JP2002520351A - 抗菌・カビ剤及びポリマーを被覆したコアを有するペレット - Google Patents

抗菌・カビ剤及びポリマーを被覆したコアを有するペレット

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デ・コンデ,バレンテイン・フロレント・ビクトル
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、710−1180μm(16−25メッシュ)糖コア、水溶性ポリマー及び抗菌・カビ剤の被覆フィルム、並びに密封被覆層を含んでなり、その場合、ジクロロメタンの残留濃度が600ppm未満であるペレット;該ペレットを含んでなる製薬学的剤形並びに該ペレットの製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はイトラコナゾールの新規なペレット、該ペレットの製造方法及びその
ようなペレットの治療的に有効な量を含んでなる経口剤形に関する。
【0002】 イトラコナゾールのようなアゾール抗菌・カビ剤(antifungal)の
有効な製薬学的組成物の開発は、該抗菌・カビ剤が水にほんのわずかにしか解け
ないことにより著しく妨げられる。WO−85/02767及びUS−4,76
4,604中に記述されたようにシクロデキストリンまたはその誘導体との複合
体形成により該化合物の溶解性及び生物学的利用能を高めることができる。
【0003】 1994年3月17日に公開されたWO−94/05263には、アゾール抗
菌・カビ剤、より具体的にはイトラコナゾール(またはサペルコナゾール)、及
びポリマー、より具体的にはヒドロキシプロピルメチルセルロースを被覆した2
5−30メッシュ糖コア(600−710μm)を有するビーズが開示されてい
る。密封フィルム被覆で仕上げた、そのような薬剤被覆コアはビーズと呼ばれる
。約100mgのイトラコナゾールに等しい約460mgのビーズを経口投与の
ために適当な硬質ゼラチンカプセル(サイズ0)中に充填する。それらのカプセ
ル剤は商標SporanoxTMで多数の国で市販されている。アゾール抗菌・カ
ビ剤は被覆ビーズの表面から容易に放出され、それはアゾール抗菌・カビ剤の以
前に既知の経口剤形より改善された生物学的利用能をもたらす。
【0004】 WO−94/05263中に記述されたような被覆ビーズの製造は、特に建て
られた工場において特別な技術及び特別な装置を必要とする。実際、先行類似技
術において記述されたビーズは、多数の操作工程を必要とするかなり複雑な方法
で製造される。まず、適当な溶媒系に適切な量の抗菌・カビ剤及び親水性ポリマ
ー、好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を溶解するこ
とにより薬剤含有溶液を調製する。適当な溶媒系は、塩化メチレンとアルコール
の混合物を含んでなる。該混合物は、薬剤物質の溶媒として作用する重量で少な
くとも50%の塩化メチレンを含んでなるべきである。ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースは塩化メチレン中に完全には溶解しないので、少なくとも10%の
アルコールを添加しなければならない。続いて、下部スプレーインサートを備え
た流動層粗砕機で25−30メッシュ糖コアを薬剤被覆する。噴霧速度を注意深
く調節すべきであるだけでなく、流動層粗砕機中の温度制御もきわめて重要であ
る。従って、この工程は高品質生成物を再現性よく得るために多数の制御を必要
とする。さらに、この技術は、被覆中に存在する塩化メチレン及びメタノールま
たはエタノールのような残留有機溶媒の問題の適切な解決を必要とする。薬剤被
覆中間体生成物中に残留する可能性があるあらゆる溶媒を除くために、真空中で
の乾燥工程が必要とされる。続いて、乾燥した薬剤被覆コアに密封被覆をつける
【0005】 WO−94/05263は、コアの大きさがかなり重要であることを説明して
いる。一方で、コアが大きすぎると、薬剤被覆層をつけるために利用できる表面
積が少なく、それはより厚い被覆層をもたらす。被覆層中の残留溶媒レベルを減
らすために強力な乾燥工程が必要とされるのでこれは製造方法に問題をもちだす
。強力な乾燥条件はペレットからの薬剤溶解に不都合に影響を及ぼす可能性があ
り、それ故、製造工程中に非常に十分に制御されるべきである。他方で、小さい
コアは被覆のために利用できるより大きい全面積を有し、より薄い被覆層をもた
らす。従って、残留溶媒レベルを減らすためにはるかに強力でない乾燥工程を用
いることができる。しかしながら、小さすぎるコア、例えば500−600μm
(30−35メッシュ)コアは、被覆工程中に著しい凝集傾向を示すという不都
合な点があった。従って、600−710μm(25−30メッシュ)コアが、
凝集にも強力な乾燥工程によっても方法が拘束されない最適サイズに相当すると
結論づけた。
【0006】 コアが比較的大きく、710−1180μm(25−16メッシュ)、特に7
10−1000μm(25−18メッシュ)、とりわけ710−850μm(2
5−20メッシュ)であり、そして該薬剤被覆コア中の残留溶媒レベルが調和に
関する国際会議(International Conference on Harmonisation)(ICH)[
1998年3月より有効であるCH題目Q3C不純物:残留溶媒(CPMP/I
CH/283/95)]により定められた制限内である薬剤被覆コアを含んでな
る製薬学的剤形を利用できることが非常に望ましい。その場合、ジクロロメタン
及びメタノールは両方ともクラス2溶媒であるとみなされ、薬剤におけるその存
在は制限されるべきであり;それらのそれぞれの許容日被爆量(Permitted Dail
y Exposure)(PDE)は6mg/日及び30mg/日であり;製薬学的剤形中
のそれらのそれぞれの濃度限度は600ppm及び3000ppmである。
【0007】 先に記載したように、比較的大きいコア及び比較的厚い薬剤/ポリマー被覆層
