JP2002521065A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 変化を含む配列番号:1の核酸を含む単離されたDNAであって、該変化がポジション1714のT、ポジション1762のG、ポジション1841のT、ポジション1955のC、および表7に掲載する全ての突然変異よりなる群から選択されることを特徴とする単離されたDNA。
【請求項2】 配列番号:1の核酸にハイブリダイズしないであろう条件下で、請求項1記載の単離されたDNAにハイブリダイズする核酸プローブ。
【請求項3】 請求項2記載のプローブを患者の身体から分離したDNAまたはRNAの患者の試料にハイブリダイズさせることを含み、ハイブリダイゼーション・シグナルの存在が長期QT症候群の指標であることを特徴とする長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法。
【請求項4】 患者の身体から分離したDNAまたはRNAを増幅させ、該増幅させたDNAまたはRNAを請求項2記載のプローブとハイブリダイズさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】 該ハイブリダイゼーションをイン・サイチュ(in situ)で行うことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項6】 該アッセイを核酸マイクロチップ技術を用いて行うことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項7】 一本鎖DNA高次構造多型解析技術を用いることを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに当該方法が:
1)配列番号:56および57;
2)配列番号:58および59;
3)配列番号:60および61;
4)配列番号:62および63;
5)配列番号:64および65;
6)配列番号:66および67;
7)配列番号:68および69;
8)配列番号:70および71;
9)配列番号:72および73;
10)配列番号:74および75;
11)配列番号:76および77;
12)配列番号:78および79;
13)配列番号:80および81;
14)配列番号:82および83;
15)配列番号:84および85;
16)配列番号:86および87;
17)配列番号:88および89;
18)配列番号:90および91;
19)配列番号:92および93;および
20)配列番号:94および95;
よりなる群から選択されるプライマー・ペアを用いることを特徴とする方法。
【請求項8】 HERG遺伝子またはRNAの領域を増幅させ、ついで増幅させた遺伝子またはRNAを配列決定することを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに長期QT症候群が以下の群:配列番号:1の塩基1714のT、配列番号:1の塩基1762のG、配列番号:1の塩基1841のT、配列番号:1の塩基1889のCならびに表7に示す突然変異、のいずれか1またはそれを超える突然変異によって示されることを特徴とする方法。
【請求項9】 患者の身体から分離したDNAまたはRNAと野生型DNAまたはRNAプローブとの間の誤対合を同定することを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに該プローブがDNAまたはRNAの領域にハイブリダイズし、ここに該領域が以下の群:配列番号:1の塩基1714のT、配列番号:1の塩基1762のG、配列番号:1の塩基1841のT、配列番号:1の塩基1889のCならびに表7に示す突然変異を含む領域、のいずれか1であることを特徴とする方法。
【請求項10】 該誤対合をRNアーゼ・アッセイによって同定することを特徴とする請求項9記載の方法。
【請求項11】 突然変異HERGポリペプチドに結合するが、野生型HERGポリペプチドには結合しない抗体であって、ここに該突然変異ポリペプチドが長期QT症候群を引起こし、ここに該突然変異ポリペプチドが配列番号:2のポリペプチドであって、該ポリペプチドが:アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニンおよび表7に示す突然変異よりなる群から選択される突然変異を有することを特徴とする抗体。
【請求項12】 該抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項11記載の抗体。
【請求項13】 患者の身体から分離した試料と請求項11記載の抗体とを反応させることによる患者中の突然変異HERGポリペプチドの存在についてのアッセイよりなる長期QT症候群を判定する方法であって、陽性反応の存在が長期QT症候群の指標であることを特徴とする方法。
【請求項14】 該抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項15】 該アッセイがイムノブロッティングを含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項16】 該アッセイが免疫組織化学的技術を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項17】 長期QT症候群を引起こす突然変異を含む単離されたHERGポリペプチドであって、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異であることを特徴とする単離されたHERGポリペプチド。
【請求項18】 HERGポリペプチドを含む長期QT症候群を判定する方法であって、ここに該ポリペプチド中の突然変異が長期QT症候群の指標であり、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニンおよび表7に示す突然変異よりなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項19】 1)配列番号:56および57;
2)配列番号:58および59;
