JP2002520401A - ピペラジノン誘導体及びその利用 - Google Patents

ピペラジノン誘導体及びその利用

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JP2002520401A
JP2002520401A JP2000560107A JP2000560107A JP2002520401A JP 2002520401 A JP2002520401 A JP 2002520401A JP 2000560107 A JP2000560107 A JP 2000560107A JP 2000560107 A JP2000560107 A JP 2000560107A JP 2002520401 A JP2002520401 A JP 2002520401A
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alkyl
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JP2000560107A
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ユエ,クリストフ
アンリ,マルゲリート
ジブロ,ティエリー
ルスール,ブリジット
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ラボラトワール エル.ラフォン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の化合物{式中、R1 、R2 、R3 、R4 、及びR5 は請求項1に定義したものと同じである。}に関する。上記化合物は抗血栓剤として治療において有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、GpIIb/IIIa 血小板レセプターへのフィブリノーゲンの結合の
インヒビターであり、そして抗血栓剤として治療的に使用されることができる新
規化合物に関する。
【0002】 血栓(血凝)の形成を導き、そしてその後その拡大を導く病理学的過程の進行
において、血小板凝集は重要なステップを提示する。なぜなら、それは、上記現
象の重篤度の源泉であるからである。特に、とりわけ動脈血の循環における血栓
の開始から、いくつかの相互依存性の生化学的反応の介在が、可溶性フィブリノ
ーゲンから不溶性フィブリン繊維への変換を介して増大する多数の血小板の凝集
を引き起こし、この不溶性フィブリン繊維は、まず動脈血管病変の実際の部位に
おいて、そしてその後、その血管の管腔内で増大して、血小板の塊のサイズを増
加させる。
【0003】 血小板凝集の上記メカニズムにおいては、GpIIb/IIIa レセプターの活性
化は、血小板凝集の増幅の源である。その2つのダイマーを介して上記レセプタ
ーに結合することができるフィブリノーゲンは、血小板の結合性を増幅させ、こ
うしてアテローム斑の破裂部位において血栓を形成する血小板の塊りの形成を誘
導する。
【0004】 血小板凝集の上記メカニズムは、それが、介在的心臓病学(経脈管経皮血管形
成術;ステントの挿入)、心臓外科手術(大動脈−冠状動脈バイパス;弁手術)
の経過において、急性心臓疾患(心筋梗塞、不安定性アンギナ、急性冠状動脈症
候群、等)の経過において、又は特定の脳虚血の経過において、又は最終的に抗
血栓治療の追跡検査を複雑にするかもしれない心筋虚血の経過においてであるか
を問わず、全ての動脈血栓症において特に活性である。
【0005】 従って、破れたアテローム硬化症斑と接触する血小板の活性化の減少又は防止
は、特に動脈血栓症における血栓症の治療への新規かつ有効な治療的アプローチ
を提供し、そしてこれ故、不安定性アンギナ及び心筋梗塞を含む急性冠状動脈症
候群の予防のための有効な手段を提供する。 本発明は、GpIIb/IIIa レセプターへのフィブリノーゲンの結合の新規の
競合的インヒビターの提供に向けられる。
【0006】 本発明は、経口投与されることができ、これ故、作用の延長された時間経過が
得られることを可能にし、そして出血のリスクを回避する、化合物の提供にも向
けられる。 本発明の1の対象は、以下の一般式(I):
【0007】
【化7】
【0008】 {式中: R1 は、水素、C1 −C4 アルキル基、及びフェニル(C1 −C4 アルキル)
基から選ばれ; R2 は、水素、ヒドロキシル基、及びアミジノ基のための保護基から選ばれ; R3 は、 − 水素、 − C1 −C5 アルキル、C3 −C12単又は2環式シクロアルキル、C2 −C 4 アルケニル、及びC2 −C4 アルキニル、ここで、上記基は場合によりハロゲ
ン及びヒドロキシル基から選ばれる基で置換される; − 単−;2−又は3環式C6 −C14アリール基、 − 複素アリール基であって、ピリジル、チエニル、フリール、キノールイル
、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキソールイル、ベンゾチエニル、ベンゾフリ
ール、及びピラジニル基から選ばれるもの; − フェニル(C1 −C4 )アルキル及びナフチル(C1 −C4 )アルキル基
であって場合によりそのアリール核上で置換されたもの、並びにピペロニル基、
から選ばれ; R4 とR5 は、互いに独立して、水素及びC1 −C5 アルキル基から選ばれ、
又はその窒素原子と一緒に、ピペリジル及びモルフォリニル基から選ばれる基を
形成し; ここで、上記アリール及び複素アリール基は、場合により、独立して、ハロゲ
ン、C1 −C4 アルキル、トリフルオロメチル、C1 −C4 アルキルチオ、C1
−C4 アルキルスルホニル、C1 −C4 アルキルオキシ、ニトロ、並びに基−C
OOR、−CH2 COOR、及び−O−CH2 −COOR(ここで、RはC1
4 アルキル基である。)から選ばれる1以上の基で置換され; そして上記オキソ基は、上記ピペラジン上の2又は3位にある。}により表さ
れる化合物、及び医薬として許容される酸とのその付加塩である。
【0009】 アリール基の例として、フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル、及びフルオ
レニル基を挙げることができる。 C1 −C5 アルキル基は、直鎖状又は分枝状であることができる。挙げること
のできる例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル
、tert−ブチル、及びペンチル基である。
【0010】 アルキニル基は、例えば、エチニル、プロパルギル、及びブチニル基であるこ
とができる。 アルケニル基は、例えば、ビニル、ペンテニル、及びアリル基であることがで
きる。 C1 −C4 アルコキシ基は、同様に、直鎖状又は分枝状であることができる。
挙げることのできる例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、及びイソブトキシ基である。
【0011】 ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素から選ばれることができる。 アミジノ基のための保護基として、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカル
ボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、及びt−ブトキシカルボニル基
を挙げることができる。 "医薬として許容される酸との付加塩"は、不所望の効果を伴わずに遊離塩基の
生物学的特性を与える塩を与える。これらの塩は、特に、鉱酸、例えば、塩化水
素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸又はリン酸と形成されたもの;酸性金属塩、例え
ば、オルトリン酸2ナトリウム及び硫酸1カリウム、及び有機酸と形成された塩
である。
【0012】 上記式(I)の化合物は、以下の: a)以下の式:
【0013】
【化8】
【0014】 {式中、Zは、以下の基:
