効果的なレベルの密度及び坪量を有しており
、最初の進入点から液体を移動し、実質的かつ完全に、吸収性構造32の他の部
分、特に保持部48に液体を放出する。この構造は、液体が着用者の皮膚に接し
て配置されている吸収性衣類の一部に、貯留して集まることを防止することに役
立ち、これにより、着用者の濡れ感を減少させることができる。
【0163】 様々な織布及び不織布を用いて、サージ制御層46を組み立てることができる
。例えば、サージ制御部はポリオレフィン繊維のメルトブローン又はスパンボン
デッドウェブで構成される層にできる。また、サージ制御層は天然又は合成繊維
で構成されたボンデッド・カーデッド・ウェブ又は、空気堆積ウェブにもできる
。例えば、ボンデッド・カーデッド・ウェブは、パウダー・ボンデッド・カーデ
ッド・ウェブ、赤外線ボンデッド・カーデッド・ウェブ、又は通気ボンデッド・
カーデッド・ウェブにできる。赤外線及び通気ボンデッド・カーデッド・ウェブ
は、任意的に、異なる繊維の混合物を含むことができ、選択繊維ウェブ内での繊
維長は約1.0−3.0インチの範囲にすることができる。サージ制御部は実質
的に疎水性材料で構成することができ、疎水性材料は、任意的に、界面活性剤で
処理するか、他の方法で処理して望ましいレベルの湿潤性及び親水性を付与する
ことができる。
【0164】 代表的なおむつ10は隣接する吸収性保持部48に直接接して液体連結するよ
うに配置されているサージ制御部46を含むことができる。代表的に図示される
ように、サージ制御部46は上面シート28の外側に向く外側に隣接するように
配置して構成することができる。任意的に、サージ制御部は上面シート層28の
内側に向く身体側表面に隣接するように配置することができる。図示されるサー
ジ制御部の構造は、渦巻接着剤パターンのような接着剤の従来のパターンで、上
面シート層に効果的に連結する。更に、サージ制御部は、従来の接着剤パターン
で、効果的にラップシート70の身体側層に連結することができる。接着剤の付
加量は望ましいレベルの結合を生じるのには十分である必要があるが、サージ制
御部を通り、ラップシート層を通る液体の移動を過度に制限しない程度に少ない
必要がある。
【0165】 保持部48は、サージ制御部46と液体連結して配置され、サージ制御部から
放出された液体を受け取り、液体を保持して収容する。図示される実施形態では
、サージ制御部46は、重なって配置されている別個の層を含み、別個の層は、
保持部を含み、これによって二重層配置を形成する。サージ制御部は、排泄液体
を素早く集めて一時的に保持し、この液体を最初の接触点から移動してサージ制
御部の他の部分に拡散し、次に、保持部48を含む層又はいくつかの層にこの液
体を実質的かつ完全に放出する役割を果たす。
【0166】 サージ制御部を代表的に示す構造には、吸収性ゲル化材料が実質的にない。し
かし、サージ制御部46は、極めてわずかな量の粒子ゲル化材料を含んで最初の
液体サージを捕捉させることができるが、量は過剰でない必要がある。しかし、
過剰な量の粒子吸収性ゲル化材料が目標ゾーンに保持されていると、粒子により
構造が許容量以上の液体を保有し、保持することがある。更に、液体の目標ゾー
ンから吸収性構造32、特に保持部48の他の領域への移動が不必要に損なわれ
ることがある。
【0167】 先に記載したとおり、サージ制御部46は、保持部と上面シートとの間の上面
シート28の外側に向く表面に隣接する、別個に形成された層にすることができ
る。このため、サージ制御部46は、吸収性構造32の厚さ全体を含む必要がな
い。保持部は、任意的に、全体的又は部分的にサージ制御部46を囲む陥凹領域
を含むこともできれば、完全にサージ制御部の下に配置することもできる。保持
部48に陥凹を含む配置は、保持部とサージ制御部48との間の接触及び液体的
連結領域を増大することができて有利である。しかし、サージ制御部46は任意
的に吸収性構造32の厚さ全体に延びるように組み立て、液体の保持部48への
毛細管流動が、主として全体的に横(X-Y)方向に起こるようにできることは
理解される必要がある。
【0168】 サージ制御部は、吸収性構造32の吸収の要求事項に一致する望ましいどのよ
うな形状にすることもできる。適切な形状は、例えば、円形、長方形、三角形、
台形、長だ円形、犬の骨形、砂時計形、又はだ円形を含む。サージ制御部の好ま
しい形状は、サージ制御部46と保持部48との間の接触する液体的連結表面を
増大し、部分間の比毛細管作用の差を完全に利用できるようにする。例えば、特
定の実施形態では、サージ制御部はほぼ長方形にできる。
【0169】 本発明の様々な構造では、サージ制御部46は、保持部48の全長にわたって
延びることもでき、保持部の長さの一部分のみにわたって延びることもできる。
サージ制御部が保持部の長さの一部分のみに沿って延びる場合には、サージ制御
部は、吸収性構造32に沿うどの位置にでも選択的に配置することができる。例
えば、サージ制御部46は、衣類の前部腰バンドに向かってオフセットし、吸収
性構造32の前部部内で横方向に中心に配置すると、一層効率的に機能すること
ができる。このため、サージ制御部46は、吸収性構造32の縦の中心線に関し
てほぼ中央に配置し、吸収性構造32の前部の中央領域に主として配置すること
ができる。
【0170】 本発明の他の様態では、サージ制御部の端縁部は、保持部49の端縁から縦方
向内側寄りに間隔を空けて配置することができる。本発明の特定の構成では、サ
ージ制御部46の対応する相対的に近接した前端縁は、保持部48の前部腰バン