3)配列番号:60および61;
4)配列番号:62および63;
5)配列番号:64および65;
6)配列番号:66および67;
7)配列番号:68および69;
8)配列番号:70および71;
9)配列番号:72および73;
10)配列番号:74および75;
11)配列番号:76および77;
12)配列番号:78および79;
13)配列番号:80および81;
14)配列番号:82および83;
15)配列番号:84および85;
16)配列番号:86および87;
17)配列番号:88および89;
18)配列番号:90および91;
19)配列番号:92および93;および
20)配列番号:94および95
よりなる群から選択される核酸のペア。
【請求項20】 請求項19記載のプライマー・ペアから選択されるプライマーのペアを用いることを含む、HERGのエキソンを増幅させる方法。
【請求項21】 配列番号:3を含む単離された核酸。
【請求項22】 a)突然変異を有するHERGを発現する第1セットの細胞を浸漬溶液に入れて第1の誘導K+電流を測定し、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異であり;
b)該第1の誘導K+電流を測定し;
c)野生型HERGを発現する第2セットの細胞を浸漬溶液に入れて第2の誘導K+電流を測定し;
d)該第2の誘導K+電流を測定し;
e)工程(a)の浸漬溶液に薬物を添加し;
f)工程(e)における細胞の第3の誘導K+電流を測定し;ついで
g)第3の誘導K+電流が、第1の誘導K+電流よりも第2の誘導K+電流により類似するか否かを判定することを含むHERG中の突然変異を有する個人を治療するのに有用である薬剤のスクリーニング方法であって、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異を生じるものであって、ここに第1の誘導K+電流よりも第2の誘導K+電流により近い第3の誘導K+電流を生じる薬剤が該個人を治療するのに有用であることを特徴とするスクリーニング方法。
【請求項23】 該第1セットの細胞の細胞を突然変異HERGでトランスフェクトし、ここに該突然変異HERGがアミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異を有するHERGタンパク質をコードすることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】 該第2セットの細胞の細胞を野生型HERGをコードする核酸でトランスフェクトすることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】 該第1セットの細胞または該第2セットの細胞をトランスジェニック動物から得ることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】 請求項1記載の単離されたDNAを含むベクター。
【請求項27】 請求項26記載のベクターでトランスフェクトした細胞。
【請求項28】 請求項1記載のDNAでトランスフェクトした細胞。
【請求項29】 請求項1記載のDNAを含む非ヒト・トランスジェニック動物。
【請求項30】 請求項26記載のベクターを含む非ヒト・トランスジェニック動物。
【請求項1】 変化を含む配列番号:1の核酸を含む単離されたDNAであって、該変化がポジション1714のT、ポジション1762のG、ポジション1841のT、ポジション1955のC、および表7に掲載する全ての突然変異よりなる群から選択されることを特徴とする単離されたDNA。
【請求項2】 配列番号:1の核酸にハイブリダイズしないであろう条件下で、請求項1記載の単離されたDNAにハイブリダイズする核酸プローブ。
【請求項3】 請求項2記載のプローブを患者の身体から分離したDNAまたはRNAの患者の試料にハイブリダイズさせることを含み、ハイブリダイゼーション・シグナルの存在が長期QT症候群の指標であることを特徴とする長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法。
【請求項4】 患者の身体から分離したDNAまたはRNAを増幅させ、該増幅させたDNAまたはRNAを請求項2記載のプローブとハイブリダイズさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】 該ハイブリダイゼーションをイン・サイチュ(in situ)で行うことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項6】 該アッセイを核酸マイクロチップ技術を用いて行うことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項7】 一本鎖DNA高次構造多型解析技術を用いることを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに当該方法が:
1)配列番号:56および57;
2)配列番号:58および59;
3)配列番号:60および61;
4)配列番号:62および63;
5)配列番号:64および65;
6)配列番号:66および67;
7)配列番号:68および69;
8)配列番号:70および71;
9)配列番号:72および73;
10)配列番号:74および75;
11)配列番号:76および77;
12)配列番号:78および79;
13)配列番号:80および81;
14)配列番号:82および83;
15)配列番号:84および85;
16)配列番号:86および87;
17)配列番号:88および89;
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19)配列番号:92および93;および
20)配列番号:94および95;
よりなる群から選択されるプライマー・ペアを用いることを特徴とする方法。
