JP2002520882A - 少なくとも1つの容量性アクチュエータを制御するための方法及び装置 - Google Patents

少なくとも1つの容量性アクチュエータを制御するための方法及び装置

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JP2002520882A
JP2002520882A JP2000560618A JP2000560618A JP2002520882A JP 2002520882 A JP2002520882 A JP 2002520882A JP 2000560618 A JP2000560618 A JP 2000560618A JP 2000560618 A JP2000560618 A JP 2000560618A JP 2002520882 A JP2002520882 A JP 2002520882A
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Abstract

(57)【要約】 アクチュエータ(Pn)、特に内燃機関の圧電的に動作される燃料噴射弁が、内燃機関のランダムな反作用の補償のために、充電キャパシタ(C1)と充放電キャパシタ(C2)とから成る直列回路に印加される一定の目標電圧(Us,Usn)まで充電され、充放電キャパシタ(C2)に所定の電圧値(U2,U2n)まで放電される。これによりアクチュエータ(Pn)に残っている残留電荷はリミッタパス(BP)を介して充電キャパシタ(C1>>C2)に充電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に基づく、少なくとも1つの容量性アクチュエ
ータ、とりわけ内燃機関の燃料噴射弁のための圧電アクチュエータを制御するた
めの方法に関する。本発明はまたこの方法を実施するための装置に関する。
【0002】 米国特許第5,691,592号から、少なくとも1つの圧電アクチュエータ
を制御するための装置が公知であり、電圧源を使用して目標電圧で充電される充
電キャパシタと充放電キャパシタとの直列回路から成るアクチュエータが、充電
されたのち充放電キャパシタに放電される。充放電キャパシタが所定の電圧に達
するとすぐに、アクチュエータの残留電荷がシャントレギュレータを使用して消
滅される。
【0003】 ドイツ連邦共和国特許第196 32 837 A1号から、内燃機関の燃料
噴射弁のための少なくとも1つの圧電アクチュエータを制御するための方法及び
装置が公知であり、調節可能な電圧源を使用して目標電圧で充電される充電キャ
パシタと充放電キャパシタとの直列回路から成るアクチュエータが、充電された
のち充放電キャパシタに放電される。充電キャパシタは、続いて、充電キャパシ
タと充放電キャパシタとの直列回路での電圧が目標電圧と相応するように再充電
される。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許第196 32 871 C2号から、内燃機関の燃料
噴射弁のための少なくとも1つの圧電アクチュエータを制御するための方法及び
装置が公知であり、調節可能な電圧源を使用して目標電圧で充電される充電キャ
パシタと充放電キャパシタとの直列回路から成るアクチュエータが、充電された
のち充電キャパシタと充放電キャパシタとから成る並列回路に放電される。充電
キャパシタは、続いて、充電キャパシタと充放電キャパシタから成る直列回路に
おける電圧が目標電圧と相応するように再充電される。
【0005】 上述のうち最後の2つの方法は、内燃機関において、回路の所定の動作点に対
する定常的状態のときにのみ、アクチュエータの制御回路へのランダムな反作用
なしに機能する。このランダムな反作用は、内燃機関ないしは内燃機関によって
駆動される自動車のダイナミックな移行によって惹起される。ダイナミックな移
行とは例えば、 スタート時及びスイッチオフ時の回転数の変動、内燃機関のアイドリングから
の移行時及びアイドリングへの移行時の回転数の変動、 エンジンブレーキ動作から正常動作への移行、及びその逆の移行、 事前噴射から主噴射までの間隔の変動時、 ランダムな事後噴射の時、 充放電キャパシタに逆給電されるアクチュエータの電荷の変動時である。
【0006】 このようなダイナミック移行の結果である反作用は、アクチュエータ容量、エ
ンジン回転数、燃料圧力等にも依存する充放電キャパシタにおける電圧に対して
