JP2002519103A - 呼吸可能な皮膚取付け手段を有する便収集装置 - Google Patents

呼吸可能な皮膚取付け手段を有する便収集装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、装着者の肛門周囲領域に取り付けられる、赤ん坊、小児、または成人用の便管理装置に関する。より詳細には、本発明はこのような装置(10)用のアプリケータに関する。孔(21)と、装着者の肛門周囲領域に接着され取り付けられるように孔(21)を囲むフランジ(12)とを有するバッグ(21)を備える便管理装置(10)を配置する際に使用され、ハンドリング部(42)を備えるアプリケータ(40)において、少なくとも2つの圧力点(42)を備えることを特徴とするアプリケータ(40)を請求し説明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、装着者の肛門周囲領域に取り付けられる赤ん坊、子供、および成人
用の弁管理装置に関する。より詳細には、本発明は、このような装置を装着者の
肛門周囲領域に配置するために使用することのできる、このような装置用のアプ
リケータに関する。
【0002】 (発明の背景) 便管理装置は、主として失禁者、特に寝たきりの患者によって装着されるよう
に設計された既知の製品である。このような便管理装置は、装着者の肛門周囲領
域に取り付けられ、便材料および体からのその他の排泄出物を捕捉してただちに
封じ込めようになっている。
【0003】 現在最もよく知られているこのような装置は、一端に孔、および接着性を有す
ることのできる取付け装置が位置決めされた、比較的長く幅の狭いチューブで構
成される。このようなバッグは例えば、米国特許第3,577,989号で開示
されている。
【0004】 このような装置に関連して当然生じる問題には、人体への取付けの問題がある
。この分野で広く使用されている手法では、肛門周囲領域に付着する接着性フラ
ンジが装置に設けられる。
【0005】 米国特許第3,522,807号および米国特許第3,734,096号は、
フランジが、孔から外側に延びる複数のタブを含み、これらのタブが、フランジ
の残りの部分と同様に接着剤で覆われ、したがって、接着エイドとして働くよう
に設計されており、レセプタクルを使用する前にこれらのタブを解放手段で覆っ
ておかなければならない、看護用途および医学用途で患者の体に取り付けられる
、装置の孔を囲む非接着性フランジを有する便レセプタクルを開示している。
【0006】 イギリス特許第2,116,849号では、1つの特徴として、患者の所定の
位置に配置するのがより容易な接着性便失禁装置を提供することが試みられた。
しかし、イギリス特許第2,116,849号によって与えられた解決策は極め
て複雑であり、孔を囲むフランジ上の接着層を覆う解放層の個別に取外し可能な
部分を含んでおり、最適な接着を確保するにはこの部分を所定の順序で取り外す
必要がある。
【0007】 最適な接着だけでなく、かつそれに関連して、装置の正しい配置も、便管理装
置の分野の重要な問題である。装置を完全に誤って配置するか、あるいは実質的
に誤って配置すると、重大な誤動作が起こり、特に便の収集が不完全になり漏れ
が生じる。便管理装置の孔が肛門開口部と十分に位置合わせされていない場合、
特に装置のフランジに対する高い圧力が排便プロセスにおいて蓄積する可能性が
ある。このような高い圧力によって、接着固定された装置が外れる恐れがあり、
最も望ましくない結果が生じることは自明である。
【0008】 装置の配置が誤っていることが使用前にわかった場合、装置の配置は通常、介
護者によって補正される。装置の必要な取外しおよび再取付けを行うと、装着者
の皮膚の影響を受けやすい領域に追加の応力が与えられる。便管理装置を使用し
ている多くの装着者は、非常に高齢であるか、あるいは非常に若いかにかかわら
ず、年齢のために敏感な皮膚を有しており、さらに、皮膚が炎症を起こすことも
ある。したがって、装置をまず適切に配置することが極めて望ましい。
【0009】 前述の従来技術に開示されている便管理装置は通常、フランジ自体を使用する
ことによって操作され装着者の皮膚上に配置される。通常、最初に必要な操作ス
テップの1つは、フランジの接着面からリリースペーパーを取り外すことである
。次いで装置を配置する際、介護者は通常、フランジの接着領域に指で触れ、指
の跡を残す。このような指の跡は、指のごみが付着するか、あるいは接着剤が使
用されており、表面との2回目の接触時に接着力が弱くなる傾向がある場合、接
着表面の影響を受ける領域の接着力を低下させる。
【0010】 さらに、フランジを保持することによって装着者に便管理装置を取り付ける間
、通常フランジに対して圧力を加える必要がある。しかし、このような圧力の結
果として、フランジが変形し、装置の性能が不十分になり、特に接着が不十分に
なるか、不快感を生じさせるか、あるいは場合によっては装置の漏れを生じさせ
る恐れがある。
【0011】 公開特許出願第HEI18(1996)117261号には、開示されたおむつの接着部を装着
者上に配置するうえで助けになる外部付属装置が記載されている。このような用
具は、助けなしの配置と比べて、このような失禁製品の配置の助けになることが
できる。しかし、特にこのような用具がこの目的専用に設計されている場合、用
具を首尾良く使用するには訓練が必要である。このような用具の他の問題は、介
護者が、例えば、寝たきりの患者を扱う際、装置を取り付けるのに一方の手しか
使用できないことである。
【0012】 したがって、装着者に不快感を抱かせることも、あるいは装置を破損すること
もなしに、介護者または装着者自体によって装着者の所望の領域上に容易にかつ
正しく位置決めすることのできる弁管理装置が必要である。
【0013】 従来技術に関するすべての前述の問題の解消を試みるうえで、接着性便管理装
置と共に使用できる専用アプリケータによって、装置を正確に配置することが大
幅に容易になることが判明している。さらに、このようなアプリケータは、装置
を使用する前に装置のバッグを折畳み構成に維持し、装置の衛生保護包装を支持
する。
【0014】 (発明の概要) 本発明は、孔(21)と、装着者の肛門周囲領域に接着され取り付けられる孔
を囲むフランジ(12)とを有するバッグ(11)を備える便管理装置(10)
に関する。より詳細には、本発明は、装着者の肛門周囲領域にこのような装置(
10)を配置するアプリケータ(40)に関する。少なくとも2つの圧力点(4
2)を備えることを特徴とする、ハンドリング部(42)を備えるアプリケータ
(40)を請求し、このアプリケータについて説明する。
【0015】 (詳細な説明) 本発明は、以下の説明と添付の図面とからより良く理解されよう。
【0016】 本発明は、図1に示す便管理装置(10)に関する。装置(10)は、バッグ
(11)およびフランジ(12)を備える。
【0017】 便管理装置全体の説明 通常、便管理装置は、孔(21)と、好ましくは、図1を見るとわかるように
装着者の肛門周囲領域に接着され取り付けられる、孔を囲むフランジ(12)と
を備える。当業界で知られているあらゆる便管理装置を本発明によって提供する
ことができる。
【0018】 バッグ(11)は、ここで使用される場合、排泄された便物質を封じ込める可
撓性レセプタクルである。バッグ(11)は、その意図される用途に応じ、すな
わち、装置を寝たきりの患者に使用するか、それとも失禁を犯す恐れがあるかあ
るいは人工肛門を必要とする歩行可能な患者に使用するか、それとも幼児に使用
するかに応じて、任意の形状またはサイズに形成することができる。例えば、主
として管状または矩形の細長いバッグは、寝たきりの患者および高齢の失禁者に
通常使用される。幼児であるか、それとも成人であるかにかかわらず、より軽度
の障害を有する装着者の場合、便管理装置は好ましくは、体の輪郭に従い、かつ