ド端縁から所定の別個の距離の間隔を空けて配置することができる。 サージ制御部を組み立てるために有効な繊維は、特定のパラメータを独特な特
徴とすることができることは見出されていた。このようなパラメータには、例え
ば、坪量、透過性、気孔率、表面積/空隙容積(SA/VV)、圧縮弾性及び飽
和容量が含まれる。更に他のパラメータには、孔サイズ構造の安定化を助けるこ
とになる結合マトリックス及び親水性を含むことができる。結合マトリックス及
び繊維デニールのブレンドは、望ましい孔のサイズ構造を生じさせ、それを実質
的に維持できることが有利である。
【0171】 上述のパラメータを測定するためのサージ材料及び適切な手法に関するその他
の詳細は、1996年1月23日にC.エリス他に付与された、「パーソナルケ
ア吸収性物品等のための繊維不織ウェブサージ層」と題する米国特許第5,48
6,166号(代理人整理番号11,256)l、及び1996年2月13日に
C.エリス他に付与された、「パーソナルケア吸収性物品等のための改良サージ
制御繊維不織ウェブ」と題する米国特許第5,490,846号に述べられてい
る。尚、これらの開示事項は、本明細書において本明細書に一致するように参照
文献として援用する。
【0172】 或いは、サージ制御部46は、結合又は他の方法で一体化され、次に吸収性物
品に組み込まれた2つ(又はそれ以上)の別個のプライの材料を含むことができ
る。トッププライは、底面プライより開放的な構造に設計することができ、トッ
ププライが上面シート28に向き、底面プライが吸収性コア32に向くように、
層状のサージ制御部を物品内に配置することができる。また、底面プライは、ト
ッププライより高度に繊維配向している繊維を有することができる。繊維は、整
列することができるため、液体が物品の縦方向に更に容易に拡散する。このよう
に、トッププライは、液体を取り込むために構成された層を生じることができ、
一方底面プライは、吸収性コアにより吸収される前に液体を拡散するために構成
された層を生じる。任意的に、底面プライの繊維の大部分は、トッププライの繊
維の大部分と比較して親水性が低いか、実質的に親水性が等しいかのいずれかに
することができる。プライ内の大部分の繊維はプライ内の繊維の内で最も重い繊
維成分であると定義される。
【0173】 層状のサージ制御部46のトッププライの坪量は、約1.0−3.5osy(
約34−119g/m2)の範囲内にでき、布密度は、約0.010−0.04
5g/cm3の範囲内にできる。繊維は、天然又は合成繊維の混合物で、リース
透過度モデルで計算した構造の計算透過度が約1000−4000平方ミクロン
になるような方法で構成される。リース透過度モデルは、1995年11月13
日に出願され、題名「ロフティ不織布」であるC.エリス他による米国特許出願
番号556,678(代理人整理番号11,947)に詳細に記載されている。
尚、これらの開示事項は本明細書において、本明細書に一致するように参照文献
として援用する。
【0174】 層状のサージ制御部46の底面プライの坪量は、約0.5−2.5osy(約
17−85g/m2)の範囲内にでき、布密度は0.040−0.060g/c
3の範囲内にできる。また、底面プライの密度は、トッププライの密度より大
きくできる。繊維は、リース透過度モデルで計算した構造の計算透過度が約10
0−1000平方ミクロンになるような方法で製造された、天然又は合成繊維の
混合物を含むことができる。
【0175】 上のパラメータにより記載した2つのプライを有するサージ制御布の例の1つ
を挙げれば、多数のカードを用いてカーディングラインで製造される熱ボンデッ
ド・カーデッド・ウェブである。トップ層は、60%の2成分繊維、40%の6
デニールポリエステル(PET)繊維を含むことができる。トップ層ブレンドは
約3:1機械方向/横方向(MD/CD)比の「ランダム」繊維配向にカードさ
れる。トップ層では、2成分は、ポリエチレンを繊維のシェル部分の主成分とし
たコア/シェル型の2デニール又は3デニールの繊維のいずれかにできる。この
ような2成分の例には、チッソESC-HR6又はヘキストセラネース(又はヘ
キストトレビラ)T256が含まれる。PET繊維の例の1つは、ヘキストセラ
ネース(又はヘキストトレビラ)から入手可能なT295である。底面層は、約
12:1の高度MD配向にカードした2成分繊維100%を含むことができる。
底面層では、2成分繊維は、ポリエチレンを繊維のシェル部分の主成分としたコ
ア/シェル型の2デニール又は3デニールの繊維のいずれかにできる。このよう
な2成分の例を挙げれば、チッソESC-HR6又はヘキストセラネース(又は
ヘキストトレビラ)T256である。
【0176】 多数のプライ又は層で構成される布を含む様々なサージ制御部は、更に、19
96年11月22日に出願され、「吸収性物品のための不均質サージ材料」と題
するR.ドッジ他による米国特許出願番号754,417(代理人整理番号12
,120)に記載されている。尚、これらの開示事項は、本明細書において本明
細書に一致するように参照文献として援用する。 本発明の望ましい構造では、サージ材料は、天然繊維、合成ポリマー繊維のよ
うな合成繊維、及びそれらの組み合わせを含むことができる。繊維は、例えばポ
リオレフィン繊維で構成することができ、特定の構成では、繊維は、2成分繊維
を含むことができる。例えば、ポリプロピレン/ポリエチレン2成分繊維を用い
て、記載したいずれかの布の2成分繊維部分を形成することができる。更に、2
成分繊維は平坦にけん縮することも螺旋状にけん縮することもできる。
【0177】 図示される物品の構成では、側部パネル部材56は、裏面シート30の後部腰