再充電時に影響を与え、さらに充放電キャパシタにおける変化、特に充電エネル
ギーの増大及び充放電キャパシタに印加される電圧の付随的な増大をもたらす。
【0007】 その結果、充電キャパシタにおける電圧も、これらダイナミック変化に追従す
ることができ且つ充電キャパシタ及び充放電キャパシタにおける総電圧をアクチ
ュエータの次の制御のために一定に保持するために変化しなければならない、と
りわけ低減されなければならない。しかし、これは必要とされるように迅速には
できない。電圧源の調節による充電キャパシタの電圧の低減は過度に時間が掛か
る。充電キャパシタの迅速な放電は、複数のスイッチの付加的使用及び高価な制
御ソフトウェアによってのみ達成される。複数のスイッチの付加的使用も同様に
付加的損失電力を結果的にもたらす。
【0008】 したがって本発明の課題は、ダイナミック移行の際にアクチュエータが制御回
路へ及ぼす上記反作用を補償するように、公知の装置及び方法を改善することで
ある。
【0009】 この課題は請求項1に記載の構成にしたがって、充放電キャパシタC2が充電
キャパシタC1より格段に小さく選定され(C2<<C1)、さらにアクチュエ
ータの放電の際に所定の電圧値までしか充電されず、それを越えるアクチュエー
タの残留電荷は充電キャパシタC1に導かれ、この充電キャパシタC1において
、前記残留電荷は、充電キャパシタと充放電キャパシタの容量関係C1>>C2
の結果として、些末な無視し得る程度の電圧変位しか発生させないことによって
解決される。このようにしてダイナミック移行の際の制御回路に対するアクチュ
エータの反作用が補償される。
【0010】 この方法は、請求項5に記載された構成の装置によって実施される。本発明の
有利な実施形態は、従属請求項から知ることができる。
【0011】 特に有利には、上記課題を解決するために、公知の回路を少数の構成素子で拡
張しさえすればよく、電圧源は定電圧源であればよい。
【0012】 以下に概略的な図面を参照しつつ、本発明による装置の2つの実施例を記述し
、それに続いて本発明による方法を記述する。
【0013】 図1は第1の実施例の回路を示し、 図2は第2の実施例の回路を示す。
【0014】 図1は、本発明の第1の実施例を示す。この実施例では、圧電アクチュエータ
Pn(n=1…x)を用いる内燃機関の詳しくはここには図示されていない燃料
噴射弁を制御回路STによって制御するための装置を示す。この制御回路STは
、詳しくはここには図示されていないマイクロプロセッサによって制御されたエ
ンジン制御装置の一部である。
【0015】 定電圧源SNT、有利にはスイッチング電源のプラス極+SNTとマイナス極
GNDとの間に、このプラス極からの電流を導通させる第1のダイオードD1及
び充電キャパシタC1から成る直列回路が配置される。
【0016】 充電キャパシタC1に並列に、充電スイッチTaとこの充電スイッチTaから
の電流を導通させる2つのダイオードD2及びD3とマイナス極に接続された放
電スイッチTbとから成る直列回路が配置されている。ダイオードD1…D3は
阻止ダイオードである。
【0017】 2つのダイオードD2とD3の結合点から、充放電キャパシタC2と充放電コ
イルLと第1のアクチュエータP1と第1の選択スイッチT1とから成る直列回
路がマイナス極GNDへとつながる。
【0018】 既に上で述べたように、C1>>C2となるよう選択されなければならない(
例えば、C1=680μFかつC2=6.8μFで、C1≒100*C2)。
【0019】 他の燃料噴射弁のそれぞれについては、それぞれのアクチュエータPn(n=
2…x)とこのアクチュエータに割当てられる選択スイッチTn(n=2…x)
とから成る直列回路が、第1のアクチュエータP1と第1のパワーMOSFET
スイッチT1とから成る直列回路に並列に接続される。
【0020】 アクチュエータと選択スイッチとから成る直列回路の並列回路に別のスイッチ
Tcが並列接続されている。
【0021】 この別のスイッチTcは、制御回路STによって制御される。この制御は、ア
クチュエータ電圧が所定の限界値を超えるか、内燃機関内で噴射弁の電力出力段
までに生じるエラーが識別され、容量性アクチュエータPnが短絡のように選択
スイッチT1からTxまでの阻止ダイオードを介して放電する場合に行われる。
この別のスイッチTcはまた、最初のアクチュエータ動作以前の放電キャパシタ
C2の充電のために、または2つの互いに時間的に離れたアクチュエータ動作の
間のこの放電キャパシタの再充電のために必要となる。