通常の衣服の下に目立たない状態で装着できるような解剖学的形状にすべきであ
る。
【0019】 特に、好ましい形状は平坦な円形バッグ、円錐状バッグ、円錐台状バッグ、お
よび角錐状バッグまたは角錐台状バッグである。本発明の最も好ましい実施形態
では、バッグは実質的に円錐台形状を有する。通常、バッグは装着者側部分およ
び衣服側部分(17)を有する。便管理装置(10)の装着者側部分(16)は
、装着者の臀部に隣接して配設される。このため、装着者側部分(16)は、装
着者の臀部を十分に覆い、装着者の両腿の間に垂れ下がることはない。
【0020】 また、バッグ(11)は好ましくは、装着者の臀部の間にバッグを少なくとも
部分的に挿入し保持できるようにし、それによって、フランジと装着者の皮膚と
を良好に接触させる形状にされる。例えば、バッグ(11)は頚部または導管を
備えることができる。
【0021】 バッグ(11)は好ましくは、様々な装着条件の下で、また、自由に動ける装
着者、すなわち、寝たきりではない装着者によって装着されたときに、便材料用
の十分の体積を確保するように設計される。例えば、バッグの上に座ると、バッ
グのある領域は体積が大幅に減少する。したがって、バッグは好ましくは、着座
などの装着条件でそれほどの圧力を受けない領域で十分な体積を確保するような
形状にされる。
【0022】 バッグ(11)は、捕捉されたあらゆる材料を安全に封じ込めるように設計さ
れ、通常は液体不透過性であるが、呼吸可能であってよい。バッグ(11)は、
使用時に、また、着座など典型的な装着条件でバッグに対して圧力が加えられた
ときに、亀裂に耐えるのに十分な強度を有するように設計される。
【0023】 本発明によれば、必要なバッグ(11)の形状に応じて、単体の材料片で形成
するか、あるいは同一の部片でもあるいは異なる部片でもよく、それぞれの周辺
で密閉されている、いくつかの別々の材料片で形成することができる。
【0024】 好ましい一実施形態では、この場合のバッグは装着者側部分(16)および衣
服側部分(17)を有する。装着者側部分(16)および衣服側部分(17)は
バッグ(11)の周辺で密閉され、したがって、バッグ周辺リム(18)を形成
する。図1を見るとわかるように、バッグ(11)の装着者側部分は、所望のバ
ッグ構成を形成するために接着、熱結合、圧力結合など、当業者に知られている
手段によって互いにしっかりと固定された他の2つの部分(19)を備えること
ができる。リム(18)は、バッグ内部に位置し、したがって、バッグ(11)
の外面(30)ではなくバッグ(11)の内面(15)と共に延びることもでき
る。好ましくは、バッグ(11)は、横断方向軸に対して非対称的であり、した
がって、孔(21)の中心からバッグ(11)の前端までの長手方向測定距離は
、バッグ(11)の後端までの測定距離よりも短い。
【0025】 本発明によれば、バッグ(11)は、1つまたはそれ以上の層、好ましくは2
つまたは3つの層を備えることができる。バッグ(11)の内側の層は、通常、
弁材料と少なくとも部分的に接触し、内側層と呼ばれる。バッグの最も外側の層
は、通常、装着者の皮膚および装着者の衣服と少なくとも部分的に接触し、外側
層と呼ばれる。
【0026】 バッグ材料の各層は、好ましくはバッグが液体不透過性になるように、任意の
材料で形成することができる。各層は特に、不織布やフィルムなど任意の材料を
含むことができる。本発明の好ましい実施形態では、不織布層およびフィルムで
ラミネートを形成することができる。このラミネートは、当業者に知られている
手段によって形成することができる。
【0027】 不織布は、フェルト繊維、スパン編み繊維、流体ジェットエンタングルド繊維
、空気編み繊維、湿潤編み繊維、乾燥編み繊維、メルトブローン繊維、ステープ
ルファイバ紋紙編み繊維、スパンボンデッド繊維、ステッチボンデッド繊維、有
孔繊維、上記の各繊維の組合せなどを含むことができる。
【0028】 上記の層に適切なフィルム材料は好ましくは熱可塑性材料を含む。この熱可塑
性材料は、すべての種類の溶融接着剤、ポリオレフィン、特にポリエチレン、ポ
リプロピレン、無定形ポリオレフィンなど、繊維を含む溶融可能な成分を含む材
料またはセルロース、木材パルプ、綿、ジュート、大麻などの天然繊維を含む高
分子結合剤、ファイバーグラス、レイヨン、ポリエステル、ポリオレフィン、ア
クリル、ポリアミド、アラミド、ポリテトラフルオロエチレン、金属、ポリイミ
ドなどの合成繊維、2成分ハイメルト/ローメルトポリマー、コポリマーポリエ
ステル、塩化ポリビニル、酢酸ポリビニル/塩化コポリマー、コポリマーポリア
ミド、いくつかの構成材料が溶融不能である混合物を含む材料、EXXAIRE
の名前で米国イリノイ州のEXXON Chemical Co.,から供給さ
れているフィルムや、ESPOIR NOの名前で日本の三井東圧社から供給さ
れているフィルムなどの微孔性フィルムを含む空気蒸気透過性材料、DuPon
t社から入手可能なHytel(商標)やフランスのELF Atochem社
から入手可能なPebax(商標)などのモノリシック呼吸可能材料から選択す
ることができる。
【0029】 好ましい実施形態では、フィルムは任意の層に構成され、好ましくは空気など
のガスおよび水蒸気などの蒸気に対して透過性であり、装着者の体から放出され
た水蒸気が閉じ込められ凝縮され、短時間使用しただけで暑くべとべとした不快
な状態になる問題を解消する。
【0030】 バッグの外側層は好ましくは、不織布層を備える。このような材料層は、装着
者の皮膚に対して凹凸のある表面を形成し、したがって、閉塞の問題を著しく抑
制し、皮膚の健康を大幅に向上させる。
【0031】 本発明の好ましい一実施形態では、バッグは2つの層を備える。好ましくは、
外側層が不織布層を備え、内側層がフィルムを備える。
【0032】 本発明の他の好ましい実施形態では、バッグ(11)は3つの層、好ましくは
1つのフィルム層および2つの不織布層を備える。ずっと好ましい実施形態では
、フィルムは2つの不織布層の間に挿入される。層のこの順序により、装着者の
皮膚に接触したときに特に好ましい感覚を与える閉鎖繊維構造が得られる。他の
好ましい実施形態では、内側層がフィルムを備え、他の2つの層が不織布を備え
る。
【0033】 バッグ(11)を構成する不織布層は疎水性でも、あるいは親水性でもよい。
バッグ(11)がフィルム層を備えていない場合、好ましくは少なくとも1つの
不織布層は疎水性である。したがって、便管理装置(10)の装着者側部分(1
6)および衣服側部分(17)によって流体の貫通が妨げられる。バッグがフィ
ルムまたは疎水性不織布層を備えている場合、他の不織布層は疎水性でもよい。
【0034】 通常、不織布層は、必要な疎水性を付与するようにフルオルケミカル仕上げや
その他の疎水性仕上げなどの表面活性材料で処理される。しかし、不織布層は、
ホットメルト接着剤などの液体不透過性材料のコーティング、あるいはシリコー
ン、またはゴムや野菜やミネラルワックスなどその他の疎水性化合物のコーティ
ングで同様に処理するか、あるいは、例えばナノ粒子やプラズマコーティング技
法を使用して物理的に処理することができる。
【0035】 不織布層は、装着者側部分(16)および衣服側部分(17)の触れたときに
知覚できる柔らかさを向上させる薬剤で処理することもできる。このような薬剤
には、野菜オイル、動物オイル、または合成オイル、シリコーンオイルなどが含
まれるが、これらに限らない。このような薬剤が存在すると、装着者にべとべと
した触感を与えることなしに不織布層にすべすべしたフランネルのような感触を
付与することが知られている。また、アニオン表面活性剤、非アニオン表面活性
剤、カチオン表面活性剤、非カチオン表面活性剤を含む表面活性材料を添加して
柔らかさおよび表面の平滑さをさらに向上させることができる。