バンド部の横方向の対向端部に効果的に連結して取り付けた、別個に設けた部材
である。特に、各側部パネルは裏面シート層の対応する末端縁から離れて延びる
ように固定される。側縁は、ポリマーフィルム、織布、不織布等、及びそれらの
組み合わせのような実質的に非弾性材料で構成することができる。本発明の特定
の様態では、側部パネルは、伸張結合ラミネート(SBL)材料、ネックボンデ
ッドラミネート(NML)材料、弾性フィルム、弾性フォーム材料などのような
弾性を持たせた材料で構成される。例えば、適切なメルトブローン弾性繊維ウェ
ブは1987年5月5日にT.ウィスネスキー他に付与された米国特許第4,6
63,220号に記載されている。尚、この開示事項は、本明細書において参照
文献として援用する。繊維弾性層に固定された不織織物布の少なくとも1つの層
を含む複合繊維の例は、1987年4月8日に発明者J.テイラー他とリストに
記載されたEP0217032A2として発行された欧州公開特許出願EP01
10010号に記載されている。尚、この開示事項は、本明細書において参照文
献として援用する。NBL材料の例は、1993年7月13日にM.モルマンに
付与された米国特許第5,226,992号に記載されている。尚、この開示事
項は、本明細書において参照文献として援用する。
【0178】 弾性を持たせた側部パネル及び選択的に構成された固定タブを含む物品例は、
「動的装着おむつ」と題する1993年12月16日に出願(代理人整理番号1
0,961)されたT.レスラー他の米国特許出願番号168,615に記載さ
れている。望ましい固定システムを形成するための様々な技術が「動的装着おむ
つの固定システムを製造するための方法」と題する1995年3月21日に付与
された(代理人整理番号11,186)T.レスラー他の米国特許第5,399
,219号、1996年7月30日にD.フライズに付与され、「弾性化した耳
部分を組み立てるための工程」と題する米国特許第5,540,796号(代理
人整理番号11,169)、1997年1月21日にD.フライズに付与された
、「ラミネートテープの組み立て方法」と題する米国特許第5,595,618
号(代理人整理番号11,950)、及び1996年8月27日にD.フライズ
に付与された、「ラミネートテープを有する吸収性物品」と題する米国特許第5
,549,592号(代理人整理番号11,990)に記載されている。尚、上
述の書類の全開示事項は、本明細書に一致するように(矛盾しないように)参照
文献として本明細書に援用する。
【0179】 固定システムは任意的に、強化及び/又は剛性化材料で構成されており、側部
パネルの外側領域で各側部パネル部材56の定められた第1の表面にラミネート
されている別個に設けた補強ストリップを含むことができる。図示される補強ス
トリップは、実質的に側部パネル部材56の外側端部分の全長に沿って延びる。
更に、補強ストリップは、固定タブ36の使用者結合部分38にある固定機構4
4の長さ寸法より長い長さである。補強ストリップは、例えば、剥離テープで構
成することができ、剥離テープは、ポリプロピレンフィルムのようなポリマーフ
ィルムで構成された基層を含むことができる。適切な剥離テープ材料は、オハイ
オ州ペイネスビルに営業所がある会社であるAvery Corpから入手可能
である。
【0180】 詳細には、補強ストリップは、側部パネル部材の第1の表面に沿って側部パネ
ル部材56の外側領域に効果的に結合し、ラミネートすることができる。図示さ
れる補強ストリップは、末端外側縁部が側部パネル部材56の外側縁部と実質的
に同一延長であり、実質的に共伸張性であるように配置して構成することができ
る。更に、横方向24に沿う剥離テープの幅は、固定タブ36の使用者結合領域
38に設けられた固定機構44の幅に等しいかそれ以上であることが望ましい。 図示された固定システムは、相補的な対向対である固定タブ36を備え、固定
タブ36は、物品を着用者に保持する機構を付与する。各固定タブは、様々な基
層材料で構成することができるタブ基層86を含む。例えば、図示されるタブ構
造の実施形態は、ポリプロピレンフィルムのようなポリマーフィルムで構成する
ことができる。適切なフィルム材料はオハイオ州ペイネスビルに営業所があるエ
イベリーコープ社から入手可能である。或いは、固定ウェブは、スパンボンド不
織布のような織布又は不織布を含むことができる。
【0181】 代表的に図示されるタブ構造86は、定められた固定表面及び反対側の使用者
側の表面を含み、タブ基層の固定表面に配置された選択固定手段を含む。固定手
段は接着剤、粘着材料、相互にかみ合う共働部品、機械的固定具、スナップ、ピ
ン又はバックル等、及びそれらの組み合わせにより設けることができる。例えば
、固定手段は、フック(例えばトラス)部品又は面ファスナのループ部品を含む
ことができる。図示される構造では、固定手段は主として接着剤が分布した、定
められた固定表面の層により設けられ、固定システムは接着剤固定タブを設ける
。固定タブは、おむつの前部腰バンド部に取り付けた、定められた引き受けゾー
ンパッチ92に取り外し可能に取り付けるように組み立て、再固定可能な接着剤
又は機械的固定システムを設けることができる。
【0182】 接着剤固定手段では、主に接着剤の層を用い、側部パネル部材56の外側領域
に側部パネル部材の定められた第2の表面に沿って固定タブ36の定められた工
場結合領域39を効果的にラミネートして固定することができる。或いは、熱結
合、音波結合、機械的ステッチ、ステープリング等、及びそれらの組み合わせの