を有するビースにおいてこれらの低い残留溶媒レベルを達成することは難しい。
薬剤被覆が厚くなるにつれて、残留溶媒が外に向かって拡散するのにより時間が
かかる。溶質の拡散の速度はその濃度勾配に比例し、圧力を下げることは残留溶
媒レベルを下げるために役立つはずであると分かる。
【0008】 しかしながら、通常の加熱技術を用いる場合、より低い圧力は同時に薬剤被覆
ビーズへの熱伝達の効率を下げ、従って、残留溶媒の蒸発は遅くなる。本発明は
、低圧環境で薬剤被覆コアに効率よく熱を伝達し、従って、ICHにより出され
た上記のガイドラインを満たす薬剤被覆コアを得ることができる方法を提供する
。その方法は、薬剤中の残留溶媒に対する最新の国際制限を満たす比較的大きい
ビーズを得ることを初めて可能にする。
【0009】 イトラコナゾールまたは(±)−シス−4−[4−[4−[4−[[2−(2
,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル
メチル)−1,3−ジオキソラン−4−イル]メトキシ]フェニル]−1−ピペ
ラジニル]フェニル]−2,4−ジヒドロ−2−(1−メチルプロピル)−3H
−1,2,4−トリアゾール−3−オンは、経口、非経口及び局所的使用のため
に開発された広範囲の抗菌スペクトルの抗菌・カビ化合物であり、US−4,2
67,179中に開示されている。そのジフルオロ類似体、サペルコナゾールま
たは(±)−シス−4−[4−[4−[4−[[2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−
ジオキソラン−4−イル]メトキシ]フェニル]−1−ピペラジニル]フェニル
]−2,4−ジヒドロ−2−(1−メトキシプロピル)−3H−1,2,4−ト
リアゾール−3−オンは、アスペルギルス(Aspergillus)種に対し
て向上した活性を有し、US−4,916,134中に開示されている。イトラ
コナゾール及びサペルコナゾールは両方とも4種のジアステレオ異性体の混合物
からなり、その製造及び有用性はWO−93/19061中に開示されており;
イトラコナゾール及びサペルコナゾールのジアステレオ異性体を[2R−[2α
、4α、4(R*)]]、[2R−[2α、4α、4(S*)]]、[2S−[
2α、4α、4(S*)]]及び[2S−[2α、4α、4(R*)]]と称す
る。以下に用いられる場合、「イトラコナゾール」という用語は広く解釈される
べきであり、イトラコナゾールまたはその立体異性体の一つまたはその立体異性
体の2つもしくは3つの混合物の遊離塩基形態及び製薬学的に許容しうる付加塩
を含んでなる。好ましいイトラコナゾール化合物は遊離塩基形態の(±)−(シ
ス)型である。適切な酸と塩基形態の反応により酸付加形態を得ることができる
。適切な酸は、例えば、ハロゲン化水素酸、例えば塩酸もしくは臭化水素酸;硫
酸;硝酸;リン酸等のような無機酸;または例えば酢酸、プロパン酸、ヒドロキ
シ酢酸、2−ヒドロキシプロパン酸、2−オキソプロパン酸、エタン二酸、プロ
パン二酸、ブタン二酸、(Z)−ブテン二酸、(E)−ブテン二酸、2−ヒドロ
キシブタン二酸、2,3−ジヒドロキシ−ブタン二酸、2−ヒドロキシ−1,2
,3−プロパントリカルボン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、4−メチルベンゼンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸
、2−ヒドロキシ安息香酸、4−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸等のような有
機酸を含んでなる。 イトラコナゾールの半減期は十分に高いのでその治療的に
有効な血漿レベルを少なくとも24時間容易に保つことができると言ってもよい
。その条件は、イトラコナゾールが血漿に到達しなければならないことである。
溶解したイトラコナゾールの胃からの吸収は元来問題ではない。従って、イトラ
コナゾールの徐放性剤形の必要はなく、即時放出形態が好都合である。言い換え
れば、治療的に有効な量のイトラコナゾールの投与に関する主要な問題は、まず
第一に、イトラコナゾールの十分な量が循環中に入るために十分に長く溶液中に
とどまり、そして容易に生体が利用できない形態、特に(イトラコナゾールが水
性媒質中に沈殿する場合に形成される)結晶性イトラコナゾールに転化されない
ことを保証することに関する。
【0010】 予期せず、今回、WO−94/05263中に記述されたものより大きく、残
留溶媒レベルがICHのガイドラインの範囲内であるペレットを結局都合よく製
造できることが見いだされた。これらの新規なペレットでは、減圧下でペレット
にマイクロ波または高周波を照射することにより残留溶媒レベルを下げる。おそ
らく、放射を用いる乾燥工程の向上した効率を優れた熱伝導により説明すること
ができ;通常の加熱は粒子の衝突時のエネルギー交換によるが、照射は溶媒を蒸
発させるために必要なエネルギーを薬剤被覆粒子に直接伝達する。
【0011】 また、本発明は、菌・カビ感染を患っている患者に投与することができるイト
ラコナゾール及び水溶性ポリマーの製薬学的組成物も提供する。剤形は、以下に
詳細に記述するような治療的に有効な量の新規なペレットを含んでなる。
【0012】 特に、本発明は、(a)約710−1180μm(25−16メッシュ)、特
に710−1000μm(25−18メッシュ)、とりわけ710−850μm
(25−20メッシュ)の直径を有する中心の、丸いまたは球状のコア、(b)
水溶性ポリマー及び抗菌・カビ剤の被覆フィルム、並びに(c)密封被覆ポリマ
ー層を含んでなり、該ペレット中の残留溶媒レベルが、調和に関する国際会議(
ICH)[1998年3月より有効であるICH題目Q3C不純物:残留溶媒(
CPMP/ICH/283/95)]により定められた制限内である、すなわち
、該ペレット中のジクロロメタンの濃度が600ppm未満、好ましくは300
ppm未満、最も好ましくは250ppm未満であることを特徴とするペレット