【0036】 さらに、不織布層にローションを含浸させ、所望の治療または保護コーティン
グローション効果を得ることができる。装着者側部分(16)および衣服側部分
(17)上のローションコーティングは、通常の接触および装着者の動きおよび
/または体温によって装着者の皮膚に移すことができる。一般に、ローション状
のミネラルオイルは鎮静保護コーティングを装着者の皮膚に与える際に効果的で
あると解されている。また、不織布層に固体オイル相のクリーム剤を浸透させる
ことや、不織布層に、例えばベビーオイルを含んでいる圧力又は熱又は水分破砕
カプセルの配列を含ませることができる。
【0037】 本発明の一実施の形態においてバッグ(11)は吸収性材料を含んでもよい。
吸収性材料は、液体を吸収し保持することができるあらゆる吸収性材料を含むこ
とができる。吸収性材料は、使い捨ておむつ、および一般にエアフェルトと呼ば
れる粉砕された木材パルプなど他の吸収性製品で一般に使用されている様々な液
体吸収材料を含むことができる。他の適切な吸収性材料の例には、クレープ紙綿
、コフォームを含むメルトブローンポリマー、化学的に軟化されるか、修正され
るか、あるいか架橋されたセルロース系繊維、ティッシュラップおよびティッシ
ュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポ
リマー、吸収性ゲル化材料、あるいは他の既知の吸収性材料または各材料の組合
せが含まれる。
【0038】 吸収性材料は、任意の適切な方法でバッグ(11)内に位置決めすることがで
きる。例えば、吸収性材料は、バッグ内に粗に配設するか、あるいはバッグ(1
1)の内面(15)にしっかりと固定することができる。吸収性材料をバッグの
内面(15)にしっかりと固定するには、吸収性材料を不織布基板およびフィル
ム基板にしっかりと固定するあらゆる既知の技法を使用することができる。吸収
性材料は、任意の所望の形状または構成(例えば、矩形、楕円形、円形など)を
有するように配置することもできる。
【0039】 図1に示すように、バッグ(11)は孔(21)を備え、便材料はバックキャ
ビティ内に収容される前に体からこの孔によって受け止められる。
【0040】 孔(21)は、フランジ(12)に囲まれており、円形、楕円形、ハート形な
どあらゆる形状およびサイズに形成することができ、対称形でも非対称形でもよ
く、好ましくは、長手方向または横断方向あるいは両方の方向に楕円構成を有し
、例えば、孔の輪郭は、それぞれの主軸が互いに実質的に垂直な2つの楕円から
なる形状である。
【0041】 フランジ(12)は、永久的な取付けまたは取外し可能な取付けを行うことの
できる、当業者に知られている任意の手段によってバッグ(11)に取り付けら
れる。しかし、好ましくは、フランジは接着剤によってバッグに取り付けること
ができる。通常、バッグは、進入する便物質を妨害しないようにフランジの外周
の近傍でフランジに取り付けられる。
【0042】 フランジは、装置が使用される装着者群に応じて任意のサイズに形成すること
ができる。同様に、フランジは、任意の形状に形成することができ、好ましくは
複数のローブ(13)/(14)を備える対称的な形状を有することが好ましい
【0043】 フランジは、衣服側部分(22)および装着者側部分(23)を備える。好ま
しい実施形態では、これらは2つの大きな実質的に平坦な表面であるが、フラン
ジ(12)は、装着者の肛門周囲領域および/または尾骨筋領域にフィットする
ように設計された、突起、すなわち前部突起(28)および/または背部突起(
29)を備えることもできる。
【0044】 フランジ(12)は、肛門周囲領域に容易に配置できるように柔らかく可撓性
で展性の材料で作るべきである。典型的な材料には、不織布材料、織布材料、連
続気泡熱可塑性フォーム、独立気泡熱可塑性フォーム、連続気泡フォームと伸縮
不織布の複合体、およびフィルムが含まれる。ポリエチレンの独立気泡フォーム
が有効であることが判明しているが、より好ましくは連続気泡フォームが使用さ
れる。好ましくは、このようなフォームは、厚さが0.1mmないし5mmの概
略的な範囲内であり、密度が5g/mないし250g/mであり、より好ま
しくは50g/mである。他の熱可塑性フォーム材料、またはこのようなフォ
ームの前述の特性(すなわち、柔らかさ、たわみ性、伸長性、および収縮性)を
有する他の適切なプラスチックシート材料を使用することもできる。好ましくは
、フランジ(12)の衣服側部分(22)の材料は、孔(21)を画定するフラ
ンジ(12)の表面縁が使用中に意図せずに付着することを防止する材料のスカ
ートまたはフラップを形成するように画定された孔領域内に延びることができる
【0045】 本発明によれば、便管理装置(10)は、装置を装着者にしっかりと固定する
手段をさらに備える。このような手段は、ストラップを備え、より好ましくは、
フランジ(12)の装着者側部分(23)に塗布された体に適合する感圧接着剤
(20)を備える。
【0046】 接着剤(20)は好ましくは、シリコーン紙など、接着剤(20)を保護する
解放手段(図示せず)で覆われる。接着剤(20)は、フランジ(12)の装着
者側部分(23)全体を覆うことができ、あるいはより好ましくは、少なくとも
1つ、好ましくは2つないし6つの非接着部分を有する。これらの部分は、接着
剤を含まなくてよく、あるいは不活性化されるかあるいは被覆された接着剤を含
むことができる。図1を見ると明白なように、好ましい一実施形態では、非接着
性であり、それによって装置の配置および取外しを容易にし、同時に接着剤との
接触を回避することができるローブ(13)/(14)をフランジ(12)の各
側に形成するために、接着剤はフランジ(12)の装着者側部分(23)全体に
は塗布されない。しかし、これらのローブ(13)/(14)も好ましくは解放
手段で覆われる。装着者の皮膚に便管理手段(10)を取り付ける前に、解放手
段が存在する場合にはそれが取り外される。
【0047】 本発明によれば、ハイドロコロイド接着剤やハイドロゲル接着剤など、医学的
に承認された任意の耐水感圧接着剤を使用して装着者の肛門周囲領域に装置を取
り付けることができる。装着者の皮膚の鋭敏な肛門周囲領域にフランジをしっか
りと固定するために所望の接着剤特性を付与し、同時に比較的痛みを伴わない取
付けおよび取外しを可能にするうえで特に有効な接着剤は、3次元マトリックス
を形成する可塑剤を用いて架橋ポリマーで形成される。
【0048】 接着剤(20)は、スロットコーティング、スパイラル、ビーズ塗布、または
印刷など従来技術で知られている任意の手段によってフランジ(12)の装着者
側部分(23)に塗布することができる。通常、接着剤(20)は、企図されて
いる最終用途に応じて20g/mないし2500g/m、より好ましくは5
00g/mないし2000g/m、最も好ましくは700g/mないし1
500g/mの坪量で塗布される。例えば、赤ん坊に使用される便管理装置(
10)の場合、接着剤(20)の量は、歩行可能な成人の失禁者向けに設計され
た便管理装置(10)よりも少なくてよい。 便管理装置と組み合わせて装着されるおむつの詳細な説明 本発明の便管理装置(10)は、衣服またはおむつ(50)、好ましくは使い
捨ておむつ(図2参照)と共に使用されたときに特に有用で有益であることが判
明している。便管理装置(10)は好ましくはまず、使い捨ておむつ(50)が
装着される前に装着者の肛門周囲領域に配置される。特に、おむつ(50)は、
便管理装置(10)の上に位置決めされ、従来型の方法で装着者の体の周辺にし
っかりと固定される。便管理システム(10)とおむつ(50)が組み合わされ
たシステムは、尿と便材料の分離に優れているだけでなく、特に、典型的な装着
者群に高齢者、幼児、および健康を損ねている装着者が含まれるので、場合によ
っては生じる可能性のある皮膚の炎症を実際に抑制することが判明している。