【0022】 充放電キャパシタC2と充放電コイルLの間の結合点Kから充電キャパシタC
1と充電スイッチTaの間の結合点まで、リミッタパスBPが通じている。この
リミッタパスBPは、充電キャパシタC1の方向に電流を導通させる第4のダイ
オードD4とこの方向において阻止するツェナーダイオードDZとリミッタスイ
ッチTdとから成る直列回路から構成されている。このリミッタスイッチTdは
、この実施例では、放電スイッチTbと同期して導通制御及び非導通制御される
。リミッタパスBPのダイオードD4は、放電スイッチTbとリミッタスイッチ
Tdが閉じられたとき、すなわち導通したとき、定電圧源SNTの短絡を防ぐ。
リミッタスイッチTdは、充電されたアクチュエータP1からPxがリミッタパ
スを介して充電キャパシタC1に放電されるのを防ぐ。ツェナーダイオードDZ
のツェナー電圧Uzは、最小のエネルギー回復の際にも、電圧U2がこのツェナ
ーダイオードDZによって決定されるように選択されなければならない。
【0023】 すべてのスイッチは制御回路STによって、ここには図示されていないエンジ
ン制御装置の制御信号stに依存して制御される。
【0024】 選択スイッチTn(n=1…x)、放電スイッチTb及び別のスイッチTcは
、この実施例では、N型パワーMOSFETスイッチであり、通常はインバース
ダイオードを含む。充電スイッチTa及びリミッタスイッチTdは、この実施例
では、P型パワーMOSFETスイッチとして構成される。
【0025】 以下に、図1に示された装置を動作するための方法を説明する。この方法では
、充放電キャパシタC2は、アクチュエータの放電の際に所定の一定の値U2ま
でしか充電されてはならない。
【0026】 スイッチ及びダイオードにおける電圧降下は、充電キャパシタ、充放電キャパ
シタ及びツェナーダイオードにおける電圧に較べて無視できる程小さいので、こ
れらの電圧降下は既に(充電キャパシタC1における)電圧U1、(充放電キャ
パシタC2における)電圧U2及び電圧Uz(ツェナーダイオードDZの降伏電
圧)に含まれている。
【0027】 動作開始前の装置のスイッチオンにおいて、充電キャパシタC1はU1まで充
電され、放電キャパシタC2は放電され、環状コイルLには電流が流れない。
【0028】 アクチュエータの最初の動作前に既に、C1+C2の直列回路に対して完全な
目標電圧Usが印加されなければならない。U1=60V、Uz=20Vと値を
仮定して、U2=U1+Uz=80Vとすると、この実施例では、 Us=U1+U2=2*U1+Uz=140V となる。キャパシタC2もアクチュエータの最初の動作前に充電されるように、
先ず別のスイッチTcが導通制御される。これによりC1は、C2、L及びTc
を介して放電される。そしてTcは再び非導通制御され、今度は放電スイッチT
bが導通制御される。これにより電流がL、C2、Tb及びこの別のスイッチT
cのインバースダイオードを通って逆方向に流れる。その結果、充放電キャパシ
タC2は充電され、さらに1つまたは複数の充電サイクル及び放電サイクルのの
ちに電圧U2がこの放電キャパシタC2に印加され、この電圧U2が電圧U1を
上昇させるようにこの放電キャパシタC2は極性付けられる。
【0029】 制御信号stによってアクチュエータを動作させるため、充電スイッチTaと
それに対応するアクチュエータ、例えばP1に割当てられた選択スイッチT1と
が導通制御される。電圧源SNTによって再充電されるキャパシタC1から、T
a、D2、C2、L、P1及びT1を介してGNDへ電流が流れ、これによって
このアクチュエータが充電される。
【0030】 続いてTa及びT1は非導通制御される。アクチュエータP1の充電状態は、
制御信号stが消滅した後で、放電スイッチTbとこの放電スイッチTbと同期
してリミッタスイッチTdが導通制御されるまで保持され続ける。放電スイッチ
Tbの導通の際、すべてのアクチュエータPnはコイルLを介して放電される。
この放電電流は先ず充放電キャパシタC2に流れ、そこで電圧U2が上昇する。
結合点Kで測定可能な電圧U2が値U1+Uz=80Vを越えると、余分な電荷
はリミッタパスBPを介して充電キャパシタC1に蓄えられる。
【0031】 アクチュエータの放電の際、充放電キャパシタC2が十分に充電されない場合
には、電圧源SNTは、U1+U2=Usとなるように充電キャパシタC1を再
充電することができるよう調節可能でなければならない。