に関する。
【0013】 コアに薬剤被覆層をつけるために必要なアルコール性補助溶媒は、たとえエタ
ノールがメタノールより高い沸点及びわずかに高い潜熱蒸発を有し、従って大き
いエネルギー投入量を必要としても、メタノール、クラス2溶媒よりむしろ好ま
しくはエタノール、クラス3溶媒である。
【0014】 CRCハンドブック、第64版、F−114頁中に記述されたような呼称標準
試験ふるいを通してふるいにかけることにより本明細書に記載した寸法のコアを
得ることができる。呼称標準ふるいは、メッシュ/孔幅(μm)、DIN 41
88(mm)、ASTM E11−70(番号)、TylerR(商標)(メッシ
ュ)またはBS 410(メッシュ)基準値を特徴とする。この記述及び請求の
範囲の全体にわたって、粒度はμm単位のメッシュ/孔幅及びASTM E11
−70基準における対応するふるい番号に関連して示される。
【0015】 本発明のペレットのコアとしての使用のために適当な材料は多種多様であり、
ただし、該材料は製薬学的に許容でき、そして適切な寸法(約16−25メッシ
ュ、好ましくは約20−25メッシュ)及び堅さを有する。そのような材料の例
は、ポリマー、例えばプラスチック樹脂;無機物質、例えばシリカ、ガラス、ヒ
ドロキシアパタイト、塩(塩化ナトリウムもしくはカリウム、炭酸カルシウムも
しくはマグネシウム)等;有機物質、例えば活性炭、酸(クエン酸、フマル酸、
酒石酸、アスコルビン酸等)並びに糖類及びその誘導体である。特に適当な材料
は、糖、オリゴ糖、多糖及びそれらの誘導体、例えば、グルコース、ラムノース
、ガラクトース、ラクトース、ショ糖、マンニトール、ソルビトール、デキスト
リン、マルトデキストリン、セルロース、微晶質セルロース、ナトリウムカルボ
キシメチルセルロース、澱粉(トウモロコシ、イネ、ジャガイモ、コムギ、タピ
オカ)等のような糖類である。
【0016】 本発明のペレットのコアとしての使用のために適当な特に好ましい材料は、2
0−25メッシュ糖コア(USP 22/NF XVII、p.1989)を含み、
それは62.5%−91.5%(w/w)のショ糖からなり、残りは澱粉及びお
そらくデキストリンであり、そして製薬学的に不活性または中性である。従って
、これらのコアは当該技術分野において中性ペレットとしても知られている。
【0017】 20−25メッシュ糖コアから得ることができるペレットは、ペレットの総重
量に基づいて重量でおおよそ:(a)35〜60%のコア材料;(b)23〜3
7%の水溶性ポリマー;(c)15〜25%の抗菌・カビ剤;及び(d)2〜4
%の密封被覆ポリマーを含んでなる。
【0018】 本発明のペレットの水溶性ポリマーは、20℃溶液で2%水溶液中に溶解した
場合に1〜100mPa.sの見かけ粘度を有するポリマーである。例えば、水
溶性ポリマーを - メチルセルロースのようなアルキルセルロース、 - ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース及びヒドロキシブチルセルロースのようなヒドロキシアルキルセ
ルロース、 - ヒドロキシエチルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース
のようなヒドロキシアルキルアルキルセルロース、 - カルボキシメチルセルロースのようなカルボキシアルキルセルロース、 - ナトリウムカルボキシメチルセルロースのようなカルボキシアルキルセルロー
スのアルカリ金属塩、 - カルボキシメチルエチルセルロースのようなカルボキシアルキルアルキルセル
ロース、 - カルボキシアルキルセルロースエステル、 - 澱粉、 - ナトリウムカルボキシメチルアミロペクチンのようなペクチン、 - キトサンのようなキチン誘導体、 - アルギン酸、そのアルカリ金属及びアンモニウム塩、カラギーナン、ガラクト
マンナン、トラガカントゴム、寒天−寒天、アラビアゴム、グアルゴム並びにキ
サンタンゴムのような多糖、 - ポリアクリル酸及びその塩、 - ポリメタクリル酸及びその塩、メタクリル酸コポリマー、 - ポリビニルアルコール、 - ポリビニルピロリドン、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンのコポリマー、 - ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシド及びエチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドのコポリマーのようなポリアルキレンオキシド を含んでなる群から選択することができる。製薬学的に許容でき、先に定義した
ような適切な物理化学特性を有する挙げなかったポリマーは、本発明の薬剤被覆
コアを調製するために同様に適している。
【0019】 薬剤被覆層は、好ましくは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(Meth
ocelR(商標)、PharmacoatR(商標))、メタクリレート(Eu
dragit ER(商標))、ヒドロキシプロピルセルロース(KlucelR
(商標))またはポリビドンのような水溶性ポリマーを含んでなる。好ましい水
溶性ポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはHPMCである。
該HPMCは、それを水溶性にするために十分なヒドロキシプロピル及びメトキ
シ基を含有する。約0.8から約2.5までのメトキシ置換度及び約0.05か
ら約3.0までのヒドロキシプロピルモル置換を有するHPMCは一般に水溶性
である。メトキシ置換度は、セルロース分子のアンヒドログルコース単位当たり
に存在するメチルエーテル基の平均数をさす。ヒドロキシプロピルモル置換は、
セルロース分子の各アンヒドログルコース単位と反応したプロピレンオキシドの
平均モル数をさす。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒプロメロース(