【0049】 実際、便管理装置(10)が存在すると、装着者の皮膚とおむつ(50)との
間に分離層、すなわち、おむつ(10)の吸収性コア(58)の一部を形成する
ことができる。おむつ(50)は従来型のもの(実施形態については後述する。
ただし、これはいかなる点でも制限的な例ではない)でも、あるいは本発明の教
示に従って便管理装置(10)を効果的にかつ快適に含むように構成することも
できる。
【0050】 ここで使用される場合、用語「使い捨ておむつ」は、体からの排泄物を吸収し
封じ込める部材(article)を言い、より詳細には、体から排出された様
々な排泄物を吸収し封じ込めるために装着者の体に接触するか、あるいは体の近
傍に配置され、1回使用した後で廃棄することが意図され(すなわち、洗濯する
か、あるいはその他の方法で復元または再使用することは意図されていない)、
かつ好ましくはリサイクルするか、コンポスト処理するか、あるいは環境に適合
する他の方法で処分することが意図されている部材を言う。ここの使用される場
合、用語「おむつ」は、両脚の間に引き込まれ装着者のウエストの周辺にしっか
りと固定される、一般に幼児または失禁者によって装着される衣服を言う。
【0051】 図3は、装着者上の弁管理装置(10)の上に配置される前の、本発明を実現
するおむつ(50)の部分切取り斜視図である。図3を見るとわかるように、好
ましいおむつ(50)は体部分(52)および再固定可能な機械的固定装置(5
4)を備える。好ましい体部分(52)は液体透過性トップシート(56)、お
よび吸収性コア(58)、液体不透過性バックシート(60)、および弾性収縮
可能なレッグカフ(62)を備え、各レッグカフ(62)は好ましくは、サイド
フラップ(64)および1つまたは複数の弾性部材(66)を備える。図を簡単
にするために、サイドフラップ(64)には1つの弾性部材(66)のみが示さ
れている。トップシート(56)、吸収性コア(58)、バックシート(60)
、サイドフラップ(64)、および弾性部材(66)は様々な公知の構成に組み
立てることができる。好ましい使い捨ておむつ構成が米国特許第3,860,0
03号に図示され概略的に記述されており、より好ましい使い捨ておむつ構成が
PCT第WO93/16669号に記述されている。この好ましいおむつ構成で
は、バックシート(60)がトップシート(56)に接合され、吸収性コア(5
8)がトップシート(56)とバックシート(60)との間に位置決めされ、サ
イドフラップ(64)が吸収性コア(58)の各側縁から外側にこの側縁に沿っ
て延び、各サイドフラップ(64)に弾性部材(66)が動作可能に結合される
【0052】 図3は、トップシート(56)とバックシート(60)が共に延びており、吸
収性コア(58)よりも概ね大きな長さ寸法および幅寸法を有する体部分(52
)を示す。トップシート(56)はバックシート(60)に重ね合せられ、それ
によって体部分(52)の周辺(68)が形成されている。
【0053】 体部分(52)は内面(74)および外面(76)を有する。バックシート(
60)は、使用時に、通常体部分(52)の外面(76)を形成する。内面(7
4)は、外面(76)と反対側にあるおむつ(50)の面であり、図の実施形態
では通常、トップシート(56)によって形成される。一般に、おむつ(50)
の内面(74)は、外面(76)と共に延び、おむつが装着されたときに大部分
が装着者と接触する表面である。
【0054】 体部分(52)の吸収性コア(58)は、全体的に圧縮可能で快適であり、装
着者の皮膚を刺激せず、尿や体からの他の排泄物などの液体を吸収し保持するこ
とのできる任意の吸収性手段でよい。吸収性コア(58)は、様々なサイズおよ
び形状(例えば、矩形、砂時計形、「T」字形、非対称形など)に製造すること
ができ、かつ使い捨ておむつおよび一般にエアフェルトと呼ばれている粉砕され
た木材パルプなど他の吸収性部材(article)で一般に使用されている様
々な液体吸収性材料で製造することができる。他の適切な吸収性材料の例には、
クレープ紙綿、コフォームを含むメルトブローンポリマー、化学的に軟化される
か、修正されるか、あるいか架橋されたセルロース系繊維、ティッシュラップお
よびティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ
、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、あるいは他の既知の吸収性材料または
各材料の組合せが含まれる。吸収性コア(58)の構成および構造を変更するこ
ともできる(例えば、吸収性コア(58)は可変厚さゾーン、親水性勾配、超吸
収性勾配、または低平均密度および低平均坪量獲得ゾーンを有することも、ある
いは1つまたはそれ以上の層または構造を備えることもできる)。さらに、吸収
性コア(58)のサイズおよび吸収容量は、幼児から成人までの範囲の装着者に
適応するように変更することができる。
【0055】 バックシート(60)は、液体複数の透過性(例えば、尿)であり、薄いプラ
スチックフィルム、好ましくは熱可塑性フィルムで製造することが好ましい。た
だし、他の可撓性液体不透過性材料を使用することもできる。ここで使用される
場合、用語「可撓性」は、たわみ性を有し人体の全体的な形状および輪郭に容易
に適合する材料を言う。バックシート(60)は、吸収性コア(58)に吸収さ
れ封じ込められている排泄物が、下着や寝具などおむつ(50)と接触するもの
を汚すのを防止する。したがって、バックシート(60)はポリエチレンまたは
ポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどの高分子フィルム、あるいはフィルムを
コーティングされた不織布材料などの複合材料を含むことができる。例示的なフ
ィルムは、米国インディアナ州テール・オート(Terre Haute)のT
redegar Industries,Inc.またはドイツ・ミュンヘンの
Rotbuchenstrasse 1,D−8000のBP−Chemica
l Plas Tecによって製造されている。
【0056】 バックシート(60)は好ましくは、より衣服状の外観を与えるように織られ
る。さらに、バックシート(60)は、例えば、微孔を設けることによって、吸
収性コア(58)から蒸気が逃がし、それにもかかわらず、排泄物がバックシー
ト(60)を通過するのを防止することもできる。バックシート(60)のサイ
ズは、吸収性コア(58)のサイズおよび選択される厳密なおむつ設計によって
決定される。
【0057】 おむつのトップシート(56)はたわみ性を有し、装着者の皮膚に柔らかな感
触を与え、皮膚を刺激することはない。さらに、トップシート(56)は液体透
過性であり、それによって液体(例えば、尿)はトップシート(56)の厚さを
容易に貫通することができる。適切なトップシート(56)は多孔性フォーム、
フォーム、有孔フィルム、または天然繊維(例えば、木材繊維や綿繊維)の織布
ウェブまたは不織布ウェブなどの広範囲の材料、あるいは天然繊維と合成繊維の
組合せで製造することができる。好ましくは、トップシート(56)は、吸収性
コア(58)に保持されている液体から装着者の皮膚を分離する材料で作られる
【0058】 トップシート(56)を製造するために使用できるいくつかの製造技法がある
。例えば、トップシート(56)は繊維の不織布ウェブでよい。例示的なトップ
シート(56)は、繊維分野の当業者に良く知られている手段によって紋紙編み
され熱結合される。適切なトップシート(56)は例えば、米国マサチューセッ
ツ州ウォールポール(Walpole)のInternational Pap
er Companyの一部門であるVeratec Inc.によって製造さ
れている。失禁に特に好ましいトップシート(56)は、成形熱可塑性フィルム
を備える。