【0015】
【化9】
【0016】 により表される前駆基である。}により表される酸を、以下の式:
【0017】
【化10】
【0018】 {式中、R' 1はC1 −C4 アルキル又はフェニル(C1 −C4 アルキル)基であ
る。}により表されるアミンと反応させて、以下の式:
【0019】
【化11】
【0020】 により表される化合物を得; b)上記基Zを、以下の基:
【0021】
【化12】
【0022】 に変換し、そして c)場合により、上記基R' 1を水素原子に変換する、 により製造されることができる。 式(II)の酸を、15〜50℃の温度において、カップリング剤(DCC/H
OBT、BOP、イソブチル・クロロホルメート)の存在下、極性溶媒、例えば
、DMF、THF又は酢酸エチル中で、式(III )のアミンと反応させることが
できる。
【0023】 ZがN≡C−基であるとき、基Zを、アルコール性溶媒中の好適な塩基(K2
CO3 、Et3 N、NaOC25 )の存在下、ニトリル基へのヒドロキシルア
ミンの添加により、アミドキシムに変換することができる。無水酢酸と酢酸の混
合物中での炭素上パラジウムの存在下での、得られた化合物の水添分解は、式中
、R2 が水素であるところの式(I)の化合物を与える(R' 1がベンジル基であ
るとき、式中、R1 =Hであるところの化合物の直接形成による)。
【0024】 ZがN≡C−基であるとき、基Zを、酢酸エチル中のHClの存在下、エタノ
ールの添加により、イミデートに変換することもできる。次に、得られたイミデ
ートを、エタノール/酢酸エチル中の対応アミンとの反応により、式中、R2
水素であり、そして−NR45 がピペリジル基又はモルフォリニル基のいずれ
かであるところの式(I)の化合物に変換する。
【0025】 Zがニトリル基であるとき、2−ピペラジノン基を含む式(II)の化合物を、
以下のスキームに従って得ることができる:
【0026】
【化13】
【0027】 4−フルオロベンゾニトリルを、4−(2−アミノエチル)ベンゾニトリルを
得るために、非プロトン溶媒中の過剰のエチレンジアミンと反応させ、次にこれ
を、無機塩基又は第3アミンの存在下、極性溶媒、例えばエタノール又はアセト
ニトリル中のエチル・ブロモアセテートでモノ−アルキル化する。 クロロアセチル・クロリドによるアシル化、その後の環化及び加水分解が酸( )を与える。
【0028】 Zがニトリル基であるとき、3−ピペラジノン基を含む式(II)の化合物を、
以下のスキームに従って得ることができる:
【0029】
【化14】
【0030】 4−(2−アミノエチル)ベンゾニトリルは、エチル・ブロモアセテートでジ
アルキル化される;上記環化は、第3アミン、無機塩基又はその混合物の存在下
で行われ;加水分解後、上記酸()が得られる。 上記付加塩は、好適な溶媒中で式(I)の化合物を、医薬として許容される酸
と反応させることにより、慣習的に得られる。反対に、塩基は強塩基による処理
により上記付加塩から得られることができる。
【0031】 以下の実施例は、式(I)の化合物の製造を説明する。 A − 式(II)の化合物の製造 1.2−〔4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ〕酢酸(1)の
合成 a)4−(2−アミノエチルアミノ)ベンゾニトリル 2lのトルエン中の4−フルオロベンゾニトリル(167g,1.38mol )
、エチレンジアミン(330g,5.5mol )、及び炭酸カリウム(300g,
2.17mol )の懸濁液を、6時間還流させる。室温まで冷却した後、混合物を
濾過し、トルエンで濯ぎ、そして濾液を蒸発させて黄色の油を得、これをトルエ
ンから結晶化させる。生成物を濾別し、トルエンで濯ぎ、そして50℃において
真空下で蒸発させて、200gの僅かに黄色の固体を得る。 収率=90% 融点=85℃ 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.2(bs,2H),2.9
(t,2H),3.12(q,2H),4.7(bs,1H),6.5(d,2
H),7.3(d,2H)。
【0032】 b)エチル2−{2−(クロロアセチル)−2−(4−シアノアニリノ)−エ
チルアミノ}アセテート エチル・ブロモアセテート(84g,0.5mol )を、800mlのアセトニト
リル中の4−(2−アミノエチルアミノ)ベンゾニトリル(80.5g,0.5
mol )とジイソプロピルエチルアミン(65g,0.5mol )の懸濁液に添加す
る。次に撹拌を室温で18時間続ける。アセトニトリルの大部分を留去し、そし
て残渣をジクロロメタンに取り出す。この混合物を水で洗浄し、そして硫酸ナト
リウム上で乾燥させる;粗生成物をシリカの短カラムに通して〔溶離液:ジクロ
ロメタン、そしてその後20/1ジクロロメタン/メタノール〕油を得る。
【0033】 こうして得た生成物を1lのテトラヒドロフランに溶解させ;ジイソプロピル
エチルアミン(51g,0.4mol )を添加し、そしてクロロアセチル・クロリ
ド(45g,0.4mol )を次に約5℃でゆっくりと添加する。室温で18時間
撹拌した後、1lの酢酸エチルを添加し、そして混合物を水で3回洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥させ、そして次に蒸発させる;固体を得、これをジクロロメ
タン/エーテル混合物(1/3)と共に撹拌する。懸濁液を濾過し、そしてジク
ロロメタン/エーテル(1/3)で濯ぎ、そして真空下で乾燥させて100gの
結晶性のベージュ色の固体を得る。 収率=62% 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.2(q,6H),3.3(
m,4H),3.65(m,4H),3.8(s,2H),3.9(d,4H)
,4.1(s,4H),4.15(q,4H),4.9(t,1H),5.3(
t,1H),6.5(dd,4H),7.3(dd,4H)。
【0034】 c)エチル2−〔4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ〕アセ
テート 1.2lのアセトニトリル中のエチル2−{2−(クロロアセチル)−2−(
4−シアノアニリノ)エチルアミノ}アセテート(152g,0.47mol )、
ジイソプロピルエチルアミン(73g,0.57mol )及びヨウ化ナトリウム(
85g,0.57mol )の懸濁液を2時間還流させる。溶媒を留去し、そして残
渣をジクロロメタン中に取り出し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、
そして次に蒸発てせて茶色の油を得、これを、シクロヘキサン/酢酸エチル混合
物から結晶化して125gの茶色っぽい結晶性の固体を得る。 収率=93% 融点=108℃ 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.3(t,3H),3.65
(m,4H),4.05(s,2H),4.2(m,4H),6.8(d,2H
),7.5(d,2H)。
【0035】 d)2−〔4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ〕酢酸 エチル2−〔4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ〕−アセテ
ート(20.7g,72mmol)を80mlのメタノール、80mlのテトラヒドロフ
ラン、及び100mlの水に溶解させ、そしてリチウム・ヒドロキシド・モノヒド
レート(4g,98mmol)を次に添加する。撹拌を20分間続け、そして次に有
機溶媒を真空下で留去する。約100mlの水を得られた懸濁液に添加し、そして
この混合物を酸性にする。生成物を濾別し、水で濯ぎ、そして50℃において真
空下で乾燥させて、18.5gのベージュ色の粉末を得る。 収率=100% 融点=215℃(d) 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ3.5(t,2H),3.