hypromellose)の米国採用名称である(Martindale、The Ext
ra Pharmacopoeia、第29版、1435頁を参照)。好ましく
は、低い粘度、すなわち約5mPa.sを有するヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 5mPa.sを
用いる。4数字の番号「2910」において、最初の2つの数字はメトキシ基の
おおよその%を、そして3番目及び4番目の数字はヒドロキシプロピル基のおお
よその%組成を表す。5mPa.sは、20℃で2%水溶液の見かけ粘度を表す
値である。
【0020】 適当なHPMCは、約1から約100mPa.sまで、特に約3から約15m
Pa.sまで、好ましくは約5mPa.sの粘度を有するものを含む。5mPa
.sの粘度を有するHPMCの最も好ましい型は、市販されているHPMC 2
910 5mPa.sである。
【0021】 該薬剤被覆層の薬剤としての使用のために好ましい抗菌・カビ剤は、親油性ア
ゾール抗菌・カビ剤、特にイトラコナゾールである。最適溶解結果は、示差走査
熱量測定により確かめることができるような固体分散液または溶液状態で薬剤物
質が存在する場合に得られる。
【0022】 薬剤:ポリマーの重量:重量比は1:1〜1:5、好ましくは1:1〜1:3
の範囲である。(イトラコナゾール):(HPMC 2910 5mPa.s)の
場合、該比率は約1:1から約1:2まで変動することができ、最適には約1:
1.5(または2:3)である。イトラコナゾール:他の水溶性ポリマーの重量
:重量比を当業者は簡単な実験により決定することができる。下限は実用的考察
により決定される。実際、イトラコナゾールの治療的に有効な量(1日当たり約
50mgから約300mgまで、好ましくは約200mg)が与えられれば、比
率の下限は、特定の大きさの1個の剤形中に加工することができる混合物の最大
量により決定される。水溶性ポリマーの相対量が高すぎる場合、治療的レベルに
達するために必要な混合物の絶対量は1個のカプセル剤または錠剤に加工するに
は多すぎる。サイズ0のカプセルは約460mgを含有することができ、その最
低35%はコアを含んでなり、残りの65%(300mg)が抗菌・カビ剤及び
ポリマーの最大量である。従って、イトラコナゾール:ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースの量の下限は約1:5(50mgのイトラコナゾール+250mg
の水溶性ポリマー)である。
【0023】 一方、比率が高すぎる場合、これはイトラコナゾールの量が水溶性ポリマーの
量に比較して比較的多いことを意味し、その場合、イトラコナゾールが水溶性ポ
リマー中に十分に溶解しない危険があり、従って、必要とされる生物学的利用能
が得られない。1:1の上限は、該比率より上ではイトラコナゾールの全てがH
PMC中に溶解するとは限らないことが認められたことにより決定される。1:
1の上限は特定の水溶性ポリマーには実際より低く見積もられている可能性があ
ると理解される。関係する実験時間を除いて容易にこれを定めることができるの
で、薬剤:ポリマー比率が1:1より大きい固体分散液も本発明の範囲内に含ま
れるものとする。
【0024】 先に記述したようなペレットの薬剤被覆層は、例えば、可塑剤、香料、着色剤
、防腐剤等のような1つまたはそれ以上の製薬学的に許容しうる賦形剤をさらに
含んでなることができる。該賦形剤は不活性であるべきであり、言い換えれば、
それらは製造条件下でいかなる崩壊または分解も示さないべきである。
【0025】 現在のイトラコナゾール:HPMC 2910 5mPa.s製剤において、可
塑剤の量は好ましくは少なく、0%〜15%(w/w)程度、好ましくは5%(
w/w)未満、最も好ましくは0%(w/w)である。しかし他の水溶性ポリマ
ーでは、異なる、しばしばより多い量で可塑剤を用いることができる。適当な可
塑剤は製薬学的に許容でき、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
2−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、スチレングリコールの
ような低分子量ポリアルコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコールのようなポリエチレングリコール;1,000g
/molより低い分子量を有する他のポリエチレングリコール;200g/mo
lより低い分子量を有するポリプロピレングリコール;モノプロピレングリコー
ルモノイソプロピルエーテルのようなグリコールエーテル;プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル;ジエチレングリコールモノエチルエーテル;乳酸ソルビ
トール、乳酸エチル、乳酸ブチル、グリコール酸エチル、グリコール酸アリルの
ようなエステル型可塑剤;及びモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンのようなアミン;トリエチレ
ンテトラミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール等を含む。
これらのうち、低分子量ポリエチレングリコール、エチレングリコール、低分子
量ポリプロピレングリコール、特にプロピレングリコールが好ましい。
【0026】 溶解速度及び生物学的利用能の付随する減少という好ましくない作用を有する
ペレットの粘着を防ぐために密封被覆ポリマー層を薬剤被覆コアにつける。好ま
しくは、密封被覆ポリマー層としてポリエチレングリコール(PEG)、特にポ
リエチレングリコール20000(Macrogol 20000)の薄層を用
いる。
【0027】 好ましいペレットは、おおよそ:(a)40〜43%の糖コア;(b)30〜
35%のヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 5mPa.s;(c)