【0059】 アプリケータの詳細な説明 本発明をより詳しくかつ明確に説明できるように、以下のパラグラフではまず
、ここで使用されるいくつかの用語を定義する。
【0060】 便管理装置(10)に関して長手方向軸は以下のように理解すべきである。意
図される装着位置の肛門溝によって実質的に画定される方向が長手方向を画定す
るものとする。長手方向軸は、孔(21)の中心を横切る長手方向の軸である。
意図された装着位置の表示として最も好ましいものは、装着者の肛門周囲領域ま
たは尾骨筋領域にフィットするように設計された1つまたは2つの突起(28)
および/または(29)の存在であり、意図された装着位置の表示としてその次
に好ましいものは、製品を配置する際に肛門溝に平行に配置することが意図され
ている使用前のフランジ(12)の折り目である。
【0061】 横断方向軸は、孔(21)の中心を横切る、長手方向軸に垂直な軸である。バ
ッグ(11)は通常、横断方向軸に対して非対称的である。
【0062】 長手方向は、アプリケータ(40)に使用される際、アプリケータ(40)が
便管理装置(10)を配置するために使用されるときに装置(10)の長手方向
に実質的な平行な方向を示すものとする。
【0063】 衣服側部分(17)は、便管理装置(10)が装着されたときに全体的に装着
者から離れる方向に向けられ、衣服が装着された場合には衣服の方へ向けられる
、バッグ(11)の部分である。衣服側部分(17)は、孔(21)を備えてい
ない。衣服側部分(17)のサイズおよび形状、特に長さおよび幅は周辺リム(
18)によって画定される。リム(18)またはシールによって構成される材料
の部分は、衣服側部分(17)の一部を形成しない。
【0064】 装着者側部分(16)は、孔(21)を備え、便管理装置(10)が装着され
たときに全体的に装着者の方へ向けられる、バッグ(11)の部分である。装着
者側部分(16)のサイズおよび形状はバッグ周辺リム(18)によって画定さ
れる。リム(18)またはシールによって構成される材料の部分は、装着者側部
分(16)の一部を形成しない。
【0065】 中心は、物体またはその一部が一様な密度を有する場合に、質量の中心に一致
する、この物体またはその一部の点を記述するために使用される。
【0066】 したがって、孔(21)の場合、中心は、孔(21)の輪郭内の領域が一様な
厚さおよび密度の材料で満たされているとみなされ、すなわち、フランジ(12
)が湾曲していないときに決定される。
【0067】 「湾曲していない」はフランジ(12)に関して使用される。フランジ(12
)は通常、装着者の肛門周囲領域上に配置されるときに長手方向軸に沿って湾曲
される。湾曲していない状態では、フランジ(12)は通常、最も平坦である。
「平坦」は、1つの第一の長さが、他の2つの特徴的な長さのどちらの2分の1
よりも短い、3つの特徴的な長さによって特徴付けされる直平行六面体にフラン
ジ(12)などの三次元物体が完全に含まれるとみなすことができる場合に、こ
の物体を記述する際に使用される。物体の形状が可撓性であり、したがって、物
体がその特性に実質的な影響を与えることも、あるいは損傷することもなしにい
くつかの形状をとることができる場合、この物体がこれらの形状のうちの1つで
平坦である場合にこの物体は平坦であると言う。このような可撓性の物体は、上
記の第一の特徴的な長さが最小であるときに最も平坦な形状になる。
【0068】 本発明は、装着者の肛門周囲領域に弁管理装置(10)を配置するために使用
されるアプリケータ(40)に関する。好ましいアプリケータ(40)を図4な
いし図6に示す。
【0069】 好ましくは、便管理装置(10)は、アプリケータ(40)と組み合わせて使
用されるべきであり、装着者の肛門周囲領域の皮膚に接着され取り付けられるフ
ランジ(12)上に感圧接着剤(20)を備える。したがって、装置(10)を
しっかりと取り付けるには、装置および装着者に圧力を加え接着を確実にする必
要がある。例えば何も装着していない手および指によってこれを行うことができ
るが、アプリケータを使用すると、介護者または装着者がより大きな圧力を加え
ることができ、圧力が正しい領域に加えられるように制御するうえで助けになる
ことが判明している。
【0070】 また、アプリケータ(40)を使用すると、好ましくは、装置(10)を配置す
る前に折畳み構成にされるバッグ(11)を、装着中にその折畳み構成のままに
しておくうえでも大いに助けになる。アプリケータ(40)は、装置(10)を衛
生的かつ機械的に保護することも判明している。さらに、アプリケータ(40)は
、経済的で見た目がよく、かつ装置を保護する包装を便管理装置(10)に施す
うえで助けになることが判明している。
【0071】 したがって、本発明によるアプリケータ(40)は、少なくとも2つの圧力点か
らの圧力を好ましくは便管理装置(10)のフランジ(12)上に加えるように
構成される。このような構成は、装着者に苦痛を与えず、かつ便管理装置(10
)の配置を特に困難で時間のかかるものにすることなしに、装置(10)をしっ
かりと取り付けるうえで有益であることが判明している。
【0072】 好ましい実施形態では、図4を見ると容易にわかるように、アプリケータ(4
0)は2つの点に圧力を加える。好ましくは、この2つの圧力点(42)は、装
着者の肛門周囲領域および尾骨筋領域上に圧力を加えるように選択された位置お
よび距離を有するが、より好ましくは、装着者の括約筋および肛門上には圧力を
加えないように選択された位置および距離を有することが好ましい。したがって
、この位置は主として、意図された装着者群と、アプリケータ(40)と組み合
わせて使用される便管理装置(10)とに依存する。好ましい便管理装置(10
)は、装着者の肛門周囲領域および/または尾骨筋領域にフィットするように設
計された1つまたはそれ以上の突起、すなわち、前部突起(28)および/また
は背部突起(29)を備える。これらの突起は、フランジ(12)と装着者の体
との間を良好に密閉するうえで助けになり、したがって、排便プロセスで便物質
を完全に収集できるようにし、装置(10)によって収集された便材料の漏れを
防止する。このような突起(28)および/または(29)が存在する場合、装
置(10)のアプリケータ(40)は好ましくは、フランジ(12)の衣服側部
分(17)上の対応する領域を収縮させることによってこれらの突起(28)お
よび/または(29)に圧力を加える圧力点(42)を備える。
【0073】 他の好ましい実施形態は、2つよりも多くの圧力点(42)を有することがで
きる。例えば、突起(28)および/または(29)と選択されたその他の点、
例えば装着者の肛門溝上の2つの追加の点に(フランジ(12)の衣服側部分上
の対応する領域との接触によって)(17)圧力を加え、装着者に対するフラン
ジ(12)のシールおよびフィットをさらに向上させると有益である。
【0074】 他の好ましい実施形態では、1つの圧力点(42)、例えば図6に示す中央突
起は、肛門内に圧力を加えるように位置決めされるものであり、以下では中央圧
力点(24)と呼ばれる。好ましくは、このような中央圧力点(42)は、便管
理装置(10)を配置する前および/または間に装置(10)の孔(21)と位
置合わせされる。この中央圧力点(42)は通常、装着者の皮膚に接着剤(20
)を押し付ける助けにはならないが、装着者または介護者が孔(21)を肛門に
位置合わせするうえで助けになる。このような中央圧力点(42)が存在すると
、装置を配置する人が、中央圧力点(42)と装着者の体との接触を維持するこ
とによって装着者の体の輪郭に従いかつそれを感じることができるので、装置を
正しく配置するうえで特に有用であることが判明している。中央圧力点(42)
を装着者の肛門に位置合わせすると、孔(21)を確実に装着者の肛門に位置合
わすることができ、このことは、便管理装置(10)を正しく機能させるうえで
極めて重要である。