65(t,2H),4.0(s,2H),4.1(s,2H),7.0(d,2
H),7.6(d,2H)。 2.2−〔4−(4−シアノフェニル)−3−オキソピペラジノ〕酢酸(2)の
合成 a)エチル2−〔2−(4−シアノアニリノ)エチル(2−エトキシ−2−オ
キソ−エチル)アミノ〕アセテート 400mlのアセトニトリル中の4−(2−アミノエチルアミノ)−ベンゾニト
リル(1a)(32g,0.2mol )、炭酸カリウム(55g,0.4mol )、
及びエチル・ブロモアセテート(67g,0.4mol )の懸濁液を18時間還流
させる。粗生成物を濾別し、シリカの短カラムに通して(溶離液:ジクロロメタ
ン)58gの茶色の油を得る。 収率=87% 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ1.3(t,3H),3.05
(t,2H),3.4(s,2H),3.55(s,2H),3.8(t,2H
),4.2(q,2H),7.45(d,2H),7.6(d,2H)。 MS−Cl m/z:287(M+H)+
【0036】 b)2−〔4−(4−シアノフェニル)−3−オキソピペラジノ〕酢酸 400mlのアセトニトリル中のエチル2−〔2−(4−シアノアニリノ)−エ
チル(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ〕アセテート(58g,0.1
74mol )、ジイソプロピルエチルアミン(4g,0.03mol )、及び炭酸カ
リウム(24g,0.174mol )の懸濁液を2日間還流させる。混合物を濾過
し、そしてジクロロメタンで濯ぐ。濾液を蒸発させて茶色の固体を得、これを、
150mlのメタノールと50mlの水に溶解させ、そしてリチウム・ヒドロキシド
・モノヒドレート(8.4g,0.2mol )を次に添加する。室温で30分間撹
拌した後、メタノールの半分を真空下で留去して、懸濁液を得る。約100mlの
水を添加し、そしてこの混合物を5℃で酸性にする。生成物を濾別し、水で濯ぎ
、そして50℃で真空下で乾燥させて、27.2gのベージュ色の粉末を得る。
収率=55% 融点=120℃ 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ2.95(t,2H),3
.3(s,2H),3.4(s,2H),3.7(t,2H),7.65(d,
2H),7.85(d,2H)。
【0037】 B − 式(IV)の中間体生成物の製造 1 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペ
ラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(中間体B1)の合成 イソブチル・クロロホルメート(1.39g,10mmol)を5〜10℃におい
て、30mlのテトラヒドロフラン中の2−〔4−(4−シアノフェニル)−2−
オキソピペラジノ〕酢酸(2.59g,10mmol)とN−メチルモルフォリン(
2.1g,20.8mmol)の懸濁液に添加し、その後、混合物を室温で10分間
撹拌する;エチル・3−アミノプロパノエート・ヒドロクロリド(1.55g,
10mmol)を次に添加する。撹拌を1時間続ける;溶媒を留去し、そして残渣を
フラッシュ・クロマトグラフィー(15/1ジクロロメタン/メタノール)によ
り精製して2gの白色固体を得る。 収率=56% 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ1.25(t,3H),2.5
(t,2H),3.5(dd,2H),3.65(m,4H),4.05(s,
2H),4.08(s,2H),4.1(q,2H),6.75(bs,1H)
,6.8(d,2H),7.55(d,2H)。
【0038】 以下の中間体生成物を製造するために1に記載した方法を使用した: 2 − ベンジル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピ
ペラジノ)−アセチル〕アミノ}プロパノエート(中間体B2) 出発材料:ベンジル3−アミノプロパノエート・トシレート 収率=71% 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ2.55(t,2H),3.5
(q,2H),3.6(s,4H),4.0(s,2H),4.05(s,2H
),5.1(s,2H),6.8(m,3H),7.3(m,5H),7.5(
d,2H)。
【0039】 3 − エチル3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−{〔2
−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}
プロパノエート(中間体B3) 出発材料:エチル3−アミノ−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)
プロパノエート・ヒドロクロリド 収率=59% 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.15(t,3H),2.8
(m,2H),3.65(m,4H),4.1(m,6H),5.3(q,1H
),5.9(d,2H),6.85(m,5H),6.9(d,1H),7.5
(d,2H)。
【0040】 4 − ベンジル3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−{〔
2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ
}プロパノエート(中間体B4) 出発材料:ベンジル3−アミノ−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル
)プロパノエート・トシレート 収率=49% 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ2.8(m,2H),3.55
(s,4H),4.0(s,2H),4.1(q,2H),5.0(d,2H)
,5.3(q,1H),5.9(d,2H),6.7(m,6H),7.25(
m,6H),7.5(d,2H)。
【0041】 5 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペ
ラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパノエート(中間体B5)
出発材料:エチル3−アミノ−3−(ピリジル)プロパノエート・ジヒドロクロ
リド 収率=54% 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.05(t,3H),2.8
5(m,2H),3.65(m,4H),4.1(m,6H),5.4(q,1
H),6.75(d,2H),7.25(q,1H),7.5(d,2H),7
.65(d,1H),7.75(bs,1H),8.45(d,1H),8.5
5(s,1H)。
【0042】 6 − ベンジル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピ
ペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパノエート(中間体B6
) 出発材料:ベンジル3−アミノ−3−(ピリジル)プロパノエート・ジトシレー
ト 収率=48%/ 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ2.95(dd,2H),3.
6(s,4H),4.0(s,2H),4.1(q,2H),5.0(s,2H
),5.45(q,1H),6.75(d,2H),7.25(m,6H),7
.5(d,2H),7.65(d,1H),7.75(d,1H),8.5(d
,1H),8.6(s,1H)。
【0043】 7 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペ
ラジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエート(中間体B7) 出発材料:エチル3−アミノ−5−フェニルペンタノエート・ヒドロクロリド 収率=63% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.2(t,3H),1.
8(m,2H),2.5(dq,2H),2.6(t,2H),3.6(dd,
4H),4.1(m,6H),4.2(m,1H),6.65(d,1H),6
.75(d,2H),7.1(m,3H),7.2(m,3H),7.5(d,
2H)。
【0044】 8 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペ
ラジノ)アセチル〕アミノ}−3−シクロヘキシルプロパノエート(中間体B8
) 出発材料:エチル3−アミノ−3−シクロヘキシルプロパノエート・ヒドロクロ
リド 収率=59% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ0.9(m,2H),1.
1(m,3H),1.15(t,3H),1.35(m,1H),1.6(m,
5H),2.3(dd,1H),2.5(dd,1H),3.5(m,2H),
3.6(m,2H),4.0(m,7H),6.95(d,2H),7.6(d
,2H),7.8(d,1H)。
【0045】 9 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペ
ラジノ)アセチル〕アミノ}−5−メチルヘキサノエート(中間体B9) 出発材料:エチル3−アミノ−5−メチルヘキサノエート・ヒドロクロリド 粗生成物を実施例9のために直接使用した。 10 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピ
ペラジノ)アセチル〕アミノ}−4,4−ジメチルペンタノエート(中間体B1
0) 出発材料:エチル3−アミノ−4,4−ジメチルペンタノエート・ヒドロクロリ
ド 上記生成物を実施例10のために直接使用した。
【0046】 11 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピ
ペラジノ)アセチル〕アミノ}−4−メチルペンタノエート(中間体B11) 出発材料:エチル3−アミノ−4−メチルペンタノエート・ヒドロクロリド この生成物を実施例11のために直接使用した。 12 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−3−オキソピ
ペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(中間体B12) イソブチル・クロロホルメート(1.39g,10mmol)を、30mlのテトラ
ヒドロフラン中の、2−〔4−(4−シアノフェニル)−3−オキソピペラジノ
〕酢酸(実施例2b)(2.59g,10mmol)とN−メチルモルフォリン(2
.1g,20mmol)の懸濁液に添加し、その後、混合物を5分間40℃の浴内で
加熱し;次に、エチル3−アミノプロパノエート・ヒドロクロリド(1.55g
,10mmol)を添加する。撹拌を室温で18時間続け溶媒を留去し、そして残渣
をフラッシュ・クロマトグラフィー(15/1ジクロロメタン/メタノール)に
より精製して1.7gの白色固体を得る。 収率=48% 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ1.25(t,3H),2.6
(t,2H),2.95(t,2H),3.15(s,1H),3.4(s,2
H),3.55(dd,2H),3.8(dd,2H),4.1(q,2H),
7.45(bs,1H),7.5(d,2H),7.7(d,2H)。
【0047】 以下の中間体生成物を製造するために12に記載した方法を使用した: 13 − ベンジル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−3−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(中間体B13) 出発材料:ベンジル3−アミノプロパノエート・トシレート 収率=69% 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ2.6(t,2H),2.8(
t,2H),3.1(s,2H),3.4(s,2H),3.55(q,2H)
,3.65(dd,2H),5.1(s,2H),7.3(s,5H),7.4
(bs,1H),7.45(d,2H),7.6(d,2H)。
【0048】 14 − エチル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−3−オキソピ
ペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル
)プロパノエート(中間体B14) 出発材料:エチル3−アミノ−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)
プロパノエート・ヒドロクロリド 収率=48% 15 − ベンジル3−{〔2−(4−(4−シアノフェニル)−3−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イ
ル)−プロパノエート(中間体B15) 出発材料:ベンジル3−アミノ−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル
)プロパノエート・トシレート 収率=48%
【0049】実施例1 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(CRL 4
2656) 150mlのエタノール中の中間体B1、エチル3−{〔2−(4−(4−シア
ノフェニル)−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(6
.2g,17.3mmol)、トリエチルアミン(3.8g,37.6mmol)、及び
ヒドロキシルアミン・ヒドロクロリド(2.5g,6mmol)の混合物を3時間還
流する。冷却後、混合物を濾過し、エタノールで濯ぎ、そして真空下で乾燥させ
て、5.2gの白色結晶を得る。 収率=77% 1H−NMR(200MHz,CD3 OD):δ1.25(t,3H),2.5
5(t,2H),3.45(t,2H),3.58(dd,2H),3.72(
dd,2H),4.0(s,2H),4.1(m,4H),7.0(d,2H)
,7.6(d,2H)。 MS−Cl m/z:392(M+H)+ 。 以下の生成物を製造するために実施例1に記載した方法を使用した:
【0050】実施例2 ベンジル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェ
ニル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート 出発材料:中間体B2 収率=71% 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ2.55(t,2H),3
.4(m,6H),3.85(s,2H),4.0(s,2H),5.1(s,
2H),5.6(s,2H),6.9(d,2H),7.34(m,4H),7
.55(d,2H),8.05(t,1H),9.35(s,1H)。
【0051】実施例3 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル)プロパノエート(CRL 42789) 出発材料:中間体B3 収率=77% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.1(t,3H),2.
75(dd,2H),3.4(bs,2H),3.5(bs,2H),3.9(
s,2H),4.0(s,4H),5.15(q,1H),5.65(s,2H
),6.0(s,2H),6.85(m,5H),7.55(d,2H),8.
4(d,1H),9.4(s,1H)。 MS−ES m/z:534(M+Na)+
【0052】実施例4 ベンジル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェ
ニル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジ
オキソール−5−イル)プロパノエート 出発材料:中間体B4 収率=73% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ2.8(dd,2H),3
.45(m,2H),3.5(m,2H),3.8(s,2H),4.0(s,
2H),5.0(s,2H),5.1(q,1H),5.6(s,2H),6.
0(s,2H),6.8(dd,2H),6.9(m,3H),7.3(m,5
H),7.55(d,2H),8.5(d,1H),9.4(s,1H)。
【0053】実施例5 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパノ
エート(CRL 42770) 出発材料:中間体B5 収率=72% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),3
.0(d,2H),3.45(bs,2H),3.65(bs,2H),4.0
(s,2H),4.05(q,2H),4.1(s,2H),5.4(q,1H
),7.0(d,2H),7.7(d,2H),8.1(dd,1H),8.6
(bs,1H),8.65(d,1H),8.8(d,1H),8.95(s,
1H),9.15(bs,1H),9.25(d,1H)。 MS−ES m/z:469(M+H)+
【0054】実施例6 ベンジル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェ
ニル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパ
ノエート 出発材料:中間体B6 収率=57% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ2.9(d,2H),3.
5(m,4H),3.85(s,2H),4.0(s,2H),5.0(s,2
H),5.25(q,1H),5.6(bs,2H),6.85(d,2H),
7.3(m,6H),7.5(d,2H),7.7(d,1H),8.4(d,
1H),8.5(s,1H),8.6(d,1H),9.3(s,1H)。
【0055】実施例7 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエー
ト(CRL 42903) 出発材料:中間体B7 収率=73% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.2(t,3H),1.
75(m,2H),2.45〜2.7(m,4H),3.5(dd,4H),3
.85(s,2H),4.1(m,5H),5.7(s,2H),6.9(d,
2H),7.2(m,3H),7.25(t,2H),7.6(d,2H),7
.95(d,1H),9.2(s,1H)。 MS−ES m/z:518(M+Na)+
【0056】実施例8 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−シクロヘキシルプロパ
ノエート(CRL 42933) 出発材料:中間体B8 収率=72% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ0.9(m,2H),1.
1(m,3H),1.15(t,3H),1.35(m,1H),1.6(m,
5H),2.3(dd,1H),2.5(dd,1H),3.5(m,2H),
3.6(m,2H),4.0(m,7H),6.95(d,2H),7.6(d
,2H),7.8(d,1H),9.4(s,1H)。 MS−ES m/z:496(M+Na)+
【0057】実施例9 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−メチルヘキサノエート
(CRL 42935) 出発材料:中間体B9 収率=40%(2ステップについてのもの) 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ0.9(t,6H),1.
17(t,3H),1.20(m,1H),1.4(m,1H),1.6(m,
1H),2.4(d,2H),3.4(m,2H),3.5(m,2H),3.
8(s,2H),4.0(d,2H),4.1(q,2H),4.18(m,1
H),5.65(s,2H),6.92(d,2H),7.5(d,2H),7
.8(d,1H),9.35(s,1H)。 MS−ES m/z:470(M+Na)+
【0058】実施例10 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−4,4−ジメチルペンタノ
エート(CRL 42963) 出発材料:中間体B10 収率=39%(2ステップについてのもの) 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ0.85(s,9H),1
.20(t,3H),2.25(dd,1H),2.6(dd,1H),3.4
5(m,2H),3.5(m,2H),3.85(s,2H),4.05(m,
5H),5.7(s,2H),6.95(d,2H),7.6(d,2H),7
.85(d,1H),9.4(s,1H)。 MS−ES m/z:470(M+Na)+
【0059】実施例11 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−4−メチルペンタノエート
(CRL 42965) 出発材料:中間体B11 収率=36%(2ステップについてのもの) 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ0.85(d,6H),1
.2(t,3H),1.75(m,1H),2.4(dd,1H),2.55(
dd,1H),3.45(m,2H),3.55(m,2H),3.8(s,2
H),4.1(m,5H),5.7(s,2H),6.95(d,2H),7.