20〜25%のイトラコナゾール;及び(d)2〜4%のポリエチレングリコー
ル20000を含んでなる。
【0028】 さらに、本発明のペレットは、増粘剤、滑剤、界面活性剤、防腐剤、錯生成剤
及びキレート化剤、電解質または他の有効成分、例えば抗炎症剤、抗菌剤、消毒
剤もしくはビタミンのような様々な添加剤をさらに含有することができる。
【0029】 本発明のペレットを様々な製薬学的剤形に都合よく調合することができる。適
当な剤形は、先に記述したような有効な抗菌・カビ量のペレットを含んでなる。
好ましくは、剤形当たり例えば100mgの有効成分の量が利用できるようにペ
レットを硬質ゼラチンカプセル中に充填する。例えば、サイズ0の硬質ゼラチン
カプセルは、約100mgの有効成分に等しい重量で20〜25%のイトラコナ
ゾールまたはサペルコナゾールを含んでなるペレットを調合するために適してい
る。
【0030】 本発明のペレットを以下のように都合よく製造する。適切な量の抗菌・カビ剤
及び水溶性ポリマーを適当な溶媒系に溶解することにより薬剤被覆溶液を調製す
る。適当な溶媒系は、塩化メチレンとアルコール、好ましくは例えばブタノンで
変性することができるエタノールの混合物を含んでなる。該混合物は薬剤物質の
溶媒として作用する重量で少なくとも50%の塩化メチレンを含んでなるべきで
ある。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは塩化メチレン中に完全には溶解し
ないので、少なくとも10%のアルコールを添加しなければならない。好ましく
は、比較的低い割合の塩化メチレン/アルコール、例えば75/25(w/w)
から55/45(w/w)まで、特に約60/40(w/w)の塩化メチレン/
エタノール比を被覆溶液に用いる。薬剤被覆溶液中の固体、すなわち、抗菌・カ
ビ剤及び水溶性ポリマーの量は、7から10%(w/w)まで変動してもよく、
好ましくは約8.7%である。
【0031】 ウルスター下部スプレーインサート(例えば18インチ ウルスターインサー
ト)を備えた流動層粗砕機(例えばGlatt型WSG−30またはGPCG−
30)で(工業規模での)薬剤被覆工程を都合よく実施する。6インチ ウルス
ター下部インサートを有するGlatt型WSG−1で実験室規模工程開発を実
施することができる。明らかに、工程パラメーターは用いる装置により決まる。
【0032】 噴霧速度は注意深く調節されるべきである。低すぎる噴霧速度は、薬剤被覆溶
液のいくらかの噴霧乾燥を引き起こし、生成物の損失をもたらす可能性がある。
高すぎる噴霧速度は、続いて凝集する過剰湿潤を引き起こす。凝集は最も深刻な
問題であるので、より低い噴霧速度を最初に用い、被覆工程が進み、ペレットが
より大きくなるにつれて上げることができる。
【0033】 また、薬剤含有溶液をつける噴霧空気圧も被覆性能に影響を及ぼす。低い噴霧
空気圧は、より大きい液滴の形成及び凝集に対する増加した傾向をもたらす。高
い噴霧空気圧は、薬剤溶液の噴霧乾燥の危険を保有すると考えられる可能性があ
るが、これは問題でないと分かった。従って、噴霧空気圧をほぼ最大レベルに設
定することができる。
【0034】 装置の排気空気弁を操作することにより流動空気容量をモニターすることがで
き、最適ペレット循環が得られるように設定すべきである。低すぎる空気容量は
ペレットの不十分な流動化をを引き起こし;高すぎる空気容量は、装置中に発生
する向流空気流のためにペレット循環を妨げる。本方法では、排気空気弁をその
最大の約50%まで開き、被覆工程が進むにつれて最大の約60%までその開き
を徐々に上げることにより最適条件を得た。
【0035】 約50℃から約55℃までの範囲の入口空気温度を用いることにより被覆工程
を都合よく実施する。より高い温は工程の速度を増すことができるが、溶媒蒸発
が早すぎて被覆液がペレットの表面上に均一に広がらず、高い多孔度を有する薬
剤被覆層の形成をもたらすという不都合な点がある。被覆ペレットの正味容量が
増すにつれて、薬剤溶解は許容できないレベルまで著しく減少する可能性がある
。明らかに、最適工程温度はさらに、用いる装置、コア及び抗菌・カビ剤の性質
、バッチ容量、溶媒並びに噴霧速度により決まる。
【0036】 最適被覆結果のためのパラメーター設定を以下の実施例においてより詳細に記
述する。それらの条件下で被覆工程を実施することにより、非常に再現性のある
結果が得られることが分かった。
【0037】 薬物被覆層中の残留溶媒レベルを減らすために、例えばElmhurst、I
ll.USAのThe Fitzpatrick Co.によりUS−4,88
2,851中に記述されたように、マイクロ波真空装置で薬剤被覆コアを都合よ
く乾燥させることができる。約150−400mbar(15−40kPa)、
好ましくは200−300mbar(20−30kPa)の範囲の真空を用いて
優れた結果を得ることができる。マイクロ波(または高周波)エネルギーを連続
して加えることができるが、好ましくはUS−5,440,104中に記述され
るように律動的に送る。乾燥後、薬剤被覆コアをふるいにかけることができる。
【0038】 ウルスター下部スプレーインサートを備えた流動層粗砕機で密封被覆ポリマー
層を薬剤被覆コアにつける。適当な溶媒系に適切な量の密封被覆ポリマーを溶解
することにより密封被覆溶液を調製することができる。そのような系は、例えば
塩化メチレンとアルコール、好ましくは例えばブタノンで変性することができる
エタノールの混合物である。用いる塩化メチレン/アルコールの比率は、薬剤被
覆工程において用いる比率と同様であってもよく、従って、約75/25(w/
w)から約55/45(w/w)まで変動することができ、特に約60/40(
w/w)である。密封被覆噴霧溶液中の密封被覆ポリマーの量は7から12%(
w/w)まで変動することができ、好ましくは約10%である。密封被覆工程中
、密封被覆噴霧溶液を都合よく撹拌する。この最後の工程を実施するためのパラ
メーター設定は、薬剤被覆工程において用いるものと本質的に同じである。適切
な条件を以下の実施例においてより詳細に記述する。