【0032】 充放電キャパシタC2の最初の充電の際にも、上述のように、余分な電荷はリ
ミッタパスを介して充電キャパシタC1に導かれる。このようにしてキャパシタ
C2はアクチュエータの最初の動作以前に電圧U2(この実施例では80V)に
まで充電される。
【0033】 1つのアクチュエータの制御過程の終了後、次のアクチュエータの制御過程が
同様に上述したように行われる。
【0034】 Uz=0Vとなるように選択すれば、ツェナーダイオードDZはリミッタパス
から除去することができ、損失出力を生じない。そしてU2=U1となる。
【0035】 アクチュエータP1からPxは互いに変化する、すなわち異なる容量を有する
が、内燃機関のダイナミック移行も同様に個々のシリンダに対し異なるランダム
な反作用を有し、それに応じてアクチュエータも異なるランダムな反作用を制御
回路に及ぼす。それ故、本発明の第2の実施例にしたがって、目標電圧Usnが
、個々のアクチュエータPnに対してシリンダ選択的に予め設定される。
【0036】 これは、充放電キャパシタC2が、アクチュエータPn−1、例えばP1の放
電の際に電圧U2nまで充電され、この電圧U2nが電圧U1とともに次のアク
チュエータ、例えばP2のための充電電圧(目標電圧Usn)を形成することに
よって達成される。アクチュエータPn−1の放電過程において、この場合には
、先ずスイッチTbが導通制御され、アクチュエータPn−1が充放電キャパシ
タC2に放電され、ならびに、結合点Kとマイナス極GNDの間で降下する電圧
U2が測定される。これが、制御回路STで形成された、または図示されていな
いエンジン制御装置から制御回路STに供給された値U2nを越えると、リミッ
タスイッチTdが導通制御され、アクチュエータPn−1の残留電荷は充電キャ
パシタC1に導かれ、これにより電圧U2=U2nはそれ以上上昇しない。これ
によって充電キャパシタC1及び充放電キャパシタC2は、制御すべき次のアク
チュエータPnの総電圧Usn=U1+U2nまで充電される。
【0037】 図2には、この方法を実施するための回路が示されている。この回路は実質的
に図1の回路と相応する。違いは以下の点にある。(第1の実施例においてUz
=0Vである場合と同様に)リミッタパスにはツェナーダイオードDZが含まれ
ず、電圧U2は放電スイッチTbが導通制御されるときには常に制御回路STに
供給され、そこで次のアクチュエータPnに割当てられた所定の値U2nと比較
され、U2が所定の値U2nに達するかまたはそれを越えると、スイッチTdが
上述したように導通制御される。
【0038】 上述の方法及びこの方法を実施するための2つの装置は、すべてのシリンダに
共通して、またはシリンダ選択的に、ダイナミック移行の際の制御回路に対する
上述のアクチュエータの反作用を単純な方法で補償または除去することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の回路を示す。
【図2】 第2の実施例の回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハルトムート ゲルケン ドイツ連邦共和国 ニッテンドルフ ヨー ゼフ−ゲラー−シュトラーセ 1 (72)発明者 マルティン ヘッカー ドイツ連邦共和国 ライマーシュタット レーマーシュトラーセ 3 (72)発明者 リヒャルト ピルクル ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ブ ルンフーバーシュトラーセ 27 (72)発明者 ギュンター リーデル ドイツ連邦共和国 ニュルンベルク シュ ヴァルツェンローアー シュトラーセ 16 Fターム(参考) 3G066 AA01 AB02 BA06 BA19 BA51 CC05U CD26 CE22 CE29 DA01 3G301 HA01 JA03 LC01 LC10 MA11 NB20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの容量性アクチュエータ(Pn)を制御回路
    (ST)、とりわけ少なくとも1つの圧電的に動作される内燃機関の燃料噴射弁
    を使用して制御するための方法であって、前記アクチュエータ(Pn)は、充電
    キャパシタ(C1)及び充放電キャパシタ(C2)から成る直列回路に印加され
    る目標電圧(Us=U1+U2;Usn=U1+U2n)で充電され、続いて充
    放電キャパシタC2に放電され、該充放電キャパシタ(C2)はそれにより所定