6(d,2H),7.85(d,1H),9.45(s,1H)。 MS−ES m/z:456(M+Na)+
【0060】実施例12 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−3−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(CRL 4
2655) 200mlエタノール中の中間体B12、エチル3−{2−〔4−(4−シアノ
フェニル)−3−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−プロパノエート(4
.96g,13.9mmol)、トリエチルアミン(2.9g,28.7mmol)、及
びヒドロキシルアミン・ヒドロクロリド(2g,28.8mmol)の溶液を、4時
間還流し、そして次に溶媒を、真空下で留去する。約30mlの水を添加し、そし
て溶液を塩化ナトリウムで飽和させる。得られた混合物を濾過し、冷水で濯ぎ、
そして真空下で乾燥させて、3gのベージュ色の固体を得る。 収率=55% 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ1.10(t,3H),2
.75(t,2H),3.0(s,2H),3.2(s,2H),3.25(m
,4H),3.65(t,2H),4.0(q,2H),5.75(bs,2H
),7.25(d,2H),7.6(d,2H),7.95(bs,1H),9
.5(s,1H)。 MS−ES m/z:392(M+H)+ 。 以下の生成物を製造するために実施例12に記載した方法を使用した:
【0061】実施例13 ベンジル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェ
ニル}−3−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート 出発材料:中間体B13 収率=86%
【0062】実施例14 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェニ
ル}−3−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル)プロパノエート(CRL 42838) 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.1(t,3H),2.
8(m,4H),3.1(q,2H),3.35(s,2H),3.75(t,
2H),4.0(q,2H),5.2(q,1H),5.8(s,2H),6.
0(s,2H),6.8(dd,2H),7.0(s,1H),7.3(d,2
H),7.55(d,2H),8.4(d,1H),9.65(s,1H)。 MS−ES m/z:534(M+Na)+
【0063】実施例15 ベンジル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)フェニル}−
3−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソー
ル−5−イル)プロパノエート 出発材料:中間体B15 収率=92%
【0064】実施例16 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート・アセテート(CRL
42673) エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル〕フェ
ニル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート(実施例1
)(2.88g,7.36mmol)を100mlの酢酸に溶解させ、そして無水酢酸
(1.5g,14.7mmol)と0.5gの10%炭素上パラジウムを次に添加す
る。混合物を3時間50psi の下で室温で水添する。得られた混合物を濾過し、
そして真空下で蒸発乾固させて、粉末を得、エーテルを添加し、そしてこうして
得られた懸濁液を濾過して、2.8gの僅かにピンク色の粉末を得、これを10
0mlの水に溶解させ、活性炭で処理し、そして濾過し、そして濾液を凍結乾燥さ
せて、2.5gのベージュ色の固体を得る。 収率=78% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.3(t,3H),1.
8(s,3H),3.4(dd,2H),3.6(t,2H),3.8(t,2
H),4.0(d,4H),4.05(q,2H),7.2(d,2H),7.
85(d,2H),8.25(bs,1H)。 MS−ES m/z:376(M+H)+ 。 以下の生成物を製造するために実施例16に記載の方法を使用した(実施例1
7,19,28、及び30の化合物のための、アセテートからヒドロクロリドへ
の変換による)。
【0065】実施例17 3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパン酸ヒドロクロリド(CRL 4267
4) 出発材料:実施例2 収率=88% 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ2.35(t,2H),3
.25(dd,2H),3.35〜3.7(m,4H),4.0(d,4H),
7.0(d,2H),7.8(d,2H),8.1(bs,1H),8.85(
bd,2H),9.05(bs,2H)。 MS−ES m/z:348(M+H)+
【0066】実施例18 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−
5−イル)プロパノエート・アセテート(CRL 42827) 出発材料:実施例3 収率=68% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.1(t,3H),1.
7(s,3H),2.75(dd,2H),3.5(t,2H),3.7(t,
2H),4.0(m,6H),5.2(q,1H),6.0(s,2H),6.
8(dd,1H),6.85(d,1H),6.9(s,1H),7.0(d,
2H),7.75(d,2H),8.55(d,1H)。 MS−ES m/z:496(M+H)+
【0067】実施例19 3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イ
ル)プロパン酸ヒドロクロリド(CRL 42788) 出発材料:実施例4 収率=47% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ2.65(t,2H),3
.5(bs,2H),3.7(bs,2H),4.05(d,4H),5.2(
q,1H),6.0(s,2H),6.75(d,1H),6.8(d,1H)
,6.9(s,1H),7.05(d,2H),7.8(d,2H),8.7(
d,1H),9.0(bs,2H),9.1(bs,2H),12.3(bs,
1H)。 MS−Cl m/z:468(M+H)+
【0068】実施例20 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)−アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパノエートア
セテート(CRL 42828) 出発材料:実施例5 収率=75% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.1(t,3H),1.
75(bs,3H),2.9(d,2H),3.45(bs,2H),3.7(
bs,2H),4.0(m,6H),5.2(q,1H),7.0(d,2H)
,7.4(t,1H),7.8(bd,3H),8.45(bs,1H),8.
5(bs,1H),8.8(bd,1H)。 MS−ES m/z:453(M+H)+
【0069】実施例21 3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(ピリジル)プロパン酸アセテート(C
RL 42799) 出発材料:実施例6 収率=67% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.9(s,6H),2.
65(bs,2H),3.5(bs,2H),3.7(bs,2H),3.9(
d,1H),4.05(s,2H),4.2(d,1H),5.2(bs,1H
),6.9(d,2H),7.3(dd,1H),7.7(d,2H),7.7
5(d,1H),8.4(bs,2H),8.55(s,1H),9.4(bd
,1H),11.1(bs,2H)。 MS−Cl m/z:425(M+H)+
【0070】実施例22 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエート・アセチ
ル(CRL 42904) 出発材料:実施例7 収率=70% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),1
.73(s,3H),1.74(m,2H),2.45(m,2H),2.6(
m,2H),3.5(m,2H),3.7(m,2H),4.0(m,7H),
7.05(d,2H),7.2(m,3H),7.26(t,2H),7.75
(d,2H),8.0(d,1H)。 MS−ES m/z:480(M+H)+
【0071】実施例23 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−シクロヘキシルプロパノエート・
アセテート(CRL 42932) 出発材料:実施例8 収率=62% 1H−NMR(400MHz,D2 O):δ1.05(m,2H),1.25(
m,3H),1.3(t,3H),1.5(m,1H),1.75(m,5H)
,2.0(s,3H),2.55(dd,1H),2.8(dd,1H),3.
68(m,2H),3.85(m,2H),4.2(m,7H),7.12(d
,2H),7.8(d,2H)。 MS−ES m/z:458(M+H)+
【0072】実施例24 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−メチルヘキサノエート・アセテー
ト(CRL 42934) 出発材料:実施例9 収率=74% 1H−NMR(400MHz,D2 O):δ1.15(t,3H),1.73(
s,3H),1.74(m,2H),2.45(m,2H),2.6(m,2H
),3.5(m,2H),3.7(m,2H),4.0(m,7H),7.05
(d,2H),7.2(m,3H),7.26(t,2H),7.75(d,2
H),8.0(d,1H)。 MS−ES m/z:432(M+H)+
【0073】実施例25 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−4,4−ジメチルペンタノエート・ア
セテート(CRL 42964) 出発材料:実施例10 収率=74% 1H−NMR(400MHz,D2 O):δ1.0(s,9H),1.35(t
,3H),2.05(s,3H),2.5(dd,1H),2.85(dd,1
H),3.7(m,2H),3.85(m,2H),4.2(m,7H),7.
