JP2002520332A - 少量のトリスルフィドを有する組換えペプチドの製造法 - Google Patents

少量のトリスルフィドを有する組換えペプチドの製造法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、発酵工程の間又は後の金属塩の添加を特徴とする、少量のトリスルフィドを有する組換えペプチドの製造法に関し、発酵工程の間又は後の金属塩の添加を特徴とする、組換えペプチドの製造におけるトリスルフィドの量を減少させる方法に関する。ペプチドは、好ましくはヒト成長ホルモンであり、塩は、好ましくはリン酸カリウム又はリン酸ナトリウムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、発酵工程の間又は後の金属塩の添加を特徴とする、少量のトリスル
フィドを有する組換えペプチドの製造法に関し、発酵工程の間又は後の金属塩の
添加を特徴とする、組換えペプチドの製造におけるトリスルフィドの量を減少さ
せる方法に関する。ペプチドは、好ましくはヒト成長ホルモンであり、塩は、好
ましくはリン酸カリウム又はリン酸ナトリウムである。
【0002】 背景 ペプチドの組換え製造において、特に医薬品の製造において、所望のタンパク
質の異型のような夾雑物の量は、経済的な面からも、治療の面からも、可能な限
り減少させなければならない。
【0003】 ペプチドの組換え製造において、ジスルフィド架橋に余分な硫黄原子を有する
異型が見出されることがあり、本発明は、この問題に関する。
【0004】 ヒト成長ホルモンhGHは、191アミノ酸の単鎖からなるタンパク質である
。分子は、2つのジスルフィド架橋により架橋されており、その単量体型は22
kDaという分子量を有する。
【0005】 hGH調製物は、ヒト下垂体から調製されていたが、現在市場に出ている産物
は組換え法により製造されたrhGHである。
【0006】 2つの型の治療に有用な組換えhGH調製物が、市場に存在する。その2つの
型とは、真正hGH、例えばゲノトロピン(Genotropin)(登録商標
)(Pharmacia&Upjohn AB)及びN末端に付加的なメチオニ
ン残基を有するアナログ、例えばソマトノーム(Somatonorm)(登録
商標)である。hGHは下垂体小人症又はターナー症候群の患者において線形の
成長を刺激するために使用されるが、その他の適用も提唱されている。
【0007】 ヒト成長ホルモンhGHの新規な異型が見出されており、Pavluら,19
93、Bioseparation 3,257−265を参照されたい。この
異型は、同定され特徴決定されている。Andersonら,1996,Int
.J.Peptide,Protein,Res.47,311−321を参照
のこと。大腸菌におけるhGHの発現において形成される異型は、rhGHより
も疎水性が高く、構造的にはrhGHのトリスルフィド異型として定義されてい
る。その異型は、大腸菌における合成においてのみ形成され、ヒト下垂体由来の
hGH調製物中には見出されていない。
【0008】 組換え法により製造されたペプチド中のこのトリスルフィドの現象は、組換え
スーパーオキシドジスムターゼ(Briggsら,1987,Biochem.