【請求項8】 HERG遺伝子またはRNAの領域を増幅させ、ついで増幅させた遺伝子またはRNAを配列決定することを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに長期QT症候群が以下の群:配列番号:1の塩基1714のT、配列番号:1の塩基1762のG、配列番号:1の塩基1841のT、配列番号:1の塩基1889のCならびに表7に示す突然変異、のいずれか1またはそれを超える突然変異によって示されることを特徴とする方法。
【請求項9】 患者の身体から分離したDNAまたはRNAと野生型DNAまたはRNAプローブとの間の誤対合を同定することを含む長期QT症候群を引起す突然変異の存在を判定する方法であって、ここに該プローブがDNAまたはRNAの領域にハイブリダイズし、ここに該領域が以下の群:配列番号:1の塩基1714のT、配列番号:1の塩基1762のG、配列番号:1の塩基1841のT、配列番号:1の塩基1889のCならびに表7に示す突然変異を含む領域、のいずれか1であることを特徴とする方法。
【請求項10】 該誤対合をRNアーゼ・アッセイによって同定することを特徴とする請求項9記載の方法。
【請求項11】 突然変異HERGポリペプチドに結合するが、野生型HERGポリペプチドには結合しない抗体であって、ここに該突然変異ポリペプチドが長期QT症候群を引起こし、ここに該突然変異ポリペプチドが配列番号:2のポリペプチドであって、該ポリペプチドが:アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニンおよび表7に示す突然変異よりなる群から選択される突然変異を有することを特徴とする抗体。
【請求項12】 該抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項11記載の抗体。
【請求項13】 患者の身体から分離した試料と請求項11記載の抗体とを反応させることによる患者中の突然変異HERGポリペプチドの存在についてのアッセイよりなる長期QT症候群を判定する方法であって、陽性反応の存在が長期QT症候群の指標であることを特徴とする方法。
【請求項14】 該抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項15】 該アッセイがイムノブロッティングを含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項16】 該アッセイが免疫組織化学的技術を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項17】 長期QT症候群を引起こす突然変異を含む単離されたHERGポリペプチドであって、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異であることを特徴とする単離されたHERGポリペプチド。
【請求項18】 HERGポリペプチドを含む長期QT症候群を判定する方法であって、ここに該ポリペプチド中の突然変異が長期QT症候群の指標であり、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニンおよび表7に示す突然変異よりなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項19】 1)配列番号:56および57;
2)配列番号:58および59;
3)配列番号:60および61;
4)配列番号:62および63;
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20)配列番号:94および95
よりなる群から選択される核酸のペア。
【請求項20】 請求項19記載のプライマー・ペアから選択されるプライマーのペアを用いることを含む、HERGのエキソンを増幅させる方法。
【請求項21】 配列番号:3を含む単離された核酸。
【請求項22】 a)突然変異を有するHERGを発現する第1セットの細胞を浸漬溶液に入れて第1の誘導K+電流を測定し、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異であり;
b)該第1の誘導K+電流を測定し;
c)野生型HERGを発現する第2セットの細胞を浸漬溶液に入れて第2の誘導K+電流を測定し;
d)該第2の誘導K+電流を測定し;
e)工程(a)の浸漬溶液に薬物を添加し;
f)工程(e)における細胞の第3の誘導K+電流を測定し;ついで
g)第3の誘導K+電流が、第1の誘導K+電流よりも第2の誘導K+電流により類似するか否かを判定することを含むHERG中の突然変異を有する個人を治療するのに有用である薬剤のスクリーニング方法であって、ここに該突然変異が、アミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異を生じるものであって、ここに第1の誘導K+電流よりも第2の誘導K+電流により近い第3の誘導K+電流を生じる薬剤が該個人を治療するのに有用であることを特徴とするスクリーニング方法。
【請求項23】 該第1セットの細胞の細胞を突然変異HERGでトランスフェクトし、ここに該突然変異HERGがアミノ酸残基572のシステイン、アミノ酸残基588のアスパラギン酸、アミノ酸残基614のバリン、アミノ酸残基630のアラニン、または表7に示す突然変異を有するHERGタンパク質をコードすることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】 該第2セットの細胞の細胞を野生型HERGをコードする核酸でトランスフェクトすることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】 該第1セットの細胞または該第2セットの細胞をトランスジェニック動物から得ることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】 請求項1記載の単離されたDNAを含むベクター。
【請求項27】 請求項26記載のベクターでトランスフェクトした細胞。
【請求項28】 請求項1記載のDNAでトランスフェクトした細胞。
【請求項29】 請求項1記載のDNAを含む非ヒト・トランスジェニック動物。
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