    の電圧値(U2,U2n)まで充電される形式の方法において、 前記充電キャパシタ(C1)の容量は、前記充放電キャパシタ(C2)の容量
    よりも格段に大きく、 前記充放電キャパシタ(C2)が所定の電圧値(U2,U2n)に達すると、
    アクチュエータ(Pn−1)に残っている残留電荷は前記充電キャパシタ(C1
    )に充電される、ただしここでn=2…xであることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の電圧値(U2,U2n)は、この値まで充放電キ
    ャパシタ(C2)がアクチュエータ(Pn)の放電の際に充電される値であり、
    充電キャパシタ(C1)における電圧(U1)と充電キャパシタ(C1)に直列
    接続されるツェナーダイオード(DZ)の降伏電圧(Uz)との合計U2=U1
    +Uzに相応する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記制御回路(ST)において、該制御回路(ST)で形成
    されるかまたは該制御回路(ST)に供給される、各アクチュエータ(Pn)の
    目標電圧(Usn)に対する値が設定され、 充放電キャパシタ(C2)は、既に制御されたアクチュエータ(Pn−1)の
    放電の際に、アクチュエータ(Pn)に割当てられた電圧まで、式U2n=Us
    n−U1にしたがって充電される、ただしここでn=1…xである、請求項1ま
    たは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項による方法を実施するための
    装置であって、 電圧源(SNT)のプラス極(+SNT)とマイナス極(GND)の間に接続
    される充電キャパシタ(C1)と、 該充電キャパシタ(C1)に並列接続され、充電スイッチ(Ta)とマイナス
    極に接続される放電スイッチ(Tb)とから成る直列回路と、 該放電スイッチ(Tb)に並列接続され、充放電キャパシタ(C2)、充放電
    コイル(L)、第1のアクチュエータ(P1)及び第1の選択スイッチ(T1)
    から成る直列回路と、 その他のアクチュエータ(Pn)のそれぞれに対して、第1のアクチュエータ
    (P1)及び第1の選択スイッチ(T1)に並列接続され、各アクチュエータ(
    Pn)とこのアクチュエータに割当てられる選択スイッチ(Tn)から成る直列
    回路と、 すべてのスイッチ(Ta,Tb,Td,T1〜Tx)を制御する制御回路(S
    T)とを有し、n=2…xである装置において、 前記充電キャパシタ(C1)は前記充放電キャパシタ(C2)よりも格段に大
    きく選定され(C1>>C2)、 前記充放電キャパシタ(C2)と前記充放電コイル(L)の間の結合点(K)
    から前記充電キャパシタ(C1)と前記充電スイッチ(Ta)の間の結合点まで
    リミッタパス(BP)が接続され、 該リミッタパス(BP)は、前記充電キャパシタ(C1)の方向に電流を導通
    させるダイオード(D4)とリミッタスイッチ(Td)とから成る直列回路から
    成ることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 充放電キャパシタ(C2)が、アクチュエータ(Pn−1)
    の放電の際に、充電すべき次のアクチュエータ(Pn)に割当てられた電圧(U
    2n)まで充電されるとすぐに、リミッタスイッチ(Td)が導通制御される、
    請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 ダイオード(D4)とリミッタスイッチ(Td)の間のリミ
    ッタパス(BP)において、ツェナーダイオード(DZ)が、結合点(K)から
    充電キャパシタ(C1)への阻止方向に配置される、請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 リミッタスイッチ(Td)は放電スイッチ(Tb)と同期し
    て導通制御及び非導通制御される、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 電圧源(SNT)の出力電圧が調節可能である、請求項4記
    載の装置。
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