,Biophys.Acta,537,100−109)及びインターロイキン
のムテイン(mutein)(Breton Jら,J.Chromatogr
.A.,1995,709(1),135−46)に関しても記載されている。
【0009】 国際特許公開第94/24127号には、成長ホルモンの疎水性誘導体を天然
型の成長ホルモンに変換するための方法が開示されている。成長ホルモンの疎水
性誘導体は、余分な硫黄原子を含む。その方法は、成長ホルモンの誘導体のメル
カプト化合物による化学的処理である。例としては、システイン、グルタチオン
、2−メルカプトエタノール及びジチオスレイトールが挙げられている。
【0010】 国際特許公開第96/02570号には、成長ホルモンの誘導体を天然型へ変
換するための、亜硫酸塩化合物による化学的処理を含む方法が開示されている。
余分な硫黄原子を含む、既に形成された成長ホルモンの変換のための酸化還元反
応において、メルカプト化合物及び亜硫酸塩化合物が使用される。
【0011】 発明 我々は、組換えペプチド、例えばタンパク質及び比較的小さいペプチドの両方
の製造におけるトリスルフィドの量を減少させるための新規な方法を見出した。
本発明は、従来の提唱のように、形成された成長ホルモンのトリスルフィドを天
然型に変換するのではなく、発酵の間又は後に既に、好ましくは過剰の金属塩を
添加することにより、組換えペプチドの製造におけるトリスルフィドの量を減少
させることができるという、新規かつ予想外の発見に基づいている。
【0012】 この誘導体の量の減少は、培地中のHSの活性の阻害及び余分な硫黄原子を
含む修飾型成長ホルモンの形成の阻止によるものである。
【0013】 添加は、発酵の後、例えば発酵が完了し、細胞が収集された後、その後の工程
の前に直接的に実施されうる。添加は、例えば、塩を含む緩衝液を用いて実施さ
れうる。
【0014】 タンパク質は、任意の組換えタンパク質でありうるが、好ましくはヒト成長ホ
ルモン(hGH)、ウシ成長ホルモン(bGH)及びブタ成長ホルモン(pGH
)のような、ヒトであっても動物であってもよい組換え成長ホルモンである。
【0015】 金属塩は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の中から選択される任意の金属
でありうる。
【0016】 pHは、好ましくは、pH7以下である。より好ましくは、pHは、pH6.
8以下であり、最も好ましくは、pHは、pH6.0以下である。
【0017】 pH制御は、金属塩を含む選択された緩衝液を用いて達成されうる。
【0018】 金属は、好ましくはナトリウム又はカリウムのようなアルカリ金属であり、塩
は、好ましくはナトリウム又はカリウムのリン酸塩又は酢酸塩である。
【0019】 遊離のスルフィド・イオンの濃度は、モル過剰(molar excess)
の金属塩の添加により最少限に抑えられる。
【0020】 使用される金属塩は、好ましくは亜硫酸塩又はメルカプト化合物ではない。
【0021】 添付の請求の範囲により、本発明は定義される。
【0022】 図面の簡単な説明 図1は、抽出物中のトリスルフィドGHの量を示す図である。
【0023】 図2は、GH中のトリスルフィド形成の誘導及び阻害を示す図である。
【0024】 以下の実施例においては、組換え製造されたhGHが製造又は使用されている
が、請求の範囲に記載される発明は、このペプチドに限定されない。トリスルフ
ィド異型は、トリスルフィドGHと呼ばれる。
【0025】 実施例 既知の方法に従い、hGHを大腸菌において製造した。欧州特許第17734
3号、実施例8を参照することができる。
【0026】 大腸菌の形質転換体を培地中で発酵させ、培養物を曝気しながら攪拌し、グル
コースを添加した。グルコース及び曝気を中止することにより、発酵を停止させ
た。この時点で、参照試料を採取した。その後、細胞を収集した。
【0027】 純粋なhGHの製造のため、既知の方法に従い、収集した細胞を濃縮し、洗浄
し、凍結により可溶化し、解凍し、精製した。
【0028】 実施例1 pHの変動、実験室スケール 培養物を収集し、微小濾過(microfiltration)により細胞を
濃縮した。細胞濃縮物中のpHは7.3であった。細胞濃縮物の4つのバッチを
採取した。3つのバッチ(500ml)においては、それぞれHCl又はNaO
Hを用いて、pHを6.5、7.0及び7.8に調整した。第4のバッチは、未
処理の比較試料である。その後、細胞濃縮物を凍結させた。
【0029】 4つのバッチを解凍し、10mMトリスHCl及び1mM Na−EDTA
(pH8.2)を含有する緩衝液を用いて細胞濃縮物を2倍に希釈した。遠心分
離により無細胞抽出物を得た。
【0030】 抽出物中のトリスルフィドGHの量を決定した。
【0031】 結果を図1に示す。
【0032】 トリスルフィドGHの量は、pH7.8において最も高いことが見出された(
12%)。これは、pHを変化させていない第4のバッチに匹敵していた。
【0033】 7.0を超えるpHは、この実験において余りに多量のトリスルフィドGHを
与えたため、pHは低くするべきである。
【0034】 実施例2 パイロット・スケール 培養物を収集し、微小濾過により細胞を濃縮した。細胞濃縮物中のpHは7.