ような他の型の連結手段を用いて、側部パネル部材に固定タブを不可逆的に取り
付けることができる。例えば、超音波結合を用いて選択補助結合を生じさせるこ
とができる。
【0183】 図1を参照すると、固定タブ36は、側部パネル部材56の外側縁部に重なる
工場結合部39を含み、側部パネル部材を超えて延びて固定タブの使用者結合領
域を設ける。本発明の特定の構成では、固定タブは比較的広い使用者結合部のほ
か、比較的狭い中間部を有することができる。中間部は固定タブの使用者結合部
と工場結合部との間に位置する。本発明の更に他の様態では、固定タブ36は、
任意的にフィンガータブ領域を含むことができる。フィンガータブは実質的に非
固定にでき、使用者が固定手段を汚したり、或いは悪影響を及ぼしたりすること
なく容易に掴むことができる領域を提供することができる。
【0184】 相互かみ合いの機械的固定手段の様々な型及び配置を用いて、本発明の様々な
構造に効果的な固定システムを設けることができる。適切な機械的ファスナ構造
の代表的な例は、1997年2月25日にG.Zehner他に付与された「H
IGH-PEEL TAB FASTENER」と題する米国特許第5,605
,735号(代理人整理番号11,571)、及び1995年4月13日出願の
「MULTI-ATTACHMENT FASTENING SYSTEM」と
題するP.VanGompel他による米国特許出願番号421,640(代理
人整理番号11,430)に記載されている。尚、これらの全開示事項は、本明
細書に一致するように(矛盾しないように)参照文献として本明細書に援用する
【0185】 (例) 本発明を更に詳細に理解するための例を示す。例は代表的なものであり、本発
明の範囲を制限することを意図していない。 本発明の代表的な例は、体重16−28ポンドの乳児用の「サイズ4」即ち「
Mサイズ」のおむつであった。おむつは、超吸収体及び木材フラフパルプで構成
された形状のある吸収性パッド32を含むものであった。吸収体は、吸収性パッ
ド32の少なくとも上面シート側に、湿潤強度の高いクラフトティシュラップシ
ート70で形成され、包まれていた。次に、ティシュ裁断装置を用いて、横方向
寸法がわずかに長いが、吸収性パッドとほぼ同じ形であるティシュを形作った。
サージ制御層46は、坪量が約3.5osyで、密度が約0.042g/cm3
である通気ボンデッド・カーデッド・ウェブで構成した。サージ制御層は、界面
活性剤処理スパンボンド布で構成された上面シート28に接着剤で取り付けた。
別個に、裏面シート層30の腰バンド部にファスナ引き受けゾーンパッチ92を
ラミネートし、裏面シート層は、布様のポリマーフィルム及び不織布ラミネート
で構成した。次に、サージ制御部46及び上面シート層28の組立体は、吸収性
パッド32、ティシュラップ70、及び引き受けゾーン92/裏面シート30結
合体と組み合わせた。次に、上面シート層28及び裏面シート層30は、おむつ
の側縁外形15を形成するように切り取った。次に、ファスナ36は、上面シー
ト層の表面にある後部腰バンド部の側縁の近傍に取り付けた。
【0186】 1対のガセット・フラップは、各ガセット・フラップに、対応するフラップ弾
性部材68、脚部ガセット弾性部材138、ガセット・フラップ障壁層134、
及びガセット・フラップ布層176を用いて形成した。閉じ込めフラップ及び脚
部ガセット弾性部材68及び138は、ガセット・フラップの閉じ込めフラップ
及び脚部ガセット区域に望ましい張力を付与するサイズのSPANDEX弾性ス
トランドで作成した。ガセット・フラップ障壁層134は、キャストエンボス多
層フィルムで作成し、ガセット・フラップ布層176は、スパンボンド布材料で
作成した。閉じ込めフラップ弾性部材68及び脚部ガセット弾性部材138には
、ホットメルト接着剤を噴霧し、実質的に弾性部材を接着剤でコーティングした
。各ガセット・フラップ部材19では、次に、コーティングされた弾性部材は、
障壁層134及び布層176と所定の配置でラミネートし、次に、布層134は
、一対のほぼ平行な折り線に沿って折り畳み、ガセット・フラップ部材を形成し
た。ガセット・フラップ布層を折り曲げと、超音波結合を用いて縦に延びる結合
パターンで布縁固定126を設け、閉じ込めフラップ内の折り畳み布層176の
末端縁をガセット・フラップ構造に固定した。次に、各ガセット・フラップ19
の端領域の弾性部材は、超音波切断装置を用いて非活性化し、閉じ込めフラップ
末端無効化アレー78及び脚部ガセット末端無効化アレー158を形成した。
【0187】 次に、各ガセット・フラップ部材19にビード接着剤を塗布してガセット・フ
ラップ取り付け172を形成した。ガセット・フラップ19の端部を物品に取り
付けるために、各ガセット・フラップの端部に、閉じ込めフラップ区域及び脚部
ガセット区域の幅にほぼ一致する配置パターンで接着剤を付加的に塗布した。閉
じ込めフラップ端部接着剤の縦方向長さ方向の範囲は、物品の前後腰バンド部の
いずれでも約50mmであった。脚部ガセット端部接着剤の縦方向長さ方向の範
囲は物品の前部腰バンド部では約60mmであり、物品の後部腰バンド部では約
85mmであった。閉じ込めフラップ区域の端部及びガセット・フラップ区域の
端部を接着するのに用いられた接着剤パターンの縦方向長さは、物品の縦の端部
の両方又はいずれかで様々にできることは容易に理解できるであろう。次に、ガ
セット・フラップ部材19は、製品の横方向側縁の近傍で物品に取り付けた。
【0188】 ガセット・フラップ19が物品に張り付けられると、次に周囲結合130及び
脚部ガセット外側固定手段160が超音波結合装置を用いて吸収性物品に塗布さ