【0039】 薬剤被覆工程及び密封被覆工程の両方を好ましくは例えば窒素の不活性雰囲気
下で実施する。被覆装置は、好ましくは接地され(grounded)、そして効率のよ
い濃縮システムを含む適切な溶媒回収システムを備えているべきである。
【0040】 薬剤被覆され、密封被覆されたペレットを標準的な自動カプセル充填装置を用
いて硬質ゼラチンカプセル中に充填することができる。適当な接地及び脱イオン
装置は静電荷の発生を都合よく防ぐことができる。
【0041】 カプセル充填速度は重量分布に影響を及ぼす可能性があり、モニターされるべ
きである。最大速度の約75%〜85%で装置を操作する場合に、そして多くの
場合において全速で操作する場合に優れた結果が得られる。
【0042】 また、(好ましくは密封被覆なしの)薬剤被覆コアを含んでなる錠剤のような
経口投与のための製薬学的剤形も予想される。通常の成分または賦形剤を用いて
、通常の錠剤成形機で通常の錠剤成形技術によりそれらを製造することができる
。さらに、それらを低価格で製造することができる。錠剤の形状は、丸、卵形ま
たは楕円形であってもよい。患者による大きい剤形の嚥下を容易にするために、
錠剤に適切な形状を与えることが有益である。従って、楽に飲み込むことができ
る錠剤は好ましくは丸いよりむしろ細長い形状である。特に好ましいものは両凸
の偏球錠剤である。以下により詳細に説明するように、錠剤上のフィルム被覆は
、それを飲み込むことができる容易さにさらに寄与する。
【0043】 経口摂取時に抗菌・カビ剤の即時放出を与え、そして優れた生物学的利用能を
有する錠剤は、錠剤が胃の中で迅速に崩壊し(即時放出)、それにより遊離され
る薬剤被覆コアが融合しないように相互に近づけないように設計される。従って
、抗菌・カビ剤の局所濃度は低いままであり、薬剤が沈殿する可能性はほとんど
ない(生物学的利用能)。崩壊剤及び希釈剤の混合物の全体にわたって該薬剤被
覆コアを均質に分散させることにより所望する効果を得ることができる。
【0044】 適当な崩壊剤は、大きい膨張率を有するものである。その例は、クロスポビド
ン(架橋したポリビニルピロリドン)及びクロスカルメロース(架橋したナトリ
ウムカルボキシメチルセルロース)のような親水性、不溶性または不十分に水溶
性の架橋したポリマーである。本発明の即時放出錠剤中の崩壊剤の量は、約3か
ら約15%(w/w)まで都合よく変動することができ、好ましくは約7〜9%
、特に約8.5%(w/w)である。薬剤被覆コアが摂取時に大きい容量の胃の
容積にわたって広がることを確実にするためにこの量は錠剤における通常のもの
より大きい傾向がある。崩壊剤は、本来、大量に用いた場合に徐放性製剤を与え
るので、希釈剤または増量剤と呼ばれる不活性物質でそれらを希釈することが有
益である。
【0045】 様々な材料を希釈剤または増量剤として用いることができる。例としては、噴
霧乾燥したまたは無水ラクトース、ショ糖、デキストロース、マンニトール、ソ
ルビトール、澱粉、セルロース(例えば微晶質セルロースAvicelTM(商標
))、二水和または無水第二リン酸カルシウム(dibasic calcium phosphate)
及び当該技術分野で知られている他のもの並びにそれらの混合物である。好まし
いものは微晶質セルロース(25%)とラクトース1水和物(75%)の市販の
噴霧乾燥した混合物であり、それはMicrocelacTM(商標)として市販
されている。錠剤中の希釈剤または増量剤の量は約20%から約40%(w/w
)まで都合よく変動することができ、好ましくは約25%から約32%(w/w
)までの範囲である。
【0046】 錠剤は結合剤、緩衝剤、滑剤、減摩剤(glidants)、増粘剤、甘味料、香料及び
着色剤のような様々な1つまたはそれ以上の他の通常の賦形剤を含むことができ
る。いくつかの賦形剤は複数の目的を果たすことができる。
【0047】 ある種の剤形の製造において滑剤及び減摩剤を用いることができ、錠剤を製造
する場合に通常用いる。滑剤及び減摩剤の例は、水素化した植物油、例えば水素
化した綿実油、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ラウリル硫酸マグネシウム、コロイドシリカ、タルク、それらの混合物及
び当該技術物において知られている他のものである。目的の滑剤及び減摩剤はス
テアリン酸マグネシウム及びコロイドシリカとステアリン酸マグネシウムの混合
物である。好ましい滑剤は水素化した植物油I型(超微粉砕した)、最も好まし
くは水素化し、脱臭した綿実油((以前はSterotexTM(商標)と呼ばれ
た)Akofine NFTM(商標)としてKarlshamnsから市販され
ている)である。滑剤及び減摩剤は一般に全錠剤重量の0.2〜7.0%を含ん
でなる。
【0048】 また、着色剤及び色素剤のような他の賦形剤を本発明の錠剤に添加してもよい
。着色剤及び色素剤は、二酸化チタン及び食品のために適当な色素を含む。着色
剤は、本発明の錠剤中の任意に成分であるが、用いる場合、着色剤は全錠剤重量
に基づいて3.5%までの量で存在することができる。
【0049】 香料は組成物において任意であり、合成香料油及び香料芳香族炭化水素または
天然油、植物の葉、花、実からの抽出物等及びそれらの組み合わせから選択する
ことができる。これらは桂皮油、サリチル酸メチル、はっか油、月桂樹油、アニ
ス油、ユーカリ、ジャコウソウ油を含むことができる。また、香料として有用な
ものは、バニラ、レモン、オレンジ、ブドウ、ライム及びグレープフルーツを初
めとする柑橘類油、並びにリンゴ、バナナ、ナシ、モモ、イチゴ、ラズベリー、
サクランボ、プラム、パイナップル、アンズ等を初めとするフルーツエッセンス
である。香料の量は、所望する感覚刺激作用を初めとする多数の因子により決ま
る可能性がある。一般に、香料は約0%から約3%(w/w)までの量で存在す
る。
【0050】 当該技術分野で知られているように、錠剤成形する前に錠剤ブレンドを乾式粗
砕または湿式粗砕することができる。錠剤成形工程自体はそうでなければ標準的