2であった。細胞濃縮物を2つの部分に分割した(約30L)。細胞濃縮物Aを
約1容量の水で洗浄し、その後−30℃で凍結させた。
【0035】 細胞濃縮物Bは、約1容量の0.05Mリン酸カリウム緩衝液、pH6.6で
洗浄した。細胞濃縮物B中のpHは6.8であった。その後、細胞濃縮物を−3
0℃で凍結させた。
【0036】 解凍後、トリスHCl/EDTA緩衝液を用いた透析濾過(diafiltr
ation)により、濃縮された細胞を抽出し、トリスルフィドの量を決定した
。トリスルフィドGHの量は、細胞濃縮物Aにおいては6%、細胞濃縮物Bにお
いては約3%であり、Aにおいては、Bと比較して2倍であった。これは、低p
H及び金属塩緩衝液が、成長ホルモンのトリスルフィド異型の量を減少させるこ
とを示した。
【0037】 実施例3 パイロット・スケール 収集前に採取された参照試料中のトリスルフィドの量を決定した。培養物を収
集し、微小濾過により細胞を濃縮した。細胞濃縮物中のpHは7.2であった。
細胞濃縮物を2つの部分に分割した(約30L)。細胞濃縮物Cを約1容量の水
で洗浄し、その後−30℃で凍結させた。
【0038】 細胞濃縮物Dは、約1容量の0.9%NaCl水溶液で洗浄した。細胞濃縮物
中のpHは7.2であった。その後、細胞濃縮物を−30℃で凍結させた。
【0039】 解凍後、トリスHCl/EDTA緩衝液を用いた透析濾過により、濃縮された
細胞を抽出し、トリスルフィドの量を決定した。トリスルフィドGHの量は、抽
出物Cにおいては約5%、Dにおいては約4.8%であり、CとDは同等であっ
た。抽出物C中のトリスルフィドGH:参照試料中のトリスルフィドGHの比は
、5.0%:2.0%=2.5であり、抽出物D中のトリスルフィドGH:参照
試料中のトリスルフィドGHの比は、4.7%:2.0%=2.4であった。
【0040】 これは、ペリプラズム抽出物に関して、金属塩の添加のみならず、低pHも重
要であることを示した。
【0041】 実施例4 パイロット・スケール 収集前に採取された参照試料中のトリスルフィドの量を決定した。培養物を収
集し、微小濾過により細胞を濃縮した。細胞濃縮物中のpHは7.2であった。
細胞濃縮物(E)を、1ml/Lの37%HClが添加された約1容量の0.0
25Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)で洗浄した。細胞濃縮物E中のp
Hは5.9であった。その後、細胞濃縮物を−30℃で凍結させた。
【0042】 解凍後、トリスHCl/EDTA緩衝液を用いた透析濾過により、濃縮された
細胞を抽出し、トリスルフィドの量を決定した。
【0043】 抽出物E中のトリスルフィドGH:参照試料中のトリスルフィドGHの比は、
1.6%:1.4%=1.1であった。
【0044】 これは、金属塩の添加及び低pHによりトリスルフィドGHの量を減少させる
ことができることを示した。
【0045】 実施例5 パイロット・スケール 収集前に採取された参照試料中のトリスルフィドの量を決定した。培養物を収
集し、微小濾過により細胞を濃縮した。細胞濃縮物中のpHは7.2であった。
細胞濃縮物を2つの部分に分割した(約30L)。8.03g/Lの酢酸ナトリ
ウム×3HO及び2.35ml/Lの酢酸(100%)を含有する約1容量の
酢酸緩衝液で、細胞濃縮物Fを洗浄した。細胞濃縮物F中のpHは5.9であっ
た。その後、細胞濃縮物を−30℃で凍結させた。
【0046】 0.5ml/Lの濃HSOが添加された約1容量の0.025Mリン酸ナ
トリウム緩衝液(pH6.0)で、細胞濃縮物Gを洗浄した。細胞濃縮物G中の
pHは5.9であった。その後、細胞濃縮物を−30℃で凍結させた。
【0047】 解凍後、トリスHCl/EDTA緩衝液を用いた透析濾過により、濃縮された
細胞を抽出し、トリスルフィドの量を決定した。
【0048】 抽出物F中のトリスルフィドGH:参照試料中のトリスルフィドGHの比は、
3.4%:3.1%=1.1であり、抽出物G中のトリスルフィドGH:参照試
料中のトリスルフィドGHの比は、2.6%:3.1%=0.8であった。
【0049】 これは、金属塩の添加及び低pHにより、トリスルフィドGHの量を減少させ
ることができることを示した。