れ、ガセット・フラップ19は物品に更に取り付けた。スパンボンド布、SPA
NDEX弾性ストランド、及びポリオレフィンフィルムで製造されたラミネート
である腰バンドポケット部材80は、次に、ホットメルト接着剤で物品に取り付
けた。 本発明をかなり詳細に記載したが、本発明の精神から逸脱することなく、様々
な変更及び修正を実施できることは容易に明らかになるであろう。そのような変
更及び修正は全て、添付の請求の範囲により定義される本発明の範囲内に含まれ
るものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部切り取り部を含む、本発明の物品を代表的に示す平面図である。
【図2】 フラップ区域又はポケットが平坦にされた非収縮状態での物品の縦方向中心線
に沿って切断した、本発明の腰部弾性システム及び腰部障壁フラップシステムを
代表的に示す概略拡大断面図である。
【図3】 フラップ区域又はポケット区域が収縮して開いている状態での、本発明の腰部
弾性システム及び腰部障壁フラップシステムを代表的に示す概略拡大断面図であ
る。
【図4】 物品の股部区域に沿って切断した、ガセット・フラップ部材の1つを代表的に
示す概略拡大横断面図である。
【図5】 物品の他の区域に沿って切断した、ガセット・フラップ部材の1つ及び隣接す
る閉じ込めフラップ区域を代表的に示す概略拡大横断面図である。
【図6】 ガセット・フラップ障壁層が閉じ込めフラップ区域内に延びるガセット・フラ
ップ部材の構成を代表的に示す概略拡大横断面図である。
【図7】 物品の股部に沿って切断した、ガセット・フラップ部材の1つについての他の
構成を代表的に示す概略拡大横断面図である。
【図8】 ガセット・フラップ部材の更に他の配置を代表的に示す概略拡大横断面図であ
る。
【図9】 ガセット・フラップ部材の脚部ガセット区域の中に弾性部材を結合する接着剤
の分布を代表的に示す概略部分拡大横断面図である。
【図10】 ガセット・フラップ部材の脚部ガセット区域の中に弾性部材を結合する接着剤
ストリップの分布を代表的に示す概略部分拡大横断面図である。
【図11】 ガセット・フラップ部材の脚部ガセット区域の中に弾性部材を結合する接着剤
付加の別パターンの分布を代表的に示す概略部分拡大横断面図である。
【図12】 吸収性物品の裏面シート層の特定寸法を示す代表的な概略平面図である。
【図13】 吸収性物品の保持部の特定寸法を示す代表的な概略平面図である。
【図14】 ガセット・フラップ部材及びその構造を代表的に示す概略平面図である。
【図15】 ガセット・フラップ部材の脚部ガセット区域での減少パターンを代表的に示す
略図である。
【図16】 ガセット・フラップ部材及び物品の側外形に沿う他の配置の周囲結合取り付け
を示す本発明の物品の代表的な概略平面図である。
【図17】 本発明で用いることができる点結合パターンの代表的な図である。
【図17A】 本発明で用いることができる他の点結合パターンの代表的な図である。
【図17B】 本発明で用いることができる更に他の点結合パターンの代表的な図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ボントレイガー モニカ リン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン グレン クリーク プレイス 2885 アパートメント 7 (72)発明者 ゴッセン バーバラ アン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54904 オシュコシュ サウス センター ロード 7535 (72)発明者 ヘイッキネン クリス リー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ リッジクレスト レー ン 2124 (72)発明者 フー ダニエル アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン イースト ウェイ フェアー レーン 125 (72)発明者 ジャストマン ディヴィッド アンドレ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54944 ホートンヴィル ハリス ウェイ 108 (72)発明者 ケラー リチャード フランシス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54940 フリーモント サーティセコンド アベニュー エヌ6274 (72)発明者 ノードネス シンシア ヘレン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54904 オシュコシュ オークリッジ ロ ード 4115 (72)発明者 ラマー ダグラス ポール アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン ロジャーズ レー ン エヌ333 (72)発明者 サリー ローリー フランシス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54965 パイン リヴァー サーティス ロード エヌ5879 (72)発明者 セント ルイス レイモンド ジェラード アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54940 フリーモント プーリー イー 7670 (72)発明者 ヴァン エイプレン ディヴィッド ジェ イムズ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン ノース マッカー シー ロード 4055 (72)発明者 ウィンガード シンシア ルイーズ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54130 コーコーナ ヘンドリックス ア ベニュー 2723 (72)発明者 ヤーブロー サンドラ マリー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ ニコレット ブールヴ ァード 472 (72)発明者 ズルガー ロクサーン マリー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン コートランド ド ライヴ 2110 (72)発明者 フリードリック スティーヴン スコット アメリカ合衆国 ジョージア州 30022 アルファレッタ ウッド トレイス ドラ イヴ 345 (72)発明者 ケップナー エリック スコット アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 28732 フレッチャー ウィンザー フォ レスト サークル 209 (72)発明者 チャン クオ シュー エドワード アメリカ合衆国 ジョージア州 30076 ロスウェル アイヴィリー オークス ウ ェイ 200 Fターム(参考) 3B029 BD12 BD13 4C003 BA08 CA06 DA04 DA06 HA05 4C098 AA08 CC12 CC14 DD10 DD24 DD25 DD26 DD28 DD30

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向、横方向幅寸法、前部腰バンド部、後部腰バンド部、
    前記前部及び後部の腰バンド部を相互に連結する中間部、及び横方向に対向し縦
    方向に延びる一対の側縁部を有し、且つ、前記側縁部の各々が、前記各側縁部の
    中間部における定められた脚部開口領域に位置する外向き方向に凹状の末端側縁
    外形を有するとともに、前記凹状の側縁外形が、前記物品の長さ寸法に沿う選択
    された縦方向の範囲を有する吸収性物品であって、 外向き表面及びそれに対向する内向きの身体側表面を有する裏面シート層、 前記裏面シート層の前記身体側表面上に重ね合わされた実質的に液体透過性の
    上面シート層、 前記上面シート層と前記裏面シート層との間に挟まれた吸収体、及び 別個に準備され、前記脚部開口領域の各々に沿って前記物品に連結されるとと
    もに、脚部ガセット区域及び閉じ込めフラップ区域を有するガセット・フラップ
    複合部材を備え、 前記脚部ガセット区域の各々は、それに対応する前記裏面シート層の外向
    き方向に凹状の末端側縁外形の少なくとも一部の範囲を超えて横方向に延びて橋
    渡しし、且つ、前記脚部ガセット区域の各々は、それに対応する前記物品の脚部
    開口領域に弾性を持たせるように構成され、 前記閉じ込めフラップ区域の各々は、対応する前記脚部ガセット区域の1
    つと一体的に形成されるとともに、内側障壁フラップを設けるために前記脚部ガ
    セット区域から相対的に内側寄りに配置され、 前記閉じ込めフラップ区域の各々は、前記弾性を持たせた脚部開口部の1
    つに近接して位置する縦方向に延び実質的に固定された縁部、及び弾性を持たせ
    た末端縁部を有し、且つ、前記末端縁部の少なくとも中間部が、前記物品から間
    隔を空けた位置に移動可能とされており、 個別の縦方向に延びる複数の第1弾性部材から成る第1構成体が、前記ガ
    セット・フラップ部材の各々の前記脚部ガセット領域内に取り付けられ、且つ、 縦方向に延びる少なくとも1つの弾性部材から成る第2構成体が、前記ガ
    セット・フラップ部材の各々の前記閉じ込めフラップ内に取り付けされており、
    更に 縦方向の範囲を有するとともに、前記閉じ込めフラップ区域の各々の前記固定
    された縁部に沿って前記ガセット・フラップ部材を前記物品に固定するガセット
    ・フラップ取り付け手段、及び 前記ガセット・フラップ取り付け手段の各々に隣接し、横方向外側寄りに配置
    された付加的な周囲結合取り付け手段を備え、前記物品縁部の取り付け手段の各
    々は、その関連する脚部ガセット区域を、その対応する前記物品の外向き方向に
    凹状の末端側縁外形の近傍で、前記末端側縁外形の少なくとも部分的な長さに沿
    って、前記物品に固定するように構成されており、且つ、前記周囲結合取り付け
    手段は、少なくとも1つの前記脚部ガセット区域の外側寄り縁部の重なり部分が
    前記末端側縁外形に交差するとともに前記少なくとも1つの脚部ガセット区域の
    外側寄り縁部の重なり部分が前記裏面シート層の前記身体側表面に重ね合わされ
    る物品接合領域に隣接する前記裏面シート層の末端側縁から内側寄りに延びる周
    囲結合取り付け線に沿って設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記物品周囲結合取り付け手段は、前記物品の前記中間部の
    少なくとも有意な縦方向長さに沿って、前記ガセット・フラップ部材と上面シー
    トとの間及び前記上面シートと裏面シートとの間の液体の漏れに対するシール部
    となることを特徴とする請求項1に記載の物品。
  3. 【請求項3】 前記物品の周囲結合取り付け手段は、前記腰バンド部の1つ