であり、通常の錠剤成形機を用いて成分の適切なブレンドまたは混合物から適切
な形状に錠剤を形成することにより容易に実施される。
【0051】 風味を向上するため、嚥下の容易さ及び洗練された外観を与えるために本発明
の錠剤をさらにフィルム被覆することができる。多数の適当なポリマーフィルム
被覆材料が当該技術分野において知られている。好ましいフィルム被覆材料はヒ
ドロキシプロピルメチルセルロールHPMC、特にHPMC 2910 5mPa
.sである。また、ヒドロキシプロピルセルロース及びアクリル酸−メタクリル
酸コポリマーを初めとする他の適当なフィルム形成ポリマーも本発明において用
いることができる。フィルム形成ポリマーに加えて、フィルム被覆はさらに可塑
剤(例えばプロピレングリコール)及び場合により色素剤(例えば二酸化チタン
)を含んでなることができる。また、フィルム被覆懸濁液は付着防止剤としてタ
ルクを含有してもよい。本発明の即時放出錠剤において、フィルム被覆はわずか
であり、重量に関して全錠剤重量の約3.5%(w/w)未満である。
【0052】 好ましい剤形は、薬剤被覆コアの重量が全剤形の総重量の40%から60%ま
での範囲であり、希釈剤の重量が20から40%までの範囲であり、そして崩壊
剤の重量が3から10%までの範囲であり、残りは上記の1つまたはそれ以上の
賦形剤により占められるものである。
【0053】 100mgのイトラコナゾールを含んでなる経口剤形の例として、以下の配合
を示すことができる: 糖コア 710−850μm(20−25メッシュ/192mg) イトラコナゾール(100mg) HPMC 2910 5mPa.s(150mg) 微晶質セルロース(452mg) 超微粉砕した水素化した植物油I型(6mg)。
【0054】 上に記述した工程パラメーターを用いて、20−25メッシュコア、抗菌・カ
ビ剤及び水溶性ポリマーの薬剤被覆層並びに薄い密封被覆ポリマー層を含んでな
るペレットを調製するための都合のよい再現性のある製造方法を得ることができ
る。薬物動態学研究により、そのようにして得られたペレットが優れた溶解及び
生物学的利用能特性を有することが示される。
【0055】 本発明の好ましい剤形は、以下のもの:900mLの人工胃液(蒸留水で90
0mLに希釈した1.8g NaCl、6.3mL 濃HCl及び9gポリソル
ベート20)、100rpmで櫂回転して37℃と少なくとも同様にストリンジ
ェントな条件下で100mgのイトラコナゾールに等しい剤形をUSP−2溶解
装置でUSP試験<711>に記述されるように試験した場合に、利用できるイ
トラコナゾールの少なくとも85%が60分以内に溶解するものである。先の定
義を満たすカプセル剤は、Q>85%(60’)を有すると言うことができる。
好ましくは本発明のカプセル剤はより速く溶解し、Q>85%(30’)を有す
る。
【0056】 実施例 a)イトラコナゾール噴霧溶液1 ステンレス鋼容器(10l)に塩化メチレン(4.722kg)及びエタノー
ル(3.147kg)をフィルター(5μ)を通して添加した。イトラコナゾー
ル(300g)及びヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 5mPa.
s(450g)を撹拌しながら添加した。完全な溶解が得られるまでイトラコナ
ゾール噴霧溶液の撹拌を続けた。 b)密封被覆噴霧溶液 ステンレス鋼容器(5l)に塩化メチレン(291.6g)及びエタノール(
194.4g)を撹拌しながら添加した。ポリエチレングリコール20000(
Macrogol 20000)(54g)を添加し、溶液を均質まで撹拌した
。 c)薬剤被覆工程 6インチ ウルスター(下部スプレー)インサートを備えた流動層粗砕機(G
latt、WSG1型)に710−850μm(20−25メッシュ)糖コア(
575g)を添加した。コアを約50℃の熱空気で温めた。排気空気弁をその最
大の約45%まで開くことにより流動空気容量を制御した。次に、装置中を動く
コア上にイトラコナゾール噴霧溶液を噴霧した。溶液を約1.9−2.0bar
(0.19−0.2MPa)の噴霧空気圧で約15g.分-1の送達速度で噴霧し
た。噴霧工程を完了すると、60℃の熱空気を約2分間さらに供給することによ
り被覆コアを乾燥させた。次に、20−25℃の熱空気を約10〜20分間供給
することにより被覆コアを装置中で冷却させた。装置を空にし、薬剤被覆コアを
集め、ステンレス鋼ドラム中で保存した。 d)マイクロ波乾燥 残留溶媒レベルを下げるために、次に、マイクロ波発生器(Collette
)を備えた減圧下処理機器(Gral 25)に被覆したコアを移し、25kP
a及び1〜1.2kWで1時間照射した。均質な乾燥を得るためにペレットを3
分毎に撹拌した。 e)密封被覆工程 乾燥した被覆コアを再びウルスターインサートを備えた流動層粗砕機中に入れ
、約50℃の熱空気で温めた。次に、装置中を動く被覆コア上に密封被覆噴霧溶
液を噴霧した。溶液を約1.6bar(0.16MPa)の噴霧空気圧で約15
g.分-1の送達速度で噴霧した。噴霧工程を完了すると、60℃の熱空気を4分
間さらに供給することによりペレットを乾燥させた。次に、20−25℃の熱空
気を約5〜15分間供給することにより被覆コアを装置中で冷却させた。ペレッ
トを装置から取り出し、適当な容器中で保存した。 f)カプセル充填 標準的な自動カプセル充填装置(例えばモデルGFK−1500、Hoeff
liger and Karg.Germany)を用いて薬剤被覆ペレットを
硬質ゼラチンカプセル(サイズ0)中に充填した。優れた重量分布を有するカプ
セルを得るために、カプセル充填速度を最大速度の約75−85%まで下げた。
約100mgのイトラコナゾールに等しい約460mgのペレットを各カプセル
に与えた。上記の工程パラメーターを用いて、全ての条件、特に溶解規定を満た
すイトラコナゾール100mg硬質ゼラチンカプセルを得た。 g)溶解特性 100mgカプセル製剤に対してインビトロ溶解研究を実施した。媒質は、装