【0075】 前述のような中央圧力点(42)が存在しない場合、装置(10)が配置され
たときに、装着者の肛門に最も近い2つの圧力点(42)が互いに少なくとも1
cm、好ましくは3cm、より好ましくは少なくとも5cmだけ分離されるよう
にようにように位置決めすることが好ましい。赤ん坊用の便管理装置(10)向
けのアプリケータ(40)上に2つの圧力点(42)のみが存在する場合、これ
らの圧力点の間の距離は、好ましくは1cmないし15cm、より好ましくは3
cmないし12cm、より好ましくは5cmないし10cmである。1つの中心
圧力点(42)が存在する場合、この点は好ましくは、装置(10)が配置され
たときに装着者の肛門に最も近い2つの圧力点(42)の中央に位置決めされる
。この中央圧力点(42)は近傍の2つの圧力点(42)に対して対称的である
必要はない。というのは、好ましい実施形態では、装置(10)自体が横断方向
軸に対して対称的ではないからである。孔(21)の中央からバッグ(11)の
前端までの長手方向測定距離は好ましくは、孔(21)の中央からバッグ(11
)の後端までの長手方向測定距離より短い。
【0076】 本発明によれば、アプリケータ(40)の圧力点(42)は、(狭い数学的な
意味で点とは異なり)通常無視できないサイズを有する面積として理解すべきで
ある。この面積は、便管理装置(10)が破損するか、あるいは装着者苦痛が与
えられるほど小さくはないことが好ましい。圧力点(42)の面積は一方では、
意図された装着者の体型に関して大きすぎず、したがって、アプリケータ(40
)が装着者の肛門周囲領域にのみ圧力をかけ、好ましくは装着者の臀部の間で使
用できる面積であることが好ましい。好ましくは、各圧力点(42)の表面積は
それぞれ、0.01mmないし500mm、より好ましくは0.1mm
いし50mmであるが、この面積は主として、アプリケータ(40)とアプリ
ケータ(40)と組み合わせて使用される便管理装置(10)の特定の実施形態
に依存する。
【0077】 アプリケータ(40)は通常、装着者であるか介護者であるかにかかわらず、
人によって使用され、通常その人によって手を使用して操作される。したがって
、介護者または装着者がアプリケータを保持し使用して圧力を加えるために、ア
プリケーションは通常、ハンドリング部(44)を備える。このハンドリング部
(44)は、図4に示すように材料の別々の部片を備えることができ、あるいは
図5および図6に示すようにアプリケータ(40)の一体部分でもよい。また、
広げられたアプリケータ(40)の別々の部分は、図5に示すように、これらの
別々の部分が材料の別々の部片を構成することなしに、折り畳まれたアプリケー
タ(40)のハンドリング部(44)の一部を形成することができる。
【0078】 アプリケータ(40)は様々なラベル、例えばカラーラベルをさらに備えるこ
とができる。アプリケータの一部を便管理装置(10)の特定の部分と位置合わ
せすべきであることを、このような1つのラベルを使用して示すことができる。
例えば、カラーラベルは、アプリケータ(40)のどの部分を孔(21)の中央
と位置合わせすべきであるかを示すことができる。このようなカラーラベルは好
ましくは、バッグ(11)で覆われたとき、特にバッグ(11)の1つの材料層
によってのみ覆われたときにも依然として見えるべきである。したがって、この
カラーラベルは通常、アプリケータ(40)が便管理装置(10)と組み合わさ
れたときに孔(21)を通して見ることができ、アプリケータ(40)を使用し
て装置(10)を装着者の肛門と位置合わせするにはどうすべきかを示す。
【0079】 同様に、便管理装置(10)と組み合わされたアプリケータ(40)を例えば
装着者の肛門周囲領域および尾骨筋領域に対して配置する場合に向きをどのよう
にすればよいかを、アプリケータ(40)上のカラーラベルを使用して示すこと
もできる。さらに、アプリケータ(40)を使用して使用上の指示およびその他
の指示を示すことができる。
【0080】 本発明によるアプリケータ(40)は様々な形状に作ることができ、様々な材
料で作ることができる。アプリケータ(40)は、1つの単体材料片で作ること
ができ、あるいはいくつかの材料片を備えることができる。
【0081】 便管理装置(10)用のアプリケータ(40)は任意の適切な材料で作ること
ができる。この材料は、必要な力をアプリケータ(40)のハンドリング部(4
4)から圧力点(42)に伝達できるようにすべきである。好ましくは、この材
料は廉価で大量生産プロセスに適している。好ましくは、この材料は、特に水洗
トイレで処分しても環境に影響を与えない。
【0082】 好ましい材料は木材、金属、プラスチック、およびボール紙である。ボール紙
は、アプリケータ(40)の衛生的な取扱いを向上させ、ごみがアプリケータ(
40)に容易に付着するか、あるいはその他の原因でアプリケータ(40)を汚
すのを防止するために、コーティング、例えばワックスコーティングを備えるこ
とができる。好ましくは、ボール紙は、厚さが0.01mmないし5mm、より
好ましくは0.1mmないし1mm、最も好ましくは0.3mmないし0.7m
mである。
【0083】 好ましい材料には、通常プラスチック、ポリマー、または平滑な表面を有する
水洗可能なボール紙で形成されるタンポンアプリケータに使用される材料も含ま
れる。したがって、やはりタンポンアプリケータに使用される紙や木材パルプな
どの材料も本発明の範囲内である。より好ましい材料は、商業的に有効であり、
審美的に受け入れられ、容易に分解する、水溶性の使い捨てタンポンアプリケー
タ(40)、およびそれを製造する方法が開示されているヨーロッパ特許第61
3672A1号に開示されている。(天然ろうおよび合成ろうを含む)ろう、野
菜オイル、および食品用シェラックから成る群から選択された水溶性高分子材料
を含むコーティングを有する水溶性ポリマーなど、ヨーロッパ特許第61367
2A1号に開示された材料を本出願に使用することもできる。好ましい水溶性ポ
リマーにはポリビニルアルコールおよび熱可塑性スターチがある。
【0084】 本発明によれば、アプリケータ(40)は、ここで説明するように利益を与え
る圧力点(42)を有する多数の構成にすることができる。図4に示すアプリケ
ータ(40)の第一の好ましい実施形態は、ハンドリング部(44)および2つ
のペグを備える。好ましくは、この実施形態はプラスチック材料で作られる。こ
のアプリケータは長手方向軸に対して対称的である。ハンドリング部(44)は
ペグの方へ開放しており、したがってキャビティを形成する。ハンドリング部(
44)から離れる方向を向いたペグの端は、圧力点(42)を備える。ペグは、
ベース片を備え、このベース片に接触するハンドリング部(44)に接着剤によ
って可撓性に接合される。アプリケータ(40)のこの第一の実施形態は、便管
理装置(10)に使用するための寸法にされたときに、以下の長さおよび幅を有
する。ペグは、長さが4cmであり幅が8mmである。ハンドリング部(44)
で直線に沿って測定されるペグ同士の間の距離は9cmである。ペグは可撓性で
あり、したがって、圧力点(42)同士の間の距離を長くすることができ、かつ
ペグは互いに向かって力を加えることができる。アプリケータ(40)を便管理
装置(10)と組み合わせるときに、この力を使用してアプリケータ(40)と装
置(10)を保持することができる。その場合、バッグ(11)の一部がハンド
リング部(44)のキャビティ内に伸長するので、キャビティはバッグ(11)
を折畳み構成に維持するうえで助けになる。
【0085】 アプリケータ(40)の第二の好ましい実施形態は、図5に示されており、好ま
しくはボール紙で作られる。このアプリケータは3つの圧力点(42)を備える
。アプリケータ(40)は、ゴムバンドを所定の位置に保持するために2つのノ
ッチも備える。アプリケータ(40)のこの実施形態を赤ん坊用の便管理装置(