15(d,2H),7.8(d,2H)。 MS−ES m/z:432(M+H)+
【0074】実施例26 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−2−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−4−メチルペンタノエート・アセテー
ト(CRL 42966) 出発材料:実施例11 収率=100% 1H−NMR(400MHz,D2 O):δ1.0(t,6H),1.35(t
,3H),1.9(m,1H),2.0(s,3H),2.55(dd,1H)
,2.8(dd,1H),3.7(m,2H),3.8(m,1H),4.2(
m,7H),7.1(d,2H),7.8(d,2H)。 MS−ES m/z:418(M+H)+
【0075】実施例27 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−3−
オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパノエート・アセテート(CRL
42672) 出発材料:実施例12 収率=53% 1H−NMR(200MHz,DMSO−d6 ):δ1.2(t,3H),1.
75(s,3H),2.5(s,2H),2.85(s,2H),3.3(s,
4H),3.8(s,2H),4.05(d,2H),7.6(d,2H),7
.8(d,2H),8.1(s,1H)。
【0076】実施例28 3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−3−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}プロパン酸ヒドロクロリド(CRL 4267
5) 出発材料:実施例13 収率=70% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):(bs,2H),2.5(s
,2H),2.8(bs,2H),3.1(s,2H),3.3(m,2H),
3.8(bs,2H),7.55(d,2H),7.65(d,2H),8.2
(bs,1H),8.9(bs,1H)。 MS−ES m/z:370(M+Na)+
【0077】実施例29 エチル3−{2−〔4−(4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−3−オ
キソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5
−イル)プロパノエート・アセテート(CRL 42837) 出発材料:実施例14 収率=80% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.1(t,3H),1.
75(bs,3H),2.8(m,4H),3.1(q,2H),3.3(s,
2H),3.75(bs,2H),4.0(q,2H),5.2(q,1H),
6.0(s,2H),6.75(m,2H),6.9(s,1H),7.55(
d,2H),7.8(d,2H),8.45(d,1H)。 MS−ES m/z:496(M+H)+
【0078】実施例30 3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕フェニル}−3−オキソ
ピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イ
ル)プロパン酸ヒドロクロリド(CRL 42839) 出発材料:実施例15 収率=76% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ2.75(m,2H),3
.65(bs,2H),4.1(m,6H),5.2(q,1H),5.95(
s,2H),6.8(m,2H),7.0(s,1H),7.6(d,2H),
7.9(d,2H),9.25(s,3H),9.45(s,2H)。 MS−ES m/z:468(M+H)+
【0079】実施例31 エチル3−({2−〔4−(4−{アミノ〔(エトキシカルボニル)イミノ〕−
メチル}フェニル)−2−オキソピペラジノ〕アセチル}アミノ)−3−(1,
3−ベンゾジオキソール−5−イル)プロパノエート(CRL 42960) 実施例18の生成物を2N塩化水素酸HCl溶液の添加によりヒドロクロリド
に変換し、その後濾過する。
【0080】 トリエチルアミン(1.1g,11mmol)とエチル・クロロホルメート(0.
54g,5mmol)を5℃で順番に、50mlのDMF中のこうして得られた塩化水
素の溶液(2.2g,4.1mmol)に添加する。撹拌を18時間室温で続ける。
水と酢酸エチルを添加し、そして有機相を水で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上
で乾燥させる。1.3gの黄色っぽい固体をシリカ(10/1酢酸エチル/メタ
ノール)上のクロマトグラフィー後に得る。 収率=55% 1H−NMR(400MHz,CDCl3 ):δ1.3(t,3H),1.5(
t,3H),2.9(dq,2H),3.75(bs,4H),4.2(m,6
H),4.4(q,2H),5.45(m,1H),6.05(d,2H),6
.9(m,5H),7.55(d,1H),8.0(d,2H),9.75(b
s,1H)。 MS−ES m/z:590(M+Na)+
【0081】実施例32 エチル3−{〔2−(4−{4−〔イミノ(ピペラジノ)メチル〕フェニル}−
2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエート(C
RL 43101) 60mlの4N塩酸酢酸エチル溶液を5℃で5mlエタノール中のエチル3−{〔
2−(4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ
}−5−フェニルペンタノエート(中間体B7)(3.3g,7.1mmol)の混
合物に添加する。撹拌を40時間室温で続ける。混合物を蒸発乾固させて、黄色
の固体を得る。
【0082】 ピペリジン(2.6g,30.6mmol)を、60mlのエタノールと50mlの酢
酸エチル中の先に得られた中間体(2.1g,3.8mmol)の懸濁液に添加する
。室温で24時間撹拌した後、混合物を濾過する。粗生成物を酢酸エチルとエタ
ノールの混合物から再結晶化させて、0.7gのベージュ色の固体を得る。 収率=65% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),1
.7(m,8H),2.5(m,3H),2.6(m,1H),3.45(m,
1H),3.50(bs,4H),3.70(bs,4H),4.05(m,6
H),7.1(d,2H),7.2(m,3H),7.25(d,2H),7.
45(d,2H),8.15(d,1H),9.2(bs,2H)。 MS−ES m/z:548(M+H)+ 。 以下の生成物を製造するために実施例32に記載の方法を使用した:
【0083】実施例33 エチル3−{〔2−(4−{4−〔イミノ(モルフォリノ)メチル〕フェニル}
−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエート(
CRL 43102) 出発材料:中間体B7及びモルフォリン 収率=56% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),1
.7(m,2H),2.5(m,3H),2.6(m,1H),3.50(bs
,4H),3.70(m,8H),4.05(m,7H),7.1(d,2H)
,7.2(m,3H),7.25(d,2H),7.50(d,2H),8.1
5(d,1H),9.4(bs,2H)。 MS−ES m/z:550(M+H)+
【0084】実施例34 エチル3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−{〔2−(4−{
4−〔イミノ(ピペリジノ)メチル〕フェニル}−2−オキソピペラジノ)アセ
チル〕アミノ}プロパノエート・ヒドロクロリド(CRL 43103) 出発材料:中間体B3及びピペリジン 収率=61% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),1
.65(bs,6H),2.75(m,2H),3.45(m,4H),3.5
5(m,2H),3.65(bs,2H),4.00(m,6H),5.15(
q,1H),6.00(s,2H),6.8(d,1H),6.85(d,1H
),6.95(s,1H),7.05(d,2H),7.45(d,2H),8
.7(d,1H),9.15(bs,2H)。 MS−ES m/z:564(M+H)+
【0085】実施例35 エチル3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−{〔2−(4−{
4−〔イミノ(モルフォリノ)メチル〕フェニル}−2−オキソピペラジノ)ア
セチル〕アミノ}プロパノエート・ヒドロクロリド(CRL 43104) 出発材料:中間体B3及びモルフォリン 収率=65% 1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ):δ1.15(t,3H),2
.75(m,2H),3.45(m,4H),3.65(m,4H),3.8(
bs,4H),4.00(m,6H),5.15(q,1H),6.00(s,
2H),6.75(d,1H),6.80(d,1H),6.90(s,1H)
,7.05(d,2H),7.45(d,2H),8.65(d,1H),9.