置2(USP 23、<711>溶解、pp.1791−1793)(櫂、10
0rpm)において37℃で900mlの人工胃液(蒸留水で900mLに希釈
した1.8g NaCl、6.3mL濃HCl及び9gポリソルベート20)で
あった。 h)錠剤調合 先に記述した方法に従って、(イトラコナゾール):(HPMC 2910 5
mPa.s)=1:1.5の重量:重量比を有するペレットのバッチを調製した
。(192mgの糖コア710−850μm;100mgのイトラコナゾール及
び150mgのポリマーを含んでなる)460mgのペレットを452mgの微
晶質セルロース及び6mgの水素化した植物油I型(超微粉砕した)と混合し、
Exenterpress Courtois 27で圧縮し、900mgの呼称
重量を有する錠剤を得た。 i)通常の加熱を用いて乾燥したペレットとの比較 項c)で調製したペレットのバッチを真空回転乾燥機(25kPa)中で乾燥
させる前及び60℃で8、24、32及び48時間乾燥させた後に残留ジクロロ
メタンレベルに関して試験した。 条件 ジクロロメタン濃度(ppm) 乾燥前 2,550 60℃、8時間 2,160 60℃、24時間 1,710 60℃、32時間 1,530 60℃、48時間 1,310 項d)の方法に従って乾燥させたペレットのサンプルは以下のデータを生じた
。 条件 ジクロロメタン濃度(ppm) 乾燥前 2,550 1時間 <250
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/10 A61P 31/10 C07D 405/14 C07D 405/14 //(C07D 405/14 (C07D 405/14 249:08 249:08 249:12 249:12 317:10) 317:10) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 デ・コンデ,バレンテイン・フロレント・ ビクトル ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ (72)発明者 バンデクルイス,ロジエ・ペトルス・ゲレ ベルン ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ Fターム(参考) 4C063 AA03 BB07 CC81 DD41 EE01 4C076 AA51 AA54 AA61 BB01 CC31 DD60R DD67A EE23H EE32H FF24 FF25 FF33 GG16 4C086 AA01 AA02 MA03 MA05 NA11 ZB35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)約710から約1180μmまで(16−25メッシュ
    )の直径を有する中心の、丸いまたは球状のコア; b)水溶性ポリマー及び抗菌・カビ剤の被覆フィルム、並びに c)密封被覆ポリマー層 を含んでなり、該ペレット中のジクロロメタンの残留濃度が600ppm未満で
    あることを特徴とするペレット。
  2. 【請求項2】 ペレットの総重量に基づいて重量で: a)35〜60%のコア材料; b)23〜37%の水溶性ポリマー; c)15〜25%の抗菌・カビ剤;及び d)2〜4%の密封被覆ポリマー を含んでなる請求項1に記載されたペレット。
  3. 【請求項3】 コア材料が710−850μm(20−25メッシュ)糖コ
    アであり、水溶性ポリマーがヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、そし
    て抗菌・カビ剤がイトラコナゾールである、請求項2に記載されたペレット。
  4. 【請求項4】 抗菌・カビ剤:水溶性ポリマーの重量:重量比が約1:1〜
    約1:2である、請求項3に記載されたペレット。
  5. 【請求項5】 密封被覆ポリマーがポリエチレングリコールである、請求項
    2に記載されたペレット。
  6. 【請求項6】 おおよそ: a)40〜43%の糖コア; b)30〜35%のヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 5mPa.
    s; c)20〜25%のイトラコナゾールまたはサペルコナゾール;及び d)2〜4%のポリエチレングリコール20000 を含んでなる、請求項3に記載されたペレット。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて請求されたようなペレット
    の有効な抗菌・カビ剤量を含んでなる製薬学的剤形。
  8. 【請求項8】 投与剤形が硬質ゼラチンカプセル剤である、請求項7に記載
    された投与剤形。
  9. 【請求項9】 a)ウルスター(下部スプレー)インサート(Wurster(bot
    tom spray)insert)を備えた流動層粗砕機で塩化メチレン及びエタノールから
    なる有機溶媒中の抗菌・カビ剤及び水溶性ポリマーの溶液を糖コア上に噴霧する
    ことによりそれらを被覆すること; b)得られた被覆コアにマイクロ波または高周波を照射することにより該コアを
    減圧下で乾燥させること;及び c)ウルスター(下部スプレー)インサートを備えた流動層粗砕機で塩化メチレ
    ン及びエタノールからなる有機溶媒中の密封被覆ポリマーの溶液を乾燥したコア
    上に噴霧することによりそれらを密封被覆すること、 を特徴とする、請求項1〜6のいずれかにおいて請求されたようなペレットの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された方法により得ることができる薬剤被
    覆ペレット。
JP2000559832A 1998-07-17 1999-07-09 抗菌・カビ剤及びポリマーを被覆したコアを有するペレット Pending JP2002520351A (ja)

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