10)に使用するための寸法にすると、2つのノッチ間の長手方向測定長が12
.5mmになり、この長さに垂直な最長測定幅が10.3mmになり、使用され
るボール紙の厚さが0.5mmになる。
【0086】 アプリケータ(40)の第三の好ましい実施形態は、図6に示されており、や
はり好ましくはボール紙で作られる。このアプリケータは2つの圧力点(42)
を備える。アプリケータ(40)は、中央オリフィスを備え、バッグ11の一部
を囲むハンドリング部(44)を形成するように折り畳まれる。このアプリケー
タはその長手方向軸に対して対称的である。アプリケータ(40)のこの実施形
態を赤ん坊用の便管理装置(10)に使用するための寸法にすると、長手方向軸
に沿った測定長が8.5mmになり、この軸に垂直な最長測定幅が13mmにな
る。使用されるボール紙の厚さは0.5mmである。この実施形態は横断方向軸
に対して対称的ではないが、横断方向軸および長手方向軸に対して対称的なオリ
フィスを備えるボール紙実施形態も好ましい実施形態である。
【0087】 好ましい実施形態では、便管理装置(10)が使用前に特定の構成にされる。
この構成では、フランジ(12)が、装着者の臀部の間により容易に配置できる
うように長手方向軸に沿って折り畳まれる。さらに、好ましくはバッグ(11)
が折り畳まれ、このことは多数の利点を与える。例えば、バッグ(11)を折り
畳むことによって、より小さな形態の装置(10)が得られ、したがって、輸送
材料および包装材料のコストが削減される。さらに、バッグ(11)を折り畳ん
だ場合、装置(10)の取扱いがより好都合になる。というのは、例えば、折り
畳まない場合にはバッグ(11)が配置ローブ(13)またはアプリケータ(4
0)のハンドリング部(44)を覆う可能性があるからである。バッグ(11)
を折り畳まないと、バッグ(11)が装着者の体の一部を覆う可能性もあり、し
たがって、装置(10)を配置する人は、状況を十分に眺めながら配置を制御す
ることができなくなる。
【0088】 バッグ(11)の多数の折畳みパターンが本発明の範囲内である。この折畳み
によって、前述の利益を与えるほど小さなサイズのバッグ(11)が得られるべ
きであり、バッグが破損してはならず、かつ配置後にバッグを簡単に広げられる
ようになるべきである。
【0089】 例えば、バッグ(11)は、以下のように折り畳むことができる。第一のステ
ップとして、リム(18)の径方向に対向する部分が衣服側部分の上に位置し、
好ましくは長さ約5mmにわたって重なり合うように、バッグ(11)を横断方
向線に沿って折り畳む。第二のステップとして、リム(18)の径方向に対向す
る部分が衣服側部分の上に位置し、好ましくは長さ約5mmにわたって重なり合
うように、部分的に重なり合ったバッグ(11)を長手方向線に沿って折り畳む
。第三のステップとして、装着者側部分(16)の径方向に対向する部分が互い
に接触するように、部分的に折り畳まれたバッグ(11)を長手方向軸に沿って
折り畳む。あるいは、バッグ(11)がまず、2本の長手方向線に沿って折り畳
まれるように、第一および第二のステップとしての前述のステップを逆の順序で
行うことができる。
【0090】 最も好ましくは、アプリケータ(40)と便管理装置(10)は、使用前に組
み合わされて特定の構成される。これにより、別々の要素(アプリケータ(40
)および装置(10))を手元に有し、アプリケータを便管理装置(10)の適
切な領域上に位置決めして取り付ける必要がなくなるので、2、3のハンドリン
グステップのみを用いて便管理装置(10)を容易に取り付けることができる。
【0091】 アプリケータ(40)は、アプリケータ(40)と便管理装置(10)を共に
保持する手段を備えることができる。この手段は通常、やはりアプリケータ(4
0)が装置(10)に対して正しく位置決めされるようにし、バッグが折り畳ま
れる場合にバッグの折畳み構成を維持するうえで助けになる。このような手段は
好ましくは、任意のストリングまたはバンドの形に構成され、このストリングま
たはバンドは、ゴムバンドなどの閉ループの形に構成することができる。このよ
うな手段は、プラスチックや金属など任意の適切な材料で作られたクランプまた
はクリップの形に構成することもできる。
【0092】 図7および図8は、アプリケータ(40)と、図6に示されており、2つの圧
力点(42)および中央オリフィスを備えるアプリケータ(40)を備える便管
理装置(10)との好ましい1つの組合せを記述している。最も好ましくは、バ
ッグ(11)は、上で説明し図8に示すように折り畳まれる。アプリケータ(4
0)は、その中央オリフィスおよび好ましくはハンドリング部(44)がバッグ
(11)の一部、好ましくは、装着者側部分(16)の、フランジ(12)に近
い部分を囲むように位置決めされる。バッグ(11)が首部または導管を供えて
いる場合、アプリケータ(40)のオリフィスはこれらの部分を囲むように位置
決めされる。2つの圧力部(42)の位置決めについては、装着者側部分(16
)の関連する領域が装着者の肛門周囲領域および尾骨筋領域と接触し、好ましい
実施形態では、これらの領域内に突起(28)および(29)が存在する。アプ
リケータ(40)の圧力点(42)は、図7を見るとわかるように装着者側部分
(16)の上記の領域に対向する衣服側部分(17)の領域と位置合わせされる
。この場合、アプリケータ(40)のハンドリング部(44)は、図8に示すよ
うに、便管理装置(10)の好ましい実施形態に存在する配置ローブ(13)に
隣接する。フランジ(12)およびアプリケータ(40)は長手方向軸に沿って
湾曲され、湾曲角は135度ないし180度、好ましくは160度ないし180
度である。アプリケータ(40)を折り畳むことによってバッグ(11)の折畳
み状態が維持される。ゴムバンドを使用してアプリケータ(40)およびフラン
ジ(12)の湾曲状態を確保することができる。折り畳まれたアプリケータ(4
0)は、便管理装置(10)を機械的かつ衛生的に保護する。
【0093】 アプリケータ(40)と便管理装置(10)のずっと好ましい他の組合せは、
図5に示すアプリケータ(40)を備える。最も好ましくは、バッグ(11)は
前述のように折り畳まれる。アプリケータ(40)は長手方向軸に沿ってバッグ
(11)の折り目の間に位置決めされる。したがって、バッグ(11)はアプリ
ケータ(40)の各側のハンドリング部(44)に隣接する部分を覆う。中央圧
力点(42)は、装置(10)の孔(21)の中央に位置合わせされるように位
置決めされる。アプリケータ(40)の他の2つの圧力点は、衣服側部分(17
)の上記の領域と位置合わせされ、装着者の尾骨筋領域および肛門周囲領域に圧
力を加えることを可能にする。図5に示すアプリケータ(40)のノッチを使用
してゴムバンドを所定の位置に保持することができる。このゴムバンドはフラン
ジ(12)の一部およびバッグ(11)の一部を覆う。したがって、ゴムバンド
は、アプリケータ(40)に対するバッグ(11)の位置決めを維持し、バッグ
(11)の折畳み構成を維持するうえで助けになる。
【0094】 人がアプリケータ(40)を使用することにより、アプリケータ(40)と組
み合わされて構成された便管理装置(10)を配置することは、以下のハンドリ
ングステップを含む。 a)便管理装置(10)およびアプリケータ(40)の包装を解く。 b)フランジ(12)上の配置ローブ(13)を使用し、かつ/またはアプリケ
ータ(40)のハンドリング部(44)を使用して、好ましくは配置ローブ(1
3)を備える装置(10)、およびアプリケータ(40)を保持する。 c)好ましくは、一方の手を使用して解放手段を取り外し、同時に他方の手を用
いて装置(10)およびアプリケータ(40)を保持することによって、フラン
ジ(12)上に設けられた接着剤から解放手段を取り外す。 d)一方の手を使用して、例えば赤ん坊の脚を保持し、同時に他方の手を用いて