    が前記物品の中間部に移行するとともに前記脚部ガセット区域の外側寄り縁部の
    重なり部分が少なくとも前記裏面シート層に重ね合わされる前記物品接合領域に
    おいて、前記脚部ガセット区域が前記裏面シート及び上面シート層から実質的に
    独立して動作することを許容し、前記脚部ガセットが身体に対してよりなじみ易
    くするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の物品。
  4. 【請求項4】 前記ガセット区域の外寄り縁部は、少なくとも約16cmの
    自由縁長さに沿って、前記物品に実質的に取り付けられていないことを特徴とす
    る請求項1に記載の物品。
  5. 【請求項5】 前記脚部ガセット区域の外寄り縁部は、前記物品の全長の少
    なくとも約44%である自由縁に沿って、前記物品に取り付けられていないこと
    を特徴とする請求項1に記載の物品。
  6. 【請求項6】 前記周囲結合取り付け手段と前記脚部ガセット区域の外寄り
    縁部との間の周囲結合間隔距離は、物品全長の少なくとも約20%である実質的
    に連続的な縦方向の物品距離に対して、少なくとも約15mmであることを特徴
    とする請求項1に記載の物品。
  7. 【請求項7】 各前記ガセット・フラップ部材は、 横方向に対向して縦方向に延びる一対の障壁層側縁部と、第1及び第2の
    主対向表面とを有する障壁層、及び 前記障壁層の前記第1対向表面と向き合う関係で接合されるとともに、脚
    部ガセット領域及び閉じ込めフラップ領域を有する布層を有し、 前記個別の縦方向に延びる複数の第1弾性部材から成る前記第1構成体は、前
    記脚部ガセット・フラップ部材の前記脚部ガセット区域内で、前記障壁層及び前
    記布層に取り付けられてそれらにより挟まれており、更に 前記縦方向に延びる少なくとも1つの弾性部材から成る前記第2構成体は、前
    記ガセット・フラップ部材の各閉じ込めフラップ区域内で、少なくとも前記布層
    に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  8. 【請求項8】 前記障壁層は、通気性のスパンボンド・メルトブローン布を
    含むことを特徴とする請求項7に記載の物品。
  9. 【請求項9】 前記障壁層は、通気性のスパンボンド・メルトブローン・ス
    パンボンド布を含むことを特徴とする請求項8に記載の物品。
  10. 【請求項10】 前記障壁層は、通気性のフィルムを含むことを特徴とする
    請求項7に記載の物品。
  11. 【請求項11】 前記障壁層は、外側寄り側部及び内側側寄り側部を有し、
    前記外側寄り側部は、前記障壁層の少なくとも1つの側縁部を包み込み、そこか
    ら前記障壁層の前記第2対向表面に沿って内側寄りに延びるようにされているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の物品。
  12. 【請求項12】 前記脚部ガセット区域の各々は、実質的に液体不透過性で
    あることを特徴とする請求項1に記載の物品。
  13. 【請求項13】 前記裏面シート層は、前記横方向寸法に沿う最大腰バンド
    幅_A、及び前記裏面シート層の中間部において最小股部幅_Bを有し、 前記最大腰バンド幅を前記裏面シート層の前記最小股部幅_Bで割った商は、
    少なくとも約1.6であり、 前記裏面シート層は、長さ_Kを有するとともに、前記長さ_Kに沿う前記裏
    面シートの横方向幅は、値_Cより大きくなく、前記値_Cは、式; (値_C)=(0.8)*(幅_B)+(0.2)*(幅_A) により求められ、 前記長さ_Kは、前記物品の全長の少なくとも約30%であり、更に 前記裏面シート層は、約115から135度の範囲内にある前部分岐角_θを
    有することを特徴とする請求項1に記載の物品。
  14. 【請求項14】 前記吸収性保持部は、前記保持部の中間部において前記横
    方向に沿う最小幅_Pを有し、 前記幅_Aを前記幅_Pで割った商は、少なくとも最小値約3.3であり、 前記吸収性保持部は、縦方向長さ_Zを有し、前記縦方向長さ_Zに沿う前記
    保持部の横方向幅は、値_Qより大きくなく、前記値_Qは、式; (値_Q)=(0.8)*(幅_P)+(0.2)*(幅_A) により求められ、更に 前記_Zは、前記物品の全長の少なくとも約30%であることを特徴とする請
    求項13に記載の物品。
  15. 【請求項15】 前記物品は、前記脚部ガセット区域の各々の少なくとも1
    つのガセット端部の外側寄り側縁を物品に取り付ける脚部ガセット外側寄り固定
    手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の物品。
  16. 【請求項16】 前記脚部ガセット区域内の弾性部材から成る前記第1構成
    体は、前記物品の全長の少なくとも約44%の有効自由弾性長さを有することを
    特徴とする請求項13に記載の物品。
  17. 【請求項17】 縦方向長さ寸法、横方向幅寸法、前部腰バンド部、後部腰
    バンド部、前記前部及び後部の腰バンド部を相互に連結する中間部、及び横方向
    に対向して縦方向に延びる一対の側縁部を有し、且つ、前記側縁部の各々が、前
    記側縁部の各々の中間部における定められた脚部開口領域に位置する外向き方向
    に凹状の末端側縁外形を有し、前記凹状の側縁外形の各々が、前記物品の前記長