30(bs,1H),9.35(bs,1H)。 MS−ES m/z:566(M+H)+
【0086】 血小板凝集に対する式(I)の化合物の阻害活性の試験を、インビトロにおい
て、すなわち、上記化合物の各種濃度の溶液を、血液凝固を妨害するかもしれな
い物質又は薬物を全く受容していない実験動物(モルモット)及び健康ヒト被験
者から、標準条件下、採取された全血サンプルから新鮮分離された血小板と直接
接触させることにより、実施した。抗−血小板−凝集活性を、エクス・ビボ/ビ
トロにおいて、すなわち、吸収され、そして血中に循環するテスト製品の画分に
より誘導される抗−凝集作用の強度及び繊維時間を計測するために、クレームさ
れた物質をモルモットに投与した後にもテストした。
【0087】 1.インビトロにおける薬理試験 1.1.モルモットの血小板に対する試験 血液凝固を完全に防止するために、0.5mlのクエン酸3ナトリウム(水性溶
液の濃度:1.55%)当り4.5mlの割合で、(約330gの重さの)雄Du
nkin−Hartleyモルモット(guinea pigs)から心臓穿刺
により、血液を採取する。血小板に富む血漿(platelet−rich p
lasma(PRP))を、150gにおいて15分間全血の管を遠心分離にか
けることにより得る。
【0088】 PRPを“プール”として集める。これらのプールに含まれる血小板を、Co
ulter ZM血液学自動装置を使用してカウントする:必要な場合、血漿中
の血小板濃度が200,000〜400,000血小板/mm3 の間にあるように
、希釈を実施する。同時に、上記プールの他のサンプルは、15分間1500g
における遠心分離により、血小板減少血漿(platelet−poor pl
asma(PPP))を調製するのに役立つ。
【0089】 血小板凝集の動態試験を、血栓の出現の光学的検出を使用するChrono−
log Corporationの凝集計測計(490−D1 又は560VS)
を使用して、一定量のPRPにコラーゲン溶液(1μg/ml)を添加することに
より、行う。 50%阻害濃度(IC50)の測定を、PRPのプールのサンプルに、所定容量
の溶媒(対照参照)、及び下記増加濃度の上記化合物を添加により行う:1.5
×10-8M、7×10-8M、1.5×10-7M、3×10-7M、7×10-7M、
1.5×10-6M、及び7×10-5M。上記凝集阻害の計測を、撹拌しながら3
7℃での3分間の接触後に行う。
【0090】 1.2.ヒト血小板に対する試験 静脈血を肘関節の静脈内への穿刺により、同年齢の10人の健康なヒト被検体
の一群から採取し、そして水性0.129Mのクエン酸ナトリウム溶液を含むガ
ラス管内に集める(9容量の血液当り1容量のクエン酸塩溶液)。各管を次に最
初20℃に及び100gにおいて15分間、血小板に富む血漿(PRP)を得る
ために遠心分離にかけ;このPRPを取り出した後、上記管を再び2000gに
おいて15分間遠心分離にかけて、今回は、血小板減少血漿(PPP)を得る。
【0091】 PRPの同定サンプルのそれぞれについて、Coulter ZMカウンター
を使用して血小板をカウントする。次に、間隔10-8M→10-5Mをカバーする
レンジ内の各化合物の増加濃度の添加の関数として(濃度の例:10-8M、5×
10-7M、3×10-7M、10-7M、8×10-6M、6×10-6M、4×10-6 M、2×10-6M、10-6M、5×10-5M、10-5M)、(5μg/mlの濃度
において使用した)CoultronicsからのChromo−par Re
agentコラーゲン・グルコース溶液の添加により誘導される血小板凝集の阻
害における変化を調べるために、各サンプルを使用する。前もって、各化合物に
ついて、水性10-3M溶液を調製する。血小板凝集に対する上記溶媒の可能性の
ある効果(参照値)をチェックすることを意図された対照試験を、各計測シリー
ズに導入し、そして撹拌しながら37℃において3分間の接触の後に計測する。
【0092】 各濃度の各化合物について計測した血小板凝集の阻害のパーセンテージから、
50%阻害濃度(IC50)を計算する。 2.モルモットにおけるエクスビボ/ビトロ(ex vivo/vitro)
における薬理試験 上記化合物の抗−血小板−凝集活性の評価を、上述のものと同じモルモット(
Dunkin−Hartley血統)において行う。150mg/kg〜10mg/kg
の投与量の範囲内の各製品及び各媒質(5ml/kg)の投与を、血液を断食モルモ
ットから採取する1時間、2時間、4時間、6時間、8時間又は12時間前に、
胃経路(gastric route(g.r.))を介して行う。上記動物へ
の上記処置の割り当ては、ランダムである。
【0093】 血液を採取し、そして次に、インビトロ試験のために先に試験したものと同一
条件下で処理する。 各試験濃度について得た血小板凝集の阻害の結果は、各試験製品のIC50濃度
並びに上記阻害効果の動態及びその作用の継続時間の計算を可能にする。 以下の表中にコラーゲンにより誘導された血小板凝集の阻害の試験結果をまと
める:
【0094】
【表1】
【0095】 特定の化合物については、血小板凝集に対する阻害活性の力は、より低投与量
において見られた。この場合、例えば、CRL 42789、CRL 4278
8、及びCRL 42903については、それについて、投与が凝集テストの1
及び2時間前に行われたとき、10mg/kgの経口投与量(胃経路)で処理された
モルモットにおいてエクスビボにおいて得られた抗凝集作用は、それぞれ、69
%と72%(CRL 42789)、57%と24%(CRL 42788)又
は72%(CRL 42903について1時間目)である。
【0096】 従って、本発明の対象は、有効量の式(I)の化合物又は医薬として許容され
る酸とのその塩を含む医薬組成物でもある。 より特に、本発明の対象は、上記化合物の中の1の有効量を含む、血中血小板
の凝集を阻害するための化合物である。 また、本発明の対象は、 − 上記化合物の中の1の有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物
における血中血小板へのフィブリノーゲンの結合を阻害する方法、 − 上記化合物の中の1の有効量の上記患者への投与を含む、患者における血
栓の治療のための方法、 − 上記化合物の中の1の有効量の上記患者への投与を含む、患者における血
栓リスクを防止するための方法、 でもある。
【0097】 式(I)の化合物は、特に、以下の分野において、使用することができる: i)心臓外科手術(冠状動脈バイパス)または介在性心臓学(経脈管経皮血管
形成術、エンドアーテクトミー(endoartectomy)、ステントの挿
入)の経過における動脈血栓リスクの急性防止: − 上記症状においては、上記化合物は、上記動脈血栓リスクの認識された予
防的処置に添加され;上記介在前に始まるアセチルサリチル酸の経口投与(15
0〜500mg j経口)、そして次に以下のものが続く;上記介在の間に始まり
、そしてその後48〜96時間続く非分画ヘパリンの静脈内輸注。次に式(I)
の化合物の投与を、アスピリンの投与と同時に経口によるか(0.5〜1.5mg
/kg)、又はボーラスと併合されて又はされずに、静脈内輸注により(0.25
〜1mg/kg/24時間)、行うことができる。48時間後に、上記処置が静脈内
投与された場合、看護そして次に歩行処置を容易にするために、(12時間の間
隔での2投薬摂取における0.25〜10mg/kg)の経口投与により、それは、
中継されるであろう。
【0098】 (ii)不安定性アンギナ又は心筋梗塞のエピソードを示す傾向をもつ患者にお
ける動脈血栓リスクの2次的予防:これらの症状においては、フレームする化合
物の高い生物学的利用能、すなわち、血小板へのフィブリノーゲンの結合をそれ
らが阻害することができるので、有効である循環濃度を速く獲得する可能性が、
上記患者が動脈血栓症の上記リスクを示すところの期間にわたり、クレームする