【0050】 実施例6 緩衝液及びpHの比較 250μlの純粋なhGH(ゲノトロピン(登録商標)の産物由来)を含む水
(2.436mg/ml)+250μlの異なる100mM緩衝液(表1参照)
を混合した。飽和HS(0.11M)を含む蒸留水を、調製直後に使用した。
50μlの蒸留水(対照)又はHSを含む3つの異なる希釈液を、各試料に添
加した(それぞれ、0.5、0.1、及び0.02mMのHS)。
【0051】 その後の濃度は、1.11mg hGH/mlであった。
【0052】 hGHのトリスルフィド異型の調製のため、これらの溶液を、異なる濃度のH Sと共に室温にて3時間インキュベートした。
【0053】 25mMトリスHCl(pH7.6)中の全ての試料のインキュベーション、
凍結、解凍、及び脱塩の後、トリスルフィドの量を分析した。
【0054】 緩衝液は、標準表に従い調製された。
【0055】 表1 リン酸Na(pH7.8) リン酸Na(pH7.0) リン酸Na(pH6.5) リン酸Na(pH6.0) クエン酸Na(pH6.2) トリスHCl(pH7.6) クエン酸アンモニウム(pH6.2) 結果を、図2に示す。
【0056】 クエン酸アンモニウムは、低pHにもかかわらず、トリスルフィドの減少を与
えなかった。
【0057】 pH6.0のリン酸Naは、最も良好な結果を与えたが、それよりも高いpH
のリン酸Naも使用されうる。
【0058】 これは、純粋なhGHに関して、金属塩の添加がトリスルフィドの量にとって
重要であることを示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 抽出物中のトリスルフィドGHの量を示す図である。
【図2】 GH中のトリスルフィド形成の誘導及び阻害を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H045 AA20 BA10 CA40 DA31 EA30 FA74 GA40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発酵工程の間又は後の金属塩の添加を特徴とする、少量のト
    リスルフィドを有する組換えペプチドの製造法。
  2. 【請求項2】 発酵工程の間又は後の金属塩の添加を特徴とする、組換えペ
    プチドの製造におけるトリスルフィドの量を減少させる方法。
  3. 【請求項3】 添加が発酵後に直接的に実施される、請求項1又は2のいず
    れかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 金属塩がアルカリ金属及びアルカリ土類金属の中から選択さ
    れる、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 pHがpH7以下である、請求項1から4のいずれかに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 金属が好ましくはカリウム又はナトリウムである、請求項1
    から5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 塩が好ましくはカリウム又はナトリウムのリン酸塩又は酢酸
    塩である、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ペプチドが、好ましくは成長ホルモンであり、より好ましく
    はヒト成長ホルモンである、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 組換え産物中のトリスルフィドの量を減少させるための、発
    酵工程の間又は後の組換えペプチドの製造における金属塩の使用。
  10. 【請求項10】 発酵工程の間又は後の金属塩の添加による、組換えペプチ
    ドの製造におけるトリスルフィドの量を減少させるための金属塩の使用。
JP2000559129A 1998-07-08 1999-07-05 少量のトリスルフィドを有する組換えペプチドの製造法 Pending JP2002520332A (ja)

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