    さ寸法に沿う選択された縦方向の範囲を有する吸収性物品であって、 裏面シート層、 前記裏面シート層に対し重ね合わされて向き合う関係で連結された実質的に液
    体透過性の上面シート層、 前記上面シート層と前記裏面シート層との間に挟まれた吸収体、及び 別個に準備され、前記脚部開口領域の各々に沿って前記物品に連結されるとと
    もに、脚部ガセット区域及び閉じ込めフラップ区域を有するガセット・フラップ
    複合部材を備え、 前記脚部ガセット区域の各々は、前記物品の弾性を持たせた脚部開口領域
    を作り出すために、前記脚部ガセット区域の各々が対応する前記裏面シート層の
    外向き方向に凹状の末端側縁外形の範囲を超えて延び、それを横切り橋渡しする
    よう構成され、 前記脚部ガセット区域の各々は、縦方向に対向するガセット端部、前記各
    ガセット端部の間に位置するガセット中間部、及び縦方向に延びる外側寄り末端
    縁部を有し、 前記閉じ込めフラップ区域の各々は、対応する前記脚部ガセット領域の1
    つと一体的に形成されるとともに、内側障壁フラップを設けるために前記脚部ガ
    セット領域から相対的に内側寄りに配置され、 閉じ込めフラップ区域の各々は、縦方向に対向するフラップ端部、前記各
    フラップ端部の間に位置するフラップ中間部、縦方向に延びるとともに前記弾性
    を持たせた脚部開口部の1つに近接して位置する実質的に固定された縁部、及び
    縦方向に延びる末端縁部を有し、且つ、前記末端縁部の少なくとも中間部が、前
    記物品から間隔を空けた位置に移動可能とされており、 個別の縦方向に延びる複数の第1弾性部材から成る第1構成体が、前記ガ
    セット・フラップ部材の前記脚部ガセット区域内に取り付けられ、且つ、 縦方向に延びる少なくとも1つの弾性部材から成る第2構成体が、前記ガ
    セット・フラップ部材の前記閉じ込めフラップ内の各々に取り付けされており、
    更に 縦方向の範囲を有するとともに、前記閉じ込めフラップ区域の各々の前記実質
    的に固定された縁部に沿って、前記ガセット・フラップ部材の各々を前記物品に
    固定するガセット・フラップ取り付け手段、及び 前記脚部ガセット区域の少なくとも1つのガセット端部を実質的にギャザーが
    寄せられないようにするために、前記弾性部材から成る第1構成体の端部を非活
    性化する脚部ガセット外寄り無効化アレーを備えたことを特徴とする吸収性物品
  18. 【請求項18】 前記弾性部材から成る第1構成体の前記端部は、前記脚部
    ガセット区域の各々の少なくとも1つのガセット端部を実質的にギャザーが寄せ
    られなようにするために、縦方向に間隔を空けた複数の位置で非活性化されてい
    ることを特徴とする請求項17に記載の物品。
  19. 【請求項19】 前記弾性部材から成る第1構成体の前記端部は、前記脚部
    ガセット区域の各々の少なくとも1つのガセット端部を実質的にギャザーが寄せ
    られなようにするために、縦方向に間隔を空けた複数の位置で分断されているこ
    とを特徴とする、請求項17に記載の物品。
  20. 【請求項20】 前記脚部ガセットの外側寄り無効化アレーは、縦方向に間
    隔を空けた複数の第1位置に、前記脚部ガセット区域の各々の少なくとも1つの
    ガセット端部を実質的にギャザーが寄せられなようにするための、前記弾性部材
    から成る第1構成体の前記端部の分断部を備えたことを特徴とする請求項17に
    記載の物品。
  21. 【請求項21】 前記少なくとも1つの弾性部材から成る第2構成体の少な
    くとも1つの端部は、閉じ込めフラップ区域の各々の少なくとも1つフラップ端
    部が実質的にギャザーが寄せられないようにするために非活性化されていること
    を特徴とする請求項17に記載の物品。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つの弾性部材から成る第2構成体の端部
    は、閉じ込めフラップ区域の各々の少なくとも1つフラップ端部が実質的にギャ
    ザーが寄せられないようにするために、縦方向に間隔を空けた複数の第2位置で
    非活性化されていることを特徴とする請求項17に記載の物品。
  23. 【請求項23】 前記物品は、前記閉じ込めフラップ区域の各々の少なくと
    も1つのフラップ端部を前記物品に取り付ける閉じ込めフラップ末端固定手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項17に記載の物品。
  24. 【請求項24】 前記閉じ込めフラップ末端固定手段は、縦方向に間隔を空
    けた複数の第2位置において前記脚部ガセットを前記物品に取り付けられ、且つ
    、前記閉じ込めフラップ区域の各々の少なくとも1つのフラップ端部が実質的に
    ギャザーを寄せられないようにするために、前記弾性部材から成る第2構成体の
    前記端部が、前記縦方向に間隔を空けた複数の第2位置で分断されていることを
    特徴とする請求項17に記載の物品。
  25. 【請求項25】 前記物品は、前記脚部ガセット区域の各々の少なくとも1
    つのガセット端部の外側寄り側縁部を前記物品に取り付ける脚部ガセット外側寄
    り固定手段を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の物品。
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