医薬品を経口的に使用することを可能にする。上記の状況下では、上記化合物は
、それらの高い生物学的利用能及びそれらの長い作用継続時間に因り、1日当り
1〜3経口投与の割合で、有利には、投与され、その投与量は、0.5〜10mg
/kgのレンジ内に選ばれる。
【0099】 本特許出願中に記載する活性素の中の1を含む医薬組成物は、塩基の形態でか
又は医薬として許容される塩の形態でのいずれかで、あるいは、エステル官能基
(この官能基はその後、経口投与後にインビトロにおいて解放される)を含むプ
ロドラッグの形態で、上記活性物質を取り込む。上記医薬組成物は、当業者に知
られた製造アジュバント及びビヒクルを取り込む。後者は、薬局方(the P
harmacopoeias)により認められた医薬ツールの範囲から選ばれる
。経口経路を意図される医薬形態の製造のために言及されることができる実施例
は:スターチ、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン
、ラクトース、ポリエチレン・グリコール等である。使用されることができる医
薬形態は、以下の可能性のあるものから選ばれるであろう:割れる又は割れない
錠剤、ゲル・カプセル、ロゼンジ、顆粒、粉末。処置されるべき病理学及び各患
者の形態学の特徴に従って、日用経口投与量は、血小板GpIIb/IIIa レセプ
ターの占有の有効レベルを維持するために均一に間をあけて1〜3回の投薬にお
いて服用される0.02〜50mg/kg/日の間にあるであろう。静脈内経路を介
して、上記処置の急性期を意図された医薬形態は、追跡操作(the oper
ation follow−ups)の直後の評価の関数として最も効率的であ
る血小板凝集の阻害に基づき、個体の投薬適応を許容するように、設計される。
この意味で、輸注のための凍結乾燥物及びすぐに使用できる溶液が、0.01mg
/kg/日〜20mg/kg/日の投与レンジ内の投与量を個別に修正することを可能
にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/12 C07D 401/12 405/12 405/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 アンリ,マルゲリート フランス国,エフ−94701 メゾン アル フォール,アブニュ デュ プロフェスー ル キャディオ,ラボラトワール エル. ラフォン 19 (72)発明者 ジブロ,ティエリー フランス国,エフ−94300 バンサンヌ, リュ マシュー 55 (72)発明者 ルスール,ブリジット フランス国,エフ−77420 シャンプ ス ール マルヌ,リュ デュ ピベール 71 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB09 CC34 CC54 CC81 DD12 DD34 DD54 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC50 GA02 GA07 MA01 MA04 NA14 ZA54 ZC42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の一般式(I): 【化1】 {式中: R1 は、水素、C1 −C4 アルキル基、及びフェニル(C1 −C4 アルキル)
    基から選ばれ; R2 は、水素、ヒドロキシル基、及びアミジノ基のための保護基から選ばれ; R3 は、 − 水素、 − C1 −C5 アルキル、C3 −C12単又は2環式シクロアルキル、C2 −C 4 アルケニル、及びC2 −C4 アルキニル、ここで、上記基は場合によりハロゲ
    ン及びヒドロキシル基から選ばれる基で置換される; − 単−;2−又は3環式C6 −C14アリール基、 − 複素アリール基であって、ピリジル、チエニル、フリール、キノールイル
    、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキソールイル、ベンゾチエニル、ベンゾフリ
    ール、及びピラジニル基から選ばれるもの; − フェニル(C1 −C4 )アルキル及びナフチル(C1 −C4 )アルキル基
    であって場合によりそのアリール核上で置換されたもの、並びにピペロニル基、
    から選ばれ; R4 とR5 は、互いに独立して、水素及びC1 −C5 アルキル基から選ばれ、
    又はその窒素原子と一緒に、ピペリジル及びモルフォリニル基から選ばれる基を
    形成し; ここで、上記アリール及び複素アリール基は、場合により、独立して、ハロゲ
    ン、C1 −C4 アルキル、トリフルオロメチル、C1 −C4 アルキルチオ、C1
    −C4 アルキルスルホニル、C1 −C4 アルキルオキシ、ニトロ、並びに基−C
    OOR、−CH2 COOR、及び−O−CH2 −COOR(ここで、RはC1
    4 アルキル基である。)から選ばれる1以上の基で置換され; そして上記オキソ基は、上記ピペラジン上の2又は3位にある。}により表さ
    れる化合物、及び医薬として許容される酸とのその付加塩。
  2. 【請求項2】 エチル3−{〔2−(4−{4−〔アミノ(ヒドロキシイミ
    ノ)メチル〕フェニル}−2−オキソピペラジノ)アセチル〕アミノ}−3−(
    1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)プロパノエート、エチル3−{〔2−
    (4−{4−〔アミノ(ヒドロキシ−イミノ)メチル〕フェニル}−2−オキソ
    ピペリジノ)アセチル〕アミノ}−5−フェニルペンタノエート、3−{〔2−
    (4−{4−〔アミノ(イミノ)メチル〕−フェニル}−2−オキソピペラジノ
    )アセチル〕アミノ}−3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)プロパ
    ン酸から選ばれる請求項1に記載の化合物、及び医薬として許容される酸とのそ
    の付加塩。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の式(I)の化合物の製法であって、 a)以下の式: 【化2】 {式中、Zは、以下の基: 【化3】 により表される前駆基である。}により表される酸を、以下の式: 【化4】 {式中、R' 1はC1 −C4 アルキル又はフェニル(C1 −C4 アルキル)基であ
    る。}により表されるアミンと反応させて、以下の式: 【化5】 により表される化合物を得; b)上記基Zを、以下の基: 【化6】 に変換し、そして c)場合により、上記基R' 1を水素原子に変換する、 による、前記製法。
  4. 【請求項4】 活性素として、請求項1又は請求項2に記載の化合物を含む
    、治療用組成物。
  5. 【請求項5】 抗血栓薬の製造のための、請求項1又は請求項2に記載の化
    合物の使用。
  6. 【請求項6】 哺乳動物における血中血小板へのフィブリノーゲンの結合を
    阻害する方法であって、上記哺乳動物に、有効量の請求項1又は請求項2に記載
    の化合物を投与することを含む、前記方法。
  7. 【請求項7】 患者における血中血小板の凝集を阻害する方法であって、上
    記患者に、有効量の請求項1又は請求項2に記載の化合物を投与することを含む
    、前記方法。
  8. 【請求項8】 患者における血栓症の治療方法であって、上記患者に、有効
    量の請求項1又は請求項2に記載の化合物を投与することを含む、前記方法。
  9. 【請求項9】 患者における血栓症のリスクを防止する方法であって、上記
    患者に、効果量の請求項1又は請求項2に記載の化合物を投与することを含む、
    前記方法。
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