装置(10)およびアプリケータ(40)を保持することによって、装着者の配
置体位置を支持する。 e)フランジ(12)上の配置ローブ(13)を使用し、かつ/またはアプリケ
ータ(40)のハンドリング部を使用することによって、装着者の肛門周囲領域
に装置(10)を配置する。 f)フランジ(12)上の接着剤(20)を装着者の体に付着させる。 g)アプリケータ(40)を使用して、一度にあるいは何らかの順序に従って、
装着者の肛門周囲領域、装着者の尾骨筋領域または接着剤(20)に接触する装
着者の他の領域、あるいはそれらの領域の組合せに向かって圧力を加える。 h)配置ローブ(13)の把持状態を解放する。 i)たとえば、実質的に装着者の肛門周囲領域から離れる方向に引っ張ることに
よって、アプリケータ(40)を、ハンドリング部(44)を使用して保持しな
がら装置(10)から分離する。 j)バッグ(11)を、装着者の臀部を覆うように広げる。
【0095】 使用される本発明の実施形態および配置条件に応じて、アプリケータ(40)
を使用して装置(10)を配置する際の他の多数のハンドリングステップを実施
することもでき、異なるハンドリングステップを実施することもでき、あるいは
前述のハンドリングステップのうちのあるステップを省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 便管理装置の好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】 本発明によって組み合わせて装着することができる、おむつと便管理装置の斜
視図である。
【図3】 本発明によって便管理装置と組み合わせて装着されるおむつの部分切取り斜視
図である。
【図4】 アプリケータの第一の好ましい実施形態の概略図である。
【図5】 アプリケータの第ニの好ましい実施形態の概略図である。
【図6】 広げられているアプリケータの第3の好ましい実施形態の概略図である。
【図7】 好ましい便管理装置と組み合わされた、図6で説明したアプリケータの好まし
い実施形態の概略図である。
【図8】 好ましい便管理装置のバッグが折り畳まれている、この装置と組み合わされた
、図6で説明したアプリケータの好ましい実施形態の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 エバンゲリスタ、オリンド イタリア国、アイ−66023 フランカビ ラ・アル・マーレ、ビア・フォロ、100 /エー (72)発明者 キネッリ、ファビオ イタリア国、アイ−40133 ボローニャ、 ビア・ドゥッキオ・ダ・ボニンセニャ、8 (72)発明者 サーネイ、エバ、スザンネ、ドミニク イタリア国、アイ−65123 ペスカーラ、 ビア・エム・カスターニャ、2 Fターム(参考) 3B029 BB03 BB05 BB06 BC03 BC06 BC07 BD12 BD21 CB12 4C098 AA09 CC23 CC24 CD10 CE02 CE06 CE11 CE14 CE19 DD06 DD23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便管理装置(10)を装着者上に配置するために使用され、
    ハンドリング部(42)を備えているアプリケータ(40)において、 前記アプリケータ(40)は少なくとも2つの圧力点(42)を備えているこ
    とを特徴としているアプリケータ(40)。
  2. 【請求項2】 前記アプリケータ(40)は3つの圧力点(42)を備えて
    いることを特徴としている請求項1に記載のアプリケータ(40)。
  3. 【請求項3】 前記アプリケータ(40)は1つの中央圧力点(42)を備
    えていることを特徴としている請求項1又は2に記載のアプリケータ(40)。
  4. 【請求項4】 前記圧力点(42)はそれぞれ、0.01mmないし50
    0mm、より好ましくは0.1mmないし50mmの表面積を有している
    ことを特徴としている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアプリケータ(
    40)。
  5. 【請求項5】 前記アプリケータ(40)はボール紙で作られていることを
    特徴としている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアプリケータ(40)
  6. 【請求項6】 前記アプリケータ(40)は長手方向軸に対して対称的であ
    ることを特徴としている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアプリケータ
    (40)。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のアプリケータ(40)を備えていることを
    特徴としている便管理装置(10)。
  8. 【請求項8】 前記便管理装置(10)はバッグ(11)を備え、前記バッ
    グ(11)は長手方向および横断方向軸を有しており、前記バッグ(11)は、
    折畳みバッグ構成を形成するように前記長手方向および/または横断方向軸の周
    りで折り畳まれることを特徴としている請求項7に記載の便管理装置(10)。
  9. 【請求項9】 前記アプリケータ(40)は、このアプリケータ(40)が
    前記折畳みバッグ構成を維持する手段を備えていることでさらに特徴づけられて
    いる請求項7に記載の便管理装置(10)。
  10. 【請求項10】 好ましくは2つの配置ローブ(13)を備えている便管理
    装置(10)を、請求項7に記載のアプリケータ(40)を使用して配置するた
    めの、介護者または装着者用の方法において、 第一の手を用いて、フランジ(12)上の配置ローブ(13)および/または
    アプリケータ(40)のハンドリング部(44)によって前記便管理装置(10
    )を保持するステップと、 前記第一の手を用いて前記便管理装置(10)および前記アプリケータ(40
    )を保持しながら、前記フランジ(12)上に設けられた接着剤(20)から解
    放手段を取り外すステップあって、好ましくは解放手段の取外しのために第二の
    手を用いるステップと、 第一の手を用いて前記便管理装置(10)および前記アプリケータ(40)を
    保持しながら、第二の手を使用して、配置のための装着者の体位置を支持するス
    テップと、 フランジ(12)上の配置ローブ(13)を使用し、かつ/または前記ハンド
    リング部(44)を使用することによって、装着者の肛門周囲領域に前記装置(
    10)を配置するステップと、 前記フランジ(12)上の前記接着剤(20)を装着者の体に取り付けるステ
    ップと、 前記アプリケータ(40)を使用して、一度にあるいは何らかの順序に従って
    、装着者の肛門周囲領域、装着者の尾骨筋領域または接着剤(20)に接触する
    装着者の他の領域、あるいはそれらの領域の組合せに向かって圧力を加えるステ
    ップと、 前記配置ローブ(13)の把持状態を解放するステップと、 前記ハンドリング部(44)を使用して前記アプリケータ(40)を保持しな
    がら、前記便管理装置(10)から前記アプリケータ(40)を分離するステッ
    プと、 前記バッグ(11)が装着者の臀部を覆うように、前記バッグ(11)を広げ
    るステップとを具備していることを特徴としている方法。
JP2000556712A 1998-06-26 1998-06-26 呼吸可能な皮膚取付け手段を有する便収集装置 Pending JP2002519103A (ja)

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